JP2011236953A - 真空断熱材、これを用いた断熱箱体及び冷蔵庫 - Google Patents

真空断熱材、これを用いた断熱箱体及び冷蔵庫 Download PDF

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Abstract

【課題】断熱性能が高く低コストの真空断熱材、これを用いた断熱箱体及び冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本発明に関わる真空断熱材は、無機系或いは有機系の繊維積層体の繊維径が平均3μm以上8μm以下であるとともに繊維長が平均2mm以上10mm以下に形成される芯材51と、芯材51を覆うガスバリヤ性フィルム53とを有する真空断熱材50であって、真空断熱材50は、その広がる方向である延在方向断面の空隙率が80%以上85%以下であり、かつ、その断熱方向である厚さ方向断面の空隙率が85%以上100%未満である。
【選択図】図4

Description

本発明は、断熱性能を向上させた真空断熱材、これを用いた断熱箱体及び冷蔵庫に関する。
地球温暖化防止に対する社会の取り組みとして、CO2の排出抑制を図るため、様々な分野で省エネ化が推進されている。近年の電気製品、特に冷熱関連の家電製品においては消費電力量低減の観点から、断熱性に優れる真空断熱材を採用して断熱性能を強化したものが主流になっている。また、各種原材料から製品の製造工程に至るまでのあらゆるエネルギ消費量を抑制するため、原材料についてはリサイクル化の推進、製造工程においては燃料代や電気代の抑制等、省エネ化が推進されている。
現在市場に流通している省エネ製品に採用されている真空断熱材の従来例としては特許文献1に開示されたものがあるが、この真空断熱材は、ガラス繊維であるグラスウールを芯材とし、ガスバリヤ性の外被材で覆って、内部を減圧して真空状態としたものである。芯材であるグラスウールは一定の厚みになるように、ガラス繊維が熱変形し始める高温で加圧プレスを実施して成形するものであり、芯材にバインダを含まないため、余計な物質が発生することなく断熱性能が良好な真空断熱材が得られるものである。この真空断熱材の適用例として、冷蔵庫等でウレタン発泡断熱材と共に使用される例が記載されている。
真空断熱材の断熱性能を向上させるにあたり、真空断熱材に使用する材料について多々検討されている。例えば、真空断熱材の芯材に用いる材料としては、無機系の粉末材料を圧縮成形したもの(特許文献2)や、孔が連通化したウレタンフォームパネルを用いた例(特許文献3)、或いは有機系や無機系の繊維積層体の例(特許文献4)が挙げられる。また、外包(外被)材については、金属容器(特許文献5)をはじめとし、プラスチック材料のラミネートフィルムや、アルミ箔をはじめとする金属層を持つもの、アルミ蒸着のような蒸着層を設けるもの(特許文献6)等、材料選択やラミネート層数選択を含めると数多くの種類の構成が検討され適用されてきている。さらには、真空中での水分やガスを低減させるための吸着材も物理吸着剤、化学吸着剤含め数多く検討されてきている。
特開2005−220954号公報 特開昭61−144492号公報 特開平10−169889号公報 特許第4012903号公報 特開昭61−66069号公報 特開2008−256125号公報
前記の経緯を経て、現在高性能真空断熱パネルとして幅広く適用されている構成としては、芯材としてグラスウールの積層体、外包材としてアルミ箔やアルミ蒸着層を配置した3〜4層のプラスチックラミネートフィルム、吸着剤としては、生石灰やモレキュラーシーブ13Xなどが汎用的に使用されている。
このような状況のなかで、真空断熱材の断熱性能である熱伝導率の低下は頭打ちになっている状況にあるが、冷蔵庫等の省エネ競争は厳しく、真空断熱材の高性能化は必要不可欠の技術となっている。
