JP2012002160A - Radiator fan control device and working vehicle - Google Patents
Radiator fan control device and working vehicle Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012002160A JP2012002160A JP2010139086A JP2010139086A JP2012002160A JP 2012002160 A JP2012002160 A JP 2012002160A JP 2010139086 A JP2010139086 A JP 2010139086A JP 2010139086 A JP2010139086 A JP 2010139086A JP 2012002160 A JP2012002160 A JP 2012002160A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- radiator
- radiator fan
- work vehicle
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
Description
本発明は、ラジエータファン制御装置、および、ラジエータファン制御装置を備える作業車両に関する。 The present invention relates to a radiator fan control device and a work vehicle including the radiator fan control device.
エンジンの冷却水を冷却するためのラジエータに対して、送風するファンを備えた作業車両が知られている。この作業車両では、ラジエータの風上側に設けた防塵ネットの目詰まり解消のために、手動操作にてファンを逆回転させて通常の送風方向とは反対の方向から送風することができるように構成されている(特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art A work vehicle including a fan that blows air with respect to a radiator for cooling engine coolant is known. In this work vehicle, in order to eliminate clogging of the dustproof net provided on the windward side of the radiator, the fan can be reversely rotated manually to blow air from the direction opposite to the normal blowing direction. (See Patent Document 1).
しかし、上述した特許文献に記載の作業車両では、手動操作にてファンを逆回転させることをオペレータが失念してしまう恐れがある。 However, in the work vehicle described in the above-mentioned patent document, the operator may forget to reversely rotate the fan by manual operation.
(1) 請求項1の発明によるラジエータファン制御装置は、作業車両が走行状態であるか否かを検出する走行状態検出手段と、作業車両が作業状態であるか否かを検出する作業状態検出手段と、作業車両のエンジンから排出される排気ガスを清浄化する排気ガスフィルタを加熱して排気ガスフィルタを再生するように指示をするための加熱指示手段と、エンジンを冷却するためのラジエータに外気を送風するためのラジエータファンの回転を制御するファン回転制御手段とを備え、ファン回転制御手段は、走行状態検出手段で作業車両が非走行状態であることが検出され、かつ、作業状態検出手段で作業車両が非作業状態であることが検出され、かつ、加熱指示手段で排気ガスフィルタを加熱するように指示されると、ラジエータファンを逆回転させることを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載のラジエータファン制御装置において、ファン回転制御手段は、走行状態検出手段で作業車両が非走行状態であることが検出され、かつ、作業状態検出手段で作業車両が非作業状態であることが検出され、かつ、加熱指示手段で排気ガスフィルタを再生するように指示されると、ラジエータファンをあらかじめ定められた所定時間だけ逆回転させるようにラジエータファンの回転を制御することを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のラジエータファン制御装置において、ファン回転制御手段は、ラジエータファンを逆回転させるように制御しているときに、走行状態検出手段で作業車両が走行状態であることが検出され、または、作業状態検出手段で作業車両が作業状態であることが検出されると、ラジエータファンの逆回転を中止するようにラジエータファンの回転を制御することを特徴とする。
(4) 請求項4の発明による作業車両は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のラジエータファン制御装置と、エンジンと、エンジンから排出される排気ガスを清浄化する排気ガスフィルタと、エンジンを冷却するためのラジエータと、ラジエータに外気を送風するためのラジエータファンとを備えることを特徴とする。
(1) A radiator fan control device according to a first aspect of the present invention includes a traveling state detection unit that detects whether or not the work vehicle is in a traveling state, and a working state detection that detects whether or not the work vehicle is in a working state. A heating instruction means for instructing to regenerate the exhaust gas filter by heating an exhaust gas filter for purifying the exhaust gas exhausted from the engine of the work vehicle, and a radiator for cooling the engine Fan rotation control means for controlling the rotation of a radiator fan for blowing outside air. The fan rotation control means detects that the work vehicle is in a non-running state by the running state detecting means, and detects the working state. If the means detects that the work vehicle is in a non-working state and the heating instruction means instructs to heat the exhaust gas filter, the radiator fan is reversed. It is characterized by comprising rotating.
(2) The invention of
(3) A third aspect of the present invention is the radiator fan control device according to the first or second aspect, wherein the fan rotation control means detects the running state when controlling the reverse rotation of the radiator fan. When the means detects that the work vehicle is in the running state or the work state detection means detects that the work vehicle is in the working state, the radiator fan is rotated so as to stop the reverse rotation of the radiator fan. It is characterized by controlling.
