JP2011223911A - 葉面用光沢防汚処理剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】葉面に、優れた光沢性および優れた防汚性を同時に付与することのできる、葉面用光沢防汚処理剤を提供する。
【解決手段】リン脂質ポリマーを0.01重量%以上含有する葉面用光沢防汚処理剤を調製する。この葉面用光沢防汚処理剤によれば、葉面に、優れた光沢性および優れた防汚性を同時に付与することができる。そのため、葉面の掃除の手間を省きつつ、葉面の優れた外観を確保することができる。その結果、葉面に、長期にわたって優れた外観を簡易に確保することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、葉面用光沢防汚処理剤、詳しくは、観葉植物の葉面の光沢防汚処理に用いられる葉面用光沢防汚処理剤に関する。
観葉植物は、主に葉を観賞するための植物であり、そのため、観葉植物の葉面には、良好な美観、具体的には、良好な艶(光沢)が求められる。
また、観葉植物は、通常、長期間にわたって放置されながら、観賞されるため、葉面に塵埃が積層し易く、そのような塵埃が葉面に付着する(張り付く)と、葉面の光沢性が低下する。そのため、葉面における塵埃の付着の防止も同時に求められる。
そこで、例えば、エチレンとα−オレフィンとのコオリゴマーを主成分として含有する葉面光沢剤が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平3−164115号公報
しかるに、特許文献1に記載の葉面光沢剤では、葉面に優れた光沢性を付与できる一方、防汚性の付与が不十分であるという不具合がある。
本発明の目的は、葉面に、優れた光沢性および優れた防汚性を同時に付与することのできる、葉面用光沢防汚処理剤を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の葉面用光沢防汚処理剤は、リン脂質ポリマーを0.01重量%以上含有することを特徴としている。
また、本発明の葉面用光沢防汚処理剤では、前記リン脂質ポリマーは、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンを構成単位とする重合体であることが好適である。
また、本発明の葉面用光沢防汚処理剤では、さらに、艶出し成分を含有することが好適である。
また、本発明の葉面用光沢防汚処理剤では、さらに、増粘剤を含有することが好適である。
本発明の葉面用光沢防汚処理剤によれば、葉面に、優れた光沢性および優れた防汚性を同時に付与することができる。
そのため、葉面の掃除の手間を省きつつ、葉面の優れた外観を確保することができる。
その結果、葉面に、長期にわたって優れた外観を簡易に確保することができる。
図1は、実施例2の防汚試験Bの試験板の表面の写真の画像処理図であって、(a)は、空気を吹き付ける前の試験板の表面、(b)は、空気を軽く吹き付けた後の試験板の表面を示す。 図2は、比較例3の防汚試験Bの試験板の表面の写真の画像処理図であって、(a)は、空気を吹き付ける前の試験板の表面、(b)は、空気を軽く吹き付けた後の試験板の表面を示す。
本発明の葉面用光沢防汚処理剤は、リン脂質ポリマーを含有している。
リン脂質ポリマーは、リン酸エステル部位を有する脂質の重合体であって、例えば、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンを構成単位とする重合体(単独重合体または共重合体。以下、これらをまとめて「MPCポリマー」という。)が挙げられる。
リン脂質ポリマーは、市販品として入手可能であり、例えば、製品名「Lipidure(登録商標)−CF72」(カチオン性の親水性MPCポリマー、日本油脂(株)製)、製品名「Lipidure(登録商標)−MF3」(アニオン性の親水性MPCポリマー、日本油脂(株)製)、製品名「Lipidure(登録商標)−NS」(MPCポリマーの親水性ナノ粒子、日本油脂(株)製)、製品名「Lipidure(登録商標)−AF」(アニオン性のMPCポリマー、日本油脂(株)製)、製品名「Lipidure(登録商標)−R05」(ポリアルキレングリコール誘導体配合の親水性リン脂質ポリマー、日本油脂(株)製)、製品名「Lipidure(登録商標)−AG50」(弱アニオン性の親水性MPCポリマー、日本油脂(株)製)などが挙げられる。
なお、上記した市販品は、水に分散(または溶解)された水分散液(または水溶液)として調製されており、その場合には、リン脂質ポリマーの濃度(ポリマー濃度、つまり、固形分濃度)は、例えば、1〜95重量%、好ましくは、3〜75重量%である。
これらリン脂質ポリマーは、単独使用または2種以上併用することができる。
リン脂質ポリマーの含有割合は、葉面用光沢防汚処理剤に対して、0.01重量%以上、好ましくは、0.05重量%以上、さらに好ましくは、0.1重量%以上、とりわけ好ましくは、0.5重量%以上であり、通常、100重量%以下である。
