JP2010518016A - C型肝炎治療のためのインドロベンズアゼピン誘導体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、式I:
(I)
Figure 2010518016

の化合物並びに該化合物を用いる組成物および方法を包含する。該化合物は、C型肝炎ウイルス(HCV)に対して活性を有し、またHCVに感染した患者を治療するのに有用である。

Description

(関連出願への相互参照)
本願は、2007年2月2日に出願された米国仮出願番号60/887,846、および2007年3月14日に出願された米国仮出願番号60/894,881の利益を主張する。
C型肝炎ウイルス(HCV)は主要なヒト病原体であり、世界中で推定1億7千万人が感染しており、ヒト免疫不全ウイルス1型に感染する人の数のおおよそ5倍である。これらのHCV感染者は多くの割合で、深刻な進行性肝疾患(例えば、肝硬変および肝細胞癌)に進行する(Lauer, G. M.; Walker, B. D. N. Engl. J. Med. 2001, 345, 41-52)。
HCVは、プラス鎖RNAウイルスである。推定アミノ酸配列および5’非翻訳領域の広範囲にわたる類似性の比較に基づき、HCVはフラビウイルス科ファミリーの固有の属として分類されている。フラビウイルス科ファミリーのメンバーは全て、単一の中断されていない翻訳領域の翻訳を介して、あらゆる公知のウイルス特異的タンパク質をコードするプラス鎖RNAゲノムが含まれる、覆われたビリオンを有する。
HCVゲノムの至るところでは、ヌクレオチドおよびコードされたアミノ酸配列の中に、かなりの不均一性が見つかっている。少なくとも6つの主要な遺伝子型が特徴付けられており、50以上のサブタイプが記述されている。HCVの主要な遺伝子型はそれらの分布において世界中で異なり、臨床的に主要なHCVの遺伝的不均一性は、病原における遺伝子型の考えられる効果および療法の多くの研究にも係わらず、分かりにくいままである。
一本鎖のHCV RNAゲノムは、長さが約9500ヌクレオチドであり、約3000アミノ酸からなる単一の長鎖ポリタンパク質をコードする、単一の翻訳領域(ORF)を有する。感染細胞において、このポリタンパク質は、細胞およびウイルスのプロテアーゼによって多様な部分で開裂し、構造的なおよび非構造的な(NS)タンパク質を産生する。HCVの場合、成熟した非構造的なタンパク質(NS2、NS3、NS4A、NS4B、NS5A、およびNS5B)の生成は、2つのウイルスプロテアーゼによってもたらされる。1つ目はメタロプロテアーゼであると考えられており、NS2−NS3接合部で開裂し;2つ目はセリンプロテアーゼで、NS3(NS3プロテアーゼともいわれる)のN末端領域内に含まれており、後に続くあらゆるNS3下流の開裂を、シス(NS3−NS4A開裂部分)、およびトランス(残るNS4A−NS4B、NS4B−NS5A、NS5A−NS5B部分)の両方において媒介する。NS4Aタンパク質は、多様な機能を供給するために現れ、NS3プロテアーゼの補因子として作用し、おそらくNS3および他のウイルスのレプリカーゼ構成成分の膜局在化の補助をする。NS4AとのNS3タンパク質の複合体形成は、プロセシングイベント(processing event)に必要と思われ、全ての部分においてタンパク質分解効率を高める。NS3タンパク質はまた、ヌクレオシドトリホスファターゼおよびRNAヘリカーゼ活性も示す。NS5B(HCVポリメラーゼとも言われる)は、HCVの複製に係わる、RNA依存性RNAポリメラーゼである。HCV NS5Bタンパク質は、“Structural Analysis of the Hepatitis C Virus RNA Polymerase in Complex with Ribonucleotides (Bressanelli; S. et al., Journal of Virology 2002, 3482-3492; および Defrancesco and Rice, Clinics in Liver Disease 2003, 7, 211-242 に記載されている。
現在、最も効果的なHCV療法として、αインターフェロンおよびリバビリンの併用が用いられており、40%の患者で持続効果がもたらされている(Poynard, T. et al. Lancet 1998, 352, 1426-1432)。最近の臨床結果は、ペグ化αインターフェロンが、単剤療法で用いる未修飾のαインターフェロンよりも優れていることを示す(Zeuzem, S. et al. N. Engl. J. Med. 2000, 343, 1666-1672)。しかしながら、ペグ化αインターフェロンおよびリバビリンの併用に係わる実験的な治療投与計画をもってでさえも、患者の多くは持続的なウィルス量の減少を有さない。したがって、HCV感染の治療をする効果的な治療法を開発するための、明確かつ重要な必要性が存在する。
(発明の詳細な説明)
本発明の一つの態様は、式I:
Figure 2010518016
[式中:
は、COまたはCONRであり;
は、COR12、COCOR13、SON(R14)(R15)、またはSO16であり;
は、水素またはアルキルであり;
は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、またはアルコキシであり;
は、シクロアルキルであり;
は、水素またはアルキルであり;
は、水素、アルキル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;
は、水素またはアルキルであり;
は、水素またはアルキルであり;
10は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、N−(R11)ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、N−(R11)ホモピペラジニル、またはホモモルホリニルであり;
11は、水素またはアルキルであり;並びに
12は、アミノ、アルキルアミノ、またはジアルキルアミノであり;
あるいはR12は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ホモピペリジニル、ホモピペラジニル、またはホモモルホリニルであり、そしてそれはアルキル、アルコキシ、およびフェニル(フェニルはシアノ、ハロ、アルキル、およびアルコキシから選択される0〜3つの置換基で置換される)から選択される0〜3つの置換基で置換されるか;
あるいはR12は、
Figure 2010518016
であり;
13は、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、またはジアルキルアミノであるか;
あるいはR13は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ホモピペリジニル、ホモピペラジニル、またはホモモルホリニルであり、そしてそれは、アルキル、アルコキシ、およびフェニル(フェニルはシアノ、ハロ、アルキル、およびアルコキシから選択される0〜3つの置換基で置換される)から選択される0〜3つの置換基で置換されるか;
あるいはR13は、
Figure 2010518016
であり;
14は、水素またはアルキルであり;
15は、水素またはアルキルであり;
16は、アルキル、シクロアルキル、またはハロアルキルであるか;
あるいはR16は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモピペラジニル、またはホモモルホリニルであり、そしてそれは、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ベンジル、およびベンジルオキシカルボニルから選択される0〜3つの置換基で置換されるか;
あるいはR16は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択される0〜3つの置換基で置換される、フェニルであり;
17は、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ベンジル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、アルキルSO、またはピリジニルであり;並びに
Xは、存在しないか、結合か、またはメチレンである]
の化合物、またはそれの医薬的に許容される塩である。
本発明の別の態様は、RがCONR;RがアルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SO;およびRが水素である式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、RがCOR12である、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、RがCOCOR13である、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、Rが(R14)(R15)またはSO16である、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、Rが水素である、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、Rが水素である、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、Rがメトキシである、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、Rがシクロヘキシルである、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、R12またはR13がジメチルアミノ、ピロリジニル、モルホリニル、ジメチルモルホリニル、ピペラジニル、トリメチルピペラジニルであるか、または
Figure 2010518016
のR17がアルキルである、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、Xが存在しない、式Iの化合物である。
Figure 2010518016
本発明の別の態様は、以下の立体化学を有する、Xが存在しない式Iの化合物である。
Figure 2010518016
本発明の別の態様は、以下の立体化学を有する、Xが存在しない式Iの化合物である。
Figure 2010518016
本発明の別の態様は、Xが結合である、式Iの化合物である。
Figure 2010518016
本発明の別の態様は、Xがメチレンである、式Iの化合物である。
Figure 2010518016
本発明の別の態様は、以下の立体化学を有する、Xがメチレンである式Iの化合物である。
Figure 2010518016
本発明の別の態様は、以下の立体化学を有する、Xがメチレンである式Iの化合物である。
Figure 2010518016
、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17およびXが含まれる記号のいずれの範囲も、記号の他のいずれの場合の範囲と独立して用いることができる。
特に断りがなければ、これらの用語は以下の意味を有する。「アルキル」とは、1〜6個の炭素で構成される直鎖または分枝鎖のアルキル基を意味する。「アルケニル」とは、少なくとも一つの二重結合を有しており、2〜6個の炭素で構成される直鎖または分枝鎖のアルキル基を意味する。「シクロアルキル」とは、3〜7個の炭素で構成される単環式環系を意味する。「ヒドロキシアルキル」、「アルコキシ」および置換アルキル部分を有する他の用語には、アルキル部分に1〜6個の炭素原子で構成される直鎖および分枝鎖の異性体が含まれる。「ハロアルキル」および「ハロアルコキシ」には、モノハロ置換アルキルからペルハロ置換アルキルまでの全てのハロゲン化異性体が含まれる。「アリール」には、炭素環およびヘテロ環芳香族置換基が含まれる。括弧でくくられた(Parenthetic)および複数の括弧でくくられた(multiparenthetic)用語は、当業者に対して結合関係を明確にすることが意図されている。例えば、((R)アルキル)のような用語は、アルキル置換基がさらに置換基Rで置換されていることを意味する。
本発明には、該化合物の医薬的に許容される塩の形態が全て含まれる。医薬的に許容される塩とは、対イオンが該化合物の生理学的活性または毒性に有意に寄与せず、例えば薬理学的な等価物として機能する塩である。これらの塩は、市販の試薬を用いて、通常の有機学的な技術に従って製造することができる。陰イオン塩の形態には、酢酸塩、アシストラート(acistrate)、ベシル酸塩、臭化物塩、塩化物塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グルクロン酸塩(glucouronate)、臭化水素塩、塩酸塩、ヨウ化水素塩、ヨウ化物塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メシレート、硝酸塩、パモ酸塩、リン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、トシレート、およびキシノフォエート(xinofoate)が含まれる。陽イオン塩の形態には、アンモニウム、アルミニウム、ベンザチン、ビスマス、カルシウム、コリン、ジエチルアミン、ジエタノールアミン、リチウム、マグネシウム、メグルミン、4−フェニルシクロヘキシルアミン、ピペラジン、カリウム、ナトリウム、トロメタミンおよび亜鉛の塩が含まれる。
本発明の化合物のいくつかは、不斉炭素原子を有する(例えば、以下の構造)。本発明には、あらゆる立体異性体(例えば、エナンチオマーおよびジアステレオマー、並びにラセミ体のような立体異性体の混合物など)が含まれる。いくつかの立体異性体は、当該技術分野で公知の方法を用いて生成することができる。化合物および関連中間体の、立体異性体の混合物は、当該技術分野で公知の方法に従って個々の異性体に分離することができる。
Figure 2010518016
(合成方法)
化合物は、当技術分野で公知の方法によって製造することができ、以下に記載されているものが含まれる。いくつかの試薬および中間体は、当技術分野で公知である。他の試薬および中間体は、市販の物質を用いて、当技術分野で公知の方法によって製造することができる。化合物の合成を記述するのに用いる記号(例えば、番号付けされた「R」置換基)は、製造方法を説明するためだけに意図されており、特許請求の範囲または明細書の他の箇所で用いられる記号と混同されるべきではない。反応式の中で用いられる略語は、一般に、当該技術分野で用いられている慣例に従う。
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチルを加水分解して、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸にすることができる(反応式1を参照)。この化合物は、例えば無水THF溶液中で、1,1’−カルボニルジイミダゾールを1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]7−ウンデセンと組み合わせて用いて、様々なスルホニル尿素と縮合することができる。結果として得られたアシルスルファミドは、多様な2−ホルミルボロン酸またはエステルと公知のカップリング反応をさせて(例えば、スズキカップリング条件を用いる)、示されているタイプの環状ヘミアミナール中間体を提供できる。これらの化合物は、炭酸セシウムの影響下で、DMF溶液中、2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチルで処理し、連続したマイケル(Michael)反応およびホルナー・エモンズ(Horner Emmons)反応により、インドロベンズアゼピン(indolobenzazepines)誘導体に変換することができる。
関連の縮合シクロプロピルエステル誘導体は、当技術分野で公知の方法(例えば、DMSO溶液中、強塩基性条件下で、トリメチルスルホキソニウムアイオダイドでインドロベンズアゼピンエステルを処理することが含まれる)によって生成できる。結果として得られた縮合シクロプロパンにおいて脂肪族エステル残余部分は、加水分解することができ、酸生成物は様々なアルキル架橋ピペラジンと縮合できる。例えば、DMSO溶液中で、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラートおよびジイソプロピルエチルアミンにより、アルキル架橋ピペラジンカルボキサミドを得ることができる。
Figure 2010518016
本発明の化合物のいくつかの合成に関して有用である中間体には、反応式2に示される、tert−ブチルエステルインドロベンズアゼピンの合成が含まれる。
Figure 2010518016
この手順には、示されているインドールメチルエステルの塩基触媒加水分解、続いて、塩化チオニルおよびカリウム第三級ブトキシドによる反応、または炭酸銀および第三ブチル臭化物によるアルキル化が含まれる。結果として得られた化合物は、既に概説したのと化学的に類似する方法を用いて変換し、上で示されている混合エステルインドロベンズアゼピンを提供できる。
これらの中間体は別の手順において有用であり、それは、反応式4に示されているように、アシルスルファミドおよびアシルスルホンアミドアルキル架橋ピペラジンの製造において用いることができる。中間体t−ブチルエステルインドロベンズアゼピンのシクロプロパン化およびt−ブチルエステル基の続いて起こる開裂は、酸を生成することができ、その酸は多様なスルホンアミドおよびスルホニル尿素と結合することができる。続いて起こる加水分解により関連脂肪酸を得て、反応式3で下に示すように、それはアミンに、次いで本発明のオキサミドに変換することができる。例えば、オキサミド酸への最終工程であるアミンのカップリングでは、DMF溶液中で、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラートおよびジイソプロピルエチルアミンを用いることができ、そして該オキサミドを得ることができる。
Figure 2010518016
Figure 2010518016
反応式5および6では、化合物のいくつかの立体異性混合物について、合成および分離を説明する。
Figure 2010518016
Figure 2010518016
いくつかのジアステレオマーアミドは、逆相HPLCを用いて分離することができる。加水分解後、結果として得られた光学活性酸は、架橋ピペラジン誘導体と結合することができる(反応式7)。例えば、DMSO溶液中で、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラートおよびジイソプロピルエチルアミンを用いて、アルキル架橋ピペラジンカルボキサミドを得ることができる。他の標準的なアミノ酸(acid amine)カップリング方法もまた、光学活性カルボキサミドを得るために用いることができる。
Figure 2010518016
いくつかのインドール−C6−アシルスルホンアミド類似体の製造は、反応式8で図解されている。
Figure 2010518016
(生物学的方法)
該化合物は、HCV NS5Bに対して活性を示し、それは以下のHCV RdRpアッセイにより決定した。
HCV NS5B RdRpのクローニング、発現、および精製
