JP2011521287A - 光沢の調整が可能な文書印刷 - Google Patents
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Abstract
各種のトナーを用いて、光沢の調整が可能な画像入り文書を印刷する方法とシステムであって、一部のトナーは比較的低い溶融粘度を有し、他のトナーは比較的高い溶融粘度を有する。これらのトナーは、受像体上で、相互に近接して、また相互の少なくとも一部と重複して定着前に合同印刷される。
Description
本発明は一般に画像要素を含む文書の印刷に関し、より詳しくは、文書内に調整可能で可変的な光沢を有する画像要素を印刷し、光沢の調整が可能な画像入り文書を作成するための方法と装置に関する。
電子写真(EP)等の印刷技術においては、特に透明トナーのほかに3色または4色のカラーを用いた場合に、絵による題材を再現する能力がより一層高まっており、今では、光沢のある見た目や感触が必要となるような、光沢のあるテクスチャ素材、グラフィクスおよび/または絵による題材を印刷したいとユーザが希望することが多くなった。印刷業者は、カタログ、証明書、パンフレットその他、光沢箇所またはつやあり箇所を含む文書を作成する。このような処理は、透明インクまたはトナーを部分的または画像に沿ってコーティングすることであってもよい。
今日の市場における適正な画像品質を実現するために、画像の光沢、つやおよびその他の表面仕上げの制御が重要さを増している。これらのユーザは、エンドユーザのニーズに応えるために必要なレベルと範囲の光沢を出すように、媒体表面の光沢を連続的かつできるだけ緊密に調整する能力を求める。写真品質の高光沢(光沢あり)とグラフィックアート品質の中光沢とテキスト品質の低光沢(マット)との差が大きく、これらの光沢レベルは先行技術によるプリンタや現在の印刷方法では実現できなかった。さらに、光沢レベルの調整は、印刷ジョブ間またはページ間だけでなく、同一ページ内であっても求められる。
このニーズを満たすためのソリューションが案出されている。高粘度のトナーのような異なるトナーを、より低粘度のトナーを用いる4色印刷と組み合わせて使用することによって、ユーザは、同一の印刷ページ内であっても、光沢を調整することができる。
本発明は、異なる特性を有する2種類またはそれ以上のトナーの混合物を使用して、画像入り文書上の光沢レベルを調整可能にする電子写真印刷方法を提供する。
本特許出願書類には、少なくとも1枚のカラー図面が含まれる。カラー図面を含む本特許出願書類のコピーは、特許商標局に請求し、所定の料金を支払うことにより入手可能である。
本発明の好ましい実施形態を、例として電子写真に関連して説明するが、これは、本発明がこの用途において特に有益であると想定されるからである。当業界の熟練者が本明細書を参照すればわかるように、本発明は、いかなる大きさまたは能力の、いかなる種類の電子写真または、色重ねが良好に行われるその他のプリンタまたはイメージプロセッサ、および色補正と工程制御用ソフトウェアにも利用することができるが、レジストレーションの優れたマルチカラープリンタに使用してもよい。そのため、この説明は例としてのみ行われ、特許請求される本発明の範囲を限定するものとは意図も想定もされない。どのような種類の光沢の見た目および/または感触を必要とする印刷物に関しても、Kodakの調整可能な光沢トナー(この調合に限定されない)等の比較的高粘度のトナーを、4色印刷を実行する印刷エンジンとともに使用することにより、ユーザは光沢を、高光沢仕上げから低光沢、すなわちマット仕上げまで変化させられる、完全に調整可能な状態とすることができる。光沢の調整が可能な画像要素は、比較的高粘度と比較的低粘度のトナーの両方をさまざまな組み合わせで堆積させることによって得られる。比較的高粘度のトナーは、たとえば黒または透明として調合してもよく、Kodak NexPressプリンタにおいて現在使用されている、より一般的な比較的低粘度の黒、CMY(シアン、マゼンタ、黄)および透明のトナーとのさまざまな組み合わせで使用してもよい。
本発明の好ましい実施形態の一般的内容を説明するために、図1は、本発明が想定される、光沢の調整が可能な画像を含む文書を印刷するための関連システムで用いられる方法の一例のフローチャートを示す。電子写真プリンタに関して説明されているが、本発明は多様な印刷機に適用可能である。本発明の1つの好ましい実施形態によれば、この方法はまず、少なくとも2つの画像要素を印刷するためのトナーの特性、この場合は粘度を選択することから始まり、これはステップ100,108に示され、その間、他の画像要素が受像体に印刷される(102)。本実施形態のステップ100は、第一の粘度、すなわち比較的高粘度を有するものと示されている第二の画像要素108と比較して、比較的低粘度を有するように示されている。他の画像要素は、第一の画像要素と同じ粘度を有するように示されており、100と108の間で印刷されるように描かれているが、100と108の両方の前後のいずれで印刷してもよく、これについては後述する。
