JP2012037404A - 振動ジャイロ素子、振動ジャイロセンサーおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた耐衝撃性および優れた検知能力を発揮することのできる振動ジャイロ素子、振動ジャイロセンサーおよび電子機器を提供すること。
【解決手段】振動ジャイロ素子2は、基部31と、互いに離間して設けられた第1駆動振動系39aおよび第2駆動振動系39bを有する本体部3と、本体部3を支持する支持部4とを有している。支持部4は、本体部3の周囲の少なくとも一部を囲むように設けられた基体41を有し、基体41の第1駆動振動系39aの第2駆動振動系39bと反対側の部位にてパッケージ5に固定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、振動ジャイロ素子、振動ジャイロセンサーおよび電子機器に関する。
近年、デジタルカメラ等の撮像機器の手ぶれ補正や、GPS信号を用いた車両等の移動体ナビゲーションシステムなどの姿勢制御として、振動ジャイロ素子をパッケージに収容したジャイロセンサーが多く用いられている。そして、振動ジャイロ素子としては、例えば、略T字型の駆動振動系を中央の検出振動系に対して左右対称に配置した、いわゆる「ダブルT型」振動ジャイロ素子が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の振動ジャイロ素子は、中央に配された基部と、基部から両側へ第1の方向に延出された一対の検出用振動腕と、基部から両側へ前記第1の方向と直交する第2の方向に延出された一対の連結腕と、各連結腕の先端部から両側へ第1の方向に延出された各一対の駆動用振動腕とを有している。さらに、この振動ジャイロ素子は、各検出用振動腕の周囲を囲んで基部に接続された一対の固定部を有しており、各固定部が固定部材によってパッケージに固定されている。
このような構成の特許文献1の振動ジャイロ素子では、パッケージに固定された一対の固定部が基部を介して反対側に位置し、振動ジャイロ素子を基部の両側から両持ち支持する構成をなすため、次のような問題が生じる。すなわち、例えば、熱歪みや外部からの衝撃等により振動ジャイロ素子に応力が加わった場合、当該応力を緩和できず、これにより、振動ジャイロ素子が破損・破壊するおそれがある。また、前記応力の逃げ場がほとんどないため、振動ジャイロ素子の使用環境温度によっては、振動ジャイロ素子とパッケージの熱膨張係数の違いから振動ジャイロ素子に応力が加わり続ける状態となり検知精度が低下する(温度特性が低下する)。
特開2006−201011号公報
本発明の目的は、優れた耐衝撃性および優れた検知能力を発揮することのできる振動ジャイロ素子、振動ジャイロセンサーおよび電子機器を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の振動ジャイロ素子は、基部と、互いに離間して設けられた第1駆動振動系および第2駆動振動系を有する本体部と、
前記本体部を支持する支持部とを有し、
前記支持部は、前記本体部の周囲の少なくとも一部を囲むように設けられた基体を有し、前記基体の前記第1駆動振動系の前記第2駆動振動系と反対側の部位にて固定対象物に固定されることを特徴とする。
これにより、優れた耐衝撃性および優れた検知能力を発揮することのできる振動ジャイロ素子を提供することができる。
[適用例2]
本発明の振動ジャイロ素子では、前記本体部は、前記基部と、前記基部から両側へ第1方向に延出された一対の検知用振動腕と、前記基部から両側へ前記第1方向と直交する第2方向に延出された一対の連結腕と、各前記連結腕の先端部または途中から両側へ前記第1方向に延出された各一対の前記駆動用振動腕とを有し、
前記基部の前記第2方向の一方側にある前記連結腕および前記一対の駆動用振動腕で前記第1駆動振動系が構成され、他方側にある前記連結腕および前記一対の駆動用振動腕で前記第2駆動振動系が構成されていることが好ましい。
これにより、検知精度の優れる、いわゆる「ダブルT型」の振動ジャイロ素子が得られる。
[適用例3]
本発明の振動ジャイロ素子では、前記支持部は、前記基体と前記基部とを連結する複数の連結部を有していることが好ましい。
これにより、より確実に、支持部によって本体部を支持することができる。
[適用例4]
本発明の振動ジャイロ素子では、前記複数の連結部は、前記本体部を前記第1方向において両持ち支持するよう設けられていることが好ましい。
これにより、安定した状態で、支持部によって本体部を支持することができる。
[適用例5]
本発明の振動ジャイロ素子では、各前記検知用振動腕と該検知用振動腕と隣り合う前記駆動用振動腕との間に、それぞれ、前記連結部が形成されていることが好ましい。
これにより、連結部をバランスよく配置することができる。また、本体部の空いたスペースを有効活用することができるため、振動ジャイロ素子の大型化を防止または抑制することができる。
