JP2011228932A - ネットワークシステム - Google Patents

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俊憲 松井
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まどか 馬場
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Abstract

【課題】パケットの最大長が予め決められている場合にも、一度に送信できるデータ長を短くすることなく、送信データの正当性を判断して信頼性を向上できるネットワークシステムを得る。
【解決手段】エンジン制御装置102は、第1のパケット作成手段113により第1のパケット115を作成し、第2のパケット作成手段114により、第1のパケット115の正当性を判断するためのデータを含む第2のパケット116を作成し、この作成された第1のパケット115は第1の伝送路100に、また第2のパケット116は第2の伝送路101にそれぞれ送信され、これらを受信するAT制御装置103では、受信パケット判断手段123により、第2のパケット116の正当性を判断するためのデータを用いて、第1のパケット115の正当性を判断する。
【選択図】図1

Description

この発明は、ネットワークに夫々接続され、互いに異なる対象を制御する複数の制御装置の間で実施されるデータ伝送の信頼性を高めるネットワークシステムに関するものである。
従来から、一般的に産業機器などの分野で良く知られ、送受信されるデータの信頼性を高めるネットワークシステムとして、次のようなネットワークシステムが知られている。このネットワークシステムでは、ステーションAとステーションBの間は伝送路で接続されており、送受信されるデータには、データの信頼性を高める手段が用いられる。
送信側ステーションは、送信するデータ(以下 送信データ)とそこから導き出される正当性を判断するためのデータ(CRC、シーケンス番号、送信先、送信元情報等)等を1つの送信パケットの中にまとめて送信する。送信パケットの長さが一度に送信できるパケット長を超える場合は、送信できるパケット長に収まるように複数のパケットに分割して送信する。
受信側ステーションは、送信パケットが分割されていなければ、1つのパケットを受信した後に、分割されていれば全てのパケットを受信した後に、正当性を判断するためのデータにより受信した送信データを検証し、誤りがないか等を判断することにより、正当性の判断を実施する。
この技術においては、パケット受信側のステーションは、送信されたパケットが伝送路上でノイズ等により値が変更されてしまった場合において、正当性を判断するためのデータにより変更を検出し、そのパケットを破棄することができる。このようにすることで、ネットワークシステムの信頼性を高くすることができる。
また、この技術以外にも、次のようなネットワークシステムが知られている。このネットワークシステムのステーションAとステーションBの間は、2本の伝送路で接続されており、送受信されるパケットの信頼性を高める手段が用いられる。
送信側ステーションは、送信データを集め、送信データが1つの送信パケットに収まらない長さのときには、1つのパケットに収まる長さ以下かつ、予め定められた個数以下のサブパケットに分割し、そして、先頭から最後までのサブパケットを使って正当性を判断するためのデータとなる訂正データからなる訂正パケットを生成する。そして、サブパケットと訂正パケットを2本の伝送路夫々に同じパケットを順に送信する。送信データが1つのフレームに収まる長さの場合には、訂正パケットを生成せずに、同じデータを送信することも行う。
受信側ステーションでは、サブパケットの遅延や喪失がなければ、各伝送路から同じパケットを同時に受け取り、全てのサブパケットと、訂正パケットを受信したのち、サブパケットの正当性を判断し、変更や喪失等がなく正当と判断されれば、送信データを取り出す(例えば、特許文献1参照)。
この技術においては、受信側のステーションは、一方の伝送路のみで送信されたサブパケットの喪失・変更があれば、他方の伝送路からのサブパケットを使用し、両方の伝送路で送信されたサブパケットの喪失・変更があれば、訂正パケットを受信した後、サブパケットが喪失・変更されたことで正当でないと判断し、正当性を判断するためのデータを使ってデータを復元することができる。このようにすることで、ネットワークシステムの信頼性を高くすることができる。
特許第4024988号公報(第6〜14頁、図1)
しかしながら、上述の従来技術には、以下のような問題がある。
送信データとそこから導き出される正当性を判断するためのデータを1つの送信パケットの中にまとめて送信する場合、パケットの最大長が予め決められているネットワークシステムにおいては、一度に送信できるデータ長が短くなってしまう、といった問題がある。
複数の送信パケットに分割して送信する場合では、送信側には複数のパケットに分割する手段、受信側には複数のパケットを元に戻す手段が必要となる。この手段をもって分割して送信した場合においても、受信側では、全ての送信パケットが到着するまで、受信した送信データの正当性を判断できないといった問題がある。
次に、特許文献1の方法においては、送信データが1パケットに収まらないときは、送信データが含まれるサブパケットと訂正パケットを全て受信するまで、受信した送信データの正当性を判断することができないといった問題がある。
一方で、送信データが1パケットに収まるときも、1つの送信パケットを受信した後に到着する同じ送信パケットを受信するまでは、送信データの正当性を判断することができないといった問題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、パケットの最大長が予め決められている場合にも、一度に送信できるデータ長を短くすることなく、送信データの正当性を判断して信頼性を向上できるネットワークシステムを得ることを第1の目的とする。
また、パケットの最大長が予め決められている場合にも、パケットを分割して送信することなく、送信データの正当性を判断することで信頼性を向上できるネットワークシステムを得ることを第2の目的とする。
また、送信パケット受信後に同じ伝送路より届く、正当性を判断するためのデータ受信まで待つことなく、別の伝送路より受信する正当性を判断するためのデータを使って正当性を判断することで信頼性を向上できるネットワークシステムを得ることを第3の目的とする。
この発明に係わるネットワークシステムにおいては、通信機能を有する複数のノードが、第1および第2の伝送路により接続され、パケットを送受信するネットワークシステムであって、パケットを送信するノード(以下、送信ノードという)は、1つ以上のデータから構成される第1のパケットを作成する第1のパケット作成手段、この第1のパケット作成手段によって作成された第1のパケットの正当性を判断するためのデータを含む第2のパケットを作成する第2のパケット作成手段、第1のパケット作成手段によって作成された第1のパケットを第1の伝送路上に送信する第1の送信手段、第2のパケット作成手段によって作成された第2のパケットを第2の伝送路上に送信する第2の送信手段を備え、パケットを受信するノード(以下、受信ノードという)は、第1の伝送路上から第1のパケットを受信する第1の受信手段、第2の伝送路上から第2のパケットを受信する第2の受信手段、第2の受信手段によって受信された第2のパケットに含まれる正当性を判断するためのデータを用いて、第1の受信手段によって受信された第1のパケットの正当性を判断する受信パケット判断手段を備えたものである。