HCVのNS 5Bタンパク質をコード化するcDNA、遺伝子型1bは、pET21a発現ベクターでクローン化した。該タンパク質を、溶解度を高めるために18アミノ酸C末端切断で発現した。大腸菌コンピテント細胞株BL21(DE3)を、該タンパク質の発現に用いた。培養物が、600nmで2.0の光学密度に達するまで、培養物を37℃で〜4時間育成させた。該培養物を20℃に冷却し、IPTG(1mM)で誘導した。新たなアンピシリンを50μg/mlの最終濃度まで加え、細胞を20℃で終夜育成した。
細胞ペレット(3L)を精製のために溶解し、精製NS5Bを得た(15〜24mg)。該溶解緩衝液は、トリス−HCl(20mM)、pH7.4、NaCl(500mM)、0.5%トリトンX−100、DTT(1mM)、EDTA(1mM)、20%グリセロール、リゾチーム(0.5mg/ml)、MgCl(10mM)、デオキシリボヌクレアーゼI(15μg/ml)、およびコンプリートTMプロテアーゼ阻害剤錠(ロッシュ社)からなる。溶解緩衝液の添加後、凍結した細胞ペレットを組織ホモジナイザーにより再懸濁した。サンプルの粘度を落とすために、溶解物(lysate)のアリコートをブランソン・ソニケーター(Branson sonicator)に付いたマイクロチップを用いて、氷の上で超音波処理した。該超音波処理した溶解物(lysate)を4℃で1時間100,000×gで遠心分離し、0.2μmフィルターユニット(コーニング)で濾過した。
該タンパク質を、2つの一連のクロマトグラフィー工程:ヘパリンセファロースCL−6BおよびポリUセファロース4B(ファルマシア社)を用いて精製した。クロマトグラフィー緩衝液は溶解緩衝液と一致するが、リゾチーム、デオキシリボヌクレアーゼI、MgClまたはプロテアーゼ阻害剤が含まれず、また緩衝液のNaCl濃度は、カラム上に該タンパク質を満たす必要量に応じて調節した。各カラムは、カラムのタイプにより5〜50カラム量の長さで変化するNaClグラジエントで溶離した。最終クロマトグラフィー工程後、SDS−PAGE分析に基づき、得られた酵素の純度>90%である。該酵素をアリコートし、−80℃で保存した。
標準的HCV NS5B RdRp酵素アッセイ
HCV RdRp遺伝子型1bアッセイを、96ウェルプレート(Corning3600)中、60μLの最終量で行った。該アッセイ緩衝液は、Hepes(20mM)、pH7.5、KCl(2.5mM)、MgCl(2.5mM)、DTT(1mM)、RNAse阻害剤(Promega N2515)(1.6U)、BSA(SigmaB6917)(0.01mg/ml)、および2%グリセロールからなる。全ての化合物はDMSO中で連続的に希釈し(3倍)、アッセイ中のDMSO最終濃度が2%になるように、さらに水中で希釈した。HCV RdRp遺伝子型1b酵素を、28nMの最終濃度で用いた。ポリAテンプレートを6nMで用い、ビオチン標識された(biotinylated)オリゴ−dT12プライマーを180nMの最終濃度で用いた。テンプレートは市販品から入手した(Amersham27−4110)。ビオチン標識された(biotinylated)プライマーはシグマゲノシス(Sigma Genosys)によって製造された。3H−UTPを0.6μCi(0.29μM、全UTP)で使用した。反応を酵素の添加により開始し、60分間30℃でインキュベートし、SPAビーズ(4μg/μl、Amersham RPNQ 0007)を含むEDTA(50mM、25μL)を加えて停止した。プレートは、室温で1時間より多くインキュベートした後、パッカードトップカウント(Packard Top Count)NXTで読み取った。
改良HCV NS5B RdRp酵素アッセイ
改良酵素アッセイは本質的には、標準的な酵素アッセイで記載されているように実施したが、但し以下の点を除く。プライマーおよびビーズをアッセイ緩衝液中で混ぜて、室温で1時間インキュベートすることにより、ビオチン標識された(biotinylated)オリゴdT12プライマーを、ストレプトアビジンで覆われたSPAビーズ上であらかじめ捕獲した(precaptured)。非結合のプライマーを、遠心分離後除去した。プライマー結合ビーズをHepes緩衝液(20mM、pH7.5)中で再懸濁し、20nMプライマーおよび0.67μg/μlビーズの最終濃度でアッセイに用いた。アッセイにおける添加の順序:酵素(1.75nM)を希釈した化合物に加え、続いてテンプレート(0.36nM)、3H−UTP(0.6μCi、0.29μM)、およびプライマー結合ビーズの混合物を添加して、反応を開始した;示した濃度は最終濃度。反応は30℃で4時間続けた。
化合物のIC50値を、7つの異なる[I]を用いて決定した。IC50値は、式:y=A+((B−A)/(1+((C/x)^D)))を用いて、阻害から計算した。
FRETアッセイプレパレーション
HCV FRETスクリーニングアッセイを、96ウェル細胞培養プレートで行った。FRETペプチド(アナスペック社)(Taliani et al., Anal. Biochem. 1996, 240, 60-67)には、ペプチドの一方の末端付近に蛍光ドナー、EDANS、そしてもう一方の末端付近に受容体、DABCYLが含まれる。該ペプチドの蛍光発光を、ドナーと受容体との間の分子間共鳴エネルギー転移(RET)でクエンチするが、NS3プロテアーゼがペプチドを開裂することによって、生成物はRETクエンチングから免れ、ドナーの蛍光がはっきりとなる。アッセイ試薬は以下のようにして調製した。プロメガ(#E153A)の、5倍濃縮した細胞ルシフェラーゼ細胞培養溶解試薬をdHOで1倍まで希釈し、NaClを加えて最終濃度150mMにし、FRETペプチドを2mMストックから最終濃度20μMに希釈した。
プレートを調製するために、ウミシイタケルシフェラーゼレポーター遺伝子を有するかまたは有していないHCVレプリコン細胞をトリプシン処理し、滴定した試験化合物と共に96ウェルプレートにのせて、カラム3〜12に加えた;カラム1および2は対照化合物(HCV対照(control)阻害剤)を含み、一番下の列はDMSOのみの細胞を含んだ。次いで、該プレートを37℃のCOインキュベーター中に置いた。
アッセイ
上記の試験化合物(FRETアッセイプレパレーション)の添加後に、様々な時点でプレートを取り除き、アラマーブルー(Alamar Blue)溶液(Trek Diagnostics、#00−100)を加えて、細胞毒性の測定をした。サイトフロアー(Cytoflour)4000装置(PEバイオシステムズ)に読み込み後、プレートをPBSですすぎ、次いで上記(FRETアッセイプレパレーション)のFRETペプチドアッセイ試薬をウェルあたり30μl添加して、FRETアッセイに用いた。次いで、該プレートをサイトフロアー(Cytoflour)4000装置中に置き(340励起/490発光)、20サイクルまで自動モードに、またキネティックモードでのプレート読み取りにセットした。典型的に、読み取り後のエンドポイント分析を用いたノイズへのシグナルは、少なくとも3倍であった。あるいは、アラマーブルー(Alamar Blue)読み取り後、プレートをPBSですすぎ、次いでプロメガ・デュアル−グロ(Promega Dual−Glo)ルシフェラーゼアッセイシステムまたはプロメガ・エンドュレン(Promega EnduRen)生細胞基質アッセイを用いて、ルシフェラーゼアッセイに使用した。
化合物分析は、相対HCVレプリコン阻害値および相対細胞毒性値の定量により行った。細胞毒性値を計算するために、対照ウェルからの平均アラマーブルー(Alamar Blue)蛍光シグナルを100%無毒として設定した。次いで、各化合物試験ウェルにおける個々のシグナルを平均対照シグナルで割り、100%で掛けて、パーセント細胞毒性を決定した。HCVレプリコン阻害値を計算するために、平均バックグランド値(background value)を、アッセイ期間の終わりにHCV対照阻害剤の最高量を含む2つのウェルから得た。これらの数値は、naive Huh−7細胞から得たものと類似した。次いで、バックグランド値を対照ウェルから得られた平均シグナルで引き、この数値を100%活性として用いた。次いで、各化合物試験ウェルの個々のシグナルを、バックグランドで引いた後に平均対照値で割り、100%で掛けて、パーセント活性を決定した。EC50値は、FRETまたはルシフェラーゼ活性において50%減少を引き起こす濃度として計算した。化合物プレートに関して得られる2つの数値、すなわちパーセント細胞毒性およびパーセント活性は、さらなる分析に対して興味がある化合物を決定するのに用いた。
化合物の代表的なデータを表1で報告する。
Figure 2010518016
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(医薬組成物および治療方法)
該化合物はHCV NS5Bに対して活性を示し、HCVおよびHCV感染の治療に有用であり得る。したがって、本発明の別の態様は、化合物またはそれの医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される担体が含まれる組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物がさらに含まれる組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物がインターフェロンである、組成物である。本発明の別の態様は、インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される場合である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物がサイクロスポリンである、組成物である。本発明の別の態様は、サイクロスポリンがサイクロスポリンAである場合である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物がインターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞反応の進行を高める化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン5’−一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンからなる群より選択される、組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCV侵入、HCV集合、HCV放出、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびHCV感染治療用ヌクレオシドアナログから選択されるターゲットの機能を阻害するのに効果的である、組成物である。
本発明の別の態様は、化合物、またはそれの医薬的に許容される塩、医薬的に許容される担体、インターフェロンおよびリバビリンが含まれる組成物である。
本発明の別の態様は、HCVレプリコンを式Iの化合物またはそれの医薬的に許容される塩と接触させることを特徴とする、HCVレプリコンの機能を阻害する方法である。
本発明の別の態様は、HCV NS5Bタンパク質を式Iの化合物またはそれの医薬的に許容される塩と接触させることを特徴とする、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害する方法である。
本発明の別の態様は、化合物またはそれの医薬的に許容される塩の治療上の有効量を患者に投与することを特徴とする、患者におけるHCV感染の治療方法である。本発明の別の態様は、HCVレプリコンの機能を阻害する方法である。本発明の別の態様は、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害する方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する別の化合物と併用して(前に、後に、または同時に)、化合物またはそれの医薬的に許容される塩の治療上の有効量を患者に投与することを特徴とする、患者におけるHCV感染の治療方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物がインターフェロンである、方法である。
本発明の別の態様は、インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物がサイクロスポリンである、方法である。
本発明の別の態様は、サイクロスポリンがサイクロスポリンAである、方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞反応の進行を高める化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン5’−一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンから選択される方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCV侵入、HCV集合、HCV放出、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびHCV感染治療用ヌクレオシドアナログからなる群より選択されるターゲットの機能を阻害するのに効果的である、方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、HCV NS5Bタンパク質以外のHCVライフサイクルにおけるターゲットの機能を阻害するのに効果的である、方法である。
「治療上有効な」とは、肝炎およびHCV感染の分野における当業者によって理解されているように、患者に有意義な利益を提供するのに必要とされる薬剤の量を意味する。
「患者」とは、HCVウイルスによって感染され、肝炎およびHCV感染の分野における当業者によって理解されているように、療法に適している人を意味する。
「治療」、「療法」、「方式(regimen)」、「HCV感染」および関連用語は、肝炎およびHCV感染の分野における当業者によって理解されているように用いられる。
本発明の化合物は、一般に、化合物またはそれの医薬的に許容される塩の治療上の有効量、および医薬的に許容される担体が含まれる医薬組成物として提供され、また通常の賦形剤を含んでもよい。治療上の有効量とは、患者に有意義な利益を提供するために必要な量である。医薬的に許容される担体とは、許容される安全性プロファイルを有する、通常知られている担体である。組成物は、全ての通常の固体および液体の形態(例えば、カプセル剤、錠剤、トローチ剤(losenges)、および散剤が含まれる)、並びに液体懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤、および液剤を包含する。組成物は通常の製剤技術を用いて製造され、そして通常の賦形剤(例えば、結合剤および湿潤剤)およびベヒクル(例えば、水およびアルコール)は一般的に、組成物のために用いられる。
固形組成物は通常、投与単位で製剤化され、そして投与量当たり活性成分の約1〜1000mgを提供する組成物が好ましい。いくつかの投与量の例は、1mg、10mg、100mg、250mg、500mg、および1000mgである。一般に、他の薬剤が、臨床的に使用されるそのクラス(class)の薬剤と同様な単位範囲(unit range)で存在する。典型的には、これは0.25〜1000mg/単位である。
液体組成物は通常、投与量単位範囲にある。一般に、該液体組成物は、1〜100mg/mLの単位投与量範囲にある。投与量の例は、1mg/mL、10mg/mL、25mg/mL、50mg/mL、および100mg/mLである。一般に、他の薬剤は、臨床的に使用されるそのクラス(class)の薬剤と同様な単位範囲(unit range)で存在する。典型的には、これは、1〜100mg/mLである。
本発明は、全ての通常の投与様式を包含し;その中でも経口および非経口の方法が好ましい。一般に、その投与方式は、臨床的に用いられる他の薬剤と同様である。典型的に、その1日用量は、1日当たり1〜100mg/体重kgである。一般に、経口的にはより多くの化合物が必要とされ、非経口的にはより少ない。しかしながら、具体的な投与方式は、正常な医学的な判断を用いて医師によって決定される。
本発明はまた、該化合物が併用療法として用いられる方法も包含する。すなわち、該化合物を、肝炎およびHCV感染の治療に有用な他の薬剤と組み合わせて(但し、別々にする)用いることができる。これらの併用方法において、該化合物は一般に、他の薬剤と組み合わせて毎日、1〜100mg/体重kgの1日用量を与えられる。他の薬剤は通常、治療上用いられる量で与えられる。しかしながら、具体的な投与方式は、正常な医学的な判断を用いて医師によって決定される。
組成物および方法に適した化合物のいくつかの例を表2に記載する。
Figure 2010518016
Figure 2010518016
Figure 2010518016
(具体的態様の説明)
特に断りがなければ、以下の中間体および実施例について、分析LCMSデータを以下のカラムおよび条件を用いて得た。
停止時間:グラジエント時間+1分;
開始濃度:特に断りがなければ、0%B;
溶離液A:5%CHCN/95%HO、10mMのNHOAc(カラムA、DおよびEについて);10%MeOH/90%HO、0.1%TFA(カラムBおよびCについて);
溶離液B:95%CHCN/5%HO、10mMのNHOAc(カラムA、DおよびEについて);90%MeOH/10%HO、0.1%TFA(カラムBおよびCについて);
カラムA:Phenomenex 10μm 4.6×50mm C18;
カラムB:Phenomenex C18 10μm 3.0×50mm;
カラムC:Phenomenex 4.6×50mm C18 10μm;
カラムD:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
カラムE:Phenomenex 5μ 4.6×50mm C18。
プレパラティブHPLCデータ。
グラジエント:特に断りがなければ、20分間の直線的グラジエント;
開始濃度:特に断りがなければ、15%B;
最終濃度:100%B;
溶離液A:5%CHCN/95%HO、10mMのNHOAc;
溶離液B:95%CHCN/5%HO、10mMのNHOAc;
カラム:Sunfire Prep C18 OBD 5μm 30×100mm。
中間体1
Figure 2010518016
1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−,メチルエステル
新たに再結晶したピリジニウムトリブロミド(熱AcOH(5mL/g)から再結晶化し、冷AcOHですすぎ、高減圧下、KOHで乾燥)を、3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(60g、233mmol)(WO2004/065367に記載されている手順を用いて製造)のCHCl/THF攪拌溶液(1:1、1.25L)に、2℃で何回かに分けて(10分かけて)加えた。反応溶液を0〜5℃で2.5時間攪拌し、飽和NaHSO水溶液(1L)、HCl(1N、1L)および食塩水(1L)で洗浄した。有機層を乾燥し(MgSO)、濃縮した。得られた褐色の油状物をEtOで希釈し、濃縮した。得られた桃色の固形物をEtO(200mL)に溶解し、ヘキサン(300mL)で処理し、部分的に濃縮した。固形物を濾過により回収し、ヘキサンですすいだ。母液を乾固するまで濃縮し、この手順を繰り返した。固形物を合わせて、1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−,メチルエステルを、綿状の桃色の固形物として得て(64g、190mmol、82%)、それをさらなる精製をせずに用いた。HNMR(300MHz,CDCl)δ8.47(brs,1H)、8.03(d,J=1.4Hz,1H)、7.74(dd,J=1.4,8.8Hz,1H)、7.69(d,J=8.8Hz,1H)、3.92(s,3H)、2.82(tt,J=3.7,11.7Hz,1H)、1.98−1.72(m,7H)、1.50−1.27(m,3H)。13CNMR(75MHz,CDCl)δ168.2、135.6、130.2、123.1、120.8、120.3、118.7、112.8、110.7、52.1、37.0、32.2(2)、27.0(2)、26.1。LCMS:m/e334(M−H)、保持時間3.34分、カラムA、4分間グラジエント。
