JP2011217103A - 複眼撮影方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラ等の撮影装置において、移動している2つのオブジェクトにそれぞれ合焦させて撮影可能とする。
【解決手段】2つの撮像部により撮像されたライブビュー画像中のオブジェクトを検出し(S2)、2つのライブビュー画像の間、および相前後する2フレームの間で、検出オブジェクトの対応付けを行い(S3,S11)、検出された複数のオブジェクトの優先度を決定する(S7)。また、カメラからオブジェクトまでの距離を計算し(S12)、ライブビュー画像のフレーム間における前記距離の変化量に基づいてフレーム間のオブジェクト移動距離を計算し(S13)、この移動距離に基づいて、該計算の後に撮影処理がなされるときの、優先度上位2つのオブジェクトに対する予測レンズ合焦位置を算出する(S14)。そして2つの撮像部の合焦レンズをそれぞれ、優先度上位2つのオブジェクトに対する予測レンズ合焦位置の一方、他方に設定して(S19,20)撮影する。
【選択図】図4A

Description

本発明はカメラ等による撮影方法、より詳しくは、移動している被写体に対してその移動も見込んで自動合焦させる撮影方法に関するものである。
また本発明は、上述のような撮影方法を実施するための撮影装置に関するものである。
従来、カメラ等の撮影装置において、移動している被写体に対して、距離測定後の移動量も見込んで自動合焦するようにしたものが種々公知となっている。
例えば特許文献1には、測距手段が求めたデフォーカス量に基づいて被写体のレンズ光軸方向に関する相対的移動方向と移動速度とを算出し、該算出量に基づいて合焦用レンズを、その駆動時間を見込んだ所定時間後の合焦位置まで駆動するようにした自動焦点調節装置が開示されている。さらにこの特許文献1には、上記の基本機能を備えた自動焦点調節装置において、レリーズ割込みが発生したときには、レンズ駆動後の基準時からレリーズ割込み発生時までの時間に被写体が移動する量を見込んで合焦用レンズを駆動することも記載されている。
また特許文献2には、被写体の移動による像面移動量あるいは、像面移動速度に関する量を2つの時点で測定し、それらの時点で測定された各量の比に基づいて被写体移動の有無を判定し、被写体移動有りと判定した場合はその移動量を見込んで合焦用レンズを駆動するようにした自動焦点調節装置が開示されている。
特開平5−27157号公報 特開平7−199059号公報
ところで、カメラ等によって被写体を撮影する場合、合焦させたいオブジェクト(主要被写体)が例えば人物と動物等のように2つ有って、それらが各々異なる方向、速度で移動していることもある。特許文献1や2に記載された装置によれば、移動しているオブジェクトが1つである場合はそれに合焦させて撮影可能であるが、上述のように移動している2つのオブジェクトにそれぞれ合焦させて撮影することは不可能である。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、移動している2つのオブジェクトにそれぞれ合焦させて撮影することができる撮影方法を提供することを目的とする。
さらに本発明は、そのような撮影方法を実施することができる撮影装置を提供することを目的とする。
本発明による撮影方法は、撮像部を2つ用いた複眼撮影方法とし、それら両撮像部により得られるライブビュー画像の間で対応が取れる共通のオブジェクトに優先度を付け、この優先度が上位2つにあるオブジェクトについて移動量を見込んだレンズ合焦位置を予測算出し、それら予測されたレンズ合焦位置を2つの撮像部の一方、他方において設定して撮影を行うことにより、移動している2つのオブジェクトにそれぞれ合焦させて撮影できるようにしたものである。
すなわち、本発明による複眼撮影方法はより具体的には、
それぞれが合焦レンズを備えた2つの撮像部によりライブビュー画像を撮像し、
前記2つの撮像部がそれぞれ出力するライブビュー画像から所定のオブジェクトを検出し、
前記2つのライブビュー画像の間、および前後のフレーム間で、検出されたオブジェクトの対応付けを行い、
検出されたオブジェクトが複数の場合に、オブジェクトの優先度を決定し、
カメラからオブジェクトまでの距離を計算し、
ライブビュー画像のフレーム間における前記距離の変化量に基づいて、フレーム間のオブジェクト移動距離を計算し、
前記計算されたオブジェクト移動距離に基づいて、前記オブジェクトに対する次フレーム以降の合焦位置を予測し、
前記オブジェクト検出部にて複数のオブジェクトが検出された場合、優先度の上位2つのオブジェクトに対して合焦位置の予測を行い、予測された合焦位置に応じて前記2つの撮像部にて上位2つのオブジェクトそれぞれに合焦した撮影を行うことを特徴とするものである。
なお、撮像部を3つ以上設けた上で上述の通りの撮影方法を実施すれば、移動している3つ以上のオブジェクトにそれぞれ合焦させて撮影することも可能である。そのような方法も、ある2つの撮像部およびそれらに関連する処理について考えれば上述した本発明の撮影方法と同じとなるのであるから、本発明の複眼撮影方法に含まれるものとする。
一方、上述した本発明の複眼撮影方法を実施するための本発明による複眼撮影装置は、
それぞれが合焦レンズを備えた2つの撮像部と、
前記2つの撮像部がそれぞれ出力するライブビュー画像から所定のオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
前記2つのライブビュー画像の間、および前後の2フレーム間で、検出されたオブジェクトの対応付けを行うオブジェクト対応付け部と、
検出されたオブジェクトが複数の場合に、オブジェクトの優先度を決定する優先度決定部と、
カメラからオブジェクトまでの距離を計算する距離算出部と、
ライブビュー画像のフレーム間における前記距離の変化量に基づいて、フレーム間のオブジェクト移動距離を計算する移動距離算出部と、
前記計算されたオブジェクト移動距離に基づいて、前記オブジェクトに対する次フレーム以降の合焦位置を予測する合焦位置予測部とを有し、
前記オブジェクト検出部にて複数のオブジェクトが検出された場合、優先度の上位2つのオブジェクトに対して合焦位置の予測を行い、予測された合焦位置に応じて前記2つの撮像部にて上位2つのオブジェクトそれぞれに合焦した撮影を行うように構成されたことを特徴とするものである。
なお、撮像部を3つ以上設けた上で上述の通りの構成を採用すれば、移動している3つ以上のオブジェクトにそれぞれ合焦させて撮影することも可能である。そのような撮影装置も、ある2つの撮像部およびそれらに関連する構成について考えれば上述した本発明の装置と同じとなるのであるから、本発明の複眼撮影装置に含まれるものとする。
