JP2011503411A - マフラー - Google Patents

マフラー Download PDF

Info

Publication number
JP2011503411A
JP2011503411A JP2010532382A JP2010532382A JP2011503411A JP 2011503411 A JP2011503411 A JP 2011503411A JP 2010532382 A JP2010532382 A JP 2010532382A JP 2010532382 A JP2010532382 A JP 2010532382A JP 2011503411 A JP2011503411 A JP 2011503411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muffler
plates
millimeters
plate
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010532382A
Other languages
English (en)
Inventor
チャブリー,アレクサンダー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Impulse Engine Technology Pty Ltd
Original Assignee
Impulse Engine Technology Pty Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AU2007906183A external-priority patent/AU2007906183A0/en
Application filed by Impulse Engine Technology Pty Ltd filed Critical Impulse Engine Technology Pty Ltd
Publication of JP2011503411A publication Critical patent/JP2011503411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N1/00Silencing apparatus characterised by method of silencing
    • F01N1/08Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling
    • F01N1/083Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling using transversal baffles defining a tortuous path for the gases or successively throttling gas flow
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/92Chemical or biological purification of waste gases of engine exhaust gases
    • B01D53/922Mixtures of carbon monoxide or hydrocarbons and nitrogen oxides
    • B01D53/925Simultaneous elimination of carbon monoxide or hydrocarbons and nitrogen oxides
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2230/00Combination of silencers and other devices
    • F01N2230/04Catalytic converters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

マフラーから出る有毒排出物を減少させる熱放射変換マフラー(10)は、吸気管(20)、排気管(25)、および吸気管と排気管との間に縦方向に延在する本体(30)とを具える。マフラー(10)は、更に、本体(30)内に配置された複数のプレート(45)、および本体の側壁間で実質的に横方向に延在するプレートを具える。プレート(45)は、所定の長さであって、隣接するプレートは、互いに所定の距離にある。一のプレートの構造において、プレートは、実質的に重ねて配置されており、マフラーを通過する排気ガス流に対して平行である。
【選択図】図14

