JP2012013352A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵室を冷却する冷気風路を備えたダクトを背面に構成しつつ冷却風路を簡素化し、適性な風量を確保するとともに、貯蔵室の奥行き寸法を維持して内容積を確保したダクト装置を有する冷蔵庫を提供する。
【解決手段】上部に冷蔵室35と下部に冷凍室37、冷却器44の上部に配置され生成された冷気を各室へ強制的に送風するファン46とを有し、冷蔵室35へ冷気を送風する冷蔵室送風ダクト48aと、冷気を冷却器に帰還させる冷蔵室帰還ダクト51aとを有する冷蔵室ダクト装置80とを備え、冷蔵室ダクト装置80は冷蔵室ダクト部材81を下方向および後方向でシール補強構造によってシール接続したので、冷気が外部へ漏れる虞を低減でき、冷蔵室ダクト装置周辺の信頼性向上、各貯蔵室への適正風量を確保することができる。
【選択図】図16

Description

本発明は冷却器で生成した冷気を強制循環させて温度帯の異なる各貯蔵室を冷却する冷蔵庫に関するものである。
図18は、従来の冷蔵庫の縦断面図である。
図18に示すように、キャビネット1は、内箱2と外箱3との間に断熱材4が充填された断熱箱体5によって構成された冷蔵庫を示している。冷蔵庫は上から冷蔵室6、保温室7、冷凍室8を有しており、前面は冷蔵室開閉扉9、保温室開閉扉10、冷凍室開閉扉11となっている。
冷蔵室6と保温室7は断熱効果を有する仕切り板12によって、保温室7と冷凍室8は断熱効果を有する仕切り板13によって仕切られている。仕切り板13の奥には、冷凍室8と繋がるダクト14が設置されている。
冷蔵室6内には食品を収納するための冷蔵室棚及び、冷蔵室ケースが配置されている。また、冷蔵室6の内箱2の背面には、壁面に接してチューブオンシート15(蒸発器)が配置され、冷蔵室6庫内はチューブオンシート15によって冷却される冷却壁面を有する構成となっている。また、冷凍室8の背面には冷却器16と、冷却器16の上方にはファン17が配置している。
また保温室7内は、食品を収納するための保温室ケースがあり、背面にはダンパー19を内部に有したダクト18が配置されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
冷蔵室6の冷却は、チューブオンシート15は、冷蔵室6の内箱5の背面に接しており、冷蔵室6の内箱5面が冷却壁面となり、自然冷却により冷蔵室6内の冷蔵室棚、冷蔵室ケースの冷却を行っている。
一方、冷凍室8の冷却は、ファン17によって冷却室内にある冷却器16の冷気を強制循環させ、冷凍室8内を冷却する。冷凍室8内を循環した冷気は冷却器16へ戻る。
さらに、保温室7の冷却は、ファン17によって、一部冷気はダクト14へ流入し、保温室7の背面にあるダクト18へ循環していく。ダクト18に流入した冷気は、ダンパー19を通過し、保温室ケースに吐出され、保温室ケース内の空気と熱交換した後、背面にある冷却器16への戻りダクトに吸い込まれ、冷却器16へ戻される。
以上のように、本実施の形態では、冷蔵室6と保温室7とは仕切り板12によって冷気が循環する通路を形成せず、上下に区画し、冷蔵室6はチューブオンシート15の冷却によって適温に冷却し、保温室7は冷却器16の蒸発潜熱をファン17にて保温室7内へ循環させ、さらに、保温室7の温度を検知しているダンパーにて循環する冷気量をコントロールすることにより保温室7の温度を一定に保つことで、保温室ケース内の食品の温度を一定に保つことが可能となり、食品の保鮮性を向上することができる。(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−195293号公報
しかしながら、上記従来の構成では、冷蔵室6内に風路が構成されず、チューブオンシート15に近い場所と遠い場所では、庫内温度差が大きくなりやすい。また保温室7内を均一に冷却するため、ダクト18の内部は、多岐に分流するように複数の通路に分かれており、保温室7の天面に設けた複数の吐出口20に連通して冷気を吐出するため、ダクト18の構造が複雑になり、冷却器16からファン17によって導かれた冷気はダクト18内での風路抵抗が増して所定量の冷気を保温室7へ吐出できず、適温を確保できない虞があった。またダクト18の風路抵抗を低減するため風路面積を大きくする必要があり、このため保温室7の奥行き寸法が小さくなって内容積が低減する虞があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷蔵室を冷却する冷気風路も備えたダクトを背面に構成しつつ冷却風路を簡素化し、適性な風量を確保するとともに、貯蔵室の奥行き寸法を維持して内容積を確保したダクト装置を有する冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、上部に冷蔵室と下部に冷凍室、前記冷凍室の後方に冷気を生成する冷却器と、前記冷却器の上部に配置され生成された冷気を各室へ強制的に送風するファンとを有する冷却室があり、前記ファンによって前記冷蔵室へ冷気を送風する冷蔵室送風ダクトと、前記冷蔵室内に吐出された冷気を前記冷却器に帰還させる冷蔵室帰還ダクトとを有するダクト装置とを備えた冷蔵庫において、
