JP2011257039A - ドレン回収装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドレン溜り部のドレンをバケット内に流入させるようにしてバケットを確実にかつ速やかに沈下させて、正常に動作し得るようにしたドレン回収装置を提供する。
【解決手段】タンク本体1と、該タンク本体1内に隙間が保たれるようにして配置されるバケット9と、ドレン流入管3と、吸込口4aがバケット9内に位置するドレン流出管4と、バケット9の浮上または沈下に伴い開閉する加圧弁7および排気弁8とを備え、タンク本体1の上部にバケット9が浮上または沈下するストロークに対応位置させて拡開され下部の内径よりも大きい内径の環状大径周壁10を形成し、浮上したバケット9の外周面と環状大径周壁10の内周面との間に一度に流入しバケット9が浮力を失い一気に沈下するような容量のドレンが確保されるドレン溜り部11を形成した。
【選択図】図2
【解決手段】タンク本体1と、該タンク本体1内に隙間が保たれるようにして配置されるバケット9と、ドレン流入管3と、吸込口4aがバケット9内に位置するドレン流出管4と、バケット9の浮上または沈下に伴い開閉する加圧弁7および排気弁8とを備え、タンク本体1の上部にバケット9が浮上または沈下するストロークに対応位置させて拡開され下部の内径よりも大きい内径の環状大径周壁10を形成し、浮上したバケット9の外周面と環状大径周壁10の内周面との間に一度に流入しバケット9が浮力を失い一気に沈下するような容量のドレンが確保されるドレン溜り部11を形成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、蒸気を熱源として使用している蒸気利用機器から排出されたドレンをボイラに還流させ、或いは低圧のドレンであって自己圧では所定の所に回収できないドレンを還流させるドレン回収装置に関するものである。
従来、この種ドレン回収装置には、例えば非特許文献1に示すような本出願人に係るものが有る。このドレン回収装置は、タンク本体がほぼ縦型円筒状に形成されている。通常、ドレン回収装置に上向きバケットや下向きバケットが使用されるが、ここで図4に上向きバケットを使用したドレン回収装置を示してその構造及び動作状態を説明する。すなわち、該ドレン回収装置は、蒸気利用機器から排出されたドレンが貯留される縦型円筒状のタンク本体aと、該タンク本体a内に配置される上面が開口したバケットbと、タンク本体aに接続されるドレン流入管cと、タンク本体aに接続され吸込口eが前記バケットb内に位置して該バケットb内のドレンを排出するドレン流出管dと、タンク本体aに設けられバケットbの浮上または沈下に伴い該タンク本体aに取着されるリンク機構fを介して開閉する加圧弁gおよび排気弁hと、を備えている。
そして、ドレン流入管cを介してタンク本体a内にドレンが流入する。このドレンは初めはタンク本体aとバケットbとの間の隙間Sに溜り、流入されるドレンが増加するのに伴いバケットbがその浮力により上昇する。この際、前記加圧弁gは閉じており排気弁hは開いている。この状態で、ドレンの水位が更に上がると、最終的にバケットbが図4鎖線に示すような上端位置に達すると共にその上端縁からバケットb内にドレンが流入する。これにより、バケットbの浮力が失われ図4実線に示すようにバケットbが沈下する。これに伴い、リンク機構fを介して加圧弁gが開放され加圧気体がタンク本体a内に流入し、同時に排気弁hは閉塞される。このようにしてタンク本体a内の圧力が増加し、バケットb内のドレンをドレン流出管dを介してタンク本体aの外部に排出するようにしている。バケットb内のドレンが排出されるとバケットbが浮力を得て再び浮上し、流入するドレンが増加してドレンが該バケットb内に流入するのを待つことになる。
大洋弁栓株式会社、主要製造品目「ドレン回収機」、[online]、[平成22年6月2日検索]、インターネット<URL:http://www.ovk.jp/doren.html>
しかしながら、前記従来のドレン回収装置にあっては、タンク本体a内のドレンの量が増しバケットbが浮上して上端位置に達しており、この状態で更にドレンがタンク本体a内に流入するとバケットb内にその上端縁からドレンが流入し始める。このとき、バケットb内に流入するドレンの量が少しずつであると、バケットbは流入したドレンの重量に比例して沈下するので、その沈下量も少ない。ここで、バケットbの沈下動作と連動してリンク機構fを介し加圧弁gが開放されることから、バケットbの沈下動作がゆっくりであると、加圧弁gの開度も少なくタンク本体aへの加圧気体の流入量も微量となり、バケットb内に溜まるドレンをドレン流出管dを介して外部に排出させるだけの圧力を得るのが難しくなる。
