JP2012044087A - レーザー駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザー駆動回路の信頼性を低下させることなく消光時に低消費電力化を実現する。
【解決手段】変調回路1は、変調電流の供給と遮断をバースト回路制御信号CTL1に応じて制御するゲート回路10と、電流源回路14〜17と、回路14〜17による電流の供給と遮断を電流源回路制御信号CTL2に応じて制御する回路電流制御回路18とを有する。バイアス回路3aは、バイアス電流の供給と遮断を信号CTL1に応じて制御するバイアス電流制御回路30と、電流源回路31と、回路31による電流の供給と遮断を信号CTL2に応じて制御する回路電流制御回路32とを有する。制御信号生成回路5は、発光から消光への切替時は信号CTL1よりも信号CTL2を遅延させ、消光から発光への切替時は信号CTL2よりも信号CTL1を遅延させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路によって構成されるレーザー駆動回路に係り、特にバースト的に入力されるデータ信号に応じてレーザーを駆動するバーストモード動作に対応した直接変調方式のレーザー駆動回路において回路電流を制御する技術に関するものである。
バーストレーザードライバでは、バースト制御信号に応じてレーザーをオン/オフできることが大前提となる。
図8は、超高速動作可能なバーストレーザー駆動回路(BLDD)の構成例を示すブロック図である。ここでは高速動作で一般的な差動回路による構成を例示する。本発明も差動回路を前提にするが、原理は単相でも同様である。
BLDDは、レーザーダイオード(LD)4にデータ信号Dataに応じた変調電流を与える変調回路1と、LD4に与える変調電流およびバイアス電流が最適になるように制御する変調・バイアス電流自動制御(APC:Automatic Power Control)回路2と、LD4にバイアス電流を与えるバイアス回路3とを有する。図8において、L1は一端にレーザー電源電圧VCCLDが供給され、他端がLD4のアノードに接続されたコイル、L2は一端がLD4のカソードに接続され、他端が後述するバイアス電流制御回路30に接続されたコイルである。
変調回路1は、外部から入力される送信許可信号TX_ENによってオン/オフが制御される変調制御手段となるゲート(Gate)回路10と、プリドライブ回路11,12と、出力バッファ回路13と、ゲート回路10に定電流を供給する電流源回路14と、プリドライブ回路11に定電流を供給する電流源回路15と、プリドライブ回路12に定電流を供給する電流源回路16と、出力バッファ回路13に定電流を供給する電流源回路17とから構成される。
バイアス回路3は、バイアス電流制御回路30と、バイアス電流制御回路30に定電流を供給する電流源回路31とから構成される。
変調回路1においては、通常、複数のプリドライブ回路11,12で出力バッファ回路13を駆動する。ゲート回路10は、BLDDの入力部に配置されることが多いが、BLDDチップ(BLDD−IC)とは別に外付けICとして、データ信号Dataを出力するICとBLDD−ICとの間に挿入されることも多い。ゲート回路10は、論理的にはAND回路である。
すなわち、ゲート回路10は、送信許可信号TX_ENがロー(Low)である場合はローの信号を出力し、送信許可信号TX_ENがハイ(High)である場合はハイまたはローのデータ信号Dataと同じ論理の信号を出力する。通常、高速制御を実現するため、ゲート回路10も差動回路構成になっている。ゲート回路10が差動回路構成で、送信許可信号TX_ENがハイのときに送信許可とする場合、つまり送信許可信号TX_ENがローのときにデータ送信禁止とする場合は、ゲート回路10の正相側がAND論理、逆相側がOR論理となる(非特許文献1参照)。
また、一般的に、LD4のバイアス電流や変調電流は、APC回路2が出力するバイアス電流制御電圧VCSBおよび変調電流制御電圧VCSMによって最適化される。すなわち、バイアス回路3は、バイアス電流制御電圧VCSBに応じたバイアス電流がLD4を流れるように制御を行う。また、電流源回路15、電流源回路16、電流源回路17は、変調電流制御電圧VCSMに応じた電流をそれぞれプリドライブ回路11、プリドライブ回路12、出力バッファ回路13に供給することにより、変調電流制御電圧VCSMに応じた変調電流がLD4を流れるようにする。データ送信禁止を指令する送信許可信号TX_ENを受信したとき、APC回路2は、その直前の変調電流制御電圧VCSMとバイアス電流制御電圧VCSBの値を記憶し、保持する。
図9(A)、図9(B)は送信許可信号TX_ENおよびゲート回路10の働きにより、如何にしてLD4の消光を実現せしめるかを説明するための図であり、図9(A)は出力バッファ回路13および電流源回路17の構成例を示す回路図、図9(B)はバイアス回路3の構成例を示す回路図である。
