JP2012008264A - 撮影レンズ、撮影レンズを備えた光学機器、撮影レンズの製造方法 - Google Patents

撮影レンズ、撮影レンズを備えた光学機器、撮影レンズの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】広画角であり、無限遠物体から近距離物体への合焦に際して、諸収差を良好に補正することができ、画面全体にわたって高い光学性能を備えた小型の撮影レンズ、当該撮影レンズを備えた光学機器、および撮影レンズの製造方法を提供すること
【解決手段】物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、
前記第1レンズ群は、像面に対して固定で、
前記第2レンズ群を物体側に移動させて近距離物体への焦点調節を行い、
次式の条件を満足することを特徴とする撮影レンズ。
1.50<Po/(TLa−Σd)<2.50
ただし、
TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
Po :前記撮影レンズ系全体での像面から射出瞳までの距離
Σd :前記第1レンズ群中の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ郡中の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
【選択図】図1

Description

本発明は撮影レンズ、撮影レンズを備えた光学機器、撮影レンズの製造方法に関する。
従来、写真用カメラやビデオカメラ等で、画角が50度程度でFナンバーが比較的明るく、小型のレンズタイプとして、物体側より順に、負レンズと正レンズとから構成された第1レンズ群と、絞りと、負レンズと正レンズとの接合レンズと正レンズとから構成された第2レンズ群とを有する撮影レンズがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−56434号公報
しかしながら、従来の撮影レンズにおいては、撮影レンズ系全体で合焦(フォーカシング)を行う構成とした場合、無限遠物体から近距離物体への合焦に際して、撮影レンズの全長が大きくなってしまうという問題があった。また、近距離物体合焦時の諸収差補正において不十分であるという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、 広画角であり、無限遠物体から近距離物体への合焦に際して、諸収差を良好に補正することができ、画面全体にわたって高い光学性能を備えた小型の撮影レンズ、当該撮影レンズを備えた光学機器、および撮影レンズの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮影レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、前記第1レンズ群は、像面に対して固定で、前記第2レンズ群を物体側に移動させて近距離物体への焦点調節を行い、次式の条件を満足することを特徴とする。
1.50<Po/(TLa−Σd)<2.50
ただし、
TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
Po:前記撮影レンズ系全体での像面から射出瞳までの距離
Σd:前記第1レンズ群中の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ郡中の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
また、本発明に係る光学機器は、前記撮影レンズを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る撮影レンズの製造方法は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する撮影レンズの製造方法であって、前記第2レンズ群を物体側に移動させて近距離物体への焦点調節を行うように構成し、前記撮影レンズが以下の条件式を満足するようにし、前記第1レンズ群が像面に対して固定となるようにすることを特徴とする。
1.50<Po/(TLa−Σd)<2.50
ただし、
TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
Po:前記撮影レンズ系全体での像面から射出瞳までの距離
Σd:前記第1レンズ群中の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ郡中の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
本発明によれば、広画角であり、無限遠物体から近距離物体への合焦に際して、諸収差を良好に補正することができ、画面全体にわたって高い光学性能を備えた小型の撮影レンズ、当該撮影レンズを備えた光学機器、および撮影レンズの製造方法を提供することができる。
第1実施例に係る撮影レンズの構成を示す断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、第1実施例に係る撮影レンズの無限遠物体合焦状態における諸収差図、近距離物体合焦状態における諸収差図である。 第2実施例に係る撮影レンズの構成を示す断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、第2実施例に係る撮影レンズの無限遠物体合焦状態における諸収差図、近距離物体合焦状態における諸収差図である。 第3実施例に係る撮影レンズの構成を示す断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、第3実施例に係る撮影レンズの無限遠物体合焦状態における諸収差図、近距離物体合焦状態における諸収差図である。 第4実施例に係る撮影レンズの構成を示す断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、第4実施例に係る撮影レンズの無限遠物体合焦状態における諸収差図、近距離物体合焦状態における諸収差図である。 第5実施例に係る撮影レンズの構成を示す断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、第5実施例に係る撮影レンズの無限遠物体合焦状態における諸収差図、近距離物体合焦状態における諸収差図である。 第6実施例に係る撮影レンズの構成を示す断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、第6実施例に係る撮影レンズの無限遠物体合焦状態における諸収差図、近距離物体合焦状態における諸収差図である。 第7実施例に係る撮影レンズの構成を示す断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、第7実施例に係る撮影レンズの無限遠物体合焦状態における諸収差図、近距離物体合焦状態における諸収差図である。 第8実施例に係る撮影レンズの構成を示す断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、第8実施例に係る撮影レンズの無限遠物体合焦状態における諸収差図、近距離物体合焦状態における諸収差図である。 本発明に係る撮影レンズを有するデジタル一眼レフカメラの内部構造の概略図である。 本発明に係る撮影レンズの製造方法の概略を示す図である。
以下、本発明の撮影レンズ、光学機器、撮影レンズの製造方法について説明する。
本発明に係る撮影レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、前記第1レンズ群は、像面に対して固定で、前記第2レンズ群を物体側に移動させて近距離物体への焦点調節を行い、次の条件式(1)を満足することを特徴とする。
(1)1.50<Po/(TLa−Σd)<2.50
ただし、
TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
Po:前記撮影レンズ系全体での像面から射出瞳までの距離
Σd:前記第1レンズ群中の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ郡中の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
本発明に係る撮影レンズは、上述のように、物体側より順に、正の屈折率を有する第1レンズ群と、正の屈折率を有する第2レンズ群とを有し、第1レンズ群は像面に対して固定され、第2レンズ群を物体側に移動させて無限遠物体から近距離物体への焦点調節を行う。この構成により、広画角で、優れた結像性能を備えた小型の撮影レンズを得ることが可能である。
本発明においては、このような構成のもとで、上記条件式(1)を満足することで、小型化および高性能化を図ることができる。
条件式(1)は、撮影レンズの全長と射出瞳の適切な範囲を規定するための条件式である。なお、条件式(1)中のTLaは、撮影レンズの全長を空気換算した値である。すなわち、撮影レンズの全長を、第2レンズ群中の最も像側のレンズ面から像面までの間を屈折力のないフィルタ等の光学ブロックを光路中から除去した状態で測ったときの値である(以下同様)。
本発明の撮影レンズの条件式(1)の対応値が上限値を上回った場合、射出瞳が相対的に大きくなってしまい、コマ収差および像面湾曲の補正が困難となってしまい好ましくない。さらに、撮影レンズの全長が相対的に小さくなることにより、小型化には有利であるが、バックフォーカスを確保できなくなってしまう。また、撮影レンズ全系で発生する球面収差およびコマ収差が大きくなりすぎてしまい、好ましくない。このように、条件式(1)の対応値が上限値を上回ると、バックフォーカスが確保できなくなってしまったり、球面収差および像面湾曲が良好に補正されなかったりして好ましくない。その結果、優れた光学性能を得るという本発明の目的を達成できなくなってしまう。
なお、本発明の効果を確実にするために条件式(1)の上限値を2.20にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(1)の上限値を2.00にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(1)の上限値を1.90にすることがさらに好ましい。
一方、本発明の撮影レンズの条件式(1)の対応値が下限値を下回った場合、射出瞳が相対的に小さくなってしまい、結果として撮影レンズの全長が大型化してしまい本発明の意図に反してしまう。また、球面収差および像面湾曲が良好に補正されず好ましくない。さらに、撮影レンズの厚さ、すなわち第1レンズ群中の最も物体側のレンズ面から第2レンズ郡中の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さを、撮影レンズの全長に対して小さくすることにより、小型化には有利であるが、撮影レンズ全系で発生するコマ収差および像面湾曲が大きくなり過ぎてしまい、優れた光学性能を得るという本発明の目的を達成できなくなってしまう。
