JP2012028184A - Led点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一部のLEDの端子間を短絡及び開放して任意の発光を行う灯具の複数のLEDを直列に接続して点灯するLEDの点灯において、一部のLEDの端子間を短絡するときに発生する点灯しているLEDへの過剰な電流を抑制してLEDの劣化を低減し、開放するときに発生する電流の低下を軽減して点灯しているLEDが消灯することを回避できるLED点灯装置を提供する。
【解決手段】LEDの端子間を短絡するスイッチング素子Q1,Q2を開放から短絡へ切り換える動作及び短絡から開放に切り換える動作を、DC/DCコンバータ3による出力電力の応答動作より緩慢にした。
【選択図】図1

Description

この発明は、車載ヘッドランプやポジションランプ、テールランプ等の光源として使用されるLED(発光ダイオード)を点灯するLED点灯装置に関するものである。
従来のタングステン電球に代替して、長寿命でメンテナンスの不要なLED(発光ダイオード)が、車載用の光源として普及している。LEDは、長寿命であり、かつ、少ない電力で必要な明るさを確保できる上、一定の電流を供給する簡単な制御によって安定した明るさを発することができ、車載用の光源としては好適である。
複数のLEDを接続して車載用の光源とする場合に、LED点灯用の点灯装置を個々のLEDに対して設けることは常套手段である。
しかしながら、車載機器では、できるだけ搭載装置の数量を減らすことが要望されている。このため、車載用の光源として、複数のLEDを直列に接続したものを用いる場合、各LEDに点灯装置を設けずに、点灯が不要なLEDの端子間を短絡して消灯し、点灯を要するLEDの端子間は短絡せずに電力を供給して点灯する構成が提案されている。
例えば、特許文献1には、直列に接続された複数のLEDのうちの一部のLEDを短絡して消灯するにあたり、当該一部のLEDを短絡して点灯装置の出力電圧が低下したときに、DC/DCコンバータの平滑用コンデンサに蓄えられた電荷が、制限されることなく流出して、点灯している残りのLEDに過剰な電流となって通電されることを回避する技術が開示されている。この装置では、LEDを短絡する回路に積分器を組み込んでおり、当該積分器によってLEDに印加される電圧を暫減方向の傾斜をもたせて低下させて通電電流を減らしている。これにより、過剰な通電電流に起因するLEDの破損が回避され、保護回路が、当該過剰な通電電流をLEDの短絡による過電流と誤判断する誤動作の発生も抑制できる。
特開2008−126958号公報
特許文献1に代表される従来の装置では、直列に接続された複数のLEDの一部を短絡して消灯してから、当該LEDの短絡を開放するタイミングにおいて、DC/DCコンバータの平滑用コンデンサに充分な電荷が蓄積されているか否かが考慮されていない。
つまり、直列に接続された複数のLEDの一部を短絡しながら、残りのLEDを点灯しているときに、当該一部のLEDの短絡を開放すると、DC/DCコンバータの平滑用コンデンサの電圧が上昇するように当該DC/DCコンバータの出力電流が平滑用コンデンサに流入する。このとき、平滑用コンデンサの電圧が、当該平滑用コンデンサに接続しているLEDの順方向電圧に達するまで、当該LEDには電流が出力されない。すなわち、平滑用コンデンサに充分な電荷が蓄積されるまで当該LEDは消灯する。このようなLEDの消灯は、ちらつき(フリッカ)として顕在化するため、灯具用の明かりとしての品質を低下させるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、複数のLEDを直列に接続したLED光源のLEDの端子間を短絡及び開放した際に発生するLEDへの過剰な電流の通電又はLEDの消灯を防止できるLED点灯装置を得ることを目的とする。
この発明に係るLED点灯装置は、直列に接続した複数のLEDで構成されたLED光源を備え、LED光源の複数のLEDのうち、点灯不要なLEDの端子間を短絡して消灯し、残りのLEDを点灯することによって、任意の発光を行う灯具のLEDを点灯するLED点灯装置において、電源を受けてLED点灯用の所定の電力をLED光源へ供給する電源部と、LEDの端子間を短絡及び開放するスイッチング素子とを備え、スイッチング素子によるLEDの端子間の開放から短絡へ切り換える動作及び短絡から開放へ切り換える動作を、電源部による出力電力の応答動作より緩慢にしたものである。
この発明によれば、スイッチング素子によるLEDの端子間の開放から短絡へ切り換える動作及び短絡から開放へ切り換える動作を、電源部による出力電力の応答動作より緩慢にしたので、複数のLEDを直列に接続したLED光源のLEDの端子間を短絡及び開放した際に発生するLEDへの過剰な電流の通電又はLEDの消灯を防止できるという効果がある。
この発明の実施の形態1によるLED点灯装置の構成を示す回路図である。 LEDブロックを短絡するスイッチング素子の挙動(遅延回路なし)を説明する図である。 LEDブロックを短絡するスイッチング素子の挙動(遅延回路あり)を説明する図である。 実施の形態1によるLED点灯装置の他の構成(その1)を示す回路図である。 実施の形態1によるLED点灯装置の他の構成(その2)を示す回路図である。 実施の形態1によるLED点灯装置の他の構成(その3)を示す回路図である。 実施の形態2のLED点灯装置による動作を説明するための図である。
実施の形態1.