(4) A work vehicle according to a fourth aspect of the present invention includes a radiator fan control device according to any one of the first to third aspects, an engine, and an exhaust gas filter that purifies exhaust gas discharged from the engine. A radiator for cooling the engine and a radiator fan for blowing outside air to the radiator are provided.
本発明によれば、ラジエータの風路に堆積する塵埃等を効率的に除去できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the dust etc. which accumulate on the wind path of a radiator can be removed efficiently.
図1〜3を参照して、本発明によるラジエータファン制御装置および作業車両の一実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態に係るラジエータファン制御装置が搭載される作業車両の一例であるホイールローダの側面図である。ホイールローダ100は、アーム111,バケット112,タイヤ113等を有する前部車体110と、運転室121,エンジン室122,タイヤ123等を有する後部車体120とで構成される。エンジン室122は、建屋カバー131で覆われている。後部車体120の後方にはカウンタウェイト124が取り付けられている。
An embodiment of a radiator fan control device and a work vehicle according to the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a side view of a wheel loader that is an example of a work vehicle on which a radiator fan control device according to the present embodiment is mounted. The
アーム111は不図示のアームシリンダの駆動により上下方向に回動(俯仰動)し、バケット112はバケットシリンダ115の駆動により上下方向に回動(ダンプまたはクラウド)する。前部車体110と後部車体120はセンタピン101により互いに回動自在に連結され、ステアリングシリンダ116の伸縮により後部車体120に対し前部車体110が左右に屈折する。
The
建屋カバー131の後方には、ラジエータフレーム135と、空冷ファンユニット150とが配設されている。ラジエータフレーム135には、後述する図2に示した、エンジン1の冷却水を冷却するラジエータ6や、作動油の冷却用のオイルクーラ7、運転室121を冷却するエアコン用のコンデンサ8が取り付けられている。ラジエータフレーム135は、後部車体120に固定されている。空冷ファンユニット150は、後述する図2に示した、ファンモータ3で駆動される空冷ファン4と、ファンシュラウド151とを備えており、ラジエータフレーム135の後方に配設されている。
A radiator frame 135 and an air
ラジエータフレーム135および空冷ファンユニット150は、その側面および上面が冷却器用建屋カバー132で覆われている(図1)。冷却器用建屋カバー132は後方で開口しており、開閉可能に取り付けられたグリル140によって覆われている。グリル140は、空冷ファン4による吸気または排気が外部と流通するように複数の開口が設けられた覆いである。
The radiator frame 135 and the air
図2は、ホイールローダ100の概略構成を示す図である。ホイールローダ100は、エンジン1と、エンジン1で駆動される作業用油圧ポンプ24と、作業用油圧ポンプ24から吐出される圧油を制御するコントロールバルブ25と、作業用油圧シリンダ26(たとえばバケットシリンダ115やアームシリンダ)とを備えている。ホイールローダ100は、補機用の油圧ポンプ2と、油圧ポンプ2で供給される圧油の最高圧を規定するリリーフ弁27と、上述したファンモータ3および空冷ファン4と、油圧ポンプ2からファンモータ3に供給される圧油の流れを制御する電磁切替弁5とを備えている。
FIG. 2 is a diagram illustrating a schematic configuration of the
