JP2011229102A - 撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法 - Google Patents

撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】A/D変換部の温度特性に関わらず、常に所定のダイナミックレンジで撮像することができる撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法を提供することができる。
【解決手段】撮像光学系で結像された被写体像を撮像する撮像素子と、撮像された被写体像をデジタルの撮像データに変換するアナログデジタル(A/D)変換部とを備えた撮像装置において、A/D変換部のA/D変換特性を検出するA/D変換特性検出部と、A/D変換特性検出部の検出結果に基づいて、A/D変換部のA/D変換特性を基準A/D変換特性に近づけるように補正するA/D変換特性補正部とを備えることで、A/D変換部の温度特性に関わらず、常に所定のダイナミックレンジで撮像することができる撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法に関し、特に温度特性を有するアナログデジタル変換部を有する撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法に関する。
入射光量に応じて、線形特性と対数特性との2つの特性が切り替わる光電変換特性を有する、線形対数変換型撮像素子が知られている。この撮像素子は、高感度と広ダイナミックレンジとを両立させることのできるものであるが、光電変換特性が線形特性から対数特性に切り替わる変曲点近傍では、撮像素子の画素を構成するMOS型トランジスタやフォトダイオードの特性のバラツキに起因する出力誤差が大きくなり、温度によっても変曲点の位置が変化するという課題があった。
そこで、例えば特許文献1では、温度係数も含めて各画素毎の補正値を記憶し、補正値に基づいて各画素の出力値を補正することで、全画素の出力値を一致させることのできる信号処理装置が開示されている。
特開平11−298799号公報
しかしながら、撮像素子の光電変換特性の温度特性によって画素出力のオフセットや変曲点が変化すると、撮像素子のダイナミックレンジ自体が変化するが、特許文献1のように撮像素子から出力された出力値を後処理で補正する方法では、このダイナミックレンジ自体の変化を補正することはできない。
また、撮像素子から出力される撮像信号は、アナログデジタル変換器によってデジタルデータに変換されて演算されるが、アナログデジタル変換器自体も温度特性を持っており、その温度特性によってもダイナミックレンジが変化するので、アナログデジタル変換器の温度特性も補正する必要がある。アナログデジタル変換器の温度特性は、撮像素子の光電変換特性には依存しない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、アナログデジタル変換部の温度特性および撮像素子の光電変換特性の温度特性に関わらず、常に所定のダイナミックレンジで撮像することができる撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
1.被写体像を結像させる撮像光学系と、
前記撮像光学系で結像された被写体像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子で撮像された被写体像をデジタルの撮像データに変換するアナログデジタル(A/D)変換部とを備えた撮像装置において、
前記A/D変換部のA/D変換特性を検出するA/D変換特性検出部と、
前記A/D変換特性検出部の検出結果に基づいて、前記A/D変換部のA/D変換特性を基準A/D変換特性に近づけるように補正するA/D変換特性補正部とを備えたことを特徴とする撮像装置。
2.前記A/D変換部への入力を切り替えるA/D入力切替部を有し、
前記A/D変換特性検出部は、
前記A/D入力切替部を用いて、前記A/D変換部に温度に依存しない所定の電位の基準電圧を印加してA/D変換動作を行わせて、前記A/D変換部のA/D変換特性を検出することを特徴とする前記1に記載の撮像装置。
3.前記A/D変換特性検出部は、所定時間が経過する毎に前記A/D変換部のA/D変換特性を検出することを特徴とする前記1または2に記載の撮像装置。
4.前記A/D変換部の温度を検出する温度検出部を備え、
前記A/D変換特性検出部は、前記温度検出部の検出結果が、前回の検出結果から所定値以上変化した場合に、前記A/D変換部のA/D変換特性を検出することを特徴とする前記1から3の何れか1項に記載の撮像装置。
5.前記撮像素子は、前記A/D変換部を内蔵するとともに、温度センサを内蔵し、
前記温度検出部は、前記温度センサの出力に基づいて前記撮像素子の温度を検出することを特徴とする前記4に記載の撮像装置。
6.前記A/D変換特性検出部は、撮像動作の垂直ブランキング期間中に前記A/D変換部のA/D変換特性を検出することを特徴とする前記1から5の何れか1項に記載の撮像装置。
7.前記A/D変換部は、上位ビットを逐次比較型で変換し、冗長ビットを含む下位ビットを積分型で変換するA/D変換器を有し、
前記A/D変換特性検出部は、
前記A/D変換部に、温度に依存しない少なくとも2つの所定の電位の基準電圧を印加してA/D変換特性を検出し、
検出したA/D変換特性を用いて、
前記A/D変換特性のオフセットを前記基準A/D変換特性に近づけるためのA/Dオフセット補正値と、
前記A/D変換特性の傾きを前記基準A/D変換特性に近づけるためのA/D傾き補正値とを演算し、
前記A/D変換特性補正部は、
前記A/Dオフセット補正値に基づいて、前記A/D変換特性のオフセットを前記基準A/D変換特性に近づけるとともに、
前記A/D傾き補正値に基づいて、前記A/D変換特性の傾きを前記基準A/D変換特性に近づけることを特徴とする前記2から6の何れか1項に記載の撮像装置。
8.前記撮像素子は、光電変換特性検出用画素を有し、
前記A/D変換特性補正部によって補正された前記光電変換特性検出用画素の光電変換出力に基づいて、前記撮像素子の光電変換特性を検出する光電変換特性検出部と、
前記光電変換特性検出部の検出結果に基づいて、前記撮像素子の光電変換特性を基準光電変換特性に近づけるように補正する光電変換特性補正部とを備えたことを特徴とする前記1から7の何れか1項に記載の撮像装置。
9.被写体像を結像させる撮像光学系と、
