JP2011523234A - マイクロマシン加工超音波変換器における可変動作電圧 - Google Patents

マイクロマシン加工超音波変換器における可変動作電圧 Download PDF

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Abstract

cMUTおよびcMUTの動作方法は、異なる周波数特性を伴う2つの構成要素を有する入力信号を使用する。第1の構成要素は、主として、cMUTの周波数応答帯域の範囲内にある音響周波数を有し、一方で、第2の構成要素は、主として、周波数応答帯域の範囲外にある周波数を有する。バイアス信号、および入力信号の第2の構成要素は、ともに動作電圧をcMUTに印加する。動作電圧は、伝送および受信モード等の動作モード間で可変である。cMUTは、AC構成要素を1つしか必要とせずに、可変動作電圧を可能にする。これは、複数のcMUT要素によってバイアス信号を共通に共有できるようにし、かつ製造を簡略化する。cMUTおよび動作方法の実装形態は、特に、受信モードがより高い高調波周波数を受信する、超音波高調波撮像に好適である。

Description

本出願は、2007年12月3日に出願された米国仮特許出願第60/992,046号、名称「OPERATION OPTIMIZATION FOR MICROMACHINED ULTRASONIC TRANSDUCERS」の優先権を主張し、その出願はその全体を参照することによって本明細書に組み込まれる。
容量性マイクロマシン加工超音波変換器(cMUT)は、静電アクチュエータ/変換器であり、様々な用途において広く使用されている。超音波変換器は、液体、固体、および気体を含む多様な媒体で動作し得る。超音波変換器は、一般に、診断および治療のための医療撮像、生化学的撮像、材料の非破壊評価、ソナー、コミュニケーション、近接センサ、ガスフロー測定、in−situプロセスモニタリング、超音波顕微鏡法、水中感知および撮像、および多数の他の実際の用途に使用される。cMUTの典型的な構造は、cMUTは、堅い底面電極および可撓性膜上または内に常駐する可動上部電極を有する平行板キャパシタであり、隣接する媒体において音響波を伝送/正確化(TX)または受信/検出(RX)するために使用される。通常、感度および帯域幅を最大化することを目標として、直流電流(DC)バイアス電圧を電極間に印加し、cMUT動作に最適な位置に膜を偏向させ得る。伝送中に、交流電流(AC)を変換器に印加する。上部電極と底部電極との間の交番静電力は、cMUTを取り囲む媒体に音響エネルギーを送達するために、膜を作動させる。受信中に、衝突する音響波は、膜を振動させるため、2つの電極間のキャパシタンスを変える。
cMUTの重要な特性の1つは、その動作電圧であるが、これは、音響エネルギーを発生させるために印加されるAC信号に加えて、cMUTに印加される電圧信号である。既存のcMUTの動作方法では、cMUTをバイアスするために直流電圧が用いられる。TX入力信号は、音響出力を発生させるように、cMUTに印加される。これらの方法では、cMUTの動作電圧は、DCバイアス電圧信号だけによって判定される。伝送および受信動作のどちらにも同じ動作電圧レベルが使用される。しかしながら、最適な動作条件は、cMUTが伝送および受信動作で機能する場合に異なり得る。したがって、一定の動作電圧レベルの使用は、最適な全体性能を得るために適切な動作レベルを選択する際に、トレードオフを必要とする。このトレードオフは、cMUTの性能改善の障害となる。
この問題を克服するために、伝送および受信モードにおける可変動作電圧が提案されてきた。これは、2つの動作モードに対して異なるバイアス電圧レベルを用いることによって達成される。具体的には、DCバイアス信号を置き換えるために、TXおよびRX動作に対して異なるバイアスレベルを伴うACバイアス信号を用いる。この方法は、動作に際し、2つの高電圧AC信号を必要とし、それらは、他の従来の方法で使用されるものと同じであって、音響出力だけを発生させるTX入力信号、および2つの動作モード間で動作電圧レベルを変化させるACバイアス信号である。これらの2つの高電圧AC信号は、同期させる必要がある。cMUTアレイ内のcMUT要素は、ビーム形成に対して同じACバイアス信号を共有することができない。その結果、各cMUT要素は、動作させるために2つの別個のワイヤを必要とする。これは、cMUTシステムで使用されるワイヤの数を2倍にし、かつシステムの複雑さおよび費用を大幅に増加させる。この問題は、多数の要素を伴うCMURアレイが使用される時には、特に深刻である。
RXおよびTX両方の性能を最適化し、かつシステムの複雑さを簡略化するために、より良好なcMUTの動作方法を開発することが必要である。
cMUTおよびcMUTの動作方法は、異なる周波数特性を伴う2つの構成要素を有する入力信号を使用する。第1の構成要素の一次周波数は、cMUTの周波数応答帯域の範囲内にあり、一方で、第2の構成要素の一次周波数は、cMUTの周波数応答帯域の範囲外にある。入力信号の第1の構成要素は、CMUT伝送(TX)動作のための所望の音響出力を発生させるために使用される。バイアス信号、および入力信号の第2の構成要素は、ともにcMUTに印加される動作電圧を画定する。動作電圧は、CMUTの動作条件(または動作点)を設定するために使用され、CMUTの周波数帯域の大幅な音響出力を発生させない。
動作電圧は、伝送および受信モード等の動作モード間で可変である。cMUTは、AC構成要素を1つしか必要とせずに、cMUTが可変動作電圧で動作できるようにする。これは、複数のcMUT要素によってバイアス信号を共通に共有できるようにし、したがって、特に多数の要素を伴うCMUTアレイについて、CMUTシステムにおいて実施するのが容易である。cMUTおよび動作方法の実施は、受信モードがより高い高調波周波数を受信する、超音波高調波撮像に特に好適である。
本開示の一態様は、少なくとも1つのcMUT要素を有する、cMUTシステムである。入力信号源は、異なる周波数特性を伴う2つの構成要素を含む入力信号を印加するように動作する。バイアス信号、および帯域外周波数(例えば、低周波数)を有する入力信号構成要素は、ともに動作電圧をcMUT要素に印加する。動作電圧は、第1の動作モード(例えば、伝送モード)と、第2の動作モード(例えば、受信モード)とで異なる。バイアス信号は、DC信号であり得る。
