JP2012037242A - 測温抵抗体およびその製造方法、ならびに、測温抵抗体を内蔵した温度測定センサー - Google Patents

測温抵抗体およびその製造方法、ならびに、測温抵抗体を内蔵した温度測定センサー Download PDF

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Abstract

【課題】巻き付け工数の低減を図ることが可能であるとともに、磁気ノイズを発生することなく、外部からの輻射ノイズ(磁気ノイズ、電波ノイズ)の影響を受けることもなく、正確な測定ができる測温抵抗体およびその製造方法、ならびに、測温抵抗体を内蔵した温度測定センサーを提供する。
【解決手段】第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとからなる2本のマグネットワイヤーの一方の端部をそれぞれ、絶縁体の基端部に形成されたリード線接続用ピンに電気的に接続するとともに、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとを、前記絶縁体の巻線部に同時に巻き付けて、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとが交互に、絶縁体の軸方向に整列した状態となるように巻き付け、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を電気的に接続して構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、空調用の温度測定センサーなどの一般測定用の温度測定センサー、シリコンウェハなどの半導体製造時に使用される、酸、アルカリなどの洗浄液などの被測定流体の温度を測定するための温度測定センサーに内蔵されている、温度測定センサー部を構成する測温抵抗体、および、その製造方法、ならびに、測温抵抗体を内蔵した温度測定センサーに関する。
従来、上述したような温度測定センサーに内蔵される温度測定センサー部を構成する測温抵抗体として、巻線素子タイプの測温抵抗体を内蔵した温度測定センサーがある。
すなわち、この種の温度測定センサーは、下記の式のように、金属の電気抵抗が温度で変化する特性を利用し、温度を電気信号として取り出す原理を利用している。
RT=R0(1+αT)
ここで、
R0:0℃における抵抗値
RT:T℃における抵抗値
α:抵抗の温度係数
T:温度(℃)
である。
このような従来の測温抵抗体の製造方法としては、図8に示したような方法が一般に行われている。
すなわち、従来の測温抵抗体100の製造方法では、先ず、ガラスやマイカなどの絶縁体102の基端部に形成された一方のリード線接続用ピン104に、マグネットワイヤー106の一方の端部108を、例えば、はんだ付けによって、電気的に接続して固定する。なお、マグネットワイヤーとは、巻線用絶縁被覆電線の総称である。
そして、マグネットワイヤー106を、絶縁体102の巻線部110に所定の抵抗値となるように、所定の巻数だけ巻き付ける。
その後、絶縁体102の基端部に形成されたもう一方のリード線接続用ピン112にマグネットワイヤー106の他方の端部114を、例えば、はんだ付けによって、電気的に接続して固定している。
特公平02−011501号公報 国際公開WO2008/096487号公報
しかしながら、このような従来の測温抵抗体100では、マグネットワイヤー106として、30〜40μmの太さの白金の細線を巻き付けているのが通常である。
このように、マグネットワイヤー106として、白金を用いた場合には、高精度の測定が可能で、信頼性が高く、出力が正のリニア特性を示すため、測定性能に優れるという利点がある。
しかしながら、その反面、マグネットワイヤー106として、白金を用いた場合には、白金は貴金属であるので高価であり、絶縁体102に細線であるマグネットワイヤー106を巻き付ける工程の数が大きくなり、コストが高くなっていた。
さらに、マグネットワイヤー106として、白金を用いた場合には、例えば、JIS規格品は、0℃で100Ω、温度係数:α=3.9(1×10-3/℃)とすると、上記の原理式から計算すると、1Ωで約2.6℃の誤差になり、ノイズやリード線の抵抗による誤差の影響を受けやすいという問題がある。
また、この場合、リード線抵抗誤差を軽減するために、3線式、4線式にしなければならず、リード線コストが高くつき、回路側が複雑な構成となるという問題がある。
さらに、図9に示したように、従来の測温抵抗体100では、矢印に示したように、