他方、タンク本体a内は、その中に流入した加圧気体によって流入圧よりも高圧となり、ドレン流入管cを介してドレンがそれ以上にタンク本体a内に流入し得なくなる。因みに、ドレン流入管cのタンク本体側には逆止弁が取着されており、タンク本体a内の圧力が流入側に洩出しないようになっている。このドレンのタンク本体a内への流入が停止すれば、バケットbへのドレンの流入も停止し、バケットbはそれ以上沈下しなくなる。すなわち、平衡状態が保たれ作動不能の状態となり、正常な動作が行なえないという課題が有る。これら課題は、タンク本体aの内周面とバケットbの外周面との間に必要量のドレンが確保されてないことに起因する。
そこで、本発明は前記課題を解決すべくなされたもので、流入するドレンの量の多寡にかかわらずドレンを一気にバケットへ流入させバケットが浮力を失い一気に沈下するような容量のドレンが確保されるドレン溜り部を形成し、該ドレン溜り部のドレンをバケット内に流入させるようにしてバケットを確実にかつ速やかに沈下させて、正常に動作し得るようにしたドレン回収装置を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため、本発明のドレン回収装置は、蒸気利用機器から排出されたドレンが貯留されるタンク本体と、前記タンク本体内に外周面と該タンク本体の内周面との間に隙間が保たれるようにして配置される上面が開口したバケットと、前記タンク本体に接続されるドレン流入管と、前記タンク本体に接続され吸込口が前記バケット内に位置して該バケット内のドレンのみを排出するドレン流出管と、前記タンク本体に設けられ前記バケットの浮上または沈下に伴い該タンク本体に取着されるリンク機構を介して開閉する加圧弁および排気弁とを備え、前記ドレン流入管を介して前記タンク本体内にドレンが流入し、浮上した前記バケット内にドレンが流入することにより該バケットが浮力を失い沈下し、前記リンク機構を介して前記加圧弁が開くと共に前記排気弁が閉じ、加圧弁を介してタンク本体内に加圧気体が充填され、前記バケット内のドレンを前記ドレン流出管の吸込口を介して前記タンク本体の外部に排出するようにしたドレン回収装置であって、前記タンク本体の上部に前記バケットが浮上または沈下するストロークに対応位置させて拡開され下部の内径よりも大きい内径の環状大径周壁を形成し、前記バケットの外周面と前記環状大径周壁の内周面との間に該バケットへ一度に流入して該バケットが浮力を失い一気に沈下するような容量のドレンが確保されるドレン溜り部を形成したことを特徴とする。
本発明に係るドレン回収装置は、タンク本体の上部にバケットが浮上または沈下するストロークに対応位置させて拡開され下部の内径よりも大きい内径の環状大径周壁を形成し、バケットの外周面と環状大径周壁の内周面との間にバケットへ一度に流入し該バケットが浮力を失い一気に沈下するような容量のドレンが確保されるドレン溜り部を形成している。よって、浮上したバケット内に該バケットを下降させつつその上端縁からドレン溜り部のドレンを一度に連続して流入させることができ、これにより、バケットがその浮力を失い一気に沈下し、該バケット内のドレンが排出されることになる。このようにして、ドレン回収装置の正常な動作が行なわれる。
以下、本発明に係るドレン回収装置の最良の実施の形態を図面に基づき詳しく説明する。図1は本発明に係るドレン回収装置の斜視図、図2は同作用を示す縦断面図である。ドレン回収装置は、開口した上面に蓋板2を被せ固着することにより内部が密閉される縦型円筒状のタンク本体1から構成される。本発明に係るドレン回収装置は、例えば図示は省略するがボイラから発生する蒸気を使って各種の蒸気利用機器を動作させ、該蒸気利用機器から排出されたドレンを前記ボイラに還流させる場合に、或いは低圧ドレンの回収用に使用される。
