JP2012060585A - 局部発振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】PVTに依存しない安定した位相雑音特性を短時間で得ることができる局部発振器を提供する。
【解決手段】局部発振器は、デジタル制御発振器と、位相データ生成器と、減算器と、ループフィルタと、乗算器と、係数算出器と、を備える。前記デジタル制御発振器は、第1の発振器制御値により発振信号の発振周波数を制御可能である。前記発振周波数は、前記第1の発振器制御値と、前記第1の発振器制御値の単位値あたりの前記発振周波数の変化量と、の積に等しい。設定周波数データは、設定周波数を基準信号の基準周波数で除算して得られる。前記乗算器は、前記ループフィルタからの規格化制御値に第1の係数を乗算した前記第1の発振器制御値を出力する。前記係数算出器は、前記発振周波数が前記設定周波数に略等しくなった時の前記第1の発振器制御値を、前記設定周波数データで除算し、その除算結果を新たな前記第1の係数として前記乗算器に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、局部発振器に関する。
近年、無線通信装置等において、PLL(Phase Locked Loop)回路の制御信号をすべてデジタル化したADPLL(All Digital PLL)回路が局部発振器として用いられている。ADPLL回路は、アナログ回路をデジタル回路に置換しているため、省スペース化、省電力化が可能となる。
ADPLL回路は、デジタルループフィルタと、デジタル制御発振器DCO(Digitally-Controlled Oscillator)と、位相データ生成器PDG(Phase Data Generator)とを備える。デジタル制御発振器は、発振器制御値に応じた発振周波数の発振信号を出力する。位相データ生成器は、基準信号と発振信号との位相差を出力する。設定周波数データから位相差を減算した結果が、デジタルループフィルタでフィルタリングされる。フィルタリングされた信号に係数Koscが乗算されて、発振器制御値として設定される。
デジタル制御発振器はアナログ回路である。そのため、発振器制御値の単位値あたりの発振周波数の変化量は、PVT(プロセス、電源電圧および温度)に応じてばらついてしまう。発振器制御値の単位値あたりの発振周波数の変化量がばらつくと、既に設定された係数Koscは最適値ではなくなってしまう。これにより、局部発振器の安定状態(ロックアップ状態)における発振信号の位相雑音特性もPVTに応じてばらついてしまう。即ち、PVTに依存しない安定した位相雑音特性を得ることができない。
そこで、次のような技術が知られている。即ち、ある発振周波数でADPLL回路を安定状態として、デジタル制御発振器の発振器制御値を取得し、次に、他の発振周波数でADPLL回路を安定状態として、デジタル制御発振器の発振器制御値を取得する。これにより、2つの発振周波数の差と、2つの発振器制御値との差から、現状のPVTにおける正確な発振器制御値の単位値あたりの発振周波数の変化量が得られる。そして、得られた値に基づいて係数Koscを適切に調整することで、PVTに依存しない安定した位相雑音特性を得ることができる。
しかし、この技術はADPLL回路を2回ロックアップさせるため、係数Koscの調整に長時間を要していた。
特開2001−244810号公報
本発明の目的は、PVTに依存しない安定した位相雑音特性を短時間で得ることができる局部発振器を提供することにある。
実施形態によれば、デジタル制御発振器と、位相データ生成器と、減算器と、ループフィルタと、乗算器と、係数算出器と、を備える局部発振器が提供される。デジタル制御発振器は、デジタル値である第1の発振器制御値により発振信号の発振周波数を制御可能である。前記発振周波数は、前記第1の発振器制御値と、前記第1の発振器制御値の単位値あたりの前記発振周波数の変化量と、の積に等しい。位相データ生成器は、基準信号と前記発振信号との間の位相差をデジタル値の位相差データとして出力する。減算器は、設定周波数を前記基準信号の基準周波数で除算して得られた設定周波数データから前記位相差データを減算し、その減算結果として位相誤差データを出力する。ループフィルタは、前記位相誤差データをフィルタリングした規格化制御値を出力する。乗算器は、前記規格化制御値に第1の係数を乗算した前記第1の発振器制御値を、前記デジタル制御発振器に出力する。係数算出器は、前記発振周波数が前記設定周波数に略等しくなった時の前記第1の発振器制御値を、前記設定周波数データで除算し、その除算結果を新たな前記第1の係数として前記乗算器に設定する。
