JP2012026739A - 分析装置および分析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より効率よく分析することが可能な分析装置および分析方法を提供すること。
【解決手段】 分析装置Aは、導入された試料Spに含まれる特定成分を分離する複数の分離流路30a,30b,30c,30dと、上記分離された特定成分を検出する検出手段40と、各分離流路30a,30b,30c,30dにおける上記分離を行う分離工程および上記検出を行う検出工程を有する分析工程、および上記各分離流路を上記分析工程を実施可能な状態とする前処理工程、を制御する制御部71と、備えており、制御部71は、複数の分離流路30a,30b,30c,30dのうち少なくとも2つの上記前処理工程の少なくとも一部ずつを同時に実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえばキャピラリー電気泳動法を用いた分析装置および分析方法に関する。
試料に含まれる特定成分の濃度もしくは量を分析する分析方法には、試料から特定成分を分離する分離工程と、分離された特定成分を検出する検出工程とを有する方法がある。たとえば、キャピラリー電気泳動法を用いた分析方法においては、断面積が比較的小である分離流路に泳動液を充填し、さらに上記分離流路の一端寄りに上記試料を導入する。上記分離流路の両端に電圧を加えると、電気泳動により上記泳動液が正極側から負極側へと移動する電気浸透流が生じる。また、上記電圧が印加されることにより、上記特定成分は、それぞれの電気泳動移動度に応じて移動しようとする。したがって、上記特定成分は、上記電気浸透流の速度ベクトルと上記電気泳動による移動の速度ベクトルとを合成した速度ベクトルにしたがって移動する。この移動によって、上記特定成分が他の成分から分離される。この分離された特定成分をたとえば光学的手法によって検出することにより、上記特定成分の量や濃度を分析することができる。
上記分析方法を複数の試料に対して行う場合、複数の上記分離流路を用意し、これらの分離流路を繰り返し使用する。前回の分析後の上記分離流路に上記試料が残存したまま、次回の分析を行うと正しい分析結果が得られない。このため、上記分離流路を分析を終えるたびに洗浄する必要がある。図8は、従来の分析方法におけるタイミングチャートを示している(たとえば、特許文献1参照)。この分析方法においては、4つの分離流路91a,91b,91c,91dを用いている。
まず、分離流路91aに対して洗浄工程を含む前処理工程92aを実施する。分離流路91aにおいては、前処理工程92aに引き続いて、キャピラリー電気泳動法を用いた分析工程93aを実施する。また、前処理工程92aが終了した後は、これに引き続いて分離流路91bにおいて前処理工程92bおよび分析工程93bを実施する。また、前処理工程92bが終了した後は、これに引き続いて分離流路91cにおいて前処理工程92cおよび分析工程93cを実施する。そして、前処理工程92cが終了した後は、これに引き続いて分離流路91dにおいて前処理工程92dおよび分析工程93dを実施する。このように本分析方法においては、前処理工程92a,92b,92c,92dを一連の工程として連続して行う。多数の試料に対して分析を行う場合には、本図に示された処理を繰り返す。これにより、たとえば、分析工程93aが終了するまで前処理工程92bの開始を待つ必要が無く、すべての分析工程を完了するのに要する時間の短縮が図られている。
しかしながら、より多くの試料を対象とする場合、より効率よく上記分析を行うことが要求される。上記分析方法においては、たとえば、分離流路91bにおいては、前処理工程92aを完了させる時間と、前処理工程92bを完了させる時間とを足した時間が経過しないと分析工程93bを開始できない。このように、上記分析方法においては、分析工程93a,93b,93c,93dを開始するまでの待ち時間が、全体の分析時間短縮を阻害することとなっていた。
特許第4375031号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、より効率よく分析することが可能な分析装置および分析方法を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供される分析装置は、導入された試料に含まれる特定成分を分離する複数の分離流路と、上記分離された特定成分を検出する検出手段と、上記各分離流路における上記分離を行う分離工程および上記検出を行う検出工程を有する分析工程、および上記各分離流路を上記分析工程を実施可能な状態とする前処理工程、を制御する制御部と、備えており、上記制御部は、上記複数の分離流路のうち少なくとも2つの分離流路の上記前処理工程の少なくとも一部ずつを同時に実行する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記前処理工程は、上記各分離流路を洗浄する洗浄工程を含んでいる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記洗浄工程に用いる洗浄液が蓄えられた洗浄液槽をさらに備えており、上記複数の分離流路は、上記洗浄液槽に対して分岐流路を介して接続されており、上記制御部は、上記複数の分離流路のいずれに向けて上記洗浄液槽から上記洗浄液が流れ込むかを制御する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記分岐流路には、上記洗浄液槽から上記複数の分離流路のいずれに上記洗浄液が流れ込むかを切り替える切り替えバルブが設けられており、上記切り替えバルブの切り替え動作は、上記制御部によって制御される。