JP2011241893A - 連結部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの部材間で流体の受け渡しを可能とすると共に、部品点数を低減して組み立て作業を簡略化できる連結部品を提供すること。
【解決手段】第一の流路35が形成されたテーブルベース15と第二の流路36が形成されたクランプ部17とを連結する連結部品27であり、テーブルベース15に螺合される一端側およびクランプ部17に螺合される他端側に左右逆回りに形成されたネジ山と、第一の流路35と第二の流路36とを連通する連通路45とを有する連通部材41と、連通部材41に対して軸方向に摺動可能、かつ連通部材41と一体に回転可能なブロック42とを有する構成とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、連結部品に関し、特に、異なる2つの部材間でエアーの受け渡しを可能とする連結部品に関する。
半導体デバイスの製造工程においては、略円板形状の半導体ウェーハの表面に格子状に分割予定ラインが形成され、分割予定ラインにより区画された領域にIC、LSI等の回路が形成される。そして、半導体ウェーハは、切削装置により分割予定ラインに沿って切削され、個々の半導体チップに分割される。このようにして分割された半導体チップは、パッケージングされて携帯電話やパソコン等の電気機器に広く利用される。
一般に、このような半導体ウェーハを分割する切削装置は、負圧によりチャックテーブルに保持された半導体ウェーハに、高速回転した切削ブレードで切り込むことにより切削が行われる(例えば、特許文献1参照)。半導体ウェーハは、貼着テープを介して環状フレームの内側に支持されており、環状フレームに支持された状態でチャックテーブルに保持される。環状フレームは、チャックテーブルのテーブルベースの周囲に設けられたエアー式のクランプ部に挟持される。クランプ部は、一対のアームを介してテーブルベースに連結されると共に、エアー用の複数の配管を介してエアーの供給源に接続されている。
特開2001−341040号公報
ところで、クランプ部に対するエアーの供給がテーブルベースを介して行われる場合、テーブルベースにエアーの流路を形成して、この流路にクランプ部の配管を接続する構成が考えられる。この構成では、テーブルベースにクランプ部を組み付ける際に、連結部品としての一対のアームを介してテーブルベースにクランプ部を連結し、エアー用の配管を介してテーブルベースの流路とクランプ部の流路とを接続する必要があった。このように、エアーのような流体が受け渡される2つの部材を連結する際に、組み立て作業が煩雑となるという問題があった。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、2つの部材間で流体の受け渡しを可能とすると共に、部品点数を低減して組み立て作業を簡略化できる連結部品を提供することを目的とする。
本発明の連結部品は、第一の流路が形成された第一の部材と第二の流路が形成された第二の部材とを連結させる連結部品であって、前記第一の部材に形成された右回り雌ネジに螺合する右回り雄ネジと、前記第二の部材に形成された左回り雌ネジに螺合する左回り雄ネジと、前記右回り雄ネジと前記左回り雄ネジとを連結する連結部と、前記第一の流路と前記第二の流路を連通させる連通路と、を有する連通部材と、摺動可能に前記連通部材に貫通挿入される開口を有し、前記開口には前記連結部に係合する回転規制部が形成されたブロックと、を有することを特徴とする。
この構成によれば、右回り雄ネジを第一の部材の右回り雌ネジに螺合し、左回り雄ネジを第二の部材の左回り雌ネジに螺合することで、連結部品を介して第一の部材と第二の部材とが連結されると共に、連通路を介して第一の流路と第二の流路とが連通される。このため、第一の部材および第二の部材の連結により第一の流路と第二の流路とを連通させることができるため、連通用の配管が不要となり部品点数を低減して組み立て作業を簡略化できる。また、連結部品の取付時には、ブロックを回転させることで連通部材の右回り雄ネジと左回り雄ネジとが回転され、第一の部材と第二の部材とが互いに引き寄せられる。このとき、加工誤差等により右回り雄ネジおよび左回り雄ネジの長さやネジの切り始め位置が異なっても、ブロックが連通部材に対して摺動し、右回り雄ネジと左回り雄ネジを完全に締め込むために必要な締め込み量を適切に調整することができる。
本発明によれば、2つの部材間で流体の受け渡しを可能とすると共に、部品点数を低減して組み立て作業を簡略化できる連結部品が提供される。