中間体2
Figure 2010518016
1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(20g、60mmol)およびLiOH(3.8g、160mmol)のMeOH/THF/HO(1:1:1、300mL)溶液を、90℃で2時間加熱した。反応混合物を氷/HO浴内で冷却し、HCl(1M、〜160mL)で中和し、HO(250mL)で希釈し、室温で1時間攪拌した。沈殿物を濾過により回収し、HOですすぎ、乾燥して、1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−を得て(定量)、それをさらなる精製をせずに用いた。
1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−を提供するために用いることができる別の方法を以下に記載する。
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(117g、349mmol)およびLiOH.HO(26.4g、629mmol)のMeOH/THF/HO(1:1:1、1.8L)溶液を、還流下で3時間加熱した。反応混合物を氷/HO浴内で〜2℃まで冷却し、HCl(1M、〜650mL)で中和し(温度が5℃を超えないような速度で加え)、HO(1L)で希釈し、攪拌し、同時に周囲温度まで加温した。沈殿物を濾過により回収し、HOですすぎ、乾燥し、1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−のモノ(mono)THF溶媒和物を黄色の固形物として得て(135.5g、345mmol、99%)、それをさらなる精製をせずに用いた。HNMR(300MHz,CDCl)δ11.01(brs,1H)、8.77(s,1H)、8.07(d,J=1.5Hz,1H)、7.82(dd,J=1.5,8.8Hz,1H)、7.72(d,J=8.8Hz,1H)、3.84−3.74(m,4H)、2.89(m,1H)、1.98−1.72(m,11H)、1.50−1.24(m,3H)。13CNMR(75MHz,CDCl)δ172.7、135.5、130.7、122.3、120.9(2)、118.8、113.3、111.1、67.9(2)、37.0、32.2(2)、27.0(2)、26.1、25.5(2)。LCMS:m/e320(M−H)、保持時間2.21分、カラムA、4分間グラジエント。
中間体3
Figure 2010518016
1H−インドール−6−カルボキサミド,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−
1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.17g、7.2mmol)を、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(2.03g、6.3mmol)のTHF攪拌溶液(6mL)に22℃で加えた。瞬間的にCOが発生し、それがゆっくりになると、溶液を50℃で1時間加熱し、次いで22℃まで冷却した。N,N−ジメチルスルファミド(0.94g、7.56mmol)を加え、続いてDBU(1.34g、8.8mmol)のTHF溶液(4mL)を滴下して加えた。攪拌を24時間継続した。混合物を、酢酸エチルおよび希HClで分液処理した。酢酸エチル層を水で洗浄し、続いて食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥した。抽出物を乾固するまで濃縮し、表題生成物を淡黄色のもろい(friable)発泡体として得た(2.0g、74%、>90%純度、NMRから測定)。HNMR(300MHz,DMSO−d)δppm1.28−1.49(m,3H)1.59−2.04(m,7H)2.74−2.82(m,1H)2.88(s,6H)7.57(dd,J=8.42,1.46Hz,1H)7.74(d,J=8.78Hz,1H)7.91(s,1H)11.71(s,1H)12.08(s,1H)。
1H−インドール−6−カルボキサミド,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−の製造に関する別の方法を、以下に記載した。
機械攪拌機、温度調節器、N注入口、および冷却器を備えた、1Lの4つ口丸底フラスコに、N下で、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(102.0g、0.259mol)および乾燥THF(300mL)を加えた。10分間攪拌した後、CDI(50.3g、0.31mol)を少量ずつ加えた。次いで、反応混合物を50℃で2時間加熱した。30℃まで冷却した後、N,N−ジメチルアミノスルホンアミド(41.7g、0.336mol)を一度に加え、続いてDBU(54.1mL、0.362mol)を1時間にわたり滴下して加えた。次いで、反応混合物を室温で20時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAcおよび1NのHCl(1:1,2L)で分液処理した。有機層を分離し、水層をEtOAc(500mL)で抽出した。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し(1.5L)、MgSOで乾燥した。溶液を濾過し、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た(111.0g)。粗生成物を、60℃のEtOAc(400mL)中で懸濁した。懸濁液にヘプタン(2L)をゆっくり加えた。得られた懸濁液を攪拌し、0℃まで冷却した。次いで、それを濾過した。濾過ケーキを少量のヘプタンですすぎ、家庭用真空装置で2日間乾燥した。生成物を白色の固形物として回収した(92.0g、83%)。HNMR(MeOD、300MHz)δ7.89(s,H)、7.77(d,J=8.4Hz,1H)、7.55(dd,J=8.4および1.8Hz,1H)、3.01(s,6H)、2.73−2.95(m,1H)、1.81−2.05(m,8H)、1.39−1.50(m,2H);m/z429(M+H)
中間体4
Figure 2010518016
1H−インドール−6−カルボキサミド,3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1H−インドール−6−カルボキサミド(4.28g、0.01mol)、4−メトキシ−2−ホルミルフェニルボロン酸(2.7g、0.015mol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−ビフェニル(41mg、0.0001mol)、酢酸パラジウム(11.2mg)、および炭酸カリウムの細かい粉末(finely ground)(4.24g、0.02mol)のトルエン混合液(30mL)を還流下および窒素下で30分間攪拌し、そのときLC/MS分析は反応が完了していることを示した。次いで、反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈し、次いで過剰の希HClで酸性化した。次いで、酢酸エチル層を回収し、希HCl、水および食塩水で洗浄した。次いで、有機溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮してゴム状物を得た。該ゴム状物をヘキサン(250mL)および酢酸エチル(25mL)で希釈し、混合物を22℃で20時間攪拌し、その間に該生成物は鮮黄色の粒状固形物に変換され(4.8g)、それをさらなる精製をせずにそのまま用いた。
1H−インドール−6−カルボキサミド,3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−の製造に関する別の方法を、以下で提供する。
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−インドール−6−カルボキサミド(54.0g、126mmol)、4−メトキシ−2−ホルミルフェニルボロン酸(29.5g、164mmol)およびLiCl(13.3g、315mmol)のEtOH/トルエン(1:1、1L)スラリー溶液に、NaCO(40.1g、379mmol)の水溶液(380mL)を加えた。反応混合物を10分攪拌し、次いでPd(PPh(11.3g、10.0mmol)を加えた。反応溶液を窒素でフラッシュし、70℃で終夜加熱し(内部モニタリング)、次いで室温まで冷却した。反応液をEtOAc(1L)およびEtOH(100mL)で希釈し、HCl水(1N、1L)および食塩水(500mL)で注意深く洗浄し、乾燥し(MgSO)、濾過し、濃縮した。残留物をEtO(600mL)で1時間攪拌し、濾過により回収して、1H−インドール−6−カルボキサミド,3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−を黄色の粉末として得て(52.8g、109mmol、87%)、それをさらなる精製をせずに用いた。HNMR(300MHz,d6−DMSO)δ11.66(s,1H)、8.17(s,1H)、7.75(d,J=8.4Hz,1H)、7.74(d,J=8.4Hz,1H)、7.59(dd,J=1.4,8.4Hz,1H)、7.23−7.16(m,2H)、7.08(dd,J=2.6,8.4Hz,1H)、6.54(d,J=8.8Hz,1H)、3.86(s,3H)、3.22−3.08(m,1H)、2.91(s,6H)、2.00−1.74(m,7H)、1.60−1.38(m,3H)。13CNMR(75MHz,CDCl)δ165.7、158.8、147.2、139.1、134.3、132.0、123.4、122.0、119.2、118.2、114.8、112.3、110.4、109.8、79.6、45.9、37.2(2)、34.7、32.0(2)、25.9(2)、24.9。LCMS:m/e482(M−H)、保持時間2.56分、カラムA、4分間グラジエント。
中間体5
Figure 2010518016
6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボキサミド,11−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−エトキシ−8−メトキシ−
温度調節器、冷却器、N注入口および機械攪拌機を備えた、5Lの4つ口丸底フラスコに、トルエン(900mL)、EtOH(900mL)、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1H−インドール−6−カルボキサミド(90g、0.21mol)、2−ホルミル−4−メトキシフェニルボロン酸(49.2g、0.273mol)およびLiCl(22.1g、0.525mol)を満たした。得られた溶液をNで15分間バブリングした。NaCO(66.8g、0.63mol)の水溶液(675mL)を加え、反応混合物をNでさらに(10分間)バブリングした。Pd(PPh(7.0g、6.3mmol)を加え、反応混合物を70℃で20時間加熱した。35℃まで冷却後、HCl溶液(1N、1.5L)をゆっくり加えた。得られた混合物を6Lの分液漏斗で移し、EtOAc(1.5L)で2回抽出した。有機抽出物を合わせて、食塩水(2L)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して黄色の固形物を得て、それを20%EtOAcのヘキサン溶液(450mL、50℃〜0℃)でトリチュレートし、3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキサミドを黄色の固形物として得た(65.9g)。HPLC純度、98%。
トリチュレーションからの母液を、減圧下で濃縮した。残渣をEtOH(50mL)で3時間還流させた。次いで、溶液を0℃まで冷却した。沈殿物を濾過し、冷TBME(5℃)(20mL)で洗浄した。濾過ケーキを家庭用真空装置で乾燥し、表題化合物のさらなる量を、白色の固形物として得た(16.0g)。HPLC純度、99%。HNMR(CDCl、300MHz)δ8.75(s,1H)、7.96(s,1H)、7.73(d,J=8.4Hz,1H)、7.67(d,J=8.4Hz,1H)、7.45(dd,J=8.4および1.4Hz,1H)、7.09(d,J=2.2Hz,1H)、6.98(dd,J=8.4および2.2Hz,1H)、6.50(s,1H)、3.86(s,3H)、3.05(s,6H)、2.92−3.13(m,3H)、1.85−1.93(m,7H)、1.40−1.42(m,3H)、1.05(t,J=7.1Hz,3H)。m/z512(M+H)
中間体6
Figure 2010518016
1H−インドール−6−カルボキサミド,3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−
11−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−6−エトキシ−8−メトキシ−6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボキサミドを、THF(75mL)に溶解した。該溶液に、HCl溶液(2N、300mL)を加えた。混合物を、N下の室温で16時間激しく攪拌した。得られた懸濁液を濾過し、冷TBME(30mL)で2回洗浄した。濾過ケーキを減圧下で終夜乾燥し、表題化合物を黄色の固形物として得た。HPLC純度、99%。HNMR(DMSO−d、300MHz)δ11.65(s,1H)、8.16(s,1H)、7.76(d,J=5.9Hz,1H)、7.73(d,J=5.9Hz,1H)、7.58(dd,J=8.5および1.5Hz,1H)、7.17−7.20(m,2H)、7.08(dd,J=8.5および1.4Hz,1H)、6.55(d,J=8.6Hz,1H)、3.86(s,3H)、3.14−3.18(m,1H)、2.91(s,6H)、1.75−1.99(m,7H)、1.48−1.60(m,3H);m/z484(M+H)
中間体7
Figure 2010518016
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸,13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−メトキシ−,メチルエステル
3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキサミド(4.8g、0.01mol)、2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(9.7g、0.02mol)および炭酸セシウム(7.1g、0.02mol)のDMF混合液(28mL)を55℃の温度の油浴で20時間攪拌した。混合物を氷−水の中に注ぎ、希HClで酸性化して、粗生成物を沈殿させた。固形物を回収し、乾燥し、酢酸エチルおよび塩化メチレン(1:10)溶液(2%酢酸が含まれる)を用いて、SiO(110g)でフラッシュ・クロマトグラフィーした。均一なフラクションを合わせ、蒸発させて、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(3.9g、収率71%)。MS:552(M=H+)。
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸,13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−メトキシ−,メチルエステルの製造に関する別の方法を、以下で提供する。
11−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−ヒドロキシ−8−メトキシ−6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボキサミド(環状ヘミアミナール(cyclic hemiaminal))(63.0g、130mmol)、2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(60g、261mmol)、炭酸セシウム(106g、326mmol)のDMF溶液(400mL)を、60℃で(浴の温度)4.5時間加熱した。さらに2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(15g、65mmol)および炭酸セシウム(21.2g、65mmol)を加え、反応液を60℃で終夜加熱し、次いで室温まで冷却した。攪拌反応混合物をHO(1L)で希釈し、HCl水(1N、800mL)でゆっくり中和し、3時間攪拌し、次いで沈殿物を濾過により回収した。固形物をEtO(800mL)でトリチュレートし、乾燥して、メチル7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸,13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−メトキシ−,メチルエステル(70.2g、127mmol、98%)を黄色の固形物として得て、それをさらなる精製をせずに用いた。HNMR(300MHz,CDCl)δ8.67(s,1H)、8.09(s,1H)、7.86(d,J=8.4Hz,1H)、7.80(s,1H)、7.50(d,J=8.4Hz,1H)、7.42(d,J=8.8Hz,1H)、7.08(dd,J=2.6,8.8Hz,1H)、6.98(d,J=2.6Hz,1H)、5.75−5.51(m,1H)、4.29−4.01(m,1H)、3.89(s,3H)、3.82(s,3H)、3.05(s,6H)、2.87−2.73(m,1H)、2.11−1.12(m,10H)。LCMS:m/e550(M−H)、保持時間3.21分、カラムA、4分間グラジエント。
中間体8
Figure 2010518016
1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−,1,1−ジメチルエチルエステル