本発明は上記実状に鑑み、断熱性能が高く低コストの真空断熱材、これを用いた断熱箱体及び冷蔵庫の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、第1の本発明に関わる真空断熱材は、無機系或いは有機系の繊維積層体の繊維径が平均3μm以上8μm以下であるとともに繊維長が平均2mm以上10mm以下に形成される芯材と、前記芯材を覆うガスバリヤ性フィルムとを有する真空断熱材であって、前記真空断熱材は、その広がる方向である延在方向断面の空隙率が80%以上85%以下であり、かつ、その断熱方向である厚さ方向断面の空隙率が85%以上100%未満としている。
第2の本発明に関わる断熱箱体は、外装を成す外箱と貯蔵物を収容する内箱との間に形成される空間に、第1の本発明の真空断熱材を少なくとも設置している。
第3の本発明に関わる断熱箱体は、貯蔵物を収容する内箱における冷凍室と冷蔵室との間の第1仕切り部材または冷凍室と野菜室との間の第2仕切り部材に、第1の本発明の真空断熱材を設置している。
第4の本発明に関わる断熱箱体は、外装を成す外箱または貯蔵物を収容する内箱に、第1の本発明の真空断熱材を設置している。
第5の本発明に関わる冷蔵庫は、第2〜第4の本発明の何れかの断熱箱体を備えている。
本発明によれば、断熱性能が高く低コストの真空断熱材、これを用いた断熱箱体及び冷蔵庫を実現できる。
本実施形態に係る冷蔵庫を示す正面図である。 (a)は図1のA−A線断面図であり、(b)は(a)のB部拡大図である。 (a)は真空断熱材を示す斜視図であり、(b)は(a)のC−C線断面図である。 真空断熱材を水平面上に置いた場合の真空断熱材の空隙率を測定する際に裁断する位置を示した図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は実施形態に係る冷蔵庫1を示す正面図である。図2(a)は図1のA−A線断面図であり、図2(b)は図2(a)のB部拡大図である。
実施形態の冷蔵庫1は、上から冷蔵温度で冷却する冷蔵室2、製氷した氷を貯蔵する製氷(貯氷)室3a、冷凍温度で冷却する上段冷凍室(切替え室)3bおよび下段冷凍室4、野菜を入れる野菜室5を有している。
冷蔵室扉6a、6b、製氷(貯氷)室扉7a、上段冷凍室扉7b、下段冷凍室扉8、野菜室扉9は、それぞれ冷蔵室2、製氷室3a、上段冷凍室3b、下段冷凍室4、野菜室5の各室の手前側の前面開口部を開閉する。
図1に示す冷蔵室扉6a、6bは、ヒンジ10等を中心に回動する扉であり、これ以外の製氷室扉7a、上段冷凍室扉7b、下段冷凍室扉8、野菜室扉9は、全て引き出し式の扉である。
引き出し式の製氷室扉7a、上段冷凍室扉7b、下段冷凍室扉8、野菜室扉9を引き出すと、各室を構成する容器が扉と共に引き出されてくる。
各冷蔵室扉6a、6b、製氷室扉7a、上段冷凍室扉7b、下段冷凍室扉8、野菜室扉9には、冷蔵庫本体1H(図2(a)参照)との間を密閉するためのパッキン(図示せず)が、冷蔵庫本体1H側の外周縁部に取り付けられている。
冷蔵温度の冷蔵室2と冷凍温度の製氷(貯氷)室3a及び上段冷凍室3bとの間には、それぞれを区画して断熱するための仕切断熱壁12を配置している。仕切断熱壁12は厚さ30〜50mm程度の断熱壁で、スチロフォーム、発泡断熱材(硬質ウレタンフォーム)、真空断熱材等、それぞれを単独使用したり、或いは、これらの複数の断熱材を組み合わせて形成されている。
製氷室3a及び上段冷凍室3bと下段冷凍室4との間は、同じ冷凍の温度帯であり温度差が同じまたは小さいため、区画して断熱する仕切り断熱壁ではなく、パッキン受面を形成した仕切り部材13を設けている。
冷凍温度の下段冷凍室4と野菜保存温度の野菜室5の間には、それぞれを区画して断熱するための仕切断熱壁14を設けている。仕切断熱壁14は、仕切断熱壁12と同様に30〜50mm程度の断熱壁であり、同様に、スチロフォーム、或いは発泡断熱材(硬質ウレタンフォーム)、真空断熱材等で作られている。このように、基本的に冷蔵温度と冷凍温度との貯蔵温度帯が異なる室の仕切りには断熱性がある仕切断熱壁12、14を設置している。
仕切断熱壁12、14は、図2(a)に示すように、発泡ポリスチレン33と真空断熱材50bとを用いて構成してもよく、特に限定されない。
なお、冷蔵庫本体1Hの内部は、図1に示すように、上から冷蔵室2、製氷室3a及び上段冷凍室3b、下段冷凍室4、野菜室5の貯蔵室をそれぞれ区画形成しているが、各貯蔵室の配置については特にこれに限定するものではない。また、冷蔵室扉6a、6b、製氷室扉7a、上段冷凍室扉7b、下段冷凍室扉8、野菜室扉9に関しても回転による開閉、引き出しによる開閉及び扉の分割数等、特に限定されない。