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記分離工程は、電気泳動を利用しており、上記切り替えバルブの上流側には、電気泳動に用いる泳動液が蓄えられた泳動液槽がさらに繋げられており、上記制御部は、上記切り替えバルブの切り替え動作により、上記複数の分離流路のいずれかに上記洗浄液または上記泳動液を選択的に導入する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記前処理工程は、上記洗浄工程を終えた上記分離流路に上記泳動液を充填する充填工程をさらに含んでいる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記制御部は、上記複数の分離流路の上記前処理工程の開始時刻、または上記分析工程の開始時刻を、互いに異なる時刻に設定する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記検出手段は、各々が上記各分離流路に設けられた複数の検出部からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各検出部は、上記各分離流路中央からいずれかの端に偏った位置において検出を行い、かつ、上記各分離流路には、その両端のいずれからも試料を導入可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の分離流路には、上記各分離流路に充填された液体を排出させうる圧力を付与する圧力発生手段が接続されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の分離流路と上記圧力発生手段との間には、上記複数の分離流路に付与される圧力を均一化するためのマニホールドが設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記試料を上記各分離流路に分注するノズルを有する分注手段をさらに備えており、上記前処理工程は、上記試料を上記分離流路に分注する分注工程をさらに含んでいる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記試料を収容するとともに、上記試料を外気から遮断するための蓋を有する試料容器をさらに備えており、上記ノズルは、上記蓋を貫通可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記前処理工程が、希釈槽において上記試料を希釈液によって希釈する希釈工程を含んでおり、上記希釈槽への上記ノズルからの吸入および排出によって上記試料と上記希釈液とを攪拌する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記分離工程は、電気泳動を利用しており、電気泳動に用いる泳動液が、上記希釈液を兼ねている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各分離流路は、両端寄りに設けられた1対の電極を有しており、上記各分離流路において電気泳動を生じさせうる電圧を印加する共通の電源部と、上記電源部と上記複数の分離流路のいずれの上記1対の電極とを導通させるかを選択可能なスイッチとを備えており、上記スイッチの切り替え動作は、上記制御部によって制御される。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記電源部は、上記各分離流路に印加する電圧の極性を切り替え可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各分離流路の断面は、直径が25〜100μmの円形、または辺の長さが25〜100μmの矩形である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記試料は、ヘモグロビンを含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記試料は、血液である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記制御部は、同一の試料を対象として2以上の上記分離流路において上記分析工程を行った場合に、これらの分離流路における分析結果を平均化処理する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記制御部は、上記2以上の分離流路の分析結果のうち、異常であると判断したものを除いて上記平均化処理を行う。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記制御部は、上記各分離流路に設定された補正係数を用いて、上記分析結果に対して補正演算処理を行う
本発明の第2の側面によって提供される分析方法は、複数の分離流路を用い、上記各分離流路に導入された試料の特定成分を分離する分離工程、および分離された上記特定成分を検出手段によって検出する検出工程を含む分析工程と、上記各分離流路を上記分析工程を実施可能な状態とする前処理工程と、を有しており、上記複数の分離流路のうち少なくとも2つの分離流路の上記前処理工程の少なくとも一部ずつを同時に実行する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記前処理工程は、上記各分離流路を洗浄する洗浄工程を含んでいる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の分離流路は、上記洗浄工程に用いる洗浄液が蓄えられた洗浄液槽に対して分岐流路を介して接続されており、上記複数の分離流路にいずれかに向けて上記洗浄液槽から上記洗浄液を選択的に流れ込ませる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記分岐流路には、上記洗浄液槽から上記複数の分離流路のいずれに上記洗浄液が流れ込むかを切り替える切り替えバルブが設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記分離工程は、電気泳動を利用しており、上記切り替えバルブの上流側には、電気泳動に用いる泳動液が蓄えられた泳動液槽がさらに繋げられており、上記切り替えバルブの切り替え動作により、上記複数の分離流路のいずれかに上記洗浄液または上記泳動液を選択的に導入する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記前処理工程は、上記洗浄工程を終えた上記分離流路に上記泳動液を充填する充填工程をさらに含んでいる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の分離流路の上記前処理工程の開始時刻、または上記分析工程の開始時刻を、互いに異なる