この発明は、以上説明したように、第1および第2の伝送路に接続されたノード間で送受信を行うとき、送信ノードは、第1のパケットと、第1のパケットの正当性を判断するためのデータを含む第2のパケットを夫々、第1の伝送路、第2の伝送路に送信し、受信ノードでは、第1の伝送路、第2の伝送路夫々から、第1のパケットと、第2のパケットを受信し、第2のパケットに含まれる正当性を判断するためのデータを用いて、第1のパケットの正当性を判断する。
このように、第1のパケットに、正当性を判断するためのデータを含めないので、第1のパケットに含めるデータ長を短くすることなく、第2のパケットに含まれる正当性を判断するためのデータを用いて、第1のパケットの正当性を判断することができる。
また、第1のパケットと第2のパケットを別の伝送路により送信するので、同一の伝送路により送信する場合のように第2のパケットの受信を待つことなく、第2のパケットを用いて、第1のパケットの正当性を判断することができる。
この発明の実施の形態1に係わるネットワークシステムを示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態1に係わるネットワークシステムの処理と伝送路上でのパケットの流れを示す図である。 この発明の実施の形態1に係わるネットワークシステムの第1のパケットに発生した誤りを示す図である。 この発明の実施の形態2に係わるネットワークシステムを示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態2に係わるネットワークシステムの処理と伝送路上でのパケットの流れを示す図である。 この発明の実施の形態3に係わるネットワークシステムを示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態3に係わるFlexRay通信におけるタイムセグメントの構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係わるネットワークシステムの処理と伝送路上でのパケットの流れを示す図である。
以下、この発明のネットワークシステムの好適な実施の形態につき図を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
なお、以下の実施の形態では、このネットワークシステムが車両に搭載されている場合について説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係わるネットワークシステムを示すブロック構成図である。
図1において、第1の伝送路100、第2の伝送路101は、それぞれ、CSMA/CA(Carrier Sence Multiple Accsess/Collision Avoidance)方式を、ネットワーク接続方法に採用したプロトコルであるCAN(Controller Area Network)(国際規格ISO11898)に準拠した通信(以下、「CAN通信」と称する)を行うCANネットワークを用いる。ここでは、一度に送受信するデータ単位をパケットと称し、CAN通信では、一度に送信できるパケットの最大長が8Byteに決められており、これを超える場合は、別途パケットを分割するためのTransportプロトコルを使用することになる。Transportプロトコルは、通常の通信では使われることは少ないため、本実施の形態では使用しないこととする。
なお、ネットワークは、上記のものに限定されず、ネットワーク接続方法にCSMA/CA方式や、これに類似した方式を採用したプロトコルを使用し、一度に送信できるパケットの最大長が存在するネットワークであれば、他のネットワークであってもよい。
第1の伝送路100、第2の伝送路101には、夫々通信を行うエンジン制御装置102、AT(AT:Automatic Transmission)制御装置103、ステアリング制御装置104、メータ制御装置105が接続される。
エンジン制御装置102(送信ノード)は、CPU1(111)と通信コントローラ1(112)を備える。CPU1(111)には、送信データを集めて第1のパケット115を作成する、第1のパケット作成手段113と、第1のパケット115に含まれる送信データの正当性を判断するための正当性判断用データを含む第2のパケット116を作成する第2のパケット作成手段116が含まれる。
正当性判断用データとしては、送信データに意図しない誤り(伝送路でのノイズ等の影響による)が含まれていないかどうかを検出するためのデータや、検出した誤りを修正するためのデータ、送信先や送信元を示すためのデータ、パケットの送信順番を示すためのデータなどが含まれるが、本発明の効果には、正当性判断用データの種類は影響しないため、ここでは送信データに誤りが含まれていないかどうかを検出するためのデータとする。
一方、誤りを検出するためのデータとしても、巡回冗長検査符合(CRC)やパリティビットといったデータが一般的であるが、これに限るものではない。
CPU1(111)は、第1のパケット115と第2のパケット116を通信コントローラ1(112)に引き渡す。通信コントローラ1(112)は、通信機能を備える部分であり、第1の伝送路100にパケットを送信する第1の送信手段117と、第2の伝送路101にパケットを送信する第2の送信手段118を備える。
ここでは、CPU1(111)と通信コントローラ1(112)は個別のものとして表示しているが、CPU1に通信コントローラの機能を内蔵することもできる。また、CAN通信には、これら以外にも必要な構成物が存在するが、本実施の形態で説明するネットワークシステムには直接関係しないため、その説明を省略する。
AT制御装置103(受信ノード)は、通信を行う装置であり、CPU2(121)と通信コントローラ2(122)からなり、第1のパケット115と第2のパケット116を受信する。CPU2(121)には、第2のパケット116に含まれる正当性判断用データを用いて、対となる第1のパケット115に含まれる送信データの誤りを検出することで、正当性を判断し、誤りがなければ、第1のパケット115からデータを取り出す受信パケット判断手段123を備える。受信パケット判断手段123による誤り検出は、受信した第1のパケット115から、正当性判断用データを算出し、第2のパケット116から取り出した正当性判断用データと比較することで行う。比較結果が異なれば、誤りが含まれていると判断する。誤りが含まれていなければ、第1のパケット115に含まれる送信データをそのまま取り出す。
通信コントローラ2(122)は、通信機能を備える部分であり、第1の伝送路100からデータを受信する第1の受信手段127と、第2の伝送路101からデータを受信する第2の受信手段128を備える。
ここでは、CPU2(121)と通信コントローラ2(122)は、個別のものとして表示しているが、CPU2(121)に通信コントローラの機能を内蔵することもできる。
また、AT制御装置103のCAN通信にも、これら以外に必要な構成物が存在するが、本実施の形態で説明するネットワークシステムの機能には直接関係しないため、その説明を省略する。
また、本構成では、通信コントローラ1(112)には送信手段のみを、通信コントローラ2(122)には受信手段のみを持たせているが、これは、本発明の機能を説明し易くするために送信もしくは受信に特化した構成としたためである。実際にはこの限りではなく、通信コントローラには送信および受信の双方の手段が備わる。また、通信コントローラをCPUとは別に記載したが、CPUと通信コントローラが一体化している場合でも本実施の形態の効果には影響はない。
また、第1の伝送路100及び第2の伝送路101には、それぞれステアリング制御装置104とメータ制御装置105が接続されている。ステアリング制御装置104およびメータ制御装置105のそれぞれは、第1の伝送路100および第2の伝送路101を介してエンジン制御装置102およびAT制御装置103と接続されるが、本実施の形態で説明するネットワークシステムには直接関係しないため、その説明を省略する。
