JP2012002084A - 排気流案内用ガイド及び排気流案内用ガイドを備える排気浄化装置 - Google Patents

排気流案内用ガイド及び排気流案内用ガイドを備える排気浄化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】SCR触媒に供給される還元剤の拡散効果を促進し、少量生産向きの排気流案内用ガイド及び排気流案内用ガイドを備える排気浄化装置を提供する。
【解決手段】排気流通パイプ19の上流部19aに装備されて流入する排気流を案内する排気流案内用ガイド9であって、平面素材を複数の凸条を有する星型横断面形状に屈曲形成され、下流部を排気流通パイプ19の上流部19aに同軸状に内挿される筒状に形成され、前記の各凸条を形成する2面部9A,9Bのうちの一方の面部9Aには排気が流入する開口9aが形成され、他方の面部9Bには開口9aから流入した排気を内部に案内する案内壁9bが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置、特に排気通路を流通する排気中に還元剤を供給し、下流側の選択還元型触媒に供給して排気を浄化する排気浄化装置に用いて好適の排気流案内用ガイド、及び、この排気流案内用ガイドを備える排気浄化装置に関する。
内燃機関(以下、エンジンという)、中でもディーゼルエンジンの排気中には、大気汚染物質である煤等の粒子状物質(Particulate Matter、以下、PMと略称する)やNOx等が含まれている。そこで、エンジンの排気通路に、PMを捕集するためのパティキュレートフィルタ(Diesel Particulate Filter、以下、DPFと略称する)を設置し、大気中にPMが放出されないようにする技術が従来知られている。さらに、エンジンの排気通路に、NOxを除去するための選択還元型触媒(以下、SCR触媒という)を設置し、還元剤としてアンモニアをSCR触媒に供給することにより、排気中のNOxを還元して排気を浄化するようにした排気浄化触媒装置が用いられている。
このSCR触媒を用いた排気浄化触媒装置では、SCR触媒の上流側の排気中に尿素水を供給することにより、排気熱によって尿素水から分解して生じたアンモニアがSCR触媒に供給される。SCR触媒は、軸方向に互いに平行な微小な穴が複数連通したハニカム構造の担体に、触媒金属が担持されている。SCR触媒に供給されたアンモニアは、一旦SCR触媒に吸着し、このアンモニアと排気中のNOxとの間の脱硝反応がSCR触媒によって促進されることによりNOxの還元が行われる。
ところで、SCR触媒のNOx浄化性能を最大限に発揮させるには、SCR触媒の各部位にアンモニアを均一に供給することが必須条件であり、そのためには排気中に尿素水を均一に拡散させる必要がある。このため、排気中に還元剤を拡散させるための装置として、下記の特許文献1などが提案されている。
特許文献1に記載の排気浄化装置は、ケーシングを上流側ケーシングと下流側ケーシングとに区画し、上流側ケーシング内には上流から前段酸化触媒,DPFを装備し、下流側ケーシング内には上流からSCR触媒,後段酸化触媒を装備して、上流側ケーシング内の下流部に下流側ケーシングと連通する円筒フィンを配設し、この円筒フィン内に還元剤を噴射する噴射ノズルを装備して構成されている。
なお、上流側ケーシング内の前段酸化触媒は、排気中のNOを酸化させてNO2を生成し、このNO2によってDPFの連続再生が行われる。一方、下流側ケーシング内の後段酸化触媒は、その上流側のSCR触媒から流出したアンモニアを酸化してN2とする。
上流側ケーシング内に配設された円筒フィンは、上流側ケーシング内を通過した排気を、その外周面に列設された多数の孔(スリット)からその内部に導入する。このとき、各孔に対応するように列設されたフィンにより、各孔を流通する排気を所定方向に案内して、円筒フィン内部で旋回流を生起させる。そのため、円筒フィン内にその先端を突出させて設置された噴射ノズルにより、還元剤としての尿素水が噴射されると、噴射された尿素水は旋回流となった排気により攪拌され混合されて、SCR触媒に供給されるようになっている。
特開2009−150338号公報