前記ダクト装置は区画壁や内箱とのシール接続部の強化を図り、ダクト装置内に形成されるダクトのシール接続部からダクト内を通る冷気が外部へ漏れる虞を低減でき、ダクト装置周辺の信頼性向上、各貯蔵室への適正風量を確保することができる。
本発明の冷蔵庫は、ダクト装置の本体側とのシール接続部を改善したことで、ダクト内の冷気が外部へ漏れるのを低減し、冷却効率を向上させ、ダクト装置の信頼性を確保した冷蔵庫を提供できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 本発明の実施の形態1における本体の正面図 本発明の実施の形態1における風路の概略図 本発明の実施の形態1におけるダクト装置の第1分解図 本発明の実施の形態1におけるダクト装置の第2分解図 本発明の実施の形態1におけるダクト装置の斜視図 本発明の実施の形態1におけるダクト装置の第3分解図 本発明の実施の形態1におけるダクト装置の概略図 本発明の実施の形態1における要部分解図 本発明の実施の形態1における要部斜視図 本発明の実施の形態1における要部概略図 本発明の実施の形態1における冷蔵室ダクト装置の斜視図 本発明の実施の形態1における冷蔵室ダクト装置の分解図 本発明の実施の形態1における冷蔵室内の第1斜視図 本発明の実施の形態1における冷蔵室ダクト装置取付け時の断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵室内の第2斜視図 本発明の実施の形態1における仕切壁シール接続部の概略図 従来の冷蔵庫の断面図
第1の発明は、上部に冷蔵室と下部に冷凍室、前記冷凍室の後方に冷気を生成する冷却器と、前記冷却器の上部に配置され生成された冷気を各室へ強制的に送風するファンとを有する冷却室があり、前記ファンによって前記冷蔵室へ冷気を送風する冷蔵室送風ダクトと、前記冷蔵室内に吐出された冷気を前記冷却器に帰還させる冷蔵室帰還ダクトとを有するダクト装置とを備えた冷蔵庫において、
前記ダクト装置とダクト装置と周辺部材によって構成されたダクト部や、ダクト装置と仕切壁とのシール接続部に、シール補強構造を備えたことにより、ダクト装置内に形成されるダクトのシール接続部からダクト内を通る冷気が外部へ漏れる虞を低減でき、さらにダクト装置内部に機能部品を埋設した場合にもシール接続部から外部への冷気漏れを低減することができ、ダクト装置周辺の信頼性向上、各貯蔵室への適正風量を確保することができる。
第2の発明は、第1の発明の冷蔵庫において、
ダクト装置背面にダクト装置上下位置安定化構造を備えたことにより、ダクト装置の取付け設置時の上下位置をバラツキを抑制し安定させることができため、シール接合部のシール性向上となり、外部への冷気漏れを抑制することができる。
第3の発明は、第1の発明の冷蔵庫において、
複数部材によって構成されるシール接続部の部材間の勘合部を、ジグザグで構成したことにより、部品バラツキにより発生する部材間接合部の隙間に冷気流れダクトの外側に冷気が漏れるのを防止することで、シール接合部のシール性を高めることができ外部への冷気漏れをさらに低減することができる。
第4に記載の発明は、請求項1の発明において、
シール部の連結を必要とするシール部構造で、2つのシール部を平行にラップさせ沿面距離を大きくとる構造にすることで、異なるシール接合構造の切替え結合部の隙発生を抑制することでシール結合部のシール性確保となり、外部への冷気漏れを抑制することができる。
第5に記載の発明は、請求項1の発明において、
ダクト装置と内箱のシール接続部において、内箱のシール接続部に段差を設け周辺部より強調したことにより、断熱発泡材の発泡時の冶具押さえの精度が向上しシール面の平面度確保ができ、シール性を高めることで外部への冷気漏れをさらに低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図、図2は、本発明の実施の形態1における本体の正面図、図3は、本発明の実施の形態1における風路の概略図、図4は本発明の実施の形態1におけるダクト装置の第1分解図、図5は本発明の実施の形態1におけるダクト装置の第2分解図、図6は本発明の実施の形態1におけるダクト装置の斜視図、図7は本発明の実施の形態1におけるダクト装置の第3分解図、図8は本発明の実
