JP2012001496A - 水中油型乳化組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 皮膚にハリ感及びエモリエント性を与え、なおかつ効果の持続性に優れた、安定な乳化組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】 (A)D−アミノ酸、(B)常温でペースト状の油分、(C)常温で固体状の油分、及び(D)非イオン性界面活性剤を含有することを特徴とする水中油型乳化組成物、並びに、当該水中油型乳化組成物を含有する皮膚外用剤又は皮膚化粧料を提供する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、皮膚に適用した際に、べたつきを生じず、ハリ感とエモリエント性を与える水中油型乳化組成物に関する。より詳細には、D−アミノ酸を含有し、前記効果を奏する乳化組成物に関する。
従来、皮膚のハリ感を得るために、皮膚外用基剤に、例えばポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、ムコ多糖やコラーゲン、卵殻タンパク質、およびそれらの分解物、アクリル系樹脂等の皮膜形成成分や、球状その他の粉末(特許文献1)、架橋型メチルポリシロキサン(特許文献2)などが配合されてきた。また、抱水性に優れたダイマー酸及び/又はダイマージオールのエステルを含有する油性基剤(特許文献3)に、上記のような皮膜形成成分及び保湿成分と組み合わせて配合した化粧料が、肌に良好なツヤ感やハリ感を与えうることも知られている(特許文献4)。
しかしながら、これら従来の成分をハリや弾力が十分に感じられる量で添加した場合、適用時によれやべたつきが生じる、長期間保管下での安定性に劣る、あるいは他の添加成分の安定性を劣化させる等の問題があった。
例えば、特許文献5には、乳化基剤にポリビニルアルコールを含む皮膜剤と納豆エキスを配合することで、ハリ感を実現することができることが記載されている。しかしながら、当該従来技術では、ハリ感については効果が認められるものの、エモリエント性や効果の持続性が乏しいといった問題があった。よって、ハリ感を更に向上させ、効果の持続感がある基剤が求められていた。
特開平5−933号公報 特開平9−315936号公報 特開2004−256515号公報 特開2007−269723号公報 特開2000−34218号公報
本発明は、かかる従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、皮膚にハリ感及びエモリエント性を与え、なおかつ効果の持続性に優れた、安定な乳化組成物を提供することを目的とする。
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意研究を行った結果、D−アミノ酸を配合し、更に常温でペースト状の油分と、常温で固体状の油分と、非イオン性界面活性剤とを組み合わせて配合することにより、D−アミノ酸が有する有利な効果を発揮し、なおかつハリ感、エモリエント性、効果の持続性を実現する基剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、(A)D−アミノ酸、(B)常温でペースト状の油分、(C)常温で固体状の油分、及び(D)非イオン性界面活性剤を含有する水中油型乳化組成物を提供する。
本発明によれば、配合したD−アミノ酸に基づく効果(バリア回復、抗酸化、保湿等の効果)を有するのみならず、皮膚に適用した際に優れたハリ感とエモリエント性を与え、効果の持続何にも優れた安定な水中油型乳化組成物が得られ、それは皮膚外用剤や化粧料の基剤として好適に使用できる。
本発明の乳化組成物は、D−アミノ酸又はその塩((A)成分)を必須に含有している。
周知のように、アミノ酸には、光学異性体としてL体とD体とが存在し、天然のタンパク質はL−アミノ酸がペプチド結合したものである。細菌の細胞壁などの一部の例外を除き、ヒトを始めとする哺乳類の体内にはL−アミノ酸のみが存在し、生体はL−アミノ酸のみを利用していると考えられてきた。したがって従前は、学術的あるいは産業的に注目され研究されてきたアミノ酸はL−アミノ酸のみであった。
例外的にD−アミノ酸が使用されていたケースとしては、(1)細菌に産生させる抗生物質の原料とする場合、(2)アミノ酸を化学合成した際に等量得られるL−アミノ酸とD−アミノ酸混合物(ラセミ体)からL−アミノ酸のみを分取するコストを省くために、そのままDL−アミノ酸混合物として配合した食品添加物に含有される場合などが挙げられる。
最近、ヒトにおいても、加齢に伴って眼の水晶体、脳、あるいは皮膚などに本来存在しないはずのD−アスパラギン酸(D−Asp)が増加することが明らかにされ、白内障やアルツハイマー病の発症との関係などが議論されるようになった(木野内忠稔 等、「蛋白質 核酸 酵素」第50巻、第5号(2005年)453−560頁)。皮膚においても、老化や紫外線照射によりD−Aspが蓄積することが見出され、D−Aspを老化や紫外線による皮膚ダメージを知るための分子マーカーとして応用することが提案されている(藤井紀子、コスメトロジー研究報告、第13号(2005年)。しかし、D−アミノ酸を生理活性物質として積極的に使用した例は知られていない。
本出願人は、D−アミノ酸の生理活性に関する研究を進めており、これまでに、D−アスパラギン酸による抗酸化効果及びコラーゲン産生促進効果、D−アラニンによるラミニン332産生促進効果及びコラーゲン産生促進効果、D−グルタミン酸によるバリア回復機能、しわ形成軽減効果、及び肌あれ軽減効果、D−ヒドロキシプロリンによるラミニン332産生促進効果及びメラニン生成抑制効果、並びに、D−セリン、D−システイン、D−メチオニン及びD−プロリンによる紫外線障害軽減効果などを確認している。
本発明は、前記のような事情により、従来は化粧料、特に皮膚化粧料や皮膚外用剤には配合されてこなかったD−アミノ酸を、他の必須成分(B)〜(D)と組み合わせることにより、ハリ感、エモリエント性を向上できることを初めて見出した点に特徴を有している。
本発明に用いられるD−アミノ酸((A)成分)は、D体であれば特に限定されないが、前記したような、それ自体に肌改善効果が認められるものが好ましい。
本発明において用いられるD−アミノ酸類は、合成したものでも市販品でもよい。
