JP2012037132A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの低減化を図ることができるとともに、加熱炉内において仮固定した冷媒入口フランジおよび/または冷媒出口フランジが、ヘッダから外れてしまうことを防止すること。
【解決手段】冷媒配管が接続される冷媒入口と、ヘッダに形成された冷媒流入口22と連通する冷媒出口23と、これら冷媒入口と冷媒出口23とを連通する冷媒流路24と、ヘッダに取り付けられた際に、ヘッダと接する面に形成された突起(第1の凸部)26とを有する冷媒入口フランジ6を備えるとともに、ヘッダを板厚方向に貫通して、突起(第1の凸部)26を受け入れる(第1の)貫通穴28が設けられており、突起(第1の凸部)26を、(第1の)貫通穴28に対してかしめるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、車両用空調装置のコンデンサとして使用される熱交換器に関するものである。
車両用空調装置のコンデンサとして使用される熱交換器としては、例えば、特許文献1に開示されているものが知られている。
特開平9−222267号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている熱交換器を製造する従来の製造方法においては、冷媒入口(冷媒入口フランジ)6および冷媒出口(冷媒出口フランジ)7を、ヘッダ(ヘッダチューブ)2に点溶接(スポット溶接)にて仮固定した後、加熱炉に入れて冷媒入口6および冷媒出口7を、ヘッダ2にろう付けにて本固定するようにしていた。そのため、製造コストが増加してしまい、また、加熱炉内において仮固定した冷媒入口6および冷媒出口7がヘッダ2から外れて、歩留りが悪くなってしまうといった問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、製造コストの低減化を図ることができるとともに、加熱炉内において仮固定した冷媒入口フランジおよび/または冷媒出口フランジが、ヘッダから外れてしまうことを防止することができる熱交換器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る熱交換器は、一対のヘッダ間に、複数本の熱交換チューブが互いに平行になるようにして接続され、これら熱交換チューブ間に、コルゲートフィンが配置されてなる熱交換器であって、冷媒配管が接続される冷媒入口と、前記ヘッダに形成された冷媒流入口と連通する冷媒出口と、これら冷媒入口と冷媒出口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された第1の凸部とを有する冷媒入口フランジを備えるとともに、前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記第1の凸部を受け入れる第1の貫通穴が設けられており、前記第1の凸部が、前記第1の貫通穴に対してかしめられている。
本発明に係る熱交換器によれば、例えば、ヘッダに設けられた第1の貫通穴に、対応する冷媒入口フランジの第1の凸部が挿通され、第1の凸部が工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダに冷媒入口フランジが仮固定されることになる。
これにより、従来必要とされた点溶接をなくすことができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、加熱炉内において仮固定した冷媒入口フランジが、ヘッダから外れてしまうことを防止することができる。
上記熱交換器において、冷媒配管が接続される冷媒出口と、前記ヘッダに形成された冷媒流出口と連通する冷媒入口と、これら冷媒出口と冷媒入口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された第2の凸部とを有する冷媒出口フランジを備えるとともに、前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記第2の凸部を受け入れる第2の貫通穴が設けられており、前記第2の凸部が、前記第2の貫通穴に対してかしめられているとさらに好適である。
このような熱交換器によれば、例えば、ヘッダに設けられた第2の貫通穴に、対応する冷媒出口フランジの第2の凸部が挿通され、第2の凸部が工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダに冷媒出口フランジが仮固定されることになる。
これにより、従来必要とされた点溶接をなくすことができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、加熱炉内において仮固定した冷媒出口フランジが、ヘッダから外れてしまうことを防止することができる。
