JP2012020256A - 次亜塩素酸ソーダの注入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タンク内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液を容易に抜き取る次亜塩素酸ソーダの注入装置を提供する。
【解決手段】本実施形態の次亜塩素酸ソーダの注入装置20は、次亜塩素酸ソーダ溶液を貯蔵するタンク21と、前記タンク21内の前記次亜塩素酸ソーダ溶液を汲み上げる汲み上げポンプ22と、前記汲み上げポンプ22によって汲み上げられた前記次亜塩素酸ソーダ溶液を送液する送液管23と、前記送液管23を介して送液された前記次亜塩素酸ソーダ溶液を、配水池11に水を送水する送水管12に注入する注入部24と、前記タンク21内の底面の上方に設けられ、前記タンク内の底面に向かって傾斜する勾配部26と、前記勾配部26の下端部から前記タンク21の外部に延びるドレンプラグ部27と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】本実施形態の次亜塩素酸ソーダの注入装置20は、次亜塩素酸ソーダ溶液を貯蔵するタンク21と、前記タンク21内の前記次亜塩素酸ソーダ溶液を汲み上げる汲み上げポンプ22と、前記汲み上げポンプ22によって汲み上げられた前記次亜塩素酸ソーダ溶液を送液する送液管23と、前記送液管23を介して送液された前記次亜塩素酸ソーダ溶液を、配水池11に水を送水する送水管12に注入する注入部24と、前記タンク21内の底面の上方に設けられ、前記タンク内の底面に向かって傾斜する勾配部26と、前記勾配部26の下端部から前記タンク21の外部に延びるドレンプラグ部27と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、次亜塩素酸ソーダの注入装置に関する。
従来より、丘陵地などの高台に設置された配水池に河川などからの水を送水管を介して送水する設備には、浄水処理(殺菌や消毒など)用の次亜塩素酸ソーダ溶液を注入するための注入装置が備えられている。この種の次亜塩素酸ソーダの注入装置においては、次亜塩素酸ソーダ溶液の安定した注入動作を維持できるように、当該次亜塩素酸ソーダ溶液を貯蔵するタンクの保守作業が不可欠である。この保守作業を行う際には、タンク内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液を当該タンク外に抜き取る作業が必要である。しかしながら、タンク内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液は抜き取り難く、現状では、作業者が、例えば手動ポンプを用いて手作業によって抜き取ることが行われている。
そこで、タンク内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液を容易に抜き取ることができる次亜塩素酸ソーダの注入装置を提供する。
本実施形態の次亜塩素酸ソーダの注入装置は、次亜塩素酸ソーダ溶液を貯蔵するタンクと、前記タンク内の前記次亜塩素酸ソーダ溶液を汲み上げる汲み上げポンプと、前記汲み上げポンプによって汲み上げられた前記次亜塩素酸ソーダ溶液を送液する送液管と、前記送液管を介して送液された前記次亜塩素酸ソーダ溶液を、配水池に水を送水する送水管に注入する注入部と、前記タンク内の底面の上方に設けられ、前記タンク内の底面に向かって傾斜する勾配部と、前記勾配部の下端部から前記タンクの外部に延びるドレンプラグ部と、を備える。
以下、複数の実施形態による次亜塩素酸ソーダの注入装置を、図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について、図1および図2を参照して説明する。図1に示す配水設備10は、配水池11と、送水管12と、配水管13とを備えている。配水池11は、例えば丘陵地などの高台に設置されており、内部に所定容量(例えば1万トン)の水を貯水可能である。送水管12は、送水ポンプ14と、送水弁15と、送水流量計16とを備えている。送水ポンプ14は、送水管12の上流側に設けられ、河川などからの水を送水管12を介して配水池11に送水する。