D−アミノ酸の製造方法としては、例えば、アシル化アミノ酸に細菌由来のD−アミノアシラーゼを作用させて得る方法等が知られている(特開平11−113592号公報参照)。
本発明のD−アミノ酸は遊離酸の形態でも塩の形態でもよいが、塩の種類としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、塩酸塩などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明のD−アミノ酸は、1種又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の乳化組成物におけるD−アミノ酸の配合量は、通常は0.001〜30質量%、好ましくは0.001〜10質量%、より好ましくは0.001〜5質量%である。配合量が0.001質量%未満であると本発明の効果が十分でなく、30質量%を越えて配合しても効果の更なる向上は見られない。
本発明の水中油型乳化組成物は、常温でペースト状の油分((B)成分)を含有する。
本発明における「常温でペースト状の油分」は常温(25℃)においてペースト状である油分であればよく、1種または2種以上を組み合わせて配合することができる。
常温でペースト状の油分の具体例としては、ワセリン、水添パーム油、パーム核油、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、テトラ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリット、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)等を挙げることができる。
本発明の水中油型乳化組成物は、常温で固体の油分((C)成分)を含有する。
本発明における「常温で固体状の油分」は常温(25℃)において固体状(固形)である油分であればよく、1種または2種以上を組み合わせて配合することができる。
常温で固体状の油分の具体例としては、カルナバロウ、キャンデリラワックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ミリスチン酸ミリスチル、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、ミツロウ等を挙げることができる。
本発明の乳化組成物における常温でペースト状の油分((B)成分)及び常温で固体状の油分((C)成分)の配合量は、各々、通常は0.1〜30質量%、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.5〜5質量%である。配合量が0.1%未満であると本発明の効果が十分に得られず、30質量%を越えて配合するとべたつきといった使用性面で悪い影響が出たり、乳化安定性が悪くなったりする場合がある。
さらに本発明の水中油型乳化組成物は、非イオン性界面活性剤((D)成分)を含有している。
本発明における非イオン性界面活性剤は、化粧料等に従来から使用されているものでよいが、中でも、HLB9以上の非イオン性界面活性剤が好ましい。
HLB9以上の非イオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸ポリエチレングリコール(10ポリエチレングリコール付加物(=10EO))、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(10EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(20EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(25EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(30EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(45EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(55EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(100EO)等があげられるが、これら例示に限定されるものでない。モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(45EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(55EO)が特に好ましい。
上記以外にも、例えば、特開2007−145721に記載されたHLB=9〜15の非イオン性界面活性剤も好適に使用される。具体的には以下のものを例示することができる。
モノラウリン酸ヘキサグリセリル(HLB値14.5)、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル(HLB値11)、モノステアリン酸ヘキサグリセリル(HLB値9.0)、モノオレイン酸ヘキサグリセリル(HLB値9.0)、モノラウリン酸デカグリセリル(HLB値15.5)、モノミリスチン酸デカグリセリル(HLB値14.0)、モノステアリン酸デカグリセリル(HLB値12.0)、モノイソステアリン酸デカグリセリル(HLB値12.0)、モノオレイン酸デカグリセリル(HLB値12.0)、ジステアリン酸デカグリセリル(HLB値9.5)、ジイソステアリン酸デカグリセリル(HLB値10.0)等のポリグリセリン脂肪酸エステル類。
モノステアリン酸ポリオキシエチレン5モル付加(「POE(5)」と記す。以下同)グリセリル(HLB値9.5)、モノステアリン酸POE(15)グリセリル(HLB値13.5)、モノオレイン酸POE(5)グリセリル(HLB値9.5)、モノオレイン酸POE(15)グリセリル(HLB値14.5)等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類。