リン脂質ポリマーの含有割合が上記した範囲に満たないと、葉面に優れた光沢性および優れた防汚性を同時に付与することができない。
また、本発明の葉面用光沢防汚処理剤には、艶出し成分および/または増粘剤を含有させることができる。
艶出し成分は、葉面用光沢防汚処理剤に必要により配合され、葉面用光沢防汚処理剤の光沢性の付与効果を向上させる成分であって、具体的には、油脂、ワックス、シリコーンオイルなどが挙げられる。
油脂としては、例えば、天然油、合成油などが挙げられ、好ましくは、天然油が挙げられる。
天然油としては、例えば、動物油脂、植物油脂などの油脂およびこれらの脂肪酸などが挙げられる。好ましくは、植物油脂が挙げられる。
植物油脂としては、椿油(例えば、精製椿油)、オリーブ油、落花生油などの不乾性油、例えば、あまに油、きり油などの乾性油、例えば、ごま油、菜種油、綿実油、米ぬか油、大豆油などの半乾性油などが挙げられる。好ましくは、植物油脂が挙げられる。
このような油脂(具体的には、植物油脂)を形成する脂肪酸としては、特に限定されず、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸などの飽和脂肪酸、例えば、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、ガドレイン酸などの不飽和脂肪酸などが挙げられる。
飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸の含有割合は、重量基準で、例えば、30重量部以下/70重量部以上、好ましくは、1〜15重量部/85〜99重量部である。
ワックスとしては、例えば、流動パラフィンなどのパラフィンなどが挙げられる。
ワックスの動粘度(40℃、毛細管粘度計により測定)は、例えば、1〜100mm/s、好ましくは、5〜50mm/sである。
シリコーンオイルとしては、例えば、ジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、メチルハイドロジェンシリコーンなどのストレートシリコーンオイル、例えば、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルビノール変性シリコーン、メタクリル変性シリコーン、長鎖アルキル変性シリコーンなどの変性シリコーンオイルなどが挙げられる。好ましくは、ストレートシリコーンオイルが挙げられる。
シリコーンオイルの動粘度(25℃、毛細管粘度計により測定)は、例えば、10〜10000mm/s、好ましくは、100〜1000mm/sである。
艶出し成分は、単独使用または2種以上併用することができる。
艶出し成分の配合割合は、葉面用光沢防汚処理剤に対して、例えば、0.01〜40重量%、好ましくは、0.1〜20重量%であり、リン脂質ポリマー(固形分)100重量部に対して、例えば、1〜40000重量部、好ましくは、5〜20000重量部である。
増粘剤は、葉面用光沢防汚処理剤に必要により配合され、葉面用光沢防汚処理剤の粘度(動粘度)を特定範囲に設定するための成分であって、例えば、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム(完全中和物、部分中和物など)、ポリカルボン酸アミドなどの合成系増粘剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロースなどのセルロース系増粘剤(半合成系増粘剤)、例えば、寒天、カラギーナン、キサンタンガム、アラビアゴムなどの天然系増粘剤などが挙げられる。好ましくは、合成系増粘剤が挙げられる。
増粘剤は、単独使用または2種以上併用することができる。
また、増粘剤は、水に適宜の割合で分散された水分散液として調製することもできる。
増粘剤(の固形分)の配合割合は、葉面用光沢防汚処理剤に対して、例えば、0.01〜2重量%、好ましくは、0.1〜1重量%であり、リン脂質ポリマー(固形分)100重量部に対して、例えば、1〜200重量部、好ましくは、5〜100重量部である。
また、葉面用光沢防汚処理剤には、本発明の効果を阻害しない範囲で、水、および、乳化剤、防腐剤、さらには、紫外線吸収剤、酸化防止剤、ミネラル類(例えば、天然観葉植物の生育を促進する金属またはその塩など)などの添加剤を配合することができる。
水は、例えば、リン脂質ポリマーの含有割合が上記した範囲になるように、必要により配合される。また、リン脂質ポリマーが水分散液として調製されている場合には、その水分散液の水と併用されるか、あるいは、水分散液の水がそのまま供される。
水は、各成分の残部の配合割合で、葉面用光沢防汚処理剤に配合される。
乳化剤は、上記したリン脂質ポリマー(および艶出し成分)の乳化を促進させるために、必要により配合される。乳化剤は、特に限定されず、例えば、農薬に用いられる乳化剤が挙げられ、具体的には、例えば、炭化水素系乳化剤、フッ素系乳化剤などが挙げられる。好ましくは、フッ素系乳化剤が挙げられる。
