JP2011233365A - 回転陽極型x線管及び回転陽極型x線管装置 - Google Patents

回転陽極型x線管及び回転陽極型x線管装置 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性の高いハイパワーのX線出力が可能であり、製品寿命の長期化を図ることが可能である回転陽極型X線管及び回転陽極型X線管装置を提供する。
【解決手段】回転陽極型X線管は、ターゲット基材35aと、X線放射層35bとを含み、複数のスリット13が形成されている陽極ターゲット35と、電子の分布範囲の中心が第1方向d1に沿っている電子ビームをX線放射層35bに入射させる陰極と、真空外囲器と、を備えている。0<α<−10°+arctan(d/w)である。
【選択図】図3

Description

この発明は、回転陽極型X線管及び回転陽極型X線管装置に関する。
X線管装置は、X線管を備えている。X線管は、陽極ターゲットに電子を衝突させてX線を発生する構成になっている。このようなX線管装置は、医療用の診断装置あるいは工業用の非破壊検査装置や材料分析装置など、多くの用途に利用されている。以下では代表的な装置として回転陽極型X線管装置および回転陽極型X線管について説明する。
回転陽極型X線管では、陰極から放射された電子は、陰極と陽極ターゲット間の電位勾配により加速、集束され、典型的には20乃至150keVのエネルギを持って、回転する陽極ターゲットのX線放射層表面にほぼ垂直(90°±10°)に衝突してX線発生源となる焦点を形成する。焦点に高いエネルギを持った電子ビームが衝突すると、電子ビームはX線放射層により急速に減速されるためX線が放出される。X線に変換される割合は、X線放射層に衝突する電子の運動エネルギの中の1%以下とわずかである。残りのエネルギは熱に変換される。
回転陽極型X線管の使用時において、陽極ターゲットには、陽極ターゲット自体の回転に伴う遠心力と、陽極ターゲットの外周側のX線放射層に加速された電子ビームが衝突することによる陽極ターゲットの外周側及び内周側の温度差に基づく熱応力と、が作用し、陽極ターゲットの内周側に大きな引っ張り歪みがもたらされる。
この歪みは、陽極ターゲットの径が大きい程、また回転数が高い程、さらにまた電子ビームのパワーが高い程大きい。この歪みが許容限度を越えると、陽極ターゲット表面に亀裂が発生して陽極ターゲットが破壊される恐れがある。また、陽極ターゲットに永久変形が発生し、陽極ターゲットが不平衡状態となる結果、陽極ターゲットの回転軸は一層アンバランスとなってしまう。ひいては回転陽極型X線管の振動が増大し、回転陽極型X線管に許容できない振動が発生する恐れもある。この場合、回転陽極型X線管の性能が大きく劣化する恐れがある。
そこで、上記の問題を解決するため、陽極ターゲットの外周面から内側に向って形成された複数のスリットを有したスリット付き陽極ターゲットを採用することが有効であることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特公昭47−34796号公報
上記の回転陽極型X線管は以下に述べる問題がある。
通常、陰極はX線放射層に対向配置され、中心電子ビームはX線放射層にほぼ垂直となる方向から上記X線放射層に入射され、X線放射層の表面に焦点が形成される。焦点が形成される位置に入射される電子ビームのほとんどは、X線放射層に垂直な方向を中心に、±10°位の範囲に分布している。
このため、陽極ターゲットが回転して焦点位置にスリットが重なった場合、多くの電子ビームはスリットを構成するX線放射層ではなく、陽極ターゲットのターゲット基材を衝撃することとなる。ターゲット基材の耐熱温度はX線放射層のそれよりも低いため、電子ビームの衝撃により融解して内包ガスを放出させたり、ターゲット基材自体が蒸発したりして、陰極及び陽極ターゲット間の放電を誘発させる恐れがある。ハイパワーのX線出力が必要とされる循環器診断装置やX線CT装置に使用される回転陽極型X線管装置ではこのような問題が特に深刻となると予想される。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、信頼性の高いハイパワーのX線出力が可能であり、製品寿命の長期化を図ることが可能である回転陽極型X線管及び回転陽極型X線管装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の態様に係る回転陽極型X線管は、