モノヤシ油脂肪酸POE(20)ソルビタン(HLB値16.9)、モノパルミチン酸POE(20)ソルビタン(HLB値15.6)、モノステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB値14.9)、モノステアリン酸POE(6)ソルビタン(HLB値9.5)、トリステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB値10.5)、モノイソステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB値15.0)、モノオレイン酸POE(20)ソルビタン(HLB値15.0)、モノオレイン酸POE(6)ソルビタン(HLB値10.0)、トリオレイン酸POE(20)ソルビタン(HLB値11.0)等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類。
モノラウリン酸POE(6)ソルビット(HLB値15.5)、テトラステアリン酸POE(60)ソルビット(HLB値13.0)、テトラオレイン酸POE(30)ソルビット(HLB値11.5)、テトラオレイン酸POE(40)ソルビット(HLB値12.5)、テトラオレイン酸POE(60)ソルビット(HLB値14.0)等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル類。
POE(10)ラノリン(HLB値12.0)、POE(20)ラノリン(HLB値13.0)、POE(30)ラノリン(HLB値15.0)、POE(5)ラノリンアルコール(HLB値12.5)、POE(10)ラノリンアルコール(HLB値15.5)、POE(20)ラノリンアルコール(HLB値16.0)、POE(40)ラノリンアルコール(HLB値17.0)、POE(20)ソルビットミツロウ(HLB値9.5)等のポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体類。
POE(20)ヒマシ油(HLB値10.5)、POE(40)ヒマシ油(HLB値12.5)、POE(50)ヒマシ油(HLB値14.0)、POE(60)ヒマシ油(HLB値14.0)、POE(20)硬化ヒマシ油(HLB値10.5)、POE(30)硬化ヒマシ油(HLB値11.0)、POE(40)硬化ヒマシ油(HLB値13.5)、POE(60)硬化ヒマシ油(HLB値14.0)、POE(80)硬化ヒマシ油(HLB値16.5)、POE(40)硬化ヒマシ油(100)硬化ヒマシ油(HLB値16.5)等のポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油類。
POE(5)フィトステロール(HLB値9.5)、POE(10)フィトステロール(HLB値12.5)、POE(20)フィトステロール(HLB値15.5)、POE(30)フィトステロール(HLB値18.0)、POE(25)フィトスタノール(HLB値14.5)、POE(30)コレスタノール(HLB値17.0)等のポリオキシエチレンステロール・水素添加ステロール類。
POE(2)ラウリルエーテル(HLB値9.5)、POE(4.2)ラウリルエーテル(HLB値11.5)、POE(9)ラウリルエーテル(HLB値14.5)、POE(5.5)セチルエーテル(HLB値10.5)、POE(7)セチルエーテル(HLB値11.5)、POE(10)セチルエーテル(HLB値13.5)、POE(15)セチルエーテル(HLB値15.5)、POE(20)セチルエーテル(HLB値17.0)、POE(23)セチルエーテル(HLB値18.0)、POE(4)ステアリルエーテル(HLB値9.0)、POE(20)ステアリルエーテル(HLB値18.0)、POE(21)ステアリルエーテル(HLB値18.0)、POE(7)オレイルエーテル(HLB値10.5)、POE(10)オレイルエーテル(HLB値14.5)、POE(15)オレイルエーテル(HLB値16.0)、POE(20)オレイルエーテル(HLB値17.0)、POE(50)オレイルエーテル(HLB値18.0)、POE(10)ベヘニルエーテル(HLB値10.0)、POE(20)ベヘニルエーテル(HLB値16.5)、POE(30)ベヘニルエーテル(HLB値18.0)、POE(2)(C12-15)アルキルエーテル(HLB値9.0)、POE(4)(C12-15)アルキルエーテル(HLB値10.5)、POE(10)(C12-15)アルキルエーテル(HLB値15.5)、POE(5)2級アルキルエーテル(HLB値10.5)、POE(7)2級アルキルエーテル(HLB値12.0)、POE(9)アルキルエーテル(HLB値13.5)、POE(12)アルキルエーテル(HLB値14.5)等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類。
ポリオキシプロピレン1モル付加(「POP(1)」と記す。以下同)POP(4)セチルエーテル(HLB値9.5)、POE(10)POP(4)セチルエーテル(HLB値10.5)、POE(20)POP(8)セチルエーテル(HLB値12.5)、POE(20)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(HLB値11.0)、POE(30)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(HLB値12.0)等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類。
モノラウリン酸ポリエチレングリコール10モル付加(「PEG(10)」と記す。以下同)(HLB値12.5)、モノステアリン酸PEG(10)(HLB値11.0)、モノステアリン酸PEG(25)(HLB値15.0)、モノステアリン酸PEG(40)(HLB値17.5)、モノステアリン酸PEG(45)(HLB値18.0)、モノステアリン酸PEG(55)(HLB値18.0)、モノステアリン酸PEG100(HLB値18.8)、モノステアリン酸PEG150(HLB値19)、モノオレイン酸PEG(10)(HLB値11.0)、ジステアリン酸PEG(HLB値16.5)、ジイソステアリン酸PEG(HLB値9.5)等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル類。
