JP2011250196A - タイマー回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】容量素子を利用したタイマー回路において、容量素子が短絡状態になったことを検出することができるタイマー回路を提供する。
【解決手段】容量素子の充電又は放電が開始されてから、容量素子Cの電位と、グランドGDNの電位より高く電源VDDの電位より低い基準電圧VREF_Hの電位とを比較して、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_Hの電位に到達した場合に、予め定められたタイムアップ信号を出力するコンパレータCMP1と、容量素子Cの電位が、グランドGNDの電位より高く基準電圧VREF_Hの電位より低い基準電圧VREF_Sの電位より高くなるように制御する制御部と、容量素子Cの電位と基準電圧VREF_Sの電位とを比較して、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_Sの電位より低くなった場合に、前記容量素子の短絡状態が検出された旨を示す短絡検出信号を出力するコンパレータCMP2と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイマー回路、特に容量素子の充放電を用いたタイマー回路に関するものである。
一般に、半導体集積回路等に用いるタイマー回路として、コンデンサ(以下、容量素子)を回路に外付けして当該容量素子を充電することにより計時するタイマー回路が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図9に、容量素子Cを充電して用いる従来のタイマー回路の回路図の一例を示す。図9に示すように、コンパレータCMPと、基準電圧VREFを発生させる基準電圧源と、容量素子Cを充電状態にするための充電回路Aと放電状態にするための放電回路Bを備えて構成されている。容量素子Cは、容量素子接続端子により回路に接続されている。
充電回路Aは、抵抗素子R1とスイッチS1とを備え、放電回路Bは抵抗素子R2とスイッチS2とを備えており、スイッチS1にはタイマー動作許可信号が反転されずに入力され、スイッチS2には、NOT回路によりタイマー動作許可信号が反転されて入力される。従って、充電回路Aと放電回路Bとは、排他的に容量素子Cに接続される。
図10に、この従来のタイマー回路の動作タイミングチャートを示す。
タイマー停止時には、タイマー動作許可信号をLレベルにして放電回路Bを容量素子Cに接続し、容量素子Cを放電した状態を継続する。タイマースタート時には、タイマー動作許可信号をHレベルにして充電回路Aを容量素子Cに接続して容量素子Cの充電を開始する。そして、容量素子Cが基準電圧VREFまで充電されるとコンパレータCMPからタイムアップ信号が出力される。
このように、容量素子Cの充電を開始してから、コンパレータCMPの出力信号であるタイムアップ信号が出力されるまでの時間をタイマー時間として利用している。容量素子Cの容量を変えることで、任意のタイマー時間に設定することができるため、多くの半導体集積回路のタイマー回路として利用されている。
特開2000−241565号公報
しかしながら、上記従来のタイマー回路では、外付けの容量素子Cに異常が発生したり、回路基板上にゴミなどが付着したりして、容量素子Cが短絡状態になった場合には、タイマーがタイムアップしないという問題点があった。仮に予備のタイマー回路を装備したとしても、容量素子Cが短絡状態になっていることが検出できなければ、予備のタイマー回路に切替えることはできない。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、容量素子を利用したタイマー回路において、容量素子が短絡状態になったことを検出することができるタイマー回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明のタイマー回路は、容量素子の充電又は放電が開始されてから、前記容量素子の電位と、グランドの電位より高く電源の電位より低い第1の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第1の基準電圧の電位に到達した場合に、予め定められたタイムアップ信号を出力する第1の比較部と、前記容量素子の電位が、前記グランドの電位より高く前記第1の基準電圧の電位より低い第2の基準電圧の電位より高くなるように制御する制御部と、前記容量素子の電位と前記第2の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第2の基準電圧の電位より低くなった場合に、前記容量素子の短絡状態が検出された旨を示す検出信号を出力する第2の比較部と、を備えて構成されている。
第2の基準電圧の電位より高くなるように制御していなければ、第2の基準電圧の電位より容量素子の電位が低くなっても、通常の充放電の動作において電位が低くなったのか、容量素子の短絡によって電位が低くなったのかを判別できない。本発明では、第2の基準電圧の電位より高くなるように制御するようにしており、当該制御しているにもかかわらず容量素子の電位が第2の基準電圧の電位より低くなった場合には、容量素子が短絡していることを示しており、従って、容量素子の電位と第2の基準電圧の電位と比較することにより、容量素子が短絡している状態を検出することができる。