Description

本発明は、熱放射変換マフラーに関し、特に、マフラー装置を通過して排出される有毒汚染物質を低減させる装置に関する。
内燃エンジンと、排気筒のような装置を使用する車輌から放出される騒音と汚染物質の問題が増加している。エンジンと例えば排気筒などのその他の装置は、マフラーと触媒コンバータを利用して音と有毒排出物を低減させている。
マフラーは、間にチャンバを有する吸気管と排気管とから構成されている。このチャンバは、マフラーの一部であり、共鳴チャンバであることによって排気ガスの騒音を低減させる一方で、排気システムを介して移動するガスによって発生する音波の相殺的干渉を引き起こす。これによって、排気ガスによって発生する騒音量は減少する。
また、マフラーは、低くした背圧を提供することによって、エンジンの効率、性能、出力を上げると共に、エンジン部品の摩耗と破断の低減に役立つ。
通常、マフラーは、車輌の排気騒音を低減するように設計されている。通常は、排気管と共に排気システムの一部として取り付けられている。普通、排気システムは、排気ガスが生成されたエンジンから離れたところへ排気ガスを送る配管によって構成されている。
また、車輌排出ガスの汚染影響について関心が高まってきている。ほとんど燃焼ガスの最大部分は、比較的無害な窒素、水蒸気および二酸化炭素であるが、それでも、一酸化炭素、炭化水素、酸化窒素、未燃燃料および粒子状物質などの好ましくない有害または有毒な排出物質が存在する。
触媒コンバータは、エンジンまたは排気筒などに用いて、排出物の毒性を低減することができる。通常、触媒コンバータは、自動車の排気システムで用いられるが、例えば発電機セット、フォークリフト、採掘装置、トラック、バスおよび電車など、エンジンを伴うその他の装置でも用いられる。触媒コンバータは、燃焼による有毒な副生成物をより毒性の低い物質に変換する化学反応を起こす環境を提供する。
触媒コンバータには、いくつかの欠点がある。触媒コンバータは、効率的に機能するには400度より高い温度が必要であるため、低温始動から約15分間は、実質的に、有毒汚染物質を増加させる。また、触媒コンバータは、短距離の運転や作動不良を起こす様々なその他の要因による、不点火、濃混合ガス、汚染燃料、油汚染、炭素汚染によってダメージを受ける。
本発明の目的は、内燃機関と例えば排気筒などのその他の装置の有毒排出物の低減を通じて環境への影響を減らす、代替的または相補的装置を提供することである。
第一の態様によれば、本発明は、マフラーからの有毒排出物を低減させる熱放射変換マフラーを提供する。このマフラーは、吸気管、排気管、および吸気管と排気管との間に縦方向に延在する本体を有している。更に、このマフラーは、本体内に設置した複数のプレートを有しており、そのプレートは、本体の側壁間で実質的に横方向に延在し、所定の長さを有し、隣接するプレートは、互いに所定の間隔をあけて設けられている。
好ましくは、このプレートは、実質的に重なって配置されており、マフラーを通過する排気ガス流に対して平行である。そのプレート形状は、以下のリストから選択される:実質的に平坦、実質的に波形、実質的に曲線状、実質的にU字型、実質的に扁平な管。
好ましくは、プレートの所定の長さは、35ミリメートル乃至45ミリメートルであり、プレート間の所定の距離は、2.0ミリメートル乃至4.0ミリメートルである。より好ましくは、この所定の距離は、2.5ミリメートル乃至3.5ミリメートルである。
代替的に、プレートの所定の長さは、35ミリメートル乃至45ミリメートルであり、プレート間の所定の距離は、5.0ミリメートル乃至7.0ミリメートルであってもよい。より好ましくは、この所定の距離は、5.5ミリメートル乃至6.5ミリメートルである。
プレートの厚さは、1ミリメートル乃至2ミリメートルであってもよい。
マフラーは、触媒コンバーターと協働して使用することができる。
第2の態様によれば、本発明は、マフラーからの有毒排出物を低減させる熱放射変換マフラーを提供している。このマフラーは、吸気管、排気管、および吸気管と排気管との間で縦方向に延在する本体とを有し、更に、本体内に設置した複数のプレートを有している。このプレートは、本体の側壁間で実質的に横方向に延在し、所定の表面積を有し、隣接するプレートは、互いに所定の間隔をあけて設けられている。
第3の態様によれば、本発明は、マフラーからの有毒排出物を低減させる熱放射変換マフラーを提供している。このマフラーは、吸気管、排気管、および吸気管と排気管との間で縦方向に延在する本体とを有し、更に、本体内に設置した一連の複数のプレートのセットを有している。これら複数のプレートは、重なって配置されており、本体の側壁間で実質的に横方向に延在し、所定の表面積を有し、隣接するプレートは、互いに所定の間隔をあけて存在している。このプレートセットは、所定の分離距離で分離されている。