なお、本発明の効果を確実にするために条件式(1)の下限値を1.60にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために条件式(1)の下限値を1.65にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために条件式(1)の下限値を1.70にすることがさらに好ましい。
また、本発明の撮影レンズは、小型化と高性能化とを図るために、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
(2)1.80<TLa/Σd<3.00
ただし、
TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
Σd:前記第1レンズ群中の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ郡中の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
条件式(2)は、小型化と高性能化とをバランスさせるための撮影レンズの適切な全長を規定するための条件式である。
本発明の撮影レンズの条件式(2)の対応値が上限値を上回った場合、撮影レンズの全長が大きくなってしまい、小型化と高性能化とのバランスが取れなくなってしまう。結果として撮影レンズの全長が大型化してしまい、本発明の意図に反してしまうので好ましくない。
なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(2)の上限値を2.80にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(2)の上限値を2.60にすることが好ましい。
一方、本発明の撮影レンズの条件式(2)の対応値が下限値を下回った場合、小型化には有利であるが、撮影レンズ系全体で発生する球面収差、コマ収差および像面湾曲が良好に補正できなくなってしまい好ましくない。また、バックフォーカスを長くすることが困難となってしまう。
なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を2.00にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(2)の下限値を2.10にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(2)の下限値を2.20にすることがさらに好ましい。
また、本発明の撮影レンズは、さらなる高性能化を達成させるために、第1レンズ群は、複数のレンズ成分で構成されることが好ましい。第1レンズ群をこのような構成とすることにより、第1レンズ群単体で発生する球面収差およびコマ収差を良好に補正することができる。なお、レンズ成分とは、単レンズ、あるいは2枚以上のレンズを接合してなる接合レンズをいう。
本発明の撮影レンズは、さらなる高性能化を達成させるために、第1レンズ群は複数のレンズ成分で構成され、第1レンズ群中の最も物体側のレンズ成分は正レンズ成分であることが望ましい。この構成とすることにより、像面湾曲と歪曲収差を良好に補正することができる。
本発明の撮影レンズは、さらなる高性能化と小型化とをバランスさせるために、第1レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとを有することが望ましい。第1レンズ群をこのような構成とすることにより、球面収差および像面湾曲、コマ収差を良好に補正することができる。
また、本発明の撮影レンズは、さらなる高性能化と小型化とをバランスさせるために、第1レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとを有することが望ましい。第1レンズ群をこのような構成とすることにより、球面収差および像面湾曲、コマ収差を良好に補正することができる。
また、本発明の撮影レンズは、高性能化と小型化とをバランスさせるために、第1レンズ群中の負メニスカスレンズに少なくとも1面の非球面を含むことが望ましい。第1レンズ群の負メニスカスレンズに少なくとも1面の非球面を配置することにより、球面収差および像面湾曲を良好に補正することができ小型化とのバランスを図ることができる。
また、本発明においては、小型化と高性能化とを図るために、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
(3)1.70<TLa/f<2.20
ただし、
TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
f :前記撮影レンズ全系の焦点距離
条件式(3)は、小型化と高性能化とをバランスさせるための撮影レンズの適切な全長と焦点距離とを規定するための条件式である。
本発明の撮影レンズの条件式(3)の対応値が上限値を上回った場合、撮影レンズの全長が大きくなってしまい、小型化と高性能化とのバランスが取れなくなってしまう。結果として、撮影レンズの全長が大型化してしまい、本発明の意図と反してしまい好ましくない。
なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(3)の上限値を2.15にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(3)の上限値を2.10にすることが好ましい。
一方、本発明の撮影レンズの条件式(3)の対応値が下限値を下回った場合、小型化には有利であるが、レンズ系全体で発生する球面収差およびコマ収差、像面湾曲が良好に補正できなくなってしまい好ましくない。
なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を1.75にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(3)の下限値を1.80にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(3)の下限値を1.85にすることがさらに好ましい。
本発明の撮影レンズは、さらなる高性能化と小型化とをバランスさせるために、第2レンズ群は、物体側より順に、物体側に凹面を向けた負レンズと像側に凸面を向けた正レンズとの接合レンズと、正レンズとを有することが望ましい。第2レンズ群をこのような構成とすることにより、像面湾曲およびコマ収差を良好に補正することができる。
また、本発明の撮影レンズは、さらなる高性能化を達成するために、接合レンズの接合面は物体側に凹面を向けていることが望ましい。接合面を物体側に対して凹面とすることで、第2レンズ群単体で発生する像面湾曲およびコマ収差を良好に補正することができる。
また、本発明の撮影レンズは、さらなる高性能化を達成するために、第2レンズ群中の正レンズに少なくとも1面の非球面を含むことが望ましい。第2レンズ群中の正レンズに非球面を配置することにより、フォーカシングの際に発生する歪曲収差および像面湾曲の変動を良好に補正することができる。
また、本発明の撮影レンズは、小型化と高性能化とを図るために、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
(4)5.50<TLa/Σd2<6.50
ただし、
TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
Σd2:第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
条件式(4)は、小型化と高性能化とをバランスさせるための撮影レンズの適切な全長を規定するための条件式である。
本発明の撮影レンズの条件式(4)の対応値が上限値を上回った場合、撮影レンズの全長が大きくなってしまい、小型化と高性能化とのバランスが取れなくなってしまう。また、像面湾曲が補正不足となってしまう。結果として、撮影レンズの全長が大型化してしまい、本発明の意図と反してしまい好ましくない。
なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(4)の上限値を6.40にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(4)の上限値を6.30にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(4)の上限値を6.20にすることがさらに好ましい。
一方、本発明の撮影レンズの条件式(4)の対応値が下限値を下回った場合、小型化には有利であるが、レンズ系全体で発生するコマ収差及び像面湾曲が良好に補正できなくなってしまい、好ましくない。また、バックフォーカスを長くすることが困難となってしまう。
なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値を5.60にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(4)の下限値を5.65にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(4)の下限値を5.70にすることがさらに好ましい。
また、本発明の撮影レンズは、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
(5)0.80<f/f2<1.10
ただし、
f :撮影レンズ全系の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
条件式(5)は、第2レンズ群の焦点距離を規定するための条件式である。
本発明の撮影レンズの条件式(5)の対応値が上限値を上回った場合、第2レンズ群の屈折力が強くなり、第2レンズ群単体で発生する球面収差が大きくなってしまい好ましくない。
なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(5)の上限値を1.00にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(5)の上限値を0.95にすることが好ましい。
一方、本発明の撮影レンズの条件式(5)の対応値が下限値を下回った場合、第2レンズ群の屈折力が弱くなってしまい、合焦させた際に像面湾曲の変化が大きくなってしまう。
なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(5)の下限値を0.82にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(5)の下限値を0.85にすることが好ましい。
また、本発明においては、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)2.50<f1/f2<5.10
ただし、
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
条件式(6)は、第1レンズ群と第2レンズ群との最適な焦点距離比の範囲を規定するための条件式である。
本発明の撮影レンズの条件式(6)の対応値が上限値を上回った場合、第1レンズ群の屈折力が相対的に弱くなり、球面収差の補正が不足してしまい、好ましくない。さらに、第2レンズ群の屈折力が相対的に強くなることにより、第2レンズ群で発生するコマ収差が大きくなりすぎてしまい、優れた光学性能を得るという本発明の目的を達成できなくなってしまう。
なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(6)の上限値を5.00にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(6)の上限値を4.80にすることが好ましい。
一方、本発明の撮影レンズの条件式(6)の対応値が下限値を下回った場合、第1レンズ群の屈折力が相対的に強くなってしまい、第1レンズ群単独で発生する球面収差およびコマ収差の補正が困難となってしまう。また、第2レンズ群の屈折力が相対的に弱くなってしまい、像面湾曲が良好に補正できなくなってしまい好ましくない。
なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(6)の下限値を2.75にすることが好ましい。また、本発明の効果をさらに確実にするために、条件式(6)の下限値を3.00にすることが好ましい。
また、本発明の撮影レンズは、さらなる高性能化を図るために、第1レンズ群と第2レンズ群との間に開口絞りがあることが望ましい。これにより、撮影レンズ全系の屈折力配置を物体側より正の屈折力を有するレンズ群、開口絞り、正の屈折力を有するレンズ群という対称型の屈折力配置に近づけ、像面湾曲および歪曲収差を良好に補正している。
また、本発明の撮影レンズは、さらなる高性能化と小型化とをバランスさせるために、第1レンズ郡中において少なくとも1面の非球面を含むことが望ましい。第1レンズ群に非球面レンズを配置することにより、球面収差および像面湾曲を良好に補正することができる。
また、本発明の撮影レンズは、さらなる高性能化と小型化とをバランスさせるために、第2レンズ群中において少なくとも1面の非球面を含むことが望ましい。第2レンズ群に非球面レンズを配置することにより、球面収差および像面湾曲を良好に補正することができる。
また、本発明の撮影レンズは、さらなる高性能化および高機能を達成するために、第2レンズ群の全体または一部をシフトレンズ群として光軸に略直交方向にシフトさせることによって、像面上の像をシフトさせることが可能である。本発明の撮影レンズの光学系は、第1レンズ群と第2レンズ群との間が略アフォーカルとなっており、レンズシフトさせた際に像面湾曲を抑えることが可能である。
さらに、本発明の撮影レンズは、手ブレ等に起因する像ブレによる撮影の失敗を防ぐために、レンズ系のブレを検出するブレ検出系と駆動手段とをレンズ系に組み合わせ、レンズ系を構成するレンズ群のうち、1つのレンズ群の全体または一部をシフトレンズ群として偏心させることができる。これにより、ブレ検出系により検出されたレンズ系のブレに起因する像ブレ(像面位置の変動)を補正するように、駆動手段によりシフトレンズ群を駆動させ、像をシフトさせることで、像ブレを補正することが可能である。このように、本発明の撮影レンズは、1つのレンズ群の全体または一部をいわゆる防振光学系として機能させることが可能である。
また、本発明の光学機器は、上述した構成の撮影レンズを有することを特徴とする。これにより、広画角であり、無限遠物体から近距離物体への合焦に際して、諸収差を良好に補正することができ、画面全体にわたって高い光学性能を備えた小型の光学機器を実現することができる。
また、本発明の撮影レンズの製造方法は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する撮影レンズの製造方法であって、前記第2レンズ群を、物体側に移動させて近距離物体への焦点調節を行うように構成し、前記撮影レンズが以下の条件式(1)を満足するようにし、前記第1レンズ群が像面に対して固定となるようにすることを特徴とする。
(1)1.50<Po/(TLa−Σd)<2.50
ただし、
TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
Po:前記撮影レンズ系全体での像面から射出瞳までの距離
Σd:前記撮影レンズ系の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
斯かる本発明の撮影レンズの製造方法により、広画角であり、無限遠物体から近距離物体への合焦に際して、諸収差を良好に補正することができ、画面全体にわたって高い光学性能を備えた小型の撮影レンズを製造することができる。
以下、本発明の数値実施例に係る撮影レンズを添付図面に基づいて説明する。図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13および図15は、各実施例に係る撮影レンズSL1〜SL8の構成および屈折力配分を示す断面図であり、これらの撮影レンズSL1〜SL8の無限遠合焦状態から近距離合焦状態への合焦状態の変化、すなわちフォーカシング時における各レンズ群の移動の様子を矢印で示している。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例に係る撮影レンズSL1の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施例に係る撮影レンズSL1は、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、該第1レンズ群G1と空気間隔を隔てて配置された正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、該第2レンズ群G2と空気間隔を隔てて配置されたフィルタ群FLとから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11(第1レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12(第2レンズ成分)とから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側に凹面を向けた負レンズL21と像側に凸面を向けた正レンズL22とを貼り合わせて構成された接合レンズ(第3レンズ成分)と、両凸形状の正レンズL23(第4レンズ成分)とから構成されている。フィルタ群FLは、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等から構成されている。
像面I上には、CCDやCMOS等から構成された撮像素子(図示省略)が配置されている。また、開口絞りSは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に配置され、無限遠物体合焦状態から近距離物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第1レンズ群G1または像面Iに対して固定である。また、第1フレアカット絞りFS1および第2フレアカット絞りFS2が、開口絞りSの前後にそれぞれ配置されている。なお、撮像素子、開口絞りS、第1フレアカット絞りFS1および第2フレアカット絞りFS2の構成および配置は、後述する各実施例において同様である。
本実施例に係る撮影レンズSL1は、無限遠物体合焦状態から近距離物体合焦状態への合焦状態の変化、すなわちフォーカシングに際して、第1レンズ群G1は像面Iに対して固定で、第2レンズ群G2は像面Iに対して移動し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が変化する。
以下の表1に、本発明の第1実施例に係る撮影レンズSL1の諸元値を掲げる。
表1中の[面データ]において、面番号は物体側から数えたレンズ面の順番、rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ面の間隔、ndはd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、νdはd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示している。また、物面は物体面、(絞りS)は開口絞りS、(絞りFS1)は第1フレアカット絞りFS1、(絞りFS2)は第2フレアカット絞りFS2、像面は像面Iをそれぞれ示している。なお、曲率半径r=∞は平面を示し、空気の屈折率d=1.00000の記載は省略している。また、レンズ面が非球面である場合には面番号に*印を付して曲率半径rの欄には近軸曲率半径を示している。
[非球面データ]には、[面データ]に示した非球面について、その形状を次式で表した場合の近軸曲率半径r、円錐定数κ、および非球面係数C4〜C10を示す。
S(y)=(y2/r)/{1+(1−κ×y2/r21/2}+C4×y4+C6×y6+C8×y8+C10×y10
ここで、yを光軸に垂直な方向の高さ、S(y)を高さyにおける各非球面の頂点の接平面から各非球面までの光軸に沿った距離(サグ量)、rを基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)、κを円錐定数、Cn(nは整数)をn次の非球面数とする。なお、2次の非球面数C2は0(零)である。
[各種データ]および[レンズ群データ]において、fは焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角(単位は「°」)、Yは像高、TLは光学系全長、BFはバックフォーカス、TLaは光学系の空気換算全長、BFaは空気換算バックフォーカス、di(iは整数)は第i面の面間隔をそれぞれ示す。また、βは撮影倍率、d0は物体から最も物体側のレンズ面までの距離をそれぞれ示す。ここで、光学系全長TLは第1レンズ群G1中の最も物体側のレンズ面から像面Iまでの光軸上の距離であり、バックフォーカスBFは第2レンズ群G2中の最も像側のレンズ面から像面Iまでの光軸上の距離である。なお、近距離物体合焦時の撮影距離は撮影倍率が−1/30倍の時の物体までの距離であり、後述する各実施例においても同様である。
ここで、表1に記載されている焦点距離fや曲率半径r、およびその他長さの単位は一般に「mm」が使われる。しかしながら光学系は、比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるため、これに限られるものではない。
なお、以上に述べた表1の符号は、後述する各実施例の表においても同様に用いるものとする。
(表1)第1実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
*1 24.2544 2.20 1.67790 54.89
*2 11.6621 1.35
3 16.4363 2.45 1.88300 40.76
4 46.2388 0.60
5 ∞ 2.60 (絞りFS1)
6 ∞ (d6) (絞りS)
7 ∞ 3.10 (絞りFS2)
8 −10.8832 1.80 1.80810 22.76
9 −24.2875 5.00 1.75500 52.32
10 −13.2442 0.20
11 87.6191 4.55 1.59319 67.87
*12 −46.9312 (d12)
13 ∞ 2.00 1.51680 64.10
14 ∞ (d14)
像面 ∞

