JP2011521398A - 不揮発性記憶装置のチャネルブーストを増加させるためのビットラインプレチャージを強化する方式 - Google Patents

不揮発性記憶装置のチャネルブーストを増加させるためのビットラインプレチャージを強化する方式 Download PDF

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Abstract

プログラム外乱を減少させるために、不揮発性記憶素子のチャネルブーストを改善する。プレチャージモジュール電圧源は、プログラミング処理中に、ビットラインのプレチャージに使用される。プレチャージモジュール電圧源は、チャネルをブーストするために、ビットラインを介して基板チャネルに結合する。ビットラインおよびチャネルへの導体部から電圧を電磁結合することによって、ブーストの追加源が得られる。これを実現するため、ビットラインを電圧源から切断することで、ビットラインおよびチャネルが一緒にフロートすることが許可される。導体部は、プレチャージ中の増加電圧を受け、かつ、ビットラインに隣接する、例ソースライン、電力供給ラインまたは基板ボディなどとすることができる。

Description

本発明は、不揮発性メモリに関する。
半導体メモリは、様々な電子デバイスで使われることが一般的になってきている。例えば、不揮発性半導体メモリは、携帯電話、デジタルカメラ、パーソナルデジタルアシスタント、モバイルコンピュータ、非モバイルコンピュータ、及び他の装置に使用されている。電気的消去・再書込み可能型読取専用メモリ(EEPROM)とフラッシュメモリは、最も普及している不揮発性半導体メモリである。フラッシュメモリに関しては、ある種のEEPROMもそうであるが、通常のフル装備のEEPROMとは異なり、全メモリアレイまたは一部分のメモリの内容は、1ステップで消去することができる。
通常のEEPROMとフラッシュメモリは、半導体基板内のチャネル領域上に配置され、そのチャネル領域から絶縁されているフローティングゲートを採用している。フローティングゲートは、ソース領域とドレイン領域の間に配置されている。フローティングゲートの上に、そのフローティングゲートから絶縁されている制御ゲートが設けられている。形成されているトランジスタの閾値電圧(VTH)は、フローティングゲート上に保持されている電荷量によって制御される。即ち、そのソースとドレインの間の導通を可能にすべくトランジスタをオンするために制御ゲートに印加すべき電圧の最小量は、そのフローティングゲート上の電荷量レベルにより制御される。
ある種のEEPROMとフラッシュメモリデバイスは、2つの電荷量範囲を蓄えるために使われるフローティングゲートを備えており、それゆえ、その記憶素子は、2つの状態、即ち、消去状態とプログラムされた状態、の間でプログラム/消去が行われることができる。そのようなフラッシュメモリデバイスは、各記憶素子が1ビットデータを記憶することができるので、バイナリフラッシュメモリデバイスと呼ばれることがある。
マルチステート(マルチレベルとも呼ばれる)フラッシュメモリデバイスは、複数の区別された許可された/有効なプログラム済閾値電圧範囲を特定することによって実現される。夫々の区別された閾値電圧範囲は、メモリデバイス内で符号化される一組のデータビットに対する予め決められた値に対応する。例えば、各記憶素子は、4個の区別された閾値電圧範囲に対応する4個の区別された電荷バンドの中の一つの状態に置かれることによって、2ビットデータを記憶することができる。
通常、プログラム動作において制御ゲートに印加されるプログラム電圧VPGMは、時間の経過に伴って大きさが増大する一連のパルスとして印加される。一つのアプローチとしては、パルスの大きさは、連続するパルスの1つ毎に、例えば0.2−0.4Vの既定のステップサイズずつ増加する。VPGMは、フラッシュメモリ素子の制御ゲートに印加される。プログラムパルスの間の期間に検証動作が実行される。即ち、並列にプログラムされている素子グループの各素子のプログラムレベルは、連続するパルスの間に読み出され、素子がプログラムされている検証レベルと等しいか或いはそれ以上であるか否かが判定される。マルチステートフラッシュメモリ素子のアレイでは、素子の各状態毎に検証ステップが実行され、データに対応する検証レベルにその素子が達したか否かが判定される。例えば、4つの状態のいずれかにデータを記憶可能なマルチステート記憶素子では、3つの比較点での検証動作が必要とされる。
さらに、EEPROM、或いは、NANDフラッシュメモリデバイスのようなフラッシュメモリデバイスのNANDストリングをプログラミングする場合、通常、制御ゲートにVPGMが印加されるとともにビットラインが接地され、それによって、セル、或いはメモリ素子、即ち記憶素子のチャネルからフローティングゲートへ電子が注入される。フローティングゲートに電子が蓄積されると、フローティングゲートが負値に帯電し、メモリ素子の閾値電圧が上昇し、メモリ素子がプログラムされた状態となる。そのようなプログラミングに関するさらなる情報は、「Source Side Self Boosting Technique For Non-Volatile Memory」と題した米国特許第6,859,397号、及び、「Detecting Over Programmed Memory」と題した2005年7月12日発行の米国特許第6,917,542号に開示されている。両者の文献の内容は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。
しかしながら、問題として残り続ける一つの事象として、プログラム外乱がある。プログラム外乱は、他のNANDストリングのプログラミング中において、禁止されたNANDストリングで発生しうる。また、時として、プログラムされたNANDストリング自体で発生しうる。プログラム外乱は、他の不揮発性記憶素子のプログラミングによって、非選択の不揮発性記憶素子の閾値電圧が変わる場合に発生する。プログラム外乱は、以前にプログラムされた記憶素子のほかに、まだプログラムされていない消去された記憶素子にも発生する。一つの方法は、非選択NANDストリングのチャネル領域をブーストするステップを備えている。しかしながら、チャネルのブーストを行うための大きな電圧源の必要性は、記憶装置の寸法をより小さくする必要性と相反する。
本発明は、チャネルブーストを改良する方法を提供することで、不揮発性記憶システムのプログラム外乱を減少させ、上記および他の問題に対処するものである。
一実施形態では、複数の不揮発性記憶素子および少なくとも1つの選択ビットラインおよび少なくとも1つの非選択ビットラインを含む複数の関連ビットラインに関するプログラミング処理を実行する方法が用いられる。当該方法は、第1の期間中に、少なくとも1つの導体部から前記少なくとも一つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインへ電圧を磁気結合させるとともに、前記少なくとも1つの非選択ビットラインと前記複数の不揮発性記憶素子の関連するチャネル領域との間の連絡を許可しながら、前記少なくとも1つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインにフロートすることを許可するステップを備える。当該方法は、前記第1の期間の後の第2の期間中に、前記少なくとも1つの非選択ビットラインと前記関連するチャネル領域との間の連絡を禁止しながら、前記少なくとも1つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインを駆動するステップと、前記少なくとも1つの選択ビットラインに関連する少なくとも1つの前記不揮発性記憶素子にプログラム電圧を印加するステップを、さらに備える。
他の実施形態では、複数の不揮発性記憶素子および複数の関連ビットラインに関するプログラミング処理を実行する方法が用いられる。当該方法は、第1の期間において、複数のビットラインを電圧源の各々に電気的に接続するステップを備える。当該方法は、前記第1の期間に引き続く第2の期間において、複数のビットラインを電圧源の各々から電気的に切断することで、複数のビットラインをフロートさせるステップを備える。当該方法は、前記第2の期間に引き続く第3の期間において、複数のビットラインを電圧源の各々に電気的に再接続するステップと、少なくとも1つの不揮発性記憶素子にプログラム電圧を印加するステップをさらに備える。前記第1、第2および第3の期間は、少なくとも1つの不揮発性記憶素子のプログラム処理の間に発生する。そして、プログラム処理は、不揮発性記憶素子を目標データ状態にプログラムするために繰り返し行われる。
他の実施形態では、複数のNANDストリングに関してプログラム処理を実行するための方法が用いられる。当該方法は、(a)少なくとも1つの非選択NANDストリングを、前記少なくとも1つのNANDストリングに電気的に接続されている導体部を介してプレチャージ電圧で駆動することによって、前記少なくとも1つのNANDストリングが形成されている基板のチャネル領域をブーストするステップを備える。当該方法は、さらに、(b)上昇した電圧の一部が前記第1の導体部および少なくとも1つの非選択NANDストリングに磁気結合するように、前記第1の導体および前記少なくとも1つの非選択NANDストリングをフロートさせながら、第1の導体に近接している第2の導体部の電圧を上昇させることで前記チャネル領域の電圧をブーストするステップを備える。当該方法は、さらに、(c)ステップ(b)の後に、前記第1の導体部をフロートさせるステップを終了するステップと、少なくとも1つの非選択NANDストリングと連絡している選択ワードラインにプログラム電圧を印加するステップを備える。
他の実施形態では、不揮発性記憶システムは、複数の不揮発性記憶素子と、少なくとも1つの選択ビットラインおよび少なくとも1つの非選択ビットラインを備えている複数の関連ビットラインと、少なくとも1つの導体部と、少なくとも1つの制御部を備える。前記少なくとも1つの制御部は、(a)第1の期間中に、少なくとも1つの導体部から前記少なくとも一つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインへ電圧を磁気結合させながら、前記少なくとも1つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインにフロートすることを許可し、前記少なくとも1つの非選択ビットラインと前記複数の不揮発性記憶素子の関連するチャネル領域との間の連絡を許可する。さらに、前記少なくとも1つの制御部は、(b)前記第1の期間の後の第2の期間中に、前記少なくとも1つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインを駆動し、前記少なくとも1つの非選択ビットラインと前記関連するチャネル領域との間の連絡を禁止し、前記少なくとも1つの選択ビットラインに関連する少なくとも1つの前記不揮発性記憶素子にプログラム電圧を印加する。