図2は、この発明の実施の形態1に係わるネットワークシステムの処理と伝送路上でのパケットの流れを示す図である。
図2において、エンジン制御装置処理201は、エンジン制御装置102の通信に関連する処理内容である。AT制御装置処理202は、AT制御装置103の通信に関連する処理内容である。第1の伝送路のパケット203は、第1の伝送路100におけるパケットである。第2の伝送路のパケット204は、第2の伝送路101におけるパケットである。それぞれ、タイムチャートに沿って示されている。
図3は、この発明の実施の形態1に係わるネットワークシステムの第1のパケットに発生した誤りを示す図である。
図3において、正と誤の第1のパケットが示されている。
次に、図2を参照しながら、この発明の実施の形態1に係わるネットワークシステムの動作について説明する。
本実施の形態では時間同期するネットワーク接続方式を使用していないので、エンジン制御装置102の処理とAT制御装置103の処理が持つ時間は同期されていない。
まず、エンジン制御装置102による処理11から処理14までの各処理について説明する。
処理11では、第1のパケット作成手段113が、送信データを収集し、第1のパケット115を作成する。
処理12では、第2のパケット作成手段114が、第1のパケット115から信頼性を確認するためのデータを算出し、このデータを含む第2のパケット116を作成する。
処理13では、第1の送信手段117が第1の伝送路100上に第1のパケット115を送信する。
処理14では、第2の送信手段118が第2の伝送路101上に第2のパケット116を送信する。
次に、AT制御装置103による処理21から処理23までの各処理について説明する。
処理21では、第1の受信手段127が第1の伝送路100上から第1のパケット115を受信する。
処理22では、第2の受信手段128が第2の伝送路101上から第2のパケット116を受信する。
処理23では、受信パケット判断手段123が、第2のパケット116に含まれる信頼性を確認するためのデータを使って、対となる第1のパケット115の誤りを検出することで正当性を判断する。具体的には、受信パケット判断手段123が、受信した第1のパケット115から、正当性判断用データを算出し、第2のパケット116から取り出した正当性判断用データと比較する。比較結果が異なれば、誤りが含まれているため、正当でないと判断する。誤りが含まれておらず、正当であれば、第1のパケット115に含まれる送信データをそのまま取り出す。
図2に示したタイミングチャートにおいては、この実施の形態1の特徴部分を明確にするために、送受信にかかる処理のみを示している。しかしながら、実際はこの限りではなく、エンジン制御装置102、AT制御装置103夫々固有の処理が存在する。これらの処理は、タイムチャートには示さないが、本処理を実行しない時間において実行される。
続いて、第1の伝送路100上で、第1のパケット115にノイズ等を原因としたビット反転などの誤りがなく、正当である場合の動作を、図2のタイミングチャートにしたがって説明する。
まず、時刻t11において、第1のパケット作成手段113が、処理11を実行し、第1のパケット11(215)を作成する。
続いて、時刻t12において、第2のパケット作成手段114が、処理12を実行し、第1のパケット11(215)の正当性判断用データを含む対となる第2のパケット11(216)を作成する。
次に、時刻t13において、第1の送信手段117が処理13を実行し、第1の伝送路100上に第1のパケット11(215)を送信する。
続いて、時刻t14において、第2の送信手段118が処理14を実行し、第2の伝送路101上に時刻t13で送信した第1のパケット11(215)と対となる第2のパケット11(216)を送信する。
次に、時刻t21において、第1の受信手段127が処理21を実行し、第1の伝送路100上から第1のパケット11(215)を受信する。
続いて、時刻t22において、第2の受信手段128が処理22を実行し、第2の伝送路101上から第2のパケット11(216)を受信する。
続いて、時刻t23において、受信パケット判断手段123が、処理23を実行し、第1のパケット11(215)から算出した正当性判断用データと第2のパケット11(216)に含まれる正当性判断用データを比較し、誤りが含まれていないかどうかを判断する。この場合、誤りが含まれてないことから、第1のパケット11(215)は正当であると判断し、含まれる送信データを取り出す。
次に、第1の送信パケットに誤りが含まれることで正当でない場合のネットワークシステムの動作を、図2のタイミングチャートに従って説明する。
なお、時刻t11から時刻t14までのエンジン制御装置102の処理は、上述した送信されたパケットが正常な場合の動作と同様なので、その説明を省略する。
ここでは、処理13で送信された第1のパケット11(215)は、第1の伝送路100上でノイズ等の影響により、図3に示すように、1bit値が反転している(前から4bit目が0から1に)とする。
続いて、時刻t21から時刻t22までのAT制御装置103の処理も、上記と同様のため、その説明を省略する。
次に、時刻t23において、受信パケット判断手段123が、処理23を実行し、第2のパケット11(216)に含まれる正当性判断用データを使って、対となる第1のパケット11(215)に誤りが含まれていないかどうかを判断することで、パケットの正当性を判断する。この場合、受信パケット判断手段123が、第1のパケット11(215)から算出する正当性判断用データと第2のパケット11(216)から取り出した正当性判断用データとの比較結果が異なることから、第1のパケット11(215)は正当でないと判断でき、含まれる送信データを取り出さない。
このように、第1のパケット11(215)と第2のパケット11(216)に含まれる第1のパケット11(215)の正当性判断用データを使用することで、第1のパケットが正当であるか、正当で無いかを判断でき、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
ここでは、第1のパケット11(215)と第2のパケット11(216)に関して説明したが、他の送信するパケットにおいてもエンジン制御装置102とAT制御装置103において同様の処理を実施することで、全てのパケットに対して誤りがあるかどうかを判断することで、正当であるか、正当で無いかを判断でき、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
また、ここでは、第1のパケット11(215)に誤りが含まれる場合を説明したが、第2のパケット11(216)に誤りが含まれる場合や、両方のパケットに誤りが含まれる場合においても、同様の方法で誤りがあるかどうかを判断することで、正当であるか、正当で無いかを判断でき、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
すなわち、一度に送信できるパケットの最大長が決まっているネットワークにおいて、第1のパケット115の正当性判断用データを含む第2のパケット116を第1の伝送路100とは異なる第2の伝送路101で送信することにより、1つの伝送路で送信データとその正当性判断用データを1つのパケットとして送信する場合と比べて、第1のパケットで送信できるデータ長を減らすことなく、正当性を判断することで、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