LED点灯装置に使用する定電流出力のDC/DCコンバータには、電圧を安定させる平滑用コンデンサを用いるため、直列に接続した複数のLEDの一部を短絡して出力電圧が低下すると、当該平滑用コンデンサの電荷がLED側に流出する。この場合、LED点灯装置の制御回路が、平滑用コンデンサの放電電流をフィードバックして、DC/DCコンバータの出力電流を減らして、当該出力電流が一定になるようにスイッチング素子を動作させる。
しかしながら、平滑用コンデンサから流出する電流が、本来の出力電流の値を超える場合には、たとえDC/DCコンバータの出力電流を停止しても、過剰な電流がLED側へ流出してしまう。つまり、直列に接続された複数のLEDの一部を短絡して消灯すると、点灯している残りのLEDには、平滑用コンデンサが蓄えた電荷が、過剰な電流となって通電されることとなる。このような過剰な通電電流は、LEDの破損等の不具合の原因となる。また、保護回路が、LED側に通電される過剰な電流をLEDの短絡で発生した過電流と誤判断して誤動作する可能性もある。この場合、誤動作を防ぐには、過剰な電流値を考慮して、保護回路の設定電流を予め大きめに設定する必要がある。
特許文献1に代表される従来のLED点灯装置では、上述した不具合を解消するため、LEDを短絡する回路に積分器を組み込んで、直列に接続した複数のLEDの一部を短絡した際、当該積分器によって、点灯している残りのLEDに印加される電圧を規定値から暫減方向の傾斜をもたせて低下させている。これにより、残りのLEDに通電される電流が減らされ、過剰な通電電流に起因するLEDの破損が回避され、当該過剰な通電電流を、LEDの短絡による過電流と誤判断した誤動作の発生も抑制している。
このように、特許文献1に代表される従来のLED点灯装置では、直列に接続した複数のLEDの一部を短絡した際に、点灯している残りのLEDへの過剰な電流の通電を防止することのみが考慮されている。このため、当該LED点灯装置においては、DC/DCコンバータの平滑用コンデンサの充電側と放電側の時定数の違いによって、以下のような不具合が発生する。
例えば、特許文献1では、直列に接続した複数のLEDの一部を短絡する短絡回路が、入力端子と一端が接続する第一の抵抗と、第一の抵抗の他端に一端が接続するコンデンサと、このコンデンサと並列に接続する第二の抵抗を備えており、上記コンデンサの他端が接地され、このコンデンサと第二の抵抗の接地が行われていない側の端部及び第一の抵抗の他端が、直列に接続した複数のLEDの一部がソース−ドレインの両端子間に接続するスイッチング素子のゲートに接続されている(特許文献1の図1参照)。
当該短絡回路において、上記コンデンサを充電する時定数は、第一の抵抗による充電側よりも、第一の抵抗と第二の抵抗とを並列に接続している放電側の方が早い。
また、特許文献1に記載される他の短絡回路は、入力端子とベース端子が接続するNPNトランジスタと、当該NPNトランジスタのエミッタ−コレクタ間に接続するコンデンサと、当該コンデンサと並列に接続された第二の抵抗と、第二の抵抗におけるNPNトランジスタのコレクタ端子に接続する一端と接続する第一の抵抗とを備えており、上記コンデンサと第二の抵抗とにおけるNPNトランジスタのエミッタ端子に接続する端部が接地され、第一の抵抗と第二の抵抗の接続点が、直列に接続した複数のLEDの一部がソース−ドレインの両端子間に接続するスイッチング素子のゲートに接続し、第一の抵抗の他端がソース端子に接続している(特許文献1の図3参照)。
当該短絡回路においても、充電には第一の抵抗を使いながら、放電にはNPNトランジスタを使用しており、充電側よりも放電側の時定数が早い。
特許文献1に記載される短絡回路は、上述のように構成されているために、直列に接続した複数のLEDの一部を短絡し、残りのLEDを点灯している状態から、スイッチング素子をオフして上記短絡したLEDを開放すると、開放直後においては、LED(直列接続した一式のLEDの全数)に印加される電圧は電流が流れる順方向電圧(直列接続した一式のLEDの順方向電圧の総和値)に満たないうえに、DC/DCコンバータの出力電流では、平滑コンデンサの電圧を上昇するように全て平滑用コンデンサに流入する。この後、平滑用コンデンサの電圧が、当該平滑用コンデンサに接続するLEDの順方向電圧に達するまで、当該LEDに電流が出力されない。すなわち、平滑用コンデンサに充分な電荷が蓄積されるまで当該LEDは消灯する。
本発明は、直列に接続した複数のLEDの一部を短絡から開放に切り換える際に、スイッチング素子を緩慢に動作させる、すなわち上記LEDの一部を短絡する経路の等価抵抗を緩慢に上昇させることで、当該LEDに印加する電圧を、規定値から暫増方向の傾斜をもたせて開放状態に至らしめる。これにより、直列に接続した複数のLEDの一部を短絡状態から開放した際に、平滑用コンデンサに充分な電荷が蓄積されるまでLEDの全数が消灯する不具合を解消する。
図1は、この発明の実施の形態1によるLED点灯装置の構成を示す回路図である。図1において、LED点灯装置1は、点灯LED指示装置10からの指示に従い、直流電源2の直流電圧を利用してLED光源4を点灯する装置であり、DC/DCコンバータ3、制御電源部5、制御部6、遅延回路7、定電流回路8及び入力I/F9を備える。直流電源2は、DC/DCコンバータ3に直流電圧を供給する電源であり、電源スイッチ2aによってDC/DCコンバータ3への直流電圧が供給又は遮断される。
DC/DCコンバータ(電源部)3は、トランス3a、MOS形の電界効果トランジスタからなるスイッチング素子Qa、整流用ダイオードD0及び平滑用コンデンサC0から構成される。このDC/DCコンバータ3では、制御部6からの出力信号でスイッチング素子Qaをスイッチング制御して、トランス3aに磁気エネルギを蓄え、これを放出することで、トランス3aで発生した電圧を、整流用ダイオードD0で整流し、平滑用コンデンサC0で平滑して直流電圧を生成する。DC/DCコンバータ3の平滑用コンデンサC0は、抵抗R0を介してLED光源4のLEDブロック4aに接続し、整流用ダイオードD0側の端部がLED光源4のLEDブロック4bに接続する。