回転軸を中心に回転可能であり、ターゲット基材と、前記ターゲット基材上に設けられ電子ビームが入射されることによりX線を放出するX線放射層と、を含み、前記ターゲット基材及びX線放射層にそれぞれ外周面から前記回転軸に向かって凹んだ複数のスリットが形成されている陽極ターゲットと、
電子の分布範囲の中心が第1方向に沿っている電子ビームを前記X線放射層に入射させ、前記X線放射層に焦点を形成する陰極と、
前記陽極ターゲット及び陰極を収容し、内部が真空状態であり、前記焦点から第2方向に沿って位置したX線放射窓を有した真空外囲器と、を備え、
前記焦点が形成される位置の前記X線放射層に接する平面を第1平面、前記焦点を通り前記X線放射層の上方を向き前記第1平面に垂直な方向を第3方向、前記第1方向及び第3方向に沿った平面を第2平面、前記第2方向及び第3方向に沿った平面を第3平面、前記焦点を通り前記回転軸に重なった平面を第4平面、前記焦点を通り前記第1平面及び前記第4平面にそれぞれ垂直な平面を第5平面、前記X線放射層の厚みをd、前記スリットの幅をw、前記第1方向の前記第5平面への射影が前記第1平面からなす角度をα、とすると、
0<α<−10°+arctan(d/w)である。
また、本発明の他の態様に係る回転陽極型X線管装置は、
前記陽極ターゲットを固定し、回転軸に沿って延出して筒状に形成され、前記回転軸を中心に回転可能な回転体と、前記回転軸に沿って延出して前記回転体の内部に設けられ、前記回転体を回転可能に支持する固定体と、前記固定体及び回転体間に設けられた軸受けと、をさらに備えた上記回転陽極型X線管と、
前記回転体に与える磁界を発生して前記回転体及び陽極ターゲットを回転させる回転駆動機構と、
前記回転陽極型X線管及び回転駆動機構を収容したハウジングと、を備えている。
この発明によれば、信頼性の高いハイパワーのX線出力が可能であり、製品寿命の長期化を図ることが可能である回転陽極型X線管及び回転陽極型X線管装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る回転陽極型X線管を示す模式図である。 図1に示した陽極ターゲットを示す斜視図であり、陽極ターゲットに電子ビームが入射され、陽極ターゲットからX線が放出され、陽極ターゲットから反跳電子が飛び出す様子を示す図である。 上記陽極ターゲットを拡大して示す平面図である。 図3の線IV−IVに沿った陽極ターゲットを示す断面図である。 図3の線V−Vに沿った陽極ターゲットの一部を示す断面図である。 上記陽極ターゲットを示す断面図であり、陽極ターゲット内部に電子ビームが侵入し、陽極ターゲット内部からX線が放出される様子を示す図である。 上記X線管の比較例の陽極ターゲットを示す断面図であり、陽極ターゲット内部に電子ビームが侵入し、陽極ターゲット内部からX線が放出される様子を示す図である。 上記陰極、陽極ターゲット及びX線放射窓を示す図であり、上記X線放射窓の位置を変更し、第2方向の向きを変更する様子を示す図である。 上記陽極ターゲットを示す斜視図であり、電子ビームの軌道、陽極ターゲットに形成される焦点の形状を示す図である。 図9に示した焦点を拡大して示す平面図である。 上記陰極、陽極ターゲット及びX線放射窓を示す図であり、上記X線放射窓の位置を変更し、第2方向の向きを変更した状態を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る回転陽極型X線管を含む回転陽極型X線管装置を示す断面図である。 図12に示した陽極ターゲット、陰極、真空外囲器及びハウジングを取出して示す概略図であり、これらを陰極側から見た図である。 図3に示した陽極ターゲットの変形例を示す平面図である。 図14に示した陽極ターゲットを示す正面図である。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態に係る回転陽極型X線管について詳細に説明する。この実施の形態では、回転陽極型X線管の基本的な概念を説明する。
図1及び図2に示すように、回転陽極型のX線管30は、陽極ターゲット35と、陰極36と、真空外囲器31とを備えている。
図1乃至図4に示すように、陽極ターゲット35は、ターゲット基材35aと、電子ビームが入射されることによりX線を放射するX線放射層35bと、を有している。ターゲット基材35aは、金属として例えばモリブデン合金で形成されている。X線放射層35bは、金属として例えばタングステン合金で形成されている。陽極ターゲット35は、回転軸aを中心に平衡状態にあり、回転軸aを中心に回転可能である。陽極ターゲット35には 、陰極36に対して相対的に正の電圧が印加される。