図2(a)に示す冷蔵庫本体1Hは、PCM(Pre-Coated-Metal)鋼板等の鋼板製の外箱21と、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂等の樹脂製の内箱22とを備えている。内箱22は、冷蔵室2、製氷室3a及び上段冷凍室3b、下段冷凍室4、野菜室5を形成している。
外箱21と内箱22との間に形成される空間は、断熱空間1sとして断熱部を設け、冷蔵庫本体1H内の各貯蔵室と外部空間とを断熱している。
この外箱21と内箱22との間の断熱空間1sに、真空断熱材50を配置し、真空断熱材50以外の断熱空間1sには硬質ウレタンフォーム等の発泡断熱材23を充填している。真空断熱材50については後記するが、図示しない固定部材、支持部材等で外箱21または内箱22に固定支持されるか、接着剤で外箱21または内箱22に固定されている。
また、冷蔵室2、製氷室3a、上段冷凍室3b、下段冷凍室4、野菜室5等の各室を所定の温度に冷却するために製氷室3a、下段冷凍4の背側には冷却器28(図2(a)参照)が備えられている。
この冷却器28と、圧縮機30と、凝縮機31と、図示しないキャピラリーチューブとを接続し、冷凍サイクルを構成している。
冷却器28の上方には、冷却器28にて冷却された冷気を冷蔵庫1の内部を循環させて所定の低温温度に保持する送風機27が配設されている。
また、図2(a)に示す冷蔵庫本体1Hの天面1H1の後方部には冷蔵庫1の運転を制御するための電気部品41が実装される電源基板等を収納するための凹部40が形成されており、電気部品41を覆うカバー42(図2(b)参照)が設けられている。カバー42の高さは外観意匠性と冷蔵庫1の内容積確保を考慮して、冷蔵庫本体1Hの天面1H1とほぼ同じ高さになるように配置している。特に限定するものではないが、カバー42の高さが冷蔵庫本体1Hの天面1H1よりも外側に突き出る場合は10mm以内の範囲に収めることが望ましい。
これに伴って、凹部40は発泡断熱材23側(庫内側)に電気部品41を収納する空間の凹部40だけ窪んだ状態で配置されるため、断熱厚さを確保しようとする場合、庫内側に突き出し、必然的に冷蔵庫1の内容積が犠牲になってしまう。一方、冷蔵庫1の内容積をより大きくとる場合には凹部40と内箱22間の発泡断熱材23の厚さが薄くなってしまう。このため、図2(b)に示すように、凹部40に対向する発泡断熱材23の中に真空断熱材50aを配置して断熱性能を確保、強化している。本実施形態では、真空断熱材50aを図示しない庫内灯のケースと電気部品41に跨るように略Z形状に成形した1枚の真空断熱材50aとしている。なお、カバー42は、耐火性を有する鋼板製として、外部からのもらい火や何らかの原因での発火を防止している。
また、図2(a)に示す冷蔵庫本体1Hの背面下部(図2(a)の冷蔵庫本体1Hの右下)に配置された圧縮機30や凝縮機31は発熱の大きい部品であるため、庫内の内箱22への熱侵入を防止するため、圧縮機30や凝縮機31の内箱22側への投影面に真空断熱材50cを配置している。
<真空断熱材50>
次に、真空断熱材50(50a、50b、50c)の構成について、図3を用いて説明する。図3(a)は、真空断熱材50の斜視図であり、図3(b)は、図3(a)のC−C線断面図である。なお、図3(b)において吸着剤54を強調して示している。
真空断熱材50は、真空のスペースを形成するための芯材51と、該芯材51を圧縮状態に保持するための内包材52と、水分やガス等を吸着する吸着剤54と、内包材52で圧縮状態に保持した芯材51を被覆するガスバリヤ層を有する外被材53とを有し構成している。
外被材53は真空断熱材50の両面外側に配置され、同じ大きさのラミネートフィルムの外縁から一定の幅の部分を熱溶着により貼り合わせた袋状で構成されている。なお、貼り合わせ箇所50hは、中央側に折り返して熱ブリッジを形成するのを防止している。
真空断熱材50の芯材51については、バインダ等で接着や結着していない無機繊維の積層体として平均繊維径4μmのグラスウールを用いている。