マグネットワイヤー106に電流を流すと、磁界(磁気ノイズ)が発生することになるので、外部に磁気ノイズを与えたり、また、外部からの輻射ノイズ(磁気ノイズ、電波ノイズ)の影響を受けて、正確な測定ができないおそれがあった。
本発明者は、このような実情に鑑み、鋭意研究した結果、従来の測温抵抗体100の製造方法では、1本のマグネットワイヤー106を、絶縁体102に巻き付けていたが、2本のマグネットワイヤーを絶縁体に同時に巻き付けることにより、巻き付け工数の低減を図ることが可能であることを見出したものである。
しかも、2本のマグネットワイヤーを絶縁体に同時に巻き付けることにより、マグネットワイヤーの一方の端部から、他方のマグネットワイヤーの端部へ電流を流した際に、絶縁体に巻き付けられた巻線に対して、電流の流れが往復では互いに逆方向となり、往きの電流から発生した磁界と、帰りの電流から発生した磁界とが互いに打ち消しあい、磁気ノイズを発生することなく、外部からの輻射ノイズ(磁気ノイズ、電波ノイズ)の影響を受けることもなく、正確な測定ができることを見出して本発明を完成したものである。
なお、2本のマグネットワイヤーを絶縁体に同時に巻き付ける方法として、従来より、特許文献1(特公平02−011501号公報)、特許文献2(国際公開WO2008/096487号公報)がある。
しかしながら、特許文献1では、モーターコイルなどの4つの巻き付け部を有するボビンに巻き付ける方法が開示してあるのみで、本願発明のような精密な測定のために、ノイズなどを防止する必要がある、温度測定センサーに内蔵されている測温抵抗体に関するものではなく、本願発明のような温度測定センサーに適用することは不可能である。
また、特許文献2では、絶縁体に2本の巻線が巻き付けられているが、図10に示したように、コモンモードテョークコイルに使用される巻線型コイル200に関するものであり、磁性コア202の巻線部204に、黒丸で示した第1の線材206を磁性コア202の表面に巻き付け、その外周面に、白丸で示した第2の線材208を巻き付けた構成である。
従って、この場合には、電流の流れが往復で同じ方向となり、電流を流すと、磁界が発生することになるので、磁気ノイズを発生したり、外部からの輻射ノイズ(磁気ノイズ、電波ノイズ)の影響を受けて、正確な測定ができないおそれがある。
さらに、本発明者は、マグネットワイヤーとして、従来の白金の代わりに、銅の細線を使用することによって、銅の巻線は、安価で多品種であるので、細く、長く巻くことが可能で、大型化することなく、例えば、0℃で2000Ω、温度係数:α=4.3(1×10-3/℃)とすると、上記の原理式から計算すると、1Ωで約0.1℃の誤差となるように、ノイズやリード線の抵抗による抵抗誤差も影響を受けづらくなることを見出して本発明を完成したものである。
本発明は、このような現状に鑑み、巻き付け工数の低減を図ることが可能であるとともに、磁気ノイズを発生することなく、外部からの輻射ノイズ(磁気ノイズ、電波ノイズ)の影響を受けることもなく、正確な測定ができる測温抵抗体およびその製造方法、ならびに、測温抵抗体を内蔵した温度測定センサーを提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の測温抵抗体は、
温度測定センサーに内蔵される温度測定センサー部を構成する測温抵抗体であって、
第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとからなる2本のマグネットワイヤーの一方の端部をそれぞれ、絶縁体の基端部に形成されたリード線接続用ピンに電気的に接続するとともに、
前記第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとを、前記絶縁体の巻線部に同時に巻き付けて、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとが交互に、絶縁体の軸方向に整列した状態となるように巻き付け、
前記第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を電気的に接続して構成したことを特徴とする。
また、本願発明の測温抵抗体の製造方法は、
温度測定センサーに内蔵される温度測定センサー部を構成する測温抵抗体の製造方法であって、
第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとからなる2本のマグネットワイヤーの一方の端部をそれぞれ、絶縁体の基端部に形成されたリード線接続用ピンに電気的に接続する巻線固定工程と、
