JP2011257868A - 画像サーバ、撮像装置および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザは、同じコンテンツを何度も利用したり、自らの趣味、嗜好を機器に入力して、サーバから適当なコンテンツを得ていた。しかしながら、いずれにしてもユーザが負う制限、手間などは、ユーザが好みのコンテンツを迅速に取得する障壁となっていた。
【解決手段】上記課題を解決するために、画像サーバは、ネットワークを介して画像データを端末装置から受け付ける受付部と、受付部が受け付けた画像データを解析して、端末装置のユーザの嗜好に関する嗜好情報を抽出する嗜好抽出部と、嗜好抽出部により抽出された嗜好情報に関連する関連情報をデータベースから選択して、ネットワークを介して端末装置に送信する送信部とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】上記課題を解決するために、画像サーバは、ネットワークを介して画像データを端末装置から受け付ける受付部と、受付部が受け付けた画像データを解析して、端末装置のユーザの嗜好に関する嗜好情報を抽出する嗜好抽出部と、嗜好抽出部により抽出された嗜好情報に関連する関連情報をデータベースから選択して、ネットワークを介して端末装置に送信する送信部とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像サーバ、撮像装置および制御プログラムに関する。
例えば楽曲等を蓄積するサーバが、ユーザの趣味、嗜好を反映させたコンテンツを、ネットワークと接続された機器に配信できるように、コンテンツを予め分類する技術が知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2007−279788号公報
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2007−279788号公報
ユーザは、同じコンテンツを何度も利用したり、自らの趣味、嗜好を機器に入力して、サーバから適当なコンテンツを得ていた。しかしながら、いずれにしてもユーザが負う制限、手間などは、ユーザが好みのコンテンツを迅速に取得する障壁となっていた。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様における画像サーバは、ネットワークを介して画像データを端末装置から受け付ける受付部と、受付部が受け付けた画像データを解析して、端末装置のユーザの嗜好に関する嗜好情報を抽出する嗜好抽出部と、嗜好抽出部により抽出された嗜好情報に関連する関連情報をデータベースから選択して、ネットワークを介して端末装置に送信する送信部とを備える。
また、上記課題を解決するために、本発明の第2の態様における撮像装置は、上記画像サーバと通信する。
また、上記課題を解決するために、本発明の第3の態様における制御プログラムは、ネットワークを介して画像データを端末装置から受け付ける受付ステップと、受付ステップで受け付けた画像データを解析して、端末装置のユーザの嗜好に関する嗜好情報を抽出する嗜好抽出ステップと、嗜好抽出ステップにより抽出された嗜好情報に関連する関連情報をデータベースから選択して、ネットワークを介して端末装置に送信する送信ステップとをコンピュータに実行させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る画像サーバ50を用いたコンテンツ供給の概念を説明する概念図である。ユーザY1、Y2、Y3は、それぞれカメラ11、12、13のユーザである。ユーザY1は、カメラ11で撮影した画像データを逐次カメラ11から、ネットワーク20を介して画像サーバ50へ送る。ユーザY1、Y2も同様にそれぞれのカメラ12、13から画像データを画像サーバ50へ送る。画像サーバ50は、例えばカメラメーカーなどに管理されるサーバであり、ユーザから送られてくる画像データを順次蓄積していく。ネットワークには更にコンテンツサーバ30が接続されており、画像サーバ50は、コンテンツサーバ30からコンテンツを取得し蓄積する。