前記撮像光学系で結像された被写体像を撮像して撮像信号を出力する撮像素子と、
前記撮像信号をデジタルの撮像データに変換するA/D変換部とを備えた撮像装置の温度特性補正方法において、
前記A/D変換部のA/D変換特性を検出するA/D変換特性検出工程と、
前記A/D変換特性検出工程の検出結果に基づいて、前記A/D変換部のA/D変換特性を基準A/D変換特性に近づけるように補正するA/D変換特性補正工程とを備えたことを特徴とする撮像装置の温度特性補正方法。
10.前記A/D変換部への入力を切り替えるA/D入力切替部を有し、
前記A/D変換特性検出工程は、
前記A/D入力切替部を用いて、前記A/D変換部に温度に依存しない所定の電位の基準電圧を印加してA/D変換動作を行わせて、前記A/D変換部のA/D変換特性を検出する工程であることを特徴とする前記9に記載の撮像装置の温度特性補正方法。
11.前記A/D変換部は、上位ビットを逐次比較型で変換し、冗長ビットを含む下位ビットを積分型で変換するA/D変換器であり、
前記A/D変換特性検出工程は、
前記A/D変換部に、温度に依存しない少なくとも2つの所定の電位の基準電圧を印加してA/D変換特性を検出し、
検出したA/D変換特性を用いて、
前記A/D変換特性のオフセットを前記基準A/D変換特性に近づけるためのA/Dオフセット補正値と、
前記A/D変換特性の傾きを前記基準A/D変換特性に近づけるためのA/D傾き補正値とを演算する工程であり、
前記A/D変換特性補正工程は、
前記A/Dオフセット補正値に基づいて、前記A/D変換特性のオフセットを前記基準A/D変換特性に近づけるとともに、
前記A/D傾き補正値に基づいて、前記A/D変換特性の傾きを前記基準A/D変換特性に近づける工程であることを特徴とする前記10に記載の撮像装置の温度特性補正方法。
12.前記撮像素子は、光電変換特性検出用画素を有し、
前記A/D変換特性補正工程によって補正された前記光電変換特性検出用画素の光電変換出力に基づいて、前記撮像素子の光電変換特性を検出する光電変換特性検出工程と、
前記光電変換特性検出工程の検出結果に基づいて、前記撮像素子の光電変換特性を基準光電変換特性に近づけるように補正する光電変換特性補正工程とを備えたことを特徴とする前記9から11の何れか1項に記載の撮像装置の温度特性補正方法。
本発明によれば、撮像光学系で結像された被写体像を撮像する撮像素子と、撮像された被写体像をデジタルの撮像データに変換するアナログデジタル(A/D)変換部とを備えた撮像装置において、A/D変換部のA/D変換特性を検出するA/D変換特性検出部と、A/D変換特性検出部の検出結果に基づいて、A/D変換部のA/D変換特性を基準A/D変換特性に近づけるように補正するA/D変換特性補正部とを備えることで、A/D変換部の温度特性に関わらず、常に所定のダイナミックレンジで撮像することができる撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法を提供することができる。
さらに、A/D変換特性補正部によって補正された撮像データに基づいて、撮像素子の光電変換特性を検出するので、撮像データがA/D変換部の温度特性を含まないために、光電変換特性の補正を正確に行うことができる撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法を提供することができる。
撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。 撮像素子、画像処理部および制御部の構成の一例を示すブロック図である。 撮像素子の内部構成の一例を示すブロック図(1/2)である。 撮像素子の内部構成の一例を示すブロック図(2/2)である。 画素の構成の一例と特性とを示す模式図である。 モニタ画素の構成の一例を示す回路模式図である。 撮像装置の実施の形態の動作の第1の例を示すフローチャートのメインルーチンである。 図7のサブルーチン(1/2)である。 図7のサブルーチン(2/2)である。 本発明における温度補正値の演算方法を示すグラフである。 撮像装置の実施の形態の動作の第2の例を示すフローチャートのメインルーチンである。 本発明が解決する課題を示す模式図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限らない。なお、図中、同一あるいは同等の部分には同一の番号を付与し、重複する説明は省略することがある。
最初に、本発明が解決する課題について、図12を用いて確認する。図12は、本発明が解決する課題を示す模式図で、図12(a)は撮像素子の光電変換特性の温度特性を示し、図12(b)はアナログ/デジタル(以下、A/Dと言う)変換部のA/D変換特性の温度特性を示す。
図12(a)において、本発明における撮像素子は、入射光量に応じて、線形特性と対数特性との2つの特性が切り替わる光電変換特性(以下、リニアログ特性と言う)を有している。グラフの横軸は、撮像素子の撮像面照度Lを対数軸でとってあり、縦軸は撮像素子の出力電圧VLを線形軸でとってある。
グラフに実線で示した基準光電変換特性PCは、基準温度、例えば事前測定時の温度Tでの光電変換特性であり、低照度領域A1では線形特性を示し、高照度領域A2では対数特性を示す。線形特性と対数特性との切り替わり点である変曲点Ptは、照度Lptでの出力電圧がVptである。
一方、高温での光電変換特性PChは、グラフに破線で示したように、基準光電変換特性PCに対して、(1)低照度側で出力電圧が持ち上がってオフセットが発生し、(2)変曲点Pthが低照度側に移動し、(3)対数特性の傾きが立っている。従って、光電変換できる撮像面照度Lの範囲に対して出力電圧VLの幅が狭くなり、画像のコントラストが低くなる。
逆に、低温での光電変換特性PClは、グラフに一点鎖線で示したように、(1)低照度側で出力電圧が下がって負のオフセットが発生し、(2)変曲点Ptlが高照度側に移動し、(3)対数特性の傾きが寝ている。従って、光電変換できる撮像面照度Lの範囲、即ちダイナミックレンジが、基準光電変換特性PCに対して狭くなってしまう。
(1)のオフセットVosは、温度による暗電流の増加に起因するもので、撮像素子全般に発生する固有の現象である。(2)の変曲点Ptの移動は、温度による転送ゲートのポテンシャルの低下に起因するもので、リニアログ特性固有の現象である。(3)の対数特性の傾き変化は、対数変換の傾きの理論式が(kT/q)の項を含んでいる(kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子の電荷素量)ために、傾きが絶対温度Tに比例するためで、対数変換特性固有の現象である。
