JP2011223694A - 電気接続箱 - Google Patents

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Masami Hirayama
雅美 平山
Shotaro Hirano
昭太郎 平野
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Abstract

【課題】接続プレートの箱本体への表裏誤組付を簡単な構造で防止して作業性の向上を図ると共に、接続プレートの箱本体への仮固定を正確且つ確実に行うことができる、新規な構造の電気接続箱を提供すること。
【解決手段】箱本体12に接続プレート14a,14bが装着される装着凹部16a,16bが形成されており、該装着凹部16a,16bに前記接続プレート14a,14bを圧入して組み付ける一方、前記装着凹部16a,16bの底面18に誤結防止突起32を突設して、前記接続プレート14a,14bに、正規の組付状態で前記装着凹部16a,16bの底面18に重ね合わされる面34において前記誤結防止突起32を収容する収容部42を形成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特に、外部端子が接続される接続プレートを備えた電気接続箱に関する。
従来から、電気接続箱の内部回路に対して外部回路の接続端子(外部端子)を接続する構造として、接続プレートを使用する構造が知られている。例えば特開平10−188774号公報(特許文献1)に記載のとおり、箱本体に収容された内部回路に導通された接続プレートを設け、この接続プレートに対して外部端子を装着してボルト締めすることにより、内部回路と外部回路とを導通させるようになっている。
ところで、このような電気接続箱においては、合成樹脂製の箱本体に装着凹部を形成して、この装着凹部に対して接続プレートを圧入状態で仮固定した後に、外部端子をボルト締結する構造が提案されている。このようにすることで、外部端子のボルト締結前に接続プレートが箱本体に対して安定して保持されて、電気接続箱の組付作業性の向上が図られる。
ところが、接続プレートの組付に際して、接続プレートの形状によっては接続プレートの表裏の判別が難しく、表裏を誤って組み付けてしまう場合があった。また、一旦表裏を誤って組み付けた場合には、圧入の嵌合力により接続プレートが箱本体の装着凹部に対して強固に嵌め合わされていることから、接続プレートを取り外す作業が煩雑となる。
しかも、接続プレートの誤組付により、箱本体に形成された装着凹部の周壁部が緩んでしまい、その後の正規位置での接続プレートの組付時には、所期の嵌合力が得られないという問題もあった。
特開平10−188774号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、接続プレートの箱本体への表裏誤組付を簡単な構造で防止して作業性の向上を図ると共に、接続プレートの箱本体への仮固定を正確且つ確実に行うことができる、新規な構造の電気接続箱を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様は、内部回路が収容された箱本体に対して、前記内部回路に導通されており、外部端子が接続される接続プレートが装着されている電気接続箱において、前記箱本体に前記接続プレートが装着される装着凹部が形成されており、該装着凹部に前記接続プレートが圧入されて組み付けられている一方、前記装着凹部の底面に誤結防止突起が突設されていると共に、前記接続プレートには、正規の組付状態で前記装着凹部の底面に重ね合わされる面において前記誤結防止突起が収容される収容部が形成されていることを、特徴とする。
第一の態様に従う電気接続箱においては、接続プレートの表裏が正しい向きで装着凹部に重ね合わされる場合には、誤結防止突起が接続プレートに形成された収容部内に収容されて、接続プレートを装着凹部にスムーズに圧入固定することが出来る。一方、接続プレートが表裏反転して装着凹部に重ね合わされた場合には、誤結防止突起が収容部に収容されずに、接続プレートが誤結防止突起上に乗ることによって、装着凹部への圧入が阻止される。従って、接続プレートが装着凹部に完全に圧入嵌合される前に誤組付を阻止することが出来、従来のように誤方向での圧入嵌合後に接続プレートを取り外して組み付けをやり直す場合に比して、作業の修正が容易となる。
そして、接続プレートが装着凹部に完全に圧入嵌合される前に誤組付けを阻止出来ることから、表裏反転状態で接続プレートが圧入されることに起因する装着凹部の緩みを、接続プレートが誤結防止突起で阻止される位置までに留めることが出来る。これにより、誤組付け後に接続プレートを正規位置で再度組み付ける場合でも、所期の嵌合力を保持することが出来る。
