JP2012028050A - 蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 バスバーを蓄電素子から取り外したときには、バスバーの紛失等を防止するために、バスバーを保管しておく必要がある。
【解決手段】 上面に正極端子(13)および負極端子(14)を有する複数の蓄電素子(10)と、複数の蓄電素子を収容するケース(101,102)と、各蓄電素子の正極端子および負極端子と接触し、複数の蓄電素子を電気的に接続する複数のバスバー(20)と、ケースの底面(101)から上方に延びており、各バスバーを貫通した状態で各バスバーを支持する支持ユニット(30)と、を有する。
【選択図】 図4A
【解決手段】 上面に正極端子(13)および負極端子(14)を有する複数の蓄電素子(10)と、複数の蓄電素子を収容するケース(101,102)と、各蓄電素子の正極端子および負極端子と接触し、複数の蓄電素子を電気的に接続する複数のバスバー(20)と、ケースの底面(101)から上方に延びており、各バスバーを貫通した状態で各バスバーを支持する支持ユニット(30)と、を有する。
【選択図】 図4A
Description
本発明は、複数の蓄電素子をケースの内部に収容した蓄電装置に関する。
電池パックは、組電池と、組電池を収容するケースとで構成されている。組電池は複数の単電池で構成されており、複数の単電池は、複数のバスバーによって電気的に接続されている。
組電池のうち、いずれかの単電池、例えば、劣化が進んだ単電池を交換するときには、バスバーを取り外す必要がある。バスバーを単電池から取り外したときには、バスバーの紛失や損傷等が発生しないように、バスバーを保管しておく必要がある。
本発明である蓄電装置は、上面に正極端子および負極端子を有する複数の蓄電素子と、複数の蓄電素子を収容するケースと、各蓄電素子の正極端子および負極端子と接触し、複数の蓄電素子を電気的に接続する複数のバスバーと、ケースの底面から上方に延びており、各バスバーを貫通した状態で各バスバーを支持する支持ユニットと、を有する。
ここで、互いに接続されるアッパーケースおよびロアーケースを用いてケースを構成すれば、支持ユニットを、ロアーケースに固定することができる。支持ユニットをロアーケースに固定すれば、アッパーケースをロアーケースに接続する前に、支持ユニットによって支持されるバスバーの状態を確認することができる。
支持ユニットがバスバーを下方に押し付ければ、バスバーを正極端子および負極端子に接触させることができる。また、正極端子および負極端子には、基端側から先端側に向かって径が小さくなるテーパ面を設けることができる。そして、バスバーのうち、正極端子および負極端子と接触する接触部を、テーパ面に沿った形状に形成することができる。このように構成すれば、バスバーを下方に押し付けるだけで、バスバーを正極端子および負極端子に接触させることができるとともに、バスバーと正極端子(および負極端子)との接触面積を確保することができる。
支持ユニットは、隣り合う2つの蓄電素子の間に配置することができる。ここで、バスバーを、支持ユニットの長手方向に沿って移動可能とするとともに、支持ユニットの長手方向に沿った軸の周りで回転可能とすることができる。これにより、支持ユニットによってバスバーが支持されたままの状態で、バスバーを正極端子および負極端子から取り外したり、正極端子および負極端子に接続したりすることができる。
支持ユニットに対して、バスバーをケースの底面から離れた位置に保持させるためのストッパを設けることができる。これにより、バスバーを、正極端子および負極端子に近い位置に保持させることができ、正極端子および負極端子に対してバスバーを容易に取り付けることができる。
複数のバスバーを、バスバーモジュールとして構成することができる。具体的には、バスバーモジュールは、複数のバスバーと、複数のバスバーを保持し、絶縁性材料で形成された保持部材とで構成することができる。また、バスバーに対して、正極端子および負極端子と接触する2つの接触部の位置関係を変更可能な曲げ部を設けることができる。正極端子および負極端子が基準位置からずれていても、曲げ部を変形させることにより、正極端子および負極端子に対してバスバーを容易に取り付けることができる。
支持ユニットは、バスバーおよびケースの底面を貫通するボルトと、ボルトのうち、ケースの底面から突出した部分と噛み合うナットと、で構成することができる。ここで、ボルトおよびバスバーの間には、絶縁性を有する部材を配置することが好ましい。
