JP2011226525A - ワンウェイクラッチ組付用冶具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワンウェイクラッチの機能を維持し、迅速かつ容易な組み付けを実現できる、組付用冶具を提供する。
【解決手段】インナー部材の端面に接するインナー側基台11と、アウター部材の端面に接するアウター側基台12とを備え、当該基台11と基台12との間に、リング部材101に、弾性片を介してスプラグ102を揺動可能に保持してなる中間体100aを挿入し、押出し用傾斜部分11bと、段差11sで形作られた押出し用傾斜部分11bの先端部11cを、押戻し用傾斜部分12bの周方向稜線部12eよりも上方に配置して傾斜部分12bに向かってオーバーラップするように突出させることにより、スプラグ102を押し出すに次いで、スプラグ102を押し戻すことで、段差11sによって形成された空間23を通してスプラグ102を整列させた後、インナー部材とアウター部材との間のクリアランスCに配置してなるワンウェイクラッチの組み付け冶具。
【選択図】図2

Description

本発明は、リング部材の周方向に間隔を空けて形成された開口部にそれぞれ、弾性片を介してスプラグを揺動可能に保持してなる中間体を、インナー部材とアウター部材の開口部との間に形成された環状のクリアランスに配置してなるワンウェイクラッチの組み付け冶具に関するものである。
従来のワンウェイクラッチとしては、例えば、トルクコンバータのステータに採用されたワンウェイクラッチとして、インナーレースとアウターレースとの間で保持されてなるものが既知である(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−73452号公報
これに対し、近年においては、複数のスプラグを、リング部材の開口部にそれぞれ揺動可能に弾性保持してなるワンウェイクラッチが提案されている。こうしたワンウェイクラッチは、リング部材の周方向に間隔を空けて形成された開口部にそれぞれ、弾性片を介してスプラグを揺動可能に保持してなる中間体を、インナーレースとアウターレースの開口部との間に形成された環状のクリアランスに配置するため、軽量化や低コスト化等の点で有効である。
ここで、図6(a),(b)はそれぞれ、上述のワンウェイクラッチの一例を、トルクコンバータのステータに採用したときの組み付け状態を模式的に示す拡大平面図及び、その要部拡大図である。
符号100は、図示せぬドライブシャフト(タービンランナ)に対してホイルステータ(以下、「ステータ」)Sを固定するワンウェイクラッチである。ワンウェイクラッチ100は、図6(a)に示すように、インナーレースR1とアウターレースR2の開口部との間に形成された環状のクリアランスCに配置される中間体100aを有する。
中間体100aは、図7(a)に示すように、リング部材101の周方向に間隔を空けて複数の開口部aを形成し、これら開口部aにそれぞれ、スプラグ102を貫通させる一方、図7(b)に示すように、リング部材101の内周面に固定したリングプレート103に弾性舌片103aを設け、この弾性舌片103aによって、同図に示すように、スプラグ102の傾倒を許容するように遊びが設けられた状態で弾性保持してなるものである。
これにより、スプラグ102はそれぞれ、インナーレースR1がアウターレースR2に対して一方の方向に相対回転することを許容する一方、インナーレースR1がアウターレースR2に対して他方の方向(逆方向)に相対回転しようとすると、インナーレースR1とアウターレースR2との間をインターロックさせることで、インナーレースR1がアウターレースR2に対して逆回転しようとすることを阻止する。
しかしながら、こうしたワンウェイクラッチ100は、複数のスプラグ102がそれぞれ独立した状態で揺動可能に弾性保持されていることから、組み付け時において、以下に示す問題を生じることがあった。
例えば、スプラグ102は、上述のとおり、リング部材101に対して弾性舌片103aによってのみ、保持されている。このため、中間体100aをクリアランスCに組み付けるとき、スプラグ102が弾性舌片103aの弾性力に抗してリング部材101に対して傾いていても、結果的に組み付けることができてしまう場合がある。