また、接続プレートを装着凹部に組み付けるに際して、装着凹部における誤結防止突起の位置と接続プレートにおける収容部の位置を確認することで、接続プレートの表裏判定が容易となって、組み付け作業の効率化を図ることも出来る。
本発明の第二の態様は、第一の態様に記載のものにおいて、前記収容部が前記接続プレートにおいて前記装着凹部の底面に重ね合わされる前記面に開口する凹部によって構成されている一方、前記誤結防止突起の突出高さ寸法が前記凹部の深さ寸法以下とされているものである。
本態様によれば、収容部が接続プレートの一方の面のみに開口されることから、接続プレートの表裏判定を一層容易にすることが出来る。また、誤結防止突起の突出高さ寸法を凹部の深さ寸法以下とすることによって、正規の方向で接続プレートを圧入した場合には誤結防止突起の全体が収容部に収容されて、誤結防止突起で接続プレートの圧入が阻止されることが回避されることから、接続プレートが挿入凹部の底面に接触された安定した重ね合わせ状態とすることが出来る。
本発明の第三の態様は、第一の態様に記載のものにおいて、前記収容部が前記接続プレートの厚さ方向に貫通する貫通孔によって構成されているものである。本態様によれば、収容部への誤結防止突起の挿入を、貫通孔を通じて外部から確認することが出来る。これにより、装着凹部への嵌め入れの前に目視で誤結を判断することも可能となる。また、誤結防止突起の収容部への挿入を目視確認しつつ行なうことが可能であり、組み付け作業をより容易に行なうことが出来る。
本発明の第四の態様は、第一〜第三の何れか一つの態様に記載のものにおいて、前記誤結防止突起の突出高さ寸法が前記装着凹部の深さ寸法以上とされているものである。本態様によれば、接続プレートが誤った向きで装着凹部に装着されようとした場合には、誤結防止突起で装着凹部への入り込みを完全に阻止することが出来る。これにより、誤組付けによる嵌合力の低下をより確実に防止することが出来る。
本発明の第五の態様は、第一〜第四の何れか一つの態様に記載のものにおいて、前記収容部に対して、前記誤結防止突起が外周面上に隙間を隔てて収容されるようになっているものである。本態様によれば、接続プレートを装着凹部に圧入するに際して、誤結防止突起の収容部への収容に嵌合力を必要とすることが無く、接続プレートの圧入力が不要に増大することを回避出来る。
本発明の第六の態様は、第一〜第五の何れか一つの態様に記載のものにおいて、前記装着凹部の周壁部には、周上の複数箇所において内周面上に突出する圧入リブが一体形成されており、前記装着凹部に嵌め入れられた前記接続プレートの外周面がこれら複数の圧入リブの突出先端部に対して当接されて位置決め嵌合されているものである。
本態様によれば、装着凹部の内周面の全周に亘って圧入代を設ける場合に比して、小さな圧入力で接続プレートを圧入することが出来る。また、接続プレートの装着凹部への圧入に際して発生する樹脂屑も軽減出来ることから、樹脂屑が入り込むことによる嵌合不良等のおそれも有利に軽減することが出来る。
本発明によれば、誤結防止突部の位置と収容部の位置を合わせることによって、接続プレートの表裏を容易に判定することが出来る。また、接続プレートを誤った向きで装着凹部に圧入しようとした場合には、誤結防止突部で接続プレートの装着凹部への入り込みを制限出来る。これにより、接続プレートの誤組付けを防止すると共に、誤組付けに起因する装着凹部の緩みを軽減することが出来て、正規の位置で圧入された際に、所期の嵌合力を安定して発揮することが出来る。
本発明の第一の実施形態としての電気接続箱の分解斜視図。 図1に示した電気接続箱を構成する箱本体の上面図と要部拡大図。 図1に示した電気接続箱を構成する接続プレートの裏面図。 図1に示した電気接続箱の要部を説明するための断面説明図。 図1に示した電気接続箱への外部端子の組付状態を示す上面図。 本発明の第二の実施形態としての電気接続箱の要部を説明するための断面説明図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1に、本発明の第一の実施形態としての電気接続箱10を示す。電気接続箱10は、箱本体12と、箱本体12に装着される接続プレート14a,14bを含んで構成されている。
