JP2012055480A - 電極リードおよび断線検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤの断線を精度よく検出する。
【解決手段】互いに並行し隣接して配置されるTipワイヤ21A,21BおよびRingワイヤ22A,22Bと、Tipワイヤ21A,21BおよびRingワイヤ22A,22Bの一端にワイヤ21A,21B、22A,22Bごとに接続されるTip端子25A,25BおよびRing端子26A,26Bと、Tipワイヤ21A,21BおよびRingワイヤ22A,22Bの他端に接続されるTip電極23およびRing電極24とを備え、Tipワイヤ21A,21BおよびTipワイヤ22A,22Bが、それぞれ端子25A,25B,26A,26Bより電極23,24側において互いに短絡するTip短絡部27およびRing短絡部28を有する電極リード10を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電極リードおよび断線検出装置に関するものである。
従来、生体に電気的に刺激を与えるペースメーカや除細動器等の医療装置および生体とこれらの医療装置と電気的に接続する電極リードが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の生体植設用医療器具は、互いに電気抵抗が異なる複数のワイヤを有する生体植設用の電極リードにより、生体と生体植込用医療器具とを電気的に接続している。
このような生体植設用医療器具を患者が使用している際中に電極リードのワイヤが断線すると、電気抵抗が上昇して生体に印加される電圧が減少し、センシングやペーシングに大きな影響を与えることがある。特許文献1に記載の生体植設用医療器具は、複数のワイヤのうち少なくとも1つが破損していることを電極リードの電気抵抗の変化により判別して報知する報知手段を備えており、患者の使用中における電極リードの完全断線を防止し、より安全な使用を実現することとしている。
特許第3977569号公報
しかしながら、特許文献1に記載の生体植設用医療器具は電極リードの電気抵抗を測定する電気回路が生体を経由するため、電気抵抗の測定値に生体のインピーダンスが含まれる。生体のインピーダンスは生体と電極との接続状態の変化等により日々変化するため、生体のインピーダンスが変化することにより電気抵抗の測定値が変動してしまう。そのため、ワイヤが断線しても生体のインピーダンスが減少すると、断線による電極リード自体の電気抵抗の変化を正確に判別することができず、ワイヤの断線を精度よく検出することができないという問題がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、ワイヤの断線を精度よく検出することができる電極リードおよび断線検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、互いに並行し隣接して配置される複数のワイヤと、該複数のワイヤの一端に該ワイヤごとに接続される複数の端子と、前記複数のワイヤの他端に接続される電極部とを備え、前記複数のワイヤが、前記端子より前記電極部側において互いに短絡する短絡部を有する電極リードを提供する。
本発明によれば、生体に接触させた電極部に対してワイヤを介して接続される端子に電位を加え、この電極部に対して離れた位置に配置する他の電極部との間で通電させることにより、生体に電気的な刺激を与えることができる。複数のワイヤのいずれかが断線すると、ワイヤ全体の機械的強度が低減する。また、最終的に全てのワイヤが断線すると短絡し、生体に刺激を与えることができなくなる。
本発明に係る電極リードは、2つの端子とこれらの端子に接続される2つのワイヤの短絡部との間で閉回路を形成することができる。したがって、この2つの端子間の電気抵抗の変動を検出することにより、閉回路を形成しているワイヤが断線しているか否かを把握することができる。この場合において、生体を介さずに閉回路を形成することにより、生体のインピーダンスの変動等の影響を受けることなく端子間の電気抵抗の変動を検出することができ、ワイヤの断線を精度よく検出することができる。
上記発明においては、前記短絡部が、前記電極部に配置されていることとしてもよい。
このように構成することで、2つの端子と電極部に配置された2つのワイヤの短絡部との間で、ワイヤの略全長を介して閉回路を形成することができる。したがって、ワイヤの略全長にわたり断線の有無を精度よく検出することができる。
また、上記発明においては、前記端子と前記短絡部との間に前記ワイヤが延びる方向に沿って所定の間隔をあけて配列され、隣接する2つの前記ワイヤに接続される複数の抵抗部材を備えることとしてもよい。