本発明に係る連結部品の実施の形態を示す図であり、連結部品が適用された切削装置の斜視図である。 本発明に係る連結部品の実施の形態を示す図であり、チャックテーブルからクランプ部を外した状態を示す図である。 本発明に係る連結部品の実施の形態を示す図であり、連結部品の平面図である。 本発明に係る連結部品の実施の形態を示す図であり、テーブルベースに対するクランプ部の組み付け作業の説明図である。 比較例に係る連結部品による締め込み状態の説明図である。 本発明に係る連結部品の実施の形態を示す図であり、連結部品による締め込み量の調整構造の説明図である。 本発明に係る連結部品の実施の形態を示す図であり、環状フレームに支持された半導体ウェーハの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。最初に、本発明の実施の形態に係る切削装置について説明する前に、切削対象となる半導体ウェーハについて簡単に説明する。図7は、環状フレームに支持された半導体ウェーハの斜視図である。
図7に示すように、半導体ウェーハWは、略円板状に形成されており、表面に格子状に配列された分割予定ライン71によって複数の領域に区画されている。この区画された領域には、IC、LSI等のデバイス72が形成されている。また、半導体ウェーハWは、貼着テープ73を介して環状フレーム74に支持され、切削装置1に搬入および搬出される。
なお、本実施の形態においては、ワークとしてシリコンウェーハ、ガリウムヒソ等の半導体ウェーハを例に挙げて説明するが、この構成に限定されるものではない。半導体ウェーハの裏面に設けられるDAF(Die Attach Film)等の粘着部材、半導体製品のパッケージ、セラミック、ガラス、サファイヤ(Al2O3)系の無機材料基板、各種電気部品やミクロンオーダーの加工位置精度が要求される各種加工材料をワークとしてもよい。
次に、図1を参照して、本発明の実施の形態に係る連結部品が適用される切削装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る連結部品が適用される切削装置の斜視図である。なお、以下の説明においては、本発明の連結部品を切削装置のチャックテーブルに適用した例について説明するが、この構成に限定されるものではない。本発明の連結部品は、流体の受け渡しが可能な2つの部材を連結させるものに適用可能である。
図1に示すように、切削装置1は、切削ブレード25を有する一対のブレードユニット3と半導体ウェーハWを保持したチャックテーブル4とを相対移動させて半導体ウェーハWを切削するように構成されている。切削装置1は、基台2を有しており、基台2上にはチャックテーブル4をX軸方向に移動させるチャックテーブル移動機構5が設けられている。また、基台2上には、チャックテーブル移動機構5を跨ぐように立設した門型の柱部7が設けられ、柱部7には、チャックテーブル4の上方において一対のブレードユニット3をY軸方向に移動させるブレードユニット移動機構6が設けられている。
チャックテーブル移動機構5は、上部にチャックテーブル4を保持するX軸テーブル11を有している。X軸テーブル11は、基台2の上面に配置されたX軸方向に平行な一対のガイドレール12に支持され、ボールねじ式の移動機構によりX軸方向に移動可能に構成されている。
チャックテーブル4は、X軸テーブル11の上面に固定されたZ軸回りに回転可能なθテーブル14と、θテーブル14の上面に固定されたテーブルベース15とを有している。テーブルベース15の上部には、半導体ウェーハWを吸着保持するワーク保持部16が支持されている。ワーク保持部16は、所定の厚みを有する円盤状であり、上面中央部分にはポーラスセラミック材により吸着面が形成されている。吸着面は、負圧により貼着テープ73を介して半導体ウェーハWを吸着する面であり、テーブルベース15の内部流路を介して吸引源に接続されている。
ワーク保持部16の周囲には、テーブルベース15の四方に設けられた一対の連結部品27(図2参照)を介して4つのクランプ部17が設けられている。4つのクランプ部17は、エアーアクチュエータ18により駆動し、半導体ウェーハWの周囲の環状フレーム74を挟持固定する。連結部品27は、テーブルベース15にクランプ部17を連結すると共に、内部の連通路を介してテーブルベース15の内部流路とエアーアクチュエータ18のポートとを連通する。テーブルベース15の内部流路にはエアーの供給源が接続されており、供給源からのエアーの供給によりクランプ部17が駆動される。
