JP2011517673A - 芳香族ヘテロ環縮合インドロベンザジアゼピンhcvns5b阻害剤 - Google Patents

芳香族ヘテロ環縮合インドロベンザジアゼピンhcvns5b阻害剤 Download PDF

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Abstract

本発明は、式Iの化合物およびその塩、ならびに該化合物を用いた組成物および方法を提供する。該化合物はC型肝炎ウイルス(HCV)に対する活性を有しており、HCVに感染した者の治療に有用である。

Description

関連出願
(関連出願の相互参照)
本出願は、2008年3月27日に出願された米国仮特許出願第61/039961号の利益を主張する。
(発明の背景)
本発明は概して、C型肝炎ウイルス(HCV)に対する活性を有し、HCVに感染した者の治療に有用である、式Iの新規化合物およびその塩に関する。本発明はまた、これら化合物を用いた組成物および方法にも関する。
C型肝炎ウイルス(HCV)は主要なヒト病原体であり、世界中で推定1億7千万人が感染しており-これはヒト免疫不全ウイルス1型による感染数のおよそ5倍である。これらHCV感染者のかなりの割合が、肝硬変および肝細胞癌を含む重篤な進行性肝疾患を発症する(非特許文献1)。
HCVはプラス鎖RNAウイルスである。5'非翻訳領域における推定アミノ酸配列および広範な類似性の比較に基づいて、HCVはフラビウイルス科の独立した属として分類されている。フラビウイルス科の全てのメンバーは、単一の連続したオープンリーディングフレームの翻訳を介して全ての公知のウイルス-特異的タンパク質をコードするプラス鎖RNAゲノムを含有するエンベロープに包まれたビリオンを有する。
HCVゲノム全体にわたって、ヌクレオチドおよびコードされたアミノ酸配列内に、かなりの多様性が見いだされる。少なくとも6つの主要な遺伝子型がキャラクタライズされており、50を超えるサブタイプが記載されている。HCVの主要な遺伝子型は世界的な分布において異なっており、病原性および治療法における遺伝子型の影響の可能性についての多くの研究にもかかわらず、HCVの遺伝的多様性の臨床的意義は依然として捉えにくい。
一本鎖HCV RNAゲノムは約9500ヌクレオチド長であり、約3000のアミノ酸である単一の大きなポリタンパク質をコードする単一のオープンリーディングフレーム(ORF)を有する。感染細胞において、このポリタンパク質は、細胞プロテアーゼおよびウイルスプロテアーゼにより複数の部位で切断され、構造タンパク質および非構造(NS)タンパク質を生じる。HCVの場合、成熟非構造タンパク質(NS2、NS3、NS4A、NS4B、NS5A、およびNS5B)の生成は、2つのウイルスプロテアーゼによりもたらされる。1つめのものはメタロプロテアーゼであり、NS2-NS3接合部を切断すると考えられており; 2つめは、NS3のN-末端領域内に含まれるセリンプロテアーゼ(NS3プロテアーゼとも言う)であり、NS3の下流、すなわちNS3-NS4A切断部位においてシスで、残りのNS4A-NS4B、NS4B-NS5A、NS5A-NS5B部位についてトランスでの両方における以降の切断の全てを仲介する。該NS4Aタンパク質は複数の機能を果たすと思われ、NS3プロテアーゼの補助因子として作用し、NS3および他のウイルスのレプリカーゼ成分の膜局在をおそらく補助している。NS3タンパク質とNS4Aとの複合体形成は、イベントの進行、全ての部位におけるタンパク質分解効率の増強に必要であると思われる。該NS3タンパク質はまた、ヌクレオシドトリホスファターゼおよびRNAヘリカーゼ活性を示す。NS5B(HCVポリメラーゼとも言う)は、HCVの複製に関与するRNA-依存性RNAポリメラーゼである。HCV NS5Bタンパク質は非特許文献1および2に記載されている。
現在、最も有効なHCVの治療法は、α-インターフェロンとリバビリンの組み合わせを用いており、40%の患者において持続的効果をもたらしている(非特許文献4)。最近の臨床結果は、ペグα-インターフェロンが単独療法としては未修飾のα-インターフェロンよりも優れていることを示す(非特許文献5)。しかしながら、ペグα-インターフェロンとリバビリンの組み合わせを含む実験的な治療レジメンでも、かなりの割合の患者において、ウイルス量の持続的な減少が認められない。従って、HCV感染症の治療に対するさらなる有効な化合物の開発が明確にかつ切実に必要とされている。
本発明は技術的利点をもたらし、例えば、該化合物は新規であり、C型肝炎に対して有効である。また、該化合物は、例えば、それらの作用メカニズム、結合、阻害効果、標的選択性、溶解性、安全性プロファイルまたは生物学的利用能のうちの1つ以上に関して、医薬用途における利点をもたらす。
HCV NS5B阻害剤は特許文献1に記載されている。
米国特許第7,456,165号
Lauer, G. M.; Walker, B. D. N. Engl. J. Med. 2001, 345, 41-52 "Structural Analysis of the Hepatitis C Virus RNA Polymerase in Complex with Ribonucleotides" (Bressanelli; S. et al., Journal of Virology 2002, 3482-3492) Defrancesco and Rice, Clinics in Liver Disease 2003, 7, 211-242. Poynard, T. et al. Lancet 1998, 352, 1426-1432 Zeuzem, S. et al. N. Engl. J. Med. 2000, 343, 1666-1672
(発明の詳細)
本発明は、医薬的に許容される式Iの化合物およびその塩、ならびにこれらの化合物を用いた組成物および治療方法を包含する。
本発明の一態様は、式I
Figure 2011517673
[式中:
R1はCO2R5またはCONR6R7であり;
R2は水素またはアルキルであり;
R3は水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、またはアルコキシであり;
R4はシクロアルキルであり;
R5は水素またはアルキルであり;
R6は水素、アルキル、アルキルSO2、シクロアルキルSO2、ハロアルキルSO2、(R8)(R9)NSO2、または(R10)SO2であり;
R7は水素またはアルキルであり;
R8は水素またはアルキルであり;
R9は水素またはアルキルであり;
R10はアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N-(アルキル)ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであり;
R11は水素またはアルキルであり;および
XはNまたはCR11である]
の化合物もしくは医薬的に許容されるその塩である。
本発明の別の態様は、R1がCO2R5またはCONR6R7であり;R2が水素またはアルキルであり;R3が水素であり;R4がシクロアルキルであり;R5が水素であり;R6が(R8)(R9)NSO2であり;R7が水素であり;R8がアルキルであり;R9がアルキルであり;R11が水素またはアルキルであり;および、XがNまたはCR11である、式Iの化合物もしくは医薬的に許容されるその塩である。
本発明の別の態様は、R1がCO2HまたはCONHSO2NMe2であり;R2が水素またはメチルであり;R3が水素であり;R4がシクロヘキシルであり;および、XがN、CHまたはCMeである、式Iの化合物もしくは医薬的に許容されるその塩である。
本発明の別の態様は、R1がCONR6R7であり;R6がアルキルSO2、シクロアルキルSO2、ハロアルキルSO2、(R8)(R9)NSO2、または(R10)SO2であり;および、R7が水素である、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、R3が水素である式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、R3がメトキシである式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、R4がシクロヘキシルである式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、R6が(R8)(R9)2NSO2または(R10)SO2である式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、XがNである式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、XがCR11である式Iの化合物である。