このように構成することで、ワイヤが断線した場合に断線箇所より端子側に配置されている抵抗部材と、この抵抗部材が接続する2つのワイヤの各端子との間で閉回路が形成される。したがって、抵抗部材ごとに2つの端子間の電気抵抗値を予め把握しておくことにより、いずれかの端子間の電気抵抗値が変動した場合にワイヤの断線箇所を容易に特定することができる。また、断線したワイヤ付近への機械的負荷を低減するように生体への植込み位置をずらしたり、ワイヤの断線箇所を保護するようにギブス等の支えを提供したりすることで、全てのワイヤが完全断線するまでの寿命を延ばすことが可能になる。
本発明は、上記本発明の電極リードと、該電極リードのいずれか2つの前記端子を選択する端子選択部と、該端子選択部により選択された前記2つの端子間の電気抵抗を検出する検出部とを備える断線検出装置を提供する。
本発明によれば、端子選択部により選択された2つの端子に接続される各ワイヤが断線していない場合は、これらのワイヤの短絡部と2つの端子との間で低電気抵抗の閉回路が形成される。したがって、検出部により検出される電気抵抗が所定の閾値より小さい場合は、2つのワイヤが断線していないと判断することができる。
一方、端子選択部により選択された2つの端子に接続される各ワイヤが断線している場合は、これらのワイヤの短絡部と2つの端子との間で開回路が形成されるため、高電気抵抗となる。したがって、検出部により検出される電気抵抗が所定の閾値より大きい場合は、2つのワイヤの少なくともいずれか一方が断線していると判断することができる。これにより、ワイヤごとに断線の有無を精度よく検出することができ、生体に与える刺激の不良等を未然に防ぐことが可能になる。
本発明によれば、ワイヤの断線を精度よく検出することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る医療装置の概略構成図である。 図1の電極リードの縦断面図である。 本発明の一実施形態のペーシング工程における充電時の回路図である。 本発明の一実施形態のペーシング工程における放電時の回路図である。 図1の医療装置による断線検出工程を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の断線検出工程における充電時の回路図である。 本発明の一実施形態の断線検出工程における放電時の回路図である。 本発明の一実施形態の第1の変形例に係る医療装置を示す概略構成図である。 第1の変形例に係る医療装置の断線検出工程における充電時の回路図である。 第1の変形例に係る医療装置の断線検出工程における放電時の回路図である。 (a)は本発明の一実施形態の第2の変形例に係るワイヤセットの径方向の断面図であり、(b)は本発明の一実施形態の第2の変形例に係るワイヤセットの長手方向の断面図である。 第2の変形例に係るTipコネクタとコネクタブロックとの接続部分の断面図である。 第2の変形例に係る別のTipコネクタとコネクタブロックとの接続部分の断面図である。 第2の変形例に係る別のTipコネクタとコネクタブロックとの接続部分の断面図である。 本発明の一実施形態の第3の変形例に係る電極リードの縦断面図である。 図15の電極リードの回路図である。 図15の電極リードの径方向の断面図である。 図15の電極リードの径方向の別の断面図である。 図15の電極リードの端子間のインピーダンスの範囲と断線箇所との関係を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る電極リードおよび断線検出装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る医療装置(断線検出装置)100は、図1に示すように、心筋から発せられる活動電位を検出したり心筋を興奮させるパルスエネルギーを発生したりする植込み型除細動器(Implantable Cardioverter Defibrillator、以下「ICD」という。)またはペースメーカ等の装置本体30と、心臓(生体)と心臓から離れた場所に配置した装置本体30とを電気的に接続可能な電極リード10とを備えている。
まず、電極リード10について、図2を参照して以下に説明する。
電極リード10は、絶縁材料からなる中空構造のアウターチューブ11と、アウターチューブ11の先端側、すなわち、生体側に配置される先端部13と、アウターチューブ11の基端側、すなわち、装置本体30側に配置されるリードコネクタ15とを備えている。