一実施形態では、cMUTシステムは、2つの異なるタイプの撮像において切替可能に動作するために適合される。動作電圧は、第1のタイプの撮像では伝送と受信とで異なるが、第2のタイプの撮像では伝送および受信のどちらも同じである。第1のタイプの撮像は、システムから遠距離にある試料領域を撮像し、第2のタイプの撮像は、システムの近くにある試料領域を撮像する。
本開示の別の態様は、cMUTを動作させるための方法である。当該方法は、少なくとも1つのcMUT要素を含む、cMUTを提供する。当該方法は、入力信号源が、異なる周波数特性を伴う2つの構成要素を有する入力信号を印加するように動作し、かつバイアス信号、および帯域外周波数を伴う入力信号構成要素(例えば、低周波数)が、ともに動作電圧をcMUT要素に印加するように、cMUTを構成する。動作電圧は、伝送モードおよび受信モード等の異なる動作モードで異なる。
別の態様は、cMUTを提供し、当該cMUTを、バイアス電圧および/または入力信号によって少なくとも部分的に寄与される動作電圧が、動作に際してcMUT要素に印加されるように構成することによって、cMUTを動作させるための方法である。動作電圧は、伝送モードではほぼゼロになるように、また、受信モードでは非ゼロになるように構成される。伝送モードは、二次周波数動作を行うように構成され得る。一実施形態では、動作信号は、入力信号の帯域外周波数(例えば、低周波数)構成要素によって、少なくとも部分的に寄与される。
本発明の概要は、発明を実施するための形態において以下でさらに説明される簡略化形態で一連の概念を導入するために提供される。本発明の概要は、特許請求される主題の主要な特徴または基礎的な特徴を特定することを意図せず、特許請求される主題の範囲を決定する補助として使用されることも意図しない。
発明を実施するための形態を、添付の図面を参照して説明する。図面において、参照番号の左端の桁(1つまたは複数)は、参照番号が最初に現れる図を特定する。異なる図における同一の参照番号の使用は、同様または同一の項目を示す。
可変動作電圧を使用する、第1の例示的なcMUTシステムを示す図である。 可変動作電圧を使用する、第1の例示的なcMUTシステムの別の態様を示す図である。 可変動作電圧を使用する、第2の例示的なcMUTシステムを示す図である。 バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第1の実施例を示す図である。 バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第1の実施例を示す図である。 バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第1の実施例を示す図である。 バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第1の実施例を示す図である。 バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第1の実施例を示す図である。 バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第2の実施例を示す図である。 バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第2の実施例を示す図である。 TX動作入力信号の第3の実施例を示す図である。 バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第4の実施例を示す図である。 バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第4の実施例を示す図である。 バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第4の実施例を示す図である。 バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第4の実施例を示す図である。
開示されるcMUT動作方法の実施形態は、cMUTの動作モードが変化する時に時々変化する、可変動作電圧を使用する。動作電圧は、CMUTの動作条件(または動作点)を設定するために使用され、CMUTの周波数帯域の範囲内のいかなる有意な音響出力も発生させない。本開示の1つの特徴は、少なくとも部分的にTX入力信号のAC構成要素から、動作電圧を形成することである。TX入力信号のAC構成要素は、異なる動作電圧が、伝送(TX)および受信(RX)モード等の、異なる動作モードに使用されるように、バイアス信号とともに、可変動作電圧を設定できるようにする。当該方法は、伝送および受信動作の両方で、cMUTの性能を最適化することができる。当該方法の例示的な実施を以下に開示する。
図1は、可変動作電圧を使用する、第1の例示的なcMUTシステムを示している。cMUTシステム100は、cMUT101を有する。cMUTの詳細は、それらが本開示に必須ではないので、示されない。基本的には、可撓性膜cMUTおよび埋め込まれたバネcMUT(EScMUT)の両方を含む、あらゆるcMUTが使用され得る。cMUTは、キャパシタンスが電極間に存在するように、電極ギャップによって互いに分離される、第1の電極と、第2の電極とを有する。バネ部材(例えば、可撓性膜またはバネ層)は、2つの電極が、互いの方へ、または互いから離れて移動するのを可能にするために、電極のうちの1つを支持する。可撓性膜cMUTでは、バネ部材は、電極のうちの1つを直接的に支持する可撓性膜である。EScMUTでは、バネ部材は、バネ層からバネプレート接合具によって懸架されるプレート上で電極を支持するバネ層である。
cMUT101は、バイアス信号ポート102および入力信号ポート103に接続される。バイアス信号源104は、バイアス信号105を第1の電極106上のcMUT101に印加するように、バイアス信号ポート102と接続される。入力信号源110は、入力信号ポート103と接続される。入力信号源110は、入力信号111を、第2の電極107上のcMUT101に印加するように動作する。