上述した理由から、(1)から(3)の温度特性は撮像素子3の全ての画素31aで同一の温度特性であり、全ての画素31aで同一の補正をすることが可能である。
また、撮像装置においては、撮像に同期してリアルタイムでA/D変換を行う必要があるので、以下に述べる実施の形態では、高速のA/D変換器として、上位ビットを逐次比較型で変換し、冗長ビットを含む下位ビットを積分型で変換するカラム型と呼ばれるA/D変換器を用いることとする。このタイプのA/D変換器については、例えば特開2008−244716号公報等に詳述されている。
図12(b)において、グラフに実線で示した基準A/D変換特性ADは、基準温度、例えば事前測定時の温度TでのA/D変換特性であり、入力電圧Vinに対して、線形のA/D変換特性を示す。
一方、高温でのA/D変換特性ADhは、グラフに破線で示したように、基準A/D変換特性ADに対して、(4)入力電圧Vinの低い側で出力ADout値が大きくなってオフセット(以下、ADオフセットと言う)が発生し、(5)A/D変換特性の傾き(以下、AD傾きと言う)が立っている。従って、A/D変換の入力範囲、即ちA/D変換のダイナミックレンジが、基準A/D変換特性ADに対して狭くなってしまう。
逆に、低温でのA/D変換特性ADlは、グラフに一点鎖線で示したように、基準A/D変換特性ADに対して、(4)入力電圧Vinの低い側で出力ADout値が小さくなって負のADオフセットが発生し、(5)AD傾きが寝ている。従って、A/D変換できる入力範囲に対して出力の幅が狭くなり、画像のコントラストが低くなる。
(4)のADオフセットおよび(5)のA/D傾きの変化の原因は、上位ビットを変換する逐次比較型の変換方法に用いられるキャパシタの容量の温度特性と、A/D変換に許容される時間が短いために、キャパシタの電位が不飽和状態になっていることに起因している。つまり、高温になるとキャパシタの容量が大きくなって、不飽和の状態が大きくなり、低温になるとキャパシタの容量が小さくなって不飽和の状態が小さくなることで発生する誤差である。
以上が、本発明が解決する課題であり、以下に述べる実施の形態では、(1)および(2)をA/D変換前にアナログ的に補正し、(3)、(4)および(5)をA/D変換後にデジタル的に補正することで、課題を解決する。
(1)から(5)の課題を補正することで、温度環境下の光電変換特性およびA/D変換特性を、基準光電変換特性および基準A/D変換特性に一致させることが望ましいが、完全に一致させることができなくても、基準光電変換特性および基準A/D変換特性に近づけることができれば、効果は大きい。
次に、本発明における撮像装置の実施の形態について、図1を用いて説明する、図1は、撮像装置の実施の形態の構成の一例を示すブロック図である。
図1において、撮像装置1は、撮像光学系2、撮像素子3、画像処理部4、制御部5、記憶部6、表示部7およびインターフェース部(以下、I/F部と言う)8等で構成される。表示部7およびI/F部8等は必須ではない。
撮像光学系2は、レンズ等で構成され、光軸21上に配置される撮像素子3の撮像面に被写体の像を結像させる。
撮像素子3は、撮像面が撮像光学系2の光軸21上の結像位置に来るように配置され、撮像光学系2によって結像された被写体の像を光電変換してアナログの撮像信号を出力する。図2以降で詳述するが、本例では、撮像素子3はA/D変換部を内蔵しており、撮像素子3は、撮像信号をA/D変換して、デジタルの撮像データ3sとして出力する。
A/D変換部は、必ずしも撮像素子3に内蔵される必要はなく、撮像素子3と画像処理部4との間に別設されてもよい。
画像処理部4は、後述する制御部5の制御下で、撮像素子3から出力された撮像データ3sに画像処理を施して、画像データ4sを出力する。
制御部5は、例えばCPUと演算用メモリ等で構成され、後述する記憶部6に格納されたプログラムに従って撮像装置1の動作を制御するとともに、I/F部8を介して、撮像装置1が接続される外部システムと交信を行う。撮像素子3、画像処理部4および制御部5については、図2以降で詳述する。
記憶部6は、ROM、RAM等で構成され、制御部5を構成するCPUの動作を規定するプログラムを格納するとともに、制御部5の制御下で、画像処理部4から出力された画像データ4sを記憶および出力し、撮像装置1の各部に関する調整データ等を記憶および出力する。
表示部7は、制御部5の制御下で、記憶部6に記憶された画像や画像に関する情報等を表示する。
I/F部8は、制御部5の制御下で、撮像装置1と外部システムとの間の交信を行う。
次に、撮像素子、画像処理部および制御部について、図2から図4を用いて説明する。図2は、撮像素子、画像処理部および制御部の構成の一例を示すブロック図である。
図2において、撮像素子3は、画素部31、モニタ画素部32、温度センサ33、垂直走査回路34、A/D変換部35、水平シフトレジスタ36、出力アンプ37、オフセットシフト部38およびA/D入力切替部39等で構成されている。
画素部31は、上述したように、リニアログ特性の光電変換特性を持つ。撮像素子3からは、画像処理部4に向けて、撮像データ3sが出力される。撮像素子3の内部構成の詳細は、図3および図4で説明する。
画像処理部4は、撮像素子3から出力された撮像データ3sに画像処理を施して、あるいは処理を施さずにそのまま、画像データ4sとして、制御部5に向けて出力する。画像処理部4は、その他に、撮像素子3のA/D変換部35のA/D変換特性A/Dと基準A/D変換特性ADとのA/DオフセットVadosを0(ゼロ)に近づけるA/Dオフセット補正部41、A/D変換部35のA/D変換特性A/Dの傾きを基準A/D変換特性ADの傾きに近づけるA/D傾き補正部42、および、撮像素子3の光電変換特性PCの対数特性の傾きを基準光電変換特性PCの対数特性の傾きに近づける対数特性補正部43を有している。
制御部5は、撮像素子3の動作を制御して撮像データ3sを出力させ、画像処理部4から出力された画像データ4sを記憶部6に記憶させる等、撮像装置1全体の動作を制御する。
制御部5は、その他に、撮像素子3のA/D変換部35の使用温度環境下でのA/D変換特性ADを検出し、基準A/D変換特性ADに近づけるための補正値を演算するA/D変換補正値演算部51と、撮像素子3の画素部31の使用温度環境下での光電変換特性PCを検出し、基準光電変換特性PCに近づけるための補正値を演算する光電変換補正値演算部52とを有している。