電極リード10の内部には、アウターチューブ11内を長手方向に沿って互いに並行し隣接して配置される2本のTipワイヤ21A,21Bおよび2本のRingワイヤ22A,22Bが備えられている。各ワイヤ21A,21B,22A,22Bは、例えば、ETFE(四フッ化エチレン―エチレン共重合体)のような樹脂材料からなる絶縁被覆により覆われている。これらの各ワイヤ21A,21B,22A,22Bは、耐久性に優れ、電気抵抗が低いことが好ましい。
電極リード10の先端部13には、Tipワイヤ21A,21Bの一端に共通して接続されるTip電極(電極部)23と、Ringワイヤ22A,22Bの一端に共通して接続されるRing電極(電極部)24とが備えられている。
Tip電極23およびRing電極24は、心臓に対して異なる位置に接触させられるように、互いに位置をずらして露出して配置されている。
Tip電極23は、例えば、螺旋状のネジ型(スクリューイン)形状に形成されており、心筋にねじ込んで固定することができるようになっている。このTip電極23は、一端が先端部13に固定され、他端が先端部13から突出するように配置されている。Tip電極23の一端には、Tipワイヤ21A,21Bがそれぞれ内側から電気的に接続されている。また、Tip電極23において、Tipワイヤ21AとTipワイヤ21Bとが電気的に接続し互いに短絡している。以下、Tipワイヤ21AとTipワイヤ21Bとが短絡する箇所をTip短絡部27という。
Ring電極24は、Tip電極23より基端側に数mm以上10数mm以下程度ずらした位置に配置されている。このRing電極24は、円環形状に形成され、先端部13の外周面を周方向に覆うように配置されている。Ring電極24の内周面には、Ringワイヤ22A,22Bがそれぞれ電気的に接続されている。また、Ring電極24において、Ringワイヤ22AとRingワイヤ22Bとが電気的に接続し互いに短絡している。以下、Ringワイヤ22AとRingワイヤ22Bとが短絡する箇所をRing短絡部28という。
電極リード10のリードコネクタ15は、長手方向に沿ってずらして配置された互いに径寸法が異なるTipコネクタ17とRingコネクタ18とにより構成されている。
Tipコネクタ17には、Tipワイヤ21Aの他端に接続されるTip端子25Aと、Tipワイヤ21Bの他端に接続されるTip端子25Bとが備えられている。
Tip端子25A,25Bは、それぞれ円環形状に形成され、Tipコネクタ17の外周面を周方向に覆うように露出して配置されている。また、Tip端子25A,25Bは、互いに長手方向にずらして配置されており、それぞれの内周面にTipワイヤ21AまたはTipワイヤ21Bが電気的に接続されている。
Ringコネクタ18には、Ringワイヤ22Aの他端に接続されるRing端子26Aと、Ringコネクタ22Bの他端に接続されるRing端子26Bとが備えられている。Ring端子26A,26Bは、Tip端子25A,25Bと同様に、それぞれ円環形状に形成され、Ringコネクタ18の外周面を周方向に覆うように露出して配置されている。また、Ring端子26A,26Bは、互いに長手方向にずらして配置されており、それぞれ内周面にRingワイヤ22AまたはRinワイヤ22Bが電気的に接続されている。
次に、装置本体30について、図1を参照して以下に説明する。
装置本体30は、ワイヤ21A,21B,22A,22Bの導通状態を選択する端子選択部31と、心臓の電気現象を観測して心臓の状態を検出する状態検出部(検出部)33と、心臓に対して所定のタイミングでペーシングパルスエネルギーを出力する心臓刺激部35と、ワイヤ21A,21B,22A,22Bの断線の有無を検出する断線検出部37と、これら端子選択部31、状態検出部33、心臓刺激部35および断線検出部37を制御する制御部39とを備えている。
心臓刺激部35は、図3および図4に示すように、ペーシングパルスエネルギーを発生する電源41と、電源41から発せられたペーシングパルスエネルギーを一時的に貯留するキャパシタ43と、エネルギーの充電と放電とを切り替えるスイッチ45Aおよびスイッチ45Bとを備えている。
断線検出部37は、図6および図7に示すように、測定エネルギーを発生する電源51と、電源51から発せられた測定エネルギーを一時的に貯留するキャパシタ53と、2つの端子間の電圧を検出するコンパレータ55と、測定エネルギーの充電と放電とを切り替えるスイッチ57Aおよびスイッチ57Bとを備えている。
コンパレータ55には、ワイヤ21A,21B,21C,21Dが断線していないときの端子間の電圧と断線しているときの端子間の電圧との中間値が、比較基準値として予め設定されている。