請求項2の発明のタイマー回路は、容量素子の充電又は放電が開始されてから、前記容量素子の電位と、グランドの電位より高く電源の電位より低い第1の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第1の基準電圧の電位に到達した場合に、予め定められたタイムアップ信号を出力する第1の比較部と、前記容量素子の電位が、前記第1の基準電圧の電位より高く前記電源の電位より低い第2の基準電圧の電位より低くなるように制御する制御部と、前記容量素子の電位と前記第2の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第2の基準電圧の電位より高くなった場合に、前記容量素子の短絡状態が検出された旨を示す検出信号を出力する第2の比較部と、を備えて構成されている。
第2の基準電圧の電位より低くなるように制御していなければ、第2の基準電圧の電位より容量素子の電位が高くなっても、通常の充放電の動作において電位が高くなったのか、容量素子の短絡によって電位が高くなったのかを判別できない。本発明では、第2の基準電圧の電位より低くなるように制御するようにしており、当該制御しているにもかかわらず容量素子の電位が第2の基準電圧の電位より高くなった場合には、容量素子が短絡していることを示しており、従って、容量素子の電位と第2の基準電圧の電位と比較することにより、容量素子が短絡している状態を検出することができる。
請求項3の発明のタイマー回路は、容量素子の充電又は放電が開始されてから、前記容量素子の電位と、グランドの電位より高く電源の電位より低い第1の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第1の基準電圧の電位に到達した場合に、予め定められたタイムアップ信号を出力する第1の比較部と、前記容量素子の電位が、前記グランドの電位より高く前記第1の基準電圧の電位より低い第2の基準電圧の電位より高くなるように制御すると共に、前記第1の基準電圧の電位より高く前記電源の電位より低い第3の基準電圧の電位より高くなるように制御する制御部と、前記容量素子の電位と前記第2の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第2の基準電圧の電位より低くなった場合に、前記容量素子の短絡状態が検出された旨を示す第1の検出信号を出力する第2の比較部と、前記容量素子の電位と前記第3の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第3の基準電圧の電位より高くなった場合に、前記容量素子の短絡状態が検出された旨を示す第2の検出信号を出力する第3の比較部と、を備えて構成されている。
第2の基準電圧の電位より高くなるように制御していなければ、第2の基準電圧の電位より容量素子の電位が低くなっても、通常の充放電の動作において電位が低くなったのか、容量素子の短絡によって電位が低くなったのかを判別できない。第2の基準電圧の電位より低くなるように制御していなければ、第2の基準電圧の電位より容量素子の電位が高くなっても、通常の充放電の動作において電位が高くなったのか、容量素子の短絡によって電位が高くなったのかを判別できない。そこで、本発明では、第2の基準電圧の電位より高く第3の基準電圧の電位より低くなるように制御している状態で第2の基準電圧の電位と比較すると共に、第3の基準電圧の電位と比較するようにしているため、容量素子が短絡している状態を検出することができる。
請求項4の発明のタイマー回路は、外部から入力されるタイマー動作許可信号が第1のレベルの期間は容量素子の放電及び充電の一方が行われ、前記タイマー動作許可信号が第2のレベルの期間は前記容量素子の放電及び充電の他方が行われるように制御する充放電制御部と、前記タイマー動作許可信号が第1のレベルの期間及び前記タイマー動作許可信号が第2のレベルの期間のうち一方の期間において、前記容量素子の電位と、前記グランドの電位より高く前記電源の電位より低い第1の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第1の基準電圧の電位に到達している期間、予め定められた出力信号を出力する比較部と、前記タイマー動作許可信号が第1のレベルの期間及び前記タイマー動作許可信号が第2のレベルの期間のうち他方の期間において、前記比較部から前記出力信号が出力されている場合に、前記容量素子の短絡状態が検出された旨を示す検出信号を出力する検出部と、を備えて構成されている。
例えば、タイマー停止中は充電し、放電によりタイマー時間を計測する場合において、容量素子がグランドの電位で短絡している場合には、タイマー停止中の充電期間であっても電位は上がらず第1の基準電圧の電位より低い電位の状態になってしまう。また、逆に充電によりタイマー時間を計測する場合において、容量素子が電源の電位で短絡している場合には、タイマー停止中の放電期間であっても電位が低下せず第1の基準電圧の電位より高い電位の状態になってしまう。本発明は、これを検出部が検出するようにしている。
以上説明したように本発明によれば、容量素子を利用したタイマー回路において、容量素子が短絡状態になったことを検出することができる、という効果を奏する。