ここに、A/D入力切替部39およびA/D変換補正値演算部51は、本発明におけるA/D変換特性検出部として機能し、モニタ画素部32および光電変換補正値演算部52は、本発明における光電変換特性検出部として機能する。
さらに、制御部5は、撮像素子3の光電変換特性PCの温度特性に起因するオフセットのズレを基準光電変換特性PCに近づけるオフセット制御部53、撮像素子3の光電変換特性PCの温度特性に起因する変曲点Ptのズレを基準光電変換特性PCの変曲点Ptに近づける変曲点制御部54、および、撮像素子3に内蔵された温度センサ33の出力を用いて撮像素子3の温度を検出する温度検出部55を有している。
ここに、オフセットシフト部38およびオフセット制御部53は、本発明におけるオフセット補正部として機能し、垂直走査回路34および変曲点制御部54は、本発明における変曲点補正部として機能する。さらに、対数特性補正部43、オフセットシフト部38およびオフセット制御部53、垂直走査回路34および変曲点制御部54は、本発明における光電変換特性補正部として機能する。
図3および図4は、撮像素子3の内部構成の一例を示すブロック図で、図3は画素部31、モニタ画素部32、温度センサ33および垂直走査回路34を示し、図4はA/D変換部35、水平シフトレジスタ36、出力アンプ37、オフセット補正回路38およびA/D入力切替部39を示す。
図3において、画素部31は、撮像素子3の撮像面上に、m行n列(m、nは正の整数)の2次元マトリクス状に配置された画素31a等で構成され、撮像光学系2によって光軸21上に結像された被写体の像を光電変換し、撮像信号を出力する。
画素31aの構成と光電変換特性とを、図5に示す。図5は、画素31aの構成の一例と特性とを示す模式図で、図5(a)は画素31aの回路構成の一例を示し、図5(b)は画素31aの光電変換特性を示す。
図5(a)において、画素31aは、フォトダイオードPD、転送トランジスタQ1、リセットトランジスタQ2、フローティングディフュージョンFD、出力トランジスタQ3および選択トランジスタQ4等で構成される。
PVDDとPVSSとは、画素31aの電源電位である。最初に、転送トランジスタQ1がオフの状態で、垂直走査回路34から行リセット信号φRSTが出力されてリセットトランジスタQ2がオンして、フローティングディフュージョンFDの電位がリセットされる。
リセットから所定時間経過後に、垂直走査回路34から行選択信号φVSENが出力されて選択トランジスタQ4がオンすることで、フローティングディフュージョンFDのリセット状態の電位が、出力トランジスタQ3を介して、画素31aの垂直列毎に共通の垂直信号線31bに、ノイズ信号31nとして出力される。
続いて、転送トランジスタQ1の転送信号φTXが所定電位に設定されると、画素31aに入射した被写体像の光が、フォトダイオードPDによって光電変換されて光電流Ipとなり、転送トランジスタQ1を介してフローティングディフュージョンFDに蓄積される。
入射光量即ち撮像面照度Lが低照度の場合は、光電流IpのフローティングディフュージョンFDへの蓄積は線形特性である。撮像面照度Lが高照度の場合は、転送トランジスタQ1のサブスレショルド特性により、光電流Ipが対数変換された電位がフローティングディフュージョンFDに発生する。線形特性と対数特性との切り替わり点、即ち変曲点Ptとなる光電流Ipの値Lptは、転送トランジスタQ1の転送信号φTXの設定によって任意に設定できる。
従って、変曲点Ptを基準光電変換特性の変曲点Ptに合わせるには、制御部5の変曲点補正部54から出力される変曲点補正値σに基づいて、転送トランジスタQ1の転送信号φTXを制御することで行うことができる。
再び、垂直走査回路34から行選択信号φVSENが出力されて選択トランジスタQ4がオンすることで、フローティングディフュージョンFDの撮像状態の電位が、出力トランジスタQ3を介して、垂直信号線31bに、画素信号31pとして出力される。
後段の回路、例えばA/D変換部35等で、相関二重サンプリング(以下、CDSと言う)法等により、画素信号31pとノイズ信号31nとの差分をとることで、ノイズがキャンセルされた撮像信号31s(31s=31p−31n)を得ることができる。
光電変換特性を図5(b)に示す。グラフの横軸は撮像面照度Lを対数軸でとってあり、縦軸は出力電圧VLを線形軸でとってある。変曲点Ptでの撮像面照度Lptよりも低照度の状態(A1領域)では、出力電圧VLは撮像面照度Lに対して線形特性であり、変曲点Ptでの撮像面照度Lptよりも高照度の状態(A2領域)では、出力電圧VLは撮像面照度Lに対して対数特性である。
図3に戻って、モニタ画素部32は、画素部31の光電変換特性の温度特性をモニタするためのモニタ画素32a等で構成されている。図3の例では、モニタ画素32aは、撮像素子3の撮像面上の画素部31の領域に隣接して、水平1行分のn画素が設けられているが、これに限るものではなく、少なくとも1画素設けられればよいし、数行設けられても良い。モニタ画素32aの構成の一例を、図6に示す。
図6において、モニタ画素32aは、画素31aのフォトダイオードPDに並列に、温度に依存しない所定の電流値の電流Idを供給する定電流源IDを有している。また、光電流Ipを発生させずに暗電流のみを発生させるように、少なくともフォトダイオードPDは遮光されている。その他は画素31aと同じ構成をしている。温度に依存しない所定の電流値の電流Idは、例えば、バンドギャップ回路として周知の回路を用いることで作成することができる。
駆動方法も同様であり、異なる点は、転送トランジスタQ1の転送信号φTXが所定電位に設定されることで、光電流Ipに相当する定電流Idが、転送トランジスタQ1を介してフローティングディフュージョンFDに蓄積される点である。
定電流Idの値が低い場合は、定電流IdのフローティングディフュージョンFDへの蓄積は線形特性である。定電流Idの値が高い場合は、転送トランジスタQ1のサブスレショルド特性により、定電流Idが対数変換された電位がフローティングディフュージョンFDに発生する。その他の動作は画素31aと同じである。よって、モニタ画素部32に光電流Ipに相当する定電流Idを供給することで、画素部31の光電変換特性を検出することができる。