[適用例6]
本発明の振動ジャイロ素子では、前記連結部は、前記基体から前記本体部へ伝わる応力を緩和する応力緩和部を有していることが好ましい。
これにより、振動ジャイロ素子の検知精度が向上する。
[適用例7]
本発明の振動ジャイロ素子では、前記基体は、前記本体部を介して前記第1方向に対向配置された一対の第1部位と、前記第1駆動振動系の前記第2駆動振動系と反対側に位置し、前記一対の第1部位を連結する第2部位とを有していることが好ましい。
これにより、基体を簡単な構成とすることができる。
[適用例8]
本発明の振動ジャイロ素子では、前記支持部は、前記第2部位にて前記固定対象物に固定されることが好ましい。
これにより、より確実に、振動ジャイロ素子を支持部の第1駆動振動系の第2駆動振動系と反対側の部位にて固定対象物に固定することができる。
[適用例9]
本発明の振動ジャイロ素子では、前記支持部は、前記一対の第1部位にて前記固定対象物に固定されることが好ましい。
これにより、振動ジャイロ素子を支持部の第1駆動振動系の第2駆動振動系と反対側の部位にて固定対象物に固定することができるとともに、より安定した状態で、振動ジャイロ素子を固定対象物に固定することができる。
[適用例10]
本発明の振動ジャイロセンサーは、本発明の振動ジャイロ素子と、
前記振動ジャイロ素子を支持する前記固定対象物としての支持台と、
前記振動ジャイロ素子を前記基体の前記第1駆動振動系の前記第2駆動振動系と反対側の部位にて前記支持台に固定する固定部材とを備えることを特徴とする。
これにより、優れた耐衝撃性および優れた検知能力を発揮することのできる振動ジャイロセンサーを提供することができる。
[適用例11]
本発明の振動ジャイロセンサーでは、前記支持台に設けられ、前記振動ジャイロ素子と接触することにより前記振動ジャイロ素子の厚さ方向への撓みを抑制する枕部を有していることが好ましい。
これにより、振動ジャイロ素子の破損を効果的に防止または抑制することができる。
[適用例12]
本発明の振動ジャイロセンサーでは、前記枕部は、前記振動ジャイロ素子にその厚さ方向への所定以上の撓みが生じたときに前記振動ジャイロ素子と接触することが好ましい。
これにより、枕部と振動ジャイロ素子との不必要な接触を防止することができ、振動ジャイロ素子の検知精度の低下を防止することができる。
[適用例13]
本発明の振動ジャイロセンサーでは、前記振動ジャイロ素子は、前記支持台に固定された固定部と反対側の端が自由端となっており、
前記枕部は、前記振動ジャイロ素子の前記自由端側と接触するように設けられていることが好ましい。
これにより、振動ジャイロ素子の破損をより効果的に防止または抑制することができる。
[適用例14]
本発明の電子機器は、本発明の振動ジャイロセンサーを搭載したことを特徴とする。
これにより、優れた耐衝撃性および優れた検知能力を発揮することのできる電子機器を提供することができる。
本発明の振動ジャイロ素子を適用した振動ジャイロセンサー(本願発明の振動ジャイロセンサー)の第1実施形態を示す概略断面図である。 図1に示す振動ジャイロセンサーが有する振動ジャイロ素子の概略平面図である。 振動ジャイロ素子の動作を説明する模式平面図である。 振動ジャイロ素子の動作を説明する模式平面図である。 本発明の第2実施形態にかかる振動ジャイロセンサーを示す模式的断面図である。 図5に示す振動ジャイロセンサーが有する振動ジャイロ素子の概略平面図である。 本発明の第3実施形態にかかる振動ジャイロセンサーを示す模式的平面図である。 本発明の第4実施形態にかかる振動ジャイロセンサーを示す模式的平面図である。 本発明の第5実施形態にかかる振動ジャイロセンサーが有する振動ジャイロ素子の模式的平面図である。 本発明の振動ジャイロセンサーを搭載した電子機器の構成の一例を示す図である。
以下、本発明の振動ジャイロ素子、振動ジャイロセンサーおよび電子機器を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の振動ジャイロ素子を適用した振動ジャイロセンサー(本発明の振動ジャイロセンサー)の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の振動ジャイロ素子を適用した振動ジャイロセンサー(本発明の振動ジャイロセンサー)の第1実施形態を示す概略断面図、図2は、図1に示す振動ジャイロセンサーが有する振動ジャイロ素子の概略平面図、図3および図4は、振動ジャイロ素子の動作を説明する模式平面図である。
1.振動ジャイロセンサーの構成
図1に示す振動ジャイロセンサー1は、振動ジャイロ素子(本発明の振動ジャイロ素子)2と、振動ジャイロ素子2を支持するパッケージ(固定対象物)5と、振動ジャイロ素子2をパッケージ5に固定する固定部材6とを有している。
振動ジャイロ素子2は、圧電材料である水晶から形成されている。水晶には、電気軸と呼ばれるX軸、機械軸と呼ばれるY軸および光学軸と呼ばれるZ軸があり、図2に示すように、振動ジャイロ素子2は、Z軸方向に所定の厚みを持ち、XY平面内に形成されている。