施の形態1におけるダクト装置の概略図、図9は本発明の実施の形態1における要部分解図、図10は本発明の実施の形態1における要部斜視図、図11は本発明の実施の形態1における要部概略図、図12は本発明の実施の形態1における冷蔵室ダクト装置の斜視図、図13は本発明の実施の形態1における冷蔵室ダクト装置の分解図、図14本発明の実施の形態1における冷蔵室内の第1斜視図、図15は本発明の実施の形態1における冷蔵室ダクト装置取付け時の断面図、図16は本発明の実施の形態1における冷蔵室内の第2斜視図、図17は本発明の実施の形態1における仕切壁シール接続部の概略図である。
図1において、冷蔵庫30の断熱箱体31は主に鋼板を用いた外箱32とABSなどの樹脂で成型された内箱33とで構成され、その内部には例えば硬質発泡ウレタンなどの発泡断熱材34が充填、周囲と断熱され、複数の貯蔵室に区分されている。最上部に冷蔵室35、その冷蔵室35の下部に切替室36、そして最下部に冷凍室37が配置される構成となっている。
冷蔵室35の前面開口部には冷蔵室ドア38、切替室36の前面開口部には切替室ドア39、冷凍室37の前面開口部には冷凍室ドア40が、それぞれの前面開口部を開閉自在に枢支されている。
冷蔵室35は冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1℃〜5℃とし、切替室36は冷凍温度帯から冷蔵温度帯の温度切替設定が可能で、−18〜4℃まで1℃間隔で設定することができる。冷凍室37は冷凍温度帯に設定されており、冷凍保存のために通常−22℃〜−15℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、例えば−30℃や−25℃の低温で設定されることもある。
また第1区画壁41によって切替室36と冷凍室37とは上下に区画され、第2区画壁42によって冷蔵室35と切替室36とは上下に区画されている。
また冷凍室37の背面には冷気を生成する冷却室43が設けられ、内部には冷却器44が配設されている。冷却室43はカバーコイル45によって冷凍室37と断熱区画されている。冷却器44の上方に生成された冷気を強制的に送風するファン46が配置され、冷却器44の下方に、冷却器44に付着した霜や氷を除霜する除霜ヒータ47が設けられている。除霜ヒータ47は、具体的にはガラス製のガラス管ヒータであり、特に冷媒が炭化水素系冷媒ガスである場合、防爆対応としてガラス管が2重に形成された2重ガラス管ヒータが採用されている。またカバーコイル45は、樹脂製の化粧板45aと、スチロール材などの断熱材でファン46の保持部や冷気通路を形成したインスカバーコイル45bとで形成されている。
また切替室36の背面には、冷蔵室35と切替室36へ冷気を送風する送風ダクト48を有するダクト装置49が備えられている。送風ダクト48は冷蔵室35へ冷気を送風する冷蔵室送風ダクト48aと切替室36へ冷気を送風する切替室送風ダクト48bとがそれぞれダクト装置49内に左右に横並びで上下方向に向かって配置されている。ダクト装置49内には冷蔵室35と切替室36への冷気量を調節するダンパ装置50が埋設され、冷蔵室送風ダクト48aと切替室送風ダクト48bのそれぞれのダクト内に配置されて、通過する冷気量を別々にコントロールしている。
また冷蔵室送風ダクト48aを通って冷蔵室35の吐出口35aから吐出した冷気は冷蔵室35の下部背面に設けられた戻り口35bから冷蔵室帰還ダクト51aを通って冷却器44へ帰還する。切替室送風ダクト48bを通って切替室36へ吐出された冷気は切替室36の背面で、ダクト装置の下部に設けた切替室戻り口36cから切替室帰還ダクト51bを通って冷却器44へ帰還する。
冷蔵室帰還ダクト51aは送風ダクト48と横並びに配置され、これによりダクト装置49には冷蔵室送風ダクト48a、切替室送風ダクト48bそして冷蔵室帰還ダクト51aの3本のダクトが上下方向に向かって横並びに配置される。切替室帰還ダクト51bは冷蔵室帰還ダクト51aと隣り合わせで前後の位置関係に配置され、切替室帰還ダクト51bは冷蔵室帰還ダクト51aよりも前方に配置される。