エンジン1の排気ガスは、排出経路である排気管から消音器14を経て外部に排出される。消音器14の他にも、エンジン1の排気ガスの排出経路には、フィルタ15と、燃焼装置16とが設けられている。フィルタ15は、エンジン1の排気ガス中に含まれる粒子状物質(PM)を捕集するフィルタである。フィルタ15には、排気ガスの温度が上昇すると、または、フィルタ15自身の温度が上昇すると、捕集されたPMを燃焼させてフィルタ15から除去するように自己再生機能が備えられている。燃焼装置16は、フィルタ15を強制的に加熱して、フィルタ15で捕集されたPMを燃焼させるための加熱装置である。
The exhaust gas of the engine 1 is discharged to the outside through the
また、ホイールローダ100は、後述するようにファンモータ3の回転や燃焼装置16を制御するために、コントローラ17と、前後進切替スイッチ(FNRスイッチ)18と、ファン逆転スイッチ19と、強制燃焼操作スイッチ20とを備えている。ホイールローダ100は、アクセルペダル操作量検出センサ21と、操作レバー操作量検出センサ22と、表示装置23と、排気圧センサ28a,28bとを備えている。コントローラ17は、ホイールローダ100の各部を制御する制御装置である。FNRスイッチ18は、ホイールローダ100の前後進を指令するためのスイッチである。ファン逆転スイッチ19は、通常であれば正転するファンモータ3の逆転を指令するためのスイッチである。
The
強制燃焼操作スイッチ20は、燃焼装置16を作動させるためのスイッチである。アクセルペダル操作量検出センサ21は、不図示のアクセルペダルの操作量を検出するセンサである。操作レバー操作量検出センサ22は、アーム111やバケット112(すなわち作業用油圧シリンダ26)の駆動を指示する不図示の操作レバーの操作量を検出するセンサである。表示装置23は、ホイールローダ100の各部の状態などを表示するために運転室121内に設けられた表示装置であり、本実施の形態では、加えて、たとえば後述するようにフィルタ15の再生が必要となった場合にはその旨を、燃焼装置16の作動中はその旨を表示する。排気圧センサ28a,28bは、排気管内の排気ガスの圧力を検出する圧力センサである。排気圧センサ28aは、フィルタ15の直前位置の排気管に配設され、排気圧センサ28bは、フィルタ15の直後位置の排気管に配設されている。
The forced
このように構成されるホイールローダ100では、通常、エンジン1の作動時にはファンモータ3が正転するように、コントローラ17が電磁切替弁5を位置イに切り換えるように制御する。これにより、ファンモータ3は、油圧ポンプ2から供給される圧油によって正転する。ファンモータ3が正転することで、図2の矢印12で示すように、コンデンサ8に先に外気が当たるように(ラジエータ6やオイルクーラ7で温められた外気が当たらないように)、空冷ファン4がコンデンサ8、ラジエータ6およびオイルクーラ7に外気を送風する。
In the
このように、外気を一方向に送風していると、外気に含まれる塵埃などがコンデンサ8、ラジエータ6、オイルクーラ7の風路に蓄積して、この風路を狭めてしまう。そのため、外気との熱交換の効率が低下して、エンジン1のオーバーヒートや作動油温の上昇、運転室121内の温度上昇等の不具合を招く恐れがある。このような不具合を防止するため、本実施の形態では、ファンモータ3の逆転を可能とし、外気を通常の送風方向とは反対方向から送風することで、風路に蓄積した塵埃を除去できるようにしている。
As described above, when the outside air is blown in one direction, dust or the like contained in the outside air accumulates in the air passages of the condenser 8, the radiator 6, and the
すなわち、オペレータがファン逆転スイッチ19をオンすると、ファンモータ3が逆転するように、コントローラ17が電磁切替弁5を位置ロに切り換えるように制御する。これにより、ファンモータ3は、油圧ポンプ2から供給される圧油によって逆転する。ファンモータ3、すなわち空冷ファン4が逆転することで、図2の矢印13で示すように、コンデンサ8、ラジエータ6およびオイルクーラ7に対して通常とは逆向きに外気を送風する。
That is, when the operator turns on the
しかし、空冷ファン4の逆転が、ファン逆転スイッチ19がオンされたときだけであったとすると、オペレータがファン逆転スイッチ19をオンし忘れると空冷ファン4が逆転せず、上述したような不具合を招く恐れがある。また、エンジン1の冷却水温や作動油温が高いときに空冷ファン4を長時間逆転させていると、ラジエータ6やオイルクーラ7で温められて高温となった外気がコンデンサ8に当たることとなるため、運転室121のエアコンの効きが悪くなり、運転室121内の温度上昇等の不具合を招く恐れがある。
However, if the reverse rotation of the air cooling fan 4 is only when the
