JP2011258056A - 車両制御装置および車両制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自車両が他車両とともに同方向に走行する車群走行を行うように自車両を制御する車両制御装置において、路側装置が車群を形成する各車両を認識し易くする技術を提供する。
【解決手段】車両制御システムにおいては、複数の車両が車群走行を行う際に、車載装置は、ETC路側機が各車両の認識を行う領域を表す認識領域に、先頭車両が接近した旨を取得し(S120)、認識領域に接近した旨が取得されると、認識領域に接近する前よりも他車両との車間距離を広くする旨の出力を行う(S140)。このような車両制御システムによれば、先頭車両が認識領域に接近すると車間距離を広くする旨の出力を行うので、自車両がこの出力に従って認識領域に到達するまでに車間距離を広くすることができる。よって、車間距離を広くしない場合と比較して、ETC路側機が車群を形成する各車両を認識し易くすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自車両が他車両とともに同方向に走行する車群走行を行うように自車両を制御する車両制御装置および車両制御システムに関する。
上記のような車両制御装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3602959号公報
ところで、上記のような車両制御装置において、車群を構成する各車両が渋滞緩和や空気抵抗軽減に貢献するためには、車群を形成する各車両間の車間距離を極力短くするとよいことが知られている。しかしながら、車間距離が極端に短い場合、例えば、料金所等において路側に配置された路側装置が車群を形成する個々の車両を認識しようとすると、ナンバプレートの読み取りや車両との通信に支障が生じ、各車両を認識することが困難になる虞がある。
そこで、このような問題点を鑑み、自車両が他車両とともに同方向に走行する車群走行を行うように自車両を制御する車両制御装置において、路側装置が車群を形成する各車両を認識し易くする技術を提供することを発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された車両制御装置において、接近取得手段は、自車両外に配置され、かつ車群走行を行う各車両を認識する機能を有する外部装置が自車両の認識を行う領域を表す認識領域に、自車両が接近した旨を取得する。そして、接近出力手段は、認識領域に接近した旨が取得されると、認識領域に接近する前よりも他車両との車間距離を広くする旨の出力を行う(請求項1)。
このような車両制御装置によれば、自車両が認識領域に接近すると車間距離を広くする旨の出力を行うので、自車両がこの出力に従って認識領域に到達するまでに車間距離を広くすることができる。よって、車間距離を広くしない場合と比較して、外部装置が車群を形成する各車両を認識し易くすることができる。
なお、接近出力手段は、自車両の内部(車群走行を司る部位等)に出力を行うようにすればよいが、自車両の外部(車群走行を行う他車両等)にもこの出力を行うようにしてもよい。
ところで、上記車両制御装置において接近出力手段は、車群走行を終了し、運転者に自車両の運転操作させる旨の出力を行うようにしてもよい(請求項2)。
即ち、運転者が運転操作を行う場合には、運転者自身が安全性を確保する必要があるため、車両制御装置が設定する車間距離と比較して車間距離が広くなる傾向があることを利用している。
このような車両制御装置によれば、簡素な処理で車群走行を行う各車両の車間距離を広げることができ、外部装置が車群を形成する各車両を認識し易くすることができる。
また、上記車両制御装置において接近出力手段は、車群走行を終了することなく、自車両の直前を走行する車両との車間距離を広くする旨の出力を行うようにしてもよい(請求項3)。
このような車両制御装置によれば、自車両とその直前を走行する車両との間で車間距離を広くすることができる。この際、接近出力手段は自車両内のみに出力を行えばよいので、自車両内で車間距離を広くするための処理を完結させることができる。
さらに、上記車両制御装置においては、自車両が認識領域を通過した旨を取得する通過取得手段と、認識領域を通過した旨が取得されると、自車両が認識領域に接近する前の車間距離での車群走行を行う旨の出力を行う通過出力手段と、を備えていてもよい(請求項4)。
このような車両制御装置によれば、認識領域を通過した後で元の車群走行に復帰させることができる。
また、上記車両制御装置においては、認識領域において、外部装置との間の通信を行うことによって料金の精算を行う料金精算手段、を備えていてもよい(請求項5)。