フッ素系乳化剤は、パーフルオロアルキル基を有する乳化剤であって、例えば、アニオン性、カチオン性、両性、非イオン性などが挙げられる。好ましくは、レベリングの向上の観点から、非イオン性が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、1,3−ジメチロール−5,5−ジメチルヒダントイン、3−メチロール−5,5−ジメチルヒダントインなどのヒダントイン系化合物などの有機防かび剤などが挙げられる。
添加剤の配合割合は、リン脂質ポリマー(固形分)100重量部に対して、乳化剤が、例えば、0.01〜2000重量部、好ましくは、0.1〜1000重量部であり、防腐剤が、例えば、0.01〜2000重量部、好ましくは、0.1〜1000重量部である。
そして、本発明の葉面用光沢防汚処理剤は、リン脂質ポリマーと、必要により配合される水、艶出し成分、増粘剤および添加剤を配合して攪拌することによって、得ることができる。
このようにして得られる葉面用光沢防汚処理剤は、増粘剤を含有している場合には、葉面用光沢防汚処理剤の回転型粘度計によって測定される25℃の動粘度が、例えば、1000〜50000mm/s、好ましくは、5000〜20000mm/sである。なお、葉面用光沢防汚処理剤が増粘剤を含有していない場合には、上記した動粘度が、通常、1000mm/s未満、好ましくは、1〜100mm/sである。
この葉面用光沢防汚処理剤は、例えば、観葉植物の葉の表面の光沢処理および防汚処理に用いる。また、観葉植物としては、具体的には、天然観葉植物が挙げられる。
葉面用光沢防汚処理剤を用いて葉面を光沢処理および防汚処理するには、例えば、葉面用光沢防汚処理剤を布地に取り出し、次いで、葉面に塗布する方法が挙げられる。具体的には、まず、布地に取り出した葉面用光沢防汚処理剤を、葉面に塗り広げ、続いて、その布地で拭き上げる。
布地としては、例えば、綿、ポリエステル、ポリエチレン、レーヨンなどからなる織布または編布、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、パルプ、レーヨンなどからなる不織布などが挙げられる。
また、葉面用光沢防汚処理剤を葉面に直接滴下し、次いで、布地で葉面の全面に塗布する方法も挙げられる。この方法であれば、葉面において葉面用光沢防汚処理剤(増粘剤を含有する葉面用光沢防汚処理剤)のタレが生じにくく、葉面において処理の必要な箇所に葉面用光沢防汚処理剤を確実に処理することができる。
さらに、刷毛塗りまたはスプレーコーティング(具体的には、トリガースプレーを用いるスプレーコーティングなど)などの塗布方法なども挙げられる。なお、スプレーコーティングで塗布する場合には、好ましくは、増粘剤を配合することなく、葉面用光沢防汚処理剤を調製する。刷毛塗りおよびスプレーコーティングのうち、好ましくは、スプレーコーティングが挙げられる。スプレーコーティングであれば、表面積の大きい葉面に対して広範囲に効率的に塗布することができる。
葉面用光沢防汚処理剤の塗布量は、例えば、葉面1mに対し、例えば、5〜30g程度、好ましくは、10〜20g程度である。
これにより、葉面用光沢防汚処理剤からなる塗膜を葉面に形成することができる。
このようにして形成される塗膜の厚みは、例えば、0.01〜10μm程度である。
そして、本発明の葉面用光沢防汚処理剤によれば、葉面に、優れた光沢性および優れた防汚性を同時に付与することができる。
とりわけ、上記したリン脂質ポリマーは、葉面に帯電防止性も付与できることから、塵埃が葉面に付着することを有効に防止することができる。
そのため、葉面の掃除の手間を省きつつ、葉面の優れた外観を確保することができる。
その結果、葉面に、長期にわたって優れた外観を簡易に確保することができる。
なお、葉面用光沢防汚処理剤によって葉面を光沢処理および防汚処理した後、一定期間経過後、具体的には、1日以上、さらには、1週間以上、またさらには、1月以上経過後には、葉面に塵埃が存在(積層)する場合があるが、その場合には、葉面に空気を軽く吹き付けたり、あるいは、葉面をモップ(布地など)などで軽く叩く(擦る)ことにより、葉面から塵埃を容易に除去することができ、上記した優れた効果を得ることができる。
以下に、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、何ら実施例および比較例に限定されない。
まず、各実施例および各比較例で用いた各成分の詳細を以下に記載する。
Lipidure−NS:MPCポリマーの親水性ナノ粒子、固形分濃度:5重量%、日本油脂(株)製
Lipidure−R05:ポリアルキレングリコール誘導体配合の親水性リン脂質ポリマー、ポリマー濃度55重量%、日本油脂(株)製
リーフクリン:葉面洗浄剤(市販品)、商品名(商標)、エチレンおよびα−オレフィンのコオリゴマーを主成分として含有、住化タケダ園芸(株)製