出力バッファ回路13は、ベースが正相側の差動入力端子ISPBに接続されたトランジスタQ1と、ベースが逆相側の差動入力端子ISNBに接続されたトランジスタQ2と、一端に電源電圧VCCが与えられ、他端がトランジスタQ1のコレクタに接続された抵抗R1と、一端に電源電圧VCCが与えられ、他端がトランジスタQ2のコレクタに接続された抵抗R2と、一端がトランジスタQ1のエミッタに接続され、他端が電流源回路17に接続された抵抗R3と、一端がトランジスタQ2のエミッタに接続され、他端が電流源回路17に接続された抵抗R4とから構成される。電流源回路17は、ベースに変調電流制御電圧VCSMが与えられ、コレクタが抵抗R3,R4の他端に接続された電流源トランジスタQ3と、一端が電流源トランジスタQ3のエミッタに接続され、他端が接地された抵抗R5とから構成される。なお、電流源回路14,15,16も電流源回路17と同様の構成を有する。
トランジスタQ2のコレクタと抵抗R2との接続点である正相出力端子LDPにLD4のアノードが接続され、トランジスタQ1のコレクタと抵抗R1との接続点である逆相出力端子LDNにLD4のカソードが接続される。送信許可信号TX_ENがハイ(送信許可)からロー(データ送信禁止)になると、ゲート回路10の動作によりLDP側の差動入力端子ISNBがハイとなり、LDN側の差動入力端子ISPBがローとなって、正相出力端子LDPが低インピーダンスに固定され、逆相出力端子LDNが高インピーダンスに固定されて、変調データ信号出力が停止する。
一方、バイアス回路3も差動回路構成となっている。前述のとおり、バイアス回路3は、バイアス電流制御回路30と、電流源回路31とから構成される。バイアス電流制御回路30は、ベースにバースト回路制御信号TX_EN_Pが与えられ、コレクタがコイルL2の他端に接続されたトランジスタQ4と、ベースにバースト回路制御信号TX_EN_Nが与えられるトランジスタQ5と、一端に電源電圧VCC2が与えられ、他端がトランジスタQ5のコレクタに接続された抵抗R6と、一端がトランジスタQ4のエミッタに接続され、他端が電流源回路31に接続された抵抗R7と、一端がトランジスタQ5のエミッタに接続され、他端が電流源回路31に接続された抵抗R8とから構成される。電流源回路31は、ベースにバイアス電流制御電圧VCSBが与えられ、コレクタが抵抗R7,R8の他端に接続された電流源トランジスタQ6と、一端が電流源トランジスタQ6のエミッタに接続され、他端が接地された抵抗R9とから構成される。
トランジスタQ4のコレクタはコイルL2を介してLD4のカソードLDKに接続されている。LD4の発光時にはLD4が接続されている側のトランジスタQ4に電流が流れ、消光時には電源が接続されている側のトランジスタQ5に電流が流れる。例えば送信許可信号TX_ENがCMOSレベルの信号である場合、この信号は図示しないレベル変換回路により差動化され、レベル調整されたバースト回路制御信号TX_EN_P,TX_EN_Nに変換される。バースト回路制御信号TX_EN_PはLD4が接続される側の差動入力端子(トランジスタQ4のベース)に入力され、バースト回路制御信号TX_EN_Nは電源が接続される側の差動入力端子(トランジスタQ5のベース)に入力される。
送信許可信号TX_ENがハイ(送信許可)からロー(データ送信禁止)になると、バースト回路制御信号TX_EN_Pがローとなり、バースト回路制御信号TX_EN_Nがハイとなって、LD4に流れる電流が遮断される。このように、変調回路1とバイアス回路3の両方の遮断動作によってLD4の消光が実現される。
SY88216L,3.3V 2.5Gbps Burst Mode Laser Driverデータシート,Micrel INC.,<http://www.micrel.jp/doc/products/digital/OPT_laser−driver.html>
従来の差動切換による方法では、レーザーのオン/オフで回路消費電流は基本的に変化しない。その理由は、各電流源回路の電流源トランジスタが流す電流量で回路の消費電流量が決まっており、この電流量はAPC回路2が出力する変調電流制御電圧VCSMおよびバイアス電流制御電圧VCSBで決まってしまっているためである。
レーザー駆動回路の消費電流を低減するには、レーザーの消光時に変調電流制御電圧VCSMおよびバイアス電流制御電圧VCSBにより、電流源回路15〜17,31の電流源トランジスタをオフにして電流源電流を遮断することで実現できるが、遮断状態から通電状態に回復する過程、もしくは通電状態から遮断状態に移行する過程で急激な電流の増減を伴う。特にレーザーを流れる電流は100mA以上である場合も珍しくなく、このような急激な大電流の通電と遮断は回路にとって大きな負担となる可能性があるため、レーザーダイオードやバイアス回路のトランジスタ等の素子の耐圧を維持して、信頼性を確保することが困難となってしまう危険性がある。