ターゲット基材35aは、回転軸aを中心軸とした円盤状に形成されている。ターゲット基材35aの一端面の外周側は、環状のテーパ面である。X線放射層35bは、環状であり、ターゲット基材35aのテーパ面上に形成されている。このため、X線放射層35bの表面もテーパ面である。X線放射層35bは、陽極ターゲット35の一端面10aの外周側を形成している。
陽極ターゲット35は、複数のスリット13を有している。スリット13は、ターゲット基材35a及びX線放射層35bに形成されている。スリット13は、それぞれ陽極ターゲット35の外周面10bから回転軸aに向かって凹んで形成されている。スリット13は、回転軸a側に終端部13aを有している。
この実施の形態において、スリット13は、回転軸aから放射状に直線的に形成されている。スリット13は、回転軸aに同軸の周りで等間隔に位置している。スリット13の終端部13aの幅bは、スリット13の外周面10b側の幅wより大きい。スリット13の終端部13aは、断面形状が円形であり、直径が幅bであり、回転軸aに沿った方向に延びた貫通孔で形成されている。
図1及び図2に示すように、陰極36は、電子の分布範囲の中心が第1方向d1に沿っている電子ビームをX線放射層35bに入射させ、X線放射層35bに焦点Fを形成する。焦点Fに入射する電子ビームのほとんどは、第1方向d1を中心に、±10°位の範囲に分布している。陰極36には 、陽極ターゲット35に対して相対的に負の電圧が印加される。陰極36の電子放出源36aには陰極36に印加される電圧及び電流が供給される。電子放出源36aは、電極や、コイル状のフィラメント等で形成されている。ここでは、電子放出源36aは、矩形状の電極で形成されている。
真空外囲器31は、陽極ターゲット35及び陰極36を収容している。真空外囲器31は、真空容器32、X線放射窓33及び金属表面部34を有している。真空外囲器31の内部は真空状態である。真空容器32は、銅、ステンレス、アルミニウム等の金属で形成されている。X線放射窓33は、焦点Fから第2方向d2に沿って位置している。X線放射窓33は、真空容器32に気密に設けられている。ここでは、X線放射窓33は、ベリリウムで形成されている。金属表面部34は、真空側のX線放射窓33の表面側を含む真空外囲器31の内側に設けられ、接地電位(0V)に設定される。
この実施の形態において、真空容器32及びX線放射窓33は金属で形成されているため、真空外囲器31は、真空側の金属表面部34だけでなく全体が金属で形成されている。
図1乃至図5に示すように、ここで、焦点Fが形成される位置のX線放射層35bに接する平面を第1平面S1とする。焦点Fを通りX線放射層35bの上方を向き第1平面S1に垂直な方向を第3方向d3とする。第1方向d1及び第3方向d3に沿った平面を第2平面S2とする。第2方向d2及び第3方向d3に沿った平面を第3平面S3とする。焦点Fを通り回転軸aに重なった平面を第4平面S4とする。焦点Fを通り、第1平面及び第4平面に垂直な平面を第5平面S5とする。
この実施の形態においては、第2平面S2は第5平面S5と同一であり、従って第2平面S2は第1平面S1及び第4平面S4にそれぞれ垂直である。
また、第2平面S2及び第3平面S3が内側になす角度をδ(>0)とする。X線放射層35bの厚みをdとする。第1方向d1が第1平面S1からなす角度をα(>0)とする。第2方向d2が第1平面S1からなす角度をβ(>0)とする。
ここで、スリット13を形成するターゲット基材35aへの電子ビームの衝撃を防止するための関係式は、角度αを使用すると次の式(1)に示す通りである。
α<−10°+arctan(d/w)…(1)
0<αであるから、上記式(1)は暗に10°<arctan(d/w)、すなわち
d/w>tan10°=0.176 …(2) を仮定している。通常dは0.3乃至2.0mm、
wは0.5乃至2.0mmの範囲が実用上好ましく、その場合上記式(2)が成立している。
角度αが上記式(1)の関係を満たすことにより、スリット13を形成するターゲット基材35aへの電子ビームの衝撃を防止することができる。
角度αは、上記式(1)の関係を満たした上で、8°乃至30°の範囲内の何れかであるとより好ましい。角度βの範囲は、特に限定されるものではないが、角度βとしては、5°乃至25°の範囲内の何れかであると好ましい。
