JP2012000216A - 紫外線殺菌装置 - Google Patents

紫外線殺菌装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012000216A
JP2012000216A JP2010136908A JP2010136908A JP2012000216A JP 2012000216 A JP2012000216 A JP 2012000216A JP 2010136908 A JP2010136908 A JP 2010136908A JP 2010136908 A JP2010136908 A JP 2010136908A JP 2012000216 A JP2012000216 A JP 2012000216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
ultraviolet
air
shielding
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010136908A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tatsu
晃一 達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2010136908A priority Critical patent/JP2012000216A/ja
Publication of JP2012000216A publication Critical patent/JP2012000216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

【課題】幅広い種類の細菌やウイルス等に対して高い殺菌効果を得ることができる紫外線殺菌装置を提供する。
【解決手段】第1及び第2開口6a,6bを有する通気路5内に、常時点灯される紫外線ランプ7と5つの遮蔽板9とを設ける。遮蔽板9は、通気孔として機能する多数のハニカムセル10を有するハニカム構造であり、通気路5に互いに離間して並設される。これにより、通気路5内に照射領域13a〜13fと遮蔽領域12a〜12eとが交互に形成される。第1及び第2開口6a,6bには、第1及び第2ファン14a,14bが設けられる。外部の空気の流速に応じて一方の開口から通気路5に流入した空気は、照射領域13a〜13fと遮蔽領域12a〜12eとを交互に通過することで、紫外線がパルス状に照射され、他方の開口から流出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気中に存在する細菌やウイルス等を殺菌処理する紫外線殺菌装置に関する。
特開2006−231007号公報には、紫外線ランプから放射される紫外線を、室内高所から室内を対流する空気に向けて常時照射させて、空気中に浮遊する細菌やウイルス類を殺菌する紫外線照射装置が記載されている。
特開2006−231007号公報
一般に、カビや芽胞を形成する枯草菌等の芽胞形成菌種は、紫外線に対する抵抗力が強く、紫外線を連続的に照射するよりも断続的に照射する方が効果的であることが知られている。
しかし、上記特開2006−231007号公報に記載された紫外線照射装置では、紫外線を空気に対して連続照射させるので、カビや芽胞形成菌種に対する殺菌効果は低い。
そこで、本発明は、紫外線に対する抵抗力が強いカビや芽胞形成菌種をも含む幅広い細菌やウイルスに対して、高い殺菌効果を得ることができる紫外線殺菌装置の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、空気中に存在する細菌やウイルス等を殺菌処理する紫外線殺菌装置であって、通気路と紫外線光源と遮蔽手段とを備える。
通気路は、第1開口及び第2開口を両端に有し、外部の空気が上記第1及び第2開口の一方から流入し他方から流出する。紫外線光源は、上記通気路に対して紫外線を照射する。遮蔽手段は、上記通気路に設けられ、上記通気路を通過する空気に対して上記紫外線光源からの紫外線を断続的に遮蔽する。
上記構成では、遮蔽手段は、紫外線光源から連続的に照射される紫外線を、通気路を通過する空気に対して断続的に遮蔽するので、紫外線光源からの紫外線は、通気路を通過する空気にパルス状に照射される。このため、幅広い細菌やウイルスに対する殺菌効果が向上する。また、一般に、低圧水銀ランプ等の紫外線ランプは、点灯と消灯とを繰り返すことで寿命が縮まるが、上記構成では、紫外線光源は連続点灯されるので、紫外線光源の寿命の短縮を防止することができる。