図3に戻って、温度センサは、例えばダイオードと定電流回路等とで構成され、ダイオードの順方向電圧Vfを出力線33bに出力する。図2で説明した温度検出部55は、ダイオードの順方向電圧Vfの基準温度下での値からの変化を検出することで、温度を知ることができる。温度センサ33は、A/D変換部35の近傍に設けられることが好ましく、そうすることによって、A/D変換部35の温度を正確に検出することができる。
垂直走査回路34は、画素部31およびモニタ画素部32の各行のそれぞれに対して、上述した画素31b動作で説明した3つの駆動信号(行リセット信号φRST、転送信号φTXおよび行選択信号φVSEN)を供給し、画素部31の各行、および必要に応じてモニタ画素部32を順次走査して、撮像動作および光電変換特性検出動作を行わせる。
図4において、オフセットシフト部38は、制御部5のオフセット制御部53から出力されるオフセット補正値κに基づいて、各画素31aから垂直信号線31bに出力された画素信号31pあるいはノイズ信号31nのオフセットを補正して、補正画素信号38pあるいは補正ノイズ信号38nを出力する。これによって、画素31aのオフセット値を基準光電変換特性PCのオフセット値に近づけることができる。
A/D入力切替部39は、A/D変換部35の入力を、オフセット補正回路38の出力である補正画素信号38pあるいは補正ノイズ信号38nと基準電圧39vとに切り替えるスイッチ39a等と、温度に依存しない所定の電位である基準電圧39vを出力する基準電圧回路39bとで構成される。
スイッチ39aは、撮像状態ではオフセット補正回路38の出力側に設定され、A/D変換部35のA/D変換特性を測定する場合には基準電圧39v側に切り替えられる。スイッチ39aの切り替えは、制御部5のA/D変換補正値演算部51から出力される切替信号39hによって制御される。
また、基準電圧回路39bの出力する基準電圧39vの値は、制御部5のA/D変換補正値演算部51から出力される基準電位切替信号39jによって制御される。
A/D変換部35は、画素部31の各列毎に設けられたn個と、温度センサ33の出力に設けられた1個の合計(n+1)個のA/D変換器(図ではADCと表記している)35a等で構成され、A/D変換信号35sを出力する。各々のA/D変換器35aは、例えば上位4ビットを逐次比較型で変換し、冗長ビット1ビットを含む下位11ビットを積分型で変換する計14ビットのA/D変換器である。
また、各々のA/D変換器35aは、オフセット補正回路38の出力である補正画素信号38pと補正ノイズ信号38nとの差分をとるCDS機能を有し、差分をとった後のノイズがキャンセルされた撮像信号31sをA/D変換する。
水平シフトレジスタ36は、画素部31の1行分のA/D変換信号35sをシリアルデータに変換して出力アンプ37を介して撮像データ3sとして出力する。
次に、本発明の撮像装置の実施の形態の動作の第1の例について、図7から図9を用いて説明する。図7は、撮像装置の実施の形態の動作の第1の例を示すフローチャートのメインルーチンであり、図8および図9は、図7のサブルーチンである。動作の第1の例では、撮像装置1は動画像を撮像するものとし、撮像装置1のA/D変換特性ADおよび光電変換特性PCを、所定時間経過毎に、動画像撮像動作の垂直ブランキング期間中に検出する。
図7において、ステップS11で、タイマの計時がスタートされる。ステップS13で、タイマの計時値が所定時間よりも大きいか等しいか否かが確認される。所定時間は、撮像装置1のA/D変換特性ADおよび光電変換特性PCを検出する周期であり、用途に合わせて適宜決定されればよい。
タイマの計時値が所定時間よりも小さい場合(ステップS13;No)、ステップS27に進んで、通常の撮像動作が行われる。タイマの計時値が所定時間よりも大きいか等しい場合(ステップS13;Yes)、ステップS15で、撮像装置1の撮像動作のタイミングが、垂直ブランキング期間であるか否かが確認される。垂直ブランキング期間でない場合(ステップS15;No)、ステップS27に進んで、通常の撮像動作が行われる。
垂直ブランキング期間である場合(ステップS15;Yes)、図8に示すステップS17「A/D変換特性検出サブルーチン」が実行される。
図8において、ステップS171で、制御部5のA/D変換補正値演算部51によって、撮像素子3のA/D入力切替部39の(n+1)個のスイッチ39aが基準電圧回路39bから出力される基準電圧39v側に切り替えられる。ステップS172で、基準電圧39vが第1基準電位V1に設定され、A/D変換部35の(n+1)個のA/D変換器35aに入力される。
ステップS173で、第1基準電位V1がA/D変換されて、(n+1)個の第1A/D変換値A1が得られる。同様に、ステップS174で基準電圧39vが第2基準電位V2に設定され、ステップS175で(n+1)個の第2A/D変換値A2が得られる。以上の(V1,A1)と(V2,A2)との2つのデータを結ぶ直線が、現在の各々のA/D変換器35aのA/D変換特性ADである。
ステップS176で、各々のA/D変換器35aの基準A/D変換特性ADが読み出される。基準A/D変換特性ADは、予めステップS173からステップS175の各動作を行って測定された、少なくとも(V1,A1)と(V2,A2)の2点のデータで表される各々のA/D変換器35aの基準特性で、測定時の温度Tとともに記憶部6に記憶されていたものである。
続いて、ステップS177で、A/D変換特性ADと基準A/D変換特性ADとを用いて、補正値が演算される。
まず、あるA/D変換器35aの、ステップS173からステップS175で求められた現在のA/D変換特性ADと、記憶部6から読み出された基準A/D変換特性ADとを、図10(a)に示す。図10は、本発明における温度補正値の演算方法を示すグラフである。
図10(a)のグラフから分かるように、現在のA/D変換特性ADは、基準A/D変換特性ADとに対して、上方向にシフトするとともに、傾きが立っている。
現在のA/D変換特性ADを、
ADout=α・Vin+β
とすると、
α=(A2−A1)/(V2−V1)
β=A1−α・V1=A1−(A2−A1)・V1/(V2−V1)
となる。
同様に、基準A/D変換特性ADを、
ADout=γ・Vin
とすると、
γ==(A2−A1)/(V2−V1
となる。
従って、現在のA/D変換特性ADを基準A/D変換特性ADに近づけるためには、まず、現在のA/D変換特性ADをA/Dオフセット補正値βだけ平行移動(減算)した後に、傾きαにA/D傾き補正値δを乗算して傾きγに変換することが必要である。
よって、A/Dオフセット補正値βおよびA/D傾き補正値δは、