入力信号111は、第1の入力信号構成要素112と、第2の入力信号構成要素113とを含む。第1の入力信号構成要素112の一次周波数は、cMUT101の周波数応答帯域の範囲内である。第1の入力信号構成要素112は、本開示では、TX音響入力信号と称される。このTX音響入力信号112は、cMUT101を通して、音響エネルギー(音響出力)を発生させる。第2の入力信号構成要素113は、主として、帯域外周波数(例えば、実質的にcMUT101の周波数応答帯域を下回る、低周波数)を有する動作入力信号である。この動作入力信号113は、好ましくは、cMUT101の音響エネルギーまたは音響出力の発生に大幅に寄与せず、かつ、cMUT101に印加される動作電圧の少なくとも一部として使用される。一実施形態では、動作入力信号113は、cMUT101のいかなる有意な音響出力も発生させない。第2の入力信号構成要素113は、本開示では、TX動作入力信号と称される。
第2の入力信号構成要素113およびバイアス信号105は、ともにcMUT101に動作電圧を印加する。以下に述べるように、動作電圧は、TXおよびRXモード等の異なる動作モードで、異ならせることができる。
動作に際し、cMUTシステム100は、電子スイッチまたは機械スイッチ等のあらゆる好適なスイッチとすることができる、スイッチ108を使用して、TXモードとRXモードとの間で切り替えられる。スイッチ108は、スイッチのように機能する回路(例えば、TX動作中の、RX検出回路のための保護回路)と置き換えてもよい。cMUTシステム100は、ビーム形成デバイス、コントローラ、信号プロセッサ、および他の電子部品を含む、他の構成要素を有し得る。これらの構成要素は、示されない。
既存の方法におけるTX入力とは異なり、開示される方法におけるTX入力信号111は、超音波出力を発生させるために用いられるだけでなく、バイアス信号とともに動作電圧レベルを設定するためにも用いられる。換言すれば、TX入力信号111は、2つの信号構成要素を含み、1つは、所望の音響出力信号を発生させるために用いられる、TX音響入力信号112であり、もう1つは、動作電圧レベルを変えるために用いられる、TX動作入力信号113である。TX音響入力信号112は、音響出力を発生させるのに好適である、従来のcMUTの動作方法に使用されるもの等の、あらゆる入力信号であってもよい。
周波数ドメインでは、TX音響入力信号112のスペクトルは、好ましくは、cMUT101の周波数応答の帯域幅の範囲内である。TX動作入力信号113のスペクトルは、好ましくは、cMUT101の音響出力の帯域幅の範囲外である。したがって、TX動作入力信号113の周波数は、好ましくは、TX音響入力信号112の周波数よりも非常に高いか、または非常に低い。好適な一実施形態では、TX動作入力信号113は、主として、実質的にcMUT101の音響出力の帯域幅を下回る周波数を有する。
一実施形態では、バイアス信号105は、cMUT101のTXおよびRX動作の両方について同じ電圧レベルを有する、DC電圧信号である。よって、cMUT101のTX動作とRX動作との間の動作電圧レベルの差は、TX入力信号111だけによって決定される。
別の実施形態では、バイアス信号105は、cMUTの動作周波数よりも大幅に高い(例えば、cMUT101の周波数応答の帯域幅を超える)周波数を伴う、連続変調信号である。よって、バイアス信号105は、cMUT101のTXおよびRX動作の両方について同じ電圧レベルを有する。したがって、cMUT101のTX動作とRX動作との間の動作電圧レベルの差は、本実施形態でも、TX入力信号111だけによって画定される。
TXおよびRX動作の両方について同じ動作電圧を有する、既存のcMUTの動作方法と比較して、開示される方法は、妥協を伴って設定する代わりに、TXおよびRX動作の両方の動作電圧レベルを同時に最適化する機会を提供するので、cMUTの性能を潜在的に向上させる。
さらに、開示されるcMUTの動作方法は、1つのAC信号、すなわちTX入力信号111だけしか必要としない。バイアス信号105は、DC電圧または高周波数変調信号のいずれかとなり得る。バイアス信号105とTX入力信号111とを同期させる必要が無い。したがって、開示される方法は、cMUT要素ごとに同期させ、かつ2つのケーブルによって搬送することが必要である、2つのAC信号(AC出力信号に加えて、ACバイアス信号)を使用する方法よりも、潜在的に実施が非常に容易である。
ACバイアス信号がAC TX入力信号との同期で使用される場合、cMUTアレイの要素は、同じACバイアス信号を共有することができず、その結果、各cMUT要素は、2つのAC信号にアクセスするために2つの専用ケーブルを必要とする。これは、特に多数の要素を伴うcMUTアレイが使用される時に、高いシステム費用をもたらし得る。しかしながら、開示される方法は、cMUTアレイ内の一部または全ての要素によって共有することができる、DCバイアス信号または高周波数変調バイアス信号のいずれかを使用することができる。したがって、この好適な実施形態では、各cMUT要素は、個々に信号を送る、またはアドレスするために、1つの専用ケーブルだけしか必要としない。
図1Aは、可変動作電圧を使用する、第1の例示的なcMUTシステムの別の態様を示している。cMUTシステム100Aは、図1を参照して説明されるcMUTシステム100で使用されるものと同じ原理に基づいているが、それぞれが図1のcMUT101と同じ様態で構成される、2つのcMUT101および101Aを示している。
cMUT101と同様に、cMUT101Aは、共通のバイアス信号ポート102および入力信号ポート103Aに接続される。共通のバイアス信号源104は、同じバイアス信号をcMUT101Aに印加するように、共通のバイアス信号ポート102と接続される。入力信号源110Aは、入力信号ポート103Aと接続され、かつ入力信号をcMUT101Aに印加するように動作する。入力信号源110および110Aは、複数の別個の入力信号を別個のcMUTに送達することができる、別個の信号源または同じ信号源であってもよい。
図1に示されているように、2つのcMUT101および101Aは、共通のバイアス信号を共有し、したがって、個々の配線を必要としない。その代わりに、cMUT101の側部および101Aの側部の両方を、個々の配線を伴わずに、共通の導体と接触させてもよい。一方で、入力信号は、各cMUT101および101Aに個々にアドレスされ、したがって、個々の配線を必要とする。具体的には、異なる入力信号が、異なるcMUT要素に印加され得る。入力信号の差は、TX音響入力信号112におけるもの、またはTX動作入力信号113におけるもののいずれか、あるいはその両方におけるものとなり得る。TX動作入力信号113が、異なるcMUT要素(101および101A)において異なっている時に、cMUT要素は、異なる動作電圧を有し、かつ異なる状態の下で動作され得る。