ところが、この場合、スプラグ102が、図6(b)の破線に示すように、大きく傾倒した状態で組み付くことにより、インナーレースR1とアウターレースR2との間でロック(固定)されてしまい、ワンウェイクラッチ本来の機能が損なわれてしまう。しかも、こうした問題を解消するには、単なる手作業では、煩雑な組み付け作業が要求されることになる。
本発明の目的とするところは、中間体のスプラグが異常な状態で組み付くことなく、ワンウェイクラッチ本来の機能を維持しつつ、迅速かつ容易な組み付けを実現できる、ワンウェイクラッチ組付用冶具を提供することにある。
本発明は、リング部材の周方向に間隔を空けて形成された開口部にそれぞれ、弾性片を介してスプラグを揺動可能に保持してなる中間体を、インナー部材とアウター部材との間に形成される環状のクリアランスに配置してなるワンウェイクラッチの組み付け冶具であって、
インナー部材の端面に接するインナー側基台と、このインナー側基台を取り囲む開口部を有しアウター部材の端面に接するアウター側基台とを備え、
インナー側基台とアウター側基台とはそれぞれ、当該アウター側基台の開口部とインナー側基台との間に、中間体を挿入する環状の端面開口部を有し、当該端面開口部を通して前記クリアランスに中間体を案内する環状の貫通路を形成すると共に、
インナー側基台の外周側と、アウター側基台の開口部内周側とのいずれか一方に、中間体が貫通路を進入するに従ってスプラグを弾性力に抗して押し出す押出し用傾斜部分を設ける一方、インナー側基台の外周側とアウター側基台の開口部内周側とのいずれか他方に、中間体が貫通路を進入するに従ってスプラグを押し戻す押戻し用傾斜部分を設け、更に、
押出し用傾斜部分に段差を形成し、当該段差で形作られた押出し用傾斜部分の先端部を、押戻し用傾斜部分と対向配置させることにより、中間体のスプラグを押し出すに次いで、当該スプラグを押し戻すことで、段差によって形成された空間を通してスプラグを整列させた後、当該中間体を前記クリアランスに案内することを特徴とするものである。
本発明に従えば、上述の傾斜部分は、スプラグが弾性支持される向きに応じて適宜、変更することができる。例えば、スプラグを付勢する弾性力の向きがリング部材の径方向外向きである場合には、インナー側基台に押出し用傾斜部分を設ける一方、アウター側基台に押戻し用傾斜部分を設けることができる。
これに対し、スプラグを付勢する弾性力の向きがリング部材の径方向内向きである場合には、アウター側基台に押出し用傾斜部分を設ける一方、インナー側基台に押戻し用傾斜部分を設けることができる。
更に本発明に従えば、段差によって形作られた押出し用傾斜部分の先端部を、ストレート部として構成することができる。
本発明であるワンウェイクラッチ組付用冶具によれば、作業者が中間体を端面開口部から挿入すると、一方の傾斜部分が中間体のスプラグを弾性力に抗して押し出すに次いで、当該スプラグを他方の傾斜部分が押し戻すことで、スプラグがリング部材に対して突出(ロック)した状態を解除した後、スプラグを押し出す傾斜部分の先端部を形作る段差によって形成された空間を通ることから、当該空間で、中間体のスプラグをリング部材に対して整列させることができる。
これにより、中間体は、インナー基台とアウター基台との間に形成された環状の貫通路中の、段差によって形成された空間を通ることで、スプラグがそれぞれリング部材に対して適正な位置に保持された状態のまま、結果的に、インナー部材とアウター部材との間に形成された環状のクリアランスに案内される。
従って、本発明によれば、作業者が中間体を端面開口部から挿入すると、一方の傾斜部分が中間体のスプラグを弾性力に抗して押し出すに次いで、当該スプラグを他方の傾斜部分が押し戻すことで、スプラグを押し出す傾斜部分の先端部を形作る段差によって形成された空間を通してスプラグをリング部材に対して整列させることができる。即ち、本発明によれば、中間体のスプラグが異常な状態で組み付くことなく、ワンウェイクラッチ本来の機能を維持しつつ、迅速かつ容易な組み付けを実現することができる。