この実施形態において、ステップ100は第一の印刷エンジンにおいて行われ、その後、CMYカラー印刷エンジンでの印刷が行われ(102)、低粘度または高粘度のトナーを有する任意の黒での印刷が行われ、第5または第6番目または、ここで最終ステーションとして描かれているそれ以降の印刷ステーションにおけるステップ108で終了する。受像体は、トナーを受けるあらゆる組成の、印刷されていない、または事前印刷された受像体であってよく、紙、金属、布、ワックス等ならびに材料の組み合わせを含む。この最終ステーションでの印刷の決定はステップ104で示され、融着および仕上げステップは106,110で示される。仕上げは、熱および/または圧力およびUV放射、IR放射、溶剤その他の定着方法による定着を含んでいてもよい。この技術に必要なコントローラは、印刷パラメータを決定し、おそらくは、最終トナーステーションで使用されるトナーの量を選択するように求められるが、これは、そのトナーの粘度が最終的な光沢レベルを決定する特性であるからである。光沢レベルは、顧客の希望に応じて可変または調整可能であってもよく、あるいは、5(低光沢)から50(高光沢)の間のデフォルトの光沢であってもよい。各種の組み合わせには、ビットマップレベルまたはそれ以前に、色に関する処理の特徴及びそれらの色処理と高粘度および低粘度のトナーの混合を解析する適当なソフトウェアが必要となりうる。
図2は、画像要素を印刷するのに用いられる装置190の略図であり、印刷機とも呼ばれる。装置190は、複数の画像形成モジュール200,202,204,206,208を含む。これらの画像形成モジュールの各々は、受像体218の上にトナー画像要素を塗布してもよい。図2に示される装置190の一例は、コダック・ネクスプレス・ソリューションズ(Kodak NexPress Solutions,Inc.)が販売するネクスプレス(NexPress) S3000デジタルプリンタであろう。好ましい実施形態において、低粘度のトナー画像要素が最初に画像モジュール200,202,204,206によって受像体に塗布され、比較的高粘度のトナー画像要素(所望の最終光沢レベルを実現するために選択された粘度)が、最後の画像形成モジュールで塗布され、この最後の画像形成モジュールは図2では208で示されているが、印刷機と印刷の進展に応じて第6の印刷エンジン、または第2、第3または第4の印刷エンジンであってもよい。図2には、定着部材212,214と、受像体218を搬送するベルト216も示されており、これについては後に詳しく説明する。
1つの好ましい実施形態において、低粘度のトナーは、粘度が1,000(1kP)から20,000ボアズ(20kP)の間、散逸/損失係数(tanδ)は1から30であり、tanδは、平行板レオメータにより120℃で測定されたトナーの弾性率に対する損失率の比と定義される。低粘度のトナーはさらに、粘度が2,000(2kP)から10,000(10kP)ボアズの間、tanδが2から15であってもよい。さらに、本発明で用いられる高粘度のトナーは、溶融粘度が10,000(10kP)から100,000(100kP)ボアズの間、tanδが、同じ測定条件で測定した場合に1から2.5の間である。トナーは、光、UVまたはIR感光性顔料を含んでいても、透明(顔料を含まない)であってもよく、好ましくは、0.01から5.00の光学透過密度で受像体に塗布される。1つの好ましい低粘度のトナーは、コダック・ネクスプレス・ソリューションズ(NexPress Solutions,Inc.)が販売するネクスプレス・ドライインク(NexPress DryInk)である。いくつかの実施形態において、低粘度のトナーは溶融粘度が2から10kPで、実現されるG60での光沢度は20を超え、高粘度トナーと組み合わせると、G60での光沢度を10以下とすることができ、定着された印刷物の光沢の差が10より大きくなる。
光沢度は、入射光の中で当該の表面により反射される割合を測定することによって得られる。入射角は、表面の粗さとともに、測定された光沢度に大きく影響する。非常に粗い/マットな表面の場合、一般的には85度の入射角が用いられる。平滑な表面の場合は、20度の角度が好ましい。本明細書に記載する光沢度の測定値に関しては、入射角60度が採用され、これをG60での値と呼ぶことがある。測定は、ビー・ワイ・ケイ トライ−グロス(BYK Tri−Gloss)メータを使って行った。高粘度のトナーは、米国特許第4,546,060号明細書に詳細に記されているコダック・ネクスプレス(Kodak Nexpress)トナーの特性のいくつかを有することになり、同特許を引用により本願に援用する。この、比較的高粘度のトナーは、粘度が10から100kP、tanδが1から2.5の範囲であり、かつ比較的低粘度のトナーより高く、透明または黒であるか、もしくはその他の顔料または添加物が添加されていてもよい。1つの好ましい高粘度のトナーは、米国特許第6,766,136号明細書に詳細に記されており、これを引用によって本願に援用する。