ダクト装置49は切替室36の背面高さ及び左右幅寸法程度に大きく形成され、冷蔵室送風ダクト48aと切替室送風ダクト48bは切替室36の左右幅方向すなわちダクト装置49の幅方向のほぼ中央部に配置し、冷蔵室帰還ダクト51aと切替室帰還ダクト51bは冷蔵室送風ダクト48aおよび切替室送風ダクト48bを中心とするダクト装置49の片側に集約配置している。
ダクト装置49は発泡スチロールから形成された上部ダクト部材49aと下部ダクト部材49bの2部品と、上部ダクト部材49aと下部ダクト部材49bの前面をカバーする樹脂製のダクト化粧板49cとで形成され、上部ダクト部材49aの下面部と下部ダクト部材49bの上面部とが上下方向で接続され、接続面をシールして、前面をダクト化粧板49cでカバーしている。したがって、ダクト装置49内を貫通する冷蔵室送風ダクト48aおよび切替室送風ダクト48bは上部ダクト部材49aと下部ダクト部材49bの接続によってダクト壁面を構成している。
またダンパ装置50は下部ダクト部材49b内に埋設され、具体的にはダンパ装置50のダンパ装置枠50aが上部ダクト部材49aとの接続面となる下部ダクト部材49bの接続面部49dよりも下方に配置するように埋設されている。
また冷蔵室送風ダクト48aおよび切替室送風ダクト48bを中心とするダクト装置49の他側にはダンパ装置50の配線やコネクタを収納する配線収納部52や、冷蔵室35に配置される自動製氷装置の給水タンク53と冷凍室37に配置する製氷皿54とを接続する給水配管55が収納される凹部56が構成されている。
具体的に、配線収納部52は上部ダクト部材49aあるいは下部ダクト部材49bとダクト化粧板49cとの間に形成された段差部74に構成される。この配線収納部52は上部ダクト部材49aと下部ダクト部材49bとのシール接続面部49dに跨って構成され、給水配管55を収納する凹部56を残して、前方に上部ダクト部材49aと下部ダクト部材49bの中に収納部52を形成している。上部ダクト部材49aと下部ダクト部材49bの外周部はシール接続部49dに向かって、接続部の断面が大きくなるように傾斜構造となっている。
具体的には、上部ダクト部材49aの側面部は上面部から下面部に向かって末広がりの勾配形状(テーパー)が形成、また下部ダクト部材49bの側面部は下面部から上面部に向かって末広がりの勾配形状(テーパー)が形成されている。このためシール接続部49dのシール面積が大きくなるので、シール接続部49dのシール性をより高めることができ、外部への冷気漏れをさらに低減することができる。
またシール接続部49dとダクト化粧板49cとの間で段差部74が確保しやすく、スチロール材で形成された上部ダクト部材49aと下部ダクト部材49bに跨って外側から内部に向かって形成した凹部を配線収納部52としてスペース確保している。これによってダクト装置の無効空間を配線収納部52として有効に活用することができ、電気配線の水侵入も防止できて、切替室36の有効内容積も向上することができる。
また切替室36には上面を開口し上部引出しケース69と下部引出しケース70とが前後方向に移動可能に備えられている。そして切替室36に冷気を吐出する上部吐出口36aは上部引出しケース69の上面開口部69aよりも上部に配置し、ダクト装置49に開口し切替室36に冷気を吐出する下部吐出口36bは、下部引出しケース70の上面開口部70aよりも上部で、上部引出しケース69の底面部69bとの間に形成されている。
または、上部引出しケース69の背面壁69cを下部引出しケース70の前方向に傾斜させて、下部吐出口36bが背面壁69cに対向する位置に備えてもよい。これによって背面壁69cが吐出される冷気の案内板となって、下部引出しケース70内に冷気を導くことができる。
またダクト装置49の上部ダクト部材49aとの接続面となる下部ダクト部材49bの接続面部49dは下部引出しケース70の上面開口部70aよりも下方で、底面部70bよりも上方の位置で構成され、下部引出しケース70の背面壁70cに対応する位置に構成されている。
またダクト装置49の切替室帰還ダクト51bに隣接する冷蔵室帰還ダクト51a内のダクト面にはアルミ箔ヒータ57が貼付されている。アルミ箔ヒータ57は切替室36が冷蔵温度帯よりも温度が低い冷凍温度帯などに設定された場合、または低外気温度の時にヒータを通電制御する。これは冷蔵室帰還ダクト51aを通る冷蔵室35を循環した後の湿気を含んだ冷気は、切替室帰還ダクト51bに導かれた冷気よりも温度が高いため、冷蔵室帰還ダクト51a内が冷やされて結露または凍結する虞があるため、ヒータ通電して凍結防止を図る。