芯材51については、無機系繊維材料の積層体を使用することによりアウトガス(ガスの発生)が少なくなるため、断熱性能的に有利であるが、特にこれに限定するものではなく、例えばセラミック繊維やロックウール、グラスウール以外のガラス繊維等の無機繊維等でもよい。芯材51の種類によっては内包材52が不要の場合もある。
また、芯材51については、無機系繊維材料の他に、有機系樹脂繊維材料を用いることができる。有機系樹脂繊維の場合、耐熱温度等の芯材51としての性能をクリヤしていれば特に使用に際しては制約されるものではない。具体的には、ポリスチレンやポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等をメルトブローン法やスパンボンド法等で1〜30μm程度の繊維径になるように繊維化するのが一般的であるが、繊維化できる有機系樹脂や繊維化方法であれば特に限定されない。
外被材53のラミネート構成についてはガスバリヤ性を有し、熱溶着可能であれば特に限定するものではないが、本実施形態においては、表面(保護)層、ガスバリヤ層1、ガスバリヤ層2、熱溶着層の4層構成からなるラミネートフィルムとする。
表面層は保護材の役割を持つ樹脂フィルムとし、ガスバリヤ層1は樹脂フィルムに金属蒸着層を設け、ガスバリヤ層2は酸素バリヤ性の高い樹脂フィルムに金属蒸着層を設け、ガスバリヤ層1とガスバリヤ層2は金属蒸着層同士が向かい合うように貼り合わせている。熱溶着層については表面層と同様に吸湿性の低いフィルムを用いた。
具体的には、外被材53は、表面層を二軸延伸タイプのポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等の各フィルム、ガスバリヤ層1をアルミニウム蒸着付きの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、ガスバリヤ層2をアルミニウム蒸着付きの二軸延伸エチレンビニルアルコール共重合体樹脂フィルム又はアルミニウム蒸着付きの二軸延伸ポリビニルアルコール樹脂フィルム、或いはアルミ箔とし、熱溶着層を未延伸タイプのポリエチレン、ポリプロピレン等の各フィルムとした。
この4層構成のラミネートフィルムの層構成や材料については特にこれらに限定するものではない。例えばガスバリヤ層1、2として、金属箔、或いは樹脂系のフィルムに無機層状化合物、ポリアクリル酸等の樹脂系ガスバリヤコート材、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)等によるガスバリヤ膜を設けたものや、熱溶着層には例えば酸素バリヤ性の高いポリブチレンテレフタレートフィルム等を用いても良い。表面層についてはガスバリヤ層1の保護材であるが、真空断熱材50の製造工程における真空排気効率を良くするためにも、好ましくは吸湿性の低い樹脂を配置するのが良い。
また、通常、ガスバリヤ層2に使用する金属箔以外の樹脂系フィルムは、吸湿することによってガスバリヤ性が著しく悪化してしまうため、熱溶着層についても吸湿性の低い樹脂を配置することで、ガスバリヤ性の悪化を抑制すると共に、ラミネートフィルム全体の吸湿量を抑制するものである。これにより、先に述べた真空断熱材50の真空排気工程においても、外被材53が持ち込む水分量を小さくできるため、真空排気効率が大幅に向上し、断熱性能の高性能化につながる。
なお、各フィルムのラミネート(貼り合せ)は、二液の反応熱で硬化させる二液硬化型ウレタン接着剤を介してドライラミネート法によって貼り合わせるのが一般的であるが、接着剤の種類や貼り合わせ方法は特にこれに限定するものではなく、ウェットラミネート法、サーマルラミネート法等の他の方法によるものでも良い。
また、内包材52については本実施形態では熱溶着可能なポリエチレンフィルムを用い、吸着剤54については物理吸着タイプの合成ゼオライトを用いたが、いずれもこれらの材料に限定するものではない。内包材52についてはポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム等、吸湿性が低く熱溶着でき、アウトガスが少ないものであれば良い。