このような車両制御装置によれば、認識領域で料金の精算を行うことができる。この際、外部装置が自車両を認識しやすくすることができる。
また、上記目的を達成するためには、車群走行を行う各車両の走行状態を管理する管理装置と、車両に搭載され、管理装置からの出力を受けて自車両が他車両とともに同方向に走行する車群走行を行うように自車両を制御する車両制御装置と、を備えた車両制御システムとして構成してもよい。この場合、管理装置が前述の接近取得手段と接近出力手段とを備えていればよい(請求項6)。
このような車両制御システムによれば、請求項1に記載の車両制御装置と同様の効果を享受することができる。また、管理装置が車群全体の車間距離を管理することができる。
なお、本発明において管理装置は、車両の外部に配置されていてもよいし、例えば車群を構成する先頭車両等の代表車両に搭載されていてもよい。管理装置が車両に搭載されている場合には、管理装置が車両制御装置の機能を備えていてもよい。
さらに、上記車両制御システムにおいては、管理装置は車群走行を行う各車両に対して同時に車間距離を広げる旨の出力を行ってもよいが、管理装置の接近出力手段は、先頭車両のみが認識領域に進入するように、先頭車両と次の車両との間の車間距離を広げさせる出力を行い、認識領域内の車両がこの認識領域を通過する度に、次の車両のみが認識領域に進入するように、次の車両とその次の車両との間の車間距離を広げさせる出力を繰り返すようにしてもよい(請求項7)。
このような車両制御システムによれば、車間距離を広げる際には1台ずつ車間距離を広げるので、認識領域の手前において車群の全長が長くなることを防止することができる。
本発明が適用された車両制御システム1の概略構成を示すブロック図である。 認識領域において車両を認識する際に死角となる領域の一例を示す説明図である。 車間制御送信処理を示すフローチャート(a)、および車間制御受信処理を示すフローチャート(b)である。 一時解除送信処理を示すフローチャートである。 一時受信処理を示すフローチャートである。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
[第1実施形態の構成]
図1は本発明が適用された車両制御システム1の概略構成を示すブロック図である。
車両制御システム1は、道路を走行する複数の車両にそれぞれ搭載される車載装置10(車両制御装置、管理装置)と、料金所等、道路側に設けられる路側機であるETC(登録商標、Electronic Toll Collection)路側機90とを備えて構成されている。
各車両の車載装置10は、他の車両の車載装置10との間で車車間通信を実施可能に構成されている。なお、各車両の車載装置10は全て同様の構成とされているため、図1においては、ある1つの車載装置10についてのみを詳細に図示している。
車載装置10は、図1に示すように、車載通信機11、位置特定部12、演算処理部13、ETC車載機14(料金精算手段)、車両制御部15、レーダ16等を備えている。
車載通信機11は、無線通信装置として構成されており、演算処理部13の指令に応じて他の車載装置10に自車両の車両情報を送信するとともに、他の車載装置10から車両情報を受信する、車車間通信を行う。ここで、車載通信機11は、車両情報として、自車両の位置、車群を構成しているか否か、車群内の自車両の位置(前方、或いは後方から何台目か)等の情報を周期的(例えば100ms毎)に互いにやりとりする。
位置特定部12は、図示しない車速センサ、GPS受信機、光ビーコン、ジャイロスコープ等による検出信号に基づいて自車両の現在地や進行方向を特定し、その特定したデータを演算処理部13に入力する。ETC車載機14は、ETC路側機90との間で無線通信を行うことにより、周知の自動料金収受を行う自動料金収受機能を有している。
レーダ16は、電波やレーザ光等の電磁波を自車両の進行方向(前方)に照射し、その反射波を検出することによって、他車両との車間距離を検出する周知のレーダとして構成されている。レーダ16は、一定時間(例えば100ms)毎に他車両との車間距離を検出し、その検出結果を演算処理部13に送る。
演算処理部13および車両制御部15は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイクロコンピュータとして構成されている。特に演算処理部13は、位置特定部12やレーダ16等による検出結果を利用しつつ、自身のROM等に格納されたプログラムに基づいて、後述する車間制御送信処理、車間制御受信処理等の各種処理を実施する。この際、演算処理部13は、前述の車両情報に基づき、自車両および車群を構成する他車両が車群におけるどの位置を走行しているかを把握することができる。また、演算処理部13は、自車両が車群の代表となる代表車両(例えば、車群の先頭を走行する車両(不特定多数の車両と車群を形成する場合等)や、予め設定された車両(特定の車両とのみ車群を形成する場合等))であるか否かの情報についても把握することができる。