図2に示される画像形成モジュール200のような画像形成エンジンまたはモジュールの一例の詳細図を図3に示す。画像形成モジュール300は、受像体318の上に高粘度および低粘度のトナーを印刷するのに用いられ、光ライタ302と、静電電荷堆積部材310と、画像形成部材304と、現像ステーション306と、転写部材308と、トナー濃度センサ312と、画像濃度センサ314と、論理制御ユニット316を備える。電荷堆積部材310により、均一な電荷が画像形成部材304に塗布される。この帯電層の中に、光ライタ302からの焦点の絞られた光で帯電層を放電させることによって、画像要素が書き込まれる。画像形成工程の例は、米国特許第6,909,856号に記載されており、同特許を引用によって本願に援用する。
画像要素がライタによって書き込まれて、潜像が形成され、その後、現像ステーション306において潜像に色調が与えられる。現像ステーション306には、前述のような低粘度または高粘度のトナーのいずれかが備えられる。高粘度のトナーは、粘度が10から100kP、tanδが1から2.5の範囲であり、かつ低粘度のトナーより高い。トナー画像要素は次に転写部材308に、続いて受像体318に転写される。その後の画像形成モジュール、たとえば図2の202,204,206,208は、他の画像要素を同様の方法で受像体318に堆積させる。
ここで、図2を参照すると、堆積されたトナー画像要素を含む受像体218の上の画像は、熱、圧力、UVまたはIR放射、溶剤またはその他当業界において周知の手段で定着される。好ましい実施形態において、画像は、第一のステーション200が、求められている光沢レベルに応じて比較的低粘度または高粘度の黒いトナーのいずれかを含み、堆積させるように形成される。次に、カラーステーション202,204,206は、それぞれのカラートナー層を堆積させ、続いて、(他の粘度に比較して)高粘度の黒または透明のトナーを含む最後のステーションが、所望の光沢レベル、1種のダイアラベル(dialable)な光沢レベルを実現するのに必要な量の高粘度のトナーを堆積させ、その後、トナーは定着部材212,214によって熱と圧力で定着される。画像定着の好ましい温度は、150から200℃の間であり、ニップドウェル時間は25から100ミリ秒である。最も好ましい実施形態では、定着温度が160℃から185℃であり、ニップドウェル時間は35から55ミリ秒である。複合されたトナー画像要素を定着させることによって、希望通りに調整された光沢レベルを有する画像要素が得られ、これは各種の基板について有効である。
透明なトナーまたは黒のトナー等の高粘度のトナーは、図2に示されている、コダック・ネクスプレス(Kodak Nexpress) S3000のような印刷システムの第5のモジュールに充填することができ、他の4つの印刷モジュールには、前述のような、通常の低粘度のC,M,Y,Kのトナーが投入される。光沢のあるコーティング紙の受像体に印刷した場合、一般的な高粘度のトナーは融着後の光沢度が低く(G60で約5)、通常の低粘度のポリエステルカラートナー(C,M,Y,K)は定着後の光沢度がより高い(G60>20)。
これは、高粘度の透明なトナーを用いる1つの実施形態において、出力がより高い光沢度の一般的なポリエステルCMYKトナーによって表されるとの知識に基づき、入力時の色から出力時の色へのアフターカラープロファイルマッピングを実行することによって実現される。ユーザが光沢レベルを変更したいと希望するのであれば、前述のように、最終的に調整された光沢と、同画像内で差のある光沢を実現するのに必要な量の、より高粘度の透明なトナーを添加することにより、光沢レベルを調整できる。もちろん、このような調整可能な光沢の効果が影響を与えるのは、印刷された画像だけではない。出力時の色をL*a*b*にカラーマッピング(カラープロファイル)した後に、C,M,Y,K*の出力の分離を行うことができる。たとえば、K*成分は、高粘度の黒と低粘度の黒の組み合わせにマッピングできる。より高光沢の一般的な黒いトナーの混合物にかかわる、より低光沢、高粘度を、複合された黒(K*)の光沢に変換するルックアップテーブル(LUT)を使って、結果として得られるカラーパッチ(C,M,Y,K*)の光沢度の色調を整えることができ、したがって、カラー画像そのものの全体的な光沢度を調整するツールとなる。この方法の別の態様は、このような光沢調整能力を使って、画像全体の光沢の差を小さくするものである。