振動ジャイロ素子2は、例えば、フォトリソグラフィ技術を用いたエッチング加工によって、1枚の水晶ウエハから一体的に形成されている。なお、振動ジャイロ素子2の構成材料としては、本実施形態で用いる水晶に限定されず、例えば、他の圧電材料であるタンタル酸リチウム(LiTaO)や、ニオブ酸リチウム(LiNbO)などを用いることもできる。
図2に示すように、振動ジャイロ素子2は、本体部3と、本体部3を支持する支持部4とを有している。
本体部3は、そのほぼ中央に位置する基部31と、基部31から図2中上下(Y軸方向;第1方向)両側へ直線状に延出する一対の検出用振動腕32a、32bと、基部31から図2中左右(X軸方向;第1方向と直交する第2方向)両側へ延出する一対の連結腕33a、33bと、連結腕33aの先端部から図2中上下両側へ延出する一対の駆動用振動腕34a、34bと、連結腕33bの先端部から図2中上下両側へ延出する一対の駆動用振動腕35a、35bとを有している。
これらのうち、連結腕33bと一対の駆動用振動腕35a、35bとで略T型の第1駆動振動系39aが構成され、連結腕33aと一対の駆動用振動腕34a、34bとで略T型の第2駆動振動系39bが構成されている。振動ジャイロ素子2は、基部31を介してT型の駆動振動系39a、39bが対向配置された、いわゆる「ダブルT型」の振動ジャイロ素子であり、優れた検知精度を発揮することができる。
また、検出用振動腕32a、32bの表面には、それぞれ、図示しない検出電極が形成されており、駆動用振動腕34a、34b、35a、35bの表面には、それぞれ、図示しない駆動電極が形成されている。検出電極および駆動電極は、それぞれ、基部31を介して支持部4へ引き出され、支持部4に形成された後述する複数の端子9に電気的に接続されている。検出電極および駆動電極を支持部4に引き出すことにより、パッケージ5内に形成された図示しない配線との電気的接続を容易に行うことができる。
図2に示すように、本体部3を支持する支持部4は、本体部3の周囲の少なくとも一部を囲むように設けられた基体41と、基体41と本体部3の基部31とを連結する複数(4本)の連結部42、43、44、45とを有している。このような支持部4は、基体41の第1駆動振動系39aの第2駆動振動系39bと反対側の部位にてパッケージ5に固定されている。
基体41は、図2中左側が開放した略「コ」字状をなし、その内側に本体部3が配置されている。基体41を枠部材の一部が欠損したような形状とすることにより、例えば、後述する第2実施形態(基体41が枠状の部材で構成された形態)と比較して振動ジャイロ素子2の小型化および軽量化を図ることができる。
より具体的には、基体41は、本体部3を介してY軸方向に対向配置され、X軸方向に延在するX軸延在部(第1部位)411、412と、Y軸方向に延在し、一対のX軸延在部411、412の図2中右側端部同士を連結するY軸延在部(第2部位)413とで構成されている。そして、Y軸延在部413が固定部材6によってパッケージ5に固定(接合)されている。
このような形状とすることにより、基体41の構成が簡単となるとともに、簡単に、振動ジャイロ素子2を、第1駆動振動系39aの第2駆動振動系39bと反対側の部位、すなわち図2中、第1駆動振動系39aよりも左側の部位にてパッケージ5に固定することができる。
Y軸延在部413の裏面(図1中下側の面)には、検出電極および駆動電極と電気的に接続された複数の端子9が形成されている。端子9の数は、検出電極および駆動電極のまとめ方や引き出し方によって適宜変更される。
このように、固定部材6によってパッケージ5に固定される部位であるY軸延在部413に端子9を形成することにより、固定部材6として導電性を有するものを用いることにより、固定部材6を介して、振動ジャイロ素子2側の配線とパッケージ5側の配線とを電気的に接続することができる。
すなわち、固定部材6に、振動ジャイロ素子2をパッケージ5に固定する機能と、振動ジャイロ素子2側の配線とパッケージ5側の配線とを導通する機能とを付与することができ、装置構成および製造の簡易化を図ることができる。
連結部42、43、44、45は、基体41と本体部3の基部31とを連結するよう設けられている。このような複数の連結部42、43、44、45によって、支持部4によってより確実に本体部3を支持することができる。また、4つの連結部42、43、44、45を設けることにより、本体部3から支持部4へ引き出す配線を形成するためのスペースを十分に確保することができる。
また、各連結部42、43、44、45は、それぞれ、隣り合う検出用振動腕と駆動用振動腕との間の空間に形成されている。すなわち、連結部42は、検出用振動腕32aと駆動用振動腕34aとの間に設けられており、連結部43は、検出用振動腕32aと駆動用振動腕35aとの間に設けられており、連結部44は、検出用振動腕32bと駆動用振動腕34bとの間に設けられており、連結部45は、検出用振動腕32bと駆動用振動腕35bとの間に設けられている。4つの連結部42、43、44、45をこのような配置とすることにより、本体部3の余ったスペースを有効活用することができるため、振動ジャイロ素子2の小型化を図ることができる。
