JP2011230945A - 光ファイバ製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却ガスを外部に逃がすことなく光ファイバを切断すると共に切断時に切断屑の飛び散りを抑制する。
【解決手段】光ファイバ母材を加熱する加熱炉1と、この加熱炉1で紡糸された光ファイバ2を冷却ガスGにて冷却する冷却手段3と、光ファイバ2の表面に被覆材を被覆する被覆手段5と、紡糸工程終了時に光ファイバ2を切断する切断手段4とを備えている。切断手段4は、冷却手段3を構成する筒体10の下部に気密状態にして接続させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ製造装置において、特に光ファイバ切断装置に関して冷却ガスの漏れを無くして光ファイバを切断する技術に関するものである。
光ファイバ製造装置としては、例えば特許文献1に記載されるように、線引き炉の下部に冷却筒を設け、その冷却筒の下部に第1被覆装置及び第1硬化装置並びに第2被覆装置及び第2硬化装置を、それぞれの接続部を気密状態にして連続させた構造が開示されている。
この特許文献1に記載の光ファイバ製造装置では、冷却筒内に導入したヘリウムガスを気密状態にすることで、線引き炉上端の開口部からのヘリウムガスの漏出を防止している。
特許第2645716号公報
ところで、紡糸した光ファイバは、通常ファイバカッタにて該光ファイバを左右から挟み込んで切断される。この光ファイバ切断時には、ハサミのようにして切断するため、切断屑(ファイバ屑)が飛び散り易い。切断屑が被覆前の光ファイバの表面にぶつかると、傷が付きファイバ寿命が短くなる。特許文献1に記載の光ファイバ製造装置では、どの部位にファイバカッタを配置するのか開示されておらず、冷却筒に光ファイバが入る前で切断した場合は切断屑が冷却筒内に入り込む。したがって、ファイバカッタの配置箇所を適切な位置に設ける必要がある。
そこで、本発明は、冷却ガスを外部に逃がすことなく光ファイバを切断すると共に切断時に切断屑の飛び散りを抑制することのできる光ファイバ製造装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、光ファイバ母材を加熱する加熱炉と、この加熱炉の下方に配置されて該加熱炉で紡糸された光ファイバを冷却ガスにて冷却する冷却手段と、この冷却手段の下方に配置されて冷却後の光ファイバを切断する切断手段と、この切断手段の下方に配置されて光ファイバの表面に被覆材を被覆する被覆手段と、を備えた光ファイバ製造装置であって、前記冷却手段を、紡糸された前記光ファイバを内部に通過させる入口を天面に有し且つ出口を下面に形成した筒体と、この筒体内に冷却ガスを導入する冷却ガス導入口とで構成し、前記筒体の下部に前記切断手段を気密状態にして接続させたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光ファイバ製造装置であって、前記切断手段は、前記光ファイバを貫通させるファイバ貫通孔を径方向に有したシャフトと、このシャフトを挿入ガイド孔に挿入させて回転自在に保持し且つ該シャフトが該挿入ガイド孔にガイドされて回転したときに前記ファイバ貫通孔と連通するファイバ挿入孔を有したダイとを備え、前記シャフトが回転したときに前記ファイバ貫通孔の入口端縁と前記ファイバ挿入孔の入口奥端縁とが前記光ファイバを切断する切刃となり、前記シャフトの回転により前記光ファイバを切断することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の光ファイバ製造装置であって、前記切断手段と前記被覆手段の間に前記光ファイバを貫通させる貫通孔を有した筒状の連結管を設け、その貫通孔の開口幅を、前記切断手段に接続される入口側から前記被覆手段に接続される出口側に向かって次第に広くしたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の光ファイバ製造装置であって、前記シャフトの先端部に、該シャフトの回転方向を示す指標を設けたことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の光ファイバ製造であって、前記切断手段は、前記光ファイバを挿通させるファイバ挿通孔を形成したダイと、前記ファイバ挿通孔と垂直方向に該ダイに形成したスライド孔にスライド自在とされたパンチとを備え、前記パンチの先端外周縁と前記ファイバ挿通孔と交差する部分の前記スライド孔の周縁とが前記光ファイバを切断する切刃となり、前記パンチのスライドにより前記光ファイバを切断することを特徴としている。
