JP2012048533A - エネルギー総和抑制制御装置、電力総和抑制制御装置および方法 - Google Patents

エネルギー総和抑制制御装置、電力総和抑制制御装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステップ応答制御においてエネルギー使用量が指定された一定値を超えないように、かつ設定値への追従特性が損なわれないように、制御を行う。
【解決手段】電力総和抑制制御装置は、割当総電力PWの情報を受信する割当総電力入力部(10)と、各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の昇温時間TLを推定する昇温時間推定部(11)と、各制御ループRiの制御量PViを昇温時間TLの間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定し、使用電力総量TWが割当総電力PWを超えない必要出力MUiを探索して、探索した必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定する電力抑制部(15〜19)と、制御ループRi毎に設けられた制御部(20−i)とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の制御ループを備えたマルチループ制御系の制御装置および制御方法に係り、特にステップ応答制御においてエネルギー使用量(例えば電力使用量)が指定された一定値を超えないように、かつ設定値への追従特性が可能な限り損なわれないように、制御を行うエネルギー総和抑制制御装置、電力総和抑制制御装置および方法に関するものである。
地球温暖化問題に起因する法改正などに伴い、工場や生産ラインのエネルギー使用量管理が強く求められている。工場内の加熱装置や空調機器は特にエネルギー使用量の大きな設備装置であるため、エネルギー使用量の上限を、本来備える最大量よりも低く抑えるように管理されることが多い。例えば電力を使用する設備装置では、電力デマンド管理システムからの指示により、特定の電力使用量以内に制限する運用が行なわれている。
特に複数の電気ヒータを備える加熱装置では、立ち上げ時(複数の電気ヒータが設置されている領域の一斉昇温時)に同時供給される総電力を抑制するために、以下のような手法が提案されている。
特許文献1に開示されたリフロー装置では、立ち上げ時の消費電流を低減するために、ヒータの近傍が熱的に飽和してから次のヒータを立ち上げるようにして、立ち上げ時間帯をずらすようにしていた。
特許文献2に開示された半導体ウエハの処理装置では、装置立ち上げ時に一時に大電力が消費されないように、各ヒータに対して時間的にずらしながら電力を供給するようにしていた。
特許文献3に開示された基板処理装置では、電力供給部から同時に供給される最大電力を小さくするために、所定の立ち上げ順序に従って、各熱処理部を1台ずつ順次立ち上げていくようにしていた。
特許文献4に開示された加熱装置では、装置立ち上げ時の過度の消費電流による電力障害を防止するために、まずコンベアより下方に位置するヒータに対し必要とする電力を供給し、かつコンベアより上方に位置するヒータへ供給される電力を制限して、合計消費電力を一定値以下に制御し、炉体内の温度の上昇に伴って温度を切換パラメータとして、コンベアより下方に位置するヒータへの供給電力を減少させるように制御していた。
特許第2885047号公報 特開平11−126743号公報 特開平11−204412号公報 特許第4426155号公報
特許文献1〜特許文献4に開示された技術は、いずれも複数のヒータに時間差を設けて電力を供給する方式であるため、昇温効率が悪くなる、すなわちステップ応答時における制御量PV(温度)の設定値SPへの追従特性が悪くなるという問題点があった。
製造装置では、複数のヒータに時間差を設けて電力を供給する場合、装置の立ち上げに要する時間や立ち上げに要する電力には多少のばらつきが必ずあるため、余裕のある時間差を与えて立ち上げの切換判断をする必要がある。したがって、例えば4系統の加熱制御系を備える加熱装置を立ち上げる(昇温する)場合に、加熱制御系を別々に順次立ち上げていくと、結果的に1系統の立ち上げ時間を単純に4倍した時間以上の時間が使われることになる。
また、立ち上げの切換判断を行ないやすくするために、特許文献4に開示された技術のように特定の位置のヒータに対して決められた順序で電力を供給していくような工夫が考えられる。しかし、特許文献4に開示された技術は、全く同じパターンの立ち上げ時においてのみ通用する方法であり、製造条件などに応じて昇温要求が変化する場合には適用できない。複数のヒータに同時に電力を供給する通常の同時昇温という最も効率的な方法から乖離した方法になればなるほど、昇温効率が低下するか、適用対象が限られるかの、いずれかの問題が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、複数の制御系に関し、ステップ応答制御においてエネルギー使用量(例えば電力使用量)が指定された一定値を超えないように、かつ設定値への追従特性が可能な限り損なわれないように、制御を行うことができるエネルギー総和抑制制御装置、電力総和抑制制御装置および方法を提供することを目的とする。
本発明のエネルギー総和抑制制御装置は、複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータのエネルギー使用量を規定する割当総エネルギーの情報を受信する割当総エネルギー入力手段と、各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の制御量変化時間を推定する制御量変化時間推定手段と、各制御ループRiの制御量PViを前記制御量変化時間の間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定し、この必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用エネルギーの総和である使用エネルギー総量を算出し、この使用エネルギー総量が前記割当総エネルギーを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索して、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定するエネルギー抑制手段と、制御ループRi毎に設けられ、設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電力総和抑制制御装置は、複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータの電力使用量を規定する割当総電力PWの情報を受信する割当総電力入力手段と、各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の制御量変化時間を推定する制御量変化時間推定手段と、各制御ループRiの制御量PViを前記制御量変化時間の間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