時刻に設定する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記検出手段は、各々が上記各分離流路に設けられた複数の検出部からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各検出部は、上記各分離流路中央からいずれかの端に偏った位置において検出を行い、かつ、上記各分離流路には、その両端のいずれからも試料を導入可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の分離流路には、上記各分離流路に充填された液体を排出させうる圧力を付与する圧力発生手段が接続されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の分離流路と上記圧力発生手段との間には、上記複数の分離流路に付与される圧力を均一化するためのマニホールドが設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記前処理工程は、ノズルを有する分注手段を用いて上記試料を上記分離流路に分注する分注工程をさらに含んでいる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記ノズルを、上記試料を収容する試料容器に設けられた、上記試料を外気から遮断するための蓋を貫通させることにより、上記試料を上記シリンジに吸引する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記前処理工程が、希釈槽において上記試料を希釈液によって希釈する希釈工程を含んでおり、上記希釈槽への上記ノズルからの吸入および排出によって上記試料と上記希釈液とを攪拌する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記分離工程は、電気泳動を利用しており、
電気泳動に用いる泳動液が、上記希釈液を兼ねている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各分離流路は、両端寄りに設けられた1対の電極を有しており共通の電源部からスイッチを切り替えることにより、上記各分離流路の上記1対の電極に電気泳動を生じさせうる電圧を選択的に印加する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記電源部は、上記各分離流路に印加する電圧の極性を切り替え可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各分離流路の断面は、直径が25〜100μmの円形、または辺の長さが25〜100μmの矩形である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記試料は、ヘモグロビンを含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記試料は、血液である。
本発明の好ましい実施の形態においては、同一の試料を対象として2以上の上記分離流路において上記分析工程を行った場合に、これらの分離流路における分析結果を平均化処理する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記2以上の分離流路の分析結果のうち、異常であると判断したものを除いて上記平均化処理を行う。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各分離流路に設定された補正係数を用いて、上記分析結果に対して補正演算処理を行う
このような構成によれば、上記複数の分離流路の上記前処理工程を完了するのに要する時間は、上記前処理工程それぞれを個別に完了させる時間を合計した時間よりも明らかに短い。このため、上記分析工程を、たとえば図8に示した例と比べて相当早く終了させることが可能である。これにより、上記分析装置を用いた分析をより効率よく行うことができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係る分析装置の一例を示すシステム概略図である。 本実施形態の分析装置の電源構成を示す回路図である。 本発明に係る分析方法の一例を示すフロー図である。 試料容器から試料を抽出する工程を示す概略図である。 希釈槽における希釈および攪拌工程を示す概略図である。 分離流路への分留工程を示す概略図である。 本発明に係る分析方法の一例を示すタイミングチャートである。 従来の分析方法の一例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る分析装置の一例を示している。本実施形態の分析装置Aは、貯槽部10、分注手段20、複数の分離流路30a,30b,30c,30d、検出手段40、制御部71、電源部72を備えている。本実施形態においては、分析装置Aは、キャピラリー電気泳動法を用いた分析を行う。なお、図1においては、理解の便宜上電源部72を省略している。
貯槽部10は、泳動液槽11、精製水槽12、洗浄液槽13を備えている。泳動液槽11には、泳動液L1が溜められている。泳動液L1は、キャピラリー電気泳動法においていわゆるバッファとして機能する液体であり、たとえば、100mMりんご酸−アルギニンバッファ(pH5.0)である。精製水槽12には、精製水L2が溜められている。洗浄液槽13には、洗浄液L3が溜められている。
分注手段20は、試料Spを複数の分離流路30a,30b,30c,30dに分注し、さらには、試料Spを分析に適した状態に希釈する機能を有している。分注手段20は、試料容器23、希釈槽25、シリンジ21、およびノズル22を備えている。
試料容器23は、たとえばガラス製の採血管であり、たとえば全血などの試料Spが収容される。試料容器23には、たとえばゴム製の蓋24が嵌められている。希釈槽25は、全血である試料Spを分析に適した濃度に希釈するための場である。シリンジ21は、吸入および排出動が可能とされており、ノズル22が繋げられている。ノズル22は、シリンジ21の吸入および排出動によって、試料Spが吸入および排出される部分である。本実施形態においては、ノズル22は、たとえばステンレス製であり、先端が斜めに切断された鋭利な形状とされている。また、ノズル22は、図示しない駆動機構に支持されている。この駆動機構により、ノズル22は、試料容器23への挿入および引き抜き、希釈槽25への進入および退出、および分離流路30a,30b,30c,30dの導入孔31a,31b,31c,31dへの進入および退出が可能とされている。さらに、ノズル22は、排出孔32a,32b,32c,32dへの進入および退出が可能であってもよい。