式Iの化合物に関して、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、およびXを含む可変置換基のいずれの場合の範囲も、可変置換基のいずれの他の場合の範囲と独立して用いることができる。そのようなものとして、本発明は異なる態様の組み合わせを含む。
他に特別の定めのない限り、これらの用語は以下の意味を有する。「アルキル」は、1〜6個の炭素から成る直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を意味する。「アルケニル」は、少なくとも1個の二重結合を有する、2〜6個の炭素から成る直鎖または分枝鎖アルキル基を意味する。「アルキニル」は、少なくとも1個の三重結合を有する、2〜6個の炭素から成る直鎖または分枝鎖アルキル基を意味する。「シクロアルキル」は、3〜7個の炭素から成る単環系を意味する。「ハロアルキル」および「ハロアルコキシ」は、モノハロからペルハロまでの全てのハロゲン化異性体を含む。炭化水素部分(例えば、アルコキシ)を有する用語は、炭化水素部分についての直鎖および分枝鎖異性体を含む。括弧(Parenthetic)および複数の括弧(multiparenthetic)でくくられた用語は、当業者に対して結合関係を明確にすることを目的としている。例えば、((R)アルキル)のような用語は、置換基Rでさらに置換されたアルキル置換基を意味する。
発明には、該化合物の医薬的に許容される塩形態の全てが含まれる。医薬的に許容される塩は、その対イオンが化合物の生理学的活性または毒性、および薬理学的な同等物としての機能にほとんど寄与しないものである。これらの塩は、市販の試薬を用いた一般的な有機化学技術に従って製造することができる。いくつかのアニオン塩形態としては、酢酸塩、アシストレート、ベシル酸塩、臭化物塩、塩化物塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グルコウロン酸塩(glucouronate)、臭化水素塩、塩化水素塩、ヨウ化水素塩、ヨウ化物塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メシル酸塩、硝酸塩、パモ酸塩、リン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、トシレート、およびキシノホエート(xinofoate)が挙げられる。いくつかのカチオン塩形態としては、アンモニウム塩、アルミニウム塩、ベンザチン塩、ビスマス塩、カルシウム塩、コリン塩、ジエチルアミン塩、ジエタノールアミン塩、リチウム塩、マグネシウム塩、メグルミン塩、4-フェニルシクロヘキシルアミン塩、ピペラジン塩、カリウム塩、ナトリウム塩、トロメタミン塩、および亜鉛塩が挙げられる。
いくつかの本発明の化合物のいくつかは、立体異性体の形態で存在する。本発明には、エナンチオマーおよびジアステレオマーを含む、全ての立体異性体が含まれる。立体異性体の製造および分離方法は当分野で公知である。
(合成方法)
該化合物は、以下に記載のものおよび当分野の技術内における改変を含む、当分野で公知の方法によって製造されうる。いくつかの試薬および中間体が当分野においては公知である。他の試薬および中間体を、容易に入手可能な物質を用いて当分野で公知の方法により製造することができる。該化合物の合成を説明するために用いる変数(例えば、番号が付けられた「R」置換基)は、製造方法を例示することのみを意図し、特許請求の範囲または本明細書の他の項で用いられる変数と混同されない。以下の方法は例示目的であり、本発明の範囲を制限するものではない。
スキーム内で用いる略語は、通常、当分野で用いられる慣習に従う。本明細書および実施例で用いる化学的な略語は以下のとおり定義される:「NaHMDS」はナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドであり;「DMF」はN,N-ジメチルホルムアミドであり;「MeOH」はメタノールであり;「NBS」はN-ブロモスクシンイミドであり;「Ar」はアリールであり;「TFA」はトリフルオロ酢酸であり;「LAH」は水素化リチウムアルミニウムであり;「BOC」、「DMSO」はジメチルスルホキシドであり;「h」は時間であり;「rt」は室温または保持時間であり(文脈によって決定される);「min」は分であり;「EtOAc」は酢酸エチルであり;「THF」はテトラヒドロフランであり;「EDTA」はエチレンジアミン四酢酸であり;「Et2O」はジエチルエーテルであり;「DMAP」は4-ジメチルアミノピリジンであり;「DCE」は1,2-ジクロロエタンであり;「ACN」はアセトニトリルであり;「DME」は1,2-ジメトキシエタンであり;「HOBt」は1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物であり;「DIEA」はジイソプロピルエチルアミン、「Nf」はCF3(CF2)3SO2-であり;「TMOF」はオルトぎ酸トリメチルである。
2-ブロモ-3-シクロヘキシル-1H-インドール-6-カルボン酸アルキルを、弱塩基性の条件下において、α-ハロアセテートを用いてN-アルキル化して、2-ブロモ-1-(2-アルコキシ-2-オキソエチル)-3-シクロヘキシル-1H-インドール-6-カルボン酸アルキルを得ることができる(スキーム1参照)。これらの化合物を、2-BOC-保護アニリンのボロン酸もしくはボロン酸エステル(boronic ester)と公知のカップリング反応で処理することができる。得られたビアリール化合物を、加熱しながら、標準的なBOC脱保護条件下において環化して、13-シクロヘキシル-5H-インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-6(7H)-オン-10-カルボン酸アルキルを得ることができる。ジアゼピノン内に含まれるアミドを、塩基性条件下において高温で、P4S10を用いて環状チオアミドに変換することができる。
スキーム1
Figure 2011517673
環状チオアミドは、本発明のいくつかの化合物の製造において有用な中間体であり得る(スキーム2参照)。高温での環状チオアミドとアシルヒドラジンの反応により、縮合1,2,4-トリアゾールが形成されることが知られている。高温で、酸触媒を介して、1,2-アセタールアミンとチオアミド中間体を反応させることにより、縮合イミダゾールを製造することができる。
スキーム2
Figure 2011517673
アルキルエステル中間体を、すでに存在する縮合した5-員環のヘテロ環を有するカルボン酸に加水分解することができる(スキーム3参照)。これらの化合物を、例えば、無水THF中の1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エンと1,1'-カルボニルジイミダゾールとの組み合わせを用いて、様々なスルホニルウレアもしくはスルホンアミドと縮合させて、アシルスルファミドもしくはアシルスルホンアミドを得ることができる。
スキーム3
Figure 2011517673
本発明の化合物の製造に用いられ得る反応順序の順番は変えることができる(スキーム4参照)。例えば、2-ブロモ-3-シクロヘキシル-1H-インドール-6-カルボン酸アルキルのアルキルエステルを、加水分解して、アシルスルファミドおよび/またはアシルスルホンアミドに変換した後、ビスアリール カップリングおよびジアゼピノン(diazapinone)環化を行うことができる。この順序の最終工程で、縮合ヘテロ環が形成される。
スキーム4
Figure 2011517673
(生物学的方法)
該化合物は、以下のHCV RdRpアッセイにおいて決定されるように、HCV NS5Bに対する活性を示した。
HCV NS5B RdRpクローニング、発現、および精製
HCVのNS5Bタンパク質、遺伝子型1bをコードするcDNAをpET21a発現ベクターにクローニングした。該タンパク質を18個のアミノ酸のC-末端トランケーションで発現させ、溶解性を高めた。大腸菌コンピテント細胞株BL21(DE3)を、該タンパク質の発現に用いた。培養物が600 nmで吸光度2.0になるまで、37℃で〜4時間培養した。該培養物を20℃に冷却し、1 mM IPTGで誘導した。新たに調製したアンピシリンを最終濃度50 μg/mlに添加し、該細胞を終夜20℃で増殖させた。