本発明の光ファイバ製造装置によれば、冷却手段を構成する筒体の下部に切断手段を気密状態にして接続したので、この筒体内に導入される冷却ガスが外部に漏れることを防止でき、高価な冷却ガスの使用量を大幅に削減することができる。また、本発明によれば、冷却手段の下部に切断手段を配置したので、切断後の切断屑が飛び散って冷却手段を構成する筒内部に入り込むのを防止することができる。従って、切断屑がファイバ表面に衝突して傷を付けることが無くなり、光ファイバの不良を少なくすることができる。
図1は本実施形態の光ファイバ製造装置の概略構成を示す断面図である。 図2は本実施形態の光ファイバ製造装置の切断手段部分を詳細に示す横断面図である。 図3は本実施形態の光ファイバ製造装置の切断手段部分を詳細に示す正面図である。 図4は本実施形態の光ファイバ製造装置の切断手段で光ファイバを切断する様子を示し、(A)は光ファイバ切断前状態の要部拡大断面図、(B)は光ファイバ切断直後状態の要部拡大断面図である。 図5は図4の切断手段を構成するシャフトの先端部に、該シャフトの回転方向を示す指標を設けた図である。 図6は切断手段の他の構成例を示す断面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[光ファイバ製造装置の構成]
本実施形態の光ファイバ製造装置は、図1に示すように、光ファイバ母材を加熱する加熱炉1と、この加熱炉1の下方に配置されて該加熱炉1で紡糸された光ファイバ2を冷却ガスGにて冷却する冷却手段3と、この冷却手段3の下方に配置されて冷却後の光ファイバ2を切断する切断手段4と、この切断手段4の下方に配置されて光ファイバ2の表面に被覆材を被覆する被覆手段5と、を備えている。
前記加熱炉1は、図示を省略した光ファイバ母材を炉体内に設けた加熱手段(例えばヒータ等)で加熱して溶融し線引きすることにより、細長い線状の光ファイバ2を形成する。
前記冷却手段3は、紡糸された前記光ファイバ2を内部に通過させる入口6を天面7に有し且つ出口8を下面9に形成した筒体10と、この筒体10内に冷却ガスGを導入する冷却ガス導入口11とを有している。
冷却ガス導入口11は、その長手方向を上下方向として鉛直に配置された筒体10の下部に設けられた冷却ガス導入管12に形成されている。この冷却ガス導入口11からは、例えばヘリウムガス等の冷却ガスGが筒体10の下部からその内部に導入される。筒体10内に導入された冷却ガスGは、図1中矢印Aで示すように、筒体10下部から天面7に向かって上昇する。
前記冷却手段3は、加熱炉1で溶けて紡糸された光ファイバ2を後述の被覆手段5へ入り込むまでに適正な温度まで冷却する。冷却ガスGは、筒体10の下部から上部へと上昇して流れ内部に充満することで、光ファイバ2を冷却する。この冷却ガスGは、筒体10の内部に充填されるが、その筒体10の天面7には小さな開口である光ファイバ導入用の入口6から外部に漏れる。
前記切断手段4は、内部に充満させた冷却ガスGが筒部10の下面9から外部へ漏れ出ないようにするべく、前記筒部10の下部に気密状態にして密着接続されている。前記筒部10の下部と前記切断手段4の間には、冷却ガスGの漏れを防止するためのシール部材(図示は省略する)を介在させている。
前記切断手段4は、図1から図3に示すように、光ファイバ2を貫通させるファイバ貫通孔13を径方向に有したシャフト14と、このシャフト14を挿入ガイド孔15に挿入させて回転自在に保持し且つ該シャフト14が該挿入ガイド孔15にガイドされて回転したときに前記ファイバ貫通孔13と連通するファイバ挿入孔16を有したダイ17とからなる。