[非球面データ]
第1面
R κ C46810
24.2544+1.6856+0.0000×10−0+0.0000×10−0+0.0000×10−0+0.0000×10−0
第2面
R κ C46810
11.6621+1.6736−6.8586×10−5−9.4226×10−7+7.6823×10−9−2.6651×10−10
第12面
R κ C46810
−46.9312+7.9227+2.0738×10−5+1.9140×10−9+2.2006×10−10−2.5793×10−13

[各種データ]
f =36.20
FNO = 2.95
2ω =62.67
Y =21.60
TL =67.39
BF =39.49
TLa=66.70
BFa=38.81

可変間隔
無限遠物体合焦状態 近距離物体合焦状態
β −0.0333
d0 1089.1255
d6 4.0423 2.7579
d12 36.4934 37.7777
d14 1.0000 1.0000

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
1 1 137.7575
2 8 39.2741

[各条件式対応値]
f = 36.2005
f1 =137.7575
f2 = 39.2741
Po = 69.4253
TLa= 66.7000
Σd = 27.8923
Σd2=11.5500
(1)Po/(TLa−Σd)=1.7888
(2)TLa/Σd=2.3915
(3)TLa/f=1.8426
(4)TLa/Σd2=5.7753
(5)f/f2=0.9217
(6)f1/f2=3.5076
図2(a)および図2(b)はそれぞれ、本発明の第1実施例に係る撮影レンズSL1の無限遠合焦状態および近距離合焦状態での諸収差図である。
各収差図において、FNOはFナンバーを、Aは各像高に対する半画角をそれぞれ示している。また、非点収差を示す収差図において実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。なお、以下に示す各実施例の諸収差図においても、本実施例と同様の符号を用いる。
各収差図から明らかなように、第1実施例では、無限遠合焦状態から近距離合焦状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
なお、本実施例においては、第2レンズ群G2の全体をシフトレンズ群として光軸に略直交方向にシフトさせることにより、手ブレによって生じる像ブレを補正する、すなわち防振を行う構成とすることができる。また、第2レンズ群G2の一部、すなわち接合レンズまたは正レンズL23を光軸に略直交方向にシフトさせることで防振を行う構成としても良い。
(第2実施例)
図3は、本発明の第2実施例に係る撮影レンズSL2の構成を示す図である。
図3に示すように、本実施例に係る撮影レンズSL2は、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、該第1レンズ群G1と空気間隔を隔てて配置された正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、該第2レンズ群G2と空気間隔を隔てて配置されたフィルタ群FLとから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11(第1レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12(第2レンズ成分)とから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側に凹面を向けた負レンズL21と像側に凸面を向けた正レンズL22とを貼り合わせて構成された接合レンズ(第3レンズ成分)と、両凸形状の正レンズL23(第4レンズ成分)とから構成されている。フィルタ群FLは、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等から構成されている。
本実施例に係る撮影レンズSL2は、無限遠物体合焦状態から近距離物体合焦状態への合焦状態の変化、すなわちフォーカシングに際して、第1レンズ群G1は像面Iに対して固定で、第2レンズ群G2は像面Iに対して移動し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が変化する。
以下の表2に、本発明の第2実施例に係る撮影レンズSL2の諸元値を掲げる。
(表2)第2実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
*1 26.8460 2.20 1.67790 54.89
*2 12.5040 2.00
3 18.8091 2.30 1.88300 40.76
4 58.5951 0.70
5 ∞ 3.30 (絞りFS1)
6 ∞ (d6) (絞りS)
7 ∞ 3.25 (絞りFS2)
8 −11.6610 1.95 1.80810 22.76
9 −28.1390 5.35 1.75500 52.32
10 −14.0532 0.20
11 96.6797 4.60 1.59319 67.05
*12 −45.3228 (d12)
13 ∞ 2.00 1.51680 64.12
14 ∞ (d14)
像面 ∞

[非球面データ]
第1面
R κ C46810
26.8460+2.0650+0.0000×10−0+0.0000×10−0+0.0000×10−0+0.0000×10−0
第2面
R κ C46810
12.5040+1.8211−5.9269×10−5−9.5098×10−7+9.7775×10−9−2.2897×10−10
第12面
R κ C46810
−45.3228+7.1423+1.9195×10−5+9.0461×10−9+1.4126×10−10−5.3447×10−14

[各種データ]
f =36.05
FNO = 2.92
2ω =62.94
Y =21.60
TL =71.32
BF =41.39
TLa=70.61
BFa=40.68

可変間隔
無限遠物体合焦状態 近距離物体合焦状態
β −0.0333
d0 1084.4198
d6 4.0805 2.8333
d12 38.2938 39.5411
d14 1.0000 1.0000

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
1 1 173.4140
2 8 38.9379

[各条件式対応値]
f = 36.0500
f1 =173.4140
f2 = 38.9379
Po = 73.3720
TLa= 70.6100
Σd = 29.9305
Σd2=12.1000
(1)Po/(TLa−Σd)=1.8037
(2)TLa/Σd=2.3591
(3)TLa/f=1.9586
(4)TLa/Σd2=5.8354
(5)f/f2=0.9258
(6)f1/f2=4.4536
図4(a)および図4(b)はそれぞれ、本発明の第2実施例に係る撮影レンズSL2の無限遠合焦状態および近距離合焦状態での諸収差図である。
各収差図から明らかなように、第2実施例では、無限遠合焦状態から近距離合焦状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
なお、本実施例においては、第2レンズ群G2の全体をシフトレンズ群として光軸に略直交方向にシフトさせることにより、手ブレによって生じる像ブレを補正する、すなわち防振を行う構成とすることができる。また、第2レンズ群G2の一部、すなわち接合レンズまたは正レンズL23を光軸に略直交方向にシフトさせることで防振を行う構成としても良い。
(第3実施例)
図5は、本発明の第3実施例に係る撮影レンズSL3の構成を示す図である。
図5に示すように、本実施例に係る撮影レンズSL3は、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、該第1レンズ群G1と空気間隔を隔てて配置された正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、該第2レンズ群G2と空気間隔を隔てて配置されたフィルタ群FLとから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11(第1レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12(第2レンズ成分)とから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側に凹面を向けた負レンズL21と像側に凸面を向けた正レンズL22とを貼り合わせて構成された接合レンズ(第3レンズ成分)と、両凸形状の正レンズL23(第4レンズ成分)とから構成されている。フィルタ群FLは、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等から構成されている。
本実施例に係る撮影レンズSL3は、無限遠合焦状態から近距離合焦状態への合焦状態の変化、すなわちフォーカシングに際して、第1レンズ群G1は像面Iに対して固定で、第2レンズ群G2は像面Iに対して移動し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が変化する。
以下の表3に、本発明の第3実施例に係る撮影レンズSL3の諸元値を掲げる。
(表3)第3実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 34.2747 2.10 1.67790 54.89
*2 14.1110 2.00
3 19.7895 2.65 1.88300 40.76
4 79.4375 0.70
5 ∞ 3.60 (絞りFS1)
6 ∞ (d6) (絞りS)
7 ∞ 3.27 (絞りFS2)
8 −11.4798 1.95 1.80810 22.76
9 −26.9229 5.30 1.75500 52.32
10 −14.6124 0.20
11 147.4150 4.50 1.59319 67.87
*12 −34.8052 (d12)
13 ∞ 2.11 1.51680 64.11
14 ∞ (d14)
像面 ∞