また、上記遮蔽手段は、複数の遮蔽板であってもよい。複数の遮蔽板は、上記通気路に互いに離間して並設され、それぞれが上記通気路を上流域と下流域とに仕切る。上記遮蔽板は、上記上流域と上記下流域とを連通して空気の通過を許容する複数の通気孔を有する。上記通気孔の少なくとも内側中央部分は、上記紫外線光源からの紫外線が到達しない遮蔽領域である。
上記構成では、内部に遮蔽領域を有する複数の遮蔽板が、紫外線が照射される通気路を流れ方向に複数の領域に仕切り、通気路には、紫外線が照射される照射領域と遮蔽される遮蔽領域とが交互に形成される。従って、通気路を通過する空気には、紫外線がパルス状に照射される。また、遮蔽板は、可動部分を有さないので制御の必要はなく、部品点数の増加を抑制し装置を簡素化することができる。
また、第1ファンと第2ファンと第1検出手段と第2検出手段と制御手段とを備えてもよい。
第1ファンは、上記第1開口に設けられ、外部から上記通気路へ空気を流入する順方向と、上記通気路から外部へ空気を流出する逆方向とに回転する。第2ファンは、上記第2開口に設けられ、外部から上記通気路へ空気を流入する順方向と、上記通気路から外部へ空気を流出する逆方向とに回転する。第1検出手段は、上記第1開口の近傍に配置され、上記第1開口へ向かって流れる外部の空気の流速を検出する。第2検出手段は、上記第2開口の近傍に配置され、上記第2開口へ向かって流れる外部の空気の流速を検出する。
制御手段は、上記第1検出手段が検出した流速が上記第2検出手段が検出した流速よりも速い場合、上記第1ファンを順方向に上記第2ファンを逆方向にそれぞれ作動させ、上記第2検出手段が検出した流速が上記第1検出手段が検出した流速よりも速い場合、上記第2ファンを順方向に上記第1ファンを逆方向にそれぞれ作動させる。
上記構成では、第1検出手段が検出した流速が、第2検出手段が検出した流速よりも速い場合に、制御手段は、第1ファンを順方向に第2ファンを逆方向に回転させる。これにより、外部の空気は、第1開口から通気路へ流入し第2開口から外部へ流出する。一方、第2検出手段が検出した流速が、第1検出手段が検出した流速よりも速いとき、制御手段は、第2ファンを順方向に第1ファンを逆方向に回転させる。これにより、外部の空気は、第2開口から通気路へ流入し第1開口から外部へ流出する。このように、外部の空気の流れに応じて空気の流入口及び流出口を変更するので、効率よく空気を通気路へ取り込むことができる。
また、上記第1開口及び上記第2開口の各面積は、上記通気路の横断面積よりも小さくてもよい。
上記構成では、空気の流出入口である第1開口及び第2開口の各面積が、通気路の流れ方向に対して直交する断面積よりも小さい。このように、第1及び第2開口の面積を狭めることで、第1及び第2開口を通過する空気の流速が一定になるので、通気路を単位時間あたりに通過する空気の量が一定になり、常に同じ条件で紫外線が照射される。
本発明によれば、紫外線に対する抵抗力が強いカビや芽胞形成菌種をも含む幅広い細菌やウイルスに対して、高い殺菌効果を得ることができる。
第1実施形態の紫外線殺菌装置を流れ方向に沿って切断した断面図である。 第1実施形態の紫外線殺菌装置を流れ方向に対して直交方向に切断した断面図である。 ハニカムセル10の拡大図である。 第2実施形態の紫外線殺菌装置を流れ方向に沿って切断した断面図である。
以下、本発明の第1実施形態の紫外線殺菌装置について図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態の紫外線殺菌装置を流れ方向に沿って切断した断面図である。図2は、第1実施形態の紫外線殺菌装置を流れ方向に対して直交方向に切断した断面図である。図3は、ハニカムセル10の拡大図である。
図1及び図2に示すように、紫外線殺菌装置1は、ケース2と、紫外線ランプ7と、遮蔽板9と、第1ファン14a及び第2ファン14bと、第1熱線流速計16a及び第2熱線流速計16bと、コントローラ17とを有する。