前記シャフト14は、ダイ17の挿入ガイド穴15に挿入されるシャフト本体部14Aと、該シャフト本体部14Aの一端に一体的に設けられたシャフト先端部14Bと、該シャフト本体部14Aの他端に一体的に設けられたシャフト基端部14Cとからなる。シャフト先端部14Bとシャフト基端部14Cは、前記シャフト本体部14Aよりも小径とされ、それぞれの軸受け部18、19に回転自在に支持されている。
前記ファイバ貫通孔13は、シャフト本体部14Aの軸芯方向と直交する径方向に貫通する円形孔として形成されている。このファイバ貫通孔13は、冷却後の光ファイバ2を挿通させるに足る大きさのストレート孔とされている。
そして、前記シャフト14は、回転駆動源となるロータリシリンダ20に前記シャフト基端部14Cが連結されることにより、軸芯を中心として回転するようになされている。この実施形態では、前記ロータリシリンダ20は、ファイバ貫通孔13内に挿入された光ファイバ2を切断することから、前記シャフト20を右回り及び左周りにそれぞれ僅かな角度だけ回転するようにしている。
前記ダイ17には、前記シャフト本体部14Aを挿入させて回転自在に保持する挿入ガイド孔15が形成されている。また、ダイ17には、前記挿入ガイド孔15と直交する上下方向に光ファイバ2を貫通させるファイバ挿入孔16が形成されている。
前記被覆手段5は、光ファイバ2の表面に被覆材を被覆する。被覆材としては、例えば紫外線硬化樹脂等が使用される。被覆手段5と切断手段4との間には、光ファイバ2をその内部に貫通させる貫通孔21を有した筒状の連結管22が設けられている。連結管22は、その貫通孔21の開口幅を、切断手段4に接続させる入口側から被覆手段5に接続される出口側に向かって次第に広くした管として形成されている。具体的には、連結管22は、直径を小、中、大とした3つの円筒体22A、22B、22Cを連結させた構造にすることで、入口側から出口側に向かって貫通孔21の開口幅を次第に広くしている。
以上のように構成された光ファイバ製造装置では、加熱炉1で光ファイバ母材を加熱すると、光ファイバ母材が溶融して細長くなり光ファイバ2となる。紡糸された光ファイバ2は、この加熱炉1の真下に設けられた冷却手段3を構成する筒体10の天面7に開口する入口6からその筒体10内部に入り込む。そして、筒体10の下端に設けた冷却ガス導入口11からその筒体10内部に冷却ガスGが導入される。
前記光ファイバ2は、筒体10内部に充填された冷却ガスGと接触して被覆手段5に入り込むまでに適正な温度まで冷却される。筒体10内に導入された冷却ガスGは、該筒体10の下端部に切断手段4が気密状態に接続されているため、外部に漏れ無いようになっている。筒体10の天面7に開口6が形成されているが、この開口6は小さな開口であるため、該開口6から外部へ漏れ出る冷却ガスGの量は少ない。
適正な温度まで冷却された光ファイバ2は、被覆手段5まで引き取られ、ここでその表面に被覆材が塗布される。その後、図示を省略する硬化装置によって前記被覆材にUVランプにより紫外線が照射されて硬化され、光ファイバ2が光ファイバ素線或いは光ファイバ芯線となる。
紡糸終了時に光ファイバ2を切断することで、紡糸工程は終了となる。光ファイバ2は、前記冷却手段3の真下に設けられた切断手段4にて切断される。切断手段4では、図4(A)に示すように、ダイ17に形成されたファイバ挿入孔16の入口側からシャフト本体14Aに形成されたファイバ貫通孔13を通してファイバ挿入孔16の出口から下方へ出る光ファイバ2に対して、ロータリシリンダ20を動作させて前記シャフト14を回転させる。
ここでは、図4(A)の切断開始前状態から同図(B)の切断直後状態に示すように、一方向に所定角度だけシャフト14を回転させる。シャフト14が回転すると、前記ファイバ貫通孔13の入口端縁13aと前記ファイバ挿入孔16の入口奥端縁16aとが前記光ファイバ2を切断する切刃となり、前記光ファイバ2が、当該シャフト14の回転により切断される。
前記シャフト14は、一方向に所定角度回転して光ファイバ2を切断すると、今度は逆向きに同じ角度だけ回転して元の状態に戻る。つまり、シャフト14は、前記ファイバ貫通孔13を前記ファイバ挿入孔16と連通させた図4(A)で示す初期状態に復帰する。例えば、図5に示すように、シャフト14の先端部に、該シャフト14の回転方向を示す指標23を設けておくことによって、どの方向にどの程度シャフト14を回転させたのかが目視により判る。図5では、シャフト14の先端部にその中心を通る直線を引くことで指標23としている。もちろん、指標23は、これに限定されることなく、シャフト14の回転方向が判るものであればそのマークは問わない。