図2に、箱本体12を示す。なお、図2においては、理解を容易とするために、後述する圧入リブ28の大きさを誇張して図示する。箱本体12は、合成樹脂からなるブロック形状とされている。箱本体12には、一対の装着凹部16a,16bが形成されている。これら装着凹部16a,16bはそれぞれ接続プレート14a,14bに対応する形状をもって箱本体12の一方に開口する凹形状とされており、本実施形態における装着凹部16a,16bは、それぞれ、全体として略五角形の形状を有している。装着凹部16a,16bの外周縁部には、底面18から立ち上がる周壁部20が周方向で部分的に形成されている。また、底面18には、凹状のナット収容部22が開口形成されており、各ナット収容部22に、ナット24が底面18から突出することなく収容されている。
周壁部20には、周上の複数箇所において、内周面26から装着凹部16a,16bの内方に突出する圧入リブ28が一体形成されている。圧入リブ28は装着凹部16a,16bの深さ方向の略全長に亘って形成されている。圧入リブ28の断面形状としては内周面26からの突出方向で先細となる断面形状が好ましく、本実施形態においては、三角断面形状とされている。また、圧入リブ28は、装着プレート14a,14bの嵌め入れを容易とするために、開口側端部30(図4参照)において、内周面26からの突出量が装着凹部16a,16bの開口端部から次第に大きくなる傾斜状とされている。なお、周壁部20におけるこれら圧入リブ28の形成箇所は限定されるものではないが、圧入固定力を有効に得るために、好適には、多角形状を有する装着凹部16a,16bの一辺の中央部分にそれぞれ形成されることが好ましい。また、装着凹部16a,16bの一辺の長さが大きい場合には、一辺上に複数の圧入リブ28を間隔を隔てて形成する等しても良い。
さらに、装着凹部16a,16bの底面18には、誤結防止突起32が装着凹部16a,16bの開口方向に突出して一体形成されている。誤結防止突起32の底面18からの突出高さ寸法:h(図4参照)は、装着凹部16a,16bの深さ寸法:Dよりも小さくされている。誤結防止突起32の形成位置は、凹部42に収容されることで装着凹部16a,16bに対する接続プレート14a,14bの相対位置が一義的に定められるように、装着凹部16a,16bが左右対称形状である場合にはその対称軸から外れた位置に設定されることが好ましい。また、装着凹部16a,16bの対称軸の有無に関わらず、誤結防止突起32は、装着凹部16a,16bの中央部分から外れた位置に形成されることが好ましい。更に、誤結防止突起32は、後述する接続プレート14a,14bの誤圧入による圧入リブ28の削れを有効に阻止するために、圧入リブ28に近接して形成されることが好ましい。本実施形態においては、装着凹部16a,16bの中央部分から外れて圧入リブ28に近接した位置に、それぞれ一つの誤結防止突起32が形成されている。
これら装着凹部16a,16bには、接続プレート14a,14bがそれぞれ嵌め入れられる。図3に、接続プレート14a,14bの裏面34側を示す。接続プレート14a,14bは、導電性金属材から形成された、容易に変形することの無い適当な厚さ寸法を有する板形状とされており、本実施形態においては、接続プレート14a,14bの厚さ寸法は、装着凹部16a,16bの深さ寸法:Dと略等しくされている。
また、接続プレート14a,14bは、それぞれ、装着凹部16a,16bに嵌め入れ可能な、装着凹部16a,16bに対して一回り小さな略同形状とされており、本実施形態においては、それぞれ全体として略五角形の形状とされている。なお、本実施形態における接続プレート14a,14bはそれぞれ左右非対称形状とされており、図3中の左右方向において中心から外れた位置に、外方に突出する突出片部36が形成されている。また、一方の接続プレート14aには、切欠37が形成されている。
さらに、接続プレート14a,14bには、ボルト挿通孔38a〜38gが貫設されている。これらボルト挿通孔38a〜38gのうち、ボルト挿通孔38a〜38fは、装着凹部16a,16bに設けられたナット24と対応する位置に形成されている。一方、ボルト挿通孔38gは、箱本体12に貫設された貫通孔40と重なる位置に形成されている。
これら接続プレート14a,14bは、正規位置で装着凹部16a,16bに嵌め入れられた場合には、裏面34が底面18と重ね合わされる。そして、この裏面34に、収容部としての凹部42が開口形成されている。凹部42は、裏面34において、装着プレート14a,14bが装着凹部16a,16bに正規の向きで嵌め入れられた場合に、誤結防止突起32と重なる位置に形成されている。
凹部42は円形の断面形状をもって接続プレート14a,14bの厚さ方向に延びる凹形状を有している。凹部42の径寸法は、誤結防止突起32の径寸法よりもやや大きくされている。また、凹部42の深さ寸法:d(図4参照)は、誤結防止突起32の底面18からの突出高さ寸法:h以上に設定されており、本実施形態においては、誤結防止突起32の突出高さ寸法:hよりもやや大きくされている。これにより、凹部42は、誤結防止突起32を、誤結防止突起32の突出先端面43および外周面44に対して隙間を隔てて収容出来るようにされている。
このような構造とされた接続プレート14a,14bは、それぞれ、装着凹部16a,16bに対して、裏面34を底面18に対向位置させた向きで嵌め入れられる。図4に示すように、この嵌め入れに際して、接続プレート14a,14bの外周面46が、圧入リブ28における装着凹部16a,16b内方への突出先端部49に接触される。これにより、接続プレート14a,14bは、圧入リブ28を擦りつつ装着凹部16a,16bにそれぞれ嵌め入れられて、圧入リブ28によって装着凹部16a,16b内での位置決め状態で嵌合固定される。
接続プレート14a,14bは、装着凹部16a,16bへの嵌め入れ状態において、裏面34が底面18への接触状態で重ね合わされる一方、裏面34と反対側の表面48が、装着凹部16a,16bの周壁部20の突出端面50と同一平面上に位置される。さらに、凹部42が誤結防止突起32に重ね合わされて、誤結防止突起32が凹部42に収容される。
図5に示すように、接続プレート14a,14bが圧入リブ28で装着凹部16a,16bに位置決め状態で圧入固定されることによって、各ボルト挿通孔38a〜38fは、それぞれナット24のねじ孔52(図1、図2参照)と位置合わせされると共に、ボルト挿通孔38gは貫通孔40に重ね合わされる。この状態で、箱本体12は、その外周壁に形成されたロック部54によって、図示しないカバー部材に対して収容状態で固定される。
そして、箱本体12のカバー部材への収容固定状態において、接続プレート14aは、ボルト56(図1参照)が、突出片部36の基端部分に形成されたボルト挿通孔38aを通じて、表面48側からナット24のねじ孔52に螺合されることによって、箱本体12にボルト固定される。一方、接続プレート14bは、突出片部36の基端部分に形成されたボルト挿通孔38gに、カバー部材に収容されたナットが表面48側から重ね合わされるようになっている。そして、カバー部材に収容されたナットに対して、ボルト56が貫通孔40およびボルト挿通孔38gを通じて裏面34側から螺合されることによって、箱本体12にボルト固定される。
さらに、接続プレート14aのボルト挿通孔38b,38cには、それぞれ、外部配線の末端に設けられた導電性の金属片からなる外部端子58が表面48に重ね合わされる。これにより、外部端子58に貫設されたボルト挿通孔60が、ボルト挿通孔38b,38cに表面48側から重ね合わされる。そして、これら外部端子58のボルト挿通孔60および接続プレート14aのボルト挿通孔38b,38cを通じて、ボルト56が表面48側からナット24に螺合されることによって、接続プレート14aの表面48に、外部端子58が重ね合わされた状態で固定されて電気的に接続される。一方、接続プレート14bのボルト挿通孔38fについても、接続プレート14aと同様に、外部端子58がボルト56で固定される。
加えて、接続プレート14aのボルト挿通孔38dと、接続プレート14bのボルト挿通孔38eには、内部回路としてのMIDIヒューズ62の両端部に突出形成された、導電性の金属片からなる外部端子としての一対のヒューズ端子64のボルト挿通孔66がそれぞれ重ね合わされる。そして、ヒューズ端子64のボルト挿通孔66および接続プレート14a,14bのボルト挿通孔38d、38eを通じて、ボルト56が表面48側からナット24に螺合される。これにより、MIDIヒューズ62が、接続プレート14a,14b間での架設状態で箱本体12に収容されると共に、これら接続プレート14a,14bと導通される。
そして、接続プレート14a,14bは、これら外部端子58やヒューズ端子64が重ね合わされるボルト挿通孔38b〜38fに挿通されるボルト56によっても、外部端子58やヒューズ端子64を介して箱本体12への固定力が及ぼされることとなる。
このような構造とされた電気接続箱10によれば、接続プレート14a,14bを装着凹部16a,16bに嵌め入れる際には、凹部42が裏面34のみに開口されていることから、凹部42の存否を確認することによって、接続プレート14a,14bの表面48と裏面34を容易に判別することが出来る。これにより、極めて簡易な構成で、接続プレート14a,14bを、裏面34が装着凹部16a,16bの底面18と対向された正規の組み付け状態に容易に位置させることが出来て、誤組付けのおそれを有効に軽減することが出来る。
また、凹部42および誤結防止突起32が、それぞれ、裏面34および底面18の中央部分から外れて位置されていることから、凹部42を誤結防止突起32に位置合わせすることによって、接続プレート14a,14bの表裏と共に、装着凹部16a,16bに対する周方向の位置決めも容易に行なうことが出来る。更に、本実施形態においては、接続プレート14a,14bおよび装着凹部16a,16bがそれぞれ全体として略五角形とされていると共に、突出片部36や切欠37が部分的に形成されていることによって、接続プレート14a,14bの装着凹部16a,16bに対する正規の組付位置をより容易に判別することが出来るようになっている。
そして、接続プレート14a,14bが装着凹部16a,16bに対して正規の位置で組み付けられた場合には、誤結防止突起32が凹部42内に収容されることによって、裏面34が底面18に重ね合わされて、表面48が周壁部20の突出端面50と略同一平面上に位置するまで、接続プレート14a,14bを装着凹部16a,16b内に挿入することが出来る。これにより、接続プレート14a,14bを、ボルト56で固定する前から圧入リブ28で装着凹部16a,16b内に圧入固定して、箱本体12と一体的に取り扱うことが可能となる。その結果、手指で接続プレート14a,14bの脱落を防止しつつ箱本体12をカバー部材に組み付けるような手間も不要とすることが出来て、組み付け工数の更なる削減を図ることが出来る。
また、接続プレート14a,14bは、圧入リブ28で装着凹部16a,16b内に圧入固定されることから、例えば圧入リブ28を有することなく、接続プレート14a,14bが装着凹部16a,16bの内周面26の全体で圧入固定される場合に比して、小さな挿入力で接続プレート14a,14bを装着凹部16a,16bに容易に嵌め入れることが出来る。それと共に、例えば圧入リブ28を有することなく、内周面26の全体と接続プレート14a,14bが互いに干渉する場合に比して、樹脂屑の発生も軽減することが出来て、樹脂屑が入り込むことに起因する装着凹部16a,16bに対する嵌合不良や、外部端子58およびヒューズ端子64に対する接触不良等のおそれを有利に低減することが出来る。
そして、万が一接続プレート14a,14bが表裏反転して、或いは誤った周方向位置で装着凹部16a,16bに圧入された場合には、凹部42の非形成部分である表面48や裏面34が誤結防止突起32の突出先端面43に当たることによって、それ以上の圧入が阻止される。従って、圧入リブ28において少なくとも誤結防止突起32の突出先端面43よりも底面18側の部位は、接続プレート14a,14bが正規の組付方向で挿入されない限り、接続プレート14a,14bの無理な圧入によって圧入リブ28が削られることが無い。これにより、誤圧入の削れに起因する圧入リブ28の固定力の低下を抑えることが出来て、接続プレート14a,14bが正規の組付方向で組み付けられた際の圧入固定力を安定的に発揮することが出来る。また、接続プレート14a,14bが誤方向で完全に圧入される前の圧入リブ28による固定力が小さな段階で誤圧入を阻止出来ることから、装着凹部16a,16bからの取り外しも容易に行なうことが出来る。
また、誤結防止突起32が凹部42に隙間を隔てて収容されることから、誤結防止突起32の凹部42への収容に際して嵌合力を必要とすることも無く、接続プレート14a,14bの装着凹部16a,16bへの嵌合力が不必要に大きくなることも回避することが出来る。
次に、図6に、本発明の第二の実施形態を示す。なお、第二の実施形態は、前記第一の実施形態における誤結防止突起と収容部の形状が異ならされた点を除いて、前記第一の実施形態と同様の構造であることから、前記第一の実施形態における図4に対応する部位のみを示す。
すなわち、本実施形態における誤結防止突起70は、底面18からの突出高さ寸法:hが、装着凹部16a,16bの深さ寸法:D以上に設定されており、特に本実施形態においては、他部材との干渉等を考慮して、深さ寸法:Dと等しくされている。これにより、誤結防止突起70の突出先端面72は、装着凹部16a,16bの周壁部20の突出端面50と同一平面上に位置されている。
一方、装着プレート14a,14bにおいて、装着凹部16a,16bへの正規の組付状態で誤結防止突起70と重なり合う位置には、収容部としての収容孔74が形成されている。収容孔74は、装着プレート14a,14bの厚さ方向に貫通して表面48および裏面34にそれぞれ開口する貫通孔とされている。なお、収容孔74の径寸法は、誤結防止突起70を隙間を隔てて収容出来るように、誤結防止突起70の径寸法よりも大きくされることが好ましい。
本実施形態においては、装着プレート14a,14bが装着凹部16a,16bに正規の組付方向で嵌め入れられた場合には、誤結防止突起70が、収容孔74への挿入状態で収容される。この誤結防止突起70の収容孔74への挿入に際して、収容孔74が表面48にも開口されていることから、表面48側から誤結防止突起70の位置および収容孔74への収容状態を容易に確認することが出来る。
さらに、誤結防止突起70の突出先端面72が、装着凹部16a,16bの周壁部20の突出端面50と同一平面上に位置されていることから、接続プレート14a,14bが誤った向きで装着凹部16a,16bに嵌め入れられようとした場合には、収容孔74の非形成部分である表面48又は裏面34が突出先端面72に接触することによって、接続プレート14a,14bの装着凹部16a,16bへの誤圧入を完全に阻止して、圧入リブ28の略全体を誤圧入による削れから保護することが出来る。その結果、接続プレート14a,14bが正規位置で装着凹部16a,16bに嵌め入れられた場合には、圧入リブ28の略全体を用いて、より安定した圧入固定力を得ることが出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、誤結防止突起や収容部の具体的形状が特に限定されるものでないのは勿論であって、矩形断面形状やその他の多角形断面形状、或いはそれらと曲線を組み合わせた断面形状を採用する等しても良い。また、誤結防止突起は、必ずしも収容部に隙間を隔てて収容される必要は無く、誤結防止突起を収容部への圧入構造とすることによって、これら誤結防止突起と収容部との嵌合力を接続プレートの箱本体への固定力として利用しても良い。
また、誤結防止突起の形成個数も限定されるものではなく、装着プレートを装着凹部に位置合わせするためであれば、前記実施形態のように各装着凹部にそれぞれ1つの誤結防止突起を形成すれば足る。但し、誤結防止突起を複数形成することも勿論可能であって、複数の誤結防止突起によって、誤圧入時に接続プレートにおける誤結防止突起との非接触部分が局所的に装着凹部に入り込むようなことをより有効に阻止して、誤圧入をより効果的に阻止することも可能である。
更にまた、接続プレートの具体的な形状や枚数も特に限定されるものではない。特に接続プレートとして、左右対称形状或いはそれに近い矩形状や多角形状を採用する場合には、本発明に従う誤結防止効果がより効果的に発揮されることとなる。
10:電気接続箱、12:箱本体、14a,b:接続プレート、16a,b:装着凹部、18:底面、20:周壁部、26:内周面、28:圧入リブ、32:誤結防止突起、34:裏面、42:凹部(収容部)、44:外周面(誤結防止突起)、46:外周面(接続プレート)、48:表面、49:突出先端部、58:外部端子、62:MIDIヒューズ(内部回路)、64:ヒューズ端子(外部端子)

Claims (6)

  1. 内部回路が収容された箱本体に対して、前記内部回路に導通されており、外部端子が接続される接続プレートが装着されている電気接続箱において、
    前記箱本体に前記接続プレートが装着される装着凹部が形成されており、該装着凹部に前記接続プレートが圧入されて組み付けられている一方、前記装着凹部の底面に誤結防止突起が突設されていると共に、前記接続プレートには、正規の組付状態で前記装着凹部の底面に重ね合わされる面において前記誤結防止突起が収容される収容部が形成されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記収容部が前記接続プレートにおいて前記装着凹部の底面に重ね合わされる前記面に開口する凹部によって構成されている一方、前記誤結防止突起の突出高さ寸法が前記凹部の深さ寸法以下とされている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記収容部が前記接続プレートの厚さ方向に貫通する貫通孔によって構成されている請求項1に記載の電気接続箱。
  4. 前記誤結防止突起の突出高さ寸法が前記装着凹部の深さ寸法以上とされている請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱。
  5. 前記収容部に対して、前記誤結防止突起が外周面上に隙間を隔てて収容されるようになっている請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱。
  6. 前記装着凹部の周壁部には、周上の複数箇所において内周面上に突出する圧入リブが一体形成されており、前記装着凹部に嵌め入れられた前記接続プレートの外周面がこれら複数の圧入リブの突出先端部に対して当接されて位置決め嵌合されている請求項1〜5の何れか1項に記載の電気接続箱。
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