ユーザが携帯するカメラは、CCD、CMOSなどである撮像素子を用いて被写体像を撮影できるデジタルカメラであり、いわゆるレンズ交換式デジタルカメラ、コンパクトデジタルカメラの他、デジタルカメラ機能を備える携帯電話、ノートPC、携帯ゲーム機器等である。ここではこれらの機器を纏めてカメラと呼ぶ。カメラは、多くの場合LCD等の表示部を備えており、ユーザは、撮影した画像の他にも、様々な情報を観察することができる。本実施形態においてユーザは、撮影した画像を画像サーバ50へ次々と送ることにより、自分の趣味嗜好に合ったコンテンツを画像サーバ50から取得して、カメラの表示部で楽しむことができる。
画像サーバ50は、それぞれのユーザから送られてくる画像データを解析して、ユーザごとに嗜好を判定する。そして、判定された嗜好のカテゴリーに分類された嗜好グループから、他の画像データ、関連情報等のコンテンツを選択して、ユーザのカメラへ送信する。なお、嗜好グループに属する関連情報等は、コンテンツサーバ30から定期的に取得して画像サーバ50内に蓄積されている。
図2は、画像サーバ50の概略構成図である。画像受付部51は、ネットワーク20を介して送られてくるユーザからの画像データを受け付ける。受け付けた画像データは、嗜好抽出部52により解析され、当該画像データを送信したユーザの嗜好を判定する。嗜好抽出部52の具体的な構成および嗜好の判定については後述する。
画像データの嗜好判定が完了すると、グループ分類部53により、当該画像データのグループ分類が実行される。グループ分類は、当該画像データが如何なる嗜好グループに属するかの所属情報の付与作業であり、より具体的には、当該画像データと予め設定されている嗜好グループを結びつけるリンクテーブルの更新作業である。
グループ分類を終えた画像データは、画像データベース61へ記憶される。画像データベース61は、様々なユーザがこのように継続的に送信してくる画像データを次々と記録蓄積していく。なお、蓄積された画像データは、蓄積画像更新部71により、例えば記録されてからの経過時間により、または、ネットワークを介した明示的な指示等により消去される。したがって、画像データベース61に蓄積された画像データは、利用に供するように適宜更新された状態が維持されている。
ユーザは、画像サーバ50に対して画像データの送信のみを行うこともできるが、画像データの送信と共に、コンテンツの要求も行うことができる。ユーザのカメラは、画像データの送信と共にコンテンツの要求を行う場合は、画像データの付帯情報であるタグ情報としてコンテンツ要求フラグを付与しても良いし、画像データ送信と共にコンテンツ要求信号を画像サーバ50に送っても良い。
画像サーバ50は、ユーザのカメラから送信されてくるコンテンツ要求をコンテンツ要求受付部54で受け付けると、コンテンツ要求に付帯されているカメラ情報を、カメラ情報取得部55で抽出する。特に、抽出するカメラ情報として、ユーザのカメラがどれほどの容量のコンテンツ情報を記録できるかに関するメモリ容量の情報を含む。カメラが記録するコンテンツ情報のメモリ容量は、カメラのメモリ空間における空き容量であっても、ユーザが指定した容量であっても良い。なお、コンテンツ要求が画像データの送信と共に行われる場合、画像データのタグ情報にメモリ容量に関する情報が記述されていれば、これを用いることもできる。
それぞれのユーザが画像サーバ50へ送信する画像が蓄積されるに従って、ユーザごとの嗜好が確立される。具体的には、嗜好抽出部52で判定されたユーザの嗜好により画像データをグループ分類部53でグループに分類するときに、グループ分類部53は、ユーザごとの嗜好順位を示すユーザテーブルの更新も併せて実行する。ユーザテーブルは、テーブル管理部62で管理されており、更新に合わせてグループ分類部53に読み出される。したがって、テーブル管理部62がユーザテーブルを管理更新することにより、画像サーバ50は、それぞれのユーザが如何なる趣味嗜好を持ち合わせるかの情報を構築することができる。
コンテンツ選択部56は、テーブル管理部62で管理されているユーザテーブルを読み出し、コンテンツ要求を送信しているユーザの嗜好を抽出する。そして、ユーザテーブルに記述されている嗜好順位に従って、コンテンツデータベース63に蓄積されているコンテンツを読み出す。コンテンツデータベース63に蓄積されているコンテンツは、コンテンツ更新部73を介して定期的にコンテンツサーバ30から取得され更新されている。また、画像データベース61に蓄積されたコンテンツは、画像データが分類されている上述の嗜好グループごとに分類されている。したがって、コンテンツ選択部56は、ユーザテーブルに記述されている嗜好グループに分類されているコンテンツを読み出せば良い。