ところで、上記の特許文献1に記載の円筒フィンは、円筒の外周面に軸心線方向に延びた多数のスリットが列設されており、各スリットは正面視で長い台形状をなし、台形の下底以外の3辺を周囲より切り離した上で、下底を基点として台形状の領域を円筒フィンの内周側又は外周側に折り曲げてスリットが形成されると共に、折り曲げた部分がフィンとして機能する。
特許文献1に記載の円筒フィンのように、一般に金属で形成される円筒にスリット及びフィンを形成する加工は、専用の加工機械を用意して大量生産すれば低コストで製造可能である。しかしながら、専用の加工機械の投資回収が困難な少量生産には向いていない。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、SCR触媒に供給される還元剤の拡散効果を促進することができ、少量生産に対応することができる排気流案内用ガイド及び排気流案内用ガイドを備える排気浄化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の排気流案内用ガイドは、排気流通パイプの上流部に装備されて流入する排気流を案内する排気流案内用ガイドであって、平面素材を複数の凸条を有する星型横断面形状に屈曲形成され、下流部を前記排気流通パイプの前記上流部に同軸状に内挿される筒状に形成され、前記の各凸条を形成する2面部のうちの一方の面部には前記排気が流入する開口が形成され、他方の面部には前記開口から流入した排気を案内する案内壁が設けられていることを特徴としている。
前記平面素材は、前記一方の面部に予め前記開口を形成された矩形板金であって、前記板金を曲げ加工することにより前記星型横断面形状に屈曲形成されることが好ましい。
前記排気流通パイプは、ディーゼルエンジンの排気に含まれる粒子状物質(PM)を捕集するフィルタ(DPF)が備えられた上流側排気浄化装置のケーシング内に前記上流部を内装され、流入する排気に、前記上流部の延長線上の前記ケーシング内壁に装備されたノズルから還元剤を噴霧して、前記排気に含まれるNOxを処理する選択還元型触媒が備えられた下流側排気浄化装置に送給する中間パイプであって、前記排気流案内用ガイドは、上流端が前記ケーシング内壁の前記ノズルが配設された部位に当接し、前記下流部が前記中間パイプに内挿されて装備されることが好ましい。
また、本発明の排気浄化装置は、ディーゼルエンジンの排気に含まれる粒子状物質(PM)を捕集するフィルタ(DPF)が備えられた上流側排気浄化装置と、前記排気に含まれるNOxを処理する選択還元型触媒が備えられた下流側排気浄化装置と、前記上流側排気浄化装置のケーシング内に上流部を内挿され、流入する排気に還元剤を噴霧して前記選択還元型触媒に送給する中間パイプと、前記中間パイプの上流部に装備されて流入する排気流を案内する、上記何れかの排気流案内用ガイドと、前記中間パイプの前記上流部の延長線上であって前記排気流案内用ガイドに向けて前記ケーシング内壁に装備されたノズルと、を備えていることを特徴としている。
本発明の排気流案内用ガイドによれば、平面素材を複数の凸条を有するように屈曲形成して筒状の排気流案内用ガイドが形成されるため、低コストで容易に製作することができ、少量生産に好適である。さらに、各凸条を形成する2面部のうち、一方の面部に開口が形成され、他方の面部に案内壁が設けられているため、開口から流入した排気は、案内壁に衝突し、筒状の排気流案内用ガイド内で旋回流を発生させることができる。
また、平面素材が板金である場合は、開口形成及び屈曲形成を比較的容易に行うことができる。
また、排気流案内用ガイドの上流端がケーシング内壁のノズルが配設された部位に当接し、下流部が中間パイプに内挿されて装備されている場合は、排気流案内用ガイド内に生じる旋回流を利用してノズルから噴霧される還元剤を効率よく拡散させることができる。