また、装置本体30には、電極リード10のリードコネクタ15が挿脱可能なコネクタブロック32が備えられている。コネクタブロック32は、一般にIS−1やDF−1等の規格で定められている特定形状を有している。コネクタブロック32の内部には、装置本体30の電極選択部31に配線される4つの電極(図示略)が備えられている。
コネクタブロック32にリードコネクタ15を挿入した状態で、4つの固定ネジ34により、Tip端子25A,25BおよびRing端子26A,26Bをそれぞれネジ止め固定することができるようになっている。コネクタブロック32内の4つの電極とTip端子25A,25BおよびRing端子26A,26Bとが接触することにより、電極リード10と電極選択部31とが電気的に接続される。
次に、このように構成された医療装置100の作用について説明する。
最初に、本実施形態に係る医療装置100を用いて、患者に対してセンシングあるいはペーシング等を行う場合(通常モード)について説明する。
まず、Tip電極23およびRing電極24をそれぞれ心臓の異なる位置に接触させて固定する。
制御部39からの指示により、端子選択部31がTip端子25AとTip端子25Bとが導通状態に設定され、また、Ring端子26AとRing端子26Bとが導通状態にされる。これにより、Tip端子25AとTip端子25Bとが短絡して同電位となる。また、Ring端子26AとRing端子26Bが短絡して同電位となる。すなわち、Tipワイヤ21A,21Bが互いに並列的に接続され、また、Ringワイヤ22A,22Bが互いに並列に接続される。これにより、それぞれ電気的に望ましい電気抵抗が保たれる。
次に、センシング工程では、状態検出部33の作動により、電極リード10を介して心臓から送られてくる電気現象が観測されて心臓が活動しているか否かが判定される。観測方法としては、公知の方法を用いることができる。状態検出部33による観測結果は制御部39に入力される。状態検出部33により心臓が活動していないと判定された場合は、制御部39により、以下に示すようにペーシングが行われる。
ペーシング工程では、例えば、図3に示すように、制御部39により、心臓刺激部35のスイッチ45Bが開放されスイッチ45Aが短絡される。この状態で、電源41からペーシングパルスエネルギーが発生され、キャパシタ43に貯留される。
ペーシングパルスエネルギーの充電が完了すると、例えば、図4に示すように、制御部39により、予め設定された時間(例えば、0.4ms)だけ心臓刺激部35のスイッチ45Aが開放されスイッチ45Bが短絡される。これにより、キャパシタ43に貯留されているペーシングパルスエネルギーが所定のタイミングで出力され、電極リード10を介して心臓に供給される。
次に、本実施形態に係る医療装置100を用いて、電極リード10の各ワイヤ21A,21B,22A,22Bの断線検出を行う場合について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、不整脈が発生しているか否かを判定する(ステップSA1)。不整脈が発生中の場合は(ステップSA1「YES」)、不整脈の処置を優先し断線検出を終了する。
不整脈が発生中でない場合は(ステップSA1「NO」)、Tipワイヤ21A,21Bの断線検出処理とRingワイヤ22A,22Bの断線検出処理をそれぞれ1通りずつ行う。
Ringワイヤ22A,22Bの断線検出処理においては、まず、状態検出部33により、ペーシングを行う必要があるか否かが判断される(ステップSA2)。ペーシングが必要な場合は(ステップSA2「YES」)、制御部39の指示により、心臓刺激部35が作動しペーシング処理が行われる(ステップSA3)。
ステップSA2においてペーシングを行う必要がないか(ステップSA2「NO」)、または、ステップSA3においてペーシング処理が終了すると、断線検出部37により、Ringワイヤ22A,22Bの断線検出が行われる(ステップSA4)。以下、断線検出処理について、図6および図7を参照して説明する。
まず、図6に示すように、端子選択部31により、Ring端子26A,26B間が導通状態に設定され、Tip端子25A,25B間が非導通状態に設定される。続いて、制御部39により、断線検出部37のスイッチ57Bが開放されスイッチ57Aが短絡される。この状態で、電源51から測定エネルギーが発生され、キャパシタ53に貯留される。
測定エネルギーの充電が完了すると、例えば、図7に示すように、制御部39により、予め設定された時間(例えば、0.1ms)だけ断線検出部37のスイッチ57Aが開放されスイッチ57Bが短絡される。これにより、キャパシタ43に貯留されていた測定エネルギーがRingワイヤ22A,22B間に出力される。そして、Ringワイヤ22A,22B間への測定エネルギーの出力後に、コンパレータ55によりRing端子26A,26B間の電圧が測定される。
