JP2011251769A - 包装体入り製品及び吸着防止方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】組成物中の3−メチル−4−イソプロピルフェノールの成分量が、ポリオレフィン樹脂材質からなる包装体中で安定に維持できる包装体入り製品を提供する。
【解決手段】(A)3−メチル−4−イソプロピルフェノールと、(B)油剤と、(C)界面活性剤を配合した水中油型の乳化系組成物が接する、包装体又は包装体部品の材質がポリオレフィン樹脂であることを特徴とする包装体入り製品。
【選択図】なし
【解決手段】(A)3−メチル−4−イソプロピルフェノールと、(B)油剤と、(C)界面活性剤を配合した水中油型の乳化系組成物が接する、包装体又は包装体部品の材質がポリオレフィン樹脂であることを特徴とする包装体入り製品。
【選択図】なし
Description
本発明は、組成物中のビタミンE及びその誘導体、または3−メチル−4−イソプロピルフェノールの成分が、樹脂材質からなる包装体中で、その有効量が安定に維持できる包装体入り製品、並びに該成分の吸着防止方法に関する。
ビタミンEが容器の樹脂に吸着される現象は一般的に知られているおり、容器材質を硝子容等の特定のものに選定することによって対処してきた。しかしながら、樹脂容器にて吸着現象が必ずおきるとは限らず、その製品化に当たって内容物と容器材質について一々確認試験を行うことが必要であり、その確認作業の煩雑性があり、その解決方法が望まれていた。また、3−メチル−4−イソプロピルフェノールについても、同様な現象が起きることが判り、その解決方法が望まれていた。
即ち、本発明の目的とするところは、ビタミンE及びその誘導体、または3−メチル−4−イソプロピルフェノールの活性成分が配合された組成物が収納されている樹脂材質からなる包装体等中で、該活性成分の活性が経日で安定に維持できる包装入り製品を提供することにある。
本発明者等は上記事情に鑑み、鋭意研究した結果、上記活性成分が配合された特定の系の組成物、または特定の樹脂材質の包装体等にすることによって始めて収納されている樹脂材質の包装体等に上記活性成分が吸着されず、その残存率が減少するのを防止できることを見出し、本発明を完成したものである。
即ち、本発明の請求項1は、(A)3−メチル−4−イソプロピルフェノールと、(B)油剤と、(C)界面活性剤を配合した水中油型の乳化系組成物が接する、包装体又は包装体部品の材質がポリオレフィン樹脂であることを特徴とする包装体入り製品である。
また、本発明の請求項4は、(A)3−メチル−4−イソプロピルフェノールと、(B)油剤と、(C)界面活性剤を配合した水中油型の乳化系組成物にすることによって、該組成物が接するポリオレフィン樹脂からなる包装体又は包装体部品に上記(A)成分が吸着されるのを防止することを特徴とする吸着防止方法である。
本発明が、組成物中のビタミンE及びその誘導体、または3−メチル−4−イソプロピルフェノールの成分量が、樹脂材質からなる包装体中で安定に維持できる包装体入り製品を提供できることは明らかである。
本発明で使用するビタミンE及びその誘導体とは、化粧料等に老化防止作用、末梢血管拡張作用、血行促進作用等を期待して配合される油溶性化合物であり、その化合物の具体例としては、DL−α−トコフェロール、D−δ−コフェロール、酢酸DL−α−トコフェロール、コハク酸DL−α−トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、リノール酸DL−α−トコフェロール等が挙げられる。
本発明で使用する3−メチル−4−イソプロピルフェノールとは、別名イソプロピルメチルフェノールであり、アクネ化粧料等の化粧料、医薬品等に殺菌剤、防腐剤として配合される油溶性化合物である。
ビタミンE及びその誘導体、または3−メチル−4−イソプロピルフェノール3−メチル−4−イソプロピルフェノールの組成物の配合量としては、組成物の総量に対して、例えば0.001〜1.0質量%の範囲で配合される。
本発明では可溶化系組成物としては、HLBが14〜19の非イオン界面活性剤を配合して系を可溶化型した組成物である。HLBが上記範囲内であると、上記のビタミンE及びその誘導体、または3−メチル−4−イソプロピルフェノールの特定の容器材質への吸着による含有量の経日による減少が顕著におきる。