なお、コンテンツデータベース63は、コンテンツそのものを蓄積するのではなく、当該コンテンツへのリンク情報のみを蓄積しても良い。この場合、リンク情報が嗜好グループごとに分類されて管理されることになる。このように構成すれば、コンテンツデータベース63の記憶容量を抑えることができる。
コンテンツ選択部56は、コンテンツデータベース63のコンテンツを読み出すと共に、または、コンテンツデータベース63のコンテンツを読み出すことに替えて、画像データベース61から当該嗜好グループに属する画像データを、ユーザの嗜好に関連する情報として抽出しても良い。この場合、コンテンツ要求をしているユーザが送信した画像ではなく、他のユーザが送信して画像データベース61に記録されている画像データを抽出すると良い。コンテンツ要求をしているユーザは、同様の嗜好を有する他のユーザがどのような写真を撮影しているのかを知ることができ、自らの撮影プランの参考にもなるので、他のユーザの画像データは有効なコンテンツとなり得る。
コンテンツ選択部56は、カメラが許容するコンテンツ情報のメモリ容量に収まるように、優先度の高いコンテンツから順に送信対象として確定する。このように確定されたコンテンツは、送信部57に送られ、送信部57は、当該コンテンツをユーザのカメラに送信する。ユーザは、カメラが備える表示部を介して送信されてきたコンテンツを利用することができる。
次に、画像データベース61が蓄積する画像データのファイル構造について説明する。図3は、画像ファイルのファイル構造を示す図である。画像ファイルは、圧縮処理された画素データとしての本画像データ、表示部への表示等に用いられる縮小リサイズされたサムネイル画像データ、および本画像データの関連情報であるタグ情報を主な要素とするファイル構造を有する。画像ファイルのファイルフォーマットとしてJPGファイルフォーマットを採用した場合、タグ情報は、EXIF情報として規定されている。タグ情報は、図示するように、カテゴリーごとに分類されて様々な情報が記述されている。以下に主な情報について説明する。
ファイル情報のカテゴリーには、画像情報が記述されている。具体的には、本画像データのx方向およびy方向のドット数、および各ドットが有する色数であるビット数が記されている。撮影情報のカテゴリーには、撮影日時が記述されている。蓄積画像更新部71は、この日付情報を監視することにより古い画像データを消去する。また、撮影情報のカテゴリーには、露出時間、F値、ISO感度といった露出情報、撮影レンズの焦点距離、撮影時に設定されていた撮影モードが記述されている。これらの情報は、嗜好を分類する指標となり得る。例えば、短い露出時間を多用するユーザは動体を被写体とする場合が多いことが推測でき、スポーツ写真、乗り物写真などの撮影が趣味であると判断する手掛かりとなる。同様に、撮影モードとして風景モードを選択する頻度が高ければ、風景写真の撮影が趣味であると判断する手掛かりとなる。また、測距点中心座標の記述に基づいて当該座標の周辺領域を画像解析すれば、ユーザが何を撮影したかったかを推測することができるので、測距点中心座標の記述は、やはり興味の対象を判断する有効な材料となり得る。
GPS情報のカテゴリーには、緯度、経度、高度といった、撮影地情報が記述されている。この情報を地図情報と対比させることにより、画像サーバ50は、撮影地に関する情報を取得できる。例えば日付情報と組み合わせて「京都の紅葉」が推測できれば、嗜好の分類として「京都」「紅葉」のグループを候補に挙げることができる。
属性情報のカテゴリーには、ユーザID、蓄積対象可否、公開対象可否が記述されている。画像サーバ50は、ユーザIDによりユーザを判断し、このユーザIDに基づいてユーザテーブルを構築する。また、画像サーバ50は、蓄積対象可否のフラグにより、画像データベース61へ当該画像データを記録するか否かを決定する。蓄積対象可否のフラグがYであれば、嗜好抽出を行った上で画像データベース61へ記録するが、Nであれば、嗜好抽出の対象とせず画像データベース61へも記録しない。蓄積対象可否のフラグはユーザのカメラのメニュー項目から選択できるが、Nのフラグを選択しておけば、嗜好判断の対象から当該画像データを除外することができる。したがって、ユーザは、撮影した画像データを大量に画像サーバ50へ送信するときに、逐一画像の選択を行うことなく一括して送信することができる。