第4の態様によれば、本発明は、マフラーからの有毒排出物を低減させる熱放射変換マフラーを提供する。このマフラーは、吸気管、排気管、および吸気管と排気管との間で縦方向に延在する本体とを有しており、更に、本体内に設置した一連の複数のプレートのセットを有している。これら複数のプレートは、重なって配置されており、本体の側壁間で実質的に横方向に延在し、所定の長さを有し、隣接するプレートは、互いに所定の間隔をあけて存在している。このプレートセットは、所定の分離距離で分離されている。
重ねた各プレートセットは、所定の長さ、プレート間の所定の距離、プレートセット間の分離距離が同じである。
添付の図面を参照して、例示として、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施例による、マフラー筐体内に封入した矩形の本体を有する熱放射変換マフラーの概略平面図である。 図2は、本発明の実施例による、マフラー筐体内に封入した矩形の本体を有する熱放射変換マフラーの概略平端面図である。 図3は、マフラーの本体内のプレート構造の一例を示す概略図である。 図4は、図1および2に示すマフラーの本体の代替のプレート構造の概略図である。 図5は、図1および2に示すマフラーの本体の代替のプレート構造の概略図である。 図6は、図1および2に示すマフラーの本体の代替のプレート構造の概略図である。 図7は、図1および2に示すマフラーの本体の代替のプレート構造の概略図である。 図8は、図1および2に示すマフラーの本体の代替のプレート構造の概略図である。 図9は、図8に示すマフラー本体の軸長に沿ったプレート構造の断面図である。 図10は、図1および2に示すマフラーの本体内に配置する3つの代替のプレート構造の概略図である。 図11は、本発明の実施例による、マフラー筐体内に封入した円筒形本体を有する熱放射変換マフラーの概略平面図である。 図12は、本発明の実施例による、マフラー筐体内に封入した円筒形本体を有する熱放射変換マフラーの概略平端面図である。 図13a及びbは、図11および12に示すマフラー本体の代替のプレート構造の概略図を示している。 図14は、図1、2、11および12に示すマフラー本体の矩形または円形の本体の軸長に沿って分離領域を有するプレート構造の概略断面図である。
本発明は、様々な方法で実装することができ、実施例は、単に説明のための構造として考えるべきである。
図1と2は、マフラー本体30内に封入した熱放射変換マフラー10の概略平面図と平端面図である。マフラー10は、吸気管20および排気管25およびこれら2本の管20、25間に配置した本体30を有している。本体30は、本体30と各吸気管20および排気管25との間に延在している先細の管セクション20a、25aによって管20、25に接続されている。これらの先細の管セクション20a、25aは、所定の曲率半径で本体30内に移行させることができる。この寸法によって、マフラー10を通るガス流をより均一なものにできる。本体30は、本体と、当該技術分野において既知である遮熱材との間に空隙を有する遮熱材15で取り囲まれている。
図3に示すように、端面から見た本体内部の概略図において、本体30は、2つのパーツとシーム溶接部材35で形成することができる。本体30と矩形マフラー10の遮熱材15は、2つの対称ハーフから構成されている。本体の内部には、保持装置40内にしっかりと保持された複数のプレート45がある。プレート45は、本体30の実質的に横方向全幅に延在している。
図3に示すプレートは、所定の長さの扁平な管であり、隣接するプレート間に所定の距離間隔dを有している。図3に示すプレートは、丸い角側部を有する矩形である。保持装置40は、そのような形状を適所にしっかり保持するように構成されており、プレート45が動かないようにしている。
図4乃至8は、マフラー10の本体30の代替プレート40の構造を示す概略端面図である。
・図4は、一片の金属でできており、図3に示す保持装置に似た保持装置40によって所定の位置に保持された蛇行形状のプレート45を示す。
・図5のプレート45は細長いU字形状をしており、保持装置40内に自動ロックされている。U字形状プレートの湾曲した端部は、プレート45間に必要な所定の距離dをとるために短くしたり、延ばしたりすることができる。
・図6および7に示す平坦なプレート45は、保持装置40のエッジを波形にすることによって所定の位置に保持されている。