そこで、本実施の形態では、時々行われることとなる、燃焼装置16を作動させてフィルタ15を再生する際に、以下に述べるように、併せて空冷ファン4を逆転させることとした。すなわち、後述するように本実施の形態では、フィルタ15の前後での排気ガス圧力の差圧が大きくなると、燃焼装置16を作動させたフィルタ15の再生を行うようにオペレータに報知するように構成されている。そのため、当該報知が時々なされるため、燃焼装置16を作動させてフィルタ15の再生を行う際に空冷ファン4を逆転させるように構成することで、オペレータがファン逆転スイッチ19をオンし忘れても、上述したような不具合を抑制できる。
Therefore, in the present embodiment, when the
具体的には、コントローラ17は、次のように各部を制御することで、燃焼装置16を作動させてフィルタ15を再生するとともに、空冷ファン4を逆転させる。図3は、上述したような空冷ファン4の逆転動作についての処理内容を示すフローチャートである。ホイールローダ100の不図示のイグニッションスイッチがオンされると、この処理を行うプログラムが起動されて、コントローラ17で所定時間毎に繰り返し実行される。コントローラ17は、排気圧センサ28a,28bで検出した圧力に基づいてフィルタ15の前後における差圧を算出して、その差圧があらかじめ定められた所定値△P1、すなわち再生を要する圧力値△P1以上であるか否かを判断する(ステップS1,S3)。
Specifically, the
フィルタ15の前後における差圧が所定値△P1未満であった場合(ステップS3否定判断)、強制的に再生する必要がないため、コントローラ17は本プログラムを終了する。フィルタ15の前後における差圧が所定値△P1以上であった場合(ステップS3肯定判断)、コントローラ17は、フィルタ15の再生を促す旨の表示、すなわち、フィルタ15の再生が必要である旨、および、燃焼装置16の作動を促す旨の表示を表示装置23に表示させる(ステップS5)。これにより、オペレータは、フィルタ15の強制的な再生が必要であることを認識できる。
When the differential pressure before and after the
フィルタ15の再生の必要性を認識したオペレータが、強制燃焼操作スイッチ20をオンすると(ステップS7肯定判断)、コントローラ17は、ホイールローダ100が非走行かつ非作業の状態であるか否かを判断する(ステップS9)。すなわち、コントローラ17は、アクセルペダル操作量検出センサ21および操作レバー操作量検出センサ22から出力される検出信号に基づいて不図示のアクセルペダルおよび操作レバーがともに操作されていないか否かを判断する。
When the operator who recognizes the necessity of regeneration of the
ここで、ホイールローダ100が非走行かつ非作業であるか否かを検出するのは、ホイールローダ100が走行または作業を行っていれば、エンジン1の負荷が増えて排気温度が上昇するため、燃焼装置16を作動させなくてもフィルタ15で捕集されたPMの燃焼が期待できるからである。また、ホイールローダ100が走行または作業を行っていれば、エンジン1の負荷が増えてエンジン1からの発熱量が増えるため、ラジエータ6やオイルクーラ7を通過した外気が高温となるが、空冷ファン4を逆転させたままにしておくと、この高温となった外気がコンデンサ8に当たることとで、運転室121のエアコンの効きが悪くなるからである。したがって、本実施の形態では、以下のように、ホイールローダ100が非走行かつ非作業である場合に限って燃焼装置16を作動させるとともに、空冷ファン4を逆転させるようにしている。
Here, the detection of whether or not the
非走行かつ非作業であると判断されると(ステップS9肯定判断)、コントローラ17は、フィルタ15の再生を促す旨の表示に代えて、燃焼装置16の作動中である旨、すなわち、再生中である旨の表示を表示装置23に表示させる(ステップS11)。そして、コントローラ17は、タイマー1,2のカウントを開始する(ステップS13)。タイマー1は、空冷ファン4の逆転を継続させる時間(逆転時間)を規定するタイマーであり、タイマー2は、再生を継続する時間(再生時間)を規定するタイマーである。また、コントローラ17は、燃焼装置16を作動させる(ステップS15)とともに、電磁切替弁5を位置ロに切り換える(ステップS17)。これにより、燃焼装置16が作動するので、フィルタ15が燃焼装置16で加熱されて再生される。また、電磁切替弁5を位置ロに切り換えるので、ファンモータ3(すなわち空冷ファン4)が油圧ポンプ2から供給される圧油によって逆転して、図2の矢印13で示すように、コンデンサ8、ラジエータ6およびオイルクーラ7に対して通常とは逆向きに外気を送風する。