本発明の第1の実施形態に係る局部発振器のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る局部発振器の一部のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るデジタル制御発振器と局部発振器の動作を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流源及びスイッチの回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る局部発振器のブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る局部発振器の一部のブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る局部発振器の動作を説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係る局部発振器の一部のブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る局部発振器の一部のブロック図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。これらの実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る局部発振器のブロック図である。
図1に示すように、局部発振器(ADPLL)は、デジタル制御発振器11と、位相データ生成器12と、アキュムレータ13と、減算器14と、ループフィルタ15と、乗算器16と、係数算出器17と、を備える。デジタル制御発振器11以外の構成要素は、デジタル回路である。
デジタル制御発振器11は、デジタル値である第1の発振器制御値OTW(Oscillator Tuning Word:発振器調整ワード)により発振信号CKVの発振周波数Foscを離散的に制御可能である。この発振周波数Foscは、第1の発振器制御値OTWと、第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量と、の積に等しい。デジタル制御発振器11は、電流値により発振周波数Foscが制御される電流制御方式の発振器である。
位相データ生成器12は、基準信号REFと発振信号CKVとの間の位相差をデジタル値の位相差データとして出力する。位相データ生成器12は、基準信号REFの立ち上がり毎に、位相差データを累積して出力する。例えば、初期状態の発振周波数Foscが2440MHzであり、基準信号REFの基準周波数Frefが40MHzである場合、2440M/40M=61である。そこで、位相データ生成器12は、1/40M秒毎に、位相差データとして61,122,183を順番に出力する。
アキュムレータ13は、設定周波数データFCW(Frequency Command Word:周波数命令ワード)と、基準信号REFとが入力される。設定周波数データFCWは、設定周波数Fcを基準信号REFの基準周波数Frefで除算して得られる。アキュムレータ13は、基準信号REFの立ち上がり毎に、設定周波数データFCW(=Fc/Fref)を累積して出力する。例えば、設定周波数Fcが2400MHzである場合、アキュムレータ13は、1/40M秒毎に、設定周波数データFCWとして、60,120,180を順番に出力する。
減算器14は、アキュムレータ13の出力である設定周波数データFCWから、位相データ生成器12の出力である位相差データを減算し、その減算結果として位相誤差データφeを出力する。上述した例では、減算器14は、1/40M秒毎に、位相誤差データφeとして、−1,−2,−3を順番に出力する。
ループフィルタ15は、ローパスフィルタとして動作し、位相誤差データφeをフィルタリングした規格化制御値NTW(Normalized Tuning Word)を出力する。
乗算器16は、規格化制御値NTWに第1の係数Koscを乗算した第1の発振器制御値OTW(Oscillator Tuning Word:発振器調整ワード)を、デジタル制御発振器11に出力する。上述した例では、第1の係数Koscが最適値である場合、乗算器16は、規格化制御値NTWが−1の時、デジタル制御発振器11の発振周波数Foscを40MHz低くする第1の発振器制御値OTWを出力する。
係数算出器17は、発振周波数Foscが設定周波数Fcに略等しくなった後でトリガ信号TRIGが入力される。係数算出器17は、トリガ信号TRIGが入力されたタイミングで、発振周波数Foscが設定周波数Fcに略等しくなった時の第1の発振器制御値OTWを、設定周波数データFCWで除算し、その除算結果を新たな第1の係数Koscとして乗算器16に設定する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る局部発振器の一部のブロック図である。図2は、図1の局部発振器におけるデジタル制御発振器11と、乗算器16と、係数算出器17と、を詳細に示す。
図2に示すように、デジタル制御発振器11は、発振器110と、N−1個の電流源111−1〜111−(N−1)と、N−1個のスイッチ112−1〜112−(N−1)とを備える。電流源111−1は電流dIを流し、電流源111−2は電流dI×2を流し、電流源111−(N−1)は電流dI×2^(N−1)を流す。電流源111−1〜111−(N−1)の一端は電源に接続されている。各電流源111−1〜111−(N−1)の他端は、対応するスイッチを介して、発振器110の電流入力端子に接続されている。
