JP2012003174A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写部で発生するシート上のトナー像の歪みを防ぐことのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】2次転写部1Fとレジストローラ対5の間及び2次転写部1Fと定着装置6の間の少なくとも一方に、2次転写部1Fを通過する際の、シートの一端の位置及びシートのシート搬送方向に対する傾きを連続的に検知するラインセンサ7A〜7Dを設ける。そして、ラインセンサ7A〜7Dからの検知情報に基づき、2次転写部1Fでシートに転写されるトナー像の歪み量を算出し、算出されたトナー像の歪み量に基づいて中間転写体ベルト106上に形成するトナー像を補正する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に転写部で発生するシート上の画像の歪みを防ぐための構成に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、感光体ドラムや転写ベルト等の像担持体上に形成されたトナー像を、転写部に搬送されたシートに転写した後、定着部によりシート上に定着するようにしている。なお、画像形成装置では、シートを転写部に搬送するまでにシートの位置や傾きを検知してトナー像との相対位置関係を好適になるよう補正する補正部が設けられている。
ここで、このような補正部としては、例えばシート先端の傾きを検知し、傾いたシートを挟持して旋回させることによりシートの傾きを補正するようにしたものがある(特許文献1参照)。なお、このような補正部を備えた画像形成装置では、シートの傾きを補正した後、旋回動作によるシート先端とトナー像先端との位置ずれを演算して画像タイミング又はシート搬送速度を変化させることにより、トナー像とシート先端との位置合わせを行う。
ところで、このような補正部を備えた従来の画像形成装置においては、転写部に入るまでにシートの傾き及び横レジ位置のずれを検知することにより、シートに形成されるトナー像のずれを補正するようにしている。しかし、シートが転写部に搬送され、転写部を通過する際、シートの搬送状態によっては転写されるトナー像の歪みが発生する場合がある。
つまり、従来のように転写部に入るまでにシートの傾き及び横レジ位置のずれを検知してシートに形成されるトナー像のずれを補正するようにしても、転写部を通過する際のシートの搬送状態は検知できないため、トナー像の歪みが発生する。そこで、例えば、転写部近傍に転写部を通過する際のシートの搬送状態を検知するため検知手段を設け、この検知手段によってシートの搬送状態を検知するようにすれば、トナー像の歪みを防ぐことができる(特許文献2参照)。
特開2005−53646号公報 特開平7−33286号公報
ここで、一般に転写部を通過する際、シートには転写部の上流及び下流のシート搬送手段により同時に搬送される状態が生じ、この状態のときシート搬送手段間で速度差が生じると、シートに引っ張り合いやループが生じる。そして、このようにシートに引っ張り合い等が生じると、シートやトナー像のダメージが大きくなるため、多くの場合、下流側のシート搬送手段のシート搬送速度を上流側のシート搬送手段よりも僅かに遅くしている。
しかし、このように速度差を設けた場合、シート搬送手段間でシートにループが形成されるようになるため、転写部近傍にシートの搬送状態を検知する検知手段を設けるようにした場合でも、シートのループにより良好な検知が行われない。また、ループはシート搬送手段間の傾きやシート搬送速度によって発生の仕方が変化する。ここで、シート搬送手段間の傾きは画像形成装置全体の歪みの影響も受けるため、ループは画像形成装置の設置状態で変化する。また、シート搬送手段のシート搬送速度は、例えば搬送ローラの磨耗等により使用期間が長くなると、変化する。このように、ループは画像形成装置の設置状態や使用期間等により経時的に変化するため、予めループの影響を予測して転写部でのシートのシート搬送状態を検知することは難しい。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、転写部で発生するシート上のトナー像の歪みを防ぐことのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、像担持体上に形成されたトナー像をシートに転写する転写部を有する画像形成装置において、前記転写部のシート搬送方向上流に設けられた上流側シート搬送部と、前記転写部のシート搬送方向下流に設けられた下流側シート搬送部と、前記転写部と前記上流側シート搬送部の間及び前記転写部と前記下流側シート搬送部の間の少なくとも一方に設けられ、前記転写部を通過する際の、シートのシート搬送方向と直交する方向の一端の位置及びシートのシート搬送方向に対する傾きを連続的に検知する検知部と、像担持体上に形成するトナー像を補正する補正部と、を備え、前記補正部は、前記検知部からの検知情報に基づいて前記転写部でシートに転写されるトナー像の歪み量を算出し、算出されたトナー像の歪み量に基づいて前記像担持体上に形成するトナー像を補正することを特徴とするものである。