定し、この必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用電力の総和である使用電力総量TWを算出し、この使用電力総量TWが前記割当総電力PWを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索して、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定する電力抑制手段と、制御ループRi毎に設けられ、設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電力総和抑制制御装置は、複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータの電力使用量を規定する割当総電力PWの情報を受信する割当総電力入力手段と、各制御ループRiの変更後の設定値SPiと設定値変更前の制御量PViとから各制御ループRiの制御量PViの変更量ΔPViを算出する制御量変更量算出手段と、各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViから制御量PViの変化レートTHiを算出する制御量変化レート算出手段と、各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の各制御ループRiの昇温時間TLiを前記変更量ΔPViと前記変化レートTHiとから推定し、前記昇温時間TLiのうちの最大値である昇温時間TLを選出する昇温時間算出手段と、各制御ループRiの制御量PViを前記昇温時間TLの間に前記変更量ΔPVi分だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定する必要出力推定手段と、前記必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用電力の総和である使用電力総量TWを算出する使用電力合計算出手段と、前記昇温時間TLを逐次変更しながら前記必要出力推定手段と前記使用電力合計算出手段とに処理を実行させ、前記使用電力総量TWが前記割当総電力PWを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索し、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定する探索処理手段と、制御ループRi毎に設けられ、設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電力総和抑制制御装置の1構成例において、前記制御量変化レート算出手段は、代表的な操作量出力時の制御量PViの変化レートを、操作量MViの特定の出力値と現在値との差である操作量上昇幅で換算することにより、操作量MViを現在値から特定の出力値にする場合の制御量PViの変化レートTHiを算出し、前記必要出力推定手段は、前記変化レートTHiを算出する数式を操作量出力上限について解くことにより得られる数式を用いて、前記必要出力MUiを算出することを特徴とするものである。
また、本発明の電力総和抑制制御装置の1構成例において、前記制御量変化レート算出手段は、各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViと制御量PViの変更量ΔPViとを入力変数として、予め設定された第1の推定用多項式により制御量PViの変化レートTHiを算出し、前記必要出力推定手段は、各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViと制御量PViの変更量ΔPViと昇温時間TLとを入力変数として、予め設定された第2の推定用多項式により必要出力MUiを算出し、前記第1の推定用多項式は、設定値変更前の操作量MViの実験データと操作量出力上限値OHiの実験データと制御量PViの変更量ΔPViの実験データと制御量PViの変化レートTHiの実験データとから多変量解析により予め導出され、前記第2の推定用多項式は、設定値変更前の操作量MViの実験データと制御量PViの変化レートTHiの実験データと制御量PViの変更量ΔPViの実験データと必要出力MUiの実験データとから多変量解析により予め導出されることを特徴とするものである。
また、本発明のエネルギー総和抑制制御方法は、複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータのエネルギー使用量を規定する割当総エネルギーの情報を受信する割当総エネルギー入力ステップと、各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の制御量変化時間を推定する制御量変化時間推定ステップと、各制御ループRiの制御量PViを前記制御量変化時間の間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定し、この必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用エネルギーの総和である使用エネルギー総量を算出し、この使用エネルギー総量が前記割当総エネルギーを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索して、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定するエネルギー抑制ステップと、設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御ステップとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電力総和抑制制御方法は、複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータの電力使用量を規定する割当総電力PWの情報を受信する割当総電力入力ステップと、各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の制御量変化時間を推定する制御量変化時間推定ステップと、各制御ループRiの制御量PViを前記制御量変化時間の間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定し、この必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用電力の総和である使用電力総量TWを算出し、この使用電力総量TWが前記割当総電力PWを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索して、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定する電力抑制ステップと、設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御ステップとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