タンク本体1は、下部としての下筒部1aと、該下筒部1aの上端に連接され該下筒部1aより大径の上部としての上筒部1bと、を有する。この上筒部1bについては、後で詳しく説明する。タンク本体1における上筒部1bの一側に、不図示の蒸気利用機器から引き出されたドレン流入管3が接続され、タンク本体1内にドレンが流入または自然と落下するようになっている。一方、前記蓋板2の一側に、タンク本体1のドレン特に後記するバケット9内に貯留されるドレンのみを排出するためのドレン流出管4が接続される。このため、該ドレン流出管4は、その吸込口4aがタンク本体1内に配置されるバケット9内に位置している。また、蓋板2の中心を挟んだ両側に、タンク本体1内に加圧気体を供給する気体供給管5とタンク本体1内の加圧気体を排出する気体排出管6とが接続される。気体供給管5は加圧弁7を介して蓋板2に接続され、気体排出管6は排気弁8を介して接続されている。ドレン流入管3の流入口はタンク本体1における上筒部1bに開設され、蓋板2に比べ低位置に設けられており、ドレンの流入抵抗を小さくしている。また、ドレン流入管3の流入口は、その内周縁の上端縁がタンク本体1の底まで沈下したバケット9の上端縁より下側に位置するようになっている。
前記タンク本体1内にバケット9が配置される。該バケット9は、上面が開口9aする有底状の円筒からなり、タンク本体1における下筒部1aに入り込んでいる。そして、タンク本体1における下筒部1aの内周面とバケット9の外周面との間に僅かな隙間Sが保たれている。初めタンク本体1内に流入するドレンは、その隙間Sに溜り上昇していく。よってバケット9は、タンク本体1内のドレンの水位が上がることによりその浮力を得てタンク本体1内で浮上するようになっている。前記タンク本体1における下筒部1aの内径は例えば204.7mmに設定され、その高さが例えば165mmに設定される。また、タンク本体1における上筒部1bの内径は例えば254.2mmに設定され、その高さは102mmに設定されている。前記バケット9は、上筒部1bの高さ範囲内で上下に移動できるようになっている。ドレン流出管4はその吸込口4aがバケット9内に介在するが、該バケット9が浮力によって浮上または沈下して上下動することから、その動作に支障を来たすことなくしかもバケット9内のドレンを十分に吸水して排出できるように、その吸込口4aの位置が設定される。
このように、タンク本体1における上筒部1bは拡開され、下筒部1aの内径よりも大きい内径の環状大径周壁10が形成される。また、その高さすなわち前記上筒部1bの高さ102mmは、前記バケット9が浮上または沈下するストロークに対応位置させて設定されている。そして、バケット9の外周面と前記環状大径周壁10の内周面との間にドレン溜り部11が形成される。該ドレン溜り部11は、バケット9が上端位置に達したとき、該バケット9内に一度に流入し該バケット9が浮力を失い一気に沈下するような容量のドレンをそのバケット9の外側に確保しておくためのものである。
前記蓋板2の裏側に、バケット9の浮上または沈下動作に伴い加圧弁7や排気弁8を開閉するリンク機構12が設けられる。すなわち、蓋板2の裏面に加圧弁7と排気弁8に近接させてそれぞれ第一支持杆13aと第二支持杆13bとが下方へ垂設され、これら第一・第二支持杆13a,13bの下端部にそれぞれ第一リンク14と第二リンク15が上下に自在に回動するように軸着される。一方、バケット9の内底面の中央に、上方へ起立する縦杆16が設けられる。該縦杆16は、蓋板2の上面から上方へ突出している。そして、その突出した部位は、蓋板2に立設され下端が蓋板2の下方で開口する円筒状のガイド管17内に挿通されている。バケット9の浮上と共に縦杆16も上昇するも、該縦杆16の上端がガイド管17の上端内面に当接することによりバケット9が上端位置として停止するようになっている。蓋板2の裏面近くの縦杆16であって、上部と下部にそれぞれ分かれて一対ずつの上係合杆18,18と下係合杆19,19がほぼ水平に突設されている。これら上係合杆18,18と下係合杆19,19とは、いずれも上下に所定の間隔離して設けられている。
加圧弁7は、第一弁座20の上方に該第一弁座20を開閉する第一弁体21が配置されると共に、該第一弁体21から下方へ第一作用片22が垂設される。該第一作用片22は第一弁座20を貫通して下方へ伸びその下端部に、所定の間隔離して上下一対のフランジ23,23が周設される。また、排気弁8は、第二弁座24の下方に該第二弁座24を開閉する第二弁体25が配置されると共に、該第二弁体25から下方へ第二作用片26が垂設される。該第二作用片26の下端部にも、所定の間隔離して上下一対のフランジ27,27が周設されている。
そして、第一リンク14における内側端部14aが縦杆16の下部に位置する一対の下係合杆19,19間に介入され、同じく外側端部14bが加圧弁7における第一弁体21から垂設された第一作用片22の一対のフランジ23,23間に介入されている。これにより、例えばバケット9の浮上と共に縦杆16が上昇すると、第一リンク14が図2で反時計回り方向に回動し、第一作用片22の下降と共に第一弁体21が下降して第一弁座20を閉塞する。これに対し、バケット9の沈下と共に縦杆16が下降すると、第一リンク14が図2で時計回り方向に回動し、第一作用片22の上昇と共に第一弁体21が上昇して第一弁座20を開ける。