ブレードユニット移動機構6は、柱部7の前面に対してY軸方向に移動する一対のY軸テーブル21と、各Y軸テーブル21のそれぞれに対してZ軸方向に移動するZ軸テーブル22とを有している。各Z軸テーブル22には、それぞれブレードユニット3が延設されている。Y軸テーブル21は、柱部7の前面に配置されたY軸方向に平行な一対のガイドレール23に支持され、ボールねじ式の移動機構によりY軸方向に移動可能に構成されている。Z軸テーブル22は、Y軸テーブル21の前面に配置されたZ軸方向に並行な一対のガイドレール24に支持され、ボールねじ式の移動機構によりZ軸方向に移動可能に構成されている。
ブレードユニット3は、Y軸回りに回転するスピンドルの先端に設けられた円盤状の切削ブレード25と、切削部分に切削水を噴射する図示しない噴射ノズルとを有している。ブレードユニット3は、スピンドルにより切削ブレード25を高速回転させ、複数のノズルから切削部分に切削水を噴射しつつ半導体ウェーハWを切削加工する。
図2および図3を参照して、連結部品の詳細構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態に係るチャックテーブルからクランプ部を外した状態を示す図である。図3は、本発明の実施の形態に係る連結部品の平面図である。なお、図2においては、説明の便宜上、一つのクランプ部だけを図示している。また、図3においては、(a)が分解された連結部品の側面図、(b)が連結部品の正面図をそれぞれ示す。
図2および図3に示すように、テーブルベース15の外周面には、連結部品27の一端側の右回り雄ネジ46を締め込み可能な一対のネジ穴31が形成されている。クランプ部17のテーブルベース15に対する取付面32には、連結部品27の他端側の左回り雄ネジ47を締め込み可能な一対のネジ穴33が形成されている。テーブルベース15の各ネジ穴31は、供給源のポートに連なる第一の流路35に連通され、クランプ部17の各ネジ穴33は、エアーアクチュエータ18のポートに連なる第二の流路36に連通される。連結部品27には、一端側から他端側に貫くようにして、テーブルベース15の第一の流路35とクランプ部17の第二の流路36を連通する連通路45が形成されている。
このような構成により、テーブルベース15およびクランプ部17は、一対の連結部品27を介して連結されると共に、連結部品27の連通路45を介して第一の流路35と第二の流路36とが連通される。第一、第二の流路35、36、連通路45は、エアーアクチュエータ18に対するエアーの吸気路および排気路を形成し、エアーアクチュエータ18によりクランプ部17を駆動させる。
連結部品27は、連通路45が形成された軸状の連通部材41と、連通部材41が挿通される筒状のブロック42とを有している。連通部材41は、右回り雄ネジ46と左回り雄ネジ47とを連結部48を介して連ねて、両端側に左右逆回りネジ山を有するように形成されている。連通部材41の外周面には、軸方向に沿って平行に切り欠かれた一対の平坦部49が形成されている。
ブロック42は、連通部材41が挿通される長方形の開口51を有し、連通部材41に対して軸方向に摺動可能に形成されている。連結部品27では、ブロック42の摺動により連通部材41の右回り雄ネジ46および左回り雄ネジ47の締め込みに必要な締め込み量の差分が吸収される。すなわち、右回り雄ネジ46と左回り雄ネジ47とが加工誤差により異なる長さに形成されていても、ブロック42が適正位置に移動して両端が同一の締め込み量で完全に締め込まれるように調整される。この場合、ブロック42の幅は、連結部48の長さよりも大きく、連通部材41の長さよりも小さい。また、ブロック42と連結部48との長さの差が、右回り雄ネジ46と左回り雄ネジ47の長さの誤差を吸収可能な長さに形成されている。なお、ブロック42による締め込み量の調整構造については後述する。
開口51の短手方向において対向する内壁面52は、連通部材41の一対の平坦部49に係合し、ブロック42に対して連通部材41が相対的に回転するのを規制する回転規制部として機能する。ブロック42の外周面は、一対の平坦部53を有する略円形状に形成されており、スパナ等の工具に係合可能に形成されている。
このように、ブロック42は、連通部材41に対して雄ネジ47、46の回転軸方向に摺動可能、かつ連通部材41と一体回転可能に形成されている。また、連結部品27には、ブロック42を両端側から挟み込むように環状のパッキン43、44が取り付けられる。パッキン43、44は、テーブルベース15およびクランプ部17と連結部品27との間を気密に封止する。また、パッキン43、44は、ブロック42の軸方向の摺動に伴って、連通部材41に対して雄ネジ47、46の回転軸方向に摺動可能に形成されている。