電力総和抑制制御方法は、複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータの電力使用量を規定する割当総電力PWの情報を受信する割当総電力入力ステップと、各制御ループRiの変更後の設定値SPiと設定値変更前の制御量PViとから各制御ループRiの制御量PViの変更量ΔPViを算出する制御量変更量算出ステップと、各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViから制御量PViの変化レートTHiを算出する制御量変化レート算出ステップと、各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の各制御ループRiの昇温時間TLiを前記変更量ΔPViと前記変化レートTHiとから推定し、前記昇温時間TLiのうちの最大値である昇温時間TLを選出する昇温時間算出ステップと、各制御ループRiの制御量PViを前記昇温時間TLの間に前記変更量ΔPVi分だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定する必要出力推定ステップと、前記必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用電力の総和である使用電力総量TWを算出する使用電力合計算出ステップと、前記昇温時間TLを逐次変更しながら前記必要出力推定ステップと前記使用電力合計算出ステップの処理を実行させ、前記使用電力総量TWが前記割当総電力PWを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索し、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定する探索処理ステップと、設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御ステップとを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の制御量変化時間を推定し、各制御ループRiの制御量PViを制御量変化時間の間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定し、この必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用エネルギーの総和である使用エネルギー総量を算出し、この使用エネルギー総量が割当総エネルギーを超えない必要出力MUiの組み合わせを探索して、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定することにより、複数の制御系に関し、ステップ応答制御(設定値SPiのステップ変更が行なわれ、制御量PViの設定値SPiへの追従のために制御機能が利用されている状態)においてエネルギー使用量が割当総エネルギーを超えないように、かつ制御量PViの設定値SPiへの追従特性が可能な限り損なわれないように、制御を行うことができる。
また、本発明では、各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の制御量変化時間を推定し、各制御ループRiの制御量PViを制御量変化時間の間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定し、この必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用電力の総和である使用電力総量TWを算出し、この使用電力総量TWが割当総電力PWを超えない必要出力MUiの組み合わせを探索して、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定することにより、複数の制御系に関し、ステップ応答制御において電力使用量が割当総電力PWを超えないように、かつ制御量PViの設定値SPiへの追従特性が可能な限り損なわれないように、制御を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る加熱装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電力総和抑制制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る制御系のブロック線図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電力総和抑制制御装置の動作を示すフローチャートである。 従来の加熱装置の動作例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る加熱装置の動作例を示す図である。 1次多項式による制御量の変化レートの推定結果を示す図である。 3次多項式による制御量の変化レートの推定結果を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るエネルギー総和抑制制御装置の構成を示すブロック図である。
[発明の原理]
例として加熱装置を取り上げて説明する。例えば複数の加熱制御系に時間差を設けて順次立ち上げると、結果的に電力に余裕のある時間帯が生じることは避けられないので、その電力の余裕が装置の立ち上げ完了を遅らせる非効率分になることに、発明者は着眼した。単純に言えば、設定値SPのステップ変更が行なわれた際に、制御量PVの設定値SPへの追従制御が行なわれていない状態を多く発生させていることになる。
また、制御ループ間の干渉がある加熱制御系では、先に立ち上げ完了した制御ループに、後から立ち上がる制御ループからの干渉による昇温外乱が発生するので、制御の整定までに余計な時間がかかり非効率になる。したがって、使用する総電力を一定値以内に抑えて各制御ループの同時昇温をしながら、各制御ループが極力同時に昇温を完了するように「完了のタイミング」を合わせることが、最も効率的な装置の立ち上げ方になる。
そこで、制御ループの代表的な昇温能力(例えば最大出力時の昇温レート)を予め記憶しておき、操作量MVを設定値変更前の値(現在値)から特定の出力値(例えば最大値)にした場合の昇温レートを推定し、昇温完了までの推定時間と操作量出力上限に対応する使用電力とを簡易的に求める。あるいは、操作量MVを設定値変更前の値(現在値)から特定の出力値(例えば最大値)にした場合の昇温レートを推定する推定式を実験データに基づいて求め、その比較的高精度な推定式を備えるようにしてもよい。
各制御ループの昇温完了時間が概ね等しくなり、かつ使用電力の合計が割当総電力以内で最大になる操作量出力上限の組み合わせを、前記昇温完了までの推定時間を適宜修正しながら求めれば、最も効率的な立ち上げ方に近づけることができる。