本発明の排気浄化装置によれば、排気流案内用ガイドにより中間パイプへ流入する排気の流れを旋回流とすることができ、その中へノズルから還元剤としての尿素水を噴霧するため、排気流案内用ガイド内及び中間パイプ内での排気中への尿素水の拡散を促進できる。また、尿素水の拡散促進に伴い、尿素水の加水分解も促進され、適切な量のアンモニアが下流側排気浄化装置内の選択還元型触媒へ供給されるため、選択還元型触媒によるNOx浄化率を向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかる排気流案内用ガイドを説明する図であり、図1(a)は上流側排気浄化装置のケーシングを後方から見た模式図(図1(b)のZ方向矢視図)、図1(b)は図1(a)のX−X矢視部分断面図、図1(c)は図1(b)のY−Y矢視断面図である。 本発明の一実施形態にかかる排気流案内用ガイドを屈曲形成する前の平面素材を説明する模式的な平面図である。 本発明の一実施形態にかかる排気流案内用ガイドの模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる排気浄化装置を示す全体構成図である。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の一実施形態にかかる排気浄化装置について、図1〜図4を用いて説明する。
まず、本実施形態にかかる排気浄化装置を示す全体構成図である図4を用いて、本実施形態にかかる排気浄化装置を説明する。本実施形態の排気浄化装置はトラックに搭載されており、図4ではトラックへの搭載状態での内燃機関1及び排気浄化装置2の配置を示しており、トラックの床下要部を二点鎖線で示している。なお、以下の説明では、車両を主体として前後方向及び左右方向を規定する。
図4に示すように、トラックにはラダーフレームのシャーシ構造が採用されている。ラダーフレーム30は、車体の前後方向全体に延設した左右一対のサイドレール30aを複数のクロスメンバ30b(1つのみ図示)により連結して構成され、このラダーフレーム30上に内燃機関1等のパワープラント及び車体のキャビンや荷台30c等が搭載されている。図4では、ラダーフレーム30の左右一対のサイドレール30aの一部、及び、ラダーフレーム30上に設置された荷台30cの一部を二点鎖線で示し、この荷台30cの床下に排気浄化装置2が設置されている。
内燃機関1は、ラダーフレーム30の左右のサイドレール30a間に位置し、ここでは直列6気筒機関として構成されている。内燃機関1の各気筒には燃料噴射弁31が設けられ、各燃料噴射弁31はコモンレール32から加圧燃料を供給され、開弁に伴って対応する気筒の筒内に燃料を噴射する。
内燃機関1の吸気側には吸気マニホールド33が装着され、吸気マニホールド33に接続された吸気通路34には、上流側よりエアクリーナ35,ターボチャージャ36のコンプレッサ36a及びインタークーラ37が設けられている。また、内燃機関1の排気側には排気マニホールド38が装着され、排気マニホールド38には、コンプレッサ36aと同軸上に連結されたターボチャージャ36のタービン36bが接続されている。タービン36bには排気通路39が接続され、排気通路39の途中に排気浄化装置2が設けられている。
一方、内燃機関1の後部には変速機40が結合され、変速機40の出力軸にはプロペラシャフト41の前端が連結されている。プロペラシャフト41は車体の床下で左右のサイドレール30a間を後方に向けて延設され、その後端は図示しないディファレンシャルギアを介して左右の後輪に接続されている。
排気通路39は、右側のサイドレール30aの下側において後方に向けて延設されている。一般的なトラックでは、そのまま排気通路39が車体後部まで延設されて、この排気通路39の途中に排気浄化装置2の各構成部材が直列配置されるが、本実施形態のトラックでは荷台の長さの関係で床下の前後スペースに制限があるため、排気通路39を右側に取り回して側方排気している。この排気通路39の取り回しの関係により、排気通路39の途中に設置された排気浄化装置2のレイアウトも変則的なものになっている。以下、詳述する。
排気通路39の中流部には、排気の流れが車両の長手方向(車長方向)を向くように配置され、前後方向に沿った円筒状のケーシング11を有する上流側排気浄化装置10が、右側のサイドレール30aの下側に接続されている。ケーシング11の下流部には、側壁面の一部(一側面)に形成された排気出口16に対向する位置(他側面)に凹部11bが形成されている。
ケーシング11の内部の上流側には前段酸化触媒12が配置され、下流側には排気中に含まれる煤等の粒子状物質(Particulate Matter、以下、PMと略称する)を捕集するためのパティキュレートフィルタ(Diesel Particulate Filter、以下、DPFと略称する)13が配置され、さらにDPF13の下流側には混合室と称される排気流出空間14が形成されている。