図4を参照して、テーブルベースに対するクランプ部の組み付け作業について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係るテーブルベースに対するクランプ部の組み付け作業の説明図である。なお、図4においては、テーブルベースを第一の部材として、テーブルベースのネジ穴に右回り雌ネジを形成し、クランプ部を第二の部材としてクランプ部のネジ穴に左回り雌ネジを形成した例を示している。
図4(a)に示すように、パッキン43、44およびブロック42に連通部材41を差し込むことで連結部品27が組み立てられる。次に、組み立てられた連結部品27、テーブルベース15、クランプ部17が位置合わせされる。このとき、連結部品27の右回り雄ネジ46は、テーブルベース15に形成された右回り雌ネジ55に向けられ、連結部品27の左回り雄ネジ47は、クランプ部17に形成された左回り雌ネジ56に向けられている。
次に、図4(b)に示すように、工具によりブロック42と共に連通部材41が一体回転され、連通部材41の右回り雄ネジ46がテーブルベース15の右回り雌ネジ55に締め込まれ、連通部材41の左回り雄ネジ47がクランプ部17の左回り雌ネジ56に締め込まれる。このとき、連通部材41の雄ネジ46、47が左右で逆ネジになっているため、矢印D1、D2に示すようにテーブルベース15とクランプ部17とが互いに引き寄せられる。
次に、図4(c)に示すように、工具によりブロック42と連通部材41とがさらに回転されると、ブロック42とテーブルベース15との間、ブロック42とクランプ部17との間にパッキン43、44が挟み込まれる。このとき、パッキン43、44は、テーブルベース15およびクランプ部17とブロック42とにより押し潰され、第一の流路35および第二の流路36を気密に封止する。このようにして、テーブルベース15に連結部品27を介してクランプ部17が連結されると共に、第一の流路35と第二の流路36とが連通路45を介して連通される。
図5および図6を参照して、本発明の特徴部分である連結部品による締め込み量の調整構造について説明する。図5は、比較例に係る連結部品による締め込み状態の説明図である。図6は、本実施の形態に係る連結部品による締め込み量の調整構造の説明図である。ここでは、ブロックを連通部材と一体に形成した構成を比較例とし、この比較例と比較しつつ説明する。なお、図5および図6においては、加工誤差等により連結部品の右回り雄ネジと左回り雄ネジが異なる長さに形成された場合について説明する。
図5(a)に示すように、比較例に係る連結部品61は、連通部材62とブロック63とが一体に形成されている。連通部材62には、一端側に右回り雄ネジ66が形成され、他端側に左回り雄ネジ67が形成されている。連通部材62の雄ネジ66、67は、加工誤差により異なる長さに形成され、雄ネジ67よりも雄ネジ66が長くなっている。すなわち、連結部品61は、一端側および他端側を完全に締め込むために必要な締め込み量が異なっている。
そして、図5(b)に示すように、連結部品61がテーブルベース15およびクランプ部17に締め込まれると、他端側の雄ネジ67が完全に締め込まれた状態で、一端側の雄ネジ66の締め込みが不完全になる。このため、連結部品61のブロック63とテーブルベース15との間にパッキン68では封止できない隙間が形成され、エアー漏れが発生するおそれがある。
なお、クランプ部17が、単一の連結部品61を介してテーブルベース15に連結される場合、クランプ部17を回転させることにより上記隙間を埋めるように締め付けることができる。しかしながら、本実施の形態のように、クランプ部17が一対の連結部品61を介してテーブルベース15に複数箇所において連結される場合には、クランプ部17を回転させて締め付けることができない。
一方、図6(a)に示すように、本実施の形態に係る連結部品27は、連通部材41とブロック42とが別体に形成され、連通部材41に対してブロック42が軸方向に移動可能に形成されている。連通部材41の雄ネジ46、47は、比較例と同様に加工誤差により異なる長さに形成され、雄ネジ47よりも雄ネジ46が長くなっている。しなしながら、連結部品27は、ブロック42が連通部材41に対して雄ネジ47、46の回転軸方向に移動されるため、一端側および他端側の締め込みに必要な締め込み量が適切に調整される。
すなわち、図6(b)に示すように、連結部品27がテーブルベース15およびクランプ部17に締め込まれると、雄ネジ46、47の長さの差分による隙間を埋めるように、ブロック42およびパッキン43、44が矢印D3に示す方向に移動される。このように、ブロック42の移動により連結部品27の一端側に必要な締め込み量が減少し、連結部品27の他端側に必要な締め込み量が増加される。
