JP2012057315A - Connection method and connection structure for pc members - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、プレキャストコンクリート(以下、PCという)部材を接合する方法、及び構造に関する。 The present invention relates to a method and a structure for joining precast concrete (hereinafter referred to as PC) members.
PC梁とPC柱とをPC仕口部を介して接合するPC部材の接合方法として、柱主筋及び梁主筋をそれぞれ挿通させるための縦方向の貫通孔及び横方向の貫通孔が形成されたPC仕口部を用いる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。当該方法では、PC柱及びPC梁を建て込んだ後に、PC仕口部を横方向にスライド移動させて建て込み、その後、柱主筋や梁主筋を、PC仕口部の貫通孔を通してPC梁とPC柱のそれぞれの継手に挿入することができる。これにより、現場でのコンクリート打設を不要にできる。 As a PC member joining method for joining a PC beam and a PC column via a PC joint, a PC in which a vertical through hole and a horizontal through hole for inserting a column main bar and a beam main bar are inserted. A method using a joint is known (for example, see Patent Document 1). In this method, after the PC pillar and the PC beam are built, the PC joint part is slid in the horizontal direction, and then the column main bar and the beam main bar are connected to the PC beam through the through hole of the PC joint part. It can be inserted into each joint of the PC column. This eliminates the need for on-site concrete placement.
しかしながら、上記PC部材の接合方法では、PC梁を、その両側のPC仕口部を建て込んだ後に建て込むことができない、PC梁やPC仕口部を下降させて建て込むことができない等、施工の自由度が低い。 However, in the method of joining PC members, the PC beam cannot be built after the PC joints on both sides are built, the PC beam or the PC joint cannot be built down, etc. The degree of freedom of construction is low.
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、横方向に鉄筋が配筋されたPC部材同士を接合する際の施工の自由度を向上させることを課題とするものである。 This invention is made | formed in view of the said situation, and makes it a subject to improve the freedom degree of construction at the time of joining PC members by which the reinforcing bar was arranged in the horizontal direction.
上記課題を解決するために、本発明に係るPC部材の接合方法は、横方向に鉄筋が配筋されたプレキャストコンクリート製の第1PC部材と、横方向に鉄筋が配筋されたプレキャストコンクリート製の第2PC部材との接合方法であって、前記第1PC部材の前記第2PC部材側には、鉄筋と隣で重なり合うように鉄筋挿入孔が形成されており、前記鉄筋挿入孔に接続用鉄筋を入出可能に収容した状態で、前記第1PC部材と前記第2PC部材とを建て込み、前記接続用鉄筋を、前記第2PC部材側へ移動させ、前記接続用鉄筋を、前記第1PC部材の鉄筋と重ね継手により継手し、前記第2PC部材の鉄筋と継手する。 In order to solve the above-described problems, a PC member joining method according to the present invention includes a first PC member made of precast concrete in which reinforcing bars are arranged in the lateral direction and a precast concrete made of reinforcing bars in the transverse direction. A method of joining to a second PC member, wherein a reinforcing bar insertion hole is formed on the second PC member side of the first PC member so as to overlap with a reinforcing bar adjacent thereto, and a connecting reinforcing bar is inserted into and extracted from the reinforcing bar insertion hole. The first PC member and the second PC member are erected in a state where they can be accommodated, the connecting reinforcing bar is moved to the second PC member side, and the connecting reinforcing bar is overlapped with the reinforcing bar of the first PC member. It joins with a joint and joins with the rebar of the 2nd PC member.
上記PC部材の接合方法において、前記第1PC部材と前記第2PC部材とを、前記接続用鉄筋を挿通させるための貫通孔が形成されたプレキャストコンクリート製の第3PC部材を介して接合してもよい。 In the method for joining PC members, the first PC member and the second PC member may be joined via a third PC member made of precast concrete in which a through hole for inserting the connecting reinforcing bar is formed. .
また、上記課題を解決するために、本発明に係るPC部材の接合構造は、上記PC部材の接合方法によって得られる。 Moreover, in order to solve the said subject, the joining structure of the PC member which concerns on this invention is obtained by the joining method of the said PC member.
本発明によれば、横方向に鉄筋が配筋されたPC部材同士を接合する際の施工の自由度を向上させることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the freedom degree of construction at the time of joining PC members by which the reinforcing bar was arranged in the horizontal direction can be improved.