ケーシング11の下流部に形成された排気流出口16には、上流側排気浄化装置10と下流側排気浄化装置20とを連結する中間パイプ(排気流通パイプ)19の上流部19aが内装されている。中間パイプ19は排気通路39の一部を構成するものであり、最も一般的な円筒状パイプであって、その内径も排気通路39と略等しく設定されている。また、中間パイプ19の上流部19aには、排気流出空間14内の排気を中間パイプ19へ案内する排気流案内用ガイド9の下流部が内挿されている。
中間パイプ19の上流部19aの延長線上でケーシング11内壁の凹部11bには、電磁式のノズル15が装備されており、ノズル15の噴霧口15aは排気流出空間14内に突設されている。ノズル15は、図示しないタンクから圧送される還元剤としての尿素水を噴霧する。上記した内燃機関1の各気筒の燃料噴射弁31やノズル15等のデバイス類及び図示しないセンサ類はECU(電子コントロールユニット)42に接続されており、燃料噴射弁31やノズル15等のデバイス類は、センサ類からの検出情報に基づいてECU42により駆動制御される。
上流側排気浄化装置10内の前段酸化触媒12及びDPF13を通過した排気は、排気流出空間14から排気流案内用ガイド9へ導入される。排気流案内用ガイド9内へ流入した排気は、ノズル15から還元剤としての尿素水が噴霧供給され、排気流出口16(図1参照)を介して中間パイプ19へ流入し、下流側排気浄化装置20に送給される。中間パイプ19の下流部分19bは、下流側排気浄化装置20のケーシング21の外周面に溶接されており、上流側排気浄化装置10の出口部と下流側排気浄化装置20の入口部とを連通している。
下流側排気浄化装置20は、右側のサイドレール30aの外側で、車長方向に対して上流側排気浄化装置10の側方に、排気の流れが車幅方向を向くように配置されて、平面視でT字型の配置となっている。なお、下流側排気浄化装置20の配置はこれに限られるものではなく、右側のサイドレール30aの外側で、車長方向に対して上流側排気浄化装置10のケーシング11の後端部11aよりも後方にシフトして、排気の流れが車幅方向を向くように配置されて、平面視でL字型の配置としてもよい。
下流側排気浄化装置20は、車幅方向に沿ったケーシング21の内部に、アンモニアの供給により排気中に含まれるNOxを還元して排気を浄化する選択還元型触媒(SCR触媒)22と、余剰アンモニアを除去する後段酸化触媒23とを備えて構成されている。さらに、下流側排気浄化装置20には、排気通路39の一部である出口パイプ29が設けられ、出口パイプ29は右側に湾曲形成されて車体側方に開口している。なお、出口パイプ29は排気通路39の一部を構成するものであり、最も一般的な円筒状パイプであって、その内径も排気通路39と略等しく設定されている。
ここで、中間パイプ19の上流部19aに装備され、排気流出空間14から流入する排気流を中間パイプ19へ案内する排気流案内用ガイド9について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施形態にかかる排気流案内用ガイド9を説明する図であり、(a)は上流側排気浄化装置10のケーシング11を後方から見た模式図、(b)は図1(a)のX−X矢視断面図(ただし、排気流案内用ガイド9は側面図)、(c)は図1(b)のY−Y矢視断面図である。また、図2は本実施形態にかかる排気流案内用ガイド9の形成前の平面素材を説明する模式的な平面図であり、図3は、本実施形態にかかる排気流案内用ガイド9の模式的な斜視図である。
本実施形態にかかる排気流案内用ガイド9は、図2に示すように形成された1枚の矩形板金の平板を曲げ加工することにより屈曲形成される。この矩形板金には、排気が流入するための開口9aとなる部位が、矩形板金の長さL方向(組立時には周方向となる)に複数(図2では6つ)形成される。開口9aとなる部位の相互間は、開口9aから流入した排気を案内する案内壁9bとなる部位である。開口9aは、矩形板金の幅W方向(組立時には軸方向となる)両端部及び中間部には形成されておらず、これらは案内壁9bを互いに接続する接続部9c,9dとされる。したがって、矩形板金の幅W方向に見ると、開口9aとなる部位は、両端の接続部9c,9c及び中間の接続部9dに挟まれて複数(図2では2つ)形成されている。なお、開口9aは、板金を穴抜き加工することにより形成される。
