JP2011217370A - 映像表示装置及び映像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画質の劣化を抑えつつ、立体視映像の3次元クロストークを低減させることのできる映像表示装置及び映像表示方法を提供すること。
【解決手段】実施の形態によれば、映像表示装置は、入力手段と輝度処理手段と表示パネルと光源と制御手段とを備える。入力手段は、第1の映像信号と第2の映像信号とを入力する。輝度処理手段は、第1映像信号と第2の映像信号との少なくともどちらか一方の輝度を調整し、両信号間で輝度の差が小さくなるような、第1の映像信号に対応する第3の映像信号と、第2の映像信号に対応する第4の映像信号とを出力する。表示パネルは、輝度処理手段から出力された第3の映像信号と第4の映像信号とを連続して表示する。光源は、表示パネルを照明する。制御手段は、第3の映像信号が表示パネルに表示されているときと、第4の映像信号が表示パネルに表示されているときとで、表示パネルを照射する明るさの差が大きくなるように光源を制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明の実施の形態は、例えば表示パネル等にバックライトからの照明光を照射して立体視映像の表示を行なう映像表示装置及び映像表示方法に関する。
周知のように、従来より、平面的な映像表示画面を用いてユーザに立体感のある映像を認識させる技術の開発が進められている。この技術は、相互に人間の両目の間隔に対応した視差を有する2種類の映像を用意し、右目用映像をユーザの右目に視認させ、左目用映像をユーザの左目に視認させることにより立体視を行なうものである。
具体的には、右目用映像と左目用映像とを同一の映像表示画面に交互に表示させ、ユーザの掛けた立体視用眼鏡に対して、右目用映像が表示されているとき左目のシャッタを閉じ、左目用映像が表示されているとき右目のシャッタを閉じるように制御することで、ユーザに立体視映像を認識させる技術が存在している。
一方、近年では、映像の表示に液晶表示パネル等を使用した映像表示装置が急速に普及してきている。この種の映像表示装置は、映像信号に基づいた映像を表示パネルに形成させ、例えば蛍光管や放電灯のような冷陰極管等を光源とするバックライトからの照明光を、表示パネルにその背面側から透過させることにより映像を表示している。
このため、現状では、表示パネルを使用した映像表示装置を用いて、立体視映像を表示させるための技術開発が盛んに行なわれている。しかしながら、液晶表示パネルに立体視用の映像を表示させる技術は、まだまだ開発途上にある段階であって、実用化するには種々の点で改良すべき余地が多々残されている。
すなわち、表示パネルの入力映像信号に対する出力映像の応答特性が緩やかである場合には、現在表示すべきフレームには、直前のフレームの出力映像の影響が残ってしまい、現在表示すべきフレームと直前のフレームとが同時に表示されるような表示状態となってしまうことがある。
この場合、右目用映像と左目用映像とを交互に表示する立体視映像においては、互いに視差が存在する映像が交互に表示されるため、直前のフレームが表示されることが特に目立ち、ユーザに表示がぶれて見えてしまう、いわゆる3次元クロストークが生じることになる。
特開2001−258052号公報
画質の劣化を抑えつつ、立体視映像の3次元クロストークを低減させることのできる映像表示装置及び映像表示方法を提供することを目的とする。
実施の形態によれば、映像表示装置は、入力手段と輝度処理手段と表示パネルと光源と制御手段とを備える。入力手段は、第1の映像信号と第2の映像信号とを入力する。輝度処理手段は、第1映像信号と第2の映像信号との少なくともどちらか一方の輝度を調整し、両信号間で輝度の差が小さくなるような、第1の映像信号に対応する第3の映像信号と、第2の映像信号に対応する第4の映像信号とを出力する。表示パネルは、輝度処理手段から出力された第3の映像信号と第4の映像信号とを連続して表示する。光源は、表示パネルを照明する。制御手段は、第3の映像信号が表示パネルに表示されているときと、第4の映像信号が表示パネルに表示されているときとで、表示パネルを照射する明るさの差が大きくなるように光源を制御する。