2つのcMUT101および101Aは、例示的なものに過ぎない。これらのcMUTは、それぞれが、個々にアドレスされたcMUT要素、複数のcMUT要素を有するcMUTセルまたはcMUTユニット、または同じcMUT要素のサブ要素を表す。cMUT101および101Aに類似する任意の数のcMUT要素が、同じcMUTアレイ内に接続されて使用され得ることを認識されたい。
各cMUT101および101Aに印加される入力信号は、図1のcMUT101の入力信号111に類似する、TX音響入力信号およびTX動作入力信号を含み得る。しかしながら、cMUT101および101Aに対する入力信号は、個別化され、かつそれらの信号レベル、タイミング、位相、および周波数が異なる。
動作に際し、各cMUT101または101Aは、そのそれぞれのスイッチ(108または108A)を使用して、TXモードとRXモードとの間で切り替えられる。cMUTシステム100は、ビーム形成デバイス、コントローラ、信号プロセッサ、および他の電子部品を含む、他の構成要素を有し得る。
図2は、可変動作電圧を使用する、第2の例示的なcMUTシステムを示している。cMUT201の詳細は、示されない。基本的には、可撓性膜cMUTおよび埋め込まれたバネcMUT(EScMUT)の両方を含む、あらゆるcMUTが使用され得る。cMUTシステム200は、異なる動作モード(例えば、TXおよびRX)に対する可変動作電圧を形成するように、図1を参照して説明されるcMUTシステム100で使用されるものと同じ原理に基づいている。例えば、TX入力信号211は、第1の構成要素であるTX音響入力信号212と、第2の構成要素であるTX動作入力信号213とを有する。TX入力信号211は、信号源210によって供給され、かつTXポート203およびスイッチ208を通して、cMUT201において印加される。
しかしながら、cMUTシステム200は、複数の態様でcMUTシステム100とは異なる。バイアス信号205およびTX入力信号211は、cMUT201の同じ電極207に印加され、一方で、バイアス信号105およびTX入力信号111は、図1のcMUT101の反対側の電極106および107に印加される。CMUT201の他の電極206は、GNDに接続される。TX入力信号211は、TXポート203を通して、信号源210によって提供される。バイアス信号205は、バイアスポート202を通して、信号源204によって提供される。その結果、cMUT201に印加される動作電圧レベルは、この実施では、TX動作入力信号213およびバイアス信号205の合計である。相対的に、cMUT101に印加される動作電圧レベルは、図1の実施では、TX動作入力信号113およびバイアス信号105の減算である。気付かれるように、図2のバイアス信号205は負であり、一方で、図1のバイアス信号105は正であり、よって、cMUT100およびcMUT200の結果として生じる可変電圧レベルは、どちらも同じである。さらに、cMUT200は、設計をcMUTシステム200に適応させるように、デカップリングキャパシタC215と、バイアス抵抗器R216とを含む、バイアス回路を有する。
図3A〜3Eは、図1のcMUTシステムの第1の例示的実施形態による、バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第1の実施例を示している。図3Aは、バイアス信号305およびTX入力信号311を示している。信号は、それぞれ、電圧/時間グラフによって表される。遷移期間を含むことで、信号は、TX持続時間、RX持続時間、RXからTXへの遷移、およびTXからRXへの遷移の4つの期間または持続時間を含み得る。これらの持続時間は、図3Aおよびその後の図では、それぞれ、「T」「R」「RT」、および「TR」として示される。時折、1つまたは2つの遷移領域が、RXまたはTX持続時間のいずれかを併合し得る。
バイアス信号305は、DCバイアス信号(VB)である。TX入力信号311は、TX音響入力信号312と、TX動作入力信号313との2つの信号構成要素を含む。TX入力信号311は、2つの別々に発生される信号であるTX音響入力信号312およびTX動作入力信号313から組み合わせることによって形成することができる。しかしながら、TX入力信号311は、適切な信号発生器を使用して、直接的に発生させることもできる。
TX入力信号311内のTX動作入力信号313は、通常、少なくともTX持続時間(T)およびRX持続時間(R)内に存在すべきである。cMUTは、TX持続時間中には超音波伝送器として機能し、RX持続時間中には超音波受信器として機能する。RXおよびTX持続時間内の動作電圧レベルは、個別に設定され得る。TX入力信号311内のTX動作入力信号313は、好ましくは、RX持続時間においてゼロに設定される。一方、TX入力信号311内のTX音響入力信号312は、通常TX持続時間の範囲内に存在すべきであるが、好ましくは、いかなる領域にも存在しない。
TX入力信号311内のTX動作入力信号313は、RXからTXへの遷移(RT)時に、および同様にTXからRXへの遷移(TR)時に存在し得る。時折、1つまたは2つの遷移領域が、RXまたはTX持続時間のいずれかを併合し得る。
図3Bは、図3AのTX入力信号311内のTX音響入力信号312およびTX動作入力信号313を示している。これらの2つの入力信号は、図3AのTX入力信号311の2つの構成要素である。TX入力信号311は、その持続時間内で複数の電圧レベルを有し得る。例示的なTX入力信号311は、それぞれ、伝送および受信動作のための、2つの異なる電圧レベルVOFFおよびVOを有する。VOは、通常、ゼロに設定される。TX音響入力信号312は、主として、TX持続時間(T)内に存在する。
図3Cは、cMUTに印加される全電圧を示しているが、これは、cMUTシステムに用いられる信号極性および方法の実施に応じた、TX入力信号311およびバイアス信号305の減算または合計のいずれかである。示されている実施例では、cMUTに印加される全電圧315は、TX入力信号311およびバイアス信号305の減算である。全電圧315は、2つの有意な動作電圧レベルを有する。第1のレベルVBは、より高い絶対電圧を有し、かつ受信(RX)動作のためのものであり、また、第2のレベルVB−VOFFは、より低い絶対電圧を伴い、かつ伝送(TX)動作のためのものである。伝送動作では、TX音響入力信号312は、音響エネルギーを発生させるために存在する。全電圧315の他の部分は、cMUTの適切な動作条件を確立するためのものである。バイアス信号305およびTX入力信号311の電圧は、cMUTの所望の性能を達成するように、意図的に選択することができる。
