JP2012051526A - ヘッドランプ用led点灯装置および検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDを点灯直後から安定点灯に至るまで同じ明るさで点灯するヘッドランプ用LED点灯装置および当ヘッドランプ用LED点灯装置の検査方法を提供する。
【解決手段】今回の点灯動作より前に点灯したときの安定点灯状態中にLEDユニット10に供給した電力を目標電力値として記憶部5に記憶しておき、今回の点灯動作においては点灯開始から安定点灯状態に至るまでの期間は、記憶部5に記憶されている目標電力値と同等の出力電力を供給する定電力制御をおこない、安定点灯状態に至れば所定の電流を出力する定電流制御に切り換えて、LEDを点灯する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車載ヘッドランプの光源となるLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)を点灯するヘッドランプ用LED点灯装置、およびこのヘッドランプ用LED点灯装置の検査方法に関するものである。
車載用ヘッドランプに使用する光源は、従来のハロゲン電球に代替して、長寿命でメンテナンスの不要なLEDが普及してきた。当LEDは、長寿命で、少ない電力で必要な明るさを確保できるうえに、一定の電流を供給する簡単な制御によって概ね安定した明るさを維持することができ、車載用の光源としては好適である。
しかしながら、LEDには、点灯(通電)による自己発熱によってLEDの温度が上昇する性質と、温度によって発光量が変化することにより一定の電流で点灯してもLEDが高温になれば暗くなる性質とがある。そのため、点灯直後の温度が低いときは明るく、点灯時間の経過に従って温度が上昇すると、温度上昇に伴って暗くなる傾向がある。LEDの発光量のばらつき、または温度による低下を補正する従来例としては下記特許文献1〜4がある。
ちなみに、LEDの発光色や発光量は常温においてもばらつきがあるため、点灯装置の回路定数を特定の値に固定し設定しても所望する特性を得ることができない。換言すれば、適切なLEDの選別や個々のLEDに対する補正をおこなわなければ、所望の色や明るさを得ることはできない。
また、定電圧特性を有するLEDの順方向電圧には、無視できない程のばらつきがあるため、当ばらつきの影響を少なくすべく、LEDに定電流を通電して点灯することが一般的である。
特許文献1は、カラープリンタに使用するLEDを定電流によって点灯する駆動制御装置であり、予め駆動電圧および光量の時間的な変化を測定して、目標の光量を発光するために必要な駆動プロファイルを作成し、記憶しておく。LED点灯時には、システムコントローラが当駆動プロファイルを参照して駆動電圧を求め、求めた駆動電圧となるように、LEDに流す電流を制御する。
特許文献2は、カラー液晶表示用の赤、緑、青のLEDを点灯するバックライト装置であり、LEDの初期電流量と、その初期電流量の温度に応じた補正量とを予め記憶しておく。LED点灯時には、駆動部が、温度センサの検出するLEDの温度に応じて初期電流量を補正して、LEDを起動する。
特許文献3は、液晶の背面に配置したLEDを点灯する発光装置であり、LEDの発光強度と温度の対応情報を予め記憶しておく。LED点灯時には、発光強度制御手段が、温度計測手段の検出するLEDの温度に応じて発光強度を制御する。
特許文献4は、プロジェクタ用のLEDを点灯する照明装置であり、所定の発光色が得られるような、周囲温度に対する複数のLEDそれぞれへの給電に関する値を初期値として予め記憶しておく。LED点灯時には、調整手段が、実使用時の周囲温度に応じてLEDへの給電量を変更する。
特開2005−286290号公報 特開2006−171693号公報 特開2006−253502号公報 特開2007−87816号公報
従来のLEDは通電できる電流が少なく、あえて大電力を投入しても要望に見合う明るさを確保できる効果が低いため、従来のLEDを点灯する用途においては、発熱による温度上昇およびそれに伴う発光量の低下を回避して、通電電流の少ない範囲で点灯することが一般的であった。従来のLEDを点灯する電流の領域においてはLEDが概ね定電圧特性を示すため、一定の電流を通電して(定電流で)点灯するだけで、概ね一定の電力で点灯でき、あえて電圧を加味した定電力での点灯を考慮する必要はなかった。上記特許文献1〜4のいずれにおいても、大電力のLEDを光源とする車載ヘッドランプに関するものではないため定電流制御が行われており、電圧を加味した定電力制御は行われていない。
これに対し、LEDの進歩によって実現された大発光量のLEDでは、大発光量を得るべく大電力を投入するため、自己発熱が増大する。そのため、定電流を通電する単純な点灯制御では自己発熱に伴う発光量の低下が顕著であるという課題がある。
図8は、従来の定電流制御によりLEDを点灯した場合にLEDに印加する順方向電圧(図8(a))、通電電流(図8(b))、供給電力(図8(c))を示すグラフである。図8(b)に示す定電流制御によりLEDを点灯すると、点灯開始直後はLEDの温度が低いので、温度と相関のある電圧は高い(図8(a)のA部)。点灯開始後、時間が経過してLEDの温度が上昇すれば順方向電圧が低くなる(図8(a)のB部)。この順方向電圧降下によって供給電力も降下するので(図8(c))、供給電力に比例する発光量も低下してしまう。そこで、大電力を投入する大発光量のLEDにおいては点灯直後から常に一定の明るさを保ち、明るさが変化しない、換言すれば、高品質の明るさを発するために、電圧を加味した定電力制御を行う必要がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、LEDを点灯直後から安定点灯に至るまで同じ明るさで点灯させ、ヘッドランプの明かりとしての品質を向上させたヘッドランプ用LED点灯装置および検査方法を提供することを目的とする。
この発明に係るヘッドランプ用LED点灯装置は、電源から供給される電圧をLED点灯用の電圧に変換して電力を供給する電源部と、LEDに印加する電圧を検出する電圧検出部と、LEDに通電する電流を検出する電流検出部と、電圧検出部および電流検出部の検出値に基づき電源部を操作する制御部と、今回の点灯動作より前に点灯したときの安定点灯状態中にLEDに供給した電力を目標電力値として記憶する記憶部とを備え、制御部は、点灯開始からLEDが点灯安定状態に至るまでの期間は、LEDに目標電力値と同等の出力電力を供給する定電力制御をおこない、LEDが安定点灯状態に至れば予め設定した所定の電流値を出力する定電流制御をおこなうものである。
この発明に係るヘッドランプ用LED点灯装置の検査方法は、点灯開始からLEDが点灯安定状態に至るまでの期間は、LEDに目標電力値と同等の出力電力を供給する定電力制御をおこない、LEDが安定点灯状態に至れば予め設定した所定の電流値を出力する定電流制御をおこなうヘッドランプ用LED点灯装置製造時の検査工程において、安定点灯時のヘッドランプ用のLEDに相当する検査用抵抗を接続して安定点灯時の出力電流を計測する前に、一旦、検査用抵抗より抵抗値の低い抵抗を接続して、定電力制御から定電流制御に切り換えるものである。