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(80g、0.24m)の、乾燥二塩化メチレン(1.2L)およびTHF(100mL)機械的攪拌溶液に、活性モレキュラ・シーブス(4A、80g)および炭酸銀(275g、0.99m)を加えた。反応混合物を0℃まで冷却し、臭化t−ブチル(142g、1.04m)を滴下して加えた。混合物を室温で終夜攪拌し、TLC(ヘキサン−酢酸エチル80:20、Rf(生成物)=0.7)によりモニターした。ブロモ酸が少しでも変換されずに残っていれば、さらに炭酸銀を10%加え、攪拌をさらに2〜4時間継続した。完了後、反応混合物をセライト(celite)の薄層を通して濾過した。該濾取を二塩化メチレン(500mL)で洗浄した。濾液を合わせて、減圧下で濃縮し、そのように得た粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製した(230〜400メッシュ、petエーテル0〜2%溶液中、酢酸エチルのグラジエントで溶離)。均一なフラクションを合わせ、減圧下で蒸発させて、表題化合物を得た(80g、85%)。HPLC:90.1%(保持時間=6.56分)、カラム:C18 BDS、(50×4.6mm)、移動相:0.1%TFA水溶液のグラジエント:ACN(30→100→30)、流速0.8mL/分。LCMS:99.8%(保持時間=4.44分)、カラム:Geneis、C18 50×4.6mm移動相:0.1%ギ酸水溶液のグラジエント:ACN(70→95→70)、流速:0.8mL/分;M−1=376.5;HNMRCDCl)(400MHz)δ1.37−1.40(m,3H,シクロヘキシル)、1.62(s,9H,t−Bu)、1.80−1.94(mを2セット、それぞれ3H&4H、シクロヘキシル部分)、2.81(m,1H,シクロヘキシルベンジルのCH)、7.70−7.75(m、2H、インドール−H4&5)、8.04(s,1H,インドール−H)、8.52(s,1H,インドール−NH)。
中間体9
Figure 2010518016
1H−インドール−6−カルボン酸,3−シクロヘキシル−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−,1,1−ジメチルエチルエステル
tert−ブチル2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボキシレート(72g、0.19m)を、トルエンおよびエタノール(720mL)の1:1混合物に溶解し、脱気した。次いでLiCl(23.9g、0.51m)を加え、続いて炭酸ナトリウム(720mL、1.0M溶液を別々に脱気)およびPd−テトラキス(13.1g、0.011m)を加えた。0.25時間攪拌した後、2−ホルミル−4−メトキシフェニルボロン酸(41.1g、0.22m)を加え、反応混合物を85℃で4時間加熱した。次いで、反応液をTLCでモニターした(ヘキサン−酢酸エチル80:20、Rf(生成物)=0.55)。完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水(1.0L)を加え、続いて酢酸エチル(1.0L)を加えた。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥し、減圧下で濃縮して、表題化合物を黄色の固形物として得た。収率75g(74%)。HPLC:99.7%(保持時間=6.30分)、カラム:C18 BDS(4.6×50mm)、SC−307、移動相:0.1%TFA水溶液のグラジエント:ACN(30→100→30)、流速0.8mL/分。LCMS:98.0%(保持時間=5.28分)、カラム:Geneis、C18(50×4.6mm)、移動相:0.1%ギ酸水溶液のグラジエント:ACN(70→95→70)、流速:0.8mL/分;M−1=432.2;HNMR(DMSO−d)(400MHz)δ1.40−1.48(m,3H,シクロヘキシル)、1.57(s,9H,t−Bu)、1.84−1.90(m,7H,シクロヘキシル部分)、3.09(m,1H,シクロヘキシル−ベンジルのCH)、3.84(s,3H,OCH)、6.55(d,J=4Hz,1H,アリールH2')、7.06(d,1H,アリールH3')、7.08(s,1H,アリールH6')、7.23(d,1H,インドール−H)、7.53(d,J=8Hz,1H、インドール−H)、7.70−7.75(m、2H、NH+インドール−H)、8.06(s,1H,CHO)。
中間体10
Figure 2010518016
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,10−(1,1−ジメチルエチル)6−メチルエステル
tert−ブチル3−シクロヘキシル−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキシレート(62.5g、0.144m)を乾燥DMF(1.2L)に溶解し、機械的に攪拌した。次いで、炭酸セシウム(84g、0.17m)および2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(65〜70%GC純粋、56.2g、0.18m)を加え、反応混合物を65℃で4時間加熱し、反応液をTLC(ヘキサン−酢酸エチル80:20、Rf(生成物)=0.7)によりモニターした。完了後、混合物を室温まで冷却し、次いで水(1.0L)でクエンチした。黄色の固形物を沈殿させ、それを濾過により回収し、空気乾燥した。次いで、この物質をメタノール中でスラリーし、濾過し、減圧下で乾燥して、黄色の粉末を生産物として得た(70g、90%)。HPLC:99.1%(保持時間=6.45分)、カラム:C18 BDS(4.6×50mm)、移動相:0.1%TFA水溶液のグラジエント:ACN(30→100→30)、流速0.8mL/分。LCMS:100%(保持時間=7.00分)、カラム:Geneis、C18(50×4.6mm)、移動相:0.1%ギ酸水溶液のグラジエント:ACN(70→95→70)、流速:0.8mL/分;M+1=502.2;HNMR(CDCl)(400MHz)δ1.10〜1.30(m,3H,シクロヘキシル)、1.64(s,9H,t−Bu)、1.77〜2.07(m,7H,シクロヘキシル部分)、2.80(m,1H,シクロヘキシル−ベンジルのCH)、3.84(s,3H,OCH)、3.93(s,3H,COOCH)、4.15&5.65(2つのbrピーク、それぞれ1時間、アリルのCH)、6.95(s,1H,アリールH6')、7.01(d,1H,アリールH2')、7.53(d,J=8Hz,1H,アリールH3')、7.70(d,J=4Hz,1H,インドール−H)、7.84(s+d,2H,オレフィンのH+インドール−H)、8.24(s,1H,インドール−H);13CNMR(CDCl)(100.0MHz)δ166.92、165.71、158.96、142.28、136.47、13.50、134.61、132.43、132.01、129.73、124.78、124.68、120.33、119.39、119.04、115.62、115.05、111.27、80.27、55.49、52.50、39.09、36.81、33.40、28.38、27.15、26.28。
中間体11
Figure 2010518016
2−プロペン酸,2−(ジメトキシホスフィニル)−,メチルエステル
機械攪拌機、冷却器、温度調節器およびN注入口を備えた、5Lの4つ口丸底フラスコに、パラホルムアルデヒド(40.5g、1.35mol)、MeOH(2L)およびピペリジン(2mL)を満たした。反応混合物をN下で3時間加熱還流した。50℃まで冷却後、2−(ジメトキシホスホリル)アセテート(150g、0.824mol)を一度に加えた。反応混合物を18時間継続して還流した。室温まで冷却後、反応溶液を減圧下で濃縮して、透明無色の油状物を得た。この油状物を、温度調節器、N注入口、磁気攪拌器およびディーン・スターク装置を備えた、3Lの4つ口丸底フラスコ内で乾燥トルエン(1L)に溶解した。溶液にTsOH.HO(5.2g)を加えた。次いで、反応混合物を共沸騰的に18時間還流して、メタノールを除去した。室温まで冷却後、溶液を減圧下で濃縮し、黄色の油状物を得て、それを減圧蒸留(150〜155℃/0.2mmHg)して、生成物を無色の油状物として得た(135.0g)。純度、90%(HNMRに基づく)。HNMR(CDCl,300MHz)δ7.0(dd,J=42.4および1.5Hz,1H)、6.73(dd,J=20.5および1.8Hz,1H)、3.80(s,6H)、3.76(s,3H)。
中間体12
Figure 2010518016
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン,3−メチル−8−(フェニルメチル)−
シス−1−ベンジル−2,5−ビス(クロロメチル)ピロリジン塩酸塩(37.5g、0.13mol)(PCT公開特許出願:WO200232902に記述されているように製造した)を、機械攪拌機、還流冷却器、および温度計が備えられた、5Lの3口丸底フラスコ内で、CHCN(900mL)中で懸濁した。攪拌懸濁液を50℃に加温し、NaHCO(97g、1.1mol)を加え、懸濁液を70℃に加温した。NaI(50g、0.33mol)を加え、70℃で5分間攪拌し、そして滴下ロートを冷却器の上に装着した。滴下ロートに、40%のMeNH水(48mL、0.55mol)を、CHCN(850mL)中で加え、この溶液を滴下して加えた(加える速度は、10〜15ml/分の間で維持した)。添加は75分後に完了し、その時点で反応液を室温まで冷却し、固形物を濾去し、溶媒を〜800mLまで濃縮した。反応液をEtOAc(800mL)の中へ注ぎ、NaOH(1N、100mL)で2回洗浄した。水相をEtOAc(100mL)で2回、再び抽出し、有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲル(620g)上に移し、2.8%MeOH/0.4%濃NHOHのCHCl溶液(総量6L)で溶離した。純粋なフラクションを回収した(2L〜4L)。濃縮物から、表題化合物を茶色の油状物として得た(8.76g、収率32%)。HNMR(400MHz,CDCl)δppm1.79−1.87(m,2H)1.92−1.99(m,2H)2.23(s,3H)2.27−2.37(m,2H)2.54−2.63(m,2H)3.10(s,2H)3.52(s,2H)7.20−7.26(m,1H)7.30(t,J=7.30Hz,2H)7.36−7.42(m,2H)。LC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0%、
最終%B=100、
流速=4ml/分、
グラジエント時間=2分、
ランタイム(Run time)=3分、
カラム:Phenomenex−Luna 10μm C18 50mm×3.0mm、
室温=0.23分;
MS:(ES+)m/z(M+H)=217.3。
さらに6.1gの混合フラクションを、カラムから得た(HNMR積分(integraiton)により、>80%純粋)。
中間体13
Figure 2010518016
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン,3−メチル−,二塩酸塩
N−メチル−N−ベンジルビシクロジアミン(14.22g、65.7mMol)をメタノール(650ml)に溶解し、塩酸水(17ml、12M)を加えた。溶液を窒素下で2Lのパールボトル(Parr bottle)に移し、20%水酸化パラジウム炭素(3.66g)を反応液に加えた。混合物を、水素(60psig)下で、17時間パールシェイカー(Parr shaker)にかけた。反応液を、TLC分析(90容量部のクロロホルムに溶解した10容量部の2Mアンモニアメタノール溶液による、シリカゲルプレートで溶離)によって全部評価した。反応液をセライトのプラグ(plug)を通して濾過し、次いでそれを連続して水およびメタノールですすいだ。濾液を合わせて、減圧下で濃縮し、メタノールおよびベンゼンを加え、均一溶液を得た。次いで、塩酸(75mL、2.0M)を、ジエチルエーテル中で加えた。揮発物を、減圧下で生産物溶液から除去した。最終的に淡黄色の固形物を、メタノール/ベンゼン混合物を用いて、生産物溶液から、水の共沸を繰り返すことにより、得た。固形生産物、3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタンを減圧下で終夜乾燥し、吸湿性の固形物を得た(11.98g(91%))。該生産物をフラスコから除去し、それが吸湿性であることから、窒素下でグローブバッグ(glove bag)中瓶詰めした。HNMR(500MHz,DMSO−d)δppm1.96−2.14(m,2H)2.34(d,J=8.24Hz,2H)2.66(s,3H)3.46(d,J=11.90Hz,2H)3.58(s,3H,HOを含む)4.17(s,2H)9.92(s,1H)10.21(s,1H)11.39(s,1H);13CNMR(126MHz,DMSO−d)δppm24.04(s,1C)43.49(s,1C)52.50(s,1C)54.47(s,1C)。
中間体14および15
Figure 2010518016
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸,フェニルメチルエステルおよび3−(フェニルメチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
トリエチルアミン(1.44mL、10.363mmol)を8−boc−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(2.0g、9.421mmol)のCHCl溶液(20mL)に加えた。クロロギ酸ベンジル(1.46mL、10.363mmol)を0℃で滴下して加え、反応混合物を0℃で0.5時間攪拌し、次いで室温に加温し、攪拌を3日間継続した。次いで、反応混合物を水でクエンチし、HCl溶液(1N)で酸性化した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、濃縮して、無色の濃い(thick)油状物を粗生成物として得た。次いで、この物質(70mg)を1,2−ジクロロエタン(2mL)に溶解し、TFA(0.5mL)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。次いで、溶媒およびTFAを蒸発させ、二つの表題化合物の混合物を無色の濃い(thick)油状物として得た。
中間体16
Figure 2010518016
3−シクロヘキセニル−1H−インドール−6−カルボン酸
シクロヘキサノン(96mL、0.926mol)を、メチルインドール−6−カルボン酸(50.0g、0.335mol)のメタノール攪拌溶液(920mL)に、22℃で加えた。メタノール性(methanolic)ナトリウムメトキシド(25%w/wの416mL、1.82mol)を、何回かに分けて10分かけて加えた。混合物を還流下で18時間攪拌し、室温まで冷却し、濃縮し、冷水で希釈し、36%HCl溶液で酸性化した。得られた沈殿物を濾過により回収し、冷水で洗浄し、五酸化リン(0.1mm)で乾燥し、表題化合物を黄褐色の固形物として得た(80.9g、収率97.5%)。
中間体17
Figure 2010518016
3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸
3−シクロヘキセニル−1H−インドール−6−カルボン酸(38g)を、パールボトル(Parr bottle)に加え、続いてメタノール(100mL)およびTHF(100mL)を加えた。該ボトルをアルゴンでフラッシュし、10%パラジウム炭素(1.2g)を加えた。次いで、フラスコを真空にし(evacuated)、続いて55psiの圧力でHを満たし、得られた混合物を室温で18時間振盪した。次いで、セライト(celite)を通して触媒を濾過により除去した。濾液を濃縮して、目的生成物を薄紫色の固形物として得た(30.6g、79%)。ESI−MSm/z244(MH)。
中間体18
Figure 2010518016
3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル
塩化チオニル(1mL)を、3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(30.4g、0.125mol)のメタノール攪拌混合液(300mL)に加えた。混合物を還流下で18時間攪拌し、脱色炭素で処理し、濾過した。濾液を、結晶化が起こる約150mLまで濃縮した。濾液を室温まで冷却し、濾過した。固形物を冷メタノールで洗浄し、続いてジエチルエーテルで洗浄し、目的生成物を薄紫色の固形物として得た(22.2g、収率69%)。ESI−MSm/z258(MH);HNMR(300MHz,CDCl)δ1.35(m,4H)、1.63(s,1H)、1.78(m,3H)、2.06(d,J=8.05Hz,2H,3.90(m,1H)、7.08(d,J=1.83Hz,1H)、7.62(s,1H)、7.65(s,1H)、7.74(d,J=1.46Hz,1H)、7.77(d,J=1.46Hz,1H)、8.08(s,1H)。
中間体19
Figure 2010518016
1H−インドール−6−カルボン酸メチル
ジアゾメタンのエーテル溶液(620mL)を、冷却下で(−15℃)、6−インドールカルボン酸(45g、0.27mol)のジエチルエーテル攪拌懸濁液(250mL)にゆっくり加えた。加えた後、酢酸(50mL)をゆっくり加えることにより反応液をクエンチした後、反応混合物をさらに1時間−15℃で攪拌した。次いで、得られた混合物を減圧下で濃縮し、残渣を、溶離液としてMDCを用いてシリカ上の(60〜120)フラッシュ・クロマトグラフィーで精製した。
中間体20
Figure 2010518016
3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル
シクロヘキサノン(42.46mL、0.40mol)を一回で、インドール−6−カルボン酸メチル(47.8g、0.27m)の乾燥ジクロロメタン攪拌溶液(500mL)に加えた。次いで、反応混合物を10℃まで冷却し、トリフルオロ酢酸(63.13mL、0.8m)を滴下して加え、続いてトリエチルシラン(174.5mL、1.09m)を加えた。加えた後、それをさらに12時間攪拌し、温度を室温に戻した。次いで、ジクロロメタン(200mL)を加え、反応混合物を10%炭酸水素ナトリウム溶液および食塩水で連続して洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣を、ヘキサン−酢酸エチル(9.5:0.5)混合物を溶離液として用いて、シリカ(60〜120)上のフラッシュ・クロマトグラフィーで精製した。均一なフラクションを合わせ、蒸発させ、目的生成物を得た(60g、85%)。この物質の解析データは、上述した別のルートにより製造したサンプルで確認されたものと一致している。
中間体21
Figure 2010518016
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−2−1H−インドール−6−カルボン酸メチル
乾燥ピリジニウムトリブロミド(12.0g、38mmol)を、3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(7.71g、30mmol)の、THF(80mL)およびクロロホルム(80mL)の混合で、攪拌し、冷却した(氷/水浴)溶液に一度に加えた。冷却浴からフラスコを除去し、攪拌を室温で2時間継続した。混合物を連続して、NaHSO(1M、50mL)で2回洗浄し、HCl(1N、50mL)で洗浄した。次いで、それを無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。濃縮物をヘキサンで処理し、得られた沈殿物を濾過により回収し、目的生成物をオフ・ホワイトの固形物として得た(5.8g、58%)。HNMR(300MHz,CDCl)δ1.38(m,3H)、1.85(m,7H)、2.81(m,1H)、7.71(m,2H)、8.03(s,1H)、8.47(s,1H)。