LED光源4は、LED4a−1〜4a−n,4b−1〜4b−mのLEDを直列に接続して構成される。なお、この実施の形態1は、LED光源4を車載用のヘッドランプに適用した場合を示しており、LED4a−1〜4a−nを直列に接続したLEDブロック4aですれ違い灯(ロウビーム;以下、L側と適宜記載する)を構成し、LED4b−1〜4b−mを直列に接続したLEDブロック4bで走行灯(ハイビーム;以下、H側と適宜記載する)を構成している。LEDブロック4aは、スイッチング素子Q1がオンになると短絡され、オフになると短絡が開放される。また、LEDブロック4bは、スイッチング素子Q2がオンになると短絡され、オフになると短絡が開放される。なお、スイッチング素子Q1,Q2としては、図1に示した電界効果トランジスタ(FET)の他に、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の各種トランジスタを使用できる。
制御電源部5は、制御部6へ制御用の電力を供給する。制御部6は、ヘッドランプ用の光源として必要な発光量が得られる所定値の電流をLED光源4へ供給するため、抵抗R0によって検出されるLED光源4への出力電流が一定になるようにDC/DCコンバータ3のスイッチング素子QaにPWM制御出力を供給する。また、制御部6は、LED光源4に出力する出力電圧を入力して、例えば出力電圧の変化からLEDの故障検出を行う。さらに、制御部6は、入力I/F9を介して点灯LED指示装置10から入力される制御信号に基づいて、L側短絡出力又はH側短絡出力を出力して、LED光源4における、LEDブロック4a又はLEDブロック4bを短絡して消灯する。
遅延回路7は、LEDブロック4aを短絡するスイッチング素子Q1及びLEDブロック4bを短絡するスイッチング素子Q2にそれぞれ接続している定電流回路8のトランジスタQ3,Q4のベース端子に印加する電圧の変化を緩慢にすることで、スイッチング素子Q1,Q2のゲート電圧を緩慢に上昇又は下降させる回路である。
その構成として、制御部6のL側短絡出力の端子に一端が接続する抵抗Raと、抵抗Raの他端及び定電流回路8のトランジスタQ3のベース端子に一端が接続し他端が接地されたコンデンサC1とを有するL側遅延部、及び、制御部6のH側短絡出力の端子に一端が接続する抵抗Rbと、抵抗Rbの他端及び定電流回路8のトランジスタQ4のベース端子に一端が接続し、他端が接地されたコンデンサC2とを有するH側遅延部を備える。
例えば、L側遅延部において、制御部6のL側短絡出力端子にハイレベルの電圧を出力すると、抵抗Raを介してコンデンサC1に充電電流aが流れ込んで電荷が蓄積され、コンデンサC1の端子電圧が徐々に上昇する。L側短絡出力端子がロウレベルの電圧を出力すると、コンデンサC1に蓄積された電荷が、抵抗Raを介して放電電流bとして放電され、コンデンサC1の端子電圧が徐々に下降する。なお、遅延回路7においては、コンデンサC1,C2の充電側と放電側の時定数は同程度になる。
定電流回路8は、LEDブロック4a,4bに流れる電流を短絡するスイッチング素子Q1,Q2のゲート抵抗R3,R4に定電流を流す回路である。その構成として、遅延回路7のL側遅延部がトランジスタQ3のベース端子に接続し、同エミッタ端子に一端が接続し、他端が電源に接続した抵抗R1とを有する。
同様に遅延回路7のL側遅延部がトランジスタQ4のベース端子に接続し、同エミッタ端子に一端が接続し、他端が電源に接続した抵抗R2とを有する。
例えば、L側回路部において、L側短絡出力回路がハイレベルになると、遅延回路7のL側遅延部の出力が積分的に緩慢に上昇し、トランジスタQ3のベース端子に当該緩慢な電圧が印加されて、トランジスタQ3のエミッタ電圧が、当該電圧に対応して緩慢に上昇する。これにより、抵抗R1に流れる電流は緩慢に減少する。当該エミッタ電圧と抵抗R1によって生成される定電流がスイッチング素子Q1のゲート抵抗R3に通電され、ゲート抵抗R3に発生する電圧は緩慢に低下する。当該ゲート抵抗R3に発生する電圧がスイッチング素子Q1に印加され、スイッチング素子Q1は緩慢にオン(LED端子ブロック4aの短絡)からオフ(同開放)に至る。
点灯LED指示装置10は、LEDブロック4a,4bのうちの一方を短絡して消灯し、他方を短絡せずに点灯させる点灯指示信号を生成する装置である。また、入力I/F9は、制御部6と点灯LED指示装置10との間のインタフェースであり、入力I/F9を介して点灯指示信号を制御部6へ出力する。
次に動作について説明する。
LED点灯装置1は、上述のように、LEDブロック4a,4bを短絡させる制御部6の出力と定電流回路8との間の信号伝達回路に抵抗とコンデンサによる遅延回路7を設けることにより、定電流回路8のトランジスタQ3,Q4のベース端子に印加する電圧の変化を緩慢にして、LEDブロック4a,4bを短絡から開放へ切り換える際に、スイッチング素子Q1,Q2の動作を、DC/DCコンバータ3の応答より緩慢にする。
図2は、LEDブロックを短絡するスイッチング素子の挙動と出力電流を説明する図であり、図1において、制御部6と定電流回路8との間の信号伝達回路に遅延回路7を設けない構成の場合を示している。図2(a)はスイッチング素子Q1,Q2の動作を示している。ここで、スイッチング素子Q1,Q2の動作とは、スイッチング素子におけるオン(LEDブロックの両端子を短絡する)とオフ(LEDブロックの両端子を開放する)との切り換え動作である。遅延回路がない場合、図2(a)に示すように、スイッチング素子の動作時間が非常に短く、LEDブロックの短絡と開放が瞬時に行われる。
図2(b)は、遅延回路7を設けないLED点灯装置の出力電圧を示す図である。図2(a)でスイッチング素子Q2がオンとなってLEDブロック4bが短絡されると、スイッチング素子Q2のオン期間では、LED点灯装置の出力電圧がL側のLEDブロック4aの順方向電圧のみとなる。スイッチング素子Q2がオンからオフになると、このオフ期間では、L側のLEDブロック4aとH側のLEDブロック4bとの順方向電圧の合計電圧が出力される。
図2(c)は、DC/DCコンバータの出力電流と平滑用コンデンサの充放電電流を示している。LEDブロック4a,4bの双方を点灯した状態からLEDブロック4aを短絡し消灯すると、これに応答して、制御部6がDC/DCコンバータ3の出力電流を減らし、当該出力電流が一定になるようにスイッチング素子Qaを動作させる。
しかし、スイッチング素子Q1がオフからオンに動作する時間と、DC/DCコンバータ3の出力電圧制御の応答時間とのずれから、これまでLEDブロック4a,4bの直列回路に印加されていた電圧が、一瞬、点灯しているLEDブロック4bのみに印加される。この過電圧によって平滑用コンデンサC0に蓄えられた電荷が、放電電流としてLEDブロック4bに流出する。