なお、矩形板金の長さLは、中間パイプ19の内径及び排気流案内用ガイド9の横断面の形状及び大きさに応じて設定され、矩形板金の幅Wは、ケーシング11の凹部11bと中間パイプ19の上流部19aとの間隔に応じて設定される。また、開口9aの間に設けられる接続部9dは、排気流案内用ガイド9の剛性を考慮して設けられるものであるため、接続部9dが設けられていなくても剛性が保たれる場合は、幅W方向の開口9aは1つの連続するものとし、接続部9dを設けないことも可能である。中間の接続部9dが無ければ、その分、排気流案内用ガイド9内への排気の流入抵抗を低減でき好ましい。もちろん、剛性に対する要求等によっては、開口9aの間に設けられる接続部9dを複数にして、開口9aを幅W方向により多数に分割してもよい。
排気流案内用ガイド9は、図2に示す矩形板金の長さL方向を屈曲され、図3に示すような、複数(図3では6つ)の凸条を有する星型横断面形状に形成される。このとき、各凸条を形成する2面部9A,9Bのうち、一方の面部9Aには開口9aが、他方の面部9Bには案内壁9bが配設されるように、開口9aと案内壁9bとの境界線で折り曲げられて形成される。
ここでは、一方の面部9Aには接続部9c,9dを除く全面に開口9aが形成されており、排気流案内用ガイド9内への排気の流入効率の点で優れている。もちろん、一方の面部9Aから接続部9c,9dを除いた面の一部に開口9aを形成することもできる。
また、図2に示すように、矩形板金の長さ方向一端部では、開口9aの一縁が開放しており、接続部9c,9dが案内壁9bから突出して形成されている。このため、屈曲形成する際に、この接続部9c,9dが、板金の長さ方向他端部の案内壁9bに溶接等で固着され、筒状の排気流案内用ガイド9が形成される。
このように形成された排気流案内用ガイド9は、図1(a)〜(c)に示すように、その上流端9eがケーシング11の凹部11bの内壁のノズル15が配設された部位に当接し、その下流部9fが中間パイプ19と同軸上で中間パイプ19の上流部19aに内挿されて装備される。
本実施形態にかかる排気流案内用ガイド9及び排気浄化装置2は上述のように構成されているので、還元剤としての尿素水の噴霧供給は以下のように実施される。
上流側排気浄化装置10内において、前段酸化触媒12及びDPF13を通過した排気は、上流側排気浄化装置10の下流部に形成された排気流出空間14内に流入する。流入した排気は、排気流出空間14内に設置された排気流案内用ガイド9の複数の凸条の一面部9Aにそれぞれ形成された開口9aから筒状の排気流案内用ガイド9の内部へ流入し、他面部9Bにそれぞれ設けられた案内壁9bの内壁へ衝突して流れの方向を内部へ案内される。このように、複数の開口9aからそれぞれ流入した排気は、それぞれの案内壁9bに衝突することで、筒状の排気流案内用ガイド9内で旋回流を生じる。
一方、中間パイプ19の上流部19aの軸心延長線上でケーシング11の凹部11bに設けられたノズル15により、排気流案内用ガイド9へ向けて還元剤としての尿素水が噴霧されると、図1(a)中に一点鎖線で示すように、還元剤は排気流案内用ガイド9内を通過し中間パイプ19の上流部19aへと進入していく。
このとき、噴霧された尿素水は、排気流案内用ガイド9内で生じる旋回流により均一に拡散され、排気熱によって加水分解されてアンモニアが生成される。生成されたアンモニアは、中間パイプ19によって下流側排気浄化装置20内のSCR触媒22へ送給され、NOxの還元が行われる。
つまり、本実施形態の排気流案内用ガイド9によれば、平面素材である矩形板金の穴あけ工程,折り曲げ工程及び一部溶接等の固着工程により加工できるため、低コストで容易に製作することができ、大量生産を前提とした製造ラインは必要ない。また、特殊な形状のケーシングやパイプを用いるような車両に合わせて形状を設定することができるため、少量生産に好適である。なお、平面素材は板金であれば比較的容易に加工することができるが、板金に限られるものではない。