ヘキサン母液を濃縮し、残渣をヘキサン/酢酸エチル(5:1)に溶解した。溶液を、同じ溶媒でシリカゲルのパッド(pad)に通過させた。溶離液を濃縮し、続いてヘキサン(10mL)を加えて付加生成物を沈殿させ、それを濾過により回収して、目的生成物を得た(2.8g、28%)。
中間体22
Figure 2010518016
11−シクロヘキシル−6−ヒドロキシ−6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボン酸メチル
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(10.1g、30mmol)、2−ホルミルフェニルボロン酸(5.4g、36mmol)、LiCl(3.8g(90mmol)およびPd(PPh(1.6g、1.38mmol)のNaCO(1M、40mL)およびEtOH−トルエン(1:1、180mL)攪拌混合液を、85℃の窒素下で3時間加熱した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで2回抽出した(100mL)。抽出物を水および食塩水で連続して洗浄し、次いで乾燥し(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得た(13.3g)。この物質をDCMおよびヘキサンでトリチュレートし、純粋な目的生成物を得た(7.52g、70%)。LC−MS:m/e360(M−H);344(M−17)HNMR(400MHz,クロロホルム−D)δppm1.33−1.60(m,4H)1.77−2.01(m,6H)2.80(d,J=11.83Hz,1H)3.02−3.18(m,1H)3.89(s,3H)6.49(d,J=11.33Hz,1H)7.34(t,J=7.55Hz,1H)7.46(t,J=7.55Hz,1H)7.62(d,J=7.30Hz,1H)7.66−7.74(m,2H)7.77(d,J=7.81Hz,1H)8.21(s,1H)。
中間体23
Figure 2010518016
13−シクロヘキシル−6−(メトキシカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸メチル
11−シクロヘキシル−6−ヒドロキシ−6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボン酸メチル(3.61g、10mmol)、CsCO(3.91g、12mmol)および2−ホスホノ酢酸トリメチル(2.86g、14mmol)のDMF攪拌懸濁液(40mL)を、60℃の窒素下で3時間加熱した。得られた黄色の懸濁液を室温まで冷却し、激しく攪拌しながら水を加えた。黄色の沈殿物を形成させ、それを濾過により回収した。固形物を水で洗浄し、次いで空気で終夜乾燥し、表題化合物を黄色の粉末として得た(4.124g、96%)。LC/MS:m/e430(MH);HNMR(400MHz,クロロホルム−D)δppm1.30−1.46(m,J=14.86Hz,2H)1.55(s,2H)1.77(s,2H)1.85−2.18(m,4H)2.76−2.89(m,1H)3.84(s,3H)3.95(s,3H)4.19(s,1H)5.68(s,1H)7.38−7.63(m,4H)7.74(dd,J=8.44,1.39Hz,1H)7.81−7.98(m,2H)8.29(d,J=1.01Hz,1H)。
中間体24
Figure 2010518016
13−シクロヘキシル−6−(カルボキシ)−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸メチル
13−シクロヘキシル−6−(メトキシカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸メチル(308mg、0.72mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶解し、LiOH(173mg、7.2mmol)で処理した。混合物を50℃で4時間加熱し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をHO(5mL)に溶解し、得られた混合物に10%HCl水溶液を加えて酸性化した。沈殿物が形成し、それを濾過により回収し、空気乾燥して、表題化合物を鮮黄色の固形物として得た(290mg、97%)。ESI−MSm/z[M+1]=415。
特に断りがなければ、以下の一般的な方法を、以下の実験手順で用いた。LCMSデータ:
停止時間:グラジエント時間+1分;
開始濃度:特に断りがなければ、0%B;
溶離液A:5%CHCN/95%HO、10mMのNHOAc(カラムAおよびD);10%MeOH/90%HO、0.1%TFA(カラムBおよびC);
溶離液B:95%CHCN/5%HO、10mMのNHOAc(カラムAおよびD);90%MeOH/10%HO、0.1%TFA(カラムBおよびC);
カラムA:Phenomenex 10μ 4.6×50mm C18;
カラムB:Phenomenex C18 10μ 3.0×50mm;
カラムC:Phenomenex 4.6×50mm C18 10μ;
カラムD:Phenomenex Lina C18 5μ 3.0×50mm;
カラムE:Phenomenex 5μ 4.6×5.0mm C18。
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(4.3g、13mmol)、4−メトキシ−2−ホルミルフェニルボロン酸(3.0g、17mmol)およびLiCl(2.2g、51mmol)のEtOH/トルエンスラリー溶液(1:1、100mL)に、Pd(PPh(1.4g、1.3mmol)、次いでNaCO水(1M、32mL、32mmol)を加えた。反応溶液を窒素でフラッシュし、100℃で3時間加熱し、室温まで冷却した。反応液を濃縮してEtOHを除去し、HO(200mL)で希釈し、EtOAc(150mL)で2回抽出した。有機物を合わせて、食塩水(100mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO)、濾過し、乾固するまで濃縮した。残渣をCHClでトリチュレートし、固形物を濾過により回収し、EtOおよびCHClで洗浄し、11−シクロヘキシル−6−ヒドロキシ−8−メトキシ−6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボン酸メチルを黄色の固形物として得て(3.0g、8.0mmol、63%)、それをさらなる精製をせずに用いた。LCMS:m/e374(M+H)、保持時間3.09分、カラムB、3分間グラジエント。
中間体25
Figure 2010518016
11−シクロヘキシル−6−ヒドロキシ−8−メトキシ−6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボン酸メチル(2.9g、7.4mmol)、2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(2.6g、11mmol)、炭酸セシウム(3.6g、11mmol)のDMF溶液(20mL)を60℃で2時間加熱し、室温まで冷却した。攪拌反応混合物をHO(50mL)で希釈し、沈殿物を濾過により回収し、ジメチル13−シクロヘキシル−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6,10−ジカルボキシレートを黄色の固形物として得て(3.3g、7.1mmol、97%)、それをさらなる精製をせずに用いた。LCMS:m/e460(M+H)、保持時間3.35分、カラムB、3分間グラジエント。
中間体26
Figure 2010518016
テトラブチル水酸化アンモニウム溶液(1MのMeOH溶液、2.2mL、2.2mmol)を、ジメチル13−シクロヘキシル−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6,10−ジカルボキシレート(1.0g、2.2mmol)のTHF攪拌溶液(75mL)に加え、室温で終夜攪拌した。反応混合物を〜30mLまで濃縮し、EtOAc(120mL)で希釈し、HCl水(0.5M、50mL)で2回洗浄し、食塩水(40mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO)、濾過し、乾固するまで濃縮し、メチル7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシレート,13−シクロヘキシル,3−メトキシ,6−カルボン酸を黄色の固形物として得て(1.0g、2.2mmol、定量)、それをさらなる精製をせずに用いた。LCMS:m/e446(M+H)、保持時間1.54分、カラムA、2分間グラジエント。
中間体27
Figure 2010518016
NaOH水(1M、5mL、5mmol)を、メチル13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボキシレート−10−カルボキサミド(900mg、1.6mmol)のTHF/MeOH溶液(1:1、14mL)に加え、反応混合物をマイクロ波照射により85℃のシールド管内で30分間加熱した。反応液を冷却し、HCl水(1M、5mL、5.0mmol)で中和し、濃縮して有機溶媒を除去した。残渣をHOでスラリーし、固形物を濾過により回収し、HOでフラッシュし、乾燥し、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド−6−カルボン酸を黄色の固形物として得た(807mg、1.5mmol、92%)。LCMS:m/e536(M−H)、保持時間2.18分、カラムA、4分間グラジエント。
下記の一般的な方法は、表3の化合物の実験データに関する。LCMSデータ:
グラジエント時間:2分;
流速:4mL/分;
停止時間:グラジエント時間+2分;
開始濃度:0%B;
溶離液A:10%MeOH/90%HO、0.1%TFA;
溶離液B:90%MeOH/10%HO、0.1%TFA;
カラム1:Phenomenex 10μ C18 4.6×50mm。
Figure 2010518016
Figure 2010518016
中間体28
Figure 2010518016
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸,8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[(4−モルホリニルカルボニル)アミノ]−メチルエステル
DMSO(5mL)を、トリメチルスルホキソニウムアイオダイド(199mg、0.906mmol)およびNaH(38mgの60%油分散液、0.953mmol)の混合物に、丸底フラスコ内で加えた。反応混合物を室温で0.5時間攪拌した。次いで、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸,13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−(メトキシ)−,メチルエステル(125mg、0.227mmol)を加え、反応混合物を室温で3時間攪拌し、次いで50℃でさらに3時間攪拌した。次いで、反応液を水でクエンチし、HCl溶液(1N)で酸性化した。次いで、粗生成物を淡黄色の固形物として沈殿させ、それを濾過により回収し、空気乾燥した(106mg、収率83%)。次いで、この物質(6mg)をPrep.HPLCで精製し、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(1.8mg)。MS m/z 566(MH)、保持時間:3.850分、HNMR(500MHz,MeOD)δppm0.28(m,0.36H)1.19−2.20(m,11.64H)2.70−3.02(m,2H)3.03(s,2.16H)3.05(s,3.84H)3.49(d,J=15.26Hz,0.64H)3.54(s,1.92H)3.83(s,1.08H)3.91(s,3H)4.08(d,J=15.26Hz,0.36H)5.29(d,J=15.26Hz,0.36H)5.50(d,J=14.95Hz,0.64H)6.98−7.06(m,1H)7.16(d,J=2.44Hz,0.36H)7.23(d,J=2.44Hz,0.64H)7.30(d,J=8.55Hz,0.64H)7.34(d,J=8.55Hz,0.36H)7.56(dd,J=8.55,1.53Hz,0.64H)7.63(dd,J=8.55,1.53Hz,0.36H)7.88(d,J=8.55Hz,0.64H)7.91(d,J=8.55Hz,0.36H)8.12(s,0.36H)8.33(d,J=1.53Hz,0.64H)。
別の手順
トリメチルスルホキソニウムアイオダイド(6.85g、31mmol)のDMSO混合液(35mL)に、N下の室温でNaH(1.37g、34mmol、60%油溶液(in oil))を3回に分けて加え、混合物を室温で40分間攪拌した。次いで、この混合物に、オレフィン(7.82g、14.2mmol)のDMSO溶液(35mL、次いで30mL、さらに35mL洗浄)を、N流の下で漏斗により加えた。次いで、褐色の混合物を55℃で2時間45分攪拌した。混合物を室温まで冷却し、次いで氷−水浴で冷却し、ゆっくり塩酸(150mL、1N)を加え、さらに水(100mL)で希釈した。黄色の沈殿物を濾過し、塩酸(50mL、1N)で洗浄し、水(50mL)で2回洗浄し、次いで乾燥した。粗物質をBiotage Horizonクロマトグラフィー(0〜70%EtOAc/ヘキサン)で精製し、シクロプロパン化生成物をオフ・ホワイトの固形物として得た(4.25g、53%)。LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=566.41、
HPLC保持時間=1.985分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18、5μm、3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=566.21、
HPLC保持時間=1.568分。
中間体29
Figure 2010518016
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸,8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[(4−モルホリニルカルボニル)アミノ]−メチルエステル(100mg、0.177mmol)のTHF/メタノール混合溶液(2.0mL/2.0mL)に、NaOH溶液(2N、1.0mL)を加えた。反応混合物を90℃のマイクロ波条件下で5分間加熱した。次いで、それを濃縮し、HCl溶液(1N)で酸性化し、酢酸エチル(20mL)で2回抽出した。有機層を合わせて、乾燥し(MgSO)、濾過し、濃縮した。残渣をPrep.HPLCで精製し、目的生成物を淡黄色の固形物として得た(59mg、収率60%)。MS m/z 552(MH)、保持時間:3.850分。HNMR(300MHz,MeOD)δppm0.25(m,0.38H)1.14−2.22(m,11.62H)2.69−2.98(m,2H)3.02(s,2.28H)3.02(s,3.72H)3.41(d,J=15.00Hz,0.62H)3.88(s,3H)4.01(d,J=15.00Hz,0.38H)5.26(d,J=15.00Hz,0.38H)5.45(d,J=14.64Hz,0.62H)6.94−7.02(m,1H)7.13(d,J=2.56Hz,0.38H)7.21(d,J=2.20Hz,0.62H)7.26(d,J=8.42Hz,0.62H)7.30(d,J=8.78Hz,0.38H)7.53(dd,J=8.42,1.46Hz,0.62H)7.61(dd,J=8.60,1.65Hz,0.38H)7.85(d,J=8.42Hz,0.62H)7.89(d,J=8.42Hz,0.38H)8.10(s,0.38H)8.28(d,J=1.46Hz,0.62H)。
別の手順
8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル(0.61g、1.08mmol)のTHF/MeOH混合液(1:1、4.5mL/4.5mL)に、N下の室温で水酸化ナトリウム水(3.4mL、3.4mmol、1N)を加え、混合物を室温で6時間15分攪拌した。混合物を塩酸(4mL、4mmol、1N)でクエンチし、乾固するまで蒸発させた。残渣に水(10mL)を加え、回した。半固形物を濾過し、水で2回洗浄し(10mL)、固形物を得て、次いでそれを乾燥させた。酸生成物を、さらなる精製をせずに用いた。LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=552.07、
HPLC保持時間=1.922分。
中間体30
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−5−(((ジメチルアミノ)スルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボニルアジド
酸化合物、8−シクロヘキシル−5−(((ジメチルアミノ)スルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(1g、1.81mmol)のPhMe混合液(18mL)に、N下の室温で、トリエチルアミン(0.38mL、2.73mmol)、続いてジフェニルリン酸アジド(DPPA)(0.59mL、2.73mmol)を加えた。混合物を室温で2.5時間攪拌した。次いで、揮発物を蒸発させ、残渣をBiotageフラッシュ・クロマトグラフィー(グラジエント溶離、0〜60%EtOAc/ヘキサン)で精製し、アシルアジド化合物、8−シクロヘキシル−5−(((ジメチルアミノ)スルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボニルアジド(725.4mg)を得た。HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=577.29、
HPLC保持時間=2.015分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=577.18、
HPLC保持時間=1.633分。
中間体31
Figure 2010518016
1,1−ジメチルエチル(8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルバメート
アジド化合物、8−シクロヘキシル−5−(((ジメチルアミノ)スルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボニルアジド(102mg)のPhMe混合液(2mL)を、N下の120℃で1時間35分攪拌し、室温まで冷却し、次いで濃縮した。残渣にtert−ブタノール(2mL)を加え、120℃で1時間45分攪拌し、次いで蒸発させた。粗生成物をフラッシュ・クロマトグラフィーで精製し(グラジエント溶離0〜60%EtOAc/ヘキサン)、1,1−ジメチルエチル(8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルバメートを淡黄色の固形物として得た。HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=623.45、
