JP2012054023A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷却空気の流れ方向について、冷却性能を均一化する。
【解決手段】
電池収納ケーシング4内には、吸気口2、排気口3が設けられ、吸気口2は、仕切板400によって上下に仕切られ、さらに、仕切板400は、電池収納ケーシング4の上面パネル416に沿って、下流に向かって延びる。仕切板400の下側、上側には、主冷媒流路10、副冷媒流路9が形成され、吸気口2に流入した空気は、主冷媒流路9、副冷媒流路10に分流される。上流域、下流域の電池ブロックの間には、単電池5の間隙よりも充分大きい間隔があけられ、中間室11とされている。副冷媒流路10に流入した空気は、中間室11に向かって吐出され、主冷媒流路9の空気と合流し、混合され、低温の空気が生成される。後段の電池ブロック7を、中間室11で低温化した空気によって冷却することにより、電池ブロックに対する冷却性能を均一化し得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の充放電可能な単電池を接続して構成される蓄電装置に関する。
電源モジュールの性能を左右する要因の1つとして、単電池を効率良く冷却することが挙げられる。効率の良い冷却のためには、冷却流体を均一な流量で、複数の単電池に効率良く分配する必要がある。一般に、このような電源モジュールは、単電池が電気的に複数直列に接続され、電池の軸方向に並列あるいは直交して冷却流体を供給するため、下流に向かうにつれて冷却流体は温度が上昇し、冷却性能の低下を招く。
特許文献1記載の電源モジュールは、複数の隔壁によって電源モジュールの強度を向上するとともに、各隔壁に設けたチャンネルによって冷却風を導くように構成している。
特許文献2記載の電源モジュールは、最上流位置に乱流促進体を設けて冷却効果を高める。
特開2006−310309号 特開平11−329518号
しかし、特許文献1、2の電源モジュールは、上流から下流に渡って冷却性能を均一化することはできなかった。
(1)請求項1の発明による蓄電装置は、複数の単電池を収納し、吸気口から排気口に冷媒を流すことで前記単電池を冷却するようにした電池収納ケーシングと、前記電池収納ケーシング内の上流側空間に配置され複数の単電池を有する第1電池ブロック、および下流側空間に配置され複数の単電池を有する第2電池ブロックと、前記電池収納ケーシング内の上流側空間と下流側空間との間に設けられた混合空間と、前記吸気口に流入する冷媒を前記上流側空間に導入する第1導入路と、前記吸気口に流入する冷媒を第1導入路を経由せずに前記混合空間に導入する第2導入路とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1記載の蓄電装置において、前記第1および第2電池ブロックを構成する複数の単電池は、前記冷媒の流れに沿って並設されていることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1または2記載の蓄電装置において、前記第1および第2電池ブロックは、前記冷媒の流れに沿って複数の単電池が並設された上下の単電池列を有することを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蓄電装置において、前記混合空間の前記冷媒の流れに沿った長さは、前記冷媒の流れに沿った前記単電池間の間隙よりも長いことを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項1または2記載の蓄電装置において、前記第1導入路と前記第2導入路は前記吸気口に設けた仕切板により形成され、前記仕切板と前記電池収納ケーシングの上面パネルとの間に前記第2導入路が形成されていることを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の蓄電装置において、前記第1導入路から前記上流側空間に流入する冷媒を、前記上流側空間に配設した単電池に向けて案内する案内板が設けられていることを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、請求項5記載の蓄電装置において、前記仕切板の終端部が前記中間室まで延設され、前記終端部は前記中間室中央部に向けて傾斜して設けられていることを特徴とする。
(8)請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の蓄電装置において、前記混合空間から前記下流側空間に向かう冷媒の流路には、前記冷媒の流れに対する流動抵抗体が設けられていることを特徴とする。
(9)請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の蓄電装置において、前記第2導入路から前記中間室に冷媒が流入する箇所に冷媒を整流する整流板を有することを特徴とする。
(10)請求項10の発明は、請求項9記載の蓄電装置において、前記整流板が円弧状であることを特徴とする。
(11)請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の蓄電装置において、冷媒が流れる方向の単電池間の間隔は、下流側の第2電池ブロックにおける単電池間の間隙よりも、上流側の第1電池ブロックにおける単電池間の間隙が大きく設定されていることを特徴とする。
(12)請求項12の発明は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の蓄電装置において、前記電池収納ケーシングは、上流部と下流部とに分割され、前記上流部、下流部にそれぞれ前記第1および第2電池ブロックがそれぞれ収納され、前記上流部と下流部とは接続部材により連結されていることを特徴とする。
(13)請求項13の発明は、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の蓄電装置において、前記複数の単電池がN個の電池ブロックに分割して配列され、(N―1)個の混合空間と(N―1)個の第2導入路が設けられることを特徴とする。
(14)請求項14の発明は、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の蓄電装置において、前記単電池は、円筒形電池、角形電池、ラミネート電池のいずれかであることを特徴とする。
(15)請求項15の発明は、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の蓄電装置を複数並列したことを特徴とする。
(16)請求項16の発明は、請求項15記載の複数並列した蓄電装置を監視および/または制御するための電子機器によって、前記蓄電装置を連結したことを特徴とする。
本発明によれば、冷媒の流れ方向について冷却性能を均一化し、複数の単電池間において温度差の少ない蓄電装置を提供することができる。