一方、LEDブロック4aを短絡した状態から開放した場合は、これに応答して、制御部6がDC/DCコンバータ3の出力電流が一定になるようにスイッチング素子Qaを動作させる。ここで、上記と同様に、スイッチング素子Q1がオンからオフに動作する時間と、DC/DCコンバータ3の出力電圧制御の応答時間とのずれから、これまでのLEDブロック4bの順方向電圧のみの電圧がLEDブロック4aとLEDブロック4bの直列回路に印加される。
このとき、DC/DCコンバータ3は、平滑用コンデンサC0の電圧を上昇させるように充電電流を供給するが、平滑用コンデンサの電圧がLEDブロック4a,4bの直列回路の順方向電圧に達するまでは両LEDブロックに電流を供給できない。
図2(d)は、遅延回路7を設けないLED点灯装置の出力電流を示す図であり、出力電流の指示値は一定であるものとする。図2(d)に示すように、LEDブロック4a,4bの双方を点灯した状態からLEDブロック4aを短絡し消灯した場合、LEDブロック4a,4bの直列回路に印加されていた電圧が、一瞬、過電圧としてLEDブロック4bに印加される。この過電圧によって、LEDブロック4bには、平滑用コンデンサC0から放電電流が過剰な電流として通電される。
また、LEDブロック4aを短絡した状態から開放した場合は、図2(d)に示すように、DC/DCコンバータ3の出力電流が平滑用コンデンサC0に流入する。このため、平滑用コンデンサC0の電圧が、LEDブロック4aとLEDブロック4bの順方向電圧の合計電圧に達するまで、LEDブロック4a,4bに電流が出力されない。つまり、平滑用コンデンサC0に充分な電荷が蓄積されるまでLEDブロック4a,4bが同時に消灯する。
図3は、LEDブロックを短絡するスイッチング素子の挙動と出力電流を説明する図であり、制御部6と定電流回路8との間に遅延回路7を設けた図1の構成の場合を示している。図3(a)はスイッチング素子Q1,Q2の動作を示している。遅延回路7が、定電流回路8のトランジスタQ3,Q4のベース端子に印加する電圧の変化を緩慢にすると、これに応じて、図3(a)に示すように、スイッチング素子Q1,Q2のオンオフ動作が緩慢になる。
また、図3(b)は、遅延回路7を設けたLED点灯装置1の出力電圧を示す図である。スイッチング素子Q1,Q2のオンオフ切り換えの動作が緩慢になると、図3(b)に示すように、LEDブロック4a,4bのいずれかを開放から短絡した際、あるいは短絡から開放した際のLED点灯装置1の出力電圧の変化が緩やかになる。
図3(c)は、DC/DCコンバータの出力電流と平滑用コンデンサの充放電電流を示している。例えばLEDブロック4a,4bの双方が点灯した状態からLEDブロック4aを短絡して消灯する際、遅延回路7が、スイッチング素子Q1のゲート電圧を徐々に上昇させて、LEDブロック4aの両端間の等価抵抗を少しずつ下降させることで、平滑用コンデンサC0から流出する放電電流を制限しながら、時間を掛けてLEDブロック4aを短絡する。
また、LEDブロック4aを短絡から開放する場合においても、遅延回路7によって、スイッチング素子Q1のゲート電圧を徐々に下降させて、LEDブロック4aの両端間の等価抵抗を少しずつ上昇させることで、平滑用コンデンサC0へ流入する充電電流を制限しながら時間を掛けてLEDブロック4aを短絡から開放にする。
図3(d)は、遅延回路7を設けたLED点灯装置1の出力電流を示す図であり、出力電流の指示値は一定であるものとする。図3(d)に示すように、遅延回路7によって、LEDブロック4a,4bの双方を点灯した状態からLEDブロック4aを徐々に短絡して消灯することで、過電流がLEDブロック4bに通電されることなく、定電流がLEDブロック4bに通電される。
また、遅延回路7によって、LEDブロック4aを短絡(スイッチング素子Q1がオン)から開放(スイッチング素子Q1がオフ)に切り替わる時間を長くし、平滑用コンデンサC0への充電電流を制限することで、LEDブロック4a,4bには、電流が途切れることなく、定電流が通電される。
上述のように、遅延回路7によってスイッチング素子Q1,Q2の動作を緩慢にすることで、LEDブロック4aあるいはLEDブロック4bの短絡を開放する際にLEDブロックが消灯されることを防止できる。
なお、これまで遅延回路7及び定電流回路8を備えたLED点灯装置1を説明したが、例えば、以下のような構成であってもよい。
図4は、実施の形態1によるLED点灯装置の他の構成を示す回路図である。図4において、LED点灯装置1Aは、図1で示した遅延回路7及び定電流回路8の代わりに、制御部6とスイッチング素子Q1,Q2との間に定電流回路を用いた遅延回路7Aを備える。遅延回路7Aは、トランジスタQ3及びコンデンサC3を有するL側遅延部と、トランジスタQ4及びコンデンサC4を有するH側遅延部とを備える。
トランジスタQ3は、制御部6のL側短絡出力端子に抵抗Raを介してベース端子が接続し、エミッタ端子は抵抗R1を介して電源に接続し、コレクタ端子をスイッチング素子Q1のゲート端子とコンデンサC3とゲート抵抗R3に接続し、スイッチング素子Q1のゲート端子とソース端子間には、コンデンサC3とゲート抵抗R3が並列に接続される。
同様に、トランジスタQ4は、制御部6のH側短絡出力端子に抵抗Rbを介してベース端子が接続し、エミッタ端子は抵抗R2を介して電源に接続し、コレクタ端子をスイッチング素子Q2のゲート端子とコンデンサC4とゲート抵抗R4に接続し、スイッチング素子Q2のゲート−ソース端子間には、抵抗R4とコンデンサC4が並列に接続される。なお、遅延回路7Aにおいて、コンデンサC3,C4を充電する回路側と放電する回路側との時定数は任意に設定でき、同程度とすることもできる。
例えば、H側遅延部において、制御部6のH側短絡出力端子にハイレベルの電圧を出力すると、抵抗Rbを介してトランジスタQ4のベース電圧がハイレベルになり、トランジスタQ4のエミッタ電圧がハイレベルとなる。これにより、抵抗R2を介して流れる所定の電流aが途絶え、コンデンサC4の電荷がR4によって徐々に放電(電流b)され、スイッチング素子Q2のゲート−ソース端子間電圧が徐々に下降し、スイッチング素子Q2を緩慢にオフする。
一方、スイッチング素子Q2をオンする場合は、制御部6のH側短絡出力端子にロウレベルの電圧を出力してトランジスタQ4をオンすると、ゲート抵抗R4に所定の電流aが通電され、コンデンサC4に電荷が徐々に蓄積されて、スイッチング素子Q2のゲート−ソース端子間電圧が徐々に上昇して、スイッチング素子Q2が緩慢にオンする。