HPLC保持時間=1.957分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=623.37、
HPLC保持時間=1.628分。
中間体32
Figure 2010518016
1a−アミノ−8−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
1,1−ジメチルエチル(8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルバメート(75.3mg)に、N下の室温でHClの1,4−ジオキサン溶液(0.5mL、4M)を加えた。混合物を3時間35分間攪拌し、蒸発させて、アミン化合物、1a−アミノ−8−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドの塩酸塩を得て、それをさらなる精製をせずに用いた。HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=523.39、
HPLC保持時間=1.632分。
中間体33
Figure 2010518016
tert−ブチル((1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルバメート
tert−ブチル((1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルバメートを、対応するキラル酸化合物、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸から、上述したのと同じような方法で製造した。HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=623.16、
HPLC保持時間=1.980分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=623.48、
HPLC保持時間=1.600分。
平均比旋光度=−56.55°(1.29mg/mlのMeOH溶液;波長589nm;100mm/セル)。
中間体34
Figure 2010518016
(1aR,12bS)−1a−アミノ−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
(1aR,12bS)−1a−アミノ−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドの塩酸塩を、tert−ブチル((1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルバメートから、上述したのと同じような方法で製造した。HPLC分析方法:
溶媒A=10% MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=523.26、
HPLC保持時間=1.640分。
平均比旋光度=−36.95°(1.19mg/mlのMeOH溶液;波長589nm;50mm/セル)。
中間体35
Figure 2010518016
tert−ブチル((1aS,12bR)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルバメート
tert−ブチル((1aS,12bR)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルバメートを、対応するキラル酸化合物、(1aS,12bR)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸から、上述したのと同じような方法で製造した。HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=623.10、
HPLC保持時間=1.935分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
LC/MS:(ES−)m/z(M−H)=621.26、
HPLC保持時間=1.653分。
平均比旋光度=56.07°(2.57mg/mlのMeOH溶液;波長589nm;50mm/セル)。
中間体36
Figure 2010518016
(1aS,12bR)−1a−アミノ−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
(1aS,12bR)−1a−アミノ−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドの塩酸塩を、tert−ブチル((1aS,12bR)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルバメートから、上述したのと同じような方法で製造した。HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=523.32、
HPLC保持時間=1.603分。
中間体37
Figure 2010518016
一般的な手順
セプタムを備えた、100mLの丸底フラスコ(RBF)内のカルボン酸(1.0g)に窒素下で、乾燥ジクロロエタン(DCE)(20mL)を加えた。次いでこの溶液に、ジフェニルリン酸アジド(DPPA)(1.2当量)を一度に加え、続いてトリエチルアミン(3当量)を加えた。溶液を室温で終夜攪拌した。反応の進行を、分析的Shimadzu LC/MSにより行った。粗混合物をDCEで、24gのSiliCycle−Isco(登録商標)シリカゲル・カートリッジに通過させて、溶媒除去後に、アシルアジドを橙色の発泡体として得た(収率50〜65%)。アシルアジドは3ヶ月間までは、減圧デシケーター内の室温で、安定であることが分かった。RBF(50mL)に、アシルアジド(0.2mmol)の乾燥トルエン溶液(5.0mL)を加えた。混合物を120℃の油浴で15分間加熱し、次いで急速に室温まで冷却した。次いで、この混合物にアミン(3.0当量)を加え、フラスコを油浴に戻し、120℃で60分間加熱した。次いで、粗反応混合物をほとんど乾固するまで排除し、メタノール(1.2mL)に取り、ShimadzuプレパラティブHPLCを用いて精製し、メメタノール/水および0.1%トリフルオロ酢酸緩衝液を用い、Phenomenex Luna C18 21mm×100mm 10μmカラムで、40〜100%B(ここで、A=10%HPLC グレードメタノール/0.1%トリフルオロ酢酸/90%HPLC グレード水およびB=90%HPLC グレードメタノール/0.1%トリフルオロ酢酸/10%HPLC グレード水)のグラジエント、25mL/分の流速で、5〜10分ホールド(hold)を伴い10分かけて行い、ジメチルアミノスルファミド尿素を黄色のアモルファス固形物として得た(収率35〜50%)。後精製LC/MSデータを、220nmで、Shimadzu分析的LC/Micromass Platform LC(ESI+)により得て、それには以下の 一連の条件を用いた:カラムI(Phenomenex 10μm C18、4.6×30mm)、溶媒系I(0〜100%Bのグラジエント、ここでA=10%HPLC グレードメタノール/0.1%トリフルオロ酢酸/90%HPLC グレード水、およびB=90%HPLC グレードメタノール/0.1%トリフルオロ酢酸/10%HPLCグレード水)、5mL/分の流速で、1分ホールド(hold)を伴い2分間行った。
中間体38
Figure 2010518016
13−シクロヘキシル−10−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボニルアジド
酸化合物、13−シクロヘキシル−10−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸(427.2mg、0.79mmol)の、PhMe/CHCl混合物の混合液(6mL/2mL)に、N下の室温で、トリエチルアミン(117mg、1.16mmol)、続いてジフェニルリン酸アジド(DPPA)(320mg、1.16mmol)を加えた。混合物を室温で4時間攪拌した。次いで揮発物を蒸発させた。残渣を塩酸(10mL、1N)で3回トリチュレートし、乾燥し、粗アジド化合物、13−シクロヘキシル−10−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボニルアジドを、さらなる精製をせずに用いた。HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=565.21、
HPLC保持時間=1.988分。
中間体39
Figure 2010518016
1,1−ジメチルエチル (13−シクロヘキシル−10−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−イル)カルバメート
粗アジド化合物、13−シクロヘキシル−10−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボニルアジド(約0.79mmol)の、tert−ブタノール混合液(10mL)を、N下でマイクロ波反応菅内に入れ、100℃のEmrys Optimizer(Personal Chemistry)内でマイクロ波照射下に置き、吸収レベルを通常の20分間に設定した。次いで混合物を蒸発させ、水でトリチュレートし、残渣を乾燥させた。次いで、残渣をBiotageフラッシュ・クロマトグラフィー(グラジエント溶離、0〜50%EtOAc/ヘキサン)で精製して、1,1−ジメチルエチル(13−シクロヘキシル−10−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−イル)カルバメートを得た。
HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+Na)=633.23、
HPLC保持時間=2.018分。
中間体40
Figure 2010518016
6−アミノ−13−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド
6−アミノ−13−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミドの塩酸塩を、HCl(4N)の1,4−ジオキサン溶液を用いて、1,1−ジメチルエチル(13−シクロヘキシル−10−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−イル)カルバメートの脱保護から製造した。
HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=511.22、
HPLC保持時間=1.658分。
実施例1
Figure 2010518016
((8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)アミノ)(オキソ)酢酸メチル
((8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)アミノ)(オキソ)酢酸メチルを記述したのと同じような方法で、但し2−メトキシ−2−オキソ酢酸を用いて製造し、以下の分離方法を用いてプレパラティブ逆相HPLCで精製した:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=50、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
流速=30mL/分、
カラム:Phenomenex−Luna S10 30×50mm、
フラクション・コレクション:6.14〜6.81分(220nmでUV検出);
HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=609.12、
HPLC保持時間=1.845分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=609.39、
HPLC保持時間=1.103分。
実施例2
Figure 2010518016
((8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)アミノ)(オキソ)酢酸
酸化合物、((8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)アミノ)(オキソ)酢酸について、((8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)アミノ)(オキソ)酢酸メチルのMeOH/THF(1:1)混合液を、NaOH(1N)で加水分解することにより得た。
HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=595.06、
HPLC保持時間=1.832分。
実施例3
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−11−(メチルオキシ)−1a−((4−モルホリニル(オキソ)アセチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
アミンの塩酸塩である、1a−アミノ−8−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(40mg、71.5μmol)に、N下の室温で、O−ベンゾトリアゾ−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロホウ酸(TBTU、105.5mg、0.33mmol)および2−モルホリノ−2−オキソ酢酸(17.1mg、0.11mmol)のDMF溶液(1mL)を加え、次いでN,N−ジイソプロピルエチルアミン(75μl、0.43mmol)を加えた。反応混合物を室温で18時間15分間攪拌し、次いで濃縮した。残渣をMeOH(6mL)で希釈し、以下の分離方法を用いて、Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCで精製し:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=50、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
流速=30mL/分、
カラム:Phenomenex−Luna S10 30×50mm、
フラクション・コレクション:6.10〜6.77分(220nmでUV検出)、
8−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−11−(メチルオキシ)−1a−((4−モルホリニル(オキソ)アセチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドを得た。
HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=664.54、
HPLC保持時間=1.837分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=664.35、
HPLC保持時間=1.352分。
実施例4
Figure 2010518016
N’−(8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミド
N’−(8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミドを記述したのと同じような方法で、但し2−(ジメチルアミノ)−2−オキソ酢酸を用いて製造し、以下の分離方法を用いてプレパラティブ逆相HPLCで精製した:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm、
フラクション・コレクション:6.94〜7.37分(220nmでUV検出);
HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=622.51、
HPLC保持時間=1.855分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=622.31、
HPLC保持時間=1.362分。
実施例5
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−1a−(((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)(オキソ)アセチル)アミノ)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
8−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−1a−(((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)(オキソ)アセチル)アミノ)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドについて、酸化合物、((8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)アミノ)(オキソ)酢酸とともに、3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩を、室温のDMF溶液中で、N,N−ジイソプロピルエチルアミンおよびTBTUをカップリング試薬として用いてカップリングすることにより製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
流速=30mL/分、
カラム:Phenomenex−Luna S10 30×50mm、
フラクション・コレクション:6.55〜6.72分(220nmでUV検出);
HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=703.26、
HPLC保持時間=1.685分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=703.53、
HPLC保持時間=1.085分。
実施例6
Figure 2010518016
N’−(13−シクロヘキシル−10−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミド
N’−(13−シクロヘキシル−10−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミドを、記述したシクロプロピル類似体と類似する方法で製造した。
HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=610.47、
HPLC保持時間=1.873分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=610.28、
HPLC保持時間=1.427分。
実施例8
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(((4−メチル−1−ピペラジニル)(オキソ)アセチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
実施例3と同じような方法で、TFA塩として製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