(a)は本発明による蓄電装置の第1実施形態を示す斜視図、(b)はそのb−b線に沿った縦断面図。 本発明による蓄電装置の第2実施形態を示す縦断面図。 本発明による蓄電装置の第3実施形態を示す縦断面図。 本発明による蓄電装置の第4実施形態を示す縦断面図。 図4の斜視図。 本発明による蓄電装置の第5実施形態を示す縦断面図。 本発明による蓄電装置の第6実施形態を示す縦断面図。 第6実施形態における(副冷媒流量/主冷媒流量)の割合と電池間温度バラツキとの関係を示すグラフ。 本発明による蓄電装置の第7実施形態を示す縦断面図。 本発明による蓄電装置の第8実施形態を示す縦断面図。 本発明による蓄電装置の第9実施形態を示す縦断面図。 本発明による蓄電装置の第10実施形態を示す縦断面図。 本発明による蓄電装置の第11実施形態を示す縦断面図。 本発明による蓄電装置の第12実施形態を示す斜視図。 本発明による蓄電装置の第13実施形態を示す斜視図。 本発明による蓄電装置の第14実施形態を示す縦断面図。 図16の斜視図。 本発明による蓄電装置の第15実施形態を示す縦断面図。 本発明による蓄電装置の第16実施形態を示す縦断面図。 本発明による蓄電装置の第17実施形態を示す縦断面図。 本発明による蓄電装置を使用して構成した車載電機システムを示すブロック図。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。以下に説明する実施形態では、本発明による蓄電装置をハイブリッド自動車用駆動システムに適用した場合について説明する。なお、以下に説明する実施形態の構成は、ハイブリッド電車などの鉄道車両などにも適用できる。また本発明による電池制御装置および蓄電装置は電気自動車にも適用可能である。
<ハイブリッド自動車用駆動システムの概略構成>
まず、図21を用いて、ハイブリッド自動車用駆動システムについて説明する。図21に示すハイブリッド自動車201の駆動システムは、駆動輪202に機械的に接続された車軸203がデファレンシャルギア204と接続され、デファレンシャルギア204の入力軸が変速機205と接続されている。そして、駆動源として、内燃機関であるエンジン206と電動発電機207の駆動力を切替える駆動力切替装置208を介して変速機205の入力となっている。
図21では駆動輪202の駆動源として、エンジン206と電動発電機207とが並列に配置された、いわゆるパラレルハイブリッド方式である。また、ハイブリッド自動車用駆動システムには、駆動輪202の駆動源として電動発電機207のエネルギーを用い、エンジン206のエネルギーは電動発電機207の駆動源、すなわち蓄電器を充電するようにした、いわゆるシリアルハイブリッド方式があり、本発明はこれらの方式、又は組合せた方式共に採用することができる。
電動発電機207には電力変換装置209を介して、蓄電装置で構成された蓄電装置211が電気的に接続されている。電力変換装置209は制御装置210によって制御される。
電動発電機207を電動機として作動させる時には、電力変換装置209は、蓄電装置211から出力された直流電力を三相交流電力に変換する直流−交流変換回路として機能する。また、回生制動の際に電動発電機207を発電機として作動させる時には、電力変換装置209は、電動発電機207から出力された三相交流電力を直流電力に変換する交流−直流変換回路として機能する。電力変換装置209の直流側には、蓄電装置211のモジュール電池の正負極端子が電気的に接続される。電力変換装置209の交流側には2つのスイッチング半導体素子による3直列回路があり、直列回路の2つのスイッチング半導体素子の中間には、電動発電機207の電機子巻線の3つの相の巻線が電気的に接続されるようになっている。
電動発電機207は、駆動輪205を駆動するための原動機として機能し、電機子(固定子)と、電機子に対向配置され、回転可能に保持された界磁(回転子)とを備え、永久磁石の磁束を界磁に用いた永久磁石界磁式三相交流同期回転電機である。電動発電機207は、電機子巻線に供給された三相交流電力により形成されて同期速度で回転する回転磁界と、永久磁石の磁束との磁気的な作用に基づいて、駆動輪205の駆動に必要な回転動力を発生する。
電動発電機207を電動機として駆動する時には、電機子は、電力変換装置209によって制御された三相交流電力の供給を受けて回転磁界を発生させる。一方、電動発電機9を発電機として駆動する時には、電機子は、磁束の鎖交により三相交流電力を発生させる部位となり、磁性体である電機子鉄心(固定子鉄心)と、電機子鉄心に装着された三相の電機子巻線(固定子巻線)とを備えている。界磁は、電動発電機207を電動機或いは発電機として駆動する時、界磁磁束を発生させる部位であり、磁性体である界磁鉄心(回転子鉄心)と、界磁鉄心に装着された永久磁石とを備えている。
電動発電機207には駆動力切替装置208、変速機205、デファレンシャルギア204を介して駆動輪202の車軸203が機械的に接続されている。変速機205は、電動発電機207から出力された回転動力を変速してデファレンシャルギア204に伝達する。デファレンシャルギア204は、変速機205から出力された回転動力を左右の車軸203に伝達する。駆動力切替装置208は、エンジン制御や走行制御などの上位制御装置(不図示)によって切替えられ、エンジン制御での加速走行、アイドルストップからの電動発電機207によるエンジン始動、ブレーキ制御における回生ブレーキ協調などで切替えて電動機又は発電機として動作させる。
蓄電装置211は、電動発電機207が回生時に発生した電力を自身の駆動用電力として充電し、電動発電機207を発電機として駆動する際に、この駆動に必要な電力を放電する駆動用車載電源である。例えば、100V以上の定格電圧を有するように、数十本のリチウムイオンイオン単電池により構成された組電池である。なお、蓄電装置211の詳細な構成については後述する。
蓄電装置211には、電動発電機207の他に、車載補機(たとえばパワーステアリング装置,エアーブレーキ)に動力を供給する電動アクチュエータ、蓄電装置211よりも定格電圧が低く、車内電装品(たとえばライト,オーディオ、車載電子制御装置)に駆動電力を供給する電装用電源である低圧バッテリなどがDC/DCコンバータを介して電気的に接続されている。DC/DCコンバータは、蓄電装置211の出力電圧を降圧して電動アクチュエータや低圧バッテリなどに供給したり、低圧バッテリの出力電圧を昇圧して蓄電装置211などに供給したりする昇降圧装置である。低圧バッテリには定格電圧12Vの鉛バッテリを用いている。低圧バッテリとしては、同じ定格電圧を有するリチウムイオンイオンバッテリ或いはニッケル水素バッテリを用いてもよい。
ハイブリッド自動車201の力行時(発進、加速、通常走行など)、制御装置210に正のトルク指令が与えられて電力変換装置209の作動が制御されると、蓄電装置211に蓄電された直流電力は電力変換装置209により三相交流電力に変換されて電動発電機207に供給される。これにより、電動発電機207が駆動されて回転動力が発生する。発生した回転動力は、駆動力切替装置208、変速機205およびデファレンシャルギア204を介して車軸203に伝達され、駆動輪202を駆動する。
ハイブリッド自動車201の回生時(減速、制動など)、制御装置210に負のトルク指令が与えられて電力変換装置209の作動が制御されると、駆動輪202の回転動力により駆動される電動発電機207から発生した三相交流電力は直流電力に変換されて蓄電装置211に供給される。これにより、変換された直流電力は蓄電装置211に充電される。
制御装置210は、上位制御装置(不図示)から出力されたトルク指令値から電流指令値を演算すると共に、電流指令値と、電力変換装置209の間を流れる実電流との差分に基づいて電圧指令値を演算し、この演算された電圧指令値に基づいてPWM(パルス幅変調)信号を発生させ、そのPWM信号を電力変換装置209に出力する。
次に、本発明による蓄電装置の実施形態を、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は第1の実施形態の蓄電装置211を示す。この蓄電装置211は、複数の円筒形リチウムイオン単電池(以下、単電池)5で構成される電池ブロック6および7と、これら電池ブロック6および7を収納する電池収納ケーシング4とを備えている。電池収納ケーシング4は、側面パネル414と、上面パネル416と、下面パネル418と、吸気側パネル415と、排気側パネル417とにより細長い筒状に形成されている。
上流側の電池ブロック6は、ケーシング内の上流側電池室に配設されている5個の単電池から構成され、下流側の電池ブロック7は、下流側電池室に配設されている5個の単電池から構成される。