吸着剤54については、水分やガスを吸着するものであり、物理吸着、化学反応型吸着のどちらでも良い。
<真空断熱材50の空隙率測定方法>
前記のように作製された真空断熱材50において、真空断熱材50の断面における内包材52の内部の芯材51と芯材51以外の真空状態となるスペースのうち当該スペースが占める割合である空隙率の測定方法を以下に示す。
まず、所定の繊維径、繊維長に調製したグラスウール繊維を作製し、それらをコア材(芯材51)として用いた空隙率測定用の真空断熱材50(コア材サイズ 20×20×10t(mm))を作製する。次に、内部を観察する際に真空断熱材50の形状変形を防止するため、エポキシ樹脂中に真空断熱材を埋め、その後切断して、研磨を行い空隙率測定用試料を作製する。
作製した試料について、走査型電子顕微鏡(日立製 型式S-4200)を用いて二次電子像撮影を実施し、撮影した二次電子像について画像解析を行い、内包材52の内部における一定面積中においてグラスウール繊維が存在しない面積(スペース面積)を百分率で算出し空隙率とした。
真空断熱材50の切断位置については、図4に示す。図4は、真空断熱材50の空隙率を測定する際に裁断する位置を示した図である。なお、図4において吸着剤54を強調して示している。
図4において、真空断熱材50のD−D断面、すなわち真空断熱材50が広がる方向である延在方向の断面を“水平方向”と称し、真空断熱材50の熱を遮断する断熱方向である厚さ方向の断面のE−E断面を“断面方向”として以下表記する。
また、コア材(芯材51)を形成するガラス繊維のヤング率測定については以下の手段にて実施する。各実施形態1〜6、比較例1〜3において、グラスウールを粉砕し、白金製坩堝に入れ1700℃で溶融したのち黒鉛製の鋳型に流し込み、ガラスブロックを作製する。作製したブロックはひずみを除去するため、再度550℃まで加熱したのち300℃まで毎分4℃で冷却を行い、その後室温まで炉内で冷却した。ひずみを除去したガラスブロックを、切断機を用いて4×3×40mmの大きさに切断したのち、表面を研磨(JIS B 0601 0.8S以下)しヤング率測定用試料とした。ヤング率の測定は、RITEC社製 バースト波音速測定装置(型式:RAM-5000型)を用いて超音波法にて行った。超音波法は固体中に伝わる超音波の横波と縦波の速度から、固体のヤング率を求める方法である。
また、それぞれの真空断熱材の熱伝導率を測定した。測定に使用したのは英弘精機製オートラムダHC-074-630であり、中央部のセンサによる測定値において比較することとした。
以下、実施形態1〜6、比較例1〜3の上述の方法で測定した測定結果について、説明する。
表1に、上述の方法で測定した実施形態1〜6、比較例1〜3の測定値を示す。
Figure 2011236953
(実施形態1)
真空断熱材50の芯材51の諸物性について、前記の方法で測定したところ、真空断熱材50の水平方向(延在方向断面)の空隙率が85%、断面方向(厚さ方向断面)の空隙率が86%であった。また、芯材51の強度、反発力を示すヤング率は77MPa(メガパスカル)であった。
この真空断熱材50について、500×1500×10mmのサイズについて中央部の熱伝導率を測定したところ,1.1m(ミリ)W/m・Kと熱伝導率が低い良好な値となった。
実施形態1によれば、真空断熱材50の水平方向(延在方向断面)の空隙率が85%、断面方向(厚さ方向断面)の空隙率が86%、芯材51のヤング率が77MPaの条件で、高い断熱性能をもつ真空断熱材50が得られた。
(実施形態2)
真空断熱材50の芯材51の諸物性について、前記の方法で測定したところ、表1に示すように、真空断熱材50の水平方向(延在方向断面)の空隙率が83%、断面方向(厚さ方向断面)の空隙率が91%であった。また、芯材51のヤング率は78MPaであった。この真空断熱材50について、500×1500×10mmのサイズについて中央部の熱伝導率を測定したところ、1.0mW/m・Kと熱伝導率が低い良好な値となった。
実施形態2によれば、真空断熱材50の水平方向(延在方向断面)の空隙率が83%、断面方向(厚さ方向断面)の空隙率が91%、芯材51のヤング率が78MPaの条件で、高い断熱性能の真空断熱材50が得られた。