図3Dは、TX入力信号311内のTX音響入力信号312を示さない、バイアス信号305およびTX動作入力信号313を示している。
図3Eは、TX入力信号311内のTX音響入力信号312を示さない、cMUTに印加される全動作電圧316を示している。図3Dおよび3Eは、TX動作入力信号313が、動作電圧レベル316を変化させるように、バイアス信号305とともにどのように使用されるのかを、より明確に示すために用いられる。
図4Aおよび4Bは、バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第2の実施例を示している。第2の実施例の信号は、異なる電圧レベルの設定を除いて、図3A〜3Eに示される第1の実施例の信号に類似する。同様に、バイアス信号305は、DCバイアス信号(VB)である。TX入力信号411は、TX音響入力信号412と、TX動作入力信号413との2つの信号構成要素を備える。本実施形態では、バイアス信号405のバイアス電圧(VB)は、TX入力信号411内のTX動作入力信号413の電圧レベルVOFFと同じになるように設定され、よって、伝送中にこれらの2つに電圧を相殺する。その結果、伝送時にcMUTに印加される全電圧415における動作電圧レベルは、ゼロまたはほぼゼロである。
この第2の例示的実施形態は、米国特許出願第11/965919号、名称「SIGNAL CONTROL IN MICROMACHINED ULTRASONIC TRANSDUCER」に開示される、二次周波数法と呼ばれる、特別なcMUTの動作手法に適しており、その開示は、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。二次周波数動作では、音響出力信号は、TX音響入力信号412の二乗に比例し、かつ高調波構成要素を伴わずに所望の音響出力を発生させるのに適している。これは、cMUTが高調波撮像を行うために重要になり得る。
1つの例示的な二次周波数法は、ω/2の基本周波数を有するcMUTの、例えば
Figure 2011523234
である、特別なTX音響信号を設定し、そして、いかなる高周波数高調波も伴わない、ωの出力信号周波数で支配的二次周波数構成要素を有する、音響出力を発生させる。基本周波数ω/2は、出力信号周波数2ωが、所望の動作周波数ω0に近くなるように、cMUTの所望の動作周波数ω0の約半分になるように選択され得る。動作周波数ω0は、通常、cMUTの周波数応答の周波数帯域内にあり、好ましくは、帯域の中心周波数に近くすることができる。さらなる実施例は、組み込まれる米国特許出願第11/965919号に開示されている。
二次周波数法は、本明細書では、2つの動作モードの間で切り替える、cMUTシステムに使用される。具体的には、一実施形態では、cMUTシステムは、伝送の場合に二次周波数動作法に切り替えるが、受信の場合は別の動作法に戻る。したがって、cMUTに印加される動作電圧レベルは、動作モードが変化する時に変動する。二次周波数動作モードには、ゼロまたはほぼゼロの動作電圧が特に適している。
cMUTに可変動作電圧を提供するのに適しているあらゆる方法が、二次周波数手法の上述の実施に使用され得ることに留意されたい。
TX音響入力信号(例えば、312または412)は、所望の音響出力を発生させるために用いられる。あらゆる好適なAC信号または波形が使用され得る。この信号は、例えば、単一正弦パルス、多重正弦パルス、ガウス形状パルス、半余弦パルス、および二乗パルスといった、所望の音響出力を発生させる、あらゆる電気信号であってもよい。TX音響信号は、撮像システムの要件によって画定される。
図5は、TX動作入力信号の第3の実施例を示している。TX動作入力信号513は、図3〜4に示される信号に類似し、かつ、TX動作入力信号513が、cMUTの動作中に多量の超音波出力を寄与しないように、cMUTの動作周波数領域(帯域幅)内のTX動作入力信号513の周波数構成要素をさらに最小化するように設計される。これは、TX動作入力信号515の角に丸みをつけることによって行われる。
TX動作入力信号513におけるより高い周波数構成要素は、信号電圧レベルが変化する遷移領域から生じる。したがって、遷移領域(513aおよび513b)内のTX動作入力信号513(313、413)の形状および幅は、好ましくは、信号が、RXからTXへの(RT)遷移領域およびTXからRXへの(TR)遷移領域等の、これらの遷移領域にある間に、TX音響入力信号に干渉する出力音響信号を発生させ得ないように設計される。通常、これは、TX動作入力信号513(313、413)が、cMUTによって最小の超音波出力を発生するようにcMUTの帯域幅の範囲外にそれらを保つために、TX動作入力信号513(313、413)の周波数構成要素を制御することによって行われ得る。図に示されているように、TX動作入力信号513(313、413)の尖った角には、丸みがつけられる。図5の遷移持続時間における信号513aおよび513bは、単なる実施例である。関心のcMUTの周波数帯域における超音波の発生を最小化するように設計される、他のあらゆる信号形状が使用され得る。
TX動作入力信号513、またはcMUTの動作周波数範囲内のその周波数構成要素を最小化することを目的とする他のあらゆるTX動作入力信号は、発生させた後に、cMUTの動作周波数領域よりも低い、高カットオフ周波数を伴う低域または帯域フィルタを使用してフィルタ処理され、次いで、TX音響入力信号(例えば、312、412)と組み合わせられて、総TX入力信号(例えば、311、411)を作製する。
