JP2011521146A - 内燃機関のためのオイル分離器 - Google Patents

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Abstract

この発明は、内燃機関のクランクケースから出るガスから少なくとも部分的にオイルを分離する、内燃機関のためのオイル分離器(1)に関する。この分離器は、その中に、オイルを含むガスのための入口チャンバー(2)と、きれいにされたガスのための出口チャンバー(3)と、少なくとも1つの中間吸引チャンバー(41、42、43)と、分離されたオイルをエンジンへ戻すための開口(50)を有するオイル回収チャンバー(5)と、を収容しているケース(10)を有する。オイル回収チャンバー(5)とガス出口チャンバー(3)との間の接続インターフェース(53)は、各チャンバー(3、5)の圧力が、上記分離器(1)内のガス流量にかかわらず、分離器の使用中、実質的に等しくなるように(LI)の寸法にされている。この発明は、自動車の分野で使用されることができる。

Description

この発明は、内燃機関のクランクケースから出るガスからオイルを少なくとも部分的に分離するために設けられた、内燃機関のためのオイル分離器に関する。
特に、この発明は、
オイルを含んだガスのための入口チャンバーと;
きれいにされたガスのための出口チャンバーと;
上記入口チャンバーとガスの上記出口チャンバーとの間に配置され、上記入口チャンバーとガスの上記出口チャンバーとの間の循環パスに配置されたオイル捕集手段によって範囲を定められた、少なくとも1つの中間吸引チャンバーと;
分離されたオイルをエンジンへ戻すための開口を備えたオイル回収チャンバーと;をその中に収容するケースを有し、
上記開口が当該分離器の下部分に配置され、
上記オイル回収チャンバーが上記中間吸引チャンバーに隣接し、
上記各中間吸引チャンバーが連絡手段を介して上記オイル回収チャンバーに連絡し、
上記オイル回収チャンバーが、一方で、連絡手段を介して、上記入口チャンバーに連絡し、他方で、上記2つのチャンバー間の連絡インターフェースを介して、上記出口チャンバーに連絡する、分離器に関する。
図1および図2は、この発明に基づく問題、すなわち特に車両に備わる例えばガソリン或いはディーゼルエンジンのような内燃機関の内側におけるオイルを含んだクランクケースガスの問題を概略的に示す。
図1は、接続ロッド902を介してシリンダー904内にスライド自在に取り付けられたピストン903と協同するクランクシャフト901を収容したクランクケース900を伝統的に有する内燃機関Mの部分を垂直断面として概略的に示す。クランクシャフト901は、クランクケース900内で層として延びた潤滑オイルによって濡らされる。制油板905も、クランクケース900内に設けることができる。
シリンダーヘッド911の内側に取り付けられたカムシャフト910は、クランクケース900とシリンダーヘッド911を接続する1つ或いはいくつかのシャフト912の図示しないバルブを動作するようにも設けられている。図2に示すように、カムシャフト910上に、特にこのカムシャフト910のベアリング914上に潤滑オイルHを吐出するノズル913が、シリンダーヘッド911の内側に設けられることができる。
クランクケースガスの循環流は、クランクケース900、シャフト912、およびシリンダーヘッド911の内側に見ることができる矢印によって、図1および図2で示されている。エンジンMが作動すると、各シリンダー904の燃焼および圧縮ガスが、シリンダーからクランクケース900に向けて通過し、ピストン903の部分がガスを完全にストップしない。これらのガスは、主に、空気、燃料、僅かな排気ガス、蒸気、および潤滑オイルの混合物によって形成されている。これらのガスは、クランクケース900から排気され、シリンダー904によって範囲を定められた燃焼チャンバー内へ再供給される。
1つの知られた実施形態において、クランクケース900からガスを排気して、取り入れライン930内へこのガスを再吐出するように、クランクケース900は、上記ガスによって通り抜けられるシャフト912によって、シリンダーヘッド911へ接続され、そして、このガスは、シリンダーヘッド911を介して、クランクケース900から出るガスからオイルを分離するように設けられた、圧縮された空気フィルターとも呼ばれるオイル分離器920内へ入れられる。分離器920の出口において、きれいにされたガスが、取り入れライン930と再び一緒になる。第1にチェックバルブ931を通り抜けてバッテリーバルブ932を通る。チェックバルブ931は、特に、バッテリーバルブ932の下流の吸引が大きい場合、閉じる。従って、このガスは、シリンダーヘッド910内へ送り返されることができ、それゆえに、分離器920内でガスからオイルの分離の後、シリンダー904内へ送り返されることができる。
上記分離器920は、内燃機関Mの主要要素であり、取り入れライン930内へ再吐出できるガスを潤滑オイルから分離するため、クランクケースガスの循環パスに挿入配置される。
現実に、クランクケースガスは、そのパスのうち異なる複数のポイントでオイルを含ませられ、特に、
シリンダー904では、ピストン903の移動がシリンダーの内壁からオイルを流してガスに含ませ;
接続ロッド902がオイル層に接触して浮遊したオイルの飛沫を形成し;
クランクシャフト901がガスの流れの中へオイルを吐出し;
クランクケース900の底にあるオイル層において、ガスが、その流速の効果で、オイル粒子を引き剥がし、このオイル粒子がガスに含まれ、
ベアリング914或いはシャフト912の上部分が、オイルの下降を容易にするようにデザインされたじょうご状に開かれ或いは丸くされた形であるにもかかわらず、引き剥がされてケース内のガスに混合されそうなオイル粒子の蓄積の領域を意味する。
クランクケースガスの循環領域内のあらゆる支持部材上にオイルHが蓄積された場合、ガスの流速の効果の下で、蓄積されたオイルは、その支持部材から剥がされて、オイルの大きな液滴、或いはジェット、或いはウェーブの形で、分離器920の入口に多くの量で到達できる。
従って、分離器に到達したオイルは、主に、次の2つの状態のうちの1つの状態を受け入れることができる。つまり、
オイル入口に対応する、オイルの連続するウェーブ、大きな液滴、或いはジェットの形の液体オイル状態;および
オイル入口に対応する、少ない量の、特にガス中に浮遊した小さな液滴の形のエアゾールオイル状態;である。
クランクケースガス中に浮遊したオイルの液滴を除去するように特に良く取り付けられた複数の分離器を備えることが、特に、フランス特許出願FR2898386およびFR2874646から知られている。これら従来技術の複数の分離器の2つの実施形態が図3および4に横断面図として概略的に図示されている。
これら公知の分離器は、延長された形のケース810を有する。
このケース810は、その中に、
オイルを含んだケース内のガスのための入口チャンバー820と;
きれいにされたガスのための出口チャンバー830と;
上記入口チャンバー820とガスの上記出口チャンバー830との間に配置され、上記ガス入口チャンバー820と上記ガス出口チャンバー830との間の循環パスに配置された障害物分離器861、862、863によって範囲を定められた、3つの中間吸引チャンバー851、852、853と;
