JP2011227285A - 画像表示媒体の製造方法、画像表示媒体及び画像表示装置 - Google Patents

画像表示媒体の製造方法、画像表示媒体及び画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011227285A
JP2011227285A JP2010096877A JP2010096877A JP2011227285A JP 2011227285 A JP2011227285 A JP 2011227285A JP 2010096877 A JP2010096877 A JP 2010096877A JP 2010096877 A JP2010096877 A JP 2010096877A JP 2011227285 A JP2011227285 A JP 2011227285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image display
electrophoretic particles
display medium
colored
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010096877A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5464358B2 (ja
Inventor
Masahiro Yanagisawa
匡浩 柳澤
Masahiro Masuzawa
正弘 升澤
Toru Yashiro
徹 八代
Hiroshi Fujimura
浩 藤村
Shigenobu Hirano
成伸 平野
Sadahisa Uchijo
禎久 内城
Hitoshi Arita
均 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010096877A priority Critical patent/JP5464358B2/ja
Publication of JP2011227285A publication Critical patent/JP2011227285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5464358B2 publication Critical patent/JP5464358B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

【課題】着色電気泳動粒子を選択的に充填しても電気泳動による表示色切り替えを良好に行う事ができる画像表示媒体の製造方法並びに画像表示媒体及び画像表示装置を提供する事。
【解決手段】1対の基板と、基板間に設けられ複数の空間を区分けする仕切りと、電気泳動粒子を含み空間に充填されてなる粒子分散液を有し、電気泳動粒子は複数色の着色電気泳動粒子と白色電気泳動粒子を含み、複数色の着色電気泳動粒子は夫々が所望の空間に充填され、白色電気泳動粒子は複数の空間の何れにも充填され、基板に仕切りを設ける仕切り形成工程と、所望の空間に第1の分散媒に着色電気泳動粒子が分散された着色電気泳動粒子分散液を充填する第1の充填工程と、充填された着色電気泳動粒子分散液から第1の分散媒の一部を蒸発させる蒸発工程と、複数の空間の何れにも第2の分散媒に白色電気泳動粒子が分散された白色電気泳動粒子分散液を充填する第2の充填工程とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気泳動の原理に基づき、帯電した白色ないし着色の粒子を電界方向に移動させることにより画像の表示状態、非表示状態を切り替える画像表示媒体の製造方法、並びに該画像表示媒体の製造方法により製造された画像表示媒体及び画像表示装置に関する。
従来、文字や静止画、動画等のいわゆる画像の表示用端末としてCRT(cathode-ray
tube)や液晶ディスプレイが用いられている。これらはデジタルデータを瞬時に表示し、書き換えることができるが、装置を常に持ち歩くことは困難であり、長時間の作業では眼が疲労したり、電源をオフにしては表示できないなど多くの欠点もある。一方、文字や静止画を書類などとして配布や保存するときは、プリンターにて紙媒体に記録される。この紙媒体は、いわゆるハードコピーとして、広く使用されているものである。ハードコピーは、ディスプレイより文章を読みやすく、疲れにくく、自由な姿勢で読むことができる。さらに、軽量で自由に持ち運びが可能である特徴を有する。しかし、ハードコピーは使用された後は廃棄され、リサイクルされるが、そのリサイクルには多くの労力と費用を要するので省資源の点では問題が残る。