図6A〜6Dは、バイアス信号およびTX入力信号、ならびに対応する動作電圧の第4の実施例を示している。本実施形態では、TX入力信号611のTX持続時間(T)は、TX音響入力信号612と同じ長さ(時間)になるように設計される。TX音響入力信号612およびTX動作入力信号613のTX持続時間(T)は、同じ開始時間および/または同じ終了時間を有するように同期される。本実施形態では、TX動作入力信号613の遷移領域(RTおよびTR)のうちの1つまたは両方は、TX音響入力信号612の一部として扱われ得る。これらの遷移領域は、TX動作入力信号613の上昇または下降傾斜に対応する。これは、元のTX音響入力信号612およびTX動作入力信号613の遷移領域部分の両方を含む、統合TX音響入力信号をもたらす。これは、TX動作入力信号613が発生させる不要な音響信号によって生じる、撮像時のアーチファクトを最小化し得る。
図6Aは、バイアス信号605およびTX入力信号611を示している。図6Bは、遷移時に互いに一致するように調節される、TX音響入力信号612およびTX動作入力信号613を示している。図6Cは、TX音響入力信号612を示す、cMUTに印加される結果として生じる全電圧615を示している。図6Dは、TX音響入力信号612を示さない、全電圧615内の動作電圧616を示している。これは、異なる動作モード(TXおよびRX)において電圧レベルがどのように変動するのかを示している。
本開示のTX入力信号(例えば、111)は、あらゆる好適な信号源、例えば任意の信号発生器によって提供され得る。それは、最初に低電圧レベルで発生され、次いで、所望の電圧レベルに増幅される。TX入力信号はまた、別々に発生されるTX音響信号およびTX動作信号を組み合わせることによって(例えば、重畳することによって)合成され得る。この場合、TX動作信号を、重畳前に、低域または帯域フィルタを使用して、フィルタ処理することができる。重畳したTX入力信号は、次いで、バイアス信号を伴ってCMUTに印加される前に、必要に応じて、所望のレベルまで増幅され得る。
開示されるcMUTの動作方法はまた、cMUTアレイのためのアポダイゼーションの利益を享受し得る。既存の方法では、アポダイゼーションは、所望のバイアス信号を各cMUT要素に印加することによって行われる。どの種類のバイアス信号が使用されるかに関わらず、個別化または分化した動作電圧レベルを有するために、アレイ内の各cMUT要素は、分離したバイアス信号回線を必要とする。その結果、各要素は、2本の分離した信号回線、すなわち、バイアス線および信号回線を必要とする。これは、変換器の相互接続をさらに複雑にする。開示される方法を用いることで、各要素の音響出力および動作電圧レベルは、どちらも、要素だけに印加されるTX入力信号によって決定され得る。したがって、任意の信号の個別化(例えば、アドレッシング)および分化(例えば、アポダイゼーション)は、TX入力信号を使用して達成され得る。これは、アレイ内の一部または全ての要素が、同じバイアス線を共有するのを可能にする。さらに、本開示の方法は、1つの高電圧/高出力の信号だけしか必要とせず、かつ異なるAC源からの複数のAC信号の同期化を必要としない。これはまた、アポダイゼーション等の特定の動作手法の実施を、既存の方法よりも簡単にする。
開示される方法は、TXおよびRX動作の両方を最適化することによって、cMUTの性能を向上させることを目的とする。cMUTの性能最適化の最も重要な目標のうちの1つは、媒体内により深く貫通して撮像領域を増加させるように、デバイスの閉ループ感度を増加させることである。しかしながら、感度を増加させることは、cMUTの周波数帯域における音響出力に対するTX動作入力信号の寄与を最小化するために、TX電圧レベルとRX電圧レベルとの間で切り替える速度を遅くする必要がある場合に、システムの不感帯を増加させるという代償を伴う。不感帯は、システムが、TX音響信号の終了後に検出できる状態になるまでの遅延時間によって決定される。
この問題を克服するために、本開示は、二重撮像cMUT方法およびシステムを提案する。当該方法は、cMUTを提供し、かつ、動作電圧が、第1のタイプの撮像では、伝送と受信とで異なるが、第2のタイプの撮像では、伝送と受信とで同じであるように、第1のタイプの撮像および第2のタイプの撮像で動作させるためにcMUTを適合する。一実施形態では、第1のタイプの撮像は、cMUTから遠距離にある試料領域を撮像し、第2のタイプの撮像は、cMUTの近くにある試料領域を撮像する。遠距離撮像の場合、感度を増加するために、可変動作電圧を提供する動作方法(本明細書で開示される方法等)が用いられ得る。近接撮像の場合、cMUTを動作させるために、従来の方法(または不感帯を最小化する他の任意の方法)が用いられ得る。このようにしても、閉ループ感度の要件が、cMUTに近い撮像領域では非常に低いので、撮像品質には影響を及ぼさない。動作に際し、cMUTシステムは、撮像の必要性に応じて、2つの撮像モードの間で切り替える。各撮像モードは、伝送および受信の両方のモードを含み得ることに留意されたい。
代替として、2つの別個のcMUT(別個のcMUT要素または別個のcMUTアレイ)が、上記手順についてcMUTシステムで使用され得る。第1のcMUTは可変動作電圧法を使用する動作のために適合され、第2のcMUTは、従来の動作電圧方法(または不感帯を最小化する他の任意の方法)を使用する動作のために適合される。
本明細書で開示される可変動作電圧のための方法に加えて、可変動作電圧をcMUTに提供するのに適するあらゆる方法が、二重撮像または多重撮像手法の上述の実施に使用され得ることに留意されたい。
開示されるcMUTおよび動作方法の例示的な応用例の1つは、一般的な超音波高調波撮像である。超音波高調波撮像では、通常、変換器は、所望の音響出力を発生し、そして、TX動作時には媒体内へそれを放出し、RX動作時には媒体からエコー信号を受信する。受信信号の一部は、TX出力の中心周波数(システムの基本周波数と称する)に集中し、受信信号の別の一部は、TX出力の高調波周波数領域(システムの高調波周波数と称する)に集中する。通常、システムの基本周波数および高調波周波数は、どちらもCMUTの周波数帯域の範囲内にある。通常のcMUT動作では、基本周波数は、通常、低周波数側で半帯域を占有し、一方で、高調波周波数は、通常、高周波数側で他の半帯域を占有する。高調波撮像方法は、通常、撮像分解能を向上させるために、受信信号の高調波部分を使用する。これは、高調波信号が、音響波長が短い高周波数であり、より良好な軸方向分解能を可能にするためである。
