JP2011527420A - ガス混合気中のガス成分を検出するためのセンサ素子及び方法並びにその使用方法 - Google Patents

ガス混合気中のガス成分を検出するためのセンサ素子及び方法並びにその使用方法 Download PDF

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Abstract

本発明はセラミック基板と該基板上に被着された電極から形成される少なくとも1つの電気化学的測定セルを含んだ特に内燃機関の排気ガス中のガス成分検出用のガスセンサのセンサ素子に関している。本発明によれば、前記センサ素子が少なくとも1つの気密に遮蔽された内部チャンバーを含み、該内部チャンバー内で第1の内部電極が配置されており、前記第1の内部電極は、前記センサ素子の第2の及び/又はさらなる電極と共にそれぞれ1つの電気化学的セルを形成し、前記電気化学的セルの1つは電気化学的ポンプセルであり、前記第2及び/又はさらなる電極は測定ガスにさらされるように構成する。

Description

本発明は請求項1の上位概念による、ガス混合気中のガス成分を検出するためのセンサ素子及び方法並びにその使用方法に関している。
環境保護法を取巻く進展の中で、高い信頼性のもとに最小量の有害物質をも検出することのできるセンサの必要性は益々大きくなっている。この場合にとりわけppm領域のガス状の有害物質検出を可能にする測定方式が大きな意味を持っている。しかしながらその場合に燃焼排気ガス中の窒素酸化物の含有量を、平行して存在する高い酸素成分に基づいて検出することは特に挑戦を伴う事項である。このことは、来るべき将来の排ガス規制を充たすためのOBD(オンボード診断用)のセンサとしての投入を可能にするためにも重要である。というのもこのような周辺状況においては例えば窒素酸化物に対して、既存の固体電解質センサの分解能の限界を超える限界値が示されるからである。
このような問題を考慮に入れるためには、例えばまだ未公開のドイツ連邦共和国特許出願第10 2007 050 119号明細書から、ガス混合気中の特に窒素酸化物の定性的検出ないし定量的検出のためのセンサ素子のための蓄積装置が開示されている。そこに記載されている蓄積装置ないしは該装置を含むセンサ素子は次のことを基礎としている。すなわち被測定ガス混合気中にわずかな成分でしか存在していない被検ガス成分を、所定の期間に亘って蓄積する、蓄積装置ないし該装置を含むセンサ素子である。このセンサ素子の内部にはそのために有毒物質や気温の変化に耐久性のある蓄積装置が設けられている。
被検ガス成分の検出は断続的に行われ、その場合には捕集位相においてまず被検ガス成分が蓄積手段に蓄積され、この蓄積手段の蓄積状態が検出される。それに続く再生位相では、蓄積された被検ガス成分が例えば温度上昇によって蓄積手段から再び離脱する。代替的にこの再生位相中に解放された被検ガス成分を捕捉してその成分を求めることも可能である。
さらに欧州特許出願公開第1 739 416号明細書からは、ガス混合気中のガス成分の検出、とりわけ窒素酸化物の検出に用いられるセンサが公知である。ここに記載されているガスセンサは複数の電気化学的セルを有し、さらに、被検ガス成分を検出するための基準としての基準ガス雰囲気が存在する流入制限された内部チャンバーを含んでいる。この流入制限されたチャンバー内には複数の電気化学的セルからなる内部電極が存在し、この内部電極を用いて、被検ガス成分の含有量が電解的に求められている。
発明の開示
本発明の課題は、比較的量の多い例えば酸素の他に、ガス混合気中で濃度の薄い少量のガス成分の検出も可能になるような、ガス混合気中のガス成分を検出するためのセンサ素子ないし方法を提供することである。
本発明の基礎をなす上記課題は、独立請求項の特徴部分に記載されている本発明によるセンサ素子ないし方法によって有利に解決され得る。この本発明によれば、被検ガス成分に相当する酸素成分が、センサ素子の気密に密閉されている内部チャンバーに蓄積される。続いて、この蓄積された酸素の離脱が、当該センサ素子の電気化学的ポンプセルへのポンプ電圧の印加によって行われる。これによって、前記の蓄積された酸素はセンサ素子の気密に密閉された内部チャンバーから離脱する。
この手法の特に優れた点は、被検ガス成分量に相当する酸素成分量の蓄積によって、被検ガス成分に相当する比較的多量のガス絶対量が形成されるため、その測定精度もS/N比の向上に伴って著しく向上することである。
従来技術において提案されていた手法に比べると、本発明によるケースでは、被検ガス成分自体が蓄積されるのではなく、被検ガス成分に相当する量の酸素が蓄積されており、このことは、窒素酸化物、炭素、アンモニアなどのように比較的少量の希薄なガス成分に比べて、熱力学的にみても非常に安定している酸素がもたらす利点を享受できることにつながる。さらにこのような利点に加えて、蓄積ゾーンと被測定ガス混合気との間の空間的な分離により、蓄積位相における浄化作用によってある程度の被検ガス成分が失われるリスクも最小化される。それにより最終的なガス成分量の測定に対して確実に蓄積されるガスの総量を検出することができるようになる。
本発明の第1実施形態によるセンサ素子の縦断面図 図1に示された第1実施形態によるセンサ素子のブロック回路図 図1に示された第1実施形態の第1変化例によるセンサ素子の縦断面図 図1に示された第1実施形態の第2変化例によるセンサ素子の縦断面図 図1に示された第1実施形態の第3変化例によるセンサ素子の縦断面図 図1に示された第1実施形態の第4変化例によるセンサ素子の縦断面図 図6に示されたセンサ素子の平面図 図1に示されたセンサ素子の第5変化例によるセンサ素子の縦断面図並びに平面図及びそのブロック回路図 本発明の第2実施形態によるセンサ素子の縦断面図 図9に示されている第2実施形態の第1変化例によるセンサ素子の縦断面図 図9に示されている第2実施形態の第2変化例によるセンサ素子の縦断面図 本発明の第3実施形態によるセンサ素子の縦断面図 図12に示されている第3実施形態の第1変化例によるセンサ素子の縦断面図 図12に示されている第3実施形態の第2変化例によるセンサ素子の縦断面図 図12に示されている第3実施形態の第3変化例によるセンサ素子の縦断面図 図12に示されている第3実施形態の第4変化例によるセンサ素子の縦断面図 本発明の第4実施形態によるセンサ素子の縦断面図