椿油:精製椿油、横関油脂工業(株)製
流動パラフィン:No.350、動粘度(40℃):39.5±2mm/s、三光化学工業(株)製
シリコーンオイル:「KF96−500」、ジメチルシリコーン、動粘度(25℃)500mm/s、信越シリコーン(株)製
ソラガムSH210:ポリカルボン酸アミド水分散液、樹脂固形分濃度40重量%、セイワサプライ(株)製
乳化剤:「サーフロンS−141」、フッ素系非イオン乳化剤、有効成分30%、セイミケミカル(株)製
防腐剤:「ダントガード」、1,3−ジメチロール−5,5−ジメチルヒダントイン、ロンザジャパン(株)製
(葉面用光沢防汚処理剤の調製)
実施例1〜5
表1に示す配合処方に準拠して、各成分を重量基準で配合して攪拌し、葉面用光沢防汚処理剤を調製した。
比較例1
表1に示す配合処方に準拠して、各成分を重量基準で配合して攪拌し、葉面用防汚処理剤を調製した。
比較例2
表1に示す配合処方に準拠して、各成分を重量基準で配合して攪拌し、葉面用光沢処理剤を調製した。
比較例3
特許文献1に記載のコオリゴマーを主成分として含有する葉面洗浄剤(リーフクリン、登録商標)を比較例3の葉面用光沢処理剤としてそのまま供した。
(評価)
(1) 光沢試験A
実施例1〜5の葉面用光沢防汚処理剤、比較例1の葉面用防汚処理剤、および、比較例2の葉面用光沢処理剤をタオル(綿製)に取り出し、次いで、観葉植物(ドラセナ・フラグランス 'マッサンゲアナ')の葉面に塗り広げ、続いて、その布地で拭き上げた。これにより、観葉植物の葉面に、各処理剤(葉面用光沢防汚処理剤、葉面用防汚処理剤および葉面用防汚処理剤)の塗膜を形成して、葉面を光沢防汚処理した。
一方、比較例3の葉面用光沢処理剤については、スプレーコーティングによって、葉面に直接塗布した。これにより、観葉植物の葉面に、葉面用光沢処理剤の塗膜を形成して、葉面を光沢防汚処理した。
処理後、各実施例および各比較例の葉面の艶(光沢)を目視にて観察し、以下の基準で光沢性を評価した。その結果を、表1に示す。
(基準)
◎:葉面に、格段に良好な艶(光沢)があることを確認した。
○:葉面に、良好な艶(光沢)があることを確認した
△:葉面に、わずかな艶(光沢)があることを確認した。
×:葉面に、艶(光沢)があることを確認できなかった。
(2) 光沢試験B
観葉植物に代えて、ポリカーボネート製のプレート(70mm×150mm×2mm)を試験板として用いた以外は、光沢試験Aと同様にして、試験板の表面に、各処理剤の塗膜を形成して、試験板の表面を光沢防汚処理した。
処理後、各実施例および各比較例の試験板の表面の艶(光沢)を目視にて観察し、以下の基準で光沢性を評価した。その結果を、表1に示す。
(基準)
◎:試験板の表面に、格段に良好な艶(光沢)があることを確認した。
○:試験板の表面に、良好な艶(光沢)があることを確認した
△:試験板の表面に、わずかな艶(光沢)があることを確認した。
×:試験板の表面に、艶(光沢)があることを確認できなかった。
(3) 防汚試験
光沢試験Bの試験後の試験板を、室内において45度の傾斜で2週間放置した。その後、試験板の表面に空気を軽く吹き付けた。
吹き付け後における試験板の表面を目視にて観察し、以下の基準で防汚性を評価した。その結果を表1に示す。
また、実施例2および比較例3の空気の吹き付け前後における試験板の表面の写真の画像処理図を、図1および図2にそれぞれ示す。
(基準)
◎:試験板の表面に、塵埃が一切残っていないことを確認した。
○:試験板の表面に、塵埃がほとんど残っていないことを確認した。
△:試験板の表面に、塵埃が若干残っていることを確認した。
×:試験板の表面に、塵埃がほとんど付着し(張り付き)、そのまま残っていることを確認した。
1 試験板
2 塵埃

Claims (4)

  1. リン脂質ポリマーを0.01重量%以上含有することを特徴とする、葉面用光沢防汚処理剤。
  2. 前記リン脂質ポリマーは、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンを構成単位とする重合体であることを特徴とする、請求項1に記載の葉面用光沢防汚処理剤。
  3. さらに、艶出し成分を含有することを特徴とする、請求項1または2に記載の葉面用光沢防汚処理剤。
  4. さらに、増粘剤を含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の葉面用光沢防汚処理剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023170427A1 (en) * 2022-03-11 2023-09-14 Mark Ieuan Edwards Anti-fouling polymeric agents

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