1つの実施形態において、調整可能な光沢を黒い高粘度のトナーを使って実現するために、最初に入力時の色を出力時の色へとアフターカラープロファイルマッピングを実行して、低粘度または高粘度のいずれか一方の黒いトナーを使用した場合とは異なる光沢レベルを実現するように、出力の黒の成分が低光沢、高粘度の黒いトナーとより高光沢で低粘度の黒いトナーの組み合わせによって表されるようにする。この調整可能な光沢の効果が影響を与えるのは黒のみの画像だけでなく、これは、特定の量の黒いトナー成分を含むカラー画像要素も、塗布された高粘度および低粘度の黒いトナーの量に応じて、光沢の量が異なる同じような色を帯びることができるからである。たとえば、ある色についてマゼンタ60%、黄50%、シアン10%、黒70%(その画像形成モジュールにより可能な最大トナー堆積量を100%とする)が必要となるカラーマッピングプロファイルを考える。黒70%は、高粘度の黒いトナー70%と、低粘度の黒いトナー0%であってもよく、この場合、高粘度の黒による低い光沢がこの色の光沢に影響を与える(光沢を下げる)(ケース1)。これに対して、黒70%が、低粘度の黒70%と高粘度の黒0%とされると、この色の複合的な光沢度はより高くなる(1ケース2)。このカラーパッチに対して高粘度の黒と通常の黒の混合物(たとえば、高粘度の黒50%と低粘度の黒20%)が使用された場合、この色の光沢度は、前述のケース1と2の間のどこかとなる(ケース3)。
上記3つのすべてのケースにおいて、カラーパッチの色は変化していない。むしろ、光沢が、低粘度と高粘度の黒いトナーの比率によって調整されて、色出力を変化させることなく、異なる量の高粘度と通常の低粘度の黒を用いることで調整可能な光沢が実現される。高粘度と通常の低粘度の黒を合わせた総量が100%に限定される必要はないと理解するべきである。たとえば、低粘度のリッチブラックと高粘度のトナー(シアン70%、マゼンタ60%、黄50%、黒100%、高粘度の黒100%)を使用したものが印刷されると、リッチブラックだけの場合(シアン70%、マゼンタ60%、黄50%、黒100%)より光沢が低く、どちらも濃度がより高くなりうる。たとえば、低粘度の黒を200%(「ダブルストライク」は2倍の濃度)と比較的高粘度の透明または黒を堆積させることが可能である。
5ステーション式プリンタの最初のステーション200と最後のステーション208の両方を含む他の実施形態でも、調整可能な光沢レベルを実現できる。これらの実施形態の中のいくつかは、最初と最後のステーションで通常の低粘度ポリエステル黒トナーを用いて、均一性が高く(高く堆積された)、光沢があり(光沢レベル50程度)、濃度の高い画像を実現する。逆に、最初のステーションで通常の低粘度ポリエステル黒トナーが用いられ、最後のステーションで高粘度の黒が用いられる場合は、均一性は高い(高く堆積された)が、マットな光沢度の仕上がり(光沢レベル5−50)となり、これは、他のカラー成分に含まれる黒が、黒を含むすべての色とこの実施例における黒そのものの光沢度を抑制するからである。
他の実施形態において、高粘度の黒トナーが最初のステーションに充填され、通常のポリエステル黒トナーが最後のステーションに充填されて、「覆面除去(undercover removal)」の状況となり、黒い印刷領域だけで均一性が高く(高く堆積された(high laydown))、カラー領域では均一性が低くなり、その結果、高光沢のカラー部分とユーザが好むマットな黒(光沢度5から50)が得られ、印刷物上にマットな黒い箇所を設けることができる。高粘度の黒が最初と最後のステーションの両方に充填されると、高く堆積された領域ができるために堆積の均一性が高くなり、また黒の成分を含むすべての領域で全面的にマットな表面(光沢度5から50)となる。
最後に、第5の画像形成モジュールで高粘度の透明なトナーを用いることができ、最後の画像形成モジュールまたは、前述のように光沢をより低くする必要のある色の後に戦略的に充填した場合は、すべての色について異なる光沢をもたせることになり、また、特殊な結果をもたらすために、他の位置で選択的に使用することもできる。このように低粘度と比較的高粘度のトナーの組み合わせを使用して印刷可能な画像の各種の実施形態の例について、以下に説明する。これらによって、ユーザは融着後に、低粘度トナーを使った50に近い光沢度から高粘度トナーを使った5程度の低い光沢度(マット)にわたる、所望の調整された光沢仕上げを選択することができる。状況により、これらの2つを同じ印刷物の中で使用して、上記の上限と下限の間のどの数値とすることもでき、また同一印刷物上での光沢度の差を約45とすることができ、光沢箇所を生じさせるのに必要最低限の光沢度の差は約40であることから、これはユーザによって容易に見分けられる。