なお、この本発明の複眼撮影装置においては、装置ユーザが行う優先度更新操作を受けて、前記優先度を決定し直す優先度更新処理を行うように構成されていることが望ましい。
また、本発明の複眼撮影装置においては、ライブビュー画像のフレームが変わる都度、前記優先度を決定し直す優先度更新処理を行うように構成されていることが望ましい。
また、本発明の複眼撮影装置においては、合焦の対象とするオブジェクトが予め登録手段に登録されており、ライブビュー画像中のオブジェクトを検出する際に、前記登録手段に登録されているオブジェクトを認識して、それを検出されたオブジェクトとするように構成されていることが望ましい。
そしてそのようにする場合、本発明の複眼撮影装置においては、登録するオブジェクトを、特にユーザによって入力されたオブジェクトとするように構成されていることがより望ましい。
また、本発明の複眼撮影装置においては、前記予測レンズ合焦位置が撮影可能範囲の限界に近いか否かを判定し、近い場合はユーザによる撮影処理がなされなくても撮影処理を行うように構成されていることが望ましい。
さらに本発明の複眼撮影装置においては、前記算出されたオブジェクト移動距離に基づいてオブジェクトの移動を検出し、移動が検出されないオブジェクトは合焦の対象から除外するように構成されていることが望ましい。
本発明による複眼撮影装置によれば、2つの撮像部により得られるライブビュー画像の間で対応が取れる共通のオブジェクトに優先度を付け、この優先度が上位2つにあるオブジェクトについて移動量を見込んだレンズ合焦位置を予測算出し、それら予測されたレンズ合焦位置を2つの撮像部の一方、他方において設定して撮影を行うようにしたので、移動している2つのオブジェクトにそれぞれ合焦させて撮影することが可能になる。
また、本発明の複眼撮影装置において特に、装置ユーザが行う優先度更新操作を受けて、優先度を決定し直す優先度更新処理を行うように構成された場合は、当初はユーザが意図したものではないオブジェクトが合焦対象となっていても、ユーザが優先度更新処理を行うことにより、その後はユーザの意図通りのオブジェクトが合焦対象とされるようになる。
なお、ライブビュー画像において同じ被写体が撮像され続けていても、それらが移動していれば各フレームにおける構図が変化するので、既に求められていた優先度が現フレームの構図に見合ったものになっていない可能性もある。そこで、本発明の複眼撮影装置において特に、ライブビュー画像のフレームが変わる都度、上記優先度を決定し直すように構成された場合は、優先度決定条件に最も適合した2つのオブジェクトに必ず合焦させて撮影がなされるようになる。また、最初の優先度算出が誤ってなされたような場合でも、この更新を行うことにより、正しい優先度が与えられるようになる。
また、本発明の複眼撮影装置において特に、合焦の対象とするオブジェクトを予め登録手段に登録しておき、ライブビュー画像中のオブジェクトを検出する際に、上記登録手段に登録されているオブジェクトを認識して、それを検出されたオブジェクトとするように構成された場合は、以下の効果が得られる。すなわち、こうする場合は、ライブビュー画像の中に人物等のオブジェクトが数多く存在しても、不要なオブジェクトは排除して、ユーザが撮影したいと思っているオブジェクトに合焦させて撮影をすることができる。また、不要なオブジェクトは排除することによって処理数が減るので、合焦処理の高速化も達成される。
特に、ユーザによって入力されたオブジェクトを登録する場合は、ユーザが撮影したいと思っているオブジェクトに合焦させて撮影できる確率がより高くなる。
また本発明の複眼撮影装置において特に、算出される予測レンズ合焦位置が撮影可能範囲の限界に近いか否かを判定し、近い場合はユーザによる撮影処理がなされなくても撮影処理を行うように構成された場合は、移動するオブジェクトを撮影する適切なタイミングを逃さずに撮影可能となる。
さらに本発明の複眼撮影装置において特に、算出されたオブジェクト移動距離に基づいてオブジェクトの移動を検出し、移動が検出されないオブジェクトは合焦の対象から除外すように構成された場合は、移動していないオブジェクトに合焦することが避けられるので、合焦させるべき人物等のオブジェクトに対して合焦した状態で撮影できる確率が高くなる。
他方、前述した通りの2つの撮像部と、オブジェクト検出部と、オブジェクト対応付け部と、優先度決定部と、距離算出部と、移動距離算出部と、合焦位置予測部とを有する本発明の複眼撮影装置によれば、上述した本発明による複眼撮影方法を実施可能である。
また、この本発明の複眼撮影装置において特に、検出されるオブジェクトとして、予め定められたものを登録しておく登録部と、撮像部が出力する2つのライブビュー画像の中から、前記登録部に登録されているオブジェクトを認識して、前記オブジェクト検出部として機能するオブジェクト認識部とが設けられた場合は、ライブビュー画像の中に人物等のオブジェクトが数多く存在しても、不要なオブジェクトは排除して、ユーザが撮影したいと思っているオブジェクトに合焦させて撮影をすることができる。また、不要なオブジェクトは排除することによって処理数が減るので、合焦処理の高速化も達成される。
本発明の第1の実施形態による複眼撮影装置の正面部を示す斜視図 上記複眼撮影装置の背面部を示す斜視図 上記複眼撮影装置の電気的構成を示すブロック図 上記複眼撮影装置における撮影処理の流れを示すフローチャート 上記複眼撮影装置における撮影処理の流れを示すフローチャート オブジェクト(主要被写体)の配置状態の例を示す図 オブジェクトの配置状態の別例を示す図 本発明の第2の実施形態による複眼撮影方法の処理の流れを示すフローチャート 本発明の第2の実施形態による複眼撮影方法の処理の流れを示すフローチャート 本発明の第3の実施形態による複眼撮影方法の処理の流れを示すフローチャート 本発明の第3の実施形態による複眼撮影方法の処理の流れを示すフローチャート 本発明の第4の実施形態による複眼撮影方法の処理の流れを示すフローチャート 本発明の第4の実施形態による複眼撮影方法の処理の流れを示すフローチャート 本発明の第5の実施形態による複眼撮影装置の電気的構成を示すブロック図 図10の複眼撮影装置における一部処理の流れを示すフローチャート 本発明の第6の実施形態による複眼撮影方法の処理の流れを示すフローチャート 本発明の第6の実施形態による複眼撮影方法の処理の流れを示すフローチャート オブジェクトの配置状態のさらに別の例を示す図 オブジェクトの配置状態のさらに別の例を示す図 本発明の第7の実施形態による複眼撮影方法の処理の流れを示すフローチャート 本発明の第7の実施形態による複眼撮影方法の処理の流れを示すフローチャート オブジェクトの配置状態のさらに別の例を示す図 オブジェクトの配置状態のさらに別の例を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1および図2はそれぞれ、本発明による複眼撮影装置の第1の実施形態であるデジタルカメラ1の正面形状、背面形状を示すものである。なお本実施形態のデジタルカメラ1は、後述する通り3D画像を撮影・記録する機能を有するものであるが、本発明の複眼撮影装置は特にそのような機能は備えないものとされてもよい。