本発明のように、転写部を通過する際、シートに転写されるトナー像の歪み量を算出し、算出されたトナー像の歪み量に基づいて像担持体上に形成するトナー像を補正することにより、転写部で発生するシート上のトナー像の歪みを防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す図。 上記カラーレーザプリンタの2次転写部近傍の、(a)は概略断面図、(b)は概略上視図、(c)はシートの搬送状態を説明する図である。 上記カラーレーザプリンタのシート上でのトナー像の歪みの、(a)は算出方法を説明する図、(b)はトナー像の歪みプロファイルを示す図。 上記カラーレーザプリンタの2次転写部近傍の、(a)は2次転写部のシート搬送方向下流側でループが形成される状態を説明する図、(b)はラインセンサのマスク領域を説明する図、(c)は補正プロファイルを示す図。 上記カラーレーザプリンタの制御ブロック図。 上記カラーレーザプリンタの、(a)は歪み代表プロファイルの算出動作を示すフローチャート、(b)は画像データ補正動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置に設けられた2次転写部近傍の構成を説明する図。 上記画像形成装置に設けられたアライメント調整部の構成を示す図。 上記画像形成装置の制御ブロック図。 上記画像形成装置のシート挟持圧調整及びアライメント調整動作を示すフローチャート。 上記画像形成装置の画像歪みプロファイルを示す図。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の制御ブロック図。 上記画像形成装置のメンテナンスを促す情報発信処理を示すフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す図である。図1において、1はカラーレーザプリンタ、1Aは装置本体であるカラーレーザプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)である。
プリンタ本体1AにはシートSに画像を形成する画像形成部1Bと、中間転写部1Cと、2次転写部1Fと、定着装置6と、画像形成部1BにシートSを給送するシート給送装置1Dが設けられている。なお、このカラーレーザプリンタ1は、シートの裏面に画像を形成することができるようになっており、このため表面(一面)に画像が形成されたシートSを反転させて再度、画像形成部1Bに搬送する再搬送部1Eが設けられている。
画像形成部1Bは、略水平方向に配置され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー像を形成する4つのプロセスステーション100(100Y,100M,100C,100K)を備えている。このプロセスステーション100は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像を担持すると共に不図示のステッピングモータにより駆動される像担持体である感光体ドラム101(101a〜101d)を備えている。また、感光体ドラム表面を一様に帯電する帯電装置102(102a〜102d)を備えている。
さらに、画像情報に基づいてレーザビームを照射して一定速度で回転する感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光装置103(103a〜103d)を備えている。また、感光体ドラム上に形成された静電潜像にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナーを付着させてトナー像として顕像化する現像装置104(104a〜104d)を備えている。そして、これら帯電装置102、露光装置103、現像装置104等は感光体ドラム101の周囲に回転方向に沿ってそれぞれ配されている。
シート給送装置1Dは、プリンタ本体下部に設けられ、シートSを収納するシート収納部である給紙カセット111,112と、給紙カセット111,112に積載収納されたシートSを送り出すピックアップローラ111a,112aとを備えている。そして、画像形成動作が開始されると、ピックアップローラ111a,112aによりシートSは給紙カセット111,112から一枚ずつ分離給送され、この後、搬送ローラ114、レジスト前ローラ対115を経てレジストローラ対5に搬送される。そして、このレジストローラ対5により、シートSの斜行を補正すると共に、後述する中間転写ベルト上に担持されたトナー像に合わせて、所定のタイミングにてシートSを2次転写部1Fへ搬送する。