そして、切断された光ファイバ2は、図示を省略する引き取り装置によって被覆手段5へと引き取られる。引き取り装置によって光ファイバ2が引き取られると、該光ファイバ2の切断された端部がばたつきながら連結管22の貫通孔21を通して前記被覆手段5へと送られる。この時、連結管22の貫通孔21の開口幅は切断手段4に接続される入口側から被覆手段5に接続される出口側に向かって次第に広くされているため、貫通孔21の内部にゴミが溜まり難い。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態の光ファイバ製造装置によれば、冷却手段3を構成する筒体10の下部に切断手段4を気密状態にして接続させたことにより、前記切断手段4が該筒体10の下部を塞ぐ蓋の機能をして、筒体10内に導入された冷却ガスGの漏れを抑制する。冷却ガスGは、通常、高価なヘリウムガスが使用されることから、ガス漏れが抑制される分、ガス使用量を大幅に削減することができコスト増加を回避することができる。また、本実施形態では、冷却手段3から被覆手段5に至る部分まで、冷却ガスGが外部に漏れ出ない構造とされているため、冷却ガスGを光ファイバ2のパスラインにおいて封止したまま光ファイバ2を切断手段4で切断することができる。
また、本実施形態の光ファイバ製造装置によれば、シャフト14を回転させて光ファイバ2を切断する回転方式を採用しているため、光ファイバ2を両側から挟み込むようにして切断する場合に生じる切断屑の発生が極めて少ない。そのため、光ファイバ2を切断した切断屑が切断手段4の内部に残らない。また、本実施形態の切断手段4は、シャフト14を回転させて光ファイバ2を切断する回転方式による切断であるため、ハサミのように切断する場合に比べて光ファイバ2の切断時に刃先が逃げるような現象が発生せず、シャフト14の回転により光ファイバ2を確実に切断することができる。
また、本実施形態の光ファイバ製造装置によれば、シャフト14の回転による回転方式の切断にて光ファイバ2を切断する剪断による切断であるため、剪断部(切れ刃)の硬度を上げることでカッタの耐久性(つまり、シャフト14自体の耐久性)を上げることができる。
また、本実施形態の光ファイバ製造装置によれば、シャフト14の回転による回転方式の切断にて光ファイバ2を切断する剪断による切断であるため、光ファイバ2は微細に粉砕されずに切断でき、通常であればファイバ屑の清掃が困難である場所にも切断手段5を設置することが可能となる。
また、本実施形態の光ファイバ製造装置によれば、冷却手段3と被覆手段5との間に切断手段4を配置したので、冷却手段3の上に切断手段4を配置した場合に光ファイバ切断後のファイバ屑が冷却手段3を構成する筒体10内に付着するが、そのような心配がない。冷却手段3の上に切断手段4を配置して光ファイバ2を切断すると、光ファイバ2の切断屑が冷却手段3の内面に付着するため、紡糸工程終了時に冷却手段3の内面を清掃する作業が必要となる。そのため、冷却後の光ファイバ2を切断することが望ましい。
また、本実施形態の光ファイバ製造装置によれば、切断手段4と被覆手段5の間に設けた連結管22の貫通孔21の開口幅を、切断手段4に接続される入口側から被覆手段5に接続される出口側に向かって次第に広くしたので、この連結管22の貫通孔21にファイバ屑が入り込んだとしても内部に付着し難い。また、この光ファイバ製造装置によれば、切断手段4と被覆手段5の間に連結管22を設けているので、この連結管22の長さL分だけの距離しか必要としないため、光ファイバ切断後のばたつきにより生じるファイバ屑の残留を少なくすることができる。
また、本実施形態の光ファイバ製造装置によれば、シャフト14の先端部に該シャフト14の回転方向を示す指標23を設けたので、外部から目視によってシャフト14の回転方向を判別することができ、光ファイバ2の切断の有無が確認できる。
[その他の実施形態]
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されることなく種々の変更が可能である。