β=A1−(A2−A1)・V1/(V2−V1)・・・(1式)
δ=γ/α=(A2−A1)・(V2−V1)/(V2−V1)・(A2−A1)・・・(2式)
となる。
ステップS178で、(n+1)個の各々のA/D変換器35aのA/Dオフセット補正値βおよびA/D傾き補正値δが記憶部6に記憶される。ステップS179で、制御部5のA/D変換補正値演算部51によって、撮像素子3のA/D入力切替部39の(n+1)個のスイッチ39aがオフセット補正回路38の出力側に切り替えられて撮像状態にされて、図7のステップS17に戻る。
ここに、ステップS17「A/D変換特性検出サブルーチン」は、本発明におけるA/D変換特性検出工程として機能する。
続いて、図9に示すステップS19「光電変換特性検出サブルーチン」が実行される。図9において、ステップS191で、パラメータkが0(ゼロ)にセットされる。ステップS192で、パラメータkに1が加算される。
ステップS193で、全てのモニタ画素32aに、温度に依存しない所定の電流値の電流Idとして第kの電流Ikが供給され、ステップS194で、モニタ画素32aで第kの電流Ikが光電変換され、A/D変換部35でA/D変換されて、第kの光電変換出力Bkが取得される。
ステップS195で、画像処理部4のA/Dオフセット補正部41によって、ステップS17で演算されたA/Dオフセット補正値βだけ第kの光電変換出力Bkが平行移動されて、A/Dオフセット補正が施される。
続いて、ステップS196で、画像処理部4のA/D傾き補正部42によって、ステップS17で演算されたA/D傾き補正値δが、A/Dオフセット補正が施された第kの光電変換出力Bkに乗算されることでA/D傾き補正が施されて、第kの補正光電変換出力Bk2が生成される。
ステップS195およびS196によって、A/D変換特性ADの温度特性が除去された補正光電変換出力を得ることが出来るので、ステップS198以降で、より正確な光電変換特性の温度特性を検出し、補正することができる。
ステップS197で、パラメータk≧4か否かが確認される。パラメータkが4に等しくなるまで、ステップS192からS195の動作が4回繰り返される。
ここで、第1の電流I1は、画素31aの最低照度での光電流Ipよりも少し大きい電流値であり、第2の電流I2は、撮像装置1の全使用温度範囲で画素31aの光電変換特性が線形特性となる光電流Ipの最大値よりも少し小さい電流値である。第1の電流I1と第2の電流I2とを用いて、現在の光電変換特性PCの線形特性が検出される。
同様に、第3の電流I3は、撮像装置1の全使用温度範囲で画素31aの光電変換特性が対数特性となる光電流Ipの最小値よりも少し大きい電流値であり、第4の電流I4は、画素31aの最高照度での光電流Ipよりも少し小さい電流値である。第3の電流I3と第4の電流I4とを用いて、現在の光電変換特性PCの対数特性が検出される。
パラメータkが4になったら(ステップS197;Yes)、ステップS198で、各々のモニタ画素32aの基準光電変換特性PCが読み出される。基準光電変換特性値PCは、予めステップステップS192からS195の各動作を行って測定された、少なくとも(I1,B1)、(I2,B2)、(I3,B3)および(I4,B4)の4点のデータで表される各々のモニタ画素32aの基準特性で、測定時の温度Tとともに記憶部6に記憶されていたものである。
現在の光電変換特性PCにA/D変換部35の温度特性が補正された、現在の補正光電変換特性PC2と基準光電変換特性PCの関係を、図10(b)に示す。
ステップS199で、A/D変換部35の温度特性が補正された現在の補正光電変換特性PC2と基準光電変換特性PCとを用いて、各補正値が演算される。まず、基準光電変換特性PCの線形特性LNを、
LN=ε・Id+φ
とすると、線形特性の傾きは常に一定であるため、現在の補正光電変換特性PC2の線形特性LNhは、
LNh=ε・Id+ξ
で表される。ここに、φおよびξは、基準光電変換特性PCの線形特性LNおよび現在の補正光電変換特性PC2の線形特性LNhの第1の電流I1よりも十分小さい電流I0(ゼロ)での出力値である。よって、
B1=ε・I1+φ
B2=ε・I2+φ
B12=ε・I1+ξ
B22=ε・I2+ξ
であり、
ε=(B2−B1)/(I2−I1)=(B22−B12)/(I2−I1)
φ=B1−ε・I1
ξ=B12−ε・I1
となる。
よって、オフセット補正値κは、
κ=ξ−φ=B12−B1・・・(3式)
である。
なお、オフセット補正値κは、温度に依存しない所定の電流値の電流Idを供給せずに、フォトダイオードPDによる暗電流のみが流れている状態での、現在の光電変換特性の出力と基準光電変換特性の出力との差を用いても良い。
次に、対数特性領域では、基準光電変換特性PCの対数特性LOGおよび現在の補正光電変換特性PC2の対数特性LOGhを
LOG=μ・log(Id)+ν
LOGh=χ・log(Id)+ψ
とする。νは、基準光電変換特性PCの変曲点Ptを与える光電流Iptでの対数特性LOG出力値である。また、ψは同じく光電流Iptでの現在の補正光電変換特性PC2の対数特性LOGh出力値である。よって、
B3=μ・log(I3)+ν
B4=μ・log(I4)+ν
B32=χ・log(I3)+ψ
B42=χ・log(I4)+ψ
となり、これらから、
μ=(B4−B3)/(log(I4)−log(I3))
ν=B3−μ・log(I3)
χ=(B42−B32)/(log(I4)−log(I3))
ψ=B32−χ・log(I3)
である。
よって、変曲点補正値σは、
σ=ν−ψ=B3−B32−(μ−χ)・log(I3)・・・(4式)
であり、対数特性傾き補正値θは、
θ=χ/μ=(B42−B32)/(B4−B3)・・・(5式)
である。
ステップS200で、ステップS199で演算されたオフセット補正値κ、変曲点補正値σおよび対数特性傾き補正値θが記憶部6に記憶され、図7のステップS19に戻る。ここに、ステップS19「光電変換特性検出サブルーチン」は、本発明における光電変換特性検出工程として機能する。
ステップS21で、タイマがリセットされて、再びタイマの計時が開始される。
ステップS23で、ステップS19で演算されたオフセット補正値κに基づいて、オフセットシフト部38によって、画素部31の各画素31aから出力された画素信号31pあるいはノイズ信号31nのオフセットが補正される。次にオフセット補正値38hが変更されるまで、補正されたオフセット値が保持される。ここに、ステップS23は、本発明におけるオフセット補正工程として機能する。