またダクト装置49の下面部と接続される第1区画壁41には冷蔵室帰還ダクト51aに連通する冷蔵室帰還連通口58と、切替室帰還ダクト51bに連通する切替室帰還連通口59とを前後配置で開口し、前側に切替室帰還連通口59、後ろ側に冷蔵室帰還連通口58を設けて、冷却室43に連通している。第1区画壁41は断熱箱体31の発泡前に所定位置に組立てられ、断熱箱体31に充填されたウレタンを第1区画壁41の固定にも使うことで冷蔵庫の断熱性能を高めている。
具体的に、第1区画壁41は発泡スチロールで形成された第1区画壁41aと、第1区画壁41aの上面をカバーする第1上面区画カバー41bと、第1区画壁41aの下面をカバーする第1下面区画カバー41cとで形成される。そして第1上面区画カバー41bと第1下面区画カバー41cとの間にウレタンを充填して、断熱箱体31に第1区画壁41を固定している。また第1区画壁41の上面にはアルミ箔ヒータ41dが貼付され、切替室36が冷蔵温度帯に設定された場合にアルミ箔ヒータ41dを通電して、適温化を図る。
カバーコイル45には冷却器44の側方に併設され、冷却器44と仕切り部材75と冷却室43の背面壁によって仕切られた冷気戻り通路71が形成され、冷気戻り通路71には第1区画壁41の冷蔵室帰還連通口58と切替室帰還連通口59とを通過した冷気を導入する。
また冷気戻り通路71は仕切り部材75によって、冷却器44の側部に形成され、冷気戻り通路71の上流側には、第1区画壁41とシールされて連通し、冷蔵室戻り冷気と切替室戻り冷気とが合流しないように分流する分流ダクト76があり、実施例の場合、切替室戻り冷気を冷蔵室戻り冷気と分流するように、切替室帰還連通口59に接続される分流ダクト76が形成されている。実施例の場合、上流側のみ分流ダクト76を形成し、途中から冷蔵室戻り冷気と切替室戻り冷気が合流するように構成されている。
これは、切替室帰還ダクト51bを通過してきた冷気と冷蔵室帰還ダクト51aを通過してきた冷気とが冷気戻り通路71を通って合流すると、第1区画壁41の冷蔵室帰還連通口58と切替室帰還連通口59を介して冷気が逆流し、切替室戻り冷気よりも温度の高い冷蔵室戻り冷気が切替室帰還連通口59を通って上昇し切替室戻り口36cから切替室36へ逆流して切替室36を効率よく適温に冷却できない、また結露等を発生させる要因となる。
したがって冷気戻り通路71の上流部分に冷気を分流し混ざらないようにしている。よって冷蔵室帰還ダクト51aを通過してきた冷気が下方へ流れず、切替室帰還連通口59へ逆流し、ダクト装置49の切替室戻り口36cから切替室36内へ逆流するのを防止するトラップ機能で、逆流防止ダクトとして作用している。
分流ダクト76は戻り通路71の開口面積を確保するため上流部分のみに形成したが、戻り通路71の下流側の開口面積を確保可能であれば下流部分まで延長して形成してもよい。
また冷気戻り通路71を通る冷気が冷却器44の下部に帰還する冷気帰還口77が設けられ、すなわち冷気帰還口77は仕切り部材75の下端部75aに開口した構成となる。そして冷却器44の下方にほぼ水平に配置した除霜ヒータ47の端部は投影面で、冷却器44の一端部からはみ出し、冷気帰還口77内を通って冷気戻り通路71内に延在して配置している。
これによって冷気戻り通路71内の湿気を帯びた冷気が冷却器44や冷凍室の冷たい冷気によって冷却され冷気戻り通路71内で凍結するのを防止できる。
またカバーコイル45にはファン46と、冷蔵室35と切替室36に冷気を送る冷気吐出口72が備えられ、ファン46と冷気戻り通路71の間に冷気吐出口72が形成され、冷気吐出口72と冷気戻り通路71の間に仕切り部材75が形成している。
次に冷蔵室35について説明する。
冷蔵室35は複数の棚61で室内を上下に複数区画し冷蔵室35の背面に構成される冷蔵室送風ダクト48aは複数の棚61の後方に上下方向に形成され、各棚61に対応して冷蔵室吐出口62が開口している。また冷蔵室送風ダクト48aは冷蔵室35空間内で、左右に分岐する分岐路63が形成されてもよく、分岐路63を備えることで、冷蔵室35の幅方向の空間の温度分布を均一化することができる。
冷蔵室ダクト装置80は冷蔵室35の背面に配置され、冷蔵室ダクト装置80と内箱2とによって冷蔵室の風路を形成している。また、冷蔵室35と切替室36とを上下に区画する第2区画壁42に結合し、切替室36のダクト装置49を介して冷却室43から冷蔵室吐出冷気と戻り冷気を循環させ冷蔵室35の温度帯にしている。
冷蔵室ダクト装置80は発泡スチロールから形成された冷蔵室ダクト部材81と冷蔵室ダクト部材81の前面をカバーする樹脂製の冷蔵室ダクト化粧板86とで形成され、冷蔵室ダクト装置80のシール部にはシールフォーム部材82が取付けられている。