また、車両制御部15は、自身のROM等に記憶されたプログラムに従って、車群走行制御等の運転支援を行う。
車群走行制御とは、自車両の挙動が隊列の先頭車両または自車両の直前車両と実質的に同じ挙動になるように制御する隊列走行や、他車両と並んで走行する並列走行、自車両が同じグループに属する他車両と共に走行するグループ走行等、自車両が他車両とともに同方向に走行する車群走行を行うように自車両を制御することを示す。
車両制御部15は車群走行制御において、レーダ16や、車車間通信等によって得られる他車両の位置情報と、自車両の位置特定部12によって得られる自車両の位置情報とに基づいて、自車両が取るべき行動(加減速、旋回等)を出力する。つまり、車群を構成する他車両の挙動に合わせて、自車両が他車両の挙動に追従するための出力を行う。
特に、本実施形態において車両制御部15は、自車両とその直前を走行する直前車両との車間距離が予め設定された目標車間距離になるように、自車両の各部(アクセル、ブレーキ、ステアリング等の被制御部)の作動制御を行なう。そして、演算処理部13から目標車間距離を変更する指令を受けると、車両制御部15は、その指令に応じた目標車間距離で自車両の各部の作動制御を行う。
なお、車群走行において他車両に追従するように自車両の挙動を制御する処理に関する技術は周知技術であるため、本実施形態においてはこの処理の詳細は省略する。
[第1実施形態の処理]
このような車両制御システム1においては、料金所等の外部装置(本実施形態ではETC路側機90)が各車両の認識(各車両の特定、識別、認証等をする場合を含む)を行う認識領域において、車群走行を行う各車両の車間距離を広げる処理を実施する。
このように認識領域において車間距離を広げるのは、外部装置が車群を構成する各車両を認識し易くするためである。例えば、認識領域内において料金の収受を行う際に車両と通信を行うことによって車両を認識する場合、車群を構成する各車両の車間距離が接近していると、外部装置(アンテナ)から見たときに、ある車両がその直前車両の死角に入り、正常に通信が実施できない場合がある。
図2(a)に示す例では、車両の上方(例えば路面から5mの位置)に電波を送受信するアンテナが備えられている場合、直前車両の車高が高いと(3.8mのとき)、直前車両の後方に死角領域(ハッチング部分)ができることを示している。
また、認識領域内において車両のナンバプレートを撮像することにより車両を認識する場合、車群を構成する各車両の車間距離が接近していると、外部装置(撮像装置)から見たときの車両がその直前車両の死角に入り、正常にナンバプレートが撮像できない場合がある。図2(b)に示す例では、道路の左側から車両前部のナンバプレートを撮像する際に、直前車両の後方にナンバプレートを撮像できない死角領域(ハッチング部分)ができることを示している。
本実施形態では、認識領域においてこのような死角領域に車両が入らないように車間距離を変更させる制御を行う。具体的には、図3を用いて説明する。図3(a)は代表車両の演算処理部13が実行する車間制御送信処理を示すフローチャート、図3(b)は車群を構成する各車両がそれぞれ実行する車間制御受信処理を示すフローチャートである。
車間制御送信処理では、まず、位置特定部12による検出結果を取得することにより自車両の位置を検出する(S110)。そして、自車両が料金所に到達したか否かを判定する(S120:接近取得手段)。詳細には、料金所における認識領域(自動料金収受およびナンバプレートの撮像を行う領域)の手前の所定距離(例えば100m程度)に到達したか否かを判定する。
この判定の際には、演算処理部13が予め料金所(認識領域)の位置情報を備えておき、この位置情報と自車両の位置情報とを比較するようにする構成や、料金所の位置情報(接近したことの情報)を無線通信等によりETC路側機90側から通知する構成等を採用すればよい。
続いて、変数iを2に設定する(S130)。変数iは、自車両が所属する車群の先頭からの台数を表し、変数iが2であれば、先頭から2台目の車両を表す。
次いで、i番目の車両に対して、(i−1)番目の車両との車間距離を長くする旨の指令を送る(S140:接近出力手段)。特に本実施形態のこの処理では、料金所の認識領域に1台ずつ車両を進入させるために、i番目の車両に対して結果的に徐行するよう指示する。
なお、i番目の車両を特定して通信をするために、車載装置10間の通信(車載装置10と路側機との間の通信を含む)においては、車両を識別するためのIDを付してデータのやりとりを行う。