この場合において、Ringワイヤ22A,22Bは電極リード10の先端部13において互いに短絡しているため、Ringワイヤ22A,22Bのいずれもが断線していない場合は低抵抗の閉回路が形成される。そのため、キャパシタ43から出力される測定エネルギーは短時間で熱に変わり、Ring端子26A,26B間の電圧は一定値以下となる。
一方、Ringワイヤ22A,22Bの少なくともいずれか一方が断線している場合は、高抵抗の開回路が形成される。そのため、キャパシタ43から出力される測定エネルギーは消費されず、Ring端子26A,26B間の電圧は一定値以上となる。
コンパレータ55により測定された電圧が比較基準値以下の場合は、Ringワイヤ22A,22Bのいずれもが断線していないと制御部39に通知される。一方、コンパレータ55により測定された電圧が比較基準値以上の場合は、Ringワイヤ22A,22Bの少なくともいずれか一方が断線していると制御部39に通知される。
電極リード10においては、Ring端子26A,26BとRing短絡部28との間でRingワイヤ22A,22Bの略全長を介して閉回路が形成されるので、ワイヤの略全長にわたり断線の有無を検出することができる。また、この閉回路は生体を介さないので、生体のインピーダンスの変動等の影響を受けることなく両端子26A,26B間の電圧の変動を検出することができる。したがって、Ringワイヤ22A,22Bの断線を精度よく検出することができる。
同様にして、Tipワイヤ21A,21Bの断線検出においても、ペーシングの判定(ステップSA2)およびペーシング処理(ステップSA3)が行われた後、端子選択部31によりTip端子25A,25B間が導通状態に設定され、Ring端子26A,26B間が非導通状態に設定される。そして、断線検出部37によりTipワイヤ21A,21B間の断線検出処理が行われる(ステップSA4)。
Ringワイヤ22A,22BおよびTipワイヤ21A,21Bの断線検出処理が1通り終了すると、断線検出は終了し通常モードに戻る。
以上説明したように、本実施形態に係る医療装置100によれば、端子選択部31により選択されたTip端子25A,25B間またはRing端子26A,26B間の電気抵抗の変動を、生体のインピーダンスの変動等の影響を受けることなく検出することができる。したがって、ワイヤ21A,21B,22A,22Bの断線を精度よく検出し、センシング不全やペーシング不全を未然に防ぐことが可能になる。
本実施形態においては、Tip電極23がネジ型形状に形成されていることとしたが、Tip電極23を心筋に固定することができればよく、例えば、描型(タインド)形状に形成されていてもよい。
また、本実施形態においては、2本のTipワイヤ21A,21Bおよび2本のRingワイヤ22A,22Bを例示して説明したが、各電極23,24に接続されるワイヤの数はこれに限定されるものではなく、各電極23,24に2本以上のワイヤを接続することとしてもよい。この場合、ワイヤの他端にはワイヤごとに個別に端子を接続することとすればよい。
また、本実施形態は以下のように変形することができる。
例えば、本実施形態においては、検出部として断線検出部37を採用し2つの端子間の電圧を測定することとしたが、第1の変形例としては、図8に示すように、検出部としてインピーダンス測定部67を採用し、2つの端子間のインピーダンスを測定することとしてもよい。
インピーダンス測定部67は、図9および図10に示すように、電源51、キャパシタ53、スイッチ57A,57Bの他に、例えば1Ωの抵抗値を有する電流検出抵抗65と、キャパシタ53の両端の電圧を測定する第1のA/Dコンバータ69Aと、電流検出抵抗65の両端に流れる電流を測定する第2のA/Dコンバータ69Bとを備えている。
本変形例に係る医療装置100によりRingワイヤ22A,22Bの断線検出を行う場合は、断線検出処理において(ステップSA4)、例えば、図9に示すように、端子選択部31により、Ring端子26A,26B間が導通状態に設定され、Tip端子25A,25B間が非導通状態に設定される。また、制御部39により、インピーダンス測定部67のスイッチ57Bが開放されスイッチ57Aが短絡され、電源51から測定エネルギーが発生されてキャパシタ53に貯留される。