ケース2は、両端を開放した横長矩形筒状の外壁3と、外壁3によって囲まれた空間の内部に配置されて通気路5を形成する筒状の内壁4とを備える。外壁3及び内壁4は、紫外線を透過しない材質によって形成され、外壁3の両端3a,3bとこれに対応する内壁4の両端4a,4bとは接合されている。通気路5は、外部と連通する一端側の第1開口6aと他端側の第2開口6bとを有し、外部の空気は、第1開口6a及び第2開口6bの一方から通気路5に流入し、他方から外部に流出する。第1開口6a及び第2開口6bの各面積は、空気の流れ方向(以下、単に流れ方向と称する)に対して直交する通気路5の何れの横断面積よりも小さく設定されている。第1開口6a及び第2開口6bの外側は、拡開したベルマウス形状を成し、内側は、通気路5の中心部に向かって湾曲状に膨出している。
紫外線ランプ7は、第1開口6aの近傍と第2開口6bの近傍とに設けられた2つのブラケット8a,8bによって支持され、通気路5の流れ方向に沿った中心部に設けられる。ブラケット8a,8bは、第1開口6aの近傍の断面及び第2開口6bの近傍の断面を遮蔽せず、空気の通過を許容し、その形状は、紫外線ランプ7の外径よりも短い幅と第1開口6a及び第2開口6bを横断する長さとを有する板状である。紫外線ランプ7は、紫外線殺菌装置1が作動している間は常時点灯し、通気路5に対して紫外線を連続的に照射する。なお、紫外線ランプ7は、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、紫外線エキシマランプの他、紫外線LED等様々な光源を用いることが可能である。
遮蔽板9(第1遮蔽板9a〜第5遮蔽板9e)は、図2及び図3に示すように、多数のハニカムセル10(六角形の孔)を有するハニカム構造であり、紫外線を透過しない材質で、所定の板厚を有する円盤状に形成される。各ハニカムセル10は、遮蔽板9の板厚方向に配置されて遮蔽板9の両面で開口し、通気孔として機能する。また、遮蔽板9の中心部には、紫外線ランプ7の外径とほぼ同じ内径を有する貫通孔が形成される。貫通孔の周囲に存在するハニカムセル10は、貫通孔を形成するためにハニカムセル10を区画する壁面が切り欠かれている。遮蔽板9は、当該貫通孔を紫外線ランプ7が貫通した状態で、通気路5の流れ方向に対して直交方向に互いに離間して並設される。第1遮蔽板9aは、通気路5を上流域と下流域とに仕切り、第2遮蔽板9bは、第1遮蔽板9aとは異なる位置で、通気路5を上流域と下流域とに仕切る。第3遮蔽板9c〜第5遮蔽板9eも第1及び第2遮蔽板9a,9bと同様に、他の遮蔽板9とは異なる位置で、通気路5を上流域と下流域とに仕切る。これにより、第1遮蔽板9a〜第5遮蔽板9eは、通気路5を流れ方向に6つの領域に区画する。
紫外線ランプ7が点灯されると、貫通孔の周囲に存在する壁面が切り欠かれたハニカムセル10では、その切り欠かれた壁面を通じて内部全体に紫外線が照射される。また、貫通孔から所定の範囲内に存在するハニカムセル10では、ハニカムセル10の両端の開口部分(遮蔽板9の両面)を通じて内部全体に紫外線が照射される。これらに対し、貫通孔から所定の範囲の外側に存在するハニカムセル10では、ハニカムセル10の両端の開口部分(遮蔽板9の両面)を通じて開口部分の近傍には紫外線が照射されるが、内部の少なくとも中央部分には、紫外線が到達しない遮蔽領域12(図3に示す一点鎖線部分)が形成される。
このように、内部に遮蔽領域12が形成される遮蔽板9を通気路5に設けることで、通気路5には流れ方向に6つの照射領域(第1照射領域13a〜第6照射領域13f)と5つの遮蔽領域12(第1遮蔽領域12a〜第5遮蔽領域12e)とが交互に形成される。なお、照射領域13a〜13fは、それぞれ2つの遮蔽板9に仕切られた紫外線が照射される領域と、遮蔽板9の内部で紫外線が照射される領域(ハニカムセル10の両端の開口部分の近傍)とを含めた領域である。例えば、照射領域13bとは、第1遮蔽板9aと第2遮蔽板9bとに仕切られた領域と、第1遮蔽板9aの内部で第2遮蔽板9b側に存在する紫外線が照射される領域と、第2遮蔽板9bの内部で第1遮蔽板9a側に存在する紫外線が照射される領域とを示す。
また、遮蔽板9には、所定の範囲(内部全体に紫外線が照射され、遮蔽領域12が形成されないハニカムセル10が存在する範囲)の両面に、空気が通過することを防ぐ円形の遮蔽シート11が添着される。これにより、通気路5に流入した空気は、必ず遮蔽領域12a〜12eを通過する。
第1ファン14aは、第1開口6aに設けられ、外部から通気路5へ空気を流入する順方向と、通気路5から外部へ空気を流出する逆方向との何れの方向にも回転可能である。第1ファン14aは、第1モータ15aによって駆動され、第1モータ15aの回転方向に従属して回転する。第2ファン14bは、第2開口6bに設けられ、外部から通気路5へ空気を流入する順方向と、通気路5から外部へ空気を流出する逆方向との何れの方向にも回転可能である。第2ファン14bは、第2モータ15bによって駆動され、第2モータ15bの回転方向に従属して回転する。第1モータ15a及び第2モータ15bは、コントローラ17に接続され駆動を制御される。