If it is determined that the vehicle is not running and not working (Yes determination in step S9), the
このように、フィルタ15の再生および空冷ファン4の逆転を行っている間、コントローラ17は、ホイールローダ100が非走行かつ非作業の状態であるか否かを判断する(ステップS19)。ここで、ホイールローダ100が非走行かつ非作業であるか否かを検出するのは、上述したように、ホイールローダ100が走行または作業を行っていれば、燃焼装置16を作動させなくてもよく、また、空冷ファン4を逆転させたままとしておくことが好ましくないからである。
Thus, while the regeneration of the
非走行かつ非作業であると判断されると(ステップS19肯定判断)、コントローラ17は、タイマー1がタイムアップするまで、ホイールローダ100の走行状態および作業状態を監視しつつ待機する(ステップS21の否定判断によりステップ19を実行)。タイマー1がタイムアップすると、すなわち、あらかじめ規定された空冷ファン4の逆転時間が経過すると、コントローラ17は、電磁切替弁5を位置イに切り換える(ステップS25)。これによりファンモータ3(すなわち空冷ファン4)が油圧ポンプ2から供給される圧油によって正転して、図2の矢印12で示すように、コンデンサ8、ラジエータ6およびオイルクーラ7に対して通常の向きに外気を送風する。
If it is determined that the vehicle is not running and not working (Yes in step S19), the
このように、空冷ファン4の逆転が終了した後もフィルタ15の再生は継続している。すなわち、空冷ファン4の逆転による上述した塵埃の除去はたとえば1〜2分程度で終了するが、燃焼装置16によるフィルタ15の再生には、たとえば10分程度かかるため、タイマー1よりもタイマー2のほうが設定時間が長いからである。空冷ファン4の逆転が終了してフィルタ15の再生が継続している間も、コントローラ17は、ホイールローダ100が非走行かつ非作業の状態であるか否かを判断する(ステップS27)。
Thus, the regeneration of the
非走行かつ非作業であると判断されると(ステップS27肯定判断)、コントローラ17は、タイマー2がタイムアップするまで、ホイールローダ100の走行状態および作業状態を監視しつつ待機する(ステップS29の否定判断によりステップ27を実行)。タイマー2がタイムアップすると、すなわち、あらかじめ規定された再生時間が経過すると、コントローラ17は、燃焼装置16を停止させる(ステップS31)。これによりフィルタ15の加熱による再生を終了する。そして、コントローラ17は、表示装置23に表示させていた再生中である旨の表示を中止させて(ステップS33)、本プログラムを終了する。
If it is determined that the vehicle is not traveling and not working (Yes determination in step S27), the
なお、上述したように、ホイールローダ100が走行または作業を行っていれば、燃焼装置16を作動させなくてもよく、また、空冷ファン4を逆転させたままとしておくことが好ましくない。そこで、強制燃焼操作スイッチ20をオンされた直後に走行中であるか作業中であると判断されると(ステップS9否定判断)、コントローラ17は、表示装置23に表示させていた再生を促す旨の表示を中止させて(ステップS35)、本プログラムを終了する。
As described above, if the
同様に、フィルタ15の再生および空冷ファン4の逆転を行っている間に走行中であるか作業中であると判断されると(ステップS19否定判断)、コントローラ17は、空冷ファン4の逆転およびフィルタ15の再生を中止し(ステップS23、ステップS31)、表示装置23に表示させていた再生中である旨の表示を中止させて(ステップS33)、本プログラムを終了する。空冷ファン4の逆転が終了して、フィルタ15の再生が行われている間に走行中であるか作業中であると判断されると(ステップS27否定判断)、コントローラ17は、フィルタ15の再生を中止し(ステップS31)、表示装置23に表示させていた再生中である旨の表示を中止させて(ステップS33)、本プログラムを終了する。
Similarly, if it is determined that the vehicle is running or working during the regeneration of the
上述したホイールローダ100では、次の作用効果を奏する。