図1に示すように、このデジタルカメラ1のカメラボディ12は概略矩形の箱状に形成されており、その正面には2つの撮影レンズ14、14、フラッシュ(ストロボ)16等が設けられている。また、カメラボディ12の上面には、シャッタボタン18、電源/モードスイッチ20、モードダイヤル22等が設けられている。
一方、カメラボディ12の背面には、図2に示すようにモニタ24、ズームボタン26、十字ボタン28、MENU/OKボタン30、DISPボタン32、BACKボタン34、マクロボタン36等が設けられている。またカメラボディ12の側面には、入出力コネクタ38が設けられている。
また、図示されていないが、カメラボディ12の底面には、三脚ネジ穴、開閉自在なバッテリカバー等が設けられており、バッテリカバーの内側には、バッテリを収納するためのバッテリ収納室、メモリカードを装着するためのメモリカードスロット等が設けられている。
撮影レンズ14、14はそれぞれ後述する右撮像系、左撮像系の一部を構成するものであって、沈胴式のズームレンズで構成されている。これらの撮影レンズ14、14は、デジタルカメラ1の電源をONすると、カメラボディ12から繰り出される。なお、各撮影レンズ14におけるズーム機構や沈胴機構、合焦機構は公知のものが適用されており、それらの具体的な説明は省略する。フラッシュ16はキセノン管で構成されており、暗い被写体を撮影する場合や逆光時などに必要に応じて発光される。
シャッタボタン18は、いわゆる「半押し」と「全押し」とで異なる機能を果たす二段ストローク式のスイッチで構成されている。デジタルカメラ1は、モードダイヤル22で静止画撮影モードを選択し、あるいはメニューから静止画撮影モードを選択した場合の静止画撮影時にシャッタボタン18を半押しすると、撮影準備処理すなわち、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動焦点合わせ)、AWB(Automatic White Balance:自動ホワイトバランス)の各処理を行い、次いで全押しすると画像の撮影・記録処理を行うように構成されている。なお、デジタルカメラ1には適宜動画撮影機能が付与されてもよいが、それについては本発明と直接的な関係が無いので詳しい説明は省略する。
電源/モードスイッチ20は、デジタルカメラ1の電源スイッチとして機能するとともに、デジタルカメラ1の再生モードと撮影モードとを切り替える切替手段として機能し、「OFF」位置と「再生」位置と「撮影」位置との間をスライドして動くように形成されている。デジタルカメラ1は、この電源/モードスイッチ20を「再生」位置にセットすると再生モードに設定され、「撮影」位置にセットすると撮影モードに設定され、「OFF」位置にセットすると電源がOFFされる。
モードダイヤル22は、撮影モードの設定に用いられる。このモードダイヤル22は、カメラボディ12の上面に回転自在に設けられており、図示しないクリック機構によって、例えば「2D静止画」位置、「2D動画」位置、「3D静止画」位置、「3D動画」位置および「2オブジェクト追跡」位置にセット可能に設けられている。デジタルカメラ1は、このモードダイヤル22を「2D静止画」位置にセットすることにより、2Dつまり一般的な2次元の静止画を撮影する2D静止画撮影モードに設定され、図示外の2D/3Dモード切替フラグに2Dモードであることを表すフラグが設定される。また、モードダイヤル22を「2D動画」位置にセットすることにより、2Dの動画を撮影する2D動画撮影モードに設定され、上記2D/3Dモード切替フラグに2Dモードであることを表すフラグが設定される。
また、モードダイヤル22を「3D静止画」位置にセットすることにより、3Dつまり3次元の静止画を撮影する3D静止画撮影モードに設定され、上記2D/3Dモード切替フラグに3Dモードであることを表すフラグが設定される。さらに、モードダイヤル22を「3D動画」位置にセットすることにより、3Dの動画を撮影する3D動画撮影モードに設定され、上記2D/3Dモード切替フラグに3Dモードであることを表すフラグが設定される。
後述するCPU110は、この2D/3Dモード切替フラグを参照して、2Dモードまたは3Dモードのいずれであるかを把握する。ここで3D静止画あるいは3D動画撮影モードとは、一方の撮影レンズ14を含む右撮像系と、他方の撮影レンズ14を含む左撮像系によって互いに視差の有る2通りの画像を撮影するモードであり、それらの画像における対応点毎に、視差に基づいて距離情報が求められる。そしてその距離情報は、立体視画像(3次元画像)を表示あるいは記録するために利用されるが、それらについての詳しい説明は省略する。
モニタ24は、一例としてカラー液晶パネル等の画像表示手段から構成されている。このモニタ24は、撮影済み画像を表示するための画像表示部として利用されるとともに、各種設定時にGUIとして利用される。また撮影時には、後述する撮像素子134が継続的に撮影するライブビュー画像がモニタ24に表示され、電子ファインダとして利用される。
ズームボタン26は、撮影レンズ14のズーム倍率を変更する操作に用いられ、望遠側へのズームを指示するズームテレボタンと、広角側へのズームを指示するズームワイドボタンとで構成されている。
十字ボタン28は、上下左右4方向に押圧操作可能に設けられており、各方向のボタンには、カメラの設定状態に応じた機能が割り当てられている。例えば、撮影時には、左ボタンにマクロ機能のON/OFFを切り替える機能が割り当てられ、右ボタンにフラッシュモードを切り替える機能が割り当てられる。また、上ボタンにモニタ24の明るさを替える機能が割り当てられ、下ボタンにセルフタイマのON/OFFを切り替える機能が割り当てられる。また、再生時には、左ボタンにコマ送りの機能が割り当てられ、右ボタンにコマ戻しの機能が割り当てられる。さらに、上ボタンにモニタ24の明るさを替える機能が割り当てられ、下ボタンに再生中の画像を削除する機能が割り当てられる。また、各種設定時には、モニタ24に表示されたカーソルを各ボタンの方向に移動させる機能が割り当てられる。
MENU/OKボタン30は、メニュー画面の呼び出し(MENU機能)に用いられるとともに、選択内容の確定、処理の実行指示等(OK機能)に用いられ、デジタルカメラ1の設定状態に応じて割り当てられる機能が切り替えられる。上記のメニュー画面では、例えば露出値、色合い、ISO感度、記録画素数などの画質調整やセルフタイマの設定、測光方式の切り替え、デジタルズームを使用するか否かなど、デジタルカメラ1が持つ全ての調整項目の設定が行われる。デジタルカメラ1は、このメニュー画面で設定された条件に応じて動作する。