本発明によれば、支持ユニットがバスバーを貫通した状態で支持しているため、バスバーを支持ユニット(言い換えれば、ケースの底面)に残したままとすることができる。これにより、バスバーの保管が容易となり、バスバーの紛失等を防止することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である電池パック(蓄電装置に相当する)について、図1を用いて説明する。図1は、電池パックの構成を示す概略図である。図1に示すX軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する軸であり、本実施例では、鉛直方向に相当する軸をZ軸としている。
電池パック1は、組電池100と、組電池100を収容するためのロアーケース101およびアッパーケース102とを有する。ロアーケース101およびアッパーケース102は、互いに接続されることにより、組電池100を収容するスペースを形成する。
なお、本実施例では、ロアーケース101およびアッパーケース102が図1に示す形状に形成されているが、これに限るものではない。すなわち、アッパーケースおよびロアーケースによって、組電池100を収容するスペースを形成することができればよい。例えば、ロアーケースが組電池100の側面と対向する側壁を有しているとともに、アッパーケースが組電池100の上面と対向する面だけで構成されていてもよい。
組電池100は、複数の単電池(蓄電素子に相当する)10を有している。複数の単電池10は、X方向に並んで配置されており、電気的に直列に接続されている。なお、電気的に並列に接続された複数の単電池10が含まれていてもよい。また、図1に示す組電池100を複数用意しておき、複数の組電池100をY方向に並べて配置することもできる。
単電池10としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることもできる。なお、本実施例では、単電池10を一方向に並べて配置しているが、複数の単電池10を用いて1つの電池モジュールを構成し、複数の電池モジュールを一方向に並べて配置することもできる。1つの電池モジュールに含まれる複数の単電池10は、電気的に直列に接続されている。
次に、単電池10の具体的な構造について、図2Aから図2Cを用いて説明する。図2Aは、単電池10をX方向から見たときの正面図である。図2Bは、図2Aの矢印D1の方向から見たときの単電池10の側面図であり、図2Cは、図2Aの矢印D2の方向から見たときの単電池10の上面図である。
図2Aに示すように、単電池10は、発電要素11と、発電要素11を収容する電池ケース12とを有する。発電要素11は、正極素子と、負極素子と、正極素子および負極素子の間に配置された電解質層とで構成されており、充放電を行う要素である。例えば、正極素子、電解質層および負極素子を積層した積層体を捲くことにより、発電要素11を構成することができる。
電池ケース12の上面には、正極端子(電極端子ともいう)13および負極端子(電極端子ともいう)14が配置されている。正極端子13は、発電要素11の正極素子と電気的および機械的に接続されている。また、正極端子13は、基端部から先端部に向かって径が連続的に小さくなっており、テーパ面13aを有している。
負極端子14は、発電要素11の負極素子と電気的および機械的に接続されている。また、負極端子14は、基端部から先端部に向かって径が連続的に小さくなっており、テーパ面14aを有している。なお、本実施例では、電極端子13,14の側面全体にテーパ面13a,14aが形成されているが、これに限るものではない。すなわち、電極端子13,14の側面の一部にテーパ面が形成されていてもよい。
X方向で隣り合う2つの単電池10は、図3Aおよび図3Bに示すバスバー20によって電気的に接続される。ここで、図3Aは、バスバー20の側面図であり、図3Bは、図3Aの矢印D3の方向から見たときのバスバー20の底面図である。バスバー20は、導電性を有する材料によって形成されており、電気的に接続される2つの単電池10の間で電流経路を形成している。
バスバー20は、接続孔(接触部に相当する)21,22を有しており、接続孔21,22は、単電池10の電極端子13,14と接触する。接続孔21は、電極端子13,14のテーパ面13a,14aに沿ったテーパ面で構成されており、接続孔22は、電極端子13,14のテーパ面13a,14aに沿ったテーパ面で構成されている。本実施例では、接続孔21,22がバスバー20を貫通しているが、貫通していなくてもよく、電極端子13,14を挿入することができればよい。
バスバー20において、2つの接続孔21,22の間には、貫通孔23が形成されている。貫通孔23には、図4Aおよび図4Bに示すように、支持ユニット30が挿入される。ここで、図4Aは、電池パック1の一部の構成を示す側面図であり、図4Bは、図4Aの矢印D4の方向から見たときの図である。図4Aでは、バスバー20の接続孔21が負極端子14に接触し、バスバー20の接続孔22が正極端子13に接触しているが、逆の構成であってもよい。