特に、押出し用傾斜部分をインナー側基台に設ければ、当該傾斜部分がスプラグを径方向外側に押し出す方向に作用したのち、アウター側基台に設けた押戻し用傾斜部分がスプラグを再び径方向内側に押し戻すことで、当該スプラグがリング部材に対して適切な位置に位置決めされるため、組み付けられるべき中間体が、スプラグをリング部材に対して径方向内側に突出(ロック)し易い構成の場合に有効である。
また、押出し用傾斜部分をアウター側基台に設ければ、当該傾斜部分がスプラグを径方向内側に押し出す方向に作用したのち、インナー側基台に設けた押戻し用傾斜部分がスプラグを再び径方向外側に押し戻すことで、当該スプラグがリング部材に対して適切な位置に位置決めされるため、組み付けられるべき中間体が、スプラグをリング部材に対して径方向外側に突出(ロック)し易い構成の場合に有効である。
ところで、上述の押出し用傾斜部分の先端部は、中間体の組み付け時において、スプラグに対して最終的な強制力を与えるため、当該先端部の径寸法が変わり難いように耐久性が求められる。このため、押出し用傾斜部分の先端部を、ストレート部で構成すれば、当該傾斜部分の先端部に係るエッジあたりに伴う磨耗を防止することで、良好な組付け作業性を長期に亘って実現することができる。
(a),(b)はそれぞれ、本発明の一形態である組付用冶具を用いてトルクコンバータのホイルステータに、ワンウェイクラッチの中間体を組み付けるときの状態を一部断面で示す正面図及びその要部拡大図と、図(a)のX−X断面方向から示す平面図である。 (a),(b)はそれぞれ、同形態の冶具を用いて同形態に係る中間体を組み付けるときの基本的な作用を時系列的に示す模式説明図である。 本形態に係る基台に、同形態に係る中間体を挿入するときの状態を模式的に示す要部斜視図である。 同形態の冶具を用いて同形態に係る中間体の組み付けを開始したときの工程を一部断面で示す正面図である。 同形態の冶具を用いて同形態に係る中間体の組み付けが完了した状態を一部断面で示す正面図である。 (a),(b)はそれぞれ、本発明に係るワンウェイクラッチの一例を、トルクコンバータのステータに組み付けた状態を模式的に示す拡大平面図及び、その組み付け状態の要部を模式的に示す要部平面図である。 (a),(b)はそれぞれ、同例に係るスプラグがリング部材によって弾支された状態を模式的に示す要部斜視図及び、当該スプラグが弾支された状態を、その側面から模式的に示す要部側面図である。
以下、図面を参照して、本発明である、ワンウェイクラッチ組付用冶具の一形態を詳細に説明する。
本形態に係る、ワンウェイクラッチ100は、図6,7に例示されているように、トルクコンバータのステータSに採用されている。インナーレースR1は、その内側に形成されたスプライン孔を介してタービンランナがスプライン嵌合し、アウター部材R2は、ステータSに固定される。これにより、ワンウェイクラッチ100は、ドライブシャフトが一定の回転に達するまでは、ドライブシャフトとステータSとの間を締結してこれらを一体に回転させることで、トルクコンバータのトルク増大機能を増大させるが、ドライブシャフトの回転数が一定以上に達すると、ドライブシャフトとステータSとの間を解除してステータSを空転させることで、ドライブシャフトの回転上昇に伴うトルク増大機能の低下を防止する。
図中Tは、ステータSに、図6(a)に示すワンウェイクラッチ100を組み付けるときの作業テーブルである。図1に示す作業テーブルT上には、インナーレースR1と共に、アウターレースR2が予め組み付けられたステータSが載せ置かれている。
11は、インナーレースR1の端面に接するインナー側基台である。インナー側基台11は、その設置端に突起11pを一体に有し、この突起11pは、図1等に示すように、インナーレースR1のスプライン孔A0に嵌合保持させることで、インナーレースR1の端面に固定することができる。
図中12は、インナー側基台11を取り囲む開口部を有し、アウターレースR2の端面に接するアウター側基台である。20は、インナー側基台11とアウター側基台12の間に形成された環状の貫通路である。貫通路20は、図2(a)に示すように、中間体100aを挿入する環状の端面開口部21を有し、この端面開口部21を通して、図5に示すように、インナーレースR1とアウターレースR2との間に形成された環状のクリアランスCに中間体100aを案内する。