本発明は、このような従来構成の問題を解決するために、レーザー駆動回路の信頼性を低下させることなくレーザー消光時に低消費電力化を実現することができるレーザー駆動回路を提供することを目的とする。
本発明は、バーストモード動作に対応したレーザー駆動回路において、レーザーにバイアス電流を与えるバイアス回路と、前記レーザーに入力データ信号に応じた変調電流を与える変調回路とを備え、前記変調回路は、前記変調電流の供給と遮断をバースト回路制御信号に応じて制御するゲート回路と、このゲート回路を含む変調回路内の構成回路に電流を供給する第1の電流源回路と、この第1の電流源回路による電流の供給と遮断を電流源回路制御信号に応じて制御する第1の回路電流制御回路とを有し、前記バイアス回路は、前記バイアス電流の供給と遮断を前記バースト回路制御信号に応じて制御するバイアス電流制御回路と、このバイアス電流制御回路に電流を供給する第2の電流源回路と、この第2の電流源回路による電流の供給と遮断を前記電流源回路制御信号に応じて制御する第2の回路電流制御回路とを有し、前記バースト回路制御信号と前記電流源回路制御信号のタイミングが互いに異なることを特徴とするものである。
また、本発明のレーザー駆動回路の1構成例は、さらに、前記レーザーの発光と消光を制御する2値論理レベルを有する送信許可信号から2値論理レベルを有する前記バースト回路制御信号および前記電流源回路制御信号のうち少なくとも一方を生成する制御信号生成回路を備えることを特徴とするものである。
また、本発明のレーザー駆動回路の1構成例において、前記制御信号生成回路は、遅延回路を含み、前記送信許可信号を前記バースト回路制御信号として出力し、前記送信許可信号を遅延させた信号を前記電流源回路制御信号として出力することを特徴とするものである。
また、本発明のレーザー駆動回路の1構成例において、前記制御信号生成回路は、遅延回路を含み、前記送信許可信号を前記電流源回路制御信号として出力し、前記送信許可信号を遅延させた信号を前記バースト回路制御信号として出力することを特徴とするものである。
また、本発明のレーザー駆動回路の1構成例において、前記制御信号生成回路は、前記レーザーが発光から消光へ切り替わる場合は前記バースト回路制御信号のオフよりも遅延させて前記電流源回路制御信号をオフにし、前記レーザーが消光から発光へ切り替わる場合は前記電流源回路制御信号のオンよりも遅延させて前記バースト回路制御信号をオンにすることを特徴とするものである。
また、本発明のレーザー駆動回路の1構成例において、前記制御信号生成回路は、前記遅延回路と、論理積回路と、論理和回路とから構成され、前記送信許可信号とこの送信許可信号を前記遅延回路で遅延させた信号とを前記論理積回路と前記論理和回路に入力し、前記論理積回路の出力を前記バースト回路制御信号として出力し、前記論理和回路の出力を前記電流源回路制御信号として出力することを特徴とするものである。
また、本発明のレーザー駆動回路の1構成例において、前記変調回路は、さらに、出力バッファ回路を有し、前記ゲート回路の出力が前記出力バッファ回路の入力に接続され、前記出力バッファ回路の出力が前記レーザーに接続され、前記バイアス電流制御回路は、差動回路で構成され、前記バースト回路制御信号に応じた差動動作によって前記レーザーに前記バイアス電流を流す発光モードと前記バイアス電流が流れない消光モードとが切り替わることを特徴とするものである。
また、本発明のレーザー駆動回路の1構成例において、前記変調回路と前記バイアス電流制御回路とは、差動回路で構成され、前記ゲート回路は、正相側がAND論理、逆相側がOR論理であり、前記バイアス電流制御回路は、正相側がハイレベルの前記バースト回路制御信号を受信した場合に前記レーザーに前記バイアス電流を流し、前記第1、第2の回路電流制御回路は、単極双投スイッチで構成され、前記電流源回路制御信号に応じて前記第1、第2の電流源回路が所定の電流を供給する状態と前記第1、第2の電流源回路が電流を遮断もしくは減じる状態のどちらか一方に切り替えることを特徴とするものである。
本発明によれば、変調回路に、変調電流の供給と遮断をバースト回路制御信号に応じて制御するゲート回路と、ゲート回路を含む変調回路内の構成回路に電流を供給する第1の電流源回路と、第1の電流源回路による電流の供給と遮断を電流源回路制御信号に応じて制御する第1の回路電流制御回路とを設け、バイアス回路に、バイアス電流の供給と遮断をバースト回路制御信号に応じて制御するバイアス電流制御回路と、バイアス電流制御回路に電流を供給する第2の電流源回路と、第2の電流源回路による電流の供給と遮断を電流源回路制御信号に応じて制御する第2の回路電流制御回路とを設け、バースト回路制御信号と電流源回路制御信号のタイミングをずらすことにより、発光から消光への移行時にレーザーを流れる電流の過渡的な変動を抑えることができ、レーザー素子や回路の負担を軽減することができるので、レーザー駆動回路の信頼性を低下させることなく、レーザーの消光時に低消費電力化を実現することができる。