また、一度に送信できるパケットの最大長が決まっているネットワークシステムにおいて、第1のパケット115の正当性判断用データを含む第2のパケット116を第1の伝送路100とは異なる第2の伝送路101で送信することにより、1つの伝送路で送信データ長を減らすことなく、送信データと正当性判断用データとを一緒に送信する場合と比べて、パケットを分割して送信することなく、正当性を判断することで、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
さらにまた、一度に送信できるパケットの最大長が決まっているネットワークにおいて、第1のパケット115の正当性判断用データを含む第2のパケット116を第1の伝送路100とは異なる第2の伝送路101でほぼ同時に送信することにより、送信データを含むパケットの送信後に正当性判断用データを含むパケットを送信する場合と比べて、正当性判断用データの受信までの時間が短くすることができるとともに、正当性を判断することで、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
以上のように、実施の形態1は、第1の伝送路および第2の伝送路により接続された第1の制御装置および第2の制御装置において、パケットを送信する第1の制御装置は、1つ以上のデータから構成される第1のパケットを作成する第1のパケット作成手段と、第1のパケットの正当性判断用データを含む第2のパケットを作成する第2のパケット作成手段と、第1のパケットを第1の伝送路上に送信する第1の送信手段と、第2のパケットを第2の伝送路上に送信する第2の送信手段とを有している。
また、パケットを受信する第2の制御装置は、第1の伝送路上から第1のパケットを受信する第1の受信手段と、第2の伝送路上から第2のパケットを受信する第2の受信手段と、第2のパケットに含まれる正当性判断用データのデータを用いて対となる第1のパケットの正当性を判断する受信パケット判断手段を有している。
そのため、第1の制御装置では、本来1つのパケットで送信できるデータ量を減らして正当性判断用データを第1のパケット内に収めることなくパケットを送信でき、第2の制御装置では、第1の伝送路から受信した第1のパケットから算出する正当性判断用データと第2の送路からほぼ同時に受信した第2のパケットに含まれる正当性判断用データを使って、第1のパケットの正当性を判断できることにより、信頼性を向上するネットワークシステムを得ることができる。
また、上記実施の形態1において、第1のパケットを受信した後に対となる第2のパケットを一定時間受信することができなければ、第1のパケットを破棄することで、さらに信頼性を向上させることができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るネットワークシステムを示すブロック構成図である。
図4において、100〜105、111〜118、121〜123、127、128は図1におけるものと同一のものである。図4では、エンジン制御装置102のCPU1(111)は、送信データ重要性判断手段401(送信パケット重要性判断手段)を備える。送信データ重要性判断手段401は、第1のパケット115に含まれる送信データの重要性を判断し、重要性が高いと判断した場合には、第2のパケット作成手段114に正当性判断用データを含む第2のパケット作成指示を出す。
図4の構成においても、通信コントローラ1(112)には送信手段のみを、通信コントローラ2(122)には受信手段のみを持たせているが、これは、本発明の機能を説明し易くするために送信もしくは受信に特化した構成としたためである。実際にはこの限りではなく、通信コントローラには送信および受信の双方の手段が備わる。また、通信コントローラをCPUとは別に記載したが、CPUと通信コントローラが一体化している場合でも、本実施の形態の効果には影響はない。
図5は、この発明の実施の形態2に係わるネットワークシステムの処理と伝送路上でのパケットの流れを示す図である。
図5において、201〜204は図2におけるものと同一のものである。なお、図2と同じ番号の処理は、図2と同じ処理である。
次に、図5を参照しながら、この発明の実施の形態2に係わるネットワークシステムの動作について説明する。
処理31では、エンジン制御装置102の送信データ重要性判断手段401が、第1のパケット115に含まれる送信データの重要性を判断し、重要性が高いと判断した場合には、第2のパケット作成手段114に正当性判断用データを含む第2のパケット作成指示を出し、重要性が高くないと判断した場合には、第2のパケット作成手段114に指示を出さないため、第2のパケット116に関する処理を実施しない。
処理32では、受信パケット判断手段123が、第2のパケット116に含まれる正当性判断用データを使って、対となる第1のパケット115の誤りを検出することで、正当性を判断する。具体的には、受信パケット判断手段123が、受信した第1のパケット115から、正当性判断用データを算出し、第2のパケット116から取り出した正当性判断用データと比較する。比較結果が異なれば、誤りが含まれているため、正当でないと判断する。誤りが含まれておらず、正当であれば、第1のパケット115に含まれる送信データをそのまま取り出す。
このとき、対となる第2のパケット116を一定時間、受信していないのであれば、正当性の判断を実施せずに、第1のパケット115に含まれる送信データを取り出す。
図5に示したタイミングチャートにおいては、この実施の形態2の特徴部分を明確にするために、送受信にかかる処理のみを示している。しかしながら、実際はこの限りではなく、エンジン制御装置102、AT制御装置103にそれぞれ固有の処理が存在する。これらの処理は、タイムチャートには示さないが、本処理を実行しない時間において実行される。
続いて、第1の伝送路100上で、第1のパケット115におけるにノイズ等を原因としたビット反転などの誤りがなく、正当である場合の動作を、図5のタイミングチャートにしたがって説明する。
ここでは、まず送信データの重要性が高い場合の処理をエンジン制御装置処理201の時刻t31〜時刻t35、AT制御装置処理202の時刻t41〜時刻t43により、説明する。
まず、時刻t31において、第1のパケット作成手段113が、処理11を実行し、第1のパケット21(315)を作成する。
続いて、時刻t32において、送信データ重要性判断手段401が、処理31を実行する。ここでは、第1のパケット21(315)に含まれる送信データの重要性が高いと判断されることから、第2のパケット作成手段114に第2の送信パケット作成の指示を出す。
次に、時刻t33において、送信データ重要性判断手段401の指示を受け、第2のパケット作成手段114が、処理12を実行し、第1のパケットの正当性判断用データを含む対となる第2のパケット21(316)を作成する。
続いて、時刻t34において、第1の送信手段117が処理13を実行し、第1の伝送路100上に第1のパケット21(315)を送信する。
次に、時刻t35において、第2の送信手段118が処理14を実行し、第2の伝送路101上に第2のパケット21(316)を送信する。
次に、時刻t41において、第1の受信手段127が処理21を実行し、第1の伝送路100上から第1のパケット21(315)を受信する。
続いて、時刻t42において、第2の受信手段128が処理22を実行し、第2の伝送路101上から第2のパケット21(316)を受信する。
次に、時刻t43において、受信パケット判断手段123が、処理32を実行し、第1のパケット21(315)から算出した正当性判断用データと第2のパケット21(316)に含まれる正当性判断用データを比較し、第1のパケットに誤りが含まれていないかどうかを判断する。この場合、誤りが含まれてないことから、第1のパケット21(315)は、正当であると判断し、含まれる送信データを取り出す。