複数の分離流路30a,30b,30c,30dは、キャピラリー電気泳動法を用いた分析が行われる場であり、たとえばシリカからなる本体36a,36b,36c,36dに形成された微細な流路である。分離流路30a,30b,30c,30dの断面は、直径が25〜100μmの円形、または辺の長さが25〜100μmの矩形であることが好ましいが、キャピラリー電気泳動法を行うのに適した形状および寸法であればこれに限定されない。また、本実施形態においては、分離流路30a,30b,30c,30dの長さは、30mm程度であるが、これに限定されるものではない。
分離流路30a,30b,30c,30dには、導入孔31a,31b,31c,31dおよび排出孔32a,32b,32c,32dが形成されている。導入孔31a,31b,31c,31dは、分離流路30a,30b,30c,30dの一端に設けられており、試料Spが導入される部分である。また、本実施形態においては、泳動液L1、精製水L2、および洗浄液L3の導入が可能である。排出孔32a,32b,32c,32dは、分離流路30a,30b,30c,30dの他端に設けられており、分離流路30aに充填された試料Sp、泳動液L1、精製水L2、および洗浄液L3などが排出される部分である。
また、分離流路30a,30b,30c,30dには、電極33a,33b,33c,33dと電極34a、34b、34c、34dが設けられている。本実施形態においては、電極33a,33b,33c,33dは、導入孔31a,31b,31c,31dに露出しており、電極34a、34b、34c、34dは、排出孔32a,32b,32c,32dに露出している。
検出部40は、分離流路30a,30b,30c,30dにおいて試料Spのその他の成分から分離された特定成分を分析するためのものであり、検出部41a,41b,41c,41dからなる。検出部41a,41b,41c,41dは、分離流路30a,30b,30c,30dのうち、導入孔31a,31b,31c,31dよりも排出孔32a,32b,32c,32dに近い側の部分に設けられている。検出部41a,41b,41c,41dは、たとえばそれぞれ光源(図示略)および受光部(図示略)からなる。上記光源からの光を試料Spに照射し、試料Spからの反射光を上記受光部によって受光する。これにより、試料Spの吸光度が測定される。
制御部71は、分析装置Aの各部の動作を制御するためのものであり、分析装置Aによる分析を実現するための一連の制御を行う。制御部71は、たとえばCPU、メモリ、入出力インターフェースなどによって構成されている。
図1に示すように、分析装置Aには、三方弁51,52,53,54が設けられている。これらの三方弁51,52,53,54は、それぞれ3つの接続口(図示略)を有しており、これらの接続口どうしの連通状態および遮断状態が、制御部71によって独立に制御される。
泳動液槽11は、流路61を介して三方弁51に接続されている。精製水槽12および洗浄液槽13は、流路62,63を介して三方弁53に接続されている。希釈槽25は、流路64を介して三方弁51に接続されており、また流路67を介して三方弁54に接続されている。三方弁51は、流路65を介して三方弁52に接続されている。三方弁53は、分岐流路68を介して三方弁52,54に接続されている。
三方弁52の下流側には、分岐流路66を介して分離流路30a,30b,30c,30dが接続されている。分岐流路66のうち分離流路30a,30b,30c,30dに繋がる部分には、ピンチバルブ55a,55b,55c,55dが設けられている。ピンチバルブ55a,55b,55c,55dは、制御部71によって開閉が制御されており、分離流路30a,30b,30c,30dへの流入を許容および遮断可能となっている。また、分離流路30a,30b,30c,30dの下流側には、マニホールド57が接続されている。分離流路30a,30b,30c,30dとマニホールド57との間にはピンチバルブ56a,56b,56c,56dが設けられている。ピンチバルブ56a,56b,56c,56dは、制御部71によって開閉が制御されており、分離流路30a,30b,30c,30dとマニホールド57との連通状態および遮断状態が独立に制御される。
マニホールド57は、流路69を介して三方弁54に接続されている。三方弁54の下流側には、廃液ボトル58が繋げられている。廃液ボトル58は、使用済みの液体を貯蔵するためのものである。廃液ボトル58には、吸引ポンプ59が接続されている。吸引ポンプ59は、負圧を発生する。この負圧は、三方弁54を経由して、分岐流路68および流路69に付与される。マニホールド57は、流路69を介して付与された負圧を、分離流路30a,30b,30c,30dに均等に作用させる機能を果たす。
電源部72は、分離流路30a,30b,30c,30dにおいてキャピラリー電気泳動法による分析を行うための電圧を印加するためのものである。図2に示すように、電源部72は、電極33a,33b,33c,33dおよび電極34a,34b,34c,34dに接続されている。電源部72と電極33a,33b,33c,33dとの間には、スイッチ73a,73b,73c,73dが設けられている。スイッチ73a,73b,73c,73dは、制御部71によってON/OFFが制御されている。これにより、電源部72と電極33a,33b,33c,33dとは、独立に導通可能とされている。電源部72によって印加される電圧は、たとえば、1.5kV程度である。以下の説明においては、電源部72は、電極33a,33b,33c,33dが正極に、電極34a,34b,34c,34dが負極になるように印加する例を説明するが、電源部72は、これとは反対の極性で電圧を印加する機能を備えていてもよい。
次に、分析装置Aを用いた分析方法について、以下に説明する。