実施の形態における立体視映像表示器の信号処理系を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における立体視映像表示器を構成する映像信号処理部の動作を説明するために示す図。 同実施の形態における立体視映像表示器を構成する液晶表示パネルの一例を説明するために示す平面図。 同実施の形態における立体視映像表示器を構成するバックライトの一例を説明するために示す平面図。 同実施の形態における立体視映像表示器を構成する液晶表示パネルとバックライトとの関係を説明するために示す側面図。 同実施の形態における立体視映像表示器の主要な処理動作を説明するために示す図。 同実施の形態における立体視映像表示器の主要な処理動作を説明するために示す図。 同実施の形態における立体視映像表示器の主要な処理動作を説明するために示す図。 同実施の形態における立体視映像表示器の主要な処理動作を説明するために示す図。 同実施の形態における立体視映像表示器の主要な処理動作を説明するために示すフローチャート。 同実施の形態における立体視映像表示器の液晶表示パネル上の映像表示とバックライトの点灯状態とを説明するために示す図。 同実施の形態における立体視映像表示器の主要な処理動作の変形例を説明するために示す図。
以下、実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する立体視映像表示器11の信号処理系を示している。この立体視映像表示器11は、相互に人間の両目の間隔に対応した視差を有する2種類の映像信号が供給される2つの入力端子12,13を備えている。
すなわち、一方の入力端子12には、図2(a)に示すように、フレーム周期が1/60秒の右目用映像を形成するための右目用映像信号が入力されている。また、他方の入力端子13には、図2(b)に示すように、フレーム周期が1/60秒の左目用映像を形成するための左目用映像信号が入力されている。この実施の形態においては、各映像のフレーム周期を1/60秒として例示するが、これに限定されず、例えば1/120秒、1/240秒等の1/60秒とは異なる周期であってもよい。
この右目用及び左目用映像信号は、例えば、放送事業者が立体視用の映像信号として放送したものを受信することにより取得することができる。また、コンテンツ提供者からネットワーク等を介して取得することや、光ディスク等の記録媒体から再生して取得すること等もできる。
これらの入力端子12,13に供給された右目用及び左目用映像信号は、映像信号処理部14に供給される。この映像信号処理部14は、入力端子12,13に供給された右目用及び左目用映像信号を、図2(c)に示すように、フレーム周期が2倍の1/120秒となるように1フレーム単位で交互に配列して出力している。ここでも上述同様にフレーム周期は1/120秒に限定されない。
そして、この映像信号処理部14から出力された映像信号は、輝度比較判定部15、輝度コントラスト補正部16及びバックライト制御信号生成部17にそれぞれ供給される。このうち、輝度比較判定部15は、映像信号処理部14から供給された連続する前後フレームの映像信号を比較して、その輝度差を判定する。
また、上記輝度コントラスト補正部16は、詳細は後述するが、輝度比較判定部15で判定された輝度差に基づいて、映像信号処理部14から供給された映像信号に対して輝度のコントラスト比を下げるように補正処理を施している。そして、この輝度コントラスト補正部16で補正処理の施された映像信号は、液晶表示パネル制御部18に供給される。
この液晶表示パネル制御部18は、輝度コントラスト補正部16で補正処理の施された1フレーム分に対応する映像信号を、後段の液晶表示パネル19を構成している複数の画素にそれぞれ書き込ませることにより、液晶表示パネル19に1フレーム分の表示映像を形成させている。
また、上記バックライト制御信号生成部17は、詳細は後述するが、輝度比較判定部15で判定された輝度差と、映像信号処理部14から供給された映像信号の輝度とに基づいて、後段のバックライト21を構成している複数の光源を点灯制御するためのバックライト制御信号を生成している。