円筒形リチウムイオン単電池5は、円筒形電池缶と、電池缶の内部に収容され、円筒状に捲回した円筒形電極群と、電池缶の一端を封止し、正極端子が設けられた蓋とを有し、電池缶の他端が負極端子とされる。
電池収納ケーシング4の一端には吸気口2が設けられ、他端には排気口3が設けられている。吸気口2は、電池収納ケーシング4の上面パネル416寄りに配置され、排気口3は、電池収納ケーシング4の下面パネル418寄りに配置されている。吸気口2は、電池収納ケーシング4の外から冷媒としての冷却空気80を取り込み、排気口3は単電池5を冷却した冷却空気80を排出する。
冷却空気80は、ファン(図示省略)により吸気口2に押し込まれる強制給気、あるいは、排気口3から吸い出される強制排気により、電池収納ケーシング4内を流動する。従って、吸気口2、排気口3の位置は、単電池5に対する冷却性能にはほとんど影響を与えない。
上流側電池ブロック6および下流側電池ブロック7を構成する複数の単電池5は、正負極の両端を揃えつつ、中心軸が略同一水平面上に配列され、両端が、電池収納ケーシング4の両側面に配設された側面パネル414によって支持されることにより、電池収納ケーシング4内に設置されている。それぞれの単電池5は、側面パネル414において電気的に接続されている。単電池5は、吸気口2から排気口3に向かう冷媒の流れに沿って配列され、冷媒は全ての単電池5によどみなく接触するように配列されている。
吸気口2は、仕切板400によって、上下に主吸気口2Aと副吸気口2Bとに仕切られている。仕切板400は、電池収納ケーシング4の上面パネル416に沿って下流に向かって延びており、仕切板400とケーシング上面パネル416との間に副冷媒流路10が形成されている。主吸気口2Aには主冷媒流路9が連通し、主冷媒流路9は上流側電池室に連通している。このような吸気口構造により、吸気口2に流入した冷却空気80は主冷媒流路9内に流入する主冷却空気81と、副吸気口2Bから副冷媒流路10内に流入する冷却空気82に分流される。主冷却空気81と副冷却空気82の流量比は、主冷媒流路9、副冷媒流路10の断面積比によって設定される。
冷却空気の流れ方向において電池ブロック6、7の間には、各電池ブロック6、7における単電池5同士の間隙よりも充分大きい間隔があけられている。電池ブロック6、7の間に形成された空間を中間室11と呼ぶ。なお、この中間室11は、後述するように機能的には冷却空気を混合する空間であり、混合空間とも呼ぶ。また混合空間は、便宜上、上流側電池空間と下流側電池空間の間に設けられていると定義することもできる。
仕切板400の終端部は中間室11まで延在し、その終端部には、中間室11の中央部に向かう折曲部410が形成されている。折曲部410と対応する電池収納ケーシング4の上面パネル416には、折曲部410に沿って湾曲した曲面部412が形成されている。
このように構成した第1実施形態における蓄電装置の電池冷却の作用について説明する。
蓄電装置211外から導入される冷却空気80は、仕切板400により分割された主吸気口2Aと副吸気口2Bから蓄電装置211内に流入する。主吸気口2Aから主冷媒流路9を経て上流側電池室に流れ込む冷却空気81は電池ブロック6を冷却し、中間室11に至るまでに温度が上昇する。
副吸気口2Bから副冷媒流路10に流入した冷却空気82は、折曲部410および曲面部412によって、中間室11に向かって吐出され、上流側電池室を通過した冷却空気81と合流し、混合される。副冷媒流路10から中間室11に流れ込む冷却空気82は、副吸気口2Bに流入する冷却空気と等しい温度である。上流側電池室の下流の冷却空気81は上流の冷却空気に比べて温度が上昇している。この温度上昇した冷却空気81には、中間室11で副冷媒流路10から流入した冷却空気82が混合され、電池ブロック6を冷却し終えた冷却空気81よりも低温の混合空気83が生成される。
混合空気83は、電池ブロック7を冷却しつつ下流に向かって流れ、排気口3から排出される。後段の電池ブロック7は、中間室11で低温化した混合空気83によって冷却される。
このような第1実施形態による蓄電装置は、複数の単電池5を収納し、吸気口2から排気口3に冷媒を流すことで単電池5を冷却するようにした電池収納ケーシング4と、電池収納ケーシング4内の上流側空間に配置され複数の単電池を有する第1電池ブロック6、および下流側空間に配置され複数の単電池を有する第2電池ブロック7と、電池収納ケーシング4内の上流側空間と下流側空間との間に設けられた混合空間11と、吸気口2に流入する冷媒を上流側空間に導入する第1導入路9と、吸気口2に流入する冷媒を第1導入路9を経由せずに混合空間11に導入する第2導入路10とを備える。その結果、次のような作用効果を奏する。
(1)複数の単電池を上流側電池ブロックと下流側電池ブロックに分割し、下流側電池ブロックの前段に設けた中間室11で冷媒温度を低温化するようにした。このため、下流域における冷却性能が向上し、冷却空気の流れ方向について、冷却性能を均一化することができる。これによって、各単電池の放電量および電池寿命のバラツキを低減できる。
(2)上流側の電池ブロックの冷却空気の流量を減じることができるので、蓄電装置全体の圧力損失を小さくできる効果がある。
なお、中間室11での冷却空気81の冷却に関して、電池収納ケーシング4には、中間室11、仕切板410、曲面部412を設けるのみであり、電池収納ケーシング4の製造コストへの影響は少ない。
[変形例]
吸気口2を上面パネル416寄りに配置し、排気口3を下面パネル418寄りに配置したが、吸気口2を下面パネル418寄りに配置してもよい。吸気口2と排気口3の位置は適用する車両のレイアウトに依存するが、本発明による蓄電装置はファンにより強制給気または強制排気するので、吸気口2と排気口3の位置により冷却性能の影響はない。
[第2実施形態]
本発明による蓄電装置の第2実施形態を図2を参照して説明する。なお、図中、第1実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第2実施形態による蓄電装置は、第1実施形態の蓄電装置における円筒形単電池を角形単電池に替えたものである。
図2に示すように、蓄電装置211は、複数の角形単電池500と、これら単電池500を収納する電池収納ケーシング4とを備えている。電池収納ケーシング4には、第1実施形態と同様の、吸気口2、排気口3、仕切板400、曲面部412、中間室11が設けられている。
角形単電池500は、扁平直方体形状の電池缶と、その内部に収納された扁平状に捲回した扁平電極群と、電池缶の開口を封止し、正極端子と負極端子を並設した蓋とを備えている。扁平直方体容器は、大きい面積の一対の大面積側面と、小さい面積の一対の小面積側面と、蓋で封止される開口と対向する小面積底面とを有する。
複数の単電池500は、吸気口2寄りの第1の電池ブロック6と、排気口3寄りの第2の電池ブロック7に分割して配置されている。各電池ブロックは、例えば、3個の単電池で構成され、電池収納ケーシング4内において、大面積側面が冷却空気の流れ方向に平行になるように配列されている。正負極端子は、電池収納ケーシング4の側面パネル414の一方に向けて突設されており、図示しないバスバーにより互いに電気的に接続されている。
第1実施形態と同様に、冷却空気の流れ方向において、電池ブロック6、7の間には、各電池ブロック6、7における単電池500同士の間隙よりも充分大きい間隔があけられている。この間隙が上記中間室(混合空間)11である。
仕切板400の終端部は第1の実施形態と同様に中間室11まで延在し、その終端部には、中間室11に向かう折曲部410が形成されている。折曲部410と対応する電池収納ケーシング4の上面パネル416には、折曲部410に沿って湾曲した曲面部412が形成されている。