また、画像サーバ50は、公開対象可否のフラグにより、ユーザの嗜好に関する情報として当該画像データを他のユーザに送信することの許否を判断する。ユーザは自らの画像データを画像サーバ50へ送信するときに、Nのフラグを選択しておけば当該画像を公開対象外設定することができる。Yのフラグを選択すれば公開を許容したことになり、他人へ当該画像が紹介され得る。
次に、嗜好抽出部がどのようにユーザの嗜好を判定するかについて更に説明する。図4は、嗜好抽出部52の詳細な構造を示す図である。図示するように、嗜好抽出部52は、上述のタグ情報を解析するタグ解析部81と、本画像データまたはサムネイル画像データを利用して画像解析を行う画像解析部91を含む。
タグ解析部81は更に、GPS情報解析部82、測距点抽出部83、露出情報抽出部84等を含む。GPS情報解析部82は、上述のように、GPS情報から緯度、経度、高度といった撮影地点を読み出し、ネットワーク20などを介して取得される地図情報と対比させて、撮影地情報を得る。さらに、撮影地情報がいわゆる観光地などに分類されるスポット地域であるかを判断する。スポット地域は予め設定されてリスト化されており、それぞれのスポット地域は、嗜好グループと直接的または間接的に関連付けられて分類されている。例えば、スポット地域がある「動物園」であれば、嗜好グループとして「ファミリー」の分類が与えられ、「神社仏閣」であれば、「歴史」の分類が与えられる。
測距点抽出部83は、上述のようにカメラが焦点調整を行った被写体座標を抽出する。測距点座標は、ユーザの被写体に対する興味領域として画像解析部91へ引き渡される。露出情報抽出部は、タグ情報から露出情報を抽出する。そして、例えば、露出時間が予め設定されている時間よりも短いかにより、ユーザが移動体撮影を好む傾向にあるか、あるいは、屋外撮影を好む傾向にあるかなどの推定を行う。これらの推定は、撮影日時情報、GPS情報等と組み合わされて確定される。
画像解析部91は更に、顔認識部92、色情報解析部93、焦点状態解析部94等を含む。顔認識部92は、本画像データまたはサムネイル画像データから被写体に存在する顔領域を認識する。送信されてくる画像データにおいて、顔認識される割合が高ければ、ユーザの嗜好としてポートレート写真、スナップ写真の傾向が推定される。特に、登録されている特定の個人の顔を認識できるように構成すれば、家族写真であるかを推定でき、「ファミリー」の分類を与えることもできる。
色情報解析部93は、被写体領域に大きな割合を占める特定の色の情報を解析することにより、例えば、青空、夕焼け、夜空等を推定でき、「風景」、「夜景」といった分類を与えることができる。焦点状態解析部94は、本画像データまたはサムネイル画像データの高周波成分を抽出することにより、ボケ画像であるか否かを判断する。ボケ画像であると判断される場合には、嗜好判断から除外する等の処理を実行することができる。
次に、嗜好グループの相関関係について説明する。図5は、グループ間の隣接関係を示す概念図である。嗜好グループは、大分類としてのカテゴリー分類と、カテゴリー分類内で細分化される小分類としての項目分類とに分けられる。例えば、カテゴリー分類Aには、項目分類としてA−1、A−2、A−3などが存在する。図では、カテゴリー分類として更にBとCを示す。カテゴリー分類としては、例えば、「撮影地」「撮影対象」といった、異なるカテゴリーが割り当てられる。そして、項目分類としては、カテゴリー分類「撮影地」を細分化する項目として「京都」「横浜」「富士山」「遊園地」などが割り当てられる。カテゴリー分類「撮影対象」に対しては、「風景」「ファミリー」「スポーツ」などが割り当てられる。
このように分類すると、嗜好の関連性から、互いのカテゴリー分類および個別の項目分類間に相関関係が生まれる。例えば、「遊園地」と「ファミリー」は近い関係にあると言える。したがって、個々の項目分類には、相関性の高いカテゴリー分類、項目分類に対して予め隣接グループとしての隣接情報が与えられている。例えば、図5によれば、A−1はB−1とC−1に対して隣接情報が与えられている。隣接情報は、同じカテゴリー分類内の他の項目分類に対しても与えられ得るし、ある項目分類が他のカテゴリー分類全体に対して与えられることもある。例えば、図によれば、A−2は同じカテゴリー分類内のA−3に対して隣接情報を持つし、B−2はカテゴリー分類Cの全体に対して隣接情報を持つ。
