JP2012006449A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】プロテクタの形状及び配設位置を限定することで、マッド性能と耐カット性能とを向上させる。
【解決手段】サイドウォール部3の少なくとも一方の外面3bにプロテクタ9を有する空気入りタイヤ1である。プロテクタ9のタイヤ半径方向の外端10及び内端11は、ビードベースラインBLからタイヤ断面高さHの0.75〜0.9倍及び0.5〜0.7倍に設けられる。プロテクタ厚さLが、外端10からプロテクタ9のタイヤ半径方向の長さH1の0.05〜0.2倍の位置で最大となる。プロテクタ厚さLが最大となる最大***点13からタイヤ半径方向内側に向かって漸減する厚さ変化部14を含む。プロテクタ9には、最大***点13よりもタイヤ半径方向外側の外端部18から最大***点13をタイヤ半径方向内側に超えた位置の内端部19までのびる凹溝20がタイヤ周方向に隔設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、マッド性能と耐カット性能とを向上させた空気入りタイヤに関する。
四輪駆動車やトラックなど悪路を走行する車両に使用される空気入りタイヤにあっては、砂利路面走行時、サイドウォール部に鋭利な石などが衝突し、該サイドウォール部にカット傷が生じる場合がある。従来、このような不具合に対処するため、例えば図5に示されるように、サイドウォール部aの外面bにタイヤ軸方向外側に***するプロテクタcを設け、耐カット性を高めることが提案されている。
一方、前記のような車両は、泥濘地を走行する機会もある。このような泥濘地走行時には、大きな駆動力が必要であるため、トレッド部の溝容積比を大きくしたタイヤ、例えば、トレッド部に複数個のブロックが設けられたブロックパターンの空気入りタイヤが好適に使用されている。
しかしながら、タイヤが地面に大きく沈み込む軟弱な泥濘地では、トレッド部に設けられたブロックによる駆動力だけでは十分な駆動性能(以下、このような性能を「マッド性能」ということがある。)が得られ難く、さらなる改善が求められていた。関連する技術として次のものがある。
特開2003−112505号公報 特開平5−294115号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、サイドウォール部に設けられたプロテクタの厚さ分布を改善するとともに該プロテクタに凹溝を設けることを基本として、マッド性能と耐カット性能とを向上しうる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、少なくとも一方のサイドウォール部の外面に、タイヤ軸方向外側に***してタイヤ周方向にのびる***部からなるプロテクタを有する空気入りタイヤであって、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の正規状態におけるタイヤ軸を含むタイヤ子午線断面において、前記プロテクタのタイヤ半径方向の外端は、ビードベースラインからタイヤ断面高さの0.75〜0.9倍の位置に設けられ、かつ、該プロテクタのタイヤ半径方向の内端は、ビードベースラインからタイヤ断面高さの0.5〜0.7倍の位置に設けられ、前記プロテクタは、そのタイヤ半径方向の内端と外端との間を滑らかに連ねた仮想サイドウォール外面からその法線方向に測定される前記プロテクタの外面までの距離であるプロテクタ厚さが、前記外端から該プロテクタのタイヤ半径方向の長さの0.05〜0.20倍の位置で最大となり、かつ、前記プロテクタ厚さが最大となる最大***点からタイヤ半径方向内側に向かって漸減する厚さ変化部を含み、しかも、前記プロテクタには、前記最大***点よりもタイヤ半径方向外側に位置する外端部から該最大***点をタイヤ半径方向内側に超えた位置の内端部までのびる凹溝がタイヤ周方向に隔設されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記プロテクタは、前記最大***点から前記外端に連なりかつタイヤ半径方向の外側を向く外側壁面と、前記最大***点からタイヤ半径方向内側にのびる内側壁面とを具え、前記凹溝の前記外端部は、前記外側壁面で開口する請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記凹溝は、タイヤ放射方向に対し30度以下の角度でのびる請求項1又は2に記載の空気入りタイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記凹溝は、前記最大***点からタイヤ半径方向内側に向かって溝深さが漸減する請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項5記載の発明は、前記最大***点での凹溝の溝深さとプロテクタ厚さとの比が、前記内端部での凹溝の溝深さとプロテクタ厚さとの比よりも小さい請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項6記載の発明は、前記凹溝は、前記最大***点での溝幅が、前記内端部での溝幅よりも大きい請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤは、少なくとも一方のサイドウォール部の外面に、タイヤ軸方向外側に***してタイヤ周方向にのびる***部からなるプロテクタが設けられる。該プロテクタは、プロテクタ厚さが、タイヤ半径方向の外端から該プロテクタのタイヤ半径方向の長さの0.05〜0.20倍の位置で最大となり、かつ、前記プロテクタ厚さが最大となる最大***点からタイヤ半径方向内側に向かって漸減する厚さ変化部を含む。
このようなプロテクタは、サイドウォール部のゴム厚さを増し、耐カット性能を高める。特に、本発明の空気入りタイヤでは、プロテクタの配設位置を特定の範囲に限定することで、カット損傷が生じやすい位置にプロテクタの最大厚さ部を設けることができる。このため、本発明の空気入りタイヤは、耐カット性が大幅に向上する。また、カットが生じ難いプロテクタのビード部側の厚さを漸減させることで、タイヤ重量の過度の増加が抑制される。しかも、前記のようなプロテクタの厚さ分布は、タイヤ半径方向の突き上げ力等に対するサイドウォール部の剛性をバランス良く高め、サイドウォール部の側方への局部的な撓み変形を抑制する。これは、サイドウォール部の耐久性を高めるとともに、異物との接触を防ぐのに役立つ。
また、プロテクタには、最大***点よりもタイヤ半径方向外側の外端部から該最大***点をタイヤ半径方向内側に超えた位置の内端部までのびる凹溝がタイヤ周方向に隔設される。このような凹溝は、軟弱な泥濘地では泥内に潜り込み泥をせん断することで、サイドウォール部からも駆動力を得ることができる。従って、本発明の空気入りタイヤは、マッド性能が大幅に向上する。
本発明の一実施形態の空気入りタイヤを示す右半分の断面図である。 図1のプロテクタの拡大図である。 図1のサイドウォール部の斜視図である。 (a)乃至(c)は、プロテクタのタイヤ周方向に沿った断面図であり、(a)、(c)は最大***点、(b)は内端部でのものである。 従来の空気入りタイヤのサイドウォール部の斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1の正規状態の断面図である。本明細書において、「正規状態」とは、タイヤが、正規リム(図示せず)にリム組みされかつ正規内圧が充填されしかも無負荷である状態とし、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、この正規状態で測定された値とする。
ここで、前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めているリムであり、JATMAであれば"標準リム"、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"となる。また、前記「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば"最高空気圧"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とする。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるベルト層7とを具えている。なお、トレッド部2には、適宜排水用乃至排泥用の溝8が設けられている。