そして、このバックライト制御信号生成部17で生成されたバックライト制御信号は、バックライト制御部20に供給される。このバックライト制御部20は、バックライト制御信号生成部17から供給されたバックライト制御信号に基づいて、バックライト21を構成する複数の光源の点灯時間をそれぞれ制御している。
この場合、上記液晶表示パネル制御部18は、各フレームを表示する際にバックライト21がこれと同期をとるためのフレーム同期信号を生成しており、そのフレーム同期信号を上記バックライト制御部20に出力している。これにより、バックライト制御部20は、1フレーム毎にバックライト制御信号に基づいて、バックライト21を構成する複数の光源の点灯時間をそれぞれ制御している。
このように、バックライト21を複数の光源で構成し、1フレームの表示画面内における表示映像の部分的な明暗に応じて各光源の点灯時間をそれぞれ制御することにより、同一画面内で暗い部分はより暗く明るい部分はより明るくして輝度のコントラストを高めるようにした、いわゆるローカルディミング技術の適用された映像表示が行なわれることになる。
また、上記液晶表示パネル制御部18で生成されたフレーム同期信号は、眼鏡制御部22に供給される。この眼鏡制御部22は、液晶表示パネル制御部18から供給されたフレーム同期信号に基づいて右目用及び左目用シャッタ制御信号を生成し、出力端子23を介してユーザの掛けている立体視用眼鏡24に出力している。
すなわち、この眼鏡制御部22は、右目用映像が表示されているとき立体視用眼鏡24の左目のシャッタを閉じ、左目用映像が表示されているとき立体視用眼鏡24の右目のシャッタを閉じるように制御しており、これにより、ユーザに立体視映像を認識させるようにしている。
ここで、図3は、上記液晶表示パネル19の一例を示している。すなわち、この液晶表示パネル19は、それぞれが液晶セルでなる複数の画素25を、水平方向及び垂直方向にマトリクス状に配列することにより構成されている。この場合、液晶表示パネル19のパネル面は、水平方向にj個、垂直方向にk個でなる複数(j×k個)のエリア26に分割されている。そして、各エリア26は、それぞれが、水平方向にn個、垂直方向にm個でなる複数(n×m個)の画素25を含んでいる。
また、図4は、上記バックライト21の一例を示している。すなわち、このバックライト21は、上記液晶表示パネル19の各エリア26に対応させた、水平方向にj個、垂直方向にk個でなる複数(j×k個)のブロック27をマトリクス状に配列する構成となされている。これらのブロック27には、それぞれ、例えばLED(light emitting diode)等でなる複数の光源28aで構成された光源ユニット28が備えられている。
より具体的に言えば、バックライト21は、図5に示すように、白色LEDアレイ等でなる複数の光源28aで構成された光源ユニット28を各ブロック27にそれぞれ設置し、それぞれの光源ユニット28を反射板29で覆い、各反射板29の光の照射面に拡散板30を配置することにより、ブロック27単位で均一な光照射が行なえるようにしている。
そして、このバックライト21は、上記液晶表示パネル19の背面側に置かれ、液晶表示パネル19にその背面側から光を照射して映像表示を行なわせている。この場合、先にも述べたように、このバックライト21は、バックライト制御部20の制御に基づいて、各光源ユニット28の点灯時間をそれぞれ独立に制御することが可能となっている。
ここで、上記立体視映像表示器11における立体視映像の3次元クロストークを低減させるための処理動作について、図6乃至図9を参照して説明する。まず、図6(a)は、バックライト21を構成する光源ユニット28の、1フレーム表示期間毎の点灯及び消灯時間を示している。図6(a)において、縦軸は液晶表示パネル制御部18の所定の画素25を照射する光源ユニット28の出力する光量を示しており、横軸は時間の経過を示している。図6(a)には、1フレームの出力期間の間、光源ユニット28が常に点灯している場合が示されている。