上述のディスプレイとハードコピーの両方の長所を持った、書き換え可能でペーパーライクな表示媒体へのニーズは高く、これまでに高分子分散型液晶、双安定性コレステリック液晶、エレクトロクロミック素子、電気泳動素子等を用いた表示媒体が提案され、反射表示型で明るい表示ができ、かつメモリ性のある表示媒体として注目されている。中でも電気泳動素子を用いたものは、表示品質、表示動作時の消費電力の点で優れており、例えば、特許文献1、特許文献2などに開示されている。電気泳動表示媒体は、一組の透明電極の間に、着色した分散媒中に分散媒の色とは異なる色を有する複数の電気泳動粒子を分散させた分散液を封入してある。この場合、その電気泳動粒子(以下、単に泳動粒子とも言う。)は、分散媒中で表面に電荷を帯びており、透明電極間に電場を形成することにより粒子を移動させることが出来る。例えば、透明電極の一方に泳動粒子の電荷と逆の電荷を与えた場合には、泳動粒子がそちらに引き寄せられて、電極付近に堆積して泳動粒子の色が観測される。逆に、泳動粒子の電荷と同じ電荷を与えた場合には泳動粒子は反対側に移動するため分散媒の色が観測される。このように電極面の電荷を変化させることにより、観測される色を変化させる原理を応用して各種の表示を行うことができる。
上述の場合1画素で表示できる色は2色なので、表示媒体としてフルカラー表示を行うことはできない。フルカラー表示を行うための手段として、表示媒体内に3原色を表示するセルを並べることが提案されている。例えば白黒表示を行う電気泳動表示媒体にカラーフィルターを重ねてフルカラー表示を行う技術が公知である。また、別の方法として、特許文献3では白色粒子を分散した液体をすべての空間に塗布した後、複数の空間ごとに異なる色の染料を溶解した液体を充填する方法が開示されている。さらに特許文献4では、溶媒中に光学特性及び帯電特性が異なる3種類の分散性粒子が分散した電気泳動液により3種の色を表示し、3原色を並べてフルカラーを表示する技術も開示されている。
特許文献3にもあるように、それぞれの色のセルを画像表示媒体内で塗り分けるためには、インクジェットのようにノズルから液滴を吐出して選択した空間内に充填することになるが、ノズル詰まりを避けるため、全セルに共通である白色粒子分散液をまずすべての空間に塗布した後、インクジェットでカラー染料溶液を吐出する。この場合カラー染料溶液を空間の容積に対して過不足なく充填することは困難であり、隣接セルへの溢れ、あるいは空間封止時の気泡混入などの不具合を招く。逆に特許文献5ではまずインクジェットでカラー着色剤溶液または分散物をパターン的に充填したのち、帯電粒子分散液を空間全体に充填しているが、この場合は染料による着色剤溶液である場合は特に問題ないものの、顔料による着色剤分散物である場合はキャリア溶媒除去により顔料が乾固し凝集するため、その後帯電粒子を含む電気泳動流体を充填しても着色剤顔料は再分散せず、表示色切替を良好に行うことは困難である。
粒子乾固による不具合を解消する手段としては特許文献6に泳動粒子の分散剤を被覆し乾固する方法が開示されているが、乾固している状況に変わりはなく、効果は限定的である。
本発明はこのような状況を鑑み、着色電気泳動粒子を選択的に充填しても電気泳動による表示色切り替えを良好に行うことができる画像表示媒体の製造方法、並びに該画像表示媒体の製造方法により製造された画像表示媒体及び画像表示装置を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決する手段を鋭意検討した結果、選択的に充填した着色電気泳動粒子(顔料粒子)を乾固させることなく画像表示媒体を製造することが重要であり、そのためにはノズルから吐出する液体に含まれる分散媒の一部のみを蒸発させること、例えば、ノズルから吐出する液体に不揮発性の液体を混入させればよいことを見出し本発明に至った。
即ち、上記課題を解決するために本発明に係る画像表示媒体の製造方法、並びに該画像表示媒体の製造方法により製造された画像表示媒体及び画像表示装置は、具体的には下記(1)〜(5)に記載の技術的特徴を有する。
(1):1対の基板と、該1対の基板間に設けられ複数の空間を区分けしてなる仕切りと、電気泳動粒子を含み前記空間に充填されてなる粒子分散液と、を有し、前記電気泳動粒子は、複数色からなる着色電気泳動粒子と、白色電気泳動粒子と、を含み、前記複数色からなる着色電気泳動粒子は、それぞれが前記複数の空間の中の所望の空間に充填されてなり、前記白色電気泳動粒子は、前記複数の空間のいずれにも充填されてなる、画像表示媒体の製造方法であって、前記一対の基板の中の少なくとも一方の上に仕切りを設ける仕切り形成工程と、前記仕切りにより区分けされてなる複数の空間の中の所望の空間を選択して、第1の分散媒に前記着色電気泳動粒子が分散された着色電気泳動粒子分散液を充填する第1の充填工程と、充填された着色電気泳動粒子分散液から前記第1の分散媒の一部を蒸発させる蒸発工程と、前記仕切りにより区分けされてなる複数の空間のいずれにも、第2の分散媒に前記白色電気泳動粒子が分散された白色電気泳動粒子分散液を充填する第2の充填工程と、を備えることを特徴とする画像表示媒体の製造方法である。
(2):前記第1の分散媒は、(i)常温・常圧で沸点が200℃未満の液体と、(ii)常温・常圧で沸点が200℃以上の液体と、の混合物であることを特徴とする上記(1)に記載の画像表示媒体の製造方法である。