送水弁15は、送水管12を介して配水池11に送水される水の流量を調節する。送水流量計16は、送水管12を介して配水池11に送水される水の流量を検出する。配水管13は、配水弁17と、残塩濃度計18とを備えている。配水弁17は、配水管13を介して水の需要家などに配水される水の流量を調節する。残塩濃度計18は、配水管13を介して水の需要家などに配水される水に含まれる次亜塩素酸ソーダの濃度(残塩濃度)を検出する。なお、配水池11内の水は、自然流下により、配水管13を通して配水される。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について、図1および図2を参照して説明する。図1に示す配水設備10は、配水池11と、送水管12と、配水管13とを備えている。配水池11は、例えば丘陵地などの高台に設置されており、内部に所定容量(例えば1万トン)の水を貯水可能である。送水管12は、送水ポンプ14と、送水弁15と、送水流量計16とを備えている。送水ポンプ14は、送水管12の上流側に設けられ、河川などからの水を送水管12を介して配水池11に送水する。送水弁15は、送水管12を介して配水池11に送水される水の流量を調節する。送水流量計16は、送水管12を介して配水池11に送水される水の流量を検出する。配水管13は、配水弁17と、残塩濃度計18とを備えている。配水弁17は、配水管13を介して水の需要家などに配水される水の流量を調節する。残塩濃度計18は、配水管13を介して水の需要家などに配水される水に含まれる次亜塩素酸ソーダの濃度(残塩濃度)を検出する。なお、配水池11内の水は、自然流下により、配水管13を通して配水される。
この配水設備10には、送水管12内を流れる水に浄水処理(殺菌や消毒など)用の次亜塩素酸ソーダ溶液を注入するための次亜塩素酸ソーダの注入装置20が備えられている。この注入装置20は、タンク21と、汲み上げポンプ22と、送液管23と、注入部24と、液位計25(液位検出部に相当)とを備えている。タンク21は、例えば硬質のポリ塩化ビニルで構成され、全体としてほぼ矩形容器状をなしており、小形容量では例えば100リットル用のものがあり、内部に次亜塩素酸ソーダ溶液を貯蔵する。タンク21は、上部に投入口21aを有しており、この投入口21aからタンク21内に次亜塩素酸ソーダ溶液が充填される。なお、この投入口21aには、当該投入口21aを塞ぐ蓋(図示せず)が着脱可能、或いは、開閉可能に備えられている。汲み上げポンプ22は、この場合、タンク21内に配設された浸漬型の定量ポンプで構成され、その揚水作用により、タンク21内の次亜塩素酸ソーダ溶液を汲み上げる。なお、汲み上げポンプ22は、タンク21の内部に設置される浸漬型のポンプに限られるものではなく、タンク21の外部に設置してもよい。要は、タンク21内の次亜塩素酸ソーダ溶液を当該タンク21の外部に排出できる構成であればよい。タンク21は、換気設備を備え耐薬塗装を施した専用室内に設置されることが多い。
送液管23は、汲み上げポンプ22によって汲み上げられた次亜塩素酸ソーダ溶液を送液するための管路である。この場合、送液管23は、その一部(図1では中間部)がタンク21側から注入部24側に向かって傾斜しており、当該送液管23内の次亜塩素酸ソーダ溶液を注入部24側に流れ易くした構成である。送液管23は、当該送液管23よりも径大な保護管23a内に当該保護管23aの内周面と隙間を有して配置され、二重管構造とされている。なお、送液管23は、軟質の樹脂材料で構成してもよいが、保護管23aは、耐衝撃性を有する硬質のポリ塩化ビニルなどで構成することが好ましい。注入部24は、タンク21内から送液管23を介して送液された次亜塩素酸ソーダ溶液を、配水池11に水を送水する送水管12に注入する。この場合、注入部24は、サイホン現象の発生を抑えるサイホン防止型の逆止弁で構成されている。液位計25は、タンク21内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液の液位を検出する。