小型の調節計では、アルゴリズム記憶容量や1制御周期当りの演算量も限られている。したがって、各制御ループにおける最大出力時(操作量MViが最大値の時)の昇温時間をまず算出し、算出した各ループの昇温時間から最大のものを抽出し、その昇温時間近傍を所要時間とした場合に各ループの出力上限を低くできる度合を求め、合計が割当総電力以内になるかどうかを判定し、割当総電力を超える場合は、前記所要時間を数パーセント程度大きくして、各ループの出力上限を低くできる度合を再度求めるという演算手順が好ましい。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態は、代表的な昇温能力として最大出力時の昇温レートを予め記憶しておき、任意の出力上限に絞ったときの昇温レートを推定する簡易的な方法を開示するものである。図1は本発明の第1の実施の形態に係る加熱装置の構成を示すブロック図である。加熱装置は、被加熱物を加熱するための加熱処理炉1と、加熱処理炉1の内部に設置された複数の制御アクチュエータであるヒータH1〜H4と、それぞれヒータH1〜H4によって加熱される領域の温度を測定する複数の温度センサS1〜S4と、ヒータH1〜H4に出力する操作量MV1〜MV4を算出する電力総和抑制制御装置2と、電力総和抑制制御装置2から出力された操作量MV1〜MV4に応じた電力をそれぞれヒータH1〜H4に供給する電力調整器3−1〜3−4とから構成される。
図2は電力総和抑制制御装置2の構成を示すブロック図である。電力総和抑制制御装置2は、上位PC4から割当総電力PWの情報を受信する割当総電力入力部10と、各制御ループRi(i=1〜nであり、制御ループの個数nは図1の例ではn=4)の操作量MViを現在値から最大値100.0%にした場合の各制御ループRiの昇温時間TLiのうちの最大値TLを推定する昇温時間推定部11と、各制御ループRiの制御量PViを昇温時間TLの間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定する必要出力推定部15と、各制御ループRiの必要出力MUiから各ヒータHiの使用電力の総和である使用電力総量TWを算出する使用電力合計算出部16と、使用電力総量TWが割当総電力PWを超えない必要出力MUiの組み合わせを探索し、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定する探索処理部17と、制御ループRi毎に設けられた制御部20−iとから構成される。なお、本実施の形態では、操作量MViを現在値から最大値100.0%にした場合の昇温時間TLiを推定しているが、このような推定は小型の調節計に特に好ましいものである。原理的には、特定の出力値は最大値100.0%に限られるものではなく、適度に大きな値であれば十分に実用できる。
昇温時間推定部11は、制御量PVi変更量算出部12と、制御量PVi変化レート算出部13と、昇温時間算出部14とから構成される。この昇温時間推定部11は、制御量変化時間推定手段を構成している。
探索処理部17は、昇温時間設定部18と、割当総電力判定部19とから構成される。必要出力推定部15と使用電力合計算出部16と探索処理部17とは、電力抑制手段を構成している。
制御部20−iは、設定値SPi入力部21−iと、制御量PVi入力部22−iと、PID制御演算部23−iと、出力上限処理部24−iと、操作量MVi出力部25−iとから構成される。
図3は本実施の形態の制御系のブロック線図である。各制御ループRiは、制御部20−iと、制御対象Piとから構成される。後述のように、制御部20−iは、設定値SPiと制御量PViとから操作量MViを算出して、この操作量MViを制御対象Piに出力する。図1の例では、制御対象PiはヒータHiが加熱する加熱処理炉1であるが、操作量MViの実際の出力先は電力調整器3−iであり、操作量MViに応じた電力が電力調整器3−iからヒータHiに供給される。
以下、本実施の形態の電力総和抑制制御装置2の動作を説明する。図4は電力総和抑制制御装置2の動作を示すフローチャートである。
割当総電力入力部10は、電力を管理する電力デマンド管理システムのコンピュータである上位PC4から、ヒータの電力使用量を規定する割当総電力PWの情報を受信する(図4ステップS100)。
探索処理部17の昇温時間設定部18は、加熱装置のオペレータ等によって設定値SPが変更されたとき(ステップS101においてYES)、操作量MViを現在値から最大値100.0%にした場合の各制御ループRiの昇温時間TLiのうちの最大値TLを求める処理を、以下のように行なわせる。
まず、昇温時間推定部11の制御量PVi変更量算出部12は、各制御ループRiの変更後の設定値SPiと設定値変更前の制御量PViとを取得して、各制御ループRiの制御量PViの変更量ΔPViを次式により制御ループRi毎に算出する(ステップS102)。
ΔPVi=SPi−PVi ・・・(1)
制御量PVi(温度)は、温度センサSiによって測定され、制御部20−iに入力される。なお、設定値SPiと制御量PViとに応じた制御はステップS102よりも後ろのステップで行われるので、制御部20−iに入力される制御量PViをステップS102の時点で取得すれば、この制御量PViは設定値変更前の制御量となる。
続いて、昇温時間推定部11の制御量PVi変化レート算出部13は、各制御ループRiの制御部20−iから設定値変更前の操作量MViを取得し、設定値SPiの変更に伴う制御量PViの変化のレート(速度)THiを次式により制御ループRi毎に算出する(ステップS103)。
THi=THoi{100.0/(100.0−MVi)} ・・・(2)
設定値SPiと制御量PViとに応じた制御はステップS103よりも後ろのステップで行われるので、制御部20−iから出力されている操作量MViをステップS103の時点で取得すれば、この操作量MViは設定値変更前の操作量となる。式(2)において、THoiは制御ループRi毎に予め記憶されている値であり、操作量MVi=0.0%の状態から最大出力MVi=100.0%にしたとき(すなわち操作量上昇幅が100.0%のとき)の制御量PViの変化レート値である。つまり、式(2)は、変化レート値THoiを操作量上昇幅(100.0−MVi)で換算する数式である。本実施の形態では加熱装置の例で説明しているので、制御量PViの変化レートTHiは昇温レート[sec./℃]である。
次に、昇温時間推定部11の昇温時間算出部14は、各制御ループRiの制御量PViをΔPViだけ変化させるのに必要な制御量変化時間である昇温時間TLiを、制御量PViの変化レートTHiと変更量ΔPViとから次式により制御ループRi毎に推定する(ステップS104)。
TLi=THiΔPVi ・・・(3)
そして、昇温時間算出部14は、各制御ループRiの昇温時間TLiのうちの最大値TLを選出する(ステップS105)。
TL=max(TLi) ・・・(4)
式(4)において、max( )は最大値選出演算関数である。以上のステップS102〜S105の処理により、昇温時間TLを推定することができる。
次に、探索処理部17の割当総電力判定部19は、制御量PViを昇温時間TLの間に変更量ΔPVi分だけ変化させる場合の全ヒータの使用電力TWを求める処理を、以下のように行なわせる。