また、第二リンク15における内側端部15aが縦杆16の上部に位置する一対の上係合杆18,18間に介入され、同じく外側端部15bが排気弁8における第二弁体25から垂設された第二作用片26の一対のフランジ27,27間に介入されている。そして、バケット9の浮上と共に縦杆16が上昇することにより、第二リンク15が図2で時計回り方向に回動し、第二作用片26の下降と共に第二弁体25が下降して第二弁座24を開ける。これに対し、バケット9の沈下と共に縦杆16が下降することにより、第二リンク15が図2で反時計回り方向に回動し、第二作用片26の上昇と共に第二弁体25が上昇して第二弁座24を閉じる。
本発明に係るドレン回収装置は上記構成からなり、次にその作用を説明する。まず、ドレン流入管3から流入したドレンWは、タンク本体1における下筒部1aの内周面とバケット9の外周面との間の隙間Sに溜る。更に、その量が増えると、図2鎖線に示すようにドレンWの水位が、タンク本体1における上筒部1bである環状大径周壁10の内周面とバケット9の外周面との間にまで達する。そしてバケット9は、その浮力と釣り合って上昇した位置で停止している。この状態では、バケット9の浮上に伴いリンク機構12を介して加圧弁7の第一弁座20が第一弁体21により塞がれ、加圧気体の流入は停止されている。同時に、排気弁8における第二弁座24は、第二弁体25が下降することにより開いている。また、バケット9内にはドレンWが流入していない。
この状態で、ドレン流入管3を介してタンク本体1内にドレンWが連続して流入すると、その浮力によりバケット9が図2実線の上端位置に達して停止する。しかし、ドレンWは更に増え続け、最終的にバケット9の上端の開口9a縁からバケット9内に流入する。このとき、バケット9の外周面とタンク本体1における環状大径周壁10の内周面との間には、バケット9内に一度に流入し該バケット9が浮力を失い一気に沈下するような容量のドレンが確保されるドレン溜り部11が形成されていることから、該バケット9内には該ドレン溜り部11に溜まるドレンWがバケット9を下降させつつ連続して流れ込む。
これによって、バケット9内にドレンWが一気に溜まると共に同時に浮力が失われ、バケット9が図3鎖線の上端位置から同図実線に示すようにタンク本体1の底部に一気に沈下する。これに伴い、リンク機構12を介して加圧弁7の第一弁体21が上昇し第一弁座20か開放され該加圧弁7からタンク本体1内に加圧気体が流入する。そして、タンク本体1内の圧力が加圧気体により高められ、バケット9内のドレンWがドレン流出管4の吸込口4aを介してタンク本体1の外部へ排出される。このとき、排気弁8は閉塞されている。また、図示は省略するが、ドレン流入管3内には逆止弁が設けられ、加圧気体がドレン流入管3内を逆流しないようにしている。
バケット9内のドレンWが排出されると、バケット9に再び浮力が働き、該浮力と釣り合う位置までバケット9が浮上する。バケット9が浮上すると、加圧弁7の第一弁体21がリンク機構12を介して下降し第一弁座20を閉塞し、加圧気体の流入を停止させる。また、排気弁8の第二弁体25がリンク機構12を介し下降して第二弁座24を開け、タンク本体1内の余分な加圧気体を気体排出管6を介してタンク本体1の外部に排出する。このようにして、バケット9が図2鎖線のように浮力と釣り合った状態に位置する。そして、ドレン流入管3を介してタンク本体1内に連続してドレンが流入することによりバケット9が浮上すると共にその上端位置で停止し、該バケット9の上端の開口9a縁からバケット9内に再びドレンWが流入することになる。その後は、前記と同様な動作を繰り返す。ドレン回収装置から排出されたドレンは、不図示のボイラに還流される。
このように本発明に係るドレン回収装置は、タンク本体1の上部をバケット9が浮上または沈下するストロークに対応位置させて外側へ拡開し、タンク本体1における下部の内径よりも大きい内径の環状大径周壁10を形成し、バケット9の外周面と環状大径周壁10の内周面との間に該バケット9に一度に流入し該バケット9が浮力を失い一気に沈下するような容量のドレンが確保されるドレン溜り部11を形成している。よって、浮上したバケット9内に該バケット9を下降させつつその上端縁からドレン溜り部11のドレンを一度に連続して流入させることができ、これにより、バケット9がその浮力を失い一気に沈下し、該バケット9内のドレンが排出されることになる。このようにして、ドレン回収装置の正常な動作が行なわれる。