図5は、実施の形態1によるLED点灯装置の他の構成を示す回路図である。図5において、LED点灯装置1Bは、図1で示した遅延回路7及び定電流回路8の代わりに、スイッチング素子Q1及びQ2を構成要素として用い、コンデンサC5及びコンデンサC6を負帰還動作用のコンデンサとして使用する遅延回路7Bを備える。
トランジスタQ3は、制御部6のL側短絡出力端子に抵抗Raを介してベース端子を接続し、抵抗R1を介して電源とエミッタ端子を接続し、コレクタ端子をスイッチング素子Q1のゲート端子に接続する。コンデンサC5は、一端をスイッチング素子Q1のゲート端子に接続し、他端をスイッチング素子Q1のドレイン端子に接続する。つまり、コンデンサC5は、スイッチング素子Q1のゲート−ドレイン端子間に設けられる。また、抵抗R3は、スイッチング素子Q1のゲート−ソース端子間に接続される。
同様に、トランジスタQ4は、制御部6のH側短絡出力端子に抵抗Rbを介してベース端子を接続し、抵抗R2を介して電源とエミッタ端子を接続し、コレクタ端子をスイッチング素子Q2のゲート端子に接続する。コンデンサC6は、スイッチング素子Q2のゲート−ドレイン端子間に設けられ、抵抗R4が、スイッチング素子Q2のゲート−ソース端子間に接続される。なお、遅延回路7Bにおいて、コンデンサC5,C6を充電する回路側と放電する回路側との時定数は任意に設定でき、同程度とすることもできる。
このように、図5に示す遅延回路7Bは、スイッチング素子のゲート端子にコンデンサを介してドレイン電圧を帰還する負帰還動作をおこなう積分回路を構成して、スイッチング素子のゲート電圧を緩慢に上昇あるいは下降させる。
例えば、H側遅延部において、制御部6のH側短絡出力端子にハイレベルの電圧を出力すると、抵抗Rbを介してトランジスタQ4のベース電圧がハイレベルになり、トランジスタQ4がオフする。これにより、抵抗R2を介して流れていた所定の電流aが途絶え、ゲート電圧が低下することによってスイッチング素子Q2をオフに至らしめる。このとき直前までオン状態のスイッチング素子Q2のゲート−ドレイン端子間のコンデンサ6が高電位のゲート側と低電位のドレイン側の端子電圧で蓄積していた電荷を抵抗R4によって、先ずは放電し、次いで逆方向に充電(電流b)するが、当該コンデンサ6の放電と逆方向への充電過程において、スイッチング素子Q2がオフになることで上昇するドレイン端子電圧に引かれてゲート端子電圧が上昇することによる負帰還動作が働くため、ゲート端子の電圧が急激に降下することなく徐々に低下して、スイッチング素子Q2は緩慢にオフする。
なお、制御部6のH側短絡出力端子にロウレベルの電圧を出力してトランジスタQ4をオンすると、所定の電流aが流れてゲート電圧を上昇してスイッチング素子Q2をオンに至らしめる。このとき直前までオフ状態のスイッチング素子Q2のゲート−ドレイン端子間のコンデンサ6が低電位のゲート側と高電位のドレイン側の端子電圧で蓄積していた電荷を、先ずは放電し、次いで逆方向に充電(電流b)するが、当該コンデンサ6の放電と逆方向への充電過程において、スイッチング素子Q2がオンになることで下降するドレイン端子電圧に引かれてゲート端子電圧が下降することによる負帰還動作が働くため、ゲート端子の電圧が急激に上昇することなく徐々に上昇して、スイッチング素子Q2は緩慢にオンする。
上述した図1、図4及び図5の構成は、DC/DCコンバータ3から出力されるLED光源4の点灯用の電圧がマイナス電圧であり、LEDブロック4a,4bをそれぞれ短絡するスイッチング素子Q1,Q2を、抵抗R1,2とトランジスタQ3,Q4による定電流回路を用いたレベルシフト回路を介して駆動している。このように、抵抗とトランジスタを用いた定電流回路を、高電圧(プラス電圧)側に設けて、当該定電流回路から出力した所定の電流を、低電圧(マイナス電圧)側に設けた抵抗R3,R4に通電することで、一定の電圧降下を発生させて当該抵抗に発生した電圧をスイッチング素子Q1,Q2のゲート端子に印加する。このようにすることで、簡素な回路構成でLEDを短絡するスイッチング素子を駆動できる。
なお、一般的には、上記のプラス電位の制御部からマイナス電位に配置されたスイッチング素子に動作信号を伝達する回路の構成、あるいは、電位の異なる回路間に信号を伝達する回路の構成はレベルシフト回路と称される。
また、DC/DCコンバータ3から出力するLED点灯用の電圧をプラス電圧として、LEDの端子間を短絡するスイッチング素子を、ブートストラップ回路を介して駆動するように構成してもよい。
図6は、実施の形態1によるLED点灯装置の他の構成を示す回路図である。図6において、LED点灯装置1Cは、DC/DCコンバータ3から出力するLED点灯用の電圧をプラス電圧とし、図1の遅延回路7及び定電流回路8の代わりに、制御部6とスイッチング素子Q1,Q2との間に遅延回路7C及びブートストラップ回路11を備える。
遅延回路7Cは、L側遅延部とH側遅延部とを有する。L側遅延部は、制御部6のL側短絡出力端子に一端が接続する抵抗Raと、抵抗Raの他端及びトランジスタQ3のベース端子に一端が接続し、他端が接地されたコンデンサC8とを有し、H側遅延部は、制御部6のH側短絡出力端子に一端が接続する抵抗Rbと、抵抗Rbの他端及びトランジスタQ4のベース端子に一端が接続し、他端が接地されたコンデンサC9とを有する。
ブートストラップ回路11は、ダイオードD2、コンデンサC7、抵抗R7,R8及びトランジスタQ3を備える。ダイオードD2は、アノード端子を電源に接続し、カソード端子をコンデンサC7及び抵抗R7と接続している。コンデンサC7は、一端がスイッチング素子Q2のドレイン端子と接続し、他端がダイオードD2と抵抗R7の接続点に接続する。抵抗R7は、一端がダイオードD2とコンデンサC7との接続点に接続し、他端がトランジスタQ3のコレクタ端子及びスイッチング素子Q1のゲート端子に接続している。また、スイッチング素子Q1のゲート−ソース端子間には、アノード端子をソース端子に接続したツェナーダイオードZ1が設けられる。
例えば、L側短絡部において、制御部6のL側短絡出力端子にハイレベルの電圧を出力すると、抵抗Raを介してコンデンサC8に電荷が蓄積され、トランジスタQ3のベース端子電圧が徐々に上昇する。これにより、トランジスタQ3のエミッタ端子電圧が徐々に上昇し、抵抗R8に流れる電流が徐々に増加する。ダイオードD2と抵抗R7を介して、電源から流れる電流が徐々に増加し、抵抗R7の電圧降下が徐々に増加する。抵抗R7の電圧降下が徐々に増加すると、スイッチング素子Q1のゲート電圧が徐々に低下するのでスイッチング素子は徐々にオフする。