第2の実施形態の蓄電装置にあっては、中間室11において、上流側電池ブロック6を冷却して温度が上昇した冷却空気に、副冷媒流路82から外部の低温状態である冷却空気が混合される。その結果、第1実施形態における蓄電装置と同様の効果を奏する。
[第3実施形態]
本発明による蓄電装置の第3実施形態を図3を参照して説明する。なお、図中、第1実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第3実施形態による蓄電装置は、第1実施形態による蓄電装置における排出口3を上面パネル416寄りに配置したものである。
図3に示すように、蓄電装置211は、第1実施形態と同様に、複数の円筒形単電池5で構成される電池ブロック6、7を電池収納ケーシング4内に収納して構成されている。電池収納ケーシング4には、第1実施形態と同様の、吸気口2、仕切板400、曲面部412、中間室11が設けられているが、排気口3は、上面パネル416寄りに配置されている。
第3実施形態による蓄電装置は、第1実施形態の蓄電装置と同様、冷却空気80を強制給気あるいは強制排気する。したがって、吸気口2や排気口3の位置は、個々の単電池5に対する冷却性能にはほとんど影響を与えない。
第3実施形態による蓄電装置は、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[変形例]
第3実施形態は、強制給気あるいは強制排気の効果が大きいとしたが、電池収納ケーシング4内における対流効果の影響が大きい場合には、排気口3を上面パネル416寄りに配置することにより、排気口3からの排気流速が増大する。
このような構成においては、吸気口2を下面パネル418寄りに配置することにより、電池収納ケーシング4内の流速をさらに高めることができる。
[第4実施形態]
本発明による蓄電装置の第4実施形態を、図4、図5を参照して説明する。なお、図中、第1実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第4実施形態による蓄電装置は、第1実施形態における電池ブロック6、7を、上下2列の単電池列6A、6Bおよび単電池列7A、7Bによって、それぞれ構成したものである。
図4、図5に示すように、蓄電装置211は、複数の円筒形単電池5と、これら単電池5を収納する電池収納ケーシング4とを備え、電池収納ケーシング4には、第1実施形態と同様の、吸気口2、排気口3、仕切板400、曲面部412、中間室11が設けられている。
複数の単電池5は、吸気口2寄りの第1の電池ブロック6と、排気口3寄りの第2の電池ブロック7としてケーシング内に配置される。第1の電池ブロック6は、上下2段に配列された単電池列6A,6Bを有し、第2の電池ブロック7は、上下2段に配列された単電池列7A,7Bを有する。
単電池列6A、6Bはそれぞれ5個の単電池を備えており、単電池5の中心軸が冷却空気の流動方向において同一間隔で配置され、かつ、単電池列6Aの単電池5の中心が、単電池列6Bの隣接単電池5間の中心に配置される。これによって、単電池列6A、6Bの中心軸の上下間隔を狭く設定でき、蓄電装置211の高さを最小限に抑えることができる。
第4の実施形態の蓄電装置では、主冷媒流路9から上流側電池室に流入した冷却空気81は、上側の単電池列6Aの上側、上下の単電池列6A、6Bの間、下側の単電池列6Bの下側、および前後に隣接する単電池5の間を通過しつつ、電池ブロック6を冷却し、中間室11に至る。
中間室11においては、第1の実施形態と同様に、第1電池ブロック6を冷却して温度上昇した冷却空気81と、ケーシング4に導入される冷却空気80と等しい温度である冷却空気82が合流して混合され、より低温の混合空気83が生成される。
混合空気83は、上側の単電池列7Aの上側、上下の単電池列7A、7Bの間、下側の単電池列7Bの下側、および前後に隣接する単電池5の間を通過しつつ、電池ブロック7を冷却し、排気口3から排出される。
第4実施形態は、上下2列の単電池列6A、6Bおよび単電池列7A、7Bを備えた蓄電装置において、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[変形例]
第4実施形態による蓄電装置211は、それぞれが上下2列の単電池列6A,6B,7A,7Bよりなる2個の電池ブロック6、7で構成したが、各電池ブロックをより多階層の単電池列によって構成してもよい。一方の電池ブロックのみ多階層の単電池列としてもよい。
また、第2実施形態の角形電池を階層的に配列してもよい。
[第5実施形態]
本発明による蓄電装置の第5実施形態を、図6を参照して説明する。なお、図中、第4実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第5実施形態による蓄電装置は、第4実施形態と同様の上下2列の単電池列を備えた電池ブロック6、7において、上流側電池ブロック6の各単電池列を構成する単電池の個数と、下流側電池ブロック7の各単電池列を構成する単電池の個数とを異ならせたものである。
図6に示すように、蓄電装置211は、第4実施形態と同様の、複数の円筒形単電池5と、これら単電池5を収納する電池収納ケーシング4とを備え、電池収納ケーシング4には、第1実施形態と同様の、吸気口2、排気口3、仕切板400、曲面部412、中間室11が設けられている。
単電池5は全体で14個設けられ、第1の電池ブロック6において単電池列6A、6Bがそれぞれ2個の単電池を有し、第2電池ブロック7において単電池列7A、7Bがそれぞれ5個の単電池5を有する。
本実施形態による蓄電装置は、第1および第4実施形態よりも少数の単電池5を冷却した後の冷却空気81が、ケーシング4に導入された冷却空気82と合流される。これによって、第1および第4の実施形態による蓄電装置に比べて温度上昇の少ない冷却空気81が温度のより低い冷却空気82と混合されるので、第2の電池ブロック7を構成する単電池の冷却空気温度をより低い温度とすることができ、より効果的に冷却することができる。
第5実施形態は、第4実施形態の効果に加え、下流域の電池ブロックに対する冷却効果が高まるという効果を奏する。
[第6実施形態]
本発明による蓄電装置の第6実施形態を、図7、図8を参照して説明する。なお、図中、第4実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第6実施形態による蓄電装置は、第4実施形態による蓄電装置の構成に加え、主冷媒流路9から上流側電池室に冷却空気81を導入する箇所に案内板21を設けたものである。
図7に示すように、蓄電装置211は、第4実施形態と同様の、複数の円筒形単電池5と、これら単電池5を収納する電池収納ケーシング4とを備え、電池収納ケーシング4には、第1実施形態と同様の、吸気口2、排気口3、仕切板400、曲面部412、中間室11が設けられている。
主吸気口2Aから主冷媒流路9を経て上流側電池室に冷却空気81が流れ込む箇所には、冷却空気81を冷却空気811、812に2分割する案内板21が設けられている。案内板21は、主冷媒流路10の出口から下流に向かって下向きに傾斜し、単電池列6A、6Bの間にまで延びる。
このように構成した第6実施形態による蓄電装置によれば次のような作用効果を奏することができる。
(1)冷却空気811は案内板21により、下段の単電池列6Bの1つ目の単電池に向かって導かれ、冷却空気812は上段の単電池列6Aの1つ目の単電池に向かって導かれる。したがって、主吸気口2Aがケーシング4の上方に設けられていても、冷却空気を単電池列6B、6A、とくに下段の単電池列6Bを効率的に冷却することができる。
(2)案内板21は、冷却空気811、812の流量が均一化されるように、すなわち、上下の単電池列6A,6Bに均等な冷却風量が導かれるように、その位置、傾斜が設定されている。したがって、単電池列6B、6Aに対する均等な冷却効果が得られる。