本発明に係る熱交換器は、一対のヘッダ間に、複数本の熱交換チューブが互いに平行になるようにして接続され、これら熱交換チューブ間に、コルゲートフィンが配置されてなる熱交換器であって、冷媒配管が接続される冷媒出口と、前記ヘッダに形成された冷媒流出口と連通する冷媒入口と、これら冷媒出口と冷媒入口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された凸部とを有する冷媒出口フランジを備えるとともに、前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記凸部を受け入れる貫通穴が設けられており、前記凸部が、前記貫通穴に対してかしめられている。
本発明に係る熱交換器によれば、例えば、ヘッダに設けられた第1の貫通穴に、対応する冷媒入口フランジの第1の凸部が挿通され、第1の凸部が工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダに冷媒入口フランジが仮固定されることになる。
また、これと同時に、例えば、ヘッダに設けられた第2の貫通穴に、対応する冷媒出口フランジの第2の凸部が挿通され、第2の凸部が工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダに冷媒出口フランジが仮固定されることになる。
これにより、従来必要とされた点溶接をなくすことができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、加熱炉内において仮固定した冷媒入口フランジおよび冷媒出口フランジが、ヘッダから外れてしまうことを防止することができる。
上記熱交換器において、前記第1の凸部、前記第2の凸部、前記凸部に、その延在方向に沿った切り込みが設けられているとさらに好適である。
このような熱交換器によれば、マイナスドライバの先端を切り込みに沿ってあて、マイナスドライバの柄の頭をハンマで叩くだけで、第1の凸部、第2の凸部、凸部を誰でも容易にかしめることができ、作業性を向上させることができる。
上記熱交換器において、前記ヘッダは、前記熱交換チューブの側に配置されて前記熱交換チューブを支持し、流路を形成するインサイド部材と、前記熱交換チューブと反対の側に配置されて、前記インサイド部材とともに前記流路を形成するアウトサイド部材とを備えているとさらに好適である。
このような熱交換器によれば、ヘッダは、インサイド部材とアウトサイド部材の二つの部材で構成されており、アウトサイド部材の貫通穴に冷媒入口フランジおよび/または冷媒出口フランジの突起をかしめた後に、インサイド部材とアウトサイド部材とが結合される(重ね合わせられる)ことになる。
このような熱交換器によれば、アウトサイド部材の貫通穴に冷媒入口フランジおよび/または冷媒出口フランジの突起をかしめる際に使用される工具の作業スペースを十分に確保することができ、作業性をさらに向上させることができる。
本発明に係る車両用空調装置は、上記いずれかの熱交換器を具備している。
本発明に係る車両用空調装置によれば、従来必要とされた点溶接をなくすことができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、加熱炉内において仮固定した冷媒出口フランジが、ヘッダから外れてしまうことを防止することができる熱交換器を具備しているので、車両用空調装置全体の製造コストの低減化を図ることができる。
本発明に係る熱交換器の製造方法は、一対のヘッダ間に、複数本の熱交換チューブが互いに平行になるようにして接続され、これら熱交換チューブ間に、コルゲートフィンが配置され、冷媒配管が接続される冷媒入口と、前記ヘッダに形成された冷媒流入口と連通する冷媒出口と、これら冷媒入口と冷媒出口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された第1の凸部とを有する冷媒入口フランジを備えるとともに、前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記第1の凸部を受け入れる第1の貫通穴が設けられている熱交換器の製造方法であって、前記第1の凸部を、前記第1の貫通穴に対してかしめるようにした。
本発明に係る熱交換器の製造方法によれば、例えば、ヘッダに設けられた第1の貫通穴に、対応する冷媒入口フランジの第1の凸部が挿通され、第1の凸部が工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダに冷媒入口フランジが仮固定されることになる。