本発明では、送信許可信号のみによってレーザー駆動回路の電力消費量を高速に増減することができるが、このような技術は、例えばPON(Passive Optical Network)システムにおけるONU(Optical Network Unit)の省電力化に甚大な効力を発揮する。なぜなら、送信許可信号のみで発光と消光に同期した電力制御が可能となれば、PONシステムのプロトコルに依存した新たなスリープ制御信号が不要であり、国際規格を満足したシステムであれば、どのようなシステムにもトランシーバのピン配置などを変えずに省電力化手段を付与できるからである。追加の信号が不要であるため、コスト的に有利なだけでなく、レーザーが消えている時間は必ず低電力化されることで、理想的な省電力モードが実現できる。本発明を用いれば、このようなバースト通信ごとの省電力化を安全に実現できる基礎技術を提供することができる。その結果、本発明では、回路設計が容易となり、効果の高い省電力化を高い信頼性で実現できる。
本発明の第1の実施の形態に係るレーザー駆動回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における出力バッファ回路、電流源回路および回路電流制御回路の構成例を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態におけるバイアス回路の構成例を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係るレーザー駆動回路における出力電圧の過渡特性シミュレーションの結果の1例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるレーザー電流の過渡特性シミュレーションの結果の1例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る制御信号生成回路の構成例を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係る制御信号生成回路の各部の信号を示すタイミングチャートである。 従来のバーストレーザー駆動回路の構成例を示すブロック図である。 出力バッファ回路とバイアス回路の構成例を示す回路図である。
[発明の原理]
本発明の基本的特徴は、レーザー消光手段(データ信号の遮断と伝達を制御するゲート回路と、レーザーバイアス電流をオン/オフするバイアス回路)を備えるレーザー駆動回路において、構成回路の電流源回路電流をオン/オフするスイッチを備えることであり、レーザーのオン/オフを制御する信号(バースト回路制御信号)と、電流源回路電流のオン/オフを制御する信号(電流源回路制御信号)とが互いに異なるタイミングでレーザー駆動回路に作用することである。
たとえば、レーザーのオン/オフと、電流源電流のオン/オフをそれぞれガスコンロの着火/消火と、ガスの元栓の開閉の関係を参考に考える。ガスの元栓が閉じている場合は、ガスの供給が無いので、コンロを操作しても着火しない。同様に、電流源電流が遮断されていれば、レーザーのオン/オフ制御を操作してもレーザーは発光しない。一般的に、ガスの元栓を開いてからコンロを操作して着火し、コンロを操作して消火してから元栓を閉じるのが通常の手順である。
レーザー駆動回路においても、電流源電流を通電して回路電流を流し、従来技術と同様の消光状態を形成してから、レーザーをオンする手順が実績のある安全な方法である。また、従来と同じ手順でレーザーをオフしてから、つまりレーザー素子の電流を遮断してから、電流源電流を遮断した方が、レーザー素子に電流が流れていない状態で回路電流を遮断するため、レーザー素子に損傷を与える危険性が少ないと考えられる。
このように、本発明では、レーザーの発光/消光と回路電流の供給/遮断を別々に制御することで、レーザー素子や駆動回路自身を損傷することなく、消光時の低消費電力化を実現できる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るレーザー駆動回路の構成例を示すブロック図であり、図8と同様の構成には同一の符号を付してある。
本実施の形態のレーザー駆動回路は、変調回路1aと、APC回路2と、バイアス回路3aと、制御信号生成回路5とを有する。
変調回路1aは、変調制御手段であるゲート回路10と、プリドライブ回路11,12と、出力バッファ回路13と、電流源回路14〜17と、回路電流制御回路18とから構成される。
バイアス回路3aは、バイアス電流制御回路30と、電流源回路31と、回路電流制御回路32とから構成される。