(3)以上の(1)、(2)により、電池ブロック6に対する冷却は極めて効率が高い。
(4)単電池列6B、6Aを冷却した後の冷却空気81の温度上昇はほぼ均等となるので、冷却空気81は温度のバラツキが少なく、副冷媒流路10の冷却空気82と混合されたときの温度もほぼ均一化される。すなわち、中間室11で生成される混合空気83もほぼ均一な温度となり、電池ブロック7に対する冷却効果の効率は高い。
第6実施形態の各単電池5の温度分布は、冷却空気81の流量に対する冷却空気82の流量の比によって、図8に示すように変化する。温度分布は、以下の条件において、汎用流体ソフトで乱流モデルを用い、適当な充放電パターンでの2次元熱解析の結果である。
[解析条件]
(1)単電池直径:約40mm
(2)単電池個数:20個
(3)冷却空気80の全体流量:0.9m3/分
(4)吸気口2における冷却空気80の温度:30℃
図8において、副冷媒流路10の冷却空気82が主冷媒流路9の冷却空気81の0%、すなわち、副冷媒流路10がない場合、単電池の温度バラツキΔTは約7℃である。これに対して、冷却空気82の割合を10%、20%と増やして行くと電池間温度バラツキΔTは5℃を下回った。しかし、さらに冷却空気82の割合を大きくして行くと電池間温度バラツキΔTは大きくなった。これは冷却空気82の割合が大きくなると、主冷媒流路9を流れる冷却空気81の流量が減少するため、電池ブロック6の冷却効率が低下し、電池ブロック6内の単電池5の温度が相対的に上昇するためである。
以上より、副冷媒流路10に適当な流量で冷却空気82を流すことによって、蓄電装置211内における単電池5の最高温度と最低温度の差、すなわち電池間温度バラツキΔTが小さくなることが分かる。
第6実施形態による蓄電装置によれば、案内板21により上流側の電池ブロック6の各電池列6A,6Bに均一に流量分配でき、蓄電装置211内の各単電池での充放電による温度上昇を低減するとともに、均一化を促進することができる。これによって各単電池の放電量および電池寿命のバラツキを低減できる。さらに、上流側の電池ブロックの冷却空気の流量を減じることができるので、蓄電装置全体の圧力損失が小さくなる。
[第7実施形態]
本発明による蓄電装置の第7実施形態を、図9を参照して説明する。なお、図中、第4実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第7実施形態による蓄電装置は、第4実施形態による蓄電装置の構成に加え、中間室11に多孔板22を設けたものである。
図9に示すように、蓄電装置211は、第4実施形態と同様の、複数の円筒形単電池5と、これら単電池5を収納する電池収納ケーシング4とを備え、電池収納ケーシング4には、第1実施形態と同様の、吸気口2、排気口3、仕切板400、曲面部412、中間室11が設けられている。
中間室11には多孔板22が設けられている。多孔板22は、中間室11において、ケーシング上面パネル416から下面パネル418にわたって配設されている。多孔板22は、上流側電池室を通過する際に電池との間で熱交換した冷却空気81と、副冷媒流路10から中間室11に導入される冷却空気82の流れに圧力損失を与える。
多孔板22は、冷却空気81、82をいったん中間室11でせき止め、冷却空気81、82の混合を促進することによって、混合空気83の温度、流速、圧力分布を均一化する。これによって、電池ブロック7の単電池に対する冷却効果を均一化でき、冷却効率を高めることができる。すなわち、下流域の冷却効率が高いという効果を奏する。
[第8実施形態]
本発明による蓄電装置の第8実施形態を、図10を参照して説明する。なお、図中、第4実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第8実施形態による蓄電装置は、第4実施形態による蓄電装置の構成に加え、副冷媒流路10の終端部に整流板23を設けたものである。
図10に示すように、蓄電装置211は、第4実施形態と同様の、複数の円筒形単電池5と、これら単電池5を収納する電池収納ケーシング4とを備え、電池収納ケーシング4には、第1実施形態と同様の、吸気口2、排気口3、仕切板400、曲面部412、中間室11が設けられている。
副冷媒流路10の終端部には、仕切板400の折曲部410とケーシング上面の曲面部412との間に、折曲部410および曲面部412に略平行な2枚の平面状の整流板23が設けられている。2枚の整流板23は、副冷媒流路10の終端部の断面を3等分し、冷却空気82を冷却空気821、822、823に分流しつつ、整流する。
整流板23により、冷却空気81と冷却空気82との混合が促進され、冷却された混合空気83の温度分布が均一化される。したがって、混合空気83により電池ブロック7の各単電池が均一に冷却される。
[第9実施形態]
本発明による蓄電装置の第9実施形態を、図11を参照して説明する。なお、図中、第8実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第9実施形態による蓄電装置は、第8実施形態による蓄電装置の整流板23を湾曲ベーン状にしたものである。
図11に示すように、蓄電装置211では、第8実施形態と同様、副冷媒流路10の終端部に、2枚の湾曲ベーン状の整流板24が設けられている。整流板24は、折曲部410と曲面部412との間に、副冷媒流路10の終端部の断面を3等分するように配列されている。整流板24は、冷却空気82を冷却空気821、822、823に分流しつつ、整流する。整流板24の湾曲は、上面パネル416に沿った冷却空気82の流れを、電池ブロック7に滑らかに導く形状とされている。整流板24により、流れの剥離、曲がり損失が抑制され、乱れのない、整流された空気流が中間室11に供給される。
第9実施形態の蓄電装置によれば、第8実施形態の効果に加え、次のような作用効果を奏することができる。
(1)湾曲したベーン状整流板24により、副冷媒通路10から中間室11に流入する冷却空気82を3等分し、かつ、流れの剥離、曲がり損失が抑制される。これによって、中間室11での冷却空気81、82の混合が促進し、混合空気83の温度分布、流速分布、圧力分布が均一化される。
(2)したがって、電池ブロック7に対する冷却効率を高めるという効果を奏する。
[第10実施形態]
本発明による蓄電装置の第10実施形態を、図12を参照して説明する。なお、図中、第9実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第10実施形態による蓄電装置は、第9実施形態による蓄電装置の構成に、第7実施形態の多孔板22を設けたものである。
図12に示すように、蓄電装置211では、第9実施形態と同様、副冷媒流路10の終端部に、2枚の湾曲ベーン状の整流板24が設けられている。さらに、第10実施形態は、第7実施形態と同様、中間室11に多孔板22が設けられている。多孔板22は、ケーシング4内で冷却空気の流れに対して傾斜して設けられている。
第10実施形態による蓄電装置は、第9実施形態の効果に加え、第7実施形態の効果を奏する。
[第11実施形態]
本発明による蓄電装置の第11実施形態を、図13を参照して説明する。なお、図中、第10実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第11実施形態は、第10実施形態の構成において、上流側の電池ブロック6における単電池5の間隔が、下流側の電池ブロック7における単電池5の間隔よりも大きくしたものである。