本発明の別の有利な実施形態は従属請求項の対象である。
それにより有利には、被検ガス成分量に相当する量の酸素の蓄積が電気化学的ポンプセルを用いて行われ、前記電気化学的ポンプセルの一方の電極は被測定ガス混合気に晒され、前記電気化学的ポンプセルの別の電極はセンサ素子の気密に密閉された内部チャンバーに晒されている。
このようにして本発明によれば、所定の酸素イオンがセンサ素子の固体電解質を介して当該センサ素子の気密に密閉された内部チャンバーへ移送されることが保証される。特に有利な実施形態によれば、電気化学的ポンプセルの複数の電極が、イオン移送の可能な抵抗を介して相互に接続されている。
このような実施形態は、電気化学的ポンプセルがいわゆる自律性ポンプセルとして動作することを可能にする。特にこのケースでは、電気化学的ポンプセルに外部からポンプ電圧を印加することが不要になるだけでなく、センサ素子の気密な内部チャンバーに存在するガス雰囲気と、被測定ガス混合気との間の濃度差から結果的にポンプ電圧が得られるようになる。
電気化学的ポンプセルの2つのポンプ電極を短絡させるオーム抵抗の調整によって、能動的なポンピングのレベルも設定できる。電気化学的ポンプセルの電極へ外部から印加されていたポンプ電圧を省くことによって、センサ自体のレイアウトもより簡素になる。なぜなら電極領域において外部との接点を設ける必要がなくなるからである。
さらに、被測定ガス混合気に晒されている電気化学的ポンプセルの電極は、いわゆる混合電位電極として構成されている。この混合電位電極と称される由来は、この電極が制限された触媒活性を有していることにあり、そのため例えばプラチナ電極のような触媒活性型の電極とは異なり、熱力学的平衡状態の形成のもとでガス混合気のガス成分に相互に反応しないだけでなく、熱力学的平衡状態の設定の動きを妨げる。
それによりガス混合気中の例えば減少し得るガス成分が、別の例えば酸化可能なガス成分の他に検出できるようになる。しかしながらそれに対して触媒活性型電極を用いる場合には、2つのガスの反応生成物のみ、例えば水や一酸化炭素のみを検出するだけでよい。
さらに別の有利な実施形態によれば、前述したセンサ素子の気密に密閉された内部チャンバー内で酸素蓄積材料ないしセラミック材料からなる層が設けられる。
この実施形態の利点は、捕集位相の間、電気化学的に常に酸素がセンサ素子の気密に密閉された内部チャンバー内へポンピングされることである。この過程では、内部チャンバーの設計仕様に応じて圧力上昇ないし酸素濃度の高まりが期待される。このことは、センサ素子の気密に密閉された内部チャンバー内への酸素の移送に関与する電気化学的ポンプセルのポンプ能力の低減に直接結びつく。しかしながらセンサ素子の気密に密閉された内部チャンバー内に酸素を蓄積する材料が設けられていれば、この材料が気密に密閉された内部チャンバー内へ移送される酸素を取り込み、この酸素が吸収される形態で特定され得る。
特に有利な実施形態によれば、このようなケースにおいてさらなる加熱素子が設けられ、この加熱素子が前述したような酸素蓄積型のセラミック材料からなる層の領域に配置され、それによって、当該層が測定過程の間に加熱され、蓄積された酸素を測定のために気密に密閉されたセンサ素子内部チャンバーの気相へ送出する。このようにして大量の酸素が蓄積され、その結果としてセンサ素子の特に正確なセンサ信号が得られる。
前述したようなセンサ素子の測定精度改善のためのさらに別の有利な手段によれば、センサ素子の内部においてさらなる内部ガス室を測定ガス室の形態で設け、この場合前記測定ガス室内にセンサ素子のさらなる電気化学的セルの電極が設けられ、この電極がガス混合気中に含まれる酸素分子を触媒作用によって分解する。
このようにして被検ガス成分を分解することなく、ガス混合気中に含まれている酸素が測定ガスから選択的に分離される。このようにして、被検ガス成分と、ガス混合気中に含まれる酸素との間の濃度比が改善され、それによって酸素に対する感度妨害がごく僅かとなる。
実施例の説明
以下では本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1には本発明の第1実施形態によるセンサ素子が概略的に示されている。このセンサ素子10は、例えばセラミック体11を有し、該セラミック体11は有利には複数の固体電解質層から形成されている。この固体電解質の材料としては例えば酸化イットリウムを用いて安定化されたジルコニアや部分安定化されたジルコニアなどが用いられる。
センサ素子10のプレーナー型セラミック体の集積形態は、セラミック薄膜の複数の機能層の印刷による積層化処理と、それに続く当該積層構造部の焼結とによって製造され得る。
センサ素子10は気密に密閉された内部チャンバー14を有している。この内部チャンバー14は、有利には被測定ガス混合気や基準ガス雰囲気との接触または大気流入による接触はない。
内部チャンバー14内には第1の内部ポンプ電極12aが設けられており、この第1の内部ポンプ電極12aは、第1の外部ポンプ電極12bと共に電気化学的ポンプセルを形成している。このような電気化学的ポンプセルとは、本願では固体電解質層と接触する少なくとも2つの電極の配置構成と理解されたい。これらの電極は、ここでは印加されるポンプ電圧に基づいて前述の固体電解質層を貫通する酸素イオンの電気化学的移送のために用いられている。