いくつかの区画を有するオイル回収チャンバーと;を収容している。
すなわち、上記オイル回収チャンバーは、
エンジンに向かう分離されたオイルのための戻し開口841が設けられた主区画840と;上記戻し開口841は、当該分離器の下部分に配置され、サイフォン842の入口を形成し、
上記ガス入口チャンバー820と上記主区画840との間の1つ或いは2つの中間区画843、844と;を含み、
上記複数の区画840、843、844は、上記複数の中間吸引チャンバー851、852、853に隣接し、主に戻し開口841に向かって、そしてサイフォン842に向かって流れるオイルの通路のため、それぞれ、連絡開口871、872、873を介して連絡している。
上記出口チャンバー830のすぐ上流は、上記主区画840の吸引開口881を介して上記主オイル回収区画840と連絡するベンチュリ880であり、上記吸引開口881は、当該分離器の上部分に配置されている。上記中間吸引チャンバー853は、上記出口チャンバー830のすぐ上流に配置されて上記ベンチュリ880を介して延び、当該分離器内で主に重力で流れるオイルの通過のための連絡開口873を介して、主区画840に連絡している。
上記入口チャンバー820は、連絡開口845を介して、第1の中間区画843に連絡している。
図3の実施形態においては2つの中間区画843、844が設けられており、第1の中間区画843が、連絡開口846を介して、隣接する第2の中間区画844に連絡し、上記第2の中間区画844が、連絡開口847を介して、隣接する主区画840に連絡している。
図4の実施形態においては単一の中間区画843が設けられており、この中間区画843が、上記連絡開口846を介して、隣接する主区画840に連絡している。
上記サイフォン842は、当該分離器の底、すなわち上記オイル回収チャンバーの主区画840の下部分に十分な量の予備のオイルを確保しており、このオイルはきれいにされていないガスが上記オイル戻し開口841を介して流入することを防止し、それぞれ、当該分離器の入口におけるシリンダーヘッド内の圧力と一致する圧力P1の上記入口チャンバー820と、上記サイフォン842の上方の圧力P2の主区画840と、の間の圧力低下ΔP=P1−P2をオフセットする。
サイフォン842は、オイルを、上記主区画840から、エンジンへ、特に、その上に当該分離器が配置されたシリンダーヘッドの内側に連絡する当該分離器の外側領域へ移動するように設けられ;上記主区画840が上記外側領域に関して吸引状態となる。上記シリンダーヘッドと上記主区画840との間の圧力差ΔP=P1−P2は、上記サイフォン842内のオイルの高さHHを決める。このオイルの高さHHは、オイルHの2つの自由面の間のレベル差と一致する。一方のオイル面が外側圧力と一致するとともに分離器の内側圧力と一致する圧力P1であり、他方の面がP1より小さい圧力P2である。
従って、この圧力差ΔPは、特に、サイフォン842の高さHsによって決められる。この高さHsが大きくなると、上記圧力差ΔPも大きくできる。この圧力差ΔPは、分離器内におけるガスの速度に関係し:この速度が速いと、圧力低下ΔPがより大きく、エンジンに向けてオイルHを戻すため、サイフォン842の高さHsをより高くする必要がある。
このタイプの分離器は、ケース内のガスに含まれるオイルの全て或いは一部の連続する除去に仕向けられる。分離器が、小さなオイルの液滴を処理しないように、すなわちガス中にあるオイル粒子の予め決められたサイズからのみ始まるオイルをガスから分離するように、寸法を与えられている場合、しかしながら、このタイプの分離器は、オイルのウェーブ、或いはいくつかの連続するオイルのウェーブが分離器の入口に到達すると、もはや動作しないことに気付くべきであり、分離器内に収容されたオイルの重大な氾濫と一致するオイルのウェーブが、特に、上述したように収集領域に予め蓄積されたオイルを引き離すことをフォローする。
さらに、現在のエンジンにおいて、エンジンの寸法を減少する傾向にある一方で、エンジンの出力を増大する傾向にある。出力の増大は、結果として、ケース内のガス流量の増大を引き起こし、一方で、寸法の減少は、結果として、分離器に与えられる空間の減少を引き起こす。それゆえ、分離器の問題の1つは、小さな容積で、より多くのケース内ガスの処理、言い換えると多量のガス流の処理が可能であることである。
与え得る空間の減少は、エンジンの全ての要素、および特に流通に利用可能な空間に影響を与える。従って、カムシャフトおよびカムが分離器の入口により近付けられ、ケース内ガスの速度が、特にガスの通路断面の減少および流量の増大のため、増大される。さらに、これら要素を潤滑するオイルの量が増大される。
この全ての結果として、分離器入口での、大きな液滴、ジェット、或いはウェーブの形でのオイルの吐出が、増大して多量になる。
本出願人は、分離器の入口に到達するオイルの大部分が、大きな液滴、ジェット、およびウェーブの形で到達するのに対し、小さな液滴の形のオイルの量が少ないことに気付いた。使い古したエンジンをフルパワーで運転することを考えて、1桁大きくするため、小さな液滴の形で分離器の入口に到達するオイルの流量が4g/hの近くである一方、大きな液滴、ジェット、或いはウェーブの形で到達するオイルの流量が1200g/hの近くである。
第1のケースにおいて、多量のオイルが非連続的に分離器内へ、例えば、図6に示された連続するオイルHのウェーブのような形で入れられる場合、このオイルHは、連絡開口、すなわち開口845および871を連続的に塞ぐ傾向にある。事実、流入したオイルのウェーブは、初めに、第1の障害物分離器861によって分離されて、開口871がこの分離されたウェーブの最も大きい部分を排気し、すぐにオイルの通路をふさぐ。さらに、このオイルが開口845を通り抜けるとき、当該オイルは直ぐに上記開口845を塞ぎ、ベンチュリ880内のガスの速度が増加する事実のためもあって、主区画840内の圧力P2が減少する。続く開口、すなわち開口846および872のオイル通路で同じ現象が起き、そして、最後の開口873において、オイルの量が各障害物分離器の列862、863の後ろで減少することから、少ない効果を伴う。このようなオイルHのウェーブは、主区画840において圧力P2が低下する結果を有し、それゆえ上記圧力差ΔPが増大し、上記オイル高さHHが増大し、主区画840におけるオイルレベルHが増大する。
入口における頻繁なオイルウェーブHがある場合、サイフォン842は、もはや空にする期間を持たない。主区画840は、完全に満たし、オイルHは、上部にある、主区画840とベンチュリ880との間の吸引開口881を通り抜ける。さらに、多量のオイルが連続する開口845、846、871、872、873を連続して通過すると、主区画840内に不安定な圧力を生出し、従って、サイフォン842が不安定になる。現実に、圧力P2が十分に低いと、サイフォン842は、サイフォン842を通して、図7に示す泡の形のガスを排出されることができる。それゆえに、サイフォン842の排出或いは浮上は、主区画840における自由オイル面Hではじけるガスの泡を製造し、主区画840内のガス循環によって駆動可能なオイル滴を入口ライン内に製造する。