既存の高調波撮像手法は、TXおよびRX動作の両方に対して単一の動作条件を有する、同じ変換器または変換器アレイを使用していた。これらの手法では、TXおよびRX動作における変換器の周波数応答は、ほぼ同一である。本明細書で説明される方法を使用することで、異なる音響特性を有する2つの異なる動作条件の間でcMUTを切り替えるために、可変動作電圧を用いることができる。好適な二重動作条件cMUTまたは二重モードcMUT、および対応する切り替え方法の実施例は、本出願と同日付に出願された、国際特許出願第____号(代理人整理番号KO1−0010PCT)、名称「DUAL−MODE OPERATION MICROMACHINED ULTRASONIC TRANSDUCER」に開示されている。参照されるPCT特許出願は、参照することにより本明細書にその全体が組み込まれる。
当該方法は、マイクロマシン加工超音波変換器、特にキャパシタンスマイクロマシン加工超音波変換器(cMUT)を使用して示されているが、本明細書に開示される動作方法は、伝送および受信モード等の複数の動作モードで動作電圧によって動作する、あらゆる静電変換器に適用できることに留意されたい。
本明細書で論じられる可能な利益および利点は、添付の請求項の範囲に対する制限または限定と見なされないことを理解されたい。
主題は、構造的特徴および/または方法論的行為に特異的な言語で説明されているが、添付の請求項において定義される主題は、説明される特定の機能または行為に必ずしも限定されないことを理解されたい。むしろ、特定の機能および行為は、請求項を実現する典型的な形態として開示される。

Claims (30)

  1. 容量性マイクロマシン加工超音波変換器(cMUT)システムであって、
    バイアス信号ポートと、
    入力信号ポートと、
    前記バイアス信号ポートおよび前記入力信号ポートに接続される、少なくとも1つの第1のcMUT要素と、
    バイアス信号を前記第1のcMUT要素に印加するように、前記バイアス信号ポートと接続される、バイアス信号源と、
    前記入力信号ポートと接続される、入力信号源と、
    を備え、前記入力信号源は、入力信号を前記第1のcMUT要素に印加するように動作し、前記入力信号は、第1の入力信号構成要素および第2の入力信号構成要素を含み、前記第1の入力信号構成要素は、主として、前記第1のcMUT要素の周波数応答帯域の範囲内の音響周波数を有し、前記第2の入力信号構成要素は、主として、実質的に前記第1のcMUT要素の周波数応答帯域の範囲外にある周波数を有し、前記第2の入力信号構成要素および前記バイアス信号は、ともに前記第1のcMUT要素に印加される動作電圧を画定し、前記動作電圧は、第1の動作モードと、第2の動作モードとで異なる、
    システム。
  2. 前記バイアス信号は、DC信号である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1の動作モードは、伝送(TX)モードであり、前記第2の動作モードは、受信(RX)モードである、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記第1の動作モードは、第1の周波数範囲で動作し、前記第2の動作モードは、実質的に前記第1の周波数範囲とは異なる、第2の周波数範囲で動作する、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記第1のcMUT要素は、高調波撮像を行うように動作し、前記第1の動作モードは、前記システムの基本周波数で動作し、前記第2の動作モードは、前記システムの高調波周波数で動作する、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記動作電圧は、前記第1の動作モードにおいてほぼゼロである、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記第1の動作モードは、伝送(TX)モードである、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記第1の動作モードは、二次周波数動作を含む、請求項6に記載のシステム。
  9. 前記第1の動作モードにおける前記第1の入力信号構成要素は、基本周波数ω/2の波形を有し、前記波形は、前記第1のcMUT要素を通して、出力信号周波数ωの支配的二次周波数構成要素を有する、出力信号を発生する、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記基本周波数ω/2は、前記出力信号周波数ωが、所望の動作周波数ω0に近くなるように、前記第1のcMUT要素の前記所望の動作周波数ω0の約半分である、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記第1の動作モードは、伝送(TX)モードであり、前記動作電圧は、前記第1の動作モードにおいてほぼゼロである、請求項9に記載のシステム。
  12. 前記システムは、第1のタイプの撮像と第2のタイプの撮像との間で切り替えるように動作し、前記動作電圧は、前記第1のタイプの撮像では、前記第1の動作モードと、第2の動作モードとで異なり、前記動作電圧は、前記第2のタイプの撮像では、前記第1の動作モードと、前記第2の動作モードとで同じである、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記第1のタイプの撮像は、前記システムから遠距離にある第1の試料領域を撮像するステップを含み、前記第2のタイプの撮像は、前記システムの近くにある第2の試料領域を撮像するステップを含む、請求項12に記載のシステム。
  14. 伝送および受信によって変化しない第2の動作電圧を有する、第2のcMUT要素をさらに備え、前記システムは、第1のタイプの撮像および第2のタイプの撮像で動作するために適合され、前記第1のタイプの撮像は、前記第1のcMUT要素を使用し、前記第2のタイプの撮像は、前記第2のcMUT要素を使用する、請求項1に記載のシステム。
  15. 前記第1のcMUT要素および第2のcMUT要素が、前記バイアス信号ポートおよび前記バイアス信号を共有するように、前記バイアス信号ポートに接続される、前記第2のcMUT要素をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  16. 第2のcMUT要素をさらに備え、第2の入力信号は、前記第2のcMUT要素に印加され、前記第2の入力信号は、前記第1のcMUT要素に印加される前記第1の入力信号とは異なる、請求項1に記載のシステム。