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係るPC部材の接合方法を用いて構築された架構10を示す分解斜視図である。また、図2(A)〜(C)は、架構10におけるPC部材の接合方法を説明するための立面断面図である。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an exploded perspective view showing a
図1及び図2(C)に示すように、架構10は、複数のPC柱20と、仕口部40とその両側の梁部50、60とが一体化された複数のPC部材30とを備えている。架構10を構築する際には、PC部材30の仕口部40をPC柱20の上に建て込み、隣設するPC部材30同士を、梁部50と梁部60とで接合する。
As shown in FIGS. 1 and 2C, the
PC柱20には柱主筋22が埋設されており、PC柱20の下端には、柱主筋と同軸にモルタルを充填するスリーブ式の機械式継手(以下、スリーブ継手という)が埋設されている。また、PC柱20の柱主筋22は、PC柱20の上端面から突出している。また、PC部材30の仕口部40には、PC柱20の柱主筋22と同軸に柱主筋孔44が形成されている。
A column
上下のPC柱20とその間の仕口部40とは、下階のPC柱20から突出した柱主筋22が、仕口部40の柱主筋孔44を貫通して上階のPC柱20の下端のスリーブ継手に挿入された状態で組み合わされている。また、上下のPC柱20とその間の仕口部40との間の目地、柱主筋孔44、及び上階のPC柱20のスリーブ継手にグラウトが充填されている。これにより、下階のPC柱20の柱主筋22が、仕口部40に定着されると共に、上階のPC柱20の柱主筋22と継手され、上下のPC柱20とその間の仕口部40とが接合されている。
The upper and
また、PC部材30の梁部50、60にはそれぞれ梁主筋52、62が埋設されている。また、梁部50の端部、及び梁部60の端部にはそれぞれ、鉄筋挿入孔54、64が形成されている。ここで、鉄筋挿入孔54は、梁主筋52と隣り合い上下に重なり合うように形成され、鉄筋挿入孔64は、梁主筋62と隣り合い上下に重なり合うように形成されている。また、梁主筋52と梁主筋62とは同軸に配筋され、鉄筋挿入孔54と鉄筋挿入孔64とは同軸に配されている。また、梁部50には、鉄筋挿入孔54に連通するグラウト注入口59が形成され、梁部60には、鉄筋挿入孔64に連通するグラウト注入口69が形成されている。
Further, beam
鉄筋挿入孔54、64にはやとい筋63が挿入されている。ここで、鉄筋挿入孔64の長さは鉄筋挿入孔54の長さの2倍以上であり、また、やとい筋63の長さ以上である。
A
一方のPC部材30の梁部50と他方のPC部材30の梁部60とは、やとい筋63が、鉄筋挿入孔54、64に挿入された状態で組み合わされている。また、一方のPC部材30の梁部50と他方のPC部材30の梁部60との間の目地、及び鉄筋挿入孔54、64にグラウト(図2(C)にハッチングで示す)が充填されており、梁部50と梁部60とが接合されている。ここで、梁部50に埋設された梁主筋52とやとい筋63とが重ね継手51を構成し、梁部60に埋設された梁主筋62とやとい筋63とが重ね継手61を構成している。
The
以上のような構成の架構10におけるPC柱20とPC部材30との接合方法について説明する。図1に示すように、下階のPC柱20を建て込み、左右のPC部材30を建て込んだ後、左右のPC部材30の間にPC部材30を建て込む。この際、図2(A)に示すように、やとい筋63の中央部にロープやワイヤ等の線材12を固定しておき、やとい筋63は梁部60の鉄筋挿入孔64に収納し、線材12の自由端は鉄筋挿入孔64の外に出しておく。
A method for joining the
この状態で、PC部材30を下降させ、仕口部40をPC柱20の上に建て込む。その後、図2(B)に示すように、線材12を引くことにより、やとい筋63を梁部50側へ移動させて鉄筋挿入孔54の奥まで挿入させる。
In this state, the
そして、図2(C)に示すように、線材12をやとい筋63から切り離した後に、先行して建て込んだPC部材30の梁部50と、後で建て込んだPC部材30の梁部60とを接合する。また、下階のPC柱20と上階のPC部材30の仕口部40とを接合する。梁部50と梁部60との接合方法は次のとおりである。
Then, as shown in FIG. 2 (C), after cutting the
梁部50と梁部60との間の目地の外周をシールした状態で、グラウト注入口59から鉄筋挿入孔54に、グラウト注入口69から鉄筋挿入孔64に、それぞれグラウトを圧入し、鉄筋挿入孔54、64及び梁部50と梁部60との間の目地にグラウトを充填して、該グラウトを硬化させる。これにより、やとい筋63が、梁部50、60に定着されると共に、梁部50に埋設された梁主筋52とやとい筋63とにより重ね継手51が形成され、梁部60に埋設された梁主筋62とやとい筋63とにより重ね継手61が形成される。
With the outer periphery of the joint between the
また、下階のPC柱20と上階のPC部材30の仕口部40との接合方法は次のとおりである。PC柱20と仕口部40との間の目地の外周をシールした状態で、該目地に連通したグラウト注入口から該目地にグラウトを圧入し、該目地、スリーブ継手26にグラウトを充填して、該グラウトを硬化させる。これにより、PC柱20に埋設された柱主筋と、仕口部40の下端面から突出した柱主筋42とがスリーブ継手26により継手され、PC柱20とその上の仕口部40とが接合される。
The joining method of the
なお、後で建て込まれるPC部材30の図中左側においては、先に建て込まれているPC部材30の梁部60の鉄筋挿入孔64にやとい筋63を収納しておき、当該PC部材30を下降させた後、当該PC部材30の図中右側と同様の方法で、梁部50と梁部60とを接合する。
In addition, on the left side of the
以上、本実施形態に係るPC部材の接合方法では、梁部60の接合側に、梁主筋62と隣で重なり合うように鉄筋挿入孔64を形成し、やとい筋63を鉄筋挿入孔64に引き出し可能に収納した状態で、梁部60を下降させて梁部50と組み合わせる。そして、やとい筋63を鉄筋挿入孔64から引き出して梁部50に形成された鉄筋挿入孔54に挿入する。その後、鉄筋挿入孔64、54にグラウトを充填して硬化させ、梁主筋52とやとい筋63とによる重ね継手51、梁主筋62とやとい筋63とによる重ね継手61を形成する。
As described above, in the method for joining PC members according to the present embodiment, the reinforcing
これにより、PC部材30を、その両側のPC部材30を建て込んだ後に、下降させて建て込むができ、以って、梁主筋52、62が埋設されたPC部材30同士を接合する際の施工の自由度を向上させることができる。
As a result, the
図3は、他の実施形態に係るPC部材の接合方法を用いて構築された架構100を示す分解斜視図である。また、図4(A)〜(C)は、架構100におけるPC部材の接合方法を説明するための立面断面図である。なお、架構100において、上述の実施形態に係る架構と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a