本実施形態では、2つの連結部42、43と2つの連結部44、45とが基部31を介してY軸方向に対向配置されている。これにより、連結部42、43と、連結部44、45とで本体部3をY軸方向において両持ち支持することができ、支持部4によって本体部3をより安定した状態で支持することができる。
以下、連結部42、43、44、45の形状について詳細に説明するが、これら連結部42、43、44、45は、それぞれ、同様の形状であるため、以下では、説明の便宜上、連結部42について代表して説明し、その他の連結部43、44、45については、その説明を省略する。
図2に示すように、連結部42は、検出用振動腕32aと駆動用振動腕34aとの間に形成されている。また、連結部42は、基部31の図2中左上に位置する角部から図2中左側(X軸方向)に延出する第1の部位421と、第1の部位421の先端部から図2中上側(Y軸方向)に延出する第2の部位422とを有し、略「L」字状をなしている。さらに、連結部42は、第2の部位422の途中に設けられた応力緩和部423を有している。
応力緩和部423は、何らかの作用によりパッケージ5から支持部4へ伝達された応力(外力)を緩和し、前記応力が本体部3へ伝達されるのを防止または抑制する機能を有している。このような応力緩和部423を有することにより、振動ジャイロ素子2の検知精度を向上させることができる。
具体的には、振動ジャイロセンサー1が比較的高温の環境下で使用される場合、振動ジャイロ素子2とパッケージ5の構成材料の違いに起因する熱膨張率の違いから、支持部4に応力が加わる。また、振動ジャイロセンサー1に衝撃が加わった場合にも、固定部材6を介してパッケージ5から支持部4に応力が加わる。また、例えば、固定部材6の経時的な変形(物理的、化学的な変形)によっても支持部4に応力が加わる。
仮に、このような応力が連結部42、43、44、45を介して本体部3に伝達されると、本体部3に不本意な変形が生じ、これにより、振動ジャイロ素子2の検知精度が低下したり、振動ジャイロ素子2が破損したりし、これを備える振動ジャイロセンサー1の信頼性が低下するおそれがある。そこで、連結部42の途中に応力緩和部423を設け、この応力緩和部423によって前記応力を緩和、吸収することで、前記応力が本体部3に伝達されないようにしている。これにより、エージング特性に優れ、かつ信頼性の高い振動ジャイロセンサー1が得られる。
図2に示すように、応力緩和部423は、X軸方向に往復しながらY軸方向へ延在する蛇行形状となっている。応力緩和部423をこのような形状とすることにより、X軸方向およびY軸方向のいずれの方向についても優れたバネ性(弾性)を発揮することができるため、前記応力を効率よく緩和することができる。
なお、応力緩和部423の形状としては、前述した効果を発揮することができれば、特に限定されない。例えば、本実施形態では、応力緩和部423が湾曲しながら蛇行しているが、屈曲しながら蛇行してもよい。また、Y軸方向に往復しながらX軸方向へ延在する蛇行形状であってもよい。
このような構成の振動ジャイロ素子2を収容するパッケージ5は、セラミックなどで形成された箱状の収容部51と、収容部51の上部開口を覆う蓋体52とを有している。収容部51と蓋体52とは、接着剤等によって気密的に接合されており、その内部に振動ジャイロ素子2が収容されている。パッケージ5の内部空間は、真空雰囲気(減圧雰囲気)とすることが好ましい。
なお、パッケージ5には、振動ジャイロ素子2とともにIC(制御装置)を収容してもよい。この場合、ICは、振動ジャイロ素子2を駆動振動させるための駆動回路と、振動ジャイロ素子2に角速度が加わったときに振動ジャイロ素子2に生ずる検出振動を検出する検出回路とを含んでいることが好ましい。
収容部51には、他の部位に比べて上側へ突出した支持台511が形成されている。そして、この支持台511に、振動ジャイロ素子2のY軸延在部413が複数の固定部材6によって固定されている。支持台511を形成することにより、収容部51の底面と振動ジャイロ素子2との間に比較的広い空間を形成することができるため、収容部51と振動ジャイロ素子2との接触を効果的に防止または抑制することができる。
複数の固定部材6は、それぞれ、導電性接着剤であり、支持部4のY軸延在部413に形成された複数の端子9に対応して設けられている。すなわち、1つの端子9に対して1つの固定部材6が設けられており、各端子9が、固定部材6を介して収容部51に形成された図示しない配線と電気的に接続されている。
