JP2011504691A - 補聴器提供のための方法とシステム - Google Patents

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Abstract

補聴器ユーザーの個別のニーズに適応し、聴力損失データが個人において測定される、補聴器を提供する方法であって、前記補聴器の適応手順の時間とコストを削減してすぐに使える補聴器を提供するために、前記聴力損失データがあらかじめ定められた許容性範囲に位置するかどうかを決定することで、測定された聴力損失の許容性を評価するステップと、前記測定された聴力損失データを平準化されたプロフィールの一つの組に起因づけ、そこでそれぞれの平準化されたプロフィールが前記許容性範囲内に大概位置するタイプの聴力損失に対応し、補聴器の平準化されたプログラムパラメーターの一つの組に関連付けられるステップと、前記起因された平準化されたプロフィールに関連付けられた平準化されたプログラムパラメーターの組に従ってプログラムされた補聴器(104、114)を提供するステップとを備える。

Description

この発明は、請求項1、請求項15または請求項16の前書きによれば、補聴器ユーザーの個別のニーズに適応した補聴器を提供する方法に関するものである。また、請求項18、請求項19、または請求項21の前書きによれば、補聴器を提供するシステムにも関し、請求項17の前書きによれば補聴器のセットに関し、請求項20の前書きによれば補聴器に関し、請求項22の前書きによればコンピューターのソフトウェア製品にも関する。
一般的に、聴覚に障害のある消費者の個別のニーズを合理的に満たすような聴覚装置の調整が成功するかは、専門家、ふつうは訓練を受けた聴覚学者が、1)純音聴力検査によって表された個人の聴力、2)個人の性格、生活スタイルおよび日常生活においてその個人がどのように活動しているかについてのその他の特徴を記録し正しく測定することにかかっている。個人の聴覚装置の調整を可能とするために、その専門家は個人の入力情報だけでなく、聴覚装置のメーカーによって彼が利用できる道具や訓練、そして聴覚装置の能力にも頼っている。
これまでのところ、補聴器に個人が満足できるかを決定するのに最も重要で影響力の大きい局面は、個人の聴力を補正する補聴器の能力、つまり、個人の失われた聴音に対して正しい音の増長を提供できる能力である。通常、補聴器は専門家のもとにメモリに何もセットされていない状態で、あるいはメーカーによって補聴器の全体的な動作確認をするためにだけ初期状態にセットされた状態で届けられる。それゆえ、専門家は聴力を測るため聴力検査を行い、続いて、聴力に障害のある消費者の個別のニーズにだいたい適応するようにすべての補聴器の特徴を調整する。個人の聴力の損失によって、専門家は個人の希望に合うように補聴器のセッティングを微調整することが求められ、そこでは専門家は補聴器を何度か再プログラムして最適なパラメーターのセッティングを得る。そのときになって初めて、ユーザーはその製品の満足感について自分の最終的な意見を形成することができる。
明らかに、補聴器のより簡単で迅速な供給に向け、すべての適応手順を簡素化することが望ましい。しかし、自動化によってより効率的にされた適応手順でさえ、少なくとも個別のユーザーに補聴器が適応しているか確認するためには、最終的には聴力学者や他の専門家の助力を必要とする。この必須条件は、しかし、消費者にとっての繁雑さや、補聴器が手元に届くまでの待ち時間、および補聴器の購入価格を増大する。
特許申請番号WO−A−2006/058453は、上記のような個人の性格上の特徴を評価する必要性について述べ、その中では個人の膨大な個別的特徴を考慮することができるように、専門家の調整機器サポートの改良を目的とした補聴器の製造方法を明らかにしている。その方法は、個人のいくつかの非聴力学的特徴を登録して、続いて登録データの傾向で性格上のプロフィールを構築することから構成されている。多くの所定のプロフィールと比較した後、構築されたプロフィールが蓄積された非聴力学的調整ベクトルに割り当てられ、それにより特徴の組み合わせを決定し、補聴器内で第一の近似値が構築されるようにする。
この次に製造工程が続き、そこでは調整ベクトルは専門家によって補聴器に適用され、専門家は異なる調整ベクトルからの選択も可能である。このような様々な音処理のセッティングは補聴器内で構築され、全体の調整手順を助ける。そして、専門家は、適用した調整ベクトルが必要な聴力学的調整の補足となるかどうか、および組み合わせた補聴器のセッティングがかかわったそれぞれの個人に適するかどうか、詳細に評価を加えなければならならず、またその個人と直接対話して、さらなる補聴器の調整をしなければならない。提案された個性上の調整ベクトルが聴力学的修正とは別に適用されるという事実のために、専門家は初期状態のセッティングを適用可能ではないとみなすかもしれず、また補聴器のセッティングの取り消しを余儀なくされる。
国際公開第WO−A−2006/058453号公報
したがって、この発明の目的は、個人の聴力損失に適応した補聴器提供のための方法とシステムを提案し、専門家の助力、およびそれによる時間消費と高額な調整手順を取り除くことである。