第1の外部ポンプ電極12bは、例えば大きな面積を有しているセンサ素子10の上で被測定ガス混合気と接触するように配置されている。この第1の外部ポンプ電極12bは有利には、当該電極の保護のために多孔質の保護層13を備えている。第1の外部ポンプ電極12bは、例えば触媒活性材料、例えば白金、パラジウム、イリジウム、タンタル若しくはそれらの合金から形成されていてもよいし、あるいは少なくともその一部が触媒不活性の金、銀、銅、亜鉛ないしはそれらの合金から形成された混合電位形の電極材料を含んでいてもよい。
さらにこのセンサ素子10は、基準ガス雰囲気と接触している基準ガスチャネル20を含んでいる。この基準ガス雰囲気は例えば大気によって形成されていてもよい。前記基準ガスチャネル20内には、例えば第2の外部ポンプ電極15bが配置され、該第2の外部ポンプ電極15bが、内部チャンバー14内に配置されている第2の内部ポンプ電極15aと共に第2の電気化学的ポンプセルを形成している。
前記センサ素子10はさらに、該センサ素子の例えば400℃から1000℃までの作動温度の加熱を可能にするための加熱素子16を有しており、この加熱素子16は電気的な絶縁材料、例えばセラミック絶縁層17や酸化アルミニウム層によって取り囲まれている。
図1に示されているセンサ素子の回路接続例は図2に示されている。このセンサ素子10は例えば代替的な作動形式で作動されてもよく、その場合には蓄積位相と初期化位相とで異なって作動される。蓄積位相では、第1の電気化学的ポンプセル12a,12bが、ガス混合気の低減可能なガス成分、例えば酸素、硫黄酸化物、窒素酸化物などを検出する際に、被検ガス成分に相当する量の酸素がセンサ素子10の第1の内部チャンバー14内にもたらされる。その一方で、ガス混合気の酸化可能なガス成分、例えば水素、炭化水素、アンモニアなどは、第1の内部チャンバー14から電気化学的に除去される。
それに対しては例えば第1の電気化学的ポンプセルのポンプ電極12a,12bに、ポンプ電圧UPumpが印加される。このポンプ電圧UPumpは次のように選定される。すなわち第1の外部ポンプ電極12bの表面において、低減可能なガス成分のケースにおいては酸素の放出のもとで、ないしは酸化可能なガス成分のケースでは酸素の受け入れのもとで、被検ガス成分の電気化学的な分解が生じるように選定される。
放出された酸素は、第1の外部ポンプ電極12bの電極表面において酸素イオンに移行し、センサ素子10の固体電解質11を通って第1の内部ポンプ電極12aまで移送される。そこでは電気化学的に酸素分子の状態に戻る。この酸素分子は内部チャンバー14内に蓄積される。その際当該手法の第1の変化例によれば、この蓄積位相については固定の期間tが設けられていてもよい。
それに続く測定位相においては、第1の内部チャンバー14から例えば基準ガスチャネル20への酸素の電気化学的な移送が行われる。このことは有利には第2の電気化学的ポンプセル15a,15bを用いて行われる。その場合内部チャンバー14内に蓄積される酸素分子が電気化学的に第2の内部ポンプ電極15a表面において酸素イオンに移行し、さらにセンサ素子10の固体電解質11を貫通して移送される。そして第2の外部ポンプ電極15bの電極表面では再び酸素分子の状態に戻る。この目的のために第2の電気化学的ポンプセル15a,15bには相応のポンプ電圧URef,1が印加される。
同時に例えば電流計22を用いて、第2の電気化学的ポンプセル15a,15bの電極間を流れるポンプ電流の検出ないしは移送された電荷量の検出が行われる。これらは内部チャンバー14内に蓄積された酸素分子の絶対量に対する尺度を表わし、それと同時に、それに対応する検出すべきガス成分の絶対量に対する尺度でもある。これに代替する測定手法としては、第2の電気化学的ポンプセル15a,15bの電極に印加されるネルンスト電圧の検出が挙げられる。その場合には、蓄積の開始時点から第2の電気化学的ポンプセルの電極において所定のネルンスト電圧に到達するまでに経過した時間間隔が測定される。
それによって、蓄積位相の介在ステップを介して、蓄積位相の期間内にセンサ素子10の反応領域に達した被検ガス成分の絶対含有量が非常に正確に検出することができる。このことは、被検ガス混合気中の非常に僅かな濃度でしか存在していないガス成分の検出も可能にする。
測定位相中にさらに付加的に第1の内部ポンプ電極12aが第2の外部ポンプ電極15bとさらなる電気化学的ポンプセルのために共に合わせて接続される。そのため例えば測定位相中に、第2の電気化学的ポンプセル15a,15bの電極に印加されたポンプ電圧URef,1に相応するポンプ電圧URef,2の印加によって、蓄積された酸素の第1のチャンバー14から基準ガスチャネル20への付加的な移送が生じる。
このことは蓄積位相中に内部チャンバー14内に蓄積された酸素分子の離脱を加速させる。このプロセスの加速は、実質的に第1及び第2の内部電極12a,15aの電極表面から形成される、大面積の電極表面に基づいている。同時に内部チャンバー14において、実質的に全領域において比較し得る酸素分圧が生じる。測定位相の短い持続期間は望ましい。なぜならそのような期間中はセンサ素子が実質的に不感となり、検出すべきガス混合気中の被検ガス成分の濃度にさらなる変化が見られないからである。短い測定位相は、蓄積位相と測定位相からなる測定周期を測定精度の損失なく望ましい形で短縮する。
しかしながらさらなる電気化学的ポンプセル12a,15bを形成すべく提案された相互接続は、内部チャンバー14の異なる部分領域において異なる酸素分圧が生じることも可能にする。ポンプ電圧URef,2がポンプ電圧URef,1とずらされて選定されるならば、内部チャンバー14内で酸素濃度勾配が生じる。このように定められる内部チャンバー14内の酸素含有量の不均一な分散は、センサ素子10の個々の測定特性が相互に依存することなく顕著となって現われる。