分離器にオイルの連続するウェーブが入ったときのサイフォン842の空になるこのような現象を防止するため、開口、特に最も上流の開口845および871が、オイルによって塞がれることを防止するよう、できるだけ大きくされるという単純な試みに従う必要がある。
第2のケースにおいて、少ない量のオイルが分離器の入口に到達する場合、ガスの流れは、種々の開口845、846、871、872、873にオイルが存在或いは存在しないことにより、さほど妨害されない。
上述した試みによって提案されたように、および図8に示されたように、(ここには中間区画が無い)開口845が非常に大きいと仮定すると、この開口845は、分離器の入口の圧力P1がオイル回収チャンバーを形成する主区画840内の圧力P2と等しくなるように、非常に少ない圧力低下を生出する。中間吸引チャンバー851、852、および853内におけるそれぞれの圧力P11、P12、およびP13、およびベンチュリ880内の圧力P8は、圧力P1より低くなる。従って、開口871、872、および873内のガス循環流は、間違った方向、すなわちオイル回収チャンバー840から複数の中間吸引チャンバーに向かう方向に指向され、これらの開口871、872、873を介してオイルが吸引されなくなる。
同様に、図9に示すように、(ここにも中間区画が無い)開口871が非常に大きいと仮定すると、この開口871は、第1の中間吸引チャンバー851内の圧力P11がオイル回収チャンバーを形成する主区画840内の圧力P2と等しくなるように、非常に小さい圧力低下を生出する。続く中間吸引チャンバー852、および853内の圧力P12およびP13、およびベンチュリ880内の圧力P8も、圧力P1より低くなる。従って、開口872および873内のガス循環流は、間違った方向、すなわちオイル回収チャンバー840から一致する中間吸引チャンバー852および853に向かう方向に指向され、これらの開口872、873を介してオイルが吸引されなくなる。
従って、中間吸引チャンバー851、852、853とオイル回収チャンバー840との間を連絡する全ての開口871、872、873がオイルを吸引するため、連絡開口845、846、871、872、873をあまり大きくしないことが必要である。理想的に、開口845は開口871より小さくなければならず、それ自体が開口872より小さくなければならず、等々、これらの開口は、同じ吸引流量を有する。しかしながら、この問題は、特にサイフォン842の高さがその大きさの理由で制限されて小さいとき、最後の連絡開口873において解決が特に難しい。
従って、この教えは、オイルのウェーブを分離器の入口で処理するために大きな寸法を有する連絡開口が必要であることを指し示す前述の教えに反する。
このタイプの分離器は、従って、満足のいく方法で以下の両方のケースを処理できない不利益を有する。つまり、
連続するウェーブ、大きな液滴、或いはオイルのジェットの形でオイル入口に対応する液体オイル状態;および
オイル入口に対応する、少ない量の、特にガス中に浮遊した小さな液滴の形のエアゾールオイル状態。
さらに、ベンチュリを形成するガス循環領域を細くすることは、難しくプラスティック材料のモールドによって製造する高価なゾーンであり、例えば、分離器に対する衝撃に関して強くない分離器内の領域も提供する。
この発明は、特に、液状でのオイルの有効な処理が可能であることにより、上述した不利益の全て或いは一部を除去することを目的とし、および、内燃機関のクランクケースから出るガスからオイルを少なくとも部分的に分離する、内燃機関のためのオイル分離器を提供することを目的とし、上記分離器は、
オイルを含んだガスのための入口チャンバーと;
きれいにされたガスのための出口チャンバーと;
上記入口チャンバーとガスの上記出口チャンバーとの間に配置され、上記入口チャンバーとガスの上記出口チャンバーとの間の循環パスに配置されたオイル捕集手段によって範囲を定められた、少なくとも1つの中間吸引チャンバーと;
分離されたオイルを上記内燃機関へ戻すための開口を備えたオイル回収チャンバーと;をその中に収容するケースを有し、
上記開口が当該分離器の下部分に配置され、
上記オイル回収チャンバーが上記中間吸引チャンバーに隣接し、
上記各中間吸引チャンバーが連絡手段を介して上記オイル回収チャンバーに連絡し、
上記オイル回収チャンバーが、一方で、連絡手段を介して、上記入口チャンバーに連絡し、他方で、上記2つのチャンバー間の連絡インターフェースを介して、上記出口チャンバーに連絡し、
上記分離器は、上記オイル回収チャンバーと上記ガス出口チャンバーとの間の連絡インターフェースが、上記チャンバーそれぞれの圧力が、当該分離器内におけるガスの循環流量と独立して、当該分離器の使用中、実質的に等しくなるように、寸法が与えられていることに注目すべきである。
この発明は、それゆえに、ベンチュリを形成するガス循環領域を細くすることをなくし、出口チャンバーとオイル回収チャンバーとの間の圧力バランスを達成することを提案する。
従って、出口チャンバーおよびオイル回収チャンバー内の圧力は、オイルのウェーブが連絡開口を塞ぐ場合、オイル回収チャンバー内の圧力が、オイル戻し開口のちょうど上方で、変わらないように、等しい。オイル回収チャンバー内のこの圧力は、従って、オイルのウェーブの到達或いは不在にかかわらず、オイルの連続するウェーブが、サイフォンが空になるような、分離器内の圧力の不安定さおよび動作の不安定さを生出することを防止する。
1つの特徴によると、オイル回収チャンバーとガス出口チャンバーとの間の連絡インターフェースは、オイル回収チャンバー内に集まったオイルが上記連絡インターフェースを介してガス出口チャンバー内へ流れることを防止するため、これらチャンバーそれぞれの底の間のレベル差に関連して、垂直下げ、特に段状の形を採用する。
1つの特別な実施形態において、分離器は、オイル捕集手段によって互いに分割されたいくつかの連続する中間吸引チャンバーを有する。
1つの特別な実施形態において、オイル回収チャンバーは、連絡手段を介して連絡するいくつかの連続する区画を含む。これらの区画は、
分離されたオイルを戻す開口を備えた主区画と;
上記ガス入口チャンバーと上記主区画との間に配置された少なくとも1つの中間区画と;を含み、
上記各区画は、連絡手段を介して連絡する少なくとも1つの吸引チャンバーに隣接している。
1つの特徴によると、上記単一の中間吸引チャンバー或いは上記出口チャンバーのすぐ上流の上記中間吸引チャンバーは、分離されたオイルを戻す開口が配置された当該分離器の下部分と反対側の当該分離器の上部分においてガス循環流を集中するように仕向けられた集中領域を介して、上記出口チャンバーと連絡している。
従って、中間吸引チャンバーを通り抜ける主なガス流と呼ばれるガスの流れは、オイル回収チャンバー或いはその主区画、特に分離されたオイルを戻す開口を妨害しない。従って、主なガス流は、オイル回収チャンバー或いは主区画内の圧力を妨害しない。
効果的には、上記集中領域は、ガス流の循環方向に沿って当該分離器の上記上部分に向けて指向されて水平面から傾斜した壁の形を採用する。
この傾斜された壁は、好ましくは、上記出口チャンバーの底と上記中間吸引チャンバーの底が同じレベルに配置されないときに、これら2つの底の間の接続壁を形成する。
他の特徴によると、上記連絡手段の全て或いは一部は、2つの対応する連絡区画或いはチャンバー間に設けられた少なくとも1つの開口を有する。