さらに、本実施形態の排気流案内用ガイド9を備えた排気浄化装置2によれば、排気流案内用ガイド9により中間パイプ19へ流入する排気の流れを旋回流とすることができる。そして、その中へノズル15から還元剤としての尿素水を噴霧するため、排気流案内用ガイド9内及び中間パイプ19内での排気中への尿素水の拡散を促進できる。また、尿素水の拡散促進に伴い、尿素水の加水分解も促進され、適切な量のアンモニアが下流側排気浄化触媒20内のSCR触媒22へ供給されるため、SCR触媒22によるNOx浄化率を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上記実施形態では、上流側排気浄化装置10のケーシング11の下流部には凹部11bが形成されていたが、ケーシング11は、凹部がない一定の径を有する筒状のケーシングでもよい。この場合、排気流案内用ガイド9の長さを長くして、排気流案内用ガイド9の上流端がケーシングの内壁に当接するようにしてもよく、ノズル15の噴射口15aと排気流案内用ガイド9との間に間隙を設けてもよい。なお、ノズル15がケーシング11から突出して配設されるため、車両に搭載する際にノズル15の位置を確保する必要がある。
また、上記実施形態における排気流案内用ガイドの星型横断面形状は、6つの凸条を有するものであり、円形断面を有する中間パイプ19と相性がよく内挿し易いものであるが、これに限られず、複数の凸条を有する星型多角形であればよい。例えば、5つの凸条を有する五芒星型横断面形状や、7つの凸条を有する七芒星型横断面形状でもよい。
1 内燃機関(エンジン,ディーゼルエンジン)
2 排気浄化装置
9 排気流案内用ガイド
9a 開口
9b 案内壁
10 上流側排気浄化装置
11 ケーシング
12 前段酸化触媒
13 DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)
14 排気流出空間
15 ノズル
16 排気流出口
19 中間パイプ(排気流通パイプ)
20 下流側排気浄化装置
22 SCR触媒(選択還元型触媒)
23 後段酸化触媒
39 排気通路

Claims (4)

  1. 排気流通パイプの上流部に装備されて流入する排気流を案内する排気流案内用ガイドであって、
    平面素材を複数の凸条を有する星型横断面形状に屈曲形成され、下流部を前記排気流通パイプの前記上流部に同軸状に内挿される筒状に形成され、
    前記の各凸条を形成する2面部のうちの一方の面部には前記排気が流入する開口が形成され、他方の面部には前記開口から流入した排気を内部に案内する案内壁が設けられている
    ことを特徴とする、排気流案内用ガイド。
  2. 前記平面素材は、前記一方の面部に予め前記開口を形成された矩形板金であって、前記板金を曲げ加工することにより前記星型横断面形状に屈曲形成される
    ことを特徴とする、請求項1記載の排気流案内用ガイド。
  3. 前記排気流通パイプは、ディーゼルエンジンの排気に含まれる粒子状物質(PM)を捕集するフィルタ(DPF)が備えられた上流側排気浄化装置のケーシング内に前記上流部を内装され、流入する排気に、前記上流部の延長線上の前記ケーシング内壁に装備されたノズルから還元剤を噴霧して、前記排気に含まれるNOxを処理する選択還元型触媒が備えられた下流側排気浄化装置に送給する中間パイプであって、
    上流端が前記ケーシング内壁の前記ノズルが配設された部位に当接し、前記下流部が前記中間パイプに内挿されて装備される
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の排気流案内用ガイド。
  4. ディーゼルエンジンの排気に含まれる粒子状物質(PM)を捕集するフィルタ(DPF)が備えられた上流側排気浄化装置と、
    前記排気に含まれるNOxを処理する選択還元型触媒が備えられた下流側排気浄化装置と、
    前記上流側排気浄化装置のケーシング内に上流部を内挿され、流入する排気に還元剤を噴霧して前記選択還元型触媒に送給する中間パイプと、
    前記中間パイプの前記上流部に装備されて流入する排気流を案内する、請求項1〜3の何れか1項に記載の排気流案内用ガイドと、
    前記中間パイプの前記上流部の延長線上であって前記排気流案内用ガイドに向けて前記ケーシング内壁に装備されたノズルと、を備えている
    ことを特徴とする、排気浄化装置。
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