画像サーバ50に送信される画像データは、このように隣接情報が定義された嗜好グループに分類される。例えば、画像データI01は、カテゴリー分類Aの項目分類A−1に分類されている。一つの画像は、いくつかの項目分類に属することもあり得る。例えば、図によれば、画像データI02は、A−2に属すると同時にB−3にも属している。
以上のような関係は、隣接情報テーブルおよびリンクテーブルとしてテーブル管理部62に記録されている。図6は、グループ間の隣接情報を示す隣接情報テーブルの例である。図示するように、左の列には対象グループが列挙され、右の列にはそれぞれ行方向の対象グループに対応するように、隣接グループが列挙されている。隣接情報テーブルは、予め設定されて記録されており、適宜グループ分類部53およびコンテンツ選択部56から参照される。なお、隣接情報テーブルの更新は、画像サーバ50の管理者により適宜行われる。
図7は、画像データの所属グループを示すリンクテーブルの例である。図示するように、左の列には画像データベース61に記録される画像データが列挙され、右の列にはそれぞれの行方向の対象画像データが所属する所属グループが列挙されている。リンクテーブルは、画像データを画像サーバ50が受け付け、グループ分類部53がグループ分類を実行するたびに更新される。また、画像データがコンテンツ選択部56から選択されるときは、リンクテーブルが参照されて対象となる画像データが特定される。
テーブル管理部62は更に、ユーザテーブルを記録している。図8は、ユーザの嗜好順位を示すユーザテーブルの例である。図示するように、ユーザテーブルは、左端の列にはユーザが列挙され、右側の列にはそれぞれの行方向のユーザに対応する嗜好グループが列挙されている。嗜好グループは、嗜好順位として例えば第1優先から第3優先まで順位立てて列挙されている。ユーザの列挙は、タグ情報に記述されているユーザIDに対応して行われる。したがって、ユーザのカメラ側で複数のユーザを登録できるのであれば、撮影のたびにユーザ切り替えを行うことにより、一台のカメラであっても複数人のユーザとしてユーザテーブルに登録することができる。
嗜好順位は、それぞれの嗜好グループに属する画像データの数と、それぞれの嗜好グループが有する隣接グループの関連性によって決定される。例えば、1000枚の画像データが嗜好グループとしてC−1に属し、10枚の画像データC−2に属するのであれば、C−2の嗜好順位よりも、C−1に対して隣接情報を有するA−1の嗜好順位を優先する。したがって、この場合は、第1優先としてC−1が、第2優先としてA−1が、第3優先としてC−2が定義される。コンテンツ選択部56は、ユーザテーブルを参照してコンテンツを選択するので、ユーザが送信した画像データが直接的に属する嗜好グループでなくても、隣接する嗜好グループであればコンテンツ選択の対象グループとなり得る。なお、隣接グループの関連性をどれ程重視するかは、予め定められた基準により決定されている。また、隣接グループ間に予め相関の度合いを設けて隣接情報テーブルに記述しておき、相関度合いの高い嗜好グループから順にコンテンツ選択の対象グループと定めても良い。
ユーザテーブルは、それぞれのユーザが画像サーバ50に送信する画像データにより嗜好抽出部52で嗜好が判定されるたびに見直され、嗜好順位に変動があれば更新される。したがって、画像データベース61に画像データが蓄積されるほど、それぞれのユーザの嗜好は正確に反映される。
以上のように画像サーバ50からユーザのカメラに送信されたコンテンツ情報は、カメラの表示部に表示される。図9は、ユーザの嗜好情報としてのコンテンツがカメラ100に表示された様子を示す図である。図示するように、カメラの背面に設けられる表示部101の近傍には操作部材としての十字SW102が設けられており、ユーザは十字SW102を操作することで、選択範囲を上下左右に移動させることができる。十字SW102の中央には決定ボタン103が設けられており、ユーザは決定ボタン103を押下げることにより十字SW102による選択を確定させる。