ここで提供される方法を実行するための、関連する方法、システム、および、コンピュータまたは処理装置が読み込み可能な記憶媒体が提供されてもよい。
NANDストリングの平面図である。 図1のNANDストリングの等価回路図である。 NANDフラッシュ記憶素子のアレイのブロック図である。 基板上に形成されたNANDストリングの断面図である。 ソースラインからビットラインへ電磁結合が行われているメモリデバイスの図である。 電力供給ラインからビットラインへ電磁結合が行われているメモリデバイスの図である。 ボディバイアス供給ラインからビットラインへ電磁結合が行われているメモリデバイスの図である。 プレチャージのためのNANDストリングおよび部品の構成を示す図である。 プログラミング中にチャネルブーストを強化するために電磁結合を用いる場合の電圧のタイムラインの図である。 チャネルブーストが強化されたプログラミング処理の図である。 NANDフラッシュ記憶素子のアレイのブロック図である。 シングル行/列デコーダと読み出し/書き込み回路を使った不揮発性記憶システムのブロック図である。 デュアル行/列デコーダと読み出し/書き込み回路を使った不揮発性記憶システムのブロック図である。 検出ブロックの一実施形態のブロック図である。 全ビットラインメモリアーキテクチャまたは奇数偶数メモリアーキテクチャのためのブロックへのメモリアレイの編成の一例を示す図である。 シングルパスプログラミングにおける閾値電圧区分の組の一例を示す図である。 マルチパスプログラミングにおける閾値電圧区分の組の一例を示す図である。 種々の閾値電圧区分、及び、不揮発性メモリをプログラミングする処理を説明する図である。 種々の閾値電圧区分、及び、不揮発性メモリをプログラミングする処理を説明する図である。 種々の閾値電圧区分、及び、不揮発性メモリをプログラミングする処理を説明する図である。 不揮発性メモリをプログラミングする処理の一実施形態を説明する図である。 プログラミング中に不揮発性記憶素子の制御ゲートに印加されるパルス列の一例を示す図である。
本発明は、不揮発性記憶システムのプログラム外乱を低減させるためのチャネルブーストを改善するための方法を提供する。
本発明を実装するのに好適なメモリシステムの一例は、NANDフラッシュメモリ構造を利用するものであり、2つの選択ゲートの間に複数のトランジスタの直列接続を含んでいる。直列に接続されたトランジスタと選択ゲートは、NANDストリングと呼ばれる。図1は、1つのNANDストリングを示す平面図である。図2は、その等価回路である。図1と図2に示すNANDストリングは、第1選択ゲート120と第2選択ゲート122の間に挟まれている、直列に接続されている4つのトランジスタ100、102、104及び106を有する。選択ゲート120は、NANDストリングのビットライン126への接続を開閉する。選択ゲート122は、NANDストリングのソースライン128への接続を開閉する。選択ゲート120は、制御ゲート120CGに適切な電圧を加えることによって制御される。選択ゲート122は、制御ゲート122CGに適切な電圧を加えることによって制御される。トランジスタ100、102、104、及び106の夫々は、制御ゲートとフローティングゲートを有している。トランジスタ100は、制御ゲート100CGとフローティングゲート100FGを備えている。トランジスタ102は、制御ゲート102CGとフローティングゲート102FGを備えている。トランジスタ104は、制御ゲート104CGとフローティングゲート104FGを備えている。トランジスタ106は、制御ゲート106CGとフローティングゲート106FGを備えている。制御ゲート100CGはワードラインWL3に接続されており(またはワードラインWL3であり)、制御ゲート102CGはワードラインWL2に接続されており、制御ゲート104CGはワードラインWL1に接続されており、制御ゲート106CGはワードラインWL0に接続されている。制御ゲートは、また、ワードラインの一部として提供される。一実施形態では、トランジスタ100、102、104、及び、106は、夫々が記憶素子であり、メモリセルと呼ばれることがある。他の実施形態では、記憶素子は、複数のトランジスタを含むことがあり、図1や図2に示すものとは異なる場合がある。選択ゲート120は、選択ラインSGDに接続されている。選択ゲート122は、選択ラインSGSに接続されている。
図3は、3個のNANDストリングを示す回路図である。NAND構造を使用するフラッシュメモリシステムの典型的なアーキテクチャは、いくつかのNANDストリングを含む。例えば、3個のNANDストリング、320、340及び360が、さらに多くのNANDストリングを有するメモリアレイ内に示される。各NANDストリングは、2個の選択ゲートと4つの記憶素子を有している。簡単化のために4個の記憶素子が描かれているが、最近のNANDストリングは、例えば最高32個又は64個の記憶素子を有する場合がある。
例えば、NANDストリング320は選択ゲート322と327、及び、記憶素子323〜326を有し、NANDストリング340は選択ゲート342と347、及び、記憶素子343〜346を有し、NANDストリング360は選択ゲート362と367、及び、記憶素子363〜366を有する。各NANDストリングは、その選択ゲート(例えば、選択ゲート327、347、又は367)によってソースラインに接続されている。選択ラインSGSは、ソース側選択ゲートを制御するために使用される。種々のNANDストリング320、340、及び360は、選択ゲート322、342、362等の選択トランジスタによって各ビットライン321、341、及び、361に接続されている。これらの選択トランジスタは、ドレイン選択ラインSGDによって制御される。他の実施形態では、選択ラインは必ずしもNANDストリング間で共通とされている必要はない。すなわち、異なるNANDストリングには異なる選択ラインを接続できる。ワードラインWL3は、記憶素子323、343、及び、363のための制御ゲートに接続されている。ワードラインWL2は、記憶素子324、344、及び、364のための制御ゲートに接続されている。ワードラインWL1は、記憶素子325、345、及び、365のための制御ゲートに接続されている。ワードラインWL0は、記憶素子326、346、及び、366のための制御ゲートに接続されている。つまり、各ビットラインと各NANDストリングは記憶素子のアレイ又はセットの列を含む。ワードライン(WL3、WL2、WL1及びWL0)は、アレイ又はセットの行を含む。各ワードラインは、行において各記憶素子の制御ゲートを接続している。また、制御ゲートはワードライン自体によって提供されてよい。例えば、ワードラインWL2は、記憶素子324、344、及び、364に制御ゲートを提供する。実際には、1つのワードラインに数千の記憶素子がある場合がある。
各記憶素子はデータを記憶できる。例えば、1ビットのデジタルデータを記憶するときは、記憶素子の可能な閾値電圧(VTH)の範囲は、論理データ「1」と「0」を割り当てられる2つの範囲に分割される。NANDタイプのフラッシュメモリの一例では、前記VTHは、記憶素子が消去された後に負となり、論理「1」として定義される。プログラム動作後の前記VTHは正であり、論理「0」として定義される。VTHが負であり、読み出しが試行されると、記憶素子がオンして論理「1」が記憶されていることが示される。前記VTHが正であり、読み出し動作が試行されると、記憶素子はオンにならず、論理「0」が記憶されていることが示される。また、記憶素子は、例えば複数ビットのデジタルデータ等の複数のレベルの情報も記憶できる。このケースでは、VTH値の範囲はデータレベルの数に分割される。例えば、4つのレベルの情報が記憶されている場合には、データ値「11」、「10」、「01」、及び、「00」に割り当てられる4つのVTH範囲がある。NANDタイプのメモリの一例では、消去動作後の前記VTHは負となり、「11」として定義される。正のVTH値は「10」、「01」及び「00」の状態のために使用される。記憶素子に書き込まれるデータと、素子の閾値電圧範囲との特定な関係は、記憶素子のために採用されるデータ符号化方式に依存する。例えば、両出願の全体を参照することにより本明細書に組み込まれる米国特許第6,222,762号及び米国特許第7,237,074号が、マルチステートフラッシュ記憶素子のための多様なデータ符号化方式を説明している。
NANDタイプのフラッシュメモリ及びその動作の関連性のある例は、それぞれが参照することにより本明細書に組み込まれる米国特許番号第5,386,422号、第5,570,315号、第5,774,397号、第6,046,935号、第6,456,528号、及び第6,522,580号に示されている。
フラッシュ記憶素子をプログラミングするときには、プログラム電圧が記憶素子の制御ゲートに印加されるとともに、記憶素子に接続されているビットラインが接地される。チャネルからの電子はフローティングゲートに注入される。電子がフローティングゲートに蓄積すると、フローティングゲートは負に帯電し、記憶素子のVTHが上昇する。プログラミング中の記憶素子の制御ゲートにプログラム電圧を印加するために、そのプログラム電圧は適切なワードライン上に印加される。上述したように、各NANDストリング中の1つの記憶素子が同じワードラインを共有している。例えば、図3の記憶素子324をプログラミングするときには、プログラム電圧は記憶素子344と364の制御ゲートにも印加される。
プログラム外乱は、他のNANDストリングのプログラミング中において、禁止されたNANDストリングで発生しうる。また、時として、プログラムされたNANDストリング自体で発生しうる。プログラム外乱は、他の不揮発性記憶素子のプログラミングによって、非選択の不揮発性記憶素子の閾値電圧が変わる場合に発生する。プログラム外乱は、以前にプログラムされた記憶素子のほかに、まだプログラムされていない消去された記憶素子にも発生する。様々なプログラム外乱のメカニズムは、NANDフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置の有効な操作ウインドウを制限することがある。
例えば、NANDストリング320が禁止され(例えば、NANDストリング320が今回プログラムされる記憶素子を含まない非選択NANDストリングである場合)、NANDストリング340がプログラムされる場合(例えば、NANDストリング340が今回プログラムされる記憶素子を含む選択NANDストリングである場合)、プログラム外乱はNANDストリング320に発生しうる。例えば、パス電圧VPASSがローの場合には、禁止NANDストリングのチャネルは十分にブーストされず、非選択NANDストリングの選択ワードラインが意図せずにプログラムされることがある。