・図8は、予形成した保持装置40を示しており、この装置は、図6および7に示す長さに短く圧縮される前に、重ねたプレート45を一体的に固定している。予形成した保持装置40は、表面の長さに沿って多数の小さな***ハンプ40aを有していてもよく、保持装置とプレートとの間で、プレート45をよりしっかり保持して、プレートが保持装置40から分離しないようにする。
矩形および円形のマフラーは、マフラー本体30の両側に一またはそれ以上の長く細いスロット51で構成して、プレート45を本体30に溶接することができる。また、矩形および円形のマフラーに用いている全プレートの構造のプレート45の端部52は、アールが付いている。
図9は、図8に示すプレート構造のその軸長に沿った断面図であり、予形成した保持装置40の図6および7に示す長さに短く圧縮される前のものを示す。上述のように、プレートは、所定の距離dで分離されている。
図10は、マフラー10の本体30内に配置するプレート45の3つの代替構造の概略図である。図10aおよびbに示す形状は、図3および4にそれぞれ示しているプレート45の波型バージョンである。図10a、b、cに示す形状は、波型のない平坦な面にして本体30に配置することもできる。
矩形のマフラー本体30は、両端に波形保持装置40を有する平坦なプレートを用いて構成することができる。この平坦なプレートの端部は、プレート45を適切な位置に固定するべく圧縮された波形保持装置40の谷に挿入されている。平坦なプレート45は、プレート45間に必要な所定の距離dに応じて、各谷に、またはひとつおきで谷に挿入することができる。厚さ約1.5mmの波形保持装置40は、3mmから6mm間隔で配置されているプレート45を支持することができる。代替的に厚さ3mmの波形保持装置45を用いて、プレートを所望の厚さ(6mm)離して配置することができる。波形保持装置40を具えた矩形マフラー10の本体30は、両側に矩形の部分を有しており、プレート45および波形保持装置40を定位置に固定する。
また、マフラー10は、遮熱材15を具えていてもよく、これは図11および12に示すように、矩形または円形のマフラーの形状に続いている。遮熱材15は、各端部が開放されており、マフラー本体30と遮熱材15との間に空気が流れるようにしている。図11および12の円形マフラーに示す遮熱材は、その端部に複数の保持部分53を有しており、これらの部分は、マフラー本体30の先細の管部分20a、25aに向かって内側へ曲がってV字形状の湾曲部である。保持部分53は、保持部分の先端54で、マフラーの先細の管セクション20a、25aに溶接することができる。本体30の形状以外は、マフラー10は、図1に示すものと同じである。
図13aおよびbは、円筒形マフラー10の本体30の2つの代替プレート構造を示しており、この構造は、図5および4にそれぞれ示す矩形マフラー10のプレート構造に相当する。矩形および円形のマフラー10は、平坦な管、平坦な面を有するワンピース波型プレート、またはU字型プレートのいずれかを用いて構成されている。また、矩形マフラー10は、平坦なプレートを用いて構成することもできる。
図14は、本発明の別の実施例の概略図である。この図は、前述の図面に示すような一連の重ねたプレート45のセットを分離構造で示す。連続するプレートセット間の間隔Xによって、重ねた各プレートセット45が、その軸長に沿って温度の最大限の上昇を維持し、重ねた各プレートセット45の出口温度が冷却しないようにしている。これによって重ねたプレートの出口における排気ガスの温度をプレートの最適長を維持するまたは大きくすることによって制御できるようにする。
重ねたプレートセット45を分離する様々な構造を用いることができる。図14に示される2つの例は:
・一連の重ねたプレートセット45を有する矩形マフラーおよび円形のマフラーが、重ねた各プレートセット45を分離する先細部分55を有している;
・一連の重ねたプレート45を有する円形マフラーが、重ねた各プレートセット45を分離するマフラー本体内部に合致する特定の長さを有する直径1/8”(3mm)のより小さな管56を有している;
ものである。
使用時は、排気ガスはマフラー10を通って流れ、プレート45を加熱し、それによって、ガス流の温度が上昇する。出願人は、重ねたプレート配列を用いて、使用する構造に応じて、マフラー本体30の中心温度を、同じサイズの管の排気ガスの温度を4時間乃至10時間より高くすることができることを見い出した。この高くした温度によって、例えばHC、CO、NOのような汚染物質を分解および低減させる。