(1) ホイールローダ100が非走行かつ非作業である場合に限って燃焼装置16を作動させると、空冷ファン4も逆転するように構成した。これにより、時々行われることとなる燃焼装置16を作動させてフィルタ15を再生する際に、併せて空冷ファン4が逆転するので、オペレータがファン逆転スイッチ19をオンし忘れても、ラジエータ6等の風路に蓄積した塵埃を除去できる。したがって、エンジン1のオーバーヒートや作動油温の上昇、運転室121内の温度上昇等の不具合発生を抑制できる。また、燃焼装置16を作動させてフィルタ15を再生する際に、併せて空冷ファン4を逆転させるので、効率的である。
The
(1) When the
(2) 燃焼装置16を作動させてフィルタ15を再生する際に、タイマー1で規定されるあらかじめ定められて時間だけ空冷ファン4を逆転させるように構成した。これにより、不必要に長時間空冷ファン4を逆転させることを防止できるので、ラジエータ6やオイルクーラ7で温められた外気をコンデンサ8に長時間当てることで運転室121のエアコンの効きが悪くなるという不具合を防止できる。
(2) When the
(3) 空冷ファン4の逆転中にホイールローダ100が走行を開始し、または作業が行われたことが検出されると、空冷ファン4の逆転を中止するように構成した。これにより、エンジン1の負荷が増えた、または増えつつある状態で空冷ファン4を逆転させたままにしておくことによる、運転室121のエアコンの効きが悪くなるといった不具合を防止できる。
(3) When the
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、ホイールローダ100の非走行の検出に、アクセルペダル操作量検出センサ21から出力される検出信号を用いたが、すなわち、不図示のアクセルペダルの操作の有無によってホイールローダ100の非走行を判定したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、アクセルペダル操作量検出センサ21から出力される検出信号に代えて、FNRスイッチ18から出力されるニュートラル状態とすることを指示する信号を受信したときにホイールローダ100が非走行状態であると判定するように構成してもよい。また、不図示のパーキングブレーキの作動を検出する不図示のセンサから出力される、パーキングブレーキが作動していること示す信号を受信したときにホイールローダ100が非走行状態であると判定するように構成してもよい。
---- Modified example ---
(1) In the above description, the detection signal output from the accelerator pedal operation
(2) 上述の説明では、空冷ファン4の逆転中にホイールローダ100が走行を開始し、または作業が行われたことが検出されると、空冷ファン4の逆転を中止するように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、タイマー1で規定される程度の時間(たとえば1〜2分程度)だけ空冷ファン4の逆転を継続させても差し支えがない状態であれば、空冷ファン4の逆転中にホイールローダ100が走行を開始し、または作業が行われたことが検出されても、空冷ファン4の逆転を継続するように構成してもよい。ここで、空冷ファン4の逆転を継続させても差し支えがない状態とは、たとえば、エンジン1の負荷が小さい状態や、エンジン1の冷却水温が低い場合、外気温度が低い場合、運転室121のエアコンを使用していない場合などが考えられる。
(2) In the above description, the
(3) 上述の説明では、空冷ファン4の逆転中にホイールローダ100が走行を開始し、または作業が行われたことが検出されると、空冷ファン4の逆転をすぐに中止するように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、エンジン1の回転速度の上昇を伴う操作が行われた場合には、エンジン1の回転速度を上昇させる前に電磁切替弁5を位置ロから位置イに切り換えるように構成してもよい。そして、電磁切替弁5を切り換えた後、たとえば1秒程度の時間をおいた後にエンジン1の回転速度が上昇し始めるように電磁切替弁5およびエンジン1を制御するように構成してもよい。このようにすることで、ファンモータ3の回転の切り替わりの途中でエンジン1の回転速度が上昇して油圧ポンプ2の吐出圧が急上昇することにより、ファンモータ3へ悪影響を与えてしまうことを防止できる。
(3) In the above description, when it is detected that the
(4) 上述の説明では、作業車両の一例としてホイールローダ100について説明したが、本発明はこれに限定されず、たとえば、油圧ショベルやフォークリフトなど、他の種類の作業車両であってもよい。
(5) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
(4) Although the
(5) You may combine each embodiment and modification which were mentioned above, respectively.