このようにして例えば第1の内部電極12aと、第2の内部電極を用いて定められる内部チャンバー14の状態との間の相関付けに基づく影響量が次のように考慮される。すなわち第1ないし第2の内部ポンプ電極12a,15aの領域におけるガス組成が所期のように異なって選択され、それと共に第1ないし第2の内部ポンプ電極12a,15a領域に蓄積されたガス量と、内部チャンバー14のチャンバー容積との比が制御される。さらにこの相互接続は、蓄積位相期間中に経過した第1の電気化学的ポンプセル12a,12bの間のポンピング過程の制御を既に初期状態において可能にする。
ポンプ電圧URef,1の適切な選択によって、後続の蓄積位相に対する内部チャンバー14内の開始点としての酸素分圧が事前に選択される。このようにして、内部チャンバー14内に所定量の酸素を蓄積させるに必要な期間に対する制御が行われる。
初期化位相中の適切なポンプ電圧URef,2の選択によって、第1の電気化学的ポンプセルのポンプ電極12a,12bの特性に対し影響を及ぼすことが可能になる。
初期化位相中にさらなる電気化学的ポンプセル12a,15bに印加されるポンプ電圧URef,2は、作動形式毎に異なる選択が可能である。そのため、例えば初期化位相中にポンプ電圧URef,2を一定に維持することも可能である。このようにして第1の電気化学的ポンプセル12a、12bの状態及び特性ないし初期状態が所期のように制御できる。
さらなる変化例によれば、さらなる電気化学的ポンプセル12a、15bへ印加されるポンプ電圧URef,2が初期化位相中に次のように選択される。すなわち、第1の電気化学的ポンプセル12a、12bに印加されるポンプ電圧UPumpが、初期化位相の間に、該初期化位相に後続する蓄積位相の初期値に相応する所定の値を取るように選択される。このような作動形式の利点は、前記蓄積が、被測定ガス混合気の組成に依存することなく比較可能な初期条件によって開始され得ることである。
さらに別の第3の変化例によれば、さらなる電気化学的ポンプセル12a,15bに印加されるポンプ電圧URef,2が初期化位相中に次のように選択される。すなわち、第1の内部ポンプ電極12aと、該第1ないし第2の電気化学的ポンプセル12a,12bないし15a,15bに割り当てられていないさらなる電極との間で特に一定の電位差が生じるように選択される。この作動形式の利点は、制御関係が、被検ガス成分に依存する第1の外部ポンプ電極12bの電位によって設定されるのではなく、さらなる電極の酸素に依存した電位によって設定されることである。
図3には、図1に示されている第1の実施形態によるセンサ素子の変化例が描写されている。ここでは図1及び図2と同じ構成要素には同じ符号が付されている。
図3に示されているセンサ素子は、第1及び第2の内部チャンバー14a,14bを含んでおり、この第1及び第2の内部チャンバー14a,14bは、例えばセンサ素子10の複数のセラミック層から形成されているセラミック体11の同じ階層レベルに位置付けされている。この階層レベルにはそれぞれ1つの第1の内部ポンプ電極12a1,12a2が配置されると同時にそれぞれ1つの第2の内部ポンプ電極15a1,15a2も配置されている。この場合第1の内部ポンプ電極12a1,12a2は、センサ素子の大面積側表面に被着されている外部ポンプ電極12b1,12b2と共に第1の電気化学的ポンプセルを形成している。外部ポンプ電極12b1,12b2は例えば多孔性の保護層13a,13bによって被検ガス混合気の攻撃的な成分の影響から保護されている。
さらに内部ポンプ電極15a1,15b2はそれぞれ外部ポンプ電極15b1,15b2と共に第2の電気化学的ポンプセルを形成している。これにより図3に示されているセンサ素子10は、検出すべきガス混合気中のガス成分を検出するのに用いられる実質的に対称に構成された2つの感応領域を含む。
第1の外部ポンプ電極12b1,12b2は異なる電極材料から形成されており、それによって、対応する第1の電気化学的ポンプセルが、ガス混合気の選択されたガス成分の検出のために選択的に用いられる。例えば第1の外部ポンプ電極12b1を触媒不活性形の電極ないしは混合電位電極として形成し、他の第1の外部ポンプ電極12b2を触媒活性形の電極、例えば白金から形成すれば、第1の電気化学的ポンプセル12a1,12b1においては専ら被検ガス混合気の自由な酸素成分が電気化学的に第1の内部チャンバー14内へ移送される。それに対して別の第1の電気化学的ポンプセル12a2,12b2においては被検ガス混合気中に含まれる自由な酸素成分と、検出すべきガス成分の分解から生じた酸素の合計が移送される。
引き続き、蓄積位相において第1の内部チャンバー14a,14b内へ蓄積された酸素量との間で差分が検出されたときには、この差分がガス混合気中の検出すべきガス成分の含有量に対する尺度となる。
蓄積位相の開始時点において2つの内部チャンバー14a,14bに実質的に同一の酸素含有量を維持するために、第1の内部ポンプ電極12a1,12a2が、さらなる電気化学的ポンプセル共に切り替えられ、これによって2つの内部チャンバー内で酸素濃度の補償調整が達成される。測定位相の間はそれぞれの内部チャンバー14a,14b内に蓄積された各酸素含有量がそれぞれの第2の電気化学的ポンプセル15a1,15b1ないし15a2,15b2を用いて既に前述したような方式で検出される。
さらなる手段は、第1の内部ポンプ電極12a1,12a2ないし第2の内部ポンプ電極15a1,15a2がそれぞれの電気化学的ポンプセルに相互接続され、2つの内部チャンバー14a,14bの濃度差が酸素含有量の検出のために考慮される。