この発明に係るヘッドランプ用LED点灯装置の検査方法は、点灯開始からLEDが安定点灯状態に至るまでの期間は、LEDに目標電力値と同等の出力電力を供給する定電力制御をおこない、LEDが安定点灯状態に至れば予め設定した所定の電流値を出力する定電流制御をおこない、当該電力制御では電源部の断続動作によって出力電流を減ずるヘッドランプ用LED点灯装置の製造工程において、安定点灯時のヘッドランプ用のLEDに相当する検査用抵抗を接続して安定点灯時の出力電流を計測するときに、断続する出力電流の電流が流れているタイミングの出力電流値を安定点灯時の出力電流値として計測するものである。
この発明によれば、今回の点灯動作より前に点灯したときの安定点灯状態中にLEDに供給した電力を目標電力値として記憶しておき、今回の点灯動作にあたり点灯開始からLEDが点灯安定状態に至るまでの期間は、電源部の出力電力が目標電力値と同等になるよう定電力制御するようにしたので、点灯直後からLEDの温度が安定する安定点灯状態に至るまで同じ明るさでLEDを点灯でき、ヘッドランプの明かりとして品質を向上させたヘッドランプ用点灯装置を提供することができる。
この発明によれば、製造工程において、一旦抵抗値の低い抵抗を接続して出力電圧を下げ、その後安定点灯時のLEDの順方向電圧に相当する電圧降下を発生する検査用抵抗に切り換えて当検査用抵抗に通電する電流値を計測することで、点灯開始直後から安定点灯時に供給する所定の電流値を出力することができ、定電流制御時の出力電流値の検査が容易となり、生産性を向上できる。
この発明によれば、製造工程において、出力電流を断続して櫛歯状の矩形波を出力する定電力制御中に電流が流れているタイミングの電流値を計測するようにしたので、点灯開始直後から安定点灯時に供給する定電流制御時の出力電流値を検査でき、生産性を向上できる。
この発明の実施の形態1に係るLED点灯装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るLED点灯装置の点灯動作を説明する図であり、図2(a)はLEDユニットの順方向電圧、図2(b)は通電電流、図2(c)は供給電力を示すグラフである。 実施の形態1に係るLED点灯装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るLED点灯装置の異常判断・異常報知動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るLED点灯装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係るLED点灯装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5に係るLED点灯装置の電源部が出力する電流を示すグラフである。 従来の定電流制御を説明する図であり、図8(a)はLEDの順方向電圧、図8(b)は通電電流、図8(c)は供給電力を示すグラフである。
実施の形態1.
図1に示すLED点灯装置1は、車載ヘッドランプとして用いるLEDユニット10を点灯する車載装置であり、電源11から供給される電圧をLEDユニット10点灯用の電圧に変換する電源部2と、LEDユニット10に印加する電圧を検出する電圧検出部3と、LEDユニット10に通電する電流を検出する電流検出部4と、安定点灯状態のときにLEDユニット10に供給する目標電力値等の点灯情報を記憶する記憶部5と、点灯情報に基づいて電源部2を制御する制御部6と、温度センサ12の出力信号を制御部6へ入力する温度検出インタフェース(以下、I/F)7と、外部の通信装置13との間で通信を行う通信I/F8と、車載の故障状態表示装置14へ制御部6が発する信号を出力する出力I/F9とを備える。
LEDユニット10は、複数のLEDを直列に接続してなるヘッドランプ用の光源である。先立って説明したように、実施の形態1が制御対象とするLEDユニット10も点灯(通電)による自己発熱によって温度が上昇する性質と、温度によって発光量が変化することにより一定の電流で点灯してもLEDが高温になれば暗くなる性質とがある。従って、図8に示すような従来の定電流制御をおこなった場合、点灯を開始すると自己発熱に伴う電圧低下により供給電力(発光量)が低下し、時間の経過によってLEDユニット10の温度が高温になりながら安定し、点灯開始直後の発光量より低い発光量で安定する。
そこで、本実施の形態1に係るLED点灯装置1では、定電力制御と定電流制御を組み合わせた点灯動作を行って、発光量を経過時間によらず一定に保つ。図2は本実施の形態1に係るLED点灯装置1の点灯動作を説明する図であり、図2(a)はLEDユニット10の順方向電圧、図2(b)は通電電流、図2(c)は供給電力を示すグラフである。点灯を開始してから時間が経過すると、LEDユニット10の温度が自己発熱によって上昇するのに従って電圧が下がり(図2(a)のA部)、やがて高温になりながら温度が安定すると電圧の変化も安定する(図2(a)のC部)。電圧が安定した状態(以下、安定点灯状態)のときの電力値(図2(c)のb部)を目標電力値として記憶部5に記憶させておき、次回の点灯動作時には、LEDユニット10の温度が低い点灯開始から安定点灯状態になるまでの間、前回点灯したときに記憶しておいた目標電力値と同じ電力を投入して安定点灯時と同じ明るさで点灯させる。その後、点灯(通電)によってLEDユニット10の温度が上昇して、電圧が安定したら、制御部6は定電力制御から定電流制御に切り換えて、定電流を供給して点灯させる。
次に、図2に示す点灯動作を実現するLED点灯装置1の具体例を説明する。
電源部2は、電源11のバッテリ電圧をLEDユニット10の電圧(直列に接続した各LEDの順方向電圧を合計した電圧)に昇圧するコイル(本図においてはトランス2aとして記載)、トランス2aの一次側を断続するFET(Field Effect Transistor)2b等のスイッチング素子、およびコイルから出力される電圧を整流する整流ダイオード2c等の整流素子によって構成されるDC/DCコンバータである。また、LED点灯装置1は、電源11から電力を入力し、LEDユニット10へ電力を出力するコネクタ部(不図示)を有する。
電圧検出部3は、電源部2からLEDユニット10に印加する電圧を検出して制御部6へ入力する。電流検出部4は、電源部2からLEDユニット10に通電する電流を検出して制御部6へ入力する。
記憶部5は、LEDユニット10を点灯制御するために必要となる電力値、電流値等の点灯情報を記憶する記憶素子であり、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)またはフラッシュメモリのようにバックアップ電源の不要な不揮発性の記憶素子を用いて構成する。なお、一部の点灯情報は、マイクロコンピュータ(以下、CPU(Central Processing Unit))6aのROM(不図示)に記憶する構成にしても構わない。