この目的は、請求項1、請求項15、または請求項16によれば、補聴器を提供する方法によって達成される。この目的はまた、請求項18、請求項19または請求項21によれば補聴器を提供するシステムによって、請求項17によれば補聴器のセットによって、請求項20によれば補聴器によって、および請求項22によればコンピューターのソフトウェア製品によって達成される。好ましい具体化は独立の請求項に定義されている。
よって、この発明は第1に、聴力損失の所定の許容範囲において、相異なる聴力損失は、たとえばある聴力学において表現されるように、生理的に可能な方法で限られた数のプロフィールに分類可能である。第2に、この発明は、それぞれのプロフィールが関連した補聴器によって聴力の損失を十分に補完できるための環境が定義づけ可能であることを教える。
これにより、個人の聴力損失に適応された補聴器が聴力学者などの専門家のさらなる相互交流なしに、前記の許容範囲内において前記の関連した環境の自動的な位置決定によって、提供されることを可能とする。それゆえ、すぐに着用可能な補聴器の迅速なあるいは短期の供給が達成され、これは個人の前記許容範囲に位置する聴力損失の十分な修正を提供し、よって専門家による時間消費と高価な調整手順を取り除かれる。
この発明は、続く添付図表の参照を伴う好ましい実施例の記載の中でより詳細に述べられる。
図1は、この発明による基本的な方法のステップを詳説するブロックダイアフラムである。 図2は、図1によるフローチャートにおける聴力損失を測定するステップを詳説するブロックダイアフラムである。 図3は、図1によるフローチャートにおける許容性を評価するステップを詳説するブロックダイアフラムである。 図4は、図3によるフローチャートにおける許容プロフィールを決定するステップを詳説するブロックダイアフラムである。 図5は、図1によるフローチャートにおける許容範囲の中で聴力損失に起因すると考えるステップを詳説するブロックダイアフラムである。 図6は、この発明による第1の具体化における補聴器を提供するためのシステムの図式表現である。 図7は、この発明による第2の具体化における補聴器を提供するためのシステムの図式表現である。 図8a−dは、異なったタイプの聴力損失についての聴力学の例であり、それらの特徴的な線形に関して分類されている。 図9は、この発明の具体化による、聴力損失の測定と第一の決定手順における許容性を評価するステップを詳説した簡単な聴力図である。 図10は、この発明の具体化による、図9の聴力図と、それに対応する、前述の聴力損失を変換するステップを詳説している聴力損失プロフィールである。 図11は、図10の聴力損失プロフィールと、第2の決定手順における許容性を評価するステップを詳説する許容範囲を伴った標準化されたプロフィールである。
図1は図式的に手順の流れを示しており、ここでは補聴器ユーザーの個別のニーズに適応したすぐに着用可能な補聴器を提供する基本的なステップが表現されている。
最初のステップ1において、聴力損失のデータは将来あるいは現在の補聴器ユーザーに対して測定される。次にステップ2において、聴力損失の許容性が自動的に評価される。「自動的に」という表現は、評価がデータ処理機によって人的介入なく行われる事実を意味する。これは前記の測定された聴力損失データが所定の許容性範囲内に位置するかどうか決定することによって達成される。
次のステップ3において、前記の測定された聴力損失データはデータ処理機によって一組の標準化されたプロフィールのうちの一つに起因するとされる。それぞれの標準化されたプロフィールは大概は前記許容範囲内に位置づけられる聴力損失のあるタイプに対応し、補聴器の標準化されたプログラムパラメーターの一組と関連付けられる。前記プログラムパラメーターの組の標準化はあらかじめ提供されている前もってプログラムされたコードを含んでおり、さらなるプログラムは必要ない。
最後に次のステップ4では、補聴器は、前記の起因づけられた標準化プロフィールに関連付けられた、前記の標準化されたプログラムパラメーターのいくつかに対応してプログラムされ提供される。これらの状況において、たとえば個人が重篤な聴力損失を持っている場合、聴力損失のデータは許容範囲外に該当し、あるいは標準化プロフィールのどれにも対応しないとき、この個人は専門家を尋ね、臨床像に基づいて専門家がその聴力損失をより詳細に測定および評価するであろう。
前述の方法は、個人の時間と費用の面で補聴器の調整過程を大きく簡素化し、少なくともその個人にとって満足できる聴力損失の補完が達成できる。完全な調整過程から専門家を取り除いたため、前記の許容性2の自動評価は、前記標準化プログラムパラメーターの適用性に関し、この方法の必須要素である。そのため、前記標準化プログラムパラメーターの適用性の制限は、許容範囲内で課され、少なくとも聴力損失の満足いく補完が獲得可能である。
前記の許容範囲は、一般的に測定可能な聴力損失の限定された領域によって定義され、補聴器の機能範囲と相互に関連させることができる。この領域の限定は、補聴器の前記機能範囲内で説明されないある量の測定可能な聴力損失を推測する。たとえば、前記許容範囲が前もって記録された聴力損失のデータの統計的評価を基礎として決定されうる。これは、いくつかのグループに聴力損失測定結果を分類することを含んでもよく、各グループは前記の補聴器の機能範囲内における異なる機能設定に対応している。これはまた、前記あらかじめ記録された聴力損失データの同一または類似の測定結果の発生頻度評価を含んでもよい。