[非球面データ]
第2面
R κ C46810
14.1110+2.2287−6.2840×10−5−1.0445×10−6+1.1115×10−8−2.0188×10−10
第12面
R κ C46810
−34.8052−4.4403−6.1480×10−6+2.4888×10−8+0.0000×10−0+0.0000×10−0

[各種データ]
f =36.05
FNO = 2.91
2ω =62.99
Y =21.60
TL =71.30
BF =44.02
TLa=70.58
BFa=40.08

可変間隔
無限遠物体合焦状態 近距離物体合焦状態
β −0.0333
d0 1081.5355
d6 4.2323 2.9425
d12 37.6932 38.9831
d14 1.0000 1.0000

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
1 1 129.6905
2 8 40.2571

[各条件式対応値]
f = 36.0500
f1 =129.6905
f2 = 40.2571
Po = 73.8143
TLa = 70.5800
Σd = 30.5000
Σd2= 11.9500
(1)Po/(TLa−Σd)=1.8415
(2)TLa/Σd=2.3142
(3)TLa/f=1.9579
(4)TLa/Σd2=5.9065
(5)f/f2=0.8955
(6)f1/f2=3.2216
図6(a)および図6(b)はそれぞれ、本発明の第3実施例に係る撮影レンズSL3の無限遠合焦状態および近距離合焦状態での諸収差図である。
各収差図から明らかなように、第3実施例では、無限遠合焦状態から近距離合焦状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
なお、本実施例においては、第2レンズ群G2の全体をシフトレンズ群として光軸に略直交方向にシフトさせることにより、手ブレによって生じる像ブレを補正する、すなわち防振を行う構成とすることができる。また、第2レンズ群G2の一部、すなわち接合レンズまたは正レンズL23を光軸に略直交方向にシフトさせることで防振を行う構成としても良い。
(第4実施例)
図7は、本発明の第4実施例に係る撮影レンズSL4の構成を示す図である。
図7に示すように、本実施例に係る撮影レンズSL4は、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、該第1レンズ群G1と空気間隔を隔てて配置された正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、該第2レンズ群G2と空気間隔を隔てて配置されたフィルタ群FLとから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11(第1レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12(第2レンズ成分)とから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側に凹面を向けた負レンズL21と像側に凸面を向けた正レンズL22とを貼り合わせて構成された接合レンズ(第3レンズ成分)と、両凸形状の正レンズL23(第4レンズ成分)とから構成されている。フィルタ群FLは、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等から構成されている。
本実施例に係る撮影レンズSL4は、無限遠合焦状態から近距離合焦状態への合焦状態の変化、すなわちフォーカシングに際して、第1レンズ群G1は像面Iに対して固定で、第2レンズ群G2は像面Iに対して移動し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が変化する。
以下の表4に、本発明の第4実施例に係る撮影レンズSL4の諸元値を掲げる。
(表4)第4実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 31.7806 1.80 1.69350 53.18
*2 14.0003 2.00
3 19.5039 2.25 1.88300 40.76
4 69.7968 0.68
5 ∞ 4.71 (絞りFS1)
6 ∞ (d6) (絞りS)
7 ∞ 3.27 (絞りFS2)
8 −11.5058 1.95 1.80810 22.76
9 −25.1369 5.30 1.75500 52.32
10 −14.6493 0.20
11 124.7523 4.51 1.59319 67.87
*12 −35.9919 (d12)
13 ∞ 2.10 1.51680 64.11
14 ∞ (d14)
像面 ∞

[非球面データ]
第2面
R κ C46810
14.0003+2.0550−5.5801×10−5−9.3340×10−7+9.2870×10−9−1.5473×10−10
第12面
R κ C46810
−35.9919−4.1870−4.0077×10−6+1.9288×10−8+0.0000×10−0+0.0000×10−0

[各種データ]
f =36.05
FNO = 2.91
2ω =62.99
Y =21.60
TL =71.50
BF =40.80
TLa=70.78
BFa=40.08

可変間隔
無限遠物体合焦状態 近距離物体合焦状態
β −0.0333
d0 1081.4892
d6 4.0386 2.7583
d12 37.6981 38.9785
d14 1.0000 1.0000

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
1 1 136.2844
2 8 39.8788

[各条件式対応値]
f = 36.0500
f1 =136.2844
f2 = 39.8788
Po = 72.9392
TLa = 70.7800
Σd = 30.7000
Σd2= 11.9575
(1)Po/(TLa−Σd)=1.8197
(2)TLa/Σd=2.3056
(3)TLa/f=1.9635
(4)TLa/Σd2=5.9195
(5)f/f2=0.9040
(6)f1/f2=3.4175
図8(a)および図8(b)はそれぞれ、本発明の第4実施例に係る撮影レンズSL4の無限遠合焦状態および近距離合焦状態での諸収差図である。
各収差図から明らかなように、第4実施例では、無限遠合焦状態から近距離合焦状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
なお、本実施例においては、第2レンズ群G2の全体をシフトレンズ群として光軸に略直交方向にシフトさせることにより、手ブレによって生じる像ブレを補正する、すなわち防振を行う構成とすることができる。また、第2レンズ群G2の一部、すなわち接合レンズまたは正レンズL23を光軸に略直交方向にシフトさせることで防振を行う構成としても良い。
(第5実施例)
図9は、本発明の第5実施例に係る撮影レンズSL5の構成を示す図である。
図9に示すように、本実施例に係る撮影レンズSL5は、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、該第1レンズ群G1と空気間隔を隔てて配置された正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、該第2レンズ群G2と空気間隔を隔てて配置されたフィルタ群FLとから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正レンズL11(第1レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12(第2レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13(第3レンズ成分)とから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側に凹面を向けた負レンズL21と像側に凸面を向けた正レンズL22とを貼り合わせて構成された接合レンズ(第4レンズ成分)と、両凸形状の正レンズL23(第5レンズ成分)とから構成されている。フィルタ群FLは、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等から構成されている。
本実施例に係る撮影レンズSL5は、無限遠合焦状態から近距離合焦状態への合焦状態の変化(すなわちフォーカシング)に際して、第1レンズ群G1は像面Iに対して固定で、第2レンズ群G2は像面Iに対して移動し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が変化する。
以下の表5に、本発明の第5実施例に係る撮影レンズSL5の諸元値を掲げる。
(表5)第5実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 1000.0000 1.45 1.67790 55.34
2 −222.8453 0.20
3 32.7810 1.60 1.67790 54.89
*4 12.9777 1.64
5 17.1150 2.17 1.88300 40.76
6 45.0372 0.70
7 ∞ 3.60 (絞りFS1)
8 ∞ (d8) (絞りS)
9 ∞ 3.27 (絞りFS1)
10 −11.5810 1.89 1.80810 22.76
11 −27.2670 5.22 1.75500 52.32
12 −14.5807 0.20
13 140.8767 4.54 1.59319 67.87
*14 −34.1907 (d14)
15 ∞ 2.10 1.51680 64.11
16 ∞ (d16)
像面 ∞