図13に示すように、蓄電装置211は、第10実施形態と同様の、複数の円筒形単電池5よりなる電池ブロック6、7と、これら単電池5を収納する電池収納ケーシング4とを備え、電池収納ケーシング4には、第1実施形態と同様の、吸気口2、排気口3、仕切板400、曲面部412、中間室11が設けられている。さらに、副冷媒流路10の終端部に、2枚の湾曲ベーン状の整流板24が設けられ、中間室11に多孔板22が設けられている。
電池ブロック6を構成する単電池5の間隔(ピッチ)をδ1、電池ブロック7を構成する単電池5の間隔(ピッチ)をδ2とするとき、
δ1>δ2 式(1)
とされている。
なお、図13では、作図の都合上、単電池5の冷却空気の流れ方向の間隙が一定に描かれていないが、実際は電池ブロック6にあっては、上記間隙がδ1で一定とし、電池ブロック7にあっては、上記間隙がδ2で一定としている。
間隔δ1が間隔δ2より大きいことにより、一定流量の冷却空気に対して、電池ブロック6のリチウムイオン単電池5間を流れる冷却空気81の流速は、電池ブロック7のリチウムイオン電池5間を流れる混合空気83の流速よりも遅くなる。単電池5から冷却空気への熱伝達率は、一般に流速が速いほど大きいので、電池ブロック7における冷却効果は、電池ブロック6における冷却効果よりも高い。
仮に、一定流速で単電池5を冷却したとすると、上流で加熱された冷却空気が下流の単電池5を冷却するため、下流側ほど冷却効果は低下する。これに対して、本実施形態のように、単電池5間の流速を下流の電池ブロック7で増大させることにより、冷却効果が均一化され、電池ブロック6、7の温度を均一化でき、冷却効率が向上する。
第11実施形態は、第10実施形態の効果に加え、上流側、下流側の電池ブロック6、7の温度が均一になるような冷却効果を得るという効果が得られる。
[第12実施形態]
本発明による蓄電装置の第12実施形態を、図14を参照して説明する。なお、図中、第4実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第12実施形態による蓄電装置は、第4実施形態の蓄電装置を複数備えるように構成したものである。
図14に示すように、蓄電装置211は、複数、例えば2個の蓄電装置211A、211Bを備え、蓄電装置211A、211Bは吸気口2、排気口3を水平に並べて、並列配置されている。各蓄電装置211A、211Bの構成は第4実施形態と同様である。蓄電装置211A、211Bは底板40上にボルト等(図示省略)により固定設置されている。
第12実施形態による蓄電装置によれば、蓄電装置211A、211Bを複数備えた大容量の蓄電装置211において、第4実施形態と同様、高い冷却効果を得ることができる。すなわち、信頼性の高い大容量蓄電装置が得られる。
[第13実施形態]
本発明による蓄電装置の第13実施形態を、図15を参照して説明する。なお、図中、第12実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第13実施形態は、第12実施形態の複数の蓄電装置を、各蓄電装置211A、211Bを制御するための電子機器によって連結したものである。
図15に示すように、蓄電装置211は、第12実施形態と同様、底板40上に、複数、例えば2個の蓄電装置211A、211Bを設置、固定している。蓄電装置211A、211Bの各電池収納ケーシング4の上面パネルに、両電池収納ケーシング4にまたがって、電子機器50が装着されている。2個の蓄電装置211A、211Bは電子機器50により互いが一体化される。電子機器は、側面パネル414等を介して、各単電池5に電気的接続され、各単電池5を監視、制御するコントローラである。
電子機器50は各蓄電装置211A、211Bに必須のものであるが、複数の蓄電装置211A、211Bに対応した電子機器50を設けることによって、蓄電装置211をコンパクト化し得る。また蓄電装置211A、211Bの電池収納ケーシング4、4は、電子機器50によって機械的に連結され、蓄電装置211全体の機械的強度、剛性が高められる。
各蓄電装置211A、211Bのそれぞれの電池収納ケーシング4は、副冷媒流路10が設けられた上流域が、副冷媒流路10の高さだけ高くなるので、電子機器50は下流域の上面パネルに配置されている。従って、電子機器50は蓄電装置211の高さに影響を与えない。
第13実施形態による蓄電装置は、第12実施形態による蓄電装置の効果に加え、機械的強度、剛性を高めるとともに、全体寸法をコンパクト化し得るという効果を奏する。
[第14実施形態]
本発明による蓄電装置の第14実施形態を、図16、図17を参照して説明する。なお、図中、第4実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第14実施形態は、第12実施形態の蓄電装置において、各電池収納ケーシングの上流、下流域を分割可能としたものである。
図16、図17に示すように、蓄電装置211における各蓄電装置211A、211Bは、第4実施形態同様、複数の円筒形単電池5よりなる電池ブロック6、7と、これら単電池5を収納する電池収納ケーシング4とを備え、電池収納ケーシング4には、第1実施形態と同様の、吸気口2、排気口3、仕切板400、曲面部412、中間室11が設けられている。
電池収納ケーシング4は、上流部43、下流部44に分割され、仕切板400は上流部43に設けられており、電池ブロック6、7は上流部43、下流部44にそれぞれ収納されている。上流部43、下流部44には、フランジ等の接続部材420が設けられ、接続部材420は、ボルト422、ナット424等によって連結されている。さらに、蓄電装置211A、211Bは底板40上に設置、固定されている。
電池収納ケーシング4を、上流部43、下流部44に分割したことにより、上流部43、下流部44に電池ブロック6、7をそれぞれ組み込んだものを製作した後に、両者を接合することが可能である。これによって、製造工程の合理化、信頼性が向上し、蓄電装置211A、211Bの機械的強度、剛性を高めることができる。
第14実施形態による蓄電装置は、第13実施形態の効果に加え、製造工程の合理化、信頼性を向上し、かつ蓄電装置の機械的強度、剛性が高いという効果を奏する。
[変形例]
第14実施形態は、各蓄電装置211A、211Bの構成を第4実施形態と同様としたが、第1〜第3、第5〜第11実施形態の構成を採用してもよい。
[第15実施形態]
本発明による蓄電装置の第15実施形態を、図18を参照して説明する。なお、図中、第14実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第15実施形態による蓄電装置は、第14実施形態による蓄電装置における接合部材を嵌合構造としたものである。
図18に示すように、電池収納ケーシング4は、上流部43、下流部44に分割され、仕切板400は上流部43に設けられており、電池ブロック6、7は上流部43、下流部44にそれぞれ収納されている。上流部43、下流部44には、接続部材として嵌合部46が設けられ、接続部材420は、ボルト422等によって締結されている。
第15実施形態による蓄電装置は、第14実施形態と同様の効果を奏する。
[第16実施形態]
本発明による蓄電装置の第16実施形態を図19を参照して説明する。なお、図中、第1実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第16実施形態による蓄電装置は、第1実施形態による蓄電装置における中間室11、副冷媒流路10を複数としたものである。これにともなって、3つの電池ブロック6,7,8を冷却流路の流れに沿って上流から下流に向けて配置した。
複数の単電池5は、吸気口2寄りの第1の電池ブロック6と、排気口3寄りの第3の電池ブロック8と、両者の中間の第2の電池ブロック7とに分割して配列され、電池ブロック6、7、8は、それぞれ単電池を3個、3個、4個有するように構成されている。