図3及び図4(C)に示すように、架構100は、複数のPC柱120と複数のPC梁140とを備えている。架構100を構築する際には、先に建て込んだ一対のPC柱120の間にPC梁140を建て込む。PC梁140には梁主筋142が埋設されている。また、PC梁140の両端部には、鉄筋挿入孔144が形成されている。また、PC柱120には横方向に鉄筋122が埋設され、左右一対の鉄筋挿入孔124が形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4C, the
ここで、鉄筋挿入孔144は、梁主筋142と隣り合い上下に重なり合うように形成され、鉄筋挿入孔124は、鉄筋122と隣り合い上下に重なり合うように形成されている。また、梁主筋142と鉄筋122とは同軸に配筋され、鉄筋挿入孔144と鉄筋挿入孔124とは同軸に配されている。また、PC梁140の両端部には鉄筋挿入孔144に連通するグラウト注入口149が形成され、PC柱120には、鉄筋挿入孔124に連通するグラウト注入口129が形成されている。
Here, the reinforcing
鉄筋挿入孔124、144にはやとい筋63が挿入されている。ここで、鉄筋挿入孔144の長さは鉄筋挿入孔124の長さの2倍以上であり、また、やとい筋63の長さ以上である。
A
PC柱120とPC梁140とは、やとい筋63が、鉄筋挿入孔124、144に挿入された状態で組み合わされている。また、PC柱120とPC梁140との間の目地、及び鉄筋挿入孔124、144にグラウト(図4(C)においてハッチングで示す)が充填されており、PC柱120とPC梁140とが接合されている。ここで、PC柱120に埋設された鉄筋122とやとい筋63とが重ね継手121を形成し、PC梁140に埋設された梁主筋142とやとい筋63とが、重ね継手141を形成している。
The
以上のような構成の架構100におけるPC柱120とPC梁140との接合方法について説明する。図3に示すように、左右のPC柱120を建て込んだ後、左右のPC柱120の間にPC梁140を建て込む。この際、図4(A)に示すように、やとい筋63の中央部に線材12を固定しておき、やとい筋63はPC梁140の鉄筋挿入孔144に収納し、線材12の自由端は鉄筋挿入孔144の外に出しておく。
A method for joining the
この状態で、PC梁140を下降させ、左右のPC柱120の間に建て込む。その後、図4(B)に示すように、線材12を引くことにより、やとい筋63をPC柱120側へ移動させて鉄筋挿入孔124の奥まで挿入させる。そして、図4(C)に示すように、線材12をやとい筋63から切り離した後に、PC柱120とPC梁140とを接合する。その接合方法は次のとおりである。
In this state, the
PC柱120とPC梁140との間の目地の外周をシールした状態で、グラウト注入口129から鉄筋挿入孔124に、グラウト注入口149から鉄筋挿入孔144にグラウトを圧入し、鉄筋挿入孔124、144及びPC柱120とPC梁140との間の目地にグラウトを充填して、該グラウトを硬化させる。これにより、やとい筋63が、PC柱120とPC梁140とに定着されると共に、PC柱120に埋設された鉄筋122とやとい筋63とにより重ね継手121が形成され、PC梁140に埋設された梁主筋142とやとい筋63とにより重ね継手141が形成される。
With the outer periphery of the joint between the
以上、本実施形態に係るPC部材の接合方法では、PC梁140の接合側に、梁主筋142と隣で重なり合うように鉄筋挿入孔144を形成し、やとい筋63を鉄筋挿入孔144に引き出し可能に収納した状態で、PC梁140を下降させてPC柱120と組み合わせる。そして、やとい筋63を鉄筋挿入孔144から引き出してPC柱120に形成された鉄筋挿入孔124に挿入する。その後、鉄筋挿入孔144、124にグラウトを充填して硬化させ、梁主筋142とやとい筋63とによる重ね継手141、鉄筋122とやとい筋63とによる重ね継手121を形成する。
As described above, in the method for joining PC members according to the present embodiment, the reinforcing
これにより、PC梁140を、その両側のPC柱120を建て込んだ後に、下降させて建て込むができ、以って、梁主筋142、鉄筋122がそれぞれ埋設されたPC梁140とPC柱120とを接合する際の施工の自由度を向上させることができる。
なお、PC柱120はPC仕口部に替えてもよい。
As a result, the
The
図5(A)〜(C)は、他の実施形態に係る他の実施形態に係るPC部材の接合方法を用いて構築された架構200を示す立面断面図である。なお、架構200において、上述の各実施形態に係る架構と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
FIGS. 5A to 5C are elevational cross-sectional views showing a
架構200は、複数のPC柱220と複数のPC梁240とを備えている。架構200を構築する際には、先に建て込んだ一対のPC柱220の間にPC梁240を建て込む。PC梁240には梁主筋142が埋設されている。また、PC梁240の両端部には、鉄筋挿入孔244が形成されている。また、PC柱220には鉄筋122が埋設され、左右一対の鉄筋挿入孔224が形成されている。
The
ここで、鉄筋挿入孔244は、梁主筋142と隣り合い上下に重なり合うように形成され、鉄筋挿入孔224は、鉄筋122と隣り合い上下に重なり合うように形成されている。また、梁主筋142と鉄筋122とは同軸に配筋され、鉄筋挿入孔244と鉄筋挿入孔224とは同軸に配されている。
Here, the reinforcing
鉄筋挿入孔224、244にはやとい筋63が挿入されている。ここで鉄筋挿入孔224の長さは鉄筋挿入孔244の長さの約2倍であり、また、やとい筋63の長さ以上である。
A
PC柱220とPC梁240とは、やとい筋63が、鉄筋挿入孔224、244に挿入された状態で組み合わされている。また、PC柱220とPC梁240との間の目地、及び鉄筋挿入孔224、244にグラウト(図5(C)においてハッチングで示す)が充填されており、PC柱220とPC梁240とが接合されている。ここで、PC柱220に埋設された鉄筋122とやとい筋63とが重ね継手221を形成し、PC梁240に埋設された梁主筋142とやとい筋63とが、重ね継手241を形成している。
The
以上のような構成の架構200におけるPC柱220とPC梁240との接合方法について説明する。図5(A)に示すように、左右のPC柱220を建て込んだ後、左右のPC柱220の間にPC梁240を建て込む。この際、やとい筋63の中央部に線材12を固定しておき、やとい筋63はPC柱220の鉄筋挿入孔224に収納し、線材12の自由端は鉄筋挿入孔224の外に出しておく。
A method for joining the
この状態で、PC梁240を下降させ、左右のPC柱220の間に建て込む。その後、図5(B)に示すように、線材12を引くことにより、やとい筋63をPC梁240側へ移動させて鉄筋挿入孔244の奥まで挿入させる。そして、図5(C)に示すように、線材12をやとい筋63から切り離した後に、PC柱220とPC梁240とを接合する。その接合方法は次のとおりである。
In this state, the