中間転写部1Cは、感光体ドラム101の外周速度と同期して矢印Bに示す各プロセスステーション6の配列方向に沿って回転駆動される中間転写ベルト106を備えている。ここで、この中間転写ベルト106は、内側に4個の、それぞれ感光体ドラム101と共に中間転写ベルト106を挟持し、1次転写部を構成する1次転写ローラ105(105a〜105d)が配されている。なお、これら1次転写ローラ105は不図示の転写バイアス用電源に接続されている。そして、この1次転写ローラ105から中間転写ベルト106に転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム上(像担持体上)の各色トナー像が順次中間転写ベルト106に多重転写され、中間転写ベルト106上にフルカラートナー像が形成される。
また、中間転写ベルト106を支持する転写内ローラ3に対向するように、2次転写部1Fを構成する2次転写ローラ4が配置されている。この2次転写ローラ4は中間転写ベルト106の最下方の表面に当接すると共に、レジストローラ対5により搬送されたシートSを中間転写ベルト106と共に挟持搬送する。そして、2次転写ローラ4と中間転写ベルト106のニップ部である2次転写部1FをシートSが通過する際、2次転写ローラ4にバイアスを印加することにより、シートSに中間転写ベルト上のトナー像が2次転写される。なお、図1において、113は手差し給紙部であり、手差し給紙部113に収納されたシートSはピックアップローラ105dにより、選択的に2次転写部へ給送される。
次に、このように構成されたカラーレーザプリンタ1の画像形成動作について説明する。画像形成動作が開始されると、まず中間転写ベルト106の回転方向において一番上流にあるプロセスステーション100Yにおいて、感光体ドラム101aに対し、露光装置103aによりレーザ照射を行い、感光体ドラム上にイエローの潜像を形成する。この後、現像装置104aにより、この潜像をイエローのトナーにより現像してイエローのトナー像を形成する。次に、このようにして感光体ドラム101a上に形成されたイエローのトナー像が、高電圧が印加された1次転写ローラ105aにより、1次転写領域において中間転写ベルト106に1次転写される。
次に、トナー像は中間転写ベルト106と共に、次のプロセスステーション100Mの感光体ドラム101bと転写ローラ105bとにより構成される1次転写領域に搬送される。そして、中間転写ベルト上のイエロートナー像上にトナー像先端を合わせて次のマゼンタトナー像が転写される。以下、同様の工程が繰り返され、この結果、4色のトナー像が中間転写ベルト106上において1次転写され、中間転写ベルト上にフルカラートナー像が形成される。なお、感光体ドラム上に僅かに残った転写残トナーは感光体クリーナ107(107a〜107d)により回収され、再び次のトナー像形成に備える。
このトナー像形成動作に並行して、例えば給紙カセット111,112に収容されたシートSは、ピックアップローラ111a,112aにより一枚ずつ分離給送された後、搬送ローラ114、レジスト前ローラ115を経てレジストローラ対5まで搬送される。また、手差し給紙部113に収納されたシートSが選択的にピックアップローラ105dにより給送された場合も、シートSはレジストローラ対5まで搬送される。そして、このレジストローラ対5により、シートSの斜行が補正され、斜行が補正された後、シートSは、レジストローラ対5により2次転写部1Fに搬送される。そして、2次転写部1Fを通過する際、2次転写ローラ4に印加されるバイアスにより、シートSに中間転写ベルト上のトナー像が2次転写される。
ここで、レジストローラ対5により2次転写部1Fに搬送されるシートの搬送速度は、画像形成部1B、すなわち感光体ドラム101や、中間転写ベルト106の周速(プロセス速度)よりも僅かに速い速度である。本実施の形態では、一例として普通紙の場合のプロセス速度を150mm/s、シート搬送速度を150.5mm/sとする。なお、2次転写部1Fにおいて転写されなかった中間転写体ベルト106上の転写残トナーは中間転写体クリーナ108によって回収される。
次に、2次転写部1Fにおいてトナー像が2次転写されたシートSは、定着装置6へと搬送される。そして、定着装置6において定着ローラ6aと加圧ローラ6bとによる加熱及び加圧によりシート上にトナー像が溶融固着される。この後、シートSは、排紙ローラ119a,119bにより、プリンタ本体上部に設けられた排紙トレイ50に排出される。また、両面モードの場合は、トナー像が定着された後、シートSは、再搬送部1Eに搬送され、レジストローラ対5を経て2次転写部1Fへと送られる。なお、この後の裏面(2面目)に対する画像形成プロセスに関しては、既述した表面(1面目)の場合と同様である。
ところで、図2の(a)及び(b)に示すように、2次転写部1Fとレジストローラ対5の間には、ラインセンサ7A,7Bが設けられている。なお、このラインセンサ7A,7Bは、シートのシート搬送方向と直交する幅方向の一端の位置(以下、幅レジ位置という)及びシートのシート搬送方向に対する傾きを連続的に検知する検知部を構成するものである。
また、2次転写部1Fとレジストローラ対5の間には、プロセス速度とレジストローラ対5との速度差により2次転写部1Fとレジストローラ対5との間でシートに生ずるループ量を検知するループ量検知部であるギャップセンサ8Eが設けられている。さらに、2次転写部1Fと定着装置6の間にも、ラインセンサ7C,7Dと、ギャップセンサ8Fが設けられている。なお、図2の(a)において、51、52は、ガイドである。