HLBが14〜19の非イオン界面活性剤としては、P.O.E(20)ソルビットモノラウレート、P.O.E(15)グリセリルモノオレエート、P.O.E(25)モノステアレート、P.O.E(40)モノステアレート、P.O.E(45)モノステアレート、P.O.E(21)ラウリルエーテル、P.O.E(25)ラウリルエーテル、P.O.E(15)セチルエーテル、P.O.E(20)セチルエーテル、P.O.E(25)セチルエーテル、P.O.E(20)ステアリルエーテル、P.O.E(10)オレイルエーテル、P.O.E(15)オレイルエーテル、P.O.E(20)オレイルエーテル、P.O.E(50)オレイルエーテル、P.O.E(20)ベヘニルエーテル、P.O.E(30)ベヘニルエーテル、P.O.E(20)ラノリンアルコール、P.O.E(40)ラノリンアルコール、P.O.E(7.5)ノニルフェニルエーテル、P.O.E(10)ノニルフェニルエーテル、P.O.E(15)ノニルフェニルエーテル、P.O.E(18)ノニルフェニルエーテル、P.O.E(60)ヒマシ油、P.O.E(60)硬化ヒマシ油、P.O.E(80)硬化ヒマシ油、P.O.E(80)硬化ヒマシ油、P.O.E(100)硬化ヒマシ油、P.O.E(10)ステアリルアミン、P.O.E(15)ステアリルアミン、P.O.E(10)オレイルアミン、P.O.E(15)オレイルアミン、P.O.E(10)ステアリン酸アミド、P.O.E(15)ステアリン酸アミド、P.O.E(10)オレイン酸アミド、P.O.E−P.O.Pセチルエーテル等が挙げられ、これらの1種または2種以上が用いられる。また、HLBが上記範囲外のものを2種以上組み合わせて、組み合わせた時のHLBが上記の範囲内にすることによっても使用できる。これら非イオン界面活性剤は、組成物の中でビタミンE及びその誘導体、または3−メチル−4−イソプロピルフェノールを均一に可溶化することによって、該化合物の安定した作用効果を発揮でき、また特定材質の樹脂容器に収納することによって該化合物の残存量を高維持できる。
上記の可溶化剤としての非イオン界面活性剤の配合量としては、可溶化系組成物の総量に対して0.1〜2.0質量%が好ましい。
本発明における、可溶型組成物には、上記の化合物以外に少なくとも水、及び好ましくはエチルアルコールを5〜40質量%の範囲で配合するが、上記必須成分以外に任意成分として、顔料、粘剤、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、香料、生理活性成分、他の防腐剤、他の殺菌剤等を適宜配合できる。
一方、本発明では上記可溶化系組成物と接する包装体又は包装体部品の材質が、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミドからなる群から選ばれる樹脂の1種以上であることが必要である。エチレンビニルアルコール共重合体としては、エチレンの共重合比率としては好ましくは25〜50モル%であり、特に好ましくは30〜40モル%であり、クラレ(株)のエバールシリーズ、日本合成化学(株)のソアノールシリーズ等の商品が挙げられ、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートとしては、ホモポリマー以外に1,4−シクロヘキサンジメタノール等の他の共重合成分を好ましくは2〜30モル%共重合したものも挙げられ、ポリアミドとしては、6ナイロン、66ナイロン、11ナイロン、12ナイロン等が挙げられる。本発明ではこれらの樹脂単独以外にこれら樹脂の混合体としても使用できる。
本発明で用いる包装体としては、ブローボトル、インジェクション容器、チューブ容器、フイルムパック、真空成形容器等であり、その内面は少なくとも上記材質からなり、また内容物と接する包装体以外の包装体部品であるポンプのチューブ等、キャップ、パッキン、中栓等の部品の材質も上記材質から形成されていることが好ましい。そして、包装体の外層の材質として上記樹脂を用いた単層構造の包装体以外に、外層や中間層をポリオレフィン樹脂、アルミニウム、紙等の他の材質や、前記材質から選ばれるが内面とは異種の材質を用いた2層以上の積層包装体が挙げられる。
また、第2の本発明としては、(A)ビタミンE及びその誘導体、または3−メチル−4−イソプロピルフェノールと、(B)油剤と、(C)界面活性剤によって水中油型の乳化系組成物にすることによって、該組成物と接する包装体又は包装体の部品の材質として、一般的に用いられるポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂を使用しても上記A成分が吸着するのを防止できる吸着防止方法にある。
上記乳化系組成物に用いる油剤としては、例えば、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロウ、肝油、キャンデリラロウ、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等;炭化水素油として、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等;高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリルエーテル(セラキルアルコール)等;エステル油としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソノナン酸イソノニル、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等;グリセライド油としては、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル等が挙げられる。