前記第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとを、前記絶縁体の巻線部に同時に巻き付けて、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとが交互に、絶縁体の軸方向に整列した状態となるように巻き付ける巻き付け工程と、
前記第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を電気的に接続する接続工程と、
を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとからなる2本のマグネットワイヤーの一方の端部がそれぞれ、絶縁体の基端部に形成されたリード線接続用ピンに電気的に接続した状態となる。
そして、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとを、絶縁体の巻線部に同時に巻き付けて、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとが交互に、絶縁体の軸方向に整列した状態となっている。
しかも、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を電気的に接続した状態となっている。
従って、このような構成の測温抵抗体を、温度測定センサーに内蔵されている温度測定センサー部として用いる場合に、一方のマグネットワイヤーのリード線接続用ピンに電気的に接続されている一方の端部から、他方のマグネットワイヤーのリード線接続用ピンに電気的に接続されている一方の端部へ電流を流した状態とする。
この際に、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を電気的に接続した接続部分を境に、絶縁体に巻き付けられた巻線に対して、電流の流れが、往復では互いに逆方向となり、往きの電流から発生した磁界と、帰りの電流から発生した磁界とが互いに打ち消しあうことになる。
これにより、磁気ノイズを発生することなく、外部からの輻射ノイズ(磁気ノイズ、電波ノイズ)の影響を受けることもなく、正確な測定ができる。
しかも、図8に示した従来の測温抵抗体100の製造方法では、1本のマグネットワイヤー106を、絶縁体102を巻き付けていたが、本願発明では、2本のマグネットワイヤーを絶縁体に同時に巻き付けることにより、巻き付け工数の低減を図ることが可能である。
さらに、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとからなる2本のマグネットワイヤーの一方の端部がそれぞれ、例えば、はんだ付けなどによって、絶縁体の基端部に形成されたリード線接続用ピンに電気的に接続するので、確実に絶縁体に固定できるとともに、リード線を電気的にリード線接続用ピンを介して、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーに、例えば、はんだ付け、かしめ、溶接などのジョイントによって、電気的接続を確実かつ容易に維持することができる。
また、本発明の測温抵抗体は、前記第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を、前記絶縁体の他方の端部に形成した接続用ピンを介して電気的に接続したことを特徴とする。
また、本願発明の測温抵抗体の製造方法は、前記接続工程において、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を、前記絶縁体の他方の端部に形成した接続用ピンを介して電気的に接続することを特徴とする。
このように構成することによって、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を、例えば、はんだ付けなどで、絶縁体の他方の端部に形成した接続用ピンを介して電気的に接続することができるので、確実に絶縁体に固定できるとともに、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士の電気的接続を確実かつ容易に維持することができる。
また、本発明では、前記マグネットワイヤーの導体が、銅から構成されていることを特徴とする。
このようにマグネットワイヤーとして、従来の白金の代わりに、銅の細線を使用することによって、銅の巻線は、安価で多品種であるので、細く、長く巻くことが可能で、大型化することなく、例えば、0℃で2000Ω、温度係数:α=4.3(1×10-3/℃)とすると、上記の原理式から計算すると、1Ωで約0.1℃の誤差となるように、ノイズやリード線の抵抗による抵抗誤差も影響を受けづらくなるので、正確な測定を行うことが可能である。