[非球面データ]
第4面
R κ C46810
12.9777+1.9418−6.4717×10−5−8.5881×10−7+6.5859×10−9−1.9212×10−10
第14面
R κ C46810
−34.1907−14.9618−3.8197×10−5+2.2111×10−7−7.7265×10−10+1.3614×10−12

[各種データ]
f =36.05
FNO = 2.91
2ω =63.02
Y =21.60
TL =71.24
BF =40.81
TLa=70.53
BFa=40.10

可変間隔
無限遠物体合焦状態 近距離物体合焦状態
β −0.0333
d0 1082.8665
d8 3.9533 2.6899
d14 37.7119 38.9753
d16 1.0000 1.0000

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
1 1 151.5718
2 10 39.0656

[各条件式対応値]
f = 36.0500
f1 =151.5718
f2 = 39.0656
Po = 72.5918
TLa = 70.5300
Σd = 30.4930
Σd2= 11.8521
(1)Po/(TLa−Σd)=1.8133
(2)TLa/Σd=2.3129
(3)TLa/f=1.9563
(4)TLa/Σd2=5.9505
(5)f/f2=0.9228
(6)f1/f2=3.8799
図10(a)および図10(b)はそれぞれ、本発明の第5実施例に係る撮影レンズSL5の無限遠合焦状態および近距離合焦状態での諸収差図である。
各収差図から明らかなように、第5実施例では、無限遠合焦状態から近距離合焦状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
なお、本実施例においては、第2レンズ群G2の全体をシフトレンズ群として光軸に略直交方向にシフトさせることにより、手ブレによって生じる像ブレを補正する、すなわち防振を行う構成とすることができる。また、第2レンズ群G2の一部、すなわち接合レンズまたは正レンズL23を光軸に略直交方向にシフトさせることで防振を行う構成としても良い。
(第6実施例)
図11は、本発明の第6実施例に係る撮影レンズSL6の構成を示す図である。
図11に示すように、本実施例に係る撮影レンズSL6は、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、該第1レンズ群G1と空気間隔を隔てて配置された正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、該第2レンズ群G2と空気間隔を隔てて配置されたフィルタ群FLとから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正レンズL11(第1レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12(第2レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13(第3レンズ成分)とから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側に凹面を向けた負レンズL21と像側に凸面を向けた正レンズL22とを貼り合わせて構成された接合レンズ(第4レンズ成分)と、両凸形状の正レンズL23(第5レンズ成分)とから構成されている。フィルタ群FLは、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等から構成されている。
本実施例に係る撮影レンズSL6は、無限遠合焦状態から近距離合焦状態への合焦状態の変化、すなわちフォーカシングに際して、第1レンズ群G1は像面Iに対して固定で、第2レンズ群G2は像面Iに対して移動し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が変化する。
以下の表6に、本発明の第6実施例に係る撮影レンズSL6の諸元値を掲げる。
(表6)第6実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 1000.0000 1.40 1.67790 55.34
2 −282.3273 0.20
3 30.6825 1.50 1.69350 54.18
*4 12.7801 1.55
5 16.9788 2.15 1.88300 40.76
6 45.4748 0.70
7 ∞ 3.60 (絞りFS1)
8 ∞ (d8) (絞りS)
9 ∞ 3.27 (絞りFS2)
10 −11.4350 1.90 1.80810 22.76
11 −27.1985 5.20 1.75500 52.32
12 −14.4115 0.20
13 129.8333 4.60 1.59319 67.87
*14 −34.8830 (d14)
15 ∞ 2.00 1.51680 64.11
16 ∞ (d16)
像面 ∞

[非球面データ]
第4面
R κ C46810
12.7801−0.2080+5.1449×10−5+2.8997×10−7−3.7095×10−9+2.4546×10−11
第14面
R κ C46810
−34.8830−19.0000−4.5892×10−5+2.9493×10−7−1.1303×10−9+2.0473×10−12

[各種データ]
f =36.05
FNO = 2.91
2ω =62.99
Y =21.60
TL =71.34
BF =40.87
TLa=70.66
BFa=40.19

可変間隔
無限遠物体合焦状態 近距離物体合焦状態
β −0.0333
d0 1082.9095
d8 4.1997 2.9395
d14 37.8698 39.1300
d16 1.0000 1.0000

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
1 1 155.1717
2 10 38.8915

[各条件式対応値]
f = 36.0500
f1 =155.1717
f2 = 38.8915
Po = 74.0010
TLa = 70.6600
Σd = 30.4674
Σd2= 11.9000
(1)Po/(TLa−Σd)=1.8414
(2)TLa/Σd=2.3191
(3)TLa/f=1.9599
(4)TLa/Σd2=5.9375
(5)f/f2=0.9269
(6)f1/f2=3.9899
図12(a)および図12(b)はそれぞれ、本発明の第6実施例に係る撮影レンズSL6の無限遠合焦状態および近距離合焦状態での諸収差図である。
各収差図から明らかなように、第6実施例では、無限遠合焦状態から近距離合焦状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
なお、本実施例においては、第2レンズ群G2の全体をシフトレンズ群として光軸に略直交方向にシフトさせることにより、手ブレによって生じる像ブレを補正する、すなわち防振を行う構成とすることができる。また、第2レンズ群G2の一部、すなわち接合レンズまたは正レンズL23を光軸に略直交方向にシフトさせることで防振を行う構成としても良い。
(第7実施例)
図13は、本発明の第7実施例に係る撮影レンズSL7の構成を示す図である。
図13に示すように、本実施例に係る撮影レンズSL7は、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、該第1レンズ群G1と空気間隔を隔てて配置された正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、該第2レンズ群G2と空気間隔を隔てて配置されたフィルタ群FLとから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正レンズL11(第1レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12(第2レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13(第3レンズ成分)とから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側に凹面を向けた負レンズL21と像側に凸面を向けた正レンズL22とを貼り合わせて構成された接合レンズ(第4レンズ成分)と、両凸形状の正レンズL23(第5レンズ成分)とから構成されている。フィルタ群FLは、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等から構成されている。
本実施例に係る撮影レンズSL7は、無限遠合焦状態から近距離合焦状態への合焦状態の変化、すなわちフォーカシングに際して、第1レンズ群G1は像面Iに対して固定で、第2レンズ群G2は像面Iに対して移動し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が変化する。
以下の表7に、本発明の第7実施例に係る撮影レンズSL7の諸元値を掲げる。
(表7)第7実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 148.0320 1.45 1.65844 50.88
2 −1000.0000 0.20
3 36.6441 1.50 1.67790 54.89
*4 13.0802 1.60
5 17.1339 2.15 1.88300 40.76
6 45.5254 0.70
7 ∞ 3.60 (絞りFS1)
8 ∞ (d8) (絞りS)
9 ∞ 3.27 (絞りFS2)
10 −11.5288 1.85 1.80810 22.76
11 −26.9158 5.20 1.75500 52.32
12 −14.4831 0.20
13 131.6245 4.60 1.59319 67.87
*14 −34.5554 (d14)
15 ∞ 2.00 1.51680 64.11
16 ∞ (d16)
像面 ∞

[非球面データ]
第4面
R κ C46810
13.0802+1.8744−6.0710×10−5−6.4789×10−7+2.7872×10−9−1.3116×10−10
第14面
R κ C46810
−34.5554−15.6418−3.8216×10−5+2.2449×10−7−7.9619×10−9+1.4054×10−12

[各種データ]
f =36.05
FNO = 2.91
2ω =62.99
Y =21.60
TL =71.32
BF =40.82
TLa=70.64
BFa=40.14