これにより、従来必要とされた点溶接をなくすことができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、加熱炉内において仮固定した冷媒入口フランジが、ヘッダから外れてしまうことを防止することができる。
上記熱交換器の製造方法において、冷媒配管が接続される冷媒出口と、前記ヘッダに形成された冷媒流出口と連通する冷媒入口と、これら冷媒出口と冷媒入口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された第2の凸部とを有する冷媒出口フランジを備えるとともに、前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記第2の凸部を受け入れる第2の貫通穴が設けられており、前記第2の凸部を、前記第2の貫通穴に対してかしめるようにした。
このような熱交換器の製造方法によれば、例えば、ヘッダに設けられた第2の貫通穴に、対応する冷媒出口フランジの第2の凸部が挿通され、第2の凸部が工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダに冷媒出口フランジが仮固定されることになる。
これにより、従来必要とされた点溶接をなくすことができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、加熱炉内において仮固定した冷媒出口フランジが、ヘッダから外れてしまうことを防止することができる。
本発明に係る熱交換器の製造方法は、一対のヘッダ間に、複数本の熱交換チューブが互いに平行になるようにして接続され、これら熱交換チューブ間に、コルゲートフィンが配置され、冷媒配管が接続される冷媒出口と、前記ヘッダに形成された冷媒流出口と連通する冷媒入口と、これら冷媒出口と冷媒入口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された凸部とを有する冷媒出口フランジを備えるとともに、前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記凸部を受け入れる貫通穴が設けられている熱交換器の製造方法であって、前記凸部を、前記貫通穴に対してかしめるようにした。
本発明に係る熱交換器の製造方法によれば、例えば、ヘッダに設けられた第1の貫通穴に、対応する冷媒入口フランジの第1の凸部が挿通され、第1の凸部が工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダに冷媒入口フランジが仮固定されることになる。
また、これと同時に、例えば、ヘッダに設けられた第2の貫通穴に、対応する冷媒出口フランジの第2の凸部が挿通され、第2の凸部が工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダに冷媒出口フランジが仮固定されることになる。
これにより、従来必要とされた点溶接をなくすことができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、加熱炉内において仮固定した冷媒入口フランジおよび冷媒出口フランジが、ヘッダから外れてしまうことを防止することができる。
本発明に係る熱交換器によれば、製造コストの低減化を図ることができるとともに、加熱炉内において仮固定した冷媒入口フランジおよび/または冷媒出口フランジが、ヘッダから外れてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る熱交換器の斜視図である。 図1に示す熱交換器の要部を拡大して示す斜視図である。 図1および図2に示すヘッダに冷媒入口フランジを仮固定する手順を説明する図である。 図1および図2に示すヘッダに冷媒入口フランジを仮固定する手順を説明する図である。 図4のV−V矢視断面図である。
本発明の一実施形態に係る熱交換器について、図1から図5を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る熱交換器の斜視図、図2は図1に示す熱交換器の要部を拡大して示す斜視図、図3および図4は図1および図2に示すヘッダに冷媒入口フランジを仮固定する手順を説明する図、図5は図4のV−V矢視断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る熱交換器1は、一対(二個一組)のヘッダ2,3と、熱交換チューブ4と、コルゲートフィン5と、冷媒入口フランジ6と、冷媒出口フランジ7と、レシーバ8とを備えており、例えば、車両用空調装置のコンデンサとして使用される熱交換器である。