さらに、白金に比べ銅は大変安価であり、市販のコイル用のマグネットワイヤーを使用すればさらに安く材料を入手可能であり、しかも、例えば、ポリウレタン:120℃、ポリエステル:155℃、ポリイミド:220℃のように、使用する温度によりマグネットワーヤーの被覆材を選択可能であり、汎用性が広がることになる。
また、本願発明の測温抵抗体の製造方法は、前記巻き付け工程において、所定の巻数を巻き付けた後に、抵抗値を測定して、目的とする抵抗値となるように、所定の巻数だけ巻き戻す巻き戻し工程を備えることを特徴とする。
このように、所定の巻数を巻き付けた後に、抵抗値を測定して、目的とする抵抗値となるように、所定の巻数だけ巻き戻すことによって、高精度の温度測定センサーを提供することができる。
従って、超高精度が必要な場合、初めに少し多めに巻き一度測定した後、規格値からオーバーした分を巻戻すことにより超高精度品を製作することが可能となる。
また、このように感度を上げられるため、通常のリード線長の場合は、当然白金巻線のような3線式、4線式は不要になり、リード線のコストが安くなり、回路側において複雑な構成が不要になり、温度測定センサーもコンパクトとすることができる。
さらに、例えば、リード線抵抗が大きくなる、10m以上のリード線で、精度も必要な場合でも、あらかじめ測定したリード線の抵抗分を差し引いた任意の値に巻戻して、測温抵抗体を製作可能であるので、この場合も3線式、4線式は不要になり、リード線コストを低減でき、複雑な回路が不要となる。
本発明は、前述のいずれかに記載の測温抵抗体を内蔵したことを特徴とする温度測定センサーである。
本発明によれば、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を電気的に接続した接続部分を境に、絶縁体に巻き付けられた巻線に対して、電流の流れが、往復では互いに逆方向となり、往きの電流から発生した磁界と、帰りの電流から発生した磁界とが互いに打ち消しあうことになる。
これにより、磁気ノイズを発生することなく、外部からの輻射ノイズ(磁気ノイズ、電波ノイズ)の影響を受けることもなく、正確な測定ができる。
しかも、従来の測温抵抗体100の製造方法では、1本のマグネットワイヤー106を、絶縁体102を巻き付けていたが、本願発明では、2本のマグネットワイヤーを絶縁体に同時に巻き付けることにより、巻き付け工数の低減を図ることが可能である。
従って、本願発明によれば、巻き付け工数の低減を図ることが可能であるとともに、磁気ノイズを発生することなく、外部からの輻射ノイズ(磁気ノイズ、電波ノイズ)の影響を受けることもなく、正確な測定ができる測温抵抗体およびその製造方法、ならびに、測温抵抗体を内蔵した温度測定センサーを提供することができる。
図1は、本発明の測温抵抗体の概略図である。 図2は、図1の測温抵抗体の部分拡大断面図である。 図3は、本発明の測温抵抗体の製造方法を説明する概略図である。 図4は、本発明の測温抵抗体の電流の流れを説明する概略図である。 図5は、本発明の測温抵抗体を温度測定センサー部として温度測定センサーに内蔵した実施例の状態を説明する断面図である。 図6は、本発明の測温抵抗体を温度測定センサー部として温度測定センサーに内蔵した実施例の状態を説明する断面図である。 図7は、本発明の測温抵抗体を温度測定センサー部として温度測定センサーに内蔵した実施例の状態を説明する部分拡大断面図である。 図8は、従来の測温抵抗体の製造方法を示す概略図である。 図9は、従来の測温抵抗体の電流の流れを説明する概略図である。 図10は、従来の巻線型コイルの部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の測温抵抗体の概略図、図2は、図1の測温抵抗体の部分拡大断面図、
図3は、本発明の測温抵抗体の製造方法を説明する概略図、図4は、本発明の測温抵抗体の電流の流れを説明する概略図、図5は、本発明の測温抵抗体を温度測定センサー部として温度測定センサーに内蔵した実施例の状態を説明する断面図、図6は、本発明の測温抵抗体を温度測定センサー部として温度測定センサーに内蔵した実施例の状態を説明する断面図である。
以下に、本発明の測温抵抗体について、その製造方法に基づいて説明する。
図1〜図8において、符号10は、全体で本発明の測温抵抗体を示している。
図1に示したように、本発明の測温抵抗体10は、絶縁材料からなる略円筒形状の絶縁体12を備えており、この絶縁体12には、中央の巻線部14と、この巻線部14の両側に突設された鍔部16とを備えている。