スイッチ112−1〜112−(N−1)は、第1の発振器制御値OTW[N−1:0]に応じてオン又はオフに制御される。図2の例では、ある第1の発振器制御値OTW[N−1:0]において、スイッチ112−1〜112−(N−1)の少なくとも1つがオンになる。
係数算出器17は、フリップフロップ170と、除算器171と、セレクタ172とを備える。フリップフロップ170は、データ入力端子Dに入力された第1の発振器制御値OTW[N−1:0]を、クロック端子に入力されたトリガ信号TRIGの立ち上がりで取り込み、取り込んだ値をデータ出力端子Qから除算器171の一方の入力端子に出力する。
除算器171は、一方の入力端子に入力された第1の発振器制御値OTW[N−1:0]を、他方の入力端子に入力された設定周波数データFCWで除算し、その除算結果Kosc_calibratedを、セレクタ172の一方の入力端子「1」に出力する。
セレクタ172は、制御端子に入力されたトリガ信号TRIGがローレベルの場合、他方の入力端子「0」に入力された初期係数Kosc_initを、乗算器16に第1の係数Koscとして設定する。初期係数Kosc_initは、シミュレーション等により得られた所定値である。また、セレクタ172は、トリガ信号TRIGがハイレベルの場合、一方の入力端子「1」に入力された除算結果Kosc_calibratedを、乗算器16に第1の係数Koscとして設定する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るデジタル制御発振器と局部発振器の動作を説明する図である。
まず、デジタル制御発振器11の特性を説明する。図3(a)に示すように、デジタル制御発振器11の発振周波数Foscは、第1の発振器制御値OTWの増加に伴ってほぼ単調増加する。即ち、前述の様に、発振周波数Foscは、第1の発振器制御値OTWと、第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量と、の積に等しい。換言すると、発振周波数Foscと第1の発振器制御値OTWとの関係を表す線は、ほぼ直線になると共に座標軸の原点を通る。
次に、局部発振器の動作を説明する。図3(b)に示すように、局部発振器は時刻t0に動作開始する。この時、トリガ信号TRIGはローレベルであり、乗算器16には第1の係数Koscとして初期係数Kosc_initが設定されている。局部発振器は、発振周波数Foscが設定周波数Fcに近づくように、第1の発振器制御値OTWを調整する。これにより、時刻t1において、発振周波数Foscは設定周波数Fcに略等しくなる。ただし、この時の第1の係数Koscは初期係数Kosc_initであるため、この第1の係数Koscは最適ではない可能性が高い。第1の係数Koscは最適でなくとも、局部発振器はロックアップする。
次に、トリガ信号TRIGがハイレベルに立ち上がり、時刻t2において、この時の第1の発振器制御値OTWがフリップフロップ170により取り込まれる。取り込まれた第1の発振器制御値OTWは除算器171により設定周波数データFCWで除算される。その除算結果Kosc_calibratedは、乗算器16に第1の係数Koscとして新たに設定される。
このように、一度のロックアップで、現状のPVTにおける最適な第1の係数Koscが得られる。よって、現状のPVTにおける最適な位相雑音特性が得られる。
このようにして最適な第1の係数Koscが得られる原理について以下に説明する。
局部発振器がロックアップした状態では、次の式(1)が成り立つ。
発振周波数Fosc=設定周波数データFCW×基準周波数Fref (1)
また、次の式(2)も常に成り立つ。
発振周波数Fosc=OTW×「第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量」 (2)
式(1)と式(2)から、式(3)が成り立つ。
「第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量」=(FCW×Fref)/OTW (3)
ここで、最適な第1の係数Koscoptは、規格化制御値NTWが+1の時に発振周波数Foscを基準周波数Frefだけ高くする値である。よって、式(4)が成り立つ。
Fref=「第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量」×1×Koscopt (4)
式(4)から、式(5)が成り立つ。
Koscopt =Fref/「第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量」 (5)
以上の式(1)から式(5)により、式(6)が得られる。
Koscopt =(Fref×OTW)/(FCW×Fref)=OTW/FCW (6)
即ち、前述したように、第1の発振器制御値OTWを設定周波数データFCWで除算した結果として、最適な第1の係数Koscopt(=Kosc_calibrated)が得られる。