ステップS25で、ステップS19で演算された変曲点補正値σに基づいて、垂直走査回路34から出力される撮像時の転送トランジスタQ1の転送信号φTXの電位が制御されることで、画素部31の各画素31aの光電変換特性PCの変曲点Ptが、基準光電変換特性PCの基準変曲点Ptに一致する。次に変曲点補正値σが変更されるまで、補正された転送信号φTXの電位が保持される。ここに、ステップS25は、本発明における変曲点補正工程として機能する。
ステップS27で、補正されたオフセット値および補正された転送信号φTXで撮像が行われ、撮像素子3から撮像データ3sが出力される。
ステップS29で、画像処理部4のA/Dオフセット補正部41によって、ステップS17で演算されたA/Dオフセット補正値βだけ撮像データ3sが平行移動されて、A/Dオフセット補正が施された撮像データ3soが生成される。次にA/Dオフセット補正値βが変更されるまでは、今回のA/Dオフセット補正値βが保持される。
続いて、ステップS31で、画像処理部4のA/D傾き補正部42によって、ステップS17で演算されたA/D傾き補正値δが、A/Dオフセット補正が施された撮像データ3soに乗算されることでA/D傾き補正が施されて、A/D補正撮像データ3sadが生成される。これによって、A/D変換特性ADが基準A/D変換特性ADに一致する。次にA/D傾き補正値が変更されるまでは、今回のA/D傾き補正値が保持される。
ステップS33で、画像処理部4の対数特性補正部43によって、ステップS19で演算された対数特性傾き補正値を用いてA/D補正撮像データ3sadに対数特性の傾き補正が施されて、画像データ4sが生成される。ここに、ステップS33は、本発明における対数特性補正工程として機能する。また、ステップS23、S25およびS33は、本発明における光電変換特性補正工程として機能する。
ステップS35で、記憶部6に画像データ4sが記憶される。ステップS37で、撮像を終了するか否かが確認され、終了しない場合(ステップS37;No)、ステップS13に戻って、上述した各動作が繰り返される。終了する場合(ステップS37;Yes)、そのまま終了する。
なお、静止画の撮像および静止画の連写を行う場合には、ステップS11、S13、S15およびS21を省略し、レリーズ動作に合わせて、ステップS17からS37を行えばよい。
次に、本発明の撮像装置の実施の形態の動作の第2の例について、図11を用いて説明する。図11は、撮像装置の実施の形態の動作の第2の例を示すフローチャートのメインルーチンである。動作の第2の例では、撮像装置1のA/D変換特性ADおよび光電変換特性PCを、第1の例のように所定時間経過毎に検出するのではなく、撮像素子3の温度が前回の検出時の温度から所定値以上変化した場合に検出する。
図11において、ステップS15で、撮像装置1の撮像動作のタイミングが、垂直ブランキング期間であるか否かが確認される。垂直ブランキング期間でない場合(ステップS15;No)、ステップS27に進む。
垂直ブランキング期間である場合(ステップS15;Yes)、ステップS41で、撮像素子3に内蔵された温度センサ33と制御部5の温度検出部55とによって、撮像素子3の温度が検出される。
ステップS43で、ステップS41で検出された撮像素子3の温度と前回の検出時の温度との差、即ち撮像素子3の温度変化が所定値よりも大きいあるいは等しいか否かが確認される。温度変化の所定値は、A/D変換特性および光電変換特性の温度特性の許容値等から適宜決定されればよい。
温度変化が所定値よりも小さい場合(ステップS43;No)、ステップS27に進む。温度変化が、所定値よりも大きいあるいは等しい場合(ステップS43;Yes)、ステップS17「A/D変換特性検出サブルーチン」に進む。以後の動作は、第1の例と同じであるので、説明は省略する。
さらに、第1の例と第2の例とを組み合わせて、所定時間経過毎に撮像素子3の温度を検出し、撮像素子3の温度が前回の検出時の温度から所定値以上変化した場合に、撮像装置1のA/D変換特性ADおよび光電変換特性PCを検出するようにしてもよい。
以上に述べたように、本発明によれば、撮像光学系で結像された被写体像を撮像する撮像素子と、撮像された被写体像をデジタルの撮像データに変換するアナログデジタル(A/D)変換部とを備えた撮像装置において、A/D変換部のA/D変換特性を検出するA/D変換特性検出部と、A/D変換特性検出部の検出結果に基づいて、A/D変換部のA/D変換特性を基準A/D変換特性に近づけるように補正するA/D変換特性補正部とを備えることで、A/D変換部の温度特性に関わらず、常に所定のダイナミックレンジで撮像することができる撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法を提供することができる。
さらに、A/D変換特性補正部によって補正された撮像データに基づいて、撮像素子の光電変換特性を検出するので、撮像データがA/D変換部の温度特性を含まないために、光電変換特性の補正を正確に行うことができる撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法を提供することができる。
なお、本発明に係る撮像装置および撮像装置の温度特性補正方法を構成する各構成の細部構成および細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 撮像装置
2 撮像光学系
21 光軸
3 撮像素子
31 画素部
31a 画素
32 モニタ画素部
32a モニタ画素
33 温度センサ
34 垂直走査回路
35 アナログデジタル(A/D)変換部
35a アナログデジタル(A/D)変換器
36 水平シフトレジスタ
37 出力アンプ
38 オフセットシフト部
39 A/D入力切替部
3s 撮像データ
4画像処理部
41 A/Dオフセット補正部
42 A/D傾き補正部
43 対数特性補正部
4s 画像データ
5 制御部
51 A/D変換補正値演算部
52 光電変換補正値演算部
53 オフセット制御部
54 変曲点制御部
55 温度検出部
6 記憶部
7 表示部
8 インターフェース部(I/F部)

Claims (12)

  1. 被写体像を結像させる撮像光学系と、
    前記撮像光学系で結像された被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子で撮像された被写体像をデジタルの撮像データに変換するアナログデジタル(A/D)変換部とを備えた撮像装置において、