角度δは、45°乃至135°の範囲内の何れかである。この実施の形態において、角度δは、90°である。このため、第3平面S3は第4平面S4に重なっている。
X線管30には、高電圧電源15が接続されている。高電圧電源15は、陰極36及び陽極ターゲット35に高電圧を供給するためのものである。この実施の形態において、高電圧電源15は、陰極36にのみ高電圧を供給する。
X線管30の陰極36及び陽極ターゲット35間に、管電圧Vが印加されている。陽極ターゲット35の電位をVA、陰極36の電位をVCとすると、管電圧Vは、VA−VCである。管電圧Vは、20kV乃至100kVである。
この実施の形態において、高電圧電源15は、陰極36に−Vの電圧を供給している。陽極ターゲット35、及びX線放射窓33を含む真空外囲器31は接地されている(0V)。
陰極36の電位は、−Vに限定されるものではなく、−V乃至−V/2の範囲内の何れかに設定されていればよい(−V≦VC≦−V/2)。陽極ターゲット35の電位は、接地電位に限定されるものではなく、接地電位以上、+V/2以下の範囲内の何れかに設定されていればよい(0≦VA≦+V/2)。
このように構成されたX線管30では、例えば、陰極36に−100kV程度の負の高電圧を印加する。陽極ターゲット35及び真空外囲器31は接地されている。陰極36の電子放出源36aには、±100V以下の低電圧及び電流がさらに与えられる。
これにより、陰極36から陽極ターゲット35のX線放射層35bに電子ビームが放射され、X線放射層35bに形成される焦点FからX線が放射され、X線は、X線放射窓33を透過して外部へ放射される。
図6は、上記実施の形態において、陽極ターゲット35に電子ビームが入射され、陽極ターゲット35からX線が放出される様子を示す図であり、第2平面S2及び第3平面S3を一平面に展開して示す図である。
図7は、図6の比較例を示す図である。図7は、比較例の陽極ターゲット35に電子ビームが入射され、陽極ターゲット35からX線が放出される様子を示す図であり、第3平面S3を示す図である。
図6に示すように、角度αは、8°乃至30°の範囲内の何れかである。陽極ターゲット35への電子ビームの浸入深さをLとする。なお、深さLは、特定の長さである。すると、陽極ターゲット35内をX線が透過する最大距離は、L×sin α/sin βとなる。L×sin α/sin βの値が小さいほど、すなわち、角度αが0°に近いほど、陽極ターゲット35による陽極ターゲット35内部で発生したX線の吸収を抑制することができる。このことが陽極ターゲット35から放出されるX線量が増大する理由の一つである。また、陽極ターゲット35内部で発生する反跳電子は従来よりも陽極ターゲット35の表面側を通過する成分が増える。陽極ターゲット35内部でのX線の発生は、最初の電子ビームが陽極ターゲット35でエネルギを失う過程で生じるだけでなく、電子ビームの一部がエネルギをほとんど失わずに弾性散乱してできる反跳電子がエネルギを失う過程でも発生する。この反跳電子に起因して陽極ターゲット35内部で発生するX線は、従来よりも陽極ターゲット35の表面側で発生するため、陽極ターゲット35から放出され易くなる。このことはX線量が従来よりも増大するもう一つの要因となっていると考えられる。
図6の例のように、角度αは8°乃至30°の範囲内の何れかであるため、陽極ターゲット35から放出されるX線量を増大させることができる。
一方、L×sin α/sin βの値が大きいほど、すなわち、角度αが90°に近いほど、陽極ターゲット35によるX線の吸収量が大きくなり、陽極ターゲット35から放出されるX線量が減少することになる。また、陽極ターゲット35内部で発生する反跳電子は図4の場合よりも陽極ターゲット35の深い部分を通過する成分が増えるため、反跳電子に起因して陽極ターゲット35内部で発生するX線は図4の場合よりも陽極ターゲット35に吸収されて、外部に放出され難くなる。このことはX線量が減少するもう一つの要因となっていると考えられる。
図7に示すように、このため、第1平面S1に垂直な方向から陽極ターゲット35に電子ビームが入射される場合、陽極ターゲット35内をX線が透過する距離は、L×sin 90°/sin β=L/sin βとなる。この場合、L×sin α/sin βの値を小さくできないため、陽極ターゲット35から放出されるX線量が減少する。
以上のように構成された上記実施の形態に係る回転陽極型のX線管30によれば、X線管30は、ターゲット基材35aと、X線放射層35bと、を含み、複数のスリット13が形成されている陽極ターゲット35と、電子の分布範囲の中心が第1方向d1に沿っている電子ビームをX線放射層35bに入射させ、X線放射層35bに焦点Fを形成する陰極36と、真空外囲器31とを備えている。