DISPボタン32は、モニタ24の表示内容の切り替え指示等を入力するために用いられ、BACKボタン34は入力操作のキャンセル等の指示を入力するために用いられる。
図3は、上記デジタルカメラ1の主に電気的構成を示すブロック図である。以下、この図3を参照して、電気的構成について説明する。なお以下では、図1および図2中に出ている要素についても、他の要素との関連で説明する必要が有る場合は、適宜説明することとする。
同図に示すようにデジタルカメラ1は、CPU110、このCPU110に接続された操作部(前述のシャッタボタン18、電源/モードスイッチ20、モードダイヤル22、ズームボタン26、十字ボタン28、MENU/OKボタン30、DISPボタン32、BACKボタン34、マクロボタン36等)112、バス114、VRAM116、SDRAM117、フラッシュROM118、ROM120、3D画像生成部122、圧縮・伸張処理部144、AF検出部146、AE/AWB検出部148、手ブレ補正部150、表示制御部152、メディア制御部154、を有している。なお、以上の要素116〜154は、バス114を介してCPU110に接続されている。表示制御部152には前記モニタ24が接続され、メディア制御部154には記録メディアとしてのメモリカード156が接続されている。またCPU110にはさらに、時計情報を入力する時計部170および、カメラの姿勢を検出する姿勢検出センサ172が接続されている。
また、後述する撮影レンズ14を、オブジェクトに対してその移動も見込んで自動的に合焦させるための構成として、オブジェクト検出部180、オブジェクト対応付け部181、距離算出部182、移動距離算出部183および優先度算出部184が設けられている。これらの要素180〜184も、上述のバス114を介してCPU110に接続されている。
さらにこのデジタルカメラ1は、右撮像系10Rおよび左撮像系10Lを有している。それらの撮影系は基本的に同じ構成とされ、各撮影系は撮影レンズ14、ズームレンズ制御部124、フォーカスレンズ制御部126、図示外の防振部の駆動を制御する防振制御部127、絞り制御部128、撮像素子134、タイミングジェネレータ(TG)136、アナログ信号処理部138、A/D変換器140、画像入力コントローラ141、デジタル信号処理部142を備えている。
CPU110は、カメラ全体の動作を統括制御する制御手段として機能し、操作部112からの入力に基づき所定の制御プログラムに従って各部を制御する。CPU110にバス114を介して接続されたROM120には、このCPU110が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ(後述するAE/AFの制御データ等)等が格納されており、フラッシュROM118には、ユーザ設定情報等のデジタルカメラ1の動作に関する各種設定情報等が格納されている。
SDRAM117は、CPU110の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用され、VRAM116は、表示用の画像データ専用の一時記憶領域として利用される。
撮影レンズ14は、ズームレンズ130Z、フォーカスレンズ130F、絞り132を含んで構成されている。ズームレンズ130Zは、図示しないズームアクチュエータに駆動されて光軸に沿って前後移動する。CPU110は、ズームレンズ制御部124を介してズームアクチュエータの駆動を制御することにより、ズームレンズ130Zの位置を制御し、撮影レンズ14のズーミング、つまりズーム倍率を変更する操作を制御する。
フォーカスレンズ130Fも、図示しないフォーカスアクチュエータに駆動されて光軸に沿って前後移動する。CPU110は、フォーカスレンズ制御部126を介してフォーカスアクチュエータの駆動を制御することにより、フォーカスレンズ130Fの位置を制御し、撮影レンズ14のフォーカシングつまり合焦動作を制御する。
絞り132は、図示しない絞りアクチュエータに駆動されて動作する。CPU110は、絞り制御部128を介して絞りアクチュエータの駆動を制御することにより、絞り132の開口量(絞り値)を制御し、撮像素子134への入射光量を制御する。
撮像素子134は、所定のカラーフィルタ配列を持つカラーCCDから構成されている。CCDは、その受光面に二次元的に配列された多数のフォトダイオードを有する。撮影レンズ14によってCCDの受光面上に結像された被写体の光学像は、このフォトダイオードによって入射光量に応じた信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、CPU110の指令に従ってTG136から与えられる駆動パルスに基づいて、信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。なお、この撮像素子134はいわゆる電子シャッタの機能を有するもので、上記フォトダイオードへの電荷蓄積時間を制御することにより露光時間(シャッタ速度)が制御される。
本実施形態では、ライブビュー画像をモニタ24に表示するため、そして自動合焦に利用するために、例えば電源/モードスイッチ20がONにされた後は、上記画像信号が継続的に出力され続ける。なおここでは、撮像素子134としてCCDを用いているが、CMOSセンサ等の他の構成の撮像素子を用いることもできる。
アナログ信号処理部138は、撮像素子134から出力された画像信号に含まれるリセットノイズ(低周波)を除去するための相関二重サンプリング回路(CDS)、画像信号を増幅し、一定レベルの大きさにコントロールするためのAGS回路等を含み、撮像素子134から出力される画像信号を増幅する。
A/D変換器140は、アナログ信号処理部138から出力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。画像入力コントローラ141は、A/D変換器140から出力されたデジタル画像信号を取り込んで、SDRAM117に格納する。
デジタル信号処理部142は、CPU110からの指令に従って、SDRAM117に格納された画像信号を取り込み、所定の信号処理を施して輝度信号Yと色差信号Cr、CbとからなるYUV信号を生成する。そしてこのデジタル信号処理部142は、AE/AWB検出部148で算出された積算値を取り込んでホワイトバランス調整用のゲイン値を算出する処理、画像入力コントローラ141を介して取り込まれたR、G、Bの各色の画像信号に対するオフセット処理、ガンマ補正処理、ノイズ低減処理等を行う。