続いて、送信データの重要性が高いと判断されない場合の処理をエンジン制御装置処理201の時刻t36〜時刻t38、AT制御装置処理202の時刻t44〜時刻t45により説明する。
まず、時刻t36において、第1のパケット作成手段113が、処理11を実行し、第1のパケット22(317)を作成する。
続いて、時刻t37において、送信データ重要性判断手段401が、処理31を実行する。ここでは、第1のパケット22(317)に含まれる送信データの重要性が高いと判断されないことから、第2のパケット作成手段114に第2の送信パケット作成の指示は出さない。
次に、時刻t38において、第1の送信手段117が処理13を実行し、第1の伝送路100上に第1のパケット22(317)を送信する。
次に、時刻t44において、第1の受信手段127が処理21を実行し、第1の伝送路100上から第1のパケット22(317)を受信する。
続いて、時刻t45において、受信パケット判断手段123が、処理32を実行し、第1のパケット22(317)しか受信していないことから、誤りの検出は実施せずに、第1のパケットに含まれる送信データを取り出す。
第1のパケット21(315)に誤りが含まれることで正当でない場合のネットワークシステムの動作は、実施の形態1で示した正当でない場合のネットワークシステムの動作と同様のため、その説明を省略する。
ここで、第1のパケット22(317)に誤りが含まれたことで正当でない場合は、本実施の形態2でのネットワークシステムでは検出することはできないが、第1のパケット22(317)に含まれる送信データの重要性が高いと判断されていないため、ネットワークシステムへの影響は小さい。
このように、エンジン制御装置102で重要性が高いと判断した送信データが含まれる第1のパケット21(315)と第2のパケット21(316)に含まれる第1のパケット21(315)の正当性判断用データを使用することで、送信側で重要性が高いと判断した第1のパケットが正当であるか、正当で無いかを判断でき、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
ここでは、第1のパケット21(315)と第2のパケット21(316)に関して説明したが、他の送信するパケットにおいてもエンジン制御装置102とAT制御装置103において同様の処理を実施することで、送信側で重要性が高いと判断した全てのパケットに対して誤りがあるかどうかを判断することで、正当であるか、正当で無いかを判断でき、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
また、ここでは、第1のパケットに誤りが含まれる場合を説明したいが、第2のパケットに誤りが含まれる場合や、両方のパケットに誤りが含まれる場合においても、同様の方法で誤りがあるかどうかを判断することで、正当であるか、正当で無いかを判断でき、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
すなわち、一度に送信できるパケットの最大長が決まっているネットワークにおいて、送信側で重要性が高いと判断した送信データが含まれる第1のパケット115の正当性判断用データを含む第2のパケット116を第1の伝送路100とは異なる第2の伝送路101で送信することにより、1つの伝送路で送信データとその正当性判断用データを1つのパケットとして送信する場合と比べて、第1のパケットで送信できるデータ長を減らすことなく、送信側で重要性が高いと判断した全てのパケットに対して、正当性を判断することで、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
また、一度に送信できるパケットの最大長が決まっているネットワークにおいて、送信側が重要性が高いと判断した送信データが含まれる第1のパケット115の正当性判断用データを含む第2のパケット116を第1の伝送路100とは異なる第2の伝送路101で送信することにより、1つの伝送路で送信データ長を減らさずに送信データと正当性判断用データとを一緒に送信する場合と比べて、パケットを分割して送信することなく、送信側で重要性が高いと判断した全てのパケットに対して、正当性を判断することで、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
さらにまた、一度に送信できるパケットの最大長が決まっているネットワークにおいて、送信側で重要性が高いと判断した送信データが含まれる第1のパケット115の正当性判断用データを含む第2のパケット116を第1の伝送路100とは異なる第2の伝送路101でほぼ同時に送信することにより、送信データを含むパケットの送信後に正当性判断用データを含むパケットを送信する場合と比べて、正当性判断用データの受信までの時間が短くすることができるとともに、正当性を判断することで、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
以上のように、実施の形態2は、第1の伝送路および第2の伝送路により接続された第1の制御装置および第2の制御装置において、パケットを送信する第1の制御装置は、1つ以上のデータから構成される第1のパケットを作成する第1のパケット作成手段と、第1のパケットの重要性を判断する送信パケット重要性判断手段と、第1のパケットの信頼性を確認するためのデータを含む第2のパケットを作成する第2のパケット作成手段と、第1のパケットを第1の伝送路上に送信する第1の送信手段と、第2のパケットを第2の伝送路上に送信する第2の送信手段を有している。
また、パケットを受信する第2の制御装置は、第1の伝送路上から第1のパケットを受信する第1の受信手段と、第2の伝送路上から第2のパケットを受信する第2の受信手段と、第2のパケットに含まれる信頼性を確認するためのデータを用いて対となる第1のパケットの正当性を判断する受信パケット判断手段を有している。
そのため、第1の制御装置では、重要と判断するデータを含む第1のパケットでは、本来1つのパケットで送信できるデータ量を減らして正当性判断用データを第1のパケット内に収めることなくパケットを送信でき、第2の制御装置では、第1の伝送路から受信した第1のパケットから算出する正当性判断用データと第2の送路からほぼ同時に受信した第2のパケットに含まれる正当性判断用データを使って、第1のパケットの正当性を判断できることにより、信頼性を向上するネットワークシステムを得ることができる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3に係わるネットワークシステムを示すブロック構成図である。
図6において、100〜105、111〜118、121〜123、127、128は図1におけるものと同一のものである。図6の第1の伝送路100及び第2の伝送路101は、本実施の形態3では、車載用の時分割多重通信用のネットワーク接続方式として使用されるFlexRay(登録商標)通信プロトコル Ver2.1 rev.A (参照www.flexray.com)に準拠した通信(以下、FlexRay通信)を行う伝送路とする。FlexRay通信の詳細は後述する。
時間同期手段602は、FlexRay通信を行うために、各ノード間でネットワークシステムに対する時間を同期する。これは、エンジン制御装置102、AT制御装置103、ステアリング制御装置104、メータ制御装置105などのFlexRay通信を行う全てのノードに必要となる。
次に、AT制御装置103のCPU2(122)には、受信データ重要性判断手段601(受信パケット重要性判断手段)を備える。受信データ重要性判断手段601は、第1のパケット115に含まれる送信データの重要性を判断し、重要性が高いと判断した場合には、受信パケット判断手段123に第2のパケット116に含まれる正当性判断用データを使って、対となる第1のパケット115に含まれる送信データの誤りを検出することで、正当性を判断するように指示を出す。