(3):前記(ii)常温・常圧で沸点が200℃以上の液体は、シリコーンオイル、変性シリコーンオイル及び流動パラフィンから選ばれる1または2以上であることを特徴とする上記(2)に記載の画像表示媒体の製造方法である。
(4):上記(1)乃至(3)のいずれか1項に記載の画像表示媒体の製造方法により製造されたことを特徴とする画像表示媒体である。
(5):上記(4)に記載の画像表示媒体と、該画像表示媒体に電力を供給する電力供給手段と、を備えることを特徴とする画像表示装置である。
上記(1)乃至(5)に記載の構成によれば、選択的に空間に充填した着色電気泳動粒子分散液から揮発性の分散媒を除去しても不揮発性の分散媒が残るため、着色電気泳動粒子が完全に乾固しないので、画像表示媒体の色切り替えを良好に行うことができる。
本発明によれば、画像表示媒体の色切り替えを良好に行うことができる画像表示媒体の製造方法、並びに該画像表示媒体の製造方法により製造された画像表示媒体及び画像表示装置を提供することができる。
本発明の画像表示媒体の製造方法のフロー図である。 本発明の画像表示媒体の断面概念図である。 本発明の画像表示装置の概念図である。
本発明に係る画像表示媒体の製造方法は、1対の基板と、該1対の基板間に設けられ複数の空間を区分けしてなる仕切りと、電気泳動粒子を含み前記空間に充填されてなる粒子分散液と、を有し、前記電気泳動粒子は、複数色からなる着色電気泳動粒子と、白色電気泳動粒子と、を含み、前記複数色からなる着色電気泳動粒子は、それぞれが前記複数の空間の中の所望の空間に充填されてなり、前記白色電気泳動粒子は、前記複数の空間のいずれにも充填されてなる、画像表示媒体の製造方法であって、前記一対の基板の中の少なくとも一方の上に仕切りを設ける仕切り形成工程と、前記仕切りにより区分けされてなる複数の空間の中の所望の空間を選択して、第1の分散媒に前記着色電気泳動粒子が分散された着色電気泳動粒子分散液を充填する第1の充填工程と、充填された着色電気泳動粒子分散液から前記第1の分散媒の一部を蒸発させる蒸発工程と、前記仕切りにより区分けされてなる複数の空間のいずれにも、第2の分散媒に前記白色電気泳動粒子が分散された白色電気泳動粒子分散液を充填する第2の充填工程と、を備えることを特徴とする。
〔画像表示媒体の製造方法〕
次に、本発明に係る画像表示媒体の製造方法を実施するための最良の形態を必要に応じて図面を参照にして説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明の好ましい形態における例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
本発明に係る画像表示媒体の製造方法の実施の形態である電気泳動表示媒体の製造方法を工程を追って説明する。なお、本実施の形態では一つの画素がカラーと白色の表示切替を行い、画像表示媒体内にはそれぞれが3原色を表示する3つのセルで1つのフルカラー表示を行うことを想定している。
(電極形成工程)
まず基板上に電極を形成する。電極はパターン化される場合も、パターン化されず一面ベタの場合もあり得る。電極としては、Al、Ag、Ni、Cu等の金属やITO、SnO、ZnO:Al等の透明導電体をスパッタリング法、真空蒸着法、CVD法、塗布法等で薄膜状に形成したもの、あるいは導電剤を溶媒又は合成樹脂バインダに混合して塗布したものなどが導電層として形成されて用いられる。導電剤としてはポリメチルベンジルトリメチルクロライド、ポリアリルポリメチルアンモニウムクロライド等のカチオン性高分子電解質、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリアクリル酸塩等のアニオン性高分子電解質や電子伝導性の酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウム微粉末等が用いられる。導電層はそれ自体が自己支持機能を有する程度に厚い場合もあるし、図示しない自己支持機能を有する基体上に導電層が設けられている場合もあり、いずれの場合も好適に使用できる。ただし一面ベタである場合は透明電極であることが好ましい。
(仕切り形成工程)
次に、フォトリソグラフィー等により電気泳動液(電気泳動粒子分散液)を充填するセルを、仕切りを設けることで形成する。このときにおけるセルとは、1対の基板の一方の面上において凸状の仕切りにより区分けされてなり、開口(他方の基板と対向する位置に形成される。)を有する空間である。この開口は後の工程において1対の基板の他方が貼り合わされることにより閉じられ(封止され)、閉鎖された空間となる。なお、セルは基板上に複数形成されてなり、例えば格子状に複数形成されてなる。
ここで、電極がパターン化されている場合は電極のパターンに合わせてセルを形成することが好ましい。セルの形成には、電極を配置した基板表面にフォトレジスト樹脂を塗布してから対になる電極部分の樹脂を除去して開口を形成すればよい。
(第1の充填工程)