吸気口2は、仕切板400A、400Bによって、上下に主吸気口2A、副吸気口2Bおよび副吸気口2Cに仕切られている。仕切板400A、400Bは、電池収納ケーシング4の上面パネル416に沿って、下流に向かって延びており、仕切板400Bとケーシング上面パネル416との間に副冷媒流路10Bが形成され、仕切板400Aと400Bとの間に副冷媒流路10Aが形成されている。
すなわち、吸気口2に流入した冷却空気80は、主吸気口2Aから主冷媒流路9を経て上流側電池室内に流入する主冷却空気81と、副吸気口2Bから副冷媒流路10A、10B内に流入する冷却空気82Aおよび82Bとに分流される。なお、冷却空気81、82A、82Bの流量比は、主冷媒流路9、副冷媒流路10A、10Bの断面積比によって設定される。
冷却空気の流れ方向において、電池ブロック6、7の間には、各電池ブロック6、7における単電池5同士の間隙よりも充分大きい間隔があけられている。また、電池ブロック7、8の間には、各電池ブロック7、8における単電池5同士の間隙よりも充分大きい間隔があけられている。電池ブロック6、7の間に形成された空間を中間室11A、電池ブロック7、8の間に形成された空間を中間室11Bと呼ぶ。
仕切板400Aの終端部は中間室11Aまで延在し、その終端部には、中間室11Aに向かう折曲部410Aが形成されている。また、仕切板400Bの中間部には中間室11Aの位置で中間室11Aに向かう折曲部410Cが形成されている。仕切板400Bの終端部は中間室11Bまで延在し、その終端部には、中間室11Bに向かう折曲部410Bが形成されている。折曲部410Bに対応する電池収納ケーシング4の上面パネル416には、折曲部410Bに沿って湾曲した曲面部412が形成されている。
副冷媒流路10Aに流入した冷却空気82Aは、折曲部410A、410Bによって案内されて、中間室11Aに向かって吐出され、電池ブロック6を冷却した冷却空気81と合流し、混合される。この混合によって、低温の混合空気83Aが生成される。副冷媒流路10Bに流入した冷却空気82Bは、折曲部410B、曲面部412によって案内されて、中間室11Bに向かって吐出され、混合空気83Aと合流し、混合される。この混合によって、低温の混合空気83Bが生成される。
従って、電池ブロック6、7、8は、それぞれ、低温の冷却空気81、82A、82Bによって冷却され、電池ブロック6、7、8の温度は均一化される。
なお、中間室11A、11Bでの低温の混合空気83A、83Bの生成に関して、電池収納ケーシング4には、仕切板410A、410B、曲面部412を設けるのみであり、電池収納ケーシング4の製造コストへの影響は少ない。
第16実施形態は、第1実施形態よりも多段階の中間室11A、11Bによって低温空気を生成するので、下流域における熱伝達をさらに向上し、冷却空気の流れ方向について、冷却性能を均一化し得るという効果を奏する。これによって、各単電池の放電量および電池寿命のバラツキを低減できる効果がある。
さらには、上流側の電池ブロックの冷却空気の流量を減じることができるので、蓄電装置全体の圧力損失を小さくできる効果がある。
[変形例]
第16実施形態は、冷却空気80の流れ方向に直列する3個の電池ブロックを有するものであったが、より多数の電池ブロックを設け、前後の電池ブロック間のそれぞれに、中間室を設けてもよい。この場合、各電池ブロックは、1列または2列以上の単電池列を含めることができる。したがって、本発明は、複数の単電池がN個の電池ブロックに分割して配列され、(N―1)個の混合空間と(N―1)個の第2導入路が設けられる蓄電装置にも適用することができる。
[第17実施形態]
本発明による蓄電装置の第17実施形態を図20を参照して説明する。なお、図中、第4実施形態と同一若しくは相当部分には同一符号を付し、相違点を主に説明する。
第17実施形態による蓄電装置は、第4実施形態による蓄電装置において、それぞれを4本の単電池5で構成した5つの電池ブロック6、7,8,12,13を繋ぎ併せて主冷媒流路9の流れに沿って上流から下流に向けて配置し、電池ブロックの間に4つの中間室11A〜11Dを設け、これら中間室11A〜11Dのそれぞれにひとつの副冷媒流路10から冷却空気82A〜82Dを導入するものである。すなわち、この実施形態の蓄電装置も、第16実施形態の変形例と同様に、複数の単電池がN個の電池ブロックに分割して配列され、(N―1)個の混合空間が設けられる蓄電装置である。
副冷媒流路10は、第4実施形態における仕切板400を4等分した個別仕切板400A〜400Dと上面パネル416との間に形成され、個別仕切板400Aと400Bとの間に冷却空気82Aの吹出口14Aが形成されている。また、個別仕切板400Bと400Cとの間に冷却空気82Bの吹出口14Bが形成され、個別仕切板400Cと400Dとの間に冷却空気82Cの吹出口14Cが形成されている。個別仕切板400Dの端部には曲面部412との間に冷却空気82Dの吹出口14Dが形成されている。
ここで、冷却空気82Aの流量<冷却空気82Bの流量<冷却空気82Cの流量<冷却空気82Dの流量となるように、個別仕切板400A〜400D間の吹出口14A〜14Dの面積が設定されている。
仕切板400Aの終端部は中間室11Aにまで延在し、その終端部には、中間室11Aに向かう折曲部410Aが形成されている。仕切板400Bの終端部は中間室11Bまで延在し、その終端部には、中間室11Bに向かう折曲部410Bが形成されている。仕切板400Cの終端部は中間室11Cにまで延在し、その終端部には、中間室11Cに向かう折曲部410Cが形成されている。仕切板400Dの終端部は中間室11Dまで延在し、その終端部には、中間室11Dに向かう折曲部410Dが形成されている。折曲部410Dに対応する電池収納ケーシング4の上面パネル416には、折曲部410Dに沿って湾曲した曲面部412が形成されている。
副冷媒流路10に流入した冷却空気82は、個別仕切板400A〜400D間に形成した各吹出口14A〜14Dから折曲部410A、410B、410C、410Dによって案内されて中間室11A〜11Dに流入する。中間室11Aでは、電池ブロック6を冷却した冷却空気81と冷却空気82Aとが合流し、混合される。この混合によって、低温の混合空気83Aが生成される。中間室11Bでは、電池ブロック7を冷却した冷却空気83Aと冷却空気82Bとが合流し、混合される。この混合によって、低温の混合空気83Cが生成される。中間室11Cでは、電池ブロック8を冷却した冷却空気83Bと冷却空気82Cとが合流し、混合される。この混合によって、低温の混合空気83Cが生成される。中間室11Dでは、電池ブロック12を冷却した冷却空気83Cと冷却空気82Dとが合流し、混合される。この混合によって、低温の混合空気83Dが生成される。
従って、中間室11A〜11Dのそれぞれには。副冷媒流路10から低温の冷却空気81と同等の温度である冷却空気82A〜82Dが流入されるので、電池ブロック6、7、8、12、13の各単電池5の温度が均一化される。
第17実施形態は、第1実施形態よりも多段階の中間室11A〜11Dによって低温空気を生成するので、下流域における熱伝達をさらに向上し、冷却空気の流れ方向について、冷却性能を均一化し得るという効果を奏する。とくに、吹出口14A〜14Dの開口面積を下流ほど大きくしたので、下流の中間室ほど多くの冷却空気81(82A〜82D)が流入し、各中間室の温度をより一層均一化することができる。これによって、各単電池の放電量および電池寿命のバラツキを低減できる効果がある。
なお、下流の吹出口ほど面積を大きくしたが、単電池5の温度バラツキによっては、この条件は必須ではない。
また、第17実施形態の蓄電装置では、4セル毎に電池ブロックを製作し、それを繋げて電池モジュールを作成するようにしたので、電池ブロックが作り易くなり、生産性が向上する効果もある。
[その他の変形例]