ここで、既述したように2次転写部1Fのシート搬送方向上流に設けられた上流側シート搬送部であるレジストローラ対5から搬送されてきたシートSは2次転写部1Fに搬送される。このとき、2次転写部1Fを構成する2次転写ローラ4及び転写内ローラ3に対し、レジストローラ対5が傾いている場合がある。また、レジストローラ対5が傾いていない場合でも、例えばレジストローラ対5の各ローラの径に軸方向で差がある場合や、ローラがニップ部で変形している場合は、ニップ部での搬送半径が異なるようになる。
このようにレジストローラ対5が傾いている場合や、搬送半径が軸方向で差があるときには、シートSは、レジストローラ対5により、図2の(c)に示すように旋回しながら搬送されるようになる。そして、このようにシートSが旋回すると、2次転写部1Fで転写されるトナー像の歪みが生じる。なお、このシート上でのトナー像の歪みは、シートにループが生じていないときには、シートの横レジ位置と、シートのシート搬送方向に対する傾きを同時に、かつ連続的に検知することにより算出できる。
次に、この算出方法の一例を図3の(a)を用いて説明する。図3の(a)において、グローバルな座標系として、2次転写部1Fの軸方向中央を原点とする座標系(X、Y)を設定する。また、シート上にシートの先端の手前側端部Osを原点とするローカルな座標系(Xs、Ys)を設定する。この(Xs、Ys)は、シートの搬送により、シートと共に移動していく移動座標系となる。
ここで、2次転写部1Fによる画像転写部(トナー像形成部)の手前側端部をTf、奥側端部をTrとし、それらの(X、Y)座標系における座標をそれぞれ、以下のように示す。これらは(X,Y)座標系上の固定点となる。
(Xtf、Ytf) ・・・(1)
(Xtr、Ytr) ・・・(2)
一方、ある時刻tにおけるラインセンサ7A,7BがシートSの横レジを検知した(X,Y)座標系での座標を以下のように示す。ここで、X座標はセンサ位置が固定なので定数となり、Y座標はシートの搬送と共に変化するので時刻tの関数となる。
(Xa、Ya(t)) ・・・(3)
(Xb、Yb(t)) ・・・(4)
シート先端の手前側端部Osがラインセンサ7Bに達した時刻をt=0とし、シートの搬送速度をVとすると、時刻t=tpにおけるラインセンサ7A、7Bが検知したシートSの横レジの座標は(3)、(4)より
(Xa、Ya(tp)) ・・・(5)
(Xb、Yb(tp)) ・・・(6)
であるが、そのときのシート先端の手前側端部Osの(X、Y)座標系での座標を
(Xo(tp)、Yo(tp))とすると、
Xo(tp)=Xb−V*tp ・・(7)
と算出される。また、そのときのY座標Yoは、以下のようになる。
Yo(tp)={[Yb(tp)−Ya(tp)]/(Xb−Xa)}*(Xo−Xa)
+Ya(tp)・・・(8)
一方、図3に示す(X,Y)座標系と(Xs、Ys)座標系の間の傾きαは、シートの傾きと等価である。よって、時刻t=tpでの傾きα(tp)は、以下のようになる。
α(tp)=TAN((Yb(tp)−Ya(tp))/(Xb−Xa))・(9)
時刻t=tpにおける、シート上のトナー像転写位置を求めるには、(1)、(2)のトナー像転写部座標をシート上のローカル座標系(Xs、Ys)に変換すれば良い。
グローバル座標系におけるOsからTfへのベクトルは
(Xtf−Xo(tp)、Ytf−Yo(tp)) ・・・(10)
グローバル座標系におけるOsからTrへのベクトルは
(Xtr−Xo(tp)、Ytr−Yo(tp)) ・・・(11)
である。ローカル座標(Xs、Ys)における各点の座標はこれらのベクトルを−αだけ回転すればよいから、
Xstf(tp)=(Xtf−Xo(tp))*COS(−α(tp))
−(Ytf−Yo(tp))*SIN(−α(tp))・・(12)
Ystf(tp)=(Xtf−Xo(tp))*SIN(−α(tp))
+(Ytf−Yo(tp))*COS(−α(tp))・・(13)
Xstr(tp)=(Xtr−Xo(tp))*COS(−α(tp))
−(Ytr−Yo(tp))*SIN(−α(tp))・・(14)
Ystr(tp)=(Xtr−Xo(tp))*SIN(−α(tp))
+(Ytr−Yo(tp))*COS(−α(tp))・・(15)
となる。
以上より、時刻tpにおけるラインセンサ7の検知情報から、シート上の転写位置が求まることになる。所定時間間隔でこの検知と演算を行えば、図3の(b)に示すようなシート上に転写されたトナー像の歪みプロファイルPFが得られることになる。なお、2次転写部1Fのシート搬送方向下流に設けられた下流側シート搬送部である定着装置6の定着ローラ6aと加圧ローラ6bとの定着ニップ部が傾いている場合がある。また、定着ローラ6aと加圧ローラ6bがニップ部で変形している場合もある。そして、このような場合、トナー像の歪みが生じるが、この場合も、シート上でのトナー像の歪みは、シートの横レジ位置と、シートのシート搬送方向に対する傾きを同時に、かつ連続的に検知することにより算出できる。