陽極ターゲット35は、スリット13を有している。これにより、陽極ターゲット35に発生する恐れのある永久変形を低減することができ、ひいてはX線管30に発生する恐れのある不所望な振動を低減することができる。このため、X線管30は、低振動の安定した動作が可能であり、性能の劣化を低減することができる。
スリット13の終端部13aの幅bは、スリット13の外周面10b側の幅wより大きい。これにより、終端部13aへの応力(熱応力及び遠心力)の集中を抑制することができる。終端部13aは、断面形状が円形の貫通孔で形成されている。終端部13aの形状を円形にすることにより、終端部13aへの熱応力の集中を一層抑制することができる。
X線管30は上記式(1)の関係を満たしている(α<−10°+arctan(d/w))。陽極ターゲット35が回転して焦点位置にスリット13が重なった場合、電子ビームはスリットを形成するX線放射層35bに衝撃する。スリットを形成するターゲット基材35aへの電子ビームの衝撃を防止することができる。このため、ターゲット基材35aの融解に起因した内包ガスの放出や、ターゲット基材35a自体の蒸発に起因した陰極36及び陽極ターゲット35間の放電を低減することができる。
角度δは、90°である。X線放射窓33は、第2平面S2上から大きく外れて位置している。反跳電子は、焦点Fから第2平面S2に沿った方向に多くなるような角度分布をもって飛び出すものである。しかしながら、X線放射窓33は第2平面S2上に位置していないため、X線放射窓33への反跳電子の直撃を抑制することができ、X線放射窓33の加熱を抑制することができる。そして、X線放射窓33の破損を防止することができる。なお、焦点Fから飛び出す反跳電子の殆どは、X線放射窓33から外れた真空容器32の内面に衝撃を与えることとなる。
上記の効果は、角度δが45°乃至135°の範囲内の何れかである場合に得ることができる。
角度αは8°乃至30°の範囲内の何れかである。X線放射層35bに対して比較的浅い角度で電子ビームを入射させて焦点Fを形成させているため、X線放射窓33から放出されるX線出力を増大させることができる。
上記の効果は、角度αが少なくとも40°以下である場合に得ることができる。
また、X線放射層35bの上方への反跳電子の散乱を低減できるため、焦点F近傍を含むX線放射層35bへの反跳電子の再衝突を抑制することができる。これにより、X線放射層35b(焦点F)の温度上昇や、X線放射層35bに引き起こされる荒れを抑制でき、放電の発生やX線の出力低下を抑制することができる。さらに、焦点F以外からのX線の放射を抑制できるため、X線画像の明瞭度の低下を抑制することができる。
上記したことから、信頼性の高いハイパワーのX線出力が可能であり、製品寿命の長期化を図ることが可能である回転陽極型のX線管30を得ることができる。
次に、角度δを、45°乃至135°の範囲内の何れかに設定するための手法について説明する。上記角度δを得るため、図8に示すように、X線放射窓33の位置を変更することにより、対応することができる。
次に、電子放出源36aが、長軸を有した電極、又はコイル状のフィラメントで形成されている場合について説明する。ここでは、電子放出源36aが長軸を有した矩形状の電極で形成されている場合を例に説明する。
図1、図9及び図10に示すように、陰極36は、陰極36(電子放出源36a)から焦点Fに向かう電子ビームの軌道に垂直な断面が矩形状である電子ビームを放射する。この断面は、長軸を有している。
焦点Fは、矩形状に形成されている。焦点Fは、第3平面S3に沿った長軸ax及び長軸axに直交した短軸を有している。この例では、角度δが90°であるため、焦点Fの形状は、長方形である。
次に、電子放出源36aが長軸を有した矩形状の電極で形成され、角度δが90°ではない場合について説明する。この場合、図11に示すように、焦点Fの形状は平行四辺形である。角度δが90°ではない場合、電子放出源36aを傾かせることで対応することができ、これにより、第3平面S3に沿った長軸axを有した焦点Fを形成することができる。