これらの連絡手段は、オイル回収チャンバー、或いはその区画と中間吸引チャンバーとの間の連絡、オイル回収チャンバーの複数の区画の間の連絡、オイル回収チャンバーとガス入口チャンバーとの間の連絡に関することを理解すべきである。
1つの効果的な実施形態において、上記連絡手段の全て或いは一部は、上記2つの対応する連絡区画或いはチャンバー間に設けられた少なくとも2つの開口を有し、上記開口は、当該分離器の上記下部分に配置された開口が主としてオイルの通路へ割り当てられ、且つ当該分離器の上記上部分に配置された開口が主としてガスの通路へ割り当てられるように、異なるレベルに配置される。
従って、ガスが、上部分に配置された開口を介して、オイル回収チャンバー、或いはその1つの区画内を通るように指向されるのに対して、捕集手段によって回収された主に重力によって流れるオイルは、上記下部分に配置された開口を介して、オイル回収チャンバー、或いはその1つの区画を通るように指向される。特に、オイルのウェーブ或いは大きな連続する液滴、すなわち液状のおよびエアゾール状ではないオイルは、分離器のフロアに一致する主に分離器の下部分を流れ、それゆえに主に下部分にある開口を通り抜け、それにより、上部分に配置されたガス流開口をブロックする危険、および分離器の作動不安定性の生出を制限する。
頂部および底部が重力に関連する垂直方向を参照して使用され、当該分離器の使用位置が自動車に搭載されていることが理解される。現実に、分離が、重力の主な作用に基づく、いくつかの混和できない状態の機械的分離動作であることがここでは想起される。
もちろん、上および下部分にある開口の形の連絡手段のこのようなデザインは、厳密な意味の保護の主題になれる。
効果的には、上記2つの開口は、上記2つの対応する区画或いはチャンバーの分離壁と当該分離器のケースとの間の自由空間に対応し、上記分離壁は、特にクリップによって組み立てられて上記ケースの内側に遊びを伴って取り付けられる。
従って、オイル回収チャンバーの複数のチャンバーおよび/或いは複数の区画の範囲を定める壁は、分離器のケースの高さより小さい高さを有することができる。上記壁は、分離器のケースの下部分および上部分それぞれの下部および上部に遊びを伴って取り付けられる。これら遊びは、それぞれ、分離器の下部分および上部分でオイルおよびガスのための通過開口を形成する。
連絡手段の1つの特別な実施形態において、上記各開口は、横長、特に矩形、或いは正方形である。
連絡手段の他の特別な実施形態において、上記各開口は、複数の孔、特に多角形の孔、好ましくは矩形或いは正方形、或いは円形の形を採用する。
上述したように、少ない量のオイルが分離器内に、特にエアゾール状で流入すると、オイル回収チャンバーに向かう第1の連絡開口が、続く開口がオイル回収チャンバーに向けてオイルを吸引できるように、圧力低下を生出する小さくなる権利を有する。しかしながら、連絡開口は、可能な限り容易にオイルの通過を許容しなければならず、それゆえに大きくされる。このことは、上述したような矛盾を引き起こす。
しかしながら、出願人は、連絡開口を通るオイルの流れが層流タイプの流れ(この流体の非常に遅い流速、高い粘性、および高い濃度)であるのに対して、同じ開口を通るガスの流れが荒いタイプの流れ(この流体のレイノルズ数が6000に近い)であることに気付いている。荒い流れのための開口の形は、層流のための開口の形が非常に小さな影響を有するのに対して、圧力低下に大きな影響を有する。
従って、連絡開口の効果的な形は、ガスの流れに一致する、荒い流れの圧力低下を最大にする形である。現実に、層流でオイルを排出する同じ能力に対応する、同じ通路部分或いは面のため、荒い流れにおける圧力低下を最大にする形が、ガスを最も良く停止できるようにする。
さらに、圧力低下を大きくする他の形、特に有効流体径Dhを有する形があるのに対し、圧力低下を小さくする形と一致する開口の円形状がある。
Dh=4S/P
S=開口の通路面或いは領域
P=開口の通路部分の周長
例えば、同じ流体径Dhの長円の開口、特に延長された矩形の開口が、円形の開口より大きな通路面を有する。
流体径Dhの円形開口は、直径D=Dhおよび一致する通路面Scを有する。
同じ流体径Dhを有する矩形或いは正方形の開口は、円形開口の通路面Scより大きい通路面Srを有する。
同じ流体径Dhを有するとともに5つの正方形の孔から成り立っている開口も、円形開口の通路面Scより大きい通路面Smを有する。
もちろん、連絡開口の形のこのようなデザインは、厳密な意味の保護の主題になれる。
この発明の1つの好適な実施形態において、上記オイル捕集手段の全て或いは一部は、障害物分離器を有し、上記障害物分離器は、ガスのための少なくとも1つの通過開口を有し、上記通過開口を通り抜けるガスの全て或いは一部をそらすため、上記通過開口が当該通過開口に対向して配置されたバイパス手段と関連する。
従って、液相で、例えば、ウェーブ、或いは大きな液滴、或いはオイルのジェットの形で、オイルの排出を容易にするため、全ての或いは一部の分離器にとって、液相でのオイルの効率のよい分離を残す一方で、分離器が小さな圧力低下を生じるため、ガスの主な流れの一部になることが効果的である。中間吸引チャンバーにおける圧力低下の減少によって、例えば、大きさ制限に合わせるため、サイフォンの寸法の減少が可能である。
この方法において、分離器は、低いガス流速度および圧力低下で、主にオイルを液相で処理するように動作し、サイフォンを通してオイルを連続的に排出できるようになる。
このような分離器は、従って、上記のように多量のオイルが、大きな液滴、ジェット、またはウェーブの形で到達することから、入口に到達する最も多くの量のオイルを処理することを可能にし、小さな液的の形、すなわちエアゾール状で到達するオイルが少ない量で到達する。
他の特徴によると、分離器がいくつかの連続する中間吸引チャンバーを有する場合、連続する中間吸引チャンバーそれぞれの間に設けられた連続するオイル捕集手段は、それぞれ障害物分離器を有し、2つの連続する障害物分離器、すなわち第1の分離器、およびこの第1の分離器の下流に配置された第2の分離器が、それぞれ、第1分離器が第2分離器より少ないガス流をそらすようにデザインされている。
従って、第1の分離器は、第2の分離器より少ない圧力低下を生出する。
他の特徴によると、上記ガス入口チャンバーとすぐ下流の上記中間吸引チャンバーとの間に配置されたオイル捕集手段は、ガスのための少なくとも1つの通過開口を有する。効果的には、上記通貨開口の上流には、ガスバイパス手段は設けられない。
この発明は、内燃機関のクランクケースを出るガスからオイルを少なくとも部分的に分離する、内燃機関のためのオイル分離装置に関する。このオイル分離装置は、上述した分離器、およびこの分離器を出たガスに残るオイルの全て或いは一部を回収するため該分離器の下流に配置されたサイクロン分離器を有する。
従って、分離器は、主に、液相で流入するオイルを処理するため、仕向けられ、特に、コンパクトで、強く、安価である一方、装置内に多量のオイルの流入を構成する。この分離器の機能は、それゆえに、もはや完全にオイルを取り除いた出口ガスを持たず、小さな浮遊した粒子の形で残った少ない量のオイルだけガスが有し、上記分離器の出口に配置されたサイクロン分離器によって処理される。