制御部6は、記憶部5あるいはCPU6aのROMから点灯情報を読み出して、CPU6aで演算を実行して電源部2を制御すると共に、通信I/F8を介して外部の通信装置13と通信を行ったり、出力I/F9を介して車載の故障状態表示装置14へLEDユニット10の異常発生を報知したりする。また、CPU6aは、クロック発生回路(不図示)が供給するクロック信号を利用するなどして任意の時間を計時するタイマ(計時部6b)を有する。このタイマは第1の計時部、第2の計時部、または第3の計時部を構成する。
なお、制御部6および記憶部5の機能をCPU6aの機能の中に構成してもよい。その場合には、CPU6aに搭載のEEPROMまたはフラッシュメモリ、A/Dコンバータ、通信ポート、入出力ポートを利用して、記憶部5、温度検出I/F7、通信I/F8、出力I/F9を操作する構成にすればよい。
また、LED点灯装置1の温度センサ12を除く各構成部材は筐体に収容され、この筐体の一部は、収容した部材が発する熱を放出するヒートシンクとしても用いられる構成であってもよい。
温度センサ12および温度検出I/F7は、本実施の形態1では使用せず実施の形態3で使用するため、詳細は後述の実施の形態3で述べる。
次に、LED点灯装置1の動作を説明する。
本実施の形態1は、点灯開始から安定点灯状態に至るまでの期間は、今回の点灯動作より前に点灯したときの安定点灯状態中にLEDに供給した電力と同等の電力を出力する定電力制御をおこない、今回の点灯が安定点灯状態に至れば定電流を出力する定電流制御をおこなうLED点灯装置の例を示したもので、自己発熱によってLEDの温度が上昇することによって順方向電圧が降下し、出力電流が所定の電流に至るまで、出力電圧を入力して、前回点灯時の出力電力と同等の電力を出力する。
なお、自己発熱によるLEDユニット10の温度上昇が収束し、LEDユニット10の温度が概ね安定な状態に至るであろう経過時間、換言すれば、発光量が概ね安定するであろう点灯開始からの経過時間は経験的に把握できるため、当経験的な経過時間を所定時間に設定して、当所定の時間が経過した時点で、前記定電力制御から、前記定電流制御に切換える操作をおこなう。ここでは、点灯開始から3分を経過するとLEDユニット10が概ね安定点灯状態に至るものとして、定電力制御から定電流制御に切り換える時間を点灯開始後3分(図2(a)のC部)に設定する。
また、さらに時間が経過し、確実に安定な状態に至るであろう経験的な経過時間に到達した時点に出力される電力を、次回の点灯動作に使用するために目標電力値として記憶する。ここでは、目標電力値を取得する時間を点灯開始後5分(図2(a)のD部)に設定する。
なお、安定点灯時のLEDユニット10に出力する電流値(設定電流値)を既知の値とするならば、目標電力値に代えて、安定点灯状態のときの電圧値(図2(a)のB部)を目標電圧値として記憶部5に記憶させておいてもよい。この場合には、目標電圧値と設定電流値の積を目標電力値とすればよい。
図3は、LED点灯装置1の動作を示すフローチャートである。
LED点灯装置1に電流が供給される(点灯動作を開始する)と、先ずステップST1においてCPU6aは所定のイニシャル処理を行う。即ち、予め用意した電流値を設定し、タイマ0〜2の値をそれぞれリセットする。
CPU6aは1ms毎にLEDユニット10の点灯動作を繰り返す(ステップST2〜ST5)。
タイマ0は1msをカウントするタイマであり、タイマ0が1msになるまでカウンタをインクリメントする(ステップST2,ST3)。タイマ0が1msになると(ステップST3“YES”)、続くステップST4においてタイマ0の値をリセットすると共に、タイマ1,2の値をインクリメントする。そして、電源部2が電流Lを出力する(電流検出部4が検出する検出電流を電流Lにする)ように制御をおこなう(ステップST5)。
CPU6aは、10ms毎にLEDユニット10へ供給する電圧を電圧検出部3によって計測して、前回の点灯において記憶された目標電力値と当検出電圧によって出力電流の電流Lを演算して更新する(ステップST6〜ST9)。
タイマ1は10msをカウントするタイマであり、タイマ1が10msになるまでステップST2〜ST5を繰り返し、タイマ1が10msになると(ステップST6“YES”)、続くステップST7においてタイマ1の値をリセットする。そして、CPU6aは、電源部2の出力電圧を電圧検出部3で検出し(ステップST8)、その時のLEDユニット10に通電すべき電流L=(目標電力値/検出電圧)を求める(ステップST9)。あるいは、電流L={(目標電圧値×設定電流値)/検出電圧}を求める。
タイマ2は、点灯開始から3分の経過をカウントするタイマと点灯開始から5分の経過をカウントするタイマを兼ねる。CPU6aは、ステップST9にて求めた電流Lが設定電流値より小さく安定点灯状態に至っておらず(ステップST10“NO”)、かつ、タイマ2の値が3分より前であれば(ステップST11“NO”)、再びステップST2に戻り、電流Lを出力する点灯動作を行う。
点灯開始から3分経過(タイマ2が3分をカウント)すると(ステップST11“YES”)、LEDユニット10が安定点灯状態になったと判断する。このとき、定電力制御中の出力電流(電流L)と定電流制御のための設定電流値が異なっていると、出力電流が急激に変化する場合がある。するとLEDユニット10の明るさも急変して、ちらつきとなって、視認されやすくなる。そこで、記憶部5が記憶する設定電流値が現在の電流Lより高い場合には(ステップST12“YES”)、続くステップST13で現在の電流Lより0.1mA増加させる。このように、制御部6は定電力制御から定電流制御に切り換える際に、タイマ1でカウントする10ms毎に電流Lを0.1mAずつ増加させて設定電流値に近づけるので、LEDユニット10へ通電する電流Lの変化が緩慢になり、発光のちらつきを目立たなくできる。
点灯開始から3分が経過する前の定電力制御中に電流Lが設定電流値を超えた場合(ステップST10“YES”)には、CPU6aが3分の経過を待たずに定電力制御を定電流制御に切り換えて、電流Lに設定電流値をセットし(ステップST14)、出力電流が設定電流値で一定になるよう電源部2を制御する。あるいは、ステップST10において、点灯開始から3分が経過する前の定電力制御中に出力電力(=電流L×検出電圧)が目標電力値(または目標電圧値×設定電流値で求まる電力値)以上になった場合に定電力制御を定電流制御に切り換えるようにしてもよいし、または、検出電圧が目標電圧値以下になった場合に定電流制御に切り換えるようにしてもよい。
または、ステップST10において、電流Lと設定電流値の差分(または、出力電力と目標電力値の差分もしくは検出電圧と目標電圧値の差分)が例えば2%以内に到達したら略同等と判断して定電力制御から定電流制御に切り換えるようにしてもよい。これにより、定電力制御から定電流制御へ切り換える際の電流の変化が連続的になって、LEDユニット10のちらつきがなくなり、ヘッドランプの明かりとしての品質が向上する。