まず、必要出力推定部15は、各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViを取得し、各制御ループRiの制御量PViを昇温時間TLの間に変更量ΔPVi分だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを次式により制御ループRi毎に算出する(ステップS106)。
MUi={100.0THoi/(TL/ΔPVi)}+MVi ・・・(5)
式(5)は、式(2)において、分母の100.0をMUiに置換し、THiをTL/ΔPViに置換して、MUiについて解くことにより得られる数式である。
続いて、使用電力合計算出部16は、各制御ループRiの必要出力MUiから各ヒータHiの使用電力の総和である使用電力総量TWを次式により算出する(ステップS107)。
Figure 2012048533
式(6)において、CTmiは制御ループRi毎に予め記憶されている値であり、操作量MViが最大値100.0%の場合のヒータHiの使用電力値である。
探索処理部17の割当総電力判定部19は、TW≦PW、すなわち使用電力総量TWが割当総電力PWを超えない場合は(ステップS108においてYES)、各制御ループRiの必要出力MUiをそれぞれ各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定する(ステップS109)。
また、割当総電力判定部19は、TW>PW、すなわち使用電力総量TWが割当総電力PWを超える場合は、昇温時間設定部18に指示して、昇温時間TLを現在の値の例えば1.05倍に延長させて(ステップS110)、ステップS106に戻る。こうして、使用電力総量TWが割当総電力PW以内になるまで、ステップS106〜S108,S110の処理が繰り返される。
次に、制御部20−iは、制御ループRiの操作量MViを以下のとおりに算出する。設定値SPiは、設定値SPi入力部21−iを介してPID制御演算部23−iに入力される(ステップS111)。
制御量PViは、制御量PVi入力部22−iを介してPID制御演算部23−iに入力される(ステップS112)。
PID制御演算部23−iは、設定値SPiと制御量PViに基づいて、以下の伝達関数式のようなPID制御演算を行って操作量MViを算出する(ステップS113)。
MVi=(100/PBi){1+(1/TIis)+TDis}(SPi−PVi)
・・・(7)
PBiは比例帯、TIiは積分時間、TDiは微分時間、sはラプラス演算子である。
出力上限処理部24−iは、以下の式のような操作量MViの上限処理を行う(ステップS114)。
IF MVi>OHi THEN MVi=OHi ・・・(8)
すなわち、出力上限処理部24−iは、操作量MViが操作量出力上限値OHiより大きい場合、操作量MVi=OHiとする上限処理を行う。
操作量MVi出力部25−iは、出力上限処理部24−iによって上限処理された操作量MViを制御対象(実際の出力先は電力調整器3−i)に出力する(ステップS115)。制御部20−iは制御ループRi毎に設けられているので、ステップS111〜S115の処理は制御ループRi毎に実施されることになる。
電力総和抑制制御装置2は、以上のようなステップS101〜S115の処理を例えばユーザの指示によって制御が終了するまで(ステップS116においてYES)、一定時間毎に行う。なお、ステップS102〜S110の処理は、各制御ループRiの設定値SPiのうち少なくとも1つが変更されたときに行われる。
次に、本実施の形態の加熱装置の動作例を図5、図6に示す。図5、図6では、見やすさを考慮し、n=3ループの制御系の動作例を示す。図5は、100WのヒータH1、200WのヒータH2、300WのヒータH3という3個合計で600Wのヒータに対して、割当総電力PWを300W(全ヒータ容量の50%)とする場合において、各ヒータの出力上限を一律に50%にして制御を行う従来の加熱装置の動作例を示している。縦軸は制御量PVi、操作量MVi、操作量出力上限値OHiであり、全て0−100のスケールで示されている。制御量PViの単位は℃、操作量MViおよび操作量出力上限値OHiの単位は%である。
ここでは、設定値SP1〜SP3を0.0秒時点で20.0℃に同時変更し、昇温整定後の500.0秒時点で40.0℃に同時変更している。各ヒータの昇温能力に差があるので、操作量出力上限値OH1〜OH3が一律に50%である場合、3ループの制御系の全てが昇温完了するまでの所要時間は最も遅い制御量PV1によって決まり、昇温効率が明らかに低下する。特に制御量PV2,PV3の昇温が完了した後は、全体での電力に余裕があるにもかかわらず操作量MV1が抑制されていることになる。
図6は、同じ条件における本実施の形態の加熱装置の動作例を示している。ここでは、各ヒータの昇温能力の差を表す値として、制御量PV1の変化レート値THo1=10.12[sec./℃]、制御量PV2の変化レート値THo2=6.68[sec./℃]、制御量PV3の変化レート値THo3=5.06[sec./℃]が予め設定されているものとする。これらの変化レート値THo1〜THo3の値は高精度の数値である必要はなく、現実的には各変化レート値の比率が各ヒータの昇温能力の比率と概ね合っている程度までの精密さがあれば、十分に実用の範囲にある。
本実施の形態では、各ヒータの昇温能力を考慮した操作量出力上限値OH1〜OH3が設定されることになるので、昇温完了するまでの所要時間が3ループの制御系でほぼ同じになる。極端に遅く昇温する制御系が存在しないので、昇温効率は大幅に改善される。なお、500.0秒時点でも操作量出力上限値OH1〜OH3が更新されているが、原理的にも更新幅は少ない。
また、本実施の形態では、操作量MV1〜MV3自体を直接的に変化させるのではなく、操作量出力上限値OH1〜OH3を変化させるので、操作量MV1〜MV3には無意味な上下動は発生しない。すなわち、PID制御演算への悪影響が発生することがなく、不自然さのない制御応答波形を得ることができる。
なお、本実施の形態の電力総和抑制制御装置2における処理の順序は図4に示したとおりでなくてもよいことは言うまでもない。また、図4の例では、割当総電力PWの情報を1回だけ受信するようになっているが、上位PC4は必要に応じて情報を送信し、これにより割当総電力PWの値が随時更新されるようになっていてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、制御量PViの変化レートTHiの推定算出について簡易的な方法を用いたが、本実施の形態は、昇温特性の非線形性を考慮して、制御量PViの変化レートTHiの推定算出精度をさらに上げる方法を提示するものである。
本実施の形態においても電力総和抑制制御装置2の構成および処理の流れは第1の実施の形態と同様であるので、図1〜図4の符号を用いて説明する。
以下、本実施の形態の電力総和抑制制御装置2の動作を説明する。図4のステップS100〜S102の処理は、第1の実施の形態と同じである。
次に、本実施の形態の昇温時間推定部11の制御量PVi変化レート算出部13は、予め設定された推定用多項式f()により、各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViと制御量PViの変更量ΔPViとから制御量PViの変化レートTHiを次式により制御ループRi毎に算出する(ステップS103)。