本実施の形態では、n番目(図1の例ではn=2)のプリドライブ回路12の後段にゲート回路10を備え、ゲート回路10の出力に出力バッファ回路13が接続され、出力バッファ回路13の出力にLD4がDC(直流)接続される。もちろん、AC(交流)接続でLD4を接続しても良いが、LD4の発光/消光の応答性の観点から、変調回路1aとLD4との間はDC接続が有利である。LD4のカソードはバイアス回路3aに接続される。
送信許可信号TX_ENは、制御信号生成回路5に入力される。制御信号生成回路5は、送信許可信号TX_ENからバースト回路制御信号CTL1と電流源回路制御信号CTL2とを生成して出力する。制御信号生成回路5は、例えば遅延回路であり、送信許可信号TX_ENを遅延させずにバースト回路制御信号CTL1として用いると共に、送信許可信号TX_ENを遅延させた信号を電流源回路制御信号CTL2として用いたり、逆に送信許可信号TX_ENを遅延させた信号をバースト回路制御信号CTL1として用いたりする。
すなわち、制御信号生成回路5は、バースト回路制御信号CTL1と電流源回路制御信号CTL2のタイミングをずらして出力する。なお、送信許可信号TX_EN、バースト回路制御信号CTL1、電流源回路制御信号CTL2といった各信号のレベルは回路に適したレベルを用いればよく、またこれらの信号は差動信号でもよい。
ゲート回路10、プリドライブ回路11,12、出力バッファ回路13、およびバイアス回路3aは、それぞれ独立した電流源回路14,15,16,17,31を備える。
APC回路2は、LD4の所望の出力光パワーに応じて、LD4を流れる変調電流とバイアス電流とを最適化するための制御電圧として、変調電流制御電圧VCSM、バイアス電流制御電圧VCSBを発生する。変調電流制御電圧VCSMは、電流源回路14,15,16,17にそれぞれ設けられた回路電流制御回路18に入力され、バイアス電流制御電圧VCSBは、電流源回路31に設けられた回路電流制御回路32に入力される。
図2に出力バッファ回路13、電流源回路17および回路電流制御回路18の構成例を示す。図9(A)で説明したとおり、出力バッファ回路13は、トランジスタQ1,Q2と、抵抗R1,R2,R3,R4とから構成される。トランジスタQ2のコレクタと抵抗R2との接続点である正相出力端子LDPにLD4のアノードが接続され、トランジスタQ1のコレクタと抵抗R1との接続点である逆相出力端子LDNにLD4のカソードが接続される。出力バッファ回路13の正相側の差動入力端子ISPBは、ゲート回路10の正相出力端子と接続され、逆相側の差動入力端子ISNBは、ゲート回路10の逆相出力端子と接続される。
従来と同様に、電流源回路17は、電流源トランジスタQ3と、抵抗R5とから構成される。従来と異なる点は、回路電流制御回路18の出力が電流源トランジスタQ3のベースに入力されることである。
回路電流制御回路18は、一方の入力端子に変調電流制御電圧VCSMが入力され、他方の入力端子に電圧VSL(VCSM>VSL)が入力され、出力端子が電流源トランジスタQ3のベースに接続された単極双投のスイッチSW1から構成される。スイッチSW1は、電流源回路制御信号CTL2によって制御される。すなわち、スイッチSW1は、電流源回路制御信号CTL2がハイ(送信許可)の場合には変調電流制御電圧VCSMを選択して出力し、電流源回路制御信号CTL2がロー(データ送信禁止)の場合には電圧VSLを選択して出力する。こうして、電流源回路17の電流源トランジスタQ3のベース電位がVCSMかVSLのどちらかに切り替わる。
LD4の消光時に電流源トランジスタQ3に入力される電圧VSLは、電流源トランジスタQ3のベース−エミッタ電圧Vbe以下であることが望ましい。これにより、回路電流制御回路18は、電流源トランジスタQ3をオフにし、トランジスタQ1,Q2および電流源トランジスタQ3を流れる電流源回路電流を遮断することができる。ただし、本実施の形態では、ゲート回路10によってLD4を消光/発光する仕組みと、電流源回路17および回路電流制御回路18によって電流源回路電流を導通/遮断する仕組みとが独立しているので、電流源回路電流が完全に遮断されないようなVSLの値であっても差し支えない。
電流源回路14,15,16の構成は、電流源回路17と同様である。また、電流源回路14,15,16にそれぞれ設けられた回路電流制御回路18の構成は、図2と同様であり、スイッチSW1の出力が電流源回路14,15,16の電流源トランジスタのベースに入力されるようにすればよい。
図3にバイアス回路3aの構成例を示す。図9(B)で説明したとおり、バイアス回路3aを構成するバイアス電流制御回路30は、トランジスタQ4,Q5と、抵抗R6,R7,R8とから構成される。本実施の形態では、バイアス電流制御回路30が差動回路構成となっており、バースト回路制御信号CTL1も制御信号生成回路5によって差動化されている。正相側のバースト回路制御信号CTL1_PはLD4が接続される側の差動入力端子(トランジスタQ4のベース)に入力され、逆相側のバースト回路制御信号CTL1_Nは電源が接続される側の差動入力端子(トランジスタQ5のベース)に入力される。