(実施形態3)
真空断熱材50の芯材51の諸物性について、前記の方法で測定したところ、表1に示すように、真空断熱材50の水平方向の空隙率が80%、断面方向の空隙率が85%であった。また、芯材51のヤング率は75MPaであった。この真空断熱材50について、500×1500×10mmのサイズについて中央部の熱伝導率を測定したところ、1.0mW/m・Kと熱伝導率が低い良好な値となった。
実施形態3によれば、真空断熱材50の水平方向(延在方向断面)の空隙率が80%、断面方向(厚さ方向断面)の空隙率が85%、芯材51のヤング率が75MPaの条件で、高い断熱性能の真空断熱材50が得られた。
(実施形態4)
真空断熱材50の芯材51の諸物性について、前記の方法で測定したところ、表1に示すように、真空断熱材50の水平方向の空隙率が82%、断面方向の空隙率が92%であった。また、芯材51のヤング率は80MPaであった。この真空断熱材50について、500×1500×10mmのサイズについて中央部の熱伝導率を測定したところ、1.0mW/m・Kと熱伝導率が低い良好な値となった。
実施形態4によれば、真空断熱材50の水平方向(延在方向断面)の空隙率が82%、断面方向(厚さ方向断面)の空隙率が92%、芯材51のヤング率が80MPaの条件で、高い断熱性能の真空断熱材50が得られた。
(実施形態5)
真空断熱材50の芯材51の諸物性について、前記の方法で測定したところ、表1に示すように、真空断熱材50の水平方向の空隙率が84%、断面方向の空隙率が90%であった。また、芯材51のヤング率は79MPaであった。この真空断熱材50について、500×1500×10mmのサイズについて中央部の熱伝導率を測定したところ、1.0mW/m・Kと熱伝導率が低い良好な値となった。
実施形態5によれば、真空断熱材50の水平方向(延在方向断面)の空隙率が84%、断面方向(厚さ方向断面)の空隙率が90%、芯材51のヤング率が79MPaの条件で、高い断熱性能の真空断熱材50が得られた。
(実施形態6)
真空断熱材50の芯材51の諸物性について、前記の方法で測定したところ、表1に示すように、真空断熱材50の水平方向の空隙率が81%、断面方向の空隙率が88%であった。また、芯材51のヤング率は77MPaであった。この真空断熱材50について、500×1500×10mmのサイズについて中央部の熱伝導率を測定したところ、1.0mW/m・Kと熱伝導率が低い良好な値となった。
実施形態6によれば、真空断熱材50の水平方向(延在方向断面)の空隙率が81%、断面方向(厚さ方向断面)の空隙率が88%、芯材51のヤング率が77MPaの条件で、高い断熱性能の真空断熱材50が得られた。
なお、前記の実施形態1〜6については、何れもリサイクルガラス100%のガラス原材料を用いて、ホウ酸成分を含まないように調製し、平均繊維径が3μm以上8μm以下、平均繊維長が2mm以上10mm以下となるように調整した。なお、繊維径については、JIS A 9504;人造鉱物繊維保温材による繊維の平均太さ測定方法による。ここで、リサイクルガラス100%が低コスト化、資源保護の観点から最も望ましいが、リサイクルガラス95〜99%でも良い。
繊維長分布の測定については、ガラス繊維を400〜500℃程度の温度で熱し、不純物を焼き飛ばす。その後、液体中に均一分散させ一部を取り出し、ガラス繊維の全数について繊維長を測定することとした。
実施形態1〜6、後記の比較例1〜3の結果から、真空断熱材50の水平方向(延在方向断面)の空隙率が80%以上85%以下であり、かつ真空断熱材50の断面方向(厚さ方向断面)の空隙率が85%以上100%未満であることが、真空断熱材50の断熱性能を向上させる上で、好ましい。また、真空断熱材50の芯材51として用いられている無機系或いは有機系の繊維積層体を形成する繊維のヤング率は、75MPa以上85MPa以下であることが、真空断熱材50の断熱性能を向上させる上で、好ましい。
<実施形態1〜6の効果>