第1熱線流速計16aは、第1開口6aの近傍に設けられ、所定時間毎に第1開口6aへ向かう(図1において左から右へ向かう)外部の空気の流速vaを検出する。第2熱線流速計16bは、第2開口6bの近傍に設けられ、所定時間毎に第2開口6bへ向かう(図1において右から左へ向かう)外部の空気の流速vbを検出する。第1熱線流速計16a及び第2熱線流速計16bは、コントローラ17に接続され、それぞれ検出した流速va,vbをコントローラ17へ出力する。
コントローラ17は、第1熱線流速計16a及び第2熱線流速計16bから受信した各流速va,vbに基づいて、第1モータ15a及び第2モータ15bの駆動を制御する。具体的には、第1開口6aへ向かう外部の空気の流速vaが第2開口6bへ向かう外部の空気の流速vbより速い場合、コントローラ17は、第1ファン14aが順方向に回転する回転方向で第1モータ15aを駆動させ、第2ファン14bが逆方向に回転する回転方向で第2モータ15bを駆動させる。これにより、外部の空気は第1開口6aから通気路5に流入し、第2開口6bから外部へ流出する。一方、流速vbが流速vaより速い場合、コントローラ17は、第1ファン14aが逆方向に第2ファン14bが順方向に回転する回転方向で第1モータ15a及び第2モータ15bを駆動させる。これにより、外部の空気は第2開口6bから流入し第1開口6aから流出する。なお、コントローラ17は、第1及び第2熱線流速計16a,16bが検出する各流速va,vbの大小関係が入れ替わる都度、第1及び第2モータ15a,15bの駆動を制御して第1及び第2ファン14a,14bの回転方向を変更してもよく、また各流速の大小関係が入れ替わった後、当該大小関係を所定の回数維持したときに、第1及び第2モータ15a,15bの駆動を制御して第1及び第2ファン14a,14bの回転方向を変更してもよい。
上記のように構成された紫外線殺菌装置1では、コントローラ17が第1及び第2開口6a,6bへ向かって流れる外部の空気の流速va,vbに応じて第1及び第2ファン14a,14bの回転方向を制御し、外部の空気は速い流速を検出した開口から通気路5に流入する。例えば、流速vaが流速vbより速い場合には、外部の空気は第1開口6aから通気路5に流入し、第1照射領域13a、第1遮蔽領域12a、第2照射領域13b、第2遮蔽領域12b、第3照射領域13c、第3遮蔽領域12c、第4照射領域13d、第4遮蔽領域12d、第5照射領域13e、第5遮蔽領域12e、第6照射領域13fを通過することで紫外線がパルス状に照射され、第2開口6bから流出する。
このように、本実施形態の紫外線殺菌装置1によれば、紫外線ランプ7は常時点灯されたままで、遮蔽板9が紫外線ランプ7からの紫外線を断続的に遮蔽するので、紫外線ランプ7の寿命を縮めることなく、紫外線を空気に対してパルス状に照射することが可能である。その結果、カビや芽胞形成菌種を含めた幅広い種類の細菌やウイルス等に対しても高い殺菌効果を得ることができる。
また、外部の空気の流速va,vbに応じて、第1及び第2ファン14a,14bの回転方向を切り替えて流入口及び流出口を変更するので、空気を通気路5内へ効率よく取り込むことができる。
さらに、第1開口6aの近傍及び第2開口6bの近傍の通気路5を狭めることにより、外部の空気が安定した状態で通気路5に流入し、且つ単位時間当たりに通気路5内を通過する空気の量が一定となるので、通気路5内に流入した空気に対する紫外線照射を、常に同じ条件で安定して行うことができる。
なお、遮蔽板9は、ハニカム構造に限定されず、例えば、格子状のように、空気が通過可能で、且つ内部に遮蔽領域を形成する通気孔を有するものであればよい。
また、外部の空気の流速va,vbを検出する検出手段は、熱線流速計16a,16bに限定されない。なお、外部の何れか1箇所で検出する空気の流速が、第1開口6aの近傍及び第2開口6bの近傍で別個に検出する流速va,vbと同等にみなすことができる程度の大きさの紫外線殺菌装置1であれば、検出手段は1つでもよい。
