JP2012058961A - ファイル編集装置、その制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】まず、外部メモリ15に格納されているクライアントのもとにあったファイルのファイルバージョンを読み込む(S100)。次いで、読み込んだファイルのファイルバージョンと、記憶装置14に格納されているバージョン対応テーブルとをモニタ11に出力し、ユーザがいずれかのバージョンの編集用ソフトウェアを選択するのを待つ(S110)。そして、ユーザにより一のバージョンの編集用ソフトウェアが選択され次第、そのバージョンの編集用ソフトウェアを起動する(S120)。
【選択図】図4
Description
施設管理用ファイルの編集とは、たとえば、施設内の機器の増減に応じて、データファイルに含まれるテーブルにレコードの追加や削除などを行なってデータの編集をする場合のことをいう。こうした作業は、編集用ソフトウェアを用いて行なうことができる。
これに対し、施設管理用ファイルのバージョンアップとは、たとえば、施設管理用ファイルに新たな機能を追加するために、プログラムファイルや、コンフィギュレーションファイル、パラメータファイル、データファイルなどの内容を追加・削除・変更する場合をいう。施設管理用ファイルに、機能を追加・削除・変更するときには、その機能を司るプログラムファイルを変更するのはもちろん、データファイルのうちその機能と関連するテーブルのフォーマットを変更する必要も生じる。このような作業は、編集用ソフトウェアを用いても行なうことができず、バージョンアップ専用ソフトウェア、または手作業にて行なう必要がある。
まず、本発明の実施の形態1に係るファイル編集装置10の構成を図1〜図3を参照しながら説明する。
本実施の形態に係るファイル編集装置10は、図1に示すように、モニタ11、操作部12、中央処理装置13、記憶部14、外部メモリ15、およびバス16を備える。
モニタ11は、たとえばCRTモニタや液晶モニタなどであり、中央処理装置13からの信号に基づいた画面表示を行なう。
操作部12は、キーボードやマウスなどのデバイスから構成され、ユーザがこれらのデバイスを操作したときに所定の信号を生成して中央処理装置13に出力する。
中央処理装置13は、記憶装置14に格納されたプログラムを読み込んでそのプログラムに従った処理を実行する。
記憶装置14は、ROMやRAM、ハードディスクドライブなどから構成され、BIOSやOSのほか、中央処理装置13が読み込んで実行する各種プログラムを格納している。また、中央処理装置13が各種プログラムを読み込んで実行する過程において、演算された各種データを一時的に記憶することもできる。記憶装置14に格納されているプログラムには、クライアントが使用するファイルを編集するための編集用ソフトウェアが複数バージョン含まれる他、これら複数バージョンの編集用ソフトウェアの中から一のバージョンの編集用ソフトウェアを選択して起動する後述する機能を実施するプログラムも含まれる。
外部メモリ15は、たとえばUSBメモリのような取り外し可能な記憶媒体であり、クライアントが使用していたファイルをこの外部メモリ15に記憶させた後、これをファイル編集装置10に接続することにより、クライアントが使用しているファイルを中央処理装置13が読み込むことができるのである。
これらの構成要素は、バス16を介して互いに信号の授受を行なう。
本実施の形態に係るファイル編集装置10では、記憶装置14が、図2に示すように、編集用ソフトウェアという同一名称のソフトウェアを、バージョン1.5、バージョン2.0、バージョン2.3という三つのバージョンにわたって格納している。
このように、編集用ソフトウェアの一つのバージョンの各々は、ファイルの複数のバージョンに対応したものとなっている。これは、古いバージョンの編集用ソフトウェアに問題が見つかり、この問題を解決すべく編集用ソフトウェアをバージョンアップしたときには、新しいバージョンの編集用ソフトウェアが、それまでにリリースされた古いファイルバージョンのファイルの編集作業に対応するためである。
しかしながら、近年、たとえば、マイクロソフト社の「.NET」などにおいて、コンポーネントをその名称だけでなく、そのバージョンも含めて管理する技術が採用されている。本実施の形態に係るファイル編集装置10でも、このような技術を採用することによって同一名称の編集用ソフトウェアを複数バージョンにわたって1台のコンピュータにインストールしたときでも、各種コンポーネントが意図せずに上書きされることがなくなり、この結果、編集用ソフトウェアの各バージョンを正常に使用することができるようになる。
図4は、本実施の形態に係るファイル編集装置10の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、ユーザが操作部12を操作し、記憶装置14に格納された編集用ソフトウェアを起動するよう命令がなされたときに実行される。以下、このフローチャートに沿って各処理を説明する。
具体的には、ファイルのソースコードのヘッダに、ファイルバージョンが記録されているので、このヘッダからファイルバージョンを読み込む。なお、このヘッダには、過去にそのファイルの編集作業で用いた編集用ソフトウェアのバージョンも記録されており、ファイルバージョンと共にこの編集用ソフトウェアのバージョンを読み込んでもよい。
図5に、モニタ11に出力される画面の一例を示す。図5に例示するように、画面の上半分に、ファイルのソースコードから読み込んだファイルバージョンを表示し、画面の下半分に、バージョン対応テーブルを表示すればよい。画面上には、編集用ソフトウェアの各バージョンのうち一のバージョンを選択するためのカーソルも表示されており、ユーザは画面の上半分に表示されたファイルバージョンを参照しながら、そのファイルバージョンと相性の良いバージョンの編集用ソフトウェアを選択することができる。
図5に表示される画面では、ソースコードのヘッダから読み込んだファイルバージョンは1.3と表示されており、バージョン対応テーブルを参照すると、バージョン1.5の編集用ソフトウェアがこのファイルの編集に適していることが分かるので、ユーザはバージョン1.5の編集用ソフトウェアを選択すればよい。
なお、図5では、画面の上半分には、ファイルのソースコードのヘッダから読み出したファイルバージョンだけではなく、編集で用いた編集用ソフトウェアのバージョンも表示されているが、表示されないものとしてもよい。
このようにして、クライアントのもとから回収したファイルのファイルバージョンと相性の良い一のバージョンの編集用ソフトウェアを起動し、その編集用ソフトウェアを用いてファイルを編集することができる。