図3は、本分析方法で実施される工程のうち、分離流路30a,30b,30c,30dのいずれか1つを用いてなされるものを示したフローである。以下、分離流路30aが用いられる場合を例に説明する。このフローは、前処理工程S1と分析工程S2とに大別される。前処理工程S1は、洗浄工程S11、充填工程S12、および分注工程S13からなる。
洗浄工程S11は、分析工程S2に先立ち、分離流路30aの内部に残存した前回の分析に用いられた試料Spなどを洗浄する工程である。具体的には、図1において、制御部71からの指令によって、三方弁53が精製水槽12および洗浄液槽13から分岐流路68へと連通する状態に切り替えられる。また、三方弁52が分岐流路68から分岐流路66へと連通する状態に切り替えられる。ピンチバルブ55a,56aは、開状態とされ、ピンチバルブ55b,55c,55d,56b,56c,56dは、閉状態とされる。三方弁54は、分岐流路68から廃液ボトル58へと連通する状態とされる。この状態で、制御部71によって吸引ポンプ59を作動させる。これによって生じる負圧により、分離流路30a内に精製水L2および洗浄液L3が充填され、これらが廃液ボトル58へと排出される。なお、洗浄工程S11は、分離流路30aに洗浄液L3を流した後に精製水L2を別に流すことによって実施してもよい。
充填工程S12は、分離流路30aに電気泳動を実現するための泳動液L1を充填する工程である。具体的には、制御部71からの指令によって三方弁51が流路61と流路65とが連通し、流路64がこれらと遮断される状態に切り替えられる。三方弁52は、流路65と分岐流路66とが連通し、分岐流路68がこれらと遮断される状態に切り替えられる。ピンチバルブ55a,55b,55c,55d,56a,56b,56c,56d、三方弁54は、上述した洗浄工程S11と同じ状態である。この状態で吸引ポンプ59を作動させる。これにより、流路30a内に泳動液L1が充填される。
分注工程S13は、試料Spを導入孔31aから分離流路30aに分注する工程である。また、本実施形態の分注工程は、試料Spを分析に適した状態に希釈する工程を含んでいる。具体的には、図4に示すように、制御部71の指令により上述した駆動機構(図示略)によってノズル22を蓋24に貫通させる。そして、ノズル22の先端を試料Spに漬ける。次いで、シリンジ21に吸入動作をさせることにより、ノズル22を通してシリンジ21内に試料Spを抽出する。
一方、図1において、三方バルブ51を流路61と流路64とが連通する状態に切り替える。図示しないポンプなどを用いて圧力を発生させることにより、希釈槽25に泳動液L1を導入する。次いで、図5に示すように、上記駆動機構によってノズル22を希釈槽25の泳動液L1に進入させる。そして、シリンジ21に排出動作をさせることにより、希釈槽25に試料Spを導入する。このとき、試料Spと泳動液L1との攪拌を促進するためには、シリンジ21に吸気動作と排気動作を繰り返し実行させることが好ましい。本実施形態においては、試料Spは、たとえばヘモグロビンを含む全血などであり、泳動液L1は、血球膜を破壊する溶血作用を発揮する溶血成分を含んでいる。これにより、試料Spの血球が溶血され、ヘモグロビン分析に適した状態となる。
次いで、希釈槽25において希釈された試料Spをシリンジ21によって吸引する。そして、図6に示すように、上記駆動機構によってノズル22の先端を分離流路30aの導入孔31aに侵入させる。この状態でシリンジ21に排出動作をさせることにより、導入孔31aに希釈された試料Spが導入される。以上より、前処理工程S1が完了し、分離流路30aでの分析が可能な状態となる。
なお、本実施形態では分注工程S13に希釈工程が含まれているが、希釈が必要でない試料Spが分析対象である場合、希釈工程を経ることなく分注工程S13を実施してもよい。
次いで、分析工程S2を実施する。図3に示すように、分析工程S2は、分離工程S21と検出工程S22とからなる。
分離工程S21は、分離流路30aに充填された泳動液L1において試料Spに含まれる特定成分であるたとえばヘモグロビンを分離する工程である。具体的には、図2に示す回路において、制御部71の指令により、スイッチ72aをON状態に切り替える。そして、電源部72から電極33a,34aに電圧を印加する。このとき電極33aを正極とし、電極34aを負極とする。これにより、泳動液L1には、電極33aから電極34aへと向かう電気浸透流が発生する。また、特定成分であるヘモグロビンには、固有の電気泳動移動度に応じた移動が生じる。この移動速度は物質によって異なるため、特定成分であるヘモグロビンは、他の成分とは異なる速度で電極33aから電極34aに向かって移動することとなる。
検出工程S22は、分離された特定成分であるたとえばヘモグロビンの量もしくは濃度などを検出する工程である。具体的には、制御部71の指令により、検出部41aは、図1において分離流路30aのうち丸印が付された部分に上述した光源(図示略)からたとえば波長が415nmの光を照射する。そして、その反射光を上述した受光部によって受光する。上記光源部から光が照射された部分を分離された特定成分であるヘモグロビンが通過すると、上記受光部の受光状態から把握される吸光度が変化する。この変化を制御部71によって処理することにより、ヘモグロビンの量もしくは濃度を検出することができる。制御部71のメモリには、この検出結果が分離流路30aの分析結果として記憶される。以上より、分離流路30aにおける前処理工程S1および分析工程S2が完了する。
以上に述べた前処理工程S1および分析工程S2は、分離流路30b,30c,30dを用いて行う場合も同様である。ピンチバルブ55a,55b,55c,55d,56a,56b,56c,56dを開閉することにより、分離流路30a,30b,30c,30dそれぞれにおいて独立に実施できる。
次に、分離流路30a,30b,30c,30dを用いた前処理工程S1および分析工程S2を説明する。図7に示すように、分離流路30aを用いて前処理工程S1aおよび分析工程S2aを実施し、分離流路30bを用いて前処理工程S1bおよび分析工程S2bを実施し、分離流路30cを用いて前処理工程S1cおよび分析工程S2cを実施し、分離流路30dを用いて前処理工程S1dおよび分析工程S2dを実施する。前処理工程S1a,S1b,S1c,S1dと分析工程S2a,S2b,S2c,S2dは、区別のため便宜上添え字を付したものであり、それぞれ前処理工程S1および分析工程S2と同様の工程である。また、洗浄工程S11a,S11b,S11c,S11d、充填工程S12a,S12b,S12c,S12d、分注工程S13a,S13b,S13c,S13d、および分離工程S21a,S21b,S21c,S21d、検出工程S22a,S22b,S22c,S22dは、それぞれ上述した洗浄工程S11、充填工程S12、分注工程S13、および分離工程S21、検出工程S22と同様の工程である。