そして、絶縁体12の基端部12a側、すなわち、リード線が接続される側には、金属などの導電性材料から形成されたリード線接続用ピン18、20が、2本突設されている。一方、絶縁体12の他方の端部には、金属などの導電性材料から形成された接続用ピン22が突設されている。
なお、絶縁体12を構成する絶縁材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、ガラスやマイカなどの絶縁材料、合成樹脂などから構成されもので特に限定されるものではない。
また、リード線接続用ピン18、20、接続用ピン22としても、導電性材料であれば、特に限定されるものではなく、例えば、銅、ステンレスなどの金属などの導電性材料から構成することができる。
このように構成される絶縁体12を、図3に示したような、マグネットワイヤー巻き付け装置24の、モーター26の回転軸28に、絶縁体12の中心部分に形成された図示しない装着孔を介して装着する。
このマグネットワイヤー巻き付け装置24には、基台30上にモーター26が、基台30上を図3の矢印で示したように、左右に移動できるように構成されている。
一方、マグネットワイヤー巻き付け装置24は、マグネットワイヤー繰り出し装置32を備えており、このマグネットワイヤー繰り出し装置32には、マグネットワイヤーボビンケース34、36を装着する装着軸38、40が形成されている。
そして、一方の装着軸38には、第1のマグネットワイヤーAが巻かれた第1のマグネットワイヤーボビンケース34が装着されている。また、他方の装着軸40には、第2のマグネットワイヤーBが巻かれた第2のマグネットワイヤーボビンケース36が装着されている。
図3に示したように、第1のマグネットワイヤーボビンケース34から繰り出された第1のマグネットワイヤーAは、第1のガイド42で案内され、第2のマグネットワイヤーボビンケース36から繰り出された第2のマグネットワイヤーBは、第1のガイド42と平行に配置された第2のガイド44で案内されるようになっている。
そして、マグネットワイヤー巻き付け装置24を使用する際には、図1に示したように、先ず、第1のマグネットワイヤーAと第2のマグネットワイヤーBとからなる2本のマグネットワイヤーの一方の端部46、48をそれぞれ、絶縁体12の基端部に形成されたリード線接続用ピン18、20に電気的に接続する。
すなわち、第1のマグネットワイヤーAの一方の端部46を、絶縁体12の基端部に形成されたリード線接続用ピン18に接続するとともに、第2のマグネットワイヤーBの一方の端部48を、絶縁体12の基端部に形成されたリード線接続用ピン20に接続する。
なお、これらの電気的な接続方法としては、例えば、はんだ付け、溶着などで行えばよく、特に限定されるものではない。
次に、モーター26を回転させて、モーター26の回転軸28に装着した絶縁体12の巻線部14に、第1のマグネットワイヤーAと第2のマグネットワイヤーBとを同時に巻き付けていく。
そして、モーター26を基台30上を、図3の矢印で示したように、左右に移動させて、絶縁体12の巻線部14に、第1のマグネットワイヤーAと第2のマグネットワイヤーBとを同時に巻き付けていく。
これにより、図2の拡大図に示したように、第1のマグネットワイヤーA(白丸で図示した)と、第2のマグネットワイヤーB(黒丸で図示した)とが、交互に絶縁体12の軸方向に整列した状態となる。そして、巻き数が多い場合には、図2の拡大図に示したように、これらの軸方向に整列した状態が、半径方向外側に複数層積層した状態となる。
そして、所定の抵抗値となるように所定巻き数だけ巻き付けた後、第1のマグネットワイヤーAの他方の端部50と、第2のマグネットワイヤーBの他方の端部52同士を電気的に接続する。
この電気的接続の際には、図1に示したように、第1のマグネットワイヤーAの他方の端部50と、第2のマグネットワイヤーBの他方の端部52同士を、絶縁体12の他方の端部に形成された接続用ピン22を介して、電気的に接続するようになっている。
なお、この電気的な接続方法としては、例えば、はんだ付け、溶着などで行えばよく、特に限定されるものではない。
また、この実施例では、第1のマグネットワイヤーAの他方の端部50と、第2のマグネットワイヤーBの他方の端部52同士を、絶縁体12の他方の端部に形成された接続用ピン22を介して、電気的に接続したが、絶縁体12の他方の端部に、例えば、導電性の接続面を形成しておいて、この接続面で、相互に、はんだ付けなどで接続することももちろん可能であり、この接続方法は特に限定されるものではない。
このように構成することによって、第1のマグネットワイヤーAと、第2のマグネットワイヤーBとからなる2本のマグネットワイヤーの一方の端部46、48がそれぞれ、絶縁体12の基端部に形成されたリード線接続用ピン18、20に電気的に接続した状態となる。