別の起こりうる状況としては、ゲート誘導ドレイン漏れ電流(GIDL)または他の漏れメカニズムによってブーストされた電圧が低下することがあり、その結果、同様の問題が発生することがある。(後でプログラムされる他の隣接記憶素子との容量性カップリングによって、電荷記憶素子のVTHが変化するなどの)他の影響もまた、プログラム外乱の原因となりうる。
図4は、基板上に形成されたNANDストリングの断面図を示す。図は簡略化されており、縮尺どおりではない。NANDストリング400は、ソース側選択ゲート406と、ドレイン側選択ゲート424と、基板490上に形成される8個の記憶素子408、410、412、414、416、418、420及び422とを有する。複数のソース/ドレイン領域(その一例はソース/ドレイン領域430である)が、各記憶素子と選択ゲート406及び424の両側に形成されている。一つのアプローチでは、基板490は、3重ウェル技術を採用しており、p型基板領域496の中にnウェル領域494が形成されており、その中にpウェル領域492が形成されている。NANDストリングとその不揮発性記憶素子は、少なくとも部分的には、pウェル領域上に形成されている。ビットライン426にはVBLの電位が供給されるとともに、ソース供給ライン404にはVSOURCEの電位が供給される。同様に(ボディバイアス電圧などの)電圧も、端子402を介してpウェル領域492に印加することができ、および/または、端子403を介してnウェル領域494に印加することができる。
プログラム処理の間、制御ゲート電圧VPGMが、選択ワードライン(この例では、記憶素子414に関連するWL3)に供給される。さらに、記憶素子の制御ゲートは、ワードラインの一部として提供され得ることに留意されたい。例えば、WL0、WL1、WL2、WL3、WL4、WL5、WL6、及びWL7は、それぞれ、記憶素子408、410、412、414、416、418、420、及び422の制御ゲートを通じて延設し得る。一つの考えられるブースト方式では、パス電圧であるVPASSが、NANDストリング400に関連する残りのワードラインに印加される。幾つかのブースト方式では、異なるワードラインに異なるパス電圧を印加する。VSGSおよび VSGD が、選択ゲート406および424の各々に印加される。
図5に、ソースラインからビットラインへ電磁結合がもたらされるメモリ装置を示す。メモリ装置は、ビットライン部504とソースライン部502の間に伸びているNANDストリング500の例と、ビットライン部510とソースライン部508の間に伸びているNANDストリング506の例を備えている。追加のNANDストリングおよびビットラインを、図示されているワードライン方向に備えることもできる。ソースライン部の各々は、メタライズ層となりうる共通シャント部512に接続されている。共通シャント部512は、ジャンクション514を介してソースラインメタライズ層520に接続されている。ビットライン部504および510は、ビットラインメタライズ層に含まれうる付加ビットライン部516および518の各々に接続されている。付加ビットライン部516、518およびソースラインメタライズ層520の両方は、図示するように、お互いにビットライン方向に対して略平行となるように伸びている。そして、一つの可能な手法では、付加ビットライン部516および518およびソースラインメタライズ層520は、互いに隣接している。ビットライン部504および510、ソースライン部502および508は、シリコン基板と接続するように下方に広がっていてもよい。
この構造では、変化する電圧や電流がソースラインメタライズ層520にかかると、
ソースラインメタライズ層520から付加ビットライン部516および518への電磁結合が発生する。一般的に、ある導体部の電圧または電流が変化すると、他の近接する導体部に電圧または電流を発生させる電磁場をもたらす。このような電磁結合(容量性カップリングまたはRFカップリングとも呼ばれる)の強さは、0から1のカップリング率で定義することができる。カップリング率の0は0%のカップリングを意味し、1は100%のカップリングを意味する。電磁結合の強さは、電圧変化の大きさ、変化のレート、導体部間の距離、導体部のサイズ、方向、材料、および何らかの中間遮断素子の存在、などの要因に基づいている。例えば、2つの導体部が互いに垂直に伸びている場合よりも、2つの導体部がお互いに平行に伸びている場合の方が、より大きな結合が起こる。
図5の形状において、ビットライン部516および518の各々からビットライン部504および510へ、結合電圧が伝達される。メモリ装置の好適な制御により、プログラミング中に、NANDストリングのブーストチャネル領域およびNANDストリング500および506へ、電磁結合を起こさせることができる。異なるメモリ装置では異なる設計がされているが、一般的には、多少の磁気結合が存在しており、その磁気結合を本願の目的に利用することができる。
図6は、電力供給ラインから複数のビットラインへ電磁結合が与えられるメモリ装置を示している。ここで、複数のビットライン610は、複数の記憶素子600に関連している。さらに、電力供給ライン620は、複数のビットライン610の上方に、ビットライン610と交差して伸びている。電力供給ライン620は複数のビットライン610と接触していないが、複数のビットライン610に電磁結合を起こさせることができる程度に十分近づいていてもよい。さらに、各々のビットラインで同量の結合が起こされる。電力供給ライン620は、メモリ装置の何れの要素に対しても電力を供給することができる。
図7は、ボディバイアス供給ラインから複数のビットラインへ電磁結合が行われるメモリ装置を示している。ここで、ボディバイアス供給ライン720は、複数のビットライン610の上方に、ビットライン610と交差して伸びている。例えば、図4に関連して前述したように、ボディバイアス電圧は、メモリ装置のpウェルおよび/またはnウェルに供給されてもよい。これらのウェルは、複数の不揮発性記憶素子が形成されている基板のボディに存在している。この場合も同様に、ボディバイアス供給ライン720は複数のビットラインに垂直に伸びるように示されているが、他の形態を用いてもよい。通常、電磁結合を与える導体部は、複数のビットラインに結合するために、ビットライン部に対して平行、垂直または他の方向に伸びる形態とすることができる。
ソースライン、電力供給ラインまたはボディバイアス供給ラインの使用は、例として示したに過ぎない。メモリ装置の構造に応じて、電圧を伝達する他の導体部を用いることもできる。さらに、2つ以上の起点から、電磁結合を行うことが可能である。例えば、ソースラインおよび電力供給ラインの両方が、複数のビットラインに結合を行うことが可能である。さらに、複数のビットラインへの結合は、ビットラインに電気的に接続されている何れかの導体部へ結合することを含んでいることに留意されたい。ビットライン−ビットライン間の結合を避けるために、概して等しい結合が異なるビットラインに行われることも望ましい。しかし、等しくない結合が利点となる場合もあることから、上記の等しい結合は必須ではない。
図8は、プレチャージのためのNANDストリングおよび構成要素の構造を示す図である。電磁結合がどのようにビットラインの動作に影響を与えるかを理解するために、プレチャージ手順を説明する。プレチャージは大抵、非選択ビットライン(例えば、プログラムされる記憶素子に関連しないビットライン)に行われる。簡易化した例において、NANDストリング812は、ワードラインWL0、WL1、WL2およびWL3の各々と連動する4つの記憶素子を含んでいる。複数の記憶素子は、基板のpウェル領域と結合している。検出コンポーネント800に加えて、電圧VBLを有するビットライン810が記載されている。検出コンポーネント800は、検出中(例えば、検証または読み出し処理)およびプログラミング処理のプレチャージ段階中に使用される。検出コンポーネント800は、検出/プレチャージ部802、BLC(bit line control)トランジスタ804、およびBLS(bit line sense)トランジスタ806を備える。BLCトランジスタ804は、制御部808が検出/プレチャージ部802内のキャパシタのプレチャージを許可することに応じて導通状態とされる、低電圧トランジスタである。従って、検出/プレチャージ部802は、電圧源を提供すると考えることができる。検出/プレチャージ部802が一度プレチャージされると、ビットラインと電荷を共有するために、BLSトランジスタ806が導通状態とされる。NANDストリングのチャネルと電荷が共有されるように、ドレイン選択ゲート(SGD)トランジスタ814も導通状態とされる。その結果、チャネルの電圧がブーストされる。前述のように、このようなチャネルのブーストは、非選択のNANDストリングのプログラム外乱を小さくする。
しかしながら、一般的にプレチャージで用いることができる最大電圧は、供給電圧VDDである。より高い電圧を使用するには、検出コンポーネント800により高電圧のトランジスタが必要になる。高い電圧を使用することは、厚い酸化膜層や他の異なる部分の必要性のために、トランジスタが貴重なスペースを追加的に必要とするため、好ましくない。以下に述べるプレチャージを増強する技術は、これらの問題に対処するものである。
図9は、プログラミング中に、チャネルブーストを強化するために磁気結合を使用する場合の、電圧のタイムラインを示す図である。
NANDフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置は微細化が進んでいるため、2つの隣接するチャネル間の結合が強くなると、チャネルブーストがより困難になる傾向がある。さらに、ブーストの効率が低い場合には、不十分なチャネルブーストによってプログラム外乱が発生してしまうことを防止するために、非選択ワードラインにより高いVPASSが必要となる。しかしながら、高いVPASSは選択されたチャネルにVPASS外乱を発生させることがあるため、望ましくない。従って、より高いVPASSを用いずにブーストの効率を上げることが望ましい。
最新のメモリ装置は、動作を阻害することのある、フローティングゲートとフローティングゲートの著しい結合、および、フローティングゲートとチャネルの著しい結合に悩まされている。隣接する記憶素子のプログラミングが終了した後に、消去された記憶素子の閾値電圧(VTH)を0Vより下に維持するために、消去後の記憶素子VTHは非常に低く(例えば、−3V)しなければならない。深く消去された記憶素子は、通常は、ブースト効率を高めることができる。しかしながら、0Vがワードラインに印加されVDDが禁止ビットラインに印加される、いくつかのチャネルブーストプレチャージ方式では、消去された記憶素子のVTHがあるレベルに低下する場合には、ビットラインの電圧(VDD)が十分に高くないため、チャネルブーストの効果が飽和する。従って、チャネルブーストの効率を高めるための助けとして、深く消去された記憶素子の低VTHを十分に利用するために、強化されたビットラインプレチャージ方法を用いることが望ましい。