表示部101には、画像サーバ50から受信したコンテンツ情報が表示されるが、例えば、タイトル111に示すように、撮影スポット情報が表示される。コンテンツは、逐次更新されるコンテンツデータベースに蓄積されたものの中から、ユーザの嗜好に従って選択され生成されるので、タイムリーかつ独自の情報として表示部101に表示される。また、カメラのメモリに下位の嗜好順位の嗜好グループに関するコンテンツも記録されていれば、ユーザは、操作部材の操作により現在の表示を切り替えて当該コンテンツを表示させることもできる。
例えば図においては、撮影スポット情報として、推奨ウィンドウ112に「新宿御苑」が、推奨ウィンドウ113に「多摩動物園」が表示されている。それぞれのテキストはハイパーリンクになっており、ユーザは、当該テキストを選択すれば詳細な情報を取得することができる。また、それぞれの推奨ウィンドウ112、113には付帯情報114、115が表示される。付帯情報として表示される情報もハイパーリンクを採用しており、ユーザは詳細な情報を知りたいときには、テキストを選択すれば良い。
さらに、推奨ウィンドウ112、113には関連画像116、117が表示される。関連画像は、例えば、「新宿御苑」で他のユーザにより最近撮影された画像データが表示される。このような画像データは、コンテンツ選択部56が画像データベース61からユーザの嗜好グループに属する画像データとして選択する画像データである。なお、推奨ウィンドウが多数存在する場合には、スクロールバー118の操作により切り替えて表示するように構成できる。
次に、画像サーバ50における処理フローについて再度説明する。図10は、画像サーバの処理フローの例である。ステップS101で、画像受付部51がユーザのカメラから画像データを受け付けると、ステップS102で、嗜好抽出部52が当該画像データからユーザの嗜好を抽出し判定する。そして、ステップS102で、グループ分類部53が当該外画像データのグループ分類を実行する。
ステップS104では、グループ分類部53は、画像データのタグ情報のうち蓄積対象フラグを確認して、蓄積対象であればステップS105へ進み、当該画像データを画像データベース61へ記録蓄積する。蓄積対象でなければ、そのまま当該画像データを破棄する。なお、蓄積対象であるか否かの判断は、画像受付部51が行って、蓄積対象でなければ、嗜好の抽出等を行うことなく画像データを破棄しても良い。
ステップS106では、コンテンツ要求受付部54が、当該画像データにコンテンツ要求信号が付随するか否かを確認し、コンテンツ要求信号が付随しない場合には、一連の処理を終了する。コンテンツ要求信号が付随する場合には、ステップS107へ進む。
ステップS107では、カメラ情報取得部55がカメラの情報、特に、カメラのメモリ容量の情報を取得する。さらに、ステップS108でユーザIDを取得してユーザを確定する。
コンテンツ選択部56は、ステップS109で、テーブル管理部62からユーザテーブル、隣接情報テーブルおよびリンクテーブルを読み出して参照する。そして、コンテンツ選択部56は、ステップS110で、読み出した各テールの情報に従って、画像データベース61およびコンテンツデータベース63からコンテンツおよび画像データを取得する。さらに、コンテンツ選択部56は、カメラが許容するコンテンツ情報のメモリ容量に収まるように、優先度の高いコンテンツから順に送信対象として確定させ、このように確定されたコンテンツは、ステップS111で、送信部57によりユーザのカメラへ送信される。そして、一連の処理を終了する。
以上の実施形態においては、ユーザ端末としてカメラを例に説明したが、画像データを取り扱う端末であれば、ユーザ端末はカメラに限らない。例えば、ユーザがデジタルフォトフレームに好みの撮影画像データを収集しているのであれば、ユーザはデジタルフォトフレームをユーザ端末として画像サーバ50に接続して、コンテンツを要求することができる。また、携帯音楽プレーヤーに収集している音楽コンテンツに付随するジャケット画像データの中から、ユーザが好みの画像データを画像サーバ50に送信すれば、画像サーバ50は、当該画像データを解析して携帯音楽プレーヤーにコンテンツを送ることができる。この場合、携帯音楽プレーヤーがユーザ端末となる。嗜好抽出部52は、撮影画像データが備えるようなタグ情報を持たない画像データを扱う場合は、例えば、予め用意されているテンプレート画像とのパターンマッチングを行うなどして、画像データの輪郭情報等からユーザの嗜好を判定する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