一方の分離器が主に液相でオイルを処理し、サイクロン分離器が主にエアゾール状態でオイルを処理するように、オイルの処理を分割することにより、特に分離器のサイフォンで、あらゆる不安定さの問題を持たない、特に圧力低下を減少する小さな寸法を有し、内燃機関の動作中、分離器の外側へのオイルの連続する排出を許容する、分離装置を提供できる。
エアゾール状態でオイルを処理するより大きな圧力低下を必要とするサイクロン分離器は、他方で、エンジンが停止しているとき、例えば適したチェックバルブを介して、エンジン内にオイルが排出される前に、燃焼エンジンの動作中に処理されたオイルを貯蔵することができる。少ない量のオイルだけ処理するサイクロン分離器は、それゆえに、エンジンブロックに固有の大きさを与える寸法を有することができる。
1つの特徴によると、サイクロン分離器は、回収されたオイルを収容する接線方向のガス入口を有し、この接線方向の入口は、分離器のガス出口チャンバーへ直接的に連絡する。
この発明の他の特徴および効果は、以下の添付図面を参照して、いくつかの実施形態の以下の詳細な説明を読めば明らかである。
図1は、この発明によるところの分離器或いは分離装置を備えることができる内燃機関の部分の縦断面概略図である。 図2は、図1に示された内燃機関のシリンダーヘッドを分離器の入口で拡大した縦断面概略図である。 図3は、従来技術の分離器の横断面概略図である。 図4は、従来技術の分離器の横断面概略図である。 図5は、図4の分離器の線V-Vに沿った縦断面図である。 図6は、分離器内にオイルのウェーブを示した図4と同じ図である。 図7は、オイルのウェーブのため不安定状態にある図6の分離器の線VII-VIIに沿った縦断面図である。 図8は、オイルのウェーブを処理する開口を必要な大きさにする問題を示す図4の分離器の代案の横断面概略図である。 図9は、オイルのウェーブを処理する開口を必要な大きさにする問題を示す図4の分離器の代案の横断面概略図である。 図10は、この発明によるところの第1の実施形態の分離器の横断面概略図である。 図11は、図10の分離器の線XI-XIに沿った縦断面図である。 図12は、この発明によるところの第2の実施形態の分離器の横断面概略図である。 図13は、図12の分離器の線XIII-XIIIに沿った縦断面図である。 図14は、この発明によるところの分離器を備えるように設けられた障害物分離器の横断面概略図である。 図15(a)〜(c)は、この発明によるところの分離器に設けられたチャンバー或いは区画間の連絡開口の3つのタイプを示す概略図である。 図16は、オイルのウェーブが分離器の内側に描かれた図12と同じ図である。 図17(a)および図17(b)は、図16の分離器の2つの代案の線XVII-XVIIに沿った縦断面図である。 図18は、この発明によるところの分離器の他の実施形態の横断面概略図である。 図19は、この発明によるところの分離器の他の実施形態の横断面概略図である。 図20は、この発明によるところの分離器の他の実施形態の横断面概略図である。 図21は、サイクロン分離器に連続した分離器を有するこの発明によるところの分離装置の横断面概略図である。 図22は、図21のサイクロン分離器の線XXII-XXIIに沿った縦断面図である。
この発明によるところの分離器1の第1の実施形態は、図10に示され、図10に示された分離器1の進化を構成する分離器1の他の実施形態は、特に、図12、18、19、20に示されている。
この分離器1は、内部空間の範囲を定める外板或いは囲いを形成する延長された形のケース10を有する。このケース10は、その一端にオイルを含んだガスのための入口11を備え、その他端にきれいにされたガスのための出口12を備えている。
分離器1のケース10は、その中に、
上記入口11が直接つながる、オイルを含んだガスのための入口チャンバー2と、
上記出口12が設けられた、きれいにされたガスのための出口チャンバー3と、
上記入口チャンバー2とガスの出口チャンバー3との間に配置され、上記入口チャンバー2とガスの出口チャンバー3との間の循環パスに配置されたオイル捕集手段61、62、63、64(後に詳述する)によって範囲を定められた3つの中間吸引チャンバー41、42、43と、
分離されたオイルをエンジンへ戻すための開口50を備えたオイル回収チャンバー5と、を収容しており、
上記開口50は、図11に示すように、分離器1の下部分14に配置され、サイフォン51の入口を形成する。
上記オイル回収チャンバー5は、上記3つの中間吸引チャンバー41、42、43に隣接している。各中間吸引チャンバー41、42、43は、それぞれ、連絡手段71、72、73(後に詳述する)を介して、上記オイル回収チャンバー5に連絡している。
さらに、上記回収チャンバー5は、一方で、連絡手段52(後に詳述する)を介して、ガス入口チャンバー2に連絡し、他方で、上記2つのチャンバー3および5の間の連絡インターフェース53(後に詳述する)を介して、出口チャンバー3に連絡している。
上記オイル回収チャンバー5は、連絡手段56(後に詳述する)を介して互いに連絡した2つの連続する区画54、55に分けられており、
中間区画54と呼ばれる第1の区画は、連絡手段52を介してガス受け入れチャンバー2に連絡し、
主区画55と呼ばれる第2の区画は、分離されたオイルを戻す開口50を備え、連絡インターフェース53を介してガス出口チャンバー3に連絡している。
上記中間吸引チャンバー41が連絡手段71を介して中間区画54に連絡する一方で、第2および第3の中間吸引チャンバー42、43が、それぞれ、連絡手段72、73を介して主区画55に連絡している。
さらに、第1の中間吸引チャンバー41は、一方で、第1のオイル捕集手段61によって入口チャンバー2から分離され、他方で、第2のオイル捕集手段62によって、続く第2の中間吸引チャンバー42から分離されている。そして、上記第2の中間吸引チャンバー42が、第3のオイル捕集手段63によって、続く第3の中間吸引チャンバー43から分離されている。最後に、上記第3の中間吸引チャンバー43が、第4のオイル捕集手段64によって、出口チャンバー3から分離されている。
上記第1、第2、および第3の連続する捕集手段61、62、63は、それぞれ、障害物分離器の列によって形成されており、障害物分離器の1つの実施例が図14に詳細に図示されている。障害物分離器は、ガスのための少なくとも1つの通過開口69を有する。この通過開口69は、通過開口69を通り抜けるガスの全部或いは一部をそらすため、通過開口69に対向して配置されたバイパス手段65と接続されている。この通過開口69は、互いに離間された2つの同一平面上の壁66によって範囲を定められることができ、上記バイパス手段65は、上記通過開口69に対向したバイパスプレートによって形成されており、上記複数の壁66と平行に、上記複数の壁66に関して距離dだけオフセットしており、上記通過開口69を通り抜けるガスの流れの少なくとも一部をそらすため、上記通過開口69を少なくとも部分的にカバーし;そして、上記バイパスプレート65は、該バイパスプレート65の両側に、バイパスプレート65によってカバーされていない上記通過開口69の部分と一致する隔たり67を残すことを許容できる。バイパス効果を与えるため、バイパスプレート65の端部に、例えば傾斜面のような与えられた外形を供給することが可能である。そして、隔たり67に到達する矢印F1によって示されたガスの流れが、バイパスプレート65によって直接的にそらされた矢印F2によって示されたガスの流れによってそらされる。