細胞ペレット(3L)を溶解して精製し、15〜24 mgの精製NS5Bを得た。該溶解バッファーは、20 mM Tris-HCl、pH 7.4、500 mM NaCl、0.5% トリトンX-100、1 mM DTT、1mM EDTA、20% グリセロール、0.5 mg/ml リゾチーム、10 mM MgCl2、15 μg/ml デオキシリボヌクレアーゼI、およびComplete TM protease inhibitor tablets (Roche)から成る。該溶解バッファーの添加後、凍結させた細胞ペレットを、組織ホモジナイザーを用いて再懸濁した。サンプルの粘稠性を減少させるために、溶解物のアリコートを、ブランソン超音波処理器に接続したマイクロチップを用いて氷上で超音波処理した。超音波処理した溶解物を4℃で1時間、100,000 x gで遠心し、0.2 μm フィルターユニット(Corning)を通して濾過した。
該タンパク質を、3つの連続したクロマトグラフィー工程: Heparin sepharose CL-6B、polyU sepharose 4B、およびHitrap SP sepharose(Pharmacia)を用いて精製した。該クロマトグラフィーバッファーは溶解バッファーと同じであるが、リゾチーム、デオキシリボヌクレアーゼI、MgCl2またはプロテアーゼインヒビターを含まず、バッファーのNaCl濃度はカラムへのタンパク質の充填要件に従って調節した。カラムの種類に応じて5〜50のカラム容積の様々な長さの各カラムを、NaCl勾配で溶出した。最終クロマトグラフィー工程の後、得られた酵素の純度はSDS-PAGE分析に基づき>90%である。該酵素をアリコートにして-80℃で保存した。
標準的HCV NS5B RdRp酵素アッセイ
HCV RdRp 遺伝子型1bアッセイを、96ウェルプレート(Costar 3912)において、最終量60 mlで行った。該アッセイバッファーは、20 mM Hepes、pH 7.5、2.5 mM KCl、2.5 mM MgCl2、1 mM DTT、1.6 U RNAseインヒビター(Promega N2515)、0.1 mg/ml BSA(Promega R3961)、および2%グリセロールから成る。全ての化合物をDMSO中に連続的に希釈(3倍)し、アッセイにおけるDMSOの最終濃度が2%であるように、水にさらに希釈した。HCV RdRp 遺伝子型1b酵素は最終濃度28 nMで用いた。ポリA鋳型は6 nMで用い、ビオチン標識オリゴ-dT12プライマーは180 nM最終濃度で用いた。鋳型は商業的に入手した(Amersham 27-4110)。ビオチン標識プライマーはSigma Genosysにより調製された。3H-UTPは0.6 mCi(0.29 mM 総UTP)で用いた。反応は、酵素の添加により開始し、30℃で60分間インキュベートし、SPAビーズ(4 mg/ml, Amersham RPNQ 0007)を含有する50 mM EDTAを25 ml添加することにより停止させた。室温で>1時間インキュベートした後、プレートをPackard Top Count NXTで測定した。
修飾HCV NS5B RdRp酵素アッセイ
修飾酵素アッセイを、以下の点を除いて、原則的に標準的な酵素アッセイの記載の通り実施した。ビオチン標識オリゴdT12プライマーを、アッセイバッファー中でプライマーとビーズを混合し、室温で1時間インキュベートすることにより、ストレプトアビジンでコーティングしたSPAビーズ上に予め結合させた。未結合のプライマーを遠心して除去した。該プライマー-結合ビーズを20 mM Hepesバッファー、pH 7.5に再懸濁し、最終濃度20 nMのプライマーおよび0.67 μg/mlのビーズでアッセイに用いた。アッセイにおける添加順序:酵素(14 nM)を希釈した化合物に添加し、続いて、鋳型の混合物(0.2 nM)、3H-UTP(0.6 μCi, 0.29 μM)、およびプライマー結合ビーズを添加して反応を開始し;濃縮して最終物を得た。反応は、30℃で4時間行った。
化合物のIC50値を、7つの異なる[I]を用いて決定した。IC50値を、式 y = A+((B-A)/(1+((C/x)^D)))を用いて、阻害から算出した。
FRETアッセイの準備
HCV FRETスクリーニングアッセイを、96-ウェル細胞培養プレートを用いて実施した。該FRETペプチド(Anaspec, Inc.) (Taliani et al., Anal. Biochem. 1996, 240, 60-67)は、ペプチドの一方の端付近に蛍光ドナー、EDANSを有し、もう一方の端付近にアクセプター、DABCYLを有する。ペプチドの蛍光発光はドナーおよびアクセプター間の分子間共鳴エネルギー移動(RET)によりクエンチされるが、NS3プロテアーゼがペプチドを開裂すると、該生成物がRETクエンチから解除され、ドナーの蛍光発光が明らかになる。該アッセイ試薬は以下のとおり調製した:5X細胞ルシフェラーゼ細胞培養溶解試薬(cell Luciferase cell culture lysis reagent)(Promega製)(#E153A)をdH2Oで1Xに希釈し、NaClを150 mM 最終に添加し、該FRETペプチドを2 mM 原液から20 μM 最終に希釈した。
プレートの調製のため、ウミシイタケルシフェラーゼレポーター遺伝子(Renilla luciferase reporter gene)の有無にかかわらず、HCVレプリコン細胞をトリプシン処理し、96-ウェルプレートの各ウェルに入れ、列3から12に滴定した試験化合物を添加し;列1および2はコントロール化合物(HCVプロテアーゼインヒビター)を含み、一番下の列は化合物を有しない細胞である。次いで、該プレートを、37℃のCO2インキュベーターに設置した。
アッセイ
上記(FRETアッセイの準備)の試験化合物の添加後、様々な時点で、該プレートを取り出し、細胞毒性の測定としてアラマーブルー溶液(Alamar blue solution)(Trek Diagnostics, #00-100)をウェルごとに添加した。Cytoflour 4000装置(PE Biosystems)における測定後、プレートをPBSですすぎ、次いで、30 μlの上記(FRETアッセイの準備)のFRETペプチドアッセイ試薬をウェルごとに添加することにより、FRETアッセイに用いた。その後、該プレートを、340励起/490発光、20サイクルの自動モードにセットされたCytoflour 4000装置に設置し、キネティックモード(kinetic mode)で測定した。通常、測定後のエンドポイント分析によるシグナル対ノイズは、少なくとも3倍であった。別法として、アラマーブルー測定後に、プレートをPBSですすぎ、フェノールレッドを含まない50 μlのDMEM(高グルコース)を添加した後、プレートをPromega Dual-Glo Luciferase Assay Systemを用いたルシフェラーゼアッセイに用いた。
化合物分析は、相対的HCVレプリコン阻害および相対的細胞毒性値の定量化により決定した。細胞毒性値(cytoxicity value)の算出のため、コントロールウェルからの平均アラマーブルー蛍光シグナルを100%無毒とした。次いで、化合物試験ウェルのそれぞれにおける個々のシグナルを平均コントロールシグナルで割り、100%をかけて細胞毒性率を決定した。HCVレプリコン阻害値の算出のため、平均バックグラウンド値を、アッセイの最終時点で最高量のHCVプロテアーゼインヒビターを含有する2つのウェルから得た。これらの数値は、未処理Huh-7細胞から得られたものと類似していた。
次いで、コントロールウェルから得た平均シグナルから該バックグラウンド値を引き、この値を100%活性として用いた。その後、各化合物試験ウェルにおける個々のシグナルを、バックグラウンド値を引いた後の平均コントロール値で割り、100%をかけて活性率を決定した。プロテアーゼインヒビター滴定のEC50値は、FRETまたはルシフェラーゼ活性の50%低下を引き起こす濃度として算出した。化合物プレートにおいて得られた2つの値、細胞毒性(cytoxicity)率および活性率を用いてさらなる分析に関心が持たれる化合物を決定した。
化合物の代表的なデータを表1に報告する。
表1
Figure 2011517673
Figure 2011517673
A>0.5 μM; B 0.02 μM - 0.5 μM; C<0.02 μM(しかし、正確な値は決定しなかった);IC50値は、プレインキュベーション方法を用いて決定した。EC50値は、FRETアッセイを用いて決定した。
(医薬組成物および治療方法)
該化合物は、HCV NS5Bに対する活性を示し、HCVおよびHCV感染症の治療に有用であり得る。従って、本発明の別の態様は、式Iの化合物もしくは医薬的に許容されるその塩、および医薬的に許容される担体を含む組成物である。