支持ユニット30は、ボルト31と、ボルト31と噛み合うナット32とを有しており、X方向で隣り合う2つの単電池10の間に配置されている。ボルト31は、Z方向に延びており、バスバー20の貫通孔23およびロアーケース101を貫通している。ボルト31およびバスバー20の貫通孔23の間には、カラー33が配置されている。
カラー33は、絶縁性を有する材料(例えば、樹脂)で形成されており、ボルト31およびバスバー20の間の絶縁性を確保している。カラー33は、接着剤等によってバスバー20に固定されている。なお、カラー33をバスバー20に固定しなくてもよい。本実施例では、絶縁性を有するカラー33を用いているが、これに限るものではない。例えば、バスバー20の表面に絶縁性を有する層を形成すれば、カラー33を省略することができる。
カラー33は、円筒部33aおよびフランジ部33bを有している。円筒部33aは、ボルト31に沿ってZ方向に延びており、バスバー20の貫通孔23に挿入されている。フランジ部33bは、バスバー20の上面に接触しており、フランジ部33bとボルト31の頭部31aとの間には、ワッシャ34が配置されている。ボルト31の先端部31bは、ロアーケース101の外側に突出しており、ナット32が取り付けられている。ロアーケース101には、凹部101aが形成されており、凹部101aは、ナット32を配置するためのスペースを形成する。
ボルト31の先端部31bに対してナット32を締め付けると、ボルト31の頭部31aは、ワッシャ34およびカラー33のフランジ部33bを介して、バスバー20を下方向に押し込む。これにより、バスバー20の接続孔21,22を電極端子13,14に密接させることができ、バスバー20および電極端子13,14の電気的な接続を確保することができる。
本実施例では、電極端子13,14のテーパ面13a,14aにバスバー20の接続孔21,22を接触させることにより、電極端子13,14およびバスバー20の接触面積を確保することができる。
また、バスバー20を下方向に押し込むことにより、バスバー20およびロアーケース101によって、単電池10を挟んで保持することができる。言い換えれば、単電池10をロアーケース101に固定することができる。このように、本実施例によれば、支持ユニット30を用いることにより、バスバー20を電極端子13,14に固定すれば、単電池10をロアーケース101に固定することができる。これにより、電池パック1の組み立て作業を簡素化することができる。
本実施例において、バスバー20を電極端子13,14から取り外すときには、まず、ボルト31と噛み合うナット32を緩める。ナット32を緩めると、ボルト31を上方にスライドさせることができる。ボルト31を上方にスライドさせれば、バスバー20を上方に移動させることができ、バスバー20を電極端子13,14から外すことができる。
バスバー20を電極端子13,14から外した状態においては、バスバー20をボルト31の周りで回転させることができる。そして、バスバー20を回転させることにより、例えば、バスバー20をY方向に沿って配置することができる。バスバー20をY方向に沿って配置させれば、単電池10を交換するときに、単電池10がバスバー20と干渉してしまうのを抑制することができる。ここで、X方向で隣り合う2つの単電池10の間隔を、バスバー20の幅(図4BにおけるY方向の長さ)以上に設定すれば、単電池10をZ方向において容易に取り出すことができる。
本実施例では、ボルト31の頭部31aが上方に位置するように、ボルト31が配置されているが、これに限るものではない。具体的には、ボルト31の頭部31aを、ロアーケース101の凹部101aによって形成されたスペースに配置することができる。この場合には、ボルト31の先端部31bが、カラー33のフランジ部33bから突出するようになり、この先端部31bに対してナット32を取り付ければよい。このような構成であっても、本実施例と同様の効果を得ることができる。
また、本実施例では、ナット32を用いることにより、ボルト31をロアーケース101に固定しているが、これに限るものではない。例えば、ボルト31に相当する軸部材と、ロアーケース101とを一体的に構成することもできる。ここで、軸部材の上端部には、ナットが取り付けられるようになっており、ナットを締め付けることにより、バスバー20を下方に押し付けることができる。
本発明の実施例2である電池パックについて、説明する。ここで、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