そして、第1のマグネットワイヤーAと、第2のマグネットワイヤーBとを、絶縁体12の巻線部14に同時に巻き付けて、第1のマグネットワイヤーAと第2のマグネットワイヤーBとが交互に、絶縁体12の軸方向に整列した状態となっている。
しかも、第1のマグネットワイヤーAと第2のマグネットワイヤーBの他方の端部50、52同士を電気的に接続した状態となっている。
この際に、図4の矢印で示したように、第1のマグネットワイヤーAと第2のマグネットワイヤーBの他方の端部50、52同士を電気的に接続した接続部分(接続用ピン22の部分)を境に、絶縁体12に巻き付けられた巻線(A、B)に対して、電流の流れが、往復では互いに逆方向となり、往きの電流から発生した磁界と、帰りの電流から発生した磁界とが互いに打ち消しあうことになる。
これにより、磁気ノイズを発生することなく、外部からの輻射ノイズ(磁気ノイズ、電波ノイズ)の影響を受けることもなく、正確な測定ができる。
しかも、図8に示した従来の測温抵抗体100の製造方法では、1本のマグネットワイヤー106を、絶縁体102を巻き付けていたが、本願発明では、2本のマグネットワイヤーA、Bを絶縁体に同時に巻き付けることにより、巻き付け工数の低減を図ることが可能である。
さらに、第1のマグネットワイヤーAと、第2のマグネットワイヤーBとからなる2本のマグネットワイヤーの一方の端部46、48がそれぞれ、例えば、はんだ付けなどによって、絶縁体12の基端部に形成されたリード線接続用ピン18、20に電気的に接続するので、確実に絶縁体12に固定できるとともに、後述するように、リード線62を電気的にリード線接続用ピン18、20を介して、第1のマグネットワイヤーAと第2のマグネットワイヤーBに、例えば、はんだ付け、かしめ、溶接などのジョイントによって、電気的接続を確実かつ容易に維持することができる。
さらに、第1のマグネットワイヤーAと第2のマグネットワイヤーBの他方の端部50、52同士を、例えば、はんだ付けなどで、絶縁体12の他方の端部に形成した接続用ピン22を介して電気的に接続することができるので、確実に絶縁体12に固定できるとともに、第1のマグネットワイヤーAと第2のマグネットワイヤーBの他方の端部50、52同士の電気的接続を確実かつ容易に維持することができる。
この場合、第1のマグネットワイヤーAと第2のマグネットワイヤーBを構成するマグネットワイヤーの材質としては、特に限定されるものではなく、用途によって選択すれば良い。
例えば、白金、白金を含む合金等の貴金属、または、ニッケル、鉄、銅、若しくはそれらの合金などの卑金属を使用することができる。
この場合、ニッケル、鉄、銅、または、それらの合金などの卑金属を使用する場合には、高温下では酸化し、特性の変動が生じるため、使用温度としては、−200℃〜300℃の範囲で用いる測温抵抗体10に適用すれば良い。
一方、白金、白金を含む合金等の貴金属を使用する場合には、例えば、排気ガスなどの温度を測定する場合など、800℃〜1000℃に達する高温での使用が可能である。
なお、空調用の温度測定センサーなどの一般測定用の温度測定センサーに用いる場合には、第1のマグネットワイヤーAと第2のマグネットワイヤーBを構成するマグネットワイヤーの導体材質を銅から構成するのが望ましい。
このようにマグネットワイヤーの導体として、従来の白金の代わりに、銅の細線を使用することによって、銅の巻線は、安価で多品種であるので、細く、長く巻くことが可能で、大型化することなく、例えば、0℃で2000Ω、温度係数:α=4.3(1×10-3/℃)とすると、上記の原理式から計算すると、1Ωで約0.1℃の誤差となるように、ノイズやリード線の抵抗による抵抗誤差も影響を受けづらくなるので、正確な測定を行うことが可能である。
さらに、白金に比べ銅は大変安価であり、市販のコイル用のマグネットワイヤーを使用すればさらに安く材料を入手可能であり、しかも、例えば、ポリウレタン:120℃、ポリエステル:155℃、ポリイミド:220℃のように、使用する温度によりマグネットワーヤーの被覆材を選択可能であり、汎用性が広がることになる。
さらに、マグネットワイヤーの巻き付けの際に、所定の巻数を巻き付けた後に、抵抗値を測定して、目的とする抵抗値となるように、所定の巻数だけ巻き戻すようにするのが望ましい。
このように、所定の巻数を巻き付けた後に、抵抗値を測定して、目的とする抵抗値となるように、所定の巻数だけ巻き戻すことによって、高精度の温度測定センサーを提供することができる。
従って、超高精度が必要な場合、初めに少し多めに巻き一度測定した後、規格値からオーバーした分を巻戻すことにより超高精度品を製作することが可能となる。