本発明の別の態様は、C型肝炎の治療のための医薬の製造における式Iの化合物の使用である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物をさらに含有する組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物がインターフェロンである組成物である。本発明の別の態様は、該インターフェロンがインターフェロンα2B、ペグインターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、もしくはリンパ芽球様インターフェロンタウから選択される。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物がシクロスポリンである組成物である。本発明の別の態様は、該シクロスポリンがシクロスポリンAである。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を増強する化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド(Imiqimod)、リバビリン、イノシン5'-一リン酸脱水素酵素インヒビター、アマンタジン、およびリマンタジンからなる群から選択される組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、HCV感染症の治療のために、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCVエントリー、HCVアセンブリ、HCVイグレス、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびヌクレオシドアナログから選択される標的の機能を阻害するのに有効である、組成物である。
本発明の別の態様は、式Iの化合物もしくは医薬的に許容されるその塩、医薬的に許容される担体、インターフェロンおよびリバビリンを含む組成物である。
本発明の別の態様は、HCVレプリコンに式Iの化合物または医薬的に許容されるその塩を接触させることを含む、HCVレプリコンの機能を阻害する方法である。
本発明の別の態様は、HCV NS5Bタンパク質に式Iの化合物または医薬的に許容されるその塩を接触させることを含む、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害する方法である。
本発明の別の態様は、患者に治療上有効な量の式Iの化合物または医薬的に許容されるその塩を投与することを含む、患者におけるHCV感染症の治療方法である。別の実施態様において、該化合物はHCVレプリコンの機能を阻害するのに有効である。別の実施態様において、該化合物はHCV NS5Bタンパク質の機能を阻害するのに有効である。
本発明の別の態様は、患者に治療上有効な量の式Iの化合物または医薬的に許容されるその塩を、抗HCV活性を有する別の化合物とともに(前、後、もしくは同時に)投与することを含む、患者におけるHCV感染症の治療方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物がインターフェロンである、該方法である。
本発明の別の態様は、該インターフェロンがインターフェロンα2B、ペグインターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、またはリンパ芽球様インターフェロンタウから選択される、該方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物がシクロスポリンである、該方法である。
本発明の別の態様は、該シクロスポリンがシクロスポリンAである、該方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を増強する化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン5'-一リン酸脱水素酵素インヒビター、アマンタジン、またはリマンタジンから選択される、該方法である。
本発明の別の態様は、HCV感染症の治療のために、抗HCV活性を有する他の化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCVエントリー、HCVアセンブリ、HCVイグレス、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびヌクレオシドアナログからなる群から選択される標的の機能を阻害するのに有効である、組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物がHCV NS5Bタンパク質以外のHCVの生活環における標的の機能を阻害するのに有効である、該方法である。
「治療上有効な」とは、肝炎およびHCV感染症の分野の医師には明らかであるように、有意義な患者利益をもたらすのに必要な薬剤の量を意味する。
「患者」とは、肝炎およびHCV感染症の分野の医師には明らかであるように、HCVウイルスに感染しており、療法に適した患者を意味する。
「治療」、「療法」、「レジメン」、「HCV感染症」および関連する用語が、肝炎およびHCV感染症の分野の医師には明らかであるように、用いられる。
本発明の化合物は、通常、治療上有効な量の化合物またはその医薬的に許容される塩および医薬的に許容される担体を含む医薬組成物として提供され、通常の賦形剤を有してもよい。治療上有効な量は、有意義な患者利益をもたらすのに必要とされるものである。医薬的に許容される担体は、許容される安全性プロファイルを有する従来既知の担体である。組成物は、カプセル剤、錠剤、トローチ剤(losenge)、および散剤ならびに液体懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤(elixer)、および液剤を含む、全ての一般的な固形および液状形態を包含する。組成物は一般的な製剤技術を用いて製造され、通常の賦形剤(例えば結合剤および湿潤剤)およびベヒクル(例えば水およびアルコール)が組成物に一般的に用いられる。
固体組成物は通常、用量当たり約1〜1000 mgの活性成分を提供するように、用量単位および組成物中に製剤化することが好ましい。投与量のいくつかの例は、1 mg、10 mg、100 mg、250 mg、500 mg、および1000 mgである。通常、他の薬剤は、臨床的に用いられる種類の薬剤と同様の単位範囲で存在するであろう。典型的には、これは0.25〜1000 mg/単位である。
液体組成物は通常、用量単位内である。通常、液体組成物は1〜100 mg/mLの単位用量内であろう。投与量のいくつかの例は、1 mg/mL、10 mg/mL、25 mg/mL、50 mg/mL、および100 mg/mLである。通常、他の薬剤は、臨床的に用いられる種類の薬剤と同様の単位範囲で存在するであろう。典型的には、これは1〜100 mg/mLである。
本発明は全ての一般的な投与様式を包含し;経口および非経口方法が好ましい。通常、投与レジメンは臨床的に用いられる他の薬剤と同様であろう。典型的には、1日用量は、体重1kg当たり1〜100 mg/日であろう。通常、より多くの化合物が経口で必要とされ、非経口ではあまり必要とされない。しかしながら、具体的な投与レジメンは正確な医学的判断を用いて医師により決定されるであろう。
本発明はまた、該化合物を併用療法で投与する方法も包含する。すなわち、該化合物を、肝炎およびHCV感染症の治療において有用な他の薬剤と同時だが別個に用いることができる。これらの併用方法において、該化合物は通常、体重1kg当たり1〜100 mg/日の1日用量で、他の薬剤と同時に投与され得る。他の薬剤は通常、治療に用いられる量で投与され得る。しかしながら、具体的な投与レジメンは正確な医学的判断を用いて医師により決定されるであろう。
表2に、組成物および方法に適切な化合物のいくつかの例を記載する。
表2
Figure 2011517673
Figure 2011517673
Figure 2011517673
(具体的実施態様の説明)
スキーム内で用いる略語は、通常、当分野で用いられる慣習に従う。本明細書および実施例で用いる化学的な略語は以下のとおり定義される:「NaHMDS」はナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドであり;「DMF」はN,N-ジメチルホルムアミドであり;「MeOH」はメタノールであり;「NBS」はN-ブロモスクシンイミド;「Ar」はアリールであり;「TFA」はトリフルオロ酢酸であり;「LAH」は水素化リチウムアルミニウムであり;「BOC」、「DMSO」はジメチルスルホキシドであり;「h」は時間であり;「rt」は室温または保持時間であり(文脈によって決定される);「min」は分であり;「EtOAc」は酢酸エチルであり;「THF」はテトラヒドロフランであり;「EDTA」はエチレンジアミン四酢酸であり;「Et2O」はジエチルエーテルであり;「DMAP」は4-ジメチルアミノピリジンであり;「DCE」は1,2-ジクロロエタンであり;「ACN」はアセトニトリルであり;「DME」は1,2-ジメトキシエタンであり;「HOBt」は1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物であり;「DIEA」はジイソプロピルエチルアミン、「Nf」はCF3(CF2)3SO2-であり;「TMOF」はオルトぎ酸トリメチルである。