また、電流Lを10ms毎に0.1mAずつ増加させていき電流Lが設定電流値以上になった場合にも(ステップST12“NO”)、定電力制御を定電流制御に切り換えて、電流検出部4の検出電流を設定電流値で一定になるよう電源部2を制御する(ステップST14)。
続いて、ステップST15においてLEDユニット10の異常発生有無を判断する。異常判断・異常報知処理は後述する。
点灯開始から5分経過(タイマ2が5分をカウント)すると(ステップST16“YES”)、CPU6aは電圧検出部3の検出電圧に設定電流値を乗じて目標電力値を算出し、記憶部5に記憶(あるいは電圧検出部3の検出電圧を目標電圧として記憶)する。この目標電力値は図2(c)のb部に示す値であり、目標電圧値は図2(a)のB部に示す値である。次回の点灯動作時には、今回の点灯動作時に記憶させた目標電力値(目標電圧値)を用いて定電力制御を行うようにすることで、今回点灯したときの安定点灯状態と同じ電力をLEDユニット10に投入できるようになる。この結果、次回の点灯動作においても点灯開始時から安定点灯時と同じ明るさで点灯できる。
次に、図4のフローチャートを用いて、ステップST15の異常判断・異常報知処理を説明する。
異常判断・異常報知処理はLEDユニット10の安定点灯時に行う。処理が開始されると、先ずステップST15−1において、CPU6aが今回の異常判定用の電圧値(以下、異常判定用電圧値)を算出する。この異常判定用電圧値は、LED点灯装置1に接続されるLEDユニット10の安定点灯状態の電圧値であり、{(目標電力値/設定電流値)−(LED1個の電圧×0.5)}から求める。あるいは{目標電圧値−(LED1個の電圧×0.5)}から求める。なお、初回は、予め設定された目標電力値(または目標電圧値)を用いて異常判定電圧値を算出し、それ以降は記憶された最新の目標電力値(または目標電圧値)を用いて異常判定用電圧値を再算出して更新していく。
ステップST15−2において、CPU6aは、LEDユニット10の電圧(電圧検出部3の検出電圧)と異常判定用電圧値とを比較して、検出電圧が異常判定用電圧値以下の場合に異常発生と判断する(ステップST15−2“YES”)。即ち、今回の判定時の検出電圧が、最新の目標電圧値(=目標電力値/設定電流値)からLED1個の電圧の1/2以上低下したら異常発生と判断する。そして、制御部6から出力I/F9を介して故障状態表示装置14へ、LEDユニット10に異常が発生したことを示す信号を出力し、故障状態表示装置14が発する信号により運転者に当異常を報知して(ステップST15−3)、図3のフローチャートに戻る。この異常報知に加え、LEDユニット10の点灯動作停止制御を行ってもよい。
一方、異常なしと判断すれば(ステップST15−2“NO”)、そのまま図3のフローチャートに戻る。
このように、前回の点灯動作中に記憶部5に記憶した目標電力値(または目標電圧値)を用いて、今回の点灯動作中に異常判定用電圧値を算出することにより、前回と今回とでLEDユニット10の電圧が急激に変化したことを検出できるので、LEDユニット10に異常が発生したと判断できる。
目標電力値(または目標電圧値)から異常判定用電圧値を算出しない場合、代表的なLEDの電圧(定格値等)から異常判定用電圧値を算出する必要があるが、LED個々の電圧ばらつきが大きいため、直列接続したLEDユニット10全体の電圧のばらつきに1個のLEDがショートしたときの電圧変化が隠れてしまい、1個のLEDのショートを検出できない。
例えば、LED1個の順方向電圧の定格値を3V、実際の電圧値を2.9V、LEDユニット10の直列接続数を20個とすれば、実際のLEDユニット10の電圧は58Vである。一方、LED電圧のばらつきを10%とすれば、LEDユニット10の電圧が60±6Vとなることが想定される。
仮に、20個中の1個のLEDがショートしたときは、LEDユニット10の電圧は55.1Vになるが、上記60±6Vのばらつきの範囲の中に隠れて、1個のLEDのショートを検出することはできない。
これに対し、実際の安定点灯状態の検出電圧に由来する目標電力値(または目標電圧値)を用いて算出した異常判定用電圧値(56.5V=58−3×0.5)であれば、LEDユニット10の電圧が55.1Vとなったときに、異常判定用電圧値56.5Vとの比較によって、LEDが1個ショートしていることを判別できる。
なお、上記説明では、検出電圧に由来する目標電圧値からLEDの1/2の電圧以上低下した値を異常判定用電圧値としているが、目標電圧値(上記の例では58V)をそのまま異常判定用電圧値に用いてもよく、その場合にもLED1個のショートを検出できる。
ところで、前回の点灯情報がない1回目の点灯動作をおこなうときは、予めCPU6aのROM等に用意した標準値を使用して、制御をおこなう。
なお、通信装置13から通信I/F8を介して情報を設定することも可能であり、記憶部5に、定電力制御に必要となる目標電力値または目標電圧値のほかに、点灯動作を行うために必要となる点灯情報として、所望の明るさを得るために必要な安定点灯時の所定の電流値(設定電流値)と、定電力制御から定電流制御に切り換える時間と、次回点灯動作時の定電力制御に用いる目標電力値を取得する時間等を予め設定することもできる。
以上より、実施の形態1に係るLED点灯装置1は、電源11から供給される電圧をLEDユニット10点灯用の電圧に変換して電力を供給する電源部2と、LEDユニット10に印加する電圧を検出する電圧検出部3と、LEDユニット10に通電する電流を検出する電流検出部4と、今回の点灯動作より前に点灯したときの安定点灯状態中にLEDユニット10に供給した電力を目標電力値として記憶する記憶部5と、点灯開始から安定点灯状態に至るまでの期間は、電圧検出部3の検出電圧と電流検出部4の検出電流の積が目標電力値になるよう電源部2の出力電力を制御する定電力制御を行い、安定点灯状態に至れば検出電流が所定の電流値になるよう電源部2の出力電流を制御する定電流制御を行う制御部6とを備えるように構成した。このため、LEDユニット10を点灯直後から安定点灯に至るまで同じ明るさで点灯でき、ヘッドランプの明かりとしての品質を向上させたヘッドランプ用LED点灯装置を提供できる。
また、実施の形態1によれば、記憶部5は、目標電力値に代えて、今回の点灯動作より前に点灯したときの安定点灯状態中にLEDユニット10に印加した電圧を目標電圧値として記憶し、制御部6は、点灯開始から安定点灯状態に至るまでの期間は、記憶部5に記憶された目標電圧値から目標電力値を算出して定電力制御を行い、安定点灯状態に至れば電流検出部4の検出電流が設定電流値になるよう定電流制御を行うように構成した。このため、定電流制御用の設定電流値が既知であれば、前記目標電力値に代えて目標電圧値を用いても、LEDユニット10を点灯直後から安定点灯に至るまで同じ明るさで点灯でき、ヘッドランプの明かりとして品質を向上させたヘッドランプ用LED点灯装置を提供できる。