次に、図4を参照すると、1つまたは複数の第一のトナー画像要素400が受像体404の上に印刷され、その後、全体または一部に、第二のトナー要素402が重ね刷りされる。この好ましい実施形態において、第一のトナー画像要素400は第一の特性、ここでは第一の比較的低粘度を有する。第二のトナー画像要素402は第二の特性、すなわち第二の比較的高粘度を有し、この第二のトナー画像要素は、第一のトナー画像要素の辺から出てもよく、第一の画像要素の一部にハロー効果を生じさせることさえ可能である。熱と圧力による融着後、第二のトナー画像要素は、融着された印刷物の最終的な光沢を変化させる。たとえば、印刷されただけの場合、第二のトナーの本来的な高い粘度と弾性が優先的にマット仕上げとなる。あるいは、第二の画像要素に低粘度、低弾性の第二のトナーが使用された場合、重ね刷りされたトナーは、非常に光沢のある仕上がりとなる。これらの光沢レベルを高光沢仕上げとマット仕上げの間で徐々に調整するために、比較的高粘度の第二のトナー402の粘度を変化させることができ、および/または堆積させるトナーの量をデジタル的に変化させることもできる。この粘度は厳格な基準に合うように保たれても、あるいは光沢に対する要求があまり厳しくない場合は、若干変化してもよいことにされてもよい。第一のトナー画像要素の内容を変えようと試みられると、第一/第二のトナー画像要素の複合体の変更部分の見た目の光沢が変化または不連続的となるため、文書のセキュリティという態様も実現できる点に注目されたい。
図5は、図4に関して説明したような堆積が行われた結果を示しており、左側502は比較的低粘度のCMYKトナーの層で形成される光沢のあるリッチブラックであり、右側500は、先に堆積された低粘度のCMYKの層の上に比較的高粘度のトナーを堆積させた最上位の層によるマットなリッチブラックである。高粘度トナーは、光、UVまたはIR顔料を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。第二のトナー画像要素はまた、光学透過密度0.01から5.00で塗布される。複合された第一と第二のトナー画像要素を定着させることによって、所望の画像光沢と光沢差を有する画像要素が得られるほか、さまざまな基板に対する接着力が改善される。
次に図6を参照すると、第二の低粘度トナー画像要素600は、受像体604の上で、第一の高粘度トナー画像要素602に隣接して印刷され、合同印刷された(co-printed)画像は熱と圧力によって定着される。第一と第二の画像要素は相互に並べて印刷され、第一と第二の画像要素はいずれも、他方の上にかかることはない。合同印刷、定着された最終的な画像は第一と第二のトナーの両方を含んでいるものの、第二トナーだけで形成されるように見える。さらに、第一と第二の画像要素は、たとえば高粘度トナーを使って、情報を符号化するように配置してもよく、これは使用時に復号されて、認証を行うことができる。
ここで、図7を参照すると、基板700は光沢レベルが約8と低い、粗い紙の受像体である。この受像体を、この受像体にとって適当なカラープロファイルマッピングと組み合わせて使用することによって、印刷された領域と印刷されない領域の光沢の差が大きくなる。この画像の印刷に使用された比較的低粘度(光沢度約50)の通常のトナーにより、光沢の差は約42となり、部分的な光沢に用いられる光沢度差40以上の範囲に十分含まれ、ユーザにとって不快となりうる。高粘度の透明なトナーが粗い紙の中の画像のない領域に塗布されると、印刷物全体のうち画像のある領域と画像のない領域の光沢度の差は、約10まで下がり、ユーザによって識別されなくなる。あるいは、高粘度の透明なトナーを異なる量だけ塗布することによってもこれを変化させ、受像体の画像のある領域または画像のない領域の異なる量の高粘度の透明なトナーによって、光沢度を調整することができる。同様に、どのような種類の紙(光沢のあるものから粗いものまで)でも、どの色と組み合わせても、受像体の裏を含めた画像のない領域において、所望の光沢度を実現するために、光沢度を増減させることが可能である。高粘度トナーと通常の低粘度トナーを合わせた総量を100%に限定する必要はないことを理解するべきである。したがって、どちらも、より高い濃度であってもよい。
図7はまた、マット仕上げが望まれるような、特殊な基板の場合によく見られるように、受像体に最も近い位置に印刷される予定の高粘度のトナーに関して、接着が困難な場合、基板上に印刷される最初の層は、たとえば粘度が10kPの低粘度トナーの透明なコーティング702として、接着を容易にする。このトナーの第一の層に、1つまたは複数の高粘度トナーの層704,706,708を重ね刷りすることができる。これによって、第一のトナーの接着を改善しながら、画像を変更せずに所望の結果を得ることができ、希望に応じて、高光沢とマット表面の間で光沢を調整可能にする。このような積層されたトナーの上にさらに、他のトナー層を重ね刷りし、高粘度トナーによって本来マットな画像となる部分にさまざまな程度の光沢を与えることができる。図7の方法を使って、上述のように、低粘度と高粘度のトナーをさまざまな量と範囲で混合することにより、画像に異なる程度の光沢を与えることが可能となる。このようなトナーの積層の結果、第一のトナーがよく接着され、光沢仕上げが調整可能となる。