前記許容範囲内に位置するそれぞれの聴力損失にとっては、測定された聴力損失のためのすぐに着用できる補聴器は、前記の聴力学者などの専門家のさらなる介入のない方法が実行された後で供給可能だろう。
図2に示された手順の流れは前記測定された聴力損失データ1を特定している。この方法は、ある個人の聴力損失測定11を実行することから始まる。これは、純音聴力図の録音や、母音および/または会話および/または音声認識など、どのような音声知覚のテスト形式から成ってよい。その測定中、または後に、前記測定された聴力損失データ12のデータ処理ユニットへの転送がなされる。
次に、聴力障害の事実上の発生は前記測定された聴力損失データ上に13として探知される。これは少なくとも前記聴力損失データのデータ値の一部が聴力損失の所定の閾値を超過するかどうかの自動評価から成っている。たとえば、聴力閾値は一般の聴力平常値に比べて概ね20dB減衰と表されうる。もしかなりの数の測定されたデータ値が前記それぞれの聴力閾値を下回る場合、全体の手順は聴力損傷が見られないという事実によって停止されるだろう。
図3におけるプロセスの流れは、前記測定された聴力損失の許容性2の評価ステップを詳説している。それは、前記転送された聴力損失データの解読後、データ処理ユニットによって自動的に実行される。まず最初に、前記測定された聴力損失データのために、それが連続的な許容性範囲にあるかどうかを評価することによって、第1の決定基準が21に適用される。それゆえ、第1の決定手順内で前記あらかじめ定められた許容性範囲は前記連続的な許容性範囲によって表される。全体あるいは断片的な不整合があれば、手順は、特定の聴力損失に対応する補聴器がないことがわかることによって停止されるだろう。
前記第1の決定手順は前記聴力損失データの許容性の第1の評価のみを提供するかもしれない。それゆえ、もし前記測定された聴力損失データが連続的な許容性範囲で囲まれる場合には、第2の決定手順が着手される。この目的と聴力検査におけるデータポイントの数次第で、前記測定された聴力損失データの評価を前記データ処理ユニットのメモリに所蔵されたそれぞれの前記標準化されたプロフィールとの直接の相関で評価を可能にするため、前記測定された聴力損失データの聴力損失プロフィール22への変換が必要となるかもしれない。前記変換22は、それぞれの標準化されたプロフィールの初期状態の数のデータポイントに関連付けられる多くのデータポイントを抽出することで、前記測定された聴力損失データを前記標準化されたプロフィールと整合する手順を含んでもよい。たとえば、前記測定された聴力損失データの少なくとも二つのデータポイントの補間が必要であれば達成されてよい。
変換された聴力損失のプロフィールを基礎に、許容性プロフィールが23でそれぞれの標準化されたプロフィールに対し決定される。この手順は図4の手順の流れで示され、次のパラグラフでより詳しく説明される。作成後に、前記許容性プロフィールは、それぞれの標準化されたプロフィールに関して前記聴力損失データの許容性に関連づけられる情報を含む。
それらの準備測定のあと、前記第2決定手順24が、前記許容性プロフィールが前記あらかじめ定められた許容性範囲で囲まれているかどうかを判断することで実行される。そして、それぞれのデータポイントに関連付けられた、あらかじめ定められた許容性の限界内に位置するそれぞれの標準化されたプロフィールのデータポイントの全体数が決定される。それゆえ、第2決定手順内で前記あらかじめ定められた許容性範囲は前記聴力損失プロフィールのそれぞれのデータポイントの許容性の上部および/または下部の制限を決定する前記許容性の限界で表される。それぞれの標準化されたプロフィールに対するすべての許容性の限界は許容性の配列としてデータ処理ユニット内に蓄積されるので、少なくとも一つの許容性の配列が、それぞれの標準化されたプロフィールに提供される。その許容性の限界内にあるそれぞれの許容性プロフィールのデータポイントの前記決定された全体数次第で、対応する標準化されたプロフィールはその後データ処理ユニットによって選択されるか放棄される。たとえば、それぞれの許容性の限界内にある前記聴力損失プロフィールのすべてのデータポイントの局地化は、許容性の範囲の保存のための、そして、それぞれの標準化プロフィールの選択のための必須条件として選ばれうる。少なくとも一つの標準化されたプロフィールを選択した場合、データ処理ユニットは、許容性の範囲3内の聴力損失に起因づけるステップに継続する。適当な標準化されたプロフィールが一つも選択されなかった場合、手続きは、その特定の聴力損失に対応する補聴器がないことを発見することで停止するだろう。
図4において、許容性プロフィール23を決定する詳しい処理の流れが示されている。この処理はそれぞれの前記平準化されたプロフィールとそれぞれの平準化されたプロフィールから成る特定の数のプロフィール要素とを別々に取り扱うことができる二つの入れ子になったループから成る。たとえば、それぞれの平準化されたプロフィールはあるタイプの聴力損失に対応し、それぞれの構成されているプロフィール要素がそれぞれのタイプの聴力損失の異なる重症度に対応することができる。