11、12、13 カメラ、20 ネットワーク、30 コンテンツサーバ、50 画像サーバ、51 画像受付部、52 嗜好抽出部、53 グループ分類部、54 コンテンツ要求受付部、55 カメラ情報取得部、56 コンテンツ選択部、57 送信部、61 画像データベース、62 テーブル管理部、63 コンテンツデータベース、71 蓄積画像更新部、73 コンテンツ更新部、81 タグ解析部、82 GPS情報解析部、83 測距点抽出部、84 露出情報抽出部、91 画像解析部、92 顔認識部、93 色情報解析部、94 焦点状態解析部、100 カメラ、101 表示部、102 十字SW、103 決定ボタン、111 タイトル、112、113 推奨ウィンドウ、114、115 付帯情報、116、117 関連画像、118 スクロールバー
Claims (10)
- ネットワークを介して画像データを端末装置から受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記画像データを解析して、前記端末装置のユーザの嗜好に関する嗜好情報を抽出する嗜好抽出部と、
前記嗜好抽出部により抽出された前記嗜好情報に関連する関連情報をデータベースから選択して、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する送信部と
を備える画像サーバ。 - 前記端末装置は撮像装置であり、前記画像データは前記ユーザが前記撮像装置により撮影した撮影画像データである請求項1に記載の画像サーバ。
- 前記嗜好抽出部により抽出された前記嗜好情報に基づいて前記画像データを複数のグループに分類するグループ分類部を備え、
前記送信部は、前記画像データが属するグループに関連付けられた前記関連情報を前記データベースから選択する請求項1または2に記載の画像サーバ。 - 前記複数のグループは前記嗜好の相関に基づいて互いに隣接情報を有しており、
前記送信部は、前記画像データが属するグループと互いに前記隣接情報を有するグループに関連付けられた前記関連情報を併せて前記データベースから選択する請求項3に記載の画像サーバ。 - 前記送信部は、前記端末装置が備えるメモリ容量に基づいて、前記相関の度合いが高い前記隣接情報を有するグループに関連付けられた前記関連情報から順に選択する請求項4に記載の画像サーバ。
- 前記データベースは、前記受付部が受け付けた前記画像データを蓄積し、
前記送信部は、前記関連情報として、前記受付部が他の端末装置から受け付けて前記データベースに蓄積された、前記嗜好抽出部が抽出した前記嗜好情報と同様の嗜好情報を有する画像データを選択する請求項1から5のいずれか1項に記載の画像サーバ。 - 前記送信部は、前記他の端末装置から受け付けた画像データであって、公開対象外のタグが付された前記画像データは選択しない請求項6に記載の画像サーバ。
- 前記嗜好抽出部は、解析対象外のタグが付された前記画像データに対しては前記嗜好情報を抽出しない請求項1から7のいずれか1項に記載の画像サーバ。
- 請求項1から8のいずれか1項に記載の画像サーバと通信する撮像装置。
- ネットワークを介して画像データを端末装置から受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップで受け付けた前記画像データを解析して、前記端末装置のユーザの嗜好に関する嗜好情報を抽出する嗜好抽出ステップと、
前記嗜好抽出ステップにより抽出された前記嗜好情報に関連する関連情報をデータベースから選択して、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する送信ステップと
をコンピュータに実行させる制御プログラム。
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2010
- 2010-06-07 JP JP2010130290A patent/JP2011257868A/ja not_active Withdrawn
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