この装置は、排気ガスを「直線的に」流すため、ガスは、(ガスが、例えば、バッフルマフラー中の決められた通路または触媒コンバータ中の小さい決められた通路によって)制限されず、従っていくつかの従来のマフラー/触媒コンバータシステム中での排気ガスの遅れによる出力の損失はない。また、マフラー10のより高い中心温度が、より高いガスの温度によって、ガスの速度を上げる。この結果、車輌エンジンに多くのパワーを使えるのみならず、燃料をより節約できる。
マフラー10の一の構造は、2.5mm乃至3.5mmの距離dで分離された、長さ35mm乃至45mmのプレート45を有している。この構成のマフラー10は、「EV16」と呼ばれている。EV16マフラーの中心温度は、同じ直径の通常の排気管の温度より8倍高いことが分かった。例えば、通常の排気管の温度は、約100度であるが、EV16マフラーの中心の温度は、約800度である。
EV16マフラーは、図14に示される構造と類似しており、一連の重ねた4つのプレートセットである。プレート45間の距離dは3mmであり、プレートの長さは40mmである。重ねた各プレート45セット間の間隔x,x,他は、10mm乃至50mmであった。ガス状排出物を、ボッシュ社のガス分析器を用いて分析した。マフラー10を取り付けたエンジンは、ピークRPMが4700である1991年製のトヨタハイラックスユーティリティーの2.4リットルディーゼル4シリンダであった。
注記:CO、HC、NOxは、有毒排出物だが、一方でOおよびCOは、無害な排出物である。EV16のテストの結果は、以下の通りである(同様の結果がガソリン車でも得られた。):
Figure 2011503411
テーブル1:取付前:標準排気システムによる結果
Figure 2011503411
テーブル2:取付後:上述の一連の長さ2.5×3インチのEV16マフラーを4本追加して、他の修正をともなわない標準排気システムに取り付けた結果
その結果、CO排出物は78%低減され、NO排出物は60%低減され、HC排出物は、変化していない。微粒子排出物(煤煙)は、それらが見えないレベルまで減少した。従って、このマフラー10は、触媒コンバータを使用していない気化式、燃料噴射式あるいはガソリン車に伴う有毒排出物を低減させると共に、実質的にディーゼル排出物からの排気煙を減少させる。多数のプレートまたは重ねたプレートセットを4つより多くすることによって更に、有毒排出物の低減を図ることができる。また、EV16は、触媒コンバータまたはその他の排出物制御装置を用いることなく、車輌の低温始動排出物を実質的に減少させる。
もう1つのマフラー構造は、5.5mm乃至6.5mmの距離dで分離したプレートを有している。これらのプレート距離のマフラーは、「EV8」と呼ばれる。EV8マフラーの中心温度は、同じ直径の通常の排気管の温度より6倍高いことが分かった。例えば、通常の排気管の中心温度は約100度であるが、EV8マフラーの中心温度は、約600度である。
距離dが2.5ミリメートル未満であるかまたは3.5ミリメートルを越えると、マフラーの中心温度は低減することが分かった。また、プレートの長さが40mmより長いと、マフラーコアの出口温度が下がり、プレートが40mmを越えて長くなるほど温度の下降が継続することも分かった。これによってマフラーのコアが特定の出口温度に調整される。
EV8マフラー10は、6mmの距離dで分離されたプレートを有しており、2.5×6インチの長さであり、その他の修正をともなわない触媒コンバータの前方に取り付けた。使用した車輌は、ピークRPMが8000の1.8リットルの4シリンダVTECエンジンを搭載した2004年製のトヨタカローラスポーティゾであった。この車輌は触媒コンバータを使用しており、無鉛ハイオク燃料で走る。その結果を、テーブル3および4に示す。
Figure 2011503411
テーブル3:取付前:標準排気システムと標準OEM触媒コンバータによる結果
Figure 2011503411
テーブル4:取付後:アフターマーケットまたは標準的なOEM触媒コンバータと共に、長さ2.5×6インチのEV8マフラーを加え、その他の修正をともなわない標準的排気システムに取り付けた場合の結果。その結果、CO排出物は98%低減され、HC排出物は94%低減され、NO排出物は85%低減されることを示している。NOx排出物は、テーブル2のディーゼルエンジンの結果から計算した。
このテストの後、また、EV8マフラーと触媒コンバータも、2.4リットルのディーゼル車でテストを行った。結果は、以下の通りである。
Figure 2011503411
テーブル5:取付後:アフターマーケットの触媒コンバータと共に、長さ2.5×6インチのEV8マフラーを加え、その他の修正をともなわない標準排気システムを搭載した結果。
これらの結果は、ディーゼル車ではEV16マフラーが単独で、EV8マフラーと触媒コンバータを組合せたものあるいは触媒コンバータ単独のものより有毒排出物を低減させることを示している。