本明細書で用いる略語は、以下の通り定義される:「1 x」は1回、「2 x」は2回、「3 x」は3回、「℃」は摂氏度、「eq」は当量、「g」はグラム、「mg」はミリグラム、「L」はリットル、「mL」はミリリットル、「μL」はマイクロリットル、「N」は規定濃度、「M」はモル、「mmol」はミリモル、「min」は分、「h」は時間、「rt」は室温、「RT」は保持時間、「atm」は気圧、「psi」はポンド毎平方インチ、「conc.」は濃度、「sat」もしくは「sat'd」は飽和、「MW」は分子量、「mp」は融点、「ee」は鏡像体過剰率、「MS」もしくは「Mass Spec」は質量分析、「ESI」はエレクトロスプレーイオン化質量分析、「HR」は高分解能、「HRMS」は高分解能質量分析、「LCMS」は液体クロマトグラフィー質量分析、「HPLC」は高圧液体クロマトグラフィー、「RP HPLC」は逆相HPLC、「TLC」もしくは「tlc」は薄層クロマトグラフィー、「NMR」は核磁気共鳴分光法、「1H」はプロトン、「δ」はデルタ、「s」は1重線、「d」は2重線、「t」は3重線、「q」は4重線、「m」は多重線、「br」はブロード、「Hz」はヘルツであり、ならびに「α」、「β」、「R」、「S」、「E」、および「Z」は当業者には周知の立体化学の命名である。
他に特別な定めのない限り、以下の中間体および実施例についての分析LCMSデータは、以下のカラムおよび条件を用いて得た。停止時間:グラジエント時間 + 1 分;グラジエント時間: 2 分 (他に記載のない限り)。開始濃度:他に記載のない限り0% B; 終了濃度: 100% B; 溶出A: 0.1% TFA含有10% MeOH / 90% H2O ; 溶出B: 0.1% TFA含有90% MeOH / 10% H2O ; カラム: Phenomenex 10μ 4.6 x 50 mm C18.
プレパラティブHPLCデータ。グラジエント: 他に記載のない限り20分にわたる直線; 開始濃度: 他に記載のない限り15% B; 終了濃度: 100% B; 溶出A: 0.1% TFA含有10% MeOH / 90% H2O; 溶出B: 0.1% TFA含有90% MeOH / 10% H2O; カラム: Phenomenex Luna C18 10μ 30 x 100 mm.
中間体1
Figure 2011517673
1H-インドール-6-カルボン酸, 2-ブロモ-3-シクロヘキシル-, メチルエステル
新たに再結晶させたピリジニウムトリブロミド(温AcOH(1 gにつき5 mL)から再結晶させ、冷AcOHですすぎ、高真空下でKOHにより乾燥させた)を、CHCl3/THF (1:1, 1.25 L)中の3-シクロヘキシル-1H-インドール-6-カルボン酸メチル(60 g, 233 mmol)(WO2004/065367に記載の方法を用いて製造)溶液に、撹拌しながら2℃で少しずつ(10分かけて)添加した。該反応液を0〜5℃で2.5時間撹拌し、飽和NaHSO3水溶液(1 L)、1N HCl(1 L)および食塩水(1 L)で洗浄した。該有機層を乾燥させ(MgSO4)、濃縮した。得られた赤色油状物をEt2Oで希釈し、濃縮した。得られたピンク色の固形物をEt2O(200 mL)に溶解して、ヘキサン(300 mL)で処理し、ある程度濃縮した。該固形物を濾過により集めてヘキサンですすいだ。該母液を乾固するまで濃縮し、該手順を繰り返した。該固形物を合わせて、1H-インドール-6-カルボン酸, 2-ブロモ-3-シクロヘキシル-, メチルエステル(64 g, 190 mmol, 82%)を綿毛状のピンク色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 1HNMR (300 MHz, CDCl3) δ 1.50 - 1.27 (m, 3H), 1.98 - 1.72 (m, 7H), 2.82 (tt, J = 3.7, 11.7 Hz, 1H), 3.92 (s, 3H), 7.69 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.74 (dd, J = 1.4, 8.8 Hz, 1H), 8.03 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 8.47 (ブロードのs, 1H). 13CNMR (75 MHz, CDCl3) δ 26.1, 27.0(2), 32.2(2), 37.0, 52.1, 110.7, 112.8, 118.7, 120.3, 120.8, 123.1, 130.2, 135.6, 168.2. LCMS: m/e 334 (M-H)-, 保持時間 3.34 分, 4 分グラジエント. 停止時間: 5 分; グラジエント時間: 4 分; 開始濃度: 0% B; 終了濃度: 100% B; 溶出A: 10 mM NH4OAc含有5% CH3CN / 95% H2O; 溶出B: 10 mM NH4OAc含有95% CH3CN / 5% H2O; カラム: Phenomenex 10μ 4.6 x 50 mm C18.
中間体2
Figure 2011517673
2-ブロモ-1-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-3-シクロヘキシル-1H-インドール-6-カルボン酸メチル
2-ブロモ-3-シクロヘキシル-1H-インドール-6-カルボン酸メチル(10 g, 30 mmol)/DMF(200 mL)溶液に、2-ブロモ酢酸tert-ブチル(29 g, 150 mmol)を加え、次いでK2CO3(25 g, 180 mmol)を加え、該反応混合液を室温で4時間撹拌した。該混合液にH2O(250 mL)を加え、得られた沈殿物を濾過により集め、H2Oで洗浄し、N2下で乾燥させて2-ブロモ-1-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-3-シクロヘキシル-1H-インドール-6-カルボン酸メチルを(14 g, 30 mmol, 定量的)白色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 LCMS: m/e 450 (M+H)+, 保持時間 2.44 分.
中間体3
Figure 2011517673
1-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-2-(2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)フェニル)-3-シクロヘキシル-1H-インドール-6-カルボン酸メチル
トルエン/EtOH(1:1, 80 mL)中の2-ブロモ-1-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-3-シクロヘキシル-1H-インドール-6-カルボン酸メチル(5.0 g, 11 mmol)、(2-BOC-アミノフェニル)ボロン酸ピナコールエステル(5.3 g, 16 mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(0)(1.3 g, 1.1 mmol)溶液に、Na2CO3(3.0 g, 28 mmol)、LiCl水溶液(2.0M, 22 mL, 44 mmol)およびH2O(5 mL)を加えた。該混合液を100℃で2時間還流した後、有機溶媒を減圧除去した。該残渣をEtOAcおよび水間に分配し、有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過して、乾固するまで濃縮した。該残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO2, EtOAc/ヘキサン, 5%〜40%)により精製して、1-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-2-(2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)フェニル)-3-シクロヘキシル-1H-インドール-6-カルボン酸メチル(5.7 g, 10 mmol, 92%)を白色の固形物として得た。 LCMS: m/e 563 (M+H)+, 保持時間 2.52 分.