THi=f(MVi,OHi=100.0,ΔPVi) ・・・(9)
ここでは、推定用多項式f()に与える操作量出力上限値OHiを100.0%としている。次に、推定用多項式f()の求め方について説明する。推定用多項式f()を設定するユーザは、設定値変更前の操作量MViと操作量出力上限値OHiと制御量PViの変更量ΔPViと制御量PViの変化レートTHiとの関係について予め数通りの実験データである分析用データを収集する。分析用データの1例を表1に示す。
Figure 2012048533
この分析用データに対して重回帰分析やSVR(Support Vector Regression)などの多変量解析を行うことにより、推定用多項式f()を制御ループRi毎に算出する。この制御ループRi毎の推定用多項式f()を制御量PVi変化レート算出部13に設定しておけばよい。表1の分析用データから求めた推定用多項式f()を以下に示す。ここでは、多変量解析手法としてSVR法を採用している。
TH1=0.27392×{(ΔPV1−21.818)×0.06279}3
+0.98236×{(ΔPV1−21.818)×0.06279}2
×(OH1−82.727)×0.04717
−1.0102×{(ΔPV1−21.818)×0.06279}2
×(MV1−41.224)×0.09649
−2.1976×{(ΔPV1−21.818)×0.06279}2
+2.9847×(ΔPV1−21.818)×0.06279
×{(OH1−82.727)×0.04717}2
−3.5615×(ΔPV1−21.818)×0.06279×(OH1
−82.727)×0.04717×(MV1−41.224)×0.09649
−7.4233×(ΔPV1−21.818)×0.06279×(OH1
−82.727)×0.04717
+0.90789×(ΔPV1−21.818)×0.06279×(MV1
−41.224)×0.09649×(MV1−41.224)×0.09649
+3.3854×(ΔPV1−21.818)×0.06279×(MV1
−41.224)×0.09649
+8.7284×(ΔPV1−21.818)×0.06279
−9.6209×{(OH1−82.727)×0.04717}3
+15.583×{(OH1−82.727)×0.04717}2
×(MV1−41.224)×0.09649
+16.332×{(OH1−82.727)×0.04717}2
−7.6565×(OH1−82.727)×0.04717×{(MV1
−41.224)×0.09649}2
−17.689×(OH1−82.727)×0.04717×(MV1
−41.224)×0.09649
−20.277×(OH1−82.727)×0.04717
+2.3928×{(MV1−41.224)×0.09649}3
+3.1479×{(MV1−41.224)×0.09649}2
+9.8793×(MV1−41.224)×0.09649
+30.529 ・・・(10)
次に、図4のステップS104,S105の処理は、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態の必要出力推定部15は、予め設定された推定用多項式g()により、各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViと制御量PViの変更量ΔPViと昇温時間TLとから必要出力MUiを次式により制御ループRi毎に算出する(ステップS106)。
MUi=g(MVi,THi=TL,ΔPVi) ・・・(11)
ここでは、推定用多項式g()に与える制御量PViの変化レートをTHi=TLとしている。推定用多項式g()を求めるには、設定値変更前の操作量MViと制御量PViの変化レートTHiと制御量PViの変更量ΔPViと必要出力MUi(操作量出力上限値OHi)との関係について予め数通りの実験データである分析用データを収集し、この分析用データに対して重回帰分析やSVRなどの多変量解析を実施すればよい。分析用データは、推定用多項式f()を求めるためのデータと同一のものでよい。そして、制御ループRi毎に求めた推定用多項式g()を必要出力推定部15に設定しておけばよい。
図4のステップS107〜S116の処理は、第1の実施の形態と同じである。
次に、表1の分析用データとは別に集めた下記の実験データにより、制御量PV1の変化レートTH1の再現性(推定精度)を確認した。
Figure 2012048533
図7は1次多項式による変化レートTH1の推定結果を示す図であり、横軸が変化レートTH1の実験値、縦軸が変化レートTH1の推定値である。図7において、直線700にプロット点があまり乗っていないのは、変化レートTH1の推定精度が低いことを示している。
図8は3次多項式による変化レートTH1の推定結果を示す図である。図8によると、直線700にプロット点がほぼ乗っており、変化レートTH1の推定精度が高いことが分かる。したがって、推定用多項式の次数を3次まで上げれば、設定値変更前の操作量MVi、操作量出力上限値OHi、制御量PViの変更量ΔPViを入力として、制御量PViの変化レートTHiを高精度に推定可能であることが分かる。また、図8は、設定値変更前の操作量MVi、操作量出力上限値OHi、制御量PViの変更量ΔPVi、制御量PViの変化レートTHiという4つの変数の間の関連性が十分なものであることを示している。すなわち、図8は、推定用多項式f()やg()が実用水準にあることを示している。
こうして、本実施の形態では、制御量PViの変化レートTHiおよび必要出力MUiの推定算出精度を向上させることができるので、第1の実施の形態と比べて昇温制御の精度を向上させることができる。
なお、第1、第2の実施の形態では、加熱装置を例に挙げて説明しているが、例えば対象物の冷却温度を制御する冷却装置に本発明を適用してもよい。
[第3の実施の形態]
第1、第2の実施の形態では、操作量出力上限値OHiを電力量に基づいて算出しているが、これに限るものではなく、燃料使用量に基づいて算出するようにしてもよい。すなわち、本発明は、第1、第2の実施の形態の電力総和抑制制御装置2で用いる「電力」という物理量を、「エネルギー」あるいは「パワー」に置き換えた形態を権利範囲に含む。
第1、第2の実施の形態の電力総和抑制制御装置2で用いる「電力」という物理量を「エネルギー」に置き換えたエネルギー総和抑制制御装置の構成を図9に示す。
図9のエネルギー総和抑制制御装置は、割当総エネルギー入力部10aと、昇温時間推定部11と、必要出力推定部15と、使用エネルギー合計算出部16aと、探索処理部17aと、制御ループRi毎に設けられた制御部20−iとから構成される。探索処理部17aは、昇温時間設定部18と、割当総エネルギー判定部19aとから構成される。このエネルギー総和抑制制御装置の構成は、第1、第2の実施の形態において「電力」を「エネルギー」に置き換えたものに相当するので、詳細な説明は省略する。