第3の変化例によれば、第1の内部ポンプ電極12a1,12a2ないし第2の内部ポンプ電極15b1,15b2はそれぞれ電気化学的ネルンストセルに相互接続され、発生した電位差に基づいてそれぞれ第1の内部チャンバー14aないし第2の内分チャンバー14b内での酸素濃度検出が実施される。第1の内部チャンバー14a内では酸素が蓄積され、その蓄積量は実質的にガス混合気中に含まれる自由酸素の量に相当し、また第2の内部チャンバー14b内での酸素量は、ガス混合気中に含まれる自由酸素量と、被検ガス成分の分解から得られた酸素量との和に相応するので、これらの酸素量の差分検出からは、実質的に検出すべきガス成分量に相応する測定信号が導き出せる。
図4には図1に示された本発明の第1実施形態によるセンサ素子のさらなる変化例が示されている。ここでは図1〜図3に示されている構成要素と同じものには同じ参照符号が付されている。
セラミックセンサ素子内部での電極の配設による所定のコスト係数を示すために、図4では第1の実施形態によるセンサ素子の第2変化例を示し、その構造は実質的な機能を損なうことなく簡素となっている。このセンサ素子10のセラミック体11の構造は実質的に図3に示されているセラミック体に相応しているが、但し所要の電極の数は著しく低減されている。
そのため例えば図4に示されているセンサ素子では、一方では第2の電気化学的ポンプセルが第1のポンプ電極12a1と、共通の第2の外部ポンプ電極15b1によって形成され、他方では第2の電気化学的ポンプセルが別の第1のポンプ電極12a2と、共通の第2の外部ポンプ電極15b1とによって形成されている。このセンサ構造に基づけば、第2の内部ポンプ電極15a,15a2と第2のポンプ電極15b2を省くことができる。この構成はセンサ素子の構造を著しく簡素化できる。
さらなる簡素化は、図3中に示されているセンサ素子においてコンタクト形成の簡略化のために、内部ポンプ電極12a1,15a1の端子ないしは別の内部ポンプ電極12a2,15a2の端子をセンサ素子内で短絡させることからなる。同じことは第2の外部ポンプ電極15b1,15b2に対しても当てはまる。これらの電極の短絡は、センサ素子の内部において、若しくはセンサ素子と接触する区間内において、あるいは制御機器と接続されたリード導体の区間内において、または制御機器内において実施され得る。さらに電極15b1,15b2ないし12a1,15a1ないし12a2,15a2の機能はそれぞれ1つの電極に統合されてもよい。
図5には図1に示されている本発明の第1実施形態によるセンサ素子の第3変化例が示されている。ここでも図1から図4と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。図5に示されている本発明の第3実施形態の第3変化例によるセンサ素子は、さらなる部分において図3に示されている第1変化例のセンサ素子に相応している。しかしながらここではさらに有利には内部チャンバー14a,14bの少なくとも1つにおいて、酸素吸収材料ないし酸素蓄積材料、若しくは場合によってセラミック材料からなっている層が付加的に設けられている。この例えば酸素蓄積材料からなる層22a,22bは、例えばNOx蓄積触媒において通常用いられているような酸素蓄積材料で形成されていてもよい。この酸素蓄積材料としては例えばゼオライトを含有したセラミック、ベロフスカイト、酸化パラジウムなどのような酸化貴金属が挙げられる。
この構成の利点は、蓄積位相において、内部チャンバー14a,14b内ではポンピングされた酸素の過圧が生じないことである。なぜなら酸素含有量の増加に伴って、層22a,22bの酸素蓄積材料内部におけるポンピングされる酸素の蓄積量も増加するからである。それに続く測定位相の期間中に、内部チャンバー14a,14b内に含まれる酸素量と層22a,22b内部に蓄積される酸素量の全量を検出するために、前記センサ素子10は付加的に例えばさらなる加熱素子24a,24bを有する。このような加熱素子を用いることによって、前記酸素蓄積材料からなる層22a,22bは測定位相中に別々に加熱することができ、それによって、蓄積された酸素の離脱が引き起こされる。
この場合は酸素蓄積材料の選択に応じて、前記加熱素子24a,24bを用いて保証される温度が別々に特定され、設定される。ここでの加熱素子24a,24bは有利には前述した加熱素子16と同じような形態であってもよく、また有利には酸素蓄積材料からなる前記層22a,22bの存する領域に設けられていてもよい。
図6には図1に示されている第1実施形態のセンサ素子の第4変化例が示されている。ここでも図1から図5と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
図6に示されているセンサ素子では第1の電気化学的ポンプセル12a,12bがいわゆる能動的若しくは自律的なポンプセルとして形成されている。この自律的ポンプセルの機能性は次のようなことに基づいている。すなわちこれが例えば外部の端子を介してポンプ電圧を印加されるのではなく、当該電気化学的ポンプセルの電極が例えばオーム抵抗を介して短絡され、当該自律的ポンプセルのポンプ電極でのポンピング過程が、当該電気化学的ポンプセルの個々のポンプ電極に接するガス混合気の濃度差のみに基づいて生じることにある。
それ故本発明による実施例においては、気密に遮蔽された内部チャンバー14内でガス雰囲気にさらされる第1の内部ポンプ電極12aがオーム抵抗26を介して、所定のガス混合気にさらされる第1の外部ポンプ電極12bに短絡される。検出すべきガス混合気と、第1の内部チャンバー14内を占めているガス雰囲気との間の酸素分圧の差に基づいて酸素の電気化学的なポンピング過程が有利には内部チャンバー14方向で生じる。その際オーム抵抗26はセラミック体11の内部に集積されていてもよいし、図7に示されているように、センサ素子の表面、有利には第1の外部ポンプ電極12bが設けられている面に配置してよい。