前述のとおり、ゲート回路10は、正相側がAND論理、逆相側がOR論理である。すなわち、ゲート回路10は、バースト回路制御信号CTL1_Pがハイ(送信許可)で、バースト回路制御信号CTL1_Nがローの場合、前段のプリドライブ回路12の出力と同じ論理の信号を正相出力端子、逆相出力端子から出力する。これにより、LD4にデータ信号Dataに応じた変調電流が与えられる。また、ゲート回路10は、バースト回路制御信号CTL1_Pがロー(送信禁止)で、バースト回路制御信号CTL1_Nがハイの場合、正相出力端子からローの信号を出力し、逆相出力端子からハイの信号を出力する。これにより、変調電流が遮断される。
従来と同様に、電流源回路31は、電流源トランジスタQ6と、抵抗R9とから構成される。従来と異なる点は、回路電流制御回路32の出力が電流源トランジスタQ6のベースに入力されることである。
回路電流制御回路32は、一方の入力端子にバイアス電流制御電圧VCSBが入力され、他方の入力端子に電圧VSL(VCSB>VSL)が入力され、出力端子が電流源トランジスタQ6のベースに接続された単極双投のスイッチSW2から構成される。スイッチSW2は、電流源回路制御信号CTL2がハイ(送信許可)の場合にはバイアス電流制御電圧VCSBを選択して出力し、電流源回路制御信号CTL2がロー(データ送信禁止)の場合には電圧VSLを選択して出力する。電流源回路17の場合と同様に、電圧VSLは、電流源トランジスタQ6のベース−エミッタ電圧Vbe以下であることが望ましい。これにより、回路電流制御回路32は、電流源トランジスタQ6をオフにし、トランジスタQ4,Q5および電流源トランジスタQ6を流れる電流源回路電流を遮断することができる。
図4は本実施の形態のレーザー駆動回路における出力電圧の過渡特性シミュレーションの結果の1例を示す図であり、出力バッファ回路13の正相出力端子LDP(LD4のアノード)と逆相出力端子LDN(LD4のカソード)の電圧を示している。ここでは、電流源回路制御信号CTL2をバースト回路制御信号CTL1よりも10ns遅延させた場合と遅延させない場合の出力端子LDP,LDNの電圧変化をシミュレーションした結果を示している。
図4において、40は電流源回路制御信号CTL2を遅延させた場合の出力端子LDPの電圧を示し、41は電流源回路制御信号CTL2を遅延させない場合の出力端子LDPの電圧を示している。また、42は電流源回路制御信号CTL2を遅延させた場合の出力端子LDNの電圧を示し、43は電流源回路制御信号CTL2を遅延させない場合の出力端子LDNの電圧を示している。電圧VSLは0Vとした。
バースト回路制御信号CTL1に対する電流源回路制御信号CTL2の遅延が無い場合は、シミュレーション開始から50ns後にバースト回路制御信号CTL1と電流源回路制御信号CTL2とが同時にオフ(ロー)となり、150ns後に同時にオン(ハイ)となることを模擬した。この場合、図4の41,43の波形から明らかなように、電流源回路電流がオフする瞬間に出力端子LDP,LDNに大きな電圧変化が生じている。
一方、電流源回路制御信号CTL2をバースト回路制御信号CTL1よりも10ns遅延させた場合は、図4の40,42の波形から明らかなように、遅延が無い場合と比較して出力端子LDP,LDNの電圧変化の程度が小さいことが分かる。このように、LD4の消光制御を作動させて、LD4を消光せしめてから電流源回路電流を遮断することにより、省電力モードに切り替わるときの出力端子LDP,LDNの電圧変動を抑制することができる。その結果、本実施の形態では、LD4を流れる電流の変動を抑えることができ、LD4やバイアス回路3aのトランジスタの負担を軽減することができるので、レーザー駆動回路の信頼性を低下させることなく、LD4の消光時に低消費電力化を実現することができる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、第1の実施の形態とは逆に、電流源回路制御信号CTL2よりもバースト回路制御信号CTL1を10ns遅延させて制御する場合を説明する。図5は本実施の形態におけるレーザー電流の過渡特性シミュレーションの結果の1例を示す図である。レーザー駆動回路の構成や電圧VSLの値は第1の実施の形態で示したシミュレーション例と同じである。図5では、遮断状態から通電状態に回復する場合、すなわちバースト回路制御信号CTL1と電流源回路制御信号CTL2とがオンする場合を示している。図5において、60は電流源回路制御信号CTL2に対するバースト回路制御信号CTL1の遅延が無い場合のレーザー電流を示し、61はバースト回路制御信号CTL1を遅延させた場合のレーザー電流を示している。
図示はしていないが、本実施の形態では出力端子LDPとLDNの電圧変化は遅延の有る無しでほとんど変化は見られなかった。しかしながら、LD4を流れる電流は、バースト回路制御信号CTL1の遅延の有る無しで大きく異なることが分かる。