まず、分離流路30aを用いた前処理工程S1aを開始する。そのうち洗浄工程S11aが終了すると、分離流路30bを用いた前処理工程S1aを開始する。これと並行して、分離流路30aを用いた充填工程S12a、分注工程S13aおよび分析工程S2aを実施する。分離流路30bを用いた洗浄工程S11bが終了すると、分離流路30cを用いた前処理工程S1cを開始する。これと並行して、分離流路30bを用いた充填工程S12b、分注工程S13bおよび分析工程S2bを実施する。そして、分離流路30cを用いた洗浄工程S11cが終了すると、分離流路30dを用いた前処理工程S1dを開始する。これと並行して、分離流路30cを用いた充填工程S12c、分注工程S13cおよび分析工程S2cを実施する。洗浄工程S11dが終了すると、これに引き続き分離流路30dを用いた充填工程S12d、分注工程S13dおよび分析工程S2dを実施する。このように、本実施形態においては、洗浄工程S11a,S11b,S11c,S11dが遅滞無く連続して実施される。前処理工程S1a,S1b,S1c,S1dおよび分析工程S2a,S2b,S2c,S2dは、互いの開始時刻が異なる時刻に設定されている。
次に、分析装置Aおよびこれを用いた分析方法の作用について説明する。
本実施形態によれば、図7に示すように、前処理工程S1a,S1b,S1c,S1dを完了するのに要する時間は、前処理工程S1a,S1b,S1c,S1dそれぞれを個別に完了させる時間を合計した時間よりも明らかに短い。このため、分析工程S2a,S2b,S2c,S2dを、たとえば図8に示した例と比べて相当早く終了させることが可能である。これにより、分析装置Aを用いた分析をより効率よく行うことができる。
図1に示すように、分離流路30a,30b,30c,30dは、共通の泳動液槽11、精製水槽21、洗浄液槽13に分岐流路66を介して接続されている。分離流路30a,30b,30c,30dの上流側に設けられたピンチバルブ55a,55b,55c,55dは、個別に開閉自在であるため、泳動液L1、精製水L2、洗浄液L3を分離流路30a,30b,30c,30dに選択的に流し込むことが可能である。これは、前処理工程S1a,S1b,S1c,S1dを並行して実施するのに適している。
図2に示すように、スイッチ73a,73b,73c,73dを備えることにより、共通の電源部72から、分離流路30a,30b,30c,30dに選択的に電圧を印加することが可能である。さらに、分離流路30a,30b,30c,30dのいずれか2つに同時に電圧を印加することが可能である。これは、検出工程S22a,S22b,S22c,S22dを並行して行うのに適している。
分注手段20のノズル22は、蓋24を貫通可能であるため、試料容器23から試料Spを適切に抽出することができる。また、シリンジ21の吸引動作および排気動作を繰り返すことにより、希釈槽25における試料Spと希釈液としての泳動液L1との攪拌を好適に促進することができる。ノズル22は、分離流路30a,30b,30c,30dの導入孔31a,31b,31c,31dに個別に試料Spを分注可能である。これにより、分離流路30a,30b,30c,30dのうち充填工程S12a,S12b,S12c,S12dのいずれかが完了したものに、遅滞無く試料Spを分注することができる。
マニホールド57を設けておくことにより、吸引ポンプ59からの負圧が、分離流路30a,30b,30c,30dに不均一に付与されてしまうことを抑制することができる。
なお、ノズル22による分注を、排出孔32a,32b,32c,32dに対して行う方法を実施することも可能である。この場合、電源部72は、電極34a,34b,34c,34dが正極となり、電極33a,33b,33c,33dが負極となるように電圧を印加する。検出部41a,41b,41c,41dが、分離流路30a,30b,30c,30dの中央からシフトした位置に配置されているため、極性を反転させることにより、電気泳動による移動の開始地点から検出部41a,41b,41c,41dまでの移動距離が異なることとなる。これにより、異なる条件での分析を行うことができる。
本発明に係る分析装置および分析方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る分析装置および分析方法の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
分離流路30a,30b,30c,30dのいずれか2つ以上において同一の試料Spを対象として分析を行う構成であってもよい。この場合、制御部71は、複数回の分析によって得られた分析結果を平均化処理することにより、この試料Spの最終的な分析結果を算出する。また、複数回行った分析結果のいずれかが、あらかじめ想定した範囲を大きく逸脱している、あるいは複数回の分析結果の平均値よりも過大にかけ離れている、といった場合には、制御部71は、そのような分析結果を異常な結果と判断してもよい。異常な分析結果と判断されたものは、平均化処理から除去される。
分離流路30a,30b,30c,30dごとの分析結果に対して、制御部71によって補正演算処理を行う構成としてもよい。たとえば、ヘモグロビン(Hb)が測定対象である場合、上述した前処理工程S1および分析工程S2に先立って、濃度が既知である校正用試料を、分離流路30a,30b,30c,30dのそれぞれで分析しておく。この分析によって得られた分析結果(HbA1cの割合)と、上記校正用試料のHbA1cの既知の割合とを比較することにより、分離流路30a,30b,30c,30dごとの補正係数を算出しておく。そして、分離流路30a,30b,30c,30dごとに、実際の測定によって得られた分析結果に対して、上記補正係数を用いた補正演算処理を施す。このような構成によれば、分析結果をより正確な値へと補正することができる。