前記カーカス6は、一対のビードコア5、5間をトロイド状に跨る本体部6aと、この本体部6aの両側に連なりかつ前記ビードコア5の回りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部6bとを有する少なくとも1枚、本実施形態では1枚のカーカスプライ6Aからなる。前記カーカスプライ6Aは、カーカスコードがタイヤ赤道C方向に対して例えば75〜90°の角度で傾けられている。前記カーカスコードには、例えば有機繊維コード又はスチールコードが採用される。
前記ベルト層7は、少なくとも2枚、本実施形態では、タイヤ半径方向内、外2枚のベルトプライ7A、7Bから構成される。各ベルトプライ7A、7Bは、タイヤ赤道Cに対して15〜40°の角度で傾けられたスチールコード等の高弾性のベルトコードを有する。各ベルトプライ7A、7Bは、ベルトコードが互いに交差する向きに重ねられている。
また、少なくとも一方のサイドウォール部3の外面3aには、タイヤ軸方向外側に***してタイヤ周方向にのびる***部からなるプロテクタ9が設けられる。プロテクタ9はゴムで形成され、本実施形態ではタイヤ周方向に連続した環状をなす。また、本実施形態のプロテクタ9は、両側のサイドウォール部3にそれぞれ設けられている。
プロテクタ9は、そのタイヤ半径方向の外端10とタイヤ半径方向の内端11とを有する。プロテクタ9の外端10にはサイドウォール部の外方領域3cが、また、プロテクタ9の内端11にはサイドウォール部3の内方領域3dがそれぞれ連なっている。
前記外方領域3cは、プロテクタ9の外端10からトレッド部2の端部に向かい曲率半径R1の円弧で滑らかにのびる。また、内方領域3dは、プロテクタ9の内端11からビード部4に曲率半径R2の円弧で滑らかにのびる内方領域3dとを含む。そして、本実施形態のプロテクタ9は、外方領域3c及び内方領域3dからタイヤ軸方向外側に浮き出すように突出して形成されている。
本発明では、プロテクタ9の配設位置、プロテクタ厚さの分布、及び凹溝の付加という改善が行われている。これにより、本発明の空気入りタイヤ1では、耐カット性能及びマッド性能を大幅に向上させるものである。
先ず、プロテクタ9の配設位置は、効果的に耐カット性を高めるために、路面の異物と接触しやすい位置に設けられることが必要である。同時に、プロテクタ9の配設位置は、タイヤが泥濘地を走行した際、プロテクタ9が泥内に接触して凹溝20が設けられたプロテクタ9から駆動力を得る位置に設けられることが重要である。
上述のような位置は、発明者らの種々の実車走行試験から判明した。具体的には、図1及び図2に示されるように、プロテクタ9のタイヤ半径方向の外端10は、ビードベースラインBLからタイヤ断面高さHの0.75〜0.9倍に、またプロテクタ9のタイヤ半径方向の内端11は、ビードベースラインBLからタイヤ断面高さHの0.5〜0.7倍にそれぞれ設けられる。
プロテクタ9の外端10のビードベースラインBLからの高さH1が、タイヤ断面高さHの0.9倍を超えると、プロテクタ9の外端10が泥濘地のような悪路以外の路面でも容易に接触し、乗り心地の悪化やプロテクタの早期摩耗が生じるおそれがある。逆に前記高さがH1がタイヤ断面高さHの0.75倍未満であると、カット傷が生じやすい領域の保護ができない他、泥濘地走行時、プロテクタ9を泥濘地の泥内に接触させることが困難になる。このような観点により、前記プロテクタ9の高さH1は、好ましくは、タイヤ断面高さHの0.78倍以上、より好ましくは0.8倍以上が望ましく、また好ましくは0.88倍以下、より好ましくは0.86倍以下が望ましい。
同様に、プロテクタ9の内端11のビードベースラインBLからの高さH2がタイヤ断面高さHの0.7倍を超えると、プロテクタ9による保護領域が小さくなり、耐カット性能の向上が十分に発揮されない。逆に、前記高さH2がタイヤ断面高さHの0.5倍未満であると、無駄にプロテクタ9を設けてしまいタイヤ重量の増加を招く。このような観点により、前記内端11の高さH2は、好ましくは、タイヤ断面高さHの0.52倍以上、より好ましくは0.54倍以上が望ましく、また好ましくは0.6倍以下、より好ましくは0.58倍以下が望ましい。
また、プロテクタ9の厚さ分布の改善については、図2に拡大して示される。先ず、プロテクタ9は、プロテクタ厚さLが、前記外端10からプロテクタ9のタイヤ半径方向の長さH3の0.05〜0.20倍の位置で最大となる最大***点13を有し、かつ、この最大***点13からタイヤ半径方向内側に向かって漸減する厚さ変化部14を含んでいる。