PC柱220とPC梁240との間の目地の外周をシールした状態で、グラウト注入口129から鉄筋挿入孔224に、グラウト注入口149から鉄筋挿入孔244にグラウトを圧入し、鉄筋挿入孔224、244及びPC柱220とPC梁240との間の目地にグラウトを充填して、該グラウトを硬化させる。これにより、やとい筋63が、PC柱220とPC梁240とに定着されると共に、PC柱220に埋設された鉄筋122とやとい筋163とにより重ね継手221が形成され、PC梁240に埋設された接続用鉄筋142とやとい筋63とにより重ね継手241が形成される。
With the outer periphery of the joint between the
以上、本実施形態に係るPC部材の接合方法では、PC柱220の接合側に、鉄筋122と隣で重なり合うように鉄筋挿入孔224を形成し、やとい筋63を鉄筋挿入孔224に引き出し可能に収納した状態で、PC梁240を下降させてPC柱220と組み合わせる。そして、やとい筋63を鉄筋挿入孔224から引き出してPC柱220に形成された鉄筋挿入孔244に挿入する。その後、鉄筋挿入孔224、244にグラウトを充填して硬化させ、鉄筋122とやとい筋63とによる重ね継手221、梁主筋142とやとい筋63とによる重ね継手241を形成する。
As described above, in the PC member joining method according to the present embodiment, the reinforcing
これにより、PC梁240を、その両側のPC柱220を建て込んだ後に、下降させて建て込むができ、以って、梁主筋142、鉄筋122がそれぞれ埋設されたPC梁240とPC柱220とを接合する際の施工の自由度を向上させることができる。
なお、PC柱220はPC仕口部に替えてもよい。
As a result, the
The
図6(A)〜(C)は、他の実施形態に係る他の実施形態に係るPC部材の接合方法を用いて構築された架構300を示す立面断面図である。なお、架構300において、上述の各実施形態に係る架構と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
6 (A) to 6 (C) are elevational cross-sectional views showing a
架構300は、複数のPC柱320と複数のPC梁340とを備えている。架構300を構築する際には、先に建て込んだ両側のPC柱320の間にPC梁340を建て込む。PC梁340には梁主筋142が埋設されている。また、PC梁340の一端部には、鉄筋挿入孔244が形成され、PC梁340の他端部には、鉄筋挿入孔344が形成されている。また、PC柱320には、水平方向に貫通する鉄筋挿入孔324が形成されている。
The
ここで、鉄筋挿入孔244、344は、梁主筋142と隣り合い上下に重なり合うように形成されている。また、鉄筋挿入孔344、324、244は同軸に配されており、これらにはやとい筋363が挿入されている。ここで鉄筋挿入孔344の長さは、やとい筋363の長さ以上である。
Here, the reinforcing bar insertion holes 244 and 344 are formed adjacent to the beam
PC柱320とその両側のPC梁340とは、やとい筋363が、鉄筋挿入孔344、324、244に挿入された状態で組み合わされている。また、PC柱320とその両側のPC梁340との間の目地、及び鉄筋挿入孔344、324、244にグラウト(図6(C)においてハッチングで示す)が充填されており、PC柱320とその両側のPC梁340とが接合されている。ここで、PC柱320の両側において、鉄筋122とやとい筋363とが重ね継手341を形成している。
The
以上のような構成の架構300におけるPC柱320とPC梁340との接合方法について説明する。図6(A)に示すように、左右のPC柱320を建て込んだ後、左右のPC柱320の間にPC梁340を建て込む。この際、やとい筋363に線材12を固定しておき、やとい筋363はPC梁340の鉄筋挿入孔344に収納しておく。また、線材12の自由端は、鉄筋挿入孔344から出してPC柱320の鉄筋挿入孔324に通しておく。ここで、線材12の固定位置からやとい筋363の先端部(鉄筋挿入孔344の入口側の端部)までの長さは、鉄筋挿入孔244の長さと同程度である。
A method for joining the
この状態で、PC梁340を下降させ、両側のPC柱320の間に建て込む。その後、図6(B)に示すように、線材12を引くことにより、やとい筋363をPC柱320側へ移動させて鉄筋挿入孔324を貫通させ、そして、反対側のPC柱340の鉄筋挿入孔244の奥まで挿入させる。そして、図6(C)に示すように、線材12をやとい筋363から切り離した後に、PC柱320とPC梁340とを接合する。その接合方法は次のとおりである。
In this state, the
PC柱320とその両側のPC梁340との間の目地の外周をシールした状態で、グラウト注入口149から鉄筋挿入孔244、344にグラウトを圧入し、鉄筋挿入孔244、324、344及びPC柱320とその両側のPC梁340との間の目地にグラウトを充填して、該グラウトを硬化させる。これにより、やとい筋363が、PC柱320とPC梁340とに定着されると共に、PC柱320の両側において、PC柱340に埋設された梁主筋142とやとい筋363とにより重ね継手341が形成される。
With the outer periphery of the joint between the
以上、本実施形態に係るPC部材の接合方法では、PC梁340の接合側に、梁主筋142と隣で重なり合うように鉄筋挿入孔344を形成し、やとい筋363を鉄筋挿入孔344に引き出し可能に収納した状態で、一対のPC梁340を下降させてその間に介在するPC柱320と組み合わせる。そして、やとい筋363を一方のPC梁340の鉄筋挿入孔344から引き出し、PC柱320に形成された鉄筋挿入孔363を通して、他方のPC梁340に形成された鉄筋挿入孔244に挿入する。その後、鉄筋挿入孔244、324、344にグラウトを充填して硬化させ、PC柱320の両側において、梁主筋142とやとい筋363とによる重ね継手341を形成する。
As described above, in the method for joining PC members according to the present embodiment, the reinforcing
これにより、一対のPC梁340を、その間のPC柱320を建て込んだ後に、下降させて建て込むができ、以って、梁主筋142が埋設された一対のPC梁340とその間のPC柱320とを接合する際の施工の自由度を向上させることができる。
なお、PC柱320はPC仕口部に替えてもよい。
As a result, the pair of
The
図7(A)〜(C)は、他の実施形態に係るPC部材の接合方法を用いて構築された架構400を示す立面断面図である。なお、架構400において、上述の各実施形態に係る架構と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
FIGS. 7A to 7C are elevational cross-sectional views showing a
図7(C)に示すように、架構400は、上述の実施形態に係る架構10と同様の構成であるが、PC部材30に替えてPC部材430を備えている。PC部材430は、仕口部40(図1参照)とその両側の梁部450、460とが一体化された構成である。架構400を構築する際には、PC部材430の仕口部40をPC柱20(図1参照)の上に建て込み、隣設するPC部材430同士を、梁部450と梁部460とで接合する。