AF検出部146は、画像入力コントローラ141から取り込まれたR、G、Bの各色画像信号を受けて、AF制御に必要な焦点評価値を算出し、それをCPU110に出力する。CPU110はAF制御時、上記焦点評価値が極大となる位置をサーチし、その位置にフォーカスレンズ130Fを移動させることにより、主要被写体への焦点合わせを行う。
AE/AWB検出部148は、画像入力コントローラ141から取り込まれたR、G、Bの各色画像信号を取り込み、AE制御及びAWB制御に必要な積算値を算出する。CPU110はAE制御時に、このAE/AWB検出部148で算出された被写界内エリアごとのR、G、B信号の積算値を取得し、被写体の明るさ(測光値)を求めて、適正な露光量を得るための露出設定、すなわち、感度、絞り値、シャッタ速度、フラッシュ発光の要否等の設定を行う。
またCPU110はAWB制御時に、AE/AWB検出部148で算出された被写界内エリアごとのR、G、B信号の積算値をデジタル信号処理部142に入力し、それをホワイトバランス調整や光源種の検出に適用させる。
圧縮・伸張処理部144は、CPU110からの指令に従い、入力された画像データに所定形式の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、CPU110からの指令に従い、入力された圧縮画像データに所定形式の伸張処理を施し、非圧縮の画像データを生成する。
表示制御部152は、CPU110からの指令に従い、モニタ24への表示を制御する。すなわち該表示制御部152は、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号をモニタ24に表示するための映像信号(例えば、NTSC信号やPAL信号、SCAM信号)に変換してモニタ24に出力するとともに、所定の文字、図形情報をモニタ24に出力する。
メディア制御部154は、CPU110からの指令に従い、メモリカード156に対してデータの読み/書きを制御する。
電源制御部160は、CPU110からの指令に従い、バッテリ162から各部への電源供給を制御する。フラッシュ制御部164は、CPU110からの指令に従い、フラッシュ16の発光を制御する。
このデジタルカメラ1の右撮像系10Rおよび左撮像系10Lにより被写体を同倍率で撮影すると、各撮影系により、互いに視差の有る画像が撮影される。そのような画像を担持するデジタル画像信号を利用すれば、例えば立体視画像を構成したり、測定対象の物体の3次元位置情報を求めたりすることができる。この処理は、前記3D画像生成部122によって行われるものであるが、本発明と直接的な関連は無いので、その詳しい説明は省略する。
なお、「○○部」と表記されてバス114に接続している各要素は、独立した回路とし構成されてもよいし、あるいはCPU110を含むコンピュータシステムにおいて、所定のプログラムに従って機能するソフトウェアから構成されてもよいものである。
次に、このデジタルカメラ1においてなされる、2つのオブジェクトに各々自動合焦して撮影する複眼撮影について、その処理の流れを示す図4Aおよび4Bのフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明において自動的になされる処理は、特に説明が無い場合は、基本的にCPU110の制御によってなされるものである。
この場合、前述したモードダイヤル22は、「2オブジェクト追跡」位置にセットされ、シャッタボタン18が半押しされて撮影操作が開始すると、CPU110はステップS1においてライブビュー画像の取り込み処理、つまり、右撮像系10Rおよび左撮像系10Lからフレーム単位で継続的に出力される画像信号を取り込み、それをSDRAM117に一旦記憶させる処理がなされる。なお、この「2オブジェクト追跡」モードでは、先に挙げた通常のAF処理はなされない。
次にステップS2においてオブジェクト検出部180により、左のライブビュー画像つまり左撮像系10Lで撮影されたライブビュー画像と、右撮像系10Rで撮影されたライブビュー画像との双方において、人間の顔や動物の顔などのオブジェクト(主要被写体)が検出され、次にステップS3においてオブジェクト対応付け部181により、検出されたオブジェクトに左右画像間での対応付けがなされる。このとき、対応付けがなされなかったオブジェクト、つまり左右どちらか一方のライブビュー画像だけで検出されたようなオブジェクトは無視され、対応付けされたオブジェクトのみが選択されて以下の処理の対象とされる。この選択されたオブジェクトの総数をIとする。
次にステップS4において、以上のライブビュー画像取り込みが1回目のものであるかどうかが判定される。1回目のものである場合は次にステップS5において、複数のオブジェクトを順番に示す変数iが0(ゼロ)に設定された後、次にステップS6において距離算出部182により、オブジェクトOiの撮影レンズ14からの距離Li1が算出される。この距離は、例えば左右のライブビュー画像間の視差に基づいて算出される。
次いでステップS7において優先度算出部184により、オブジェクトOiの優先度が算出される。なおこの優先度は、例えば画像上の座標から定められるオブジェクトの位置が画像中心に近いほど大、あるいはオブジェクトの面積が大きいほど大、といった所定の基準に基づいて算出されるものである。
次にステップS8においてi=Iであるか否かが判定され、i≠Iの場合は次にステップS9においてiの値が「1」繰り上げられた後、ステップS6以下の処理が繰り返される。ステップS8においてi=Iであると判定されると、次に処理の流れはステップS1に戻る。このようにして、ライブビュー画像を1回目に取り込んだ際に、I個のオブジェクトのそれぞれについてカメラからの距離と優先度が求められる。
ステップS1において2回目のライブビュー画像取り込みがなされると、引き続きステップS2〜4において前述と同様の処理がなされ、ステップS4においてライブビュー画像取り込みが1回目のものではないと判定されると、次にステップS10において、前述と同様の変数iの値が0「ゼロ」に設定される。次にステップS11においてオブジェクト対応付け部181により、現フレームと前フレームとの間で、オブジェクトの対応付けがなされる。なおこの場合の「前フレーム」とは、基本的に「現フレーム」の1つ前の周期のフレームを指すものであるが、処理速度の関係上、1フレーム毎にオブジェクト検出を行い得ない場合もあり、そのような場合は、オブジェクト検出を行ったフレームの間で1つ前のフレームを指すものとする。このとき、対応付けがなされなかったオブジェクト、つまり移動が大きくて一方のフレームには存在していないようなオブジェクトは無視され、対応付けされたオブジェクトのみが選択されて以下の処理の対象とされる。この選択されたオブジェクトの総数をIとする。