2ステップのプレチャージ方式が提案されている。この手法は、奇数番号が付けられたビットラインに関連する記憶素子が、偶数番号が付けられたビットラインに関連する記憶素子とは別にプログラムされるという、偶数−奇数構造に用いることができる。または、この手法は、ブロック内の全てのビットラインに関連する複数の記憶素子が一緒にプログラムされるという、全ビットライン(ABL)構造に用いることができる。図15を参照されたい。どちらの手法においても、プログラム対象に選択された記憶素子に関連する1本以上のビットラインは、選択ビットラインとみなされる。そうでなければ、複数のビットラインは非選択とみなされる。
図9のタイムラインは、図の下部に沿った時間軸に対応して配置されている、幾つかの波形を含んでいる。時間t0の前の初期では、検出/プレチャージ部802(図8)はVDD(例えば2.5V)のレベルまで充電されている。t1−t4の期間では、禁止ビットラインが駆動され、VDDへ充電される。具体的には、非選択ビットラインにおいて、SGDトランジスタの電圧を例えば0VからVSGへ上昇させる(波形900)とともに、BLSトランジスタの電圧を例えば0VからVREADHと呼ばれる正のレベルへ上昇させる(波形920)。これは、SGDトランジスタおよびBLSトランジスタを導通させ、非選択ビットラインとの電荷共有(波形925)および関連するチャネル領域との電荷共有(波形930)を許可するためである。このようにして、非選択ビットラインの電圧もまたVDDへ上昇させる。以下に述べるように、非選択ビットライン電圧をVDD+ΔVへ上昇させる場合には、SGDトランジスタを導通状態に維持するために、VSGもまた十分に高く維持しなければならないことに留意されたい。非選択ビットライン電圧を結合により上昇させる場合には、t1からt20までVSGを同じレベルで供給すること、または、t4−t8の間にVSGを一時的に上昇させることが可能である。選択ビットライン(波形935)および関連するチャネル(波形940)は、t1−t4の間は充電されない。さらに、非選択ワードラインおよび選択ワードラインの電圧(波形905および910の各々)と同様に、VSOURCE(波形915)は0Vのままとされる。VSOURCEは、ソースライン電圧が結合に用いられるという仮定での一例として記載されていることに留意されたい。しかしながら、ビットラインへの磁気結合に他の導体部を用いる他のケースでは、波形915はそれぞれの場合に対応する電圧を表すことになる。
t4からt8の時間では、ビットラインはフロートすることが許容され、例えば、ビットラインが特定の0または0以外の電圧で駆動されることがない。すなわち、ビットラインの電圧は、設定値に維持されることなく、フロートすることが許可される。一実施例では、奇数−偶数による手法か全ビットラインによる手法かによらず、全てのビットラインをフロートさせることを許可する形態を含んでいる。幾つかのビットラインがフロートし他のビットラインがフロートしない場合には、ビットラインとビットラインの結合が発生することがあることに留意されたい。さらに、ビットラインとビットラインの結合は、ソースラインとビットラインの結合よりも支配的になる可能性がある。加えて、t4において、VSOURCEが0Vから例えば1.5Vへ上昇し、これによりフローティングしているビットラインへの磁気結合が発生する。ビットラインがフローテイングしているため、VSOURCEの変化およびソースラインのビットラインへのカップリング率CRに基づいて、ビットラインの電圧が上昇する。ビットライン電圧の上昇、および、チャネル電圧の対応する上昇は、次式で表すことができる:ΔV=f(ΔVSOURCE)×CR。ここでfは、VSOURCEの変化の関数である(例えば、ΔVSOURCE)。あるシナリオの一例としては、ΔVSOURCE=1.5VのときにΔV=1Vは、カップリング率2/3または0.67を意味している。従って、かなりの量の追加のブーストが達成できるという利点を得る。
電圧駆動回路の能力に依存して、t4において、VSOURCEは0Vから2.0Vなどの高い値へ上昇させることができる。そして、t8の後に、1.5Vなどの他の値へ低下させる。これにより、プログラミング中にVSOURCEを不必要に高い値に維持する必要性なく、より高いレベルの結合がもたらされる。
波形915から波形925へ伸びている矢印は、VSOURCEの上昇がどのようにして非選択ビットラインに結合するかを示している。波形925から波形930へ伸びている矢印は、非選択ビットラインの上昇が、どのようにして非選択ビットラインに関連するチャネルに伝達されるかを示している。同様に、波形915から波形935へ伸びている矢印は、VSOURCEの上昇がどのようにして選択ビットラインに結合するかを示している。そして、波形935から波形940へ伸びている矢印は、選択ビットラインの上昇が、どのようにして選択ビットラインに関連するチャネルに伝達されるかを示している。
非選択ビットラインおよび選択ビットラインの両方のチャネルは、異なる値から開始していても(非選択ビットラインはVDDから開始し、選択ビットラインは0Vから開始している)、ΔVだけ上昇していることに留意されたい。同様に、異なる値から開始しても、非選択ビットラインの電圧および選択ビットラインの電圧はともに結合する。従って、t4からt8の間で、ビットラインはもはや駆動されず、むしろフロートが許可される。そして、ソース(VSOURCE)や(電力供給ラインやボディバイアス供給ラインなどの)他の導体部から、ビットライン電圧を上昇させるようにビットラインへ結合する電圧を利用することができる。選択ビットラインに関連するチャネル電圧の上昇は、プログラミングを阻害しないように選択ビットラインを0Vに駆動することによって、t8の後において除去される。
その後、t8とt23の間に、ビットラインは再度駆動され、従ってもはやフロートが許可されなくなる。VPASSおよびプログラム電圧VPGMもまた選択ワードラインに印加される。また、パス電圧が非選択ワードラインに印加される。一つの手法では、ビットラインはフロートされる前と同じ値で駆動される。例えば、選択ビットラインは0Vで駆動され(波形935)、非選択ビットラインはVDDで駆動される(波形925)。選択ビットラインは、粗/密プログラミング処理の密モード中のように、プログラミングの速度を低下させるために、正の値で駆動することも可能であることに留意されたい。ビットラインを検出コンポーネントの電圧に電気的に接続するために、BLSトランジスタがt8において導通とされ(波形920)、選択ビットラインおよび非選択ビットラインが駆動される。t8からt10の間に、VPASSがワードラインに印加され(波形905および910)、非選択ビットラインのチャネルに対する追加のチャネルブーストが発生する(波形930)。t10からt15の間に、VPGMが選択ワードラインに印加され(波形910)、非選択ビットラインのチャネルに対するさらなるチャネルブーストが発生する(波形930)。
上述したブースト方式の実施では、VPASSが上昇する前に、VSOURCEが1.5Vまで上昇される。全てのビットラインがフロートしている場合には、VSOURCEからビットラインに約1Vの結合がおこることがある。結果として、禁止ビットラインのプレチャージにVDD(例えば2.5V)を用いる代わりに、VDD+1V(例えば、3.5V)を用いることが可能となる。これにより、深く消去された記憶素子のプレチャージを強化すること、およびブースト強さを高めることができる。
さらに、NANDストリングのソース側選択ゲートを閉じるために、VSOURCEは通常はプログラミング中に上昇される。よって、電磁結合によって本質的に得られる追加のチャネルブーストは、手間をかけることなく達成されることに留意されたい。一時的にビットラインにフロートを許可するように制御部を構成するには、例えば、ビットラインを駆動する電圧源からビットラインを電気的に切り離すことのみを行うだけでよい。一つの実施例では、t4とt8の間で、BLSトランジスタを非導通状態にするためにBLSトランジスタ電圧を低下させることで、ビットラインを電圧源から電気的に切断することが行われる。
図10は、チャネルブーストが強化されたプログラミング処理を示している。ステップ1000は、プログラミング処理の開始ステップを備えている。ステップは、別々に実行される必要はない点に留意されたい。ステップ1005は、ドレイン選択ゲートを導通させるステップを備えている。ステップ1010は、一つの方法の例として、非選択ビットラインをVDDで駆動し、選択ビットラインを0Vで駆動するために、ビットラインを検出/プレチャージモジュール電圧に接続するステップを備えている。ステップ1015では、非選択ビットラインのチャネルがVDDへブーストされる。ステップ1020は、ビットラインをフロートさせるために、ビットラインを検出/プレチャージモジュール電圧から切断するステップを備えている。ステップ1025は、ビットラインにΔVの大きさの磁気結合を供給するために、例えばソース電圧や、他の導体部の電圧を上昇させるステップを備えている。ステップ1030では、選択ビットラインのチャネルがΔVへブーストされ、非選択ビットラインのチャネルがVDD+ΔVへさらにブーストされる。ステップ1035は、非選択ビットラインをVDDで再び駆動し、選択ビットラインを0Vで再び駆動するために、ビットラインを検出/プレチャージモジュール電圧に再接続するステップを備えている。
ステップ1040は、非選択ワードラインにパス電圧を印加するステップを備えている。ステップ1045は、選択ワードラインにプログラム電圧を印加するステップを備えている。ステップ1050は、例えば非選択ワードラインをVDDまたは0Vで駆動することなどにより、パス電圧を除去するステップを備えている。そしてステップ1055は、例えば選択ワードラインを0Vで駆動することなどにより、プログラム電圧を除去するステップを備えている。ステップ1060は、ビットラインを0Vで駆動するステップを備えている。ステップ1065は、ドレイン選択ゲートを非導通とするステップを備えている。その後に、ステップ1070において、選択記憶素子が目的のプログラミングレベルまたはデータ状態に到達しているか否かを判定するために、検証処理が実行される。判断ステップ1075においてプログラムが完了している場合(例えば、全ての選択記憶素子が目的のプログラミングレベルまたはデータ状態に到達している場合)には、ステップ1080においてプログラミングが終了する。判断ステップ1075においてプログラムが完了していない場合には、別のプログラミング処理の実行が、ステップ1005で開始される。