一方、図4の(a)に示すように、レジストローラ対5のシート搬送速度とプロセス速度の差により、シートSは2次転写部1Fのシート搬送方向上流側でループが形成される。ここで、このようにシートSがループした場合、シートSはラインセンサ7A,7Bの上方を通過するようになるため、ラインセンサ7A,7Bの検知精度が低下する。また、定着装置6のシート搬送速度とプロセス速度の差により、2次転写部1Fのシート搬送方向下流側でシートSがループする場合があり、この場合もラインセンサ7C,7Dの検知精度が低下する。この結果、検知した横レジ位置から算出されるトナー像歪みプロファイルも誤差が大きくなる。
そこで、本実施の形態においては、ループ量検知手段であるギャップセンサ8E,8Fの値が所定以上の部分ではトナー像歪みプロファイルは算出不能とする。この場合、図4の(b)に示すように、ラインセンサ7A,7B及びラインセンサ7C,7Dからの信号をマスクするマスク領域を設定する。そして、この間のトナー像歪みプロファイルは、図4の(c)に示すように、その前後のトナー像歪みプロファイルPFから補正するものとする。なお、図4の(c)において、PF’ は補正プロファイルを示している。
このように、ギャップセンサ8E,8Fの値に基づいてトナー像歪みプロファイルを補正することにより、ループの影響を受けずに2次転写部1Fでのトナー像の位置ずれと傾きと歪みが検知、算出可能な領域を多くすることができる。また、経時的にループの発生領域が変化しても検知、算出可能な領域を最大限確保できる。
ところで、算出されるトナー像歪みプロファイルは、作像毎のバラツキ、プリンタ本体1Aの固体差や、昇温や、プリンタ本体1Aの移動等によって変化する。したがって、本実施の形態においては、作像毎に算出プロファイルを後述する図5に示す記憶手段であるメモリ部に保存すると共に、所定数保存すると平均化演算を行い、作像毎のバラツキをフィルタリングしたデータを代表プロファイルとして利用する。
図5は、本カラーレーザプリンタ1の制御ブロック図である。図5において、200は制御部であるCPU(演算制御部)である。このCPU200には、ラインセンサ7A〜7Dとギャップセンサ8E,8Fが接続されている。そして、ラインセンサ7A〜7Dから横レジ位置信号が、またギャップセンサ8E,8Fからギャップ量を示すギャップ信号が入力される。
ここで、CPU200は、ラインセンサ7A〜7Dから連続的に入力される信号から2次転写部1Fを通過する際の、シートの横レジ位置及びシートのシート搬送方向に対する傾きを連続的に検知するようにしている。さらに、CPU200には、メモリ部201と画像データ補正部202が接続される。
ここで、メモリ部201は、後述する歪みプロファイルデータ等を保存するものであり、画像データ補正部202は、作像動作のために画像データを歪み代表プロファイルに基づいて補正するためのものである。そして、CPU200は、作像動作毎に、メモリ部201に歪みプロファイルデータを保存すると共に、保存した歪みプロファイルデータから歪み代表プロファイルを算出し、この歪み代表プロファイルを用いて画像データを補正する。
次に、このような歪み代表プロファイルの算出動作について図6の(a)に示すフローチャートを用いて説明する。まず、作像指令が入力されると、感光体ドラム101及び中間転写体ベルト106上に形成するトナー像を補正する補正部であるCPU200は、作像動作を開始する(S101)。次に、ラインセンサ7及びギャップセンサ8の検知データに基づくトナー像歪みの算出を行い(S102)、トナー像の歪みプロファイルを算出する。次に、算出された歪みプロファイルデータをメモリ部201に追加保存する。なお、このように歪みプロファイルデータが順次保存され、メモリ部内に所定以上の算出プロファイルが得られると、保存された最古データが消去される(S103)。そして、このように、歪みプロファイルデータの追加保存と、最古データの消去により、新しい歪みプロファイルデータが保存される。
次に、保存された複数のプロファイルデータによる平均化計算を行う(S104)。そして、このように複数のプロファイルデータによる平均化計算を行うことにより、歪み代表プロファイルの候補が算出される。この後、算出された歪み代表プロファイルの候補と、すでに保存されている歪み代表プロファイルとを比較し、算出された歪み代表プロファイルの候補と、既に保存されている歪み代表プロファイルとの差が所定以上あるかを判断する(S105)。
比較の結果、算出された歪み代表プロファイルの候補と、既保存の歪み代表プロファイルとの差が所定以上あれば(S105のY)、歪み代表プロファイルに経時変化が生じたと判断する。そして、歪み代表プロファイルを、既保存の歪み代表プロファイルから候補プロファイルに書換え(S106)、新たな歪み代表プロファイルとした後、作像動作を終了する。なお、比較の結果、算出された歪み代表プロファイルの候補と、既保存の歪み代表プロファイルとの差が所定以上でなければ(S105のN)、この後、作像動作を終了する。これらの複数のプロファイルデータと代表プロファイルデータはプリンタ本体1Aの電源がOFFされても保存され、作像指令が入力されるたびに、そのまま引き継がれる。