外側のループは、第1の標準化されたプロフィールに対するそれぞれの許容性の配列41をデータ処理ユニットの作動中のメモリ内に読み込むことによって開始する。許容性の配列は、前述のように、データ処理ユニットの中に蓄積され、そこではそれぞれの標準化されたプロフィールに関連付けられた個別の許容性の配列が提供される。
内側のループは、読み込まれた許容性の配列をそれぞれの標準化されたプロフィールの第1プロフィール要素42に適用することから始まる。それによって、前記許容性の配列は、それぞれのプロフィール要素の初期状態の数のデータポイントのそれぞれに対し許容性の限界を決定づける。次の処理43では、前記プロフィール要素の許容性プロフィールが、前記測定された聴力プロフィールがそれぞれの許容性の限界内に位置しているかどうか、それぞれのデータポイントのために決定することによって決定される。それぞれのデータポイントに対し、結果が前記許容性プロフィールに蓄積される。次に、前記標準化されたプロフィールのすべてのプロフィール要素の許容性プロフィールが決定されるまで、内側のループは次のプロフィール要素44と共に続けられる。次のステップ45では、データ処理ユニットは外側のループに移り、すべての標準化されたプロフィールの完全な評価が上述の方法で達成される。
図5は、許容性範囲3内の聴力損失の前記特性をより具体的に説明するフローチャートを示している。このプロセスでは、すべてのすでに選択された標準化されたプロフィールが組み込まれ、そして、排除の方法は前もって決定された参照条件に従って、一つの標準化されたプロフィールを生じさせながら適用される。後者はそれぞれの標準化されたプロフィールのデータ処理ユニット内に蓄積される。それゆえ、もしステップ52の標準化されたプロフィールの決定された数が値1を上回る場合、それぞれの選択された標準化されたプロフィールの前記参照条件は53でデータ処理ユニットの作動中のメモリに入れられる。たとえば、前記参照条件は、それぞれの標準化されたプロフィールに対する正確性の配列を含んでよく、これにより、前記標準化されたプロフィールに関して、前記測定された聴力プロフィールのどのような望ましい程度への適合が判断されうる。前記参照条件に基づき、それぞれの前記標準化されたプロフィールは個別に54で再選択されるか放棄されるかして、手順はステップ52に戻る。もしステップ52内の標準化されたプロフィールの決定された選択数が値1とイコールならば、残りの標準化されたプロフィールは測定された聴力プロフィール55に起因することになり、方法は補聴器の前記供給のステップ4へ続く。
図6は、本発明の第1実施例に従った上述の方法を自動化するシステム100の図式表現を示す。システム100は個人の聴力損失データを測定するために適応する測定手段101を含む。測定された聴力損失データは転送手段103で前記測定手段101からデータ処理ユニット102へ転送可能である。前記データ処理ユニット102は、前記測定された聴力損失データを読み取り、前の記述のとおりステップ1から3に従って方法を処理するよう構成される。たとえば、媒体に格納され、前記方法を実行できるコンピュータープログラムが処理ユニット102としてパーソナルコンピューターにインストールされてもよい。
システム100はさらに、プログラムされた補聴器のセット104を含む。それぞれの補聴器は異なる標準化されたプログラムパラメーターに従ってプログラムされ、異なるタイプの聴力損失に対応している。標準化されたプロフィールの前記の組の少なくとも一つに関連付けられた標準化されたプログラムパラメーターの組は、一般的に前記あらかじめ定められた許容性の範囲内に位置する。それゆえ、あらかじめプログラムされた補聴器の前記のセット104では、前記異なる標準化されたプログラムパラメーターは物理的に分かれており、そこではそれぞれの補聴器は一つの標準化されたプロフィールに対応している。この物理的分離の一つの利点は、一度適切な補聴器が選択されたなら、どのようなあらかじめプログラムされたパラメーターの誤調整も効率的に避けられることである。
システム100の第1実施例に従った方法で、補聴器の前記供給4は、あらかじめプログラムされた補聴器の前記セット104から、ひとつの補聴器を選択するステップを含む。選択手順は、データ処理ユニット102によって前記標準化されたプロフィールに関連付けられたあらかじめプログラムされた補聴器の前記セット104から、適当な装置を特定することによって、完全に自動化された方法で達成され、それはステップ3の中で前記測定された聴力損失データに起因し、選択された装置の装置名もしくは識別子もしくはその他の明らかな識別基準を出力することによる。そのステップ4の後、選択された装置は、補聴器ユーザーにすぐに装着できるようになっており、あるいは下記に述べるように、事前の第2調整を必要としうる。
発明の実施例によれば、すべての第2調整は専門家のどのような介入もなしに前記選択された補聴器にすぐに実行可能である。たとえば、音量調整やサイズ合わせは前記第2調整によって構成される。一つの実施例では、多くの異なるサイズの補聴器のチューブが個人の外耳道の大きさに簡単に調整できるようにするため含まれている。別の実施例では、前記第2調整のための外部の操作インターフェースを供給するために、それぞれの補聴器上にホイールおよび/または多くの押しボタンを含んでいる。