イソステアリン酸PEG(8)グリセリル(HLB値10.0)、イソステアリン酸PEG(10)グリセリル(HLB値10.0)、イソステアリン酸PEG(15)グリセリル(HLB値12.0)、イソステアリン酸PEG(20)グリセリル(HLB値13.0)、イソステアリン酸PEG(25)グリセリル(HLB値14.0)、イソステアリン酸PEGグリセリル(30)(HLB値15.0)、イソステアリン酸PEG(40)グリセリル(HLB値15.0)、イソステアリン酸PEG(50)グリセリル(HLB値16.0)、イソステアリン酸PEG(60)グリセリル(HLB値16.0)等のイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル類。
本発明の乳化組成物においては、非イオン性界面活性剤の1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の乳化組成物における非イオン性界面活性剤の配合量は、0.5〜8質量%が好ましく、より好ましくは1〜6質量%である。0.5質量%未満では乳化安定性が悪くなり、8質量%を超えて配合すると、使用性面でべたつきが生じるなど悪影響がある場合がある。
本発明に係る水中油型乳化組成物には、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる任意成分、例えば液状油分、界面活性剤(非イオン性は除く)、粉末、色材、水、アルコール類、増粘剤、キレート剤、シリコーン類、酸化防止剤(抗酸化剤)、紫外線吸収剤、保湿剤、香料、各種薬効成分、防腐剤、中和剤、pH調整剤等を、本発明の効果を妨げない範囲で必要に応じて適宜配合することができる。
上記任意成分のうち、液状油分の具体的な例としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、月見草油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等の液体油脂、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、モクロウ核油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固型油脂、ミツロウ、カンデリラロウ、カルナバロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン、ポリオキシエチレン(以下、POEという。)ラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等のロウ類、流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、パラフィン、セレシン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアレン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキシル酸ペンタエリスリトール、トリ2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、アセトグリセライド、パルミチン酸−2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソプロピル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ2−ヘプチルウンデシル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸−2−エチルヘキシル等のエステル油、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸等の高級脂肪酸、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の直鎖、分岐高級アルコール、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油、パーフルオロヘキサン、トリパーフルオロ−n−ブチルアミン等のパーフルオロカーボンないしパーフルオロポリエーテル等を挙げることができる。
界面活性剤としては、例えば、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩、モノラウロイルモノエタノールアミドPOEスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、POEアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、カゼインナトリウム等のアニオン系界面活性剤;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム塩等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム等のカチオン系界面活性剤;2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキシド−1−カルボキシエチロキシ二ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤等の両性界面活性剤等を挙げることができる。
粉末としては、例えば、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト(絹雲母)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛、雲母チタン(酸化チタンコーテッドマイカ)、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス、窒化ホウ素、赤色228号、赤色226号、青色404号、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、セルロース粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等を挙げることができる。
アルコール類としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール;コレステロール、シトステロール、ラノステロール等を挙げることができる。