実施の形態3の構成においても、通信コントローラ1(112)には送信手段のみを、通信コントローラ2(122)には受信手段のみを持たせているが、これは、本発明の機能を説明し易くするために送信もしくは受信に特化した構成としたためである。実際にはこの限りではなく、通信コントローラには送信および受信の双方の手段が備わる。また、通信コントローラをCPUとは別に記載したが、CPUと通信コントローラが一体化している場合でも本実施の形態3の効果には影響はない。
ここで、本実施の形態3に用いるFlexRay通信に従う時分割多重通信方式ネットワーク接続方式に関して説明する。なお、FlexRay通信は既知の技術であるため、発明に関連のない詳細に関しては説明を省略する。
図7は、この発明の実施の形態3に係わるFlexRay通信におけるタイムセグメントの構成を示す図である。
図7において、タイムセグメント701、702は、それぞれmサイクル目、m+1サイクル目タイムセグメントである。タイムセグメント701、702は、それぞれスタティック・セグメント703、ダイナミック・セグメント704、シンボル・ウィンドウ705、ネットワーク・アイドル・タイム(以下NIT)706で構成され、これらをタイムセグメント単位で繰り返すことでメッセージの送受信を行う。
スタティック・セグメント703は、同じ長さのタイムスロット707で構成されており、各ノードにそれぞれ予め送受信を行うためのタイムスロットとして設定されている。すなわち、各ノードが送信できるデータ長には予めネットワークシステムを通して決まる最大長が存在することになる。ダイナミック・セグメント704は、可変長のデータの送受信を任意のタイミングで行うことができる。シンボル・ウィンドウ705、NIT706に関しては、メッセージ送受信とは関係しない部分なので、その説明を省略する。
なお、通信ノードにおいて、1つの通信コントローラが2つの通信路に対して送受信するのであれば、スタティック・セグメント703とそれに含まれるタイムスロット707、ダイナミック・セグメント704、シンボル・ウィンドウ705、NIT706は、共通の長さとなり、かつ開始時間の同期が取られていなければならない。
一方で、ダイナミック・セグメント704とシンボル・ウィンドウ705は、FlexRay通信として、使用しないことも選択できるため、本実施の形態3で説明するネットワークシステムでは使用しない。
なお、実施の形態3は、ネットワーク接続方式にFlexRay通信を用いたが、これに限定されず、ネットワーク接続方法に時分割多重通信方式やこれに類似した方式を採用したプロトコルを使用し、ネットワークシステムで時間が同期され、一度に送信できるパケットの最大長が存在するネットワークであれば、他のプロトコルであってもよい。
図8は、この発明の実施の形態3に係わるネットワークシステムの処理と伝送路上でのパケットの流れを示す図である。
図8において、201〜204は図2におけるものと、703、707は図7とそれぞれ同一のものである。なお、図2と同じ番号の処理は、図2と同じ処理である。図8では、ネットワークシステム時間800が示されている。
次に、図8を参照しながら、この発明の実施の形態3に係わるネットワークシステムの動作について説明する。
まず、エンジン制御装置102による処理41から処理43までの各処理について説明する。
処理41では、時間同期手段602により、ネットワークシステムに接続されているノード間の時間同期を行う。この処理は、エンジン制御装置102の起動後や、ネットワークシステムとの同期がずれたときなどに実施されるものであり、定常的には実施されない。
処理42では、第1の送信手段117が第1の伝送路100上に第1のパケット115を送信する手続きを実施する。
処理43では、第2の送信手段118が第2の伝送路101上に第2のパケット116を送信する手続きを実施する。
なお、本ネットワークシステムでは処理42、処理43の実施後すぐにパケットが伝送路上に送信されるのではなく、予め送信できるタイムスロットが決まっているために、それを待って伝送路上にパケットが送信されることとなる。また、本実施の形態3では、第1のパケット115と第2のパケット116は、同じタイミングで送信されるタイムスロットに送信を設定しておく。
次に、AT制御装置103による処理51から処理55までの各処理について説明する。
処理51では、時間同期手段602により、ネットワークシステムに接続されているノード間の時間同期を行う。この処理は、AT制御装置103の起動後や、ネットワークシステムとの同期がずれたときなどに実施されるものであり、定常的には実施されない。
処理52では、第1の受信手段127が第1の伝送路100上の予め決められたタイムスロットから第1のパケット115を受信する。
処理53では、第2の受信手段128が第2の伝送路101上の予め決められたタイムスロットから第2のパケット116を受信する。
処理54では、受信データ重要性判断手段601が、第1のパケット115に含まれる送信データの重要性を判断し、重要性が高いと判断した場合には、受信パケット判断手段123に第2のパケット116に含まれる正当性判断用データを使って、第1のパケット115の誤り検出を検出することで正当性を判断するように指示を出す。重要性が高くないと判断した場合には、受信パケット判断手段123に正当性の判断を実施しないように指示を出す。
処理55では、受信パケット判断手段123が、受信データ重要性判断手段601の指示に従い、第2のパケット116に含まれる正当性判断用データを使って、対となる第1のパケット115に誤りが含まれていないかどうかを検出することで、正当性の判断を実施する。具体的には、受信パケット判断手段123が、受信した第1のパケット115から、正当性判断用データを算出し、第2のパケット116から取り出した正当性判断用データと比較する。比較結果が異なれば、誤りが含まれていると判断する。誤りが含まれていなければ、正当であると判断し、第1のパケット115に含まれる送信データを取り出す。正当性の判断を実施しないときは、第1のパケットに115含まれる送信データをそのまま取り出す。
図8に示したタイミングチャートにおいては、この実施の形態3の特徴部分を明確にするために、送受信にかかる処理のみを示している。しかしながら、実際はこの限りではなく、エンジン制御装置102、AT制御装置103にはそれぞれに固有の処理が存在する。これらの処理は、タイムチャートには示さないが、本処理を実行しない時間において実行される。
次に、第1の伝送路100上で、第1のパケットにおけるノイズ等を原因としたビット反転などの誤りがなく、正当である場合の動作を図8のタイミングチャートにしたがって説明する。ここで、ネットワークシステム時間800は、ネットワークシステムで同期された時間である。
まず、エンジン制御装置102とAT制御装置103が起動時に実施する処理を説明する。
時刻t51において、時間同期手段602が処理41を実行し、ネットワークシステムとの時間同期を行う。これ以降、エンジン制御装置102は、送信可能となる。
続いて、時刻t61において、時間同期手段602が処理51を実行し、ネットワークシステムとの時間同期を行う。これ以降、AT制御装置103は、受信可能となる。
次に、第1のパケット115に含まれる送信データの重要性が高いと判断された場合の処理をネットワークシステム時間800の時刻t71〜時刻t79により説明する。
まず、時刻t71において、第1のパケット作成手段113が、処理11を実行し、第1のパケット31(815)を作成する。