次にステップS12において距離算出部182により、現フレームにおけるオブジェクトOiの撮影レンズ14からの距離Li2が算出される。この距離も、例えば左右のライブビュー画像間の視差に基づいて算出される。次にステップS13において、前フレームで対応付け可能なオブジェクトが有ったか否かが判定され、有った場合は次にステップS14において移動距離算出部183により、オブジェクトOiの現フレームにおける距離Li2と、前フレームにおける距離Li1との差Mi=Li2−Li1が求められる。この差Miはすなわち、前フレームから現フレームまでの間にオブジェクトOiが、撮影レンズ14からの距離が変わる方向に移動した距離である。
次にステップS15において、現フレームにおける距離Li2を、前フレームにおける距離Li1として更新する処理がなされる。次にステップS16においてi=Iであるか否かが判定され、i≠Iの場合は次にステップS23においてiの値が「1」繰り上げられた後、ステップS11以下の処理が繰り返される。ステップS16においてi=Iであると判定されると、次にステップS17において、優先度上位2つのオブジェクトの移動距離Miに基づいて、オブジェクトOiに合焦させるための予測レンズ合焦位置Piが演算される。この予測レンズ合焦位置Piは、フレーム間移動距離Miと同じ変化率でこのままオブジェクトOiが移動を続けるものとした場合に、これから本撮影操作がなされてレリーズされるまでの時間内に移動する距離を予測し、その予測距離と現フレームにおける距離Li2とに基づいて求められる。
なお、ステップS13において、前フレームで対応付け可能なオブジェクトが無かったと判定された場合は、ステップS14の処理は省いて、次にステップS15の処理がなされる。
ステップS17の処理が終了すると次にステップS18において、本撮影操作がなされたかどうか、つまりシャッタボタン18が全押しされたかどうかが判定される。本撮影操作がなされていない場合、処理の流れはステップS1に戻り、それ以下の処理が既述と同様になされる。
一方、本撮影操作がなされた場合は次にステップS19において、一方の合焦用レンズである左撮像系10Lのフォーカスレンズ130Fが、優先度1位のオブジェクトOについて前述のように求められた予測レンズ合焦位置Piに設定される。そして次のステップS20において、他方の合焦用レンズである右撮像系10Rのフォーカスレンズ130Fが、優先度2位のオブジェクトOについて前述のように求められた予測レンズ合焦位置Piに設定される。その後ステップS21において露出補正がなされ、ステップS22において、両左撮像系10Lおよび右撮像系10Rにより共に撮影を行う複眼本撮影処理がなされて、撮影動作が終了する。
左撮像系10Lのフォーカスレンズ130Fおよび右撮像系10Rのフォーカスレンズ130Fを各々上述の通りの位置に設定して複眼撮影を行えば、左撮像系10Lにより優先度1位のオブジェクトOに合焦した画像が撮影され、また右撮像系10Rにより優先度2位のオブジェクトOに合焦した画像が撮影されるようになる。そして、前述した通りの予測レンズ合焦位置Piに基づいて合焦処理を行っているので、優先度1位、2位のオブジェクトOが互いに異なる方向や速度で移動していても、その移動を見込んで正確に合焦可能となる。つまり例えば撮影動作に入ったとき、各々移動している優先度1位のオブジェクトO、2位のオブジェクトOが図5に示すような状態にあり、複眼撮影の時点では図6に示すような状態になったとしても、オブジェクトOに合焦した画像と、オブジェクトOに合焦した画像とが撮影されるようになる。
次に図7A、7Bを参照して、本発明の第2の実施形態による複眼撮影方法について説明する。なおこれらの図7A、7Bにおいて、図4A、4B中のステップと同等のステップには同番号を付してあり、それらについての説明は特に必要のない限り省略する(以下、同様)。
この図7A、7Bに示した方法は図4A、4Bに示した方法と比べると、ステップS15とステップS16との間にステップS30、31が、そしてステップS16とステップS17との間にステップS32、33が設けられている点が異なるものである。すなわち本実施形態ではステップS32において、例えばタッチパネルからなるモニタ24上で特定のオブジェクトOiの像を指で触れて指定する等の優先度更新操作がなされ得るようになっている。この優先度更新操作がなされると、ステップS33において、その特定のオブジェクトOiに関する優先度更新フラグPFlagが立つ。
その後すぐに本撮影操作がなされなかった場合、処理はステップS1に戻るので、その後上記ステップS30において、優先度更新フラグPFlagが立っているかどうかが判定される。優先度更新フラグPFlagが立っている場合は次にステップS31において、その指定されたオブジェクトOiの優先度を1位に変更する処理がなされる。優先度更新フラグPFlagが立っていない場合は、優先度更新処理はしないでステップS16以降の処理がなされる。
上述の優先度更新処理をすることにより、ステップS19において判別される優先度1位のオブジェクトOは上記指定されたオブジェクトOiとなるので、左撮像系10Lでは必ずこのオブジェクトOiに合焦させて撮影がなされるようになる。したがって、ステップS7における優先度算出により、当初はユーザが意図したものではないオブジェクトが合焦対象とされたような場合でも、ユーザがそのことを例えばモニタ24の表示によって確認した後に優先度更新処理をすれば、その後はユーザの意図通りのオブジェクトが合焦対象とされるようになる。
そして本実施形態では、本撮影操作が検出されるステップS18の前であれば、優先度更新操作がどの時点でなされても優先度が更新されるようになっているので、ユーザは好きなタイミングで優先度を更新することができる。
次に図8A、8Bを参照して、本発明の第3の実施形態による複眼撮影方法について説明する。この図8A、8Bに示した方法は図4A、4Bに示した方法と比べると、ステップS15とステップS16との間にステップS40が設けられている点が異なるものである。すなわち本実施形態では、図7A、7Bに示した方法のようにユーザの操作によって優先度が更新されるのではなく、ステップS40において、フレームが更新される都度、複数のオブジェクトOiに対する優先度が自動更新されるようになっている。
ライブビュー画像において同じ被写体が撮像され続けていても、それらが移動していれば各フレームにおける構図が変化するので、既に求められていた優先度が現フレームの構図に見合ったものになっていない可能性もある。しかし、このように毎フレーム自動的に複数のオブジェクトOiに対する優先度を更新すれば、優先度決定条件に最も適合した2つのオブジェクトに必ず合焦させて撮影がなされるようになる。また、最初の優先度算出が誤ってなされたような場合でも、この更新を行うことにより、正しい優先度が与えられるようになる。