このように、本実施形態によれば、発振周波数Foscが設定周波数Fcに略等しくなった時の第1の発振器制御値OTWを設定周波数データFCWで除算し、その除算結果Kosc_calibratedを新たな第1の係数Koscとして設定するようにしたので、一回のロックアップで、現状のPVTにおける最適な第1の係数Koscが得られる。PVTが変化した場合には、再度ロックアップさせて、上記計算を行うことで、最適な第1の係数Koscが得られる。これにより、PVTに依存しない安定した位相雑音特性を短時間で得ることができる。
なお、図2に示した電流源111−1〜111−(N−1)及びスイッチ112−1〜112−(N−1)は、例えば、図4に示すように構成できる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る電流源及びスイッチの回路図である。図4(a)は、3つのPMOSトランジスタ41,42,43と電流源40とを用いた電流源及びスイッチである。この構成では、カレントミラーを構成するPMOSトランジスタ42に直列接続されたPMOSトランジスタ43をスイッチとして用いている。図4(b)は、2つのPMOSトランジスタ41,42と電流源40とを用いた電流源及びスイッチである。この構成では、カレントミラーを構成するPMOSトランジスタ42のゲートをスイッチで制御している。
(第2の実施形態)
本実施形態は、発振周波数を粗調整することで得られた発振器制御値に基づいて第1の係数を計算し、計算された第1の係数に基づいて発振周波数を微調整する点が、第1の実施形態と異なる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る局部発振器のブロック図である。
図5に示すように、第2の実施形態の局部発振器は、図1の第1の実施形態の局部発振器に加え、セレクタ20と、粗調整制御部21と、を備える。また、第1の実施形態のデジタル制御発振器11と係数算出器17の代わりに、デジタル制御発振器11aと係数算出器17aとを備える。その他の回路構成は、図1の第1の実施形態と同一であるため、同一の要素に同一の符号を付して説明を省略する。
局部発振器は、発振信号CKVの発振周波数Foscを、粗調整周波数に粗調整した後、設定周波数Fcに微調整するように構成されている。
デジタル制御発振器11aは、デジタル値である第1の発振器制御値OTWと第2の発振器制御値IPVTとにより発振信号CKVの発振周波数Foscを制御可能である。第2の発振器制御値IPVTの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量は、第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量の第2の係数A倍である。発振周波数Foscは、第1の発振器制御値OTWと、第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量と、の積と、第2の発振器制御値IPVTと、第2の発振器制御値IPVTの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量と、の積と、の和である。
粗調整制御部21は、基準信号REFと発振信号CKVとに基づいて、減算器14からの位相誤差データφeが小さくなるように、第2の発振器制御値IPVTを調整し、発振周波数Foscを粗調整周波数に粗調整する。
乗算器16は、微調整時に、規格化制御値NTWに第1の係数Koscを乗算した第1の発振器制御値OTWを、セレクタ20を介してデジタル制御発振器11aに出力する。
係数算出器17aは、微調整前に、発振周波数Foscが粗調整周波数に粗調整された時の第2の発振器制御値IPVTと第2の係数Aとの積を、設定周波数データFCWで除算し、その除算結果を第1の係数Koscとして乗算器16に設定する。
次に、図6を参照して、局部発振器の構成をより詳細に説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る局部発振器の一部のブロック図である。図6は、図5の局部発振器におけるデジタル制御発振器11aと、乗算器16と、係数算出器17aと、セレクタ20と、を詳細に示す。
図6に示すように、デジタル制御発振器11aは、発振器110と、微調整用のN−1個の電流源111−1〜111−(N−1)と、微調整用のN−1個のスイッチ112−1〜112−(N−1)と、粗調整用のM−1個の電流源113−1〜113−(M−1)と、粗調整用のM−1個のスイッチ114−1〜114−(M−1)と、を備える。
電流源111−1は電流dItrackを流し、電流源111−2は電流dItrack×2を流し、電流源111−(N−1)は電流dItrack×2^(N−1)を流す。電流源111−1〜111−(N−1)の一端は電源に接続されている。各電流源111−1〜111−(N−1)の他端は、対応するスイッチを介して、発振器110の電流入力端子に接続されている。
スイッチ112−1〜112−(N−1)は、第1の発振器制御値OTW[N−1:0]に応じてオン又はオフに制御される。図6の例では、ある第1の発振器制御値OTW[N−1:0]において、スイッチ112−1〜112−(N−1)の少なくとも1つがオンになる。