一方、このように算出されたトナー像の歪み代表プロファイルに基づいて、印字前の画像データを補正するようにしており、このように補正することにより、トナー像歪みの少ない良好な画像を得ることができる。次に、このような画像データ補正動作について図6の(b)に示すフローチャートを用いて説明する。
作像指令が入力され、作像動作のための画像データを受信すると(S201)、CPU200は、メモリ部201から歪み代表プロファイルの読み込みを行う(S202)。そして、この歪み代表プロファイルに基づいて画像データ補正部202で画像データ補正を行う(S203)。なお、本実施の形態において、この補正は、歪み代表プロファイルで演算されるシート上のトナー像歪みを打ち消すように画像データ上の意図的な歪みを予め付与する形で行われる。具体的には、既述した図4の(c)に示すような歪み代表プロファイルの場合、これが本来の理想位置、すなわちシート搬送方向に対して傾斜しない位置になるように元々の画像のビットマップデータの再配置を行うことで実現される。
次に、このようにして補正された補正画像データにより、作像動作を行う(S204)。これにより、出力シート上のトナー像は歪みのない良好なものが得られる。1回の作像動作が終了すると上記ステップは終了し、次回の作像時には、そのときの最新の歪み代表プロファイルが読み込みされる。
以上説明したように、本実施の形態においては、ラインセンサ7及びギャップセンサ8の検知データに基づき、シートの横レジ位置及びシートの傾きに応じて感光体ドラム101及び中間転写体ベルト106上に形成するトナー像を補正している。これにより、2次転写部1Fで発生するシート上のトナー像の歪みを防ぐことができ、トナー像歪みの少ない良好な画像を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図7は、本実施の形態に係る画像形成装置の2次転写部近傍の構成を説明する図である。なお、図7において、既述した図4と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図7の(a)、(b)において、9A、9Bは第1及び第2シート挟持圧調整部であり、この第1及び第2シート挟持圧調整部9A,9Bは、それぞれ2次転写部1F及びレジストローラ対5に取り付けられている。ここで、例えば第1シート挟持圧調整部9Aは、2次転写ローラ4の軸4aに当接すると共に回転軸12により回転するカムフォロワ10を有している。なお、2次転写ローラ4の軸4aは、軸受け4bにより上下方向に回動可能に支持されている。
これにより、カムフォロワ10を回転軸12によって回転させると、2次転写ローラ4の軸4aが上下方向に回動し、これに伴い中間転写体ベルト106を介して転写内ローラ3に圧接する2次転写ローラ4も上下方向に回動する。そして、このように2次転写ローラ4が上下方向に回動することにより、2次転写ローラ4と転写内ローラ3とのニップ挟持圧の軸方向の差を調整することができる。
なお、第2シート挟持圧調整部9Bも、回転軸12により回転するカムフォロワ10を有している。そして、カムフォロワ10を回転軸12によって回転させることにより、レジストローラ対5のニップ挟持圧の軸方向の差を調整することができる。このようにニップ挟持圧を変更するにより、2次転写部1F及びレジストローラ対5の軸方向のシート搬送速度を変えることでき、この結果、シートに旋回成分を与えることができる。つまり、2次転写部1F及びレジストローラ対5の軸方向の挟持圧を変化させることにより、2次転写部1F及びレジストローラ対5を通過する際、シートに旋回成分を与えることができる。
また、図8は、定着装置6、2次転写部1F及びレジストローラ対5のシート搬送方向の傾きを調整するためのアライメント調整部の構成を示す図である。ここで、本実施の形態においては、定着装置6、2次転写部1F及びレジストローラ対5は、回動軸11,16,17を支点として回動自在になっている。また図8において、13は定着装置6に圧接するカムフォロワ、14は2次転写部1Fに圧接するカムフォロワ、15はレジストローラ対5に圧接するカムフォロワである。そして、アライメント調整部9Cはカムフォロワ13〜15を回転させることにより、定着装置6、2次転写部1F及びレジストローラ対5の相対的な傾きを調整することができる。
図9は、本実施の形態に係る画像形成装置の制御ブロック図である。なお、図9において、既述した図5と同一符号は、同一又は相当部分を示している。図9において、203はアライメント調整機構であり、このアライメント調整機構203により、算出されたトナー像の歪み代表プロファイルに基づいて、第1及び第2シート挟持圧調整部9A,9B及び傾き調整部であるアライメント調整部9Cを制御する。そして、アライメント調整機構203を介してシート挟持圧調整部9A,9Bによるシート挟持圧調整及びアライメント調整部9Cによるアライメント調整(傾き調整)動作を行うことにより、トナー像歪みの少ない画像を得ることができるようにしている。