図11は、図1および2に示したようなNAND記憶素子のアレイ1100の一例を示している。各列に沿って、ビットライン1106はNANDストリング1150のドレイン選択ゲートのドレイン端子1126に接続している。NANDストリングの各行に沿って、ソースライン1104はNANDストリングのソース選択ゲートのすべてのソース端子1128に接続できる。メモリシステムの一部としてのNANDアーキテクチャアレイ及びその動作の一例は、米国特許第5,570,315号、第5,774,397号、及び第6,046,935号に記載されている。
記憶素子のアレイは、記憶素子の多数のブロックに分割される。フラッシュEEPROMシステムでは一般的なように、ブロックは消去の単位である。つまり、各ブロックは、共に消去される最小数の記憶素子を有する。各ブロックは、一般に複数のページに分割される。ページはプログラミングの単位である。一実施形態では、個々のページはセグメントに分割され、セグメントは基本プログラミング動作として一度に書き込まれる最小数の記憶素子を有することができる。一般に、記憶素子の1行に1ページ以上のデータを記憶する。1ページは1つ以上のセクタを記憶できる。1つのセクタは、ユーザデータとオーバヘッドデータを有する。オーバヘッドデータは一般に、そのセクタのユーザデータから計算された誤り訂正符号(ECC)を有する。制御部(後述)の一部は、データがアレイ内に書き込まれるときにECCを計算し、さらにデータがアレイから読み出されるときにそれをチェックする。また、ECC及び/又は他のオーバヘッドデータは、それらが関連するユーザデータ以外の異なるページもしくは異なるブロックにさえ記憶される。
ユーザデータのセクタは一般に512バイトであり、磁気ディスクドライブ内のセクタのサイズに対応する。オーバヘッドデータは一般に、追加の16〜20バイトである。多数のページがブロックを構成し、それは8ページから、例えば最大32、64,128またはそれ以上のページのいずれであってもよい。いくつかの実施形態では、NANDストリングの列はブロックを含む。
一実施形態では、メモリ記憶素子は、十分な期間に亘ってp−ウェルが消去電圧(例えば14−22V)に上昇され、ソースラインとビットラインがフローティングしている間に、選択されたブロックのワードラインを接地させることによって消去される。容量結合のために、未選択ワードライン、ビットライン、選択ライン、及び、c−ソースも消去電圧のかなりの部分まで引き上げられる。従って、強力な電界が選択された記憶素子のトンネル酸化物層に印加され、ファウラ−ノルドハイムトンネルメカニズムによってフローティングゲートの電子が基板側に放出されるにつれて選択された記憶素子のデータが消去される。電子がフローティングゲートからp−ウェル領域に移されるのにしたがって、選択された記憶素子の閾値電圧は引き下げられる。消去はメモリアレイ全体、別々のブロック、又は、他の記憶素子の単位で実行できる。
図12は、単一の行/列デコーダ及び読み出し/書き込み回路を使用する不揮発性メモリシステムのブロック図である。図は、本発明の一実施形態に従って記憶素子のページを同時に読み取り、プログラミングするための読み出し/書き込み回路を有するメモリ素子1296を示す。メモリ装置1296は、1つ以上のメモリダイ1298を有する。メモリダイ1298は、2次元のアレイの記憶素子1100、制御回路1210、及び、読み出し/書き込み回路1265を有する。いくつかの実施形態では、記憶素子のアレイは3次元であり得る。メモリアレイ1100は行デコーダ1230を介してワードラインによって、及び、列デコーダ1260を介してビットラインによってアドレスできる。読み出し/書き込み回路1265は複数の検出ブロック1200を有しており、1ページの記憶素子を並列に読み出し又はプログラミングすることができる。一般に、制御部1250は、1つ以上のメモリダイ1298のように同じメモリ装置1296(例えば、取り外し可能なストレージカード)内に含まれる。コマンド及びデータは、ライン1220を介してホストと制御部1250の間、及び、ライン1218を介して制御部と1つ以上のメモリダイ1298の間で送られる。
制御回路1210は、読み出し/書き込み回路1265と協調して、メモリアレイ1100上でメモリ動作を実行する。制御回路1210は、ステートマシン1212、オンチップアドレスデコーダ部1214、及び、電力制御モジュール1216を有している。ステートマシン1212は、プレチャージの制御を含む、メモリ動作のチップレベル制御を提供する。オンチップアドレスデコーダ1214は、ホスト又はメモリ制御部によって用いられるとともに、デコーダ1230及び1260によって用いられるハードウェアアドレスの間のアドレスインタフェースを提供する。電力制御モジュール1216は、メモリ動作中、ワードライン及びビットラインに供給される電力及び電圧を制御する。
いくつかの実装形態では、図12の構成要素のいくつかを結合することができる。多様な設計では、記憶素子アレイ1100以外の構成要素の1つまたは複数を(単独でまたは組み合わせて)1つの管理回路と見なすことができる。例えば、一つ以上の管理回路は、制御回路1210、ステートマシン1212、デコーダ1214/1260、電力制御1216、検出ブロック1200、読み出し/書き込み回路1265、制御部1250等の内の1つ、または組み合わせを有してよい。
図13は、二重行/列デコーダ及び読み出し/書き込み回路を使用する不揮発性メモリシステムのブロック図である。ここでは、図12に図示されるメモリ素子1296の別の配列が示される。多様な周辺回路によるメモリアレイ1100に対するアクセスは、アレイの両側で対称様式に実現され、その結果各側のアクセスラインと回路網の密度は半分に低減される。従って、行デコーダは行デコーダ1230Aと1230Bに分割され、列デコーダは列デコーダ1260Aと1260Bに分割されている。同様に、読み出し/書き込み回路は、アレイ1100の底部からビットラインに接続する読み出し/書き込み回路1265Aと、アレイ1100の上部からビットラインに接続する読み出し/書き込み回路1265Bに分割されている。この方法により、読み出し/書き込みモジュールの密度は本質的に二分の一に低減される。図13の装置は、図12の装置で上述したような制御部を有することもできる。
図14は、検出ブロックの一実施形態を示すブロック図である。個々の検出ブロック1200は、検出モジュール1280と呼ばれるコア部と共通部1290とに分割される。一実施形態では、各ビットラインの別個の検出モジュール1280と、複数の検出モジュール1280の集合の1つの共通部1290があってもよい。一例では、検出ブロックは、1つの共通部1290と8つの検出モジュール1280を有することができる。グループ内の各検出モジュールは、データバス1272を介して関連する共通部と通信できる。さらなる詳細としては、米国特許出願公開第2006/0140007号、「Non-Volatile Memory & Method with Shared Processing for an Aggregate on Sense Amplifiers」、公開日2006年6月29日を参照する。その全体は参照することにより本明細書に組み込まれる。
検出モジュール1280は検出回路1270を有しており、検出回路1270は接続されたビットライン内の伝導電流が所定の閾値レベルより高いか低いかを判定する。検出モジュール1280はさらにビットラインラッチ1282を有しており、ビットラインラッチ1282は接続されたビットライン上の電圧条件を設定するために用いられる。例えば、ビットラインラッチ1282内にラッチされる所定の状態によって、接続されたビットラインはプログラム禁止を指定する状態(例えば、1.5−3V)に設定する。
共通部1290は、プロセッサ1292、1セットのデータラッチ1294、及び1セットのデータラッチ1294とデータバス1220の間を接続するI/Oインタフェース1296を有する。プロセッサ1292は計算を実行する。例えば、その機能の1つは、検出された記憶素子内に記憶されているデータを判定し、判定したデータを1セットのデータラッチ内に記憶することである。1セットのデータラッチ1294は、読み出し動作中に、プロセッサ1292によって判定されたデータビットを記憶するために用いられる。それは、プログラム動作中に、データバス1220から取り込まれたデータビットを記憶するためにも用いられる。取り込まれたデータビットは、メモリ内にプログラムされる予定の書き込みデータを表す。I/Oインタフェース1296は、データラッチ1294とデータバス1220の間のインタフェースを提供する。
読み出し又は検出中には、システムの動作はステートマシン1212の制御下にあり、ステートマシン1212はアドレスされた記憶素子への異なる制御ゲート電圧の供給を制御する。メモリによってサポートされた様々なメモリ状態に対応する様々な既定制御ゲート電圧のステップを進む際に、検出モジュール1280はこれらの電圧の1つに移動し、バス1272を介して検出モジュール1280からプロセッサ1292に出力が提供される。その時点で、プロセッサ1292は、検出モジュールの移動イベントと、ステートマシンから入力ライン1293を介して印加された制御ゲート電圧についての情報を考慮することによって得られたメモリ状態を決定する。それから、メモリ状態に対するバイナリ符号化を計算し、得られたデータビットをデータラッチ1294に記憶する。コア部の別の実施形態では、ビットラインラッチ1282は、検出モジュール1280の出力をラッチするラッチ、及び、上記のようなビットラインラッチの両方の機能を兼ねる。
当然のことながら、いくつかの実装形態では複数のプロセッサ1292を有することができる。一実施形態では、各プロセッサ1292は出力ライン(図示せず)を有し、各出力ラインは共にワイヤードOR接続される。いくつかの実施形態では、出力ラインは、ワイヤードORラインに接続する前に反転される。ワイヤードORを受け取るステートマシンはプログラムされる全てのビットがいつ所望のレベルに到達するかを決定できる。したがって、この構成はプログラミング処理がいつ完了するかについてのプログラム検証処理中の迅速な決定を可能にする。例えば、各ビットがその所望のレベルに到達すると、そのビット用の論理0がワイヤードORラインに送られる(又はデータ1を反転させる)。全てのビットがデータ0を出力する(又はデータ1を反転させる)と、ステートマシンはプログラミング処理を終了することを認識する。各プロセッサが8つの検出モジュールと通信するので、ステートマシンはワイヤードORラインを8回読み出す必要があるか、あるいは関連するビットラインの結果を蓄積するために論理がプロセッサ1292に追加され、ステートマシンがワイヤードORラインを一度だけ読み出せば良いようにする。同様に、論理レベルを正しく選ぶことにより、グローバルステートマシンは、第1のビットがいつその状態を変更し、相応してアルゴリズムを変更するのかを検知できる。