次に、この発明の他の実施の形態に係る回転陽極型X線管及び回転陽極型X線管を備えた回転陽極型X線管装置について説明する。この実施の形態において、上記実施の形態と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図12及び図13に示すように、回転陽極型のX線管装置は、筒状のハウジング20と、ハウジング20内に収納されたX線管30と、ハウジング20の内部に充填され、X線管30及びハウジング20間を満たす冷却液7と、回転駆動機構としてのステータコイル910とを備えている。ハウジング20には、ゴムベローズ21が設けられ、冷却液7の圧力調整が行われている。ハウジング20は、X線をハウジング20外部に放射する放射窓24を有している。
X線管30は、真空外囲器31を備えている。真空外囲器31は、金属で形成された真空容器32と、絶縁部材40と、絶縁部材50とを備えている。この実施の形態において、絶縁部材50は、高電圧絶縁部材で形成されている。絶縁部材40には陽極ターゲット35が間接的に取り付けられ、絶縁部材50には陰極36が間接的に取り付けられている。陰極36は、陽極ターゲット35に電子ビームを放射するものである。陽極ターゲット35及び陰極36は、真空外囲器31に収納されている。
真空外囲器31の内部は真空状態である。X線放射窓33は、真空容器32に気密に設けられている。ここでは、X線放射窓33は、ベリリウムで形成されている。金属表面部34は、真空側のX線放射窓33の表面側を含む真空容器32の内側に設けられ、接地電位に設定される。
陽極ターゲット35は、上記の実施の形態の陽極ターゲットと同様に形成されている。陽極ターゲット35は接地電位に設定される。
陰極36には陰極支持部材37が接続されている。電圧供給端子54は、陰極支持部材37の内部を通って陰極36に接続されている。電圧供給端子54は、陰極36に負の高電圧を印加するともに陰極36の電子放出源36aに電圧及び電流を供給するものである。
X線管30は、ロータ920、軸受け930、固定体1及び回転体2を備えている。固定体1は、回転軸aに沿って延出して円柱状に形成され、絶縁部材40に固定されている。固定体1は、回転体2の内部に設けられ、回転体2を回転可能に支持する。
回転体2は回転軸aに沿って延出して筒状に形成され、固定体1と同軸的に設けられている。回転体2及び陽極ターゲット35は、継手部35cを介して接合されている。回転体2は、陽極ターゲット35を間接的に固定している。回転体2は、回転軸aを中心に陽極ターゲット35とともに回転可能に設けられている。回転体2の外面にロータ920が取り付けられている。
軸受け930は固定体1及び回転体2間に設けられている。
絶縁部材40は、真空外囲器31の一部を形成している。絶縁部材40は、筒部46と、筒部46の一端側を閉塞した底部47とで形成されている。絶縁部材40は、ハウジング20に液密に設けられている。
絶縁部材50は、真空外囲器31の一部を形成している。絶縁部材50は、ハウジング20の外部に露出した外部端面50Sを有している。この実施の形態において、外部端面50Sは平面である。
絶縁部材50の内部には、陰極36に接続され、外部端面50S側へ導出する電圧供給端子54が設けられている。この実施の形態において、電圧供給端子54は高電圧供給端子である。電圧供給端子54は、外部端面50Sを貫通して設けられ、陰極36に高電圧を供給するものである。電圧供給端子54は低膨張合金であるKOV部材55で支持されている。KOV部材55及び陰極支持部材37間、並びにKOV部材55及び絶縁部材50間は、ろう付けされている。
ケーブル102は、ハウジング20の外部に露出した固定体1の端部に接続されている。ケーブル102は、固定体1等を介して陽極ターゲット35を接地電位に設定するものである。
高電圧コネクタ200は、有底筒状のハウジング201と、ハウジング201内にその先端が挿入されたケーブル202と、ハウジング201内に充填され、ケーブル202の端子をハウジング201の開口部側に向けて固定するエポキシ樹脂材製の固定部203と、この固定部203と絶縁部材50の外部端面50Sとの間に挿入されたシリコーン樹脂材製のシリコーンプレート204とを備えている。この実施の形態において、ケーブル202は高電圧ケーブルである。固定部203は、電気絶縁材である。
この実施の形態において、高電圧コネクタ200の電気絶縁材としての固定部203は、絶縁部材50の外部端面50Sに間接的に密着されている。なお、固定部203は、外部端面50Sに直接密着されていても良い。高電圧コネクタ200は、電圧供給端子54に高電圧を与えるものである。
このように構成されたX線管装置では、次のように用いられる。高電圧コネクタ200をハウジング20に取り付ける際に、シリコーンプレート204が、それぞれ固定部203と、絶縁部材50の外部端面50Sとに密着するように押圧する。