次に、このような本実施の形態に係るシート挟持圧調整及びアライメント調整動作について図10に示すフローチャートを用いて説明する。まず、作像指令が入力されると、CPU200は、既述したようにメモリ部201に保存されている歪み代表プロファイルの読み込みを行う(S301)。そして、この歪み代表プロファイルの大きさ(歪値)が所定以上あるかを判断する(S302)。ここで、歪み代表プロファイルの大きさが所定以上ある場合には(S302のY)、その値に応じて第1及び第2シート挟持圧調整部9A,9Bを介して2次転写部1F及びレジストローラ対5の挟持圧を調整する。また、アライメント調整部9Cを介して定着装置6、2次転写部1F及びレジストローラ対5の相対的な傾きを調整するアライメントの調整動作を行う。
ここで、調整値は、歪み代表プロファイルから以下のようにして算出する。まず、既述した図4の(b)に示すラインセンサ7のマスク領域情報から、代表歪みプロファイルの歪み状態に支配的に関与しているシート搬送手段を抽出する。例えば、図4の(b)のラインセンサ7のマスク領域を、図4の(c)に示す歪み代表プロファイルに当てはめると、図11のような各シート搬送手段の支配領域が抽出される。
なお、図11において、レジストローラ支配領域はレジストローラ対5が搬送していて2次転写部1Fとの間のループが所定以下の領域である。また、転写部支配領域は、搬送されたシートがレジストローラ対5を抜けて2次転写部1Fがシートを支配的に搬送している領域である。
これら、各領域からそれぞれ、トナー像の傾き、歪み情報を抽出して支配している各シート搬送手段の挟持圧とアライメントの調整を行う。各調整値は例えば、図11及び記述した図3の(a)に示す角度αからシートの旋回成分が算出される。そして、この算出されたシートの旋回成分に応じてレジストローラ対5の挟持圧を所定量変化させて、角度αが0になるように調整する。また、図11のdにより、レジストローラ対5と転写部1の間の相対傾きが算出される。そして、この算出された相対傾きが0になるようにレジストローラ対5のアライメント調整カムフォロワ15を回転させることにより、相対傾きを調整する。
次に、この歪み代表プロファイルに基づく2次転写部1F及びレジストローラ対5に対する各搬送手段アライメントが1回行われると(S303)、メモリ部201に保存された複数の歪プロファイルデータ及び歪み代表プロファイルをクリアする(S304)。そして、この後、作像動作を行うことにより(S305)、歪みの少ない良好なトナー像を得ることができる。なお、一旦、クリアされたメモリ部201の歪プロファイルデータは図6の(a)の手順で再びデータ収集及び演算が始められる。
このように、本実施の形態では、第1及び第2シート挟持圧調整部9A,9Bにより2次転写部1F及びレジストローラ対5の挟持圧を調整し、アライメント調整部9Cにより2次転写部1F及びレジストローラ対5の相対的な傾きを調整している。これにより、感光体ドラム101及び中間転写体ベルト106上に形成するトナー像を補正することができ、歪みの少ない良好なトナー像を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図12は、本実施の形態に係る画像形成装置の制御ブロック図である。なお、図12において、既述した図5と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図12において、204はメンテナンス情報発信部であり、このメンテナンス情報発信部204は、歪み代表プロファイルが所定以上の大きさの場合、つまりシート上のトナー像の歪みが所定以上の大きさの場合には、メンテナンスを促す情報を発信する。そして、このようにメンテナンスを促す情報を発信することにより、搬送ローラの磨耗等の経時的変化でトナー像歪みが悪化した場合、メンテナンス担当者が適切な処置を施すことができる。
次に、このようなメンテナンスを促す情報発信処理について図13に示すフローチャートを用いて説明する。
画像形成装置の電源がONされると、CPU200は、既述したようにメモリ部201に保存されている歪み代表プロファイルの読み込みを行い(S401)、この後、歪み代表プロファイルの大きさ(歪値)が所定量以上あるかを判断する(S402)。ここで、歪み代表プロファイルの大きさが所定量以上ある場合には(S402のY)、メンテナンス情報発信部204よりメンテナンスを促す情報を発信する(S403)。つまり、検知したトナー像の横レジ位置ずれと傾きによるシート上のトナー像の歪みが許容レベルを超えたときに、ユーザやサービスマンにメンテナンス情報を発信する。なお、この発信は画像形成装置の電源がOFFされるまで保持される(S405)。
このように、本実施の形態では、シート上のトナー像の歪みの量が許容レベルを超えたときに、ユーザやサービスマンにメンテナンス情報を発信することにより、適切な処置を取ることができる。これにより、経時的変化でトナー像歪みが悪化した場合、良好な画像を維持することができる。なお、情報発信は、画像形成装置のメンテナンスを担うメンテナンス担当者が認識できる形態、例えば画像形成装置の操作画面への発信、ネットワーク通信を通じてメンテナンスのサービス拠点への発信という形態で行われる。