電流源113−1は電流dIpvtを流し、電流源113−2は電流dIpvt×2を流し、電流源113−(M−1)は電流dIpvt×2^(M−1)を流す。電流源113−1〜113−(M−1)の一端は電源に接続されている。各電流源113−1〜113−(M−1)の他端は、対応するスイッチを介して、発振器110の電流入力端子に接続されている。
スイッチ114−1〜114−(M−1)は、第2の発振器制御値IPVT[M−1:0]に応じてオン又はオフに制御される。図6の例では、ある第2の発振器制御値IPVT[M−1:0]において、スイッチ114−1〜114−(M−1)の少なくとも1つがオンになる。
電流dIpvtは、電流dItrackの第2の係数A倍である。即ち、前述のように、第2の発振器制御値IPVTの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量は、第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量の第2の係数A倍である。
係数算出器17aは、乗算器173と、フリップフロップ170aと、除算器171aと、を備える。
乗算器173は、第2の発振器制御値IPVT[M−1:0]を第2の係数A倍して、その結果を出力する。
フリップフロップ170aは、データ入力端子Dに入力された、第2の係数A倍された第2の発振器制御値IPVT[M−1:0]を、クロック端子に入力されたトリガ信号TRIGの立ち上がりで取り込み、取り込んだ値をデータ出力端子Qから除算器171aの一方の入力端子に出力する。
除算器171aは、一方の入力端子に入力された、第2の係数A倍された第2の発振器制御値IPVT[M−1:0]を、他方の入力端子に入力された設定周波数データFCWで除算し、その除算結果Kosc_calibratedを、乗算器16に第1の係数Koscとして設定する。
乗算器16は、規格化制御値NTWに第1の係数Koscを乗算した値を出力する。
セレクタ20は、制御端子に入力されたループイネーブル信号LoopEnがローレベルの場合、他方の入力端子「0」に入力された初期設定値OTWinitを、デジタル制御発振器11aに第1の発振器制御値OTW[N−1:0]として設定する。初期設定値OTWinitは、例えば、電流源113−1〜113−(M−1)により設定可能な複数の電流値の中央付近の電流値を設定する値である。また、セレクタ172は、ループイネーブル信号LoopEnがハイレベルの場合、一方の入力端子「1」に入力された、規格化制御値NTWに第1の係数Koscを乗算した値を、デジタル制御発振器11aに第1の発振器制御値OTW[N−1:0]として設定する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る局部発振器の動作を説明する図である。
図7に示すように、局部発振器は時刻t0に粗調整を開始する。この時、トリガ信号TRIGはローレベルであるため、乗算器16の第1の係数Koscは不定である。また、ループイネーブル信号LoopEnもローレベルであるため、デジタル制御発振器11aには第1の発振器制御値OTW[N−1:0]として初期設定値OTWinitが設定されている。これにより、発振器110には、電流源111−1〜111−(N−1)の少なくとも1つによる所定の電流が流れる。このように、粗調整においては、乗算器16から出力される値はデジタル制御発振器11aの制御に用いられない。つまり、ループフィルタ15と乗算器16とを介する局部発振器のループは粗調整に用いられない。
この時刻t0以降の粗調整では、粗調整制御部21は、減算器14からの位相誤差データφeに基づいて第2の発振器制御値IPVTを調整し、発振周波数Foscを粗調整周波数に粗調整する。これにより、時刻t1において、発振周波数Foscは粗調整周波数に略等しくなる。ここでは、ループフィルタ15と乗算器16とを介するループを用いていないので、高速に粗調整が行える。粗調整は、例えば、図7に示すように2分木法を用いて行っても良いが、発振周波数Foscを設定周波数Fcに近い粗調整周波数に調整できれば、どのような方法を用いて行っても良い。
粗調整が終わると、次に、トリガ信号TRIGがハイレベルに立ち上がる。時刻t2において、この時の第2の発振器制御値IPVTが乗算器173で第2の係数A倍された値がフリップフロップ170aにより取り込まれる。取り込まれた値は除算器171aにより設定周波数データFCWで除算される。その除算結果Kosc_calibratedは、乗算器16に第1の係数Koscとして設定される。乗算器16は、規格化制御値NTWに第1の係数Koscを乗算した値を出力する。
次に、ループイネーブル信号LoopEnがハイレベルに立ち上がる。時刻t3において、セレクタ20は、規格化制御値NTWに第1の係数Koscを乗算した値を、デジタル制御発振器11aに第1の発振器制御値OTW[N−1:0]として設定する。
これにより、ループフィルタ15と乗算器16とを介したループが形成され、最適な第1の係数Koscに基づいて、発振周波数Foscは設定周波数Fcに近づくように微調整される。そして、時刻t4において、発振周波数Foscは設定周波数Fcに略等しくなる。