また、図6(b)は、液晶表示パネル19におけるフレーム毎の入力映像信号に対する映像出力(輝度の応答特性)を示している。図6(b)において、縦軸は液晶表示パネ19の所定の画素25の映像の出力を示しており、横軸は時間の経過を示している。この実施の形態において、液晶表示パネル制御部18が、所定値の映像信号である右目用映像を出力しようとし、右目用映像の映像信号より低い値である所定の出力値の左目用映像信号の出力をしようとする場合を例示して説明する。入力映像信号に対する液晶表示パネル19の映像出力(輝度の応答特性)は、図6(b)に点線Aで示すような矩形波状の特性となることが理想的である。しかしながら、実際の映像出力(輝度の応答特性)は、図6(b)に実線Bで示すように、理想波形に対して1フレーム前の映像からの変化の影響を受けなだらかな波形となる場合がある。
バックライト21の光源ユニット28が発光している間が、ユーザにとって可視である立体視映像表示器11の出力映像(表示映像)となるため、ここでの出力映像は、図6(c)に実線で示すように、各フレーム出力期間の全域で、点線Cで示す理想的な映像出力に対して輝度の劣化した映像が表示されることになる。図6(c)には立体視映像表示器11がユーザにとって可視となるように映像を出力するときの出力映像(表示映像)が示されている。図6(c)の縦軸は立体視映像表示器11の所定の画素25が表示した映像のうち、ユーザに可視の状態として出力される映像を示しており、横軸は時間の経過を示している。ここでは、図6(a)におけるバックライト21の光源ユニット28が点灯している期間に、図6(b)の液晶表示パネル19に出力されている映像が、ユーザにとって可視となるように立体視映像表示器11から出力されている映像となる。つまり、図6(a)のバックライト21の光源ユニット28が点灯している期間と、図6(b)の液晶表示パネル19の出力映像とが重層された図6(c)の実線(太線)で示される箇所がユーザに見える立体視映像表示器11が出力する出力映像(表示映像)となる。図6(c)のように1フレームの出力期間光源ユニット28が常に点灯している場合には、特に1フレームの出力期間の最初の方は直前のフレームの出力値の影響が大きく残り、この間は3次元クロストークが大きく生じてしまう(直前フレームの映像が残ってしまう)ものとなる。
そこで、図7(a)に示すように、各フレーム出力期間において、フレームの開始時点から所定時間t1だけ光源ユニット28を消灯させ、時間t1が経過した時点で点灯させるようにする。この場合、液晶表示パネル19におけるフレーム毎の入力映像信号に対する映像出力(輝度の応答特性)は、図7(b)に実線Bで示すように、先に図6(b)に実線Bで示した特性と同じである。
しかしながら、各フレームの開始時点から時間t1が経過するまで光源ユニット28が消灯しているため、立体視映像表示器11の映像出力としては、図7(c)に太線で示すように、点線Cで示す液晶表示パネル19の理想的な応答特性から遠い映像出力、つまり、点線Dで示す1フレーム前の映像の影響が強く残る1フレーム期間の最初の映像出力は表示されなくなり、3次元クロストークが低減されることになる。
次に、図8(a)に示すように、光源ユニット28を各フレームの開始時点から所定時間t1だけ消灯させ、時間t1が経過した時点で点灯させるように制御した状態で、図8(b)に点線Aで示す液晶表示パネル19の映像出力に対する輝度のコントラスト比を、同図に一点鎖線Eで示すように下げる。
すなわち、右目用映像信号に対する輝度を下げ、左目用映像信号に対する輝度を上げるようにしている。具体的に言えば、点線Aで示す輝度応答特性のコントラスト比が下限0〜上限256の範囲であるとすると、その下限を100に上げ、上限を200に下げるようにする。
このように、右目用映像の輝度と左目用映像との輝度の差を少なくすることにより、図8(b)に実線Fで示すように、液晶表示パネル19の映像出力が、右目用映像の輝度から左目用映像の輝度に達する時間、または、左目用映像の輝度から右目用映像の輝度に達する時間を短くすることができる。このため、立体視映像表示器11の映像出力としては、図8(c)に太線で示すように、各フレーム出力期間において直前のフレームの輝度値の影響が少なくなり、3次元クロストークがより低減されることになる。