ところで、これまでの説明においては、2次転写部1Fを通過する際の、シートの横レジ位置及びシートの傾きを連続的に検知するための検知部であるラインセンサ7A,7B及びギャップセンサ8Eを2次転写部1Fとレジストローラ対5との間に設けている。また、ラインセンサ7C,7D及びギャップセンサ8Fを2次転写部1Fと定着装置6との間に設けている。しかし、本発明は、これに限らず、ラインセンサ及びギャップセンサを、2次転写部1Fとレジストローラ対5との間と、2次転写部1Fと定着装置6との間の少なくとも一方に設ければ良い。
さらに、これまでの説明においては、シートの横レジ位置及びシートの搬送方向に対する傾きを検知する手段として複数のラインセンサを用いている。しかし、本発明は、これに限らず、シートの少なくとも1箇所のレジ位置と、シートの搬送方向に対する傾きを同時にかつ、連続的に算出可能であれば、例えばCCDを用いたエリアセンサを用いる等、検知手段の形態はどのようなものであっても適用可能である。
1…カラーレーザプリンタ、1A…カラーレーザプリンタ本体、1F…2次転写部、5…レジストローラ対、6…定着装置、7A〜7D…ラインセンサ、8E,8F…ギャップセンサ、9A,9B…第1及び第2シート挟持圧調整部、101…感光体ドラム、106…中間転写体ベルト、200…CPU、201…メモリ部、202…画像データ補正部、203…アライメント調整機構、204…メンテナンス情報発信部、S…シート

Claims (6)

  1. 像担持体上に形成されたトナー像をシートに転写する転写部を有する画像形成装置において、
    前記転写部のシート搬送方向上流に設けられた上流側シート搬送部と、
    前記転写部のシート搬送方向下流に設けられた下流側シート搬送部と、
    前記転写部と前記上流側シート搬送部の間及び前記転写部と前記下流側シート搬送部の間の少なくとも一方に設けられ、前記転写部を通過する際の、シートのシート搬送方向と直交する方向の一端の位置及びシートのシート搬送方向に対する傾きを連続的に検知する検知部と、
    像担持体上に形成するトナー像を補正する補正部と、を備え、
    前記補正部は、前記検知部からの検知情報に基づいて前記転写部でシートに転写されるトナー像の歪み量を算出し、算出されたトナー像の歪み量に基づいて前記像担持体上に形成するトナー像を補正することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体上に形成されたトナー像をシートに転写する転写部を有する画像形成装置において、
    前記転写部のシート搬送方向上流に設けられた上流側シート搬送部と、
    前記転写部のシート搬送方向下流に設けられた下流側シート搬送部と、
    前記転写部と前記上流側シート搬送部及び前記転写部と前記下流側シート搬送部の少なくとも一方の間に設けられ、前記転写部を通過する際の、シートのシート搬送方向と直交する方向の一端の位置及びシートのシート搬送方向に対する傾きを連続的に検知する検知部と、
    前記上流側シート搬送部及び前記下流側シート搬送部のシート搬送方向を補正する補正部と、を備え、
    前記補正部は、前記検知部からの検知情報に基づいて前記転写部でシートに転写されるトナー像の歪み量を算出し、算出されたトナー像の歪み量に基づいて前記上流側シート搬送部及び前記下流側シート搬送部のシート搬送方向を補正することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記転写部と前記上流側シート搬送部及び前記下流側シート搬送部との相対的な傾きを調整する傾き調整部を備え、
    前記補正部は、前記算出されたトナー像の歪み量に基づいて前記上流側シート搬送部及び前記下流側シート搬送部のシート搬送方向を補正するよう前記傾き調整部を制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記転写部、前記上流側シート搬送部及び前記下流側シート搬送部のシート挟持圧を調整する挟持圧調整部を備え、
    前記補正部は、前記算出されたトナー像の歪み量に基づいて前記上流側シート搬送部及び前記下流側シート搬送部のシート搬送方向を補正するよう前記挟持圧調整部を制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記検知部に、前記転写部を通過するときのシートのループ量を検知するループ量検知部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記補正部は、前記算出されたトナー像の歪み量が所定量以上となったと判断すると、メンテナンス情報を発信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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