貫通路20の内径側周面を形作るインナー側基台11の外周面のうち、インナーレース側の部分(以下、「インナー側基台胴部」)11aは、図1に示すように、軸線Oに沿って延在する同径のストレート部として構成されている。
更に詳細には、図2(a)に示すように、インナー側基台胴部11aの直径D1を、インナーレースR1の外周面FR1と同径(例えば、ワンウェイクラッチ100を組み付けるにあたり、設定される内周側組み付け径)に設定する。これにより、インナー側基台胴部11aは、図3に示すように、軸線Oに沿ってストレートに延在する円筒形状として構成される。
インナー側基台11と共に貫通路20を形成し、この貫通路20の外径側周面を形作るアウター側基台12の内周面のうち、アウターレース側の部分(以下、「アウター側基台胴部」)12aも、図1に示すように、軸線Oに沿って延在する同径のストレート部として構成されている。
更に詳細には、図2(a)に示すように、アウター側基台胴部12aの直径D2は、アウターレースR2の内径面FR2と同径(例えば、ワンウェイクラッチ100を組み付けるにあたり、設定される外周側組み付け径)に設定されている。これにより、アウター側基台胴部12aも、図3に示すように、軸線Oに沿ってストレートに延在する円筒孔形状として構成される。
加えて、インナー側基台胴部11aとアウター側基台胴部12aとはそれぞれ、インナー側基台胴部11aの半径(D1/2)とアウター側基台胴部12aの半径(D2/2)との差分((D2−D1)/2)を、インナー側基台胴部11aとアウター側基台胴部12aとの間で、中間体100aのスプラグ102をそれぞれ、リング部材101に対して適正な位置に保持した状態のまま、中間体100aをクリアランスCに案内できる寸法に設定されている。なお、かかる設定寸法は、ワンウェイクラッチ100の用途及び機能に応じて、適宜変更することができる設計事項である。
更に、インナー側基台11の外周面のうち、インナー側基台胴部11aに連なる、インナー側基台11の外周側は、図3に示すように、軸線Oに沿って下方(組み付け側)に向かって拡径する円錐状の傾斜部分11bとしてなる。傾斜部分11bは、中間体100が貫通路20を進入するに従ってスプラグ102を弾性舌片103aの付勢力に抗して押し出す押出し用傾斜部分(以下、「押出し用傾斜部分11b」)として機能する。
これに対し、アウター側基台12の外周面のうち、アウター側基台胴部12aの端面に連なる、アウター側基台12の外周側は、同図に示すように、軸線Oに沿って下方に向かって縮径する、すり鉢状の傾斜部分12bとしてなる。傾斜部分12bは、中間体100が貫通路20を進入するに従ってスプラグ102を押し戻す押戻し用傾斜部分(以下、「押戻し用傾斜部分12b」)として機能する。
加えて、押出し用傾斜部分11bには、図2(a)等に示すように、段差11sが形成されている。これにより、押出し用傾斜部分11bには、その先端部(以下、「押出し用傾斜先端部」)11cが形作られている。押出し用傾斜先端部11cは、同図に示すように、押戻し用傾斜部分12bの周方向稜線部12eよりも端面開口部21側に位置するように配置されていると共に、この押戻し用傾斜部分12bに向かって当該押戻し用傾斜部分12bとオーバーラップするように突出している。即ち、押出し用傾斜先端部11cは、押戻し用傾斜部分12bの周方向稜線部12eと対向するように配置されている。
更に詳細には、押出し用傾斜先端部11cは、図2(a)に示すように、押出し用傾斜部分11bの最大外径D3を構成し、この最大外径D3がインナー側基台胴部11aの直径D1よりも径方向外側に突出している。
加えて、押出し用傾斜先端部11cは、軸線Oに沿って延在する同径のストレート部としてなり、円筒形状を構成する。押出し用傾斜先端部11cは、その傾斜側端が押戻し用傾斜部分12bの周方向稜線部12eよりも寸法L1だけ、更に詳細には、その段部側端が押戻し用傾斜部分12bの周方向稜線部12eよりも寸法L2だけ、挿入側に配置されている。