また、配水設備10は、当該配水設備10の動作全般を制御するための制御装置(図示せず)を備えている。具体的には、この制御装置には、送水ポンプ14の運転信号(送水ポンプ14の運転状態を示す信号)、送水流量計16の検出信号(送水管12を介して配水池11に送水される水の流量を示す信号)、残塩濃度計18の検出信号(配水管13を介して水の需要家などに配水される水に含まれる次亜塩素酸ソーダの濃度を示す信号)、液位計25の検出信号(タンク21内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液の液位を示す信号)などが入力される。そして、制御装置は、これら各種の入力信号に基づいて汲み上げポンプ22の駆動を制御することにより、送水管12への次亜塩素酸ソーダ溶液の注入量を調節する。制御装置は、送水ポンプ14の運転状態に連動して、即ち、送水ポンプ14の運転中に、汲み上げポンプ22の駆動を制御する。なお、汲み上げポンプ22は、手動操作により、送水ポンプ14の停止中においても駆動することが可能である。
次に、上述の注入装置20の構成、特にタンク21およびその周辺部分の構成について図2を参照しながら説明する。注入装置20は、さらに勾配部26と、ドレンプラグ部27とを備えている。勾配部26は、タンク21内の底面の上方に設けられている。即ち、タンク21の底部は、勾配部26によって上げ底となっている。また、この勾配部26は、タンク21内の底面に向かって傾斜している。そして、この勾配部26の下端部には、所定の容積を有する溜まり部28が設けられている。この溜まり部28内には、タンク21内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液が溜まる。溜まり部28の容積は、適宜変更して設計することができる。
ドレンプラグ部27は、勾配部26の下端部の溜まり部28からタンク21の外部に延びている。この場合、ドレンプラグ部27は、勾配部26が延びる方向(図2では右側から左側に向かう方向)とは反対方向(図2では左側から右側に向かう方向)に延び、且つ、下方に傾斜している。ドレンプラグ部27の先端部には、図示しない開閉弁が備えられている。また、ドレンプラグ部27の先端部には、当該先端部の開口を塞ぐ蓋(図示せず)が着脱可能、或いは、開閉可能に備えられている。なお、溜まり部28の底板28aの先端部(図2では右側の端部)は、ドレンプラグ部27の基端部(図2では左側の端部)内に挿入され当該ドレンプラグ部27の基端部に密着した状態で重なっている。これにより、溜まり部28の出口部分、換言すれば、ドレンプラグ部27の入口部分には、段差部29が形成されている。
このような構成により、タンク21内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液は、重力によって自然に流下しながら勾配部26の傾斜に沿って溜まり部28内に溜まる。そして、溜まり部28内に溜まった次亜塩素酸ソーダ溶液は、当該溜まり部28において折り返され、さらに段差部29を通過してドレンプラグ部27内に流入する。そして、ドレンプラグ部27内に流入した次亜塩素酸ソーダ溶液は、重力によって自然に流下しながらドレンプラグ部27の傾斜に沿って当該ドレンプラグ部27の先端部側に流れる。このようにドレンプラグ部27を溜まり部28から折り返して設けたので、注入装置20(特にタンク21部分)をコンパクトに構成することができる。なお、ドレンプラグ部27は、溜まり部28から折り返して設けるのではなく、溜まり部28から勾配部26の延びる方向に沿ってタンク21から突出するように設ける構成としてもよい。
液位計25は、液位検出用の電極25aを備えており、その電極25aの下端部は、汲み上げポンプ22の吸い込み口22aの下端部よりも所定高さHp1だけ高い位置まで延びている。従って、液位計25は、汲み上げポンプ22の吸い込み口22aの下端部よりも所定高さHp1だけ高い液位、および、当該液位よりも高い液位を検出可能に構成されている。なお、所定高さHp1は、タンク21の容量や汲み上げポンプ22の吸い込み性能などに応じて適宜変更して設定することができる。また、液位計25は、電極式の構成に限られるものではなく、例えば水圧によって液位を検出する構成のものでもよい。制御装置は、液位計25の検出信号の有無に基づいて、タンク21内に貯蔵(残存)されている次亜塩素酸ソーダ溶液の液位が、液位計25の電極25aの下端部よりも高いか否かを判断する。そして、制御装置は、タンク21内の次亜塩素酸ソーダ溶液の液位が電極25aの下端部よりも高いと判断した場合には、汲み上げポンプ22を駆動させ、電極25aの下端部よりも低いと判断した場合には、汲み上げポンプ22を停止させる。これにより、汲み上げポンプ22が空気を吸い込んでしまうこと(エアがみ)が防止される。