また、固定部材6は、弾性を有しているのが好ましい。弾性を有する固定部材6としては、特に限定されないが、例えば、シリコーンを主材とする接着剤を用いることができる。また、固定部材6に導電性を付与する場合には、例えば、金属粒子等の導電性フィラーを前記接着剤に分散させることが好ましい。
以上、本実施形態の振動ジャイロセンサー1の構成について説明した。
このような振動ジャイロセンサー1では、振動ジャイロ素子2がY軸延在部413でパッケージ5に固定されているため、振動ジャイロ素子2が、第1駆動振動系39aの第2駆動振動系39bと反対側の部位にてパッケージ5に固定されると言える。言い換えれば、振動ジャイロ素子2が、本体部3の外側であって基部31に対してX軸方向の一方側に離間した位置でパッケージ5に固定されている。このような構成とすることにより、次のような効果を発揮することができる。
第1の効果として、振動ジャイロ素子2がその片側にてパッケージ5に固定されている、すなわち片持ち支持されているため、振動ジャイロ素子2の本体部3に応力が加わり難く、振動ジャイロ素子2(振動ジャイロセンサー1)の検知精度をより高くすることができる。
これは、前述したように、振動ジャイロセンサー1が比較的高温の環境下で使用される場合や振動ジャイロセンサー1に衝撃が加わった場合に、固定部材6を介してパッケージ5から振動ジャイロ素子2に応力が加わるが、振動ジャイロ素子2がパッケージ5に対して片持ち支持され、一端(図2中左側の端)が自由端となっているため、支持部4が前記応力を緩和、吸収するように容易に変形し、前記応力が本体部3に伝達されるのを効果的に防止することができる。そのため、振動ジャイロ素子2の検知精度をより高くすることができる。さらに、本体部3の破損が防止され、優れた耐久性が得られる。
なお、本実施形態では、各連結部42、43、44、45が応力緩和部を有しているため、前記応力が本体部3に伝達されるのをさらに効果的に防止することができる。
第2の効果として、片持ち支持でありながら、より安定して振動ジャイロ素子2を支持台511に固定することができる。具体的には、上記構成とすることにより、連結部42、43、44、45によって、本体部3の基部31をY軸方向の両側から両持ちするようにして基体41に連結することができる。そのため、本体部3が支持部4によってバランスの取れた安定した状態で支持され、本体部3が支持部4の基体41に対して不本意に傾斜したり、ぐら付いたりするのを防止または抑制することができる。その結果、より安定した状態で振動ジャイロ素子2をパッケージ5に固定することができる。
なお、本実施形態では、連結部42、43、44、45が互いに同様の形状でありかつ対称的に設けられているため、前記効果がより顕著なものとなる。
次に、図3および図4に基づいて振動ジャイロ素子2の動作を説明する。なお、図3および図4では、振動形態を簡易に表現するために各振動腕は線で表し、支持部4の図示を省略している。
図3において、振動ジャイロ素子2の駆動振動状態を説明する。振動ジャイロ素子2は、角速度が加わらない状態において、駆動用振動腕34a、34b、35a、35bがそれぞれ矢印Eで示す方向に屈曲振動を行う。この屈曲振動は、実線で示す振動姿態と二点鎖線で示す振動姿態を所定の周波数で繰り返している。このとき、駆動用振動腕34a、34bと駆動用振動腕35a、35bとが、重心Gを通るY軸に対して線対称の振動を行っているため、基部31、連結腕33a、33b、検出用振動腕32a、32bは、ほとんど振動しない。
この駆動振動を行っている状態で、振動ジャイロ素子2にZ軸回りの角速度ωが加わると、図4に示すような振動を行う。つまり、駆動振動系を構成する駆動用振動腕34a、34b、35a、35bおよび連結腕33a、33bに矢印B方向のコリオリ力が働き、新たな振動が励起される。この矢印B方向の振動は、重心Gに対して周方向の振動である。また同時に、検出用振動腕32a、32bは、矢印Bの振動に呼応して、矢印C方向の検出振動が励起される。そして、この振動により発生した圧電材料の歪を、検出用振動腕32a、32bに形成した前記検出電極が検出して角速度が求められる。
<第2実施形態>
次いで、本発明の振動ジャイロ素子を適用した振動ジャイロセンサー(本発明の振動ジャイロセンサー)の第2実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態にかかる振動ジャイロセンサーを示す模式的断面図、図6は、図5に示す振動ジャイロセンサーが有する振動ジャイロ素子の概略平面図である。