また、空気の流出入口は、外部の空気の流速va,vbによらず操作者が任意に決定してもよい。更には、空気の流出入口を限定し、通気路5内の空気の流れを一方向のみにしてもよい。この場合、空気の流出口となる開口にはファンを設ける必要はなく、当該開口の近傍の形状も上記に限定されない。また、遮蔽シート11は、遮蔽板9の流入口となる一方の開口側の面のみに添着すれば足りる。
次に、本発明の第2実施形態の紫外線殺菌装置について図面を参照して説明する。
本実施形態は、紫外線ランプからの紫外線を、可動式ルーバーを用いて遮蔽する点において、上記第1実施形態と相違する。なお、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図4は、第2実施形態の紫外線殺菌装置を流れ方向に沿って切断した断面図である。
図4に示すように、紫外線殺菌装置1は、ケース2と、4つの紫外線ランプ7a〜7dと、ルーバー19a〜19dと、第1ファン14a及び第2ファン14bと、第1熱線流速計16a及び第2熱線流速計16bと、コントローラ17とを有する。
ケース2の内壁4は、紫外線を透過する材質で形成される。
4つの紫外線ランプ7a〜7dは、紫外線ランプ収納部材18a〜18dの内部にブラケット(図示せず)に支持され設けられる。紫外線ランプ収納部材18a〜18dは、紫外線を遮蔽する材質で形成され、L字型の形状を有し、内面は曲面状の反射板となっている。紫外線ランプ収納部材18a〜18dの開放された斜面には、ルーバー19a〜19dがそれぞれ設けられる。ルーバー19a〜19dは、羽板が開閉自在な可動式ルーバーであり、羽板の開閉は、コントローラ17によって制御される。ルーバー19a〜19dの羽板を開けたとき、紫外線ランプ7a〜7dからの紫外線は通気路5に照射され、羽板を全て閉じたとき、通気路5には紫外線は到達しない。
紫外線ランプ収納部材18a〜18dは、ケース2の外壁3と内壁4とに閉塞された空間にそれぞれ設けられる。紫外線ランプ7aを備えた紫外線ランプ収納部材18aは、第1開口6aの上部の空間に、紫外線ランプ7bを備えた紫外線ランプ収納部材18bは、第1開口6aの下部の空間に、紫外線ランプ7cを備えた紫外線ランプ収納部材18cは、第2開口6bの上部の空間に、紫外線ランプ6dを備えた紫外線ランプ収納部材18dは、第2開口6bの下部の空間に設けられ、それぞれルーバー19a〜19dが通気路5に対面し、且つ紫外線ランプ収納部材18a〜18dの一方の面が外壁3に密着し、他方の面が紫外線殺菌装置1の外部への紫外線の漏出を防ぐ状態で固定される。
コントローラ17は、予め設定された所定の周期で、全てのルーバー19a〜19dを同時に開閉する。これにより、通気路5には、紫外線ランプ7a〜7dからの紫外線が照射される照射期間と遮蔽される遮蔽期間とが所定の周期で交互に生起される。なお、所定の周期は、通気路5を空気が通過する間に、照射期間及び遮蔽期間の何れも複数回生起されるように設定されている。
上記のように構成された紫外線殺菌装置1では、空気は照射期間と遮蔽期間とが交互に生起される通気路5を通過することで、紫外線がパルス状に照射される。
このように、本実施形態の紫外線殺菌装置1によれば、紫外線ランプ7a〜7dは常時点灯されたままで、ルーバー19a〜19dが紫外線ランプ7a〜7dからの紫外線を断続的に遮蔽するので、紫外線ランプ7a〜7dの寿命を縮めることなく、紫外線を空気に対してパルス状に照射することが可能であり、カビや芽胞形成菌種を含めた幅広い種類の細菌やウイルス等に対しても高い殺菌効果を得ることができる。
なお、紫外線を遮蔽する遮蔽手段は、ルーバー19a〜19dに限定されず、例えば、シャッターのように、開閉が自在であり、断続的に紫外線を遮蔽することが可能な遮蔽手段であればよい。
上述した実施形態は本発明の一例であり、本発明を逸脱しない範囲において変更可能である。
本発明は、人間が生活を営む家屋等の建物、及び航空機や列車、車両等の移動体で有用である。
1:紫外線殺菌装置
2:ケース
3:外壁
4:内壁
5:通気路
6a,6b:開口
7,7a〜7d:紫外線ランプ
8a,8b:ブラケット
9,9a〜9e:遮蔽板
10:ハニカムセル
11:遮蔽シート
12,12a〜12e:遮蔽区間
13a〜13f:照射区間
14a,14b:ファン
15a,15b:モータ
16a,16b:熱線流速計(検出手段)
17:コントローラ(制御手段)
18a〜18d:紫外線ランプ収納部材
19a〜19d:ルーバー

Claims (4)

  1. 第1開口及び第2開口を両端に有し、外部の空気が前記第1及び第2開口の一方から流入し他方から流出する通気路と、