プログラム又は検証中に、プログラムされるデータはデータバス1220から1組のデータラッチ1294内に記憶される。ステートマシンの制御下の書き込み動作は、アドレス指定される記憶素子の制御ゲートに印加される一連のプログラム電圧パルスを有する。各プログラムパルスに続いてリードバック(検証)が実行され、記憶素子が所望のメモリ状態にプログラムされたかどうかを判定する。プロセッサ1292は、所望のメモリ状態に対するリードバックメモリ状態を監視する。その2つが一致する場合、プロセッサ1292はビットラインラッチ1282を設定し、プログラム禁止を指定する状態にビットラインを設定する。これにより、たとえプログラムパルスがその制御ゲートに現れても、ビットラインに接続した記憶素子がさらにプログラムされないようにする。他の実施形態では、プロセッサが最初にビットラインラッチ1282をロードし、検出回路が検証処理中に禁止値にそれを設定する。
データラッチスタック1294は、検出モジュールに対応するデータラッチのスタックを有する。一実施形態では、検出モジュール1280毎に3つのデータラッチが存在する。いくつかの実装形態では、(必須ではないが)データラッチはシフトレジスタとして実装され、内部に記憶されたパラレルデータをデータバス1220のシリアルデータに変換したり、その逆を行ったりする。好適な実施形態では、m個の記憶素子の読み出し/書き込みブロックに対応する全てのデータラッチを共にリンクさせてブロックシフトレジスタを形成し、シリアル転送によってデータのブロックを入力または出力できるようにする。特に、読み出し/書き込みモジュールのバンクを調整し、その組のデータラッチが読み出し/書き込みブロックの全体のシフトレジスタの一部であっても、その組のデータラッチのそれぞれが順にデータバスの内外にデータをシフトできるようにする。
不揮発性記憶装置の多様な実施形態の構造及び/または動作についての追加情報は、(1)米国特許第7,196,931号、2007年3月27日発行、「Non-Volatile Memory And Method With Reduced Source Line Bias Errors」、(2)米国特許第7,023,736号、2006年4月4日発行、「Non-Volatile Memory And Method with Improved Sensing」、(3)米国特許第7,046,568号、2006年5月16日発行、「Memory Sensing Circuit And Method For Low Voltage Operation」、(4)米国特許第7,196,928号、2007年3月27日発行、「Compensating for Coupling During Read Operations of Non-Volatile Memory」、及び、(5)米国特許第7,327,619号、2008年2月5日発行、「Reference Sense Amplifier For Non-Volatile Memory」に記載されている。直前に示した特許文書の5つの全ては、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。
図15は、全ビットラインメモリアーキテクチャのために、又は、奇数−偶数メモリアーキテクチャのために、メモリアレイをブロックに編成する例を示す。メモリアレイ1100の例示的な構造が説明される。一例として、1,024個のブロックに分割されるNANDフラッシュEEPROMが説明されている。各ブロックに記憶されるデータは同時に消去できる。一実施形態では、ブロックは、同時に消去される記憶素子の最小単位である。この例では、各ブロックに、ビットラインBL0、BL1、・・・BL8511に対応する8,512の列が存在する。全ビットライン(ABL)アーキテクチャ(アーキテクチャ1510)と呼ばれる一実施形態では、ブロックの全ビットラインは、読み出し動作及びプログラミング動作中に同時に選択される。共通のワードラインに沿っており、任意のビットラインに接続される記憶素子は、同時にプログラミングされる。
示される例では、NANDストリングを形成するために、4つ記憶素子が直列に接続されている。各々のNANDストリングに含まれる素子として4つの記憶素子が示されているが、4つより多くの、または、4つより少ない記憶素子も使用可能である(例えば、16,32,64または他の数)。NANDストリングの1つの端子は、(選択ゲートドレインラインSGDに接続される)ドレイン選択ゲートを介して対応するビットラインに接続され、別の端子が(選択ゲートソースラインSGSに接続される)ソース選択ゲートを介してc−ソースに接続される。
奇数−偶数アーキテクチャ(アーキテクチャ1500)と呼ばれる他の実施形態では、ビットラインは偶数ビットライン(BLe)と奇数ビットライン(BLo)に分割される。奇数−偶数アーキテクチャでは、共通ワードラインに沿っており、奇数ビットラインに接続されている記憶素子群は同時にプログラミングされ、共通ワードラインに沿っており、偶数ビットラインに接続されている記憶素子群は別のタイミングで同時にプログラミングされる。この例では、各ブロックに、偶数列と奇数列に分割される8,512の列がある。この例では、NANDストリングを形成するために、直列に接続された4つ記憶素子が記載されている。各々のNANDストリングに含まれる素子として4つの記憶素子が示されているが、4つより多くのまたは4つより少ない記憶素子も使用可能である。
読み出し動作及びプログラミング動作の1つの構成の間に、4,256個の記憶素子が同時に選択される。選択された記憶素子は、同じワードラインと同じ種類のビットライン(例えば、偶数又は奇数)を有する。従って、1論理ページを形成する532バイトのデータを同時に読み出し、あるいは、プログラミングすることが可能であり、1ブロックのメモリが少なくとも8論理ページ(それぞれ奇数ページと偶数ページがある4ワードライン)を記憶できる。4個のマルチステート記憶素子の場合、各記憶素子が2ビットのデータを記憶し、これらの2ビットのそれぞれが別のページに記憶されると、1ブロックは16の論理ページを記憶する。他のサイズのブロック及びページを使用することも可能である。
ABLアーキテクチャ又は奇数−偶数アーキテクチャの何れかの場合は、p−ウェルを消去電圧(例えば20V)に上昇させ、選択されたブロックのワードラインを接地することによって、記憶素子を消去できる。ソースライン及びビットラインはフローティングされる。消去は、メモリアレイ全体、別々のブロック、又はメモリ素子の一部である記憶素子の別の単位で実行できる。電子は、記憶素子のフローティングゲートからp−ウェル領域に移され、記憶素子のVTHが負となる。
読み出し動作及び検証動作では、選択ゲート(SGDとSGS)が2.5〜4.5Vの範囲の電圧に接続され、未選択ワードライン(例えば、WL2が選択されたワードラインであるときにWL0、WL1、及び、WL3)は読み出しパス電圧VREAD(通常、4.5〜6Vの範囲の電圧)に上昇され、トランジスタをパスゲートとして動作させる。選択されたワードラインWL2は所定の電圧に接続され、その電圧のレベルは、関係する記憶素子のVTHがこのようなレベルを超えているのか、あるいは、下回っているのかを決定するために、読み出し動作及び検証動作ごとに指定される。例えば、2レベルの記憶素子のための読み出し動作では、選択されたワードラインWL2が接地されて、VTHが0Vより高いか否かが検出される。2レベル記憶素子の検証動作では、選択されたワードラインWL2が例えば0.8Vに接続されて、VTHが少なくとも0.8Vに到達したか否かが検証される。ソース及びp−ウェルは0Vにある。偶数ビットライン(BLe)であると仮定される選択されたビットラインは、例えば0.7Vのレベルに事前に充電(プレチャージ)される。VTHがワードライン上の読み出しレベル又は検証レベルより高い場合は、対象の記憶素子と関連するビットライン(BLe)の電位レベルは、非導電性記憶素子のために高いレベルに維持される。他方、VTHが読み出しレベル又は検証レベルより低い場合は、導電性記憶素子がビットラインを放電するために、対象のビットライン(BLe)の電位レベルは、例えば0.5V未満等の低いレベルに減少する。これによって、記憶素子の状態が、ビットラインに接続される電圧比較検出アンプによって検出される。
前述される消去動作、読み出し動作、及び、検証動作は、従来の既知の技法に従って実行される。従って、説明されている詳細の多くは、当業者によって変えられることがある。従来既知の他の消去技法、読み出し技法、及び検証技法も使用できる。
図16に、閾値電圧区分のセットおよび1パスプログラミングの一例を示す。記憶素子アレイの例示のVTH区分は、各記憶素子が2ビットのデータを記憶するケースに対して提供されている。第1の閾値電圧区分Eは、消去された記憶素子に対して提供される。プログラミングされた記憶素子の3つの閾値電圧区分、A、B及びCも示されている。一実施形態では、E区分の閾値電圧は負であり、A区分、B区分及びC区分の閾値電圧は正である。
それぞれの閾値電圧範囲は、データビットのセットの所定値に対応する。記憶素子にプログラミングされたデータと記憶素子の閾値電圧レベルの特殊な関係は、記憶素子のために採用されるデータ符号化方式に依存する。例えば、両方ともその全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2007年6月26日に公開された米国特許第6,222,762号及び米国特許第7,237,074号は、マルチ状態フラッシュメモリ素子の多様なデータ符号化方式を説明する。一実施形態では、フローティングゲートの閾値電圧が誤ってその近傍の物理状態にシフトした場合に1ビットだけが影響を受けるように、データ値がグレーコード割り当てを使用して閾値電圧範囲に割り当てられる。一例は、閾値電圧範囲E(状態E)に「11」を、閾値電圧範囲A(状態A)に「10」を、閾値電圧範囲B(状態B)に「00」を、及び閾値電圧範囲C(状態C)に「01」を割り当てる。しかしながら、他の実施形態では、グレーコードは使用されない。4つの状態が示されているが、本発明は、4つの状態より多い、又は、少ない構造を含む他のマルチステート構造に使用することもできる。
読み出し参照電圧Vra、Vrb、及び、Vrcは、記憶素子からデータを読み出すために提供される。既定の記憶素子の閾値電圧がVra、Vrb及びVrcを上回っているのか、あるいは下回っているのかをテストすることによって、システムは、記憶素子が存在する状態、即ち、プログラム状態を判定することができる。