また本発明にあって、前記のようにタンク本体1の上部に形成されたドレン溜り部11は、ドレンWが排出され軽くなったバケット9がその浮力により上昇するとき、タンク本体1のバケット9より下方に速やかにドレンWを供給させる機能も果たしている。更に、タンク本体1を大径の上筒部1bと小径の下筒部1aとにより形成しているが、このように下筒部1aの内径を小さくすることにより、タンク本体1内の容積が小さくなり、少ない容積の加圧気体でドレン回収装置の動作が行なわれることになって加圧気体の有効利用が図られる。
1 タンク本体
3 ドレン流入管
4 ドレン流出管
7 加圧弁
8 排気弁
9 バケット
10 環状大径周壁
11 ドレン溜り部
12 リンク機構
S 隙間
W ドレン
3 ドレン流入管
4 ドレン流出管
7 加圧弁
8 排気弁
9 バケット
10 環状大径周壁
11 ドレン溜り部
12 リンク機構
S 隙間
W ドレン
Claims (1)
- 蒸気利用機器から排出されたドレンが貯留されるタンク本体と、前記タンク本体内に外周面と該タンク本体の内周面との間に隙間が保たれるようにして配置される上面が開口したバケットと、前記タンク本体に接続されるドレン流入管と、前記タンク本体に接続され吸込口が前記バケット内に位置して該バケット内のドレンのみを排出するドレン流出管と、前記タンク本体に設けられ前記バケットの浮上または沈下に伴い該タンク本体に取着されるリンク機構を介して開閉する加圧弁および排気弁とを備え、
前記ドレン流入管を介して前記タンク本体内にドレンが流入し、浮上した前記バケット内にドレンが流入することにより該バケットが浮力を失い沈下し、前記リンク機構を介して前記加圧弁が開くと共に前記排気弁が閉じ、加圧弁を介してタンク本体内に加圧気体が充填され、前記バケット内のドレンを前記ドレン流出管の吸込口を介して前記タンク本体の外部に排出するようにしたドレン回収装置であって、
前記タンク本体の上部に前記バケットが浮上または沈下するストロークに対応位置させて拡開され下部の内径よりも大きい内径の環状大径周壁を形成し、前記バケットの外周面と前記環状大径周壁の内周面との間に該バケットへ一度に流入して該バケットが浮力を失い一気に沈下するような容量のドレンが確保されるドレン溜り部を形成したことを特徴とするドレン回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010130866A JP2011257039A (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | ドレン回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010130866A JP2011257039A (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | ドレン回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011257039A true JP2011257039A (ja) | 2011-12-22 |
Family
ID=45473400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010130866A Pending JP2011257039A (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | ドレン回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011257039A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102117278B1 (ko) * | 2018-12-24 | 2020-06-01 | 주식회사 티지화이어 | 응축수 회수 장치 |
WO2022160434A1 (zh) * | 2021-01-29 | 2022-08-04 | 苏州荣采创新科技有限公司 | 一种吸尘器的伸缩折叠桶 |
-
2010
- 2010-06-08 JP JP2010130866A patent/JP2011257039A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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