EV8マフラーのテストが完了した後、触媒コンバータを調べると、触媒コンバータによっては、一般的な車輌を用いた場合によくあるように、ダメージがほぼ持続しないことが分かり、EV8マフラーの使用が、触媒コンバータを、例えば不点火、過度に近距離の運転による炭素汚染、濃混合ガス、高炭化水素(HC)排出、油汚染、汚染燃料、高硫黄燃料、有鉛燃料、エンジン冷却液、化学添加物、シーリング材からのシリコーン汚染および熱衝撃から保護することを示している。これらの要因のどれもが触媒コンバータにダメージを与えて、役に立たなくして、汚染を増加させる。従って、この装置10は、気化式車輌へ触媒コンバータを取り付けられるようにして、触媒コンバータにダメージを与えることなく有毒排出物を低減させる。
また、この装置は、効率的に機能するためには400度を越える温度を必要とする触媒コンバータの働きを補助する。通常、この温度を発生させるのにエンジンを15分運転させる必要がある。触媒コンバータの前方のマフラー10の機能で、非常に速く最適な触媒コンバータの動作温度を生じさせる。すなわち、触媒コンバータの動作温度に到達するには、実質的に低温始動放出物を減少させるEV8マフラーで2分かかる。プレート45の長さは、触媒コンバータに最適な温度のガス流入を直ちに生じさせて、触媒コンバータがその動作温度を上回ることを防ぐという点において重要である。プレート45の温度は、最初の40mmのプレート45では約600度であり、125mmのプレートでは300度乃至400度に下がることが分かった。
更に、EV8の使用によって、触媒コンバータをエンジンから2.5メートル離しても、同じ結果とすることができる。
要約すると、テストした構成は、以下の通りである。
Figure 2011503411
また、排気システムのマフラー10の位置が、効果的に関連する可能性があることが分かった。例えば、マフラーは、マフラーを排気ポートの近くに持ってくることによって、排気マニホールド/ヘッダの各主要管に設置して、マフラーがより速く暖まって、高温で作動し、これによって、汚染物資の排出物(低温始動排出物および作動排出物)とノイズを減らすにあたり、より効率的に作動できる。また、そのように配置した場合のマフラーのより高い動作温度が、マフラーを通るガスの速度を上昇させて、シリンダのガス掃気とパージレベルを上げるという上流側での効果を有し、それによって、エンジンの性能が向上する。それにもかかわらず、小さいサイズのマフラー10は、排気システムのどこにでも取り付けることができることを意味する。しかし、触媒コンバータを取り付けている車輌では、触媒コンバータの恩恵を得るためには、マフラー10は、触媒コンバータの前方に取付けなければならない。
上記記載の焦点は、有毒排出物の低減に関連することが理解されるが、装置10は、排気管25から発せられるノイズの低減にも有益である。これは、吸気管20を介して入る音波が、マフラー本体30の内部のプレート45に反射することにより振幅が小さくなる結果である。テストにおいては、EVマフラーは、5db(36%)まで排気騒音を低減し、出力を3%増加させた。排気システムが標準タイプのものが、限定的なものかまたは性能タイプのものかにかかわらず、この出力は増加し、ノイズが低減することが分かった。
マフラー10は、既存のマフラーに置き換えるか、あるいは既存のマフラーとともに使用して、余分なノイズを低減させることができる。上述の結果は、限定的排気システムを使用している最新の車輌にも有効である。追加のマフラー10は、排気システムに従って(例えば、中央または端部に)取り付けてもよく、この位置でガスの速度が上がり、出力が増加する。
ここで留意すべきは、このマフラー10は、穿孔した管;可動部分;螺旋、タービンまたはベンチュリ形状;吸音材料;スピーカー、電子機器またはコンピュータ;電熱装置;必要な高価な金属を有しておらず、従来のマフラーまたは触媒コンバータのように動作しないことである。
当該技術分野に関連する当業者によって、広範に解説された本発明の精神または範囲から逸脱することなく、特定の実施例で示すように、この排気マフラー装置において多数の変更および/または修正がされてもよい。従って、本実施例は、あらゆる点において実例であって、限定的なものではないと考えられる。
例えば、ここに示すように、提供されている例は、内燃エンジンとともに使用する装置について説明しているが、この装置は、排気筒などに同様に適合する。更に、マフラー本体は、断面が矩形または円筒形であってもよい。プレートは、必ずしも平坦でなくともよいが、断面が波形、楕円形であるか、またはその他の任意の適当な構造であってもよい。