次に、図8を参照すると、第一の比較的低粘度のトナー802が、最初に基板810の上に印刷され、さらにその上に高粘度の第一のトナー804または第二のトナー806等の1つまたは複数の層を重ねてもよい。最後の層である高粘度のトナー806の上に、さらに第二の低粘度のトナー808の層を全体的または部分的に印刷して、画像に所望の程度の光沢を与えることもできる。低粘度のトナーの範囲をより小さくすることにより、画像の光沢はより低くなり、低粘度のトナーの範囲を大きくすると、画像の光沢はより高くなる。さらに、画像要素800は1つの温度と圧力で定着される。
次に、図9を参照すると、異なるトナーを図9に示すようなスポット方式で、図9に示されるような、基板904の上に第一の比較的高粘度のトナー画像要素902と第二の比較的低粘度のトナー画像要素906が相互に隣接して塗布されている画像に塗布することができる。このようなトナー画像要素の配置により、磁気、光、IR、UV、その他の当業界で周知の方法で読み出し可能なパターンを生成してもよい。しかしながら、高粘度の第一のトナー画像要素902が低粘度のトナー画像要素906の横に印刷されると、画像に光沢の差が生じる。これが好ましくない理由がある場合は、低粘度または高粘度のトナーのいずれかの第一と第二の画像要素を重ね刷りすることによって、図9に示されるようなオーバーコート900を塗布して、定着後に画像全体が均一な光沢レベルになるようにする。
光沢の調整が可能な画像入り文書を作成する方法は、1つまたは複数の高粘度の黒または透明のトナーを選択して、第一のトナーが第一の画像要素を印刷するために使用され、比較的高い溶融粘度10から100kPを有する第二のトナーが第二の画像要素に使用されて、最終的な印刷物のG60での光沢が10未満となるようにするステップを含む。この方法は、20より高いG60での光沢を生ずる1から80パーセントの低粘度のトナーと20から100パーセントの第二のトナーとを合わせることにより、最終的な印刷物の光沢の差を20より大きくなるように調整するために使用できる。
1つの実施形態において、高粘度の黒または透明のトナーを最初に印刷し、第一と第二の高粘度の黒または透明のトナーを最後に印刷することにより、カラー印刷で光沢レベルが5から20の、均一性の高いマットな表面が得られる。この印刷では、第一と第二のトナーのどちらについても画素ごとに行うことができ、第二のトナーが第一のトナーより大きな面積を覆い、他のカラーも含まれるようにすることが可能である。このEPプリンタの例において、第一の印刷エンジンはより下位の画像層を印刷し、最後の印刷エンジンはより上位の層を印刷するが、実際にはこのシーケンスを逆転させる他の印刷エンジンがあることに注意するべきであり、当業者であれば、このようなプリンタにおいて、最後のトナーは実際には最初の印刷エンジンに充填して、それが最後に堆積される層となるようにする必要があり、最初のトナーもまた、最初に、あるいは上述のような相対的な位置で印刷されるべき適当な印刷エンジンに充填しなければならないことが理解できるであろう。
実際において、知的コーティングソリューションとして、光沢の差をより小さくするように調整するために、異なる粘度の透明なトナーを異なる量だけ使用することができる。この知的コーティングソリューションでは、同一の印刷物の中で異なる粘度の2つの黒(高粘度の黒と通常の黒)を使って、現在の方法よりはるかに高い濃度(より暗い)を実現することが可能である。したがって、本発明および関連する方法により、より大きな色域と調整可能な光沢を同時に実現できる。
図10に示す実施形態において、印刷物1000のうち、ページの半分(写真とテキスト)1010がリッチ・ブラック(Rich Black)だけで印刷され、半分1020がリッチ・ブラック(Rich Black)とマット(Matte)で印刷され、これらは、リッチブラックと高粘度の黒トナーの組み合わせ(シアン70%、マゼンタ60%、黄50%、黒100%、高粘度の黒100%)を印刷物1000の上に堆積させることによって生成される。印刷物の片側1020は、リッチブラックだけ(シアン70%、マゼンタ60%、黄50%、黒100%)より光沢が低く、反対側1010より濃度が高い。これは方側において、次のようにリッチ・ブラック(Rich Black(CMYK))とマット・ブラック(Matte Black(高粘度の黒))を使用することによって実現された。
シアン70%
マゼンタ60%
黄50%
黒100%
高粘度の黒100%
シアン70%
マゼンタ60%
黄50%
黒100%
高粘度の黒100%
光沢の調整が可能な画像入り文書は、受像体上に印刷された第一の比較的低粘度のトナーと、比較的高い溶融粘度10−100kPの第二の、または最後のトナーで印刷され、定着後のG60の光沢が10未満となる。たとえば、第二のトナーは溶融粘度が10−100kPの黒または透明のトナーであってもよく、G60の光沢が10未満で、定着後の印刷物の光沢差が20以上となる。最終的な印刷物は、G60の光沢度が10から50の間になるように事前に調整された光沢レベルを有して、定着後の印刷物の光沢の差が20以上となるようにされていてもよい。