これにより、貫通路20は、押出し用傾斜部分11bを押戻し用傾斜部分12bから迂回するようにクリアランスCを外界に通じさせる。即ち、貫通路20は、インナー側基台11及びアウター側基台12がそれぞれ、図1等に示すように、インナーレースR1の端面及びアウターレースR2の端面に載置したとき、インナーレースR1とアウターレースR2との間に形成されたクリアランスCと整列する位置に通じる。
更に詳細には、最大外径D3を少なくとも、押戻し用傾斜部分12bとの間で、スプラグ102を弾性保持したリング部材102を通せるように設定すると共に、更に寸法L1も、少なくとも、中間体100a(スプラグ102)を通せるように、当該中間体100a(スプラグ102)の厚さ以上に設定する。これにより、中間体100aのスプラグ102はそれぞれ、図2に示すように、押出し用傾斜部分11bと接触しながら、押出し用傾斜先端部11cまで滑り降りたのち、この押出し用傾斜先端部11cと押戻し用傾斜部分12bとの間の間隙22から段差11sによって形成された空間23を通って、インナー側基台胴部11aとアウター側基台胴部12aとの間に形成された環状のストレート部24に案内される。
なお、間隙22は、スプラグ102をリング部材101に対して径方向に移動させることができる許容量に応じて、適宜、設定することができる。また、本形態では、寸法L1を当該中間体100a(スプラグ102)の厚さ以上に設定して説明したが、本発明に従えば、この逆に、寸法L1を当該中間体100a(スプラグ102)の厚さよりも薄くすることも可能である。
加えて、押出し用傾斜部分11bにおける中間体100aの挿入側には、突出部11dが一体に設けられている。突出部11dは、例えば、図3に示すように、円筒形状をなし、中間体100aを通して押出し用傾斜部分11bに導く案内としてなる。このため、突出部11dは、図2に示すように、その直径D4が内周側組み付け径よりも小径、具体例としては、インナー側基台胴部11aの直径D1よりも小径としてなることで、ワンウェイクラッチ100との間にあそびALを形成する。
なお、アウター側基台12は、図1の拡大図に示すように、アウターレースR2との設置端の外周縁に、その全周に亘って環状の切り欠き部12cが形成されている。アウター側基台12は、その切り欠き部12cをアウターレースR2の端面外周縁に沿って形成された環状突起PR2に嵌合保持させることで、アウターレースR2の端面に固定することができる。
更に、アウター側基台12は、図4に示すように、中間体100aを貫通路20に押し込んで、この貫通路20を通してクリアランスCに組み付けるためのパンチ機構13を備える。パンチ機構13は、アウター側基台12から起立した2つのシャフト13aと、このシャフト13aに沿って昇降可能なスライダ13bを備え、このスライダ13bに、中間体100aを押圧するためのパンチ13cが設けられている。
具体例としては、スライダ13bは、本体13b1を有し、この本体13b1にパンチ13cが固定されている。また、本体13b1には、これと一体に間隔を空けて2つのスリーブ13b2が設けられている。このスリーブ13b2にはそれぞれ、シャフト13aを貫通させる。加えて、スライダ13bには、シャフト13aを介してハンドル13eが設けられている。これにより、パンチ13cは、スライダ13bを介してシャフト13aに沿って昇降させることができる。
パンチ13cは、図4の断面に示すように、インナー側基台11を収納する凹部13nを有し、この凹部13nの開口部を形作る先端13eは、中間体100aに対して接触させることができる。パンチ13cの押し込み量は、シャフト13dの上端に固定されたストッパ13sによって設定することができる。
更に、パンチ13cは、アウター側基台12とスライダ13bとの間に、ばねに代表される弾性部材13dを介在させることで、スライダ13bを介してアウター側基台12上に弾支されている。これにより、パンチ13cは、弾性部材13dの付勢力(弾性力)に抗して押し込まれた後、その押し込みが解除されると、弾性部材13dの復元力によって初期の位置(図1に示す位置)に復帰させることができる。
次に、図面を参照して、本形態の作用を説明する。なお、以下の説明においては、図2(b)を参照して、中間体100aのスプラグ102がリング部材101に対して径方向内側に突出(ロック)した状態を例とする。