Claims (15)

  1. マフラーから出る有毒排出物を低減させる熱放射変換マフラーであって、前記マフラーが吸気管、排気管、および前記吸気管と前記排気管との間に縦方向に延在する本体とを具えるマフラーにおいて、
    前記マフラーが、更に本体内に配置された複数のプレートを具え、当該プレートが前記本体の側壁間で実質的に横方向に延在しており、所定の長さであり、隣接するプレートは、互いに所定の距離にあることを特徴とする熱放射変換マフラー。
  2. 請求項1に記載のマフラーにおいて、前記プレートは、実質的に重ねて配置されており、前記マフラーを通って通過する排気ガス流に対して平行に配置されていることを特徴とするマフラー。
  3. 請求項1または2に記載のマフラーにおいて、前記プレートの形状が、実質的に平坦、波形、曲線状、U字型、扁平な管から選択されることを特徴とするマフラー。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のマフラーにおいて、前記プレートの前記所定の長さが35ミリメートル乃至45ミリメートルであることを特徴とするマフラー。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のマフラーにおいて、前記所定の距離が2.0ミリメートル乃至4.0ミリメートルであることを特徴とするマフラー。
  6. 請求項5に記載のマフラーにおいて、前記所定の距離が2.5ミリメートル乃至3.5ミリメートルであることを特徴とするマフラー。
  7. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のマフラーにおいて、前記プレートの前記所定の長さが35ミリメートル乃至45ミリメートルであることを特徴とするマフラー。
  8. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のマフラーにおいて、前記所定の距離が5.0ミリメートル乃至7.0ミリメートルであることを特徴とするマフラー。
  9. 請求項8に記載のマフラーにおいて、前記所定の距離が5.5ミリメートル乃至6.5ミリメートルであることを特徴とするマフラー。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のマフラーにおいて、前記プレートの厚さが1ミリメートル乃至2ミリメートルであることを特徴とするマフラー。
  11. 触媒コンバーターとともに用いられる請求項1乃至10のいずれか1項に記載のマフラー。
  12. マフラーから出る有毒排出物を減少させる熱放射変換マフラーであって、吸気管、排気管、および前記吸気管と前記排気管との間に縦方向に延在する本体とを具えるマフラーにおいて、
    前記マフラーが更に、本体内に配置された前記本体の側壁間に実質的に横方向に延在しており所定の表面積をもち、隣接するプレートが、互いに所定の距離にあるプレートを具えることを特徴とする熱放射変換マフラー。
  13. マフラーから出る有毒排出物を減少させるための熱放射変換マフラーであって、吸気管、排気管、および前記吸気管と前記排気管との間に縦方向に延在する本体とを有するマフラーにおいて、
    前記マフラーが更に、本体内に配置された一連の複数プレートセットであって、重ねて配置した複数のプレートを具え、前記本体の側壁間に実質的に横方向に延在し、所定の表面積を有する前記プレートを具え、隣接するプレートが、互いに所定の距離にあり、前記プレートセットが、所定の分離距離によって分離されていることを特徴とする熱放射変換マフラー。
  14. マフラーから出る有毒排出物を低減させる熱放射変換マフラーであって、吸気管、排気管、および前記吸気管と前記排気管との間に縦方向に延在する本体とを有するマフラーにおいて、
    前記マフラーが更に、本体内に配置された一連の複数のプレートセットであって、重ねて配置されており、前記本体の前記側壁間に実質的に横方向に延在するしており、所定の長さを有し、隣接するプレートが、互いに所定の距離にあるプレートセットを有し、当該プレートセットが、所定の分離距離によって分離されていることを特徴とする熱放射変換マフラー。
  15. 請求項13または14に記載のマフラーにおいて、前記重ねたプレートの各セットの同じ所定の長さ、プレート間の距離、およびプレートのセット間の分離距離が同じであることを特徴とするマフラー。
JP2010532382A 2007-11-12 2008-11-12 マフラー Pending JP2011503411A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU2007906183A AU2007906183A0 (en) 2007-11-12 Muffler
PCT/AU2008/001670 WO2009062233A1 (en) 2007-11-12 2008-11-12 Muffler