以下、第2実施形態の振動ジャイロ素子および振動ジャイロセンサーについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態にかかる振動ジャイロセンサーでは、振動ジャイロ素子が有する支持部の構成が異なること、および振動ジャイロセンサーが枕部を有すること以外は、前述した第1実施形態の振動ジャイロセンサーと同様である。なお、図5、図6にて、前述した第1実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図6に示すように、振動ジャイロ素子2Aでは、支持部4Aの基体41Aが内形および外形が共に矩形の枠状(環状)をなしており、その内側に本体部3が設けられている。基体41Aは、本体部3を介してY軸方向に対向配置され、X軸方向に延在するX軸延在部411A、412Aと、X軸延在部411A、412Aの右側端部同士を連結し、Y軸方向に延在するY軸延在部413Aと、X軸延在部411A、412Aの左側端部同士を連結し、Y軸方向に延在するY軸延在部414Aとで構成されている。
そして、本実施形態の振動ジャイロ素子2Aは、前述した第1実施形態と同様に、Y軸延在部413Aが固定部材6によってパッケージ5に固定されている。これにより、振動ジャイロ素子2Aは、Y軸延在部413A側が固定端となっており、反対側のY軸延在部414A側が自由端となっている。
また、図5に示すように、パッケージ5の収容部51には、枕部10が設けられている。この枕部10は、振動ジャイロ素子2と接触することにより、振動ジャイロ素子の厚さ方向への過度な撓みを抑制する機能を有している。このような枕部10を有することにより、振動ジャイロ素子2の破損を効果的に防止または抑制することができる。
また、枕部10は、振動ジャイロ素子2に厚さ方向(Z軸方向)への撓みが生じていない場合または前記撓みが生じていてもその撓みが所定値以下である場合には、振動ジャイロ素子2に接触しておらず、前記撓みが所定値を超えた場合に振動ジャイロ素子2に接触するように構成されている。これにより、枕部10と振動ジャイロ素子2との不必要な接触を防止することができ、振動ジャイロ素子2の検知精度の低下を防止することができる。
また、枕部10は、振動ジャイロ素子2の自由端であるY軸延在部414Aの下側に設けられており、振動ジャイロセンサー1の平面視(XY平面視)にて、少なくとも一部がY軸延在部414Aと重なり合っている。自由端側は、Z軸方向の撓みが生じたときに最も変位量が大きい部位である。そのため、振動ジャイロ素子2の自由端側と接触し得るように枕部10を設けることにより、より効果的に、振動ジャイロ素子2の過度な変形を防止することができる。
このような枕部10の構成としては、上記のような効果を発揮することができれば、特に限定されず、例えば、収容部51の底面に形成された前記配線と同一の材料で構成されていてもよい。これにより、前記配線を形成する工程で、枕部10を同時に形成することができ、製造工程を簡略化することができる。また、枕部10は、弾力性を有する樹脂材料で構成されていてもよい。これにより、振動ジャイロ素子2Aの自由端(Y軸延在部414A)が枕部10と接触する際の衝撃を和らげることができる。また、枕部10は、両端が収容部51に接合されたワイヤ(ワイヤボンディングで形成されたワイヤ)で構成されていてもよい。
このような第2実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
なお、本実施形態では、枕部10は、Y軸延在部414AのY軸方向の中央部と接触し得るように設けられているが、枕部10の配置は、これに限定されず、例えば、Y軸延在部414Aの両端部に接触し得るように設けられていてもよい。また、枕部10の数も特に限定されず、2つ以上設けてもよい。
<第3実施形態>
次いで、本発明の振動ジャイロ素子を適用した振動ジャイロセンサー(本発明の振動ジャイロセンサー)の第3実施形態について説明する。
図7は、本発明の第3実施形態にかかる振動ジャイロセンサーを示す模式的平面図である。
以下、第3実施形態の振動ジャイロ素子および振動ジャイロセンサーについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態にかかる振動ジャイロセンサーでは、固定部材の配置が異なること以外は、前述した第1実施形態の振動ジャイロセンサーと同様である。なお、図7にて、前述した第1実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図7に示すように、本実施形態の振動ジャイロセンサーでは、振動ジャイロ素子2のX軸延在部411、412が、それぞれ、複数の固定部材6によってパッケージ5に固定されている。なお、各固定部材6は、第1駆動振動系39aよりも左側に位置している。すなわち、本実施形態でも、振動ジャイロ素子2が、第1駆動振動系39aの第2駆動振動系39bと反対側の部位にてパッケージ5に固定される。
これにより、振動ジャイロ素子2をX軸方向の片側にてパッケージ5に固定し、片持ち支持することができるとともに、固定部材6をY軸方向へより離間させることができるため、振動ジャイロ素子2をパッケージ5に対してより安定した状態で固定することができる。
このような第3実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
次いで、本発明の振動ジャイロ素子を適用した振動ジャイロセンサー(本発明の振動ジャイロセンサー)の第4実施形態について説明する。