以上の実施形態では電池ブロックは複数の単電池を含むものであったが、単一の単電池を含むものであってもよい。円筒形電池と角形電池以外、種々の形態の電池、例えばラミネート型電池にも本発明を適用できる。
以上の実施形態では、主冷媒流路吸気口と副冷媒吸気口とを一体に設けたが、主冷媒流路吸気口と副冷媒吸気口とを別々に設けてもよい。たとえば、第1実施形態において、ケーシング4の吸気口2は主冷媒専用とし、中間室11に直接外部から冷媒を吸気する吸気管をケーシング4の上面パネル416に設けても良い。共通のファンを用いれば、主冷媒流路と副冷媒流路の流量比は、両流路の断面積や圧力損失などを適切に設定することにより決定することができる。
以上説明した第1実施形態から第14実施形態を適宜組み合わせて実施しても良い。
以上の説明は一例であり、本発明が上記実施形態や変形例に限定されるものではない。したがって、本発明は、複数の単電池を収納し、吸気口から排気口に冷媒を流すこと前記単電池を冷却するようにした電池収納ケーシングと、前記電池収納ケーシング内の上流側空間に配置され複数の単電池を有する第1電池ブロック、および下流側空間に配置され複数の単電池を有する第2電池ブロックと、前記電池収納ケーシング内の上流側空間と下流側空間との間に設けられた混合空間と、前記吸気口に流入された冷媒を前記上流側空間に導入する第1導入路と、前記吸気口に流入された冷媒を第1導入路を経由せずに前記混合空間に導入する第2導入路とを備える各種の蓄電装置に適用することができる。
2:吸気口
3:排気口
4:電池収納ケーシング
5:円筒形単電池
6、7、8、12、13:電池ブロック
6A、6B、7A、7B:単電池列
9:主冷媒流路
10、10A、10B:副冷媒流路
11:中間室
14A〜14D:吹出口
21:案内板
22:多孔板
23、24:整流板
40:底板
43:上流部
44:下流部
46:嵌合部
50:電子機器
80、81、82、82A、82B、82C、82D:冷却空気
83A、83B、83C、83D:混合空気
211,211A、211B:蓄電装置
400、400A、400B:仕切板
410、410A、410B:折曲部
412:曲面部
414:側面パネル
416:上面パネル
418:下面パネル
420:フランジ
422:ボルト
424:ナット
500:角形単電池

Claims (16)

  1. 複数の単電池を収納し、吸気口から排気口に冷媒を流すことで前記単電池を冷却するようにした電池収納ケーシングと、
    前記電池収納ケーシング内の上流側空間に配置され複数の単電池を有する第1電池ブロック、および下流側空間に配置され複数の単電池を有する第2電池ブロックと、
    前記電池収納ケーシング内の前記上流側空間と前記下流側空間との間に設けられた混合空間と、
    前記吸気口に流入する冷媒を前記上流側空間に導入する第1導入路と、
    前記吸気口に流入する冷媒を第1導入路を経由せずに前記混合空間に導入する第2導入路とを備えることを特徴とする蓄電装置。
  2. 請求項1記載の蓄電装置において、
    前記第1および第2電池ブロックを構成する複数の単電池は、前記冷媒の流れに沿って並設されていることを特徴とする蓄電装置。
  3. 請求項1または2記載の蓄電装置において、
    前記第1および第2電池ブロックは、前記冷媒の流れに沿って複数の単電池が並設された上下の単電池列を有することを特徴とする蓄電装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蓄電装置において、
    前記混合空間の前記冷媒の流れに沿った長さは、前記冷媒の流れに沿った前記単電池間の間隙よりも長いことを特徴とする蓄電装置。
  5. 請求項1または2記載の蓄電装置において、
    前記第1導入路と前記第2導入路は前記吸気口に設けた仕切板により形成され、前記仕切板と前記電池収納ケーシングの上面パネルとの間に前記第2導入路が形成されていることを特徴とする蓄電装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の蓄電装置において、
    前記第1導入路から前記上流側空間に流入する冷媒を、前記上流側空間に配設した単電池に向けて案内する案内板が設けられていることを特徴とする蓄電装置。
  7. 請求項5記載の蓄電装置において、
    前記仕切板の終端部が前記中間室まで延設され、前記終端部は前記中間室の中央部に向けて傾斜して設けられていることを特徴とする蓄電装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の蓄電装置において、
    前記混合空間から前記下流側空間に向かう冷媒の流路には、前記冷媒の流れに対する流動抵抗体が設けられていることを特徴とする蓄電装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の蓄電装置において、
    前記第2導入路から前記中間室に冷媒が流入する箇所には、冷媒を整流する整流板が設けられていることを特徴とする蓄電装置。
  10. 請求項9記載の蓄電装置において、
    前記整流板が円弧状であることを特徴とする蓄電装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の蓄電装置において、
    冷媒が流れる方向の単電池間の間隔は、前記下流側の第2電池ブロックにおける単電池間の間隙よりも、前記上流側の第1電池ブロックにおける単電池間の間隙が大きく設定されていることを特徴とする蓄電装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の蓄電装置において、
    前記電池収納ケーシングは、上流部と下流部とに分割され、前記上流部、下流部にそれぞれ前記第1および第2電池ブロックがそれぞれ収納され、前記上流部と下流部とは接続部材により連結されていることを特徴とする蓄電装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の蓄電装置において、
    前記複数の単電池がN個の電池ブロックに分割して配列され、(N―1)個の混合空間と(N―1)個の第2導入路が設けられることを特徴とする蓄電装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の蓄電装置において、
    前記単電池は、円筒形電池、角形電池、ラミネート電池のいずれかであることを特徴とする蓄電装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の蓄電装置を複数並列したことを特徴とする蓄電装置。
  16. 請求項15記載の複数並列した蓄電装置を監視および/または制御するための電子機器によって、前記蓄電装置を連結したことを特徴とする蓄電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103022548A (zh) * 2012-05-06 2013-04-03 王雪飞 一种电动车的队列式电池组
JP2015510239A (ja) * 2012-03-08 2015-04-02 エルジー・ケム・リミテッド 新規の空冷式構造の電池パック
JP2017079124A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 株式会社デンソー 電池パック
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JP2021068515A (ja) * 2019-10-18 2021-04-30 トヨタ自動車株式会社 組電池の冷却装置

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