続いて、時刻t72において、第2のパケット作成手段114が、処理12を実行し、第1のパケット31(815)の正当性判断用データを含む対となる第2のパケット31(816)を作成する。
次に、時刻t73において、第1の送信手段117が処理42を実行し、第1の伝送路100上に第1のパケット31(815)を送信する手続きを実施する。
続いて、時刻t74において、第2の送信手段118が処理43を実行し、第2の伝送路101上に第2のパケット31(816)を送信する手続きを実施する。
次に、時刻t75において、予め定めておいたタイムスロットにおいて、第1のパケット31(815)と第2のパケット31(816)は、それぞれ第1の伝送路100と第2の伝送路101に同時に送信されることとなる。
次に、時刻t76において、第1の受信手段127が処理52を実行し、第1の伝送路100上の予め決められたタイムスロットから第1のパケット31(815)を受信する。
続いて、時刻t77において、第2の受信手段128が処理53を実行し、第2の伝送路101の予め決められたタイムスロットから第2のパケット31(816)を受信する。
次に、時刻t78において、受信データ重要性判断手段601が、パケット31(815)に含まれる送信データの重要性を判断する。ここでは、重要性が高いと判断されるため、受信パケット判断手段123に正当性の判断を実施するように指示を出す。
続いて、時刻t79において、受信パケット判断手段123が、処理55を実行し、受信データ重要性判断手段601の判断に従い、第1のパケット31(815)から算出した正当性判断用データと第2のパケット31(816)に含まれる正当性判断用データを比較し、誤りが含まれていないかどうかを判断することで、正当性を判断する。この場合、誤りが含まれてないことから、正当であると判断し、第1のパケット31(815)に含まれる送信データを取り出す。
続いて、送信データの重要性が高いと判断されない場合の処理をネットワークシステム時間800の時刻t81〜時刻t89により説明する。
ここで、時刻t81〜時刻t84のそれぞれの処理は、時刻t71〜時刻t74の各処理と、また時刻t86〜時刻t87のそれぞれの処理は、時刻t76〜時刻t77の各処理と同じのため、その説明を省略する。
使用するパケットは、第1のパケットでは、第1のパケット32(817)、第2のパケットでは、第2のパケット32(818)とし、時刻t85において、それぞれ第1の伝送路100と第2の伝送路101に同時に送信されることとなる。
時刻t88において、受信データ重要性判断手段601が、第1のパケット32(817)に含まれる送信データの重要性を判断する。ここでは、重要性が高いと判断されないため、受信パケット判断手段123に正当性の判断を実施しないように指示を出す。
続いて、時刻t89において、受信パケット判断手段123が、処理55を実行し、受信データ重要性判断手段601の判断に従い、正当性の判断を実施せずに、第1のパケット32(815)に含まれる送信データを取り出す。
次に、第1のパケット31(815)に誤りが含まれた場合のネットワークシステムの動作は、実施の形態1で示した正当でない場合のネットワークシステムの動作と同様のため、その説明を省略する。
第1のパケット32(817)に誤りが含まれたことで正当でない場合は、本実施の形態3でのネットワークシステムでは、検出することはできないが、第1のパケット32(817)に含まれる送信データの重要性が高いと判断されていないため、ネットワークシステムへの影響は小さい。
このように、AT制御装置103で重要性が高いと判断した送信データが含まれる第1のパケット31(815)と第2のパケット31(816)に含まれる第1のパケット31(815)の正当性判断用データを使用することで、受信側で重要性が高いと判断した第1のパケットが正当であるか、正当で無いかを判断でき、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
ここでは、第1のパケット31(815)と第2のパケット31(816)に関して説明したが、他の送信するパケットにおいてもエンジン制御装置102とAT制御装置103において同様の処理を実施することで、受信側で重要性が高いと判断した全てのパケットに対して誤りがあるかどうかを判断することで、正当であるか、正当で無いかを判断でき、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
また、ここでは、第1のパケットに誤りが含まれる場合を説明したいが、第2のパケットに誤りが含まれる場合や、両方のパケットに誤りが含まれる場合においても、同様の方法で異常があることを検出でき、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
すなわち、一度に送信できるパケットの最大長が決まっているネットワークにおいて、第1のパケット115の正当性判断用データを含む第2のパケット116を第1の伝送路100とは異なる第2の伝送路101で送信し、受信側で正当性の判断を実施するかどうかを判断することにより、1つの伝送路で送信データとその正当性判断用データを1つのパケットとして送信する場合と比べて、第1のパケットで送信できるデータ長を減らすことなく、受信側で重要性が高いと判断した全てのパケットに対して正当性を判断することで、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
また、一度に送信できるパケットの最大長が決まっているネットワークにおいて、第1のパケット115の正当性判断用データを含む第2のパケット116を第1の伝送路100とは異なる第2の伝送路101で送信し、受信側で正当性の判断を実施するかどうかを判断することにより、1つの伝送路で送信データ長を減らさずに送信データと正当性判断用データとを一緒に送信する場合と比べて、パケットを分割して送信することなく、受信側で重要性が高いと判断した全てのパケットに対して、正当性を判断することで、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
さらにまた、一度に送信できるパケットの最大長が決まっているネットワークにおいて、第1のパケット115の正当性判断用データを含む第2のパケット116を第1の伝送路100とは異なる第2の伝送路101で同時に送信し、受信側で正当性の判断を実施するかどうかを判断することにより、送信データを含むパケットの送信後に正当性判断用データを含むパケットを送信する場合と比べて、正当性判断用データの受信までの時間が短くすることができるとともに、受信側で重要性が高いと判断した全てのパケットに対して、正当性を判断することで、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
以上のように、実施の形態3は、第1の伝送路および第2の伝送路により接続された第1の制御装置および第2の制御装置において、パケットを送信する第1の制御装置は、1つ以上のデータから構成される第1のパケットを作成する第1のパケット作成手段と、第1のパケットの正当性判断用データのデータを含む第2のパケットを作成する第2のパケット作成手段と、第1のパケットを第1の伝送路上に送信する第1の送信手段と、第2のパケットを第2の伝送路上に送信する第2の送信手段を有している。
また、パケットを受信する第2の制御装置は、第1の伝送路上から第1のパケットを受信する第1の受信手段と、第2の伝送路上から第2のパケットを受信する第2の受信手段と、第1のパケットの重要性を判断する受信パケット重要性判断手段と、第2のパケットに含まれる正当性判断用データのデータを用いて対となる第1のパケットの正当性を判断する受信パケット判断手段を有している。