次に、上記構成の次亜塩素酸ソーダ溶液の注入装置20の保守作業について説明する。注入装置20においては、次亜塩素酸ソーダ溶液の安定した注入動作を維持できるように、当該次亜塩素酸ソーダ溶液を貯蔵するタンク21の保守作業が不可欠である。この保守作業を行う場合には、タンク21内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液を当該タンク21外に抜き取るために、ドレンプラグ部27の先端部の開閉弁および蓋を開く。これにより、タンク21内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液は、タンク21内の底面に向かって傾斜する勾配部26、この勾配部26の下端部の溜まり部28、この溜まり部28からタンク21の外部に向かって下方に傾斜して延びるドレンプラグ部27に沿って、重力によって自然に流下し、ドレンプラグ部27の先端部から排出される。
本実施形態によれば、タンク21内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液を滞留させることなく、当該次亜塩素酸ソーダ溶液を自然流下させながら容易に抜き取ることができる。また、このようにタンク21内の次亜塩素酸ソーダ溶液を容易に抜き取ることが可能なので、タンク21の保守作業の簡素化を図ることができる。
(第2実施形態)
図3は第2実施形態を示す。この第2実施形態は、タンク21の構成が、上述の実施形態とは異なっている。
即ち、汲み上げポンプ22は、タンク21の内部において溜まり部28の上方に配置されている。そして、汲み上げポンプ22の吸い込み口22aは、溜まり部28内に延びている。なお、汲み上げポンプ22は、タンク21の外部において溜まり部28の上方に配置してもよい。この場合も、汲み上げポンプ22の吸い込み口22aは、溜まり部28内に延びた構成とする。
図3は第2実施形態を示す。この第2実施形態は、タンク21の構成が、上述の実施形態とは異なっている。
即ち、汲み上げポンプ22は、タンク21の内部において溜まり部28の上方に配置されている。そして、汲み上げポンプ22の吸い込み口22aは、溜まり部28内に延びている。なお、汲み上げポンプ22は、タンク21の外部において溜まり部28の上方に配置してもよい。この場合も、汲み上げポンプ22の吸い込み口22aは、溜まり部28内に延びた構成とする。
また、液位計25の電極25aの下端部は、溜まり部33の満水時の液位(この場合、汲み上げポンプ22の吸い込み口22aの下端部よりも所定高さHp2だけ高い液位)とほぼ同じ高さまで延びている。従って、液位計25は、汲み上げポンプ22の吸い込み口22aの下端部よりも所定高さHp2だけ高い液位(溜まり部33の満水時の液位)、および、当該液位よりも高い液位を検出可能に構成されている。なお、所定高さHp2は、タンク21の容量、溜まり部33の容量、汲み上げポンプ22の吸い込み性能などに応じて適宜変更して設定することができる。制御装置は、液位計25の検出信号の有無に基づいて、タンク21内に貯蔵(残存)されている次亜塩素酸ソーダ溶液の液位が、液位計25の電極25aの下端部の高さ、即ち、溜まり部33の満水時の液位よりも高いか否かを判断する。そして、制御装置は、タンク21内の次亜塩素酸ソーダ溶液の液位が電極25aの下端部の高さ(溜まり部33の満水時の液位)よりも高いと判断した場合には、汲み上げポンプ22を駆動させ、電極25aの下端部よりも低いと判断した場合には、汲み上げポンプ22を停止させる。
本実施形態によれば、汲み上げポンプ22は、タンク21内の次亜塩素酸ソーダ溶液を、その残存量が溜まり部28の満水時における液量となるまで汲み上げることができる。これにより、タンク21内の次亜塩素酸ソーダ溶液の残存量を溜まり部28の満水時における液量に低減することができ、タンク21の保守作業の際に、タンク21内から抜き取る次亜塩素酸ソーダ溶液の量を一層低減することができる。また、タンク21内の次亜塩素酸ソーダ溶液を一層容易に抜き取ることが可能となり、タンク21の保守作業の一層の簡素化を図ることができる。