次に図1(a)、図1(b)に示すように、着色電気泳動粒子1を複数の空間の中の所望の空間を選択して注入(充填)する。このとき注入する方法として、インクジェットやディスペンサのノズルを用いて、注入する方法が好ましい。
着色電気泳動粒子1の例としては、シアンの着色粒子としては、例えば、フタロシアニンブルー、メチレンブルー、ビクトリアブルー、メチルバイオレット、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー等が使用できる。マゼンタの着色粒子としては、例えば、ローダミン6Gレーキ、ジメチルキナクリドン、ウォッチングレッド、ローズベンガル、ローダミンB、アリザリンレーキ等が使用できる。イエローの着色粒子としては、例えば、クロムイエロー、ベンジジンイエロー、ハンザイエロー、ナフトールイエロー、モリブデンオレンジ、キノリンイエロー、タートラジン等が使用できる。また場合によっては黒色電気泳動粒子を使用することもでき、その場合の黒色の着色粒子としては、例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、ファーネスブラック、ランプブラック等が使用できる。
このとき着色泳動粒子1は第1の分散媒2に分散される。第1の分散媒2にはその一部が不揮発性で、残りは揮発性である混合液体が使用されることが好ましい。また着色電気泳動粒子の分散性が良好であることが好ましく、非極性有機溶媒が好適に用いられる。
本発明では、特にこのような非極性有機溶媒として常温・常圧で沸点が200℃未満の液体(i)が選ばれ、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等のパラフィン系炭化水素、イソヘキサン、イソオクタン等のイソパラフィン系炭化水素、流動パラフィン等のアルキルナフテン系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、アルキルベンゼン、ソルベントナフサ等の芳香族炭化水素、ジメチルシリコーンオイル、フェニルメチルシリコーンオイル、ジアルキルシリコーンオイル、アルキルフェニルシリコーンオイル、環状ポリジアルキルシロキサン又は環状ポリアルキルフェニルシロキサン等のシリコーンオイルなどのうち沸点が200℃未満のものが挙げられる。これらは1種を単独で、または2種以上を併用して用いることができる。
また不揮発性溶媒としては常温・常圧で沸点が200℃以上のものから選ばれる。本発明では常温・常圧で沸点が200℃以上の液体(ii)として、シリコーンオイル、変性シリコーンオイル、流動パラフィンから選ばれる。シリコーンオイルであれば粘度が2cs以上のもの、変性シリコーンオイルであればフェニルメチルシリコーンオイル、ジアルキルシリコーンオイル、アルキルフェニルシリコーンオイル、環状ポリジアルキルシロキサン又は環状ポリアルキルフェニルシロキサン等のシリコーンオイルなどのうち沸点が200℃以上のもの、あるいは沸点が200℃以上の流動パラフィンが挙げられる。これらは1種を単独で、または2種以上を併用して用いることができる。
第1の分散媒2には着色電気泳動粒子1の分散性を制御するためにさらに分散剤などを必要に応じて添加してもよい。
(蒸発工程)
セルに注液すると揮発性の分散媒成分は蒸発するため、着色電気泳動粒子1と不揮発性成分のみがセル内に残ることとなる[図1(c)]。
(第2の充填工程)
次に図1(d)に示すように、白色の電気泳動粒子分散液を全空間に注液する。スキージによる注液などで空間全体に白色電気泳動粒子分散液を充填できるが、これに限定されない。白色の電気泳動粒子分散液を充填するとセル内で着色電気泳動粒子が再分散し、分散媒(第1の分散媒のうち蒸発した一部を除く成分及び第2の分散媒)中に着色電気泳動粒子と白色電気泳動粒子が共に分散する状態となる[図1(e)]。
白色電気泳動粒子分散液を構成する白色電気泳動粒子3の例としては、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化チタンなどの金属酸化物の固体粒子が使用できる。図1において、4は第2の分散媒であり、特に電気絶縁性が高い非極性の有機溶媒であることが好ましい。着色電気泳動粒子分散液に使用される分散媒成分と同じであっても異なっていても良い。
白色乃至着色電気泳動粒子表面は分散媒中での分散安定性を向上させる目的で分散媒と相溶性がある高分子成分によるグラフト鎖を付与することが好ましい。高分子成分を電気泳動粒子表面に形成するには、白色乃至着色電気泳動粒子の表面に重合反応に寄与する官能基を付与すればよく、公知の方法が利用できる。酸化チタンなどの金属酸化物表面を有する粒子の場合は重合反応に寄与する官能基を持つカップリング剤で処理することが好ましい。例えば、表面にビニル基を付与する場合には。3−(トリメトキシシリル)プロピルメタクリレートなどのビニル基を有するシランカップリング剤と反応させればよい。また、粒子がカーボンブラックの場合には例えばビニルアニリンと反応させるとカーボンブラック表面にビニル基を付与できることが知られている。重合反応に寄与する官能基を付与した粒子とモノマーのグラフト重合反応により、高分子成分がグラフト化した電気泳動粒子が得られる。あるいは特開2005−265938号公報に開示されているように、白色乃至着色電気泳動粒子を非極性溶媒中に分散させた状態でモノマーを添加し、重合と同時に白色乃至着色電気泳動粒子表面に分散媒と親和性の高い部位を有する高分子層を形成させることもできる。