図2に示すように、ヘッダ2,3はそれぞれ、ろう付用クラッド材(ろう材を基材にクラッドしたもの)からなる二つの部材、すなわち、内側(熱交換チューブ4の側)に配置されて空間(流路)を形成するインサイド部材(内側部材)11と、外側(熱交換チューブ4と反対の側)に配置されて空間(流路)を形成するアウトサイド部材(外側部材)12とを備えている。
インサイド部材11の幅方向における両端部は、内側から外側に向かって延びており、この両端部によってアウトサイド部材12の幅方向における両端部が、外側から挟み込まれるようになっている。また、インサイド部材11の一端部と他端部との間に位置する中央部には、板厚方向に貫通して熱交換チューブ4の端部を受け入れて支持する長穴状の貫通穴13が複数個(本実施形態では20個)設けられて(形成されて)いる。
アウトサイド部材12の幅方向における両端部は、外側から内側に向かって延びており、インサイド部材11の両端部により挟み込まれるようになっている。また、インサイド部材11の両端部およびアウトサイド部材12の両端部は、インサイド部材11の両端部がアウトサイド部材12の両端部によって挟み込まれた状態で、インサイド部材11の両端部の内表面(内周面)と、アウトサイド部材12の両端部の外表面(外周面)とが、密着するように形成されている。そして、インサイド部材11とアウトサイド部材12との間には、空間(冷媒が流通する流路)が形成されるようになっている。
なお、インサイド部材11とアウトサイド部材12とにより形成された空間の両端に位置する開口14は、図示しない蓋部材(盲板)により塞がれて、その内部に密閉空間(密閉された流路)が形成されるようになっている。
また、インサイド部材11とアウトサイド部材12とにより形成された空間内には、冷媒入口フランジ6の側と、冷媒出口フランジ7の側とを仕切る(区画する)図示しない仕切板が設けられている。
熱交換チューブ4は、長手方向に沿って複数本(本実施形態では24本)の流路15が内部に形成された偏平チューブであり、ヘッダ2の内部とヘッダ3の内部とを連通するようにして、ヘッダ2とヘッダ3との間に架け渡されている。また、熱交換チューブ4は、一対のヘッダ2,3に対して複数本(本実施形態では20本)設けられており、その長手方向軸線がヘッダ2,3の長手方向軸線と直交するとともに、互いに平行になるようにして配置されている。
コルゲートフィン5は、非常に薄い板状の部材を正面から見て波形になるように何度も折り返した(折り曲げた)放熱用のフィンであり、隣り合う熱交換チューブ4と熱交換チューブ4とに接するようにして、隣り合う熱交換チューブ4と熱交換チューブ4との間に配置されている。
なお、本実施形態において、両端(図1において上端および下端)に配置されたコルゲートフィン5は、隣り合う熱交換チューブ4と押さえ板16とに接するようにして、隣り合う熱交換チューブ4と押さえ板16との間に配置されている。
冷媒入口フランジ6は、アルミニウム合金(例えば、6000番台のアルミニウム合金)で作られており、図示しない冷媒配管が接続される冷媒入口21(図1参照)と、アウトサイド部材12の一端部と他端部との間に位置する中央部に、板厚方向に貫通するようにして設けられた貫通穴(冷媒流入口)22(図3から図5参照)と接続(連通)される冷媒出口23(図3から図5参照)と、冷媒入口21と冷媒出口22とを連通する冷媒流路24とを備えている。また、ヘッダ2の、アウトサイド部材12の中央部の外表面(外周面)と接する(対向する)面25には、隣り合う面がすべて直角に交わるような五面体からなる直方体状の突起(凸部)26が二つ設けられており、各突起26には、切り込み(スリット)27が一つ設けられている。
一方、ヘッダ2の、アウトサイド部材12の中央部には、板厚方向に貫通して突起26を受け入れる平面視矩形状を呈する貫通穴28が二つ設けられている。そして、図4および図5に示すように、各貫通穴28には、対応する突起26が挿通され、図示しない工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダ2のアウトサイド部材12に冷媒入口フランジ6が仮固定されることになる。
冷媒出口フランジ7は、アルミニウム合金(例えば、6000番台のアルミニウム合金)で作られており、図示しない冷媒配管が接続される冷媒出口31(図1参照)と、アウトサイド部材12の一端部と他端部との間に位置する中央部に、板厚方向に貫通するようにして設けられた、貫通穴(冷媒流入口)22と同様の図示しない貫通穴(冷媒流出口)と接続(連通)される、冷媒出口23と同様の冷媒入口(図示せず)と、冷媒出口31と冷媒入口とを連通する冷媒流路34とを備えている。また、ヘッダ2の、アウトサイド部材12の中央部の外表面(外周面)と接する(対向する)面25には、隣り合う面がすべて直角に交わるような五面体からなる、突起(凸部)26と同様の図示しない突起(凸部)が二つ設けられており、各突起には、切り込み(スリット)27と同様の図示しない切り込み(スリット)が一つ設けられている。