可変間隔
無限遠物体合焦状態 近距離物体合焦状態
β −0.0333
d0 1083.0699
d8 4.1823 2.9253
d14 37.8194 39.0764
d16 1.0000 1.0000

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
1 1 159.0713
2 10 38.7838

[各条件式対応値]
f = 36.0500
f1 =159.0713
f2 = 38.7838
Po = 73.6482
TLa = 70.6400
Σd = 30.5000
Σd2= 11.8500
(1)Po/(TLa−Σd)=1.8349
(2)TLa/Σd=2.3160
(3)TLa/f=1.9594
(4)TLa/Σd2=5.9610
(5)f/f2=0.9295
(6)f1/f2=4.1015
図14(a)および図14(b)はそれぞれ、本発明の第7実施例に係る撮影レンズSL7の無限遠合焦状態および近距離合焦状態での諸収差図である。
各収差図から明らかなように、第7実施例では、無限遠合焦状態から近距離合焦状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
なお、本実施例においては、第2レンズ群G2の全体をシフトレンズ群として光軸に略直交方向にシフトさせることにより、手ブレによって生じる像ブレを補正する、すなわち防振を行う構成とすることができる。また、第2レンズ群G2の一部、すなわち接合レンズまたは正レンズL23を光軸に略直交方向にシフトさせることで防振を行う構成としても良い。
(第8実施例)
図15は、本発明の第8実施例に係る撮影レンズSL8の構成を示す図である。
図15に示すように、本実施例に係る撮影レンズSL8は、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、該第1レンズ群G1と空気間隔を隔てて配置された正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、該第2レンズ群G2と空気間隔を隔てて配置されたフィルタ群FLとから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正レンズL11(第1レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12(第2レンズ成分)と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13(第3レンズ成分)とから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側に凹面を向けた負レンズL21と像側に凸面を向けた正レンズL22とを貼り合わせて構成された接合レンズ(第4レンズ成分)と、両凸形状の正レンズL23(第5レンズ成分)とから構成されている。フィルタ群FLは、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等から構成されている。
本実施例に係る撮影レンズSL8は、無限遠合焦状態から近距離合焦状態への合焦状態の変化、すなわちフォーカシングに際して、第1レンズ群G1は像面Iに対して固定で、第2レンズ群G2は像面Iに対して移動し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が変化する。
以下の表8に、本発明の第8実施例に係る撮影レンズSL8の諸元値を掲げる。
(表8)第8実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 413.0624 1.42 1.68893 31.07
2 −413.0775 0.20
3 32.2028 1.50 1.69350 53.18
*4 12.8317 1.43
5 16.7375 2.20 1.88300 40.76
6 46.0117 0.70
7 ∞ 3.60 (絞りFS1)
8 ∞ (d8) (絞りS)
9 ∞ 3.27 (絞りFS2)
10 −11.5806 1.83 1.84666 23.78
11 −32.3229 5.21 1.75500 52.32
12 −14.4701 0.20
13 205.2921 4.50 1.69350 53.20
*14 −35.9126 (d14)
15 ∞ 2.00 1.51680 64.11
16 ∞ (d16)
像面 ∞

[非球面データ]
第4面
R κ C46810
12.8317+1.8124−6.2827×10−5−6.6876×10−7+3.3647×10−9−1.4164×10−10
第14面
R κ C46810
−35.9126−16.5622−3.7900×10−5+2.0960×10−7−7.3417×10−10+1.2589×10−12

[各種データ]
f =36.05
FNO = 2.91
2ω =62.99
Y =21.60
TL =71.37
BF =40.87
TLa=70.69
BFa=40.19

可変間隔
無限遠物体合焦状態 近距離物体合焦状態
β −0.0333
d0 1082.2621
d8 4.4448 3.1781
d14 37.8699 39.1367
d16 1.0000 1.0000

[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
1 1 148.0344
2 10 38.8421

[各条件式対応値]
f = 36.0500
f1 =148.0344
f2 = 38.8421
Po = 75.0807
TLa = 70.6900
Σd = 30.5000
Σd2= 11.7373
(1)Po/(TLa−Σd)=1.8682
(2)TLa/Σd=2.3177
(3)TLa/f=1.9608
(4)TLa/Σd2=6.0226
(5)f/f2=0.9281
(6)f1/f2=3.8112
図16(a)および図16(b)はそれぞれ、本発明の第8実施例に係る撮影レンズSL8の無限遠合焦状態および近距離合焦状態での諸収差図である。
各収差図から明らかなように、第8実施例では、無限遠合焦状態から近距離合焦状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
なお、本実施例においては、第2レンズ群G2の全体をシフトレンズ群として光軸に略直交方向にシフトさせることにより、手ブレによって生じる像ブレを補正する、すなわち防振を行う構成とすることができる。また、第2レンズ群G2の一部、すなわち接合レンズまたは正レンズL23を光軸に略直交方向にシフトさせることで防振を行う構成としても良い。
上記各実施例によれば、60度を超える広画角であり、Fナンバーが2.8程度であり、無限遠物体から近距離物体への合焦に際して、諸収差を良好に補正することができ、画面全体にわたって高い光学性能を備えた小型の撮影レンズを実現することができる。
ここで、上記各実施例は本願発明の一具体例を示しているものであり、本願発明はこれらに限定されるものではない。以下に記載の内容は、光学性能を損なわない範囲で適宜採用することが可能である。
本発明の撮影レンズの数値実施例として2群構成のものを示したが、本発明はこれに限られず、他の群構成(例えば、3群あるいは4群等)の撮影レンズを構成することも可能である。具体的には、本発明の撮影レンズの最も物体側にレンズまたはレンズ群を追加した構成や、最も像側にレンズまたはレンズ群を追加した構成でも構わない。なお、レンズ群とは、空気間隔で分離された少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。
また、本発明の撮影レンズは、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うために、レンズ群の一部、1つのレンズ群全体、あるいは複数のレンズ群を合焦レンズ群として光軸方向へ移動させる構成としても良い。合焦レンズ群は、オートフォーカスに適用することも可能であり、オートフォーカス用のモータ、例えば超音波モータ等による駆動にも適している。特に第2レンズ群を合焦レンズ群とすることが好ましい。
また、本発明の撮影レンズにおいて、何れかのレンズ群全体またはその一部を、防振レンズ群として光軸に直交する方向の成分を含むように移動させ、または光軸を含む面内方向へ回転移動(揺動)させることで、手ブレによって生じる像ブレを補正する構成とすることもできる。特に、第2レンズ群の少なくとも一部を防振レンズ群とすることが好ましい。
また、本発明の撮影レンズを構成するレンズのレンズ面は、球面または平面としても良く、あるいは非球面としても良い。例えば、上記第5〜第8実施例では、第2レンズ成分の像側のレンズ面と、第5レンズ成分の像側のレンズ面が非球面で形成されているが、この限りではなく、第2レンズ成分の物体側の面、第3レンズ成分の物体側の面、第4レンズ成分(接合レンズ)の負レンズL21の物体側の面、第4レンズ成分の正レンズL22の物体側の面、第5レンズ成分の物体側の面のいずれかが非球面であっても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工および組立調整が容易になり、レンズ加工および組立調整の誤差による光学性能の劣化を防止することができるため好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないため好ましい。レンズ面が非球面の場合、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に成型したガラスモールド非球面、またはガラス表面に設けた樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも良い。また、レンズ面は回折面としても良く、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしても良い。
また、本発明の撮影レンズの開口絞りは第2レンズ群の物体側に配置されることが好ましいが、開口絞りとして部材を設けずにレンズ枠でその役割を代用しても良い。なお、このことは、上記各実施例に備えられた第1フレアカット絞りおよび第2フレアカット絞りについても同様である。
また、本発明の撮影レンズを構成するレンズのレンズ面に、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施しても良い。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストの光学性能を達成することができる。
また、本発明の撮影レンズにおいて、第1レンズ群は、正レンズ成分を1つと負レンズ成分を1つ有することが好ましい。あるいは、第1レンズ群は、正レンズ成分を2つと負レンズ成分を1つ有することが好ましい。第2レンズ群は、正レンズ成分を1つと負レンズ成分を1つ有することが好ましい。あるいは、第2レンズ群は、正レンズ成分を2つ有することが好ましい。
次に、本発明の撮影レンズを備えた光学機器について説明する。
図17は、本発明の撮影レンズを備えたデジタル一眼レフカメラの概略を示す断面図である。図17に示すデジタル一眼レフカメラ1において、図示しない物体(被写体)からの光は、撮影レンズSLで集光されて、クイックリターンミラー3を介して集点板5に結像される。そして、集点板5に結像された光は、ペンタプリズム7中で複数回反射されて接眼レンズ9へと導かれる。これにより、撮影者は、物体(被写体)像を接眼レンズ9を介して正立像として観察することができる。
また、撮影者によって図示しないレリーズボタンが押されると、クイックリターンミラー3が光路外へ退避し、撮影レンズSLで集光された物体(被写体)の光は撮像素子11上に被写体像を形成する。これにより、物体からの光は、撮像素子11により撮像され、物体画像としてメモリ(図示省略)に記憶される。このようにして、撮影者はカメラによる物体の撮影を行うことができる。
以上の構成により、本発明に係る撮影レンズSLを備えたデジタル一眼レフカメラ1は、広画角で、無限遠物体から近距離物体への合焦に際して、諸収差を良好に補正し、画面全体にわたって高い光学性能を実現することができる。なお、図17のカメラ1は、撮影レンズを着脱可能に保持するものでも良く、撮影レンズと一体に成形されるものでも良い。また、カメラは、一眼レフカメラでも良く、クイックリターンミラー等を有さないカメラでも良い。
次に、本発明の撮影レンズの製造方法について説明する。
図18は、本発明に係る撮影レンズの製造方法の概略を示す図である。
本発明の撮影レンズの製造方法は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを有する撮影レンズの製造方法であって、以下の各ステップS1〜S3を含むものである。
ステップS1:第2レンズ群G2を物体側に移動させて近距離物体への焦点調節を行うように構成する。
ステップS2:撮影レンズが以下の条件式(1)を満足するように各レンズ群を用意し、鏡筒内に物体側から順に配置する。
(1)1.50<Po/(TLa−Σd)<2.50
ただし、
TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
Po:前記撮影レンズ系全体での像面から射出瞳までの距離
Σd:前記第1レンズ群G1中の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ郡G2中の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
ステップS3:第1レンズ群G1の位置が像面に対して固定となるようにする。
斯かる本発明の撮影レンズの製造方法によれば、広画角で、無限遠物体から近距離物体への合焦に際して、諸収差を良好に補正し、画面全体にわたって高い光学性能を備えた小型の撮影レンズを製造することができる。
L 撮影レンズ
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
FL フィルタ群
S 開口絞り
FS1 第1フレアカット絞り1
FS2 第2フレアカット絞り2
I 像面
1 光学機器
3 クイックリターンミラー
5 集点板
7 ペンタプリズム
9 接眼レンズ
11 撮像素子