補正演算処理の別の手法としては、移動速度と測定結果との相関を補正することが挙げられる。電気泳動を用いた分析においては、移動速度が遅いものほど検出部41a,41b,41c,41dを通過するためにより長い時間を要する。実際の濃度が同じであっても、通過時間が長いほど測定値が大きくなりやすい傾向がある。このため、分離流路30a,30b,30c,30dのそれぞれについて、検出に要する時間に応じた補正係数を用意しておくとよい。実際の分析結果に対して、検出に要した時間に対応する補正係数を用いて補正演算処理を行うことにより、移動速度による分析結果のばらつきを抑制することができる。このような検出時間と分析結果との相関関係は、分離流路30a,30b,30c,30dの使用回数によって変化することが考えられる。このため、上述した補正係数は、使用回数に対しても相関を有する値として設定することが好ましい。
分離流路30a,30b,30c,30dの本数は、4本に限定されない。分離流路30a,30b,30c,30dの構成は、いわゆるストレート型のものに限定されず、たとえば、2つの流路が交差したクロスインジェクション型のものであってもよい。試料Spとしては、全血に代表されるヘモグロビンを含むものに限定されず、たとえばDNA、RNA(リボ核酸)、タンパク質を含むものであってもよい。
本発明における分析工程で行う分析は、キャピラリー電気泳動法を用いたものに限定されず、たとえば、微量液体クロマトグラフィ法を用いたものであってもよい。この場合、分離工程では、カラムにおける分離、溶出、反応などが実施され、検出工程では、反応精製物の検出を行う。
A 分析装置
L1 泳動液
L2 精製水
L3 洗浄液
Sp 試料
10 貯槽部
11 泳動液槽
12 精製水槽
13 洗浄液槽
20 分注手段
21 シリンジ
22 ノズル
23 試料容器
24 蓋
25 希釈槽
30a,30b,30c,30d 分離流路
31a,31b,31c,31d 導入孔
32a,32b,32c,32d 排出孔
33a,33b,33c,33d 電極
34a,34b,34c,34d 電極
36a,36b,36c,36d 本体
40 検出手段
41a,41b,41c,41d 検出部
51,52,53,54 三方バルブ
55a,55b,55c,55d ピンチバルブ
56a,56b,56c,56d ピンチバルブ
57 マニホールド
58 廃液ボトル
59 吸引ポンプ(圧力発生手段)
61,62,63,64,65,67,69 流路
66,68 分岐流路
71 制御部
72 電源部
73a,73b,73c,73d スイッチ

Claims (46)

  1. 導入された試料に含まれる特定成分を分離する複数の分離流路と、
    上記分離された特定成分を検出する検出手段と、
    上記各分離流路における上記分離を行う分離工程および上記検出を行う検出工程を有する分析工程、および上記各分離流路を上記分析工程を実施可能な状態とする前処理工程、を制御する制御部と、備えており、
    上記制御部は、上記複数の分離流路のうち少なくとも2つの分離流路の上記前処理工程の少なくとも一部ずつを同時に実行する、分析装置。
  2. 上記前処理工程は、上記各分離流路を洗浄する洗浄工程を含んでいる、請求項1に記載の分析装置。
  3. 上記洗浄工程に用いる洗浄液が蓄えられた洗浄液槽をさらに備えており、
    上記複数の分離流路は、上記洗浄液槽に対して分岐流路を介して接続されており、
    上記制御部は、上記複数の分離流路のいずれに向けて上記洗浄液槽から上記洗浄液が流れ込むかを制御する、請求項2に記載の分析装置。
  4. 上記分岐流路には、上記洗浄液槽から上記複数の分離流路のいずれに上記洗浄液が流れ込むかを切り替える切り替えバルブが設けられており、
    上記切り替えバルブの切り替え動作は、上記制御部によって制御される、請求項3に記載の分析装置。
  5. 上記分離工程は、電気泳動を利用しており、
    上記切り替えバルブの上流側には、電気泳動に用いる泳動液が蓄えられた泳動液槽がさらに繋げられており、
    上記制御部は、上記切り替えバルブの切り替え動作により、上記複数の分離流路のいずれかに上記洗浄液または上記泳動液を選択的に導入する、請求項4に記載の分析装置。
  6. 上記前処理工程は、上記洗浄工程を終えた上記分離流路に上記泳動液を充填する充填工程をさらに含んでいる、請求項5に記載の分析装置。
  7. 上記制御部は、上記複数の分離流路の上記前処理工程の開始時刻、または上記分析工程の開始時刻を、互いに異なる時刻に設定する、請求項1ないし6のいずれかに記載の分析装置。
  8. 上記検出手段は、各々が上記各分離流路に設けられた複数の検出部からなる、請求項1
    ないし7のいずれかに記載の分析装置。
  9. 上記各検出部は、上記各分離流路中央からいずれかの端に偏った位置において検出を行い、かつ、
    上記各分離流路には、その両端のいずれからも試料を導入可能である、請求項8に記載の分析装置。
  10. 上記複数の分離流路には、上記各分離流路に充填された液体を排出させうる圧力を付与する圧力発生手段が接続されている、請求項1ないし9のいずれかに記載の分析装置。
  11. 上記複数の分離流路と上記圧力発生手段との間には、上記複数の分離流路に付与される圧力を均一化するためのマニホールドが設けられている、請求項10に記載の分析装置。
  12. 上記試料を上記各分離流路に分注するノズルを有する分注手段をさらに備えており、
    上記前処理工程は、上記試料を上記分離流路に分注する分注工程をさらに含んでいる、請求項1ないし4のいずれかに記載の分析装置。
  13. 上記試料を収容するとともに、上記試料を外気から遮断するための蓋を有する試料容器をさらに備えており、
    上記ノズルは、上記蓋を貫通可能である、請求項12に記載の分析装置。
  14. 上記前処理工程が、希釈槽において上記試料を希釈液によって希釈する希釈工程を含んでおり、
    上記希釈槽への上記ノズルからの吸入および排出によって上記試料と上記希釈液とを攪拌する、請求項12または13に記載の分析装置。
  15. 上記分離工程は、電気泳動を利用しており、
    電気泳動に用いる泳動液が、上記希釈液を兼ねている、請求項14に記載の分析装置。