As shown in FIG. 7C, the
PC部材430の梁部450、460にはそれぞれ梁主筋52、62が埋設されている。また、梁部460の端部には、鉄筋挿入孔64が形成されている。ここで、鉄筋挿入孔64は、梁主筋62と上下に重なり合うように並列されている。また、梁部450の端部には、スリーブ継手456及びこのスリーブ継手456に挿入された重ね筋453が埋設されている。ここで、重ね筋453は、梁主筋52と上下に重なり合うように並列されている。また、梁主筋52と梁主筋62とは同軸に配筋され、鉄筋挿入孔64とスリーブ継手456及び重ね筋453とは同軸に配されている。
Beam
また、梁部460には、梁部50と梁部60との間の目地に連通するグラウト注入口469が形成されている。さらに、梁部460には、鉄筋挿入孔64の奥部に連通する冶具挿入孔468が形成されている。この冶具挿入孔468は、緩やかに湾曲する湾曲路であり、梁部460の上面又は下面から鉄筋挿入孔64の奥部まで延びている。
The
鉄筋挿入孔64、スリーブ継手456にはやとい筋63が挿入されている。ここで、鉄筋挿入孔64の長さはやとい筋63の長さ以上である。
A
一方のPC部材430の梁部450と他方のPC部材430の梁部460とは、やとい筋63が、鉄筋挿入孔64とスリーブ継手456とに挿入された状態で組み合わされている。また、一方のPC部材430の梁部450と他方のPC部材430の梁部460との間の目地、鉄筋挿入孔64、及びスリーブ継手456にグラウト(図7(C)にハッチングで示す)が充填されており、梁部450と梁部460とが接合されている。ここで、やとい筋63と重ね筋453とがスリーブ継手456により継手されると共に、梁部450に埋設された梁主筋52と重ね筋453とが重ね継手451を構成し、梁部460に埋設された梁主筋62とやとい筋63とが重ね継手461を形成している。
The
以上のような構成の架構400におけるPC部材430同士の接合方法について説明する。図7(A)に示すように、やとい筋63を梁部460の鉄筋挿入孔64に収納しておく。この状態で、PC部材430を下降させる。
A method of joining the
その後、図7(B)に示すように、冶具挿入孔468に沿って湾曲した棒状の冶具14を、梁部460の上面又は下面から冶具挿入孔468を通して鉄筋挿入孔64の奥部に挿入する。そして、該冶具14でやとい筋63を押すことにより、やとい筋63を梁部450側へ移動させてスリーブ継手456に挿入する。
Thereafter, as shown in FIG. 7B, the rod-shaped
そして、図7(C)に示すように、冶具14を冶具挿入孔468から抜き出した後に、先行して建て込んだPC部材430の梁部450と、後で建て込んだPC部材430の梁部460とを接合する。梁部450と梁部460との接合方法は次のとおりである。
Then, as shown in FIG. 7C, after the
梁部450と梁部460との間の目地の外周をシールした状態で、グラウト注入口469から梁部450と梁部460との間の目地にグラウトを圧入し、該目地、鉄筋挿入孔64及びスリーブ継手456にグラウトを充填して、該グラウトを硬化させる。これによって、やとい筋63が、梁部460に定着されると共に、スリーブ継手456により重ね筋453に継手される。また、梁部450に埋設された梁主筋52と重ね筋453とにより重ね継手451が形成され、梁部460に埋設された梁主筋62とやとい筋63とにより重ね継手461が形成される。
In a state where the outer periphery of the joint between the
以上、本実施形態に係るPC部材の接合方法では、梁部460の接合側に、梁主筋62と隣で重なり合うように鉄筋挿入孔64を形成し、やとい筋63を鉄筋挿入孔64に押し出し可能に収納した状態で、PC部材430を下降させて隣のPC部材430と組み合わせる。そして、やとい筋63を鉄筋挿入孔64から押し出して梁部450に形成されたスリーブ継手456に挿入する。その後、鉄筋挿入孔64、スリーブ継手456にグラウトを充填して硬化させる。これにより、やとい筋63と重ね筋453とをスリーブ継手456により継手すると共に、梁主筋62とやとい筋63とによる重ね継手461、やとい筋63に継手された重ね筋453と梁主筋52とによる重ね継手451を形成する。
As described above, in the method for joining PC members according to the present embodiment, the reinforcing
これにより、PC部材430を、隣のPC部材430を建て込んだ後に、下降させて建て込むができ、以って、梁主筋52、62が埋設されたPC部材430同士を接合する際の施工の自由度を向上させることができる。
As a result, the
なお、本実施形態では、梁部450、460において、重ね継手451、461を構成した。しかし、図8に示すように、梁部450では重ね継手を構成せずに、梁部460においてのみ、重ね継手461を形成してもよい。なお、この場合、梁部450に埋設された梁主筋52とやとい筋63とをスリーブ継手456で継手するように構成すればよい。
In the present embodiment, the
図9(A)〜(C)は、他の実施形態に係るPC部材の接合方法を用いて構築された架構500を示す立面断面図である。なお、架構500において、上述の各実施形態に係る架構と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
FIGS. 9A to 9C are elevational cross-sectional views showing a
図9(C)に示すように、架構500は、上述の実施形態に係る架構100と同様の構成であるが、PC柱120に替えてPC柱520を備え、PC梁140に替えてPC梁540を備えている。架構500を構築する際には、先に建て込んだ一対のPC柱520の間にPC梁540を建て込む。PC梁540には梁主筋142が埋設されている。また、PC梁540の両端部には、鉄筋挿入孔144が形成されている。また、PC柱520には横方向に鉄筋522が埋設され、左右一対のスリーブ継手526が埋設されている。各スリーブ継手526には、鉄筋522の端部が挿入されている。
As shown in FIG. 9C, the
ここで、鉄筋挿入孔144は、梁主筋142と隣り合い上下に重なり合うように形成され、スリーブ継手526及び鉄筋522は、鉄筋挿入孔144と同軸に配されている。また、PC梁540の両端部には、PC梁540とPC柱520との間の目地に連通するグラウト注入口469が形成されている。また、PC柱540の両端部には、鉄筋挿入孔144の奥部に連通する冶具挿入孔468が形成されている。
Here, the reinforcing
鉄筋挿入孔144とスリーブ継手526とにはやとい筋63が挿入されている。ここで、鉄筋挿入孔144の長さは、やとい筋63の長さ以上である。
A
PC柱520とPC梁540とは、やとい筋63が、鉄筋挿入孔144とスリーブ継手526とに挿入された状態で組み合わされている。また、PC柱520とPC梁540との間の目地、鉄筋挿入孔144、及びスリーブ継手526にグラウト(図9(C)においてハッチングで示す)が充填されており、PC柱520とPC梁540とが接合されている。ここで、PC柱520の両側では、PC梁540に埋設された梁主筋142とやとい筋63とが重ね継手541を形成している。