Claims (21)

  1. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、前記第1レンズ群は、像面に対して固定で、前記第2レンズ群を物体側に移動させて近距離物体への焦点調節を行い、次式の条件を満足することを特徴とする撮影レンズ。
    1.50<Po/(TLa−Σd)<2.50
    ただし、
    TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
    Po :前記撮影レンズ系全体での像面から射出瞳までの距離
    Σd :前記第1レンズ群中の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ郡中の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
  2. 次式の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮影レンズ。
    1.80<TLa/Σd<3.00
    ただし、
    TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
    Σd :前記第1レンズ群中の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ郡中の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
  3. 前記第1レンズ群は、複数のレンズ成分で構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の撮影レンズ。
  4. 前記第1レンズ群は複数のレンズ成分で構成され、前記第1レンズ群中の最も物体側のレンズ成分は、正レンズ成分であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の撮影レンズ。
  5. 前記第1レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとを有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の撮影レンズ。
  6. 前記第1レンズ群中の前記負メニスカスレンズに少なくとも1面の非球面を含むことを特徴とする請求項5に記載の撮影レンズ。
  7. 前記第1レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとを有することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の撮影レンズ。
  8. 前記第1レンズ群中の前記負メニスカスレンズに少なくとも1面の非球面を含むことを特徴とする請求項7に記載の撮影レンズ。
  9. 次式の条件を満足することを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の撮影レンズ。
    1.70<TLa/f<2.20
    ただし、
    TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
    f :前記撮影レンズ全系の焦点距離
  10. 前記第2レンズ群は、物体側に凹面を向けた負レンズと像側に凸面を向けた正レンズとの接合レンズと、正レンズを有することを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の撮影レンズ。
  11. 前記接合レンズの接合面は、物体側に凹面を向けていることを特徴とする請求項10に記載の撮影レンズ。
  12. 前記第2レンズ群中の前記正レンズに少なくとも1面の非球面を含むことを特徴とする請求項10または11に記載の撮影レンズ。
  13. 次式の条件を満足することを特徴とする請求項1から12の何れか一項に記載の撮影レンズ。
    5.50<TLa/Σd2<6.50
    ただし、
    TLa :前記撮影レンズの空気換算全長
    Σd2:前記第2レンズ群中の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
  14. 次式の条件を満足することを特徴とする請求項1から13の何れか一項に記載の撮影レンズ。
    0.80<f/f2<1.10
    ただし、
    f :前記撮影レンズ全系の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
  15. 次式の条件を満足することを特徴とする請求項1から14の何れか一項に記載の撮影レンズ。
    2.50<f1/f2<5.10
    ただし、
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
  16. 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に開口絞りを有することを特徴とする請求項1から15の何れか一項に記載の撮影レンズ。
  17. 前記第1レンズ群中に少なくとも1面の非球面を含むことを特徴とする請求項1から16の何れか一項に記載の撮影レンズ。
  18. 前記第2レンズ群中に少なくとも1面の非球面を含むことを特徴とする請求項1から17の何れか一項に記載の撮影レンズ。
  19. 前記第2レンズ群の全体または一部をシフトレンズ群として光軸に略直交方向にシフトさせることによって、像面上の像をシフトさせることが可能なことを特徴とする請求項1から18の何れか一項に記載の撮影レンズ。
  20. 物体の像を所定の像面上に結像させる撮影レンズを備えた光学機器において、前記撮影レンズが請求項1から19の何れか一項に記載の撮影レンズであることを特徴とする光学機器。
  21. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する撮影レンズの製造方法であって、
    前記第2レンズ群を物体側に移動させて近距離物体への焦点調節を行うように構成し、
    前記撮影レンズが以下の条件式を満足するようにし、
    前記第1レンズ群が像面に対して固定となるようにすることを特徴とする撮影レンズの製造方法。
    1.50<Po/(TLa−Σd)<2.50
    ただし、
    TLa:前記撮影レンズの空気換算全長
    Po :前記撮影レンズ系全体での像面から射出瞳までの距離
    Σd :前記第1レンズ群中の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ郡中の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さ
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