上記乳化系組成物における油剤の配合量としては、水中油型の乳化系組成物の総量に対して、0.5〜30質量%が好ましい。
上記乳化系組成物において乳化剤としての界面活性剤を配合するが、その界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤の1種、2種以上を用いることができる。より詳しくは脂肪酸石鹸、α−アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、スルホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等のアニオン性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム等のカチオン性界面活性剤、ラウリン酸アルカノールアミド、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POE脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤、カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等の両性界面活性剤が挙げられる。また、サポニン、糖系界面活性剤等の天然系界面活性剤を用いることもできる。
乳化剤としての上記界面活性剤の配合量としては、水中油型の乳化系組成物の総量に対して0.3〜5.0質量%が好ましい。
上記の第2の発明における、水中油型の乳化系組成物には、上記の化合物以外に少なくとも水を溶媒として配合するが、溶媒等としてのエチルアルコールは配合しないことが好ましい。上記必須成分以外に配合する適宜配合する任意成分としては、顔料、粘剤、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、香料、生理活性成分、他の防腐剤、他の殺菌剤等が挙げられる。
上記の可溶型組成物、または水中油型の乳化系組成物としては、化粧料、医薬部外品、医薬品等が挙げられる。その形態としては、ローション状、ジェル状、スプレー状等の剤型が挙げられる。
以下、実施例、比較例にて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものではない。
ビタミンE類配合の可溶化系の組成物Aの製造
下記表1の処方にて、可溶化系の透明ローション(組成物A)を常法により製造した。
[表1]
配合成分 配合量(質量%)
----------------------------------------------------------------
ニコチン酸DL−α−トコフェロール 0.1
エチルアルコール 8.0
P.O.E(60)硬化ヒマシ油(HLB=14) 0.5
P.O.E(20)ソルビタンラウレート 0.3
(HLB=16.9)
ジプロピレングリコール 3.0
グリセリン 5.0
キサンタンガム 5.0
酒石酸 適量
テトラヒドロキシベンゾフェノン 0.004
メチルパラベン 0.1
精製水 残量
下記表1の処方にて、可溶化系の透明ローション(組成物A)を常法により製造した。
[表1]
配合成分 配合量(質量%)
----------------------------------------------------------------
ニコチン酸DL−α−トコフェロール 0.1
エチルアルコール 8.0
P.O.E(60)硬化ヒマシ油(HLB=14) 0.5
P.O.E(20)ソルビタンラウレート 0.3
(HLB=16.9)
ジプロピレングリコール 3.0
グリセリン 5.0
キサンタンガム 5.0
酒石酸 適量
テトラヒドロキシベンゾフェノン 0.004
メチルパラベン 0.1
精製水 残量
ビタミンE類配合の水中油型乳化系の組成物Bの製造
下記表2の処方にて、水中油型の乳化系であるエマルジョン(組成物B)を常法により製造した。
[表2]
配合成分 配合量(質量%)
----------------------------------------------------------------
ニコチン酸DL−α−トコフェロール 0.2
酢酸DL−α−トコフェロール 0.2
ステアリン酸 0.3
ベヘニルアルコール 0.1
コレステロール 0.5
ワセリン 1.0
スクワラン 7.0
ジメチルポリシロキサン 1.0
親油型モノステアリン酸グリセリン(乳化剤) 1.2
N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム(乳化剤) 0.3
ジプロピリングリコール 5.0
グリセリン 5.0