X線遮蔽部としてのX線遮蔽キャップ400は、高電圧コネクタ200を覆うようにハウジング20に着脱可能に取り付けられている。X線遮蔽キャップ400は、X線不透過材を含む材料で形成されている。
焦点F及び陰極36間には、加速/集束電極9が位置している。加速/集束電極9は、電子ビームが陽極ターゲット表面に斜め方向から入射するように電子ビームを加速/集束するものである。加速/集束電極9は、陰極36から焦点Fに向かう電子ビームの軌道を取り囲むように設けられている。加速/集束電極9は、例えば、真空外囲器31に取り付けられている。加速/集束電極9は、接地電位に設定される。
冷却液7は、ハウジング20内に充填され、X線管30及びハウジング20間を満たしている。冷却液7としては、絶縁油又は水系冷却液を用いることができる。この実施の形態において、冷却液7として水系冷却液を用いている。
このように構成されたX線管装置では、ステータコイル910に所定の電流を印加することで、ステータコイル910は、ロータ920(回転体2)に与える磁界を発生して回転体2及び陽極ターゲット35を回転させる。次に、高電圧コネクタ200に所定の高電圧を印加する。
ケーブル102を介し、固定体1、軸受け930、回転体2、継手部35c、及び陽極ターゲット35は接地電位に設定される。高電圧コネクタ200に印加された高電圧は、電圧供給端子54を介して陰極36に与えられる。X線放射窓33を含む真空外囲器31は、接地されている。陰極36の電位は、−Vに設定される。陽極ターゲット35の電位は、接地電位に設定される。
これにより、陰極36から陽極ターゲット35のX線放射層35bに電子ビームが放射され、X線放射層35bに形成された焦点FからX線が放射され、X線は、X線放射窓33及び放射窓24を透過して外部へ放射される。
次に、図2及び図5を参照しながら図12及び図13に示すX線管装置について説明する。
第2平面S2は、第1平面S1及び第4平面S4にそれぞれ垂直である。角度αは、上記式(2)の関係を満たしている(α<−10°+arctan(d/w))。角度αは、上記式(2)の関係を満たし、さらに8°乃至30°の範囲内の何れかである。角度βの範囲は、特に限定されるものではないが、角度βとしては、5°乃至25°の範囲内の何れかであると好ましい。
角度δは、45°乃至135°の範囲内の何れかである。この実施の形態において、角度δは、90°である。このため、第3平面S3は第4平面S4に重なっている。焦点Fの長軸axは、陽極ターゲット35の回転方向に対して直交している。
以上のように構成された他の実施の形態に係る回転陽極型のX線管30及び回転陽極型のX線管装置によれば、この実施の形態のX線管30は、上述した実施の形態のX線管と同様の効果を得ることができる。
冷却液7として、熱伝達率が最も高い、水を主成分とする水系冷却液を用いることができる。このため、冷却液7は、真空容器32や絶縁部材40、50に伝わる熱を最も有効に奪うことができる。また、水系冷却液は、絶縁油に比べて、比熱が大きい(絶縁油の約2倍)ため、X線管30の放熱による冷却液の温度上昇が低く抑えられる。
絶縁部材40は冷却液7に接するため、陽極ターゲット35からの熱を効果的に冷却液7に放散することができる。絶縁部材50は冷却液7に接するため、陰極36からの熱を効果的に冷却液7に放散でき、絶縁部材50に接続された高電圧コネクタ200の温度を低くでき、長期にわたって高電圧コネクタ200の絶縁性を確保することができる。真空容器32はその内面が焦点Fから飛び出す反跳電子の殆どの衝撃を受けたり、高温となった陽極ターゲット35からの熱輻射を受けて加熱されたりするが、真空容器32の外面は冷却液7に接するため、これらの熱を効果的に冷却液7に放散することができる。
上記したことから、信頼性の高いハイパワーのX線出力が可能であり、製品寿命の長期化を図ることが可能である回転陽極型のX線管30及び回転陽極型のX線管装置を得ることができる。また、熱の放出特性を向上させることができる回転陽極型のX線管30及び回転陽極型のX線管装置を得ることができる。
なお、この発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、図3に示したX線放射層12は、陽極ターゲット10の一端面10aを形成しているが、これに限らず種々変形可能である。例えば、図14及び図15に示すように、X線放射層12は、陽極ターゲット10の外周面10bを形成していてもよい。なお、この例では、陽極ターゲット10の一端面10aは平坦である。