第1〜第3の実施の形態で説明した電力総和抑制制御装置とエネルギー総和抑制制御装置とは、CPU、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1〜第3の実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、複数の制御ループを備えたマルチループ制御系の制御装置および制御方法に適用することができる。
1…加熱処理炉、2…電力総和抑制制御装置、3−1〜3−4…電力調整器、10…割当総電力入力部、10a…割当総エネルギー入力部、11…昇温時間推定部、12…制御量PVi変更量算出部、13…制御量PVi変化レート算出部、14…昇温時間算出部、15…必要出力推定部、16…使用電力合計算出部、16a…使用エネルギー合計算出部、17,17a…探索処理部、18…昇温時間設定部、19…割当総電力判定部、19a…割当総エネルギー判定部、20−i…制御部、21−i…設定値SPi入力部、22−i…制御量PVi入力部、23−i…PID制御演算部、24−i…出力上限処理部、25−i…操作量MVi出力部、H1〜H4…ヒータ、S1〜S4…温度センサ。

Claims (10)

  1. 複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータのエネルギー使用量を規定する割当総エネルギーの情報を受信する割当総エネルギー入力手段と、
    各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の制御量変化時間を推定する制御量変化時間推定手段と、
    各制御ループRiの制御量PViを前記制御量変化時間の間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定し、この必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用エネルギーの総和である使用エネルギー総量を算出し、この使用エネルギー総量が前記割当総エネルギーを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索して、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定するエネルギー抑制手段と、
    制御ループRi毎に設けられ、設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御手段とを備えることを特徴とするエネルギー総和抑制制御装置。
  2. 複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータの電力使用量を規定する割当総電力PWの情報を受信する割当総電力入力手段と、
    各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の制御量変化時間を推定する制御量変化時間推定手段と、
    各制御ループRiの制御量PViを前記制御量変化時間の間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定し、この必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用電力の総和である使用電力総量TWを算出し、この使用電力総量TWが前記割当総電力PWを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索して、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定する電力抑制手段と、
    制御ループRi毎に設けられ、設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御手段とを備えることを特徴とする電力総和抑制制御装置。
  3. 複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータの電力使用量を規定する割当総電力PWの情報を受信する割当総電力入力手段と、
    各制御ループRiの変更後の設定値SPiと設定値変更前の制御量PViとから各制御ループRiの制御量PViの変更量ΔPViを算出する制御量変更量算出手段と、
    各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViから制御量PViの変化レートTHiを算出する制御量変化レート算出手段と、
    各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の各制御ループRiの昇温時間TLiを前記変更量ΔPViと前記変化レートTHiとから推定し、前記昇温時間TLiのうちの最大値である昇温時間TLを選出する昇温時間算出手段と、
    各制御ループRiの制御量PViを前記昇温時間TLの間に前記変更量ΔPVi分だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定する必要出力推定手段と、
    前記必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用電力の総和である使用電力総量TWを算出する使用電力合計算出手段と、
    前記昇温時間TLを逐次変更しながら前記必要出力推定手段と前記使用電力合計算出手段とに処理を実行させ、前記使用電力総量TWが前記割当総電力PWを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索し、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定する探索処理手段と、
    制御ループRi毎に設けられ、設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御手段とを備えることを特徴とする電力総和抑制制御装置。
  4. 請求項3記載の電力総和抑制制御装置において、
    前記制御量変化レート算出手段は、代表的な操作量出力時の制御量PViの変化レートを、操作量MViの特定の出力値と現在値との差である操作量上昇幅で換算することにより、操作量MViを現在値から特定の出力値にする場合の制御量PViの変化レートTHiを算出し、
    前記必要出力推定手段は、前記変化レートTHiを算出する数式を操作量出力上限について解くことにより得られる数式を用いて、前記必要出力MUiを算出することを特徴とする電力総和抑制制御装置。
  5. 請求項3記載の電力総和抑制制御装置において、
    前記制御量変化レート算出手段は、各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViと制御量PViの変更量ΔPViとを入力変数として、予め設定された第1の推定用多項式により制御量PViの変化レートTHiを算出し、
    前記必要出力推定手段は、各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViと制御量PViの変更量ΔPViと昇温時間TLとを入力変数として、予め設定された第2の推定用多項式により必要出力MUiを算出し、