このようなプロテクタ9は、カット傷が頻繁に生じやすい位置で効果的に厚さを増し、耐カット性能を高める。このため、本発明の空気入りタイヤ1は、耐カット性が大幅に向上する。また、カットが生じ難いプロテクタ9のビード部側の厚さを漸減させることで、サイドウォール部3の過度の剛性段差の形成を防ぎつつ、タイヤ重量の過度の増加が抑制される。さらに、このようなプロテクタの厚さの分布は、悪路走行時に路面から受けるタイヤ半径方向の突き上げ力等に対するサイドウォール部の剛性をバランス良く高め、サイドウォール部3の側方への局部的な撓み変形を抑制する。これは、サイドウォール部の耐久性を高めるとともに、異物との接触を防ぐのに役立つ。
ここで、プロテクタ厚さは、プロテクタ9の内端11と外端10との間を滑らかに連ねた仮想サイドウォール外面3bからその法線方向に測定される前記プロテクタ9の外面までの距離とする。また、プロテクタ9の内端11と外端10とを「滑らかに連ねた」とは、図1に示されるように、サイドウォール部3の外方領域3cの曲率半径R1の円弧と、サイドウォール部3の前記内方領域3dの曲率半径R2の円弧とを、変曲点を生じることなく滑らかな単一の円弧で継ぐことを意味する。
発明者らの種々の実験の結果、プロテクタ9の前記最大***点13とプロテクタ9の外端10とのタイヤ半径方向の距離である***点長さH4が、前記プロテクタ長さH3の0.05倍未満になると、プロテクタ9の外端10側にゴムボリュームが集中し、内端側の耐カット性が低下する他、外端10を起点としたクラックや欠けが発生しやすい。逆に***点長さH4が、プロテクタ長さH3の0.2倍を超えると、最大***点13が十分に泥濘地内に潜ることができず、マッド性能の向上が期待できない。このような観点により、前記***点長さH4は、前記外端10から前記プロテクタ長さH3の好ましくは0.06倍以上、より好ましくは0.07倍以上が望ましく、また好ましくは0.15倍以下、より好ましくは0.10倍以下が望ましい。
また、本実施形態のプロテクタ9の厚さ変化部14は、最大***点13から外端10に連なりかつタイヤ半径方向の外側を向く外側壁面16と、最大***点13からタイヤ半径方向内側にのびる内側壁面17と、この内側壁面17のタイヤ半径方向の内端17tと前記内端11とを継ぎかつタイヤ半径方向の内方を向く段差面15とで区画されている。外側壁面16及び段差面15は、ぞれぞれ外方領域3c及び内方領域3dに小円弧を介して滑らかに接続されている。
前記最大***点13でのプロテクタ厚さLmaxは、好ましくは2mm以上、より好ましくは4mm以上が望ましい。前記プロテクタ厚さLmaxが小さくなると、サイドウォール部3の保護効果や泥濘地での駆動力が低下するため耐カット性能やマッド性能の向上が期待できない傾向がある。逆に、前記プロテクタ厚さLmaxが大きくなると、タイヤ重量の増加や乗り心地の悪化を招きやすいので、前記プロテクタ厚さLmaxは、好ましくは15mm以下、より好ましくは12mm以下が望ましい。
また、プロテクタ9には、図3に良く表されているように、タイヤ半径方向にのびる凹溝20がタイヤ周方向に隔設されている。
凹溝20の外端部18は、最大***点13よりもタイヤ半径方向外側に位置し、本実施形態では、外側壁面16で開口している。また、凹溝20の内端部19は、最大***点13をタイヤ半径方向内側に超えて位置し、本実施形態では段差面15で開口することなく、内側壁面17内部で終端している。
このようなプロテクタ9は、泥濘地内に潜り込むことにより、凹溝20で泥をせん断して大きな駆動力を発揮し、マッド性能を向上させる点で望ましい。また、凹溝20は、最大***点13を含んでそのタイヤ半径方向内外にのびるため、最大***点13付近の剛性を緩和し、舗装路面での乗り心地の過度の悪化をも防止できる。特に、凹溝20の内端部19を段差面15で開口させることなく終端させているため、プロテクタ9の周方向剛性が確保され、欠けなどを防いで長期に亘ってその形状を維持できる。なお、タイヤ重量を小さくする観点や、コード性能をさらに確保する観点より、段差面15で開口させることもできる。
前記凹溝20は、タイヤ半径方向外側の外端部18から内端部19まで真っ直ぐにのびている。好ましくは、凹溝20は、タイヤ放射方向に対して、好ましくは30度以下、より好ましくは20度以下が望ましく、最も好ましい角度θは0度でのびる。凹溝20のタイヤ放射方向に対する角度θが大きくなると、泥濘地でのせん断力が発揮され難く、マッド性能の向上効果が十分に期待できない傾向がある。