そのため、第1の制御装置では、本来1つのパケットで送信できるデータ量を減らして正当性判断用データを第1のパケット内に収めることなくパケットを送信でき、第2の制御装置では、第1の伝送路から受信した重要と判断するデータを含む第1のパケットには、算出する正当性判断用データと第2の送路から同時に受信した第2のパケットに含まれる正当性判断用データを使って、第1のパケットの正当性を判断できることにより、信頼性を向上するネットワークシステムを得ることができる。
また、上記実施の形態3において、第2のパケットを所定のタイムスロットで受信することができなければ、第1のパケットを破棄することで、さらにネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
さらにまた、上記実施の形態1〜実施の形態3では、第2のパケットに誤りを検出するといった正当性判断用データを含ませることで説明したが、第1のパケットの補足情報としての送信先や送信元を示すためのデータ、パケットの送信順番といった信頼性判断用データを第2のパケットに含ませ、送信先が異なっていないか、意図しない送信元からデータが受信されていないか、パケットの到着順番が入れ替わっていないか、パケットが喪失していないかを判断基準として正当性を判断することで、ネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
また、これらの第2のパケットに含ませる補足情報も対象として、誤りの検出と検出した誤りを修正するためのデータを第2のパケットに含ませることで、さらにネットワークシステムの信頼性を向上させることができる。
上記実施の形態1〜実施の形態3では、制御装置が2つの場合を例に挙げて説明しているが、これに限定されず、3つ以上の制御装置を用いた場合であっても、同様の効果を得ることができる。
100 第1の伝送路
101 第2の伝送路
102 エンジン制御装置
103 AT制御装置
104 ステアリング制御装置
105 メータ制御装置
111 CPU1
112 通信コントローラ1
113 第1のパケット作成手段
114 第2のパケット作成手段
115 第1のパケット
116 第2のパケット
117 第1の送信手段
118 第2の送信手段
121 CPU2
122 通信コントローラ2
123 受信パケット判断手段
127 第1の受信手段
128 第2の受信手段
201 エンジン制御装置処理
202 AT制御装置処理
203 第1の伝送路上のパケット
204 第2の伝送路上のパケット
215 第1のパケット11
216 第2のパケット11
315 第1のパケット21
316 第2のパケット21
317 第1のパケット22
401 送信データ重要性判断手段
601 受信データ重要性判断手段
602 時間同期手段
701 サイクル m タイムセグメント
702 サイクル m+1 タイムセグメント
703 スタティック・セグメント
704 ダイナミック・セグメント
705 シンボル・ウィンドウ
706 NIT(ネットワーク・アイドル・タイム)
707 タイムスロット
800 ネットワークシステム時間
815 第1のパケット31
816 第2のパケット31
817 第1のパケット32
818 第2のパケット32

Claims (8)

  1. 通信機能を有する複数のノードが、第1および第2の伝送路により接続され、パケットを送受信するネットワークシステムであって、
    上記パケットを送信するノード(以下、送信ノードという)は、
    1つ以上のデータから構成される第1のパケットを作成する第1のパケット作成手段、
    この第1のパケット作成手段によって作成された第1のパケットの正当性を判断するためのデータを含む第2のパケットを作成する第2のパケット作成手段、
    上記第1のパケット作成手段によって作成された第1のパケットを上記第1の伝送路上に送信する第1の送信手段、
    上記第2のパケット作成手段によって作成された第2のパケットを上記第2の伝送路上に送信する第2の送信手段を備え、
    上記パケットを受信するノード(以下、受信ノードという)は、
    上記第1の伝送路上から上記第1のパケットを受信する第1の受信手段、
    上記第2の伝送路上から上記第2のパケットを受信する第2の受信手段、
    上記第2の受信手段によって受信された上記第2のパケットに含まれる正当性を判断するためのデータを用いて、上記第1の受信手段によって受信された上記第1のパケットの正当性を判断する受信パケット判断手段を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 上記送信ノードは、送信する全ての上記第1のパケットに対して、上記第2のパケット作成手段により、それぞれ対応する上記第2のパケットを作成するとともに、上記第1の伝送路上に上記第1のパケットを送信するときに、上記第2の伝送路上に対応する上記第2のパケットを送信することを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  3. 上記送信ノードは、
    上記第1のパケット作成手段によって作成された第1のパケットの重要性を判断する送信パケット重要性判断手段を備え、
    上記第2のパケット作成手段は、上記送信パケット重要性判断手段によって重要と判断された上記第1のパケットに対して、上記第2のパケットを作成することを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  4. 上記受信ノードは、
    上記第1の受信手段によって上記第1のパケットを受信した時に、上記受信パケット判断手段により、上記第1のパケットに対応する上記第2のパケットに含まれる正当性を判断するためのデータを用いて 上記第1のパケットの正当性を判断することを特徴とする請求項2記載のネットワークシステム。
  5. 上記受信ノードは、
    上記第1の受信手段によって受信された上記第1のパケットの重要性を判断する受信パケット重要性判断手段を備え、
    上記受信パケット判断手段は、上記受信パケット重要性判断手段によって重要と判断された場合にのみ、上記第1のパケットの正当性を判断することを特徴とする請求項2記載のネットワークシステム。
  6. 上記受信ノードは、
    上記第2の受信手段によって上記第2のパケットを受信した時に、上記受信パケット判断手段により、上記第2のパケットに含まれる正当性を判断するためのデータを用いて、この第2のパケットに対応する上記第1のパケットの正当性を判断することを特徴とする請求項2または請求項3記載のネットワークシステム。
  7. 上記受信パケット判断手段は、
    上記第1のパケットの正当性を判断するに当たって、上記第1のパケットに対応する上記第2のパケットを受信していない場合には、上記第1のパケットは正当ではないと判断することを特徴とする請求項4または請求項5記載のネットワークシステム。
  8. 上記第1および第2の伝送路に接続された各ノードは、
    ノード間で時間同期をとる時間同期手段を備え、
    上記送信ノードは、予め決められた第1の時間に、上記第1の伝送路上に上記第1のパケットを、上記第2の伝送路上に上記第1のパケットに対応する上記第2のパケットを同時に送信し、
    上記受信ノードは、予め決められた第2の時間に、上記第1の伝送路上から上記第1のパケットを、上記第2の伝送路上から上記第1のパケットに対応する上記第2のパケットを同時に受信することを特徴とする請求項1〜請求項7に記載のネットワークシステム。
JP2010096881A 2010-04-20 2010-04-20 ネットワークシステム Pending JP2011228932A (ja)

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