さらなる実施例によれば、外部の操作インターフェースのようなものが、標準化されたプロフィールの多くの異なるプログラム要素に関連付けられ、補聴器のセット104のそれぞれ一つの補聴器上にプログラムされた異なるプログラムパラメーター間を切り替える手段として供給されうる。この実施例に従った方法では、起因とされる標準化されたプロフィールに従って、前記操作インターフェースの正しいセッティングはデータ処理ユニット102によって特定され出力される。たとえば、ある特定のタイプの聴力損失の異なる重症度に対応する異なるプログラムパラメーターは、標準化されたプロフィールの異なるプロフィール要素とともにプログラムされた前記一つの補聴器上で調整可能であり、その中では、正しいセッティングがデータ処理ユニット102によって決定され出力される。それにより、前記一つの補聴器上の異なるプログラムパラメーターは、再調整可能でもあり、たとえば、それぞれの聴力損失の悪化の際、前述の方法をさらに実行した後である。
図7において、当発明の第2実施例に従って、上述の方法を自動化するシステム110が図式表現で示されている。上述のとおりに測定手段111、データ処理ユニット112および転送手段113の補助として、システム110は少なくとも一つのプログラム可能な補聴器114と転送手段115を含み、たとえばケーブルやワイヤレスであってもよく、また前記処理ユニット112から前記補聴器114へプログラムされたデータを転送するために適用される。
システム110の第2の実施例に従った方法において、前記補聴器の供給4は、あらかじめプログラムされたデータを前記プログラム可能な補聴器114のメモリへと転送するステップを含む。前記あらかじめプログラムされたデータは、前記起因とされる標準化されたプロフィールに関連付けられた標準化されたプログラムパラメーターを含み、それはステップ3で前記測定された聴力損失データに起因する。ステップ4の後、選択された装置は補聴器ユーザにすぐに適用することができ、または、前述のように第2の前もっての調整が必要となりうる。
上述の方法を自動化する第3の実施例は、基本的に図7に示されるシステム110に対応し、前記転送手段115を含むのではなく、前記プログラム可能な補聴器114が、前記標準化されたプログラムの組のそれぞれの標準化されたプロフィールに関連付けられたすべての標準化されたプログラムパラメーターとともにあらかじめプログラムされた一つの補聴器によって置き換えられる。前記一つの補聴器はさらに個々にそれぞれの標準化されたプロフィールに関連付けられたそれぞれのプログラムパラメーターを選択できるスイッチメカニズムを含む。そのようなスイッチメカニズムは、前記一つの補聴器のケーシングの内側あるいは外側に供給された操作インターフェースを含んでよい。たとえば、前記スイッチメカニズムは、外側のあるいは内側の押しボタンおよび/または微調整用可変素子コントロールによって代表される。望ましくは、前記スイッチメカニズムはそれぞれのスイッチの位置において、厳密な固定に適応して、それにより前記選択されたプログラムパラメーターの事故や恣意的な誤調整が効率的に避けられる。
システムの第3の実施例に従った方法で、前記補聴器の提供4は、前記起因とされる標準化されたプロフィールに関連付けられたそれらのプログラムパラメーターに従って、前記プログラムされた補聴器上の前記スイッチメカニズムを調整するステップを含む。そして、データ処理ユニット112は前記スイッチメカニズムの正しいスイッチ位置を決定して出力し、それが前記起因とされる標準化されたプロフィールに関連付けられたプログラムパラメーターに対応している。そのステップ4の後、選択された装置は補聴器ユーザーがすぐに適用できる状態になっているか、前述の通り、あらかじめ第2の調整が必要となりうる。
発明に従ったシステムの第4の実施例は、図6に描かれているように、前記補聴器のセット104を含む。このようなシステムでは、それぞれがセット104の中で個別の補聴器に対応している標準化されたプロフィールにおける聴力損失のカテゴリー分けにより、個人が適した補聴器を試行錯誤に基づいて選ぶことができる。望ましくは、個人はセット104から順にそれぞれの補聴器を付けていくつかの聴力検査を受け、それによりその個人は最も良い成果を出す装置を選ぶか選択を不可とすることができる。このように、前記聴力損失のカテゴリー分けにより、前記許容性範囲内に位置する聴力損失に対応する補聴器の効率的な選択が、個人のユーザーが連続する聴力検査での聴力知覚を変化させることにより、ユーザー自身により達成される。これはさらに、その個人が、自分のし好、たとえば言語によっての異なる音声の認識や、職業上あるいは個人生活上の状況などを基礎として決定することを可能にする。こうした個人の決定手続きの実施例では、しかしながら、成果のよくない装置を選ぶリスクも排除できない。すなわち、個人の聴力損失が前記許容性の幅の外に位置し、適当な補聴器が全く提供されない場合である。
発明に従ったシステムの第5の実施例は、前記標準化されたプロフィールの組のそれぞれの標準化されたプロフィールに関連付けられたすべての標準化されたプログラムパラメーターとともにあらかじめプログラムされた一つの補聴器から成る。前記一つの補聴器はさらに、システムの第3の実施例ですでに述べられたように、それぞれのプログラムパラメーターの個人の選択に対するスイッチメカニズムを含む。これにより個人のユーザーは、個人の選択手順の第2の実施例において、試行錯誤に基づいて自分の個人的なし好に従った適切なプログラムパラメーターを選ぶことができる。望ましくは、個人は前記あらかじめプログラムされた補聴器を付け、前記スイッチメカニズム上の異なる標準化されたプログラムパラメーターを順次設定することで、いくつかの聴力検査を受け、これによりその個人は、最も成果の上がるプログラムパラメーターを選ぶことができる。個人の選択手順の第1の実施例と同様、成果の上がらないプログラムパラメーターを選択するリスクは排除できない。