1つの実施形態における調整は、定着後にG60の光沢度が20を超えるような低粘度のトナー1から80パーセントと、高粘度の第二のトナー20から100パーセントを組み合わせることによって行われる。1つの実施形態において、これは、第一の画像要素を第一の印刷エンジンの中で通常の黒いトナーを使って印刷し、第二のトナーを最後の印刷エンジンの中で高粘度の黒または透明のトナーを使って印刷して、カラー印刷で光沢レベルが5から50の、非常に均一なマットな表面を作ることによって実現される。第二の画像要素の塗布と量は、定着後の光沢の差が識別されず、また識別できないように調整でき、またこの調整を利用して、識別された差を補正することもできる。印刷物の上の光沢の差は、低粘度のトナーに対する高粘度のトナーの比を調整することによって調整できる。1つの実施形態において、この比を2から50の範囲とし、変化する表面を得る。比が1より大きいと、マットな表面となり、1より低い比であると、光沢が少し変化する。
Claims (24)
- 光沢の調整が可能な画像入り文書を作成する方法であって、
a.第一の画像要素のための第一のトナーと第二の画像要素のための第二のトナーを、前記第二のトナーが10から100kPの間の比較的高い溶融粘度を有して、G60での光沢度が10未満になるように選択するステップと、
b.前記第一のトナーを受像体の上に印刷するステップと、
c.定着前に、前記受像体の上の前記第一のトナーに近接して、また前記第一のトナーの少なくとも一部と重複して前記第二のトナーを合同印刷するステップと、
d.前記トナーを受像体の上に定着させるステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
前記第二のトナーはさらに、1つまたは複数の高粘度の黒または透明のトナーを含むことを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
20より高いG60での光沢度を実現する低粘度のトナー1から80パーセントを、高粘度の第二のトナー20から100パーセントと組み合わせることにより、前記印刷物上の光沢の差を20より大きくなるように調整することを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
低粘度のトナーに対する高粘度のトナーの比を2から50の範囲として、変化する表面を生成するように調整することによって、前記印刷物上の光沢の差を調整することを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
前記低粘度のトナーは溶融粘度が2から10kPであり、G60での光沢を20以上とし、前記高粘度の第二のトナーは、G60での光沢が10未満になるように、また、前記定着された印刷物の光沢の差が20より大きくなるようにすることを特徴とする方法。 - 請求項3に記載の方法であって、
第一の画像要素のための前記第一のトナーは、最初に印刷される通常の黒であり、第二の画像要素のための第二のトナーは、最後に印刷される高粘度の黒であって、カラー印刷物において光沢レベルが5から50の、非常に均一なマット表面を生成することを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
第一の画像要素のための前記第一のトナーは最初に印刷される高粘度の黒であり、第二の画像要素のための第二のトナーは最後に印刷される高粘度の黒であって、カラー印刷物において光沢レベルが5から20の、非常に均一なマット表面を生成することを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
第一の画像要素のための前記第一のトナーは最初に印刷される高粘度の透明であり、第二の画像要素のための第二のトナーは、最後に印刷される高粘度の透明であって、カラー印刷物において光沢レベルが5から20の、非常絵に均一なマット表面を生成することを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
前記第一のトナーと前記第二のトナーの両方を画素ごとに印刷して、前記第二のトナーが前記第一のトナーより大きな表面積を覆うようにするステップをさらに含むことを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
第一の画像要素のための前記第一のトナーは、最初に印刷される比較的低粘度の黒100パーセント、次に黒以外の画像を形成する上での必要に応じて印刷される比較的低粘度のシアン、黄、マゼンタであり、その後、第二の高粘度の透明を1パーセントで印刷して、カラー印刷物において光沢レベルが2から20の、非常に均一なマット表面を生成することを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