さらに、3つの検証参照電圧Vva、Vvb、及び、Vvcが提供される。記憶素子を状態Aにプログラミングするとき、システムは、それらの記憶素子がVva以上の閾値電圧を有するかどうかをテストする。記憶素子を状態Bにプログラミングするとき、システムは、記憶素子がVvb以上の閾値電圧を有するかどうかをテストする。記憶素子を状態Cにプログラミングするとき、システムは、記憶素子がVvc以上の閾値電圧を有するかどうかをテストする。
フルシーケンスプログラミングとして知られている一実施形態においては、記憶素子は、消去状態Eからプログラミンされた状態A、B又はCの何れかに直接的にプログラミングされる。例えば、まず、プログラミングされる記憶素子の集合中の全ての記憶素子が消去状態Eとなるように、集合が消去される場合がある。次に、図20の制御ゲート電圧シーケンスで示されるような一連のプログラムパルスが、記憶素子を状態A、B又はCに直接的にプログラミングするために使用される。いくつかの記憶素子は状態Eから状態Aにプログラムされ、他の記憶素子は状態Eから状態Bに、及び/又は、状態Eから状態Cにプログラミングされる。WLn上で状態Eから状態Cにプログラミングするときは、WLn下のフローティングゲートでの電荷量の変化が、状態Eを状態Aにあるいは状態Eを状態Bにプログラミングするときの電荷の変化に比較して極めて大きいため、WLn−1下の隣接フローティングゲートへの寄生結合の量は最大限となる。状態Eから状態Bにプログラミングするときは、隣接フローティングゲートへの結合の量はより少なくなる。状態Eから状態Aにプログラミングするときは、結合の量はさらに少なくなる。
図17は、2つの異なるページ(下位ページと上位ページ)に対してデータを記憶するマルチステート記憶素子にプログラムする2パス技術の一例を示している。状態E(11)、状態A(10)、状態B(00)及び状態C(01)の4つの状態が示されている。状態Eの場合、両方のページが「1」を記憶する。状態Aの場合、下位ページが「0」を記憶し、上位ページが「1」を記憶する。状態Bの場合、両方のページが「0」を記憶する。状態Cの場合、下位ページが「1」を記憶し、上位ページが「0」を記憶する。なお、各状態に対して特定のビットパターンが割り当てられているが、異なるビットパターンを割り当てることも可能であることに注意する。
第1プログラミングパスでは、記憶素子の閾値電圧レベルは下位の論理ページにプログラムされるビットに従って設定される。そのビットが論理「1」であれば、以前に消去された結果として適切な状態にあるので閾値電圧は変更されない。しかし、プログラムされるビットが論理「0」であれば、矢印1700で示したように、記憶素子の閾値レベルは状態Aになるように増大される。これによって、第1プログラミングパスを終了する。
第2プログラミングパスでは、記憶素子の閾値電圧レベルは上位論理ページ内にプログラムされるビットに従って設定される。上位論理ページビットが論理「1」を記憶する場合、記憶素子は下位ページビットのプログラミングに依存する状態E又はAの一方であり、どちらも上位ページビットは「1」を保持するのでプログラミングは生じない。上位ページビットが論理「0」となる場合、閾値電圧はシフトされる。第1パスによって記憶素子が消去状態Eに留まっていれば第2段階で記憶素子をプログラムし、矢印1720で示したように閾値電圧が状態C内になるように増大させる。第1プログラミングパスの結果として記憶素子が状態A内にプログラムされれば、記憶素子はさらに第2パスでプログラムされ、矢印1710で示したように閾値電圧が状態B内になるように増大させる。第2パスの結果は、下位ページ用のデータを変更することなく、上位ページの論理「0」を記憶するように指定した状態に記憶素子をプログラムすることである。図16および17の両方において、隣接するワードライン上でフローティングゲートへの結合量は最終状態に依存する。
一実施形態では、全ページを充填するのに十分なデータを書き込まれた場合、システムは全シーケンス書き込みを実行するように設定される。十分ではないデータが全ページに書き込まれた場合、プログラミング処理は受け取ったデータを用いて下位ページプログラミングを実行できる。次のデータを受け取ったときは、システムは上位ページをプログラミングする。さらに別の実施形態では、システムは下位ページをプログラムするモードで書き込みを開始し、ワードラインの記憶素子の全体(又は大部分)を充填するために次の十分なデータを受け取った場合、全シーケンスプログラミングモードに変換する。このような実施形態のさらなる詳細は、米国特許第7,120,051号、「Pipelined Programming of Non-Volatile Memories Using Early Data」、発行日2006年10月10日に開示されている。その全体は参照することによって本明細書に組み込まれる。
図18a〜cは、前のページの隣接記憶素子に書き込んだ後で、特定のページに対してその特定の記憶素子を書き込むことによって、その特定の記憶素子に対するフローティングゲート間結合の影響を低減する不揮発性メモリをプログラムする別の方法を開示している。実装形態の一例では、不揮発性記憶素子は、4つのデータ状態を用いて記憶素子毎に2ビットのデータを記憶する。例えば、状態Eが消去状態であり、状態A、B及びCがプログラムされた状態であると仮定する。状態Eはデータ11を記憶している。状態Aはデータ01を記憶している。状態Bはデータ10を記憶している。状態Cはデータ00を記憶している。両方のビットは隣接する状態A及びBの間で変化するので、これは非グレイ符号化の一例である。データの物理的データ状態への他の符号化を用いることもできる。各記憶素子は2ページ分のデータを記憶する。参照のために、これらのページのデータは上位ページ及び下位ページと呼ばれるが、他のラベルを与えることもできる。状態Aを参照すると、上位ページはビット0を記憶し、下位ページはビット1を記憶している。状態Bを参照すると、上位ページはビット1を記憶し、下位ページはビット0を記憶している。状態Cを参照すると、両方のページがビットデータ0を記憶している。
プログラミング処理は、2つのステップの処理である。第1ステップでは、下位ページをプログラムする。下位ページがデータ1のままである場合、記憶素子状態は状態Eに留まる。データが0にプログラムされる場合、記憶素子の閾値電圧は上昇し、記憶素子は状態B’にプログラムされる。従って、図18aは、状態Eから状態B’への記憶素子のプログラミングを示している。状態B’は中間状態Bであり、従って、検証点はVvb’として示され、Vvbより低い。
一実施形態では、状態Eから状態B’に記憶素子をプログラムした後、NANDストリング内の隣接記憶素子(WLn+1)をその下位ページに対してプログラムする。例えば、図2を見直すと、記憶素子106用の下位ページをプログラムした後、記憶素子104の下位ページをプログラムする。記憶素子104をプログラムした後、記憶素子104が状態Eから状態B’に上昇した閾値電圧を有していた場合、フローティングゲート間結合の影響は記憶素子106の見かけの閾値電圧を上昇させる。これは、図18bの閾値電圧区分1850に示したように状態B’の閾値電圧区分を拡大する影響を有する。閾値電圧区分のこの見かけの拡大は、上位ページをプログラムする際に修正される。
図18cは、上位ページをプログラムする工程を示している。記憶素子が消去状態Eであって上位ページが1に留まる場合、記憶素子は状態Eに留まる。記憶素子が状態Eであり、その上位ページデータが0にプログラムされる場合、記憶素子の閾値電圧は上昇し、記憶素子は状態Aになる。記憶素子が中間の閾値電圧区分1850であって上位ページデータが1に留まる場合、記憶素子は最終状態Bにプログラムされる。記憶素子が中間の閾値電圧区分1850であって上位ページデータがデータ0になる場合、記憶素子の閾値電圧は上昇し、記憶素子は状態Cになる。隣接記憶素子の上位ページプログラミングだけが所定の記憶素子の見かけの閾値電圧に影響を与えるので、図18a〜cで示した工程はフローティングゲート間結合影響を低減する。別の状態符号化の一例は、上位ページデータが1であるとき区分1850から状態Cに移動することであり、上位ページデータが0であるとき状態Bに移動することである。
図18a〜cは4つのデータ状態と2つのページデータに対する一例を提供するが、開示された概念は4つの状態より多い、又は少ない状態、及び2つのページとは異なるページを備えた他の実装形態に適用することもできる。
図19は、不揮発性メモリをプログラミングする方法の一実施形態を示すフローチャートである。一実装形態では、記憶素子はプログラミングの前に(ブロック単位または他の単位で)消去される。ステップ1900では、「データロード」コマンドが制御部によって発行され、入力が制御回路1210によって受信される。ステップ1905では、ページアドレスを指定するアドレスデータが制御部またはホストからデコーダ1214に入力される。ステップ1910では、アドレス指定されたページのプログラムデータの1ページが、プログラミング用のデータバッファに入力される。そのデータは、ラッチの適切なセットにラッチされる。ステップ1915では、「プログラム」コマンドが、制御部によって状態マシン1212に発行される。
「プログラム」コマンドによってトリガされることで、ステップ1910でラッチされたデータは、適切な選択ワードラインに印加される図20のパルス列2000のステップ状のプログラムパルスを用いてステートマシン1212によって制御される選択された記憶素子にプログラミングされる。ステップ1920では、プログラム電圧VPGMが開始パルス(例えば、12Vまたは他の値)に初期化され、ステートマシン1212によって維持されるプログラムカウンタ(PC)がゼロに初期化される。ステップ1925では、前述したように、非選択ビットラインのチャネルがプレチャージされる。ステップ1930では、第1のVPGMパルスが選択されたワードラインに印加され、選択されたワードラインに接続されている記憶素子のプログラミングが開始される。論理「0」が、対応する記憶素子がプログラミングされなければならないことを示す特定のデータラッチに記憶されている場合には、対応するビットラインが接地される。他方、論理「1」が、対応する記憶素子が現在のデータ状態に留まる必要があることを示す特定のラッチに記憶されている場合には、対応するビットラインが1.5−3Vに接続され、プログラミングが禁止される。