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011503411A true JP2011503411A (ja) 2011-01-27

Family

ID=40638232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010532382A Pending JP2011503411A (ja) 2007-11-12 2008-11-12 マフラー

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20100251701A1 (ja)
EP (1) EP2220350A1 (ja)
JP (1) JP2011503411A (ja)
CN (1) CN101910572A (ja)
AU (1) AU2008323603A1 (ja)
WO (1) WO2009062233A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10329985B2 (en) 2017-06-27 2019-06-25 Tenneco Automotive Operating Company Inc. Impingement mixer for exhaust treatment

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US825010A (en) * 1905-12-27 1906-07-03 Benjamin W Snow Muffler.
DE815867C (de) * 1949-07-09 1951-10-04 Tydens Patenter Ab Vorrichtung an Schalldaempfern fuer Verbrennungsmotoren, Kompressoren u. dgl.
US3819334A (en) * 1970-10-27 1974-06-25 Mitsui Mining & Smelting Co Catalytic reaction apparatus for purifying waste gases containing carbon monoxide
US3739872A (en) * 1971-05-27 1973-06-19 Westinghouse Electric Corp Gas turbine exhaust system
US4028275A (en) * 1973-01-24 1977-06-07 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Process for preparing catalytic materials for purifying exhaust gas and catalytic materials prepared thereby
US4182120A (en) * 1973-03-20 1980-01-08 Ethyl Corporation Exhaust systems
US4530418A (en) * 1982-06-01 1985-07-23 Currie Neil L Automotive exhaust system
GB8307371D0 (en) * 1983-03-17 1983-04-27 Chillcotts Ltd Exhaust silencer
US4832118A (en) * 1986-11-24 1989-05-23 Sundstrand Corporation Heat exchanger
ES2159712T3 (es) * 1995-11-23 2001-10-16 Scambia Ind Dev Ag Procedimiento para la fabricacion de un cuerpo de catalizador para el tratamiento catalitico de gas, cuerpo de catalizador y catalizador.
US6475446B1 (en) * 1996-05-31 2002-11-05 Nissan Motor Co., Ltd. Carrier body for exhaust gas catalysts
TWI224023B (en) * 1998-09-09 2004-11-21 Babcock Hitachi Kk Exhaust emission control catalyst structure
US6533065B2 (en) * 2000-12-19 2003-03-18 Daniel Industries, Inc. Noise silencer and method for use with an ultrasonic meter
DE10119035A1 (de) * 2001-04-18 2002-10-24 Alstom Switzerland Ltd Katalytisch arbeitender Brenner
US20060046113A1 (en) * 2004-08-31 2006-03-02 Sarnoff Corporation Stacked reactor with microchannels
US7610993B2 (en) * 2005-08-26 2009-11-03 John Timothy Sullivan Flow-through mufflers with optional thermo-electric, sound cancellation, and tuning capabilities

Also Published As

Publication number Publication date
US20100251701A1 (en) 2010-10-07
EP2220350A1 (en) 2010-08-25
AU2008323603A1 (en) 2009-05-22
WO2009062233A1 (en) 2009-05-22
CN101910572A (zh) 2010-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5566134B2 (ja) 排気ガス昇温用燃焼器
US7600607B2 (en) Flow-through sound-cancelling mufflers
KR100417441B1 (ko) 자동차배기가스의탄화수소를환원시키기위한촉매변환장치
US6588545B1 (en) Muffler for internal combustion engine
US8234859B2 (en) Method of and apparatus for exhausting internal combustion engines
US20090266066A1 (en) Equal length y-collector
KR20150049807A (ko) 선박의 엔진 배기관 구조
US20130048416A1 (en) Exhaust muffler
US20190257330A1 (en) Vortex flow catalytic conversion apparatus and method of vortex flow catalytic conversion
US20140318111A1 (en) Decomposition tube for an engine
JP2011503411A (ja) マフラー
JP2005073463A (ja) 燃料電池自動車用の排気装置
KR101158029B1 (ko) 자동차 머플러
KR100897269B1 (ko) 자동차의 배기 가스 재순환장치
US10167765B2 (en) Exhaust gas seal
EP1911943B1 (en) Exhaust gas cooling device
KR100847966B1 (ko) 자동차용 컨버터의 히트 실드
RU98480U1 (ru) Каталитический коллектор системы выпуска отработавших газов двигателя внутреннего сгорания
KR101220317B1 (ko) 온도센서
US20210301694A1 (en) Exhaust line for a vehicle and vehicle with an exhaust line
KR100333888B1 (ko) 자동차용 배기 장치의 진동 흡수부
KR101045304B1 (ko) 유동 최적화된 자동차용 배기가스 정화장치
KR200233504Y1 (ko) 소음기
KR100276246B1 (ko) 자동차용 소음기
JP2024011136A (ja) 内燃機関の排気通路構造