一方、ヘッダ2の、アウトサイド部材12の中央部には、板厚方向に貫通して突起を受け入れる平面視矩形状を呈する、貫通穴28と同様の貫通穴(図示せず)が二つ設けられている。そして、図4および図5に示すものと同様にして、各貫通穴には、対応する突起が挿通され、図示しない工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダ2のアウトサイド部材12に冷媒入口フランジ7が仮固定されることになる。
そして、ヘッダ2のアウトサイド部材12に仮固定された冷媒入口フランジ6および冷媒出口フランジ7は、ヘッダ2,3間に仮固定された熱交換チューブ4および押さえ板16、熱交換チューブ4間に仮固定されたコルゲートフィン5とともに加熱炉内に入れられて加熱され、ヘッダ2のアウトサイド部材12に本固定される。このとき同時に、ヘッダ2,3間に仮固定された熱交換チューブ4および押さえ板16は、ヘッダ2,3間に本固定され、熱交換チューブ4間に仮固定されたコルゲートフィン5は、熱交換チューブ4間に本固定される。
レシーバ8は、熱交換チューブ4を通過する間に液化した冷媒を、冷媒負荷に応じてエバポレータに供給できるよう一時的に貯えるタンクであり、図示しない締結手段を介してヘッダ3に取り付けられている(固定されている)。また、レシーバ8内には、冷凍サイクル内のゴミを取り除くストレーナ(図示せず)と、冷凍サイクル内の水分を取り除く乾燥剤(図示せず)とが封入されている。
本実施形態に係る熱交換器1によれば、ヘッダ2のアウトサイド部材12に設けられた貫通穴28に、対応する冷媒入口フランジ6の突起26が挿通され、突起26が図示しない工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダ2のアウトサイド部材12に冷媒入口フランジ6が仮固定されることになる。
また、これと同時に、ヘッダ2のアウトサイド部材12に設けられた貫通穴28と同様の貫通穴に、対応する冷媒出口フランジ7の、突起26と同様の突起が挿通され、突起が図示しない工具(例えば、マイナスドライバとハンマ)を用いてかしめられて、ヘッダ2のアウトサイド部材12に冷媒出口フランジ7が仮固定されることになる。
これにより、従来必要とされた点溶接をなくすことができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、加熱炉内において仮固定した冷媒入口フランジ6および冷媒出口フランジ7が、ヘッダ2のアウトサイド部材12から外れてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態に係る熱交換器1によれば、突起26、突起26と同様の突起に、その延在方向に沿った切り込み27が設けられているので、例えば、マイナスドライバの先端を切り込み27に沿ってあて、マイナスドライバの柄の頭をハンマで叩くだけで、突起26、突起26と同様の突起を誰でも容易にかしめることができ、作業性を向上させることができる。
さらに、本実施形態に係る熱交換器1によれば、ヘッダ2は、インサイド部材11とアウトサイド部材12の二つの部材で構成されており、アウトサイド部材12の貫通穴28に冷媒入口フランジ6の突起26をかしめ、アウトサイド部材12の別の貫通穴に冷媒出口フランジ7の突起をかしめた後に、インサイド部材11とアウトサイド部材12とが結合される(重ね合わせられる)ことになるので、アウトサイド部材12の貫通穴に冷媒入口フランジ6および/または冷媒出口フランジ7の突起をかしめる際に使用される工具の作業スペースを十分に確保することができ、作業性をさらに向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜必要に応じて変形・変更実施可能である。
1 熱交換器
2 ヘッダ
3 ヘッダ
4 熱交換チューブ
5 コルゲートフィン
6 冷媒入口フランジ
7 冷媒出口フランジ
11 インサイド部材
12 アウトサイド部材
21 冷媒入口
22 冷媒流入口
23 冷媒出口
24 冷媒流路
25 面
26 突起(第1の凸部)
27 切り込み
28 (第1の)貫通穴
31 冷媒出口
34 冷媒流路

Claims (9)

  1. 一対のヘッダ間に、複数本の熱交換チューブが互いに平行になるようにして接続され、これら熱交換チューブ間に、コルゲートフィンが配置されてなる熱交換器であって、
    冷媒配管が接続される冷媒入口と、前記ヘッダに形成された冷媒流入口と連通する冷媒出口と、これら冷媒入口と冷媒出口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された第1の凸部とを有する冷媒入口フランジを備えるとともに、