図10に戻って、分離器1に流入するオイルを含むガスの流れは、特に、入口11(或いは入口チャンバー2)と出口12(或いは出口チャンバー3)との間の2つの流れに分解される。すなわち:
主な流れFpは、障害物分離器の第1の列61を通り抜け、それにより、オイルの第1の分離を実施し、このオイルは、連絡手段71を介して、オイル回収チャンバー5の中間区画54内に、主として重力によって、流れることができ、そして、この流れFpは、障害物分離器の第2の列62を通り抜け、それにより、オイルの第2の分離を実施し、このオイルは、連絡手段72を介して、オイル回収チャンバー5の主区画55内に、主として重力によって、流れることができ、そして、この流れFpは、障害物分離器の第3の列63を通り抜け、それにより、オイルの第3の分離を実施し、このオイルは、連絡手段73を介して、オイル回収チャンバー5の主区画55内に、主として重力によって、流れることができ、最後に、この流れFpは、第4の捕集手段64を通り抜けて、出口チャンバー3へ流入し、;
第2の流れFsは、第1の開口52を通り抜けてオイル回収チャンバー5の中間区画54へ流入し、連絡手段71を介して流入した流れと混合され、そして、この流れFsは、開口56を通り抜けてオイル回収チャンバー5の主区画55へ流入し、連絡手段72、73を介して流入した流れと混合され、最後に、この流れFsは、連絡インターフェース53を通り抜けて、出口チャンバー3内で上述した主な流れFpと混合され、オイルの大部分が、分離されたオイルを戻す開口50を介して、分離器1の外側へ排出される。
図10に示すように、特に、オイルが第3の中間吸引チャンバー43から出口チャンバー3へ流れるのを防止するため、第4の捕集手段64は、これら2つのチャンバー3、43それぞれの底の間のレベル差すなわち垂直下げに関係して、垂直下げ、特に段状の形と仮定することができる。従って、この垂直下げ64は、上述した障害物分離器の複数の列61、62、63と同様に、主な流れFpに障害を与え、それにより、主な流れFpにおけるオイルの最終分離を許容する。この垂直下げ64は、分離器1のケース10内における内側リブの形であると仮定することができる。
同様に、特に、オイルが主区画55から出口チャンバー3へ流れるのを防止するため、連絡インターフェース53は、これら2つのチャンバー3、55それぞれの底の間のレベル差に関係して、垂直下げ、特に段状の形と仮定することができる。この垂直下げインターフェース53も、第2の流れFsに障害を与え、それにより、第2の流れFsにおけるオイルの最終分離を許容する。さらに、このインターフェース53は、分離器1内のガス循環流量と独立して、主区画55と出口チャンバー3との間に圧力のバランスをもたせるように寸法が与えられている。従って、主区画55内の圧力は、特に、ウェーブ、或いは噴出、或いは大きな液滴の形での入口のオイルの液相と実質的に独立している。この垂直下げ53は、分離器1のケース10内における内側リブの形であると仮定することができる。
図10および図11を参照すると、このインターフェース53は、ケース10の長手方向に沿った寸法と一致する長さLI、および垂直方向に沿った寸法と一致する高さHIを有する実質的に矩形と仮定する。所望する圧力にバランスするための上記インターフェース53の与えられた寸法の例として、上記長さLIは、10mmより大きく或いは同じであり、上記高さHIは、10mmより大きく或いは同じである。分離器1内におけるガス流量の例として、この流量は、一般的に、0から5リッター毎分であり、200リッター毎分の近くの値に届くこともできる。
この発明によるところの分離器1の第2の実施形態は、図12に図示され、以下の点で上述した第1の実施形態と異なる。すなわち、捕集手段64が、第3の中間吸引チャンバー43と出口チャンバー3との間で、分離器1の上部13における主な流れFpの集中のために設けられた集中エリアの形であるとみなされる。90°の段を有する代りに、ここでは、主な流れFpの循環方向に沿って分離器1の上部13に向けて指向された坂のようなすなわち傾斜された壁64がある。従って、この傾斜された壁64は、主な流れFpを加速し、サイフォン51の入口を形成する分離されたオイルを戻す開口50と反対側で流れの集中をひき起こす。従って、主な流れFpは、サイフォン51の上流のオイルのための貯蔵および回収エリアを妨害する危険がなく、一方で、分離器1の上部13に指向される。
図13に示すように、この傾斜された壁64は、出口チャンバー3の底(すなわち床)と第3の中間吸引チャンバー43の底との間の接続壁を形成し;これら2つの底は、当然のことながら、オイルの第3の中間吸引チャンバー43から出口チャンバー3への流れを防止するため、同じレベルに配置されない。
図15(a)〜図15(c)は、連絡手段52、56、71、72、および73の異なる実施形態を示す。これら連絡手段は、
図15(a)に示されているような円形開口、および/或いは
激流の中の圧力低下を最大にするための、好ましくは図15(b)に示されているような矩形開口、および/或いは
激流の中の圧力低下を最大にするための、好ましくは図15(c)に示されているような正方形或いは矩形の複数の孔の形の開口;これら正方形或いは矩形の複数の孔は、例えば、同じレベル、すなわち全てが同じ高さおよび一定の間隔で並べられる、
を含むことができる。
もちろん、これら開口の形は、上述したものに限定されることはなく、これら開口の数および/或いは寸法は、分離器1によって処理される液体を含むガスの流れの機能によって決められなければならない。
図16は、入口チャンバー2をオイル回収チャンバー5の中間区画54に連絡する連絡手段52に向けて指向されたオイルのウェーブHを有する上記第2の実施形態によるところの分離器を示す。図17(a)および図17(b)は、これら連絡手段52の2つの実施形態を示し、これらは、もちろん、他の連絡手段56、71、72、および73に適用できる。
図17(a)において、連絡手段52は、入口チャンバーとオイル回収チャンバーの中間区画との間に設けられた2つの開口521、522を有する。これら2つの開口521、522は、分離器1の下部分14、すなわち床に配置された開口522が主としてオイルHの通路へ割り当てられ、分離器1の上部分13に配置された開口521が主としてガスの第2の流れFsの通路へ割り当てられるように、異なるレベルに配置されている。もちろん、いくつかの開口が種々の高さすなわち種々のレベルに配置可能であり、これら開口も、図15(a)、図15(b)、図15(c)を参照して上述した種々の形を有することができる。図17(a)において、これら開口521、522は、矩形であり、入口チャンバー2と中間区画54との間の分離壁523の角部に形成されている。
図17(b)において、2つの開口521、522が、分離器のケース10の上部分13および下部分14で、分離壁523の間の自由空間と一致する。これら自由空間521、522は、分離壁523の嵌め合いおよび隙間によってデザインされ、それにより、分離器1のデザインおよび製造を容易にする。少なくとも1つの分離壁523は、上部の遊びおよび下部の遊びが、それぞれ開口521、522を形成するように、分離器1のケース10内の遊びを伴い、特にクリップにより、組み立てられることができる。