本実施の形態のように、バースト回路制御信号CTL1を電流源回路制御信号CTL2よりも遅延させた場合には、各電流源回路14〜17,31の電流が回復してからゲート回路10による変調動作が開始されるため、変調開始からレーザー電流の振幅が安定するまでの時間が、バースト回路制御信号CTL1の遅延が無い場合と比較して短くなっていることが分かる。
例えばバースト回路制御信号CTL1の遅延が無い場合には、150nsの時点でバースト回路制御信号CTL1がオンとなって変調動作が開始されるが、レーザー電流の振幅が安定するのは165ns近傍であり、レーザー電流の振幅が安定するまでに15ns程度かかっていることになる。一方、バースト回路制御信号CTL1を遅延させた場合には、160nsの時点でバースト回路制御信号CTL1がオンとなるが、レーザー電流の振幅が安定するのは167ns近傍であり、レーザー電流の振幅が安定するまでの時間は7ns程度である。このように、本実施の形態では、レーザー発光直後から良好なビットデータを送信できることが分かる。
[第3の実施の形態]
第1の実施の形態では、電流源回路電流の遮断時については出力端子LDP,LDNの電圧のオーバーシュートを抑制できる利点があるものの、電流源回路電流の回復時については第2の実施の形態のような利点は享受できない。一方、第2の実施の形態では、第1の実施の形態のような電流源回路電流の遮断時の利点は得られない。
本発明の効果を最大限に得るためには、レーザーが発光から消光へ切り替わる場合はバースト回路制御信号CTL1よりも電流源回路制御信号CTL2を遅延させ、反対にレーザーが消光から発光へ切り替わる場合は電流源回路制御信号CTL2よりもバースト回路制御信号CTL1を遅延させて実施することが望ましい。この場合、制御信号生成回路5を単なる遅延回路で実現することはできない。
図6は本実施の形態の制御信号生成回路5の構成例を示す回路図、図7は制御信号生成回路5の各部の信号を示すタイミングチャートである。
制御信号生成回路5は、送信許可信号TX_ENを例えば10ns遅延させる遅延回路50と、送信許可信号TX_ENと送信許可信号TX_ENを遅延させた信号Dly_TX_ENとの論理積をとるAND回路51と、送信許可信号TX_ENと信号Dly_TX_ENとの論理和をとるOR回路52とから構成される。
図6に示した回路では、送信許可信号TX_ENと送信許可信号TX_ENを遅延させた信号Dly_TX_ENとの論理積によって得られた信号をAとし、論理和によって得られた信号をBとする。図7に示すように、送信許可信号TX_ENがハイ(送信許可)からロー(データ送信禁止)になると、信号Aがハイからローになり、遅延回路50による遅延時間分だけ遅れて信号Bもハイからローになる。また、送信許可信号TX_ENがローからハイになると、信号Bがローからハイになり、遅延回路50による遅延時間分だけ遅れて信号Aもローからハイになる。したがって、信号Aをバースト回路制御信号CTL1として用い、信号Bを電流源回路制御信号CTL2として用いれば、本実施の形態の目的を達成できる。信号Aをバースト回路制御信号CTL1として用い、信号Bを電流源回路制御信号CTL2として用いる場合、信号Aのハイ(オン)は送信許可を意味し、信号Aのロー(オフ)は送信禁止を意味し、信号Bのハイ(オン)は電流源回路のオンを意味し、信号Bのロー(オフ)は電流源回路のオフを意味する。
なお、図3に示した例では、バースト回路制御信号CTL1が差動化されているが、バースト回路制御信号CTL1を差動化するには、AND回路51として例えば差動出力型のAND回路を用いればよいことは言うまでもない。
第1〜第3の実施の形態では、制御信号生成回路5の遅延回路に設定する遅延時間を例えば10nsとしているが、遅延時間の設定は以下のようにすればよい。
第1〜第3の実施の形態では、バースト回路制御信号CTL1と電流源回路制御信号CTL2のタイミングが僅かでもずれれば効果は得られるが、理想的には先に立ち上がり又は立ち下がりを要求される回路が安定状態になるのに要する時間以上の値に遅延時間を設定すればよい。
遅延時間が長い分には回路の安定動作の点からは問題がないが、遅延時間を長くし過ぎると、送信許可信号TX_ENが変化してからレーザーが発光/消光するまでの時間が長くなってしまうので、むやみに遅延時間を長くする必要はない。
上記の10nsという遅延時間は、例えばPON(Passive Optical Network)システムの加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)にレーザー駆動回路を用いる場合を考慮した値である。
本発明は、バーストモード動作に対応したレーザー駆動回路において回路電流を制御する技術に適用することができる。