本実施例では、実施例1と比べて、支持ユニット30に含まれるボルト31の構造が異なっている。具体的には、図5Aに示すように、ボルト31は、凸状に形成されたストッパ部31cを有している。ここで、図5Aは、本実施例における電池パック1の一部の構成を示す側面図であり、図5Bは、図5Aの矢印D5の方向から見たときの上面図である。
ボルト31のストッパ部31cは、バスバー20を所定の高さに保持させるために用いられる。以下、ストッパ部31cの機能について、具体的に説明する。なお、ボルト31に対してストッパ部31cを設ける位置は、適宜設定することができる。
図5Aに示す状態において、ボルト31に対するナット32の噛み合い位置を下方に変化させると、ボルト31を上方に移動させることができる。これに伴い、バスバー20も上方に移動させることができ、バスバー20の接続孔21,22を電極端子13,14から離れる方向に移動させることができる。接続孔21,22を電極端子13,14から抜けば、バスバー20をボルト31の周りで回転させることができる。具体的には、バスバー20は、貫通孔23を中心として回転することができる。
バスバー20の長手方向がX方向からY方向に沿うようにバスバー20を回転させると、図6Aに示す状態となる。ここで、図6Aは、バスバー20を電極端子13,14から取り外した後における電池パック1の一部を示す側面図であり、図6Bは、図6Aの矢印D6の方向から見たときの上面図である。
図6Aに示すように、カラー33の円筒部33aは、ボルト31のストッパ部31cと接触しており、ストッパ部31cは、カラー33の落下を阻止している。言い換えれば、ストッパ部31cを省略すると、バスバー20およびカラー33は、ロアーケース101と接触する位置まで落下する。これにより、カラー33は、ロアーケース101から離れた所定の高さに保持される。ここで、カラー33は、バスバー20(貫通孔23)に固定されているため、バスバー20も所定位置に保持される。
本実施例によれば、バスバー20を所定位置(高さ)に保持させることにより、電極端子13,14に対するバスバー20の取り付けを容易に行うことができる。ここで、ストパ部31を省略すると、カラー33は、ロアーケース101と接触する位置まで落下してしまう。この状態から、バスバー20を電極端子13,14に再度接続しようとするときには、電極端子13,14が位置する高さまで、バスバー20を移動させなくてはならない。
一方、本実施例では、バスバー20がロアーケース101よりも上方の位置に保持されるため、電極端子13,14が位置する高さまで、バスバー20を容易に移動させることができる。これにより、バスバー20を電極端子13,14に対して容易に接続することができる。また、バスバー20は、ボルト31に取り付けられたままであるため、バスバー20を紛失してしまうこともなく、単電池10の交換を容易に行うことができる。
本実施例では、カラー33をバスバー20(貫通孔23)に固定しているため、カラー33の円筒部33aをストッパ部31cに接触させるようにしているが、これに限るものではない。例えば、カラー33をバスバー20に固定していないときには、カラー33およびバスバー20をストッパ部31cに接触させるようにすればよい。これにより、カラー33およびバスバー20を、所定の高さに保持することができる。
本発明の実施例3である電池パックについて、説明する。ここで、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
実施例1では、複数のバスバー20が互いに独立しているが、本実施例では、複数のバスバー20を一体的に構成している。図7は、本実施例で用いられるバスバーモジュールの上面図である。
図7に示すバスバーモジュール40は、複数のバスバー20と、複数のバスバー20を保持する保持プレート(保持部材に相当する)41とを有する。保持プレート41は、絶縁性を有する材料(例えば、樹脂)で形成されている。図7に示す例では、X方向に並んで配置された複数の単電池10の列を、Y方向において2列で配置することにより、組電池を構成している。なお、実施例1で説明したように、複数の単電池10がX方向に並んで配置された組電池100に対しても、本実施例を適用することができる。
保持プレート41は、開口部41a,41bを有しており、開口部41a,41bは、単電池10の電極端子13,14を貫通させるために設けられている。開口部41a,41bを貫通する電極端子13,14は、ケーブルを介して負荷(不図示)と接続される。
本実施例の電池パック1を車両に搭載したときには、負荷として、モータ・ジェネレータを用いることができる。モータ・ジェネレータは、電池パック1からの電力を受けて車両を走行させるための運動エネルギを生成したり、車両の制動時に発生する運動エネルギを電機エネルギに変換して電池パック1に供給したりする。なお、電池パック1およびモータ・ジェネレータの間には、インバータやコンバータを配置することができる。