上記したすべての実施の形態においては、第2平面S2は第5平面S5と同一であり、従って第2平面S2は第1平面S1及び第4平面S4にそれぞれ垂直である。しかし、第2平面S2と第5平面S5とが同一であるものに限定されるものではなく、同一でない場合でも、いままで「第1方向」について行ってきた説明は、「第1方向」に換えて「第1方向の第5平面への射影」に置き換えることにより成立するため、その詳細な説明は省略する。
この発明は、上記回転陽極型のX線管30及び回転陽極型のX線管装置に限らず、各種の回転陽極型のX線管及び回転陽極型のX線管装置に適用することができる。
1…固定体、2…回転体、7…冷却液、10a…一端面、10b…外周面、10…陽極ターゲット、12…X線放射層、13…スリット、20…ハウジング、30…X線管、31…真空外囲器、33…X線放射窓、35…陽極ターゲット、35a…ターゲット基材、35b…X線放射層、36…陰極、36a…電子放出源、910…ステータコイル、920…ロータ、F…焦点、a…回転軸、ax…長軸、S1…第1平面、S2…第2平面、S3…第3平面、S4…第4平面、S5…第5平面、d1…第1方向、d2…第2方向、d3…第3方向、α,β,δ…角度。

Claims (9)

  1. 回転軸を中心に回転可能であり、ターゲット基材と、前記ターゲット基材上に設けられ電子ビームが入射されることによりX線を放出するX線放射層と、を含み、前記ターゲット基材及びX線放射層にそれぞれ外周面から前記回転軸に向かって凹んだ複数のスリットが形成されている陽極ターゲットと、
    電子の分布範囲の中心が第1方向に沿っている電子ビームを前記X線放射層に入射させ、前記X線放射層に焦点を形成する陰極と、
    前記陽極ターゲット及び陰極を収容し、内部が真空状態であり、前記焦点から第2方向に沿って位置したX線放射窓を有した真空外囲器と、を備え、
    前記焦点が形成される位置の前記X線放射層に接する平面を第1平面、前記焦点を通り前記X線放射層の上方を向き前記第1平面に垂直な方向を第3方向、前記第1方向及び第3方向に沿った平面を第2平面、前記第2方向及び第3方向に沿った平面を第3平面、前記焦点を通り前記回転軸に重なった平面を第4平面、前記焦点を通り前記第1平面及び前記第4平面にそれぞれ垂直な平面を第5平面、前記X線放射層の厚みをd、前記スリットの幅をw、前記第1方向の前記第5平面への射影が前記第1平面からなす角度をα、とすると、
    0<α<−10°+arctan(d/w)である回転陽極型X線管。
  2. 前記角度αは、少なくとも40°以下である請求項1に記載の回転陽極型X線管。
  3. 前記陽極ターゲットは、両端面及び外周面を有した円盤状に形成され、
    前記X線放射層は、前記陽極ターゲットの一端面を形成している請求項1に記載の回転陽極型X線管。
  4. 前記陽極ターゲットは、両端面及び外周面を有した円盤状に形成され、
    前記X線放射層は、前記陽極ターゲットの外周面を形成している請求項1に記載の回転陽極型X線管。
  5. 前記第2平面及び第3平面が内側になす角度は、45°乃至135°の範囲内の何れかである請求項1に記載の回転陽極型X線管。
  6. 前記第2方向が前記第1平面からなす角度は、5°乃至25°の範囲内の何れかである請求項1に記載の回転陽極型X線管。
  7. 前記第2平面は、前記第1平面及び第4平面にそれぞれ垂直である請求項1に記載の回転陽極型X線管。
  8. 前記陰極は、前記陰極から前記焦点に向かう電子ビームの軌道に垂直な断面が矩形状である電子ビームを放射し、
    前記焦点は、前記第3平面に沿った長軸を有し、矩形状に形成されている請求項1に記載の回転陽極型X線管。
  9. 前記陽極ターゲットを固定し、回転軸に沿って延出して筒状に形成され、前記回転軸を中心に回転可能な回転体と、前記回転軸に沿って延出して前記回転体の内部に設けられ、前記回転体を回転可能に支持する固定体と、前記固定体及び回転体間に設けられた軸受けと、をさらに備えた請求項1乃至7の何れか1項に記載の回転陽極型X線管と、
    前記回転体に与える磁界を発生して前記回転体及び陽極ターゲットを回転させる回転駆動機構と、
    前記回転陽極型X線管及び回転駆動機構を収容したハウジングと、を備えている回転陽極型X線管装置。
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