(第3実施形態)
図4は第3実施形態を示す。この第3実施形態では、送液管23およびその周辺部分の構成が、上述の実施形態とは異なっている。
即ち、保護管23aの上流側部分(タンク21側部分)には、通水弁30(通水部に相当)が分岐して設けられている。一方、保護管23aの下流側部分(注入部24側部分)には、排水弁31が分岐して設けられている。通水弁30は、図示しない水源からの水を、送液管23の外周面と保護管23aの内周面との間の隙間に通水する。排水弁31は、送液管23の外周面と保護管23aの内周面との間の隙間を通過した水を外部に排水する。なお、送液管23の外周面と保護管23aの内周面との間の隙間に通水する水は、例えば井戸水、湧水、地下配管の多い水道水など極力低温の水であることが好ましい。
次亜塩素酸ソーダは、温度上昇に伴って分解し易く、ガス(特には塩素ガス)を発生させ易い。そして、このようなガスが送液管23に滞留すると、当該送液管23内において次亜塩素酸ソーダ溶液が流れ難くなり、また、滞留するガスの量が多くなると、次亜塩素酸ソーダ溶液が全く流れなくなる場合もあり得る。
図4は第3実施形態を示す。この第3実施形態では、送液管23およびその周辺部分の構成が、上述の実施形態とは異なっている。
即ち、保護管23aの上流側部分(タンク21側部分)には、通水弁30(通水部に相当)が分岐して設けられている。一方、保護管23aの下流側部分(注入部24側部分)には、排水弁31が分岐して設けられている。通水弁30は、図示しない水源からの水を、送液管23の外周面と保護管23aの内周面との間の隙間に通水する。排水弁31は、送液管23の外周面と保護管23aの内周面との間の隙間を通過した水を外部に排水する。なお、送液管23の外周面と保護管23aの内周面との間の隙間に通水する水は、例えば井戸水、湧水、地下配管の多い水道水など極力低温の水であることが好ましい。
次亜塩素酸ソーダは、温度上昇に伴って分解し易く、ガス(特には塩素ガス)を発生させ易い。そして、このようなガスが送液管23に滞留すると、当該送液管23内において次亜塩素酸ソーダ溶液が流れ難くなり、また、滞留するガスの量が多くなると、次亜塩素酸ソーダ溶液が全く流れなくなる場合もあり得る。
本実施形態によれば、送液管23内を流れる次亜塩素酸ソーダ溶液を、送液管23の外周面と保護管23aの内周面との間の隙間を流れる水によって冷却することができる。これにより、次亜塩素酸ソーダ溶液からのガスの発生を抑えることができ、送液管23内における次亜塩素酸ソーダ溶液の流れを安定化させることができる。
(第4実施形態)
図5は第4実施形態を示す。この第4実施形態では、ドレンプラグ部27およびその周辺部分の構成が、上述の実施形態とは異なっている。
即ち、三方弁40は、入水部40aと、出水部40b(流入部に相当)とを備えている。三方弁40の入水部40aは、送水管12に接続されている。三方弁40の出水部40bは、ドレンプラグ部27の先端部に接続されている。
図5は第4実施形態を示す。この第4実施形態では、ドレンプラグ部27およびその周辺部分の構成が、上述の実施形態とは異なっている。
即ち、三方弁40は、入水部40aと、出水部40b(流入部に相当)とを備えている。三方弁40の入水部40aは、送水管12に接続されている。三方弁40の出水部40bは、ドレンプラグ部27の先端部に接続されている。
この構成において、タンク21の保守作業を行う際には、上述の第1実施形態と同様に、タンク21内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液を、自然流下を利用してドレンプラグ部27の先端部から排出する。そして、ドレンプラグ部27の先端部を図示しない蓋によって塞ぐ。