分離器1は、実質的に、オイルを液相で排出するために設けられ、捕集手段61、62、および63の外形を改良することによって、第1の3つの連続した捕集手段61、62、および63によってひき起こされた圧力低下の減少を考えることが可能であり、もちろん、オイルの液相での回収能力を保持する一方で、主な流れFpの減少されたバイパス効果を有する。図18、19、および20に示された3つの実施形態は、図12に示された第2の実施形態によるところの分離器1の代替を構成し、第1の3つの連続した捕集手段61、62、および63に関する唯一の改良がある。
図18に示された実施形態において、複数の捕集手段61、62、63は、図14を参照して上述した少なくとも1つの障害物分離器を有する。各分離器61、62、63において、バイパスプレート65は、例えばバイパスプレート65の領域と比較できる領域を有するインターバル67が大きくなるように、2つの同一平面にある壁66によって範囲を定められた通過開口69より小さな寸法を有する。このような分離器61、62、63は、小さな圧力低下を生出する一方で、オイルの大きな液滴或いはウェーブの分離効果がある。
図19に示された実施形態において、インターバル67は、第1の分離器61と第2の分離器62との間で、および第2の分離器62と第3の分離器63との間で、減少する。従って、インターバルが通過開口69を完全に兼務することから最大になるように、第1の分離器61がバイパスプレートを有していないことに気付くべきである。しかしながら、第2の分離器62は、領域S1を伴うインターバル67を決める寸法のバイパスプレート65を通過開口69に対向して有する。第3の分離器63は、領域S1より少ない領域S2を伴うインターバル67を決める寸法のバイパスプレート65を通過開口69に対向して有し;このインターバル67は、第3の分離器63より第2の分離器62にとってより意味のあるものである。例えば、2つの分離器62、63のための等しい寸法の通過開口69において、対応するバイパスプレート65を各開口69の中心に位置合せすると、第2の分離器62のバイパスプレートが第3の分離器63のバイパスプレートより小さくなる。
図20に示された実施形態において、分離器61から63の間で減少するインターバル67については、上述したように、原理は同じである。この実施形態において、違いは、通過開口69が、2つの同じ平面内の壁66によって範囲を定められておらず、単一の壁66によって、および分離器1のケース10によって、範囲を定められていることであり、これにより、特に、分離器1全体の寸法を減少し、分離機1のデザインおよび製造を簡単にし、特に、プラスティック材料のモールディングによる製造における剥離工程を簡単にする。ケース10から突出した板を構成する関連したバイパスプレート65は、対応する通過開口69に対向して配置されるように、壁66と平行且つ壁66に関してオフセットしており;第2の分離機62のバイパスプレート65は、第3の分離器63のバイパスプレート65より短い。
既に説明されたように、この発明によるところの分離器1は、実質的に、オイルを液相で、特にウェーブ或いは大きな液滴の形で分離するように仕向けられている。この分離器1から出たガスで、浮遊したオイル粒子を含むガス、言い換えるとエアゾール状態のガスを処理するため、図21に示されているように、上記分離器1の後に、該分離器1から出たガス内の全ての或いは一部の残留オイルをエアゾール状態で回収するサイクロン分離器7が配置されている。
図22により正確に示されているように、このサイクロン分離器7は、内側空間の範囲を定めるケース700を有し、このケース700は:
遠心効果による分離の原理に従って、分離器1の出口12を介して出たガスから、浮遊した粒子の形のオイルを分離するようにデザインされたサイクロン710と、
このサイクロン710によって収集されたオイルHの貯蔵容積を形成する貯蔵領域720と、
上記ケース700の外にきれいにされたガスを排出するための出口ダクト730と、を収容配置しており、
上記出口ダクト730は、シリンダーヘッドにガスを戻すための入口ラインに連絡している。
上記サイクロン710は、それ自体、頂部から底部に向けて:
減少されるであろうオイルの浮遊された滴を含むガスの接線方向の入口740と;この接線方向の入口740は、上記分離器1の出口12が直接延びて上記サイクロン710の上部分に配置され、
円筒壁によって形成され、オイルの滴が上記円筒壁に放射される捕集領域750と;
この捕集領域750の延長にある円錐壁によって形成され、下部中心開口770を備えた小さな径の下部分で終わるオイル回収領域760と;を有する。
上記サイクロン710は、上部中央開口780を有し、この上部中央開口780を通して、捕集領域750および貯蔵領域720から軸方向に出てくるきれいにされたガスの流れの一部が、出口ダクト730内へ向かう。
下方の中央開口770は、サイクロン710から貯蔵領域720に向かう重力によるオイルの排出を許容するように、貯蔵領域720につながっている。出口ダクト730は、好適には水平であり、奇麗にされたガスのための吸引パイプの役割を担い、上部中央開口780から始まってサイクロン分離器7のケース700の外側へつながる。
一方で、貯蔵領域720の上部分と、他方で、出口ダクト730の部分と、の間で、これらを分離する壁に形成された吸引開口790を通して、連絡がなされている。
動作の間、接線方向の開口740を通してサイクロン710に入れられたガスは、
初めに、螺旋状に下がって、そして、上昇して、出口ダクト730の領域へ、上部中央開口780を介して、軸方向に出る主な流れEpと;
下部中央開口770を通して逃げ、そして、貯蔵領域720を通り抜け、吸引開口790を通って、最終的に、出口パイプ730の領域で、主な流れEpと一緒になる第2の流れEsと;に分けられる。
貯蔵領域720に与えられた貯蔵容積は、内燃機関の全動作方向のいたるところにオイルを供給する大きさにされ、従って、貯蔵されたオイルは、上記内燃機関が停止しているときに、内燃機関内へ排出される。例えば、このような寸法決めは、痛んだエンジンをフルパワーで動作してエアゾール状態の小さな液滴の形で到達するオイルの4時間の貯蔵を許容するように、与えられることができる。リマインダーとして、フルパワーで動作する痛んだモータは、小さな液滴の形で4g/hに近いオイルの流量を生出し、一方で、大きな液滴、ジェット、或いはウェーブの形で到達するオイルの流量は、1200g/hに近い。従って、サイクロン分離器7の貯蔵領域720は、約16gのオイル、或いは用心のためそれ以上を収集する大きさにされることができる。
チェックバルブは、図示しないが、貯蔵領域720の底に設けられることができ、このチェックバルブの両側で圧力が同じとき、すなわち内燃機関が停止しているとき、開き、それにより、貯蔵されたオイルのエンジンへの戻しを許容する。
もちろん、フランス特許出願FR2922126の前提部および詳細な説明の両方に開示されたように、他のタイプのサイクロン分離器が考えられる。
さらに、分離器とサイクロン分離器のこのような組み合わせは、図3、4、8、および9に図示されたような、ベンチュリを備えた従来の分離器との組み合わせが考えられることができる。