実施形態1〜6によれば、繊維長が2mm以上10mm以下の最適範囲のため、繊維の配向性が向上する。例えば、説明した実施形態1〜6と異なり、繊維長が短いと繊維が立ち易くなり、真空断熱材50の厚み方向(図4の真空断熱材50の上下方向)に対して平行な繊維の割合が大きくなる。その場合、真空断熱材50の表面50oからの熱を裏面50uに伝える経路または真空断熱材50の裏面50uからの熱を表面50oに伝える経路、すなわち厚み方向に対して平行な繊維が増えることから、断熱性能が悪くなる。
また、繊維径を細く最適化することにより、内包材52の内部における繊維が占める容積が減少して真空断熱材50における空隙率(断熱性が高い真空が占める容積の割合)が向上する。これにより、真空断熱材50の熱伝導率の低減が可能となり、真空断熱材50の断熱性能が向上する。
また、通常、廃ガラスのカレット(粉砕物)を使用する際は、ホウ酸等の添加剤を加えて調製し、紡糸時の繊維の延伸性等を確保し、繊維の細径化や配向性を向上する。これに対し、本実施形態1〜6のような繊維長や空隙率を確保することにより、リサイクルガラス等の廃ガラス95〜100%での繊維化が可能となり、材料費用の低減の効果も併せて得ることが出来る。また、少資源化が可能である。
また、芯材51の繊維の配向を整え、空隙率を前記の所定値にすることにより、ホウ酸等の添加剤がいらなくなり、コストの低減が可能である。
また、内箱22または外箱21に真空断熱材50を接着剤、固定部材を用いて設置することにより、冷蔵庫8の断熱性能が向上し、省電力化が図れる。
以上より、真空断熱材50を用いた冷蔵庫8の断熱性能が改善され、断熱性能に優れた消費電力量の少ない低コストの真空断熱材50、これを用いた冷蔵庫本体(断熱箱体)1H及び冷蔵庫1を提供できる。
なお、ここでの廃ガラスとは、真空断熱材50の芯材51として使用されていたガラス繊維をはじめとし、びん等の一般的に使用されているガラス材料の廃棄品も含める。
また、真空断熱材50の芯材51として用いられている無機系或いは有機系の繊維積層体を形成する繊維の原材料にホウ素を含まないことにより、アウトガス(ガスの発生)や水分の発生が抑制できる。そのため、真空断熱材50の真空状態の維持が可能で、真空断熱材50の断熱性能の劣化を抑制できる。
なお、前記実施形態1〜6においては、断熱材として発砲断熱材23を例示して説明したが、発砲断熱材以外の適宜選択した断熱材を用いてもよい。
次に、比較例1〜3について、前記の方法で測定した結果を、実施形態1〜6と比較して説明する。
(比較例1)
比較例1の真空断熱材の芯材の諸物性について、前記の方法で測定したところ、表1に示すように、真空断熱材の水平方向(真空断熱材の延在方向断面)の空隙率が75%、断面方向(真空断熱材の厚さ方向断面)の空隙率が80%であった。また、芯材のヤング率は90MPaであった。この真空断熱材について、500×1500×10mmのサイズについて中央部の熱伝導率を測定したところ、1.7mW/m・Kであり、実施形態1〜6の真空断熱材50の熱伝導率1.0〜1.1mW/m・Kに比較し、悪い値となった。すなわち、比較例1の真空断熱材は、実施形態1〜6の真空断熱材50より熱伝導率が高いため、真空断熱材の断熱性能が劣る。
これの原因については、まず水平方向の空隙率が低すぎることから、繊維方向が水平でなく、真空断熱材の厚み方向に立っている繊維が多いことが推測される。よって、真空断熱材の厚み方向に繊維を伝わる熱が多く厚み方向の熱伝導が大きくなり、断熱性能が劣るものと考えられる。
また、芯材のヤング率が90MPaと実施形態1〜6のヤング率75〜80MPaに比べ、比較的大きいことから、比較例1の真空断熱材の芯材は硬い繊維状態になっていると推測される。そのため、比較例1の真空断熱材の作製時の減圧から大気圧負荷に至る過程の圧力に、芯材の繊維自体が持ち堪えられず折れてしまい、繊維の配向性が悪くなる傾向にあると推察される。
(比較例2)
比較例2の真空断熱材の芯材の諸物性について、前記の方法で測定したところ、表1に示すように、真空断熱材の水平方向(真空断熱材の延在方向断面)の空隙率が79%、断面方向(真空断熱材の厚さ方向断面)の空隙率が83%であった。また、芯材のヤング率は73MPaであった。この真空断熱材について、500×1500×10mmのサイズについて中央部の熱伝導率を測定したところ、1.4mW/m・Kであり、後記の比較例3と同様な従来並みの値であった。