停止時間=8分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm(220nmでUV検出)。
LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=677.18、
HPLC保持時間=1.693分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=677.64、
HPLC保持時間=1.280分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=8.05分。
実施例9
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((オキソ(1−ピロリジニル)アセチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
実施例3と同じような方法で製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
停止時間=8分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm(220nmでUV検出)。
LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=648.22、
HPLC保持時間=1.883分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=648.58、
HPLC保持時間=1.428分。
実施例10
Figure 2010518016
N’−((1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミド
キラルシクロプロピル酸化合物、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸から、ラセミであるN’−(8−シクロヘキシル−5−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミドと同じような方法で、製造した。LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=622.18、
HPLC保持時間=1.860分。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=11.48分;
カラム:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=10.27分。
HNMR(500MHz,CDOD,2つの異性体の混合物(約88:12の比)として)δ 主要な異性体7.97(s,1H)、7.90(d,J=8.5,1H)、7.54(dd,J=8.0,1.5,1H)、7.33(d,J=8.5,1H)、7.17(ブロードd,1H)、7.02(dd,J=8.5,2.8,1H)、5.21(d,J=15,1H)、3.90(s,3H)、3.57(d,J=15.5,1H)、3.03(s,6H)、2.99(m,1H)、2.91(d,J=2.1,3H)、2.84(s,3H)、2.37(ブロードt,1H)、2.20−1.91(ブロードにオーバーラップしたm,4H)、1.87−1.75(ブロードにオーバーラップしたm,2H)、1.70(ブロードd,1H)、1.55−1.42(ブロードm、3H)、1.38(t,J=5.8,1H)、1.36−1.23(m,1H)。旋光度[α]=−37.71、c=1.41mg/ml(MeOH)、589nm、100mm/セル。
実施例11
Figure 2010518016
N’−((1aS,12bR)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミド
正反対のキラルシクロプロピル酸化合物、(1aS,12bR)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸から、上述したのと同じような方法で製造した。LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=622.49、
HPLC保持時間=1.847分。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=11.11分;
カラム:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=10.01分。
旋光度[α]=+42.39、c=2.57mg/ml(MeOH)、589nm、50mm/セル。
実施例12
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((オキソ((3R,5S)−3,4,5−トリメチル−1−ピペラジニル)アセチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
実施例5と同じような方法で、TFA塩として製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
停止時間=8分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm(220nmでUV検出)。
LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=705.18、
HPLC保持時間=1.717分。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=8.96分;
カラム:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=9.13分。
実施例13
Figure 2010518016
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−(((2,6−シス−ジメチル−4−モルホリニル)(オキソ)アセチル)アミノ)−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
既に記述したのと同じような方法で、但し2−(2,6−シス−ジメチルモルホリノ)−2−オキソ酢酸(2,6−シス−ジメチルモルホリン(mopholine)をクロロオキソ酢酸メチルとカップリングし、続いて加水分解(1NのNaOH、HO/MeOH)することにより製造し;他の、市販されていない2−オキソ酢酸も同じように製造した)を用いて製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
停止時間=8分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm(220nmでUV検出)。
LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=692.24、
HPLC保持時間=1.908分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=692.32、
HPLC保持時間=1.518分。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=12.27分;
カラム:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=10.99分。
実施例14
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(((3−メトキシ−1−アゼチジニル)(オキソ)アセチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
実施例3と同じような方法で製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
停止時間=8分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm(220nmでUV検出)。
LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=664.13、
HPLC保持時間=1.868分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
(ES−)m/z(M−H)=662.28、
HPLC保持時間=1.472分。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=11.55分;
カラム:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=10.36分。
実施例15
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(((3−メトキシ−1−アゼチジニル)(オキソ)アセチル)(メチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(((3−メトキシ−1−アゼチジニル)(オキソ)アセチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(30mg、45.2μmol)のDMF混合溶液(1mL)に、N下の室温で、NaH(9mg、225μmol、60%油溶液(in oil))を加え、約10分間攪拌し、全ての固形物を溶解した。次いで、MeI(13mg、91.6μmol)のDMF溶液(0.2mL)を該混合物に加え、次いでそれを2時間攪拌した。LC/MSは、出発物質が該生成物に完全に変換したことを示した。混合物を塩酸(0.4mL、1N)でクエンチし、蒸発させ、次いで過剰の水を加えた。淡橙色の固形物を濾過し、水で3回洗浄し(2mL)、ヘキサンで3回洗浄し(2mL)、次いで乾燥して生成物を得た(22.1mg、72%)。LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=678.14、
HPLC保持時間=1.732分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
(ES−)m/z(M−H)=676.26、
HPLC保持時間=1.463分。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=11.75分;
カラム:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=10.44分。
実施例16
Figure 2010518016
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((オキソ(3−フェニル−4−モルホリニル)アセチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
既に記述したのと同じような方法で、製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=30、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
停止時間=8分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm(220nmでUV検出)。
LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=740.01、
HPLC保持時間=1.932分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
(ES−)m/z(M−H)=738.22、
HPLC保持時間=1.588分。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=12.34分;
カラム:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=11.14分。
実施例17
Figure 2010518016
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(メチル(オキソ(3−フェニル−4−モルホリニル)アセチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(((3−メトキシ−1−アゼチジニル)(オキソ)アセチル)(メチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドについて記述したのと同じような方法で製造した。LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=754.14、
HPLC保持時間=1.963分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
(ES−)m/z(M−H)=752.21、
HPLC保持時間=1.633分。
実施例18
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(((3−(4−メトキシフェニル)−4−モルホリニル)(オキソ)アセチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
実施例3と同じような方法で製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
停止時間=8分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm(220nmでUV検出)。
LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=770.11、
HPLC保持時間=1.905分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
(ES−)m/z(M−H)= 770.02、
HPLC保持時間=1.543分。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=11.83分;
カラム:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=10.77分。
実施例19
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(((4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)(オキソ)アセチル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
実施例3と同じような方法で、TFA塩として製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
停止時間=8分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm(220nmでUV検出)。
LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=691.15、
HPLC保持時間=1.678分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=691.08、
HPLC保持時間=1.318分。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=8.49分;
カラム:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=8.66分。
実施例20
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−1a−((1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノン−4−イル(オキソ)アセチル)アミノ)−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
実施例3と同じような方法で、TFA塩として製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=30、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
停止時間=8分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm(220nmでUV検出)。
LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=703.14、
HPLC保持時間=1.673分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=703.13、
HPLC保持時間=1.283分。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=7.86分;
カラム:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=8.54分。
実施例21
Figure 2010518016
13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−3−メトキシ−6−(((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)(オキソ)アセチル)アミノ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド
N’−(13−シクロヘキシル−10−((((ジメチルアミノ)スルホニル)アミノ)カルボニル)−3−(メチルオキシ)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミドについて記述したのと同じような方法で、TFA塩として製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=12分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm(220nmでUV検出)。
LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
HPLC方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=691.52、
HPLC保持時間=1.682分。
HPLC方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
(ES+)m/z(M+H)=691.50、
HPLC保持時間=1.443分。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラム:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=8.88分;
カラム:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm、
保持時間=8.96分。