  16. 上記各分離流路は、両端寄りに設けられた1対の電極を有しており、
    上記各分離流路において電気泳動を生じさせうる電圧を印加する共通の電源部と、
    上記電源部と上記複数の分離流路のいずれの上記1対の電極とを導通させるかを選択可能なスイッチとを備えており、
    上記スイッチの切り替え動作は、上記制御部によって制御される、請求項5または15に記載の分析装置。
  17. 上記電源部は、上記各分離流路に印加する電圧の極性を切り替え可能である、請求項16に記載の分析装置。
  18. 上記各分離流路の断面は、直径が25〜100μmの円形、または辺の長さが25〜100μmの矩形である、請求項15ないし17のいずれかに記載の分析装置。
  19. 上記試料は、ヘモグロビンを含む、請求項1ないし18のいずれかに記載の分析装置。
  20. 上記試料は、血液である、請求項19に記載の分析装置。
  21. 上記制御部は、同一の試料を対象として2以上の上記分離流路において上記分析工程を行った場合に、これらの分離流路における分析結果を平均化処理する、請求項1ないし20のいずれかに記載の分析装置。
  22. 上記制御部は、上記2以上の分離流路の分析結果のうち、異常であると判断したものを除いて上記平均化処理を行う、請求項21に記載の分析装置。
  23. 上記制御部は、上記各分離流路に設定された補正係数を用いて、上記分析結果に対して補正演算処理を行う、請求項1ないし22のいずれかに記載の分析装置。
  24. 複数の分離流路を用い、上記各分離流路に導入された試料の特定成分を分離する分離工程、および分離された上記特定成分を検出手段によって検出する検出工程を含む分析工程と、
    上記各分離流路を上記分析工程を実施可能な状態とする前処理工程と、を有しており、
    上記複数の分離流路のうち少なくとも2つの分離流路の上記前処理工程の少なくとも一部ずつを同時に実行する、分析方法。
  25. 上記前処理工程は、上記各分離流路を洗浄する洗浄工程を含んでいる、請求項24に記載の分析方法。
  26. 上記複数の分離流路は、上記洗浄工程に用いる洗浄液が蓄えられた洗浄液槽に対して分岐流路を介して接続されており、
    上記複数の分離流路にいずれかに向けて上記洗浄液槽から上記洗浄液を選択的に流れ込ませる、請求項25に記載の分析方法。
  27. 上記分岐流路には、上記洗浄液槽から上記複数の分離流路のいずれに上記洗浄液が流れ込むかを切り替える切り替えバルブが設けられている、請求項26に記載の分析方法。
  28. 上記分離工程は、電気泳動を利用しており、
    上記切り替えバルブの上流側には、電気泳動に用いる泳動液が蓄えられた泳動液槽がさらに繋げられており、
    上記切り替えバルブの切り替え動作により、上記複数の分離流路のいずれかに上記洗浄液または上記泳動液を選択的に導入する、請求項24ないし27のいずれかに記載の分析方法。
  29. 上記前処理工程は、上記洗浄工程を終えた上記分離流路に上記泳動液を充填する充填工程をさらに含んでいる、請求項28に記載の分析方法。
  30. 上記複数の分離流路の上記前処理工程の開始時刻、または上記分析工程の開始時刻を、互いに異なる時刻に設定する、請求項24ないし29のいずれかに記載の分析方法。
  31. 上記検出手段は、各々が上記各分離流路に設けられた複数の検出部からなる、請求項24ないし30のいずれかに記載の分析方法。
  32. 上記各検出部は、上記各分離流路中央からいずれかの端に偏った位置において検出を行い、かつ、
    上記各分離流路には、その両端のいずれからも試料を導入可能である、請求項31に記載の分析方法。
  33. 上記複数の分離流路には、上記各分離流路に充填された液体を排出させうる圧力を付与する圧力発生手段が接続されている、請求項24ないし32のいずれかに記載の分析方法。
  34. 上記複数の分離流路と上記圧力発生手段との間には、上記複数の分離流路に付与される圧力を均一化するためのマニホールドが設けられている、請求項33に記載の分析方法。
  35. 上記前処理工程は、ノズルを有する分注手段を用いて上記試料を上記分離流路に分注する分注工程をさらに含んでいる、請求項24ないし27のいずれかに記載の分析方法。
  36. 上記ノズルを、上記試料を収容する試料容器に設けられた、上記試料を外気から遮断するための蓋を貫通させることにより、上記試料を上記シリンジに吸引する、請求項35に記載の分析方法。
  37. 上記前処理工程が、希釈槽において上記試料を希釈液によって希釈する希釈工程を含んでおり、
    上記希釈槽への上記ノズルからの吸入および排出によって上記試料と上記希釈液とを攪拌する、請求項35または36に記載の分析方法。
  38. 上記分離工程は、電気泳動を利用しており、
    電気泳動に用いる泳動液が、上記希釈液を兼ねている、請求項37に記載の分析方法。
  39. 上記各分離流路は、両端寄りに設けられた1対の電極を有しており、
    共通の電源部からスイッチを切り替えることにより、上記各分離流路の上記1対の電極に電気泳動を生じさせうる電圧を選択的に印加する、請求項28または38に記載の分析方法。
  40. 上記電源部は、上記各分離流路に印加する電圧の極性を切り替え可能である、請求項39に記載の分析方法。
  41. 上記各分離流路の断面は、直径が25〜100μmの円形、または辺の長さが25〜100μmの矩形である、請求項38ないし40のいずれかに記載の分析方法。
  42. 上記試料は、ヘモグロビンを含む、請求項24ないし41のいずれかに記載の分析方法。
  43. 上記試料は、血液である、請求項42に記載の分析方法。
  44. 同一の試料を対象として2以上の上記分離流路において上記分析工程を行った場合に、これらの分離流路における分析結果を平均化処理する、請求項24ないし43のいずれかに記載の分析方法。
  45. 上記2以上の分離流路の分析結果のうち、異常であると判断したものを除いて上記平均化処理を行う、請求項44に記載の分析方法。
  46. 上記各分離流路に設定された補正係数を用いて、上記分析結果に対して補正演算処理を行う、請求項24ないし45のいずれかに記載の分析方法。
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