また、実施の形態1によれば、任意の時間が経過した時点で安定点灯状態になったと判断して、定電力制御から定電流制御に切り換えるように構成した。このため、簡易な構成で安定点灯状態を判断して、定電力制御から定電流制御に切り換えることができる。
また、実施の形態1によれば、電圧検出部3の検出電圧および電流検出部4の検出電流から算出する電力と目標電力値の差分値、または電流検出部4の検出電圧と目標電圧値の差分値が所定の値以下に到達した時点で安定点灯状態になったと判断して、定電力制御から定電流制御に切り換えるように構成した。このため、簡易な構成で安定点灯状態を判断して、定電力制御から定電流制御に切り換えることができる。
また、実施の形態1によれば、制御部6は、定電力制御から定電流制御に切り換えるときに、電源部2の出力電流を滑らかに変化させて設定電流値にするよう構成した。このため、制御を切り換えるときにLEDユニット10に通電する電流の変化が連続的になって、ちらつきがなくなり、ヘッドランプの明かりとしての品質を向上できる。
また、実施の形態1によれば、制御部6は、点灯開始から所定の時間が経過したときの検出電圧および検出電流から算出する電力を目標電力値として記憶部5に記憶するか、またはこの検出電圧を目標電圧値として記憶部5に記憶するように構成した。このため、簡易な構成で、安定点灯時のLEDユニット10の電力または電圧を記憶することができる。また、繰り返し点灯動作を行っても、新たに記憶した目標電力値または目標電圧値を用いて点灯制御を行うことができるので、違和感のない発光量による点灯制御ができる。
また、実施の形態1によれば、記憶部5を不揮発性の記憶素子で構成したので、簡易な構成の点灯装置を実現できる。
また、実施の形態1によれば、CPU6aのROMあるいは記憶部5は、初回の定電力制御に用いられる目標電力値または目標電圧値と、定電流制御に用いられる設定電流値と、定電力制御から定電流制御に切り換える時間を予め記憶しておくように構成した。このため、初回の点灯において異常な点灯動作を回避できる。また、LED点灯装置1に接続される個々のLEDユニット10に対して、固有の設定電流値を設定でき、発光量のばらつきを吸収できる。
また、実施の形態1によれば、外部の通信装置13と通信ができる構成にし、記憶部5に予め記憶しておく初回の定電力制御に用いられる目標電力値または目標電圧値と、定電流制御に用いられる設定電流値と、定電力制御から定電流制御に切り換える時間等を、LED点灯装置1を組み立てた後であっても設定できる構成にすれば、同じ構成の点灯装置を特性の異なるLEDによって構成されるヘッドランプに適用することも可能となる。
また、実施の形態1によれば、制御部6は、電圧検出部3の検出電圧と所定の異常判定用電圧値とを比較してLEDユニット10の異常発生の有無を判定するように構成したので、正常点灯時の実際のLEDユニット10の電圧を基に異常を判断でき、故障判断の確度を高くすることができる。
また、実施の形態1によれば、制御部6は、目標電力値または目標電圧値を記憶部5に記憶させる都度、異常判定用電圧値をその目標電力値または目標電圧値に基づく値に更新するように構成したので、LEDユニット10の電圧変化から異常を判断でき、簡素な構成で確度の高いLEDユニット10の異常判断ができる。
また、実施の形態1によれば、制御部6がLEDユニット10に異常が発生したことを判定すると、異常発生を示す信号を故障状態表示装置14等の車載機器に出力する出力I/F9を備えるように構成した。このため、異常発生を示す信号を受けた他の車載機器から運転者へLEDユニット10の異常を知らしめることができ、早期の対応を促し、当異常に起因する危険を回避することができる。
実施の形態2.
本実施の形態2に係るLED点灯装置1は、図1に示すLED点灯装置1と図面上では同様の構成であるため、以下では図1を援用して説明する。本実施の形態2では、LEDユニット10の発光量が安定したことを、電圧検出部3が検出するLEDユニット10の検出電圧が安定することから判断し、検出電圧の単位時間当たりの変化量が所定の値以下に到達したら定電力制御から定電流制御に切り換える構成にする。
また、定電力制御から定電流制御に切り換えた時点から所定の時間が経過した時点の電力値(または電圧値)を、次回点灯動作時の定電力制御で用いる目標電力値(または目標電圧値)として記憶部5へ記憶させる構成にする。
ここでは、電圧検出部3が検出する検出電圧の10秒当たりの変化量が100mV以下になればLEDユニット10が安定点灯状態になると仮定して、定電力制御から定電流制御に切り換える電圧の変化量を10秒当たり100mVに設定する。また、目標電力値を取得する時間は、定電流制御へ切り換えた時点(図2(a)のC部)から30秒(図2(a)のE部)に設定する。
図5は、本実施の形態2に係るLED点灯装置1の動作を示すフローチャートである。
LED点灯装置1が点灯動作を開始すると、先ずステップST101においてCPU6aが所定のイニシャル処理を行う。即ち、CPU6aは予め用意した電流値を設定し、タイマ0,1,3,4の値をそれぞれリセットする。
図5のステップST2〜ST10は、図3のステップST2〜ST10と同様の処理であるため説明を省略する。また、上記実施の形態1と同様に、タイマ0は1msをカウントするタイマであり、CPU6aが1ms毎にLEDユニット10の点灯動作を繰り返す。また、タイマ1は10msをカウントするタイマであり、10ms毎に電圧検出部3によって計測した検出電圧によって、前回の点灯において記憶された目標電力値と当検出電圧によって出力電流の電流Lを演算して更新する(ステップST6〜ST9)。
タイマ3は電圧変化量を検出する基準となる単位時間10秒をカウントするタイマであり、タイマ3が10秒になるまでステップST2〜ST10を繰り返し、タイマ3が10秒になると(ステップST102“YES”)、続くステップST103においてタイマ3の値をリセットする。そして、CPU6aは、前回と今回のステップST8で電圧検出部3が検出した検出電圧の変化量が100mV以上であれば(ステップST104“YES”)、LEDユニット10が安定点灯状態に至っていないと判断してステップST2へ戻る。一方、変化量が100mVより小さければ(ステップST104“NO”)、LEDユニット10が安定点灯状態になったと判断し、ステップST12〜14へ進む。なお、図5のステップST12〜ST14は、図3のステップST12〜ST14と同様の処理であるため説明を省略する。
タイマ4は定電力制御から定電流制御に切り換わった時点から30秒をカウントするタイマであり、ステップST14にて定電流制御に切換わった後にタイマ4の値をインクリメントしてカウントを開始する(ステップST105)。タイマ4が30秒になると(ステップST106“YES”)、CPU6aが続くステップST17にて電圧検出部3によって検出した検出電圧に設定電流値を乗じて目標電力値を算出して記憶部5に記憶させるか、または、そのときの検出電圧を目標電圧値として記憶部5に記憶させる。