増粘剤としては、例えば、アラビアゴム、トラガントカム、ガラクタン、キャロプガム、グアーガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、デンプン(トウモロコシ、コムギ、ジャガイモ、コメ)等の植物系高分子、デキストラン、プルラン等の微生物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン等の動物系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、結晶セルロース等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、POE系高分子、POEポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子等の水溶性高分子等を挙げることができる。
キレート剤としては、例えば、シトラマル酸、アガル酸、グリセリン酸、シキミ酸、ヒノキチオール、没食子酸、タンニン酸、コーヒー酸、エチレンジアミン四酢酸、エチレングリコールジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、フィチン酸、ポリリン酸、メタリン酸、ならびにこれらの類似体ならびにこれらのアルカリ金属塩及びカルボン酸エステル等を挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オクチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等の紫外線吸収剤、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸等を挙げることができる。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール(以下、PEGという。)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトース、D−マンニット、ブドウ糖、果糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、グルコサミン、シクロデキストリン等を挙げることができる。
薬効成分としては、例えば、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2、dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;アズレン、グリチルリチン等の抗炎症剤;アルブチン、4−メトキシサリチル酸、トラネキサム酸、エチルビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム等の美白剤、エストラジオール等のホルモン類;酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤;L−メントール、カンフル等の清涼剤;その他塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、イオウ等を配合することができる。さらに多様な薬効を示す各種抽出物を配合することができる。すなわちドクダミエキス、オウバクエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、ボタンピエキス、ヘチマエキス、ユキノシタエキス、ユーカリエキス、チョウジエキス、マロニエエキス、ヤグルマギクエキス、海藻エキス、タイムエキス等を挙げることができる。
防腐剤としては、例えば、安息香酸、サリチル酸、パラオキシ安息香酸エステル(メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等)、ソルビン酸、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等を挙げることができる。
上記の他に、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム等の中和剤;乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、炭酸水素ナトリウム炭酸水素アンモニウム等のpH調整剤;アスコルビン酸、α−トコフェロール、カロチノイド等の抗酸化剤を配合することができる。
なお、上記成分は例示であり、これらに限定されるものではない。またこれら成分は、所望する形態に応じた処方に従い、適宜組み合わせて配合することが可能である。
本発明の水中油型乳化組成物は、化粧料として提供するのが好ましく、乳液、クリーム、化粧水といった形態で提供することができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら限定されるものではない。なお配合量は特記しない限りすべて質量%である。
まず、本発明に用いた評価方法について説明する。
(1)エモリエント性
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、エモリエント性について判定してもらい、下記評価基準により評価した。
(評価基準)
○:10名全員が、エモリエント感があると判定した。
○△:7〜9名が、エモリエント感があると判定した。
△:3〜6名が、エモリエント感があると判定した。
×:0〜2名が、エモリエント感があると判定した。
(2)ハリ感
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、ハリ感について判定してもらい、下記評価基準により評価した。
(評価基準)
○:10名全員が、ハリ感があると判定した。
○△:7〜9名が、ハリ感があると判定した。
△:3〜6名が、ハリ感があると判定した。
×:0〜2名が、ハリ感があると判定した。
(3)効果の持続性
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、効果の持続性について判定してもらい、下記評価基準により評価した。
(評価基準)
○:10名全員が、効果の持続性があると判定した。
○△:7〜9名が、効果の持続性があると判定した。
△:3〜6名が、効果の持続性があると判定した。
×:0〜2名が、効果の持続性があると判定した。
(4)経時安定性
試料を50℃で1ヶ月間放置した後の外観を目視にて観察し、下記評価基準により評価した。
(評価基準)
○:分離が全くみられなかった。
△:分離がほとんどみられなかった。
×:液相(油相または水相)の分離が生じた。
下記の表1及び2に掲げた処方の水中油型乳化組成物を調製した。各試料について前記評価方法及び評価基準に従って特性評価を実施した。それらの結果を表1及び2に併せて記載する。