比較例2の真空断熱材の熱伝導率1.4mW/m・Kは、実施形態1〜6の真空断熱材50の熱伝導率1.0〜1.1mW/m・Kに比較し、熱伝導率が高い。従って、比較例2の真空断熱材は、実施形態1〜6の真空断熱材50に比べ、断熱性能が劣る。
比較例2の熱伝導率が高い原因は、まず水平方向(真空断熱材の延在方向断面)の空隙率が低く繊維方向が水平でなく、厚み方向(断熱方向)に立っている繊維が多いことが推測される。よって、熱が真空断熱材の厚み方向に立つ繊維を伝わり厚み方向の熱伝導が大きくなり、断熱性能が劣っていると推測される。
(比較例3)
比較例3の従来の真空断熱材の芯材の諸物性について、前記の方法で測定したところ、表1に示すように、真空断熱材の水平方向(真空断熱材の延在方向断面)の空隙率が90%、断面方向(真空断熱材の厚さ方向断面)の空隙率が90%であった。また、芯材のヤング率は70MPaであった。この真空断熱材について、500×1500×10mmのサイズについて中央部の熱伝導率を測定したところ、1.5mW/m・Kであった。
比較例3の真空断熱材の熱伝導率1.5mW/m・Kは、実施形態1〜6の真空断熱材50の熱伝導率1.0〜1.1mW/m・Kに比べて熱伝導率が高く、熱が伝わり易い。従って、比較例3の真空断熱材は、実施形態1〜6の真空断熱材50に比べ、断熱性能が劣ることが分る。
1 冷蔵庫
1H 冷蔵庫本体(断熱箱体)
2 冷蔵室
3a 製氷室(冷凍室)
3b 上段冷凍室(冷凍室)
4 下段冷凍室(冷凍室)
5 野菜室
12 仕切断熱壁(第1仕切り部材)
14 仕切断熱壁(第2仕切り部材)
21 外箱
22 内箱
23 発泡断熱材(断熱材)
50、50a、50b、50c 真空断熱材
51 芯材
53 外被材(ガスバリヤ性部材)

Claims (9)

  1. 無機系或いは有機系の繊維積層体の繊維径が平均3μm以上8μm以下であるとともに繊維長が平均2mm以上10mm以下に形成される芯材と、前記芯材を覆うガスバリヤ性フィルムとを有する真空断熱材であって、
    前記真空断熱材は、その広がる方向である延在方向断面の空隙率が80%以上85%以下であり、かつ、その断熱方向である厚さ方向断面の空隙率が85%以上100%未満であることを特徴とする真空断熱材。
  2. 前記芯材として用いられている前記繊維積層体を形成する繊維のヤング率は、75MPa以上85MPa以下であることを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材。
  3. 前記芯材として用いられている前記繊維積層体を形成する繊維の原材料は、廃ガラスのカレットが95%以上100%以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の真空断熱材。
  4. 前記芯材として用いられている前記繊維積層体を形成する繊維の原材料にホウ素を含まないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の真空断熱材。
  5. 外装を成す外箱と貯蔵物を収容する内箱との間に形成される空間に、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の真空断熱材を少なくとも設置したことを特徴とする断熱箱体。
  6. 前記空間に、前記真空断熱材を設置するとともに発泡断熱材を充填することを特徴とする請求項5に記載の断熱箱体。
  7. 貯蔵物を収容する内箱における冷凍室と冷蔵室との間の第1仕切り部材または冷凍室と野菜室との間の第2仕切り部材に、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の真空断熱材を設置したことを特徴とする断熱箱体。
  8. 外装を成す外箱または貯蔵物を収容する内箱に、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の真空断熱材を設置したことを特徴とする断熱箱体。
  9. 請求項5から請求項8の何れか一項に記載の断熱箱体を備える冷蔵庫。
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