以上より、実施の形態2に係るLED点灯装置1は、電圧検出部3が検出する検出電圧の単位時間当たりの変化量が所定の値以下に到達すると安定点灯状態に至ったと判断して、定電力制御から定電流制御に切り換えるように構成した。このため、簡易な構成で安定点灯状態を判断でき、定電力制御から定電流制御に切り換えることができる。
また、実施の形態2によれば、定電力制御から定電流制御に切り換えてからの時間を計測し、計測時間が所定の時間になったときの検出電圧および検出電流から算出する電力を目標電力値として記憶部5に記憶させるか、または検出電圧を目標電圧値として記憶部5に記憶させるように構成した。このため、安定点灯状態を判定してから電力または電圧を記憶するまでの時間を短縮できる。また、繰り返し点灯動作を行っても、新たに記憶した目標電力値または目標電圧値を用いて点灯制御を行うことができるので、違和感のない発光量による点灯制御ができる。
なお、上記実施の形態2では、定電力制御から定電流制御に切り換える条件を、ステップST9で求めた電流Lが設定電流値を超えた場合(ステップST10“YES”)と、10秒当たりの検出電圧の変化量が100mVより小さくなった場合(ステップST104“NO”)の2条件にしたが、さらに、上記実施の形態1のように点灯開始から3分経過した場合(図3のステップST11“YES”)を条件追加してもよい。
これにより、例えば安定点灯時のLEDユニット10の温度が異なり、同じ電力を供給しても長時間にわたりLEDユニット10の電圧変化量が所定の値以下にならない場合に、点灯開始から所定時間経過した時点で強制的に定電流制御に切り換えることができ、周囲の状況が変化しても違和感のない点灯動作を維持できる。
ところで、本実施の形態2でも上記実施の形態1と同様に、点灯情報がない1回目の点灯動作をおこなうときは、予めCPU6aのROM等に用意した標準値を使用して、制御をおこなう。
なお、通信装置13から通信I/F8を介して情報を設定することも可能であり、記憶部5に、定電力制御に必要となる目標電力値または目標電圧値のほかに、点灯動作を行うために必要となる点灯情報として、所望の明るさを得るために必要な安定点灯時の所定の電流値(設定電流値)と、定電力制御から定電流制御に切り換える時間と、次回点灯動作時の定電力制御に用いる目標電力値を取得する時間等を予め設定することもできる。
実施の形態3.
本実施の形態3に係るLED点灯装置1は、図1に示すLED点灯装置1と図面上では同様の構成であるため、以下では図1を援用して説明する。本実施の形態3では、LEDユニット10のLEDを実装した基板に、サーミスタ等の温度センサ12を実装して、LEDの温度またはその周囲温度を測定する。この温度センサ12が出力するアナログ信号は、温度検出I/F7を経由して制御部6へ入力する。そして、LEDユニット10の発光量が安定したことを、温度センサ12が検出するLEDユニット10の温度またはLEDユニット10の周囲温度が安定することから判定し、検出温度の単位時間当たりの変化量が所定の値以下に到達したら定電力制御から定電流制御に切り換える構成にする。
ここでは、温度センサ12が検出する検出温度の10秒当たりの変化量が1℃以下になればLEDユニット10が安定点灯状態に至ると仮定して、定電力制御から定電流制御に切り換える電圧の変化量を10秒当たり1℃に設定する。また、目標電力値を取得する時間は、上記実施の形態2と同様に、定電流制御へ切り換えた時点(図2(a)のC部)から30秒(図2(a)のE部)に設定する。
図6は、本実施の形態3に係るLED点灯装置1の動作を示すフローチャートである。
LED点灯装置1が点灯動作を開始すると、先ずステップST201においてCPU6aが所定のイニシャル処理を行う。即ち、CPU6aは予め用意した電流値を設定し、タイマ0,1,3,4の値をそれぞれリセットする。
図6のステップST2〜ST10は、図3および図4のステップST2〜ST10と同様の処理であるため説明を省略する。ただし、途中のステップST202において、CPU6aは温度センサ12が検出するLEDユニット10の温度を取得する。
タイマ3は温度変化量を検出する基準となる単位時間10秒をカウントするタイマであり、タイマ3が10秒になるまでステップST2〜ST10を繰り返し、タイマ3による経過時間が10秒になると(ステップST203“YES”)、続くステップST204においてタイマ3の値をリセットする。そして、CPU6aは、前回と今回のステップST202において温度センサ12が検出した検出温度の変化量が1℃以上であれば(ステップST205“YES”)、LEDユニット10が安定点灯状態に至っていないと判断してステップST2へ戻る。一方、変化量が1℃より小さければ(ステップST205“NO”)、LEDユニット10が安定点灯状態になったと判断し、ステップST12〜ST14,ST17,ST105,ST106へ進む。なお、図6のステップST12〜ST14,ST17は図3のステップST12〜ST14,ST17と同様の処理であるため説明を省略する。また、図6のステップST105,ST106の処理は図5のステップST105,ST106と同様の処理であるため説明を省略する。
以上より、実施の形態3に係るLED点灯装置1は、LEDユニット10の温度またはその周囲の温度を検出する温度センサ12を備え、温度センサ12が検出する検出温度の単位時間当たりの変化量が所定の値以下に到達すると安定点灯状態になったと判断して、定電力制御から定電流制御に切り換えるように構成した。このため、簡易な構成で安定点灯状態を判断することができ、定電力制御から定電流制御に切り換えることができる。
なお、上記実施の形態3では、定電力制御から定電流制御に切り換える条件を、ステップST9で求めた電流Lが設定電流値を超えた場合(ステップST10“YES”)と、10秒当たりの検出温度の変化量が1℃より小さくなった場合(ステップST205“NO”)の2条件にしたが、さらに、上記実施の形態1のように点灯開始から3分経過した場合(図3のステップST11“YES”)を条件追加してもよい。
これにより、例えば安定点灯時のLEDユニット10の温度が異なり、同じ電力を供給しても長時間にわたりLEDユニット10の温度変化量が所定の値以下にならない場合に、点灯開始から所定時間経過した時点で強制的に定電流制御に切り換えることができ、周囲の状況が変化しても違和感のない点灯動作を維持できる。
また、上記実施の形態2,3において安定点灯状態に移行した後に、上記実施の形態1で説明した異常判断・異常報知処理を行う構成にしてもよい。
ところで、本実施の形態3でも上記実施の形態1及び実施の形態2と同様に、点灯情報がない1回目の点灯動作をおこなうときは、予めCPU6aのROM等に用意した標準値を使用して、制御をおこなう。
なお、通信装置13から通信I/F8を介して情報を設定することも可能であり、記憶部5に、定電力制御に必要となる目標電力値または目標電圧値のほかに、点灯動作を行うために必要となる点灯情報として、所望の明るさを得るために必要な安定点灯時の所定の電流値(設定電流値)と、定電力制御から定電流制御に切り換える時間と、次回点灯動作時の定電力制御に用いる目標電力値を取得する時間等を予め設定することもできる。
実施の形態4.