特に後者の実施形態によれば、オーム抵抗26を調整可能な抵抗の形態で構成することが許容される。その場合当該オーム抵抗26は2つの抵抗線路の形態で形成され、これらの抵抗線路は複数の導電性橋絡ブリッジ27a,27bによって橋絡される。前記橋絡ブリッジ27a,27bは、適した形式で分離され、それによりこれらの橋絡ブリッジ27a,27bのうちの1つだけが、オーム抵抗26を形成する抵抗線路の短絡を引き起こす。それにより、結果として生じる全抵抗線路の長さは適切に選択され、オーム抵抗26の電気的な抵抗値が調整される。
図7ではさらにセンサ素子の電極のコンタクト形成のためのコンタクト面29a,29bが形成されており、これらのコンタクト面29a,29bは、貫通コンタクト30a,30bと図には示されていないリード導体を介して相応するセンサ電極に接続されている。第1の内部ポンプ電極12aとオーム抵抗26のコンタクト京成は、さらなる貫通コンタクト30cを介して行われている。
図6及び図7に示されているセンサ素子の概略的な相互接続の様子は図8に描写されている。ここでも図1から図7に示した構成要素と同じものには同じ参照符号が付されている。
図8の左方上部にはセンサ素子の断面図が示されており、ここでのセンサ素子は図6に示したセンサ素子の変化例に相応している。図8に示したセンサ素子では、基準ガスチャネル20は、セラミック体11における別個の層レベルに配設されているのではなく、内部チャンバー14と同じ層レベルに配設されている。この構成はセラミック体11の構造をより簡単にする。なぜなら1つ若しくはそれ以上のセラミック層を省略できるからである。
第2の電気化学的ポンプセル15a,15bのポンプ電極はこの場合有利には内部チャンバー14を基準ガスチャネル20から分離しているセラミック介在壁の壁部に設けられる。さらにこの断面図では、加熱素子16のコンタクト形成のためにコンタクト32が示されている。さらに内部チャンバー14内には酸素を吸収する材料からなる層22が配置されている。
さらに図8の左方下部には図8に示されている変化例によるセンサ素子の平面図が示され、その右側には対応する作動評価回路が描写されている。この作動評価回路には、加熱制御部40の他に、時間、電流、電荷又は電圧制御に基づく測定/蓄積モード間の切換えを行う制御ユニット42と、電圧源Uiと、電流源Iiと、電圧測定機器Umと、電流測定機器Imと、有利には負荷抵抗R1とが含まれている。さらに評価回路44も設けられている。
図9には本発明によるセンサ素子の第2実施形態が示されている。ここでも図1から図8に記載の構成要素と同じものには同じ参照符号が付されている。
図9に示されているセンサ素子は簡単な構造を有している。なぜなら別個の基準チャネルの処理が省かれているからである。この実施形態のケースでは、第2の電気化学的ポンプセル15bの外部ポンプ電極が空気である基準雰囲気にさらされるのではなく、有利には検出すべき被検ガス混合気に暴露されている。この目的のために第2の外部ポンプ電極15bは例えばセンサ素子10の第1の外部ポンプ電極12bが存在しているのと同じ面に配設されている。
図9に示されているセンサ素子の変化例は図10に描写されている。この変化例では、加熱素子16が非対称な変化例で実施されている。内部チャンバー14内に設けられている、酸素蓄積材料からなる層22の集中的な加熱を可能にするために、当該領域における加熱素子16はより高い加熱能力を備えている。このことは、抵抗導体路における単位面積あたりの空間密度を高めることによって達成されるか若しくはより高い電気抵抗を備えた抵抗導体路を設けることによって達成される。そのようにして測定位相中の離脱に必要される酸素蓄積層22の加熱が保証される。
図11には本発明によるセンサ素子の第3実施形態が示されている。ここでも図1から図10に記載の構成要素と同じものには同じ参照符号が付されている。
図11に示されているセンサ素子も同様に簡単な構造を有している。なぜならセンサ素子のセラミック体11における基準ガスチャネル20の処理が省かれているからである。このセンサ素子10は、実質的に同一的若しくは対照的に構成された4つの電気化学的ポンプセル12a1,12b1;12a2,12b2;15a1,15b2;15a2,15b2を含んでいる。この場合有利にはそれぞれ外部ポンプ電極12b1,12b2,15b1,15b2が多孔性の保護層13a,13b,13c,13dによって被検ガス混合気による悪影響から保護されている。
図12には本発明によるセンサ素子のさらなる第3実施形態が示されている。ここでも図1から図11に記載の構成要素と同じものには同じ参照符号が付されている。この第3実施形態のさらなる変化例が図13〜図17に示されている。
実質的にこの図12に示されているセンサ素子の構成は次のようなことに基づいている。すなわち被検ガス混合気が、当該センサ素子の別個の気密に遮蔽された内部チャンバー14内での酸素蓄積に用いられる電気化学的ポンプセルとのコンタクト前に、被検ガス混合気中の自由酸素の含有量を低減するためのプロセスに用いられることである。
そのことのために、図12によるセンサ素子10は、第1の測定ガス室50並びに第2の測定ガス室52を有している。この場合第1の測定ガス室50は、当該センサ素子を取り囲む被検ガス混合気から、例えば多孔性セラミック材料から形成された第1の拡散バリア54によって分離されており、さらに第2の測定ガス室52は第1の測定ガス室50から有利には多孔性のセラミック材料から形成され得る第2の拡散バリア56によって分離されている。
第1の測定ガス室50の内部には有利には第4の内部ポンプ電極58aが存在しており、この第4の内部ポンプ電極58aは、当該センサ素子の広い表面に設けられた第4の外部ポンプ電極58bと一緒に電気化学的ポンプセルを形成している。この第4の電気化学的ポンプ電極58a、58bは、第1の測定ガス室50内の拡散すべき被検ガス混合気からの自由酸素の離脱に用いられる。その際に、検出すべきガス混合気の検出すべきガス成分を分解するようなことはない。