中間体4
Figure 2011517673
13-シクロヘキシル-5H-インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-6(7H)-オン-10-カルボン酸メチル
TFA(5 mL)を、1-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-2-(2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)フェニル)-3-シクロヘキシル-1H-インドール-6-カルボン酸メチル(5.6 g, 10 mmol)/トルエン(90 mL)溶液に加え、100℃で1時間加熱した。得られた混合液を冷却し、次いでNaHCO3(10 g)/H2O(200 mL)溶液に撹拌しながら慎重に注ぎ入れた。得られた白色の沈殿物を濾過により集め、水およびEtOAcでフラッシュし、N2下で乾燥させて、13-シクロヘキシル-5H-インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-6(7H)-オン-10-カルボン酸メチル(2.9 g, 7.5 mol, 75%)を白色の固形物として得た。 LCMS: m/e 389 (M+H)+, 保持時間 2.22 分.
中間体5
Figure 2011517673
13-シクロヘキシル-5H-インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-6(7H)-チオン-10-カルボン酸メチル
P4S10(352 mg, 0.791 mmol)およびNaHCO3(554 mg, 6.60 mmol)を、13-シクロヘキシル-5H-インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-6(7H)-オン-10-カルボン酸メチル(511 mg, 1.32 mmol)/ジオキサン(10 mL)の溶液に加えた。該反応混合液を100℃で1時間加熱し、室温に冷却し、撹拌しながらH2O(〜20 mL)を滴下して加えて希釈した。得られた黄色の沈殿物を1時間静置し、濾過により集め、水でフラッシュし、N2下で乾燥させて13-シクロヘキシル-5H-インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-6(7H)-チオン-10-カルボン酸メチル(528 mg, 1.31mmol, 99%)を黄色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 LCMS: m/e 405 (M+H)+, 保持時間 2.26 分.
中間体6
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル
n-BuOH(4 mL)中の13-シクロヘキシル-5H-インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-6(7H)-チオン-10-カルボン酸メチル(144 mg, 0.356 mmol)およびギ酸ヒドラジド(108 mg, 1.80 mmol)の混合液を、マイクロ波照射を用いて140℃で2時間加熱し、冷却し、DMSOおよびMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(10 mM TFA含有MeOH/H2Oバッファー)により精製して、10-シクロヘキシル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル(66.2 mg, 0.161 mmol, 45%)を薄いピンク色の固形物として得た。 1HNMR (500 MHz, CD3OD) δ 1.17 - 1.28 (m, 1H), 1.39 - 1.55 (m, 3H), 1.74 - 1.85 (m, 2H), 1.94 - 2.24 (m, 4H), 2.86 - 2.97 (m, 1H), 3.98 (s, 3H), 5.11 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 6.06 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 7.70 - 7.81 (m, 4H), 7.82 - 7.86 (m, 1H), 7.96 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 8.41 (s, 1H), 9.04 (s, 1H). LCMS: m/e 413 (M+H)+, 保持時間 2.16 分.
中間体7
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-1-メチル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル
n-BuOH(7 mL)中の13-シクロヘキシル-5H-インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-6(7H)-チオン-10-カルボン酸メチル(385 mg, 0.953 mmol)および酢酸ヒドラジド(acetic hydrazide)(353 mg, 4.77 mmol)の混合液を、マイクロ波照射を用いて140℃で2時間加熱した。該反応混合液をDMSOおよびMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(10 mM TFA含有MeOH/H2Oバッファー)により精製して、10-シクロヘキシル-1-メチル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル(180 mg, 0.422 mmol, 44%)を白色の固形物として得た。 1HNMR (500 MHz, CD3OD) δ 1.20 - 1.32 (m, 1H), 1.36 - 1.60 (m, 3H), 1.73 - 1.85 (m, 2H), 1.94 - 2.20 (m, 4H), 2.65 (s, 3H), 2.90 - 3.01 (m, 1H), 3.97 (s, 3H), 5.02 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 5.99 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 7.72 - 7.84 (m, 5H), 7.96 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.39 (s, 1H). LCMS: m/e 427 (M+H)+, 保持時間 2.15 分.
中間体8
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル
2,2-ジメトキシエタンアミン(260 mg, 2.5 mmol)およびp-トルエンスルホン酸一水和物(94 mg, 0.5 mmol)を、13-シクロヘキシル-5H-インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-6(7H)-チオン-10-カルボン酸メチル(200 mg, 0.50 mmol)/n-BuOH(4 mL)溶液に加えた。該反応混合液を、マイクロ波照射を用いて130℃で1時間加熱し、次いでさらなるp-トルエンスルホン酸一水和物(380 mg, 2.0 mmol)を加えた後、該混合液を、マイクロ波照射を用いて130℃でさらに1時間加熱した。該反応液をMeOHおよびDMSOで希釈し、プレパラティブHPLC(10 mM TFA含有MeOH/H2Oバッファー)により精製して、10-シクロヘキシル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル(37 mg, 0.090 mmol, 18%)をオフホワイト色の固形物として得た。 1HNMR (500 MHz, CD3OD) δ 1.15 - 1.32 (m, 1H), 1.35 - 1.59 (m, 3H), 1.73 - 1.84 (m, 2H), 1.94 - 2.22 (m, 4H), 2.84 - 3.00 (m, 1H), 3.98 (s, 3H), 5.16 (d, J = 16.1 Hz, 1H), 6.02 (d, J = 16.1 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.75 - 7.90 (m, 5H), 7.92 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.39 (s, 1H). LCMS: m/e 412 (M+H)+, 保持時間 2.00 分.
中間体9
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-2-メチル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル
1,1-ジメトキシプロパン-2-アミン(330 mg, 2.8 mmol)およびp-トルエンスルホン酸一水和物(590 mg, 3.1 mmol)を、13-シクロヘキシル-5H-インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-6(7H)-チオン-10-カルボン酸メチル(25 0mg, 0.62 mmol)/n-BuOH(5 mL)溶液に加えた。該反応混合液を、マイクロ波照射を用いて130℃で6時間加熱し、室温に冷却し、MeOHおよびDMSOで希釈し、プレパラティブHPLC(10 mM TFA含有MeOH/H2Oバッファー)により精製して、10-シクロヘキシル-2-メチル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル(78 mg, 0.18 mmol, 30%)を薄いオレンジ色の固形物として得た。 1HNMR (300 MHz, CD3OD) δ 1.14 - 1.30 (m, 1H), 1.39 - 1.57 (m, 3H), 1.73 - 1.84 (m, 2H), 1.93 - 2.19 (m, 4H), 2.36 (s, 3H), 2.81 - 2.97 (m, 1H), 3.97 (s, 3H), 5.20 (d, J = 16.5 Hz, 1H), 6.06 (d, J = 16.5 Hz, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.76 - 7.91 (m, 5H), 7.97 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.38 (s, 1H). LCMS: m/e 426 (M+H)+, 保持時間 1.80 分.