無水ケイ酸 0.45
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3.0
酸化チタン 0.45
メチルパラベン 0.3
香料 微量
精製水 残量
下記表2の処方にて、水中油型の乳化系であるエマルジョン(組成物B)を常法により製造した。
[表2]
配合成分 配合量(質量%)
----------------------------------------------------------------
ニコチン酸DL−α−トコフェロール 0.2
酢酸DL−α−トコフェロール 0.2
ステアリン酸 0.3
ベヘニルアルコール 0.1
コレステロール 0.5
ワセリン 1.0
スクワラン 7.0
ジメチルポリシロキサン 1.0
親油型モノステアリン酸グリセリン(乳化剤) 1.2
N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム(乳化剤) 0.3
ジプロピリングリコール 5.0
グリセリン 5.0
無水ケイ酸 0.45
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3.0
酸化チタン 0.45
メチルパラベン 0.3
香料 微量
精製水 残量
上記各組成物を下記表3に示す樹脂材質からなるボトル容器に充填し、40℃にて8週間保存した後の組成物中のビタミンE又はその誘導体の残存率を測定した。残存率の測定結果を表3に示す。
[表3]
実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 実施例4
-----------------------------------------------------------------
組成物 組成物A 組成物A 組成物A 組成物A 組成物B
容器材質 PET単層 エバ−ル積層 ナイロン積層 PE単層 PE単層
残存率 97% 99% 100% 87% 99%
------------------------------------------------------------------
PET単層:ポリエチレンテレフタレート単層
エバール(商品名)積層:エチレンビニルアルコール共重合体(内層)/高密度ポリエチレン(外層)
ナイロン積層:12ナイロン(内層)/高密度ポリエチレン(外層)
PE単層:高密度ポリエチレン単層
実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 実施例4
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組成物 組成物A 組成物A 組成物A 組成物A 組成物B
容器材質 PET単層 エバ−ル積層 ナイロン積層 PE単層 PE単層
残存率 97% 99% 100% 87% 99%
------------------------------------------------------------------
PET単層:ポリエチレンテレフタレート単層
エバール(商品名)積層:エチレンビニルアルコール共重合体(内層)/高密度ポリエチレン(外層)
ナイロン積層:12ナイロン(内層)/高密度ポリエチレン(外層)
PE単層:高密度ポリエチレン単層
3−メチル−4−イソプロピルフェノール配合の可溶化系の組成物Cの製造
下記表4の処方にて、可溶化系の透明ローション(組成物C)を常法により製造した。
[表4]
配合成分 配合量(質量%)
----------------------------------------------------------------
エチルアルコール 10.0
P.O.E(60)硬化ヒマシ油(HLB=14) 0.3
P.O.E(20)ソルビタンラウレート 0.1
(HLB=16.9)
3−メチル−4−イソプロピルフェノール 0.05
PEG(分子量1000) 1.0
ジプロピレングリコール 4.0
メチルセルロース 0.1
グリセリン 3.0
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.09
メチルパラベン 0.05
精製水 残量
下記表4の処方にて、可溶化系の透明ローション(組成物C)を常法により製造した。
[表4]
配合成分 配合量(質量%)
----------------------------------------------------------------
エチルアルコール 10.0
P.O.E(60)硬化ヒマシ油(HLB=14) 0.3
P.O.E(20)ソルビタンラウレート 0.1
(HLB=16.9)
3−メチル−4−イソプロピルフェノール 0.05
PEG(分子量1000) 1.0
ジプロピレングリコール 4.0
メチルセルロース 0.1
グリセリン 3.0
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.09