スイッチング素子Q1がオフすると、ソース端子の電圧が低下し、コンデンサC7には、電源からダイオードD2を介して電流が流れ、充電が行われる。
制御部6のL側短絡出力端子にロウレベルの電圧を出力すると、抵抗Raを介してコンデンサC8の電荷が放電され、トランジスタQ3のベース端子電圧が徐々に下降してロウレベルになる。これにより、トランジスタQ3のエミッタ端子電圧が徐々に下降し、抵抗R8に流れる電流が徐々に減少する。ダイオードD2と抵抗R7を介して電源から流れる電流が徐々に減少し、抵抗R7の電圧降下が徐々に減少する。抵抗R7の電圧降下が徐々に減少すると、スイッチング素子Q1のゲート電圧が徐々に上昇するので、スイッチング素子は徐々にオンする。
スイッチング素子Q1がオンすると、ソース端子の電圧が上昇するが、コンデンサC7には電荷が蓄えられており、コンデンサC7の充電電圧によって、抵抗R7のダイオードD2側の電位をスイッチング素子Q1のソース端子に対して高い電圧に保つことができ、スイッチング素子Q1のオンを維持することができる。
なお、上記実施の形態1によるLED点灯装置1,1A〜1Cを適用した灯具を複数個組み合わせて構成する車載用灯具として、下記のようなものが挙げられる。これらの灯具は、いずれも直列に接続した複数のLEDを光源として使用することができる。
(1)ヘッドランプ
走行灯(ハイビーム)、すれ違い灯(ロウビーム)、霧灯(フォグランプ)。
(2)車幅灯(ポジションランプ)、方向指示灯(ウインカ)。
(3)テールランプ
停止灯(ストップランプ)、後退灯(バックアップランプ)、後部霧灯(リアフォグランプ)。
本発明では、消灯していたLEDを点灯させるべく、短絡させたLEDを開放する際、当時点まで点灯していたLEDを含め、点灯させるLEDの消灯が発生しないため、光源としての品質を確保することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、スイッチング素子Q1,Q2によるLEDの端子間の開放から短絡への切り換え及び短絡から開放への切り換えの各動作を、DC/DCコンバータ3による出力電力の応答動作より緩慢にしたので、LED光源4のLEDの端子間を短絡及び開放した際に発生するLEDへの過剰な電流の通電又はLEDの消灯を防止できる。また、図1、図4、図5及び図6に示す構成とすることにより、簡素な回路構成で遅延回路を実現でき、光源としての品質を確保することができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、上記実施の形態1の「スイッチング素子Q1,Q2によるLEDの端子間の開放から短絡への切り換え及び短絡から開放への切り換えの各動作を、DC/DCコンバータ3による出力電力の応答動作より緩慢にする」ことの見方を変え、「DC/DCコンバータ3による出力電力の応答動作を、スイッチング素子Q1,Q2によるLEDの端子間の開放から短絡への切り換え及び短絡から開放への切り換えの各動作より俊敏にする」ことによって同等の効果を得るもので、灯具のLEDの端子間を短絡するスイッチング素子を駆動する前に、制御部によってDC/DCコンバータの出力電力を操作することで、灯具のLEDの端子間を短絡するスイッチング素子の動作に対して電源部の動作を俊敏にした構成について述べる。
なお、実施の形態2のLED点灯装置は、例えば、実施の形態1で図1を用いて説明した構成において、コンデンサC1,C2を削除して遅延機能を無くした回路構成で、制御部6のL側短絡出力端子とトランジスタQ3のベース端子を抵抗Raを介して接続し、制御部6のH側短絡出力端子とトランジスタQ4のベース端子を抵抗Rbを介して接続した構成を有する。なお、図4におけるコンデンサC3,C4、図5におけるコンデンサC5,C6及び図6におけるコンデンサC8,C9を削除すれば、上記構成と同等の構成となる。従って、以降の実施の形態2のLED点灯装置の構成についての説明は、代表的に図1を参照する。
次に動作について説明する。
図7は、この発明の実施の形態2のLED点灯装置による動作を説明するための図であり、図7(a)は、制御部6が発する出力電流の指示値を示しており、図7(b)は、スイッチング素子の動作を示しており、図7(c)は、LED点灯装置の出力電圧を示しており、図7(d)は、平滑用コンデンサの充放電電流とDC/DCコンバータの出力電流を示しており、図7(e)は、LED点灯装置の出力電流を示している。
(A)スイッチング素子をオフからオンへ切り換える場合
制御部6は、図7(a)に示すように、予めDC/DCコンバータ3の出力電流が一時的に低下するよう指示(一時的に出力電流の指示値を小さく)して、DC/DCコンバータ3の出力を小出力に操作する。この操作後、制御部6は、短絡出力の制御を行い、図7(b)に示すように、LEDブロックの端子間を短絡するスイッチング素子を開放(オフ)から短絡(オン)へ切り換える。このとき、LED点灯装置の出力電圧は、図7(c)に示すようになる。
このようにすることで、LEDの短絡操作を行う前に、予めDC/DCコンバータ3の平滑用コンデンサC0に蓄えられる電荷を減らし、図7(d)及び図7(e)に示すようにLEDブロックに流れる過電流を軽減することができる。
つまり、制御部6が、LEDブロックに流れる過電流を軽減するようにDC/DCコンバータ3を制御することにより、図7(b)に示すスイッチング素子の動作時間よりも、平滑用コンデンサC0を含むDC/DCコンバータ3の見かけ上の応答時間を早くしている。
(B)スイッチング素子をオンからオフへ切り換える場合
制御部6は、図7(a)に示すように、予めDC/DCコンバータ3の出力電流が一時的に増加するよう指示(一時的に出力電流の指示値を大きく)して、DC/DCコンバータ3の出力を大出力に操作する。この操作後、制御部6は、短絡出力の制御を行い、図7(b)に示すように、LEDブロックの端子間を短絡するスイッチング素子を短絡(オン)から開放(オフ)へ切り換える。このとき、LED点灯装置の出力電圧は、図7(c)に示すようになる。
このようにすることで、LEDの短絡操作を行う前に、予めDC/DCコンバータ3の平滑用コンデンサC0に蓄える電荷を増加させ、図7(d)及び図7(e)に示すようにLEDブロックに流れる電流が途絶えることを軽減できる。
つまり、制御部6が、電流不足からLEDブロックが消灯することを軽減するようにDC/DCコンバータ3を制御することにより、図7(b)に示すスイッチング素子の動作時間よりも、平滑用コンデンサC0を含むDC/DCコンバータ3の見かけ上の応答時間を早くしている。