先ず作業者は、図1の拡大図に示すように、アウター側基台12をステータSの開口部に固定されたアウターレースR2に載置するのに次いで、インナー側基台11を、アウター側基台12の開口部を通してインナーレースR1に載置する。但し、インナー側基台11及びアウター側基台12を載置する順序は、これに限るものではなく、インナー側基台11を先に載置し、又は、同時に載置することもできる。
次いで、作業者は、図2(b)の102(i)に示すように、中間体100aを貫通路20の端面開口部21から挿入する。このとき、中間体100aは、例えば、作業者が誤ってスプラグ102を把持してしまう等して、スプラグ102が径方向外向きに突出(ロック)された状態となっても、同図に示すように、インナー側基台11の突出部11dを案内に挿入される。これにより、中間体100aは、図1の拡大図に示すように、押出し用傾斜部分11bの斜面F11bに載置される。
次いで、作業者がハンドル13eを把持してパンチ13cを押し込むことで、リング部材101に対して径方向内側に突出したスプラグ102はそれぞれ、中間体100aが押出し用傾斜部分11aの斜面F11bに沿ってクリアランスCに向かって押し込まれる結果として、図2(b)の102(ii)に示すように、リング部材101に対して弾性舌片103aの弾性力に抗して径方向外側に押し出される。これにより、スプラグ102がリング部材101に対して径方向内側に突出(ロック)した状態であっても、その突出(ロック)を解除することができる。
そして、中間体100aが押出し用傾斜部分先端部11cの直径D3まで押し込まれると、その後、スプラグ102は、図2(b)の102(iii)に示すように、その内側が押出し用傾斜部分先端部11cによる規制を受けながら、押戻し用傾斜部分12bの斜面F12bに沿って更に径方向内側に押し戻される。これにより、リング状部材101に弾性舌片103aを介して保持されたスプラグ102それぞれを、環状の貫通路20の周方向に沿って一定の方向に整列させることができる。
次いで、中間体100aが押出し用傾斜先端部11cを乗り越えると、押戻し用傾斜部分12の斜面F12bに沿ってクリアランスCに向かって更に押し込まれる結果として、中間体100aは、リング部材101に対してスプラグ102を径方向内側に押し戻しつつ、押出し用傾斜部分先端部11cを形作る段差11sによって形成された空間23に移動させられる。これにより、中間体100aのスプラグ102をそれぞれ、スプラグ102の突出(ロック)が解除された状態のまま、リング部材101に対して一定の方向に整列させることができる。
そして、中間体100aが貫通路40内に更に押し込まれると、中間体100aは、図2(b)の102(iv)に示すように、スプラグ102それぞれを一定の方向に整列させたまま、インナー側基台胴部11aとアウター側基台胴部12aとの間に形成された、環状のストレート部24に案内される。これにより、中間体100aは、貫通路20を通してインナーレースR1とアウターレースR2との間に形成されたクリアランスCに向かって更に押し込まれると、図5に示すように、貫通路20を通してクリアランスC内に組み付けられる。
なお、パンチ13cは、ワンウェイクラッチ100の組み付け後、ハンドル13eからの押し込み力を弱めることで、弾性部材13dの復元力により、初期の位置(図1又は図5に示す位置)に復帰させることができる。
即ち、本形態によれば、作業者がハンドル13eを握って押し込むと、パンチ13cが弾性部材13dの付勢力(弾性力)に抗して押し込まれることで、貫通路20を通して中間体100aをクリアランスC内に組み付けることができる。これに対し、作業者がハンドル13eからの押し込みを緩めれば、パンチ13cを、弾性部材13dの復元力によって初期の位置(図1又は図5に示す位置)に復帰させることができる。
このように本形態によれば、作業者が中間体100aを端面開口部21から挿入すると、押出し用傾斜部分11bが中間体100aのスプラグ102を弾性力に抗して押し出すに次いで、当該スプラグ102を押戻し用傾斜部分12bが押し戻すことで、スプラグ102がリング部材101に対して突出(ロック)した状態を解除した後、スプラグ102を押し出す傾斜先端部11cを形作る段差11sによって形成された空間23を通ることから、当該空間23で、中間体100aのスプラグ102をリング部材101に対して整列させることができる