メチルパラベン 0.05
精製水 残量
3−メチル−4−イソプロピルフェノール配合の水中油型乳化系の組成物Dの製造
下記表5の処方にて、水中油型の乳化系であるエマルジョン(組成物D)を常法により製造した。
[表5]
配合成分 配合量(質量%)
----------------------------------------------------------------
ステアリン酸 0.3
ベヘニルアルコール 0.1
コレステロール 0.5
ワセリン 1.0
スクワラン 7.0
ジメチルポリシロキサン 1.0
親油型モノステアリン酸グリセリン(乳化剤) 1.2
N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム(乳化剤) 0.3
ジプロピリングリコール 5.0
グリセリン 5.0
無水ケイ酸 0.45
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3.0
酸化チタン 0.45
3−メチル−4−イソプロピルフェノール 0.05
メチルパラベン 0.3
香料 微量
精製水 残量
下記表5の処方にて、水中油型の乳化系であるエマルジョン(組成物D)を常法により製造した。
[表5]
配合成分 配合量(質量%)
----------------------------------------------------------------
ステアリン酸 0.3
ベヘニルアルコール 0.1
コレステロール 0.5
ワセリン 1.0
スクワラン 7.0
ジメチルポリシロキサン 1.0
親油型モノステアリン酸グリセリン(乳化剤) 1.2
N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム(乳化剤) 0.3
ジプロピリングリコール 5.0
グリセリン 5.0
無水ケイ酸 0.45
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3.0
酸化チタン 0.45
3−メチル−4−イソプロピルフェノール 0.05
メチルパラベン 0.3
香料 微量
精製水 残量
上記組成物C、Dを下記表5に示す樹脂材質からなるボトル容器に充填し、40℃にて6ケ月保存した後の組成物中の3−メチル−4−イソプロピルフェノールの残存率を測定した。残存率の測定結果を表5に示す。
[表5]
実施例5 比較例2 実施例6
-------------------------------------------
組成物 組成物C 組成物C 組成物D
容器材質 PET単層 PP単層 PP単層
残存率 99% 87% 99%
-------------------------------------------
PET単層:ポリエチレンテレフタレート単層
PP単層:ポリプロピレン単層
実施例5 比較例2 実施例6
-------------------------------------------
組成物 組成物C 組成物C 組成物D
容器材質 PET単層 PP単層 PP単層
残存率 99% 87% 99%
-------------------------------------------
PET単層:ポリエチレンテレフタレート単層
PP単層:ポリプロピレン単層
Claims (6)
- (A)3−メチル−4−イソプロピルフェノールと、(B)油剤と、(C)界面活性剤を配合した水中油型の乳化系組成物が接する、包装体又は包装体部品の材質がポリオレフィン樹脂であることを特徴とする包装体入り製品。
- (B)油剤の配合量が、水中油型の乳化系組成物の総量に対して0.5〜30質量%であることを特徴とする、請求項1に記載の包装体入り製品。
- (B)油剤が、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール及びエステル油から選ばれるものであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の包装体入り製品。
- (A)3−メチル−4−イソプロピルフェノールと、(B)油剤と、(C)界面活性剤を配合した水中油型の乳化系組成物にすることによって、該組成物が接するポリオレフィン樹脂からなる包装体又は包装体部品に上記(A)成分が吸着されるのを防止することを特徴とする吸着防止方法。
- (B)油剤の配合量が、水中油型の乳化系組成物の総量に対して0.5〜30質量%であることを特徴とする、請求項4に記載の吸着防止方法。
- (B)油剤が、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール及びエステル油から選ばれるものであることを特徴とする、請求項4又は5に記載の吸着防止方法。
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