このようにして最適な第1の係数Koscが得られる原理は、第1の実施形態と同様である。即ち、dIpvt=A×dItrackであるため、dFpvt=A×dFtrackが成り立つ。ここでは、第2の発振器制御値IPVTの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量をdFpvtとし、第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量をdFtrackとしている。
また、FCW=Fosc/Frefである。
よって、
Koscopt=Fref/dFtrack
=Fosc/(dFtrack×FCW)
=(IPVT×dFpvt)/(dFtrack×FCW)
=A×IPVT/FCW
となる。
このように、本実施形態によれば、微調整前に、発振周波数Foscが粗調整周波数に粗調整された時の第2の発振器制御値IPVTと第2の係数Aとの積を、設定周波数データFCWで除算し、その除算結果Kosc_calibratedを第1の係数Koscとして乗算器16に設定するようにしたので、ループフィルタ15を用いずに、現状のPVTにおける最適な第1の係数Koscが得られる。よって、第1の実施形態よりも高速に、最適な第1の係数Koscが得られる。
第1の実施形態と同様に、PVTが変化した場合には、再度ロックアップさせて、上記計算を行うことで、最適な第1の係数Koscが得られる。これにより、PVTに依存しない安定した位相雑音特性を短時間で得ることができる。
また、微調整に用いる、第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量は、例えば位相雑音特性や発振周波数Foscの正確性の観点から、小さい方が好ましい。本実施形態では、第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量を、第1の実施形態と同一に設定した場合、微調整用の電流源111−1〜111−(N−1)及びスイッチ112−1〜112−(N−1)の数を第1の実施形態より減らすことができる。というのも、本実施形態では、最初に粗調整を行って発振周波数Foscを設定周波数Fcに近い粗調整周波数に合わせておけるので、微調整時に発振周波数Foscを変化させる周波数範囲は第1の実施形態より狭くできるからである。これにより、本実施形態によれば、デジタル制御発振器11a(つまり局部発振器)の面積を第1の実施形態より小さくできる。また、面積を小さくした上で、第1の発振器制御値OTWの単位値あたりの発振周波数Foscの変化量を小さくできる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、初期制御値OTWinitも考慮して第1の係数Koscを計算するようにした点が、第2の実施形態と異なる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る局部発振器の一部のブロック図である。図8は、デジタル制御発振器11aと、乗算器16と、係数算出器17bと、セレクタ20と、を詳細に示す。
図8に示すように、係数算出器17bは、第2の実施形態の係数算出器17aの構成に加え、さらに加算器174を備える。その他の回路構成は、図5の第2の実施形態と同一であるため、同一の要素に同一の符号を付して説明を省略する。
加算器174は、乗算器173の出力値と、初期制御値OTWinitとを加算して、加算結果をフリップフロップ170aに出力する。第2の実施形態で述べたように、初期制御値OTWinitは、粗調整時に第1の発振器制御値OTWとして設定されている値である。
これにより、係数算出器17bは、微調整前に、発振周波数Foscが粗調整周波数に粗調整された時の第2の発振器制御値IPVTと第2の係数Aとの積に、初期制御値OTWinitを加算し、その加算結果を設定周波数データFCWで除算し、その除算結果Kosc_calibratedを第1の係数Koscとして乗算器16に設定する。
このようにして最適な第1の係数Koscが得られる原理は、第2の実施形態と同様である。
つまり、
Koscopt=Fref/dFtrack
=Fosc/(dFtrack×FCW)
=(IPVT×dFpvt+OTWinit×dFtrack)/(dFtrack×FCW)
=(A×IPVT+OTWinit)/FCW
となる。
このように、本実施形態によれば、粗調整時に第1の発振器制御値OTWとして設定されている初期制御値OTWinitも、第1の係数Koscの計算に考慮するようにしたので、第2の実施形態よりも精度が高い第1の係数Koscを得ることができる。
また、第2の実施形態と同様の効果も得られる。
(第4の実施形態)
本実施形態は、ループフィルタの初期値を設定するようにした点が、第3の実施形態と異なる。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る局部発振器の一部のブロック図である。図9は、デジタル制御発振器11aと、ループフィルタ15aと、乗算器16と、係数算出器17cと、セレクタ20と、を詳細に示す。
係数算出器17cは、第3の実施形態の係数算出器17bの構成に加え、除算器175を更に備える。除算器175は、初期制御値OTWinitを、除算器171aの除算結果Kosc_calibratedで除算し、その除算結果をループフィルタ15aに出力する。