    前記第1の推定用多項式は、設定値変更前の操作量MViの実験データと操作量出力上限値OHiの実験データと制御量PViの変更量ΔPViの実験データと制御量PViの変化レートTHiの実験データとから多変量解析により予め導出され、
    前記第2の推定用多項式は、設定値変更前の操作量MViの実験データと制御量PViの変化レートTHiの実験データと制御量PViの変更量ΔPViの実験データと必要出力MUiの実験データとから多変量解析により予め導出されることを特徴とする電力総和抑制制御装置。
  6. 複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータのエネルギー使用量を規定する割当総エネルギーの情報を受信する割当総エネルギー入力ステップと、
    各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の制御量変化時間を推定する制御量変化時間推定ステップと、
    各制御ループRiの制御量PViを前記制御量変化時間の間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定し、この必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用エネルギーの総和である使用エネルギー総量を算出し、この使用エネルギー総量が前記割当総エネルギーを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索して、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定するエネルギー抑制ステップと、
    設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御ステップとを備えることを特徴とするエネルギー総和抑制制御方法。
  7. 複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータの電力使用量を規定する割当総電力PWの情報を受信する割当総電力入力ステップと、
    各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の制御量変化時間を推定する制御量変化時間推定ステップと、
    各制御ループRiの制御量PViを前記制御量変化時間の間に設定値SPiの変更に応じた量だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定し、この必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用電力の総和である使用電力総量TWを算出し、この使用電力総量TWが前記割当総電力PWを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索して、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定する電力抑制ステップと、
    設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御ステップとを備えることを特徴とする電力総和抑制制御方法。
  8. 複数の制御ループRi(i=1〜n)の制御アクチュエータの電力使用量を規定する割当総電力PWの情報を受信する割当総電力入力ステップと、
    各制御ループRiの変更後の設定値SPiと設定値変更前の制御量PViとから各制御ループRiの制御量PViの変更量ΔPViを算出する制御量変更量算出ステップと、
    各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViから制御量PViの変化レートTHiを算出する制御量変化レート算出ステップと、
    各制御ループRiの操作量MViを現在値から特定の出力値にした場合の各制御ループRiの昇温時間TLiを前記変更量ΔPViと前記変化レートTHiとから推定し、前記昇温時間TLiのうちの最大値である昇温時間TLを選出する昇温時間算出ステップと、
    各制御ループRiの制御量PViを前記昇温時間TLの間に前記変更量ΔPVi分だけ変化させるのに必要な操作量である必要出力MUiを推定する必要出力推定ステップと、
    前記必要出力MUiから各制御アクチュエータの使用電力の総和である使用電力総量TWを算出する使用電力合計算出ステップと、
    前記昇温時間TLを逐次変更しながら前記必要出力推定ステップと前記使用電力合計算出ステップの処理を実行させ、前記使用電力総量TWが前記割当総電力PWを超えない前記必要出力MUiの組み合わせを探索し、最終的に得られた必要出力MUiを各制御ループRiの操作量出力上限値OHiとして設定する探索処理ステップと、
    設定値SPiと制御量PViを入力として制御演算により操作量MViを算出し、操作量MViを前記操作量出力上限値OHi以下に制限する上限処理を実行して、上限処理後の操作量MViを対応する制御ループRiの制御アクチュエータに出力する制御ステップとを備えることを特徴とする電力総和抑制制御方法。
  9. 請求項8記載の電力総和抑制制御方法において、
    前記制御量変化レート算出ステップは、代表的な操作量出力時の制御量PViの変化レートを、操作量MViの特定の出力値と現在値との差である操作量上昇幅で換算することにより、操作量MViを現在値から特定の出力値にする場合の制御量PViの変化レートTHiを算出し、
    前記必要出力推定ステップは、前記変化レートTHiを算出する数式を操作量出力上限について解くことにより得られる数式を用いて、前記必要出力MUiを算出することを特徴とする電力総和抑制制御方法。
  10. 請求項8記載の電力総和抑制制御方法において、
    前記制御量変化レート算出ステップは、各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViと制御量PViの変更量ΔPViとを入力変数として、予め設定された第1の推定用多項式により制御量PViの変化レートTHiを算出し、
    前記必要出力推定ステップは、各制御ループRiの設定値変更前の操作量MViと制御量PViの変更量ΔPViと昇温時間TLとを入力変数として、予め設定された第2の推定用多項式により必要出力MUiを算出し、
    前記第1の推定用多項式は、設定値変更前の操作量MViの実験データと操作量出力上限値OHiの実験データと制御量PViの変更量ΔPViの実験データと制御量PViの変化レートTHiの実験データとから多変量解析により予め導出され、
    前記第2の推定用多項式は、設定値変更前の操作量MViの実験データと制御量PViの変化レートTHiの実験データと制御量PViの変更量ΔPViの実験データと必要出力MUiの実験データとから多変量解析により予め導出されることを特徴とする電力総和抑制制御方法。
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