    前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記第1の凸部を受け入れる第1の貫通穴が設けられており、
    前記第1の凸部が、前記第1の貫通穴に対してかしめられていることを特徴とする熱交換器。
  2. 冷媒配管が接続される冷媒出口と、前記ヘッダに形成された冷媒流出口と連通する冷媒入口と、これら冷媒出口と冷媒入口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された第2の凸部とを有する冷媒出口フランジを備えるとともに、
    前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記第2の凸部を受け入れる第2の貫通穴が設けられており、
    前記第2の凸部が、前記第2の貫通穴に対してかしめられていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 一対のヘッダ間に、複数本の熱交換チューブが互いに平行になるようにして接続され、これら熱交換チューブ間に、コルゲートフィンが配置されてなる熱交換器であって、
    冷媒配管が接続される冷媒出口と、前記ヘッダに形成された冷媒流出口と連通する冷媒入口と、これら冷媒出口と冷媒入口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された凸部とを有する冷媒出口フランジを備えるとともに、
    前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記凸部を受け入れる貫通穴が設けられており、
    前記凸部が、前記貫通穴に対してかしめられていることを特徴とする熱交換器。
  4. 前記第1の凸部、前記第2の凸部、前記凸部に、その延在方向に沿った切り込みが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 前記ヘッダは、前記熱交換チューブの側に配置されて前記熱交換チューブを支持し、流路を形成するインサイド部材と、前記熱交換チューブと反対の側に配置されて、前記インサイド部材とともに前記流路を形成するアウトサイド部材とを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の熱交換器を具備していることを特徴とする車両用空調装置。
  7. 一対のヘッダ間に、複数本の熱交換チューブが互いに平行になるようにして接続され、これら熱交換チューブ間に、コルゲートフィンが配置され、
    冷媒配管が接続される冷媒入口と、前記ヘッダに形成された冷媒流入口と連通する冷媒出口と、これら冷媒入口と冷媒出口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された第1の凸部とを有する冷媒入口フランジを備えるとともに、
    前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記第1の凸部を受け入れる第1の貫通穴が設けられている熱交換器の製造方法であって、
    前記第1の凸部を、前記第1の貫通穴に対してかしめるようにしたことを特徴とする熱交換器の製造方法。
  8. 冷媒配管が接続される冷媒出口と、前記ヘッダに形成された冷媒流出口と連通する冷媒入口と、これら冷媒出口と冷媒入口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された第2の凸部とを有する冷媒出口フランジを備えるとともに、
    前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記第2の凸部を受け入れる第2の貫通穴が設けられており、
    前記第2の凸部を、前記第2の貫通穴に対してかしめるようにしたことを特徴とする請求項7に記載の熱交換器の製造方法。
  9. 一対のヘッダ間に、複数本の熱交換チューブが互いに平行になるようにして接続され、これら熱交換チューブ間に、コルゲートフィンが配置され、
    冷媒配管が接続される冷媒出口と、前記ヘッダに形成された冷媒流出口と連通する冷媒入口と、これら冷媒出口と冷媒入口とを連通する冷媒流路と、前記ヘッダに取り付けられた際に、前記ヘッダと接する面に形成された凸部とを有する冷媒出口フランジを備えるとともに、
    前記ヘッダを板厚方向に貫通して、前記凸部を受け入れる貫通穴が設けられている熱交換器の製造方法であって、
    前記凸部を、前記貫通穴に対してかしめるようにしたことを特徴とする熱交換器の製造方法。
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