    前記A/D変換部のA/D変換特性を検出するA/D変換特性検出部と、
    前記A/D変換特性検出部の検出結果に基づいて、前記A/D変換部のA/D変換特性を基準A/D変換特性に近づけるように補正するA/D変換特性補正部とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記A/D変換部への入力を切り替えるA/D入力切替部を有し、
    前記A/D変換特性検出部は、
    前記A/D入力切替部を用いて、前記A/D変換部に温度に依存しない所定の電位の基準電圧を印加してA/D変換動作を行わせて、前記A/D変換部のA/D変換特性を検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記A/D変換特性検出部は、所定時間が経過する毎に前記A/D変換部のA/D変換特性を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記A/D変換部の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記A/D変換特性検出部は、前記温度検出部の検出結果が、前回の検出結果から所定値以上変化した場合に、前記A/D変換部のA/D変換特性を検出することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子は、前記A/D変換部を内蔵するとともに、温度センサを内蔵し、
    前記温度検出部は、前記温度センサの出力に基づいて前記撮像素子の温度を検出することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記A/D変換特性検出部は、撮像動作の垂直ブランキング期間中に前記A/D変換部のA/D変換特性を検出することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記A/D変換部は、上位ビットを逐次比較型で変換し、冗長ビットを含む下位ビットを積分型で変換するA/D変換器を有し、
    前記A/D変換特性検出部は、
    前記A/D変換部に、温度に依存しない少なくとも2つの所定の電位の基準電圧を印加してA/D変換特性を検出し、
    検出したA/D変換特性を用いて、
    前記A/D変換特性のオフセットを前記基準A/D変換特性に近づけるためのA/Dオフセット補正値と、
    前記A/D変換特性の傾きを前記基準A/D変換特性に近づけるためのA/D傾き補正値とを演算し、
    前記A/D変換特性補正部は、
    前記A/Dオフセット補正値に基づいて、前記A/D変換特性のオフセットを前記基準A/D変換特性に近づけるとともに、
    前記A/D傾き補正値に基づいて、前記A/D変換特性の傾きを前記基準A/D変換特性に近づけることを特徴とする請求項2から6の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像素子は、光電変換特性検出用画素を有し、
    前記A/D変換特性補正部によって補正された前記光電変換特性検出用画素の光電変換出力に基づいて、前記撮像素子の光電変換特性を検出する光電変換特性検出部と、
    前記光電変換特性検出部の検出結果に基づいて、前記撮像素子の光電変換特性を基準光電変換特性に近づけるように補正する光電変換特性補正部とを備えたことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の撮像装置。
  9. 被写体像を結像させる撮像光学系と、
    前記撮像光学系で結像された被写体像を撮像して撮像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像信号をデジタルの撮像データに変換するA/D変換部とを備えた撮像装置の温度特性補正方法において、
    前記A/D変換部のA/D変換特性を検出するA/D変換特性検出工程と、
    前記A/D変換特性検出工程の検出結果に基づいて、前記A/D変換部のA/D変換特性を基準A/D変換特性に近づけるように補正するA/D変換特性補正工程とを備えたことを特徴とする撮像装置の温度特性補正方法。
  10. 前記A/D変換部への入力を切り替えるA/D入力切替部を有し、
    前記A/D変換特性検出工程は、
    前記A/D入力切替部を用いて、前記A/D変換部に温度に依存しない所定の電位の基準電圧を印加してA/D変換動作を行わせて、前記A/D変換部のA/D変換特性を検出する工程であることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置の温度特性補正方法。
  11. 前記A/D変換部は、上位ビットを逐次比較型で変換し、冗長ビットを含む下位ビットを積分型で変換するA/D変換器であり、
    前記A/D変換特性検出工程は、
    前記A/D変換部に、温度に依存しない少なくとも2つの所定の電位の基準電圧を印加してA/D変換特性を検出し、
    検出したA/D変換特性を用いて、
    前記A/D変換特性のオフセットを前記基準A/D変換特性に近づけるためのA/Dオフセット補正値と、
    前記A/D変換特性の傾きを前記基準A/D変換特性に近づけるためのA/D傾き補正値とを演算する工程であり、
    前記A/D変換特性補正工程は、
    前記A/Dオフセット補正値に基づいて、前記A/D変換特性のオフセットを前記基準A/D変換特性に近づけるとともに、
    前記A/D傾き補正値に基づいて、前記A/D変換特性の傾きを前記基準A/D変換特性に近づける工程であることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置の温度特性補正方法。
  12. 前記撮像素子は、光電変換特性検出用画素を有し、
    前記A/D変換特性補正工程によって補正された前記光電変換特性検出用画素の光電変換出力に基づいて、前記撮像素子の光電変換特性を検出する光電変換特性検出工程と、
    前記光電変換特性検出工程の検出結果に基づいて、前記撮像素子の光電変換特性を基準光電変換特性に近づけるように補正する光電変換特性補正工程とを備えたことを特徴とする請求項9から11の何れか1項に記載の撮像装置の温度特性補正方法。
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