1a…変調回路、2…APC回路、3a…バイアス回路、4…レーザーダイオード、5…制御信号生成回路、10…ゲート回路、11,12…プリドライブ回路、13…出力バッファ回路、14〜17,31…電流源回路、18,32…回路電流制御回路、30…バイアス電流制御回路、50…遅延回路、51…AND回路、52…OR回路、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6…トランジスタ、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8,R9…抵抗、SW1,SW2…スイッチ。

Claims (8)

  1. バーストモード動作に対応したレーザー駆動回路において、
    レーザーにバイアス電流を与えるバイアス回路と、
    前記レーザーに入力データ信号に応じた変調電流を与える変調回路とを備え、
    前記変調回路は、前記変調電流の供給と遮断をバースト回路制御信号に応じて制御するゲート回路と、このゲート回路を含む変調回路内の構成回路に電流を供給する第1の電流源回路と、この第1の電流源回路による電流の供給と遮断を電流源回路制御信号に応じて制御する第1の回路電流制御回路とを有し、
    前記バイアス回路は、前記バイアス電流の供給と遮断を前記バースト回路制御信号に応じて制御するバイアス電流制御回路と、このバイアス電流制御回路に電流を供給する第2の電流源回路と、この第2の電流源回路による電流の供給と遮断を前記電流源回路制御信号に応じて制御する第2の回路電流制御回路とを有し、
    前記バースト回路制御信号と前記電流源回路制御信号のタイミングが互いに異なることを特徴とするレーザー駆動回路。
  2. 請求項1記載のレーザー駆動回路において、
    さらに、前記レーザーの発光と消光を制御する2値論理レベルを有する送信許可信号から2値論理レベルを有する前記バースト回路制御信号および前記電流源回路制御信号のうち少なくとも一方を生成する制御信号生成回路を備えることを特徴とするレーザー駆動回路。
  3. 請求項2記載のレーザー駆動回路において、
    前記制御信号生成回路は、遅延回路を含み、前記送信許可信号を前記バースト回路制御信号として出力し、前記送信許可信号を遅延させた信号を前記電流源回路制御信号として出力することを特徴とするレーザー駆動回路。
  4. 請求項2記載のレーザー駆動回路において、
    前記制御信号生成回路は、遅延回路を含み、前記送信許可信号を前記電流源回路制御信号として出力し、前記送信許可信号を遅延させた信号を前記バースト回路制御信号として出力することを特徴とするレーザー駆動回路。
  5. 請求項3または4記載のレーザー駆動回路において、
    前記制御信号生成回路は、前記レーザーが発光から消光へ切り替わる場合は前記バースト回路制御信号のオフよりも遅延させて前記電流源回路制御信号をオフにし、前記レーザーが消光から発光へ切り替わる場合は前記電流源回路制御信号のオンよりも遅延させて前記バースト回路制御信号をオンにすることを特徴とするレーザー駆動回路。
  6. 請求項5記載のレーザー駆動回路において、
    前記制御信号生成回路は、前記遅延回路と、論理積回路と、論理和回路とから構成され、前記送信許可信号とこの送信許可信号を前記遅延回路で遅延させた信号とを前記論理積回路と前記論理和回路に入力し、前記論理積回路の出力を前記バースト回路制御信号として出力し、前記論理和回路の出力を前記電流源回路制御信号として出力することを特徴とするレーザー駆動回路。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のレーザー駆動回路において、
    前記変調回路は、さらに、出力バッファ回路を有し、前記ゲート回路の出力が前記出力バッファ回路の入力に接続され、前記出力バッファ回路の出力が前記レーザーに接続され、
    前記バイアス電流制御回路は、差動回路で構成され、前記バースト回路制御信号に応じた差動動作によって前記レーザーに前記バイアス電流を流す発光モードと前記バイアス電流が流れない消光モードとが切り替わることを特徴とするレーザー駆動回路。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のレーザー駆動回路において、
    前記変調回路と前記バイアス電流制御回路とは、差動回路で構成され、
    前記ゲート回路は、正相側がAND論理、逆相側がOR論理であり、
    前記バイアス電流制御回路は、正相側がハイレベルの前記バースト回路制御信号を受信した場合に前記レーザーに前記バイアス電流を流し、
    前記第1、第2の回路電流制御回路は、単極双投スイッチで構成され、前記電流源回路制御信号に応じて前記第1、第2の電流源回路が所定の電流を供給する状態と前記第1、第2の電流源回路が電流を遮断もしくは減じる状態のどちらか一方に切り替えることを特徴とするレーザー駆動回路。
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