この目的のために第4の内部ポンプ電極58aは、例えば選択的触媒活性材料から形成され、この選択的触媒活性材料は特に自由酸素を電気化学的に低減させるが、さらなる酸化可能ないしは低減可能なガス混合気の成分は実質的に不変のままである。また代替的に前記選択的触媒活性材料は、次のように構成されていてもよい。すなわち有利には被検ガス混合気中に含まれるさらなるガス成分の全てに対して不感となるように構成されていてもよい。これに対しては例えば金、白金電極などが適している。
このようにして自由酸素から少なくとも部分的に開放された被検ガス混合気は、第2の拡散バリア56を介して第1の外部ポンプ電極12bが配置されている第2の測定ガス室52に到達する。このことは、第1の内部ポンプ電極12aと共に、検出すべきガス成分の解離結果としての酸素の、内部チャンバー14内への電気化学的な移送過程を生じさせる。以下では、図12に示されているセンサ素子の蓄積位相並びに測定位相に基づく作動形式を、前述してきた実施例に実質的に類似させて説明する。
図12に示したセンサ素子の第1変化例である図13に示されているセンサ素子では、第1の測定ガス室50内部に第4の内部ポンプ電極58aの他に第5の内部ポンプ電極59aが配置されている。ここでは第4の内部ポンプ電極58aが第4の外部ポンプ電極58bと共に第4の電気化学的ポンプセルを形成し、第5の内部ポンプ電極59aが第4の外部ポンプ電極58bと共に第5の電気化学的ポンプセルを形成している。
作動中は前記第4の電気化学的ポンプセル58a,58bないし第5の電気化学的ポンプセル59a,58bに印加される電位が次のように選択される。すなわち第4の電気化学的ポンプセル58a,58bの第4の内部ポンプ電極58aからは、ガス混合気中で自由に得られる酸素の大半が電気化学的に分離され、さらに第5の内部ポンプ電極59aにおいては、その低い電位に基づき、自由に得られる酸素が残留するように選択される。但しこれらの2つのケースにおいて、ガス混合気中の検出すべきガス成分が前記内部ポンプ電極58a、59aにて電気化学的に分解されることは避けられる。
図14には図12に示されているセンサ素子のさらなる第2変化例が示されている。この変化例では第2の測定ガス室52が、第1区画52aと、有利にはこれとは別の階層レベルに設けられる第2区画52bとに分割されている。この第1区画52aと第2区画52bの間には、例えばセラミック体11のセラミック層を貫通する孔部60の形態でさらなる拡散バリアが設けられている。この配置構成の利点は、複数の電気化学的セルが空間的に分離されて、センサ素子の異なる階層レベルに配置される構成に基づいて、対応する電極相互間で生じ得る汚染に対して効果的に制限することが可能になる点である。
図15には、図12に示したセンサ素子の第3変化例が示されている。この第3変化例は、図14の第2変化例と比べて、第2区画52が、実質的に内部チャンバー14と同じ階層レベルにあることのみが異なっている。このことは、図14の第2変化例に比べてさらに構造が簡素となることにつながる。
図16には、図12に示したセンサ素子の第4変化例が示されている。この第4変化例は図12に示した実施形態と図14に示した変化例のミックスされた実施形態として示されている。
図16に示されたセンサ素子も第1の測定ガス室50を含み、該第1の測定ガス室50は、2つのガス拡散バリア56a,56bを介して2つの第2の測定ガス室52/1及び52/2と流通的にコンタクトしている。第1の測定ガス室50は例えば当該第1の測定ガス室50の上方の境界面に設けられている、多孔性のセラミック材料からなる拡散バリア54と共に構成される孔部を介して被検ガス混合気と接触する。その際第4の内部ポンプ電極58aが有利には基準ガスチャネル20内に設けられた第2の外部ポンプ電極15bと共に、第1の測定ガス室50内へ拡散された自由酸素分子の除去のための電気化学的ポンプセルを形成している。その移送方向は図16において矢印で示されている。
酸素分子から十分に開放されているガス混合気は、第2の拡散バリア56a,56bを通って第2の内部ガス室52/1ないし52/2へ拡散する。内部ガスチャンバー14a,14b内の検出すべきガス成分に等しい量の酸素の蓄積は、既に述べたように経過する。
図17には図12に示されたセンサ素子の第5変化例が示されている。このセンサ素子は特に簡単な構造を有している。なぜならこのセンサ素子の全ての内部ガス室がセラミック体11の実質的に同じ階層レベルに設けられているからである。このようにすることによってコスト削減のかなうセンサ素子が得られるようになる。ここでは内部チャンバー14が例えばセラミック境界面を用いて第1の測定ガス室50から分離されており、この境界面に有利には第1の電気化学的ポンプセル12a、12bの電極が設けられている。
さらにこの内部チャンバー14は、第2のセラミック境界面によって基準ガスチャネル20からも分離されており、その際この第2のセラミック境界面に有利には第2の電気化学的ポンプセルの電極15a、15bが設けられている。この変化例の機能方式も実質的にここまでの前述してきた方式に基づいている。
前述のセンサ素子は特にガス混合気中の低減可能でかつその電気化学的な分解に基づいて酸素が開放されるようなガス成分の検出ないしはその濃度の検出に用いられる。このガス成分は例えば窒素酸化物や硫黄酸化物、二酸化炭素などである。
しかしながら前述のセンサ素子は、アンモニア、炭化水素、一酸化炭素や水素のような参加可能なガス成分の検出にも用いることができる。そのようなケースでは、蓄積位相中は逆のポンプ電圧が第1の電気化学的ポンプセルの電極12a,12a1,12a2,12b,12b1,12b2に印加される。それにより、酸素が内部チャンバー14,14a,14bから、参加可能な検出すべきガス成分の酸化のために吸引される。この場合内部チャンバー14、14a,14b内で発生する酸素不足は、引き続き検出すべきガス成分の濃度に比例する信号として用いられる。