ループフィルタ15aは、乗算器151と、乗算器152と、加算器153と、セレクタ154と、フリップフロップ155と、加算器156とを備える。
乗算器151は、ループフィルタ15aに入力された位相差データφeと、定数αとを乗算し、その乗算結果を加算器156の一方の入力端子に出力する。
乗算器152は、位相差データφeと、定数ρとを乗算し、その乗算結果を加算器153の一方の入力端子に出力する。
加算器153は、乗算器152からの乗算結果と、フリップフロップ155からの信号とを加算し、その加算結果をセレクタ154の一方の入力端子「1」に出力する。
セレクタ154の出力信号は、フリップフロップ155に入力される。フリップフロップ155の出力信号は、加算器153の他方の入力端子と、加算器156の他方の入力端子と、に入力される。
加算器156は、乗算器151からの乗算結果と、フリップフロップ155の出力信号とを加算し、加算結果を規格化制御値NTWとして出力する。
セレクタ154の他方の入力端子「0」には、係数算出器17cから値「初期制御値OTWinit/除算結果Kosc_calibrated」が入力される。
セレクタ154の制御端子には、ループイネーブル信号LoopEnが入力される。
その他の回路構成は、図8の第3の実施形態と同一であるため、同一の要素に同一の符号を付して説明を省略する。
このような構成により、ループイネーブル信号LoopEnがローレベルの時には、セレクタ154に入力された値「初期制御値OTWinit/除算結果Kosc_calibrated」が、フリップフロップ155を介して加算器156に入力される。これにより、規格化制御値NTWの初期値として、OTWinit/Kosc_calibrated+αφeが出力される。このとき、αφeは、OTWinit/Kosc_calibratedに比して十分小さいので、以下の説明では、規格化制御値NTWの初期値はOTWinit/Kosc_calibratedであるとして説明する。
また、ループイネーブル信号LoopEnがハイレベルの時には、第1の実施形態と同様に、ループフィルタ15aは、位相差データφeに低域通過処理を施して規格化制御値NTWを生成する。この時、加算器153と、フリップフロップ155とを含んで構成されるフィードバック回路は、積分器として機能する。これらの動作は周知のループフィルタと同様であるため、詳細な説明は省略する。
即ち、図7の時刻t2において、第1の係数Koscとしての除算結果Kosc_calibratedが決定されると、ループフィルタ15aは、規格化制御値NTWの初期値として、OTWinit/Kosc_calibratedを出力する。よって、乗算器16は、OTWinit/Kosc_calibratedとKosc_calibratedとの積、即ちOTWinitを出力する。
この状態で、図7の時刻t3において、ループイネーブル信号LoopEnがハイレベルになると、セレクタ20は、第1の発振器制御値OTWとして、乗算器16の出力である初期制御値OTWinitを出力する。これにより、粗調整から微調整に切り替わる時に、第1の発振器制御値OTWは変化しないので、発振周波数Foscの変動が殆ど無くなる。ループイネーブル信号LoopEnがハイレベルになっているので、ループフィルタ15aは、この後、通常通りに位相誤差データφeをフィルタリングした規格化制御値NTWを出力する。これにより、第3の実施形態と同様に、発振周波数Foscは、設定周波数Fcに近づくように制御される。
つまり、係数算出器17cは、微調整前に、発振周波数Foscが粗調整周波数に粗調整された後に算出された第1の係数Koscで初期制御値OTWinitを除算し、その除算結果を規格化制御値NTWの初期値としてループフィルタ15aに設定する。
ループフィルタ15aは、微調整が開始される時に、設定された初期値を規格化制御値NTWとして出力する。
一方、前述した第3の実施形態では、粗調整から微調整に切り替わる時におけるループフィルタ15の規格化制御値NTWの初期値は、ループフィルタ15内のレジスタに蓄えられた値となっている。そのため、粗調整から微調整に切り替わる時に第1の発振器制御値OTWが大きく変化する可能性がある。つまり、この時に発振周波数Foscが変動する可能性がある。
このように、本実施形態によれば、微調整前に、発振周波数Foscが粗調整周波数に粗調整された後に算出された第1の係数Koscで初期制御値OTWinitを除算し、その除算結果を規格化制御値NTWの初期値としてループフィルタ15aに設定するようにしたので、粗調整から微調整に切り替わる時に、第1の発振器制御値OTWは変化しない。これにより、発振周波数Foscの変動が殆ど無くなる。よって、局部発振器は第3の実施形態より高速にロックアップできる。
また、第3の実施形態と同様の効果も得られる。
以上で説明した実施形態によれば、PVTに依存しない安定した位相雑音特性を短時間で得ることができる。
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態の局部発振器は、任意の発振周波数Foscに適用できる。