第1の実施の形態に係るタイマー回路を示す回路図である。 第1の実施の形態の動作タイミングチャートを示す図である。 第2の実施の形態に係るタイマー回路を示す回路図である。 第2の実施の形態の動作タイミングチャートを示す図である。 第3の実施の形態に係るタイマー回路を示す回路図である。 第3の実施の形態の動作タイミングチャートを示す図である。 第4の実施の形態に係るタイマー回路を示す回路図である。 第4の実施の形態の動作タイミングチャートを示す図である。 従来のタイマー回路の回路図の一例を示す図である。 従来のタイマー回路の動作タイミングチャートを示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るタイマー回路を示す回路図である。図1に示すように、タイマー回路は、コンパレータCMP1と、コンパレータCMP2と、基準電圧VREF_Sを発生させる基準電圧源10と、基準電圧VREF_Lを発生させる基準電圧源11と、基準電圧VREF_Hを発生させる基準電圧源12と、スイッチ40と、NOT回路42と、容量素子Cを充電状態にするための充電回路20と、容量素子Cを放電状態にするための放電回路30と、を備えて構成されている。
充電回路20及び放電回路30は、容量素子接続端子50に接続されている。この容量素子接続端子50には、容量素子Cの一端が接続され、容量素子Cの他端はグランドGNDに接続されている。
ここで、充電回路20及び放電回路30の構成について説明する。
充電回路20は、抵抗素子22及びスイッチ24を備えている。抵抗素子22の一端は電源電圧VDDを供給する電源に接続され、他端はスイッチ24の一端に接続されている。スイッチ24の他端は、容量素子接続端子50に接続されている。
放電回路30は、抵抗素子32及びスイッチ34を備えている。抵抗素子32の一端は、容量素子接続端子50に接続され、他端はスイッチ34の一端に接続されている。スイッチ34の他端は、グランドGNDに接続されている。
充電回路20のスイッチ24には、放電信号がNOT回路42により反転されて入力され、放電回路30のスイッチ34には、放電信号が反転されずに入力される。スイッチ24、34の各々は、入力される信号がHレベルのときにオンし、Lレベルのときにオフとなるため、充電回路20と放電回路30とは、放電信号により排他的に動作するよう制御される。なお、放電信号は、タイマー制御回路80により出力される。
また、容量素子接続端子50には、コンパレータCMP1の正極入力端子と、コンパレータCMP2の負極入力端子とが接続されている。
コンパレータCMP1の負極入力端子には、スイッチ40が接続されている。スイッチ40は、放電信号がHレベルのときに、コンパレータCMP1の負極入力端子と基準電圧源11とが接続される第1の状態となり、放電信号がLレベルのときに、コンパレータCMP1の負極入力端子と基準電圧源12とが接続される第2の状態となる。このように、コンパレータCMP1の負極入力端子には、2種の基準電圧VREF_L、VREF_Hが放電信号により選択入力される。
コンパレータCMP1は、正極入力端子に入力される容量素子Cの電位と、負極入力端子に入力される基準電圧VREF_L又はVREF_Hとを比較して、比較結果に応じたタイムアップ信号を出力する。具体的には、容量素子Cの電位<基準電圧の電位の状態で、Lレベルのタイムアップ信号を出力し、容量素子Cの電位>基準電圧の電位の状態で、Hレベルのタイムアップ信号を出力し、容量素子Cの電位が基準電圧の電位を通過する点で出力レベルが反転する。
コンパレータCMP2の正極入力端子には、基準電圧源10が接続され、基準電圧VREF_Sが入力される。コンパレータCMP2は、負極入力端子に入力される容量素子Cの電位と、正極入力端子に入力される基準電圧VREF_Sとを比較して、比較結果に応じた短絡検出信号を出力する。具体的には、容量素子Cの電位>基準電圧VREF_Sの電位の状態で、Lレベルの短絡検出信号を出力し、容量素子Cの電位<基準電圧VREF_Sの電位の状態で、Hレベルの短絡検出信号を出力し、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_Sの電位を通過する点で出力レベルが反転する。
コンパレータCMP1、CMP2の出力信号は、タイマー制御回路80に入力される。
なお、ここで、各基準電圧VREF_S、VREFL、VREF_Hの電位の大小関係は、以下の(1)式のとおりである。
GND<VREF_S<VREF_L<VREF_H<VDD・・・(1)
図2に第1の実施の形態の動作タイミングチャートを示す。タイマー停止状態では、放電信号が容量素子Cの放電禁止状態(Lレベル)となっており、容量素子Cは、充電回路20により充電状態にある。このため、容量素子Cは電源電圧VDDまで充電された状態となっている。
次に、タイマースタート前には、放電信号が容量素子Cの放電許可状態(Hレベル)となり、容量素子Cは、放電回路30により放電を開始する。放電信号は、コンパレータCMP1の出力信号がLレベルに変化するまで、Hレベルを保持する。このとき、コンパレータCMP1の負極入力端子には、基準電圧VREF_Lが入力されている。
容量素子Cが放電され、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_Lの電位に達すると、コンパレータCMP1の出力信号(タイムアップ信号)はLレベルとなる。タイマー制御回路80は、コンパレータCMP1の出力信号がLレベルになると、放電信号をLレベルに切替える。これにより、容量素子の放電が禁止され、充電回路20により容量素子Cの充電が開始される(タイマースタート)。