即ち、本形態によれば、中間体100aは、インナー側基台11とアウター側基台12との間に形成した環状の貫通路20中の、段差11sによって形成された空間23を通ることで、中間体100aのスプラグ102がそれぞれ、一定方向に整列しつつリング部材101に対して適切な位置に位置決めされた状態のまま、結果的に、インナーレースR1とアウターレースR2との間に形成された環状のクリアランスCに案内される。これにより、中間体100aをクリアランスCに対して、スプラグ102がそれぞれ、リング状部材101に対して均等な位置に整列させた状態に組み付けることができる。
従って、本形態によれば、作業者が中間体100aを端面開口部21から挿入すると、押出し用傾斜部分11bが中間体100aのスプラグ102を弾性力に抗して押し出すに次いで、当該スプラグ102を押戻し用傾斜部分12bが押し戻すことで、スプラグ102を押し出す押出し用傾斜先端部11cを形作る段差11sによって形成された空間23を通してスプラグ102をリング部材101に対して整列させることができる。即ち、本形態によれば、中間体100aのスプラグ102が異常な状態で組み付くことなく、ワンウェイクラッチ100本来の機能を維持しつつ、迅速かつ容易な組み付けを実現することができる。
特に、本形態のように、押出し用傾斜部分をインナー側基台11に設ければ、当該傾斜部分11bがスプラグ102を径方向外側に押し出す方向に作用したのち、アウター側基台12に設けた押戻し用傾斜部分12bがスプラグ102を再び径方向内側に押し戻すことで、当該スプラグ102がリング部材101に対して適切な位置に位置決めされるため、組み付けられるべき中間体100aが、スプラグ102をリング部材101に対して径方向内側に突出(ロック)し易い構成の場合に有効である。
また、押出し用傾斜部分をアウター側基台12に設けることも可能である。この場合、当該傾斜部分がスプラグ102を径方向内側に押し出す方向に作用したのち、インナー側基台11bに設けた押戻し用傾斜部分がスプラグ102を再び径方向外側に押し戻すことで、当該スプラグ102がリング部材101に対して適切な位置に位置決めされるため、組み付けられるべき中間体100aが、スプラグ102をリング部材101に対して径方向外側に突出(ロック)し易い構成のときに有効である。
また、本発明に従えば、図2(a)に示すように、中間体100aのスプラグ102がリング部材101に対して均等な状態に配置された状態でも適用可能なことは勿論である。詳細には、図2(b)の場合と同様、(i)〜(iv)の工程に従う。
ところで、押出し用傾斜先端部11cは、上述のとおり、中間体100aの組み付け時において、スプラグ102に対して最終的な強制力を与えるため、当該先端部11cの径寸法が変わり難いように耐久性が求められる。このため、本形態の如く、押出し用傾斜先端部11cの外周面F11cを、軸線Oに沿って延在する同径のストレート部24で構成すれば、エッジあたりに伴う磨耗を防止することで、良好な組付け作業性を長期に亘って実現することができる。
なお、本形態のように、押出し用傾斜部分11bの挿入側端に、中間体100aを通す突出部11dを設ければ、中間体100aを押出し用傾斜部分11bに載置できるので、中間体100aのセットが容易になり、組付け作業性の向上に有効である。また、この場合、突出部11dを、中間体100aとの間にあそび(図2(a)に示す傾斜面F11b、F12b間のスプラグ102とのクリアランス)ALを形成するものとすれば、中間体100aのセットが更に容易になることから、組付け作業性の更なる向上に有効である。
加えて本形態に従えば、アウター側基台12に、当該基台12から起立したシャフト13aに沿って昇降可能なパンチ13cを設け、このパンチ13cの押し下げによってワンウェイクラッチ100を押圧することで、貫通路20を通して中間体100aをクリアランスC内に組み付けるようにすれば、冶具(インナー側基台11及びアウター側基台12)を準備して実際に組付けを開始するまでを一連の作業工程として行うことができる。