以上のように、この実施の形態2によれば、制御部6が、スイッチング素子Q1,Q2によるLEDの端子間の開放から短絡への切り換える前に、予めDC/DCコンバータ3によるLED光源4への出力電流が一時的に小さくなるよう制御し、スイッチング素子Q1,Q2によるLEDの端子間の短絡から開放への切り換える前に、予めDC/DCコンバータ3によるLED光源4への出力電流が一時的に大きくなるよう制御する。
このように、スイッチング素子Q1,Q2を操作する前に、予め制御部6の出力を操作することで、回路構成を変更することなく、LEDのストレスを減らし、LEDの劣化を抑制でき、切り換え時に消灯しない点灯装置を構成できる。
また、上記実施の形態1,2において、制御部6が、DC/DCコンバータ3を制御して出力電流を櫛歯状に断続してLED光源4に供給することにより、当該LED光源4を減光するようにしてもよい。例えば、ヘッドランプの走行灯(ハイビーム)を使用してDRL(Daytime Running Lamp)用電源を構成する。DRLは、通常のハイビームの発光より暗くする必要があるため、制御部6のPWM制御によってハイビーム用LEDの通電電流(平均電流)を減らし、明るさを低下させる。また、テールランプの停止灯(ストップランプ)と車幅灯を兼用する灯具を構成した場合、走行時は暗く点灯しながら、ストップランプの点灯時は明るく点灯することができる。
なお、LED光源4への通電電流を直流的に少なくすることも可能であるが、通電電流を少なくすると、発光色が変化するために、ヘッドランプやテールランプの光源としての品質を低下させることとなる。このため、通電電流を定常点灯時の電流と同じにして、オフ期間を設けた櫛歯状の断続電流によってLED光源4を点灯する。
上述の構成において、LED光源4に供給する櫛歯状の断続電流は、DC/DCコンバータ3の動作と停止を繰り返すことで生成する。例えば、DC/DCコンバータ3の動作のオンオフを、それぞれ1msずつ繰り返して(500Hzで点灯する)櫛歯状の電流を供給し、LED光源4を本来の明るさより暗く点灯する。このようにすることで、簡素な回路構成でDRLを構成できる。
さらに、上記実施の形態1,2において、制御部6が、LED点灯装置の出力電圧をフィードバックして所定の電圧を出力する機能を備えて、DRL用としてLED光源4のLEDブロック4aあるいは4bを本来の明るさより暗く点灯(減光)する際、例えばLEDブロック4bをDRL用に減光して点灯させる際に、当出力電圧を点灯するLEDブロック4bの順方向電圧より高く、LEDブロック4aとLEDブロック4bの順方向電圧の合計値より低くなるように設定し、LEDブロック4bに供給する電流が櫛歯状の断続電流となるように下記動作を繰り返す。
断続電流の中のLEDを点灯するタイミングにおいては、点灯しないLEDブロック4aの端子間を短絡して、制御部6がDC/DCコンバータ3を制御して、LEDブロック4bに所定の電流を通電して点灯する。
また、断続電流の中のLEDを消灯するタイミングにおいては、制御部6がDC/DCコンバータ3を制御して、上記所定の電圧を出力し、点灯しないLEDブロック4aの端子間を開放にすることでLEDを消灯する。
なお、上記にはH側LEDブロック4bを櫛歯状の断続電流の通電によって点灯して本来の明るさより暗く点灯する例を示したが、L側LEDブロック4aを同様な方法で点灯させる構成でも構わない。
上記のように、LED光源4の一部を断続的に点灯するため、出力電流を流すときには点灯しないLEDの端子間を短絡し、DC/DCコンバータ3を定電流制御して、出力電流を停止するときは点灯しないLEDの端子間を開放し、DC/DCコンバータ3を定電圧制御する。このとき、定電圧制御で設定する出力電圧は、LED光源4を構成する全てのLEDの順方向電圧の合計電圧より低く、点灯するLEDの順方向電圧の合計電圧より高くする。
制御部6が、全てのLED短絡用スイッチング素子を開放(オフ)にするタイミングにおいては、定電圧制御されるDC/DCコンバータ3の出力電圧は、LED光源4を構成する全てのLEDの順方向電圧の合計電圧よりも低いので、LED光源4を構成する全てのLEDに電流が流れないため消灯する。
一方、LED光源の一部を短絡して残りのLEDを点灯するタイミングにおいては、DC/DCコンバータ3の出力電圧は点灯するLEDの順方向電圧よりも高いので、点灯すべきLEDに電流が流れて当該LEDを点灯することができる。このタイミングにおいて制御部6は、DC/DCコンバータ3を定電圧制御から定電流制御へ切換えてLEDに定電流を出力する。
このような、操作により消灯と点灯を繰り返すことで上記単純にDC/DCコンバータの動作と停止を行ってLEDに櫛歯状の断続電流を供給する方式より、LEDに通電する電流の立ち上がりと立ち下がりエッジが急峻(理想的な矩形波に近く)になり、発光特性の良好なDRLを構成できる。
さらに、上記実施の形態1,2において、スイッチング素子によって短絡されるLED及びLEDに接続する配線に断線故障が生じたときは、当該スイッチング素子を短絡状態にしてもよい。
例えば、ヘッドランプの走行灯(ハイビーム)用のLEDが断線している状態で、すれ違い灯(ロウビーム)を点灯したうえでハイビーム用のLEDを短絡するスイッチング素子を開放(オフ)すると、ロウビーム用LEDも同時に消灯してしまう。
このときに、制御部6は、LED点灯装置にハイビーム点灯用の信号が入力されても、ロウビームの点灯動作を継続して、少なくともロウビームの点灯を維持する。
つまり、直列に接続した複数のLEDの一部が断線しても残りのLEDを消灯しないために、制御部6は、LED光源4への通電電流を検出して、当通電電流が途絶えたら、LED光源4におけるLEDを含む回路の一部に断線が発生したと判断し、断線した部分を短絡するスイッチング素子の短絡(オン)を継続する。
このようにすることで、直列に接続された複数のLEDの一部が断線しても、残りのLEDを点灯させることができ、少なくとも一部の明るさを確保する安全なヘッドランプを構成できる。
さらに、上記実施の形態1,2において、LEDに通電していた電流が途絶えた後に、上記判断によって当該LEDに再度通電を開始する際には、先ずDC/DCコンバータ3の電力出力動作を停止し、必要なスイッチング素子を動作させてから、DC/DCコンバータ3の電力出力動作を行う。
例えば、上述したように、ハイビーム用のLEDを短絡するスイッチング素子を開放(オフ)したときに通電電流が途絶えると、DC/DCコンバータ3は、出力が無負荷状態となり、平滑用コンデンサC0に電荷を蓄えながら出力電圧を上昇させている。