このとき、コンパレータCMP1の負極入力端子には、基準電圧VREF_Hが入力されており、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_Hに達すると、コンパレータCMP1の出力信号(タイムアップ信号)がHレベルに変化する。
これにより、タイマー時間はコンパレータCMP1の出力信号のLレベル区間に相当することになる。
このように、容量素子Cの電位は、基準電圧VREF_Lから電源電圧VDDの間の電位となり、正常動作時には、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_Lの電位より低い基準電圧VREF_Sに達することはない。従って、コンパレータCMP2の短絡検出信号は、Lレベルが保持される。
しかしながら、容量素子Cに異常が発生した等により、容量素子CがグランドGNDの電位レベルで短絡状態になった場合には、容量素子Cの電位は基準電圧VREF_Sより低くなるため、コンパレータCMP2の短絡検出信号がHレベルとなり、容量素子Cが短絡状態にあることがタイマー制御回路80に通知される。タイマー制御回路80は、これを受けて、例えば、異なるタイマー回路によるタイマー動作を実行させること等が可能となる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、容量素子Cの充電開始電位をGNDレベルではなく、GNDレベルより高い基準電圧VREF_Lの電位にすることで、容量素子CのグランドGNDへの短絡を検出することを可能にしており、信頼性の高いタイマー回路を実現することができる。
[第2の実施の形態]
図3は、本発明の第2の実施の形態に係るタイマー回路を示す回路図である。ここで、第1の実施の形態において図1を用いて説明したタイマー回路と同様の構成要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図3に示すように、本実施の形態に係るタイマー回路は、コンパレータCMP1と、コンパレータCMP2と、コンパレータCMP3と、基準電圧VREF_SLを発生させる基準電圧源13と、基準電圧VREF_Lを発生させる基準電圧源11と、基準電圧VREF_Hを発生させる基準電圧源12と、基準電圧VREF_SHを発生させる基準電圧源14と、スイッチ40と、NOT回路42と、充電回路20と、放電回路30と、を備えて構成されている。
本実施の形態に係るタイマー回路において、第1の実施の形態と同様、充電回路20及び放電回路30が、容量素子Cと接続された容量素子接続端子50に接続されている。
ただし、充電回路20のスイッチ24及び放電回路30のスイッチ34のオンオフは、コンパレータCMP1のタイムアップ信号により制御される。具体的には、充電回路20のスイッチ24にはタイムアップ信号がNOT回路42により反転されて入力され、放電回路30のスイッチ34には、タイムアップ信号が反転されずに入力される。スイッチ24、34の各々は、入力される信号がHレベルのときにオンし、Lレベルのときにオフとなるため、充電回路20と放電回路30とは、タイムアップ信号により排他的に動作するよう制御される。
また、容量素子接続端子50には、コンパレータCMP1の正極入力端子と、コンパレータCMP2の負極入力端子と、コンパレータCMP3の正極入力端子とが接続されている。
コンパレータCMP1の負極入力端子には、第1の実施の形態と同様に、スイッチ40が接続されている。本実施の形態において、このスイッチ40は、タイマー制御回路80から出力されるタイマー動作許可信号がLレベルのときに、コンパレータCMP1の負極入力端子と基準電圧源11とが接続される第1の状態となり、タイマー動作許可信号がHレベルのときに、コンパレータCMP1の負極入力端子と基準電圧源12とが接続される第2の状態となる。このように、本実施の形態では、コンパレータCMP1の負極入力端子には、2種の基準電圧VREF_L、VREF_Hがタイマー動作許可信号により選択入力される。タイマー動作許可信号がHレベルの期間はタイマー動作が許可された期間であり、タイマー動作許可信号がLレベルの期間はタイマー動作が禁止されている期間である。
コンパレータCMP2の正極入力端子には、基準電圧源13が接続され、基準電圧VREF_SLが入力される。コンパレータCMP2は、負極入力端子に入力される容量素子Cの電位と、正極入力端子に入力される基準電圧VREF_SLとを比較して、比較結果に応じた短絡L検出信号を出力する。具体的には、容量素子Cの電位>基準電圧VREF_SLの電位の状態で、Lレベルの短絡L検出信号を出力し、容量素子Cの電位<基準電圧VREF_SLの電位の状態で、Hレベルの短絡L検出信号を出力し、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_SLの電位を通過する点で出力レベルが反転する。
コンパレータCMP3の負極入力端子には、基準電圧源14が接続され、基準電圧VREF_SHが入力される。コンパレータCMP3は、正極入力端子に入力される容量素子Cの電位と、負極入力端子に入力される基準電圧VREF_SHとを比較して、比較結果に応じた短絡H検出信号を出力する。具体的には、容量素子Cの電位<基準電圧VREF_SHの電位の状態で、Lレベルの短絡H検出信号を出力し、容量素子Cの電位>基準電圧VREF_SHの電位の状態で、Hレベルの短絡H検出信号を出力し、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_SHの電位を通過する点で出力レベルが反転する。