白色乃至着色電気泳動粒子分散液における白色乃至着色電気泳動粒子の質量割合は、所望の濃度の色が得られるように適宜設定されるが、1〜50質量%程度が適当である。これら各成分を非極性溶媒中に加え混合分散することにより電気泳動粒子分散液を得る。この場合、分散手段としてホモジナイザー、ボールミル、サンドミル、アトライター等公知の分散手段を用いてもよい。
(封止工程)
最後にすべての空間の封止を行う。空間の封止を行う手段としては接着剤を塗布した基板を貼りあわせる方法が挙げられる。その際、基板としては、電極を形成したガラス基板、プラスチック基板が挙げられ、ベタ電極であってもセグメントパターンの電極を形成したものであっても、TFT回路を形成した基板であってもよい。
隣接するセルに異なる電気泳動表示用液(異なる色の着色電気泳動粒子を含有した粒子分散液)を配置することにより、多色表示の電気泳動表示素子とすることができる。
〔画像表示媒体〕
本発明の画像表示媒体の実施の形態として図2に基づき説明する。図2において10は導電層からなる電極であり、光透過性である。11はセルの封止層である。12、13、14は個別電極である。図2において、セルの内部の15、16、17は着色電気泳動粒子で互いに色が異なり、18は白色電気泳動粒子である。分散媒19は着色電気泳動粒子を注入する工程で残留した不揮発性成分(第1の分散媒のうち蒸発した一部を除く成分)と白色電気泳動粒子分散液を充填した際の分散媒(第2の分散媒)の混合物である。着色電気泳動粒子15、16、17の帯電極性は同じで白色電気泳動粒子18のみが着色電気泳動粒子と帯電極性が異なることが好ましい。11と12乃至14の電極間に電界を生じさせることが可能となるので、白色ないし着色電気泳動粒子は確実に移動できる。表示を行うには電極に電圧を印加することができる電圧印加手段を用意すればよい。また共通電極である11については個別電極12、13、14と同様に電圧印加手段により電圧が印加されてもよいし、接地されていてもよい。いずれにせよ共通電極11、個別電極12、13、14のそれぞれの電位差によって生じる電界により、電気泳動粒子はその帯電極性、帯電量にしたがって移動することとなる。
〔画像表示装置〕
本発明の画像表示装置の実施の形態として図3に基づき説明する。図3に示されるように、本発明の画像表示装置20は画像表示媒体21を備え、そして、情報入力手段22、図示しない駆動回路、演算回路、内部メモリ、電源手段(電力供給手段)等を備えている。表示媒体における電極は、ドットマトリックスを形成し、指定のドットの二つの個別電極の電圧を制御することで所望の色を表示させ、全体として画像を表示する。図3において、23は筺体である。また、電源手段としては、電池等の内部電力を備えていても、外部の電源から受電するコンセントなどの受電装置でも良い。
本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。ただし、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。なお、実施例、比較例の説明において、特に断らない場合は、部、%などは質量基準である。
(実施例1)
[白色電気泳動粒子の作製]
撹拌機を備えた反応容器にエタノール93部、水7部の混合溶媒を準備し、氷酢酸でpHを4.5に調整した。3−(トリメトキシシリル)プロピルメタクリレート16部を溶解したのち酸化チタン100部を加えて10分攪拌を続けた。次いでエタノール180部を加えて攪拌し、遠心分離で回収した固体分を1昼夜放置してから70℃で4時間真空乾燥して表面処理酸化チタンを得た。
次いで、撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応容器内にトルエン130部を準備し、ラウリルメタクリレート100部を溶解した。ここに上記の表面処理酸化チタン75部、アゾビスイソブチロニトリル0.5部を溶解したトルエン50部を加え窒素雰囲気下70℃で6時間加熱攪拌した。反応終了後固体分をトルエンで洗浄し遠心分離を繰り返すことにより、最後に70℃で4時間真空乾燥して目的とする白色の電気泳動粒子を得た。
[マゼンタ電気泳動粒子の作製]
マゼンタ顔料としてキナクリドン(Pigment Red 122)を用いた。キナクリドン粒子表面に2−ビニルアニリンをジアゾカップリングさせ、更に2−エチルヘキシルメタクリレートによりキナクリドン粒子表面のビニル基からグラフト重合によりグラフト鎖を形成した。反応終了後固体分をトルエンで洗浄し遠心分離を繰り返すことにより、最後に70℃で4時間真空乾燥して目的とするマゼンタ色の(着色)電気泳動粒子を得た。
[表示媒体の作製]