また、冷蔵室ダクト部材81の下面部および背面部が第2区画壁42の上面部である区画壁ダクト部材87と区画壁板部材88と内箱2のフォーム部材シール面84とがシールフォーム部材82を圧縮し密着することで、冷蔵室ダクト装置80のシール接続部にシー
ル強化の構造が形成され、上下方向および前後方向にシール接続され、さらに冷蔵室ダクト部材81の背面部である冷蔵室ダクト圧接シール部83aが内箱2の内箱圧接シール部83bとがシール接続し、それらの前面を冷蔵室ダクト化粧板86でカバーしている。
冷蔵室ダクト装置80の下面部は前方に備えた爪形状の引っ掛け固定によるダクト装置固定部89で固定し、第2区画壁42との密着性の確保を行っている。しかしダクト装置固定部89の固定だけでは、冷蔵室ダクト装置80の下面部の奥側の位置が安定しないため、冷蔵室ダクト装置80の下面部奥側と区画壁板部材88との接合部のシール性が不安定である。
しかし、内箱2に一体に形成し、冷蔵室ダクト装置80の上下位置を安定化させる構造として、バラツキがないように安定化させる構造の浮き上がり防止部85と冷蔵室ダクト部材81が接合することにより、冷蔵室ダクト装置80の下面部が浮き上がることがなく接合部の位置が安定することにより、シール性を高めることができ外部への冷気漏れを確実に防止することができる。浮き上がり防止部85はシール部の近傍に配置している。
第2区画壁42の冷蔵室送風ダクト48aを構成する区画壁ダクト部材87と区画壁板部材88の連結部を一直線の面と面を接触させるのではなく、図示したように、シール接続部の部材間の勘合部を段差部形状の面で接触させることにより、区画壁ダクト部材87と区画壁板部材88の接触面間に部品バラツキにより発生する隙を抑制し、また部品間の接触面積を増やすことでダクトの外側へ漏れ出す冷気をより確実遮断することができ、シール性を確保することができる。
冷蔵室35の温度の均一化を行うため冷蔵室ダクト部材81の冷蔵室ダクト圧接シール部83aの形状は凸凹により、冷蔵室全体を包み込むように冷気の吐出を行っている。冷蔵室ダクト圧接シール部83aとシールフォーム部材82によるシール構造とするフォーム部材シール部84の切替えを同一線上で連結せず、それぞれのシール部をヘイコウニ配置し、さらに平行にラップさせることで切替え部の接触距離を十分に確保することができ、部品のバラツキや組立てバラツキも吸収できるので、シール性の向上を図ることができる。
また、内箱2の内箱圧接シール部83bは段差を設け周辺部とは異なる面であることを強調することにより、金型成型時にシール部の平面精度の確保が容易になり冷蔵室ダクト圧接シール部83aとの接触によるシール性の向上を図ることができる。
なお、シール補強構造は冷蔵室の形態によって説明を行ったが、切替室においても冷蔵室同様に、これらのシール補強構造を用いても良い。
また冷蔵室35内の下部には野菜室64が形成され、野菜室64は、前面に開閉蓋64aがあり、前後方向に引出せる野菜ケース64bが構成されている。野菜室64はこのような構成以外に、上面に開口部を有し、上面蓋で密閉できるボックスケース65を収納しておいてもよい。
また野菜室64は冷蔵室35の全幅寸法に合わせて構成されていてもよいが、本実施例の場合、野菜室64は冷蔵室35の全幅寸法よりも小さい寸法で構成され、野菜室64の横には自動製氷用の水を貯蔵する給水タンク53が着脱可能に収納されている。そして給水タンク53に接続される給水配管55が冷蔵室35から切替室36を通って冷凍室37まで延びている。給水タンク53内の水は図示しないモータによって吸上げられて給水配管55内に導かれる。
切替室36は冷凍温度帯に設定可能であり、給水配管55内の水が凍る可能性もある。このため、給水配管55の外周には図示しない凍結防止用ヒータが巻かれ、また給水配管55は内箱33とダクト装置49の間に配置するので、ダクト装置49の裏面に凹部56を形成し給水配管55を凹部56に埋設して断熱している。またダンパ装置50の配線やコネクタを収納する配線収納部52もダクト装置49の裏面に収納部52を設け収納してもよい。
凹部56、収納部52を形成することで、給水配管55や配線収納部52に必要な前後方向の収納空間を低減でき切替室36の内容積を確保できる。また凹部56、配線収納部52はダクト装置49の冷蔵室送風ダクト48a、切替室送風ダクト48b、そして冷蔵室帰還ダクト51aが形成されている部分にラップしないように反対側に構成されているので、断熱性を損なうのを防止する。
また外箱32で、切替室36の背面に対応する位置には冷蔵庫30全体をコントロールする制御基板66が配置される。