なお、ここで、各基準電圧VREF_SL、VREFL、VREF_H、VREF_SHの電位の大小関係は、以下の(2)式のとおりである。
GND<VREF_SL<VREF_L<VREF_H<VREF_SH<VDD
・・・(2)
図4に第2の実施の形態の動作タイミングチャートを示す。タイマー停止状態では、タイマー動作許可信号がLレベルであるため、コンパレータCMP1の負極入力端子には基準電圧VREF_Lが入力されている。これにより、タイムアップ信号が短い周期で反転を繰り返し、充電回路20と放電回路30とを交互に動作させるため、容量素子Cは、基準電圧VREF_Lを中心に充放電を繰り返す動作を行っている。
次に、タイマースタート時には、タイマー動作許可信号がHレベルとなり、スイッチ40が第2の状態に切り替り、コンパレータCMP1の負極入力端子には基準電圧VREF_Hが入力されるため、容量素子Cは、基準電圧VREF_Hまで充電される。
容量素子Cが基準電圧VREF_Hまで充電されると、コンパレータCMP1の出力がLレベルとなり、タイマーがタイムアップしたことをタイマー制御回路80へ知らせる。
タイマー制御回路80は、タイムアップ信号がLレベルになったことを受けて、タイマー動作許可信号をLレベルに切替える。これにより、スイッチ40は第1の状態に切り替り、コンパレータCMP1の負極入力端子には基準電圧VREF_Lが入力される。容量素子Cは、基準電圧VREF_Lまで放電された後、基準電圧VREF_Lを中心に充放電を繰り返す動作を行う。
このように、容量素子Cの電位は、正常動作時には、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_Lの電位より低い基準電圧VREF_SLに達することはなく、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_Hの電位より高い基準電圧VREF_SHに達することはない。従って、コンパレータCMP2の短絡L検出信号及びコンパレータCMP3の短絡H検出信号は、Lレベルが保持される。
しかしながら、例えば、容量素子Cに異常が発生した等により、容量素子CがグランドGNDレベルでの短絡状態になった場合には、容量素子Cの電位は基準電圧VREF_SLより低くなるため、コンパレータCMP2の短絡L検出信号がHレベルとなり、容量素子Cが短絡状態にあることがタイマー制御回路80に通知される。
また、例えば、容量素子Cに異常が発生し回路上にゴミが付着した等により、容量素子Cが電源VDDレベルでの短絡状態になった場合には、容量素子Cの電位は基準電圧VREF_SHより高くなるため、コンパレータCMP3の短絡H検出信号がHレベルとなり、容量素子Cが短絡状態にあることがタイマー制御回路80に通知される。
タイマー制御回路80は、短絡L検出信号又は短絡H検出信号を受け、例えば、異なるタイマー回路によるタイマー動作を実行させること等が可能となる。
以上のように、第2の実施の形態によれば、容量素子Cの電圧値をグランドGNDの電位より高く、電源VDDの電位より低い中間電位にすることで、容量素子CのGND、又は電源VDDへの短絡を検出することを可能にしており、信頼性の高いタイマー回路を実現することができる。
[第3の実施の形態]
図5は、本発明の第3の実施の形態に係るタイマー回路を示す回路図である。ここで、第1の実施の形態において図1を用いて説明したタイマー回路と同様の構成要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態に係るタイマー回路は、コンパレータCMP1と、コンパレータCMP2と、基準電圧源10と、基準電圧源12と、NOT回路44と、充電回路20と、放電回路35と、を備えて構成されている
充電回路20及び放電回路35は、容量素子Cが接続された容量素子接続端子50に接続されている。
充電回路20は、第1の実施の形態と同様の構成である。放電回路35は、スイッチ36及び基準電圧源11を備えている。スイッチ36の一端は、容量素子接続端子50に接続され、他端は基準電圧源11に接続されている。
充電回路20のスイッチ24にはタイマー動作許可信号が反転されずに入力され、放電回路30のスイッチ36には、タイマー動作許可信号がNOT回路44により反転されて入力される。スイッチ24、36の各々は、入力される信号がHレベルのときにオンし、Lレベルのときにオフとなるため、充電回路20と放電回路35とは、タイマー動作許可信号により排他的に動作するよう制御される。なお、タイマー動作許可信号は、タイマー制御回路80により出力される。
また、容量素子接続端子50には、コンパレータCMP1の正極入力端子と、コンパレータCMP2の負極入力端子とが接続されている。
コンパレータCMP1の負極入力端子には、基準電圧源12が接続され、基準電圧VREF_Hが入力される。
コンパレータCMP2の正極入力端子には、基準電圧源10が接続され、基準電圧VREF_Sが入力される。
なお、ここで、各基準電圧VREF_S、VREFL、VREF_Hの電位の大小関係は、第1の実施の形態の(1)式のとおりである。