次に、送水管12内を流れる水の一部を、三方弁40の入水部40aから入水し、三方弁40の出水部40bからドレンプラグ部27内に出水する。このようにしてドレンプラグ部27内に供給された水は、当該ドレンプラグ部27内を逆流し、溜まり部28を介してタンク21内に供給される。即ち、送水管12内を流れる水の一部を、ドレンプラグ部27からタンク21内に流入(逆流)させる構成である。そして、タンク21内の水量が所定水量(この場合、少なくとも溜まり部28の満水時の水位を超える水量)に達したら、汲み上げポンプ22を駆動させて、タンク21内の水を、送液管23を介して注入部24から送水管12に注入する。
次に、送水管12内を流れる水の一部を、三方弁40の入水部40aから入水し、三方弁40の出水部40bからドレンプラグ部27内に出水する。このようにしてドレンプラグ部27内に供給された水は、当該ドレンプラグ部27内を逆流し、溜まり部28を介してタンク21内に供給される。即ち、送水管12内を流れる水の一部を、ドレンプラグ部27からタンク21内に流入(逆流)させる構成である。そして、タンク21内の水量が所定水量(この場合、少なくとも溜まり部28の満水時の水位を超える水量)に達したら、汲み上げポンプ22を駆動させて、タンク21内の水を、送液管23を介して注入部24から送水管12に注入する。
本実施形態によれば、タンク21内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液を抜き取った後に、ドレンプラグ部27、つまり、タンク21の出口部分から当該タンク21内に水を流入することにより、タンク21内に残る付着物や固化物を溶解させて除去することができ、タンク21内を洗浄することができる。さらに、タンク21内に供給した水を、汲み上げポンプ22、送液管23、注入部24を通すことで、これら汲み上げポンプ22内、送液管23内、注入部24内を洗浄することができる。
このように注入装置20の各部を洗浄することで、次亜塩素酸ソーダ溶液の注入動作の一層の安定化を図ることができる。また、注入装置20の各部に残る次亜塩素酸ソーダ溶液を除去することで、保守作業後における次亜塩素酸ソーダ溶液の注入量(濃度)の調節を精度良く行うことができる。
また、注入装置20の各部の洗浄に用いる水をとして、送水管12内を流れる水の一部を利用し、しかも、洗浄に供した水を送水管12に戻すように構成した。従って、洗浄用の水を新たに用意する必要が無く、水資源やコストの節約を図ることができる。
また、注入装置20の各部の洗浄に用いる水をとして、送水管12内を流れる水の一部を利用し、しかも、洗浄に供した水を送水管12に戻すように構成した。従って、洗浄用の水を新たに用意する必要が無く、水資源やコストの節約を図ることができる。
(第5実施形態)
図6は第5実施形態を示す。この第5実施形態では、ドレンプラグ部27およびその周辺部分の構成、並びに、通水部の構成が、上述の実施形態とは異なっている。
即ち、三方弁50(切替弁に相当)は、入水部50aと、第1出水部50b(流入部に相当)と、第2出水部50c(通水部に相当)とを備えている。三方弁50の入水部50aは、送水管12に接続されている。三方弁50の第1出水部50bは、ドレンプラグ部27の先端部に接続されている。三方弁50の第2出水部50cは、保護管23aに接続されている。この三方弁50は、入水部50aから入水した水を出水する出水部を、第1出水部50bまたは第2出水部50cの何れか一方に切り替える。即ち、三方弁50は、送水管12内を流れる水の一部を、送液管23の外周面と保護管23aの内周面との間の隙間、または、ドレンプラグ部27の先端部の何れか一方に切り替えて供給する。
保護管23aの下流側部分に接続された排水弁31は、バイパス管51を介して配水管13に接続されている。この場合、バイパス管51は、配水管13の配水弁17よりも下流側であって、且つ、残塩濃度計18よりも上流側に接続されている。
図6は第5実施形態を示す。この第5実施形態では、ドレンプラグ部27およびその周辺部分の構成、並びに、通水部の構成が、上述の実施形態とは異なっている。
即ち、三方弁50(切替弁に相当)は、入水部50aと、第1出水部50b(流入部に相当)と、第2出水部50c(通水部に相当)とを備えている。三方弁50の入水部50aは、送水管12に接続されている。三方弁50の第1出水部50bは、ドレンプラグ部27の先端部に接続されている。三方弁50の第2出水部50cは、保護管23aに接続されている。この三方弁50は、入水部50aから入水した水を出水する出水部を、第1出水部50bまたは第2出水部50cの何れか一方に切り替える。即ち、三方弁50は、送水管12内を流れる水の一部を、送液管23の外周面と保護管23aの内周面との間の隙間、または、ドレンプラグ部27の先端部の何れか一方に切り替えて供給する。