The
以上のような構成の架構500におけるPC柱520とPC梁540との接合方法について説明する。図9(A)に示すように、やとい筋63をPC梁540の鉄筋挿入孔144に収納しておく。この状態で、PC梁540を下降させる。
A method for joining the
その後、図9(B)に示すように、冶具14を、PC梁540の上面又は下面から冶具挿入孔468を通して鉄筋挿入孔144の奥部に挿入する。そして、該冶具14でやとい筋63を押すことにより、やとい筋63をPC柱520側へ移動させてスリーブ継手526に挿入する。
After that, as shown in FIG. 9B, the
そして、図9(C)に示すように、冶具14を冶具挿入孔468から抜き出した後に、PC柱520とPC梁540とを接合する。PC柱520とPC梁540との接合方法は次のとおりである。
Then, as shown in FIG. 9C, after the
PC柱520とPC梁540との間の目地の外周をシールした状態で、グラウト注入口469からPC柱520とPC梁540との間の目地にグラウトを圧入し、該目地、鉄筋挿入孔144及びスリーブ継手526にグラウトを充填して、該グラウトを硬化させる。これによって、やとい筋63が、PC梁540に定着されると共に、スリーブ継手526により鉄筋522に継手される。また、PC柱520の両側では、PC梁540に埋設された梁主筋142とやとい筋63とにより重ね継手541が形成される。
In a state where the outer periphery of the joint between the
以上、本実施形態に係るPC部材の接合方法では、PC梁540の接合側に、梁主筋142と隣で重なり合うように鉄筋挿入孔144を形成し、やとい筋63を鉄筋挿入孔144に押し出し可能に収納した状態で、PC梁540を下降させてその両側のPC柱520と組み合わせる。そして、やとい筋63をPC梁540の鉄筋挿入孔144から押し出し、PC柱520に埋設されたスリーブ継手526に挿入する。その後、鉄筋挿入孔144とスリーブ継手526とにグラウトを充填して硬化させ、やとい筋をPC梁540に定着させると共に、PC柱520の鉄筋522と継手し、且つ、梁主筋142とやとい筋63とによる重ね継手541を形成する。
As described above, in the method of joining PC members according to the present embodiment, the reinforcing
これにより、PC梁540を、その両側のPC柱520を建て込んだ後に、下降させて建て込むができ、以って、梁主筋142が埋設されたPC梁540とその両側のPC柱520とを接合する際の施工の自由度を向上させることができる。
なお、PC柱520はPC仕口部に替えてもよい。
As a result, the
The
なお、本実施形態では、PC梁540においてのみ、重ね継手541を構成した。しかし、図10に示すように、PC柱520においても、重ね継手521を構成してもよい。なお、この場合、PC柱520に鉄筋122と重ね筋523とを埋設し、重ね筋523とやとい筋63とをスリーブ継手526で継手するように構成すればよい。
In the present embodiment, the lap joint 541 is configured only in the
図11は、他の実施形態に係るPC部材の接合方法を用いて構築された架構600を示す立面断面図である。なお、架構600において、上述の各実施形態に係る架構と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
FIG. 11 is an elevational cross-sectional view showing a
架構600は、上述の実施形態に係る架構400と同様の構成であるが、スリーブ継手456に替えてネジ式機械式継手(以下、ネジ継手という)670を備えている。ネジ継手670は、やとい筋63の端部に設けられたネジ部671と、重ね筋453の端部に設けられたネジ部672と、ネジ部671、672にそれぞれ螺合したロックナット673、674と、ネジ部671、672の双方に螺合したカプラーナット675と、ネジ部671の基端部、ネジ部672の基端部にそれぞれ形成されたバリ676、677とを備えている。
The
ロックナット673、674は、外形が六角等の多角形や円形等であるナットであり、カプラーナット675は、外形が六角等の多角形である長尺のナットである。また、バリ676、677は、それぞれネジ部671、672よりも大径のフランジ部であり、バリ676は、ネジ部671の基端側へのロックナット673の移動を制限し、バリ677は、ネジ部672の基端側へのロックナット674の移動を制限する。ここで、カプラーナット675の端部が、梁部450の側面とおおよそ面一となるように、カプラーナット675及びロックナット674が、梁部450に埋設されている。なお、カプラーナット675の端部を、梁部450の端面と面一となるように配置することは必須ではなく、カプラーナット675の端部は、梁部450の端面の内側又は外側に位置してもよい。
The
やとい筋63側のロックナット673をバリ676に当接させ、カプラーナット675をロックナット673に当接させ、重ね筋453側のロックナット674をカプラーナット675に当接させた状態で、ロックナット673、674をレンチで締め込むことにより、ネジ継手670は締結状態となる。
The
以上のような構成の架構600におけるPC部材430同士の接合方法について説明する。図12に示すように、やとい筋63を梁部460の鉄筋挿入孔64に収納した状態で、PC部材430を建て込む。そして、やとい筋63を梁部450側へ移動させる。
A method of joining the
ここで、PC部材430を建て込む前に、ネジ継手670は次のように設定する。まず、カプラーナット675は、重ね筋453側のネジ部672に螺合させ、重ね筋453側のロックナット674に当接させる。また、やとい筋63側のロックナット673は、やとい筋63側のバリ676に当接させる。
Here, before installing the
次は、ネジ継手670を締結させる。この締結作業では、やとい筋63を回転させてやとい筋63側のネジ部671をカプラーナット675に螺合させる。そして、やとい筋63側のロックナット673を、カプラーナット675に当接させた状態で、所定トルクで締め込む。以上の締結作業を、作業員が、梁部450と梁部460との隙間に手を入れて行う。
Next, the screw joint 670 is fastened. In this fastening operation, the
その後、梁部450と梁部460との間の目地、及び鉄筋挿入孔64にグラウトを充填して該グラウトを硬化させる。これにより、やとい筋63が、梁部460に定着されると共に、ネジ継手670により重ね筋453に継手される。また、梁部450に埋設された梁主筋52と重ね筋453とにより重ね継手451が形成され、梁部460に埋設された梁主筋62とやとい筋63とにより重ね継手461が形成される。
Then, the grout is filled by filling the joint between the