  17. 容量性マイクロマシン加工超音波変換器(cMUT)を動作させるための方法であって、
    バイアス信号ポートと、入力信号ポートと、前記バイアス信号ポートおよび前記入力信号ポートに接続される、少なくとも1つのcMUT要素と、バイアス信号を前記cMUT要素に印加するように、前記バイアス信号ポートと接続される、バイアス信号源と、入力信号ポートと接続される入力信号源であって、入力信号を前記第1のcMUT要素に印加するように動作する、入力信号源と、を含む、容量性マイクロマシン加工超音波変換器(cMUT)を提供するステップと、
    前記入力信号が、第1の入力信号構成要素および第2の入力信号構成要素を含み、前記第1の入力信号構成要素が、主として、前記cMUT要素の周波数応答帯域の範囲内の音響周波数を有し、前記第2の入力信号構成要素が、主として、実質的に前記cMUT要素の前記周波数応答帯域の範囲外にある周波数を有し、前記第2の入力信号構成要素および前記バイアス信号が、ともに前記cMUT要素に印加される動作電圧を画定し、前記動作電圧が、第1の動作モードと、第2の動作モードとで異なるように、前記cMUTを構成するステップと、
    を含む、方法。
  18. 前記第1の動作モードは、伝送(TX)モードであり、前記第2の動作モードは、受信(RX)モードである、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1の動作モードは、前記システムの基本周波数で動作し、前記第2の動作モードは、前記システムの高調波周波数で動作する、請求項17に記載の方法。
  20. 前記cMUTを構成するステップは、前記第1の動作モードにおいて、前記動作電圧をほぼゼロに設定するステップを含む、請求項17に記載の方法。
  21. 前記第1の動作モードは、二次周波数動作を含む伝送(TX)モードである、請求項20に記載の方法。
  22. 前記cMUTを構成するステップは、第1のタイプの撮像および第2のタイプの撮像で動作させるために前記cMUTを適合するステップを含み、前記動作電圧は、前記第1のタイプの撮像では、前記第1の動作モードと、前記第2の動作モードとで異なるように設定され、かつ前記第2のタイプの撮像では、前記第1の動作モードと、前記第2の動作モードとで同じであるように設定される、請求項17に記載の方法。
  23. 前記第1のタイプの撮像は、前記システムから遠距離にある第1の試料領域を撮像するステップを含み、前記第2のタイプの撮像は、前記システムの近くにある試料領域を撮像するステップを含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記第1の入力信号構成要素および前記第2の入力信号構成要素は、前記第2の入力信号構成要素の少なくとも1つの遷移領域を、前記第1の入力信号構成要素の一部として扱うことができるように、前記第1の動作モードにおいて、同じ開始時間および/または同じ終了時間を有する、請求項17に記載の方法。
  25. 容量性マイクロマシン加工超音波変換器(cMUT)を動作させるための方法であって、
    バイアス信号ポートと、入力信号ポートと、前記バイアス信号ポートおよび前記入力信号ポートに接続される、少なくとも1つのcMUT要素と、バイアス信号を前記cMUT要素に印加するように、前記バイアス信号ポートと接続される、バイアス信号源と、入力信号ポートと接続される入力信号源であって、入力信号を前記cMUT要素に印加するように動作する、入力信号源と、を含む、容量性マイクロマシン加工超音波変換器(cMUT)を提供するステップと、
    前記動作電圧が、動作に際して前記cMUT要素に印加され、前記動作電圧が、前記バイアス電圧および/または前記入力信号によって少なくとも部分的に寄与され、前記動作電圧が、伝送モードではほぼゼロであり、受信モードでは非ゼロであるように、前記cMUTを構成するステップと、
    を含む、方法。
  26. 前記入力信号は、第1の入力信号構成要素および第2の入力信号構成要素を含み、前記第1の入力信号構成要素は、主として、前記cMUT要素の周波数応答帯域の範囲内の音響周波数を有し、前記第2の入力信号構成要素は、主として、実質的に前記cMUT要素の前記周波数応答帯域の範囲外にある周波数を有し、前記動作電圧は、前記第2の入力信号構成要素によって少なくとも部分的に寄与される、請求項25に記載の方法。
  27. 前記伝送モードは、二次周波数動作を含む、請求項25に記載の方法。
  28. 容量性マイクロマシン加工超音波変換器(cMUT)を動作させるための方法であって、
    バイアス信号ポートと、入力信号ポートと、前記バイアス信号ポートおよび前記入力信号ポートに接続される、少なくとも1つのcMUT要素と、バイアス信号を前記cMUT要素に印加するように、前記バイアス信号ポートと接続される、バイアス信号源と、入力信号ポートと接続される入力信号源であって、前記バイアス電圧によって少なくとも部分的に寄与される動作電圧および/または入力信号が、動作に際して前記cMUT要素に印加されるように、入力信号を前記cMUT要素に印加するように動作する、入力信号源と、を含む、容量性マイクロマシン加工超音波変換器(cMUT)を提供するステップと、
    前記動作電圧が、第1のタイプの撮像では、伝送と受信とで異なるが、第2のタイプの撮像では、伝送と受信とで同じであるように、前記第1のタイプの撮像および前記第2のタイプの撮像で、切替可能に動作させるために前記cMUTを適合するステップと、
    を含む方法。
  29. 前記第1のタイプの撮像は、前記cMUTから遠距離にある第1の試料領域を撮像するステップを含み、前記第2のタイプ撮像は、前記cMUTの近くにある第2の試料領域を撮像するステップを含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記入力信号は、第1の入力信号構成要素および第2の入力信号構成要素を含み、前記第1の入力信号構成要素は、主として、前記cMUT要素の周波数応答帯域の範囲内の音響周波数を有し、前記第2の入力信号構成要素は、主として、実質的に前記cMUT要素の周波数応答帯域の範囲外にある周波数を有し、前記動作電圧は、第2の入力信号構成要素によって少なくとも部分的に寄与される、請求項28に記載の方法。
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