保護管23aの下流側部分に接続された排水弁31は、バイパス管51を介して配水管13に接続されている。この場合、バイパス管51は、配水管13の配水弁17よりも下流側であって、且つ、残塩濃度計18よりも上流側に接続されている。
この構成において、タンク21の保守作業を行う際には、上述の第1実施形態と同様に、タンク21内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液を、自然流下を利用してドレンプラグ部27の先端部から排出する。そして、ドレンプラグ部27の先端部を図示しない蓋によって塞ぐ。そして、三方弁50の出水部を第1出水部50b側に切り替える。
次に、送水管12内を流れる水の一部を、三方弁50の入水部50aから入水し、三方弁50の第1出水部50bからドレンプラグ部27内に出水する。このようにしてドレンプラグ部27内に供給された水は、当該ドレンプラグ部27内を逆流し、溜まり部28を介してタンク21内に供給される。そして、タンク21内の水量が所定水量(この場合、少なくとも液位計25の電極25aの下端部の高さを超える水量)に達したら、汲み上げポンプ22を駆動させて、タンク21内の水を、送液管23を介して注入部24から送水管12に注入する。これにより、注入装置20の各部を洗浄することができる。
次に、送水管12内を流れる水の一部を、三方弁50の入水部50aから入水し、三方弁50の第1出水部50bからドレンプラグ部27内に出水する。このようにしてドレンプラグ部27内に供給された水は、当該ドレンプラグ部27内を逆流し、溜まり部28を介してタンク21内に供給される。そして、タンク21内の水量が所定水量(この場合、少なくとも液位計25の電極25aの下端部の高さを超える水量)に達したら、汲み上げポンプ22を駆動させて、タンク21内の水を、送液管23を介して注入部24から送水管12に注入する。これにより、注入装置20の各部を洗浄することができる。
一方、次亜塩素酸ソーダ溶液の注入動作時には、三方弁50の出水部を第2出水部50c側に切り替える。そして、送水管12内を流れる水の一部を、三方弁50の入水部50aから入水し、三方弁50の第2出水部50cから保護管23a内、つまり、送液管23の外周面と保護管23aの内周面との間の隙間に通水する。これにより、送液管23内を流れる次亜塩素酸ソーダ溶液を冷却することができ、ガスの発生を抑えて、次亜塩素酸ソーダ溶液の流れを安定化させることができる。なお、三方弁50の第2出水部50cから送液管23の外周面と保護管23aの内周面との間の隙間に通水した水は、排水弁31を開くことで、バイパス管51を介して配水管13に注入される。即ち、送水管12内を流れる水の一部を、配水池11を経由することなく配水管13に供給することが可能である。
以上のように各実施形態の次亜塩素酸ソーダの注入装置は、次亜塩素酸ソーダ溶液を貯蔵するタンクと、前記タンク内の前記次亜塩素酸ソーダ溶液を汲み上げる汲み上げポンプと、前記汲み上げポンプによって汲み上げられた前記次亜塩素酸ソーダ溶液を送液する送液管と、前記送液管を介して送液された前記次亜塩素酸ソーダ溶液を、配水池に水を送水する送水管に注入する注入部と、前記タンク内の底面の上方に設けられ、前記タンク内の底面に向かって傾斜する勾配部と、前記勾配部の下端部から前記タンクの外部に延びるドレンプラグ部と、を備える。この構成によれば、タンク内に残存する次亜塩素酸ソーダ溶液を容易に抜き取ることができる。
なお、次亜塩素酸ソーダの注入装置に対し同時に複数の実施形態を適用してもよい。
上述の各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上述の各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、11は配水池、12は送水管、20は次亜塩素酸ソーダの注入装置、21はタンク、22は汲み上げポンプ、23は送液管、23aは保護管、24は注入部、25は液位計(液位検出部)、26は勾配部、27はドレンプラグ部、28は溜まり部、30は通水弁(通水部)、40bは出水部(流入部)、50は三方弁(切替弁)、50bは第1出水部(流入部)、50cは第2出水部(通水部)を示す。