以上、本実施形態に係るPC部材の接合方法では、梁部460の接合側に、梁主筋62と隣で重なり合うように鉄筋挿入孔64を形成し、やとい筋63を鉄筋挿入孔64に引き出し可能に収納した状態で、PC部材430を下降させて隣のPC部材430と組み合わせる。そして、やとい筋63を、鉄筋挿入孔64から引き出して、梁部450に埋設されたネジ継手670により、梁部460に埋設された重ね筋453と継手する。その後、鉄筋挿入孔64にグラウトを充填して硬化させ、梁主筋62とやとい筋63とによる重ね継手461、やとい筋63に継手された重ね筋453と梁主筋52とによる重ね継手451を形成する。
As described above, in the method for joining PC members according to the present embodiment, the reinforcing
これにより、PC部材430を、隣のPC部材430を建て込んだ後に、下降させて建て込むができ、以って、梁主筋52、62が埋設されたPC部材430同士を接合する際の施工の自由度を向上させることができる。
As a result, the
なお、本実施形態では、梁部450、460において、重ね継手451、461を形成した。しかし、梁部450では重ね継手を形成せずに、梁部460においてのみ、重ね継手461を形成してもよい。なお、この場合、梁部450に埋設された梁主筋52とやとい筋63とをネジ継手670で継手するように構成すればよい。
In this embodiment, the
図13は、他の実施形態に係るPC部材の接合方法を用いて構築された架構700を示す立面断面図である。なお、架構700において、上述の各実施形態に係る架構と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
FIG. 13 is an elevational cross-sectional view showing a
架構700は、上述の実施形態に係る架構600と同様の構成であるが、ネジ継手670に替えてネジ継手770を備えている。ネジ継手770は、やとい筋63の端部に設けられたネジ部671と、重ね筋453の端部に設けられたネジ部672と、ネジ部672に螺合したロックナット774と、ネジ部771、772の双方に螺合したカプラーナット775とを備えている。
The
ロックナット774は、外形が六角等の多角形や円形等であるナットであり、カプラーナット775は、外形が六角等の多角形である長尺のナットである。ここで、カプラーナット775の端部が、梁部450の側面とおおよそ面一となるように、カプラーナット775及びロックナット774が、梁部450に埋設されている。なお、カプラーナット775の端部を、梁部450の端面と面一となるように配置することは必須ではなく、カプラーナット775の端部は、梁部450の端面の内側又は外側に位置してもよい。
The
以上のような構成の架構700におけるPC部材430同士の接合方法について説明する。図14に示すように、やとい筋63を梁部460の鉄筋挿入孔64に収納した状態で、PC部材430を建て込む。そして、やとい筋63を梁部450側へ移動させる。
A method of joining the
次は、やとい筋63を回転させてやとい筋63側のネジ部671をカプラーナット775に螺合させることにより、ネジ継手770を締結させる。この締結作業では、作業員が、梁部450と梁部460との隙間に手を入れて行う。
Next, the threaded joint 63 is fastened by rotating the threaded
その後、梁部450と梁部460との間の目地、及び鉄筋挿入孔64にグラウトを充填して該グラウトを硬化させる。これにより、やとい筋63が、梁部460に定着されると共に、ネジ継手770により重ね筋453に継手される。また、梁部450に埋設された梁主筋52と重ね筋453とにより重ね継手451が形成され、梁部460に埋設された梁主筋62とやとい筋63とにより重ね継手461が形成される。
Then, the grout is filled by filling the joint between the
以上、本実施形態に係るPC部材の接合方法では、梁部460の接合側に、梁主筋62と隣で重なり合うように鉄筋挿入孔64を形成し、やとい筋63を鉄筋挿入孔64に引き出し可能に収納した状態で、PC部材430を下降させて隣のPC部材430と組み合わせる。そして、やとい筋63を鉄筋挿入孔64から引き出して、梁部450に埋設されたネジ継手770により、やとい筋と梁部460に埋設された重ね筋453とを継手する。その後、鉄筋挿入孔64にグラウトを充填して硬化させ、梁主筋62とやとい筋63とによる重ね継手461、やとい筋63に継手された重ね筋453と梁主筋52とによる重ね継手451を形成する。
As described above, in the method for joining PC members according to the present embodiment, the reinforcing
これにより、PC部材430を、隣のPC部材430を建て込んだ後に、下降させて建て込むができ、以って、梁主筋52、62が埋設されたPC部材430同士を接合する際の施工の自由度を向上させることができる。
As a result, the
なお、本実施形態では、梁部450、460において、重ね継手451、461を形成した。しかし、梁部450では重ね継手を形成せずに、梁部460においてのみ、重ね継手461を形成してもよい。なお、この場合、梁部450に埋設された梁主筋52とやとい筋63とをネジ継手770で継手するように構成すればよい。
In this embodiment, the
また、上記の各実施形態では、上下重ねであり、直線継手であり、あき重ね継手である重ね継手を用いたが、上下重ねは水平重ねに替えてもよく、直線継手はフック付きの重ね継手に替えてもよく、あき重ね継手は、重ね継手の相互の鉄筋を密着させた重ね継手に替えてもよい。また、重ね継手の相互の鉄筋の重ね長さ、重ね継手の相互の鉄筋の間隔は、日本建築学会発行の「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説」で定められている規準を満たすように設定すればよい。 In each of the above embodiments, a lap joint that is an upper and lower lap, a straight joint, and a perforated lap joint is used. However, the upper and lower lap may be replaced by a horizontal lap, and the straight joint is a lap joint with a hook. The lap joint may be replaced with a lap joint in which the mutual reinforcing bars of the lap joint are in close contact. In addition, the overlap length of reinforced joints and the distance between reinforced joints should be set to meet the standards stipulated by the Architectural Institute of Japan, “Reinforced Concrete Reinforcement Guide and Explanation”. That's fine.