ここでは、上記実施の形態1〜3に係るLED点灯装置1の検査方法を説明する。本実施の形態4に係るLED点灯装置1は、図1に示すLED点灯装置1と図面上では同様の構成であるため、以下では図1を援用して説明する。
LED点灯装置1の点灯動作、特に安定点灯時の出力電流を検査あるいは確認する際に通常の点灯動作によってLED点灯装置1を動作させると、先ず定電力制御を行い、この定電力制御が終了してから定電流制御に移行するために、定電流動作を検査あるいは確認するためには定電流制御に移行してから出力電流を検査あるいは確認することになる。しかしながら、定電力制御から定電流制御へ切り換わるまで待機すること(時間の経過を待つこと)は長時間の検査時間が必要となるため、量産工程においては生産性を損なうために受け入れ難い。
そこで、本実施の形態4では、定電力制御中に電流Lが設定電流を超える、あるいは、電圧検出部3の検出電圧が目標電圧値より低くなるかまたは略同等になったら定電流制御に切り換える動作(図3、図5および図6のステップST10)を使用し、点灯動作を開始した直後に電圧を一旦低下(電流Lを上昇)させてから安定点灯時のLEDの順方向電圧に相当する電圧(電流L)に戻して制御部6に上記判断をさせて定電流制御に切り換え、点灯動作開始直後に安定点灯時に相当する出力電流値を検査できるようにする。
具体的には、検査用抵抗を接続して安定点灯状態の特性を検査する前に、一旦、ヘッドランプ用LED点灯装置に接続するLEDの安定点灯時の順方向電圧より低い電圧降下を発生(大きな電流を通電)する(抵抗値の低い)抵抗を接続し、出力電圧を安定点灯時のLEDの順方向電圧より下げる(電流Lを上昇する)ことによって、制御部6に安定点灯状態に至ったと判断させて、安定点灯状態(定電流制御)に切り換えさせる。その後で、当検査用抵抗に流れる電流を計測することによって、安定点灯時の出力電流を検査あるいは確認する。
以上より、実施の形態4に係る検査方法は、上記実施の形態1〜3に係るLED点灯装置1の製造工程において、検査用抵抗(安定点灯時のLEDユニット10(ヘッドランプ用LED点灯装置に接続するLED)に相当する抵抗)を接続して安定点灯状態の特性を検査する前に、一旦、安定点灯時の順方向電圧より低い電圧降下を発生する(抵抗値の小さい)抵抗を接続して、電圧検出部3が検出する検出電圧を検査用抵抗接続時の検出電圧より下げ、安定点灯状態に至る模擬ステップを経過させて、検査用抵抗に戻して通電する電流値を計測するステップを備えるように構成した。このため、検査用抵抗を接続する前に一旦出力電圧を低くすることで、点灯開始直後でも安定点灯時に出力する所定の電流値を出力することができ、定電流制御時の出力電流値の検査が容易となり、生産性を向上できる。
実施の形態5.
本実施の形態5に係るLED点灯装置1は、図1に示すLED点灯装置1と図面上では同様の構成であるため、以下では図1を援用して説明する。本実施の形態5では、制御部6が電源部2をPWM(Pulse Width Modulation)制御して、電源部2の出力する電流を矩形波状にする。ただし、出力電流を櫛歯状に断続して等価的に電流を少なくするPWM制御(500Hz程度)は、電源部2のFET(スイッチング素子)2bのPWM制御(500kHz程度)と同様な制御方式であるため、両者の混同を避けるため、本実施の形態5に係る電源部2が櫛歯状の矩形波電流を出力する動作を断続動作と記載する。
図7に、電源部2の断続動作による出力電流を示す。グラフにおいて横軸は時間、縦軸は電流値である。当断続動作による櫛歯状の矩形波電流の電流出力時(ハイレベル側の電流出力時)には、電源部2は、制御部6が出力するパルス信号に従ってFET2bをオンオフし、オン中に電源11からトランス2aへ電流を供給し、オフ中にトランス2aで昇圧した矩形波を整流ダイオード2cで整流して、電圧検出部3を介してLEDユニット10へ出力する。また、当断続動作による櫛歯上の矩形波電流の電流停止時(ロウレベル側の電流出力時)には、電源部2は、制御部6がFET2bに出力するパルス信号を停止し、オフにする。そのため、電源部2がLEDユニット10へ通電する電流は、図7に示すような櫛歯状の矩形波となる。なお、電源部2が動作して電流を出力しているときの出力電流(ハイレベル側の出力電流)を安定点灯時の設定電流値にして、動作時間と停止時間の比率(デューティ比)を調整することによって、LEDユニット10に通電する等価的な出力電流を減ずる制御をおこなえば、出力しているときの出力電流値(ハイレベル側の出力電流値)は常に同じ値であり、LEDユニット10の発光色が変わることもない。
また、断続動作によって出力電流値を等価的に減じてもハイレベル側の電流値(電源部2が出力電流を出力しているときの出力電流値)は変わらないので、製造工程においてLED点灯装置1に検査用抵抗(安定点灯時のLEDユニット10に相当する抵抗)を接続したときに、当ハイレベル側の電流値を計測すれば、定電力制御をおこなっている時でも、定電流制御時の出力電流値の検査が容易となり、生産性を向上できる。
以上より、実施の形態5に係るLED点灯装置1は、制御部6が電源部2を断続動作させることで、出力電流を櫛歯上の矩形波にして点灯開始直後の出力電流を減じる方式の点灯装置であり、当実施の形態5に係る上記LED点灯装置1の検査方法は、櫛歯状の矩形波のハイレベル側の電流値(電源部2が出力電流を出力しているときの出力電流値)を計測することで、定電力制御をおこなっている点灯直後でも、定電流制御時の出力電流値の検査が可能となり、生産性を向上できる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 LED点灯装置、2 電源部、2a トランス、2b FET、2c 整流ダイオード、3 電圧検出部、4 電流検出部、5 記憶部、6 制御部、6a CPU、6b 計時部、7 温度検出I/F、8 通信I/F、9 出力I/F、10 LEDユニット、11 電源、12 温度センサ、13 通信装置、14 故障状態表示装置。

Claims (19)

  1. 電源から供給される電圧をLED点灯用の電圧に変換して電力を供給する電源部と、
    前記LEDに印加する電圧を検出する電圧検出部と、
    前記LEDに通電する電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部および前記電流検出部の検出値に基づき前記電源部を操作する制御部と、
    今回の点灯動作より前に点灯したときの安定点灯状態中に前記LEDに供給した電力を目標電力値として記憶する記憶部とを備え、
    前記制御部は、点灯開始から前記LEDが点灯安定状態に至るまでの期間は、前記LEDに前記目標電力値と同等の出力電力を供給する定電力制御をおこない、前記LEDが安定点灯状態に至れば予め設定した所定の電流値を出力する定電流制御をおこなうことを特徴とするヘッドランプ用LED点灯装置。
  2. 前記記憶部は、今回の点灯動作より前に点灯したときの安定点灯状態中に前記LEDに供給した電力を目標電力値として記憶することに代えて、そのとき前記LEDに出力した電圧を目標電圧値として記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された目標電圧値と、予め設定した所定の電流値から目標電力値を算出して定電力制御をおこなうことを特徴とする請求項1記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  3. 点灯開始からの経過時間を計測する第1の計時部を備え、