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、作業車両が走行状態であるか否かを検出する走行状態検出手段と、作業車両が作業状態であるか否かを検出する作業状態検出手段と、作業車両のエンジンから排出される排気ガスを清浄化する排気ガスフィルタを加熱して排気ガスフィルタを再生するように指示をするための加熱指示手段と、エンジンを冷却するためのラジエータに外気を送風するためのラジエータファンの回転を制御するファン回転制御手段とを備え、ファン回転制御手段は、走行状態検出手段で作業車両が非走行状態であることが検出され、かつ、作業状態検出手段で作業車両が非作業状態であることが検出され、かつ、加熱指示手段で排気ガスフィルタを加熱するように指示されると、ラジエータファンを逆回転させることを備えることを特徴とする各種構造のラジエータファン制御装置、および、このラジエータファン制御装置を備える各種構造の作業車両を含むものである。 Note that the present invention is not limited to the embodiment described above, and a traveling state detection unit that detects whether or not the work vehicle is in a traveling state and whether or not the work vehicle is in a working state are detected. Working state detection means for heating, heating instruction means for instructing to regenerate the exhaust gas filter by heating the exhaust gas filter for purifying exhaust gas discharged from the engine of the work vehicle, and cooling the engine Fan rotation control means for controlling the rotation of a radiator fan for blowing outside air to the radiator for detecting the work vehicle in a non-running state by the running state detecting means, and When the work state detecting means detects that the work vehicle is in a non-working state and the heating instruction means instructs to heat the exhaust gas filter, the radiator fan It is provided that a reversely rotating radiator fan control unit of various structures characterized by, and is intended to include work vehicle various structures including the radiator fan control unit.
1 エンジン 2 油圧ポンプ
3 ファンモータ 4 空冷ファン
5 電磁切替弁 6 ラジエータ
7 オイルクーラ 8 コンデンサ
15 フィルタ 16 燃焼装置
17 コントローラ 18 前後進切替スイッチ(FNRスイッチ)
19 ファン逆転スイッチ 20 強制燃焼操作スイッチ
21 アクセルペダル操作量検出センサ 22 操作レバー操作量検出センサ
23 表示装置 24 作業用油圧ポンプ
100 ホイールローダ 135 ラジエータフレーム
150 空冷ファンユニット
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記作業車両が作業状態であるか否かを検出する作業状態検出手段と、
前記作業車両のエンジンから排出される排気ガスを清浄化する排気ガスフィルタを加熱して前記排気ガスフィルタを再生するように指示をするための加熱指示手段と、
前記エンジンを冷却するためのラジエータに外気を送風するためのラジエータファンの回転を制御するファン回転制御手段とを備え、
前記ファン回転制御手段は、前記走行状態検出手段で前記作業車両が非走行状態であることが検出され、かつ、前記作業状態検出手段で前記作業車両が非作業状態であることが検出され、かつ、前記加熱指示手段で前記排気ガスフィルタを加熱するように指示されると、前記ラジエータファンを逆回転させることを備えることを特徴とするラジエータファン制御装置。 Traveling state detection means for detecting whether or not the work vehicle is in a traveling state;
Working state detecting means for detecting whether or not the working vehicle is in a working state;
Heating instruction means for instructing to regenerate the exhaust gas filter by heating an exhaust gas filter that purifies exhaust gas discharged from the engine of the work vehicle;
Fan rotation control means for controlling rotation of a radiator fan for blowing outside air to a radiator for cooling the engine,
The fan rotation control means detects that the work vehicle is in a non-running state by the running state detection means, and detects that the work vehicle is in a non-working state by the work state detection means; The radiator fan control device comprises reversely rotating the radiator fan when the heating instruction means instructs to heat the exhaust gas filter.
前記ファン回転制御手段は、前記走行状態検出手段で前記作業車両が非走行状態であることが検出され、かつ、前記作業状態検出手段で前記作業車両が非作業状態であることが検出され、かつ、前記加熱指示手段で前記排気ガスフィルタを再生するように指示されると、前記ラジエータファンをあらかじめ定められた所定時間だけ逆回転させるように前記ラジエータファンの回転を制御することを特徴とするラジエータファン制御装置。 In the radiator fan control device according to claim 1,
The fan rotation control means detects that the work vehicle is in a non-running state by the running state detection means, and detects that the work vehicle is in a non-working state by the work state detection means; When the heating instruction means instructs to regenerate the exhaust gas filter, the radiator fan is controlled so as to reversely rotate the radiator fan for a predetermined time. Fan control device.
前記ファン回転制御手段は、前記ラジエータファンを逆回転させるように制御しているときに、前記走行状態検出手段で前記作業車両が走行状態であることが検出され、または、前記作業状態検出手段で前記作業車両が作業状態であることが検出されると、前記ラジエータファンの逆回転を中止するように前記ラジエータファンの回転を制御することを特徴とするラジエータファン制御装置。 In the radiator fan control device according to claim 1 or 2,
The fan rotation control means detects that the work vehicle is in a running state by the running state detecting means when the radiator fan is controlled to reversely rotate, or the working state detecting means When it is detected that the work vehicle is in a working state, the radiator fan control device controls the rotation of the radiator fan so as to stop the reverse rotation of the radiator fan.