第一の画像要素のための前記第一のトナーは、最初に印刷される比較的低粘度の黒100パーセントと、次に黒以外の画像を形成する上での必要に応じて印刷されるシアン、黄、マゼンタであり、その後、第二の高粘度の透明を印刷して、カラー印刷において光沢レベルが5から50の、非常に均一な4マット表面を生成することを特徴とする方法。 - 光沢の調整が可能な画像入り文書であって、
受像体と、
前記受像体の上に印刷される第一の比較的低粘度のトナーからなる第一の画像要素と、
第二のトナーからなり、前記第二のトナーが10から100kPと比較的高い溶融粘度を有し、前記受像体の上で前記第一のトナーに隣接して、および前記第一のトナーの少なくとも一部と重複して定着前に合同印刷され、定着後のG60での光沢が10未満となるような第二の画像要素と、
を含むことを特徴とする画像入り文書。 - 請求項12に記載の文書であって、
前記第二のトナーは、溶融粘度が10から100kPであり、G60での光沢が10となる高粘度トナーを含む1つまたは複数の黒または透明のトナーをさらに含み、定着された印刷物の光沢の差が20を超えることを特徴とする文書。 - 請求項12に記載の文書であって、
前記最終的な印刷物のG60での光沢が10未満から20を超える範囲で調整され、定着後の印刷物の光沢の差が20より大きくなることを特徴とする文書。 - 請求項12に記載の文書であって、
前記最終的な印刷物において、前記印刷物上のG60での光沢の差が20を超えて、G60での光沢が20を超えるような低粘度のトナー1から80パーセントと、高粘度の第二のトナー20から100パーセントとを組み合わせることによって調整が行われることを特徴とする文書。 - 請求項12に記載の文書であって、
第一の画像要素のための第一のトナーとして最初に印刷される通常の黒をさらに有し、第二の画像要素のための第二のトナーは最後に印刷される高粘度の黒であって、カラー印刷物において光沢レベルが5から20の間の、非常に均一なマット表面を生成することを特徴とする文書。 - 請求項12に記載の文書であって、
第一の画像要素のための第一のトナーとして最初に印刷される高粘度の黒をさらに有し、第二の画像要素のための第二のトナーは最後に印刷される高粘度の黒であって、カラー印刷物において光沢レベルが5から50の間の、非常に均一なマット表面を生成することを特徴とする文書。 - 請求項12に記載の文書であって、
第一の画像要素のための第一のトナーとして最初に印刷される高粘度の黒をさらに有し、第二の画像要素のための第二のトナーは最後に印刷される高粘度の透明であって、カラー印刷物において光沢レベルが5から20の間の、非常に均一なマット表面を生成することを特徴とする文書。 - 請求項18に記載の文書であって、
他のトナーの上に画素ごとに重なる1つのトナーをさらに有し、前記1つのトナーが、前記他のトナーの一部を超えて延びることによって、ハローを生成すること特徴とする文書。 - 請求項12に記載の文書であって、
前記第一の画像要素の光沢を前記第二の画像要素の光沢と比較して、見た目で識別できないことを確かめ、識別できないように調整し、識別された差を修正するために、高粘度のトナーの量を調整することを特徴とする文書。 - 請求項12に記載の文書であって、
前記第一のトナーは、前記第二のトナーのそれと同じまたはそれより高い濃度を有することを特徴とする文書。 - 光沢の調整が可能な画像入り文書を作成する方法であって、
e.受像体の上に、第一の画像要素のための比較的低い溶融粘度の第一のトナーを印刷し、定着前にある領域上に第一のトナーを印刷するステップと、
f.前記第一の画像要素に近接させて第二の画像要素のための第二のトナーを合同印刷し、前記第二のトナーが10から100kPeと比較的高い溶融粘度を有するようにし、それによって定着後のG60での光沢が10より1低くなるようにするステップと、
g.前記第一のトナーのパーセントと前記第二のトナーのパーセントを、所望の最終的な画像要素の色を生成するように選択し、前記第一のトナーの画像要素の色と前記第二のトナー画像要素の色の組み合わせが、観察者にとって識別不能であり、所望の光沢レベルを有するようにするステップと、
h.前記最終的な印刷物の上で前記トナーを定着させるステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - 請求項22に記載の方法であって、
前記第一と第二のトナーはさらに、黒または透明なトナーの1つまたは複数を含むことを特徴とする方法。 - 請求項22に記載の方法であって、
他の画像要素の上に画素ごとに1つの画像要素を重複させて、前記最終的な印刷物を生成するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
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