次に、(i−1)番目の車両が自動料金収受に関する処理を終了した旨を示す通過情報の取得を試みる(S150:通過取得手段)。なお、車群を構成する各車両(車載装置10)は、料金所において自動料金収受に関する処理を終了した旨を表す通過情報を自車両の演算処理部13を介して他車両に送信するよう構成されている。また、料金所を通過した車両は、車群を構成する全ての車両が料金所を通過するまで徐行しつつ待機するよう設定されている。
続いて、(i−1)番目の車両が料金所を通過したか否かを判定する(S160:通過取得手段)。ここで、(i−1)番目の車両が料金所を通過したか否かは、通過情報を取得できたか否かによって判定される。
(i−1)番目の車両が料金所を通過していなければ(S160:NO)、S150の処理に戻る。また、(i−1)番目の車両が料金所を通過していれば(S160:YES)、i番目の車両に対して車間距離をS140の処理前の距離に戻す旨の指令を送信する(S170:通過出力手段)。
そして、変数iをインクリメントし(S180)、変数iと車群を構成する車両の台数nとを比較する(S190)。変数iが車群を構成する車両の台数nを超えていれば(S190:YES)、車群を構成する全ての車両について車間距離を長くする処理、および元の車間距離に戻す処理が終了しているため、車間制御送信処理を終了する。
また、変数iが車群を構成する車両の台数n以下であれば(S190:NO)、上記処理を終了していない車両があるため、S140以下の処理を繰り返す。
続いて、車間制御受信処理について説明する。図3(b)に示すように、車間制御受信処理では、まず、自身宛の車間距離を長くする旨の指令を受けたか否かを判定する(S210)。
なお、受信した指令が自身宛の指令であるか否かは前述のIDを検出することで判断することができる。自身宛の車間距離を長くする旨の指令を受けていれば(S210:YES)、自車両とその直前車両との車間距離が広くなるように車群走行の際の目標車間距離を広く設定する(S220)。特に本実施形態では、車群を構成する車両を1台ずつ料金所における認識領域に進入させることから、自車両が認識領域に進入しないように(徐行するように)、目標車間距離を充分長く設定する。
一方、自身宛の車間距離を長くする旨の指令を受けていなければ(S210:NO)、S230の処理に移行する。続いて、自身宛の車間距離を戻す旨の指令を受けたか否かを判定する(S230)。この指令を受けていれば(S230:YES)、車間距離を元に戻すよう設定し(S240)、車間制御受信処理を終了する。このようにS240の処理が実施されると、自車両は料金所の認識領域に進入し、自動料金収受に関する処理を行ない、徐行している直前車両に追いつき、直前車両とともに徐行することになる。
一方、自身宛の車間距離を戻す旨の指令を受けていなければ(S230:NO)、直ちに車間制御受信処理を終了する。
[第1実施形態による効果]
以上のように詳述した車両制御システム1においては、複数の車両に搭載された車載装置10が互いに通信可能に構成され、代表車両に搭載された車載装置10が車群走行を行う各車両の走行状態を管理する。そして、代表車両の車載装置10からの出力を受けて各車両の車載装置10が他車両とともに同方向に走行する車群走行を行うように自車両を制御する。特に、代表車両の車載装置10において演算処理部13は、ETC路側機90が各車両の認識を行う領域を表す認識領域に、先頭車両が接近した旨を取得し、認識領域に接近した旨が取得されると、認識領域に接近する前よりも他車両との車間距離を広くする旨の出力を行う。なお、ETC路側機90は、車群走行を行う各車両を認識する機能を有し自車両外に配置されている。
このような車両制御システム1によれば、先頭車両が認識領域に接近すると車間距離を広くする旨の出力を行うので、自車両がこの出力に従って認識領域に到達するまでに車間距離を広くすることができる。よって、車間距離を広くしない場合と比較して、ETC路側機90が車群を形成する各車両を認識し易くすることができる。また、代表車両の車載装置10が車群全体の車間距離を管理することができる。
また、上記車載装置10において演算処理部13は、車間距離を広くする旨の出力として、自車両の直前を走行する車両との車間距離を広くする旨の出力を行う。
このような車載装置10によれば、他車両に自車両と直前を走行する車両との間で車間距離を広くすることができる。この際、各車両の演算処理部13は自車両内のみに出力を行えばよいので、自車両内で車間距離を広くするための処理を完結させることができる。
さらに、上記車載装置10において演算処理部13は、自車両が認識領域を通過した旨を取得する。そして、認識領域を通過した旨を取得すると、自車両が認識領域に接近する前の車間距離での車群走行を再開する旨の出力を行う。