さらに、上記の各実施形態では、柱主筋や梁主筋を重ね継手する実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は、腹筋を重ね継手する際にも適用可能である。 Furthermore, in each of the above-described embodiments, the present invention has been described with reference to examples in which column main bars and beam main bars are lap jointed. However, the present invention can also be applied to lap joints of abdominal muscles.
10 架構、12 線材、14 冶具、20 PC柱、22 柱主筋、30 PC部材(第1PC部材、第2PC部材)、40 仕口部、44 柱主筋孔、50 梁部、51 重ね継手、52 梁主筋(鉄筋)、54 鉄筋挿入孔、59グラウト注入口、60 梁部、61 重ね継手、62 梁主筋(鉄筋)、63 やとい筋(接続用鉄筋)、64 鉄筋挿入孔、69 グラウト注入口、100 架構、120 PC柱(第2PC部材)、121 重ね継手、122 鉄筋、124 鉄筋挿入孔、129 グラウト注入口、140 PC梁(第1PC部材)、141 重ね継手、142 梁主筋(鉄筋)、144 鉄筋挿入孔、149 グラウト注入口、200 架構、220 PC柱(第1PC部材)、221 重ね継手、224 鉄筋挿入孔、240 PC梁(第2PC部材)、241 重ね継手、244 鉄筋挿入孔、300 架構、320 PC柱(第3PC部材)、324 鉄筋挿入孔、340 PC梁(第1PC部材、第2PC部材)、341 重ね継手、344 鉄筋挿入孔、363 やとい筋(接続用鉄筋)、400 架構、430 PC部材(第1PC部材、第2PC部材)、450 梁部、451 重ね継手、453 重ね筋(鉄筋)、456 スリーブ継手(機械式継手)、460 梁部、461 重ね継手、468 冶具挿入孔、469 グラウト注入口、500 架構、520 PC柱(第2PC部材)、522 鉄筋、526 スリーブ継手(機械式継手)、540 PC梁(第1PC部材)、541 重ね継手、600 架構、670 ネジ継手(機械式継手)、671、672 ネジ部、673、674 ロックナット、675 カプラーナット、676、677 バリ、700 架構、770 ネジ継手(機械式継手)、774 ロックナット、775 カプラーナット 10 frame, 12 wire rod, 14 jig, 20 PC column, 22 column main reinforcement, 30 PC member (first PC member, second PC member), 40 joint portion, 44 column main reinforcement hole, 50 beam portion, 51 lap joint, 52 beam Reinforcing bar (rebar), 54 Reinforcing bar insertion hole, 59 grout inlet, 60 Beam part, 61 lap joint, 62 Beam reinforcing bar (rebar), 63 Longitudinal reinforcing bar (reinforcing bar), 64 Reinforcing bar insertion hole, 69 grout inlet, 100 frame, 120 PC column (second PC member), 121 lap joint, 122 rebar, 124 rebar insertion hole, 129 grout inlet, 140 PC beam (first PC member), 141 lap joint, 142 beam main bar (rebar), 144 Reinforcing bar insertion hole, 149 grout inlet, 200 frame, 220 PC pillar (first PC member), 221 lap joint, 224 reinforcing bar insertion hole, 240 PC beam ( 2PC member), 241 lap joint, 244 reinforcing bar insertion hole, 300 frame, 320 PC pillar (third PC member), 324 reinforcing bar insertion hole, 340 PC beam (first PC member, second PC member), 341 lap joint, 344 reinforcing bar insertion Hole, 363 Long bar (connecting bar), 400 frame, 430 PC member (first PC member, second PC member), 450 Beam, 451 Lap joint, 453 Lap bar (rebar), 456 Sleeve joint (mechanical joint) ) 460 beam portion, 461 lap joint, 468 jig insertion hole, 469 grout inlet, 500 frame, 520 PC pillar (second PC member), 522 reinforcing bar, 526 sleeve joint (mechanical joint), 540 PC beam (first PC) Member), 541 lap joint, 600 frame, 670 threaded joint (mechanical joint), 671, 672 threaded part, 67 , 674 locknut 675 coupler nut, 676,677 burrs, 700 Frames, 770 screw joint (mechanical joint), 774 locknut 775 coupler nut
Claims (3)
前記第1PC部材の前記第2PC部材側には、鉄筋と隣で重なり合うように鉄筋挿入孔が形成されており、
前記鉄筋挿入孔に接続用鉄筋を入出可能に収容した状態で、前記第1PC部材と前記第2PC部材とを建て込み、
前記接続用鉄筋を、前記第2PC部材側へ移動させ、
前記接続用鉄筋を、前記第1PC部材の鉄筋と重ね継手により継手し、前記第2PC部材の鉄筋と継手するPC部材の接合方法。 A method of joining a first PC member made of precast concrete in which reinforcing bars are arranged in the horizontal direction and a second PC member made of precast concrete in which reinforcing bars are arranged in the horizontal direction,
Reinforcing bar insertion holes are formed on the second PC member side of the first PC member so as to overlap with the reinforcing bars next to each other,
The first PC member and the second PC member are erected in a state where the connecting reinforcing bar is accommodated in the reinforcing bar insertion hole,
Moving the connecting rebar to the second PC member side;
A method of joining PC members, wherein the connecting reinforcing bars are joined to the reinforcing bars of the first PC member by lap joints, and the reinforcing bars of the second PC member are joined.
Priority Applications (1)
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