    前記通気路に対して紫外線を照射する紫外線光源と、
    前記通気路に設けられ、前記通気路を通過する空気に対して前記紫外線光源からの紫外線を断続的に遮蔽する遮蔽手段と、を備える
    ことを特徴とする紫外線殺菌装置。
  2. 請求項1に記載の紫外線殺菌装置であって、
    前記遮蔽手段は、前記通気路に互いに離間して並設され、それぞれが前記通気路を上流域と下流域とに仕切る複数の遮蔽板であり、
    前記遮蔽板は、前記上流域と前記下流域とを連通して空気の通過を許容する複数の通気孔を有し、
    前記通気孔の少なくとも内側中央部分は、前記紫外線光源からの紫外線が到達しない遮蔽領域である
    ことを特徴とする紫外線殺菌装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の紫外線殺菌装置であって、
    前記第1開口に設けられ、外部から前記通気路へ空気を流入する順方向と、前記通気路から外部へ空気を流出する逆方向とに回転する第1ファンと、
    前記第2開口に設けられ、外部から前記通気路へ空気を流入する順方向と、前記通気路から外部へ空気を流出する逆方向とに回転する第2ファンと、
    前記第1開口の近傍に配置され、前記第1開口へ向かって流れる外部の空気の流速を検出する第1検出手段と、
    前記第2開口の近傍に配置され、前記第2開口へ向かって流れる外部の空気の流速を検出する第2検出手段と、
    前記第1検出手段が検出した流速が前記第2検出手段が検出した流速よりも速い場合、前記第1ファンを順方向に前記第2ファンを逆方向にそれぞれ作動させ、前記第2検出手段が検出した流速が前記第1検出手段が検出した流速よりも速い場合、前記第2ファンを順方向に前記第1ファンを逆方向にそれぞれ作動させる制御手段と、を備える
    ことを特徴とする紫外線殺菌装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載の紫外線殺菌装置であって、
    前記第1開口及び第2開口の各面積は、前記通気路の横断面積よりも小さい
    ことを特徴とする紫外線殺菌装置。
JP2010136908A 2010-06-16 2010-06-16 紫外線殺菌装置 Pending JP2012000216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010136908A JP2012000216A (ja) 2010-06-16 2010-06-16 紫外線殺菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010136908A JP2012000216A (ja) 2010-06-16 2010-06-16 紫外線殺菌装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012000216A true JP2012000216A (ja) 2012-01-05

Family

ID=45532909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010136908A Pending JP2012000216A (ja) 2010-06-16 2010-06-16 紫外線殺菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012000216A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019131124A1 (ja) * 2017-12-27 2019-07-04 ウシオ電機株式会社 気体処理装置
JP2020068995A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 ウシオ電機株式会社 気体処理装置
JP7496593B2 (ja) 2020-04-30 2024-06-07 株式会社ワークソリューション 循環式空気除菌装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6996572B2 (ja) 2017-12-27 2022-02-04 ウシオ電機株式会社 気体処理装置
WO2019131124A1 (ja) * 2017-12-27 2019-07-04 ウシオ電機株式会社 気体処理装置