このような車載装置10によれば、認識領域を通過した後で元の車群走行に復帰させることができる。
また、上記車載装置10においては、認識領域において、ETC路側機90との間の通信を行うことによって料金の精算を行うETC車載機14、を備えている。
このような車載装置10によれば、認識領域で料金の精算を行うことができる。この際、ETC路側機90が自車両を認識しやすくすることができる。
さらに、上記車載装置10の演算処理部13は、先頭車両のみが認識領域に進入するように、先頭車両と次の車両との間の車間距離を広げさせる出力を行い、認識領域内の車両がこの認識領域を通過する度に、次の車両のみが認識領域に進入するように、次の車両とその次の車両との間の車間距離を広げさせる出力を繰り返す。
このような車両制御システム1によれば、車間距離を広げる際には1台ずつ車間距離を広げるので、車間距離を広げる際に車群の全長を最短にしつつ外部装置に良好に車両を認識させることができる。
[第2実施形態]
次に、別形態の車両制御システム2について説明する。本実施形態(第2実施形態)では、第1実施形態の車両制御システム1と異なる箇所のみを詳述し、第1実施形態の車両制御システム1と同様の箇所については、同一の符号を付して説明を省略する。
[第2実施形態の構成および処理]
本実施形態では、認識領域において結果として車群を構成する車両同士の車間距離が長くなるように、前述の車間制御送信処理および車間制御受信処理に換えて、一時的に車群を解散(解除)させる制御を行う。具体的には、図4および図5を用いて説明する。
図4は代表車両の演算処理部13が実行する一時解除送信処理を示すフローチャート、図5は車群を構成する各車両がそれぞれ実行する一時受信処理を示すフローチャートである。
一時解除送信処理では、まず、位置特定部12による検出結果を取得することにより自車両の位置を検出する(S310)。そして、自車両が料金所に到達したか否かを判定する(S320:接近取得手段)。この処理は、前述のS120の処理と同様に行う。
続いて、車群を解除するよう車群を構成する全ての車両に指示する(S330:接近出力手段)。この指示を受けると、各車両は、運転者の操作により運転操作が実施される状態となる。
次いで、変数iを2に設定する(S340)。変数iは、自車両が所属する車群の先頭からの台数を表す。続いて、i番目の車両から自動料金収受に関する処理を終了した旨を示す通過情報の取得を試みる(S350:通過取得手段)。
そして、通過情報を取得できたか否かによってi番目の車両が料金所を通過したか否かを判定する(S360:通過取得手段)。
i番目の車両が料金所を通過していなければ(S360:NO)、S350の処理に戻る。また、i番目の車両が料金所を通過していれば(S360:YES)、i番目の車両に対して車群解除前の目標車間距離で車群を再結成する旨の指令を送信する(S370:通過出力手段)。
そして、変数iをインクリメントし(S380)、変数iと車群を構成する車両の台数nとを比較する(S390)。変数iが車群を構成する車両の台数nを超えていれば(S390:YES)、一時解除送信処理を終了する。また、変数iが車群を構成する車両の台数n以下であれば(S390:NO)、S350の処理に戻る。
続いて、一時解除受信処理について説明する。図5に示すように、一時解除受信処理では、まず、車群走行を行うことなく運転者による操作による走行(自由走行)を行う(S510)。そして、車群走行を行う旨の指令を受けたか否かを判定する(S520)。この指令を受けていれば(S520:YES)、所定の目標車間距離での車群形成を行い(S530)、直前車両に続いて走行する追従走行を行う(S540)。
一方、車群走行を行う旨の指令を受けていなければ(S520:NO)、S510の処理に戻る。また、追従走行を行っているときにおいては、車群を解除する旨の指令を受けたか否かを判定する(S550)。
この指令を受けていなければ(S550:NO)、S540の処理に戻る。また、この指令を受けていれば(S550:YES)、車群を解除し、S510の処理に戻る。
[第2実施形態による効果]
以上のように詳述した車両制御システム2において車載装置10の演算処理部13は、車間距離を広くする旨の出力として、車群走行を終了し、運転者に自車両の運転操作させる旨の出力を行う。即ち、運転者が運転操作を行う場合には、運転者自身が安全性を確保する必要があるため、車載装置10が設定する車間距離と比較して車間距離が広くなる傾向があることを利用している。また、車間距離を広くする旨の出力を車群を構成する車両の全てに同時に行っている。
このような車載装置10によれば、簡素な処理で車群走行を行う各車両の車間距離を広げることができ、ETC路側機90が車群を形成する各車両を認識し易くすることができる。