また、このように感度を上げられるため、通常のリード線長の場合は、当然白金巻線のような3線式、4線式は不要になり、リード線のコストが安くなり、回路側において複雑な構成が不要になり、温度測定センサーもコンパクトとすることができる。
さらに、例えば、リード線抵抗が大きくなる、10m以上のリード線で、精度も必要な場合でも、あらかじめ測定したリード線の抵抗分を差し引いた任意の値に巻戻して、測温抵抗体を製作可能であるので、この場合も3線式、4線式は不要になり、リード線コストを低減でき、複雑な回路が不要となる。
このように構成される本発明の測温抵抗体10は、温度測定センサー部として、図5、図6に示したように、温度測定センサーに内蔵され使用される。
図5は、本発明の測温抵抗体10を、例えば、シリコンウェハなどの半導体製造時に使用される、酸、アルカリなどの洗浄液などの被測定流体の温度を測定するための温度測定センサーに適用した温度測定センサー60の構造を示す断面図である。
この温度測定センサー60は、温度測定センサー部を構成する本発明の測温抵抗体10が内蔵されている。
そして、リード線62のリード線外側被覆63が除去された部分から、リード線62の第1のリード配線64と、第2のリード配線66が露出している。
また、第1のリード配線64のリード線芯線被覆68が除去されて、第1のリード線芯線70が露出されている。この第1のリード線芯線70が、第1のマグネットワイヤーAの一方の端部46が電気的に接続された絶縁体12のリード線接続用ピン18に、例えば、はんだ付け、かしめ、溶接などのジョイント54によって、電気的に接続されている。
一方、同様に、第2のリード配線66のリード線芯線被覆72が除去されて、第2のリード線芯線74が露出されている。この第2のリード線芯線74が、第2のマグネットワイヤーBの一方の端部48が電気的に接続された絶縁体12のリード線接続用ピン20に、例えば、はんだ付け、かしめ、溶接などのジョイント56によって、電気的に接続されている。
そして、これらの電気的接続部76を含んだ測温抵抗体10全体が、絶縁収縮チューブ78で、熱収縮によって被覆されて、電気的に絶縁されている。
一方、測温抵抗体10を、例えば、腐食性の薬液から保護するために、例えば、セラミック、カーボンなどの酸、アルカリなどに対して耐腐食性が良好な材料からなる保護管80が設けられており、リード線62と一体に接続され測温抵抗体10を、保護管80に挿入した後、シリコーン樹脂などの樹脂充填材82を硬化させることによって位置決め固定され、温度測定センサー60が構成されている。
このような温度測定センサー60を使用する場合には、リード線62を、図示しない、温度測定装置に固定して、例えば、保護管80の先端部分を被測定流体に接触させ、保護管80を介して、測温抵抗体10で被測定流体の温度を感知し、得られた被測定流体の温度データを、リード線62から温度調整装置(図示せず)などに送り、被測定流体の温度管理がなされる。
図6は、本発明の測温抵抗体10を、例えば、空調用の温度測定センサーなどの一般測定用の温度測定センサーに適用した温度測定センサー60の構造を示す断面図である。
この実施例の温度測定センサー60は、図5に示したと基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の温度測定センサー60では、図6に示したように、保護管80を、例えば、銅などの金属で構成するとともに、保護管80の基端部80aを、パッキン84を介して絞り加工して、リード線62を固定するようにしている。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、シリコンウェハなどの半導体製造時に使用される温度センサー、空調用の温度測定センサーなどの一般測定用の温度測定センサーについて説明したが、例えば、ガソリンなどの液体、冷却媒体などのガスなどあらゆる流体の温度を測定する場合に用いることも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、例えば、空調用の温度測定センサーなどの一般測定用の温度測定センサー、シリコンウェハなどの半導体製造時に使用される、酸、アルカリなどの洗浄液などの被測定流体の温度を測定するための温度測定センサーなど、あらゆる流体の温度を測定する温度測定センサーに内蔵されている、温度測定センサー部を構成する測温抵抗体、および、測温抵抗体を内蔵した温度測定センサー、ならびに温度測定センサーを用いた温度測定装置に適用することができる。
10 測温抵抗体
12 絶縁体
12a 基端部
14 巻線部
16 鍔部
18 リード線接続用ピン