また、図10に示すように、制御部39により、予め設定された時間(例えば、1ms)だけインピーダンス測定部67のスイッチ57Aが開放されスイッチ57Bが短絡され、キャパシタ53に貯留されていた測定エネルギーがRingワイヤ22A,22B間に出力される。そして、Ringワイヤ22A,22B間への測定エネルギーの出力中に、第1のA/Dコンバータ69Aによって測定されるキャパシタ53の両端の電圧値が、第2のA/Dコンバータ69Bによって測定される電流検出抵抗65の両端の電流値により除算される。これにより、インピーダンス測定部67において、Ring端子26A,26B間のインピーダンスが測定される。
例えば、Ringワイヤ22A,22Bが断線していない状態のRing端子26A,26B間のインピーダンスとRingワイヤ22A,22Bが断線している状態のRing端子26A,26B間のインピーダンスの中間値を比較基準値とする。インピーダンス測定部67により測定されたインピーダンスが比較基準値以下であればRingワイヤ22A,22Bのいずれもが断線しておらず、比較基準値以上であればRingワイヤ22A,22Bの少なくとも一方が断線していると判定することができる。
Tipワイヤ21A,21Bについても同様である。
第1の変形例においては、例えば、数本の細い縒り線(ワイヤ)を縒り集めて各ワイヤ21A,21B,22A,22Bを構成することとしてもよい。この場合、各ワイヤ21A,21B,22A,22Bがそれぞれ断線していく過程において、細い縒り線が徐々に切断されていくのが一般的である。また、縒り線の切断と共にワイヤ21A,21B,22A,22Bの断面積が徐々に小さくなり、ワイヤ21A,21B,22A,22Bの抵抗値が上昇する。
本変形例によれば、インピーダンス測定部67により、Tip端子25A,25B(Ring端子26A,26B)間のインピーダンスを精度よく算出することで、数本の縒り線の切断による僅かなインピーダンスの変化によりTipワイヤ21A,21B(Ringワイヤ22A,22B)の抵抗値の上昇を早期に発見することができる。したがって、センシング不全やペーシング不全を予防することができ、例えば、いずれかのワイヤ21A,21B,22A,22B全体が断線する前に、患者に対して早期に病院に行くように促すことができる。
また、第2の変形例としては、電極リード10を以下のように変形することとしてもよい。例えば、図11(a),(b)に示すように、7本程度の細い縒り線(ワイヤ)を縒り集め、それをさらに7組縒ってETFEコーティングで覆うことにより、外部と絶縁したリードワイヤ121を構成する。さらに、12本のリードワイヤ121と縒り線を有さない2本のダミーワイヤ(絶縁ワイヤ)125とを中空構造のインナーチューブ125の外周面に並行して螺旋状に巻きつける。そして、ポリウレタンからなるアウターチューブ127により、12本のリードワイヤ121および2本のダミーワイヤ123を覆うことで、ワイヤセット(電極リード)120を構成することとしてもよい。
このように構成されたワイヤセット120は、リード植え込みの際にインナーチューブ125の内部にガイドワイヤ(図示略)を通すことができる。また、アウターチューブ127により、患者の体液がワイヤセット120の内部に侵入するのを防ぐことができる。
ワイヤセット120においては、12本のリードワイヤ121のうち、6本のリードワイヤ121A〜121FをTipリードワイヤとし、他の6本のリードワイヤ121G〜121LをRingリードワイヤとすればよい。また、6本のTipリードワイヤ121A〜121Fの一端にTip電極23を共通に接続し、他端に6つのTip端子25A〜25Fをそれぞれ個別に接続することとすればよい(図12参照)。同様に、6本のRingリードワイヤ121G〜121Lの一端にRing電極24を共通に接続し、他端に6つのRing端子(図示略)をそれぞれ個別に接続することとすればよい。
また、例えば、図12に示すように、Tipコネクタ17には、6つのTip端子25A〜25Fを長手方向に沿って順に配列することとすればよい。また、コネクタブロック32にリードコネクタ15を挿入した状態で、6本の導電性の断線検出端子用ネジ131により、各Tip端子25A〜25Fをそれぞれ個別にネジ止め固定し、各Tip端子25A〜25Fと端子選択部31とを電気的に接続することとすればよい。
このようにすることで、6本のTipリードワイヤ121A〜121Fの断線検出を行う場合に、6つのTip端子25A〜25Fのうちの2つの端子を任意に選択して断線検出を行うことができる。Ringコネクタ18および6つのRing端子についても同様である。