Claims (5)
- 次亜塩素酸ソーダ溶液を貯蔵するタンクと、
前記タンク内の前記次亜塩素酸ソーダ溶液を汲み上げる汲み上げポンプと、
前記汲み上げポンプによって汲み上げられた前記次亜塩素酸ソーダ溶液を送液する送液管と、
前記送液管を介して送液された前記次亜塩素酸ソーダ溶液を、配水池に水を送水する送水管に注入する注入部と、
前記タンク内の底面の上方に設けられ、前記タンク内の底面に向かって傾斜する勾配部と、
前記勾配部の下端部から前記タンクの外部に延びるドレンプラグ部と、
を備えることを特徴とする次亜塩素酸ソーダの注入装置。 - 前記勾配部の下端部に設けられ、前記タンク内に残存する前記次亜塩素酸ソーダ溶液が溜まる溜まり部と、
前記タンク内の前記次亜塩素酸ソーダ溶液の液位を検出する液位検出部と、
を備え、
前記汲み上げポンプの吸い込み口を、前記溜まり部内に延ばしたことを特徴とする請求項1記載の次亜塩素酸ソーダの注入装置。 - 前記送液管は、当該送液管よりも径大な保護管内に当該保護管の内周面と隙間を有して配置され、
前記送液管の外周面と前記保護管の内周面との間の隙間に通水する通水部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の次亜塩素酸ソーダの注入装置。 - 前記送水管内を流れる水を、前記ドレンプラグ部から前記タンク内に流入させる流入部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の次亜塩素酸ソーダの注入装置。
- 前記送液管は、当該送液管よりも径大な保護管内に当該保護管の内周面と隙間を有して配置され、
前記送水管内を流れる水を、前記送液管の外周面と前記保護管の内周面との間の隙間に通水する通水部と、
前記送水管内を流れる水を、前記ドレンプラグ部から前記タンク内に流入させる流入部と、
前記送水管内を流れる水を、前記通水部または前記流入部の何れか一方に切り替えて供給する切替弁と、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の次亜塩素酸ソーダの注入装置。
Priority Applications (1)
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JP2010161546A JP2012020256A (ja) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | 次亜塩素酸ソーダの注入装置 |
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ID=45774982
Family Applications (1)
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JP2010161546A Pending JP2012020256A (ja) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | 次亜塩素酸ソーダの注入装置 |
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WO2017086407A1 (ja) * | 2015-11-18 | 2017-05-26 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 船舶、バラスト水処理装置及びバラスト水処理方法 |
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-
2010
- 2010-07-16 JP JP2010161546A patent/JP2012020256A/ja active Pending
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