JP7232428B2 (ja) 2017-12-27 2023-03-03 ウシオ電機株式会社 気体処理装置
KR20200085823A (ko) * 2017-12-27 2020-07-15 우시오덴키 가부시키가이샤 기체 처리 장치
JPWO2019131124A1 (ja) * 2017-12-27 2020-10-22 ウシオ電機株式会社 気体処理装置
JP2022002749A (ja) * 2017-12-27 2022-01-11 ウシオ電機株式会社 気体処理装置
KR102432205B1 (ko) * 2017-12-27 2022-08-12 우시오덴키 가부시키가이샤 기체 처리 장치
CN114225618A (zh) * 2017-12-27 2022-03-25 优志旺电机株式会社 气体处理装置
TWI789545B (zh) * 2018-10-30 2023-01-11 日商牛尾電機股份有限公司 氣體處理裝置
JP2020068995A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 ウシオ電機株式会社 気体処理装置
US11325095B2 (en) 2018-10-30 2022-05-10 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Gas processing device
JP7206810B2 (ja) 2018-10-30 2023-01-18 ウシオ電機株式会社 気体処理装置
WO2020090238A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 ウシオ電機株式会社 気体処理装置
JP7496593B2 (ja) 2020-04-30 2024-06-07 株式会社ワークソリューション 循環式空気除菌装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9963017B2 (en) Air conditioner for vehicle with photocatalytic module
EP2640428B1 (en) Heating, cooling and uv air purification device
AU2014338218B2 (en) Air purifier
US7270691B2 (en) Integrated air processing devices and isolation containment systems using such devices
KR102566755B1 (ko) 차량 공기조화기용 광촉매 모듈 및 광촉매 모듈이 설치된 차량용 공기조화기
RU2018114685A (ru) Кондиционер
JP6165177B2 (ja) 空気処理システム
KR20170127669A (ko) 음압격리병실용 도어
JP2012000216A (ja) 紫外線殺菌装置
KR20220050539A (ko) 공기청정기
KR101153398B1 (ko) 환기 유니트를 사용한 실내 공기 정화 시스템
KR101081858B1 (ko) 공기살균탈취기
KR102420838B1 (ko) 소음저감형 열회수 환기장치
KR20160008884A (ko) 인공지능형 공기차압장치를 이용한 바이오 클린룸의 세균오염방지 시스템
RU2560870C1 (ru) Вентиляционное воздуховыпускное устройство
KR102546263B1 (ko) 공기 제어기
WO2022080387A1 (ja) 除菌装置
TWI809403B (zh) 紫外線照射裝置及使用其之送風系統
JP6406112B2 (ja) 二酸化塩素発生装置
US20050249630A1 (en) Ultraviolet air purifier
JP2023533167A (ja) 汚染制御デバイス、方法、及びシステム
KR101411484B1 (ko) 클린룸 시스템
JP2022071233A (ja) 空気清浄機及び空気洗浄構造
JP5087121B2 (ja) 給気口構造及び換気システム及びこれを用いた建物
RU2744143C1 (ru) Устройство полуоткрытого типа для обеззараживания воздуха в кондиционируемом помещении