ところで、図8(c)に示した立体視映像表示器11の映像出力では、3次元クロストークが低減されるものの、輝度のコントラスト比が低下してしまうことになる。このため、光源ユニット28の点灯時間を制御して、図9(a)に示すように、輝度の高い各フレームでは、光源ユニット28の点灯時間を長くし、輝度の低いフレームでは、光源ユニット28の点灯時間を短くするように制御する。
これにより、液晶表示パネル19の映像出力の輝度コントラスト比が、図9(b)に実線Fで示すように制限されていても、立体視映像表示器11の映像出力は、図9(c)に太線で示すようになり、本来の出力映像より輝度が低くなっている箇所は長い時間点灯させるため明るく表示され、輝度が高くなっている箇所は点灯時間が短いため暗く表示される。これにより、立体視映像表示器11は、連続する映像の輝度のコントラスト比が改善された良好な映像として表示することができるようになる。
図10は、上記した立体視映像表示器11における立体視映像の3次元クロストークを低減させるための処理動作をまとめたフローチャートを示している。すなわち、処理が開始(ステップS1)されると、映像信号処理部14は、ステップS2で、入力端子12,13から右目用及び左目用映像信号をそれぞれ入力し、ステップS3で、両映像信号を1フレーム単位で交互に配列して、輝度比較判定部15、輝度コントラスト補正部16及びバックライト制御信号生成部17に出力する。
すると、上記輝度比較判定部15は、ステップS4で、映像信号処理部14から供給された連続する前後フレームの映像信号を比較してその輝度差を判定し、ステップS5で、判定した輝度差を輝度コントラスト補正部16及びバックライト制御信号生成部17に出力する。
このうち、輝度コントラスト補正部16は、ステップS6で、輝度比較判定部15から供給された輝度差に基づいて、映像信号処理部14から供給された映像信号に対して輝度のコントラスト比を下げるように補正処理を施している。つまり、図8(b)で説明したように、液晶表示パネル19の映像出力に対する点線Aで示す輝度のコントラスト比を、一点鎖線Eで示すように下げる。そして、この輝度コントラスト補正部16は、ステップS7で、輝度のコントラスト比の補正された映像信号を液晶表示パネル制御部18に出力する。
また、上記バックライト制御信号生成部17は、ステップS8で、輝度比較判定部15から供給された輝度差と、映像信号処理部14から供給された映像信号の輝度の情報とに基づいて、低減した輝度コントラスト比を改善するように光源ユニット28を点灯制御するためのバックライト制御信号を生成する。このバックライト制御信号には、図7(a)で説明したような、各フレームの開始時点から所定時間t1だけ光源ユニット28を消灯させるという情報も含まれている。そして、このバックライト制御信号生成部17は、ステップS9で、生成したバックライト制御信号をバックライト制御部20に出力する。
その後、ステップS10で、液晶表示パネル制御部18が映像信号を液晶表示パネル19に出力するとともに、バックライト制御部20がバックライト制御信号に基づいて光源ユニット28の点灯時間を制御する。これにより、立体視映像表示器11からは、ステップS11で、図9(c)に示したような、3次元クロストークが低減され、しかも、十分な輝度コントラスト比を有する映像が表示されて、処理が終了(ステップS12)される。
この場合、立体視表示のための右目用映像及び左目用映像のフレーム周波数や、液晶表示パネル19の入力映像に対する応答特性等が現状のままであっても、画質の劣化を抑えつつ、立体視映像の3次元クロストークを低減させることができるようになる。
図11は、液晶表示パネル19上における映像の表示と、バックライト21の各光源ユニット28の点灯状態とを示している。すなわち、図11(a)〜(c)は、それぞれ縦軸が画面の垂直方向を示し、横軸が時間の経過を示している。そして、上記液晶表示パネル19においては、各画素25への映像信号の書き込みに応じて、図11(a)に示すように、画面の上方から下方に向けて1水平ライン単位で各画素25の映像が順次更新される。