ステップ1935では、選択された記憶素子の状態が検証される。選択された記憶素子の目標閾値電圧が適切なレベルに到達したことが検出されると、対応するデータラッチに記憶されるデータが論理「1」に変更される。閾値電圧が適切なレベルに到達していないことが検出されると、対応するデータラッチに記憶されるデータは変更されない。このように、対応するデータラッチに論理「1」が記憶されているビットラインは、プログラミングされる必要がない。データラッチの全てが論理「1」を記憶しているとき、ステートマシンは(前述されたワイヤードOR型機構を介して)全ての選択された記憶素子がプログラミングされたことを認識する。ステップ1940では、データラッチの全てが論理「1」を記憶しているか否かがチェックされる。データラッチの全てが論理「1」を記憶している場合、全ての選択された記憶素子がプログラミングされて検証されたため、プログラミング処理は完了し、成功となる。ステップ1945で「合格」のステータスが報告される。幾つかの実施例では、選択記憶素子の全てがプログラムされたと検証されない場合においても、プログラミング処理が完了し成功したとみなされる。このような場合、記憶素子の不十分なプログラムによって、次の読み出し処理中にエラーが発生しうる。しかしながら、これらのエラーはECCによって訂正できる。
ステップ1940で、データラッチの全てが論理「1」を記憶しているわけではないと判定されると、プログラミング処理は続行する。幾つかの実施例では、データラッチの全てが論理「1」を記憶していない場合においても、プログラム処理がストップする。ステップ1950では、プログラムカウンタPCが、プログラム制限値PCmaxに対してチェックされる。プログラム制限値の一例は20である。ただし、他の数も使用できる。プログラムカウンタPCがPCmax未満ではない場合、プログラム処理は失敗となり、「失敗」のステータスがステップ1955で報告される。プログラムカウンタPCがPCmax未満である場合には、VPGMがステップサイズだけ増加され、ステップ1960でプログラムカウンタPCは増分される。次にプロセスはステップ1930に戻り、次のVPGMパルスが印加される。
図20は、プログラミング中に不揮発性記憶素子の制御ゲートに印加されるパルス列の例を示す。パルス列2000は一連のプログラムパルス2005、2010、2015、2020、2025、2030、2035、2040、2045、2050・・・を含んでおり、これらはプログラミング対象として選択されたワードラインに印加される。一実施形態では、プログラミングパルスは、12Vで開始し、最大値(例えば20−25V)に達するまで連続するプログラミングパルスごとに、例えば0.5Vずつ増加する電圧VPGMを有する。プログラムパルス間には検証パルス(例えば3つの検証パルス)がある。いくつかの実施形態では、データが、例えば状態A、B及びCにプログラミングされている状態ごとに検証パルスが存在する。他の実施形態では、さらに多くまたはさらに少ない検証パルスが存在する。各セットの検証パルスは、例えば、Vva、Vvb、及び、Vvc(図17)、又は、Vvb’(図18a)の振幅を有し得る。
本発明の前記の詳細な説明は図解及び説明のために提示されたものである。本発明は、網羅的となる、あるいは本発明を開示されている正確な形式に制限することを意図していない。前記教示を鑑みて多くの変型及び変更が可能である。説明された実施形態は、本発明及びその実際的な応用を最もよく説明し、それにより当業者が多様な実施形態において、及び意図されている特定の使用に適するように多様な変型を用いて本発明を最もよく活用できるようにするために選択された。本発明の範囲がここに添付される請求項により定められることが意図される。

Claims (15)

  1. 複数の不揮発性記憶素子(600)および少なくとも1つの選択ビットラインおよび少なくとも1つの非選択ビットラインを含む複数の関連ビットライン(610)に関するプログラミング処理を実行する方法であって、
    第1の期間(t4−t8)中に、少なくとも1つの導体部(520,620,720)から前記少なくとも一つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインへ電圧(VSOURCE)を磁気結合させるとともに、前記少なくとも1つの非選択ビットラインと前記複数の不揮発性記憶素子の関連するチャネル領域との間の連絡を許可しながら、前記少なくとも1つの選択ビットライン(504)および前記少なくとも1つの非選択ビットライン(510)にフロートすることを許可するステップと、
    前記第1の期間の後の第2の期間(t10−t15)中に、前記少なくとも1つの非選択ビットラインと前記関連するチャネル領域との間の連絡を禁止しながら、前記少なくとも1つの選択ビットライン(504)および前記少なくとも1つの非選択ビットライン(510)を駆動するステップと、前記少なくとも1つの選択ビットラインに関連する少なくとも1つの前記不揮発性記憶素子にプログラム電圧(VPGM)を印加するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記第1の期間より前の期間(t1−t4)において、前記少なくとも1つの非選択ビットラインと前記関連するチャネル領域との間の連絡を許可しながら、前記少なくとも1つの非選択ビットラインを駆動するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の期間より前の前記期間、および前記第2の期間において、前記少なくとも1つの非選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの選択ビットラインがそれぞれ同一のレベル(VDD)で駆動されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記連絡を許可するステップは、前記関連するチャネル領域を結果としてブーストし、
    前記連絡を許可するステップは、前記少なくとも1つの非選択ビットラインと前記関連チャネル領域との間の電気的なトランジスタ(814)を導通状態にするステップを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の期間、および前記第1の期間より前の前記期間は、プログラミング処理のビットラインプレチャージ段階の一部であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1の期間での前記磁気結合は、前記関連するチャネル領域を第1のレベルにブーストし、
    前記関連するチャネル領域をさらにブーストするための前記第2の期間の少なくとも一部の期間において、パス電圧を他の不揮発性記憶素子に印加するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 少なくとも1つの非選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの選択ビットラインは、各々の電圧源を備えるプレチャージ部(802)の各々に関連しており、
    前記少なくとも1つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインにフロートすることを許可するステップは、前記少なくとも1つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインを前記電圧源の各々から電気的に切断するステップを備え、
    前記少なくとも1つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインを駆動するステップは、前記少なくとも1つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインを前記電圧源の各々に電気的に接続するステップを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記複数の不揮発性記憶素子は一体として消去可能であり、
    前記複数の不揮発性記憶素子に関連する全てのビットラインは前記第1の期間においてフロートすることが許可されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 複数の不揮発性記憶素子(500、506)と、
    少なくとも1つの選択ビットライン(504)および少なくとも1つの非選択ビットライン(510)を備えている複数の関連ビットラインと、
    少なくとも1つの導体部(520,620,720)と、
    少なくとも1つの制御部(1210)と、を備え、
    前記少なくとも1つの制御部は、
    (a)第1の期間(t4−t8)中に、少なくとも1つの導体部(520,620,720)から前記少なくとも一つの選択ビットラインおよび前記少なくとも1つの非選択ビットラインへ電圧(VSOURCE)を磁気結合させながら、前記少なくとも1つの選択ビットライン(504)および前記少なくとも1つの非選択ビットライン(510)にフロートすることを許可し、前記少なくとも1つの非選択ビットラインと前記複数の不揮発性記憶素子の関連するチャネル領域との間の連絡を許可し、
    (b)前記第1の期間の後の第2の期間(t10−t15)中に、前記少なくとも1つの選択ビットライン(504)および前記少なくとも1つの非選択ビットライン(510)を駆動し、前記少なくとも1つの非選択ビットラインと前記関連するチャネル領域との間の連絡を禁止し、前記少なくとも1つの選択ビットラインに関連する少なくとも1つの前記不揮発性記憶素子にプログラム電圧(VPGM)を印加することを特徴とする不揮発性記憶システム。
  10. 前記第1の期間での前記磁気結合は、前記関連するチャネル領域を第1のレベルにブーストし、
    前記少なくとも1つの制御部は、前記関連するチャネル領域をさらにブーストするための前記第2の期間の少なくとも一部の期間において、パス電圧を他の不揮発性記憶素子に印加することを特徴とする請求項9に記載の不揮発性記憶システム。
  11. 前記導体部は、前記複数の不揮発性記憶素子に関連するソースラインを備え、
    前記少なくとも1つの制御部は、前記第1の期間中に前記ソースラインの電圧を変化させることを特徴とする請求項9に記載の不揮発性記憶システム。
  12. 前記導体部は、前記複数の不揮発性記憶素子が形成されている基板のボディへの供給ラインを備え、
    前記少なくとも1つの制御部は、前記第1の期間中に前記供給ラインの電圧を変化させることを特徴とする請求項9に記載の不揮発性記憶システム。
  13. 前記導体部は、前記複数の不揮発性記憶素子に関連する電力供給ラインを備え、
    前記少なくとも1つの制御部は、前記第1の期間中に前記電力供給ラインの電圧を変化させることを特徴とする請求項9に記載の不揮発性記憶システム。
  14. 複数の前記不揮発性記憶素子は、前記複数の関連ビットラインと連絡する複数の異なるNANDストリングに配置されることを特徴とする請求項9に記載の不揮発性記憶システム。
  15. 前記複数の不揮発性記憶素子は一体として消去可能であり、
    前記複数の不揮発性記憶素子に関連する全てのビットラインは前記第1の期間中にフロートすることが許可されることを特徴とする請求項9に記載の不揮発性記憶システム。
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