また、第2の変形例においては、例えば、図13に示すように、隣接する3つ目のTip端子25Cと4つ目のTip端子25Dとの間に幅が細い6つの電極133を互いに近接させて配置し、6つの電極133と6つのTip端子25A〜25Fとを個別に接続することとしてもよい。6つの電極133は、Tipコネクタ17の外周面を周方向に覆う円環形状とすればよい。6つのRing端子についても同様である。このようにすることで、第2の変形例に係るワイヤセット120のリードコネクタ15を従来のコネクタブロック132に適用することができる。
例えば、従来のコネクタブロック132にリードコネクタ15を挿入した状態で、1本の導電性の共通ネジ135を6つの電極133に接触させて、Tipコネクタ17をネジ止め固定する。Ringコネクタ18も同様にして固定する。これにより、従来のコネクタブロック132を備えるICDやペースメーカ等の医療装置に対し、6つの電極133および共通ネジ135を介して、Tip端子25A〜25FおよびRing端子と医療装置とを電気的に接続し、センシングやペーシング等を行うことができる。
また、第2の変形例においては、断線検出端子用ネジ131に代えて、図14に示すように、6つの接続端子137により、各Tip端子25A〜25Fと端子選択部31とを電気的に接続することとしてもよい。この場合、非導電性の共通ネジ136により、コネクタブロック32に対してTipコネクタ17をネジ止め固定することとすればよい。Ringコネクタ18および6つのRing端子についても同様である。
第2の変形例に係るワイヤセット120によれば、端子選択部31により、リードワイヤ121A,121Bの組、リードワイヤ121A,121Cの組、リードワイヤ121A,121Dの組、リードワイヤ121A,121Eの組、リードワイヤ121A,121Fの組、リードワイヤ121B,121Cの組、リードワイヤ121B,121Dの組、リードワイヤ121B,121Eの組、リードワイヤ121B,121Fの組、リードワイヤ121C,121Dの組、リードワイヤ121C,121Eの組、リードワイヤ121C,121Fの組、リードワイヤ121D,121Eの組、リードワイヤ121D,121Fの組およびリードワイヤ121E,121Fの組の合計15通りの組み合わせについて断線検出を行うことができる。全ての組み合わせについて断線検出を行うことにより、ワイヤセット120の中で何本のワイヤが断線したかを判定し、電極リード10全体の寿命の予測に役立てることもできる。Ringリードワイヤ121G〜121Lについても同様である。
また、第3の変形例としては、図15に示すように、電極リード210が、Tipワイヤ21AとTipワイヤ21Bとに電気的に接続される複数の抵抗部材221A〜221E(本変形例においては5つ)と、Ringワイヤ22AとRingワイヤ22Bとに電気的に接続される複数の抵抗部材222A〜222E(本変形例においては5つ)とを備えることとしてもよい。
この場合、図16に示すように、抵抗部材221A〜221Eは、Tip端子25A,25BとTip短絡部27との間に、各ワイヤ21A,21Bが延びる方向に沿って所定の間隔をあけて配列することとすればよい。また、抵抗部材222A〜222Eは、Ring端子26A,26BとRing短絡部28との間に、各ワイヤ22A,22Bが延びる方向に沿って所定の間隔をあけて配列することとすればよい。図15および図16において、短絡部27,28側から抵抗部材221A,222A、抵抗部材221B,222B、抵抗部材221C,222C、抵抗部材221D,222D、および、抵抗部材221E,222Eとする。
また、抵抗部材221A〜221Eとしては、例えば、図17に示すように、隣接するTipワイヤ21A,21Bどうしの被覆部の一部を局所的な導電性を有する形状に形成した集中抵抗でもよいし、または、図18に示すように、被覆分のある程度の幅を集中抵抗より広い範囲で導電性を有する形状に形成した分布抵抗でもよい。抵抗部材222A〜222Eについても同様である。
このように構成された電極リード210によれば、Tipワイヤ21A,21Bが断線した場合において、断線箇所よりTip端子25A,25B側に配置されている抵抗部材221A〜221Eとの間で閉回路が形成される。したがって、抵抗部材221A〜221EごとにTip端子25A,25B間の電気抵抗値を予め把握しておくことにより、Tipワイヤ21A,21Bの断線箇所を容易に特定することができる。例えば、図19に示すように、Tip端子25A,25B間のインピーダンスの範囲に応じて断線箇所を特定することができる。