また、第4の実施形態において、加算器174を用いなくても良い。
11,11a デジタル制御発振器
12 位相データ生成器
13 アキュムレータ
14 減算器
15,15a ループフィルタ
16 乗算器
17,17a,17b,17c 係数算出器
20 セレクタ
21 粗調整制御部
110 発振器
111−1〜111−(N−1) 電流源
112−1〜112−(N−1) スイッチ
113−1〜113−(M−1) 電流源
114−1〜114−(M−1) スイッチ
170,170a フリップフロップ
171,171a 除算器
172 セレクタ
173 乗算器
174 加算器
175 除算器

Claims (6)

  1. デジタル値である第1の発振器制御値により発振信号の発振周波数を制御可能であり、前記発振周波数は、前記第1の発振器制御値と、前記第1の発振器制御値の単位値あたりの前記発振周波数の変化量と、の積に等しい、デジタル制御発振器と、
    基準信号と前記発振信号との間の位相差をデジタル値の位相差データとして出力する位相データ生成器と、
    設定周波数を前記基準信号の基準周波数で除算して得られた設定周波数データから前記位相差データを減算し、その減算結果として位相誤差データを出力する減算器と、
    前記位相誤差データをフィルタリングした規格化制御値を出力するループフィルタと、
    前記規格化制御値に第1の係数を乗算した前記第1の発振器制御値を、前記デジタル制御発振器に出力する乗算器と、
    前記発振周波数が前記設定周波数に略等しくなった時の前記第1の発振器制御値を、前記設定周波数データで除算し、その除算結果を新たな前記第1の係数として前記乗算器に設定する係数算出器と、を備える
    ことを特徴とする局部発振器。
  2. 発振信号の発振周波数を、粗調整周波数に粗調整した後、設定周波数に微調整する局部発振器であって、
    デジタル値である第1の発振器制御値と第2の発振器制御値とにより前記発振信号の前記発振周波数を制御可能であり、前記第2の発振器制御値の単位値あたりの前記発振周波数の変化量が、前記第1の発振器制御値の単位値あたりの前記発振周波数の変化量の第2の係数倍であり、前記発振周波数は、前記第1の発振器制御値と、前記第1の発振器制御値の単位値あたりの前記発振周波数の変化量と、の積と、前記第2の発振器制御値と、前記第2の発振器制御値の単位値あたりの前記発振周波数の変化量と、の積と、の和であるデジタル制御発振器と、
    基準信号と前記発振信号とに基づいて前記第2の発振器制御値を調整し、前記発振周波数を前記粗調整周波数に粗調整する粗調整制御部と、
    前記基準信号と前記発振信号との間の位相差をデジタル値の位相差データとして出力する位相データ生成器と、
    前記設定周波数を前記基準信号の基準周波数で除算して得られた設定周波数データから前記位相差データを減算し、その減算結果として位相誤差データを出力する減算器と、
    前記位相誤差データをフィルタリングした規格化制御値を出力するループフィルタと、
    微調整時に、前記規格化制御値に第1の係数を乗算した前記第1の発振器制御値を、前記デジタル制御発振器に出力する乗算器と、
    微調整前に、前記発振周波数が前記粗調整周波数に粗調整された時の前記第2の発振器制御値と、前記第2の係数と、前記設定周波数データと、に基づいて算出した値を前記第1の係数として前記乗算器に設定する係数算出器と、を備える
    ことを特徴とする局部発振器。
  3. 前記係数算出器は、微調整前に、前記発振周波数が前記粗調整周波数に粗調整された時の前記第2の発振器制御値と前記第2の係数との積を、前記設定周波数データで除算し、その除算結果を前記第1の係数として前記乗算器に設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の局部発振器。
  4. 粗調整時に、前記第1の発振器制御値は初期制御値に設定されており、
    前記係数算出器は、微調整前に、前記発振周波数が前記粗調整周波数に粗調整された時の前記第2の発振器制御値と前記第2の係数との積に、前記初期制御値を加算し、その加算結果を前記設定周波数データで除算し、その除算結果を前記第1の係数として前記乗算器に設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の局部発振器。
  5. 前記係数算出器は、微調整前に、前記発振周波数が前記粗調整周波数に粗調整された後に算出された前記第1の係数で前記初期制御値を除算し、その除算結果を前記規格化制御値の初期値として前記ループフィルタに設定し、
    前記ループフィルタは、微調整が開始される時に、設定された前記初期値を前記規格化制御値として出力する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の局部発振器。
  6. 前記デジタル制御発振器は電流値により発振周波数が制御される
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の局部発振器。
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