225μmピッチで1辺200μmの正方形の個別電極が形成されたTFT基板上にフォトレジストで同じピッチの正方形のセル隔壁(仕切り)を形成する。フォトレジストはSU−8(日本化薬マイクロ社製)を用いる。セル隔壁の厚みを15μm、セル隔壁の高さを50μmとし、一つのセル空間に一つの個別電極が収まるように位置を合わせて形成する。;仕切り形成工程
形成したセル中に、上記マゼンタ色電気泳動粒子2部、1csのシリコーンオイル(信越化学 KF96L−1cs:沸点153℃)94部、5csのシリコーンオイル(信越化学 KF96L−5cs:常温で沸騰せず)4部からなる着色電気泳動粒子分散液2nLをディスペンサにより選択したセルに注入する。;第1の充填工程
30分間放置したのち(;蒸発工程)、上記白色電気泳動粒子40部、イソパラフィン系炭化水素(エクソン化学 Isopar G)59.5部、分散剤(ルブリゾール Solsper 17000)0.5部からなる白色電気泳動粒子分散液をスリットコーターによりすべてのセルを満たすように注液する。;第2の充填工程
余分な電気泳動液を除去した後、電気泳動液の乾燥を防ぐため、液上に封止膜を形成する。封止膜は、電気泳動液と相溶しないゼラチン樹脂を用い、更に電気泳動液との表面張力を小さくするため、ポリオキシエチレン系の界面活性剤を添加した。ゼラチン樹脂の水溶液を40℃程度に加熱した状態で、スリットコーターを用いて電気泳動液上に塗布を行い、ゼラチンを乾燥させて封止膜を形成する。;封止工程
次に、封止膜上に接着剤を塗布し、ITOが形成されたPETフィルムを接着することにより本発明の電気泳動表示媒体が得られる。
[表示動作]
マゼンタ粒子分散液を注液した個別電極に+15Vをかけるとマゼンタ表示、−15Vをかけると白表示となった。このときの白色反射率は45%であった。
(比較例1)
[画像表示媒体の作製と動作]
実施例1においてマゼンタ粒子分散液として、上記マゼンタ色電気泳動粒子2部、1csのシリコーンオイル(信越化学 KF96L−1cs:沸点153℃)98部からなる着色電気泳動粒子分散液を使用した以外は実施例1と同様にセルを作製し、表示動作させたところ、マゼンタ粒子が電極に固着したままであったため、表示切替ができなかった。
以上より、本発明に係る画像表示媒体の製造方法によれば、電気泳動による表示色切り替えを良好に行うことができる画像表示媒体を作製することができる。
1:着色電気泳動粒子
2:分散媒
3:白色電気泳動粒子
4:分散媒
10:電極
11:封止層
12〜14:個別電極
15〜17:着色電気泳動粒子
18:白色電気泳動粒子
19:分散媒
20:画像表示装置
21:画像表示媒体
22:情報入力手段
23:筐体
特開平5−173194号公報 特許第2612472号公報 特許第4085610号公報 特開2009−9092号公報 特表2007−537493号公報 特開2007−279375号公報

Claims (5)

  1. 1対の基板と、該1対の基板間に設けられ複数の空間を区分けしてなる仕切りと、電気泳動粒子を含み前記空間に充填されてなる粒子分散液と、を有し、
    前記電気泳動粒子は、複数色からなる着色電気泳動粒子と、白色電気泳動粒子と、を含み、
    前記複数色からなる着色電気泳動粒子は、それぞれが前記複数の空間の中の所望の空間に充填されてなり、
    前記白色電気泳動粒子は、前記複数の空間のいずれにも充填されてなる、画像表示媒体の製造方法であって、
    前記一対の基板の中の少なくとも一方の上に仕切りを設ける仕切り形成工程と、
    前記仕切りにより区分けされてなる複数の空間の中の所望の空間を選択して、第1の分散媒に前記着色電気泳動粒子が分散された着色電気泳動粒子分散液を充填する第1の充填工程と、
    充填された着色電気泳動粒子分散液から前記第1の分散媒の一部を蒸発させる蒸発工程と、
    前記仕切りにより区分けされてなる複数の空間のいずれにも、第2の分散媒に前記白色電気泳動粒子が分散された白色電気泳動粒子分散液を充填する第2の充填工程と、を備えることを特徴とする画像表示媒体の製造方法。
  2. 前記第1の分散媒は、(i)常温・常圧で沸点が200℃未満の液体と、(ii)常温・常圧で沸点が200℃以上の液体と、の混合物であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示媒体の製造方法。
  3. 前記(ii)常温・常圧で沸点が200℃以上の液体は、シリコーンオイル、変性シリコーンオイル及び流動パラフィンから選ばれる1または2以上であることを特徴とする請求項2に記載の画像表示媒体の製造方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像表示媒体の製造方法により製造されたことを特徴とする画像表示媒体。
  5. 請求項4に記載の画像表示媒体と、該画像表示媒体に電力を供給する電力供給手段と、を備えることを特徴とする画像表示装置。