インピーダンスが0以上R/5より小さいとTipワイヤ21A,21Bが正常であると判定できる。また、インピーダンスがR/5以上R/4より小さいとTip短絡部27と抵抗部材221Aとの間で断線していると判定できる。また、インピーダンスがR/4以上R/3より小さいと抵抗部材221Aと抵抗部材221Bとの間で断線していると判定できる。また、インピーダンスがR/3以上R/2より小さいと抵抗部材221Bと抵抗部材221Cとの間で断線していると判定できる。また、インピーダンスがR/2以上Rより小さいと抵抗部材221Cと抵抗部材221Dとの間で断線していると判定できる。また、インピーダンスがR以上R+数Ωより小さいと抵抗部材221Dと抵抗部材221Eとの間で断線していると判定できる。また、インピーダンスが≒∞の場合は抵抗部材221Eとリードコネクタ17との間で断線していると判定できる。数Ωは余分な接触抵抗やリード端体の抵抗である。Ringワイヤ22A,22Bおよび各抵抗部材222A〜222Eについても同様である。
本変形例によれば、抵抗部材221A〜221E,222A〜222Eを分布させて配置することで、測定抵抗値とワイヤ固有の抵抗率Ω/mとにより、断線位置を精度よく検出することができる。また、例えば、断線したワイヤ21A,21B,22A,22B付近への機械的負荷を低減するように生体への植込み位置をずらしたり、ワイヤ21A,21B,22A,22Bの断線箇所を保護するようにギブス等の支えを提供したりすることで、全てのワイヤ21A,21B,22A,22Bが完全断線するまでの寿命を延ばすことも可能になる。本変形例においては、5つの抵抗部材221A〜221E,222A〜222Eを例示して説明したが、抵抗部材の数はこれに限定されるものでなく、5つ以下でも5つ以上でもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本発明を上記の一実施形態および変形例に適用したものに限定されることなく、これらの実施形態および変形例を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定されるものではない。
また、例えば、上記一実施形態およびその変形例においては、電極部として、2つの電極23,24(双極電極、バイポーラ電極)を例示して説明したが、これに代えて、1つの電極(単極電極、モノポーラ電極)を採用することとしてもよい。この場合、装置本体30を電極として機能させ、電極リード10,210の単極の電極と装置本体30との間で通電させることとすればよい。第2の変形例に係るワイヤ1セット120についても同様である。
また、上記一実施形態およびその変形例においては、短絡部27,28が電極23,24に配置されていることしたが、ワイヤ21A,21B,22A,22Bが各端子25A,25,26A,26Bより電極23,24側において互いに短絡していればよい。この場合、ワイヤ21A,21B,22A,22Bにおける各端子25A,25,26A,26Bから短絡部27,28までの範囲で断線を検出することができる。第2の変形例に係るリードワイヤ121A〜121Lについても同様である。
10,210 電極リード
21A,21B Tipワイヤ(ワイヤ)
22A,22B Ringワイヤ(ワイヤ)
23 Tip電極(電極部)
24 Ring電極(電極部)
25A,25B,25C,25D,25E,25F Tip端子
26A,26B Ring端子
27 Tip短絡部(短絡部)
28 Ring短絡部(短絡部)
31 端子選択部
37 断線検出部(検出部)
67 インピーダンス測定部(検出部)
100 医療装置(断線検出装置)
120 ワイヤセット(電極リード)

Claims (4)

  1. 互いに並行し隣接して配置される複数のワイヤと、
    該複数のワイヤの一端に該ワイヤごとに接続される複数の端子と、
    前記複数のワイヤの他端に接続される電極部とを備え、
    前記複数のワイヤが、前記端子より前記電極部側において互いに短絡する短絡部を有する電極リード。
  2. 前記短絡部が、前記電極部に配置されている請求項1に記載の電極リード。
  3. 前記端子と前記短絡部との間に前記ワイヤが延びる方向に沿って所定の間隔をあけて配列され、隣接する2つの前記ワイヤに接続される複数の抵抗部材を備える請求項1または請求項2に記載の電極リード。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電極リードと、
    該電極リードのいずれか2つの前記端子を選択する端子選択部と、
    該端子選択部により選択された前記2つの端子間の電気抵抗を検出する検出部とを備える断線検出装置。
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