表1及び2に示した結果から明らかなように、本発明の必須成分である成分(A)〜(C)のいずれか1つ又は複数を欠く比較例1〜3は、十分なエモリエント性及びハリ感を得ることができない。(D)非イオン性界面活性剤を欠く比較例5は経時安定性に劣るものとなった。さらに、(C)常温で固体状の油分を多量に配合した比較例4は、ハリ感やエモリエント性は得られるものの、経時安定性が低下した。
以下、さらに本発明の他の実施例を示す。
なお、以下の実施例についても前記と同様の特性評価を行ったところ、いずれも優れた結果が得られた。
実施例2.乳液
配合成分 配合量(質量%)
精製水 残余
エタノール 5
グリセリン 8
ブチレングリコール 8
カルボキシビニルポリマー 0.1
キサンタンガム 0.05
水酸化カリウム 0.05
イソステアリン酸ポリエチレングリコール(60EO) 1
モノステアリン酸ポリエチレングリコール(5EO) 1
ベヘニルアルコール 0.5
バチルアルコール 0.2
トリ−2エチルヘキサン酸グリセリル 2
スクワラン 2
ジメチルポリシロキサン 2
ワセリン 2
カルナバロウ 1
D−アスパラギン酸 0.5
ピペリジンプロピオン酸 1
クエン酸 0.02
クエン酸ナトリウム 0.08
エデト酸二ナトリウム 0.03
フェノキシエタノール 0.5
香料 適量
製造方法:
油溶性成分を油分に溶解後、80℃に加温した(油相)。他方、水溶性成分を精製水に溶解し、80℃に加温した(水相)。この水相に前述の油相を添加攪拌混合した後、室温まで冷却し、乳液を得た。
実施例3.クリーム
配合成分 配合量(質量%)
精製水 残余
グリセリン 10
ジプロピレングリコール 5
N−ステアロイルN−メチルタウリンナトリウム 1
ベヘニルアルコール 3
ステアリルアルコール 1
2−エチルヘキサン酸セチル 8
流動パラフィン 3
ジメチルポリシロキサン 3
D−メチオニン 0.5
4−メトキシサリチル酸カリウム 1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ヘキサメタリン酸ソーダ 0.03
フェノキシエタノール 0.5
香料 適量
製造方法:
油溶性成分を油分に溶解後、80℃に加温した(油相)。他方、水溶性成分を精製水に溶解し、80℃に加温した(水相)。この水相に前述の油相を添加攪拌混合した後、室温まで冷却し、クリームを得た。
実施例4.美容液
配合成分 配合量(質量%)
精製水 残余
エチルアルコール 3
グリセリン 8
ブチレングリコール 5
(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー 0.1
アミノメチルプロパンジオール 0.05
べへネス−20 1
ベヘニルアルコール 1.5
バチルアルコール 0.5
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル 3
メチルフェニルポリシロキサン 2
テトラ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)
ペンタエリスリット 1
ポリエチレンワックス 1
4−メトキシサリチル酸カリウム 1
トラネキサム酸 1
D−アラニン 0.5
メチルパラベン 0.2
香料 適量
製造方法:
油溶性成分を油分に溶解後、80℃に加温した(油相)。他方、水溶性成分を精製水に溶解し、80℃に加温した(水相)。この水相に前述の油相を添加攪拌混合した後、室温まで冷却し、美容液を得た。

Claims (7)

  1. (A)D−アミノ酸、(B)常温でペースト状の油分、(C)常温で固体状の油分、及び(D)非イオン性界面活性剤を含有することを特徴とする水中油型乳化組成物。
  2. 前記(A)D−アミノ酸が、D−アミノ酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、又は塩酸塩である、請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
  3. 前記(B)常温でペースト状の油分が、ワセリン、水添パーム油、パーム核油、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、テトラ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリット、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、及びダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)からなる群から選択される1種又は2種以上である、請求項1又は2に記載の水中油型乳化組成物。
  4. 前記(C)常温で固体状の油分が、カルナバロウ、キャンデリラワックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ミリスチン酸ミリスチル、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、及びミツロウからなる群から選択される1種又は2種以上である、請求項1から3のいずれか一項に記載の水中油型乳化組成物。
  5. 前記(D)非イオン性界面活性剤が、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(45EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(55EO)からなる群から選択される1種又は2種以上である、請求項1から4のいずれか一項に記載の水中油型乳化組成物。
  6. 前記(A)D−アミノ酸の配合量が0.001〜30質量%、
    前記(B)常温でペースト状の油分の配合量が0.1〜30質量%、
    前記(C)常温で固体状の油分の配合量が0.1〜30質量%、
    前記(D)非イオン性界面活性剤の配合量が0.5〜8質量%である、請求項1から5のいずれか一項に記載の水中油型乳化組成物。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の水中油型乳化組成物を含有する皮膚外用剤又は皮膚化粧料。
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