この状態で、ハイビーム用のLEDを含む回路に断線が発生したと判断し、断線していないロウビーム用のLEDを点灯するために、ハイビーム側のスイッチング素子を短絡(オン)に戻すと、平滑用コンデンサC0に蓄えられた電荷によって、通常のオンオフ切り換え動作時よりさらに大きい過電流が流れる。
そこで、ロウビーム用のLEDを点灯する際、先ず、DC/DCコンバータ3を一時的に停止して平滑用コンデンサC0に蓄積された電荷を減少させ、出力電圧を低下させてから、ハイビーム側のスイッチング素子を短絡(オン)し、その後DC/DCコンバータ3を再び動作してロウビーム用LEDの点灯動作を行う。
このようにすることで、確実にLEDに流れる過電流の発生を抑制できる。つまり、直列に接続した複数のLEDの一部が断線した際、残りのLEDの点灯動作を行っても、当該残りのLEDに加わるストレスを軽減できるため、当該LEDの劣化を抑制することができる。
また、この通電電流が途絶えた後の上記一連の動作は、LEDを接続する配線の一部に離反(断線)が起きた後、さらに接触(断線が修復)して通電が復活した場合の動作においても効果的である。なお、上述の動作は、制御部6にCPUを組み入れることで容易に実現できる。
1,1A,1B,1C LED点灯装置、2 直流電源(電源)、2a 電源スイッチ、3 DC/DCコンバータ(電源部)、3a トランス、4 LED光源、4a,4b LEDブロック、4a−1〜4a−n、4b−1〜4b−m LED、5 制御電源部、6 制御部、7,7A,7B,7C 遅延回路、8 定電流回路、9 入力I/F、10 点灯LED指示装置、11 ブートストラップ回路、C0 平滑用コンデンサ、C1〜C9 コンデンサ、D0,D1 整流用ダイオード、D2 ダイオード、Qa,Q1,Q2 スイッチング素子、Q3〜Q4 トランジスタ、Ra,Rb,R0〜R8 抵抗。

Claims (11)

  1. 直列に接続した複数のLEDを光源として、当該光源の一部のLEDの端子間を短絡して消灯することによって任意の発光を行う灯具に備えたLEDを点灯するLED点灯装置において、
    電源を受けてLED点灯用の所定の電力を前記LEDへ供給する電源部と、
    前記LEDの端子間を短絡及び開放するスイッチング素子とを備え、
    前記スイッチング素子による前記LEDの端子間の開放から短絡へ切り換える動作及び短絡から開放へ切り換える動作を、前記電源部による出力電力の応答動作より緩慢にしたことを特徴とするLED点灯装置。
  2. 前記スイッチング素子を動作させる信号に遅延を与える遅延回路を備えたことを特徴とする請求項1記載のLED点灯装置。
  3. 前記電源部による電力供給動作及び前記スイッチング素子による前記LEDの端子間を短絡及び開放する動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記スイッチング素子によるLEDの端子間の開放から短絡に切り換える動作の前に、前記LEDへの出力電流を一時的に小さくするように制御し、前記スイッチング素子によるLEDの端子間の短絡から開放に切り換える動作の前に、前記LEDへの出力電流を一時的に大きくするように制御することを特徴とする請求項1記載のLED点灯装置。
  4. 前記電源部をLED点灯用の電圧としてマイナス電圧を前記LEDへ供給する構成とし、前記スイッチング素子をマイナス電位側に配置し、
    前記電源部による電力供給動作及び前記スイッチング素子による前記LEDの端子間を短絡及び開放する動作を制御する制御部と、前記制御部のプラス電位からマイナス電位の前記スイッチング素子を動作するレベルシフト回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載のLED点灯装置。
  5. 前記電源部をLED点灯用の電圧としてプラス電圧を前記LEDへ供給する構成とし、前記スイッチング素子をプラス電位側に配置し、
    前記電源部による電力供給動作及び前記スイッチング素子による前記LEDの端子間を短絡及び開放する動作を制御する制御部と、前記スイッチング素子を動作するブートストラップ回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載のLED点灯装置。
  6. 前記電源部による電力供給動作及び前記スイッチング素子による前記LEDの端子間を短絡及び開放する動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記電源部を制御して、前記LEDに櫛歯状の断続電流を供給することによって、前記LEDを減光点灯することを特徴とする請求項1記載のLED点灯装置。
  7. 前記LEDに供給する櫛歯状の断続電流は、前記電源部の動作と停止を繰り返すことにより生成することを特徴とする請求項6記載のLED点灯装置。
  8. 前記制御部は、
    前記LEDに出力する出力電圧をフィードバックして所定の電圧を出力する機能を備え、
    前記LEDに供給する櫛歯状の断続電流を生成するときに、電流が断続する中の前記LEDを点灯するタイミングにおいては、前記スイッチング素子によって点灯しないLEDの端子間を短絡して、所定の電流を出力し、
    前記LEDを消灯するタイミングにおいては、前記スイッチング素子を開放して、前記直列に接続した全てのLEDの順方向電圧の合計電圧より低く、前記点灯するLEDの順方向電圧の合計電圧より高い電圧を出力することを特徴とする請求項6記載のLED点灯装置。
  9. 前記LEDを光源とした灯具は、走行灯用のLEDとすれ違い灯用のLEDを直列に接続したヘッドランプであることを特徴とする請求項1記載のLED点灯装置。
  10. 前記制御部は、前記LEDの一部及びそのLEDに接続する配線の一部に断線故障が生じた場合に、当該断線故障したLED又は当該断線故障した配線を含む端子間を前記スイッチング素子によって短絡することを特徴とする請求項1記載のLED点灯装置。
  11. 前記制御部は、前記LED及びその配線に断線故障が生じ当断線故障部分をスイッチング素子によって短絡する場合に、先ず、前記電源部による電力供給を停止してから、前記スイッチング素子によって当該LEDの端子間を短絡した後に、前記電源部を動作して前記LEDに電力供給を行うことを特徴とする請求項10記載のLED点灯装置。
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