図8は、本発明の第4実施形態にかかる振動ジャイロセンサーを示す模式的平面図である。
以下、第4実施形態の振動ジャイロ素子および振動ジャイロセンサーについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第4実施形態にかかる振動ジャイロセンサーでは、固定部材の配置が異なること以外は、前述した第2実施形態の振動ジャイロセンサーと同様である。なお、図8にて、前述した第1実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図8に示すように、本実施形態の振動ジャイロセンサーでは、振動ジャイロ素子2AのX軸延在部411A、412Aが、それぞれ、複数の固定部材6によってパッケージ5に固定されている。なお、各固定部材6は、第1駆動振動系39aよりも左側に位置している。すなわち、本実施形態でも、振動ジャイロ素子2Aが、第1駆動振動系39aの第2駆動振動系39bと反対側の部位にてパッケージ5に固定される。
これにより、振動ジャイロ素子2AをX軸方向の片側にてパッケージ5に固定し、片持ち支持することができるとともに、固定部材6をY軸方向へより離間させることができるため、振動ジャイロ素子2Aをパッケージ5に対してより安定した状態で固定することができる。
このような第4実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第5実施形態>
次いで、本発明の振動ジャイロ素子を適用した振動ジャイロセンサー(本発明の振動ジャイロセンサー)の第5実施形態について説明する。
図9は、本発明の第5実施形態にかかる振動ジャイロセンサーが有する振動ジャイロ素子の模式的平面図である。
以下、第5実施形態の振動ジャイロ素子および振動ジャイロセンサーについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第5実施形態にかかる振動ジャイロセンサーでは、振動ジャイロ素子の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態の振動ジャイロセンサーと同様である。なお、図9にて、前述した第1実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図9に示すように、本実施形態の振動ジャイロ素子2Dは、本体部3Dと、本体部3Dを支持する支持部4Dとを有している。
本体部3Dは、基部31Dと、基部31Dから図9中下側(Y軸方向)へ直線状に延出する一対の検出用振動腕36Da、36Dbと、基部31から図9中上側(Y軸方向)へ延出する一対の駆動用振動腕(駆動振動系)37Da、37Dbとを有している。すなわち、振動ジャイロ素子2Dは、いわゆる「H型」の振動ジャイロ素子である。
支持部4Dは、基体41Dと、基体41Dと本体部3Dの基部31Dとを連結する2つの連結部42D、43Dとを有している。
基体41Dは、図9中左側が開放した略「コ」字状をなし、その内側に本体部3Dが配置されている。基体41Dをこのような形状とすることにより、振動ジャイロ素子2Dの小型化および軽量化を図ることができる。
より具体的には、基体41Dは、本体部3Dを介してY軸方向に対向配置され、X軸方向に延在するX軸延在部411D、412Dと、Y軸方向に延在し、一対のX軸延在部411D、412Dの図9中右側端部同士を連結するY軸延在部413Dとで構成されている。そして、このような支持部4Dでは、Y軸延在部413Dが固定部材6によってパッケージ5に固定されている。
連結部42D、43Dは、基体41Dと本体部3Dの基部31Dとを連結するよう設けられている。連結部42Dは、一対の駆動用振動腕37Da、37Db間に設けられており、Y軸方向に延在している。一方、連結部43Dは、一対の検出用振動腕36Da、36Db間に設けられており、Y軸方向に延在している。これら2つの連結部42D、43Dによって、基部31DをY軸方向の両側から両持ち支持することができるため、本体部3Dが支持部4Dによってバランスの取れた安定した状態で支持される。
特に、本実施形態では、本体部3Dの重心Gを通るY軸上に、連結部42D、43Dが位置しているため、上記効果がより顕著なものとなる。
このような第4実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上のような振動ジャイロセンサー1は、各種電子機器に組み込むことができる。以下、振動ジャイロセンサー1を搭載した本発明の電子機器について説明する。図10は、本発明の振動ジャイロセンサーを搭載した電子機器の構成の一例を示す図である。
電子機器100としては、特に限定されず、例えば、デジタルカメラ、カーナビゲーションシステム、携帯電話、モバイルPC、ゲームコントローラーなどが挙げられる。