実施例1
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸
THF(6 mL)およびMeOH(3 mL)中の10-シクロヘキシル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル(66 mg, 0.16 mmol)溶液に、NaOH水溶液(1.0N, 1.5 mL, 1.5 mmol)を加え、該混合液を70℃で2時間加熱した。該溶媒を除去し、白色の固形残渣を水およびEtOAcで洗浄し、遠心により単離し、減圧乾燥させてクルードな10-シクロヘキシル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸(54 mg, 0.14 mmol, 85%)を白色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 1HNMR (500 MHz, d6-DMSO) δ 1.07 - 1.19 (m, 1H), 1.34 - 1.46 (m, 3H), 1.65 - 1.75 (m, 2H), 1.86 - 2.12 (m, 4H), 2.73 - 2.84 (m, 1H), 5.04 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 5.93 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 7.63 - 7.74 (m, 5H), 7.79 - 7.85 (m,1H), 8.18 (s, 1H), 9.08 (s, 1H). LCMS: m/e 399 (M+H)+, 保持時間 2.02 分.
実施例2
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-N-((ジメチルアミノ)スルホニル)-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボキサミド
DMA(2 mL)中の10-シクロヘキシル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸(50 mg, 0.13 mmol)およびN,N-ジメチルスルファミド(78 mg, 0.63 mmol)の溶液に、DMAP(77 mg, 0.63 mmol)を加え、次いでEDCI-HCl(96 mg, 0.50 mmol)を加えた。該混合液を45℃で終夜撹拌し、DMSOおよびMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(10 mM TFA含有MeOH/H2Oバッファー)により精製して、10-シクロヘキシル-N-((ジメチルアミノ)スルホニル)-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボキサミド(20 mg, 0.040 mmol, 31%)を薄いピンク色の固形物として得た。 1HNMR (500 MHz, CD3OD) δ 1.16 - 1.26 (m, 1H), 1.39 - 1.55 (m, 3H), 1.73 - 1.83 (m, 2H), 1.93 - 2.22 (m, 4H), 2.86 - 2.96 (m, 1H), 3.04 (s, 6H), 5.14 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 6.05 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 7.66 (dd, J = 8.55, 1.5 Hz, 1H), 7.72 - 7.80 (m, 3H), 7.82 - 7.87 (m, 1H), 7.99 (d, J = 8.5, 1H), 8.34 (s, 1H), 9.08 (s, 1H). LCMS: m/e 505 (M+H)+, 保持時間 1.94 分.
実施例3
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-1-メチル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸
THF(7 mL)およびMeOH(3.5 mL)中の10-シクロヘキシル-1-メチル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル(173 mg, 0.406 mmol)の溶液に、NaOH水溶液(1.0N, 1.8 mL, 1.8 mmol)を加えた。該反応混合液を70℃で2時間加熱し、溶媒を除去した。得られた白色の固形残渣を水で洗浄し、遠心により単離し、N2下で乾燥させて、10-シクロヘキシル-1-メチル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸(132 mg, 0.320 mmol, 79%)を白色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 1HNMR (500 MHz, d6-DMSO) δ 1.13 - 1.24 (m, 1H), 1.35 - 1.51 (m, 3H), 1.66 - 1.75 (m, 2H), 1.85 - 2.08 (m, 4H), 2.48 (s, 3H), 2.79 - 2.89 (m, 1H), 4.90 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 5.80 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 7.65 - 7.72 (m, 5H), 7.78 - 7.83 (m, 1H), 8.15 (s, 1H). LCMS: m/e 413 (M+H)+, 保持時間 2.01 分.
実施例4
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-N-((ジメチルアミノ)スルホニル)-1-メチル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボキサミド
DMA(2 mL)中の10-シクロヘキシル-1-メチル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸(54 mg, 0.13 mmol)およびN,N-ジメチルスルファミド(81 mg, 0.65 mmol)の溶液に、DMAP(80 mg, 0.65 mmol)、およびEDCI-HCl(100 mg, 0.52 mmol)を加えた。該反応混合液を60℃で2時間撹拌し、室温に冷却し、DMSOおよびMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(10 mM TFA含有MeOH/H2Oバッファー)により精製して、10-シクロヘキシル-N-((ジメチルアミノ)スルホニル)-1-メチル-4H-インドロ[1,2-d][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボキサミド(29 mg, 0.056 mmol, 43%)を鮮やかな黄色の固形物として得た。 1HNMR (500 MHz, CD3OD) δ 1.22 - 1.34 (m, 1H), 1.41 - 1.62 (m, 3H), 1.77 - 1.85 (m, 2H), 1.95 - 2.18 (m, 4H), 2.71 (s, 3H), 2.90 - 3.00 (m, 1H), 3.05 (s, 6H), 5.09 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 6.03 (d, = 15.9 Hz, 1H), 7.67 (dd, J = 8.2, 1.5 Hz, 1H), 7.79 - 7.87 (m, 4H), 8.00 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.33 (s, 1H). LCMS: m/e 519 (M+H)+, 保持時間 1.96 分.
実施例5
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸
THF(1.5 mL)およびMeOH(1 mL)中の10-シクロヘキシル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル(34 mg, 0.083 mmol)溶液に、NaOH水溶液(1.0N, 0.4 mL, 0.4 mmol)を加えた。該反応混合液を70℃で2時間加熱し、室温に冷却し、HCl水溶液(1.0N, 0.4 mL)で中和して、乾固するまで濃縮した。固形残渣をMeOHに溶解し、濾過し、濃縮して、N2下で乾燥させ、10-シクロヘキシル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸(47 mg, 0.12 mmol)をオフホワイト色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 1HNMR (500 MHz, d6-DMSO) δ 1.04 - 1.22 (m, 1H), 1.32 - 1.50 (m, 3H), 1.61 - 1.77 (m, 2H), 1.84 - 2.15 (m, 4H), 2.74 - 2.90 (m, 1H), 5.05 (d, J= 15.7 Hz, 1H), 6.00 (d, J = 15.7 Hz, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.63 - 7.85 (m, 5H), 7.91 - 7.99 (m, 2H), 8.37 (s, 1H). LCMS: m/e 398 (M+H)+, 保持時間 1.87 分.
実施例6
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-N-((ジメチルアミノ)スルホニル)-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボキサミド
DMF(1.5 mL)中の10-シクロヘキシル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸(25 mg, 0.063 mmol)およびN,N-ジメチルスルファミド(41 mg, 0.33 mmol)の溶液に、DMAP(40 mg, 0.33 mmol)を加え、次いでEDCI-HCl(50 mg, 0.26 mmol)を加えた。該反応混合液を60℃で2時間撹拌し、室温に冷却し、DMSOおよびMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(10 mM TFA含有MeOH/H2Oバッファー)により精製して、10-シクロヘキシル-N-((ジメチルアミノ)スルホニル)-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボキサミド(5.4 mg, 0.011 mmol, 17%)を黄色の固形物として得た。 1HNMR (500 MHz, CD3OD) δ 1.18 - 1.56 (m, 4H), 1.74 - 1.85 (m, 2H), 1.95 - 2.21 (m, 4H), 2.86 -2.98 (m, 1H), 3.04 (s, 6H), 5.19 (d, J = 16.1 Hz, 1H), 6.01 (d, J = 16.1 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.66 (dd, J = 8.4, 1.5 Hz, 1H), 7.77 - 7.91 (m, 4H), 7.94 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.01 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.28 (s, 1H). LCMS: m/e 504 (M+H)+, 保持時間 1.81 分.