エンジンと、
前記エンジンから排出される排気ガスを清浄化する排気ガスフィルタと、
前記エンジンを冷却するためのラジエータと、
前記ラジエータに外気を送風するためのラジエータファンとを備えることを特徴とする作業車両。 The radiator fan control device according to any one of claims 1 to 3,
Engine,
An exhaust gas filter for purifying exhaust gas discharged from the engine;
A radiator for cooling the engine;
A work vehicle comprising: a radiator fan for blowing outside air to the radiator.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010139086A JP2012002160A (en) | 2010-06-18 | 2010-06-18 | Radiator fan control device and working vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010139086A JP2012002160A (en) | 2010-06-18 | 2010-06-18 | Radiator fan control device and working vehicle |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012002160A true JP2012002160A (en) | 2012-01-05 |
Family
ID=45534415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010139086A Pending JP2012002160A (en) | 2010-06-18 | 2010-06-18 | Radiator fan control device and working vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012002160A (en) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019170256A (en) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 株式会社クボタ | Harvester |
JP2020019406A (en) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | トヨタ自動車株式会社 | vehicle |
CN113606029A (en) * | 2021-08-31 | 2021-11-05 | 三一重机有限公司 | Control method and control device for cooling fan, engineering machine and storage medium |
CN113864221A (en) * | 2021-10-25 | 2021-12-31 | 潍柴动力股份有限公司 | Control method of electromagnetic fan |
JP7494051B2 (en) | 2020-08-15 | 2024-06-03 | 株式会社クボタ | Work equipment |
-
2010
- 2010-06-18 JP JP2010139086A patent/JP2012002160A/en active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019170256A (en) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 株式会社クボタ | Harvester |
JP7038579B2 (en) | 2018-03-28 | 2022-03-18 | 株式会社クボタ | Harvester |
JP2020019406A (en) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | トヨタ自動車株式会社 | vehicle |
JP7143669B2 (en) | 2018-08-01 | 2022-09-29 | トヨタ自動車株式会社 | vehicle |
JP7494051B2 (en) | 2020-08-15 | 2024-06-03 | 株式会社クボタ | Work equipment |
CN113606029A (en) * | 2021-08-31 | 2021-11-05 | 三一重机有限公司 | Control method and control device for cooling fan, engineering machine and storage medium |
CN113864221A (en) * | 2021-10-25 | 2021-12-31 | 潍柴动力股份有限公司 | Control method of electromagnetic fan |
CN113864221B (en) * | 2021-10-25 | 2024-05-17 | 潍柴动力股份有限公司 | Control method of electromagnetic fan |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101510491B1 (en) | Exhaust gas cleaning system for engineering vehicle | |
JP5037570B2 (en) | Work machine | |
JP5868663B2 (en) | Cooling fan control device | |
JP5685679B1 (en) | Work vehicle | |
WO2012172951A1 (en) | Construction machine | |
JP2012002160A (en) | Radiator fan control device and working vehicle | |
WO2014188997A1 (en) | Construction machine | |
JP2012047107A (en) | Exhaust gas cleaning system of working vehicle | |
WO2012124530A1 (en) | Construction machine | |
JP2010065577A (en) | Engine control system for work machine | |
JP5702033B1 (en) | Work vehicle and control method of work vehicle | |
WO2019188415A1 (en) | Work vehicle | |
JP2011236769A (en) | Exhaust gas purification system of working machine | |
JP5388743B2 (en) | Display device for work equipment | |
JP2009138689A (en) | Exhaust emission control system for work vehicle | |
JP5572826B2 (en) | Exhaust gas purification system | |
JP2011106286A (en) | Exhaust emission control system mounted on working vehicle | |
JP2012145083A (en) | Exhaust gas cleaning system | |
JP5714300B2 (en) | Exhaust gas purification system | |
WO2015029716A1 (en) | Construction machine | |
JP2019060282A (en) | Cooling fan control device | |
JP5208072B2 (en) | Exhaust gas purification system for construction machinery | |
JP6615657B2 (en) | Asphalt finisher | |
JP6618494B2 (en) | Construction machinery | |
JP6320335B2 (en) | Work vehicle |