もちろん、上述した実施形態に限定されることはなく、他の詳細および改良が、添付の特許請求の範囲の範囲を超えることなく、この発明によるところの分離器になされることができる。特に、複数の中間吸引チャンバーおよび/或いはオイル回収チャンバーの複数の区画を、例えば、これら複数のチャンバーや区画を重ね合わせることにより、他の数、形、および配置を与え、および/或いは、異なる複数のチャンバーおよび/或いは区画の間で他の連絡の形を与え、および/或いは他の形、数、配置を与えることによってオイル捕集手段の大きさを与える。

Claims (14)

  1. 内燃機関のクランクケースから出るガスからオイルを少なくとも部分的に分離する、内燃機関のための分離器(1)であって、
    オイルを含んだガスのための入口チャンバー(2)と;
    きれいにされたガスのための出口チャンバー(3)と;
    上記入口チャンバー(2)とガスの上記出口チャンバー(3)との間に配置され、上記入口チャンバー(2)とガスの上記出口チャンバー(3)との間の循環パスに配置されたオイル捕集手段(61、62、63)によって範囲を定められた、少なくとも1つの中間吸引チャンバー(41、42、43)と;
    分離されたオイルを上記内燃機関へ戻すための開口(50)を備えたオイル回収チャンバー(5)と;をその中に収容するケース(10)を有し、
    上記開口(50)が当該分離器(1)の下部分(14)に配置され、
    上記オイル回収チャンバー(5)が上記中間吸引チャンバー(41、42、43)に隣接し、
    上記各中間吸引チャンバー(41、42、43)が連絡手段(71、72、73)を介して上記オイル回収チャンバー(5)に連絡し、
    上記オイル回収チャンバー(5)が、一方で、連絡手段(52)を介して、上記入口チャンバー(2)に連絡し、他方で、上記2つのチャンバー(3、5)間の連絡インターフェース(53)を介して、上記出口チャンバー(3)に連絡し、
    上記オイル回収チャンバー(5)と上記ガス出口チャンバー(3)との間の連絡インターフェース(53)は、上記チャンバー(3、5)それぞれの圧力が、当該分離器(1)内におけるガスの循環流量と独立して、当該分離器(1)の使用中、実質的に等しくなるように、寸法(LI、HI)にされていることを特徴とする分離器(1)。
  2. 上記オイル回収チャンバー(5)と上記ガス出口チャンバー(3)との間の上記連絡インターフェース(53)は、上記オイル回収チャンバー(5)に集められたオイルが当該連絡インターフェース(53)を介して上記ガス出口チャンバー(3)内へ流れることを防止するため、上記チャンバー(3、5)それぞれの底の間のレベル差に関連して、垂直下げの形、特に段状の形を採用している、請求項1によるところの分離器(1)。
  3. 上記オイル回収チャンバー(5)は、連絡手段(56)を介して連絡するいくつかの連続する区画(54、55)を有し、これらの区画は、
    分離されたオイルを戻す開口50を備えた主区画(55)と;
    上記ガス入口チャンバー(2)と上記主区画(55)との間に配置された少なくとも1つの中間区画(54)と;を含み、
    上記各区画(54、55)は、連絡手段(71、72、73)を介して連絡する少なくとも1つの吸引チャンバー(41、42、43)に隣接している、請求項1または2によるところの分離器(1)。
  4. 上記単一の中間吸引チャンバー或いは上記出口チャンバー(3)のすぐ上流の上記中間吸引チャンバー(43)は、分離されたオイルを戻す開口(50)が配置された当該分離器(1)の下部分(14)と反対側の当該分離器(1)の上部分(13)においてガス循環流を集中するように仕向けられた集中領域(64)を介して、上記出口チャンバー(3)と連絡している、請求項1から3の1つによるところの分離器(1)。
  5. 上記集中領域(64)は、ガス流の循環方向に沿って当該分離器(1)の上記上部分(13)に向けて指向されて水平面から傾斜した壁の形を採用し、特に、上記出口チャンバー(3)の底と上記中間吸引チャンバー(43)が同じレベルに配置されないときに、これら2つの底の間の接続壁を形成する、請求項4によるところの分離器(1)。
  6. 上記連絡手段(52、56、71、72、73)の全て或いは一部は、2つの対応する連絡区画或いはチャンバー間に設けられた少なくとも1つの開口を有する、請求項1から5の1つによるところの分離器(1)。
  7. 上記連絡手段の全て或いは一部(52)は、上記2つの対応する連絡区画或いはチャンバー間に設けられた少なくとも2つの開口(521、522)を有し、
    上記開口(521、522)は、当該分離器(1)の上記下部分(14)に配置された開口(522)が主としてオイルの通路へ割り当てられ、且つ当該分離器(1)の上記上部分(13)に配置された開口(521)が主としてガスの通路へ割り当てられるように、異なるレベルに配置される、請求項6によるところの分離器(1)。
  8. 上記2つの開口(521、522)は、上記2つの対応する区画或いはチャンバーの分離壁(523)と当該分離器(1)のケース(10)との間の自由空間に対応し、上記分離壁(523)は、特にクリップによって組み立てられて上記ケース(10)の内側に遊びを伴って取り付けられる、請求項7によるところの分離器(1)。
  9. 上記各開口(52、56、71、72、73)は、横長、特に矩形、或いは正方形である、請求項6或いは7によるところの分離器(1)。
  10. 上記各開口(52、56、71、72、73)は、複数の孔、特に多角形の孔、好ましくは矩形或いは正方形の形を採用する、請求項6或いは7によるところの分離器(1)。
  11. 上記オイル捕集手段(61、62、63)の全て或いは一部は、障害物分離器を有し、上記障害物分離器は、ガスのための少なくとも1つの通過開口(69)を有し、上記通過開口(69)を通り抜けるガスの全て或いは一部をそらすため、上記通過開口(69)が当該通過開口(69)に対向して配置されたバイパス手段(65)と関連する、請求項1から10の1つによるところの分離器(1)。
  12. それぞれ1つの障害物分離器或いは2つの障害物分離器を有するオイル捕集手段(62、63)によって互いに離間されたいくつかの連続する中間吸引チャンバー(41、42、43)を有し、それぞれ、上記第1の分離器の下流に配置された第1の分離器(61;62)および第2の分離器(62;63)が、上記第1の分離器が上記第2の分離器より少ないガス流をそらすようにデザインされている、請求項11によるところの分離器(1)。
  13. 上記ガス入口チャンバー(2)とすぐ下流の上記中間吸引チャンバー(41)との間に配置されたオイル捕集手段(61)は、少なくとも1つのガス通過開口(69)を有する、請求項12によるところの分離器(1)。
  14. 請求項1から13の1つによるところの分離器(1)、およびこの分離器(1)を出たガスに残るオイルの全て或いは一部を回収するため該分離器(1)の下流に配置されたサイクロン分離器(7)を有し、内燃機関のクランクケースを出るガスからオイルを少なくとも部分的に分離する、内燃機関のためのオイル分離装置。
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