前述してきたセンサ素子は例えば内燃機関、動力機関、家庭用ボイラーなどからの排気ガス中のガス成分の検出に用いることができる。それらは例えば内燃機関の排気管における三元触媒や窒素酸化物触媒の機能性検査、ディーゼル機関における粒子状物質のフィルタリング機能のコントロールなどにも用いることができる。

Claims (13)

  1. ガス混合気、特に内燃機関の排気ガス中のガス成分検出用のガスセンサのセンサ素子であって、
    少なくとも1つの電気化学的測定セルを含み、
    前記電気化学的測定セルは、セラミック基板と該基板上に被着された電極から形成されている、センサ素子において、
    前記センサ素子が少なくとも1つの気密に遮蔽された内部チャンバー(14,14a,14b)を含んでおり、該内部チャンバー内では第1の内部電極(12a,15a,12a1,12a2,15a1,15a2)が配置されており、
    前記第1の内部電極(12a,15a,12a1,12a2,15a1,15a2)は、前記センサ素子の第2の及び/又はさらなる電極(12b,12b1,12b2,15b,15b1,15b2)と共にそれぞれ1つの電気化学的セルを形成し、
    前記電気化学的セルの1つは電気化学的ポンプセルであり、
    前記第2の及び/又はさらなる電極(12b,12b1,12b2,15b,15b1,15b2)は測定ガスに暴露されていることを特徴とするセンサ素子。
  2. 2つの電気化学的セルが電気化学的ポンプセルであり、それらの電極(12a,12a1,12a2,12b,12b1,12b2,15a,15a1,15a2,15b、15b1,15b2)に少なくとも位相毎にポンプ電圧が印加される、請求項1記載のセンサ素子。
  3. 電気化学的ポンプセルの電極(12a,12b)は、調整可能な抵抗(26)を介して相互に接続されている、請求項1または2記載のセンサ素子。
  4. 第2の及び/又はさらなる電極(12b,12b1,12b2,15b,15b1,15b2)が混合電位電極として構成されている、請求項1から3いずれか1項記載のセンサ素子。
  5. 前記センサ素子の気密に遮蔽されている内部チャンバー(14、14a,14b)内に、酸素蓄積材料からなる層(22,22a,22b)が設けられている、請求項1から4いずれか1項記載のセンサ素子。
  6. 前記センサ素子の加熱のための2つの加熱素子(16,24a,24b)が設けられており、前記加熱素子(24a,24b)の1つが、酸素蓄積材料からなる層(22,22a,22b)の領域に配置され、それによって前記酸素蓄積材料からなる層(22,22a,22b)が前記センサ素子の残余区画とは異なる温度に加熱される、請求項1から5いずれか1項記載のセンサ素子。
  7. ガス混合気と流通的なコンタクトを形成するさらなる内部ガス室(50)が設けられ、該さらなる内部ガス室(50)内に前記センサ素子においてガス混合気中に含まれる酸素分子を選択的に触媒作用で分解する電極(58a,59a)が設けられている、請求項1から6いずれか1項記載のセンサ素子。
  8. 少なくとも2つの電気化学的測定セルを備えたセンサ素子を用いて、ガス混合気、特に内燃機関の排気ガス中のガス成分を検出するための方法であって、
    前記電気化学的測定セルは、少なくとも1つの第1及び第2の電極(12a,12a1,12a2,12b,12b1,12b2,15a,15a1,15a2,15b、15b1,15b2)を含み、第1の電極(12a,12a1,12a2,15a,15a1,15a2)の少なくとも1つが気密に遮蔽されたセンサ素子の内部チャンバー(14,14a,14b)内に配置されている、方法において、
    気密に遮蔽された内部チャンバー(14,14a,14b)において検出すべきガス成分の量に等価する量の酸素を蓄積するステップと、
    前記電気化学的ポンプセルの少なくとも1つの電極(12a,12a1,12a2,12b,12b1,12b2,15a,15a1,15a2,15a,15a1,15a2)へのポンプ電圧の印加によって、蓄積された酸素を分離するステップとを有していることを特徴とする方法。
  9. 2つの電気化学的ポンプセルの電極(12a,12a1,12a2,15a,15a1,15a2,15b,15b1,15b2)に蓄積された酸素を分離する期間中に、ポンプ電圧を印加し、少なくとも2つの電気化学的ポンプセルの第1の電極に印加されたポンプ電圧が、少なくとも2つの電気化学的ポンプセルの第2の電極に印加されたポンプ電圧から所定のレベルだけ異なっている、請求項8記載の方法。
  10. 少なくとも1つの第1電極(15a,15a1,15a2)に蓄積された酸素の分離中に、基準ガス雰囲気に暴露されているさらなる電極(15b,15b1,15b2)に対して一定のポンプ電圧が印加される、請求項8または9記載の方法。
  11. 少なくとも1つの第1電極(12a,12a1,12a2)に蓄積された酸素の分離中に、基準ガス雰囲気に暴露されているさらなる電極(12b,12b1,12b2)に対して一定のポンプ電圧が印加される、請求項8または9記載の方法。
  12. 請求項1から7いずれか1項記載のセンサ素子または請求項8から11いずれか1項記載の方法を、内燃機関の排気ガス中の窒素酸化物含有量の検出に用いることを特徴とする使用方法。
  13. 請求項1から7いずれか1項記載のセンサ素子または請求項8から11いずれか1項記載の方法を、窒素酸化物蓄積型触媒の機能性監視又はSCR式排ガス後処理システムの機能性監視に用いることを特徴とする使用方法。
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