また、図4(a)には、図2のA−A断面を、図4(b)には、図2のB−B断面をそれぞれ示す。本実施形態の凹溝20は、その長手方向と直角な断面が円弧状に形成される。ただし、図4(c)のように、断面略台形状でも良く、また四角溝や三角溝でも良い(図示省略)。
凹溝20の溝幅Wは、好ましくは3mm以上、より好ましくは4mm以上が望ましく、また好ましくは7mm以下、より好ましくは6mm以下が望ましい。また、凹溝20の深さDは、好ましくは1mm以上、より好ましくは1.5mm以上が望ましく、また好ましくは4mm以下、より好ましくは35mm以下が望ましい。前記溝幅Wが3mm未満又は深さDが1mm未満では、溝容積が小さくなり、泥濘地で十分な駆動力が得られないおそれがあり、逆に溝幅Wが7mmよりも大又は深さDが4mmを超えると、その部分の耐カット性が低下するおそれがある。
また、タイヤ周方向に隣り合う凹溝20、20の配設ピッチPが小さすぎると、プロテクタ9の剛性が低下し、耐カット性が低下するおそれがあり、逆に配設ピッチPが大きくなるとマッド性能の向上効果が低下するおそれがある。このような観点より、凹溝20の配設ピッチPは、好ましくは20mm以上、より好ましくは30mm以上が望ましく、また好ましくは60mm以下、より好ましくは50mm以下が望ましい。
なお、上記凹溝20の溝幅W、深さD及び配設ピッチPは、いずれも最大***点13の位置での値とする。また、凹溝20の深さDは、前記プロテクタ厚さと同様、仮想サイドウォール外面3bの法線方向に沿って測定される。
また、図2に示されるように、凹溝20の外端部18と内端部19とのタイヤ半径方向長さである凹溝長さH5は、好ましくは、プロテクタ長さH3の0.4倍以上、より好ましくは0.5倍以上が望ましく、また好ましくは0.8倍以下、より好ましくは0.7倍以下が望ましい。
本実施形態では、プロテクタ厚さLが、最大***点13からタイヤ半径方向内側に向かって漸減しているため、これに合わせて、凹溝20の深さDも、最大***点13からタイヤ半径方向内側に向かって漸減している。これにより、プロテクタ9の剛性がその長さ方向に亘ってほぼ均一化され、耐カット性及びマッド性能がバランス良く発揮される。
同様に、凹溝20の幅Wも、最大***点13からタイヤ半径方向内側に向かって漸減しているのが望ましい。即ち、最大***点13での溝幅Waは、内端部19での溝幅Wbよりも大きく形成されるのが望ましい。とりわけ、溝幅Waと溝幅Wbとの比Wa/Wbは、1.1〜1.4が望ましい。
図4(a)、(b)に示されるように、プロテクタ9は、最大***点13での凹溝20の溝深さDaとプロテクタ厚さLmaxとの比Da/Lmaxが、凹溝20の内端部19での凹溝20の深さDbとプロテクタ厚さLbとの比Db/Lbよりも小さく形成される。このような構成は、最大***点13での耐カット性とマッド性能とをバランス良く図りつつ、カット損傷が相対的に生じにくい内端部19側でマッド性能の向上を高めることができる。とりわけ、前記比Db/Lbは、好ましくは比Da/Lmaxの1.1〜2.0倍が望ましい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
図1の基本構造を有し、かつ表1の仕様のプロテクタを有する空気入りタイヤ(サイズ:285/60R18)が製造され、それらの性能がテストされた。なお、共通仕様は以下の通りである。
リムサイズ:8JJ×18
トレッド幅:206mm
プロテクタ:タイヤ周方向に連続、かつ、両サイドウォール部に形成
最大***点でのプロテクタ厚さLmax:6mm
プロテクタの外端から最大***点までのタイヤ半径方向の長さH4/H3:0.05
凹溝長さH5:50mm
凹溝の内端部での溝幅Wb:4mm(タイヤ半径方向内方に向かって漸減)
凹溝の溝深さD:3.5〜2.0mm(タイヤ半径方向内方に向かって漸減)
テスト方法は、次の通りである。
<耐カット性能(振り子式)>
クサビ型の刃を錘に取付けたものを振子下端に設け、自由落下方式でタイヤのサイドウォール部に衝突させる振子式サイドウォール衝撃テストが行われた。そして、錘の重量と落下高さとから求まる破壊エネルギーを求めてサイドウォール部の耐カット性能が評価された。なお刃の刃先は、先端を円弧とした断面テーパ状の偏平体とした。結果は、比較例1の破壊エネルギーを100とする指数で表示され、数値が大きいほど耐カット性が優れていることを示す。