図8Aおよび図8Bに示すように、保持プレート41は、爪部41cを用いてバスバー20を保持している。図8Aは、バスバーモジュール40の一部を示す拡大図であり、図8Bは、図8AのA−A断面図である。
保持プレート41には、バスバー20が収容される開口部41dが形成されており、開口部41dは、バスバー20の外縁に沿って形成されている。開口部41dの一部には、複数の爪部41cが設けられている。バスバー20の長手方向における両端部のそれぞれは、図8Bに示すように、一対の爪部41cによって挟まれている。
本実施例では、バスバー20の数だけ、実施例1で説明した支持ユニット30が設けられており、複数の支持ユニット30によってバスバーモジュール40が支持されている。
本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。具体的には、バスバー20を電極端子13,14に固定することにより、単電池10をロアーケース101に固定することができる。また、本実施例では、複数のバスバー20が一体的に構成されたバスバーモジュール40を用いているため、複数の単電池10に対するバスバー20の取り付けを容易に行うことができる。
本実施例では、図9Aおよび図9Bに示すバスバー20を用いることもできる。ここで、図9Aは、本実施例の変形例であるバスバー20の上面図であり、図9Bは、変形例であるバスバーの側面図である。本変形例におけるバスバー20は、接続孔21および貫通孔23の間に、曲げ部24を有しており、接続孔22および貫通孔23の間に、曲げ部24を有している。2つの曲げ部24は、図9Bに示すように、同一方向(図9Bの上方向)に向かって突出している。
バスバー20に曲げ部24を設けることにより、電極端子13,14に対するバスバー20の接続を容易に行うことができる。複数のバスバー20が一体的に構成されたバスバーモジュール40を用いた場合には、一部の電極端子13,14が基準位置からずれると、この電極端子13,14にバスバー20を取り付け難くなる。本変形例では、バスバー20の曲げ部24を変形させることにより、バスバー20を電極端子13,14に対して容易に取り付けることができる。
例えば、電極端子13,14の間隔が広がっているときには、バスバー20の接続孔21,22が互いに離れる方向(図9Bの左右方向)に変位するように、曲げ部24を変形させることができる。これにより、バスバー20の接続孔21,22を、間隔が広がって電極端子13,14に合わせることができる。
なお、本変形例では、図9Aおよび図9Bに示す形状の曲げ部24を用いているが、これに限るものではない。すなわち、曲げ部24を変形させて、接続孔21,22の位置を変化させることができればよい。例えば、本変形例では、バスバー20に対して、2つの曲げ部24を設けているが、1つの曲げ部24を設けるだけでもよい。
また、本変形例では、バスバーモジュール40で用いられるバスバー20に曲げ部24を設けるようにしているが、これに限るものではない。すなわち、実施例1で説明したように、複数のバスバー20が独立して設けられている構成において、各バスバー20に対して、本変形例で説明した曲げ部24を設けることができる。
本発明の実施例4である電池パックについて、説明する。ここで、実施例1,2で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。以下、実施例2と異なる点について、主に説明する。
実施例2では、バスバー20を下方に押し付けることにより、バスバー20の接続孔21,22を電極端子13,14に接触させているが、本実施例では、ボルトを用いることにより、バスバー20を電極端子13,14に固定している。
図10は、本実施例における電池パックの一部の構成を示す側面図である。図10に示すように、正極端子13には、ボルト50のネジ部50aと噛み合うネジ溝13bが形成されており、負極端子14には、ボルト50のネジ部50aと噛み合うネジ溝14bが形成されている。バスバー20には、ボルト50のネジ部50aを貫通させる貫通孔25が設けられており、貫通孔25は、電極端子13,14に対応して設けられている。
バスバー20の貫通孔25を貫通したネジ部50aが正極端子13のネジ溝13bと噛み合うことにより、バスバー20を正極端子13の上面に固定することができる。これにより、バスバー20および正極端子13の電気的な接続を確保することができる。また、貫通孔25を貫通したネジ部50aが負極端子14のネジ溝14bと噛み合うことにより、バスバー20を負極端子14の上面に固定することができる。これにより、バスバー20および負極端子14の電気的な接続を確保することができる。