次に図9A、9Bを参照して、本発明の第4の実施形態による複眼撮影方法について説明する。この図9A、9Bに示した方法は図8A、8Bに示した方法と比べると、基本的な処理は変わらないが、自動合焦させるオブジェクトを人間の顔に限定した点が異なるものである。このようにオブジェクトを人間の顔に限定するには、ステップS2でオブジェクトを検出するとき、公知の顔検出技術を適用して顔のみを抽出し、それを検出オブジェクトとすればよい。なお、このようにオブジェクトを人間の顔に限定する場合は、前述したモードダイヤル22により、「顔追跡」のようなモードを設定できるようにしておけばよい。
以上のようにオブジェクトを特定の物に限定することにより、後の処理数を減らすことができるので、合焦動作の高速化を実現できる。また、ユーザが不要と思っているオブジェクトに合焦してしまうことも、高い確率で防止可能となる。
次に図10および図11を参照して、本発明の第5の実施形態について説明する。図10は、本実施形態によるデジタルカメラの主に電気的構成を示すブロック図である。この構成は図3に示したものと比べると基本的に、追跡対象登録部185および追跡対象認識部186が設けられた点が異なるものである。これらの追跡対象登録部185および追跡対象認識部186は、バス114を介してCPU110に接続されている。
以下、上記追跡対象登録部185および追跡対象認識部186に関連する処理について、その処理の流れを示す図11を参照して説明する。なお本実施形態における合焦処理は、同図に示したステップS3以降においては図4A、4Bに示した第1実施形態の処理と全く同様になされるので、図11にはステップS3まで示し、そしてステップS4以降の説明は省略する。
この実施形態において撮影操作が開始すると、まずステップS50において、認識用オブジェクトが登録済みであるか否かが判定される。ここで登録済みでないと判定された場合は次にステップS51において、登録用オブジェクトが撮影される。これは、例えば警告音が発せられるとともに、モニタ24に「登録用被写体を撮影して下さい」といった表示がなされ、それに促されたユーザが登録用被写体を撮影することによってなされる。こうして撮影された例えば特定人物の顔などオブジェクトは、次にステップS52において辞書に逐一登録されて、オブジェクト辞書が作成される。この辞書は、図10の追跡対象登録部185に登録される。
辞書が作成されると次にステップS53において、ユーザによってさらに認識用オブジェクトを登録する操作がなされているかどうかが判定される。この操作が有ると判定された場合は、ステップS51および52の処理が繰り返され、2つ目のオブジェクトがオブジェクト辞書に登録される。なお、その後もさらにユーザにより、認識用オブジェクトを登録する操作がなされた場合は、最も古い時点で辞書登録されたオブジェクトを削除して新しいオブジェクトを辞書登録したり、あるいは辞書登録済みのオブジェクトをモニタ24に表示させ、その中からユーザによって選択されたものを削除したりする処理をすればよい。
ステップS53において、認識用オブジェクトを登録する操作がなされていないと判定された場合は、次にステップS1において、既述の実施形態におけるのと同様にしてライブビュー画像が取り込まれる。次にステップS2において、ライブビュー画像からオブジェクトの検出がなされるが、このときはまず、追跡対象登録部185に登録済みのオブジェクトがライブビュー画像内に存在するかどうか調べられる。この登録済みのオブジェクトの認識は、図10の追跡対象認識部186によってなされる。ここで登録済みのオブジェクトが1つあるいは2つ認識された場合は、そのオブジェクトが検出オブジェクトとされる。もし、登録済みのオブジェクトが1つも認識されない場合は、既述の場合と同様にしてオブジェクトが検出される。
本実施形態のように、予め登録したオブジェクトを追跡対象として設定するのであれば、ライブビュー画像の中に人物等のオブジェクトが数多く存在する場合でも、不要なオブジェクトは排除して、ユーザが撮影したいと思っているオブジェクトに合焦させて撮影をすることができる。また、不要なオブジェクトは排除することによって処理数が減るので、合焦処理の高速化が達成される。
特に本実施形態では、ユーザによって入力されたオブジェクトが辞書登録されるようになっているので、ユーザが撮影したいと思っているオブジェクトに合焦させて撮影できる確率がより高くなる。
なお、認識用オブジェクトは3つ以上登録されても構わない。そうする場合は、登録されている認識用オブジェクトに必ず合焦した状態で撮影がなされるとは限らなくなるが、少なくともそれらの認識用オブジェクトがステップS2において検出される確率は高くなるので、登録されている認識用オブジェクトに合焦した状態で撮影がなされる可能性が高くなる。
次に図12A、12Bを参照して、本発明の第6の実施形態による複眼撮影方法について説明する。この図12A、12Bに示した方法は図4A、4Bに示した方法と比べると、ステップS15とステップS16との間に、ステップS60、61および62が設けられている点が異なるものである。すなわち本実施形態ではステップS60において、オブジェクトOiの移動距離Miがほぼ0(ゼロ)であるか否かが判定され、そうでない場合つまりオブジェクトOiが移動していると考えられる場合は次にステップS61において、図8A、8Bの処理の場合と同様に適宜オブジェクトOiの優先度を更新する処理がなされる。
一方、ステップS60において、オブジェクトOiの移動距離Miがほぼ0(ゼロ)であると判定された場合は、次にステップS62において、そのオブジェクトOiの優先度を最下位に設定する処理がなされる。移動距離Miがほぼ0のオブジェクトとしては、例えば図13および図14にオブジェクトO、Oとして示す樹木などが挙げられる。この例において図13の状態から時間が経過して図14の状態になったとき、オブジェクトO、Oとして示す人物は移動するのに対し、樹木であるオブジェクトO、Oは移動することがない。このように移動しないオブジェクトの優先度を最下位に設定すれば、移動していないオブジェクトに合焦することが避けられるので、合焦させるべき人物等のオブジェクトに合焦した状態で撮影できる確率が高くなる。
次に図15A、15Bを参照して、本発明の第7の実施形態による複眼撮影方法について説明する。この図15A、15Bに示した方法は図4A、4Bに示した方法と比べると、ステップS17とステップS18との間に、ステップS70が設けられている点が異なるものである。すなわち本実施形態ではステップS70において、オブジェクトOiに関して算出された予測レンズ合焦位置Piが、次のフレームにおける撮影可能領域の限界値に等しいかどうかが判定される。この限界値としては、例えばそれよりも近いとピンボケになってしまうというような、レンズ光軸方向の限界値とされる。ここでその旨が判定されなければ、既述の実施形態におけるのと同様に次にステップS18の処理がなされる。