このため、バックライト21についても、図11(b)に示すように、液晶表示パネル19上における映像の出力タイミングに同期して、各ブロック27の光源ユニット28が順次点灯される。そして、立体視映像表示器11からは、図11(c)に示すように、光源ユニット28の点灯しているブロック27に対応する液晶表示パネル19の映像が表示される。
上記した実施の形態によれば、光源ユニット28を各フレームの開始時点から所定時間t1だけ消灯させ、時間t1が経過した時点で点灯させるように制御した状態で、液晶表示パネル19の映像出力に対する輝度のコントラスト比を下げるようにしたので、立体視映像表示器11の映像出力から3次元クロストーク量を低減することが可能となる。また、輝度のコントラスト比を下げた分、光源ユニット28の点灯時間制御によって、立体視映像表示器11の映像出力の輝度を補正することにより、輝度の劣化を防止することができる。
ここで、上記した実施の形態では、図8(b)で説明したように、液晶表示パネル19の映像出力に対する輝度のコントラスト比を下げる際、点線Aで示す特性に対して、その上限と下限とを共に変更するようにしている。ところが、液晶表示パネル19には、その映像出力(輝度の応答特性)について、例えば、図12(b)に実線Gで示すように、立下り部分について、理想の特性に近い急峻な特性を有する場合もある。このような場合には、同図に一点鎖線Hで示すように、液晶表示パネル19の映像出力を立上り時だけ抑える、つまり、コントラスト比の上限のみを変更するようにし、下限は変更しないようにすることができる。
また、逆に、液晶表示パネル19の映像出力(輝度の応答特性)が、立上り部分について理想の特性に近い急峻な特性を有する場合には、液晶表示パネル19の映像出力を立下がり時だけ抑える、つまり、コントラスト比の下限のみを変更するようにし、上限は変更しないようにすることができる。
上述では説明のため、所定の画素25とこれを照射する光源ユニット28における点灯時間の制御による、所定の画素25でのクロストークの低減を例に挙げたが、この実施の形態においては、ローカルディミング技術を用いて、表示パネル19に表示される他の画素25に関しても同様の点灯時間の制御を行なう。これにより、立体視映像表示器11は、表示パネル19全体としてのクロストークの低減を行うこととなる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
11…立体視映像表示器、12,13…入力端子、14…映像信号処理部、15…輝度比較判定部、16…輝度コントラスト補正部、17…バックライト制御信号生成部、18…液晶表示パネル制御部、19…液晶表示パネル、20…バックライト制御部、21…バックライト、22…眼鏡制御部、23…出力端子、24…立体視用眼鏡、25…画素、26…エリア、27…ブロック、28…光源ユニット、28a…光源、29…反射板、30…拡散板。

Claims (12)

  1. 第1の映像信号と第2の映像信号とを入力する入力手段と、
    前記第1映像信号と前記第2の映像信号との少なくともどちらか一方の輝度を調整し、前記第1の映像信号に対応する第3の映像信号と、前記第2の映像信号に対応する第4の映像信号とを出力する輝度処理手段と、
    前記輝度処理手段から出力された前記第3の映像信号と前記第4の映像信号とを連続して表示する表示パネルと、
    前記表示パネルを照明する光源と、
    前記光源の明るさを制御する制御手段とを具備し、
    前記輝度処理手段は、前記第3の映像信号と前記第4の映像信号との輝度の差が小さくなるように前記輝度の調整を行ない、
    前記制御手段は、前記第3の映像信号が前記表示パネルに表示されているときと、前記第4の映像信号が前記表示パネルに表示されているときとで、前記表示パネルを照射する明るさの差が大きくなるように前記光源を制御する映像表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記光源の点灯時間を変えることにより、前記光源の明るさを制御する請求項1記載の映像表示装置。