例えば、前記した実施形態の切断手段4を構成するシャフト14の直径を太くすると共にこのシャフト14を回転させるロータリシリンダ20の駆動力を大きくして、光ファイバ2を切断するためのトルクを大きくするようにしてもよい。このようにすれば、太い光ファイバ2の切断も可能となる。
この他、切断手段4を、図6に示すように、パンチ24を回転させるのではなくダイ25に形成したスライド孔26内において前後方向に動かすことで、該スライド孔26と垂直に形成されたファイバ挿入孔27に侵入する光ファイバ2を切断するようにしてもよい。この切断手段4では、パンチ24の先端外周縁24aと前記ファイバ挿入孔27と交差する部分の前記スライド孔26の周縁26aとが前記光ファイバ2を切断する切刃となり、前記パンチ24のスライドにより光ファイバ2を切断する。
この切断手段4では、やはり光ファイバ2を両側から挟み込んでハサミのようにして切断する方式ではないため、パンチ24の押し切りにより光ファイバ2を切断することからファイバ屑の発生が生じ難い。
本発明は、紡糸工程を終了させるときに光ファイバを切断する光ファイバ製造装置に利用することができる。
1…加熱炉
2…光ファイバ
3…冷却手段
4…切断手段
5…被覆手段
9…筒体の下面
10…筒体(冷却手段)
11…冷却ガス導入口(冷却手段)
13…ファイバ貫通孔(切断手段)
14…シャフト(切断手段)
15…挿入ガイド孔
16…ファイバ挿入孔
17…ダイ
22…連結管

Claims (5)

  1. 光ファイバ母材を加熱する加熱炉と、この加熱炉の下方に配置されて該加熱炉で紡糸された光ファイバを冷却ガスにて冷却する冷却手段と、この冷却手段の下方に配置されて冷却後の光ファイバを切断する切断手段と、この切断手段の下方に配置されて光ファイバの表面に被覆材を被覆する被覆手段と、を備えた光ファイバ製造装置であって、
    前記冷却手段を、紡糸された前記光ファイバを内部に通過させる入口を天面に有し且つ出口を下面に形成した筒体と、この筒体内に冷却ガスを導入する冷却ガス導入口とで構成し、前記筒体の下部に前記切断手段を気密状態にして接続させた
    ことを特徴とする光ファイバ製造装置。
  2. 請求項1に記載の光ファイバ製造装置であって、
    前記切断手段は、前記光ファイバを貫通させるファイバ貫通孔を径方向に有したシャフトと、このシャフトを挿入ガイド孔に挿入させて回転自在に保持し且つ該シャフトが該挿入ガイド孔にガイドされて回転したときに前記ファイバ貫通孔と連通するファイバ挿入孔を有したダイとを備え、前記シャフトが回転したときに前記ファイバ貫通孔の入口端縁と前記ファイバ挿入孔の入口奥端縁とが前記光ファイバを切断する切刃となり、前記シャフトの回転により前記光ファイバを切断する
    ことを特徴とする光ファイバ製造装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光ファイバ製造装置であって、
    前記切断手段と前記被覆手段の間に前記光ファイバを貫通させる貫通孔を有した筒状の連結管を設け、その貫通孔の開口幅を、前記切断手段に接続される入口側から前記被覆手段に接続される出口側に向かって次第に広くした
    ことを特徴とする光ファイバ製造装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の光ファイバ製造装置であって、
    前記シャフトの先端部に、該シャフトの回転方向を示す指標を設けた
    ことを特徴とする光ファイバ製造装置。
  5. 請求項1に記載の光ファイバ製造装置であって、
    前記切断手段は、前記光ファイバを挿通させるファイバ挿入孔を形成したダイと、前記ファイバ挿入孔と垂直方向に該ダイに形成したスライド孔にスライド自在とされたパンチとを備え、前記パンチの先端外周縁と前記ファイバ挿入孔と交差する部分の前記スライド孔の周縁とが前記光ファイバを切断する切刃となり、前記パンチのスライドにより前記光ファイバを切断する
    ことを特徴とする光ファイバ製造装置。
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