そして、図6(c)に示すように、連結部品27が完全に締め込まれると、テーブルベース15と連結部品27とが気密に連結されると共に、クランプ部17と連結部品27とが気密に連結される。このため、連結部品27とテーブルベース15との間に隙間が形成されることがなく、エアー漏れが発生することがない。特に、本発明は、クランプ部17を回すことなく連結部品27の適切な締め込みが可能なため、本実施の形態のように、一対の連結部品27を介してテーブルベース15とクランプ部17とが複数箇所において連結される構成に有効である。
以上のように、本実施の形態に係る連結部品27においては、テーブルベース15とクランプ部17とが連結されることで、連通路45を介してテーブルベース15の第一の流路35とクランプ部17の第二の流路36とが連通される。このため、第一の流路35と第二の流路36とを連通するためのエアー用の配管が不要となり、部品点数を低減して組み立て作業を簡略化できる。また、連結部品27の取付時には、ブロック42を回転させることで連通部材41の右回り雄ネジ46と左回り雄ネジ47が回転され、テーブルベース15とクランプ部17とが互いに引き寄せられる。このとき、加工誤差等により右回り雄ネジ46および左回り雄ネジ47の長さが異なっても、ブロック42が連通部材41に対して摺動して雄ネジ46、47を完全に締め込むために必要な締め込み量を適切に調整することができる。
なお、上記した実施の形態においては、第一の部材をチャックテーブル、第二の部材をクランプ部として説明したが、この構成に限定されるものではない。第一、第二の部材は、相互に流体の受け渡しを行う構成であればよい。例えば、第一の部材がエアーシリンダ、第二の部材がエアーシリンダを支持する支持基台であってもよい。また、第一、第二の部材で受け渡される流体は、エアー以外でもよく、例えば、油圧シリンダと支持基台とで受け渡される作動油でもよい。
また、上記した実施の形態においては、ブロックは、その内壁面に連通部材の平坦部が係合して、連通部材の回転を規制する構成としたが、この構成に限定されるものではない。ブロックは、連通部材と一体回転可能かつ連通部材に対して雄ネジの回転軸方向に移動可能に、連通部材に係合すれば、どのように係合してもよい。例えば、ブロックは、内周面に軸方向に延びるキー溝を形成し、連通部材の外周面にキー溝に係合するキーを設けるようにしてもよい。
また、上記した実施の形態においては、連結部品がパッキンを有する構成としたが、この構成に限定されるものではない。連結部品は、僅かなエアー漏れを許容可能であれば、パッキンを設けない構成としてもよい。
また、上記した実施の形態においては、ブロックは、円形状の外周面に一対の平坦部を有する構成としたが、この構成に限定されるものではない。ブロックの外周面は、工具の操作により回転可能な構成であればよく、例えば、六角形に形成されていてもよい。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上説明したように、本発明は、部品点数を低減して組み立て作業を簡略化できるという効果を有し、特に、異なる2つの部材間でエアーの受け渡しを可能とする連結部品に有用である。
1 切削装置
2 基台
3 ブレードユニット
4 チャックテーブル
5 チャックテーブル移動機構
6 ブレードユニット移動機構
15 テーブルベース(第一の部材)
16 ワーク保持部
17 クランプ部(第二の部材)
18 エアーアクチュエータ
27 連結部品
35 第一の流路
36 第二の流路
41 連通部材
42 ブロック
43、44 パッキン
45 連通路
46 右回り雄ネジ
47 左回り雄ネジ
48 連結部
49 平坦部
51 開口
52 内壁面
55 右回り雌ネジ
56 左回り雌ネジ

Claims (1)

  1. 第一の流路が形成された第一の部材と第二の流路が形成された第二の部材とを連結させる連結部品であって、
    前記第一の部材に形成された右回り雌ネジに螺合する右回り雄ネジと、前記第二の部材に形成された左回り雌ネジに螺合する左回り雄ネジと、前記右回り雄ネジと前記左回り雄ネジとを連結する連結部と、前記第一の流路と前記第二の流路を連通させる連通路と、を有する連通部材と、
    摺動可能に前記連通部材に貫通挿入される開口を有し、前記開口には前記連結部に係合する回転規制部が形成されたブロックと、を有することを特徴とする連結部品。
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