従って、パンチ13cを一体に設ければ、組付け作業性の向上に有効である。加えて、この場合、アウター側基台12とパンチ13cとの間に弾性部材13dを介在させ、当該パンチ13cによる押し込みからの復帰が可能となるように弾支すれば、新たな組付けを開始できるまでの作業時間を短縮できるため、組付け作業性の向上に有効である。
上述したところは、本発明の好適な形態を示したものであるが、特許請求の範囲内におおいて、種々の変更を加えることができる。例えば、パンチ機構は、手動操作によるものとしたが、作業者のボタン操作、或いは、電子制御によって自動化させることもできる。
また、本形態に係る中間体100aは、スプラグ102がリング部材101の径方向内向きに突出するような場合で説明したが、本発明に従えば、中間体100aとして、スプラグ102が径方向外向きに突出(ロック)するような場合には、本形態とは逆のレイアウトとして、アウター側基台12に押出し用傾斜部分を設ける一方、インナー側基台11に押戻し用傾斜部分を設けることができる。
本発明は、自動変速機のトルクコンバータを構成するステータ等の、相対回転に応じた動力伝達を可能にする種々の動力伝達系に採用することができる。
11 インナー側基台
11a インナー側基台胴部
11b 押出し用傾斜部分
11c 押出し用傾斜先端部
11d 突出部
11s 段差
12 アウター側基台
12a アウター側基台胴部
12b 押戻し用傾斜部分
13 パンチ機構
13a シャフト
13b スライダ
13b1 本体
13b2 スリーブ
13c パンチ
13d 弾性部材
13e ハンドル
13n 凹部
20 貫通路
21 貫通路端面開口部
22 押出し用傾斜先端部と押戻し用傾斜部分との間の隙間
23 段差によって形成された空間
24 ストレート部
C 環状のクリアランス(中間体)
1 インナーレース
2 アウターレース
S ステータ
T 作業テーブル

Claims (4)

  1. リング部材の周方向に間隔を空けて形成された開口部にそれぞれ、弾性片を介してスプラグを揺動可能に保持してなる中間体を、インナー部材とアウター部材との間に形成される環状のクリアランスに配置してなるワンウェイクラッチの組み付け冶具であって、
    インナー部材の端面に接するインナー側基台と、このインナー側基台を取り囲む開口部を有しアウター部材の端面に接するアウター側基台とを備え、
    インナー側基台とアウター側基台とはそれぞれ、当該アウター側基台の開口部とインナー側基台との間に、中間体を挿入する環状の端面開口部を有し、当該端面開口部を通して前記クリアランスに中間体を案内する環状の貫通路を形成すると共に、
    インナー側基台の外周側と、アウター側基台の開口部内周側とのいずれか一方に、中間体が貫通路を進入するに従ってスプラグを弾性力に抗して押し出す押出し用傾斜部分を設ける一方、インナー側基台の外周側とアウター側基台の開口部内周側とのいずれか他方に、中間体が貫通路を進入するに従ってスプラグを押し戻す押戻し用傾斜部分を設け、更に、
    押出し用傾斜部分に段差を形成し、当該段差で形作られた押出し用傾斜部分の先端部を、押戻し用傾斜部分と対向配置させることにより、中間体のスプラグを押し出すに次いで、当該スプラグを押し戻すことで、段差によって形成された空間を通してスプラグを整列させた後、当該中間体を前記クリアランスに案内することを特徴とする、ワンウェイクラッチ組付用冶具。
  2. 請求項1において、押出し用傾斜部分が、インナー側基台に設けられた、挿入方向に向かって拡径する円錐状の部分であることを特徴とする、ワンウェイクラッチ組付用冶具。
  3. 請求項1又は2において、押戻し用傾斜部分が、アウター側基台に設けられた、挿入方向に向かって縮径するすり鉢状の部分であることを特徴とする、ワンウェイクラッチ組付用冶具。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、押出し用傾斜部分の先端部がストレート部を構成することを特徴とする、ワンウェイクラッチ組付用冶具。
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