以下のスルホンアミド類似体を、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,10−(1,1−ジメチルエチル)6−メチルエステルから、上で示した反応式に従って製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=30(または10)、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=12分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm(220nmでUV検出)。
LC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromass、並びに以下で示すHPLC方法AおよびBを用いて行った。
方法A:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
方法B:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
停止時間=3分、
流速=5ml/分 (または、 述べているように4ml/分)、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm。
分析HPLCを、254nmおよび256nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrumentを用いて行った。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/0.1%TFA、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/0.1%TFA、
開始%B=10、
最終%B=100、
グラジエント時間=10分、
停止時間=20分、
流速=1ml/分、
カラムA:Waters Sunfire C−18 4.6×150mm 3.5μm、
カラムB:Waters Xbridgeフェニルカラム 4.6×150mm 3.5μm。
実施例22
Figure 2010518016
N’−(8−シクロヘキシル−5−((イソブチルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミド
方法A:(ES+)m/z(M+H)=635.40、
HPLC保持時間=1.895分。
方法B:(ES+)m/z(M+H)=635.42、
HPLC保持時間=1.238分。
分析HPLC
カラムA:保持時間=11.45分;
カラムB:保持時間=10.27分。
実施例23
Figure 2010518016
N’−(8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミド
方法A:(ES+)m/z(M+H)=621.31、
HPLC保持時間=1.820分。
方法B:(ES+)m/z(M+H)=621.37、
HPLC保持時間=1.213分。
分析HPLC
カラムA:保持時間=11.00分;
カラムB:保持時間=9.93分。
実施例24
Figure 2010518016
N’−(5−((シクロブチルスルホニル)カルバモイル)−8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミド
方法A:(ES+)m/z(M+H)=633.26、
HPLC保持時間=1.857分。
方法B:(ES+)m/z(M+H)=633.41、
HPLC保持時間=1.183分。
分析HPLC
カラムA:保持時間=11.35分;
カラムB:保持時間=10.18分。
実施例25
Figure 2010518016
N’−(8−シクロヘキシル−5−(((2,2−ジメチルプロピル)スルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミド
方法A:(ES+)m/z(M+H)=649.32、
HPLC保持時間=1.940分
方法B:(ES+)m/z(M+H)=649.42、
HPLC保持時間=1.348分(流速=4ml/分)。
分析HPLC
カラムA:保持時間=11.86分;
カラムB:保持時間=10.55分。
実施例26
Figure 2010518016
N’−(5−((sec−ブチルスルホニル)カルバモイル)−8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミド
方法A:(ES+)m/z(M+H)=635.45、
HPLC保持時間=1.847分
方法B:(ES+)m/z(M+H)=635.42、
HPLC保持時間=1.218分(流速=4ml/分)。
分析HPLC
カラムA:保持時間=11.36分;
カラムB:保持時間=10.19分。
実施例27
Figure 2010518016
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)カルボニル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ [d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
HNMR(500MHz,CDOD)δppm:1.19−1.28(m,3H)、1.35−1.44(m,2H)、1.61(m,1H)、1.71−1.80(m,5H)、1.86−1.96(m,2H)、1.99−2.08(m,3H)、2.23(m,1H)、2.55(d,J=12.21Hz,1H)、2.73(s,3H)、2.81−2.84(m,1H)、2.94(s,6H)、3.13(d,J=12.21Hz,1H)、3.22(m,1H)、3.33(d,J=12.21Hz,1H)、3.37−3.43(d,J=14.95Hz,1H)、3.81(s,3H)、4.28(t,J=6.56Hz,2H)、5.15(d,J=14.04Hz,1H)、6.94(dd,J=8.55,2.44Hz,1H)、7.08(d,J=2.44Hz,1H)、7.25(d,J=8.55Hz,1H)、7.48(dd,J=8.39,1.53Hz,1H)、7.84(d,J=8.39Hz,1H)、7.91(d,J=1.53Hz,1H)。LC/MS:m/z675.18(MH)、保持時間1.82分、98.0%純度。
実施例28
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−1a−(((7,9−ジベンジル−3,7,9−トリアザビシクロ[3.3.1]ノン−3−イル)カルボニル)アミノ)−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
HNMR(500MHz,CDOD)δppm:0.16(m,0.20H)、0.84(m,0.20H)、1.19−1.29(m,2.80H)、1.33−1.43(m,2.80H)、1.45(m,1H)、1.64(m,1H)、1.75(m,2H)、1.93(m,2H)、2.06(m,2H)、2.24(m,0.80H)、2.31(m,0.20H)、2.64(m,2H)、2.77(m,1H)、2.93(m,6H)、3.11(m,2H)、3.22(m,4H)、3.41(d,J=14.95Hz,1H)、3.48(m,1H)、3.74(m,2H)、3.83(m,3H)、3.92(m,1H)、5.24(d,J=14.95Hz,1H)、6.90(dd,J=8.55,2.74Hz,0.20H)、6.96(dd,J=8.55,2.74Hz,0.80H)、7.09(d,J=2.74Hz,0.20H)、7.11(d,J=2.74Hz,0.80H)、7.17(m,1H)、7.22−7.29(m,9H)、7.35(m,1H)、7.52−7.57(m,1H)、7.82−7.87(m,1H)、7.93(s,0.80H)、8.07(s,0.20H)。LC/MS:m/z857.12(MH)、保持時間1.96分、94.0%純度。
実施例29〜31では、以下の手順を用いる。分析HPLCおよびLC/MSは、220nmでのUV検出によるShimadzu−VP instrument、およびWaters Micromassを用いて行った。
実施例29
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((4−モルホリニルスルホニル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
1a−アミノ−8−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(30mg、53.7μmol)の塩酸塩に、N下の室温で、モルホリン−4−スルホニルクロリド(32mg、172μmol)のDMF溶液(総量1mL)を加え、次いでトリエチルアミン(41μl、294μmol)を加えた。混合物を室温で19.5時間攪拌した。次いで、混合物を濃縮し、MeOHで希釈し、Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm、
フラクション・コレクション:6.99〜7.58分 (220nmでUV検出)。
8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((4−モルホリニルスルホニル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドを得た。
HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=672.12、
HPLC保持時間=1.892分。
実施例30
Figure 2010518016
8−シクロヘキシル−1a−(((2,4−ジメトキシフェニル)スルホニル)アミノ)−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
8−シクロヘキシル−1a−(((2,4−ジメトキシフェニル)スルホニル)アミノ)−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドを、8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((4−モルホリニルスルホニル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドと同じような方法で製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm、
フラクション・コレクション:7.06〜7.66分 (220nmでUV検出)。
HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=723.07、
HPLC保持時間=1.948分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=723.17、
HPLC保持時間=1.592分。
実施例31
Figure 2010518016
4−((8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)スルファモイル)−1−ピペリジンカルボン酸ベンジル
4−((8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)スルファモイル)−1−ピペリジンカルボン酸ベンジルを、8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((4−モルホリニルスルホニル)アミノ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドと同じような方法で製造した。Shimadzu−VPプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、以下の分離方法を用いた:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=30、
最終%B=100、
グラジエント時間=6分、
流速=30mL/分、
カラム:Xterra Prep MS C18 5μm 30×50mm、
フラクション・コレクション:7.04〜7.64分 (220nmでUV検出)。
HPLC分析方法:
溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、
溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;
LC/MS:(ES+)m/z(M+H)=804.10、
HPLC保持時間=1.990分。
HPLC分析方法:
溶媒A=5%MeCN/95%HO/10mM NHOAc、
溶媒B=95%MeCN/5%HO/10mM NHOAc、
開始%B=0、
最終%B=100、
グラジエント時間=2分、
流速=5ml/分、
カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;
LC/MS:(ES−)m/z(M−H)=802.27、
HPLC保持時間=1.658分。

Claims (18)

  1. 式I:
    Figure 2010518016
    [式中:
    は、COまたはCONRであり;
    は、COR12、COCOR13、SON(R14)(R15)、またはSO16であり;
    は、水素またはアルキルであり;
    は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、またはアルコキシであり;
    は、シクロアルキルであり;
    は、水素またはアルキルであり;
    は、水素、アルキル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;
    は、水素またはアルキルであり;
    は、水素またはアルキルであり;
    10は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、N−(R11)ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、N−(R11)ホモピペラジニル、またはホモモルホリニルであり;
    11は、水素またはアルキルであり;並びに
    12は、アミノ、アルキルアミノ、またはジアルキルアミノであるか;
    あるいはR12は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ホモピペリジニル、ホモピペラジニル、またはホモモルホリニルであり、そしてそれはアルキル、アルコキシ、およびフェニル(フェニルはシアノ、ハロ、アルキル、およびアルコキシから選択される0〜3つの置換基で置換される)から選択される0〜3つの置換基で置換されるか;
    あるいはR12は、
    Figure 2010518016
    であり;
    13は、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、またはジアルキルアミノであるか;
    あるいはR13は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ホモピペリジニル、ホモピペラジニル、またはホモモルホリニルであり、そしてそれは、アルキル、アルコキシ、およびフェニル(フェニルはシアノ、ハロ、アルキル、およびアルコキシから選択される0〜3つの置換基で置換される)から選択される0〜3つの置換基で置換されるか;
    あるいはR13は、
    Figure 2010518016
    であり;
    14は、水素、またはアルキルであり;
    15は、水素、またはアルキルであり;
    16は、アルキル、シクロアルキル、またはハロアルキルであるか;
    あるいはR16は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモピペラジニル、またはホモモルホリニルであり、そしてそれは、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ベンジル、およびベンジルオキシカルボニルから選択される0〜3つの置換基で置換されるか;
    あるいはR16は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択される0〜3つの置換基で置換される、フェニルであり;
    17は、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ベンジル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、アルキルSO、またはピリジニルであり;並びに
    Xは、存在しないか、結合か、またはメチレンである]
    の化合物、またはそれの医薬的に許容される塩。
  2. がCONRであり;
    がアルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;並びに
    が水素である、請求項1の化合物。
  3. がCOR12である、請求項1の化合物。
  4. がCOCOR13である、請求項1の化合物。
  5. がSON(R14)(R15)またはSO16である、請求項1の化合物。
  6. が水素である、請求項1の化合物。
  7. が水素である、請求項1の化合物。
  8. がメトキシである、請求項1の化合物。
  9. がシクロヘキシルである、請求項1の化合物。
  10. 12またはR13がジメチルアミノ、ピロリジニル、モルホリニル、ジメチルモルホリニル、ピペラジニル、トリメチルピペラジニルであるか、あるいは
    Figure 2010518016
    でR17がアルキルである、請求項1の化合物。
  11. Xが存在しない、請求項1の化合物。
  12. Xが結合である、請求項1の化合物。
  13. Xがメチレンである、請求項1の化合物。
  14. Figure 2010518016
    Figure 2010518016
    Figure 2010518016
    Figure 2010518016
    からなる群より選択される請求項1の化合物、またはそれの医薬的に許容される塩。
  15. 請求項1の化合物またはそれの医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される担体を含む組成物。
  16. HCVに対して治療効果を有する少なくとも一つの付加化合物をさらに含み、該化合物がインターフェロン、サイクロスポリン、インターロイキン、HCVメタロプロテアーゼ阻害剤、HCVセリンプロテアーゼ阻害剤、HCVポリメラーゼ阻害剤、HCVヘリカーゼ阻害剤、HCV NS4Bタンパク質阻害剤、HCV進入阻害剤、HCV集合阻害剤、HCV放出阻害剤、HCV NS5Aタンパク質阻害剤、HCV NS5Bタンパク質阻害剤、およびHCVレプリコン阻害剤からなる群より選択される、請求項15の組成物。
  17. 患者に請求項1の化合物の治療上の有効量を投与することを特徴とする、C型肝炎感染症の治療方法。
  18. HCVに対して治療効果を有する少なくとも一つの付加化合物をさらに投与することを特徴とし、該化合物がインターフェロン、サイクロスポリン、インターロイキン、HCVメタロプロテアーゼ阻害剤、HCVセリンプロテアーゼ阻害剤、HCVポリメラーゼ阻害剤、HCVヘリカーゼ阻害剤、HCV NS4Bタンパク質阻害剤、HCV進入阻害剤、HCV集合阻害剤、HCV放出阻害剤、HCV NS5Aタンパク質阻害剤、HCV NS5Bタンパク質阻害剤、およびHCVレプリコン阻害剤からなる群より選択される、請求項17の方法。
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