図10に示すように、電子機器100は、振動ジャイロセンサー1と例えば加速度検出センサーなどの各種センサー200とを有するセンサーユニット300と、CPU400とを有している。これにより、優れた耐衝撃性および優れた検知能力を発揮することのできる電子機器が得られる。
以上、本発明の振動ジャイロ素子、振動ジャイロセンサーおよび電子機器を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。また、前述した各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1‥‥振動ジャイロセンサー 2、2A、2D‥‥振動ジャイロ素子 3、3D‥‥本体部 31、31D‥‥基部 32a、32b、36Da、36Db‥‥検出用振動腕 33a、33b‥‥連結腕 34a、34b、35a、35b、37Da、37Db‥‥駆動用振動腕 39a‥‥第1駆動振動系 39b‥‥第2駆動振動系 4、4A、4D‥‥支持部 41、41A、41D‥‥基体 411、411A、411D、412、412A、412D‥‥X軸延在部 413、413A、413D、414A‥‥Y軸延在部 42、42D、43、43D、44、45‥‥連結部 421‥‥第1の部位 422‥‥第2の部位 423‥‥応力緩和部 5‥‥パッケージ 51‥‥収容部 511‥‥支持台 52‥‥蓋体 6‥‥固定部材 9‥‥端子 10‥‥枕部 100‥‥電子機器 200‥‥センサー 300‥‥センサーユニット 400‥‥CPU G‥‥重心

Claims (14)

  1. 基部と、互いに離間して設けられた第1駆動振動系および第2駆動振動系を有する本体部と、
    前記本体部を支持する支持部とを有し、
    前記支持部は、前記本体部の周囲の少なくとも一部を囲むように設けられた基体を有し、前記基体の前記第1駆動振動系の前記第2駆動振動系と反対側の部位にて固定対象物に固定されることを特徴とする振動ジャイロ素子。
  2. 前記本体部は、前記基部と、前記基部から両側へ第1方向に延出された一対の検知用振動腕と、前記基部から両側へ前記第1方向と直交する第2方向に延出された一対の連結腕と、各前記連結腕の先端部または途中から両側へ前記第1方向に延出された各一対の前記駆動用振動腕とを有し、
    前記基部の前記第2方向の一方側にある前記連結腕および前記一対の駆動用振動腕で前記第1駆動振動系が構成され、他方側にある前記連結腕および前記一対の駆動用振動腕で前記第2駆動振動系が構成されている請求項1に記載の振動ジャイロ素子。
  3. 前記支持部は、前記基体と前記基部とを連結する複数の連結部を有している請求項2に記載の振動ジャイロ素子。
  4. 前記複数の連結部は、前記本体部を前記第1方向において両持ち支持するよう設けられている請求項3に記載の振動ジャイロ素子。
  5. 各前記検知用振動腕と該検知用振動腕と隣り合う前記駆動用振動腕との間に、それぞれ、前記連結部が形成されている請求項4に記載の振動ジャイロ素子。
  6. 前記連結部は、前記基体から前記本体部へ伝わる応力を緩和する応力緩和部を有している請求項3ないし5のいずれかに記載の振動ジャイロ素子。
  7. 前記基体は、前記本体部を介して前記第1方向に対向配置された一対の第1部位と、前記第1駆動振動系の前記第2駆動振動系と反対側に位置し、前記一対の第1部位を連結する第2部位とを有している請求項1ないし6のいずれかに記載の振動ジャイロ素子。
  8. 前記支持部は、前記第2部位にて前記固定対象物に固定される請求項7に記載の振動ジャイロ素子。
  9. 前記支持部は、前記一対の第1部位にて前記固定対象物に固定される請求項7に記載の振動ジャイロ素子。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の振動ジャイロ素子と、
    前記振動ジャイロ素子を支持する前記固定対象物としての支持台と、
    前記振動ジャイロ素子を前記基体の前記第1駆動振動系の前記第2駆動振動系と反対側の部位にて前記支持台に固定する固定部材とを備えることを特徴とする振動ジャイロセンサー。
  11. 前記支持台に設けられ、前記振動ジャイロ素子と接触することにより前記振動ジャイロ素子の厚さ方向への撓みを抑制する枕部を有している請求項10に記載の振動ジャイロセンサー。
  12. 前記枕部は、前記振動ジャイロ素子にその厚さ方向への所定以上の撓みが生じたときに前記振動ジャイロ素子と接触する請求項11に記載の振動ジャイロセンサー。
  13. 前記振動ジャイロ素子は、前記支持台に固定された固定部と反対側の端が自由端となっており、
    前記枕部は、前記振動ジャイロ素子の前記自由端側と接触するように設けられている請求項11または12に記載の振動ジャイロセンサー。
  14. 請求項10ないし13のいずれかに記載の振動ジャイロセンサーを搭載したことを特徴とする電子機器。
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