図6に第3の実施の形態の動作タイミングチャートを示す。タイマー動作許可信号がLレベルの間はタイマー停止状態にあり、容量素子Cは、放電回路35が接続され、基準電圧VREF_Lの電位に保たれている。
次に、タイマー動作許可信号がHレベルになり、タイマー動作を開始すると、容量素子Cに接続されていた放電回路35が切り離され、充電回路20が接続される。これにより容量素子Cの充電が開始される。
容量素子Cの充電が進み、電位が基準電圧VREF_Hに達すると、コンパレータCMP1の出力がHレベルに変化する。
これにより、タイマー時間は、タイマー動作許可信号がHレベルに変化した時点から、コンパレータCMP1の出力がHレベルに変化するまでの時間となる。
なお、タイマー制御回路80は、タイムアップ信号がHレベルになった後、タイマー動作許可信号をLレベルに切替える。タイマー動作許可信号がLレベルになった後は、時定数に応じた放電が行われるが、図6では簡略化して図示している。
このように、容量素子Cの電位は、基準電圧VREF_Lから電源電圧VDDの間の電位となり、正常動作時には、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_Lの電位より低い基準電圧VREF_Sに達することはない。従って、コンパレータCMP2の短絡検出信号は、Lレベルが保持される。
しかしながら、容量素子Cに異常が発生した等により、容量素子CがグランドGNDの電位レベルで短絡状態になった場合には、容量素子Cの電位は基準電圧VREF_Sより低くなるため、コンパレータCMP2の短絡検出信号がHレベルとなり、容量素子Cが短絡状態にあることがタイマー制御回路80に通知される。タイマー制御回路80は、これを受けて、例えば、異なるタイマー回路によるタイマー動作を実行させること等が可能となる。
以上のように、第3の実施の形態によれば、容量素子Cの充電開始電位をGNDレベルより高い基準電圧VREF_Lの電位にすることで、容量素子CのグランドGNDへの短絡を検出することを可能にしており、信頼性の高いタイマー回路を実現することができる。
[第4の実施の形態]
図7は、本発明の第4の実施の形態に係るタイマー回路を示す回路図である。ここで、第1の実施の形態において図1を用いて説明したタイマー回路と同様の構成要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態に係るタイマー回路は、コンパレータCMP1と、基準電圧源11と、充電回路26と、放電回路37と、AND回路60、62と、NOT回路46、64とを備えて構成されている。
充電回路26は、スイッチ28及び基準電圧源12を備えている。スイッチ28の一端は、容量素子接続端子50に接続され、他端は基準電圧源12の正極側に接続されている。基準電圧源12の負極側はグランドGNDに接続されている。
放電回路37は、スイッチ38及び抵抗素子39を備えている。スイッチ38の一端は、容量素子接続端子50に接続され、他端は抵抗素子39の一端に接続されている。抵抗素子39の他端は、グランドGNDに接続されている。
充電回路26のスイッチ28にはタイマー動作許可信号がNOT回路46により反転されて入力され、放電回路37のスイッチ38には、タイマー動作許可信号が反転されずに入力される。スイッチ28、38の各々は、入力される信号がHレベルのときにオンし、Lレベルのときにオフとなるため、充電回路26と放電回路37とは、タイマー動作許可信号により排他的に動作するよう制御される。なお、タイマー動作許可信号は、タイマー制御回路80により出力される。
また、容量素子接続端子50には、コンパレータCMP1の負極入力端子が接続されている。
コンパレータCMP1の正極入力端子には、基準電圧源11が接続され、基準電圧VREF_L入力される。
AND回路60の一対の入力端子の一方には、コンパレータCMP1の出力端子が接続され、他方には、タイマー動作許可信号が入力される。本実施の形態では、コンパレータCMP1の出力信号ではなく、AND回路60の出力信号がタイムアップ信号となる。
また、AND回路62の一対の入力端子の一方には、コンパレータCMP1の出力端子が接続されている。一対の入力端子の他方には、NOT回路64の出力端子が接続され、NOT回路64で反転されたタイマー動作許可信号が入力される。本実施の形態では、AND回路62の出力信号が短絡検出信号となる。
図8に第4の実施の形態の動作タイミングチャートを示す。タイマー動作許可信号がLレベルの間はタイマー停止状態にあり、容量素子Cは、充電回路26が接続され、基準電圧VREF_Hの電位に保たれている。このとき、AND回路60から出力されるタイムアップ信号はLレベルに保たれる。
次に、タイマー動作許可信号がHレベルになり、タイマー動作を開始すると、容量素子Cに接続されていた充電回路26が切り離され、放電回路37が接続される。これにより容量素子Cの放電が開始される。
容量素子Cの放電が進み、電位が基準電圧VREF_Lに達すると、コンパレータCMP1の出力がHレベルに変化し、これにより、AND回路60の一対の入力端子の各々の入力がHレベルとなるため、AND回路60から出力されるタイムアップ信号がHレベルに変化する。
これにより、タイマー時間は、タイマー動作許可信号がHレベルに変化した時点から、コンパレータCMP1の出力がHレベルに変化するまでの時間となる。
なお、タイマー制御回路80は、タイムアップ信号がHレベルになった後、タイマー動作許可信号をLレベルに切替える。タイマー動作許可信号がLレベルになった後は、時定数に応じた充電が行われるが、図8では簡略化して図示している。