それに対して、予測レンズ合焦位置Piが上記限界値に等しいと判定された場合は、ステップS18をバイパスして次にステップS19の処理がなされる。つまりこの場合は、本撮影操作がなされているかどうかに拘わらず、強制的に本撮影処理がなされる。このようにすることにより、移動しているオブジェクトが撮影可能領域外に外れてしまうまで本撮影操作がなされないということを回避して、撮影タイミングを逃さずに撮影可能となる。
なお、上記予測レンズ合焦位置Piが撮影可能領域の限界値と等しい場合だけでなく、この限界値に対して所定の閾値内の近い値を取っている場合も、同様に強制的な本撮影処理を行うようにしてもよい。
また、上記予測レンズ合焦位置Piと撮影可能領域の限界値とを比較する他に、オブジェクトOiに関して算出された移動距離Miと撮影可能領域の限界値とを比較するようにしてもよい。その場合の限界値としては、それ以上オブジェクトOiの移動が続くと、該オブジェクトOiは撮影画角からはみ出してしまうというような、レンズ光軸と交わる方向の限界値とされる。そうする場合も、移動しているオブジェクトが撮影可能領域外に外れてしまうまで本撮影操作がなされないということを回避して、撮影タイミングを逃さずに撮影可能となる。
さらに、上述のように強制的に本撮影処理を行う他、本撮影操作を促す警告音や警告表示を出して、ユーザが速やかに本撮影操作に入ることを補助するようにしてもよい。
以上説明した実施形態においては全て、検出されたオブジェクトは撮影終了まで1つずつ個別のものとして処理を行っているが、例えば図16および図17に示すオブジェクトO、Oのように、2つのフレーム間での移動距離が等しい複数のオブジェクトについては、移動距離が等しいことを検知した後は1つのオブジェクトとして扱うようにしてもよい。そのようにしてオブジェクトの数を減らせば、自動合焦の対象とするオブジェクトをさらに増やすことができるので、より多くのオブジェクトに合焦した画像を撮影できるようになる。
1 デジタルカメラ
10L 左撮像系
10R 右撮像系
14 撮影レンズ
16 フラッシュ(ストロボ)
24 モニタ
110 CPU
112 操作部
130Z ズームレンズ
130F フォーカスレンズ
134 撮像素子
180 オブジェクト検出部
181 オブジェクト対応付け部
182 距離算出部
183 移動距離算出部
184 優先度算出部
185 追跡対象登録部
186 追跡対象認識部

Claims (8)

  1. それぞれが合焦レンズを備えた2つの撮像部と、
    前記2つの撮像部がそれぞれ出力するライブビュー画像から所定のオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
    前記2つのライブビュー画像の間、および前後の2フレーム間で、検出されたオブジェクトの対応付けを行うオブジェクト対応付け部と、
    検出されたオブジェクトが複数の場合に、オブジェクトの優先度を決定する優先度決定部と、
    カメラからオブジェクトまでの距離を計算する距離算出部と、
    ライブビュー画像のフレーム間における前記距離の変化量に基づいて、フレーム間のオブジェクト移動距離を計算する移動距離算出部と、
    前記計算されたオブジェクト移動距離に基づいて、前記オブジェクトに対する次フレーム以降の合焦位置を予測する合焦位置予測部とを有し、
    前記オブジェクト検出部にて複数のオブジェクトが検出された場合、優先度の上位2つのオブジェクトに対して合焦位置の予測を行い、予測された合焦位置に応じて前記2つの撮像部にて上位2つのオブジェクトそれぞれに合焦した撮影を行うように構成されたことを特徴とする複眼撮影装置。
  2. 装置ユーザが行う優先度更新操作を受けて、前記優先度を決定し直す優先度更新処理を行うように構成されたことを特徴とする請求項1記載の複眼撮影装置。
  3. ライブビュー画像のフレームが変わる都度、前記優先度を決定し直す優先度更新処理を行うように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の複眼撮影装置。
  4. 合焦の対象とするオブジェクトが予め登録手段に登録されており、
    ライブビュー画像中のオブジェクトを検出する際に、前記登録手段に登録されているオブジェクトを認識して、それを検出されたオブジェクトとするように構成されたことを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の複眼撮影装置。
  5. 前記登録するオブジェクトを、ユーザによって入力されたオブジェクトとするように構成されたことを特徴とする請求項4記載の複眼撮影装置。
  6. 前記予測レンズ合焦位置が撮影可能範囲の限界に近いか否かを判定し、近い場合はユーザによる撮影処理がなされなくても撮影処理を行うように構成されたことを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の複眼撮影装置。
  7. 前記算出されたオブジェクト移動距離に基づいてオブジェクトの移動を検出し、移動が検出されないオブジェクトは合焦の対象から除外するように構成されたことを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の複眼撮影装置。
  8. それぞれが合焦レンズを備えた2つの撮像部によりライブビュー画像を撮像し、
    前記2つの撮像部がそれぞれ出力するライブビュー画像から所定のオブジェクトを検出し、
    前記2つのライブビュー画像の間、および前後のフレーム間で、検出されたオブジェクトの対応付けを行い、
    検出されたオブジェクトが複数の場合に、オブジェクトの優先度を決定し、
    カメラからオブジェクトまでの距離を計算し、
    ライブビュー画像のフレーム間における前記距離の変化量に基づいて、フレーム間のオブジェクト移動距離を計算し、
    前記計算されたオブジェクト移動距離に基づいて、前記オブジェクトに対する次フレーム以降の合焦位置を予測し、
    前記オブジェクト検出部にて複数のオブジェクトが検出された場合、優先度の上位2つのオブジェクトに対して合焦位置の予測を行い、予測された合焦位置に応じて前記2つの撮像部にて上位2つのオブジェクトそれぞれに合焦した撮影を行うことを特徴とする複眼撮影方法。
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