発明に従った方法のもう一つの実施例は、二つの方法の組み合わせで、つまり、許容性2の自動評価に基づいた前述の方法に、個人の選択手順を組み合わせたものである。従って成果の上がらない装置および/または成果の上がらないプログラムパラメーターを選択する前記リスクは効率的に避けられ、しかも個別のユーザーの個人的し好はまだ考慮に入っている。
発明の実施例によれば、聴力損失を異なるタイプへとカテゴリー分けすることは、前記の方法が生理学的に受容可能な方法で適用されうるために、様々な方法で実行しうる。一つの例が図8a−dに示され、聴力損失の異なるタイプの例が、周波数聴力図におけるその特徴的な線形に従ってカテゴリー分けされる。
図8aは、中間の周波数範囲で発音された最小音を伴う、聴力図におけるはっきりしたV字の線に対応するクッキーバイトタイプの聴力損失を示している。
図8bは、一般の聴力プロフィールに比べ、かなり平坦ではあるが低い線形を持つ聴力損失に対応したフラットタイプの聴力損失を示している。
図8cは、上昇する線形をもつ高い周波数に比較して低い周波数が悪い聴力損失に対応する逆スキー斜面タイプの聴力損失を示している。
図8dは、すべての周波数範囲において下降する線形を持つ聴力図に対応するスキー斜面タイプの聴力損失を示している。
聴力損失のすべてのタイプ内で、発明の実施例に従った許容性の範囲によって決定されるとき、測定された聴力損失データが境界内に位置するかどうかの測定が必要である。たとえば、聴力損失の重症度または所定の周波数範囲内で必要な特定の増幅に従い、自動的に決定されるとき、個別の聴力損失が許容性範囲の外に位置するかもしれない。
前記に設定された聴力損失の例示カテゴリー分けに対応して、標準化されたプロフィールがそれぞれの聴力損失のタイプに決定されうる。特に、標準化されたプロフィールは量的に実証された一つの聴力損失から成っていてもよく、所定の聴力損失タイプの一つの特徴的な線形を共有する多くのプロフィール要素から成っていてもよい。たとえば、それぞれのプロフィール要素はそれぞれの聴力損失タイプの異なる重症度に対応しうる。従って、前記カテゴリー分けに従った全体的なふるまいがかなり維持されるが、正確な線形は異なるプロフィール要素間で逸脱しえる。
発明のもう一つの具体例によれば、異なる標準化されたプロフィールは聴力損失の異なる重症度として決定されうる。これらの標準化されたプロフィールは、前述の通りプロフィール要素を含んでいてもよく、すなわち、図8a−dに従って異なる特徴的な線形に対応したそれぞれのプロフィール要素である。さらに、プロフィール要素のどのような下位カテゴリー分けも受容可能で、それにより、それぞれのプロフィール要素は多くの異なる下位プロフィール要素から構成される。
少なくとも一つの判別可能な特徴を示す標準化されたプロフィールのどのようなカテゴリー分けも受容可能であることが理解される。これはつまり第1の周波数範囲に対しほとんど同一で、第2の周波数範囲に対し少し異なっている多くの聴力図から構成されうる。さらに、標準化されたプロフィールは、すべてが8a−dに従った特徴的な線形内に分類されうる多くの聴力図から構成されてよく、あるいは第1の特徴的な線形内における聴力図の第1番と、第2の特徴的な線形内における聴力図の第2番などから構成されてよい。
明瞭化のために、発明に従った方法の例はさらに簡素化された例による次の記述で説明されるだろう。
図9は聴力図120を示していて、上記の方法のステップ1に従って個人を測定したものである。聴力図120は、異なる頻度値に対する8つの相違するデータポイント121から128で構成される。第1の決定手順21は連続的な許容性範囲130を聴力図120の上に乗せ、データポイント121から128が許容性範囲の中に含まれているかどうかを評価することで実行される。ここでは、聴力図120は全体的に許容性範囲の中に位置している。
図10は、測定された聴力図120が聴力損失プロフィール140に変換される上述の方法のステップ22を説明しており、これはその後、前記標準化されたプロフィールと相互に関連しうる。これは、聴力図120から多くのデータポイント121、124、126および127を抽出し、以て聴力損失プロフィール140のデータポイント141、142、143および144を形成する。たとえば、聴力損失プロフィール140に必要な周波数値は測定された聴力図のそれぞれの周波数値と一致する。もし異なる周波数値が必要な場合は、聴力図120内のデータポイントの補間が適用される。