20 リード線接続用ピン
22 接続用ピン
24 マグネットワイヤー巻き付け装置
26 モーター
28 回転軸
30 基台
32 マグネットワイヤー繰り出し装置
34 第1のマグネットワイヤーボビンケース
36 第2のマグネットワイヤーボビンケース
38 装着軸
40 装着軸
42 第1のガイド
44 第2のガイド
46 一方の端部
48 一方の端部
50 他方の端部
52 他方の端部
54、56 ジョイント
60 温度測定センサー
62 リード線
63 リード線外側被覆
64 第1のリード配線
66 第2のリード線
68 リード線芯線被覆
70 第1のリード線芯線
72 リード線芯線被覆
74 第2のリード線芯線
76 電気的接続部
78 絶縁収縮チューブ
80 保護管
80a 基端部
82 樹脂充填材
84 パッキン
100 測温抵抗体
102 絶縁体
104 リード線接続用ピン
106 マグネットワイヤー
108 一方の端部
110 巻線部
112 リード線接続用ピン
114 他方の端部
200 巻線型コイル
202 磁性コア
204 巻線部
206 第1の線材
208 第2の線材
A マグネットワイヤー
B マグネットワイヤー

Claims (8)

  1. 温度測定センサーに内蔵される温度測定センサー部を構成する測温抵抗体であって、
    第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとからなる2本のマグネットワイヤーの一方の端部をそれぞれ、絶縁体の基端部に形成されたリード線接続用ピンに電気的に接続するとともに、
    前記第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとを、前記絶縁体の巻線部に同時に巻き付けて、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとが交互に、絶縁体の軸方向に整列した状態となるように巻き付け、
    前記第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を電気的に接続して構成したことを特徴とする測温抵抗体。
  2. 前記第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を、前記絶縁体の他方の端部に形成した接続用ピンを介して電気的に接続したことを特徴とする請求項1に記載の測温抵抗体。
  3. 前記マグネットワイヤーの導体が、銅から構成されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の測温抵抗体。
  4. 温度測定センサーに内蔵される温度測定センサー部を構成する測温抵抗体の製造方法であって、
    第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとからなる2本のマグネットワイヤーの一方の端部をそれぞれ、絶縁体の基端部に形成されたリード線接続用ピンに電気的に接続する巻線固定工程と、
    前記第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとを、前記絶縁体の巻線部に同時に巻き付けて、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーとが交互に、絶縁体の軸方向に整列した状態となるように巻き付ける巻き付け工程と、
    前記第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を電気的に接続する接続工程と、
    を備えることを特徴とする測温抵抗体の製造方法。
  5. 前記接続工程において、第1のマグネットワイヤーと第2のマグネットワイヤーの他方の端部同士を、前記絶縁体の他方の端部に形成した接続用ピンを介して電気的に接続することを特徴とする請求項4に記載の測温抵抗体の製造方法。
  6. 前記マグネットワイヤーの導体が、銅から構成されていることを特徴とする請求項4から5のいずれかに記載の測温抵抗体の製造方法。
  7. 前記巻き付け工程において、所定の巻数を巻き付けた後に、抵抗値を測定して、目的とする抵抗値となるように、所定の巻数だけ巻き戻す巻き戻し工程を備えることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の測温抵抗体の製造方法。
  8. 請求項1から3のいずれかに記載の測温抵抗体を内蔵したことを特徴とする温度測定センサー。
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