    前記制御部は、点灯開始から所定の時間経過後に、定電力制御から定電流制御に切り換えることを特徴とする請求項1記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  4. 前記制御部は、時間単位当たりの電圧変化量を検出する機能を有して、前記電圧検出部が検出する検出電圧の変化量が所定の値以下に到達したときに、定電力制御から定電流制御に切り換えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  5. 前記LEDの温度またはその周囲の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記制御部は、単位時間当たりの温度変化量を検出する機能を有して、前記温度検出部が検出する検出温度の変化量が所定の値以下に到達したときに、定電力制御から定電流制御に切り換えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  6. 前記制御部は、前記電圧検出部が検出する検出電圧および前記電流検出部が検出する検出電流から算出する電力と目標電力値の差分値、または前記検出電圧と目標電圧値の差分値が所定の値以下に到達したときに、定電力制御から定電流制御に切り換えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  7. 前記制御部は、定電力制御から定電流制御に切り換えるときに、出力電流を滑らかに変化させて所定の電流値に至らしめることを特徴とする請求項1記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  8. 点灯開始からの経過時間を計測する第2の計時部を備え、
    前記記憶部は、点灯開始から所定の時間が経過したときの前記電圧検出部が検出する検出電圧および前記電流検出部が検出する検出電流から算出する電力を目標電力値として、あるいは、該検出電圧を目標電圧値として記憶することを特徴とする請求項1または請求項2記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  9. 定電力制御から定電流制御に切り換えてからの経過時間を計測する第3の計時部を備え、
    前記記憶部は、前記定電流制御に切り換えてから所定の時間が経過したときの前記電圧検出部が検出する検出電圧および前記電流検出部が検出する検出電流から算出する電力を目標電力値として、あるいは、該検出電圧を目標電圧値として記憶することを特徴とする請求項1または請求項2記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  10. 前記電源部は、前記定電力制御において、出力電流を断続して、等価的に出力電流値を減じることを特徴とする請求項1記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  11. 前記記憶部は、不揮発性の記憶素子で構成されることを特徴とする請求項1記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  12. 初回の定電力制御に用いられる目標電力値または目標電圧値と、定電流制御に用いられる所定の電流値とを予め設定しておくことを特徴とする請求項1または請求項2記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  13. 定電力制御から定電流制御に切り換える時間を予め設定しておくことを特徴とする請求項3記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  14. 初回の定電力制御に用いられる目標電力値または目標電圧値と、定電流制御に用いられる所定の電流値と、定電力制御から定電流制御に切り換える時間のうちの少なくとも1つを通信部によって取り入れることを特徴とする請求項12または請求項13記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  15. 前記制御部は、前記電圧検出部が検出する検出電圧と所定の異常判定用電圧値とを比較して前記LEDの異常発生の有無を判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  16. 前記記憶部は、目標電力値または目標電圧値を記憶する都度、前記異常判定用電圧値を該目標電力値または目標電圧値に基づく値に更新することを特徴とする請求項15記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  17. 異常発生を示す信号を外部に出力する出力部を備え、
    前記出力部は、前記LEDに異常が発生したことを判定したときに、当異常発生信号を出力することを特徴とする請求項15記載のヘッドランプ用LED点灯装置。
  18. 電源から供給される電圧をLED点灯用の電圧に変換して電力を供給する電源部と、
    前記LEDに印加する電圧を検出する電圧検出部と、
    前記LEDに通電する電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部および前記電流検出部の検出値に基づき前記電源部を操作する制御部と、
    今回の点灯動作より前に点灯したときの安定点灯状態中に前記LEDに供給した電力を目標電力値として記憶する記憶部とを備え、
    前記制御部が、点灯開始から前記LEDが安定点灯状態に至るまでの期間は、前記LEDに前記目標電力値と同等の出力電力を供給する定電力制御をおこない、前記LEDが安定点灯状態に至れば予め設定した所定の電流値を出力する定電流制御をおこなうヘッドランプ用LED点灯装置製造時の検査工程において、安定点灯時のヘッドランプ用の前記LEDに相当する検査用抵抗を接続して安定点灯時の出力電流を計測する前に、一旦、前記検査用抵抗より抵抗値の低い抵抗を接続して、定電力制御から定電流制御に切り換えることを特徴とするヘッドランプ用LED点灯装置の検査方法。
  19. 電源から供給される電圧をLED点灯用の電圧に変換して電力を供給する電源部と、
    前記LEDに印加する電圧を検出する電圧検出部と、
    前記LEDに通電する電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部および前記電流検出部の検出値に基づき前記電源部を操作する制御部と、
    今回の点灯動作より前に点灯したときの安定点灯状態中に前記LEDに供給した電力を目標電力値として記憶する記憶部とを備え、
    前記制御部が、点灯開始から前記LEDが安定点灯状態に至るまでの期間は、前記LEDに前記目標電力値と同等の出力電力を供給する定電力制御をおこない、前記LEDが安定点灯状態に至れば予め設定した所定の電流値を出力する定電流制御をおこない、当該電力制御では前記電源部の断続動作によって出力電流を減ずるヘッドランプ用LED点灯装置の製造工程において、安定点灯時のヘッドランプ用の前記LEDに相当する検査用抵抗を接続して安定点灯時の出力電流を計測するときに、断続する出力電流の電流が流れているタイミングの出力電流値を安定点灯時の出力電流値として計測することを特徴とするヘッドランプ用LED点灯装置の検査方法。
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