容量素子に異常が発生する等により、容量素子がグランドGNDレベルで短絡状態になった場合には、容量素子Cの電位は、基準電圧VREF_Lより低くなるため、コンパレータCMP1の出力はHレベルとなる。従って、タイムアップ信号がLレベルの期間には、AND回路62の出力はHレベルとなり、これにより容量素子Cが短絡状態にあることがタイマー制御回路80に通知される。タイマー制御回路80は、これを受けて、例えば、異なるタイマー回路によるタイマー動作を実行させること等が可能となる。
なお、本実施の形態では、タイマー動作許可信号がHレベルの期間は、AND回路62の出力が常にLレベルとなり、容量素子Cの短絡状態は検出できないため、タイマー動作許可信号をLレベルからHレベルに変化させる前に、容量素子Cの短絡状態を検出するようにする。
以上のように、第4の実施の形態によれば、容量素子Cの電圧値の放電時の初期値を高電位として、容量素子CのグランドGNDへの短絡を1個のコンパレータで検出することを可能にしており、少ない回路構成で、短絡検出機能を兼ね備えたタイマー回路を実現することができる。
[変形例]
なお、上記第1〜第4の実施の形態では、容量素子Cの一端を容量素子接続端子50に接続し、他端をグランドGNDに接続するように構成したが、これに限定されるものではない。例えば、容量素子Cの一端を容量素子接続端子50に接続し、他端を電源VDDに接続するように構成してもよい。容量素子Cの他端を電源VDDに接続した場合であっても、容量素子Cに異常が発生し回路上にゴミ等が付着した等により、グランドGNDの電位で容量素子Cが短絡状態になる場合もあり、このような状態を検出することができる。
また、第1、第3、第4の実施の形態では、容量素子CがグランドGNDの電位で短絡した状態を検出する例について説明したが、電源VDDの電位で短絡した状態を検出するように構成してもよい。なお、以下に示す各変形例は、容量素子Cの他端が電源VDDに接続されている場合はもちろんのこと、容量素子Cの他端がグランドGNDに接続されている場合であっても適用され得る。
例えば、第1の実施の形態の図1に示したタイマー回路を以下のように変更してもよい。短絡検出用のコンパレータCMP2の正極入力端子に容量素子接続端子50を接続し、負極入力端子に、電位が基準電圧VREF_Hより高く電源電圧VDDの電位より低い基準電圧VREF_SHを発生させる基準電圧源を接続する。
タイマー停止状態では放電信号をHレベルに保持して容量素子Cの放電状態を保持する。タイマースタート前に放電信号をLレベルにして、基準電圧VREF_Hの電位まで充電させる。容量素子Cの電位が基準電圧VREF_Hの電位に到達すると、コンパレータCMP1から出力されるタイムアップ信号がHレベルになるため、これを受けてタイマー制御回路80が放電信号をHレベルに切替えて容量素子Cの放電を開始する(タイマースタート)。
このとき、コンパレータCMP1の負極入力端子には、基準電圧VREF_Lが入力されており、容量素子が基準電圧VREF_Lに達すると、コンパレータCMP1の出力信号(タイムアップ信号)がLレベルに変化する。
これにより、タイマー時間はコンパレータCMP1の出力信号のHレベル区間に相当することになる。
このように、正常動作時には、容量素子Cの電位が基準電圧VREF_Hの電位より高い基準電圧VREF_SHに達することはない。従って、コンパレータCMP2の短絡検出信号は、Lレベルが保持される。
しかしながら、容量素子Cに異常が発生した等により、容量素子Cが電源VDDの電位レベルで短絡状態になった場合には、容量素子Cの電位は基準電圧VREF_SHより高くなるため、コンパレータCMP2の短絡検出信号がHレベルとなり、容量素子Cが短絡状態にあることがタイマー制御回路80に通知される。
これにより、容量素子Cが電源VDDの電位で短絡状態になったことを検出することができる。この構成は、容量素子Cを電源VDDに接続されている場合に適用されるが、グランドGNDに接続されている場合であっても適用される。
また、第4の実施の形態の図7に示したタイマー回路において、コンパレータCMP1の出力端にAND回路60、62、NOT回路64を接続しない構成とし、容量素子Cの電位と、電位が基準電圧VREF_Hより高く電源電圧VDDの電位より低い基準電圧VREF_SHとを比較して短絡検出信号を出力するコンパレータCMP3を設けて、短絡検出を行うようにしてもよい(図3も参照)。より具体的には、コンパレータCMP3の正極入力端子に容量素子接続端子50を接続し、負極入力端子には、電位が基準電圧VREF_Hより高く電源電圧VDDの電位より低い基準電圧VREF_SHを発生させる基準電圧源14を接続する。
この場合には、コンパレータCMP1の出力信号がタイムアップ信号となり、また、このような構成により、タイマー時間は容量素子Cの放電期間に計測されるが、容量素子が電源VDDの電位で短絡状態になった場合には、容量素子Cの電位は、基準電圧VREF_Hより高くなるため、コンパレータCMP3の出力はHレベルとなる。これにより容量素子Cが短絡状態にあることがタイマー制御回路80に通知される。