図11は上述の方法に従って、それぞれの標準化されたプロフィールに対する許容性プロフィールを決定するステップ23を説明している。標準化されたプロフィール150は関連する許容性配列とともに読み込まれる。許容性配列は本質的に、標準化されたプロフィール150のそれぞれのポイントデータ151から154に対する個人の許容性の限界161から164から成っている。それぞれの許容性プロフィールは聴力損失プロフィール140のデータポイント141から144のそれぞれが、標準化されたプロフィール150のデータポイント151から154のそれぞれの許容性の限界161から164内に位置しているかどうか特定することで決定される。首尾よくそれぞれの標準化されたプロフィールに対する許容性プロフィールが決定された後、第2の決定手順24が開始され、そこで標準化されたプロフィール150は、その許容性プロフィールに基づいて選択されるか放棄される。標準化されたプロフィール150が選択されたとき、プログラムパラメーターに対応しているすぐに装着可能な補聴器が提供可能で、それは測定された聴力損失に対応している。
この発明のいくつかの変形がここで説明され述べられているが、この発明は請求項によって定義づけられ、述べられ示された特定の実施例にとどまらない。たとえば、前記測定された聴力損失データが、あらかじめ定められた許容性範囲内に位置するかどうかを決定するための、ここで述べられた特定の実施例は、連続的な許容性範囲および/または許容性配列および/または許容性プロフィールに基づいているが、その他の情報処理方法が測定された聴力損失データをあらかじめ定められた許容性範囲に関連付けるために採用されるような、これらの実施例の変形が考案される。聴力図以外の標準化されたプロフィールのその他の代表は、さらにありうる。

Claims (22)

  1. 補聴器ユーザーの個別のニーズに適応し、聴力損失データが個人において測定される、補聴器を提供する方法であって、
    前記聴力損失データがあらかじめ定められた許容性範囲に位置するかどうかを決定することで、測定された聴力損失の許容性を評価するステップと、
    前記測定された聴力損失データを平準化されたプロフィールの一つの組に起因づけ、そこでそれぞれの平準化されたプロフィールが前記許容性範囲内に大概位置するタイプの聴力損失に対応し、補聴器の平準化されたプログラムパラメーターの一つの組に関連付けられるステップと、
    前記起因された平準化されたプロフィールに関連付けられた平準化されたプログラムパラメーターの組に従ってプログラムされた補聴器(104、114)を提供するステップとを備える、補聴器を提供する方法。
  2. 補聴器の前記提供が、標準化されたプログラムパラメーターの異なる組であらかじめそれぞれプログラムされた、あらかじめプログラムされた補聴器のセット(104)から、ひとつの補聴器を選択するステップを含むことで特徴づけられている、請求項1に記載の方法。
  3. 補聴器の前記提供が、プログラムされたデータをプログラム可能な補聴器(114)のメモリへと転送し、そこで前記あらかじめプログラムされたデータが標準化された前記起因された標準化されたプロフィールに関連付けられたプログラムパラメーターの組から成るようなステップを含むことで特徴づけられている、請求項1に記載の方法。
  4. 補聴器の前記提供が、標準化されたプロフィールの前記組のそれぞれの標準化されたプロフィールに関連付けられたすべての標準化されたプログラムパラメーターとともにあらかじめプログラムされた補聴器上のスイッチメカニズムを調整するステップを含むことで特徴づけられている、請求項1に記載の方法。
  5. 許容性の前記評価が、
    前記測定された聴力損失データに関するそれぞれの前記標準化されたプロフィールに対して許容性プロフィールを決定するステップと、
    それぞれの前記許容性プロフィールが、前記あらかじめ定められた許容性範囲で囲まれているかどうかを測定するステップと、を備えることで特徴づけられている、請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 許容性プロフィールの前記決定が、それぞれの標準化されたプロフィールのあらかじめ定められた数のデータのそれぞれに対し、許容性の範囲を決定する少なくとも一つのあらかじめ定められた許容性配列を適用することを含むことで特徴づけられ、そこでは前記許容性プロフィールがそれぞれのデータポイントに対し、前記測定された聴力損失データがそれぞれの許容性範囲内に位置するかどうかを特定することで決定する、請求項5に記載の方法。
  7. 異なった標準化されたプロフィールに対する個別の許容性配列によって特徴づけられる、請求項6に記載の方法。
  8. それぞれの前記許容性プロフィールの前記測定が、それぞれの許容性の限界内に位置するデータポイントの全体数を決定するステップを含むことで特徴づけられる、請求項6または7に記載の方法。
  9. 許容性プロフィールの前記決定が、多くのデータポイントの抽出により前記測定された聴力損失データを聴力損失プロフィールに転換し、それがそれぞれの標準化されたプロフィールのデータポイントのあらかじめ定められた数に関連付けられているようなステップを含むことで特徴づけられる、請求項5ないし8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記変換が前記測定された聴力損失データの少なくとも二つのデータポイントを補間するステップを含むことで特徴づけられる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記許容性の評価が、前記測定された聴力損失データが、連続する許容性範囲に囲まれているかどうかを測定するステップを含むことで特徴づけられる、請求項1ないし10のいずれかに記載の方法。