クライアントのもとから回収したファイルのファイルバージョンと、起動した編集用ソフトウェアのバージョンとの間に不整合が生じてるときには、一部の機能が使えないなどの予期せぬ不具合が生じることがある。だが、本実施の形態に係るファイル編集装置10によれば、クライアントのもとから回収したファイルのファイルバージョンを確認するとともに、このファイルバージョンに対応する編集用ソフトウェアのバージョンも確認しながら一のバージョンの編集用ソフトウェアを起動することができるので、このような不具合が発生せず、ユーザはストレスなくファイルの編集作業を行なうことができるのである。
また、本実施の形態に係るファイル編集装置10では、記憶装置14が編集用ソフトウェアを複数バージョンにわたって格納しているので、編集用ソフトウェアのバージョン毎に異なる装置を用意する必要がなく、ハードウェア資源を節約することができる。
Claims (6)
- 過去に作成されたファイルを格納するファイル格納手段と、
前記ファイルの編集に用いる編集用ソフトウェアをその複数バージョンにわたって複数格納する編集用ソフトウェア格納手段と、
前記編集用ソフトウェアのバージョンと、各バージョンの前記編集用ソフトウェアにより編集することのできる前記ファイルのバージョンとの対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
前記ファイル格納手段に格納された編集対象となるファイルのバージョンを読み出すバージョン読み出し手段と、
前記対応関係に基づいて選択された、前記ファイル格納手段に格納されたファイルを編集することができるバージョンの編集用ソフトウェアを起動する起動手段と
を備えることを特徴とするファイル編集装置。 - 前記起動手段は、前記ファイル格納手段に格納されたファイルを編集することができるバージョンの編集用ソフトウェアが前記対応関係に基づいて一意に定まるときには、ユーザによって一のバージョンの前記編集用ソフトウェアが選択されるのを待たずに前記ファイルを編集することができるバージョンの前記編集用ソフトウェアを起動する
ことを特徴とする請求項1に記載のファイル編集装置。 - 前記起動手段は、前記ファイル格納手段に格納されたファイルを編集することができるバージョンの編集用ソフトウェアが前記対応関係に基づいて一意に定まらないときには、ユーザによって一のバージョンの前記編集用ソフトウェアが選択されるのを待ってから選択されたバージョンの前記編集用ソフトウェアを起動する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のファイル編集装置。 - 前記ファイルは、複数の機器を含む施設を管理する施設管理用ファイルである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のファイル編集装置。 - 過去に作成されたファイルを格納するファイル格納手段と、前記ファイルの編集に用いる編集用ソフトウェアをその複数バージョンにわたって複数格納する編集用ソフトウェア格納手段と、前記編集用ソフトウェアのバージョンと、各バージョンの前記編集用ソフトウェアにより編集することのできる前記ファイルのバージョンとの対応関係を記憶する対応関係記憶手段とを備えるファイル編集装置の制御方法であって、
前記ファイル格納手段に格納された編集対象となるファイルのバージョンを読み出し、
前記対応関係に基づいて選択された、前記ファイル格納手段に格納されたファイルを編集することができるバージョンの編集用ソフトウェアを起動する
ことを特徴とするファイル編集装置の制御方法。 - 過去に作成されたファイルを格納するファイル格納手段と、前記ファイルの編集に用いる編集用ソフトウェアをその複数バージョンにわたって複数格納する編集用ソフトウェア格納手段と、前記編集用ソフトウェアのバージョンと、各バージョンの前記編集用ソフトウェアにより編集することのできる前記ファイルのバージョンとの対応関係を記憶する対応関係記憶手段とを備えるファイル編集装置に組み込まれるプログラムであって、
前記ファイル格納手段に格納された編集対象となるファイルのバージョンを読み出す機能と、
前記対応関係に基づいて選択された、前記ファイル格納手段に格納されたファイルを編集することができるバージョンの編集用ソフトウェアを起動する機能と
を実現させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010200848A JP5618716B2 (ja) | 2010-09-08 | 2010-09-08 | 施設管理用ファイル編集装置、その制御方法、およびプログラム |
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JP5618716B2 JP5618716B2 (ja) | 2014-11-05 |
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019074996A (ja) * | 2017-10-18 | 2019-05-16 | アズビル株式会社 | エンジニアリング装置、および、エンジニアリング方法 |
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JPH08171482A (ja) * | 1994-10-29 | 1996-07-02 | Mitsubishi Electric Corp | プログラムのバージョン生成方式 |
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JP2002333981A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-22 | Hitachi Ltd | ヘルパーアプリケーション起動プログラムの選択方法 |
JP2004206353A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-22 | Renesas Technology Corp | ソフトウェアのインストール方法 |
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2010
- 2010-09-08 JP JP2010200848A patent/JP5618716B2/ja active Active
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