[その他の実施形態]
本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、上記実施形態において、上記第1実施形態の車両制御システム1においては、第2実施形態の車両制御システム2と同様に、車載装置10が群走行を行う各車両に対して同時に車間距離を広げる旨の出力を行ってもよい。
また、上記実施形態においては、管理装置として機能する代表車両の車載装置10が、車群を構成する全車両に対して車間距離を広げるような指令を送信するよう構成したが、各車両が自車両の直前車両との関係のみを考慮して車間距離を広げるような制御を行ってもよい。つまり、車間制御送信処理や一時解除送信処理を、各車両が実施し、車間距離を変更する指令を自車両のみに送信するようにすればよい。
また、上記実施形態においては、車載装置10が管理装置としての機能(車間制御送信処理、一時解除送信処理を実施する機能)を有するよう説明したが、管理装置としての機能は、車両の外部に備えられた外部装置(例えば、道路脇に備えられた路側装置)が行うようにしてもよい。
上記のようにしてもETC路側機90が車群を形成する各車両を認識し易くする効果が得られる。
1,2…車両制御システム、10…車載装置、11…車載通信機、12…位置特定部、13…演算処理部、14…ETC車載機、15…車両制御部、16…レーダ、90…ETC路側機。

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、自車両が他車両とともに同方向に走行する車群走行を行うように自車両を制御する車両制御装置であって、
    自車両外に配置され、かつ車群走行を行う各車両を認識する機能を有する外部装置が、自車両の認識を行う領域を表す認識領域に、自車両が接近した旨を取得する接近取得手段と、
    前記認識領域に接近した旨が取得されると、前記認識領域に接近する前よりも他車両との車間距離を広くする旨の出力を行う接近出力手段と、
    を備えたことを特徴とする車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    前記接近出力手段は、車群走行を終了し、運転者に自車両の運転操作させる旨の出力を行うこと
    を特徴とする車両制御装置。
  3. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    前記接近出力手段は、自車両の直前を走行する車両との車間距離を広くする旨の出力を行うこと
    を特徴とする車両制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両制御装置において、
    自車両が前記認識領域を通過した旨を取得する通過取得手段と、
    前記認識領域を通過した旨が取得されると、自車両が前記認識領域に接近する前の車間距離での車群走行を行う旨の出力を行う通過出力手段と、
    を備えたことを特徴とする車両制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両制御装置において、
    前記認識領域において、前記外部装置との間の通信を行うことによって料金の精算を行う料金精算手段、を備えたこと
    を特徴とする車両制御装置。
  6. 車群走行を行う各車両の走行状態を管理する管理装置と、車両に搭載され、前記管理装置からの出力を受けて自車両が他車両とともに同方向に走行する車群走行を行うように自車両を制御する車両制御装置と、を備えた車両制御システムであって、
    前記管理装置は、
    車群走行を行う各車両を認識する機能を有し自車両外に配置された外部装置が自車両の認識を行う領域を表す認識領域に、車群走行を行う車両のうちの先頭車両が接近した旨を取得する接近取得手段と、
    前記先頭車両が前記認識領域に接近した旨が取得されると、前記各車両の車両制御装置に対して前記各車両が前記認識領域に接近する前よりも他車両との車間距離を広くする旨の出力を行う接近出力手段と、
    を備えたことを特徴とする車両制御システム。
  7. 請求項6に記載の車両制御システムにおいて、
    前記接近出力手段は、
    前記先頭車両のみが前記認識領域に進入するように、前記先頭車両と次の車両との間の車間距離を広げさせる出力を行い、
    前記認識領域内の車両が該認識領域を通過する度に、次の車両のみが前記認識領域に進入するように、前記次の車両とその次の車両との間の車間距離を広げさせる出力を繰り返すこと
    を特徴とする車両制御システム。
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