<耐カット性能(実車評価)>
テストタイヤを全輪に装着した四輪駆動車にて、瓦礫等が散乱する悪路をドライバー1名乗車で約1500km走行し、サイドウォール部に生じたカット傷(長さ×深さ)の合計値を測定した。結果は、比較例1の値の逆数を100とする指数で表示され、数値が大きいほど耐カット性能に優れることを示す。
<マッド性能(牽引力)>
前記車両にて、深さ約200mmの泥濘地を走行させ、。その牽引限界荷重が測定された。結果は、比較例1を100とする指数であり、数値が大きいほどマッド性能が良好であることを示す。
<マッド性能(実車評価)>
上記泥濘地を上記車両にて走行し、駆動力、制動力、旋回性などが、総合的にドライバーの官能により評価された。結果は、比較例1を6とする10点法であり、数値が大きいほど良好である。
テストの結果を表1に示す。
Figure 2012006449
Figure 2012006449
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例に比べてマッド性能と耐カット性能とを向上していることが確認できる。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
3a サイドウォール部の外面
3b 仮想サイドウォール外面
6 カーカス
7 ベルト層
9 プロテクタ
10 プロテクタの外端
11 プロテクタの内端
13 最大***点
14 厚さ変化部
18 凹溝の外端部
19 凹溝の内端部
20 凹溝
BL ビードベースライン
H1 プロテクタ長さ
L プロテクタ厚さ

Claims (6)

  1. 少なくとも一方のサイドウォール部の外面に、タイヤ軸方向外側に***してタイヤ周方向にのびる***部からなるプロテクタを有する空気入りタイヤであって、
    正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の正規状態におけるタイヤ軸を含むタイヤ子午線断面において、
    前記プロテクタのタイヤ半径方向の外端は、ビードベースラインからタイヤ断面高さの0.75〜0.9倍の位置に設けられ、かつ、該プロテクタのタイヤ半径方向の内端は、ビードベースラインからタイヤ断面高さの0.5〜0.7倍の位置に設けられ、
    前記プロテクタは、そのタイヤ半径方向の内端と外端との間を滑らかに連ねた仮想サイドウォール外面からその法線方向に測定される前記プロテクタの外面までの距離であるプロテクタ厚さが、前記外端から該プロテクタのタイヤ半径方向の長さの0.05〜0.20倍の位置で最大となり、かつ、前記プロテクタ厚さが最大となる最大***点からタイヤ半径方向内側に向かって漸減する厚さ変化部を含み、しかも、
    前記プロテクタには、前記最大***点よりもタイヤ半径方向外側に位置する外端部から該最大***点をタイヤ半径方向内側に超えた位置の内端部までのびる凹溝がタイヤ周方向に隔設されることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記プロテクタは、前記最大***点から前記外端に連なりかつタイヤ半径方向の外側を向く外側壁面と、前記最大***点からタイヤ半径方向内側にのびる内側壁面とを具え、
    前記凹溝の前記外端部は、前記外側壁面で開口する請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記凹溝は、タイヤ放射方向に対し30度以下の角度でのびる請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記凹溝は、前記最大***点からタイヤ半径方向内側に向かって溝深さが漸減する請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記最大***点での凹溝の溝深さとプロテクタ厚さとの比が、前記内端部での凹溝の溝深さとプロテクタ厚さとの比よりも小さい請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記凹溝は、前記最大***点での溝幅が、前記内端部での溝幅よりも大きい請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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