本実施例では、実施例2と同様に、ボルト50を取り外して、電極端子13,14からバスバー20を離すと、単電池10を交換することができる。ここで、支持ユニット30におけるカラー33の円筒部33aがストッパ部31cと接触することにより、バスバー20を、所定の高さに保持することができる。また、単電池10を交換した後において、作業者は、所定の高さに保持されたバスバー20を、電極端子13,14に固定する位置まで容易に移動させることができる。
本実施例によれば、単電池10を交換する間も、バスバー20は、支持ユニット30によって支持されているため、バスバー20を紛失してしまうのを防止することができる。
1:電池パック(蓄電装置) 100:組電池
101:ロアーケース 102:アッパーケース
10:単電池(蓄電素子) 11:発電要素
12:電池ケース 13:正極端子(電極端子)
13a:テーパ面 14:負極端子(電極端子)
14a:テーパ面 20:バスバー
21,22:接続孔(接触部) 23:貫通孔
30:支持ユニット 31:ボルト
31a:頭部 31b:先端部
31c:ストッパ部 32:ナット
33:カラー 33a:円筒部
33b:フランジ部 34:ワッシャ
40:バスバーモジュール 41:保持プレート(保持部材)
41a,41b:開口部 41c:爪部
41d:開口部 50:ボルト
101:ロアーケース 102:アッパーケース
10:単電池(蓄電素子) 11:発電要素
12:電池ケース 13:正極端子(電極端子)
13a:テーパ面 14:負極端子(電極端子)
14a:テーパ面 20:バスバー
21,22:接続孔(接触部) 23:貫通孔
30:支持ユニット 31:ボルト
31a:頭部 31b:先端部
31c:ストッパ部 32:ナット
33:カラー 33a:円筒部
33b:フランジ部 34:ワッシャ
40:バスバーモジュール 41:保持プレート(保持部材)
41a,41b:開口部 41c:爪部
41d:開口部 50:ボルト
Claims (9)
- 上面に正極端子および負極端子を有する複数の蓄電素子と、
前記複数の蓄電素子を収容するケースと、
前記各蓄電素子の前記正極端子および前記負極端子と接触し、前記複数の蓄電素子を電気的に接続する複数のバスバーと、
前記ケースの底面から上方に延びており、前記各バスバーを貫通した状態で前記各バスバーを支持する支持ユニットと、
を有することを特徴とする蓄電装置。 - 前記ケースは、互いに接続されるアッパーケースおよびロアーケースを有しており、
前記支持ユニットは、前記ロアーケースに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記支持ユニットは、前記バスバーを下方に押し付けて前記正極端子および前記負極端子に接触させることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電装置。
- 前記正極端子および前記負極端子は、基端側から先端側に向かって径が小さくなるテーパ面を有しており、
前記バスバーは、前記テーパ面に沿った形状に形成され、前記正極端子および前記負極端子と接触する接触部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の蓄電装置。 - 前記支持ユニットは、隣り合う2つの前記蓄電素子の間に配置されており、
前記バスバーは、前記支持ユニットの長手方向に沿って移動可能であるとともに、前記支持ユニットの長手方向に沿った軸の周りで回転可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の蓄電装置。 - 前記支持ユニットは、前記バスバーを前記ケースの底面から離れた位置に保持させるためのストッパを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の蓄電装置。
- 前記複数のバスバーと、前記複数のバスバーを保持し、絶縁性材料で形成された保持部材とを備えたバスバーモジュールを有することを特徴とする請求項3から6のいずれか1つに記載の蓄電装置。
- 前記バスバーは、前記正極端子および前記負極端子と接触する2つの接触部の位置関係を変更可能な曲げ部を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の蓄電装置。
- 前記支持ユニットは、
前記バスバーおよび前記ケースの底面を貫通するボルトと、
前記ボルトのうち、前記ケースの底面から突出した部分と噛み合うナットと、
を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の蓄電装置。
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