  3. 前記輝度処理手段は、前記第1の映像信号に対して前記第2の映像信号の輝度が低い場合、前記第1の映像信号の輝度を下げる処理と、前記第2の映像信号の輝度を上げる処理との、少なくともどちらか一方の処理を行なう請求項1記載の映像表示装置。
  4. 前記第1の映像信号と前記第2の映像信号とは、両信号間に視差が存在する立体視表示用の信号である請求項1記載の映像表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記入力手段に入力された第1の映像信号と第2の映像信号との輝度の差に基づいて、前記光源の点灯時間を制御する請求項1記載の映像表示装置。
  6. 前記制御手段は、前記表示パネルに前記第1の映像信号の輝度を下げた前記第3の映像信号が表示されているとき、その第3の映像信号に対して下げられた輝度を補正するように前記光源が点灯する時間を制御し、前記表示パネルに前記第2の映像信号の輝度を上げた前記第4の映像信号が表示されているとき、その第4の映像信号に対して上げられた輝度を補正するように前記光源が点灯する時間を制御する請求項1記載の映像表示装置。
  7. 前記制御手段は、前記表示パネルに前記第1の映像信号の輝度を下げた前記第3の映像信号が表示されているとき、前記光源が点灯する時間を、前記入力手段に入力された第1の映像信号の輝度に基づいて設定される時間よりも長くし、前記表示パネルに前記第2の映像信号の輝度を上げた前記第4の映像信号が表示されているとき、前記光源が点灯する時間を、前記入力手段に入力された第2の映像信号の輝度に基づいて設定される時間よりも短くするように制御する請求項1記載の映像表示装置。
  8. 前記輝度処理手段は、前記入力手段に入力された第1の映像信号と第2の映像信号との輝度の差に基づいて、当該第1の映像信号と第2の映像信号とに対する輝度の制御を行なう請求項1記載の映像表示装置。
  9. 前記輝度処理手段は、前記入力手段に入力された第1の映像信号と第2の映像信号との輝度の差に基づいて、当該第1の映像信号と第2の映像信号とのいずれか一方に対して輝度の制御を行なう請求項1記載の映像表示装置。
  10. 前記表示パネルは液晶表示パネルであり、前記光源はLEDである請求項1記載の映像表示装置。
  11. 第1の映像信号と、前記第1の映像信号との間に視差が存在する第2の映像信号であって、前記第1の映像信号より輝度の低い第2の映像信号と、を入力する入力手段と、
    前記第1の映像信号の輝度を下げ、前記第2の映像信号の輝度を上げる輝度処理手段と、
    前記輝度が下げられた第1の映像信号と、前記輝度が上げられた第2の映像信号とを連続して表示する表示パネルと、
    前記表示パネルを照射する光源と、
    前記表示パネルに前記輝度が下げられた第1の映像信号が表示されているとき、前記光源が点灯する時間を予め定められた時間よりも長くし、前記表示パネルに前記輝度が上げられた第2の映像信号が表示されているとき、前記光源が点灯する時間を予め定められた時間よりも短くするように、前記光源の点灯時間を制御する点灯時間制御手段とを具備する映像表示装置。
  12. 第1の映像信号と第2の映像信号とを入力する工程と、
    前記第1映像信号と前記第2の映像信号との少なくともどちらか一方の輝度を調整し、両信号間で輝度の差が小さくなるような、前記第1の映像信号に対応する第3の映像信号と、前記第2の映像信号に対応する第4の映像信号とを出力する工程と、
    前記第3の映像信号と前記第4の映像信号とを表示パネルに連続して表示する工程と、
    前記表示パネルを光源で照明する工程と、
    前記第3の映像信号が前記表示パネルに表示されているときと、前記第4の映像信号が前記表示パネルに表示されているときとで、前記表示パネルを照射する明るさの差が大きくなるように前記光源を制御する工程とを有する映像表示方法。
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