JP2010096877A 2010-04-20 2010-04-20 画像表示媒体の製造方法、画像表示媒体及び画像表示装置 Expired - Fee Related JP5464358B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010096877A JP5464358B2 (ja) 2010-04-20 2010-04-20 画像表示媒体の製造方法、画像表示媒体及び画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010096877A JP5464358B2 (ja) 2010-04-20 2010-04-20 画像表示媒体の製造方法、画像表示媒体及び画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011227285A true JP2011227285A (ja) 2011-11-10
JP5464358B2 JP5464358B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=45042684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010096877A Expired - Fee Related JP5464358B2 (ja) 2010-04-20 2010-04-20 画像表示媒体の製造方法、画像表示媒体及び画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5464358B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012063690A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Mitsubishi Pencil Co Ltd 電気泳動表示装置の製造方法
JP2012063696A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Mitsubishi Pencil Co Ltd 電気泳動表示装置の製造方法
JP2012181256A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Mitsubishi Pencil Co Ltd 電気泳動表示装置の製造方法
KR20130020483A (ko) * 2011-08-19 2013-02-27 엘지디스플레이 주식회사 전기영동 표시장치의 제조방법
KR20140004888A (ko) * 2012-07-03 2014-01-14 엘지디스플레이 주식회사 전기영동 디스플레이 장치와 이의 제조방법
KR101492001B1 (ko) * 2012-04-30 2015-02-10 엘지디스플레이 주식회사 전기영동 표시장치와 이의 제조방법

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000322003A (ja) * 1999-05-14 2000-11-24 Canon Inc 表示装置の製造方法
JP2003167275A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Seiko Epson Corp 表示体の製造方法及び電子機器の製造方法
JP2007139913A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Canon Inc 画像表示装置
JP2007148441A (ja) * 2003-06-24 2007-06-14 Seiko Epson Corp 電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器
JP4085610B2 (ja) * 2000-10-27 2008-05-14 セイコーエプソン株式会社 電気泳動表示装置および電気泳動表示装置の製造方法、並びに電子機器
JP2010078826A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Fuji Xerox Co Ltd 表示媒体、及び表示装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000322003A (ja) * 1999-05-14 2000-11-24 Canon Inc 表示装置の製造方法
JP4085610B2 (ja) * 2000-10-27 2008-05-14 セイコーエプソン株式会社 電気泳動表示装置および電気泳動表示装置の製造方法、並びに電子機器
JP2003167275A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Seiko Epson Corp 表示体の製造方法及び電子機器の製造方法