また冷蔵室35の温度を検知する冷蔵室温度センサー67は冷蔵室戻り口35b内に設置され、切替室36の温度を検知する切替室温度センサー68は切替室戻り口36c内に設置されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
冷却室43の冷却器44で生成された冷気の一部はファン46によって前方へ強制的に送風され、冷凍室37はカバーコイル45の吐出口から吐出した冷気によって冷却され、冷気はカバーコイル45の下部に開口した戻り口を介して冷却器44の下部に導かれ、冷却器44で熱交換されて、再び新鮮な冷気がファン46によって循環を繰返す。これによって冷凍室37は冷凍室センサー(図示しない)の制御で適温に冷却される。
またファン46の上方に吐出された冷気はカバーコイル45の冷気吐出口72から第1区画壁41の連通孔を経て、ダクト装置49に導かれる。そして冷蔵室35に吐出される冷気は冷蔵室温度センサー67により室内温度が設定温度以上の時、ダンパ装置50の冷蔵室ダンパ50aを開放し、冷蔵室送風ダクト48aを通って冷蔵室の吐出口35aから冷気を吐出し室内を冷却する。循環した冷気は戻り口35bに導かれ、冷蔵室35内の空気や貯蔵物に含まれる湿気を帯びた空気となって、ダクト装置49の冷蔵室帰還ダクト51aを通ってカバーコイル45と冷却室43の背面壁とで構成される冷気戻り通路71を通って冷気帰還口77から冷却器44の下部に導かれて冷却器44と熱交換して、新鮮な冷気が再びファンによって強制的に送風される。
これによって、冷蔵室35は、冷却器44から離れた位置にあっても、ファン46によって冷気を冷却器44に連通する冷蔵室送風ダクト48aに強制送風させ、ダクト装置49内の冷蔵室送風ダクト48aを通って冷蔵室35へ冷気を吐出させ、また冷蔵室温度センサー67によって冷蔵室ダンパ50aの開閉を制御するので、室内を設定温度に制御することができる。
また切替室36に吐出される冷気は、切替室温度センサー68により室内温度が設定温度以上の場合、ダンパ装置50の切替室ダンパ50bを開放し、切替室送風ダクト48bを通って上部引出しケース69の上面開口部より高い位置に設けた切替室の吐出口36aから冷気を吐出し、上部引出しケース69内に冷気を導入し、また下部引出しケース70の上面開口部より高い位置に設けた吐出口36bから冷気を吐出し、上部引出しケース69の背面壁を冷気の流れを規制するガイドとして作用させ下部引出しケース70内に冷気
を導入する。切替室36内を循環した冷気は戻り口36cに導かれ、切替室帰還ダクト51bを通って切替室帰還連通口59を通過し、カバーコイル45に形成された分流ダクト76を通って冷気帰還口77から冷却器44の下部に導かれ冷却器44と熱交換し、熱交換した冷気が再びファンによって強制的に送風される。
これによって、切替室36は、冷却器44から離れた位置にあっても、ファン46によって冷気を冷却器44に連通する切替室送風ダクト48bに強制送風させてダクト装置49内を通って切替室36へ冷気を吐出させ、また切替室温度センサー68によって切替室ダンパ50bの開閉を制御するので、室内を設定温度に制御することができる。
ダクト装置49内では、冷蔵室送風ダクト48aと切替室送風ダクト48bと冷蔵室帰還ダクト51aとが上下方向に延びて左右横並びに配置され、切替室帰還ダクト51bは冷蔵室帰還ダクト51aの前方に形成している。
したがってダクト装置49の幅方向のほぼ中心位置に冷蔵室送風ダクト48aと切替室送風ダクト48bを設けて、一側に冷蔵室帰還ダクト51aと切替室帰還ダクト51bを断熱箱体31に対して前後方向に配置したので、他側に給水タンク53に接続する給水配管55と配線収納部52が配置されるので切替室36後方の無効空間となるダクト装置49と内箱33間の距離を小さくすることができ、切替室36の奥行き寸法を大きく確保できる。
また冷蔵室送風ダクト48aは切替室36のダクト装置49内から冷蔵室35内の分岐路63に至るまで、ほぼ垂直方向にダクトが形成されるので、ダクト内の風路抵抗を低減し冷蔵室35への風量を確保できる。
また発泡断熱材34が充填されて、第1区画壁41と第2区画壁42は断熱箱体31に形成され、その後、第1区画壁41と第2区画壁42との間で、切替室36の背面にダクト装置49が配置することで、切替室36のダクト構成を簡単に形成することができる。
切替室36はー18℃の冷凍温度帯から4℃の冷蔵温度帯まで設定温度を切替ることができ、これは切替室ダンパ50bの開度率を設定温度に応じて制御することで実現できる。