実施例7
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-2-メチル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸
THF(3 mL)およびMeOH(1.5 mL)中の10-シクロヘキシル-2-メチル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸メチル(74 mg, 0.17 mmol)溶液に、NaOH水溶液(1.0N, 0.8 mL, 0.8 mmol)を加えた。該反応混合液を70℃で2時間加熱し、室温に冷却し、HCl水溶液(1.0N, 0.8 mL, 0.8 mmol)で中和して、乾固するまで濃縮した。固形残渣をMeOH/DCMに溶解し、不溶性物質を濾過により除去し、該濾液を濃縮し、N2下で乾燥させて、クルードな10-シクロヘキシル-2-メチル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸(60 mg, 0.15 mmol, 86%)をオフホワイト色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 1HNMR (300 MHz, CD3OD) δ 1.16 - 1.56 (m, 4H), 1.72 - 2.22 (m, 6H), 2.31 (s, 3H), 2.80 - 3.01 (m, 1H), 5.12 (d, J = 16.1 Hz, 1H), 5.91 (d, J = 16.1 Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.72 - 7.86 (m, 5H), 7.97 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.39 (s, 1H). LCMS: m/e 412 (M+H)+, 保持時間 1.65 分.
実施例8
Figure 2011517673
10-シクロヘキシル-N-((ジメチルアミノ)スルホニル)-2-メチル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボキサミド
DMF(2 mL)中の10-シクロヘキシル-2-メチル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボン酸(58 g, 0.14 mmol)およびN,N-ジメチルスルファミド(82 g, 0.66 mol)の溶液に、DMAP(80 mg, 0.66 mmol)を加え、次いでEDCI-HCl(100 mg, 0.52 mmol)を加えた。該反応混合液を60℃で2時間撹拌して、室温に冷却し、DMSOおよびMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(10 mM TFA含有MeOH/H2Oバッファー)により精製して、10-シクロヘキシル-N-((ジメチルアミノ)スルホニル)-2-メチル-4H-イミダゾ[1,2-a]インドロ[1,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-7-カルボキサミド(32 mg, 0.062 mmol, 44%)をピンク色の固形物として得た。 1HNMR (300 MHz, CD3OD) δ 1.14 - 1.32 (m, 1H), 1.36 - 1.57 (m, 3H), 1.73 - 1.85 (m, 2H), 1.94 - 2.20 (m, 4H), 2.34 (s, 3H), 2.84 - 2.98 (m, 1H), 3.04 (s, 6H), 5.20 (d, J = 16.1 Hz, 1H), 5.97 (d, J = 16.1 Hz, 1H), 7.66 (dd, J = 8.6, 1.7 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.77 - 7.90 (m, 4H), 8.01 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.27 (s, 1H). LCMS: m/e 518 (M+H)+, 保持時間 1.80 分.
本発明は前述の例示的な実施例に限定されず、そしてその本質的特性から逸脱することなく他の特定の形態において具体化することができることが当業者には明白であろう。従って該実施例は、あらゆる点で、制限するものではなく例示的なものとしてみなされ、そして、前述の実施例に対してよりはむしろ特許請求の範囲を参照すべきであり、従って、特許請求の範囲と同等の意味および範囲内となる全ての変更を包含すると意図することが望ましい。

Claims (15)

  1. 式I
    Figure 2011517673
    [式中:
    R1はCO2R5またはCONR6R7であり;
    R2は水素またはアルキルであり;
    R3は水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、またはアルコキシであり;
    R4はシクロアルキルであり;
    R5は水素またはアルキルであり;
    R6は水素、アルキル、アルキルSO2、シクロアルキルSO2、ハロアルキルSO2、(R8)(R9)NSO2、または(R10)SO2であり;
    R7は水素またはアルキルであり;
    R8は水素またはアルキルであり;
    R9は水素またはアルキルであり;
    R10はアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N-(アルキル)ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであり;
    R11は水素またはアルキルであり;および
    XはNまたはCR11である]
    の化合物もしくは医薬的に許容されるその塩。
  2. R1がCO2R5またはCONR6R7であり;R2が水素またはアルキルであり;R3が水素であり;R4がシクロアルキルであり;R5が水素であり;R が(R8)(R9)NSO2であり;R7が水素であり;R8がアルキルであり;R9がアルキルであり;R11が水素またはアルキルであり;および、XがNまたはCR11である、請求項1に記載の化合物もしくは医薬的に許容されるその塩。
  3. R1がCO2HまたはCONHSO2NMe2であり;R2が水素またはメチルであり;R3が水素であり;R4がシクロヘキシルであり;および、XがN、CHまたはCMeである、請求項2に記載の化合物もしくは医薬的に許容されるその塩。
  4. R1がCONR6R7であり;R6がアルキルSO2、シクロアルキルSO2、ハロアルキルSO2、(R8)(R9)NSO2、または(R10)SO2であり;および、R7が水素である、請求項1に記載の化合物。
  5. R3が水素である、請求項1に記載の化合物。
  6. R3がメトキシである、請求項1に記載の化合物。
  7. R4がシクロヘキシルである、請求項1に記載の化合物。
  8. R6が(R8)(R9)2NSO2または(R10)SO2である、請求項1に記載の化合物。
  9. XがNである、請求項1に記載の化合物。
  10. XがCR11である、請求項1に記載の化合物。

  11. Figure 2011517673
    からなる群から選択される請求項1に記載の化合物もしくは医薬的に許容されるその塩。
  12. 請求項1に記載の化合物もしくは医薬的に許容されるその塩および医薬的に許容される担体を含む組成物。
  13. インターフェロン、シクロスポリン、インターロイキン、HCVメタロプロテアーゼ阻害剤、HCVセリンプロテアーゼ阻害剤、HCVポリメラーゼ阻害剤、HCVヘリカーゼ阻害剤、HCV NS4Bタンパク質阻害剤、HCVエントリー阻害剤、HCVアセンブリ阻害剤、HCVイグレス阻害剤、HCV NS5Aタンパク質阻害剤、HCV NS5Bタンパク質阻害剤およびHCVレプリコン阻害剤からなる群から選択される、HCVに対する治療上の有用性を有する少なくとも1つのさらなる化合物をさらに含有する請求項12に記載の組成物。
  14. 治療上有効な量の請求項1に記載の化合物を患者に投与することを含む、C型肝炎感染症の治療方法。
  15. インターフェロン、シクロスポリン、インターロイキン、HCVメタロプロテアーゼ阻害剤、HCVセリンプロテアーゼ阻害剤、HCVポリメラーゼ阻害剤、HCVヘリカーゼ阻害剤、HCV NS4Bタンパク質阻害剤、HCVエントリー阻害剤、HCVアセンブリ阻害剤、HCVイグレス阻害剤、HCV NS5Aタンパク質阻害剤、HCV NS5Bタンパク質阻害剤、およびHCVレプリコン阻害剤からなる群から選択される、HCVに対する治療上の有用性を有する少なくとも1つのさらなる化合物をさらに投与することを含む、請求項14に記載の方法。
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