JP2007148441A (ja) * 2003-06-24 2007-06-14 Seiko Epson Corp 電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器
JP2007139913A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Canon Inc 画像表示装置
JP2010078826A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Fuji Xerox Co Ltd 表示媒体、及び表示装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012063690A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Mitsubishi Pencil Co Ltd 電気泳動表示装置の製造方法
JP2012063696A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Mitsubishi Pencil Co Ltd 電気泳動表示装置の製造方法
JP2012181256A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Mitsubishi Pencil Co Ltd 電気泳動表示装置の製造方法
KR20130020483A (ko) * 2011-08-19 2013-02-27 엘지디스플레이 주식회사 전기영동 표시장치의 제조방법
KR101889906B1 (ko) 2011-08-19 2018-08-20 엘지디스플레이 주식회사 전기영동 표시장치의 제조방법
KR101492001B1 (ko) * 2012-04-30 2015-02-10 엘지디스플레이 주식회사 전기영동 표시장치와 이의 제조방법
KR20140004888A (ko) * 2012-07-03 2014-01-14 엘지디스플레이 주식회사 전기영동 디스플레이 장치와 이의 제조방법
KR101937125B1 (ko) 2012-07-03 2019-04-09 엘지디스플레이 주식회사 전기영동 디스플레이 장치와 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5464358B2 (ja) 2014-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5310145B2 (ja) 電気泳動液、及びそれを用いた表示素子
US10678111B2 (en) Colored electrophoretic displays
JP4265149B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の製造方法
JP5013498B2 (ja) 微粒子、微粒子の製造方法、微粒子分散液およびそれを用いた画像表示媒体、装置
JP5464358B2 (ja) 画像表示媒体の製造方法、画像表示媒体及び画像表示装置
US20230386421A1 (en) Driving sequences to remove prior state information from color electrophoretic displays
JP4911942B2 (ja) 電気泳動粒子の精製方法、およびそれを用いた粒子分散液、画像表示媒体・装置
JP5509630B2 (ja) 画像表示媒体、画像表示装置および画像表示媒体の駆動方法
US20220413323A1 (en) Composite electrophoretic particles having polymer shells including first and second monomeric units
JP5472558B2 (ja) 微粒子、微粒子の製造方法、微粒子分散液およびそれを用いた画像表示媒体、装置
US11613654B2 (en) Pigments for electrophoretic displays
JP5299222B2 (ja) 画像表示媒体、画像表示装置および画像表示媒体の製造方法
JP2005352423A (ja) 帯電泳動粒子、電気泳動表示用分散液および電気泳動表示装置
JP5278284B2 (ja) 電気光学装置、電子機器、着色層の形成方法及び電子光学装置の製造方法
JP4466741B2 (ja) 電気光学装置、電子機器
JP4442691B2 (ja) 電気光学装置、電子機器
JP2010048948A (ja) 画像表示媒体及び画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140107

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5464358

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees