JP2011223363A - コンテンツ出力装置、コンテンツ出力システム、コンテンツ出力方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

コンテンツ出力装置、コンテンツ出力システム、コンテンツ出力方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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朗 戸嶋
Kentaro Sakakura
健太郎 坂倉
Katsushi Oizumi
勝志 大泉
Yuji Hamazaki
裕史 濱崎
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Abstract

【課題】 中断したコンテンツの出力処理を他の装置で中断点から再開することができるコンテンツ出力装置、コンテンツ出力システム、コンテンツ出力方法、プログラムおよび記録媒体を提供する。
【解決手段】 第1装置10のコンテンツビューアは、コンテンツを表示しているときに、中断操作があると、中継データ62を第1記憶部12に記憶する。第2装置20の「プロクシ設定」で第1装置10のプロクシサーバが設定される。第1装置10のプロクシサーバは、第2装置20から受信したリクエストURLと特定URL61とが一致し、かつ第1一時記憶部13に中継データ62が記憶されていると、受信したリクエストURLに代えて、中継データに基づいて生成したリクエスト先URL63をリクエストURLとする。そして、リクエストURLで特定されるウェブサーバからコンテンツを取得し、取得したコンテンツを第2装置20に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中断した処理を継続して再開することができるコンテンツ出力装置、コンテンツ出力システム、コンテンツ出力方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
インターネットに接続されるコンテンツ出力装置などのクライアントには、サーバが配信するコンテンツを取得して、静止画像の表示、動画の再生あるいは音声の出力を行うことができるものがある。コンテンツ出力装置などのクライアントには、サーバから取得して出力しているコンテンツが中断されても、継続して出力することができるものがある。
たとえば、第1の従来の技術として、特許文献1に記載されるクライアント端末切り換え方法がある。このクライアント端末切り換え方法では、クライアント端末である端末Aからクライアント端末である端末Bに切り換えるとき、端末Aは、ゲートウェイに、通信の一時停止を指令するとともに、切り換え先の端末Bの情報を通知する。ゲートウェイは、ゲートウェイで行なっているアドレス変換のアドレスを端末Aのアドレスから端末Bのアドレスに変更する。端末Aは、端末Aから端末Bに引き継ぐべきデータを端末Bに転送して、端末Aの状態を端末Bに再現した後、ゲートウェイに通信の再開を指令する。
第2の従来の技術として、特許文献2に記載されるデータ中継システムがある。このデータ中継システムでは、プロクシサーバは、プロクシサーバを介して内部ネットワーク上の情報処理装置と外部ネットワーク上の情報処理装置とが接続されているとき、外部情報処理装置から接続中断要求があると、接続中断要求に含まれる接続識別情報を接続管理テーブルに保存して、外部情報処理装置との接続を切断する。外部情報処理装置から接続再開要求があったとき、接続管理テーブルに保存された接続識別情報と接続再開要求に含まれる接続識別情報とが一致すると、関連付けられた内部情報処理装置との接続を再開する。
第3の従来の技術として、特許文献3に記載される視聴情報管理装置がある。この視聴情報管理装置では、コンテンツの中継を行うとき、中継の中断を検知し、コンテンツの中断位置を示す中断情報を記憶する。視聴情報管理装置は、クライアント端末装置から、中断コンテンツリストから選択された中断コンテンツのコンテンツ再生要求を受けると、要求を受けた中断コンテンツの中断情報が示す中断位置以降のコンテンツの配信をコンテンツサーバに要求する。
第4の従来の技術として、特許文献4に記載されるネットワークシステムがある。このネットワークシステムでは、ユーザ端末1がプロクシサーバを介してデータを受信中に、データを受信する端末を、ユーザ端末1からユーザ端末2に切り換えるとき、ユーザ端末1は、ユーザ端末2を介してプロクシサーバに経路切換要求を送信する。この経路切換要求を受信したプロクシサーバは、ユーザ端末1宛てに送信中のデータをユーザ端末2宛てに切り換え、ユーザ端末1は、先に受信して記憶しているデータをユーザ端末2宛てに転送する。
第5の従来の技術として、特許文献5に記載されるファイアウォールサービス提供方法がある。このファイアウォールサービス提供方法では、ファイアウォールに入った新しいセッションがリモートプロクシサーバによるサービスを要求している場合、ファイアウォールは、パケットのデスティネーションアドレスをリモートプロクシサーバのアドレスに置き換える。リモートプロクシサーバは、ファイアウォールに対して、自己から元のデスティネーションへのコネクションに対する許可を要求し、パケットをファイアウォールに送る。ファイアウォールは、パケットを元のデスティネーションへ転送する。
第6の従来の技術として、特許文献6に記載される中継装置がある。この中継装置は、リダイレクト機能を有するルータであり、リダイレクト要求パケットを受信すると、受信したリダイレクト要求パケットに含まれる送信元アドレスおよび送信元ポートをリダイレクト先として宛先変更する。中継装置は、端末からのコンテンツ要求パケットを受信すると、受信したコンテンツ要求パケットを、リダイレクト要求パケットを送信した端末に送信する。リダイレクト要求パケットを送信した端末は、リダイレクトされたコンテンツ要求パケットを受信すると、中継装置に代わって中継機能を果たし、コンテンツ要求パケットに対してサーバから受信するコンテンツパケットを、コンテンツ要求パケットを送信した端末に送信する。
第7の従来の技術として、特許文献7に記載されるコンテンツ記録再生システムがある。このコンテンツ記録再生システムでは、ハードディスクレコーダ10は、視聴中断要求があると、コンテンツの出力を停止して、受信したコンテンツデータをハードディスクに記録する。ハードディスクレコーダ20は、タイムシフト視聴再開要求を受けると、コンテンツデータを外部から受信し、受信したコンテンツデータをハードディスクに記録する。また、ハードディスクレコーダ10は、記録したコンテンツデータをストリーム方式およびコピー方式でハードディスクレコーダ20に伝送する。たとえば、ストリーム方式でコンテンツデータを受信する場合、ハードディスクレコーダ20は、コンテンツデータを受信しながら同時にコンテンツデータで示されるコンテンツを出力する。ストリーム方式での再生が終了すると、ハードディスクに記録されているコンテンツデータで示されるコンテンツを出力する。
第8の従来の技術として、特許文献8に記載される電子機器がある。この電子機器では、携帯再生装置は、ネットワークを介してレコーダに電源オンの要求を行った後、現在視聴中の番組に関するチャネル受信要求をレコーダに行うとともに、録画開始要求を行うと、レコーダは指定された番組の録画を開始する。ユーザは、携帯再生装置でコンテンツを視聴中に中断した場合に、継続してそのコンテンツの続きをレコーダで視聴することができる。
第9の従来の技術として、特許文献9に記載されるタイムシフト視聴リレーシステムがある。このタイムシフト視聴リレーシステムは、第7の従来の技術と同様にタイムシフト視聴を可能とするものである。第10の従来の技術として、特許文献10に記載される受信装置がある。この受信装置も、第7の従来の技術と同様にタイムシフト視聴を可能とするものである。
特開2007−140712号公報 特開2007−86894号公報 特開2006−319443号公報 特開2004−362062号公報 特開2002−215478号公報 特開2006−163829号公報 特開2008−109490号公報 特開2007−124017号公報 特開2005−217586号公報 特開2004−363659号公報
第1の従来の技術は、コンテンツ視聴の中断側機器だけでなく、中継装置および引継ぎ側の機器においても、コンテンツ視聴の再開を指示する手段を搭載する必要がある。すなわち、第1の機器で視聴しているコンテンツの続きを第2の機器で視聴する場合、第1の機器だけでなく、第2の機器にも、途中からの視聴を実現するための手段を付加する必要がある。第2の機器が、たとえば家電製品であって、ソフトウェアなどの変更が難しい場合、実現することができない。
第2の従来の技術は、中断した処理を継続して再開することはできるが、同じ装置での再開であり、他の装置に切り換えて再開することはできない。第3の従来の技術は、視聴情報管理装置がコンテンツの配信を中継し、中継の中断を検知して、中断位置を記憶するが、引継ぎ側のクライアント端末装置で、中断されたコンテンツを表示する手段が必要であり、第1の従来の技術と同様、ソフトウェアなどの変更が難しい場合、実現することができない。第4の従来の技術は、経路切換要求を、ユーザ端末2を介してプロクシサーバに送信するので、ユーザ端末2に経路切換のための手段が必要である。第5,6の従来の技術は、パケットを他の装置にリダイレクトすることはできるが、中断したコンテンツを継続して再開するものではない。
第7,9,10の従来の技術は、放送中のコンテンツを他の装置で継続してタイムシフト視聴するためのものであり、インターネットの情報を他の装置で継続して出力するものではない。第8の従来の技術は、携帯再生装置で視聴中のコンテンツの続きを、遠隔でレコーダに録画させ、レコーダに録画したコンテンツを継続して視聴することができるようにするものであり、中断したコンテンツを他の装置で取得して継続して出力するものではない。
本発明の目的は、中断したコンテンツの出力処理を他の装置で中断点から再開することができるコンテンツ出力装置、コンテンツ出力システム、コンテンツ出力方法、プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、
コンテンツ出力手段が出力しているコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶する記憶手段と、
前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶手段に記憶されるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信するプロクシ手段とを含むことを特徴とするコンテンツ出力装置である。
また本発明は、コンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツの出力の中断を指示する中断指示手段をさらに含み、
前記記憶手段は、中断指示手段によって、コンテンツ出力手段が出力しているコンテンツの出力の中断が指示されたとき、中断された時点のコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶することを特徴とする。
また本発明は、前記予め定めるアドレスは、前記ネットワークに接続される他の装置の電源起動時または前記ネットワークに接続される他の装置のコンテンツ出力手段が起動されたときに、前記ネットワークに接続される他の装置のコンテンツ出力手段が最初にコンテンツを取得する配信元のアドレスであることを特徴とする。
また本発明は、前記プロクシ手段は、前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、
前記記憶手段にアドレスが記憶されているとき、前記記憶手段に記憶されるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得し、
前記記憶手段にアドレスが記憶されていないとき、前記受信したリクエストがコンテンツの取得を要求する予め定めるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得し、
取得したコンテンツを前記他の装置へ送信することを特徴とする。
また本発明は、前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信したとき、前記予め定めるアドレスか、前記記憶手段に記憶されるアドレスかを選択するための選択手段をさらに含み、
前記プロクシ手段は、選択手段によって選択されたアドレスの配信元からコンテンツを取得することを特徴とする。
また本発明は、前記選択手段は、前記予め定めるアドレス、および前記記憶手段に記憶されるアドレスに対応付けられたリンクを同一画面に並列に並べて表示する表示手段と、表示手段に表示されたリンクの中から1つのリンクを指定するリンク指定手段とを含むことを特徴とする。
また本発明は、前記記憶手段に記憶されるアドレスの消去を指示する消去指示手段をさらに含み、
前記記憶手段は、消去指示手段によって消去が指示されると、記憶しているアドレスを消去することを特徴とする。
また本発明は、前記記憶手段は、前記プロクシ手段が前記記憶手段に記憶されるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得したとき、記憶するアドレスの消去を指示することを特徴とする。
また本発明は、前記コンテンツは、静止画像を表す静止画コンテンツ、音声を表す音声コンテンツおよび動画を表す動画コンテンツのうちの少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする。
また本発明は、コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、
コンテンツ出力手段が前記サーバからコンテンツを取得する度に、取得したコンテンツを配信する配信元のアドレスを上書きして記憶する記憶手段と、
前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶手段に記憶されるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信するプロクシ手段とを含むことを特徴とするコンテンツ出力装置である。
また本発明は、コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、
コンテンツ出力手段が出力しているコンテンツを配信する配信元のアドレスを前記サーバに送信して記憶させるアドレス送信手段と、
前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、前記サーバに記憶させたアドレスを前記サーバから取得し、該他の装置に代わって、前記サーバから取得したアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信するプロクシ手段とを含むことを特徴とするコンテンツ出力装置である。
また本発明は、前記コンテンツ出力装置、他の装置、およびサーバを含むことを特徴とするコンテンツ出力システムである。
また本発明は、コンテンツをコンテンツ出力装置で出力するコンテンツ出力方法であって、
コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力するコンテンツ出力工程と、
コンテンツ出力工程で出力したコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶する記憶工程と、
前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶工程で記憶されたアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信するプロクシ工程とを含むことを特徴とするコンテンツ出力方法である。
また本発明は、コンピュータに、
コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力するコンテンツ出力工程と、
コンテンツ出力工程で出力したコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶する記憶工程と、
前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶工程で記憶されたアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信するプロクシ工程とを実行させるためのプログラムである。
また本発明は、前記プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、コンテンツ出力手段は、コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力する。記憶手段は、コンテンツ出力手段が出力しているコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶する。そして、プロクシ手段は、前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶手段に記憶されるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信する。
したがって、コンテンツ出力装置で視聴していたコンテンツを、コンテンツ出力装置を介して他の装置で視聴することができる。一般に、コンテンツ出力手段、たとえばコンテンツビューアは、プロクシ手段、たとえばプロクシサーバを介してコンテンツを取得するための設定機能を有している。この設定機能で、コンテンツ出力装置が有するプロクシサーバを他の装置に設定することによって、コンテンツ出力装置で視聴していたコンテンツを他の装置で視聴することができる。特に、コンテンツ出力装置で視聴していたコンテンツを中断したとき、中断したコンテンツの配信元のアドレスを記憶手段に記憶するようにすれば、中断したコンテンツの出力処理を他の装置で中断点から再開することができる。他の装置では、プログラムなどの変更を行うことなく、設定変更するだけでよく、コンテンツの視聴の引き継ぎを行うことができる。
また本発明によれば、中断指示手段は、コンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツの出力の中断を指示する。そして、前記記憶手段は、中断指示手段によって、コンテンツ出力手段が出力しているコンテンツの出力の中断が指示されたとき、中断された時点のコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶するので、ユーザは、意図して中断点を指定することができる。
また本発明によれば、前記予め定めるアドレスは、前記ネットワークに接続される他の装置の電源起動時または前記ネットワークに接続される他の装置のコンテンツ出力手段が起動されたときに、前記ネットワークに接続される他の装置のコンテンツ出力手段が最初にコンテンツを取得する配信元のアドレスであるので、中断したコンテンツを継続するために、予め定めるアドレスを別途設定する必要がなく、操作を簡便化することができる。
また本発明によれば、前記プロクシ手段は、前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、前記記憶手段にアドレスが記憶されているとき、前記記憶手段に記憶されるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得し、前記記憶手段にアドレスが記憶されていないとき、前記受信したリクエストがコンテンツの取得を要求する予め定めるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信する。したがって、記憶手段にアドレスが記憶されていないとき、初期画面など前記予め定めるアドレスに対応するコンテンツから視聴することを可能とすることができる。
また本発明によれば、選択手段は、前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信したとき、前記予め定めるアドレスか、前記記憶手段に記憶されるアドレスかを選択する。そして、前記プロクシ手段は、選択手段によって選択されたアドレスの配信元からコンテンツを取得する。したがって、中断点から視聴を再開するか、初期画面など前記予め定めるアドレスに対応するコンテンツから視聴するかを選択することができる。
また本発明によれば、前記選択手段は、表示手段とリンク指定手段とを含む。表示手段は、前記予め定めるアドレス、および前記記憶手段に記憶されるアドレスに対応付けられたリンクを同一画面に並列に並べて表示する。そして、リンク指定手段は、表示手段に表示されたリンクの中から1つのリンクを指定する。したがって、どちらのリンクかを容易に選択することができる。
また本発明によれば、消去指示手段は、前記記憶手段に記憶されるアドレスの消去を指示する。そして、前記記憶手段は、消去指示手段によって消去が指示されると、記憶しているアドレスを消去する。したがって、中断したコンテンツを他の装置で継続して視聴することを、繰り返すか、一度のみに限定するかを選択することができる。
また本発明によれば、前記記憶手段は、前記プロクシ手段が前記記憶手段に記憶されるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得したとき、記憶するアドレスの消去を指示する。したがって、中断したコンテンツを他の装置で視聴を再開することを一度のみに限定することができる。
また本発明によれば、前記コンテンツは、静止画像を表す静止画コンテンツ、音声を表す音声コンテンツおよび動画を表す動画コンテンツのうちの少なくともいずれか1つを含む。したがって、コンテンツが、静止画像を表す静止画コンテンツ、音声を表す音声コンテンツおよび動画を表す動画コンテンツのうちのいずれであれば、中断したコンテンツを他の装置で継続して視聴することができる。
また本発明によれば、コンテンツ出力手段は、コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力する。記憶手段は、コンテンツ出力手段が前記サーバからコンテンツを取得する度に、取得したコンテンツを配信する配信元のアドレスを上書きして記憶する。そして、プロクシ手段は、前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶手段に記憶されるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信する。したがって、中断を指示する操作、たとえば「しおりを入れる」操作を行うことなく、コンテンツの視聴の途中で視聴を終了しても、中断したコンテンツを他の装置で継続して視聴することができる。
また本発明によれば、コンテンツ出力手段は、コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力する。アドレス送信手段は、コンテンツ出力手段が出力しているコンテンツを配信する配信元のアドレスを前記サーバに送信して記憶させる。そして、プロクシ手段は、前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、前記サーバに記憶させたアドレスを前記サーバから取得し、該他の装置に代わって、前記サーバから取得したアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信する。したがって、コンテンツを配信する配信元のアドレスをサーバに記憶させるので、他の装置は、コンテンツの視聴が中断したコンテンツ出力装置以外のコンテンツ出力装置にリクエストを送信して、中断したコンテンツを中断点から再開して視聴することができる。
また本発明によれば、コンテンツ出力システムは、前記コンテンツ出力装置、前記他の装置、および前記サーバを含む。
したがって、コンテンツ出力装置で視聴していたコンテンツを、コンテンツ出力装置を介して他の装置で視聴することができる。一般に、コンテンツ出力手段、たとえばコンテンツビューアは、プロクシ手段、たとえばプロクシサーバを介してコンテンツを取得するための設定機能を有している。この設定機能で、コンテンツ出力装置が有するプロクシサーバを他の装置に設定することによって、コンテンツ出力装置で視聴していたコンテンツを他の装置で視聴することができる。特に、コンテンツ出力装置で視聴していたコンテンツを中断したとき、中断したコンテンツの配信元のアドレスを記憶手段に記憶するようにすれば、中断したコンテンツの出力処理を他の装置で中断点から再開することができる。他の装置では、プログラムなどの変更を行うことなく、設定変更するだけでよく、コンテンツの視聴の引き継ぎを行うことができる。
また本発明によれば、コンテンツをコンテンツ出力装置でコンテンツを出力するにあたって、コンテンツ出力工程では、コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力する。記憶工程では、コンテンツ出力工程で出力したコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶する。そして、プロクシ工程では、前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶工程で記憶されたアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信する。
したがって、コンテンツ出力装置で視聴していたコンテンツを、コンテンツ出力装置を介して他の装置で視聴することができる。一般に、コンテンツ出力手段、たとえばコンテンツビューアは、プロクシ手段、たとえばプロクシサーバを介してコンテンツを取得するための設定機能を有している。この設定機能で、コンテンツ出力装置が有するプロクシサーバを他の装置に設定することによって、コンテンツ出力装置で視聴していたコンテンツを他の装置で視聴することができる。特に、コンテンツ出力装置で視聴していたコンテンツを中断したとき、中断したコンテンツの配信元のアドレスを記憶手段に記憶するようにすれば、中断したコンテンツの出力処理を他の装置で中断点から再開することができる。他の装置では、プログラムなどの変更を行うことなく、設定変更するだけでよく、コンテンツの視聴の引き継ぎを行うことができる。
また本発明によれば、コンピュータに、コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力するコンテンツ出力工程と、コンテンツ出力工程で出力したコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶する記憶工程と、前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶工程で記憶されたアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信するプロクシ工程とを実行させるためのプログラムとして提供することができる。
また本発明によれば、前記プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として提供することができる。
本発明の一実施形態であるコンテンツ表示システム1の構成の一例を示すブロック図である。 第1装置10の構成の一例を示すブロック図である。 第2装置20の構成の一例を示すブロック図である。 第1装置10の外観の一例を示す図である。 第2装置20の外観の一例を示す図である。 リモコン29の外観の一例を示す図である。 第1装置10のコンテンツビューアが表示する画面推移の一例を示す図である。 第2装置20で通信設定を行うときの画面推移の一例を示す図である。 第2装置20のコンテンツビューアが表示する画面の例を示す図である。 第1記憶部12に記憶される中継関連データのデータ構造を示す図である。 第1装置10のコンテンツビューアが実行するコンテンツ表示中断処理の処理手順を示すフローチャートである。 第1装置10のプロクシサーバが実行するリダイレクト処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2の装置のコンテンツビューアが実行するコンテンツ継続表示処理の処理手順を示すフローチャートである。 サーバ30が実行するコンテンツ配信処理の処理手順を示すフローチャートである。
図1は、本発明の一実施形態であるコンテンツ表示システム1の構成の一例を示すブロック図である。コンテンツ出力システムであるコンテンツ表示システム1は、第1装置10、第2装置20およびサーバ30を含んで構成される。
第1装置10および第2装置20は、たとえばローカルエリアネットワーク(Local
Area Network;略称LAN)もしくはワイドエリアネットワーク(Wide Area Network;略称WAN)などのネットワークによってそれぞれ接続されている。また、第1装置10および第2装置20のいずれもインターネットを経由してサーバ30に接続されている。
図2は、第1装置10の構成の一例を示すブロック図である。コンテンツ出力装置である第1装置10は、たとえばデジタルフォトフレーム、パーソナルコンピュータ、あるいはテレビジョン装置によって構成される。第1装置10は、携帯型であってもよいが、後述するプロクシサーバの機能を有するので、常時起動されているほうが望ましく、常に電源が投入状態となっている据え置き型の装置が好適である。第1装置10は、第1CPU11、第1記憶部12、第1一時記憶部13、第1表示部14、第1通信部15および第1操作部16を含んで構成される。本発明に係るコンテンツ出力方法は、第1装置10で実行される。
第1CPU11は、第1記憶部12に記憶されるプログラムを実行することによって、第1表示部14、第1通信部15および第1操作部16を制御する。記憶手段である第1記憶部12は、たとえば磁気ディスク装置(Hard Disk Drive;略称HDD)、半導体ディスク装置(Solid State Drive;略称SSD)、あるいはフラッシュメモリカードなどの不揮発性の記憶装置によって構成され、第1一時記憶部13よりも容量の大きい記憶装置である。第1記憶部12は、第1CPU11が実行するプログラムおよび第1CPU11が制御するために必要な情報を記憶する。第1記憶部12に記憶されるプログラムには、後述するコンテンツビューア、ウェブブラウザおよびプロクシサーバなどのアプリケーションプログラムが含まれる。
第1一時記憶部13は、第1記憶部12よりも高速に情報の読み書きが可能な(
Dynamic Random Access Memory;略称DRAM)などによって構成される記憶装置であり、第1CPU11が処理を行うために必要な情報を一時的に記憶するワークメモリである。第1一時記憶部13は、不揮発性であってもよい。第1記憶部12および第1一時記憶部13に記憶される情報は、第1CPU11によって読み書きされる。第1表示部14は、たとえば液晶パネルによって構成され、第1CPU20から受け取る情報、画像情報、たとえば静止画像情報あるいは動画情報を表示する。
第1通信部15は、ネットワークに接続され、第2装置20およびサーバ30と情報を送受信する通信装置である。第1通信部15は、通信規格イーサネット(登録商標)を用いて通信するが、この通信規格に限定されるものではなく、たとえばBluetooth(登録商標)あるいはZigbee(登録商標)などの短距離無線通信規格を用いてもよい。第1通信部15は、第1CPU11から受け取る情報を第2装置20またはサーバ30に送信し、第2装置20またはサーバ30から受信した情報を第1CPU11に送る。
第1操作部16は、たとえば第1表示部14の周辺に配置される操作キー、あるいはリモートコントロール(以下「リモコン」という)などによって構成され、ユーザが第1装置10を操作するために操作キーあるいはリモコンによって入力した情報を第1CPU11に送る。
図3は、第2装置20の構成の一例を示すブロック図である。他の装置である第2装置20は、たとえばデジタルフォトフレーム、パーソナルコンピュータ、テレビジョン装置、携帯電話装置あるいはゲーム機などによって構成される。第2装置20は、使用時のみ電源が投入されていればよく、携帯型の装置であってもよいし、据え置き型の装置であってもよい。第2装置20は、第2CPU21、第2記憶部22、第2一時記憶部23、第2表示部24、第2通信部25、第2操作部26、音声出力部27、チューナ28、アンテナ281および図示しない第3通信部を含んで構成される。
第2CPU21は、第2記憶部22に記憶されるプログラムを実行することによって、第2表示部24、第2通信部25、第2操作部26、音声出力部27、チューナ28および図示しない第3通信部を制御する。第2記憶部22は、たとえばHDD、SSD、フラッシュメモリカードなどの不揮発性の記憶装置によって構成され、第2一時記憶部23よりも容量の大きい記憶装置である。第2記憶部22は、第2CPU21が実行するプログラムおよび第2CPU21が制御するために必要な情報を記憶する。第2記憶部22に記憶されるプログラムには、後述するフォトビューアおよびウェブブラウザなどのアプリケーションプログラムが含まれる。
第2一時記憶部23は、第2記憶部22よりも高速に情報の読み書きが可能なDRAMなどによって構成される記憶装置であり、第2CPU21が処理を行うために必要な情報を一時的に記憶するワークメモリである。第2一時記憶部23は、不揮発性であってもよい。第2記憶部22および第2一時記憶部23に記憶される情報は、第2CPU21によって読み書きされる。第2表示部24は、たとえば液晶パネルによって構成され、第2CPU21から受け取る情報、画像情報などを表示する。
第2通信部25は、ネットワークに接続され、第1装置10およびサーバ30と情報を送受信する通信装置である。第2通信部25は、通信規格イーサネット(登録商標)を用いて通信するが、この通信規格に限定されるものではなく、たとえばBluetooth(登録商標)あるいはZigbee(登録商標)などの短距離無線通信規格を用いてもよい。第2通信部25は、第2CPU21から受け取る情報を第1装置10またはサーバ30に送信し、第1装置10またはサーバ30から受信した情報を第2CPU21に送る。第2操作部26は、たとえば後述するリモコン29などによって構成される。
リモコン29は、ユーザが第2装置20を操作するために操作キーなどによって入力した情報を第2装置20に送信する。リモコン29から送信された情報は、図示しない第3通信部によって受信され、受信された情報は第2CPU21に送られる。図示しない第3通信部は、リモコン29との間で、無線通信、たとえば赤外線を用いる通信によって、情報の送受信を行う。
音声出力部27は、たとえばスピーカによって構成され、第2CPU21から受け取る情報、たとえばテレビジョン放送の音声情報あるいはコンテンツの音声情報を音にして出力する。チューナ28は、ユーザによって選択されたチャンネルの周波数が第2CPU20から知らされると、知らされた周波数のテレビジョン放送、たとえば地上デジタル放送の電波をアンテナ281によって受信し、受信した放送の電気信号を映像情報および音声情報に変換し、変換した映像情報および音声情報を第2CPU20に送る。アンテナ281は、テレビジョン放送の電波を受信し、電気信号に変換してチューナ28に送る。
上述した第1装置10では、音声出力部を設けていないが、音声情報、たとえばコンテンツの音声情報を出力する場合は、音声出力部27と同様の音声出力部を第1装置10に設ける。サーバ30の構成は、サーバ30の通信部が有線通信でインターネットに接続されていることを除き、第1装置10と同様の構成であり、重複を避けるために説明は省略する。
図4は、第1装置10の外観の一例を示す図である。図4に示した第1装置10には、表示画面を有する第1表示部14と、複数の操作キーを有する第1操作部16とが示されている。第1操作部16は、カーソルキー161、決定キー162、メニューキー163、機能キー164および戻るキー165などの操作キーを有する。図4に示した例では、第1表示部14の表示画面の解像度は、たとえば1024×600である。
カーソルキー161は、第1表示部14の表示画面に表示されるカーソルを上下左右に移動させる操作キーである。決定キー162は、カーソルによって指し示される項目を選択することを指示する操作キーである。メニューキー163は、メニュー画面を表示するための操作キーである。機能キー164は、機能選択画面を表示するための操作キーである。戻るキー165は、前の画面に戻るための操作キーである。
図5は、第2装置20の外観の一例を示す図である。図5に示した第2装置20には、表示画面を有する第2表示部24と、表示画面の両側に設けられるスピーカを有する音声出力部27とが示されている。図5に示した例では、第2表示部24の表示画面の解像度は、たとえば1920×1080であり、図4に示した第1装置10の第1表示部14の表示画面よりも大きく、解像度も高い。
図6は、リモコン29の外観の一例を示す図である。リモコン29は、第2装置20の電源のオンオフを制御する電源キー291、第2装置20が有するコンテンツビューアを起動するためのインターネットキー292、「1」〜「9」,「10/0」,「11」,「12」の番号が示された数字キー293、音量を調節するための音量調節キー294、設定を行うための設定画面を表示するための設定キー295のほか、カーソルキー296、決定キー297、終了キー298および戻るキー299などの操作キーを有する。
第2装置20が有するコンテンツビューアは、第2CPU21が第2記憶部22に記憶されるコンテンツビューアのアプリケーションプログラムを実行することによって実現される機能である。コンテンツビューアのアプリケーションプログラムは、ウェブブラウザ機能を有しており、ハイパーテキストマークアップ言語(Hyper Text Markup Language;略称HTML)で記述されたコンテンツを表示することができる。コンテンツビューアのウェブブラウザ機能は、ハイパーテキスト転送プロトコル(Hyper Text Transfer
Protocol:略称HTTP)あるいは暗号化機能付HTTP(Hypertext Transfer
Protocol Security;略称HTTPS)を使用して、ウェブサーバ、たとえばサーバ30からコンテンツを取得する。すなわち、コンテンツビューアは、インターネットを介してサーバ30にアクセスしてコンテンツを取得し、取得したコンテンツを表示することができる。
図7は、第1装置10のコンテンツビューアが表示する画面推移の一例を示す図である。第1装置10のコンテンツビューアは、第1CPU11が第1記憶部12に記憶されるコンテンツビューアのアプリケーションプログラムを実行することによって実現される機能である。第1装置10のコンテンツビューアは、第2装置20のコンテンツビューアと同じ機能であり、重複を避けるために説明は省略する。第1装置10が有するコンテンツビューアは、コンテンツ出力手段である。
図7(a)は、第1装置10のコンテンツビューアが表示するメニュー画面41の一例を示す図である。メニュー画面41は、第1装置10が起動された直後、またはメニューキー163が押下されたとき、第1表示部14に表示される。メニュー画面41は、第1装置10のコンテンツビューアが生成して表示する画面であるが、これに限定されるものではなく、メニュー画面41は、たとえば第1装置10のコンテンツビューアがインターネットに接続される所定のウェブサーバから取得した画面であってもよい。
メニュー画面41は、画面の最上部に表示されるタイトル「メニュー」、およびタイトルの下側に表示される選択可能なアドレス名称一覧を表示する。アドレス名称は、コンテンツを配信する配信元のアドレスに付与されている名称であり、リンクとして機能する。選択可能なアドレス名称一覧には、「動画サービス」、「電子書籍コム」、「ミュージックナウ」、「写真共有ホーム」および「アドレス入力」の項目がある。「動画サービス」、「電子書籍コム」、「ミュージックナウ」および「写真共有ホーム」は、コンテンツを配信する配信元のアドレスのアドレス名称であり、いずれかのアドレス名称が選択されると、コンテンツビューアは、選択されたアドレス名称のアドレスと対応付けられた配信元にアクセスし、そのアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを画面として第1表示部14に表示する。図7(a)に示したメニュー画面41では、カーソル411によって、「電子書籍コム」の項目が選択されている。
「アドレス入力」は、コンテンツを配信する配信元のアドレスである統一資源位置指定子(Uniform Resource Locator;略称URL)を入力するための画面を表示するための項目である。ユーザは、URLを入力するための画面で、アクセスしたい配信元のアドレスであるURL、たとえば「http//・・・」を直接入力して、アドレスと対応付けられた配信元にアクセスし、そのアドレスと対応付けられたの配信元から配信されるコンテンツの画面を第1表示部14に表示させることができる。
図7(b)は、図7(a)に示したメニュー画面41に表示された選択可能なアドレス名称一覧の中から、「電子書籍コム」が選択され、決定キー162が押下されたときに第1表示部14に表示される書籍選択画面42の一例を示す図である。書籍選択画面42は、画面の最上部に表示されるタイトル「電子書籍コム」、およびタイトルのすぐ下に表示されるサブタイトル「今月の新刊」、およびサブタイトルの下側に表示される選択可能な電子書籍コンテンツのコンテンツ名一覧を表示する。
選択可能なコンテンツ名一覧には、左側から電子書籍コンテンツ「月間クラウド」、「bizナウ2月号」、「1984」および「イオンダイエット」のコンテンツ名が表示されている。画面に表示されていない電子書籍コンテンツのコンテンツ名は、カーソルキー161の右または左を押下することによって、スクロールさせて表示させることができる。図7(b)に示した書籍選択画面42では、カーソル421によって、電子書籍コンテンツ「月間クラウド」のコンテンツ名が選択されている。
図7(c)は、図7(b)に示した書籍選択画面42に表示された選択可能なコンテンツ名一覧の中から、「月間クラウド」が選択され、決定キー162が押下されたときに第1表示部14に表示される書籍表示画面43の一例を示す図である。書籍表示画面43は、画面の最上部に表示されるタイトル「電子書籍コム」、タイトルのすぐ下に表示されるサブタイトル「月間クラウド 2010/02号」、およびサブタイトルの下側に表示される電子書籍コンテンツの内容を表示する。画面に表示されていない頁の電子書籍コンテンツの内容は、カーソルキー161の右または左を押下することによって、スクロールさせて前後の頁を表示させることができる。
図7(d)は、図7(c)に示した書籍表示画面43が第1表示部14に表示されている状態で、機能キー164が押下されたことによって表示される書籍表示画面44の一例を示す図である。書籍表示画面44は、図7(c)に示した書籍表示画面43にサブメニュー441が重ねて表示されている画面である。サブメニュー441は、サブメニュー441の最上部に表示されるタイトル「サブメニュー」、およびタイトル「サブメニュー」の下側に表示される選択可能な操作項目一覧を表示する。
操作項目一覧には、「しおりを入れる」、「しおりを消す」、「進む>>」および「戻る>>」などの項目がある。「しおりを入れる」の項目は、書籍表示画面43に表示している頁を記憶することを指示する項目である。「しおりを入れる」の項目が選択され、決定キー162が押下されたとき、後述する中継データが第1記憶部12に記憶される。「しおりを消す」の項目は、記憶している頁を消去することを指示する項目である。「しおりを消す」の項目が選択され、決定キー162が押下されたとき、第1記憶部12に記憶される後述する中継データは消去される。「進む>>」の項目は、書籍表示画面43に表示している頁を進めることを指示する項目である。「戻る>>」の項目は、書籍表示画面43に表示している頁を戻すことを指示する項目である。サブメニュー441の「しおりを入れる」の項目は、中断指示手段である。サブメニュー441の「しおりを消す」の項目は、消去指示手段である。
ユーザは、操作項目一覧の中から選択したい操作項目を、カーソル442をカーソルキー161の上または下を押下することによって選択して、決定キー162を押下することによって操作することができる。図7(d)に示したサブメニュー441では、カーソル442によって、操作項目一覧の中から「しおりを入れる」の項目が選択されている。
図7(e)は、図7(d)に示したサブメニュー441で「しおりを入れる」の項目が選択され、決定キー162が押下されたときに表示される書籍表示画面44の一例を示す図である。書籍表示画面44は、図7(c)に示した書籍表示画面43にメッセージ451が重ねて表示されている画面である。メッセージ451には、上下2段に分けて2つのメッセージが表示される。上段には、「下記のページにしおりを入れました」というメッセージが表示され、下段には、「電子書籍コム月間クラウド 2010/02号 1−2ページ目」というメッセージが表示されている。
図7(d)に示したサブメニュー441で「しおりを入れる」の項目が選択され、決定キー162が押下されたとき、「電子書籍コム月間クラウド 2010/02号 1−2ページ目」という情報が「しおり」として第1記憶部12に記憶されるとともに、図7(c)に示した書籍表示画面43を配信しているURLが、後述する中継点URLとして、第1記憶部12に記憶される。
図8は、第2装置20で通信設定を行うときの画面推移の一例を示す図である。図8(a)は、リモコン29の設定キー295が押下されたとき、第2表示部24に表示される設定メニュー画面51の一例を示す図である。設定メニュー画面51は、画面の最上部に表示されるタイトル「設定メニュー」、タイトルの下側に表示される選択可能な設定一覧、および画面の最下部に表示される操作説明を表示する。選択可能な設定一覧には、「テレビ設定」、「通信設定」および「その他設定」の項目がある。
「テレビ設定」の項目は、テレビジョン放送に関する設定を行う項目である。「通信設定」の項目は、通信に関する設定を行う項目である。「その他設定」の項目は、テレビジョン放送に関する設定および通信に関する設定以外の設定を行う項目である。図8(a)に示した設定メニュー画面51では、カーソル511によって「通信設定」の項目が選択されている。画面の最下部に表示される操作説明には、「↑↓で選択、[決定]で決定」が表示されている。「↑↓で選択」は、カーソルキー296の「↑」キーまたは「↓」キーでカーソル511を上下して設定項目を選択することができる旨を示し、「[決定]で決定」は、決定キー297を操作することによって、カーソルで選択した設定項目を決定することができる旨を示す。
図8(b)は、図8(a)に示した設定メニュー画面51で「通信設定」の項目が選択され、決定キー297が押下されたときに表示される通信設定サブメニュー画面52の一例を示す図である。通信設定サブメニュー画面52は、ウェブブラウザがウェブサーバと通信を行うための設定であり、画面の最上部に表示されるタイトル「通信設定サブメニュー」、タイトルの下側に表示される選択可能な通信設定一覧、および画面の最下部に表示される操作説明を表示する。選択可能な通信設定一覧には、「接続設定」、「プロクシ設定」および「詳細設定」の項目がある。
「接続設定」は、接続に関する設定を行う項目である。「プロクシ設定」は、プロクシサーバに関する設定を行う項目である。プロクシサーバは、第1CPU11が第1記憶部12に記憶されるプロクシサーバのアプリケーションプログラムを実行することによって実現される機能である。プロクシサーバは、ネットワークに接続される他の装置から、コンテンツの取得を要求されると、該他の装置に代わって、ウェブサーバ、たとえばサーバ30からコンテンツを取得し、取得したコンテンツを、前記要求を行った他の装置に転送するサーバである。
「詳細設定」は、接続に関する設定およびプロクシサーバに関する設定以外の詳細な設定を行う項目である。図8(b)に示した通信設定サブメニュー画面52では、カーソル521によって「通信設定」の項目が選択されている。図8(b)に示した最下部に表示される操作説明は、図8(a)に示した最下部に表示される操作説明と同じであり、重複をさけるために説明は省略する
図8(c)は、図8(b)示した通信設定サブメニュー画面52で「プロクシ設定」の項目が選択され、決定キー297が押下されたときに表示されるプロクシ設定画面53の一例を示す図である。プロクシ設定画面53は、画面の最上部に表示されるタイトル「プロクシ設定」、タイトルのすぐ下に表示されるプロクシ情報入力欄、および画面の最下部に表示される操作説明を表示する。
プロクシ情報入力欄には、「利用する」または「利用しない」を選択する利用選択欄、インターネットプロトコル(Internet Protocol;略称IP)アドレス入力欄、ポート番号入力欄、設定ボタンおよびキャンセルボタンが表示されている。利用選択欄は、プロクシ設定を利用するか否かを選択するための欄であり、「利用する」または「利用しない」の直前に示されるチェック欄にチェックを入れることによって選択される。「利用する」または「利用しない」のチェック欄は、いずれか1つのみにチェックを入れることができ、一方にチェックを入れると、他方のチェックははずれる。
ウェブブラウザなどのHTTPクライアントアプリケーションプログラムからウェブサーバへリクエストを送信するとき、「プロクシ設定」で「利用する」が設定されていると、リクエストURLによらず、必ずプロクシサーバを経由して、リクエストURLにリクエストが送信される。「プロクシ設定」で「利用する」が設定されていないと、プロクシサーバを経由することなく、直接リクエストURLにリクエストが送信される。リクエストURLは、ウェブブラウザなどのHTTPクライアントアプリケーションプログラムがコンテンツを取得しようとしているウェブサーバのURLである。
IPアドレス入力欄は、プロクシサーバのIPアドレスを入力するための欄であり、ポート番号入力欄は、プロクシサーバのポート番号を入力すための欄である。IPアドレス入力欄およびポート番号入力欄は、「利用する」のチェック欄にチェックを入れたときのみ、入力可能である。設定ボタンは、チェックを入れた「利用する」または「利用しない」の選択、ならびに入力したIPアドレスおよびポート番号を設定するための操作ボタンである。キャンセルボタンは、チェックを入れた「利用する」または「利用しない」の選択、ならびに入力したIPアドレスおよびポート番号をキャンセルするための操作ボタンである。
画面の最下部に表示される操作説明には、「↑↓←→で選択、[決定]で決定、1−9で数字入力」が表示されている。「↑↓で選択」は、カーソルキー296の「↑」キー、「↓」キー、「←」キーまたは「→」キーでカーソルを上下左右に移動して設定項目を選択することができる旨を示し、「[決定]で決定」は、決定キー297を操作することによって、カーソルで選択した設定項目を決定することができる旨を示す。「1−9で数字入力」は、「1」〜「9」,「10/0」,「11」,「12」の数字キー293を操作して数字を入力することができる旨を示す。
図8(c)に示したプロクシ設定画面53には、「利用する」のチェック欄にチェックが入り、IPアドレス入力欄にIPアドレス「192.168.0.10」が入力され、ポート番号入力欄にポート番号「8080」が入力された状態が示されている。図8(c)に示されたIPアドレス入力欄のIPアドレス「192.168.0.10」およびポート番号入力欄のポート番号「8080」は、第1装置10が有するプロクシサーバのIPアドレスおよびポート番号である。
図8(c)に示したプロクシ設定画面53でプロクシ設定が行われていると、第2装置20のウェブブラウザがウェブサーバにアクセスするとき、プロクシ設定画面53で設定されたプロクシサーバ、つまり第1装置10のプロクシサーバを経由してウェブサーバにアクセスすることになる。
図9は、第2装置20のコンテンツビューアが表示する画面の例を示す図である。図9(a)は、第2装置20のリモコン29のインターネットキー292を押下したときに起動されるコンテンツビューアが、第2表示部24に表示する初期画面55である。初期画面55は、第1装置10に後述する中継データが記憶されていない場合に、起動されたコンテンツビューアがンターネットを介して最初にアクセスした配信元のアドレスから配信されるコンテンツを表示する画面である。初期画面55には、最上段にそのホームページの名称「EQUQS.jp」が表示されている。
図9(b)は、第2装置20のリモコン29のインターネットキー292を押下したときに起動されるコンテンツビューアが、第2表示部24に表示する初期画面56である。初期画面56は、第1装置10に後述する中継データが記憶されている場合に、起動されたコンテンツビューアがインターネットを介して最初にアクセスした配信元のアドレスから配信されるコンテンツを表示する画面であり、図9(a)に示した初期画面55の代わりに表示される。
初期画面56には、最上段に、中断したコンテンツがあることを通知するとともに、中断したコンテンツを継続するか否かを問い合わせる中断継続選択欄が表示されている。そして、中断継続選択欄の下側に、図9(a)に示した初期画面55と同じ画面が表示されている。中断継続選択欄には、「視聴中のページあり。続きを見る?」というメッセージと、「はい」ボタンおよび「いいえ」ボタンが表示されている。ユーザが「はい」ボタンを押下すると、図9(c)に示す書籍表示画面57に遷移し、ユーザが「いいえ」ボタンを押下すると、図9(a)に示した初期画面55に遷移する。初期画面56およびリモコン29は、選択手段である。中断継続選択欄は、表示手段である。リモコン29は、リンク指定手段である。
図9(c)は、書籍表示画面57を示す。書籍表示画面57は、第1装置10でコンテンツの表示を中断したときに表示していた画面、すなわち、図7(c)に示した書籍表示画面43と同じ画面であり、第2装置20で、図9(c)に示した書籍表示画面57から第1装置10で中断したコンテンツを中断点から再開して表示することができる。
図10は、第1記憶部12に記憶される中継関連データのデータ構造を示す図である。中継関連データは、第1装置10のコンテンツビューアがコンテンツを表示しているときに中断されたコンテンツを、他の装置からの要求によって他の装置で再開するためのデータであり、特定URL61、中継データ62およびリクエスト先URL63を含む。
図10(a)は、特定URL61の一例を示す図である。第1装置10のプロクシサーバは、他の装置が第1装置10のプロクシサーバを介して取得しようとしているコンテンツを配信するURLが、特定URL61に一致したとき、他の装置が第1装置10で中断したコンテンツの表示の再開を要求していると判断する。したがって、他の装置が、たとえば第2装置20であると、第2装置20のコンテンツビューアが起動後最初に表示するコンテンツを配信するURLは、この初期画面URLと同じURLに設定されている。図10(a)に示した特定URL61には、ラベルとして「初期画面URL」が示され、データの例として「http//www.equqs.jp」が示されている。
図10(b)は、中継データ62の一例を示す図である。中継データ62は、第1装置10で中断したコンテンツに関するデータであり、ラベルとして、「サービス名」、「コンテンツ名」、「ページ番号」、「中継点URL」および「リダイレクト先」の5つのラベルがある。
データの例としては、ラベル「サービス名」は、中断したコンテンツを配信していた配信元のアドレスのアドレス名称である「電子書籍コム」であり、ラベル「コンテンツ名」は、中断したコンテンツのコンテンツ名称である「月間クラウド 2010/02号」であり、ラベル「ページ番号」は、中断したときに表示していたコンテンツの頁である「1−2」であり、ラベル「中継点URL」は、中断した時点の頁のコンテンツを配信する配信元のURLである「http//eshoseki.jp/00021/p01.html」であり、ラベル「リダイレクト先」は、中断したコンテンツを配信していたURLにリダイレクトすること示す「http//www.equqs.jp/redirect.cgi」である。
図10(c)は、リクエスト先URL63の一例を示す図である。リクエスト先URL63は、第1装置10で中断した時点の頁のコンテンツを配信する配信元のURLにリダイレクトするためのURLである。リクエスト先URL63は、他の装置が第1装置10のプロクシサーバを介して取得しようとしているコンテンツを配信する配信元のURLが、特定URL61に一致したとき、第1装置10のプロクシサーバによって、第1記憶部12に記憶される中継データ62に基づいて生成される。
図10(c)に示したリクエスト先URL63には、ラベルとして「URL」が示され、データの例として「http//www.equqs.jp/redirect.cgi?resume_url=http//eshoseki.jp/00021/p01.html」が示されている。このURLは、中継データ62のリダイレクト先のURLの後ろに「?resume_url=」を追加し、その後ろに中継データ62の中継点URLを付加したものである。「?resume_url=」は、コモンゲートウェイインタフェース(Common Gateway Interface:略称CGI)の記述法で、リクエスト先URLのパラメータであり、以降に続く文字列が中継点のURLであることを示す。
図11は、第1装置10のコンテンツビューアが実行するコンテンツ表示中断処理の処理手順を示すフローチャートである。第1装置10のコンテンツビューアは、第1装置10が起動された直後、またはメニューキー163が押下されたとき、ステップA1に移る。
ステップA1では、第1装置10のコンテンツビューア(以下「第1コンテンツビューア」という)は、メニュー画面、たとえば図7(a)に示したメニュー画面41を表示する。ステップA2では、第1コンテンツビューアは、リンク選択、または接続先の入力が行われたか否かを判定する。リンク選択は、図7(a)に示したメニュー画面41の選択可能なアドレス名称一覧の中から1つのアドレス名称を選択すること、あるいは前後の頁のコンテンツの表示を指示することである。接続先の入力は、図7(a)に示したメニュー画面41の「アドレス入力」の項目が選択され、アドレス入力のための画面で、アクセスしたい配信元のアドレス、つまりURLを入力することである。リンク選択または接続先の入力が行われたとき、ステップA3に進み、リンク選択も接続先の入力も行われなかったとき、ステップA2に戻る。
ステップA3では、第1コンテンツビューアは、メニュー画面41で選択されたアドレス名称のURL、またはアドレス入力のための画面で入力されたURLで特定されるウェブサーバ、たとえばサーバ30に、コンテンツの送信を要求するリクエストを第1通信部15によって送信する。ステップA4では、第1コンテンツビューアは、送信したリクエストに対する応答であるレスポンスを、第1通信部15がウェブサーバから受信したか否かを確認する。レスポンスは、送信したリクエストで要求したコンテンツを含む。第1通信部15がウェブサーバからレスポンスを受信したとき、ステップA5に進み、第1通信部15がウェブサーバからレスポンスを受信しなかったとき、ステップA2に戻る。
ステップA5では、第1コンテンツビューアは、第1通信部15が受信したレスポンスに含まれるコンテンツを、第1表示部14、たとえば図7(b)に示した書籍選択画面42で表示する。第1コンテンツビューアは、図7(b)に示した書籍選択画面42での電子書籍コンテンツの選択操作によって、図7(c)に示した書籍表示画面43を表示する。ユーザは、カーソルキー161の右または左を押下することによって、頁を前後させて、コンテンツの内容を視聴することができる。書籍選択画面42での電子書籍コンテンツの選択操作は、カーソルキー161でカーソル421を所望のコンテンツ名に移動させて、決定キー162を押下することによって行うことができる。
ステップA6では、第1コンテンツビューアは、中断操作があったか否かを判定する。中断操作は、機能キー164が押下されたことによって表示される図7(d)に示した書籍表示画面44のサブメニュー441で、「しおりを入れる」の項目を選択操作することである。中断操作があったとき、ステップA8に進み、中断操作がなかったとき、ステップA7に進む。
ステップA7では、第1コンテンツビューアは、終了操作があったか否かを判定する。終了操作は、メニューキー163が押下されたことである。終了操作があったとき、コンテンツ表示中断処理を終了し、終了操作がなかったとき、ステップA2に戻る。ステップA8では、第1コンテンツビューアは、中断データ、たとえば図10(b)に示した中継データ62を第1記憶部12に記憶して、コンテンツ表示中断処理を終了する。図11に示したステップA2〜A7は、コンテンツ出力工程である。図11に示したステップA8は、記憶工程である。
図12は、第1装置10のプロクシサーバが実行するリダイレクト処理の処理手順を示すフローチャートである。プロクシサーバは、第1装置10が起動された後、ステップB1に移る。
ステップB1では、プロクシサーバは、リクエストがあるか否かを判定する。第1通信部15が、ネットワークに接続される他の装置、たとえば第2装置20からリクエストを受信すると、リクエストがあったと判定し、ステップB2に進む。第1通信部15が、ネットワークに接続される他の装置からリクエストを受信しないと、リクエストがないと判定し、ステップB1に戻る。リクエストは、プロクシサーバにコンテンツの送信を要求する情報である。
ステップB2では、プロクシサーバは、リクエストURLと特定URL61との比較を行う。リクエストURLは、取得しようとしているコンテンツを配信するURLであり、ステップB1で第1通信部15が他の装置から受信したリクエストに含まれる情報である。すなわちプロクシサーバは、ステップB1で第1通信部15が他の装置から受信したリクエストに含まれるリクエストURLと、第1記憶部12に記憶される特定URL61とが一致するか否かを比較する。
ステップB3では、プロクシサーバは、特定URL61であるか否かを判定する。ステップB2での比較結果がリクエストURLと特定URL61とが一致することを示しているとき、特定URL61であると判定し、ステップB4に進む。ステップB2での比較結果がリクエストURLと特定URL61とが一致しないことを示しているとき、特定URLでないと判定し、ステップB7に進む。
ステップB4では、プロクシサーバは、中継データ62の読み込みを行う。具体的には、プロクシサーバは、第1記憶部12に記憶される中継データ62を第1一時記憶部13に読み込む。ステップB5では、プロクシサーバは、中継データ62があるか否かを判定する。ステップB4で第1記憶部12に中継データ62が記憶されており、第1一時記憶部13に中継データ62を読み込めたとき、中継データ62があると判定し、ステップB6へ進む。ステップB4で第1記憶部12に中継データ62が記憶されておらず、第1一時記憶部13に中継データ62を読み込めなかったとき、中継データ62がないと判定し、ステップB7へ進む。
ステップB6では、プロクシサーバは、第1一時記憶部13に読み込んだ中継データ62に基づいて、リクエスト先URL63を生成する。具体的には、プロクシサーバは、中継データ62のリダイレクト先のURLの後ろに「?resume_url=」を追加し、その後ろに中継データ62の中継点URLを付加して、リクエスト先URL63とする。そして、プロクシサーバは、ステップB1で第1通信部15が他の装置から受信したリクエストに含まれるリクエストURLに代えて、生成したリクエスト先URL63をリクエストURLとする。なお、ステップB3またはステップB5でNOと判定した場合は、第1通信部15が他の装置から受信したリクエストに含まれるリクエストURLを変更しない。
ステップB7では、プロクシサーバは、第1通信部15によって、リクエストをリクエストURLで特定されるウェブサーバに送信する。ステップB8では、プロクシサーバは、リクエストURLで特定されるウェブサーバからレスポンスを、第1通信部15によって受信する。そして、プロクシサーバは、受信したレスポンスを、第1通信部15によって、ステップB1で第1通信部15が受信したリクエストを送信した他の装置へ転送、つまり送信し、ステップB1に戻る。レスポンスは、リクエストURLで特定されるウェブサーバから受信したコンテンツを表わすデータを含む情報である。
プロクシサーバは、ステップB1で第1通信部15が他の装置、たとえば第2装置20からリクエストを受信したときから、第2装置20との通信経路、具体的には、HTTPコネクションを開いたままにしているので、ウェブサーバから受信したレスポンスを、第1通信部15によって、開いたままにしている通信経路を介して第2装置20に送信する。図12に示したステップB1〜B8は、プロクシ工程である。
図13は、第2の装置のコンテンツビューアが実行するコンテンツ継続表示処理の処理手順を示すフローチャートである。第2装置20が起動されると、ステップC1に移る。
ステップC1では、第2CPU21は、設定操作が行われたか否かを判定する。リモコン29の設定キー275が押下されたとき、設定操作が行われたと判定し、ステップC9に進む。リモコン29の設定キー275が押下されなかったとき、設定操作が行われなかったと判定し、ステップC2に進む。
ステップC2では、第2CPU21は、第2装置のコンテンツビューア(以下「第2コンテンツビューア」という)を終了するか否かを判定する。リモコン29の終了キー298が押下されたとき、第2コンテンツビューアを終了すると判定し、第2コンテンツビューアを終了させて、ステップC1に戻る。リモコン29の終了キー298が押下されなかったとき、第2コンテンツビューアを終了しないと判定し、ステップC3に進む。
ステップC3では、第2CPU21は、第2コンテンツビューアが起動されたか否かを判定する。リモコン29のインターネットキー292が押下されたとき、第2コンテンツビューアが起動されたと判定し、ステップC4に進む。リモコン29のインターネットキー292が押下されなかったとき、第2コンテンツビューアが起動されていないと判定し、ステップC1に戻る。
ステップC4では、第2コンテンツビューアは、リクエストがあったか否かを判定する。ステップC3でリモコン29のインターネットキー292が押下され、第2コンテンツビューアが起動された直後の場合は、リクエストがあったと判定して、ステップC4に進む。ステップC4、ステップC7またはステップC8から戻った場合は、第2コンテンツビューアが表示する画面に応答して、ユーザが新たなコンテンツの取得を要求する操作を行ったとき、リクエストがあったと判定し、ステップC5に進む。
第2コンテンツビューアが表示する画面に応答して、ユーザが新たなコンテンツの取得を要求する操作を行わなかったときは、たとえば、図9(b)に示した初期画面56で、「はい」ボタンまたは「いいえ」ボタンが押下されたとき、あるいは図9(c)に示した書籍表示画面57で、前後の頁のコンテンツを表示するために、リモコン29のカーソルキー296の右または左が押下されたときである。第2コンテンツビューアが表示する画面に応答して、ユーザが新たなコンテンツの取得を要求する操作が行われなかったとき、リクエストがなかったと判定し、ステップC4に戻る。
ステップC5では、第2コンテンツビューアは、リクエストを送信する。具体的には、第2コンテンツビューアは、電源が起動された場合、または、ステップC3でリモコン29のインターネットキー292が押下され、第2コンテンツビューアが起動された直後の場合は、第2記憶部22に設定されている初期画面URL、つまり第2コンテンツビューアが起動された直後に取得するコンテンツを配信するURLを、リクエスト先URLとするリクエストを第2通信部25によって送信する。予め定めるアドレスである初期画面URLは、特定URLである。ステップC4、ステップC7またはステップC8から戻り、ステップC3で、第2コンテンツビューアが表示する画面に応答して、ユーザが新たなコンテンツの取得を要求する操作を行った場合は、ユーザが要求した新たなコンテンツを配信するURLを、リクエストURLとするリクエストを第2通信部25によって送信する。
第2コンテンツビューアは、「プロクシ設定」で「利用しない」が設定されている場合、第2記憶部22に設定されているリクエストURLで特定されるウェブサーバに、第2通信部25によってリクエストを送信する。「プロクシ設定」で「利用する」が設定されている場合、「プロクシ設定」に設定されているIPアドレスおよびポート番号で特定されるプロクシサーバに、第2通信部25によってリクエストを送信する。「プロクシ設定」で「利用する」が設定されている場合に送信されるリクエストは、図12に示したリダイレクト処理のステップB1で第1通信部15によって受信される。
ステップC6では、第2コンテンツビューアは、レスポンスを受信したか否かを判定する。具体的には、第2コンテンツビューアは、ステップC5でリクエストを送信してから所定の時間内に、第2通信部25がレスポンスを受信したとき、レスポンスを受信したと判定し、ステップC7に進む。ステップC5でリクエストを送信してから所定の時間内、たとえば30秒の時間内に、第2通信部25がレスポンスを受信しなかったとき、レスポンスを受信しなかったと判定し、ステップC8に進む。
ステップC7では、第2コンテンツビューアは、レスポンスデータを第2表示部24に表示して、ステップC4に戻る。レスポンスデータは、レスポンスに含まれるコンテンツのデータである。第2通信部25が受信したレスポンスは、「プロクシ設定」で「利用する」が設定されている場合、図12に示したリダイレクト処理のステップB8で第1通信部15によって送信されたレスポンスである。「プロクシ設定」で「利用しない」が設定されている場合、第2記憶部22に設定されているリクエストURLで特定されるウェブサーバから受信したレスポンスである。
ステップC7で表示される画面は、第1装置10が第2装置20からリクエストを受信したときに、しおりが入れられたコンテンツがない場合、すなわち第1記憶部12に中継データ62が記憶されていない場合、たとえば図9(a)に示した初期画面55が表示される。また、第1装置10が第2装置20からリクエストを受信したときに、しおりが入れられたコンテンツがある場合、すなわち第1記憶部12に中継データ62が記憶されている場合、たとえば図9(b)に示した初期画面56が表示される。図9(b)に示した初期画面56が表示された後、「はい」ボタンを押下すると、図9(c)に示した書籍表示画面57が表示される。
ステップC8では、第2コンテンツビューアは、第2表示部24にエラー表示を行って、ステップC4に戻る。エラー表示は、リクエストを送信してから所定時間内にレスポンスを受信することができなかった旨を表わす表示である。ステップC9では、第2CPUは、図8に示したプロクシ設定の処理を行い、ステップC2に進む。
図14は、サーバ30が実行するコンテンツ配信処理の処理手順を示すフローチャートである。サーバ30が起動されると、ステップD1に移る。
ステップD1では、ウェブサーバであるサーバ30は、リクエストがあるか否かを判定する。ネットワークに接続される他の装置、たとえば第1装置10または第2装置20からリクエストを受信すると、リクエストがあったと判定し、ステップD2に進む。ネットワークに接続される他の装置からリクエストを受信しないと、ステップD1に戻る。
ステップD2では、サーバ30は、リダイレクト先URLへのアクセスであるか否かを判定する。サーバ30にアクセスされたときのURLが「redirect.cgi」を含むとき、リダイレクト先URLへのアクセスであると判定し、ステップD3に進む。サーバ30にアクセスされたときのURLが「redirect.cgi」を含まないとき、リダイレクト先URLへのアクセスでないと判定し、ステップD4に進む。
ステップD3では、サーバ30は、視聴再開の通知画面、たとえば図9(b)に示した初期画面56を表すコンテンツを生成する。そして、中継点のURL、たとえば「http//eshoseki.jp/00021/p01.html」を切り出して、図9(b)に示した初期画面56の「はい」ボタンが操作されたときのリンク先とするHTMLデータを生成する。さらに、サーバ30は、図9(a)に示した初期画面55のURLとは異なる文字列からなるURLであって、初期画面55のURLのコンテンツと同じコンテンツを配信するURLを、図9(b)に示した初期画面56の「いいえ」ボタンが操作されたときのリンク先とするHTMLデータを生成する。
図9(b)に示した初期画面56の「いいえ」ボタンが操作されたときのリンク先を、図9(a)に示した初期画面55のURLとは異なるが、初期画面55のURLのコンテンツと同じコンテンツを配信するURLとするのは、再帰動作を回避するためである。すなわち、図9(b)に示した初期画面56の「いいえ」ボタンが操作されたときのリンク先を、図9(a)に示した初期画面55のURLのままにしておくと、第2装置20で、図9(b)に示した初期画面56の「いいえ」ボタンが操作されたとき、初期画面55のURLが第1装置10に送信される。第1装置10は、初期画面55のURLをリクエストURLとして受信するので、受信したリクエストURLと特定URL61とが一致し、かつ中継データがあるので、再び中継データに基づいてリクエスト先URL63を生成してサーバ30にアクセスする再帰動作になる。
ステップD4では、サーバ30は、ステップD1で受信したリクエストを送信した他の装置に、生成したHTMLデータのレスポンスを送信して、コンテンツ配信処理を終了する。ステップD4で送信されるレスポンスは、ステップD2での判定で、リダイレクト先URLへのアクセスである場合は、ステップD3で生成された初期画面56を表わすコンテンツのデータであり、リダイレクト先URLへのアクセスでない場合は、予め生成されている画面、たとえば図9(a)に示した初期画面55を表わすコンテンツのデータである。
図11に示したコンテンツ表示中断処理、図12に示したリダイレクト処理、図13に示したコンテンツ継続表示処理、および図14に示したコンテンツ配信処理によって、第1装置10が第2装置20からリクエストを受信したときに、リクエストURLと特定URL61とが一致し、かつ第1一時記憶部13に中継データ62が記憶されていると、第1装置10は、第2装置20から受信したリクエストに含まれるリクエストURLに代えて、中継データに基づいて生成したリクエスト先URL63をリクエストURLとする。そして、リクエストURLで特定されるウェブサーバから、リクエストURLのコンテンツを取得し、取得したコンテンツを第2装置20に送信する。したがって、ユーザは、第1装置10で中断したコンテンツを、第2装置20で中断点から視聴を再開することができる。したがって、第2装置20は、従来の技術であるウェブブラウザを有するだけで、第1装置10で中断したコンテンツを第2装置20で中断点から視聴を再開することができる。
第1装置10でコンテンツの視聴を中断した場合でも、他の装置、たとえば第2装置20での中断点からの視聴の再開を止めたいときは、図7(d)に示したサブメニュー441で「しおりを消す」の項目を選択し、決定キー162を押下することによって、第1記憶部12に記憶される中継データ62を消去することができる。したがって、第2装置20でコンテンツビューアを起動したとき、図9(b)に示した初期画面56ではなく、図9(a)に示した初期画面55を表示させることができる。
また、第1装置10が第2装置20からリクエストを受信し、第1記憶部12に記憶される中継データに基づいてリクエスト先URL63を生成した後、第1記憶部12に記憶される中継データ62を消去してもよい。第1記憶部12に記憶される中継データ62を消去することによって、中断点から視聴を再開することが一回行われると、以後その中断点からの視聴の再開を行わないようにすることができる。
上述したコンテンツ表示システム1では、図7(d)に示したサブメニュー441で「しおりを入れる」の項目が選択されたときに、中継データ62を生成しているが、第1装置10のコンテンツビューアがコンテンツを取得するたびに、取得したコンテンツを配信するURLを、中継データ62として第1記憶部12に上書き記憶するようにしてもよい。ユーザが第1装置10でのコンテンツの視聴を中断したとき、中断した時点のコンテンツを配信するURLが第1記憶部12に記憶される。したがって、図7(d)に示したサブメニュー441で「しおりを入れる」の項目を選択するという明示的な操作がなくても、第1装置10で中断したコンテンツの視聴を、第2装置20で中断点から視聴を再開することができる。
また、コンテンツ表示システム1では、中継データを第1装置10の第1記憶部12に記憶したが、サーバ30に記憶するようにしてもよい。第1装置10は、中継操作があったとき、中継データ62を生成し、生成した中継データ62を、アドレス送信手段である第1通信部15によってサーバ30に送信して記憶させる。第1装置10は、第2装置20からリクエストを受信し、リクエストURLと特定URL61が一致したとき、サーバ30に中継データ62の記憶の有無を確認する。サーバ30に中継データ62が記憶されているとき、サーバ30から中継データ62を取得し、取得した中継データに基づいてリクエスト先URL63を生成し、第2装置20から受信したリクエストURLに代えて、生成したリクエスト先URL63をリクエストURLとして用いる。サーバ30に中継データ62が記憶されていないとき、第2装置20から受信したリクエストURLを用いる。
また、コンテンツ表示システム1では、サーバ30が第1装置10および第2装置20に配信するコンテンツの画面は、同じコンテンツについては、第1装置10に表示する画面と第2装置20に表示する画面とは同じ画面であるが、第1装置10および第2装置20の機種ごとに異なる画面としてもよい。具体的には、サーバ30は、配信するコンテンツごとに、機種ごとの画面を表すコンテンツを予め生成して、サーバ30の記憶装置に記憶しておく。第1装置10および第2装置20などの装置が、サーバ30にリクエストを送信するとき、リクエストに各装置の機種を識別するための機種識別情報を含めておく。機種識別情報は、たとえば、リクエストのヘッダにあるUserAgentなどの情報を用いる。サーバ30は、受信したリクエストに含まれる機種識別情報に基づいて機種を特定する。そして、特定した機種に対応する画面を表すコンテンツのデータを、サーバ30の記憶装置から読み出して、リクエストのあった装置に、レスポンスとして送信する。機種ごとに生成される画面は、各機種固有の解像度および操作方法などに応じた画面である。
また、上述したコンテンツ表示システム1では、コンテンツとして、主として静止画像あるいはテキストデータからなる静止画コンテンツである電子書籍コンテンツを例に説明したが、音楽などの音声を表す音声コンテンツあるいは動画を表す動画コンテンツであってもよい。電子書籍コンテンツの場合は、1つのコンテンツ内で視聴を進める度に、コンテンツを保持するウェブサーバに対してリクエストが発生するので、中断時に表示されているコンテンツの頁のURLを中継データとして記憶することによって、視聴再開時に、他の装置で表示するURLとすることができる。たとえば、一般的に使用されているウェブブラウザにおける「お気に入り」登録と同様である。同様に、画像集のようなコンテンツも、画像ごとに頁が存在するので、同様に構成することができる。
しかしながら、音声コンテンツおよび動画コンテンツのようなストリームデータでは、コンテンツが頁ごとに区切られていないので、書籍あるいは静止画像での中継データに代わるものとして、たとえば第1装置10のコンテンツビューアにて、図7(d)に示したサブメニュー441で「しおりを入れる」の項目が選択されたとき、中断点として、コンテンツの開始からの経過時間、たとえば開始からの何秒などの情報をURLに組み込むことで実現することができる。この場合、ウェブサーバ側も中断点を指示するURLがリクエストされた場合、その中継点が示すコンテンツの途中からの再開を行なうことができる機能を設ける必要がある。
また、上述したコンテンツ表示システム1では、ウェブサーバを1つのサーバ30に搭載して構成したが、図9(a)〜(c)のそれぞれの画面を表すコンテンツを配信するウェブサーバを、それぞれ異なるサーバに搭載されるウェブサーバによって構成してもよい。また、ウェブサーバを1つのサーバ30に搭載して構成するのではなく、ウェブサーバを第1装置10に搭載して構成してもよい。
また、上述したコンテンツ表示システム1では、中断したコンテンツを中断点から視聴を再開する装置として、1つの第2装置20を例にして説明したが、中断したコンテンツを中断点から視聴を再開する装置は複数台であってもよい。この場合も、それぞれの装置のプロクシ設定で、プロクシサーバを第1装置10のプロクシサーバに設定しておくことによって、いずれの装置でも、第1装置10で中断したコンテンツを中断点から視聴を再開することができる。
また、上述したコンテンツ表示システム1では、プロクシサーバを有する装置を1つの第1装置10によって構成したが、プロクシサーバを有する装置を複数台にして、多段プロクシ構成とすることも可能である。たとえば、上位プロクシサーバと下位プロクシサーバとをそれぞれ異なる装置に搭載し、第2装置20のプロクシ設定で下位プロクシサーバを設定し、下位プロクシサーバを搭載する装置のプロクシ設定で上位プロクシサーバを設定しておく。上位プロクシサーバを搭載する装置または下位プロクシサーバを搭載する装置のいずれかに中継データが存在するとき、第2装置20で、中断したコンテンツを中断点から視聴を再開することができる。
また、上述したコンテンツ表示システム1では、ウェブブラウザ、プロクシサーバおよびウェブサーバ間の通信、たとえばリクエストおよびレスポンスの送受信は、HTTPもしくはHTTPSで行っているが、これらに限定されるものではなく、他の通信プロトコルで行ってもよい。
また、上述したコンテンツ表示システム1では、図7,9に示したコンテンツは、HTMLで記述されたウェブデータであるが、HTMLで記述されたウェブデータに限定されるものではなく、コンテンツビューアが表示することができるデータであればよく、HTML以外の言語で記述されたウェブデータであってもよい。
上述した実施形態では、第1CPU11で実行されるプログラムは、第1記憶部12に記憶されているが、プログラムが記憶されるのは、第1記憶部12などの記憶装置に限定されるものではなく、第1CPU11などのコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録しておき、実行時に、この記録媒体から読み出して第1記憶部12に記憶させる構成であってもよい。記録媒体は、たとえば図示しない外部記憶装置としてプログラム読取装置を設け、そこに記録媒体を挿入することによって読取り可能な記録媒体であってもよいし、あるいは他の装置の記憶装置であってもよい。
いずれの記録媒体であっても、記憶されているプログラムがコンピュータからアクセスされて実行される構成であればよい。あるいはいずれの記録媒体であっても、プログラムが読み出され、読み出されたプログラムが、第1記憶部12に記憶されて、そのプログラムが実行される構成であればよい。さらに通信ネットワークを介して他の装置からダウンロードされて第1記憶部12に記憶させてもよい。ダウンロード用のプログラムは、予め第1記憶部12に記憶しておくか、あるいは別な記録媒体から第1記憶部12にインストールしておく。
本体と分離可能に構成される記録媒体は、たとえば磁気テープ/カセットテープなどのテープ系の記録媒体、フレキシブルディスク/ハードディスクなどの磁気ディスクもしくはCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)/MO(Magneto Optical disk)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクのディスク系の記録媒体、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系の記録媒体、またはマスクROM/EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)/EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only
Memory)/フラッシュROMなどの半導体メモリを含む固定的にプログラムを担持する記録媒体であってもよい。したがって、本発明は、コンピュータにコンテンツ出力方法の各ステップを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
このように、第1装置10が有するコンテンツビューアは、コンテンツを配信するサーバ30からネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力する。第1記憶部12は、第1装置10が有するコンテンツビューアが出力しているコンテンツを配信する配信元のURL、つまりアドレスを記憶する。そして、第1装置10が有するプロクシサーバは、前記ネットワークに接続される第2装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、第2装置に代わって、第1記憶部12に記憶されるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを第2装置へ送信する。
したがって、第1装置10で視聴していたコンテンツを、第1装置10を介して第2装置で視聴することができる。一般に、コンテンツ出力手段、たとえばコンテンツビューアは、プロクシ手段、たとえばプロクシサーバを介してコンテンツを取得するための設定機能を有している。この設定機能で、第1装置10が有するプロクシサーバを第2装置に設定することによって、第1装置10で視聴していたコンテンツを第2装置で視聴することができる。特に、第1装置10で視聴していたコンテンツを中断したとき、中断したコンテンツの配信元のアドレスを第1記憶部12に記憶するようにすれば、中断したコンテンツの出力処理を第2装置で中断点から再開することができる。第2装置では、プログラムなどの変更を行うことなく、設定変更するだけでよく、コンテンツの視聴の引き継ぎを行うことができる。
さらに、サブメニュー441の「しおりを入れる」の項目は、第1装置10が有するコンテンツビューアによって出力されるコンテンツの出力の中断を指示する。そして、第1記憶部12は、サブメニュー441の「しおりを入れる」の項目を選択することによって、第1装置10が有するコンテンツビューアが出力しているコンテンツの出力の中断が指示されたとき、中断された時点のコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶するので、ユーザは、意図して中断点を指定することができる。
さらに、前記予め定めるアドレスは、前記ネットワークに接続される他の装置、たとえば第2装置20の電源起動時または第2装置20が有するコンテンツビューアが起動されたときに、第2装置20が有するコンテンツビューアが最初にコンテンツを取得する配信元のアドレスであるので、中断したコンテンツを継続するために、予め定めるアドレスを別途設定する必要がなく、操作を簡便化することができる。
さらに、第1装置10が有するプロクシサーバは、前記ネットワークに接続される第2装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、第1記憶部12にアドレスが記憶されているとき、第1記憶部12に記憶されるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得し、第1記憶部12にアドレスが記憶されていないとき、前記受信したリクエストがコンテンツの取得を要求する予め定めるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを第2装置へ送信する。したがって、第1記憶部12にアドレスが記憶されていないとき、初期画面など前記予め定めるアドレスに対応するコンテンツから視聴することを可能とすることができる。
さらに、初期画面56およびリモコン29は、ネットワークに接続される第2装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信したとき、前記予め定めるアドレスか、第1記憶部12に記憶されるアドレスかを選択する。そして、第1装置10が有するプロクシサーバは、初期画面56およびリモコン29によって選択されたアドレスの配信元からコンテンツを取得する。したがって、中断点から視聴を再開するか、初期画面など前記予め定めるアドレスに対応するコンテンツから視聴するかを選択することができる。
さらに、初期画面56は、中断継続選択欄を含む。中断継続選択欄は、前記予め定めるアドレスを表す「はい」ボタン、および第1記憶部12に記憶されるアドレスに対応付けられたリンクを表す「いいえ」ボタンを同一画面に並列に並べて表示する。そして、リモコン29は、中断継続選択欄に表示されたリンクの中から1つのリンクを指定する。したがって、どちらのリンクかを容易に選択することができる。
さらに、サブメニュー441の「しおりを消す」の項目は、第1記憶部12に記憶されるアドレスの消去を指示する。そして第1記憶部12は、サブメニュー441の「しおりを消す」の項目によって消去が指示されると、記憶しているアドレスを消去する。したがって、中断したコンテンツを第2装置で中断点から視聴を再開することを、繰り返すか、一度のみに限定するかを選択することができる。
さらに、第1記憶部12は、第1装置10が有するプロクシサーバが第1記憶部12に記憶されるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得したとき、記憶するアドレスの消去を指示する。したがって、中断したコンテンツを第2装置で中断点から視聴を再開することを一度のみに限定することができる。
さらに、前記コンテンツは、静止画像を表す静止画コンテンツ、音声を表す音声コンテンツおよび動画を表す動画コンテンツのうちの少なくともいずれか1つを含む。したがって、コンテンツが、静止画像を表す静止画コンテンツ、音声を表す音声コンテンツおよび動画を表す動画コンテンツのうちのいずれであれば、中断したコンテンツを第2装置で中断点から視聴を再開することができる。
さらに、第1装置10が有するコンテンツビューアは、コンテンツを配信するサーバ30からネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力する。第1記憶部12は、第1装置10が有するコンテンツビューアがサーバ30からコンテンツを取得する度に、取得したコンテンツを配信する配信元のアドレスを上書きして記憶する。そして、第1装置10が有するプロクシサーバは、前記ネットワークに接続される第2装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、第2装置に代わって、第1記憶部12に記憶されるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを第2装置へ送信する。したがって、中断を指示する操作、たとえば「しおりを入れる」操作を行うことなく、コンテンツの視聴の途中で視聴を終了しても、中断したコンテンツを第2装置で中断点から視聴を再開することができる。
さらに、第1装置10が有するコンテンツビューアは、コンテンツを配信するサーバ30からネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力する。第1通信部15は、第1装置10が有するコンテンツビューアが出力しているコンテンツを配信する配信元のアドレスをサーバ30に送信して記憶させる。そして、第1装置10が有するプロクシサーバは、前記ネットワークに接続される第2装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、サーバ30に記憶させたアドレスをサーバ30から取得し、第2装置に代わって、サーバ30から取得したアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを第2装置へ送信する。したがって、コンテンツを配信する配信元のアドレスをサーバに記憶させるので、第2装置は、コンテンツの視聴が中断した第1装置10以外の第1装置10にリクエストを送信して、中断したコンテンツを中断点から視聴を再開することができる。
さらに、コンテンツ表示システム1は、第1装置10、第2装置、および前記サーバを含む。
したがって、第1装置10で視聴していたコンテンツを、第1装置10を介して第2装置で視聴することができる。一般に、コンテンツ出力手段、たとえばコンテンツビューアは、プロクシ手段、たとえばプロクシサーバを介してコンテンツを取得するための設定機能を有している。この設定機能で、第1装置10が有するプロクシサーバを第2装置に設定することによって、第1装置10で視聴していたコンテンツを第2装置で視聴することができる。特に、第1装置10で視聴していたコンテンツを中断したとき、中断したコンテンツの配信元のアドレスを第1記憶部12に記憶するようにすれば、中断したコンテンツの出力処理を第2装置で中断点から再開することができる。第2装置では、プログラムなどの変更を行うことなく、設定変更するだけでよく、コンテンツの視聴の引き継ぎを行うことができる。
さらに、コンテンツを第1装置10でコンテンツを出力するにあたって、図11に示したステップA2〜A7では、コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力する。図11に示したステップA8では、図11に示したステップA2〜A7で出力したコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶する。そして、図12に示したステップB1〜B8では、前記ネットワークに接続される第2装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、第2装置に代わって、図11に示したステップA8で記憶されたアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを第2装置へ送信する。
したがって、第1装置10で視聴していたコンテンツを、第1装置10を介して第2装置で視聴することができる。一般に、コンテンツ出力手段、たとえばコンテンツビューアは、プロクシ手段、たとえばプロクシサーバを介してコンテンツを取得するための設定機能を有している。この設定機能で、第1装置10が有するプロクシサーバを第2装置に設定することによって、第1装置10で視聴していたコンテンツを第2装置で視聴することができる。特に、第1装置10で視聴していたコンテンツを中断したとき、中断したコンテンツの配信元のアドレスを第1記憶部12に記憶するようにすれば、中断したコンテンツの出力処理を第2装置で中断点から再開することができる。第2装置では、プログラムなどの変更を行うことなく、設定変更するだけでよく、コンテンツの視聴の引き継ぎを行うことができる。
さらに、コンピュータ、たとえば第1CPU11に、コンテンツを配信するサーバ30からネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力する図11に示したステップA2〜A7と、図11に示したステップA2〜A7で出力したコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶する図11に示したステップA8と、前記ネットワークに接続される第2装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、第2装置に代わって、図11に示したステップA8で記憶されたアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを第2装置へ送信する図12に示したステップB1〜B8とを実行させるためのプログラムとして提供することができる。
さらに、前記プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として提供することができる。
1 コンテンツ表示システム
10 第1装置
11 第1CPU
12 第1記憶部
13 第1一時記憶部
14 第1表示部
15 第1通信部
16 第1操作部
20 第2装置
21 第2CPU
22 第2記憶部
23 第2一時記憶部
24 第2表示部
25 第2通信部
26 第2操作部
27 音声出力部
28 チューナ
29 リモコン
281 アンテナ
30 サーバ

Claims (15)

  1. コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、
    コンテンツ出力手段が出力しているコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶する記憶手段と、
    前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶手段に記憶されるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信するプロクシ手段とを含むことを特徴とするコンテンツ出力装置。
  2. コンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツの出力の中断を指示する中断指示手段をさらに含み、
    前記記憶手段は、中断指示手段によって、コンテンツ出力手段が出力しているコンテンツの出力の中断が指示されたとき、中断された時点のコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ出力装置。
  3. 前記予め定めるアドレスは、前記ネットワークに接続される他の装置の電源起動時または前記ネットワークに接続される他の装置のコンテンツ出力手段が起動されたときに、前記ネットワークに接続される他の装置のコンテンツ出力手段が最初にコンテンツを取得する配信元のアドレスであることを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ出力装置。
  4. 前記プロクシ手段は、前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、
    前記記憶手段にアドレスが記憶されているとき、前記記憶手段に記憶されるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得し、
    前記記憶手段にアドレスが記憶されていないとき、前記受信したリクエストがコンテンツの取得を要求する予め定めるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得し、
    取得したコンテンツを前記他の装置へ送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のコンテンツ出力装置。
  5. 前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信したとき、前記予め定めるアドレスか、前記記憶手段に記憶されるアドレスかを選択するための選択手段をさらに含み、
    前記プロクシ手段は、選択手段によって選択されたアドレスの配信元からコンテンツを取得することを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ出力装置。
  6. 前記選択手段は、前記予め定めるアドレス、および前記記憶手段に記憶されるアドレスに対応付けられたリンクを同一画面に並列に並べて表示する表示手段と、表示手段に表示されたリンクの中から1つのリンクを指定するリンク指定手段とを含むことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ出力装置。
  7. 前記記憶手段に記憶されるアドレスの消去を指示する消去指示手段をさらに含み、
    前記記憶手段は、消去指示手段によって消去が指示されると、記憶しているアドレスを消去することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ出力装置。
  8. 前記記憶手段は、前記プロクシ手段が前記記憶手段に記憶されるアドレスの配信元から配信されるコンテンツを取得したとき、記憶するアドレスの消去を指示することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ出力装置。
  9. 前記コンテンツは、静止画像を表す静止画コンテンツ、音声を表す音声コンテンツおよび動画を表す動画コンテンツのうちの少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ出力装置。
  10. コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、
    コンテンツ出力手段が前記サーバからコンテンツを取得する度に、取得したコンテンツを配信する配信元のアドレスを上書きして記憶する記憶手段と、
    前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶手段に記憶されるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信するプロクシ手段とを含むことを特徴とするコンテンツ出力装置。
  11. コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、
    コンテンツ出力手段が出力しているコンテンツを配信する配信元のアドレスを前記サーバに送信して記憶させるアドレス送信手段と、
    前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、前記サーバに記憶させたアドレスを前記サーバから取得し、該他の装置に代わって、前記サーバから取得したアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信するプロクシ手段とを含むことを特徴とするコンテンツ出力装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つに記載されるコンテンツ出力装置、他の装置、およびサーバを含むことを特徴とするコンテンツ出力システム。
  13. コンテンツをコンテンツ出力装置で出力するコンテンツ出力方法であって、
    コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力するコンテンツ出力工程と、
    コンテンツ出力工程で出力したコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶する記憶工程と、
    前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶工程で記憶されたアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信するプロクシ工程とを含むことを特徴とするコンテンツ出力方法。
  14. コンピュータに、
    コンテンツを配信するサーバからネットワークを介してコンテンツを取得し、取得したコンテンツを出力するコンテンツ出力工程と、
    コンテンツ出力工程で出力したコンテンツを配信する配信元のアドレスを記憶する記憶工程と、
    前記ネットワークに接続される他の装置から、予め定めるアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツの取得を要求するリクエストを受信すると、該他の装置に代わって、記憶工程で記憶されたアドレスと対応付けられた配信元から配信されるコンテンツを取得し、取得したコンテンツを前記他の装置へ送信するプロクシ工程とを実行させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013207405A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Sharp Corp 表示制御装置、表示制御方法、制御プログラム、および記録媒体

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