  12. 標準化されたプロフィールの組が、それぞれのタイプの聴力損失に特定された数のプロフィール要素を含むことで特徴づけられる、請求項1ないし11のいずれかに記載の方法。
  13. それぞれの前記プロフィール要素が、それぞれのタイプの聴力損失の異なる重症度に対応していることで特徴づけられる、請求項12に記載の方法。
  14. 許容性の前記評価の前に、聴力損失の発生が、前記測定された聴力損失データ上に前記測定された聴力損失データがあらかじめ定められた聴力損失の閾値を越えるかどうかの測定によって探知されることで特徴づけられる、請求項1ないし13のいずれかに記載の方法。
  15. 補聴器ユーザーの個別のニーズに対応し、
    それぞれの補聴器が、あらかじめ定められた許容性範囲の中に大概位置している異なるタイプの聴力損失に対応している標準化されたプロフィールの組の少なくとも一つに関連付けられる標準化されたプログラムパラメーターに従ってあらかじめプログラムされている、補聴器のセット(104)の提供ステップと、
    セット(104)の中から、順次各々の補聴器を個人が装着して、いくつかの聴力検査を行い、そしてその個人が個人のし好に基づいて適切な補聴器を選択できるステップと、を備えることで特徴づけられる、補聴器を提供する方法。
  16. 補聴器ユーザーの個別のニーズに対応し、
    あらかじめ定められた許容性範囲内に大概位置する異なるタイプの聴力損失に対応している標準化されたプロフィールの組のそれぞれ一つの標準化されたプロフィールに個別に関連付けられた標準化されたプログラムパラメーターの異なる組に従ってあらかじめプログラムされた、少なくとも一つの補聴器(114)を提供し、その補聴器(114)はそれぞれの標準化されたプロフィールに関連付けられたそれぞれのプログラムパラメーターを個別に選択することを可能にするスイッチメカニズムから構成されているステップと、
    前記少なくとも一つのあらかじめプログラムされた補聴器(114)を装着していくつかの聴力検査を行いそこで異なる標準化されたプログラムパラメーターが前記スイッチメカニズムに順に組み込まれ、よって個人がそのし好に基づいて適切な標準化されたプログラムパラメーターを選択することができるステップと、を備えることで特徴づけられる、補聴器を提供する方法。
  17. それぞれの補聴器が、あらかじめ定められた許容性範囲内に大概位置する異なるタイプの聴力損失に対応している少なくとも一つの標準化されたプロフィールの組に関連付けられている標準化されたプログラムパラメーターに従って、あらかじめプログラムされていることで特徴づけられている、補聴器のセット(104)。
  18. 補聴器ユーザーの個別のニーズに適応し、
    請求項17に従って、あらかじめプログラムされた補聴器のセット(104)と、
    コンピューター(102)に、請求項1から14の一つに従った方法を実行することを可能にする媒介に保存されたコンピュータープログラムと、から構成される点で特徴づけられる、補聴器を提供するシステム(100)。
  19. 補聴器ユーザーの個別のニーズに適応し、
    あらかじめ定められた許容性範囲内に大概位置する異なるタイプの聴力損失に対応している少なくとも一つの標準化されたプロフィールの組に関連付けられている標準化されたプログラムパラメーターに従って、あらかじめプログラムされているデータファイルを読み込み保存するのに適応した、少なくとも一つのあらかじめプログラムされた補聴器(114)と、
    前記あらかじめプログラムされたデータファイルを前記コンピューターから前記補聴器に転送するための転送装置(115)と、
    コンピューター(112)が請求項1から14のいずれか一つに従った方法を実行することを可能にする媒介に保存されたコンピュータープログラムと、から構成される点で特徴づけられる、補聴器を提供するシステム(110)。
  20. あらかじめ定められた許容性範囲内に大概位置する異なるタイプの聴力損失に対応している標準化されたプロフィールの組のそれぞれ一つの標準化されたプロフィールに個別に関連付けられた標準化されたプログラムパラメーターの異なる組に従ってあらかじめプログラムされた補聴器(114)であって、
    それぞれの標準化されたプロフィールに関連付けられたそれぞれのプログラムパラメーターを個別に選択することを可能にするスイッチメカニズムから構成されている、補聴器(114)。
  21. 補聴器ユーザーの個別のニーズに適応し、
    請求項20に従った少なくとも一つのあらかじめプログラムされた補聴器(114)と、
    コンピューター(112)が請求項1から14のいずれかに記載の方法を実行することを可能にする媒介に保存されたコンピュータープログラムとを備える、補聴器を提供するシステム(110)。
  22. その管理のもとでコンピューターが請求項1から14のいずれかに記載の方法を実行するソフトウェアから構成されることで特徴づけられる、コンピューターのソフトウェア製品。
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