特に切替室36の設定温度が冷蔵温度よりも低い温度帯に設定された場合、切替室の吐出口36a、36bから吐出した冷気は戻り口36cを通って切替室帰還ダクト51b内に導かれる。冷蔵室帰還ダクト51aを通る冷気は切替室帰還ダクト51bを通る冷気よりも温度が高いため、冷蔵室帰還ダクト51aのダクト表面に結露が発生する虞があり、特に低外気温度の場合、結露が凍結する可能性、また結露水が冷蔵室帰還ダクト51a内を流れ、戻り通路71で凍結する可能性もある。このため冷蔵室帰還ダクト51aに貼付したヒータ57を運転することで結露水が発生しても蒸発させて、ダクト内の凍結を防止することができる。
また冷気戻り通路71の上流部分に冷気を分流し混ざらないようにすることで冷蔵室帰還ダクト51aを通過してきた冷気が下方へ流れず、切替室帰還連通口59へ逆流し、ダクト装置49の切替室戻り口36cから切替室36内へ逆流するのを防止するトラップ機能で、逆流防止ダクトとして作用し、冷蔵室戻り冷気が切替室帰還連通口59を通って切替室戻り口36cから切替室36へ逆流するのを阻止し、切替室36を効率よく適温に冷却でき、また結露等を防止できる。
また除霜ヒータ47の端部は投影面で、冷却器44の一端部からはみ出し、冷気帰還口
77内を通って冷気戻り通路71内に延在して配置しているので、除霜時に、ヒータ熱で戻り通路71内を加熱できるので、結露や凍結を改善し防止することができ信頼性を高めることができる。
冷蔵室帰還ダクト51aと切替室帰還ダクト51bは切替室36や冷蔵室35よりも温度帯の低い冷凍室37領域を通って冷却器44の下方に連通するので、冷凍室37の温度帯よりも戻り冷気温度が最も高い冷蔵室帰還ダクト51aを冷凍室37から離れた位置に配置した方が冷蔵室帰還ダクト51a内が冷やされて結露の発生、さらには冷蔵室帰還ダクト51a内の凍結の虞を低減できる。
したがって冷凍室37の温度に近い温度から冷蔵室温度に近い温度まで設定可能な切替室36の切替室帰還ダクト51bを冷蔵室帰還ダクト51aの前方に配置することで、冷蔵室帰還ダクト51a内の結露や凍結を低減できる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、家庭用又は業務用冷蔵庫に対しても適用できる。
30 冷蔵庫
35 冷蔵室
36 切替室
37 冷凍室
41 第1区画壁
44 冷却器
45 カバーコイル
46 ファン
47 除霜ヒータ
48 送風ダクト
48a 冷蔵室送風ダクト
48b 切替室送風ダクト
49 ダクト装置
50 ダンパ装置
51a 冷蔵室帰還ダクト
51b 切替室帰還ダクト
58 冷蔵室帰還連通口
59 切替室帰還連通口
71 戻り通路
76 分流ダクト
80 冷蔵室ダクト装置
81 冷蔵室ダクト部材
82 シールフォーム部材
83a 冷蔵室ダクト圧接シール部
83b 内箱圧接シール部
84 フォーム部材シール部
85 浮き上がり防止部
86 冷蔵室ダクト化粧板
87 区画壁ダクト部材
88 区画壁板部材
89 ダクト装置固定部

Claims (5)

  1. 上部に冷蔵室と下部に冷凍室、冷蔵室と冷凍室間に仕切壁前と、記冷凍室の後方に冷気を生成する冷却器と、前記冷却器の上部に配置され生成された冷気を各室へ強制的に送風するファンとを有する冷却室があり、前記ファンによって前記冷蔵室へ冷気を送風する冷蔵室送風ダクトと、前記冷蔵室内に吐出された冷気を前記冷却器に帰還させる冷蔵室帰還ダクトとを有するダクト装置とを備えた冷蔵庫において、
    前記ダクト装置と他の部材とを接続して前記ダクト内の冷気が外部に漏れないようにシールするシール接続部にシールを補強するシール補強構造を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記シール補強構造はダクト装置背面に備えたダクト装置を上下位置で安定化させる上下位置安定化構造であることを特徴とする請求項1の冷蔵庫。
  3. 前記シール補強構造は、複数部材によって構成されるシール接続部の部材間の勘合部を、段差部形状で構成したことを特徴とする請求項1の冷蔵庫。
  4. 前記シール補強構造はダクト装置と内箱のシール接続部において、シール部材を用いたシール接続部と圧接によるシール接続部を平行にラップさせたことを特徴とする請求項1の冷蔵庫。
  5. ダクト装置と内箱のシール接続部において、前記シール補強構造として内箱のシール接続部に段差部を設けたことを特徴とする請求項1の冷蔵庫。
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