また、第3の実施の形態の図5の構成において、コンパレータCMP2に代えて、コンパレータCMP1の出力端に図7に示すようにAND回路60、62、NOT回路64を設けて、短絡検出を行うようにしてもよい。このような構成により、タイマー時間は容量素子Cの充電期間に計測されるが、容量素子が電源VDDの電位で短絡状態になった場合には、容量素子Cの電位は、基準電圧VREF_Hより高くなるため、コンパレータCMP1の出力はHレベルとなる。従って、タイムアップ信号がLレベルの期間には、AND回路62の出力はHレベルとなり、これにより容量素子Cが短絡状態にあることがタイマー制御回路80に通知される。
また、第1、第2の実施の形態では、容量素子の充電時間をタイマー時間としたが、容量素子の放電時間、又は充電・放電の両方の時間をタイマー時間とすることでも同様の回路を構成することができる。例えば、図1では、放電信号が立ち上がってから、タイムアップ信号が立ち下がるまでの時間をタイマー時間としてもよい。また、図3では、基準電圧VREF_Hに到達してから基準電圧VREF_Lに到達するまでの時間をタイマー時間としてもよい。
10 基準電圧源
11 基準電圧源
12 基準電圧源
13 基準電圧源
14 基準電圧源
20、26 充電回路
30、35、37 放電回路
50 容量素子接続端子
60 AND回路
62 AND回路
64 NOT回路
80 内部制御回路
C 容量素子
CMP1 コンパレータ
CMP2 コンパレータ
CMP3 コンパレータ

Claims (4)

  1. 容量素子の充電又は放電が開始されてから、前記容量素子の電位と、グランドの電位より高く電源の電位より低い第1の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第1の基準電圧の電位に到達した場合に、予め定められたタイムアップ信号を出力する第1の比較部と、
    前記容量素子の電位が、前記グランドの電位より高く前記第1の基準電圧の電位より低い第2の基準電圧の電位より高くなるように制御する制御部と、
    前記容量素子の電位と前記第2の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第2の基準電圧の電位より低くなった場合に、前記容量素子の短絡状態が検出された旨を示す検出信号を出力する第2の比較部と、
    を備えたタイマー回路。
  2. 容量素子の充電又は放電が開始されてから、前記容量素子の電位と、グランドの電位より高く電源の電位より低い第1の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第1の基準電圧の電位に到達した場合に、予め定められたタイムアップ信号を出力する第1の比較部と、
    前記容量素子の電位が、前記第1の基準電圧の電位より高く前記電源の電位より低い第2の基準電圧の電位より低くなるように制御する制御部と、
    前記容量素子の電位と前記第2の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第2の基準電圧の電位より高くなった場合に、前記容量素子の短絡状態が検出された旨を示す検出信号を出力する第2の比較部と、
    を備えたタイマー回路。
  3. 容量素子の充電又は放電が開始されてから、前記容量素子の電位と、グランドの電位より高く電源の電位より低い第1の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第1の基準電圧の電位に到達した場合に、予め定められたタイムアップ信号を出力する第1の比較部と、
    前記容量素子の電位が、前記グランドの電位より高く前記第1の基準電圧の電位より低い第2の基準電圧の電位より高くなるように制御すると共に、前記第1の基準電圧の電位より高く前記電源の電位より低い第3の基準電圧の電位より高くなるように制御する制御部と、
    前記容量素子の電位と前記第2の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第2の基準電圧の電位より低くなった場合に、前記容量素子の短絡状態が検出された旨を示す第1の検出信号を出力する第2の比較部と、
    前記容量素子の電位と前記第3の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第3の基準電圧の電位より高くなった場合に、前記容量素子の短絡状態が検出された旨を示す第2の検出信号を出力する第3の比較部と、
    を備えたタイマー回路。
  4. 外部から入力されるタイマー動作許可信号が第1のレベルの期間は容量素子の放電及び充電の一方が行われ、前記タイマー動作許可信号が第2のレベルの期間は前記容量素子の放電及び充電の他方が行われるように制御する充放電制御部と、
    前記タイマー動作許可信号が第1のレベルの期間及び前記タイマー動作許可信号が第2のレベルの期間のうち一方の期間において、前記容量素子の電位と、前記グランドの電位より高く前記電源の電位より低い第1の基準電圧の電位とを比較して、前記容量素子の電位が前記第1の基準電圧の電位に到達している期間、予め定められた出力信号を出力する比較部と、
    前記タイマー動作許可信号が第1のレベルの期間及び前記タイマー動作許可信号が第2のレベルの期間のうち他方の期間において、前記比較部から前記出力信号が出力されている場合に、前記容量素子の短絡状態が検出された旨を示す検出信号を出力する検出部と、
    を備えたタイマー回路。
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